JP2021003249A - マッサージ機及びマッサージ機を備えたシステム - Google Patents

マッサージ機及びマッサージ機を備えたシステム Download PDF

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Abstract

【課題】使用者にマッサージ機の連続使用の警告を発しつつ、使用者が選択することによってマッサージ機の使用を継続するか終了するかを選択することができるマッサージ機を提供する。【解決手段】所定時間をカウントできるカウント部と、マッサージ部の稼働時間を検出する検出部を有するマッサージ機であって、マッサージ機は、使用者に警告を行う警告部33を有し、警告部は、警告を表示する表示部と警告を音声で報知する音声出力部の少なくともどちらか一方を有し、操作部は、少なくともマッサージ機の使用を継続する継続操作と、マッサージ機の使用を終了する終了操作のいずれかを選択できる選択部35を有し、所定期間内における稼働時間が所定時間以上であるとき、使用者に対して警告部による警告を行い、選択部による選択を行う。【選択図】図6

Description

本発明はマッサージ機に関する。
従来、使用者のマッサージのし過ぎによる体調不良の発生を未然に防止するために、マッサージ機の使用時間を測定し、所定時間以上使用している時に警告を発するマッサージ機が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2016−30018号公報
上記特許文献1に開示されたマッサージ機は、マッサージ機の連続使用時間が制限時間を超えた場合に、使用者に対して注意を喚起することができる。しかし、注意喚起して促すだけであり、その後使用者がどうするかは示されていない。また、使用者にとって過度なマッサージの基準は一定ではなく、必ずしも注意喚起が行われた時に使用者はマッサージ機を止める必要があるとは限らない。そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者にマッサージ機の連続使用の警告を発しつつ、使用者が選択することによってマッサージ機の使用を継続するか終了するかを選択することができるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者にマッサージを行うマッサージ部と、前記マッサージ部の動作を制御する制御部と、使用者が前記マッサージ部の動作を操作する操作部と、所定時間をカウントできるカウント部と、マッサージ部の稼働時間を検出する検出部を有するマッサージ機であって、前記マッサージ機は、使用者に警告を行う警告部を有し、前記警告部は、警告を表示する表示部と警告を音で報知する音出力部の少なくともどちらか一方を有し、前記操作部は、少なくとも前記マッサージ機の使用を継続する継続操作と、前記マッサージ機の使用を終了する終了操作のいずれかを選択できる選択部を有し、所定期間内における前記稼働時間が前記所定時間以上であるとき、使用者に対して前記警告部による警告を行い、前記選択部による選択を行うことを特徴とするマッサージ機。
このような構成とすることにより、所定時間以上連続でマッサージ機を使用した使用者に対し、警告を発することができるとともに、使用者自身でマッサージ機の使用を継続するか終了するかを選択することができる。
本発明は、使用者にマッサージを行うマッサージ部と、前記マッサージ部の動作を制御する制御部と、使用者が前記マッサージ部の動作を操作する操作部と、所定回数をカウントできるカウント部と、を有するマッサージ機であって、前記マッサージ機は、使用者に警告を行う警告部を有し、前記警告部は、警告を表示する表示部と警告を音で報知する音出力部の少なくともどちらか一方を有し、前記操作部は、少なくとも前記マッサージ機の使用を継続する継続操作と、前記マッサージ機の使用を終了する終了操作のいずれかを選択できる選択部を有し、所定期間内における前記操作部による操作が前記所定回数以上であるとき、使用者に対して前記警告部による警告を行い、前記選択部による選択を行うことを特徴とするマッサージ機。
このような構成とすることにより、所定回数以上連続でマッサージ機を使用した使用者に対し、警告を発することができるとともに、使用者自身でマッサージ機の使用を継続するか終了するかを選択することができる。
また、前記操作部による前記マッサージ部の動作を実行した場合、前記所定期間内における前記マッサージ部の前記稼働時間が前記所定時間以上となると予想されるとき、前記マッサージ部の動作前に、使用者に対して前記警告部による警告を行い、前記選択部による選択を行うことが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ部の動作前の連続使用による警告を受けることができるので、マッサージ部の動作途中で警告される煩わしさを無くすことができる。
また、前記マッサージ部の動作中に前記警告部による警告を行う場合は、前記制御部が前記マッサージ部の動作を停止させることが好ましい。
このように構成することにより、警告を行っているにもかかわらず、マッサージ部が動作し続けることを防ぐことができる。
また、使用者が前記選択部による選択を所定時間以上行わなかった場合は、前記選択部が前記終了操作を選択することが好ましい。
このように構成することにより、使用者が選択せずに、警告文が画面に出たままになることを回避して自動的に終了することができる。
前記選択部で前記継続操作が選択された場合、前記制御部は、前記マッサージ部を、前記継続操作が選択される前に施療していた部位と異なる部位にマッサージを行うよう制御することが好ましい。
このように構成することにより、マッサージ機を連続使用する場合であっても、同じ部位を連続で施療しないので過度なマッサージや揉み返しを避けることができる。
