JP2021001499A - シャッタ構造及び局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッタの開閉及び吐水ノズルの移動の不具合の発生を防止する。【解決手段】シャッタ構造90は、ノズル通過領域を開閉可能に設けられたシャッタ10と、シャッタ10の幅方向に沿ってシャッタ10の後面に接して設けられたシャッタ支持部材と、シャッタ支持部材の幅方向の両端部から軸線49に沿って延在し、且つ吐水ノズルの収容部材の側方の接続位置に接続されているアーム部材24と、を有するシャッタアーム20と、を備える。アーム部材24の延在方向の途中の所定の位置で、アーム部材を、先端側アーム部材71と基端側アーム部材72に分離・接続可能に構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、シャッタ構造及び局部洗浄装置に関する。
一般に、大便器には、局部に向けて洗浄水を吐出可能な局部洗浄装置が設けられている。局部洗浄装置は、リモコン操作等による制御信号を受け、ノズル通過領域を通って便鉢の内側空間と便器本体の後側の領域に設けられた機能制御部との間で移動可能な吐水ノズルを備えている。局部洗浄装置には、ノズル通過領域を開閉可能なシャッタが設けられている。シャッタは、吐水ノズルが機能制御部からノズル通過領域を通って便鉢の内側空間に移動するときに開き、吐水ノズルが便鉢の内側空間からノズル通過領域を通ってノズルケースの内部空間に移動するときに閉じる。
例えば、特許文献1には、シャッタが回動自在に且つ着脱可能に取り付けられ、アーム部材を前後方向に進退自在に支持して配設されるシャッタアームを備えた局部洗浄装置が開示されている。
特開2017−048564号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている局部洗浄装置では、シャッタアームの軸部材とアーム部材が一体で構成され、且つシャッタとシャッタアームが着脱可能になっている。そのため、シャッタとシャッタアームとの着脱時に、シャッタアームに対するシャッタの取り付け姿勢が所定の姿勢からずれる、或いはシャッタアームに想定外又は通常とは異なる方向からの外力が加わることによってシャッタの開閉やシャッタアームの動きに不具合が生じる虞があった。また、シャッタやシャッタアームの先端部はノズル通過領域の幅方向に沿って設けられているため、シャッタの開閉やシャッタアームの動きに不具合が生じると、吐水ノズルの移動、ひいては局部洗浄機能に不具合が生じる虞があった。
本発明は、シャッタの開閉及び吐水ノズルの移動の不具合の発生を防止可能なシャッタ構造及び局部洗浄装置を提供する。
本発明の一態様のシャッタ構造は、吐水ノズルが通過可能に形成されたノズル通過領域を開閉可能に設けられたシャッタと、前記シャッタの後面に設けられたシャッタ支持部材と、前記シャッタ支持部材の前記後面に対して交差する方向に沿って延在するアーム部材と、を有するシャッタアームと、を備え、前記アーム部材の延在方向の途中の所定の位置で、前記アーム部材を、先端側アーム部材と基端側アーム部材に分離・接続可能に構成されている。
本発明の一態様の局部洗浄装置は、上述のシャッタ構造と、前記ノズル通過領域を通過して便鉢の内側空間とカバーケースとの間を移動可能に構成され、先端部から洗浄水を吐出する吐水ノズルと、を備える。
本発明の一実施形態のシャッタ構造及び局部洗浄装置を備えた便器の斜視図である。 図1に示す便器のカバーケースのカバーを外した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態の局部洗浄装置の要部の側面図であり、吐水ノズルの少なくとも一部がノズルカバーから進出している状態を示す図である。 図1に示す便器のノズル通過領域を前斜め下方から見た斜視図である。 図1に示す便器のシャッタ構造の側面図である。 図1に示す便器のシャッタアームの斜視図である。 図5に示すシャッタ構における吐水ノズルの移動方向の先端側の部分を基端側から見た背面図である。 