JP2021006462A - 薬液揮散器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用期間の終期においても、薬液の効果を比較的安定的に発揮することができる薬液揮散器を提供する。【解決手段】薬液揮散器は、上部に開口を有するとともに、薬液を収容するための内部空間と、前記内部空間に面する底面とを有する容器と、前記薬液を前記容器内から吸い上げるべく、前記容器外へその一部が露出するように前記開口を介して前記容器内に挿入される1本又は複数本のスティックとを備える。前記容器は、前記内部空間の水平方向の断面積が、所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に狭まるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、薬液揮散器に関する。
従来より、薬液が収容された容器内に、スティックを容器内から突出するような態様で挿入して使用する薬液揮散器が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。このタイプの薬液揮散器では、容器内の薬液がスティックに吸い上げられて外部空間に揮散することにより、薬液の有する芳香効果等が外部空間に付与される。
特開2018−203286号公報 特開2016−124603号公報 実用新案登録第3164011号
以上のようなスティックを用いるタイプの薬液揮散器の場合、薬液が消費されていくにつれ、容器内の薬液の液面が低下するため、薬液に浸漬されている部分のスティックの長さが短くなる。そのため、スティックによる薬液の吸液量が減少してゆき、ひいては外部空間に揮散される薬液の揮散量も減少してゆく。その結果、外部空間に付与される薬液の効果が徐々に弱まり、使用期間の終期においては、薬液の効果の弱い期間がだらだらと長く継続してしまうという問題がある。
本発明は、使用期間の終期においても、薬液の効果を比較的安定的に発揮することができる薬液揮散器を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る薬液揮散器は、上部に開口を有するとともに、薬液を収容するための内部空間と、前記内部空間に面する底面とを有する容器と、前記薬液を前記容器内から吸い上げるべく、前記容器外へその一部が露出するように前記開口を介して前記容器内に挿入される1本又は複数本のスティックとを備える。前記容器は、前記内部空間の水平方向の断面積が、所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に狭まるように構成されている。
本発明の第2観点に係る薬液揮散器は、第1観点に係る薬液揮散器であって、前記容器は、側壁部をさらに有する。前記側壁部は、前記内部空間に面する内面を有し、前記内面は、前記断面積が前記所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に狭まるように傾斜している。
本発明の第3観点に係る薬液揮散器は、第1観点に係る薬液揮散器であって、前記容器は、互いに対面する一対の側壁部をさらに有する。前記一対の側壁部は、前記内部空間に面する内面をそれぞれ有し、前記それぞれの内面は、前記所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に互いに近づくように傾斜している。
本発明の第4観点に係る薬液揮散器は、第2観点又は第3観点のいずれかに係る薬液揮散器であって、前記側壁部は、前記所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に厚みが増加するように構成されている。
上記の観点によれば、スティックにより容器内の薬液を吸い上げて揮散させるタイプの薬液揮散器が提供される。この容器は、内部空間の水平方向の断面積が、所定の高さ位置から底面に向かうにつれて徐々に狭まるように構成されている。その結果、薬液が消費されていくにつれ、容器内の薬液の液面の高さは低下してゆくものの、所定の高さ位置から底面までの間においては、液面が低下する速度は上昇してゆく。言い換えると、薬液に浸漬されている部分のスティックの長さは短くなっていくものの、当該長さが短くなる速度は加速する。その結果、使用期間の終期において、薬液の効果の弱い期間がだらだらと長く継続してしまうことがなくなる。よって、使用期間の終期においても、薬液の効果を比較的安定的に発揮することができる。
