JP2021004019A - 車両及び駐車支援装置 - Google Patents

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Yuya Hamai
裕也 濱井
明宏 森本
Akihiro Morimoto
明宏 森本
学 中北
Manabu Nakakita
学 中北
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Abstract

【課題】経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができ、電動操舵機構への負荷の低減が図れる車両及び駐車支援装置を提供する。【解決手段】生成する経路を前進経路と後進経路とし、前進経路において、車両73の位置が停止位置P6fを基準に第1距離より小さい地点では操舵車輪2の車輪角を第1の角度にし、停止位置P6fでは、操舵車輪2の車輪角を第1の角度から第2の角度に変化させ、後進経路において、車両73の位置が停止位置P6fを基準に第2距離より小さい地点では操舵車輪2の車輪角を第2の角度にした。これにより、経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることが可能となり、電動操舵機構への負荷の低減が図れる【選択図】図12

Description

本開示は、自動操舵により目標位置へ自車を誘導する駐車支援を可能とする車両及び駐車支援装置に関する。
従来、上述した駐車支援装置が開発されている。例えば特許文献1に記載された駐車支援方法及び駐車支援装置は、車両が初期位置から目標駐車位置まで移動するための目標経路を設定し、さらに車両が、設定した目標経路に沿って移動するための目標速度及び目標舵角の少なくとも一方を設定する。その後、車両の現在位置と目標経路における位置とのずれ量を算出し、ずれ量が低減するように、目標速度及び目標舵角のうちの少なくとも一方の補正量を算出し、算出した補正量に基づいて、目標速度及び目標舵角のうちの少なくとも一方を補正する。
ここで、駐車支援において運転者がアクセル、ブレーキ及びシフトの操作を行い、駐車支援装置が車輪角を制御する場合の駐車支援動作について説明する。図14は、車両10が駐車支援を開始して、経路200を生成したときの状態を模式的に示した図である。同図に示す車両10は、4つの車輪を有し、シフトをドライブ(D)にして進行したときの前方の2輪のそれぞれが操舵車輪11で、後方の2輪のそれぞれが駆動車輪12である。
車両10が駐車支援を開始すると、まず経路200を生成する。経路200の始点はP1sであり、車両10の後輪間の中央に位置する。また、経路200の終点はP1fである。車両10は、経路200を生成した後、運転者によってアクセル、ブレーキ又はシフトの操作が行われることで、生成した経路200に基づき、操舵車輪11の車輪角を変化させて、終点P1fまで進行する。なお、この場合の進行は、前進である(矢印Y1方向)。車両10は、経路200上を走行するための車輪角を逐次演算する。即ち、経路200上の曲率から車輪角を演算し、また経路200からの車両10のずれを補正する車輪角を演算する。なお、曲率は、回転半径の逆数である。
車両10は、経路200の終点P1fまで進行すると、次の経路を生成する。図15は、車両10が次の経路201を生成したときの状態を模式的に示した図である。車両10は、生成した経路201に基づき、操舵車輪11の車輪角を変化させて、新たな経路201の始点P2sから終点P2fまで進行する。なお、この場合の進行は、後進である(矢印Y2方向)。
車両10は、目標とする駐車位置(例えば終点P2f)に対する経路を一度に生成せず、1本ずつ生成し、生成した経路に沿って進行する。即ち、最初に前進の1本目の経路200を生成して進行し、その経路200を進行し終えると、後進の2本目の経路201を生成して進行する。なお、経路の生成に限定はなく、例えば1本目の経路と2本目の経路をそれぞれ前進とし、3本目の経路と4本目の経路をそれぞれ後進とすることもある。
なお、目標位置と車両の位置との関係に応じて適切な経路を設定して誘導を行うことを可能にした車両用走行支援装置も開発されている(例えば、特許文献2)。特許文献2に記載された車両用走行支援装置は、目標位置における転舵状態の異なる経路を選択可能とすることで、例えば、縦列駐車の場合に、前車両と後車両との間隔が短く、舵角を中立状態に戻す経路が選択できない場合には、舵角を戻さない経路を選択することで、目標位置への誘導を可能とする。
特開2018−034540号公報 特開2004−352120号公報
ところで、自動で操舵を行うシステムにおいては据え切り(車両が略停止状態にあるときにハンドルを切る操作)による電動操舵機構への負荷が大きくなるため、該負荷を低減させるべく据え切り可能な舵角(車輪角)が設定される場合がある。そのような設定が行われた場合、据え切り可能な舵角を超えている状態では据え切りを行うことが禁止されるため、走行しながら操舵を行う(舵を戻して行く)経路を生成する必要がある。走行しながら操舵を行う経路は、前進/後進それぞれを1本毎に生成するもので、車両が各経路の目標位置で停止した際に、そのときの車両の情報(位置、舵角等)を元にして次の経路が生成される。しかしながら、走行しながら操舵を行う経路は、据え切りを行える経路に比べて長くなるため、経路生成が不可となり、システムが中断してしまうことがある。例えば、縦列の目標枠内での切り返し時に据え切り可能舵角を超えた状態で停止し、その後、次の経路の生成を開始した場合に、経路長の問題から経路生成が不可となる。このようなことから、経路生成時に据え切り範囲内に舵角を抑えることが重要である。
また、外乱等によって車両が経路から離れた場合、経路上に戻るための舵角補正が働くため、たとえ終点で据え切り可能な車輪角になるように演算した経路上を走行していたとしても、経路の終点では据え切り可能な車輪角を超えた状態となり、次に生成する経路が長くなってしまう。このため、次の経路生成に失敗してしまう可能性があった。
本開示は、経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができ、電動操舵機構への負荷の低減が図れる車両及び駐車支援装置を提供することを目的とする。
本開示の車両は、少なくとも1つの操舵車輪と、少なくとも1つの駆動車輪と、前記駆動車輪に、駆動力を提供可能な動力部と、を備え、所定の位置までの経路を生成し、前記経路に基づき、少なくとも前記操舵車輪の車輪角を変化させることで、前記所定の位置に停車することを支援可能な、車両であって、前記経路は少なくとも、停止位置まで前進する前進経路と、前記停止位置から後進する後進経路を有し、前記前進経路において、前記車両の位置が前記停止位置を基準に第1距離より大きい地点において前記車輪角は、直進方向を基準に正の値である第1の角度より大きい値にし、前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第1距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度にし、前記停止位置において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度から負の値である第2の角度に変化させ、前記後進経路において、前記車両の位置が前記停止位置を基準に第2距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度にし、前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第2距離より大きい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度より小さい値にする。
