JP2021004719A - オーガ式製氷機 - Google Patents

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【課題】オーガの軸部の摩耗を容易に検出可能としたオーガ式製氷機を提供する。【解決手段】筒状の製氷シリンダ13と、製氷シリンダ13の内部に製氷シリンダ13と同軸に配置され軸周りに回転する、外周に回転刃21が設けられたオーガ17と、オーガ17をその軸部で回転自在に支持する軸受18と、を備えるオーガ式製氷機において、オーガ17の軸部に、該軸部と軸受18との間の摺動に伴って摩耗する該軸部の摩耗量を、製氷シリンダ13の内面と回転刃21との間の初期隙間の大きさgよりも小さい摩耗量の段階で、その摩耗に伴う形状変化によって視覚的に検出可能とした摩耗検出部22を設ける。【選択図】図1

Description

この発明は、チップアイス等の製造に用いられるオーガ式製氷機に関する。
オーガ式製氷機は、例えば下記特許文献1に示すように、螺旋状の回転刃(本文献の図1中の螺旋刃5に対応。以下同様。)が形成されたオーガ4を、内部に製氷用の水が供給され、外周面に冷媒が流れる冷媒管(冷却パイプ3)が巻き付けられた製氷シリンダ(冷凍ケーシング2)内で回転させ、この製氷シリンダの内面に形成された膜状の氷を回転刃で削ぎ落としている。そして、削ぎ落とした膜状の氷を製氷シリンダ内の上端部に設けられた固定刃(押圧頭7)の隙間(氷圧縮通路6)を通過させ、この通過の際にその氷を圧縮することで所定の大きさのチップアイスを成形する。成形されたチップアイスは、製氷シリンダの上側から排出され、この製氷シリンダの上部に固定された案内路を通ってストッカに蓄えられる。
オーガの軸部(上端部)は、この軸部と固定刃との間に設けられた軸受によって回転自在に支持されている。上端部側の軸受として、一般的に滑り軸受が採用される。
特開2014−129908号公報
特許文献1に示すタイプのオーガ式製氷機においては、氷が固定刃を通過する際に、オーガに対して径方向に大きな力が作用しやすい。このように、径方向に力が作用すると、軸受とオーガの軸部との間の摩擦が大きくなって摩耗が進行し、オーガが垂直から傾斜した状態となる。このオーガに設けられた回転刃と製氷シリンダの内壁との間の隙間は非常に小さいため(例えば0.5mm程度)、オーガが傾斜すると、回転刃が製氷シリンダの内壁に接触するトラブルが生じる虞がある。
オーガ式製氷機の中には、所定の運転時間に達したときに、軸受の交換を促すメッセージが表示される機種があり、その表示に基づいて軸受の交換が行われる。これに対し、オーガについては、治具を用いて摩耗量を検査するように推奨されているものの、その検査が面倒であるという理由でその検査が適切に実施されていないことも多い。このため、軸受を定期的に交換していても、オーガの軸部が摩耗したままの状態ではオーガの傾斜を解消できず、上記のトラブルを回避できないことがある。
そこで、この発明は、オーガの軸部の摩耗を容易に検出可能とすることを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明においては、筒状の製氷シリンダと、前記製氷シリンダの内部に該製氷シリンダと同軸に配置され軸周りに回転する、外周に回転刃が設けられたオーガと、前記オーガをその軸部で回転自在に支持する軸受と、を備えるオーガ式製氷機において、前記オーガの軸部に、該軸部と前記軸受との間の摺動に伴って摩耗する該軸部の摩耗量を、前記製氷シリンダの内面と前記回転刃との間の初期隙間の大きさよりも小さい摩耗量の段階で、その摩耗に伴う形状変化によって視覚的に検出可能とした摩耗検出部を設けたことを特徴とするオーガ式製氷機を構成した。