本発明の一実施形態に係る薬液揮散器の正面図。 本発明の一実施形態に係るスティックの横断面図。 本発明の一実施形態に係る容器の右側面図。 本発明の一実施形態に係る容器の平面図。 本発明の一実施形態に係る分岐構造体の斜視図。 別の使用状態における図1と同じ薬液揮散器の使用例。 さらに別の使用状態における図1と同じ薬液揮散器の使用例。 使用期間の終期における図1と同じ薬液揮散器の使用例。 変形例に係る容器の右側面図。 別の変形例に係る容器の正面図。 さらに別の変形例に係る容器の正面図。 さらに別の変形例に係る容器の正面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る薬液揮散器1について説明する。
<1.薬液揮散器の全体構成>
図1に、本発明の一実施形態に係る薬液揮散器1の正面図を示す。同図に示すように、薬液揮散器1は、薬液が収容される容器2と、容器2内に挿入されるスティック3とを備える。容器2は、上部に開口S1を有し、この開口S1を介して容器2内にスティック3が挿入される。容器2内の薬液は、スティック3に吸い上げられ、開口S1を介して外部へと揮散する。なお、図1では、複数本のスティック3が使用されているが、容器2内に挿入されるスティック3は、1本のみであってもよい。ただし、典型的には、薬液揮散器1のインテリア性を向上させる観点から、複数本のスティック3が使用され、3本以上使用されることが好ましい。インテリア性は、美観と言い換えることができる。なお、特に断らない限り、本明細書でいう「上」「下」は、図1に示す使用状態を基準に定義され、「左」「右」は、図1の紙面に向かう方向を基準に定義され、「前」又は「正面」は、図1において手前側、「後」又は「背面」は、図1において奥側を意味する。
ここで使用される薬液は、特にその種類は限定されないが、典型的には芳香剤、消臭剤又は防虫剤、或いはこれらの混合物であり、使用目的に応じて、香料、消臭成分、防虫成分、着色料等の添加剤が含有される。薬液に含まれる溶媒は、使用される添加剤の種類に応じて適宜選択され、親水性溶媒又は親油性溶媒、或いはこれらの混合物とすることができる。薬液が香料を含む場合には、その香り強度を高めるために、溶媒として少なくとも親油性溶媒を含むことが好ましい。親水性溶媒としては、例えば、水又はエタノール、或いはこれらの混合物を使用することができる。親油性溶媒としては、例えば、グリコールエーテル又はイソパラフィン系溶媒、或いはこれらの混合物を使用することができる。また、薬液には、香料、消臭成分、防虫成分、着色料等の機能性成分を可溶化させるために、溶解剤が含まれていてもよい。
スティック3は、後述されるように、薬液を毛細管現象により重力に逆らって吸い上げることが可能な構造を有している。その結果、容器2内の薬液は、スティック3を伝って下端部3aから上端部3bまで上昇することができ、スティック3の外表面から外部空間へと揮散(自然蒸散)する。これにより、薬液は、薬液揮散器1の置かれた周囲の空間へ拡散され、薬液の効果が外部空間に付与される。
スティック3が挿入される容器2内には、薬液の他、装飾体4が収容される。容器2は、透明又は半透明に形成されており、容器2内に配置された装飾体4は、容器2の外部から視認可能である。よって、容器2内の装飾体4は、薬液揮散器1のインテリア性を向上させる役割を果たす。
<2.各部の詳細>
以下、スティック3、容器2、及び装飾体4の構成について、順に詳述する。
<2−1.スティック>
スティック3は、容器2内からその一部が突出するような態様で容器2内に差し込まれる。すなわち、スティック3は、容器2の高さに対し十分な長さを有しており、下端部3aが容器2内に配置され、上端部3bが容器2外に露出するような態様で容器2内に挿入される。図1に示すように、同時に複数本のスティック3が使用される場合には、これらのスティック3は、薬液揮散器1のインテリア性を向上させるべく、互いに異なる様々な角度で容器2内にセットされ、その多くは、上下方向に対し傾斜した状態で容器2内にセットされる。スティック3をどのように配置するかは、使用者の好みによるが、一般的に美しいと好まれる配置は、複数本のスティック3が放射状に延びるような配置である。