前記制御部は、前記マッサージ部の動作の強弱を変更可能であり、前記選択部で前記継続操作が選択された場合、前記制御部は、前記マッサージ部を、前記継続操作が選択される前にしていたマッサージよりも弱いマッサージを行うよう制御することが好ましい。
このように構成することにより、マッサージ機を連続使用する場合であっても、弱いマッサージをすることで、過度なマッサージや揉み返しを避けることができる。
また、複数のマッサージコースを記憶する記憶部を有し、前記継続操作は、複数の前記マッサージコースの選択を含み、前記継続操作を選択するとき、使用者は、前記継続操作を選択する前に実行していた前記マッサージコースと異なる前記マッサージコースしか選択できないことが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ機を連続使用する場合であっても、異なるマッサージコースを選択させるので、同じマッサージを受け続けることによる過度なマッサージや揉み返しを避けつつ施療することができる。
また、複数のマッサージコースを記憶する記憶部を有し、前記継続操作が選択された場合、前記継続操作を選択する前に実行していた前記マッサージコースから、異なる前記マッサージコースに自動的に切り替わることが好ましい。
このような構成とすることにより、自動的に同じマッサージを受けることを避けることができる。
また、使用者を登録する登録部と、当該登録部で登録した使用者を識別する識別部をさらに有し、前記識別部によって使用者が変更されたと識別された場合に、前記カウント部のカウントをリセットすることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者毎に連続使用しているかを判別することができる。
また、マッサージ機は、使用者の前記選択部による選択結果を送信するための送信部をさらに有し、前記選択結果を記憶するためのサーバを備え、前記サーバは、前記マッサージ機と送受信可能であり、前記マッサージ機と前記サーバは公衆回線網を介して通信可能となっていることを特徴とするマッサージ機システムであってもよい。
このような構成とすることにより、使用者の選択結果を収集することができる。
また、使用者が前記マッサージ機の前記継続操作を選択した場合、前記警告部による警告の内容を理解した上で前記マッサージ機の使用を行うことを同意するまたは同意しないを選択できる同意ステップを有し、前記選択結果は、前記同意ステップの選択結果を含み、前記制御部は、前記サーバからの前記選択結果の受信完了の通知に基づいて、前記マッサージ部の動作を制御することが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者が警告の内容を確認した上で、自分の意思で選択したという証拠を得た状態で、マッサージ部の動作を制御することができる。
本発明によれば、使用者に警告を発しつつ、使用者が選択することによってマッサージ機の使用を継続するか終了するかを選択することができる。
本発明の第1実施形態に係るマッサージ機の正面斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るマッサージ機の模式図である。 マッサージ機の機能ブロック図である。 マッサージ機の姿勢を説明する側面図である。 マッサージユニットの正面図である。 コントローラの画面に表示される警告と選択部の一例を示す図である。 マッサージ機の連続使用における警告を示すフロー図である。 マッサージ機の連続使用における警告後を示すフロー図である。 コントローラの画面に表示される警告と選択部の一例を示す図である。 コントローラの画面に表示される同意ボタンと不同意ボタンの一例を示す図である。
[第1実施形態に係るマッサージ機の構成]
以下、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の正面斜視図である。図2は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図3はマッサージ機1の機能ブロック図である。図4はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図5はマッサージユニット8の正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示すマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。また、身体の表裏の定義については、起立した使用者の胸側を「表面」、背中側を「背面」として説明する。
[マッサージ機の全体構成]
図1〜図4に示すとおり、本発明の第1実施形態に係るマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられた使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5と、座部2の左右両側には肘掛け部6と、背凭れ部3の左右両側には側壁部7と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、枕部5、肘掛け部6、及び側壁部7は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。身体支持部2〜7の各所には、使用者の身体に対してマッサージを行う後述するエアセル20や後述するバイブレータ21によるマッサージ部15が設けられている。また、マッサージ機1は、背凭れ部3に揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8と、マッサージ機1の各動作を制御する制御部9と、後述する使用者に各種操作を行わせる操作部であるコントローラ10と、を有している。