このようにすると、摩耗検出部の形状変化によって、摩耗量が製氷シリンダの内面と前記回転刃との間の初期隙間よりも小さい段階で、治具を用いることなく容易にその摩耗量を検出することができる。このため、摩耗の検出が遅れることによってオーガに形成された回転刃と製氷シリンダの内壁が接触するトラブルを確実に回避することができる。
前記構成においては、前記軸部の外周面に形成され、該軸部の軸方向に沿って階段状に外径が変化する径変化部であり、該径変化部の段差の大きさが前記初期隙間の大きさよりも小さく、前記軸受が、前記径変化部のうち最も大径の大径部を支持しており、前記大径部が摩耗して、該大径部と該大径部よりも小径の小径部との間の段差が消滅することによって、前記軸部の摩耗量を検出することができる。
このように、摩耗検出部として径変化部を形成しておくと、摩耗量を目視によって容易に判断することができる。しかも、軸部の先端ほど外径を小さくしたことにより、当初採用した軸受よりも、オーガの摩耗量の分だけ内径の小さい軸受を軸端側からスムーズに挿入することができ、摩耗に伴うオーガの傾斜を防止しつつこのオーガを継続して使用することができる。
前記摩耗検出部を径変化部とした構成においては、前記径変化部の段差が、2段以上から構成されているのが好ましい。このように、径変化部の段差を2段以上とすると、例えば、1段目(大径部)が消滅したときをオーガ交換推奨の目安とし、2段目が消滅したときをオーガ交換必須の目安とする、等のように、オーガ交換の目安のための段階的な判断基準を設けることができる。
前記径変化部を有する構成においては、前記軸部の上端側に、前記大径部よりも小径の縮径部が形成されており、該大径部と該縮径部との間の段差の大きさが、前記摩耗量よりも大きい構成とすることができる。
このように、縮径部を形成すると、軸部の上端側で摩耗が生じ、その摩耗量に対応した内径が小さい軸受を新たに採用したいときに、軸部の軸端側からその軸受をスムーズに挿入することができる。
前記構成においては、前記摩耗検出部が、前記軸部の外周面に形成された凹部であり、該凹部の深さが前記初期隙間の大きさよりも小さく、前記軸受が、前記軸部のうち前記凹部を形成した部分を支持しており、前記軸部が摩耗して、前記凹部が消滅することによって、前記軸部の摩耗量を検出することもできる。
このように、摩耗検出部として凹部を形成した場合においても、上記のように径変化部を形成した場合と同様に、摩耗量を目視によって容易に判断することができる。
前記各構成においては、前記軸受の内面に、摩耗量検出用の内周溝を形成した構成とすることができる。
このように、軸受に内周溝を形成し、この内周溝の摩耗量を定期的に確認することによって、製氷時間に基づく時間管理のみによって軸受を交換する場合と比較して、より適切なタイミングでその交換を行うことが可能となる。
前記各構成においては、前記軸受に、該軸受の内径の大きさを外観によって識別する識別子を形成することができる。
このように、軸受に識別子を形成することにより、内径が僅か(摩耗量程度)に異なる軸受を容易に識別することができ、組立の際の軸受の取り違えを確実に防止することができる。
この発明に係るオーガ式製氷機は、オーガの軸部に、該軸部と軸受との間の摺動に伴って摩耗する該軸部の摩耗量を、製氷シリンダの内面と回転刃との間の初期隙間の大きさよりも小さい摩耗量の段階で、その摩耗に伴う形状変化によって視覚的に検出可能とした摩耗検出部を設けた構成としたので、摩耗検出部の形状変化によって、専用の治具を用いることなく、摩耗量が製氷シリンダの内面と前記回転刃との間の初期隙間よりも小さい段階で、容易にその摩耗量を検出することができる。このため、摩耗の検出が遅れることによってオーガに形成された回転刃と製氷シリンダの内壁が接触するトラブルを確実に回避することができる。