スティック3は、細長い棒状の部材であり、本実施形態では、直線状に延びる。ただし、スティック3の形状は、容器2内から薬液を吸い上げて外部に揮散させることができる限り、特に限定されない。スティック3の材質についても同様である。例えば、スティック3は、長手方向に沿って湾曲していてもよく、蛇行していてもよい。スティック3は、典型的には、内部に微細孔を有する細長い略円柱形状を有しており、ラタン等の天然素材から構成することもできるし、ポリエチレン、ポリアセタール等の合成樹脂から構成することもできる。スティック3は、本実施形態では、略円形の横断面を有するが、別の実施形態では、図2に示すような横断面を有するように構成することもできる。図2の例では、スティック3は、ポリエチレンテレフタレートとポリウレタンから構成され、内部に多数の不定形の微細孔31を有する。また、このスティック3の外表面には、多数の溝32が形成されている。これらの溝32は、スティック3の軸方向に沿って下端部3aから上端部3bまで筋状に延びており、スティック3の周方向に沿って概ね等間隔に配置されている。薬液は、毛細管現象により、微細孔31だけでなく、溝32に沿っても吸い上げられる。そのため、図2の例では、スティック3の外表面に、薬液が多量に付着し易くなっている。その他、スティック3の横断面は、任意の形状に形成することができ、例えば、略楕円形、三角形や四角形等の多角形、星型等に形成することができる。
<2−2.容器>
図3は、容器2単体の右側面図であり、図4は、その平面図である。容器2は、底面部10と、底面部10の外周縁から起立する筒状の胴部20と、胴部20の上端に連続する肩部25と、さらに肩部25の上端に連続する首部26とを有する。これらの部10、20、25及び26は、薬液を収容するための内部空間S2を画定する壁面部を構成する。これに限定されないが、本実施形態では、容器2の大部分を占める胴部20は、正面視においては概ね正方形に近い略矩形状であり、平面視において左右方向に細長い略矩形状である。すなわち、容器2は、左右方向の幅及び上下方向の高さに対し、相対的に前後方向の厚みの薄い容器である。首部26は、平面視において略円形であり、全体として筒状である。底面部10、胴部20、肩部25及び首部26は、平面視において中心が一致する。
底面部10は、容器2の内部空間S2に面する上面11と、その反対側の下面12とを有する。上面11は、内部空間S2の底面を構成するため、以下では、底面11と呼ぶことがある。下面12は、薬液揮散器1を設置面上に設置するときに、当該設置面に接する面である。底面11は、左右方向の両端部11b及び11cから中央部11aに向かうにつれてなだらかに隆起する形状を有している。従って、容器2内の薬液は、残量が少なくなると、底面11上において両端部11b及び11cに溜まることになる。一方で、多くのスティック3の下端部3aは、両端部11b及び11cに配置される。従って、スティック3と薬液とが接触し易い構成となっているため、薬液を容易に最後まで使い切ることができる。
首部26は、開口S1を画定する部位であり、容器2の口部を形成する。平面視において、開口S1の断面積は、内部空間S2の胴部20に囲まれる部分の断面積よりも狭められている。これにより、容器2内に収容される薬液の量に対し、開口S1を介して容器2内から直接、自然蒸散する薬液の量を抑制することができる。
胴部20は、側壁部21〜24を有する。正面側の側壁部21と背面側の側壁部22とは、互いに対面し、概ね平行に配置される。左側の側壁部23と右側の側壁部24も、互いに対面し、概ね平行に配置される。図1に示すとおり、本実施形態では、左側の側壁部23において、容器2の内部空間S2に面する内面23aは、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて内側に向かうように傾斜している。また、本実施形態では、右側の側壁部24において、容器2の内部空間S2に面する内面24aも、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて内側に向かうように傾斜している。よって、左側の側壁部23及び右側の側壁部24のそれぞれの内面23a及び24aは、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に互いに近づくように傾斜している。
