JP2021004917A

JP2021004917A - コネクタ

Info

Publication number: JP2021004917A
Application number: JP2019117170A
Authority: JP
Inventors: 大樹福嶌; Daiki Fukushima; 俊介刈谷; Shunsuke Kariya; 文杰郭; Wen-Chieh Kuo
Original assignee: Ulite Tech Co Ltd; Ulite Technology Co Ltd; Mitsubishi Electric System and Service Co Ltd
Current assignee: Ulite Tech Co Ltd; Ulite Technology Co Ltd; Mitsubishi Electric System and Service Co Ltd
Priority date: 2019-06-25
Filing date: 2019-06-25
Publication date: 2021-01-14
Anticipated expiration: 2039-06-25
Also published as: CN112130259A; TW202101834A; TWI733505B; JP7080853B2

Abstract

【課題】部材の弾性変形を利用することなくロック及びロック解除が可能なコネクタを提供する。【解決手段】ロック部材３０は、第１延伸部３１、第２延伸部３２及び回転軸３３を有し、第２延伸部３２には他部材と係合させるためのラッチ３５が設けられており、第１延伸部３１と第２延伸部３２とが回転軸３３によって連接され、回転軸３３を回転中心としてハウジング１０に装着されており、リリース部材４０は、ハウジング１０に対して相対的に移動可能に配置され、ハウジング１０に対してリリース部材４０を相対的に移動させることで、回転軸３３を回転中心として第１延伸部３１及び第２延伸部３２を回動させることでラッチ３５を移動させてロック状態とリリース状態とを選択的に切り換える光コネクタ１００とする。【選択図】図３

Description

本発明は、アダプタやモジュール等とのロック及びその解除を容易にしたコネクタに関する。

光ファイバをアダプタやモジュール等に接続する際に、接続状態をロック及び解除することができるコネクタが用いられている。例えば、相手側との嵌合状態をロックされる被ロック部が設けられたロックレバーを有するハウジングと、当該ハウジングにスライド可能なスライドカバーと、を組み合わせた構成のコネクタが開示されている。スライドカバーは、ハウジングに対してスライド可能であり、離脱方向に延設された操作部を備え、操作部を離脱方向に操作すると、当接部がロックレバーの被操作部に接触して当該被操作部を弾性変形させてロック解除することが可能な構成とされている（特許文献１）。

特開２００５−１７３１７３号公報

しかしながら、従来技術では、ロックレバーの被操作部の弾性変形を利用しているため、コネクタのロック及びロック解除を繰り返した時等において徐々に塑性変形が生じてロック又はロック解除が確実にできなくなる等のおそれがあった。

本発明の１つの態様は、コネクタであって、ハウジングと、ロック部材と、リリース部材とを備え、前記ロック部材は、第１延伸部、第２延伸部及び回転軸を有し、前記第２延伸部には他部材と係合させるためのラッチが設けられており、前記第１延伸部と前記第２延伸部とが前記回転軸によって連接され、前記回転軸を回転中心として前記ハウジングに装着されており、前記リリース部材は、前記ハウジングに対して相対的に移動可能に配置され、前記ハウジングに対して前記リリース部材を相対的に移動させることで、前記回転軸を回転中心として前記第１延伸部及び前記第２延伸部を回動させることで前記ラッチを移動させてロック状態とリリース状態とを選択的に切り換えることを特徴とするコネクタである。

ここで、前記リリース部材は、ハンドル部、格納溝、位置規制部及び操作突起部を有し、前記位置規制部は、前記ハウジングを装着できるような形状とされ、前記ハンドル部は、前記位置規制部の前記ハウジングを挿入する側の反対側に延伸して凸設され、前記格納溝は、前記ハンドル部内に設置され、前記ハウジングに対して前記リリース部材を前記ハウジングを挿入する側の反対側に向けて相対的に移動させることで、前記操作突起部が前記ロック部材の当接部に当接されて前記回転軸を回転中心として前記ロック部材が回動させられて前記ラッチがロック状態からリリース状態に遷移することが好適である。

本発明によれば、部材の弾性変形を利用することなくロック及びロック解除が可能なコネクタを提供することができる。

本発明の実施の形態における光コネクタの構成を示す斜視図である。本発明の実施の形態における光コネクタの構成を示す分解斜視図である。本発明の実施の形態における光コネクタのロック状態を示す断面図である。本発明の実施の形態における光コネクタのリリース状態を示す断面図である。