本開示によれば、経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができるので、電動操舵機構への負荷の低減が図れる。
本開示の車両は、上記構成において、前記第1距離と前記第2距離は略一致する。
本開示によれば、前進経路と後進経路のそれぞれにおいて、同程度に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができる。
本開示の車両は、上記構成において、前記第1の角度の絶対値と前記第2の角度の絶対値は、略一致する。
本開示によれば、前進経路と後進経路のそれぞれにおいて、据え切り可能な車輪角を同程度にできる。
本開示の車両は、上記構成において、前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に左に旋回し、負の値である場合に右に旋回し、又は前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に右に旋回し、負の値である場合に左に旋回する。
本開示によれば、車輪角を直進方向を基準に正の値である場合に左(又は右)に旋回でき、負の値である場合に右(又は左)に旋回できる。
本開示の車両は、上記構成において、前記操舵車輪の車輪角を変化させる、電動操舵機構を備える。
本開示によれば、操舵車輪の車輪角を電動で変化させることができる。
本開示の車両は、上記構成において、前記操舵車輪と前記駆動車輪とは同一である。
本開示によれば、操舵車輪と駆動車輪が同一でも、経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができるので、電動操舵機構への負荷の低減が図れる。
本開示の車両は、上記構成において、前記動力部は、内燃機関及び/又は電気モータを備える。
本開示によれば、内燃機関や電気モータ或いはその両方で車両を進行(前進/後進)させることができる。
本開示の車両は、上記構成において、前記少なくとも1つの操舵車輪は、2つの車輪からなり、前記少なくとも1つの駆動車輪は、2つの車輪からなる。
本開示によれば、少なくとも4つの車輪で車両を進行させることができる。
本開示の車両は、上記構成において、プロセッサを備え、前記プロセッサが前記経路を生成する。
本開示によれば、プロセッサにて経路を生成することができる。
本開示の車両は、上記構成において、入力回路を備え、前記入力回路は、前記所定の位置についての入力を受け付け可能である。
本開示によれば、入力回路として例えばタッチパネルにて所定の位置を入力することができる。
本開示の駐車支援装置は、少なくとも1つの操舵車輪と、少なくとも1つの駆動車輪と、前記駆動車輪に、駆動力を提供可能な動力部と、を備える車両に搭載可能な駐車支援装置であって、所定の位置までの経路を生成し、前記経路に基づき、少なくとも前記操舵車輪の車輪角を変化させることで、前記所定の位置に停車することを支援可能であり、前記経路は少なくとも、停止位置まで前進する前進経路と、前記停止位置から後進する後進経路を有し、前記前進経路において、前記車両の位置が前記停止位置を基準に第1距離より大きい地点において前記車輪角は、直進方向を基準に正の値である第1の角度より大きい値にし、前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第1距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度にし、前記停止位置において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度から負の値である第2の角度に変化させ、前記後進経路において、前記車両の位置が前記停止位置を基準に第2距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度にし、前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第2距離より大きい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度より小さい値にする。
本開示によれば、経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができるので、電動操舵機構への負荷の低減が図れる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記第1距離と前記第2距離は略一致する。
本開示によれば、前進経路と後進経路のそれぞれにおいて、同程度に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記第1の角度の絶対値と前記第2の角度の絶対値は、略一致する。
本開示によれば、前進経路と後進経路のそれぞれにおいて、据え切り可能な車輪角を同程度にできる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に前記車両は左に旋回し、負の値である場合に前記車両は右に旋回し、又は前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に前記車両は右に旋回し、負の値である場合に前記車両は左に旋回する。
本開示によれば、車輪角を直進方向を基準に正の値である場合に左(又は右)に旋回でき、負の値である場合に右(又は左)に旋回できる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記車両は、前記操舵車輪の車輪角を変化させる、電動操舵機構を備える。
本開示によれば、操舵車輪の車輪角を電動で変化させることができる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記車両の前記操舵車輪と前記駆動車輪とは同一である。
本開示によれば、操舵車輪と駆動車輪が同一でも、経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができるので、電動操舵機構への負荷の低減が図れる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記車両は、前記動力部は、内燃機関及び/又は電気モータを備える。
本開示によれば、内燃機関や電気モータ或いはその両方で車両を進行(前進/後進)させることができる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記車両の前記少なくとも1つの操舵車輪は、2つの車輪からなり、前記車両の前記少なくとも1つの駆動車輪は、2つの車輪からなる。
本開示によれば、少なくとも4つの車輪で車両を進行させることができる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、プロセッサを備え、前記プロセッサが前記経路を生成する。
本開示によれば、プロセッサにて経路を生成することができる。
本開示の駐車支援装置は、上記構成において、前記車両は入力回路を備え、前記入力回路は、前記所定の位置についての入力を受け付け可能である。
本開示によれば、入力回路として例えばタッチパネルにて所定の位置を入力することができる。