言い換えると、左側の側壁部23の内面23aは、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて、内部空間S2の水平方向の断面積を徐々に狭めるように傾斜している。右側の側壁部24の内面24aも、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて、内部空間S2の水平方向の断面積を徐々に狭めるように傾斜している。その結果、容器2は、内部空間S2の水平方向の断面積が、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に狭まるように構成されている。ここでいう所定の高さ位置とは、図1の例では、胴部20と肩部25との境界である。所定の高さ位置は、底面11の最下点から首部26の下端点までの上下方向の距離をHとしたときに、底面11からH/4よりも高い位置とすることが好ましく、底面11からH/3よりも高い位置とすることがより好ましく、底面11からH/2よりも高い位置とすることがより好ましく、底面11から2H/3よりも高い位置とすることがより好ましい。
一方、左側の側壁部23の外面23bは、上下方向に略平行に延びている。また、右側の側壁部24の外面24bも、上下方向に略平行に延びている。その結果、左側の側壁部23及び右側の側壁部24は、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に厚みが増加するように構成されている。
ところで、薬液が消費されるにつれ、容器2内の薬液の液面が低下するため、薬液に浸漬されている部分のスティック3の長さは短くなる。そのため、スティック3による薬液の吸上量は減少してゆき、ひいては外部空間への薬液の揮散量も減少してゆく。その結果、外部空間に付与される薬液の効果は、薬液が消費されるにつれ、徐々に弱まってゆく。しかしながら、薬液が消費されるにつれ、容器2内の薬液の液面は低下してゆくものの、所定の高さ位置から底面までの間においては、内部空間S2の水平方向の断面積が徐々に狭まるため、液面が低下する速度は上昇してゆく。言い換えると、薬液に浸漬されている部分のスティック3の長さは短くなっていくものの、当該長さが短くなる速度は加速する。その結果、使用期間の終期において、薬液の効果の弱い期間がだらだらと長く継続してしまうことがなくなる。よって、使用期間の終期においても、薬液の効果を比較的安定的に発揮することができる。
なお、上記のとおり、容器2の底面11が、左右方向の両端部11b及び11cから中央部11aに向かって隆起した形状であることは、底面11の近傍において、底面11に向かって内部空間S2の水平方向の断面積を徐々に狭めることに寄与する。よって、このような底面部10の構成も、使用期間の終期において、薬液の効果の弱い期間を短くすることに寄与する。
容器2は、透明又は半透明に形成されている。容器2の材質は特に限定されず、本実施形態では、ガラス製であるが、その他、例えば、合成樹脂製とすることができる。
<2−3.装飾体>
次に、装飾体4について説明する。装飾体4は、透明又は半透明の容器2内に収容され、容器2内を装飾するための部材である。本実施形態では、装飾体4は、互いに分離された別々の部材である、複数の要素を含む。これらの要素は、薬液揮散器1の使用開始時等に、容器2内にバランスよく美しく配置されることにより、薬液揮散器1のインテリア性を高めることができる。
本実施形態では、薬液揮散器1に「ハーバリウム」のような外観を得るべく、装飾体4を構成する複数の要素は、植物の形状を有する。ただし、これらの要素は、全て人工素材から構成されている。装飾体4に適した人工素材としては、例えば、樹脂や紙等が挙げられる。
本実施形態では、装飾体4には、2種類の要素41及び42が含まれる。1つ目の要素41は、薄片であり、より具体的には、花びらを模した薄片である。以下、要素41を、薄片41と呼ぶことがある。2つ目の要素は、分岐構造体であり、より具体的には、花冠付きの枝分かれした茎を模した構造体である。なお、ここでいう茎とは、植物において花や実、葉等を支える部分全般を指し、枝や幹等とも呼ばれる部位も含む。以下、要素42を、分岐構造体42と呼ぶことがある。本実施形態では、容器2内には、1つの分岐構造体42と、複数枚の薄片41とが収容されるが、薄片41及び分岐構造体42のそれぞれの数は、適宜選択することができる。