この発明に係るオーガ式製氷機の一実施形態を示す一部を切り欠いた側面図 図1に示すオーガ式製氷機の要部の一部を切り欠いた側面図 図1に示すオーガ式製氷機の分解斜視図 摩耗検出部の第一例(径変化部)を示す側面図 図1に示すオーガ式製氷機の要部の一部を切り欠いた側面図であって,(a)軸受とオーガのアセンブリ前の状態、(b)軸受とオーガのアセンブリ後の状態 摩耗検出部の第二例(凹部)を示す側面図であって、(a)外周溝が1本の場合、(b)外周溝が2本の場合 軸受の内面に形成した内周溝の一例を示す斜視図
この発明に係るオーガ式製氷機10の一実施形態を図1から図3に示す。図1は一部を切り欠いた側面図、図2は要部の一部を切り欠いた側面図、図3は分解斜視図である。このオーガ式製氷機10は、氷を製造するオーガ式の製氷部11を備え、この製氷部11で製造した氷(チップアイス等)を、この製氷部11の氷排出側に設けられた案内路12を経由してその氷をストッカ(図示せず)に貯める構成となっている。
製氷部11は、筒状の製氷シリンダ13を備えている。製氷シリンダ13の内部には、給水路(図示せず)を通って製氷用の水が供給される。製氷シリンダ13の外周には、冷却用の冷媒が流れる冷媒管14が螺旋状に巻き付けられている。製氷シリンダ13及び冷媒管14はカバー15によって覆われている。製氷シリンダ13とカバー15の間の隙間には、断熱材16として発泡ウレタン樹脂が設けられている。この冷媒管14に冷媒を流して製氷シリンダ13を冷却すると、この製氷シリンダ13の内面に膜状の氷が形成される。
製氷シリンダ13の内部には、この製氷シリンダ13と同軸にオーガ17が設けられている。このオーガ17の軸部(オーガ17の上端部、下端部)は、軸受18、19によって支持されている。オーガ17の下端部側にはモータ20が設けられており、オーガ17は回転駆動される。オーガ17の上端部側に設けられた軸受18は滑り軸受であり、オーガ17は、この軸受18と上端部が摺動しつつ軸周りに回転する。以下においては、オーガ17の上端部側の軸部のことを単に軸部という。
オーガ17の外周には、螺旋状の回転刃21が設けられている。オーガ17を軸周りに回転すると、製氷シリンダ13の内面に形成された膜状の氷が回転刃21によって削ぎ落とされる。製氷シリンダ13の内面と回転刃21との間には僅かに隙間が設けられている。新品のオーガ17及び軸受18を用いてアセンブリを行った後の前記隙間(以下、初期隙間という。)の大きさgは、回転刃21と製氷シリンダ13の内面との接触を防止しつつ、回転刃21によって効率的に氷を削ぎ落とすのに適した大きさ(例えば0.45mm)とされる。
オーガ17の軸部には、この軸部と軸受18との間の摺動に伴って摩耗する軸部の摩耗量を、製氷シリンダ13の内面と回転刃21との間の初期隙間の大きさgよりも小さい摩耗量の段階で、その摩耗に伴う形状変化によって視覚的に検出可能とした摩耗検出部22が設けられている。
具体的には、図2及び図4に示すように、この摩耗検出部22は、軸部の上端側及び回転刃21側に向かって階段状にそれぞれ外径が小さくなる径変化部22aである。この径変化部22aは、最も大径の大径部23と、この大径部23よりも小径の小径部24を有している。この小径部24は、第一小径部24aと、この第一小径部24aよりもさらに小径の第二小径部24bを有している。すなわち、この径変化部22a(22)は、大径部23、第一小径部24a、及び、第二小径部24bの3段から構成されている。
初期隙間の大きさgが上記の値(0.45mm)の場合、大径部23と第一小径部24aとの間の段差の大きさs、及び、第一小径部24aと第二小径部24bとの間の段差の大きさsは、例えばいずれも0.1mmとされる。摩耗によって両段差がいずれも消失したとしても、製氷シリンダ13とオーガ17に形成された回転刃21との間の十分な隙間を確保することができるため、摩耗の検出が遅れることによって回転刃21と製氷シリンダ13の内壁が接触するトラブルを回避することができる。
この実施形態においては、軸部の2箇所に径変化部22aを形成したが、その数はこれに限定されず、1箇所又は3箇所以上とすることもできる。