本開示によれば、経路の終点到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができ、電動操舵機構への負荷の低減が図れる。
第1実施形態の車両の外観と、該車両に搭載された動力部、制動機構、操作部及び駐車支援装置を示す図 第1実施形態の車両の操舵車輪の車輪角を説明するための図 第1実施形態の車両に搭載された駐車支援装置の概略構成を示すブロック図 第1実施形態の車両に搭載された駐車支援装置が1本目の経路を生成したときの状態を模式的に示した図 第1実施形態の車両に搭載された駐車支援装置が2本目の経路を生成したときの状態を模式的に示した図 第1実施形態の車両に搭載された駐車支援装置を構成するプロセッサの動作を説明するためのフローチャート 第2実施形態の車両に搭載された駐車支援装置が1本目の経路を生成したときの状態を模式的に示した図 第2実施形態の車両に搭載された駐車支援装置が2本目の経路を生成したときの状態を模式的に示した図 第2実施形態の車両に搭載された駐車支援装置を構成するプロセッサの動作を説明するためのフローチャート 第3実施形態の車両に搭載された駐車支援装置が経路を生成するときの状態を模式的に示した図 第4実施形態の車両に搭載された駐車支援装置が経路を生成するときの状態を模式的に示した図 第5実施形態の車両に搭載された駐車支援装置が経路を生成するときの状態を模式的に示した図 第5実施形態の車両に搭載された駐車支援装置を構成するプロセッサの動作を説明するためのフローチャート 従来の駐車支援装置が1本目の経路を生成するときの状態を模式的に示した図 従来の駐車支援装置が2本目の経路を生成するときの状態を模式的に示した図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る車両及び駐車支援装置を具体的に開示した実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
以下、本開示を実施するための好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
以下、図1〜図6を参照して、第1実施形態の車両について説明する。図1は、第1実施形態の車両1の外観と、該車両1に搭載された動力部4、制動機構5、操作部6及び駐車支援装置7を示す図である。同図において、第1実施形態の車両1は、4つの車輪を有し、シフトをドライブ(D)にして進行したときの前方の2輪のそれぞれが操舵車輪2であり、後方の2輪のそれぞれが駆動車輪3である。この場合、図1は車両1の側面を見た図であるので、前後2つの車輪2,3しか見えていないが、実際は反対側の前方に操舵車輪2があり、後方に駆動車輪3がある。なお、第1実施形態の車両1では、前方の2つの車輪を操舵車輪2とし、後方の2つの車輪を駆動車輪3としたが、操舵車輪2が駆動車輪を兼ねていてもよい(所謂FF(Front-engine Front-drive)と呼ばれる駆動方式)。
動力部4は、内燃機関(例えばガソリンエンジン)又は電気モータ又は内燃機関と電気モータの両方を備え、2つの駆動車輪3に駆動力を提供する。制動機構5は、操舵車輪2及び駆動車輪3それぞれに制動力を提供する。なお、制動機構5は、操舵車輪2及び駆動車輪3それぞれに備えられるが、前方の操舵車輪2のみ、又は後方の駆動車輪3のみに備えられても構わない。操作部6は、動力部4の動力を変化させる操作(所謂アクセル操作)を受け付ける。また、操作部6は、制動機構5の制動力を変化させる操作(所謂ブレーキ操作)も受け付ける。なお、操作部6は、アクセルペダルを含むアクセル操作関連部品(図示略)とブレーキペダルを含むブレーキ操作関連部品(図示略)を含む。
駐車支援装置7は、駐車支援時に動力部4を制御して、車両1の駐車支援を行う。図3は、第1実施形態の車両1に搭載された駐車支援装置7の概略構成を示すブロック図である。同図において、駐車支援装置7は、自動操舵装置20と、駐車支援ECU(Electronic Control Unit)30と、駐車支援開始ボタン40と、シフト50と、車輪速センサ51と、車輪回転センサ52と、モニタ60と、スピーカ61と、後方カメラ62と、タッチパネル(入力回路)63と、全周囲カメラ64と、ソナー65と、を備える。
自動操舵装置20は、ステアリングシャフト21と、ステアリングホイール22と、操舵角センサ23と、操舵アクチュエータ24とを備えており、駐車支援ECU30により制御される。ステアリングシャフト21は、ステアリングホイール22の動きを転舵輪25に伝える。操舵角センサ23は、ステアリングシャフト21の操舵量を検出する。操舵アクチュエータ24は、ステアリングシャフト21に操舵力を付与する。操舵角センサ23及び操舵アクチュエータ24は、ステアリングシャフト21に接続される。操舵アクチュエータ24は、自動操舵時に操舵力を付与して操舵車輪2の車輪角を変化させるほか、運転者の操舵時にアシスト操舵力を付与して操舵車輪2の車輪角を変化させる電動操舵機構(EPS:Electric Power Steering)を兼ねている。車輪角とは、車両1が直進する場合の車輪の向きを基準にした車輪の角度のことを言い、一般にタイヤ角と呼ばれることもある。図2では、操舵車輪2の角度を示している。
駐車支援ECU30には、シフト50、車輪速センサ51、車輪回転センサ52、モニタ(表示回路)60、スピーカ61、後方カメラ62、タッチパネル63、全周囲カメラ64及びソナー65が接続される。シフト50は、一操作部として機能するものであり、ドライブ(D)とニュートラル(N)とリア(R)とパーキング(P)の切り替え操作を受け付ける。車輪速センサ51は、操舵車輪2と駆動車輪3の各輪に配置されて車輪速を検出する。車輪回転センサ52は、操舵車輪2及び駆動車輪3の4つの車輪のうち、少なくとも一つの車輪の回転を検出する。モニタ60は、後方カメラ62と全周囲カメラ64が撮影した映像を表示する。モニタ60には、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。
スピーカ61は、駐車支援ECU30から出力される音声信号を音に変換する。駐車支援ECU30から出力される音声信号は、駐車支援ECU30の動作状態を示すものである。後方カメラ62は、車両1の後部に搭載され、車両1の後方の映像を撮影する。タッチパネル63は、モニタ60の画面と略同じ大きさに形成され、モニタ60の画面上に重ねて配置される。タッチパネル63は、駐車支援動作時における各種入力を受け付ける。例えば、生成しようとする経路の所定の位置についての入力を受け付ける。
全周囲カメラ64は、所謂魚眼カメラと呼ばれるものであり、車両1の全周囲を撮影する。ソナー65は、音波を送信し、障害物から反射して戻ってくる音波を受信することで、車両1の全周囲の障害物を探査する。ソナー65は、車両1の前部及び後部それぞれの両角部分に配置される。
図3に示すように、駐車支援ECU30は、画像処理部31と、操舵制御部32と、を備えている。画像処理部31は、駐車支援時に、全周囲カメラ64が撮影した映像と、後方カメラ62が撮影した映像とを取り込み、駐車支援のための画像処理を行う。画像処理部31は、駐車支援のための画像処理において、全周囲カメラ64が撮影した映像(第1の映像)を画像処理してアラウンドビュー(第2の映像)に変換する。そして、このアラウンドビューをモニタ60に表示させる。また、画像処理部31は、所定の位置までの経路を生成したときの該所定の位置をアラウンドビューに重ねて表示させる。モニタ60は、アラウンドビューを表示するとともに、経路の所定の位置をアラウンドビューに重ねて表示する。ここで、駐車支援ECU30は、“所定の位置”までの経路を生成するが、所定の位置とは、“目標位置”のことである。特に、駐車位置まで経路を2本生成する場合、2本目の経路の目標位置が、最終の目標位置となる。