図1,図3及び図4に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11(図3参照)により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が略水平となるリクライニング姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。なお、肘掛け部6は背凭れ部3のリクライニングに連動して後方へ移動し、背凭れ部3の起立に連動して前方へ移動するよう構成されている。フットレスト4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12(図3参照)により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で下腿及び足部が支持される上昇姿勢(図4参照)まで変更可能となっている。
図2,図3に示すとおり、座部2の下方には、エアセル20よりなる各マッサージ部a1〜a8に対してエアを給排気するポンプ13a及びバルブ13bを有する給排気装置13と、前述した制御部9と、が設けられている。各マッサージ部a1〜a8と同じ場所にモータにより駆動されるバイブレータ21を設けてもよい。エアセル20は、エアを給排気することで使用者を押圧することができる。バイブレータ21は、偏心分銅が回転することで使用者に振動を与えることができる。制御部9は、プログラマブルなマイコン等を有しており、各アクチュエータ11,12、マッサージ部15、及び給排気装置13を駆動制御する。制御部9には、後述するコントローラ10や記憶部50が電気的に接続されている。マッサージ機1は、記憶部50に記憶された所定のプログラム(マッサージコース)に従ってマッサージ部15を動作させる他、後述する使用者によるコントローラ10からの指示に従って動作する。また、マッサージコースは、複数有している。
[座部の構成]
図1〜図3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた壁部22が設けられている。この壁部22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、壁部22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。座部2の左右両側の肘掛け部6の内側壁を壁部22として利用してもよく、臀部マッサージ部a4を肘掛け部の内側壁に設ければよい。また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が設けられていてもよい。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、臀部マッサージ部a4は左右で対をなしてマッサージ部群A4を構成し、臀部マッサージ部a5は左右で対をなしてマッサージ部群A5を構成している。
[背凭れ部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15であるマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール18と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図5参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。
[マッサージユニットの構成]
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1〜図3,図5に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール18が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール18に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図5に示すとおり、マッサージユニット8は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール18に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退駆動部65が設けられている。進退駆動部65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として前後方向に進退することができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退駆動部65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、マッサージユニット8は、使用者の身体情報を検出するセンサ69を有している。このセンサ69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット8を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサ69が検出し、その際のマッサージユニット8の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は記憶部50に記憶される。
[側壁部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背フレーム3a(背凭れ部3)の左右両側には、使用者の肩又は上腕の外側面に対向して設けられた側壁部7が設けられている。この側壁部7は、背凭れ部3の側方において前方へ立設されている。そして、側壁部7の内側面には、肩又は上腕の外側面をマッサージする肩側マッサージ部a2が設けられている。肩側マッサージ部a2は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、肩側マッサージ部a2は左右で対をなしてマッサージ部群A2を構成している。