図5は、分岐構造体42の斜視図である。分岐構造体42は、分岐点5から分岐した複数の枝部を有する。本実施形態では、複数の枝部のうち、1つの枝部51は、基部である。以下、枝部51を、基部51と呼ぶことがある。複数の枝部のうち、残りの枝部52は、基部51の一端の近傍にある分岐点5から、基部51の他端とは反対側に向かって、枝分かれするように放射状に延びる。本実施形態では、基部51の分岐点5には、複数の枝部52が接続されている。
枝部52は、分岐点5から延びる軸部521と、軸部521に接続された装飾部522とを有する。装飾部522は、軸部521において分岐点5と反対側の端部(先端部)の近傍に接続されている。本実施形態では、基部51及び軸部521は、植物の茎を模した形状を有し、装飾部522は、植物の花冠を模した形状を有する。軸部521の先端部は、雌しべ、雄しべ、がく等を模した形状を有し、このような先端部に、花冠を模した形状の装飾部522が、同部位を囲むように取り付けられる。装飾部522は、薄片であり、より具体的には、軸部521の先端部が接続される中心点から放射状に広がる複数枚の花びらを模した薄片である。
薄片41の比重は、特に限定されないが、本実施形態では、薬液の比重よりも小さく、薄片41は、薬液の液面付近に浮遊可能に構成されている。また、本実施形態では、薄片41は、薬液を吸収可能であり、薬液を吸収すると薬液中に沈むように構成されている。このような薄片41の素材としては、ポリエステル等の樹脂を好ましく使用することができる。また、薄片41は、装飾性を発揮するべく、染色されていることが好ましい。染色剤としては、染料よりも顔料を使用することが好ましく、この場合、薄片41が薬液に長時間接触するとしても、薄片41の色落ちを効果的に防止することができる。また、ポリエステルからなる薄片を顔料で染色する場合には、特に効果的に色落ちが防止される。なお、本段落で述べた薄片41の特徴は、同じく薄片である装飾部522にも同様に当てはまる。
基部51及び基部51から分岐する複数の軸部521は、全体として分岐構造を有する茎を模した部位となる。以下では、基部51及び複数の軸部521を合わせて、茎部と呼ぶことがある。本実施形態では、茎部は、一体的に形成されている。茎部の比重は、特に限定されないが、本実施形態では、薬液の比重よりも小さく、茎部は、薬液の液面付近に浮遊可能に構成されている。ただし、本実施形態では、分岐構造体42は、茎部に接続されている装飾部522が薬液を吸収すると、薬液中に沈むように構成されている。このような茎部の素材としては、ポリエチレン等の樹脂を好ましく使用することができる。本実施形態では、茎部は、弾性を有する。
容器2内での薄片41及び分岐構造体42、並びにスティック3の配置は、薬液揮散器1の使用開始時等に、使用者が自身の好みに応じて自由にデザインすることができる。このとき、装飾体4は、その外観により容器2内を装飾するだけでなく、容器2内でのスティック3の配置を調整するのにも役立つ。すなわち、薄片41及び分岐構造体42は、容器2内においてスティック3に接触するように配置されることにより、スティック3の起立を補助することができる。例えば、図1の例のように、薄片41をスティック3の下端部3aで押さえるようにして、容器2の底面11上に薄片41を沈める。あるいは、図6Aの例のように、スティック3の下端部3aを分岐構造体42に絡めるようにして、容器2の底面11上に分岐構造体42を沈める。この場合、スティック3の下端部3aが、よりつるつるした底面11にのみ支持されるのではなく、底面11上で薄片41又は分岐構造体42に支持されることにより、下端部3aの位置が所望の位置に安定的に固定され、ひいては、スティック3の角度が安定する。特に、図6Aの例のように、スティック3の下端部3aを複数の軸部521に絡めるように配置する場合には、スティック3の角度をより安定させることができる。