なお、全周囲カメラ64として、魚眼カメラを用いる以外に、車両1に複数個の広角・高解像度のカメラを搭載してこれらのカメラからの映像を合成処理してアラウンドビューに変換することも可能である。操舵制御部32は、駐車支援時に、操舵角センサ23の出力信号と、車輪速センサ51の出力信号と、車輪回転センサ52の出力信号とを取り込み、これらの出力信号に基づいて操舵アクチュエータ24の駆動を制御する。
駐車支援ECU30は、1つのプロセッサ33(図1参照)で画像処理部31としての機能と、操舵制御部32としての機能を実現している。なお、プロセッサ33を2個設けて、一方で画像処理部31の機能を実現し、他方で操舵制御部32の機能を実現するようにしてもよい。また、プロセッサ33にて画像処理と操舵制御をソフト的に行うのではなく、駐車支援ECU30内でハード的に行うようにしてもよい。また、駐車支援装置7における主たる制御は、駐車支援ECU30を構成するプロセッサ33が行うので、以下の動作説明における主語をプロセッサ33とする。
プロセッサ33は、駐車支援開始ボタン40の押下を検出することで、シフト50の切り替え操作状態、車輪速センサ51の出力信号、車輪回転センサ52の出力信号、後方カメラ62で撮影された後方の映像、全周囲カメラ64で撮影された全周囲の映像及びソナー65の出力信号を用いて駐車支援処理を行う。即ち、プロセッサ33は、目標位置までの経路を生成し、生成した経路に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させることで、目標位置に停車することを支援する。プロセッサ33は、操舵車輪2の車輪角を変化させる操舵量を、経路の曲率情報と経路からのずれ量から算出する。
プロセッサ33は、経路の生成を、車両1が主に経路の終点付近で停止してから行う。即ち、プロセッサ33は、最初の経路を生成し、その経路の終点付近で車両1が停止してから次の経路を生成する。
また、プロセッサ33は、経路の終点より手前において、経路に基づき操舵車輪2の車輪角を変化させ、車両1が経路の目標位置を超えて進む場合、経路の目標位置における接線方向に進行するように操舵車輪2の車輪角を変化させる。つまり、操舵量を経路の曲率情報と経路からのずれ量から算出する場合、目標位置を超えると操舵量を求めることができなくなり、次の経路を生成できない場所に車両1を誘導してしまう恐れがある。このため、プロセッサ33は、車両1が経路の目標位置を超えて走行した場合、経路の目標位置の接線上を走行する操舵量を演算する。これにより、次の経路は、始めに直進(前進/後進)するだけで、元の経路の終点を経由して、経路生成に成功する。
この制御即ち目標位置を超えた場合の制御は、次のようになる。図4は、車両1が駐車支援を開始して、1本目の経路300を生成したときの状態を模式的に示した図である。同図において、車両1が車両100と車両101との間の空きスペース500に向けて駐車を開始すると、プロセッサ33は、まず経路300を生成する。この場合、経路300の始点がP1sであり、終点がP1fである。なお、“終点P1f”は、経路300の“目標位置”である。プロセッサ33は、経路300の生成後、運転者によってアクセル、ブレーキ又はシフトの操作が行われると、生成した経路300に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させて、経路300の終点P1fまで車両1を誘導する。なお、この場合の誘導方向は、前進方向である(矢印Y1で示す方向が前進方向である)。プロセッサ33は、経路300上を走行するための車輪角を逐次演算する。即ち、プロセッサ33は、経路300上の曲率から車輪角を演算し、また経路300からの車両1のずれを補正する車輪角も演算する。なお、曲率は、回転半径の逆数である。
プロセッサ33は、車両1を経路300の終点P1fまで誘導すると、次の経路を生成するが、車両1が経路300の終点P1fを超えて走行した場合、経路300の終点P1fの接線301上を走行する操舵量を演算する。これにより、次の経路は、始めに後進するだけで、元の経路300の終点P1fを経由して、経路の生成に成功する。
図5は、プロセッサ33が2本目の経路(接線301及び経路302)を生成したときの状態を模式的に示した図である。プロセッサ33は、接線301に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させて、接線301の始点P2sから終点P2f(終点P1fと略同位置)まで車両1を誘導する。なお、この場合の誘導方向は、後進方向である(矢印Y2で示す方向が後進方向である)。すなわち、プロセッサ33は、接線301を経由して経路302を生成することで次の経路を生成する。この場合、経路302の始点P3sが接線301の終点P2fと略同位置になる。プロセッサ33は、2本目の経路(接線301及び経路302)を一度に生成した後、空きスペース500内にある終点P3fまで車両1を誘導する。なお、この場合の誘導方向は、後進方向である。なお、“終点P3f”は、2本目の経路の“目標位置”であり、全体の経路から見ると、最終の目標位置である。
このように、プロセッサ33は、車両1が経路300の終点P1fを超えて走行した場合、経路300の終点P1fの接線301上を走行する操舵量を演算する。これにより、接線301を直進(前進/後進)するだけで、元の経路300の終点P1fを経由して、2本目の経路(接線301及び経路302)の生成に成功する。
なお、プロセッサ33は、駐車支援を行っている間、モニタ60に車両1の移動状態の映像を出力する。
次に、第1実施形態の車両1のプロセッサ33による駐車支援処理について説明する。図6は、プロセッサ33の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、プロセッサ33は、駐車支援を開始すると、先ず経路生成を開始する(ステップS10)。次いで、プロセッサ33は、経路生成が完了したかどうか判定し(ステップS11)、経路生成中であると判定した場合(ステップS11で「NO」と判定した場合)、操舵車輪2の車輪角を固定して(ステップS12)、ステップS11の判定に戻る。即ち、経路生成中は操舵車輪2の車輪角を固定する。
プロセッサ33は、経路生成が完了したと判定した場合(ステップS11で「YES」と判定した場合)、シフト方向と経路進行方向が同じであるかどうか判定し(ステップS13)、シフト方向が経路進行方向と異なると判定した場合(ステップS13で「NO」と判定した場合)、運転者に対してシフト変更指示を出し(ステップS14)、さらに操舵車輪2の車輪角を固定して(ステップS15)、ステップS13の判定に戻る。即ち、シフト方向が経路進行方向と異なっている間は、シフト変更指示を出し、操舵車輪2の車輪角を固定する。プロセッサ33は、シフト変更指示をモニタ60に表示するか、またはスピーカ61より音声出力する。