オーガ17と軸受18のアセンブリは、図5(a)に示すように、まず固定刃25の内側に軸受18を嵌め込んだ上で、オーガ17と軸受18を同軸に配置する。そして、図5(b)に示すように、オーガ17の軸部を軸受18に挿入する。このとき、軸受18は、軸部に形成された大径部23のみに当接(大径部23のみを支持)している。
回転刃21によって削ぎ落とされた氷片は、この回転刃21によって製氷シリンダ13の上部側に搬送される。製氷シリンダ13の上端部には、固定刃25が設けられている。この固定刃25は、その回転方向に所定角度間隔(この実施形態では90度間隔)で刃体26を有している。この刃体26の下端部は正面視V字形に形成されており、隣り合う刃体26の間には、固定刃25の下端から上端に至る隙間が形成されている。回転刃21によって搬送された氷片は、固定刃25に押し付けられる。そして、刃体26の間の隙間を通過する際に圧縮されて押し固められる。
固定刃25の上部には、オーガ17の上端に固定され、このオーガ17とともに回転するアジテータ27が設けられている。このアジテータ27には、回転軸中心に一対の切断棒28が設けられている。固定刃25を通過することによって棒状に押し固められた氷は、アジテータ27の軸周りに回転する切断棒28によって、所定の大きさの氷(チップアイス)に切断される。
製氷シリンダ13の上端部外周には、固定ボルト29によって案内路固定部材30が固定されている。そして、この案内路固定部材30によって、案内路12が保持されている。案内路固定部材30の下方には、この案内路固定部材30等に付着した結露水を受け止めるための露受け皿31が設けられている。
このタイプのオーガ式製氷機10においては、氷片がオーガ17の上端部側に設けられた固定刃25を通過する際に、この氷片が固定刃25に強く押し付けられて、オーガ17の径方向に大きな力が作用しやすい。このように、径方向に力が作用すると、軸受18とこの軸受18と当接するオーガ17の上端部との間の摩擦が大きくなり、この上端部の摩耗が進行しやすくなる。
このオーガ式製氷機10では、図5(b)に示したように、アセンブリ当初は、軸受が大径部23のみに当接しているが、大径部23の摩耗が進行すると、大径部23と第一小径部24aとの間の段差が消滅して、軸受18が大径部23と第一小径部24aの両方に当接した状態となる。この段差の消滅は、目視によって容易に確認することができ、専用の治具を用いることなく、この段差の大きさsに対応した摩耗量を検出することができる。
さらに摩耗が進行すると、第一小径部24aと第二小径部24bとの間の段差も消滅して、軸受18が大径部23、第一小径部24a、及び、第二小径部24bのいずれにも当接した状態となる。この段差の消滅も目視によって容易に確認することができ、トータルの段差の大きさs+sに対応した摩耗量を検出することができる。
この実施形態においては、径変化部22a(22)を、大径部23、第一小径部24a、及び、第二小径部24bからなる2段構成としたので、例えば、大径部23と第一小径部24aとの間の段差が消滅したときをオーガ交換推奨の目安とし、第一小径部24aと第二小径部24bとの間の段差が消滅したときをオーガ交換必須の目安とする、等のように、オーガ交換の目安のための段階的な判断基準を設けることができる。なお、この実施形態においては、径変化部22aを2段構成としたが、その段数を1段又は3段以上とすることもできる。
通常は、段差の消滅に基づいて、摩耗の進んだオーガ17を交換するが、このオーガ17を交換する代わりに軸受18を交換してもよい。この場合、当初採用した軸受18よりも、オーガ17の摩耗量の分だけ内径の小さい軸受18を新たに採用することもできる。