ところで、上記のとおり、容器2の底面部10は、左右方向の両端部11b及び11cから中央部11aに向かって隆起した形状を有する。そのため、このような装飾体4による支持がなければ、スティック3の下端部3aは、左右方向の端部11b及び11cに集合する傾向にある。しかしながら、ここでは、装飾体4の支持により、スティック3を容器2内で真っ直ぐ起立させたり、その他、様々な角度に維持したりすることが容易になる。よって、スティック3の配置のデザインの自由度が上がり、スティック3の配置で薬液揮散器1をより美しく魅せることができる。
また、分岐構造体42は、図1の例のように、複数の枝部52が分岐点5においてスティック3に引っ掛かるように、容器2内に配置することができる。この場合、分岐構造体42は、スティック3に支持され、容器2の底面11上に沈み込むのではなく、底面11から浮いた状態で、容器2内にバランスよく美しく配置されることが可能になる。複数の枝部52は、図1の例では、複数本のスティック3が交差する箇所に引っ掛けられている。しかしながら、図6Bの例のように、複数の枝部52を傾斜した1本のスティック3に引っ掛けることで、分岐構造体42を底面11から浮いた状態に維持することもできる。ただし、前者の例の方が、分岐構造体42の配置をより安定させることができる。
図1及び図6Bの例のように、分岐構造体42をスティック3に引っ掛けて、底面11から浮かせた状態に配置した場合、薬液が消耗され、液面が低下しても、分岐構造体42は容器2の底面11上に沈み込むことがない。よって、薬液の残量に拘わらず、薬液揮散器1の使用開始時等にデザインされた分岐構造体42の配置を維持することが可能になる。そのため、薬液揮散器1は、その使用期間全体に亘って、高いインテリア性を発揮することができる。
上記のとおり、容器2は、前後方向に比較的幅狭である。より詳細には、正面側の側壁部21と背面側の側壁部22とは、薄片41及び分岐構造体42の各々が、これらの側壁部21及び22の両方に同時に接触可能な程度の間隔をあけている。よって、薄片41及び分岐構造体42は、容器2内でこれらの側壁部21及び22の両方に接触しつつ、これらの側壁部21及び22に挟まれるように配置可能となる。ところで、例えば、薬液揮散器1の設置場所を変更する場合や、薬液を補充する場合等に容器2が持ち上げられると、容器2が傾くことがある。しかし、そのような場合であっても、薄片41及び分岐構造体42が側壁部21及び22に接触している場合には、両者間に摩擦力が作用するため、薄片41及び分岐構造体42が容器2内で移動し難くなる。その結果、薬液揮散器1の使用開始時等にデザインされた装飾体4の配置が、維持され易くなる。これにより、薬液揮散器1のインテリア性が維持される。また、薄片41及び分岐構造体42と側壁部21及び22との間の摩擦力は、薄片41及び分岐構造体42を底面11上に沈まないように、底面11から浮いた位置に保持することにも寄与し得る。よって、容器2が傾くような場面だけでなく、容器2が直立して静止している場面においても、容器2内での装飾体4の配置のデザインの自由度が上がる点で、上記摩擦力は好ましく作用し得る。
なお、薄片41は、その配置の方法によっては、側壁部21及び22の両方に接触しないこともある。しかしながら、薄片41の最大幅が、側壁部21及び22の間隔よりも大きい場合には、上記のような摩擦力を作用させるように配置することが可能になる。よって、使用者は、側壁部21及び22の間隔よりも大きい薄片41の径を利用して、薄片41の配置を安定させることができる。
また、本実施形態では、分岐構造体42に含まれる複数の軸部521の最大開き幅は、外力が加えられていない自然な状態で、容器2の内部空間S2の前後方向の厚みよりも大きい。ここでいう最大開き幅とは、複数の軸部521の中から選択される、全ての組み合わせに係る2つの軸部521の先端部どうしの距離のうち、最も大きいものである。この場合、基部51が概ね左右方向に平行となるように容器2内に分岐構造体42を配置したとき、最大開き幅を形成する2つの軸部521の先端部に接続されている装飾部522は、正面側の側壁部21及び背面側の側壁部22のそれぞれにしっかりと接触する。そのため、以上の摩擦力がしっかりと作用し、上述した効果が促進される。また、以上のような最大開き幅を利用することにより、装飾部522を、側壁部21及び側壁部22に向かって花冠が開いたような状態に安定的に配置することが可能になり、薬液揮散器1のインテリア性が高められる。