プロセッサ33は、シフト方向と経路進行方向が同じであると判定した場合(ステップS13で「YES」と判定した場合)、車両1が経路の目標位置付近に到達したかどうか判定する(ステップS16)。プロセッサ33は、車両1が経路の目標位置付近に来ていないと判定した場合(ステップS16で「NO」と判定した場合)、車輪角を演算する(ステップS17)。車輪角を演算した後、ステップS13に戻る。プロセッサ33は、この車輪角演算を車両1が経路の目標位置付近に達するまでの間逐次行う。プロセッサ33は、車両1が経路の目標位置付近に来たと判定した場合(ステップS16で「YES」と判定した場合)、車両1が停止状態かどうか判定する(ステップS18)。プロセッサ33は、車両1が停止状態でないと判定した場合(ステップS18で「NO」と判定した場合)、車両1が経路の目標位置より手前かどうか判定する(ステップS19)。
プロセッサ33は、車両1が経路の目標位置より手前でないと判定した場合(ステップS19で「NO」と判定した場合)、即ち車両1が経路の目標位置を超えてしまったと判定した場合、経路の目標位置の接線上を進行する車輪角を演算する(ステップS20)。経路の目標位置の接線上を進行する車輪角を演算した後、ステップS13に戻る。プロセッサ33は、車両1が経路の目標位置より手前であると判定した場合(ステップS19で「YES」と判定した場合)、即ち車両1が経路の目標位置に達していないと判定した場合、車輪角を演算する(ステップS21)。車輪角演算後、ステップS13に戻る。プロセッサ33は、この車輪角演算を車両1が経路の目標位置に達するまで逐次行う。
プロセッサ33は、ステップS18の判定において、車両1が停止したと判定した場合(ステップS18で「YES」と判定した場合)、現在の経路が最終経路かどうか判定する(ステップS22)。プロセッサ33は、現在の経路が最終経路であると判定した場合(ステップS22で「YES」と判定した場合)、本処理を終える。プロセッサ33は、現在の経路が最終経路でないと判定した場合(ステップS22で「NO」と判定した場合)、ステップS13に戻る。
以上のように、第1実施形態の車両1は、目標位置までの経路を生成し、生成した経路に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させることで、目標位置に停車することを支援可能であり、経路の目標位置を超えて進む場合、経路の目標位置における接線方向に進行するように操舵車輪2の車輪角を変化させるので、車両1が該接線方向に進行(前進/後進)するだけで、元の経路の目標位置を経由して、新たな経路の生成に成功する。
なお、第1実施形態の車両1における駐車支援処理は、運転者がアクセル、ブレーキ、及びシフトの操作を実施する場合だけでなく、システムがアクセル、ブレーキ、及びシフトの操作を実施する場合でも適用できる。また、経路生成を経路毎に生成する場合だけでなく、最終の目標位置まで一度に生成する場合でも適用できる。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態の車両1では、車両1が経路の目標位置を超えて進む場合、経路の目標位置における接線方向に進行するように操舵車輪2の車輪角を変化させるようにしたが、第2実施形態の車両70では、操舵車輪2の車輪角を目標位置の車輪角を基準にして、所定の範囲内の車輪角にして進むようにした。車輪角は実質的には固定にするが、遊びがあるので、所定の範囲内とした。例えば、プラスマイナス1度以内、2度以内、3度以内、4度以内、又は5度以内である。なお、車両70が経路の目標位置を超えて進んだ場合における処理以外の処理は、第1実施形態の車両1における処理と同様である。また、第2実施形態の車両70の構成は、第1実施形態の車両1の構成と同一であるので、説明上必要な場合は図1と図3を援用することとする。
第2実施形態の車両70では、経路の目標位置を超えた場合の制御を以下のようにしている。図7は、車両70が駐車支援を開始して、1本目の経路300を生成したときの状態を模式的に示した図である。同図において、車両70が車両100と車両101との間の空きスペース500に向けて駐車を開始すると、プロセッサ33は、まず経路300を生成する。この場合、経路300の始点がP1sであり、終点がP1fである。なお、前述の通り“終点”は“目標位置”である。プロセッサ33は、経路300を生成した後、運転者によってアクセル、ブレーキ又はシフトの操作が行われると、生成した経路300に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させることで、経路300の終点P1fまで車両70を誘導する。なお、この場合の誘導方向は、前進方向である(矢印Y1で示す方向が前進方向である)。プロセッサ33は、経路300上を走行するための車輪角を逐次演算する。即ち、プロセッサ33は、経路300上の曲率から車輪角を演算し、また経路300からの車両70のずれを補正する車輪角も演算する。なお、曲率は、回転半径の逆数である。
プロセッサ33は、車両70を経路300の終点P1fまで誘導すると、次の経路を生成するが、車両70が経路300の終点P1fに達すると、その時点で操舵車輪2の車輪角を固定する。即ち、目標位置である終点P1fにおける曲率から算出される車輪角で操舵車輪2の車輪角を固定する。これにより、車両70が経路300の終点P1fを超える場合、固定した車輪角のまま走行することになる。操舵車輪2の車輪角を固定にすることで曲率が一定になる。次の経路を生成するときは、円弧301aを後退すれば、元の経路300の終点P1fを経由して、次の経路の生成に成功する。なお、終点P1fにおける車輪角が0度の場合もある。この場合は、直線301aを直進後退すれば、元の経路300の終点P1fを経由して、次の経路を生成することができる。
図8は、プロセッサ33が2本目の経路(円弧301a及び経路302)を生成したときの状態を模式的に示した図である。プロセッサ33は、円弧301aに基づき、操舵車輪2の車輪角を固定のまま後退させることで、円弧301aの始点P2sから終点P2f(終点P1fと略同位置)まで車両70を誘導する。なお、この場合の誘導方向は、後進方向である(矢印Y2で示す方向が後進方向である)。すなわち、プロセッサ33は、円弧301aを経由して経路302を生成することで次の経路を生成する。この場合、経路302の始点P3sが円弧301aの終点P2fと略同位置になる。プロセッサ33は、2本目の経路(円弧301a及び経路302)を一度に生成した後、空きスペース500内にある終点P3fまで車両70を誘導する。なお、この場合の誘導方向は、後進方向である。
このように、プロセッサ33は、車両70が経路300の終点P1fを超えて走行する場合、車両70が経路300の終点P1fに達した時点で操舵車輪2の車輪角を固定する。これにより、円弧301aを後退するだけで、元の経路300の終点P1fを経由して、2本目の経路(円弧301a及び経路302)の生成に成功する。
次に、第2実施形態の車両70のプロセッサ33による駐車支援処理について説明する。図9は、車両70のプロセッサ33の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、ステップS10〜ステップS19及びステップS21,S22の処理は、前述した図6で説明した車両1での動作と同一であるので、これらの処理の説明は省略する。
プロセッサ33は、ステップS18で車両70が停止していないと判定し(ステップS18で「NO」と判定し)、さらにステップS19で経路の目標位置の手前ではない、即ち目標位置に達したと判定した(ステップS19で「NO」と判定した)場合、操舵車輪2の車輪角を、目標位置の曲率から算出される車輪角で固定する(ステップS30)。操舵車輪2の車輪角を固定した後、ステップS13に戻る。