[枕部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3の上部前面には、使用者の頭及び/又は首を支持する枕部5が設けられている。枕部5の前面には、頭及び/又は首の後面に対向して設けられた左右で対をなす頭部マッサージ部a1が設けられている。頭部マッサージ部a1は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、頭部マッサージ部a1は、左右で対をなしてマッサージ部群A1を構成している。この頭部マッサージ部a1は、頭及び/又は首の外側面に対向して設けてもよい。この場合は、前方へ立設された壁部(図示せず)の内側面に設けるとよい。また、頭部マッサージ部a1は、枕部5に設けるのではなく、背凭れ部3の上部前面に直接設けてもよい。
[肘掛け部の構成]
図1〜図3に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛け部6が設けられている。肘掛け部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が設けられている。腕マッサージ部a3は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。このように、腕マッサージ部a3は、左右で対をなしてマッサージ部群A3を構成している。
[フットレストの構成]
図1〜図3に示すとおり、フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
側壁40bの内側面には、下腿の外側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。中央壁40cの両外側面には、下腿の内側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。また、底壁40aには、使用者の下腿の背面からマッサージする脚マッサージ部a7が設けられている。脚マッサージ部a6,a7は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。脚マッサージ部a6は、下腿の内側面に対向する脚マッサージ部a6と、下腿の外側面に対向する脚マッサージ部a6、により左右で対をなしてマッサージ部群A6を構成している。脚マッサージ部a7は、中央壁40cを挟んで左側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、中央壁40cを挟んで右側の下腿の背面に対向する脚マッサージ部a7と、により左右で対をなしてマッサージ部群A7を構成している。
足支持部41は、使用者の足裏を置く底壁41aと、底壁41aの左右両端から上方に向かって立設された側壁41bと、底壁41aの左右中央から上方に向かって立設された中央壁41cと、底壁41aの後部から上方へ立設された足部の背面(踵付近)に対向する後壁41dと、を有している。各壁41a〜41dより上方及び前方が開口した凹部42が形成されており、凹部42に足部を収容できるようになっている。
各壁41a〜41cには、使用者の足をマッサージする足マッサージ部a8が設けられ、左右で対をなしてマッサージ群A8を構成している。足マッサージ部a8は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル20により構成されている。
[コントローラの構成]
図1に示すとおり、肘掛け部6の上部にはコントローラ10が備えられており、使用者が着座した状態で操作することができる。図3に示す通り、このコントローラ10は、使用者が目視で確認できる表示部である画面10aと、使用者が画面10a上を指先操作するタッチパネル10bと、後述する所定時間に達したことを音で報知する警告部33である音出力部34を有している。音出力部34から出力される音は、ブザー音などの音や音声のどちらであってもよい。なお、上述では音出力部34はコントローラ10に設けられているが、これに限定されなく、マッサージ機1の他の部位や、マッサージ機1と接続可能な外部機器でもよい。また、画面10aに警告文を表示させることで、画面10aを警告部33として使用してもよく、その場合は、音出力部34を有していなくてもよいし、併用してもよい。また、コントローラ10を操作することにより、リクライニングさせて背凭れ部3の姿勢を変更することができ、上下に揺動させてフットレスト4の姿勢を変更することができる。また、動作させるマッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8を選択したり、マッサージユニット8,各マッサージ部a1〜a8の動作(手技又は強さ等)を変更したりすることもできる。
また、コントローラ10は、所定時間をカウントできるカウント部であるタイマー部30と、画面10a上に表示され、タッチパネル10bの操作で選択できる選択部35と、を有している。図6、図9に示す通り、選択部35は、画面10a上に表示される継続ボタン36を選択することで、マッサージ機の使用を継続できる継続操作と、画面10a上に表示される終了ボタン37を選択することで、マッサージ機の使用を終了する終了操作を選択できる。図6、図9に示すとおり、警告部33による警告後、コントローラ10の画面10a上に継続ボタン36と終了ボタン37が表示され、使用者の意思でマッサージ機の使用を継続するか終了するか選択することができる。この際、図6、図9に示すように画面10a上に所定時間から時間経過に伴い表示時間が減少していく選択時間38を表示し、所定時間以上(選択時間38の表示が0になるまで)継続ボタン36と終了ボタン37のどちらも選択しなかった場合、終了操作を実行してもよく、終了操作が実行されることを画面10a上に表示される文字または音出力部34から出力される音のどちらか一方もしくは両方で知らせてもよい。