本発明の実施の形態における光コネクタ１００は、図１の斜視図及び図２の分解斜視図に示すように、ハウジング１０、フェルール２０、ロック部材３０及びリリース部材４０を含んで構成される。

光コネクタ１００は、例えば、フェルール２０に光ファイバを装着し、相手側となるアダプタやモジュール等に設けられた装着穴に挿入及び嵌合させて相手側の光ファイバと光学的に結合させるために用いられる。ただし、光コネクタ１００の適用分野は、光ファイバの結合に限定されるものではない。

また、図３及び図４は、光コネクタ１００におけるハウジング１０、フェルール２０、ロック部材３０及びリリース部材４０を組み合わせたときの構成を示す断面図である。図３は、光コネクタ１００を相手側となるアダプタやモジュール等に装着してロックしたときの状態（ロック状態）を示す。図４は、光コネクタ１００を相手側となるアダプタやモジュール等から取り外すときにロックを解除した状態（リリース状態）を示す。

ハウジング１０は、内部に軸心に沿って穿設された収容溝１１を備える。本実施の形態では、２つのフェルール２０が設けられている。フェルール２０は、ハウジング１０の前端部から突出するように軸心に平行に収容溝１１の左右両側のそれぞれに設置される。

ロック部材３０は、第１延伸部３１、第２延伸部３２、回転軸３３、当接部３４及びラッチ３５を含む。第１延伸部３１と該第２延伸部３２とが回転軸３３の両側に連接される。すなわち、第１延伸部３１と第２延伸部３２とが連続するように接続され、その中間部から両側に突出するように回転軸３３が設けられる。また、第２延伸部３２の中間部には回転軸３３からラッチ３５に向けて傾斜した当接部３４を有する溝が設けられる。

ロック部材３０は、ハウジング１０に組み込まれる。具体的には、ロック部材３０は、ハウジング１０に設けられた収容溝１１内に配置される。ロック部材３０は、ハウジング１０の収容溝１１内において回転軸３３を中心軸として回動可能に設置される。すなわち、回転軸３３を中心軸として、第１延伸部３１が押し下げられたときにはラッチ３５が押し上げられ、第１延伸部３１が押し上げられたときにはラッチ３５が押し下げられる。

リリース部材４０は、ハンドル部４１、格納溝４２、位置規制部４３及び操作突起部４４を備える。位置規制部４３は、ロック部材３０と組み合わされたハウジング１０を収納するように筒形状とされる。本実施の形態では、ハウジング１０の外形が矩形とされているので、位置規制部４３はハウジング１０に嵌合する矩形筒状とされている。

ハンドル部４１は、位置規制部４３の後端部から延伸して設けられる。ハンドル部４１は、相手側であるアダプタやモジュールに光コネクタ１００を着脱させる際にユーザが操作する部分として機能する。ハンドル部４１を用いてリリース部材４０をハウジング１０に対して相対的に移動させることによって、ハウジング１０をリリース部材４０に押し込んだロック状態（図３）とハウジング１０をリリース部材４０に引き出したリリース状態（図４）に選択的に切換えることができる。

ハンドル部４１の内部は中空状の格納溝４２とされている。中空状の格納溝４２には、ハウジング１０とリリース部材４０とを摺動させてロック状態（図３）からリリース状態（図４）に遷移させた際にロック部材３０の当接部３４と当接する操作突起部４４が設けられる。

図２の矢印で示す方向にリリース部材４０がハウジング１０に装着された状態においてロック状態（図３）となる位置までリリース部材４０を移動させる過程では、操作突起部４４がラッチ３５を押圧し、回転軸３３を軸としてラッチ３５から時計回り方向に回動されて下へ若干移動された後、操作突起部４４がラッチ３５を通過して当接部３４に収容される。同時に、ハンドル部４１の中空状の格納溝４２を構成する突起部４１１が第１延伸部３１を押圧し、ロック部材３０が再び回転軸３３を軸として反時計回り方向に回動されて図３に示すロック状態となる。

すなわち、光コネクタ１００を相手側のアダプタやモジュールに装着する際に、このような手順によって、アダプタやモジュールの側に設けられた係止部にラッチ３５を係止させてロック状態（図３）にさせつつ、光コネクタ１００をアダプタやモジュールに装着することができる。