以上のように、第2実施形態の車両70は、目標位置までの経路を生成し、生成した経路に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させることで、目標位置に停車することを支援可能であり、経路の目標位置を超えて進む場合、操舵車輪2の車輪角を目標位置の車輪角を基準にして、所定に範囲内の車輪角に固定するので、車両70が円弧後退又は直進後退するだけで、元の経路の目標位置を経由して、新たな経路の生成に成功する。
なお、第2実施形態の車両70における駐車支援処理は、運転者がアクセル、ブレーキ、及びシフトの操作を実施する場合だけでなく、システムがアクセル、ブレーキ、及びシフトの操作を実施する場合でも適用できる。また、経路生成を経路毎に生成する場合だけでなく、最終の目標位置まで一度に生成する場合でも適用できる。
(第3実施形態)
第3実施形態の車両71は、プロセッサ33が第1の位置で経路を生成中に、運転者が車両71を逆走させても第1の位置まで戻ることを可能にしたものである。なお、経路生成中に車両71が逆走した場合における処理以外の処理は、第1実施形態の車両1または第2実施形態の車両70における処理と同様である。また、第3実施形態の車両71の構成は、第1実施形態の車両1の構成と同一であるので、説明上必要な場合は図1と図3を援用することとする。
プロセッサ33が第1の位置で経路を生成中に、運転者が車両71を逆走させてしまった場合の制御は次のようになる。図10は、車両71が第1の位置で第2の位置(目標位置)までの経路を生成しようとしている状態を模式的に示した図である。同図において、プロセッサ33が、車両100と車両101との間の空きスペース500に向けて駐車を行うために、第1の位置P4sにおいて、第2の位置P4fまでの経路400の生成を開始する。経路400は車両71が後退する経路になるが、運転者が車両71を前進させてしまうと、第2の位置P4fまでの正しい経路400を生成できなくなる。
そこで、プロセッサ33は、第1の位置P4sにおいて経路400を生成中である場合、操舵車輪2の車輪角を第1の位置P4sの車輪角を基準にして、所定の範囲内の車輪角にして進行させる。この車輪角は実質的には固定であるが、遊びがあるので、所定の範囲がある。例えば、プラスマイナス1度以内、2度以内、3度以内、4度以内、又は5度以内である。このように操舵車輪2の車輪角を固定すると、車両71が前進してしまっても、正しい進行方向(後退方向)になった後は、第1の位置(経路400の始点(第1の位置P4s))まで戻ることができ、経路400の生成に成功する。なお、車両71が経路400の第1の位置P4sから第2の位置P4fの間の所定の位置に停車する場合、プロセッサ33は、該所定の位置の車輪角を基準にして、所定の範囲内の車輪角にして進行させる。この場合も車輪角は実質的には固定であるが、遊びがあるので、所定の範囲がある。例えば、プラスマイナス1度以内、2度以内、3度以内、4度以内、又は5度以内である。また、この場合の処理は、プロセッサ33が経路を生成中に行われることは言うまでもない。
経路生成中において操舵車輪2の車輪角を固定する処理は、図6又は図9のステップS11,S12である。即ち、前述したように、プロセッサ33は、経路生成を開始し(ステップS10)、経路生成中(ステップS11で「NO」)は操舵車輪2の車輪角を固定する(ステップS12)。
以上のように、第3実施形態の車両71は、第1の位置P4sにおいて、第2の位置P4fまでの経路400を生成し、生成した経路400に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させることで、第2の位置P4fに停車することを支援可能であり、第1の位置P4sにおいて経路400を生成中である場合、操舵車輪2の車輪角を第1の位置P4s(又は第1の位置P4sと第2の位置P4fの間の所定の位置)の車輪角を基準にして、所定の範囲内の車輪角に固定して進行するので、車両71が正しい進行方向になった後は、第1の位置P4sまで戻ることができ、経路400の生成に成功する。
なお、第3実施形態の車両71における駐車支援処理は、運転者がアクセル、ブレーキ、及びシフトの操作を実施する場合だけでなく、システムがアクセル、ブレーキ、及びシフトの操作を実施する場合でも適用できる。また、経路生成を経路毎に生成する場合だけでなく、最終の目標位置まで一度に生成する場合でも適用できる。
(第4実施形態)
上述した第3実施形態の車両71は、第1の位置P4s(又は第1の位置P4sと第2の位置P4fの間の所定の位置)で経路400を生成中に操舵車輪2の車輪角を固定するようにしたが、第4実施形態の車両72は、経路生成後に操舵車輪2の車輪角を固定するようにしたものである。
経路生成後に操舵車輪2の車輪角を固定するようにしたのは次のような理由からである。駐車支援時、駐車の目標位置までの経路を生成するが、運転者のシフト操作を必要とするシステムでは、運転者の不注意等によって経路が想定する進行方向と逆方向に車両が進む場合が考えられる。例えば、後退を想定している経路にて前進を行った場合、経路を逆走することになり、操舵が不安定になると考えられる。そうした場合、逆走後に運転者が正しいシフト方向に切り替えたとしても、そのまま経路の終点まで進行することが難しくなり、駐車支援を完了できない可能性がある。
そこで、経路の進行方向とシフト方向が一致しない場合、一致するまで操舵車輪2の車輪角を走行開始時の車輪角に固定するようにした。このようにすることで、任意の車輪角を保ったまま逆走することになり、経路の進行方向とシフト方向が一致した際は、任意の車輪角で経路の進行方向に走行すれば逆走開始時の位置に戻り、経路終点即ち目標位置まで誘導することができる。
なお、経路生成後に車両72が逆走した場合における処理以外の処理は、第1実施形態の車両1または第2実施形態の車両70における処理と同様である。また、第4実施形態の車両72の構成は、第1実施形態の車両1の構成と同一であるので、説明上必要な場合は図1と図3を援用することとする。
プロセッサ33が第1の位置で経路を生成した後に、運転者が車両72を逆走させてしまった場合の制御を図11を用いて説明する。図11は、車両72が第1の位置P5sで第2の位置P5fまでの経路を生成しようとしている状態を模式的に示した図である。同図において、プロセッサ33が、車両100と車両101との間の空きスペース500に向けて駐車を行うために、第1の位置P5sにおいて、第2の位置P5fまでの経路405を生成する。生成した経路405は車両72が前進する経路になるが、運転者が車両72を後進させてしまうと(即ち、矢印Y2方向に逆走させてしまうと)、車両72は経路405から外れることになり、操舵が不安定になる。しかも、経路405から外れた時点で正しいシフトに切り替えても、そのまま経路の終点まで進行することが難しくなり、駐車支援を完了できなくなる。
そこで、プロセッサ33は、第1の位置P5sにおいて経路405を生成した後、経路405の進行方向とシフト方向とが一致しない場合、操舵車輪2の車輪角を所定の範囲内の値にする。即ち、逆走し始めたときの車輪角で固定する。この場合、操舵車輪2の車輪角は実質的には固定であるが、遊びがあるので、所定の範囲がある。例えば、プラスマイナス1度以内、2度以内、3度以内、4度以内、又は5度以内である。これにより、車両72は、所定の範囲内の値にした車輪角で得られる経路406を逆走することになる。操舵車輪2の車輪角を固定すると、シフトを前進に切り替えることで元の経路405上に戻ることができる。このように、運転者の操作ミスにより経路を逆走してしまっても、最終の目標位置まで誘導を続行することが可能となる。なお、言うまでもないが、経路405の進行方向とシフト方向が一致する場合は、経路405に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させる。