オーガ17の上端部の直径が軸方向に亘って一定の場合、この上端部の一部で摩耗が生じ、その摩耗量に対応した内径が小さい軸受を新たに採用したいときに、その上端部の軸端が摩耗していなければ、軸端よりも内径が小さい軸受18をその軸端側から挿入することはできない。これに対し、この実施形態においては、軸部の上端側に、大径部23よりも小径の縮径部32を形成し、大径部23と縮径部32との間の段差の大きさを前記摩耗量よりも大きくしたので、当初採用した軸受18よりも内径が小さい軸受18を、この軸端側から挿入できる。このように、オーガ17の代わりに軸受18を交換すると、摩耗に伴うオーガ17の傾斜を防止しつつこのオーガ17を継続して使用することができ、メンテナンスコストを削減できる。
この実施形態においては、図4及び図5(a)に示すように、軸部上端側の径変化部22aの第二小径部24bが縮径部32を兼ねた構成としたが、径変化部22aとは別に縮径部32を形成した構成とすることもできる。このように、縮径部32を別に形成する場合は、内径が小さい軸受18をより挿入しやすくするために、大径部23と縮径部32との間の段差の大きさをより大きくすることも許容される。
上記のように、摩耗検出部22を径変化部22aとする代わりに、図6(a)(b)に示すように、この摩耗検出部22を、オーガ17の軸部の外周面に形成された凹部22bとすることもできる。具体的には、凹部22bとして軸部の外周面の周方向に亘って形成した外周溝33としている。この外周溝33の本数は特に限定されず、1本(図6(a)参照)、2本(図6(b)参照)、あるいは、それ以上の本数とすることもできる。
複数の外周溝33を形成する場合は、図6(b)に示すように、各外周溝33の溝深さを異ならせるのが好ましい。例えば、製氷シリンダ13の内面と回転刃21との間の初期隙間の大きさgが0.45mmの場合、第一外周溝33aの溝深さを0.1mm、第二外周溝33bの溝深さを0.2mmとすることができる。このようにすると、第一外周溝33aが消滅したときをオーガ交換推奨の目安とし、第二外周溝33bが消滅したときをオーガ交換必須の目安とする、等のように、オーガ交換の段階的な判断基準を設けることができる。
この実施形態においては、凹部22bとして環状の外周溝33を形成した例について示したが、リード角を有するスパイラル状の外周溝33や、オーガ17の軸部の軸方向に沿って延びる外周溝33を採用することもできる。この外周溝33は、摩耗量を正確に把握することが可能な所定の深さの溝であればよく、その長さ、幅、断面形状等は適宜決めることができる。また、凹部22bとして、この軸部の周面に形成された所定深さの有底穴や圧痕状の傷等とすることもできる。
図7に示すように、軸受18の内面に内周溝34を形成することもできる。内周溝34を形成することによって、軸受18の摩耗状態を目視によって容易に確認できる。
一般的なオーガ式製氷機は、20000時間の製氷時間によって、軸受18の内面は0.3mm程度摩耗するが、摩耗量は水質によって変化し、製氷時間の管理のみでは、摩耗量を正確に把握できない。そこで、軸受18に内周溝34を形成し、その摩耗量を定期的に確認することによって、適切なタイミングで軸受18の交換を行うことが可能となる。
この実施形態においては、環状の内周溝34を形成した例について示したが、リード角を有するスパイラル状の内周溝34や、軸受18の軸方向に沿って延びる内周溝34を採用することもできる。この内周溝34は、摩耗量を正確に把握することが可能な所定の深さの溝であればよく、その長さ、幅、断面形状等は適宜決めることができる。
この軸受18は、オーガ17の上端部の摩耗量に対応して、その摩耗量の分だけ内径が小さいものに交換できるが、軸受18は、外観が単純な円筒形状なので、内径が異なる他の軸受18と区別が付きにくく、組立の際に取り違える虞がある。そこで、内径の大きさを外観によって識別する識別子35を形成できる。