また、タイマー部30は、後述する稼働状態検出部25で所定の部品が稼働していることを検出している間だけ、カウントを行う。このようにすることにより、使用者がマッサージ機1によるマッサージを受けていない時間を使用時間としてカウントしてしまうことを避けることができる。また、使用者がコントローラ10でマッサージ機1のマッサージ部15を操作したとき、あらかじめマッサージ部15の稼働時間を計算し、所定時間以上となると予想されるときに警告をしてもよい。この場合、マッサージ部15の動作中にタイマー部30のカウントが所定時間以上となっても警告を行わないようにしてもよい。このようにすることで、使用前に警告されるので、使用中に警告を出される煩わしさがない。また、タイマー部30は、マッサージ機1の本体の電源をOFFにしてもカウントをリセットせず、カウントを記憶部50で記憶しておき、所定期間の経過でカウントをリセットするようにしてもよい。所定期間は、例えば使用者によるマッサージ機1の使用開始から一日(24時間)である。このように構成することで、使用者が使用開始から十分に時間が経過し、過度なマッサージや揉み返しにならないときであるにもかかわらず、警告を行うことを防ぐことができ、また、電源のON/OFFでカウントをリセットされることを防ぐことができる。所定期間は、過度なマッサージや揉み返しにならない時間であればよく、マッサージ機1提供する事業者が適宜設定できるものとする。
また、タイマー部30は所定時間の代わりに所定回数をカウントできるようにしてもよく、この場合は、所定回数以上に達したときに警告部33で報知する。このとき、マッサージコースの所要時間は、どのマッサージコースもほぼ同じ時間もしくは一定時間以上であるようにしてもよい。このようにすることで、例えば、マッサージコースの所要時間が15分で、警告を30分以上連続使用した時に行いたいのなら、3度目のマッサージコースが選択されたときに警告すればよい。このように、回数によって疑似的に時間をカウントすることができる。
[稼働状態検出部]
ところで、上述したように、マッサージ機1は、複数の部品で構成される。図3に示すように、マッサージ機1は、これらの部品のうち、所定の部品のそれぞれにおける稼働状態を検出する稼働状態検出部25を備えている。本実施の形態において、稼働状態検出部25は、マッサージ部15の各マッサージ部a1〜a8を構成する少なくとも1つの部品、マッサージユニット8を構成する少なくとも1つの部品、第一アクチュエータ11、第二アクチュエータ12およびコントローラ10を構成する少なくとも1つの部品の稼働状態を検出する。
稼働状態は、数値で表される稼働指標として構成される。例えば、稼働指標は、部品の稼働(使用)回数、稼働時間、モータ等の電動部品における電圧または電流値(平均値、最高値等)、または、部品の作動音(周波数、音量、音圧、音の高低)等が例示される。部品に応じて稼働指標の種類は異なっていてもよい。
稼働指標として部品の稼働回数または稼働時間等を検出する稼働状態検出部25は、制御部9の駆動信号生成部24で生成される駆動信号(すなわち指令値)に基づいて稼働指標を取得するように構成されてもよい。すなわち、稼働状態検出部25は、制御部9と同様の構成としてもよい。言い換えると、稼働状態検出部25は、駆動信号生成部24を構成するマイクロコントローラ等と同じまたは別のマイクロコントローラ等で構成されてもよい。これに代えて稼働状態検出部25は、部品の稼働回数または稼働時間等を実際に検出してもよい。すなわち、稼働状態検出部25は、動作検出器26により構成されてもよい。電動部品における電圧/電流値を検出する動作検出器26も稼働状態検出部25として機能し得る。また、動作検出器26とは別に、稼働状態を検出するための専用の構成が稼働状態検出部25として設けられてもよい。例えば部品の作動音を検出するための集音マイクが稼働状態検出部25として設けられており、収録した作動音を数値化して検出信号が生成されてもよい。
稼働状態検出部25で検出された稼働状態(稼働指標)は、記憶部50に記憶される。例えば、稼働指標が部品の稼働回数または稼働時間の場合、対応する部品が稼働する毎に、稼働回数を1回増やしたり、当該1回における稼働時間を積算したりして、記憶部50に記憶されている稼働指標のデータを更新する。また、例えば、稼働指標が電圧または電流値の最高値である場合、制御部9は、記憶部50に既に記憶されている電圧または電流値の最高値と動作検出器26における検出値とを比較して、検出値が高ければ当該検出値を記憶部50に最高値として更新記憶する。これに代えて、検出値が所定のしきい値以上である場合に、制御部9は、当該検出値を記憶部50に記憶させてもよい。この場合、記憶部50に記憶される電圧または電流値は、日付、きっかけとなる動作、所定の動作開始時から検出値がしきい値以上となるまでの経過時間等の使用状態の情報とともに記憶部50に記憶されてもよい。
なお、記憶部50に記憶される稼働指標は、1つの部品に対して1つの稼働指標であってもよいし、1つの部品に対して複数の稼働指標であってもよい。例えば、マッサージモータM1の稼働回数および稼働時間のそれぞれがマッサージモータM1の稼働指標として記憶部50に記憶されてもよい。
[使用者の登録]
使用者が初めてマッサージ機1を使用するときに、使用者の登録を行うことができるようにしてもよい。使用者の登録を行う登録部70は、コントローラ10の画面10a上に表示され、画面10a上のボタンを操作することによって、個人データ71を登録できる。個人データ71は、使用者がコントローラ10を使用して入力したパスワードで保護されており、パスワードは記憶部50に記憶される。使用者が二回目以降にマッサージ機1を使用する場合は、パスワードを入力することでコントローラ10内の識別部74で使用者を識別し、使用可能となる。個人データ71は、少なくとも使用者を識別できる識別情報を登録可能であり、名前や年齢、性別、身長、体重などの情報を登録できてもよい。識別情報は、パスワードや名前など、使用者個人を識別できるものであればどのような物でもよく、例えばコントローラ10にカメラを設けて、顔写真を撮影したり、タッチパネル10bを用いて指紋認証を行ったりしてもよい。この場合は、顔写真や指紋認証をパスワードの代わりにし、識別部74で使用者の識別をしてもよい。また、個人データ71は、後述するコントローラ10の送信部72からサーバ80に送信され、サーバ80内に保存されていてもよい。