経路生成後に操舵車輪2の車輪角を固定する処理は、図6又は図9のステップS13〜S15である。即ち、前述したように、プロセッサ33は、経路生成後、シフト方向が経路進行方向と一致しない場合(ステップS13で「NO」と判定した場合)、シフト変更指示を出し(ステップS14)、操舵車輪2の車輪角を固定する(ステップS15)。
以上のように、第4実施形態の車両72は、経路生成後、生成した経路の進行方向とシフト方向が一致する場合、生成した経路に基づき、操舵車輪2の車輪角を変化させるが、生成した経路の進行方向とシフト方向とが一致しない場合、操舵車輪2の車輪角を所定の範囲内の値にするので、運転者のシフト操作ミスにより経路を逆走してしまっても、最終の目標位置まで誘導することが可能となる。
なお、第4実施形態の車両72における駐車支援処理は、経路生成を経路毎に生成する場合だけでなく、最終の目標位置まで一度に生成する場合でも適用できる。
(第5実施形態)
第5実施形態の車両73は、据え切りによる電動操舵機構への負荷の低減を図れるようにしたものである。
図12は、車両73が駐車支援を開始し、2本の経路420,421を生成して最終の目標位置まで進行したときの状態を模式的に示した図である。同図において、車両73が車両100と車両101との間の空きスペース500に横列駐車(又は並列駐車)を行う場合、プロセッサ33は、まず前進方向の経路(前進経路)420を生成する。この場合、前進経路420の始点がP6sであり、終点(停止位置)がP6fである。なお、“終点P6f”は、前進経路420の“目標位置”でもあり、次の後進方向の経路(後進経路)421の始点P7sでもある。後進経路421の終点(停止位置)はP7fである。
プロセッサ33は、前進経路420において、車両73の位置が停止位置P6fを基準に第1距離より大きい地点において車輪角は、直進方向(車両73が直進するときの車輪の方向即ち車輪角が0度の方向)を基準に正の値である第1の角度より大きい値にし、車両73の位置が停止位置P6fを基準に第1距離より小さい地点において車輪角は、直進方向を基準に第1の角度にし、停止位置P6fにおいて車輪角は、直進方向を基準に第1の角度から負の値である第2の角度に変化させる(すなわち、据え切りを行う)。
また、プロセッサ33は、後進経路421において、車両73の位置が停止位置P6fを基準に第2距離より小さい地点において車輪角は、直進方向を基準に第2の角度にし、車両73の位置が停止位置P6fを基準に第2距離より大きい地点において車輪角は、直進方向を基準に第2の角度より小さい値にする。第2の角度は、負の値であるから小さいとの表現をとっているが、絶対値は大きくなる。据え切りを行う停止位置P6fにおける車輪角は小さくなり、電動操舵機構への負荷の低減が図れる。なお、第1,第2の角度を適宜決めることで、据え切りによる電動操舵機構への負荷の低減と、経路の終点到着時の据え切りの回数の増加の低減のバランスをとることが可能である。
第1の距離と第2の距離は、略一致する。ここで、第1の距離/第2の距離が、例えば0.99以上1.01以下、0.98以上1.02以下、0.95以上1.05以下、0.9以上1.1以下、0.8以上1.2以下、或いは0.5以上1.5以下である。
また、第1の角度の絶対値と第2の角度の絶対値は、略一致する。ここで、第1の角度の絶対値/第2の角度の絶対値が、例えば0.99以上1.01以下、0.98以上1.02以下、0.95以上1.05以下、0.9以上1.1以下、0.8以上1.2以下、或いは0.5以上1.5以下である。なお、第1の角度は例えばプラス20度であり、第2の角度は例えばマイナス20度である。
また、車両73の車輪角が直進方向を基準に正の値である場合に左に旋回し、負の値である場合に右に旋回し、又は、車両73の車輪角が直進方向を基準に正の値である場合に右に旋回し、負の値である場合に左に旋回する。このように正負の基準は、どちらでも良い。
図13は、第5実施形態の車両73のプロセッサ33の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、プロセッサ33は、駐車支援を開始すると、停止位置P6fを基準に第1距離より大きい地点において、進行方向を基準に、操舵車輪2の車輪角を第1の角度より大きい値にする(ステップS40)。次いで、プロセッサ33は、停止位置P6fを基準に第1距離より小さい地点において、進行方向を基準に、操舵車輪2の車輪角を第1の角度にする(ステップS41)。次いで、プロセッサ33は、操舵車輪2の車輪角を第1の角度から第2の角度に変化させる(ステップS42)。次いで、プロセッサ33は、停止位置P6fを基準に第2距離より小さい地点において、進行方向を基準に、操舵車輪2の車輪角を第2の角度にする(ステップS43)。次いで、プロセッサ33は、停止位置P6fを基準に第2距離より大きい地点において、進行方向を基準に、操舵車輪2の車輪角を第2の角度より小さい値にする(ステップS44)。
以上のように、第5実施形態の車両73は、経路終点P6fの手前位置から車輪角に制限をかけるようにしたので、経路終点P6f到着時に据え切り可能な車輪角を小さく抑えることができ、電動操舵機構への負荷の低減が図れる。すなわち、電動操舵機構における電流を小さくして発熱を抑えることができる。
なお、第5実施形態の車両73における駐車支援処理は、車速制御を自動で行う自動駐車システムにも適用できる。
また、上記第1〜第5実施形態の車両1,70〜73において、横列駐車(又は並列駐車)する制御について説明したが、縦列駐車でも同様に制御できる。
また、上記第1〜第5実施形態の車両1,70〜73は、それぞれ前後2つずつの合計4つ車輪2を有する四輪車であったが、二輪車以上であれば、車輪数に制限はない。
また、上記第1〜第5実施形態では、前進・後退の2本の経路を前提として説明したが、3本以上の経路でも同様に制御できる。
本開示の車両及び駐車支援装置は、自動車等の車両に有用である。
1,70,71,72,73 車両
2 操舵車輪
3 駆動車輪
4 動力部
5 制動機構
6 操作部
7 駐車支援装置
20 自動操舵装置
21 ステアリングシャフト
22 ステアリングホイール
23 操舵角センサ
24 操舵アクチュエータ
25 転舵輪
30 駐車支援ECU
31 画像処理部
32 操舵制御部
33 プロセッサ
40 駐車支援開始ボタン
50 シフト
51 車輪速センサ
52 車輪回転センサ
60 モニタ
61 スピーカ
62 後方カメラ
63 タッチパネル
64 全周囲カメラ
65 ソナー

Claims (20)

  1. 少なくとも1つの操舵車輪と、
    少なくとも1つの駆動車輪と、
    前記駆動車輪に、駆動力を提供可能な動力部と、を備え、
    所定の位置までの経路を生成し、前記経路に基づき、少なくとも前記操舵車輪の車輪角を変化させることで、前記所定の位置に停車することを支援可能な、車両であって、
    前記経路は少なくとも、停止位置まで前進する前進経路と、前記停止位置から後進する後進経路を有し、