この識別子35として、例えば、軸受18への形成位置や形成数をその内径の大きさによって変更した内周溝34を採用できる。このようにすることによって、軸受18を区別することが可能となり、組立の際の軸受18の取り違えを防止できる。この識別子35の種類や大きさは特に限定されず、内周面の他、外周面又は端面に形成することもできる。また、凹部、刻印、記号等とすることもできる。
上記の実施形態は、あくまでもこの発明に係るオーガ式製氷機10の例示に過ぎず、オーガ17の軸部の摩耗を容易に検出可能とする、というこの発明の課題を解決し得る限りにおいて、その構成部材に適宜変更を加えることができる。
10 オーガ式製氷機
11 製氷部
12 案内路
13 製氷シリンダ
14 冷媒管
15 カバー
16 断熱材
17 オーガ
18、19 軸受
20 モータ
21 回転刃
22 摩耗検出部
22a 径変化部
22b 凹部
23 大径部
24 小径部
24a 第一小径部
24b 第二小径部
25 固定刃
26 刃体
27 アジテータ
28 切断棒
29 固定ボルト
30 案内路固定部材
31 露受け皿
32 縮径部
33 外周溝
33a 第一外周溝
33b 第二外周溝
34 内周溝
35 識別子
g 初期隙間の大きさ
、s 段差の大きさ

Claims (6)

  1. 筒状の製氷シリンダ(13)と、前記製氷シリンダ(13)の内部に該製氷シリンダ(13)と同軸に配置され軸周りに回転する、外周に回転刃(21)が設けられたオーガ(17)と、前記オーガ(17)をその軸部で回転自在に支持する軸受(18)と、を備えるオーガ式製氷機において、
    前記オーガ(17)の軸部に、該軸部と前記軸受(18)との間の摺動に伴って摩耗する該軸部の摩耗量を、前記製氷シリンダ(13)の内面と前記回転刃(21)との間の初期隙間の大きさ(g)よりも小さい摩耗量の段階で、その摩耗に伴う形状変化によって視覚的に検出可能とした摩耗検出部(22)を設けたことを特徴とするオーガ式製氷機。
  2. 前記摩耗検出部(22)が、前記軸部の外周面に形成され、該軸部の軸方向に沿って階段状に外径が変化する径変化部(22a)であり、該径変化部(22a)の段差の大きさ(s、s)が前記初期隙間の大きさ(g)よりも小さく、前記軸受(18)が、前記径変化部(22a)のうち最も大径の大径部(23)を支持しており、前記大径部(23)が摩耗して、該大径部(23)と該大径部(23)よりも小径の小径部(24)との間の段差が消滅することによって、前記軸部の摩耗量を検出することを特徴とする請求項1に記載のオーガ式製氷機。
  3. 前記軸部の上端側に、前記大径部(23)よりも小径の縮径部(32)が形成されており、該大径部(23)と該縮径部(32)との間の段差の大きさが、前記摩耗量よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のオーガ式製氷機。
  4. 前記摩耗検出部(22)が、前記軸部の外周面に形成された凹部(22b)であり、該凹部(22b)の深さが前記初期隙間の大きさ(g)よりも小さく、前記軸受(18)が、前記軸部のうち前記凹部(22b)を形成した部分を支持しており、前記軸部が摩耗して、前記凹部(22b)が消滅することによって、前記軸部の摩耗量を検出することを特徴とする請求項1に記載のオーガ式製氷機。
  5. 前記軸受(18)の内面に、摩耗量検出用の内周溝(34)が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のオーガ式製氷機。
  6. 前記軸受(18)に、該軸受(18)の内径の大きさを外観によって識別する識別子(35)を形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のオーガ式製氷機。
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