また、制御部9は、使用者が別の使用者に変更された場合、タイマー部30のカウントをリセットするようにしてもよい。このようにすることで、使用者が変更されたにもかかわらず、マッサージ機1が連続使用されたとして警告してしまうことを防ぐことができる。また、制御部9は、使用者毎にタイマー部30のカウントを記憶部50で記憶するようにしてもよい。このようにすることで、マッサージ機1を一の使用者が使用後に、別の使用者が使用し、再度一の使用者が使用した場合であっても、一の使用者が所定時間以上マッサージ機1を使用していた場合、警告することができるので過度なマッサージや揉み返しを避けることができる。また、タイマー部30のカウントは、後述するコントローラ10の送信部72からサーバ80に送信され、サーバ80内に保存されていてもよい。
また、継続操作が選択された場合、図10に示すように画面10aに、使用者が警告の内容を理解したかの同意を確認する同意ボタン75と不同意ボタン76を表示し、使用者にタッチパネル10bの操作で選択させてもよい。同意ボタン75を選択することで、マッサージ機1の使用を継続することができ、不同意ボタン76を選択することマッサージ機1の使用を終了することができる。このようにすることで、使用者が警告の内容を理解しないままマッサージ機1の利用を継続してしまうことを防ぐことができる。また、図10に示すように、同意ボタン75と不同意ボタン76の近傍にそれぞれに対応する確認入力部77を表示し、使用者にタッチパネル10bの操作で選択させてもよい。確認入力部77は、チェックボックスやラジオボタンなどの使用者が選択することでチェックが入力され、選択されたことがわかるものである。同意ボタン75と不同意ボタン76は、それぞれ対応する確認入力部77が入力された状態でないと選択することができないよう構成されている。このようにすることで、継続操作を選択する時に使用者がタッチパネル10bを連打したり、手が当たってしまったりすることで内容を確認しないまま同意ボタン75または不同意ボタン76を選択してしまうことを防ぐことができる。さらに、確認入力部77と同意ボタン75または不同意ボタン76の二回操作することによって誤った方を選択してしまう選択間違いを防ぐことができる。また、確認入力部77は、同意ボタン75と不同意ボタン76にそれぞれ対応するように設けずに、一つだけを設けて警告の内容を確認したかだけを確認できるようにしてもよい。この場合は、警告の内容を確認した後に、使用者が確認入力部77に入力することで、同意ボタン75または不同意ボタン76を選択できるようになる。また、確認入力部77を入力しなくても、不同意ボタン76を選択できるようにしてもよい。また、確認入力部77を設けず、同意ボタン75または不同意ボタン76を所定時間(例えば3秒間)長押しすることで選択できるようにしてもよい。
事業者に設置されたクラウド型のサーバ80を有し、コントローラ10は、サーバ80に各種情報を送信できる送信部72と、サーバ80から各種情報を受信できる受信部73をさらに有し、通信ネットワーク(公衆回線網)を介してサーバ80と通信可能に接続されている。各種情報には、少なくとも、同意ボタン75と不同意ボタン76の選択結果を含み、選択部35で継続操作または終了操作を選んだ選択結果、個人データ71、稼働状態、使用者毎のタイマー部30のカウント等を含んでもよい。サーバ80は、選択結果を受信した場合、コントローラ10に、受信が完了したことをマッサージ機1に送信する。これによって、マッサージ機1からの選択結果がサーバ80に届いたことを確認することができる。
[警告のフロー]
以下、マッサージ機1の連続使用における警告のフローについて図7、警告後のフローについて図8に基づいて説明する。
本実施例では、使用者が既に使用者の登録を済ませている場合について記述する。
図7に示す通り、マッサージ機1にパスワードを入力し、使用者の認証をする。(ステップS1)使用者の認証が行われると、使用者がマッサージ部15の動作を操作できるようになる。(ステップS2)使用者がマッサージ部15の動作を操作し、マッサージ部15が動作を開始する。(ステップS3)所定のマッサージ部15(例えばマッサージユニット8)の稼働時間を、稼働状態検出部25で検出し、それに伴いタイマー部30がカウントを開始する。(ステップS4)タイマー部30によるカウント中に、使用者がマッサージ機1の使用を終了し、別の使用者に変更されたときは、タイマー部30のカウントを記憶部50に記憶し、タイマー部30のカウントをリセットして、ステップS1に戻る。(ステップS5)タイマー部30のカウントが所定時間に達する。(ステップS6)所定時間は、例えば、30分であり、1回のマッサージコースが15分なら3回目のマッサージコースを選択しようとしたとき、1回のマッサージコースが20分なら2回目のマッサージコースの途中で所定時間に達する。所定時間は、マッサージ機1を提供する事業者が適宜設定できる。ステップS6に続いて、制御部9は、マッサージ部15が動作中であるかを判断し(ステップS7)、動作中であるなら動作を停止させる。(ステップS8)動作中でないなら、後述するステップS9に移行する。その後、音出力部34から警告音を発し、画面10a上に警告文と、選択部35(継続ボタン36、終了ボタン37)を表示する。(ステップS9)本実施例では、ステップS8でマッサージ部15の動作を停止させているが、このステップを行わないように構成してもよい。マッサージ部15の動作を停止させれば、過度なマッサージや揉み返しを避けつつ警告することができ、マッサージ部15の動作を停止させなければ、継続操作または終了操作を選択している間もマッサージを受けることができる。