一方、リリース部材４０をロック状態（図３）からリリース状態（図４）に遷移させるときは、リリース部材４０を第１延伸部３１側（図３の左方向）に引っ張って移動させると、操作突起部４４がロック部材３０の当接部３４に当接され、回転軸３３を軸としてロック部材３０を時計回り方向に回動させる。このとき、リリース部材４０が左側に移動する関係で、突起部４１１が第１延伸部３１に当接されなくなるため、回転軸３３を軸としてロック部材３０を回動させることができる。リリース部材４０を継続して移動させると、ラッチ３５が収容溝１１内に収容されてロック状態が解除されてリリース状態（図４）となる。このとき、第１延伸部３１は、リリース部材４０の格納溝４２内に収容される。

また、ロック状態が解除されてリリース状態となったとき、さらに継続してリリース部材４０を引っ張って移動させる（図面の左側に移動させる）ことで、光コネクタ１００をアダプタやモジュールから取り外すことができる。

以上のように、ロック部材３０を弾性変形させることなく、回転軸３３を回転軸としてラッチ３５を回動させることによってロック状態とリリース状態とを選択的に遷移させることができる光コネクタ１００とすることができる。

なお、光コネクタ１００の構成は適宜変更してもよい。例えば、ロック部材３０における当接部３４とリリース部材４０における操作突起部４４との配置を変更して、回転軸３３を回転軸としてリリース状態において第１延伸部３１を下側から押し上げてロック部材３０を回動させるように当接部３４と操作突起部４４を設けてもよい。また、ロック部材３０における第１延伸部３１とリリース部材４０における突起部４１１との配置を変更して、回転軸３３を回転軸としてロック状態において第２延伸部３２を下側から押し上げるようにロック部材３０を回動させるように第１延伸部３１と突起部４１１を設けてもよい。さらに、回転軸３３を回転軸としてラッチ３５を回動させることによってロック状態とリリース状態とを選択的に遷移できるような構成であれば他の構成を採用してもよい。

また、例えば、光コネクタ１００では、フェルール２０を２つ並べて配置した構成としたが、フェルール２０の数を変更してもよいし、配置を変更してもよい。また、例えば、光コネクタ１００では、収容溝１１及びロック部材３０を２つのフェルール２０の間に配置したが、１つのフェルール２０の横に配置してもよいし、他の位置に配置してもよい。

また、本実施の形態ではフェルール２０に光ファイバを装着する光コネクタ１００としたが、本発明の適用範囲は光ファイバに対するコネクタに限定されるものではない。例えば、フェルール２０に電気的な配線を装着するコネクタとしてもよい。

１０ハウジング、１１収容溝、２０フェルール、３０ロック部材、３１第１延伸部、３２第２延伸部、３３回転軸、３４当接部、３５ラッチ、４０リリース部材、４１ハンドル部、４２格納溝、４３位置規制部、４４操作突起部、１００光コネクタ、４１１突起部。

Claims

コネクタであって、
ハウジングと、ロック部材と、リリース部材とを備え、
前記ロック部材は、第１延伸部、第２延伸部及び回転軸を有し、前記第２延伸部には他部材と係合させるためのラッチが設けられており、前記第１延伸部と前記第２延伸部とが前記回転軸によって連接され、前記回転軸を回転中心として前記ハウジングに装着されており、
前記リリース部材は、前記ハウジングに対して相対的に移動可能に配置され、
前記ハウジングに対して前記リリース部材を相対的に移動させることで、前記回転軸を回転中心として前記第１延伸部及び前記第２延伸部を回動させることで前記ラッチを移動させてロック状態とリリース状態とを選択的に切り換えることを特徴とするコネクタ。
請求項１に記載のコネクタであって、
前記リリース部材は、ハンドル部、格納溝、位置規制部及び操作突起部を有し、
前記位置規制部は、前記ハウジングを装着できるような形状とされ、
前記ハンドル部は、前記位置規制部の前記ハウジングを挿入する側の反対側に延伸して凸設され、
前記格納溝は、前記ハンドル部内に設置され、
前記ハウジングに対して前記リリース部材を前記ハウジングを挿入する側の反対側に向けて相対的に移動させることで、前記操作突起部が前記ロック部材の当接部に当接されて前記回転軸を回転中心として前記ロック部材が回動させられて前記ラッチがロック状態からリリース状態に遷移することを特徴とするコネクタ。