薄片41及びスティック3を薬液に浸漬させると、薄片41及びスティック3の表面は薬液で濡れる。本実施形態では、薄片41は、薄片41の表面及びスティック3の表面に付着した薬液の作用により、薬液中においてだけでなく、薬液の液面上においても、スティック3の表面に付着可能に構成されている。ここでいう薬液の作用とは、主として、薬液の表面張力である。よって、薬液が消耗され、液面が低下しても、複数の薄片41は、容器2の底面11付近に集結することがない。すなわち、複数の薄片41は、薬液の液面が低下しても、図7に示すように、少なくとも部分的にスティック3に支持され、容器2内にバランスよく美しく配置されることが可能になる。これにより、薬液揮散器1は、その使用中、薬液の残量に拘わらず、高いインテリア性が維持される。また、このような効果は、薄片41だけでなく、分岐構造体42にも当てはまる。すなわち、分岐構造体42に含まれる装飾部522も、装飾部522の表面及びスティック3の表面に付着した薬液の作用により、薬液の液面上においても、スティック3の表面に付着可能に構成されている。その結果、薬液の液面が低下したときにも、装飾部522がスティック3にしっかりと付着する場合には、分岐構造体42全体を、容器2内で液面上の高い位置に維持することができる。なお、スティック3への付着により、薄片41及び分岐構造体42の位置を維持する効果は、鉛直方向に対しスティック3がより斜めに挿入されている場合の方が高く、さらにスティック3の本数が多い方が高い。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
<3−1>
上記実施形態では、装飾体4は全て人工物であったが、装飾体4に含まれる少なくとも一部の要素は、人工物ではなく、生花や生木等の天然物又はその加工品であってもよい。
<3−2>
上記実施形態では、装飾部522は、花冠の形状を有していたが、これに限られず、例えば、植物の実の形状であってもよいし、葉の形状であってもよい。例えば、分岐構造体42を、分岐した二つの枝のそれぞれに実を付けたさくらんぼの形状とすることができる。また、1つの分岐構造体42に含まれる異なる軸部521に、複数の種類の装飾部522が接続されていてもよい。また、分岐構造体42は、植物の形状ではなく、その他、任意の形状に形成することができる。
<3−3>
上記実施形態では、薄片41は、花びらの形状を有していたが、任意の形状に形成することができ、例えば、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、星型等に形成することができる。
<3−4>
上記実施形態では、容器2は前後方向に比較的幅狭であり、装飾体4が正面側の側壁部21及び背面側の側壁部22の両方に同時に接触可能であった。しかしながら、これに代えて又は加えて、容器2を左右方向に比較的幅狭とし、装飾体4が左側の側壁部23及び右側の側壁部24の両方に同時に接触可能としてもよい。また、これに代えて又は加えて、容器2を上下方向に比較的幅狭とし、装飾体4が底面部10及び肩部25(天面部)の両方に同時に接触可能としてもよい。このように、装飾体4は、互いに対面する任意の壁面部の両方に同時に接触可能なサイズとすることができる。
<3−5>
上記実施形態では、容器2は、内部空間S2の水平方向の断面積が、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に狭まるように構成されていた。しかし、内部空間S2の水平方向の断面積を、底面11に向かうにつれて徐々に狭まるように構成する方法は、上記した方法に限られず、例えば、以下の方法が考えられる。
上記実施形態では、左側の側壁部23の内面23a及び右側の側壁部24の内面24aの両方が、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に互いに近づくように傾斜していた。しかしながら、これらの内面23a及び24aの一方は、上下方向に略平行に延びていてもよい。
また、左側の側壁部23の内面23a及び右側の側壁部24の内面24aの少なくとも一方又は両方を、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に他方に近づくように傾斜させることに代えて又は加えて、正面側の側壁部21の内面21a及び背面側の側壁部22の内面22aの少なくとも一方又は両方を、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に他方に近づくように傾斜させてもよい(図8A参照)。