    前記前進経路において、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に第1距離より大きい地点において前記車輪角は、直進方向を基準に正の値である第1の角度より大きい値にし、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第1距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度にし、
    前記停止位置において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度から負の値である第2の角度に変化させ、
    前記後進経路において、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に第2距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度にし、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第2距離より大きい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度より小さい値にする、
    車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記第1距離と前記第2距離は略一致する、
    車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両であって、
    前記第1の角度の絶対値と前記第2の角度の絶対値は、略一致する、
    車両。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に左に旋回し、負の値である場合に右に旋回し、又は
    前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に右に旋回し、負の値である場合に左に旋回する、
    車両。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記操舵車輪の車輪角を変化させる、電動操舵機構を備える、
    車両。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記操舵車輪と前記駆動車輪とは同一である、
    車両。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記動力部は、内燃機関及び/又は電気モータを備える、
    車両。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記少なくとも1つの操舵車輪は、2つの車輪からなり、
    前記少なくとも1つの駆動車輪は、2つの車輪からなる、
    車両。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の車両であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサが前記経路を生成する、
    車両。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の車両であって、
    入力回路を備え、
    前記入力回路は、前記所定の位置についての入力を受け付け可能である、
    車両。
  11. 少なくとも1つの操舵車輪と、
    少なくとも1つの駆動車輪と、
    前記駆動車輪に、駆動力を提供可能な動力部と、を備える車両に搭載可能な駐車支援装置であって、
    所定の位置までの経路を生成し、前記経路に基づき、少なくとも前記操舵車輪の車輪角を変化させることで、前記所定の位置に停車することを支援可能であり、
    前記経路は少なくとも、停止位置まで前進する前進経路と、前記停止位置から後進する後進経路を有し、
    前記前進経路において、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に第1距離より大きい地点において前記車輪角は、直進方向を基準に正の値である第1の角度より大きい値にし、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第1距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度にし、
    前記停止位置において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第1の角度から負の値である第2の角度に変化させ、
    前記後進経路において、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に第2距離より小さい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度にし、
    前記車両の位置が前記停止位置を基準に前記第2距離より大きい地点において前記車輪角は、前記直進方向を基準に前記第2の角度より小さい値にする、
    駐車支援装置。
  12. 請求項11に記載の駐車支援装置であって、
    前記第1距離と前記第2距離は略一致する、
    駐車支援装置。
  13. 請求項11又は請求項12に記載の駐車支援装置であって、
    前記第1の角度の絶対値と前記第2の角度の絶対値は、略一致する、
    駐車支援装置。
  14. 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に前記車両は左に旋回し、負の値である場合に前記車両は右に旋回し、又は
    前記車輪角が前記直進方向を基準に正の値である場合に前記車両は右に旋回し、負の値である場合に前記車両は左に旋回する、
    駐車支援装置。
  15. 請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記車両は、前記操舵車輪の車輪角を変化させる、電動操舵機構を備える、
    駐車支援装置。
  16. 請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記車両の前記操舵車輪と前記駆動車輪とは同一である、
    駐車支援装置。
  17. 請求項11から請求項16のいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記車両は、前記動力部は、内燃機関及び/又は電気モータを備える、
    駐車支援装置。
  18. 請求項11から請求項17のいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記車両の前記少なくとも1つの操舵車輪は、2つの車輪からなり、
    前記車両の前記少なくとも1つの駆動車輪は、2つの車輪からなる、
    駐車支援装置。
  19. 請求項11から請求項18のいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサが前記経路を生成する、
    駐車支援装置。
  20. 請求項11から請求項19のいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記車両は入力回路を備え、
    前記入力回路は、前記所定の位置についての入力を受け付け可能である、
    駐車支援装置。
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