図8に示す通り、ステップS9の後、画面10a上に、図6、図9に示すように選択時間38が表示され、カウントが開始される。選択時間38は、例えば3分や5分であり、使用者が警告文を読んで理解し、選択できる十分な時間を、マッサージ機1を提供する事業者が適宜設定すればよい。(ステップS10)ステップS10に続いて、使用者は、マッサージ機1の使用を継続する継続操作を行う継続ボタン36か、終了する終了操作を行う終了ボタン37を選択する。(ステップS11A)使用者の選択によって、終了操作が選択された場合は後述するステップS12Aに移行し、継続操作が選択された場合は後述するステップS11Bに移行する。このとき、使用者が選択を行わず、選択時間38に設定された所定の時間が経過した時、制御部9は、使用者が終了操作を選択したとして、ステップS12Aに移行する。図10に示す通り、継続操作が選択された場合、ステップS11Aに続いて、使用者に警告の内容を理解した上でマッサージ機1の使用を継続することへの同意確認を行う。(ステップS11B(同意ステップ))使用者は、警告の内容を確認し、確認入力部77入力した後に、同意ボタン75または不同意ボタン76を選択する。ステップS11AおよびステップS11Bに続いて、選択結果をサーバ80へ送信する。終了操作が選択された場合または不同意ボタン76が選択された場合は、それぞれの選択結果をサーバ80へ送信する(ステップS12A)、継続操作が選択され、同意ボタン75が選択された場合は、同意ボタン75が選択された選択結果を送信する。(ステップS12B)ステップS12Aに続いて、マッサージ機1の使用を終了させる。(ステップS13)この際に、背凭れ部3がリクライニング姿勢であるなら、起立姿勢にし、フットレスト4が上昇姿勢であるなら垂下姿勢にする。また、マッサージ部15の初期位置が設定されている場合は、初期位置への移動を行う。このようにして、使用者がマッサージ機1から立ち上がることができる状態にする。また、ステップS12Bに続いて、サーバ80は、マッサージ機1から送信された選択結果を受信完了した場合、受信完了の通知をマッサージ機1へ送信する。マッサージ機1は、受信完了の通知を受信するまで、マッサージ部15の操作を行えず、停止したままである。(ステップS14)これは、マッサージ機1の連続使用に対し警告を行ったこと、および警告内容を理解して使用することに同意した上で、使用者が自身の意思で使用の継続を選択したことの証明を得るためであり、使用者が過度なマッサージや揉み返しをした場合の責任の所在を明らかにすることができる。ただし、マッサージ部15以外の操作、例えば背凭れ部3やフットレスト4の操作はできるようにしてもよい。このようにすることで、通信不良やサーバ80側の問題により、マッサージ機1が選択結果の送信や受信完了の通知を受信できない場合や、その他災害による緊急時において、使用者がマッサージ機1から立ち上がることができるようにするためである。また、所定時間経過しても受信完了の通知を受信できない場合は、通信不良やサーバ80側の問題が発生したとして、ステップS13に移行しマッサージを終了する。所定時間は、例えば5分などであり、サーバ80からの通知が来るのに十分な時間を事業者が適宜設定すればよい。マッサージ機1が、受信完了通知を受信した場合、制御部9はマッサージ部15を操作可能にする。(ステップS15)
ステップS15の後、使用者がマッサージ部15を操作する場合、操作できる内容に制限を加えてもよい。例えば、使用者が継続操作の選択前に、脚へのマッサージ(マッサージ部a6、a7によるマッサージ)を行っていた場合、継続操作の選択後では、その他の部位しか使用できなくする。このようにすることで、同じ部位を連続して揉むことによる過度なマッサージや揉み返しを回避することができる。また、制御部9は、マッサージ部15のエアセル20の膨張量やマッサージユニット8の進退駆動部65による進退量等を、継続操作の選択前より、継続操作の選択後ではマッサージ感が弱くなるように制御してもよい。このように制御することで、弱いマッサージを行うので過度なマッサージや揉み返しになりにくくできる。また、制御部9は、継続操作の選択後では、継続操作の選択前で選択していたマッサージコースと異なるマッサージコースしか選択できないように制御してもよい。このように制御することで、マッサージ機1を連続使用する場合であっても、継続操作の選択前と異なるマッサージコースを選択させるので、同じマッサージを受け続けることによる過度なマッサージや揉み返しを避けつつ施療することができる。また、使用者がマッサージコースを選択するのではなく、制御部9によって自動的に継続操作の選択前と異なるマッサージコースに変わるようにしてもよい。このような構成とすることにより、自動的に同じマッサージを受けることを避けることができる。継続操作の選択前と異なるマッサージコースは、継続操作選択前に選択されなかったマッサージコースを表示するだけでもよいが、継続操作選択後にのみ実行できるマッサージコースであってもよい。継続操作選択後にのみ実行できるマッサージコースを、継続操作選択前のマッサージコースと異なる部位を施療したり、弱く施療したり設定すれば、より確実に過度なマッサージや揉み返しを避けることができる。
また、上述したようにステップS15の後に、マッサージ部の操作に制限を設ける場合、ステップS9〜ステップS11の継続ボタン36の代わりに、図9に示すようにステップS15の後に実行するマッサージ動作の選択をできるマッサージボタン39を表示するようにしてもよい。マッサージボタン39でマッサージ動作を選択することで、継続操作とマッサージ動作の選択を同時にすることができるので、別々に選択する煩雑さがない。また、選択できないマッサージ動作は、図9に示すように選択できないことが分かるようにマッサージボタン39の色を変えて表示してもよいし、表示をしなくてもよい。
[他の実施形態]