また、図8Bに示すように、容器2の内部空間S2を側面視において略逆三角形に構成してもよいし、図8Cに示すように、容器2の内部空間S2を略球状に形成してもよい。また、図1の例でも、底面部10には、上に向かう程幅が狭くなる隆起部が形成されていたが、図8Dに示すように、このような隆起部14を複数形成してもよい。
<3−6>
薄片41は、薬液中に浸漬された後においても、その比重が薬液の比重よりも小さく、薬液の液面付近に浮遊可能に構成されてもよい。この場合、上述した薄片41と側壁部21及び22との間の摩擦力は、薄片41が沈まないように作用するのではなく、全ての薄片41が液面付近に集結しないように、少なくとも一部の薄片41を所定の高さ位置に保持するように作用することができる。分岐構造体42についても同様であり、分岐構造体42も、薬液中に浸漬された後においても、その比重が薬液の比重よりも小さく、薬液の液面付近に浮遊可能に構成されてもよい。この場合も、薄片41と同様に、分岐構造体42と側壁部21及び22との間の摩擦力は、分岐構造体42を所定の高さ位置に保持することを助けることができる。また、分岐構造体42が薬液中に浸漬された後においても浮遊可能であっても、図1、図6A、図6B及び図7のように複数の枝部52をスティックに引っ掛けるように配置する場合には、分岐構造体42を所定の高さ位置に保持し易くなる。
<3−7>
上記実施形態では、スティック3により薬液が吸い上げられたが、吸液芯により薬液を吸い上げ、外部に揮散させるようにしてもよいし、薬液を液面から自然蒸散させるようにしてもよい。このような場合でも、容器2の内部空間S2の水平方向の断面積が、所定の高さ位置から底面11に向かうにつれて徐々に狭まるように構成される場合には、使用期間の終期において、薬液の効果の弱い期間がだらだらと長く継続してしまうことがなくなる。また、このような場合、上記のように、スティック3の補助を利用して、容器2内における装飾体4の位置を維持することができなくなる。しかし、装飾体4が、互いに対面する任意の壁面部の両方に同時に接触可能なサイズである場合には、装飾体4とこれらの壁面部との間の摩擦力を利用して、装飾体4の位置を維持することが可能になる。
1 薬液揮散器
2 容器
10 底面部(壁面部)
11 底面
20 胴部(壁面部)
21〜24 側壁部(壁面部)
25 肩部(壁面部)
26 首部(壁面部)
3 スティック
4 装飾体
41 薄片
42 分岐構造体
5 分岐点
51 基部(枝部)
52 枝部
521 軸部
522 装飾部
S1 開口
S2 内部空間

Claims (4)

  1. 上部に開口を有するとともに、薬液を収容するための内部空間と、前記内部空間に面する底面とを有する容器と、
    前記薬液を前記容器内から吸い上げるべく、前記容器外へその一部が露出するように前記開口を介して前記容器内に挿入される1本又は複数本のスティックと
    を備え、
    前記容器は、前記内部空間の水平方向の断面積が、所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に狭まるように構成されている、
    薬液揮散器。
  2. 前記容器は、側壁部をさらに有し、
    前記側壁部は、前記内部空間に面する内面を有し、前記内面は、前記断面積が前記所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に狭まるように傾斜している、
    請求項1に記載の薬液揮散器。
  3. 前記容器は、互いに対面する一対の側壁部をさらに有し、
    前記一対の側壁部は、前記内部空間に面する内面をそれぞれ有し、前記それぞれの内面は、前記所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に互いに近づくように傾斜している、
    請求項1に記載の薬液揮散器。
  4. 前記側壁部は、前記所定の高さ位置から前記底面に向かうにつれて徐々に厚みが増加するように構成されている、
    請求項2又は3に記載の薬液揮散器。
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