なお、本発明の実施形態は、上述した椅子型マッサージ機に限らず、警告部33を有するのであれば、ベッド型マッサージ機などのマッサージ機であってもよい。
本発明は、使用者にマッサージ機の連続使用の警告を発しつつ、使用者が選択することによってマッサージ機の使用を継続するか終了するかを選択することができるマッサージ機に適用することができる。
1 マッサージ機
8 マッサージユニット(マッサージ部)
9 制御部
10a 画面(表示部)
15 マッサージ部
20 エアセル(マッサージ部)
21 バイブレータ(マッサージ部)
25 稼働状態検出部
30 タイマー部(カウント部)
33 警告部
34 音出力部
35 選択部
36 継続ボタン
37 終了ボタン
70 登録部
80 サーバ

Claims (12)

  1. 使用者にマッサージを行うマッサージ部と、
    前記マッサージ部の動作を制御する制御部と、
    使用者が前記マッサージ部の動作を操作する操作部と、
    所定時間をカウントできるカウント部と、
    マッサージ部の稼働時間を検出する検出部を有するマッサージ機であって、
    前記マッサージ機は、使用者に警告を行う警告部を有し、
    前記警告部は、警告を表示する表示部と警告を音で報知する音声出力部の少なくともどちらか一方を有し、
    前記操作部は、少なくとも前記マッサージ機の使用を継続する継続操作と、前記マッサージ機の使用を終了する終了操作のいずれかを選択できる選択部を有し、
    所定期間内における前記稼働時間が前記所定時間以上であるとき、
    使用者に対して前記警告部による警告を行い、前記選択部による選択を行うことを特徴とするマッサージ機。
  2. 使用者にマッサージを行うマッサージ部と、
    前記マッサージ部の動作を制御する制御部と、
    使用者が前記マッサージ部の動作を操作する操作部と、
    所定回数をカウントできるカウント部と、を有するマッサージ機であって、
    前記マッサージ機は、使用者に警告を行う警告部を有し、
    前記警告部は、警告を表示する表示部と警告を音で報知する音声出力部の少なくともどちらか一方を有し、
    前記操作部は、少なくとも前記マッサージ機の使用を継続する継続操作と、前記マッサージ機の使用を終了する終了操作のいずれかを選択できる選択部を有し、
    所定期間内における前記操作部による操作が前記所定回数以上であるとき、
    使用者に対して前記警告部による警告を行い、前記選択部による選択を行うことを特徴とするマッサージ機。
  3. 前記操作部による前記マッサージ部の動作を実行した場合、
    前記所定期間内における前記マッサージ部の前記稼働時間が前記所定時間以上となると予想されるとき、
    前記マッサージ部の動作前に、使用者に対して前記警告部による警告を行い、前記選択部による選択を行うことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  4. 前記マッサージ部の動作中に前記警告部による警告を行う場合は、
    前記制御部が前記マッサージ部の動作を停止させることを特徴とする請求項1〜3に記載のマッサージ機。
  5. 使用者が前記選択部による選択を所定時間以上行わなかった場合は、
    前記選択部が前記終了操作を選択することを特徴とする請求項1〜4に記載のマッサージ機。
  6. 前記選択部で前記継続操作が選択された場合、
    前記制御部は、前記マッサージ部を、前記継続操作が選択される前に施療していた部位と異なる部位にマッサージを行うよう制御することを特徴とする請求項1〜5に記載のマッサージ機。
  7. 前記制御部は、前記マッサージ部の動作の強弱を変更可能であり、
    前記選択部で前記継続操作が選択された場合、
    前記制御部は、前記マッサージ部を、前記継続操作が選択される前にしていたマッサージよりも弱いマッサージを行うよう制御することを特徴とする請求項1〜6に記載のマッサージ機。
  8. 複数のマッサージコースを記憶する記憶部を有し、
    前記継続操作は、複数の前記マッサージコースのうちのいずれかを選択することを含み、
    前記継続操作を選択するとき、使用者は、前記継続操作を選択する前に実行していた前記マッサージコースと異なる前記マッサージコースしか選択できないことを特徴とする請求項1〜7に記載のマッサージ機。
  9. 複数のマッサージコースを記憶する記憶部を有し、
    前記継続操作が選択された場合、前記継続操作を選択する前に実行していた一のマッサージコースから、異なる他のマッサージコースに自動的に切り替わることを特徴とする請求項1〜7に記載のマッサージ機。
  10. 使用者を登録する登録部と、当該登録部で登録した使用者を識別する識別部をさらに有し、
    前記識別部によって使用者が変更されたと識別された場合に、前記カウント部のカウントをリセットすることを特徴とする請求項1〜9に記載のマッサージ機。
  11. 請求項1から10に記載のマッサージ機は、
    使用者の前記選択部による選択結果を送信するための送信部をさらに有し、
    前記選択結果を記憶するためのサーバを備え、
    前記サーバは、前記マッサージ機と送受信可能であり、
    前記マッサージ機と前記サーバは公衆回線網を介して通信可能となっていることを特徴とするマッサージ機システム。
  12. 使用者が前記マッサージ機の前記継続操作を選択した場合、前記警告部による警告の内容を理解した上で前記マッサージ機の使用を行うことを同意するまたは同意しないを選択できる同意ステップを有し、
    前記選択結果は、前記同意ステップの選択結果を含み、
    前記制御部は、
    前記サーバからの前記選択結果の受信完了の通知に基づいて、
    前記マッサージ部の動作を制御することを特徴とする請求項11に記載のマッサージ機システム。
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