図5に示すシャッタ構における吐水ノズルの移動方向の基端側の部分近傍を先端側から見た正面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の便器100は、便器本体1と、機能制御部2と、便座3と、便蓋5と、局部洗浄装置4を備えている。以下、便器100の使用者が便座3に着座した際に使用者から見て左側の相対位置を単に左側、使用者から見て右側の相対位置を単に右側と記載し、左側と右側とを結ぶ方向を左右方向T1とする。使用者が便座3に着座した際に使用者の前側の相対位置を単に前側、使用者の後側の相対位置を単に後側と記載し、前側と後側とを結ぶ方向を前後方向T2とする。使用者が便座3に着座した際に使用者から見て上側の相対位置を単に上側、使用者から見て下側の相対位置を単に下側とし、上側と下側とを結ぶ方向を上下方向T3とする。
便器本体1には、便鉢21が形成されている。便鉢21が開口している上端端部には、便鉢21の内側空間23に向かって突出するリム25が設けられている。便座3は、左右方向T1に延びる回転軸O1を中心に回動自在に構成されている。便座3は、前述のように回動することによって、便鉢21の上側端部に接して左右方向T1及び前後方向T2に拡がっている閉状態と、便鉢21の上端部から離れて少なくとも上下方向T3に拡がっている開状態の何れの状態にもなり得る。便座3は、閉状態で便鉢21の上端部に接する環状部28を有する。環状部28の開口は、便鉢21の開口より僅かに小さい。便座3が閉状態であるとき、環状部28は、リム25より内側空間23に向かって僅かに突出している。
便蓋5は、回転軸O1を中心に回動自在に構成され、閉状態の便座3を覆って左右方向T1及び前後方向T2に拡がり且つ便鉢21及び便座3の開口を塞ぐ閉状態と、少なくとも上下方向T3に拡がっている開状態の何れの状態にもなり得る。即ち、便蓋5は、便鉢21及び便座3の開口を開閉可能である。
機能制御部2は、便器本体1の後側の領域に取り付けられたカバーケース6に着脱可能に設けられている。機能制御部2は、例えば使用者による便器100に付属のリモコン(図示略)の操作に応じた制御信号を検知し、便器100の各種機能を発揮させると共に、便器100の各構成要素の動きを制御する。機能制御部2には、前述の各種機能の発揮及び各構成要素の制御を行うためのマイクロコンピュータ等を備えている。例えば、機能制御部2は、前述のリモコンの操作に応じて便鉢21に洗浄水を供給する。内側空間23の下部には、便鉢21と不図示の排水管との連通口を封止する洗浄水26が貯留されている。
便座3及び便蓋5は、回転軸O1に沿ってカバーケース6に着脱可能に接続されている。図1及び図2に示すように、カバーケース6は、便器本体1の後側の領域に延びて設けられ、ベースプレート7と、カバー8を備えている。ベースプレート7は、機能制御部2及び局部洗浄装置4の基台になっている。カバー8は、ベースプレート7に組み付けられ、ベースプレート7と共に機能制御部2及び局部洗浄装置4の収容空間を形成している。
図2に示すように、局部洗浄装置4は、機能制御部2と共にカバーケース6に収容されている。局部洗浄装置4は、ノズル可動機構11と、シャッタ10と、シャッタ取付機構30と、不図示の温水供給機構と、乾燥機構12と、脱臭機構13を備えている。
ノズル可動機構11は、ベースプレート7の前側且つ左右方向T1の略中央の部分に設けられている。ノズル可動機構11には、温水供給機構によって局部を洗浄するための適温に調整された温水が供給される。
ノズル可動機構11は、肛門洗浄用の吐水ノズル17とビデ用の吐水ノズル18、及び吐水ノズル17,18を内包するノズルカバー15、吐水ノズル17,18を移動させるモータ機構14を備えている。
吐水ノズル17,18はそれぞれ、略円柱状に形成されている。吐水ノズル17,18及びノズルカバー15は、それぞれ先端部が前側に進むに従い漸次下降し、傾斜した状態で配置されている。そのため、吐水ノズル17,18は、前方に移動するに従って漸次下降する。以下、吐水ノズル17,18が移動する軸線方向を、移動方向T5とする。吐水ノズル17,18の軸線は、左右方向T1において互いに間隔をあけ、且つ移動方向T5に沿って互いに平行になっている。吐水ノズル17,18の先端部77,78には、洗浄水を吐出する吐出孔が形成されている。洗浄水は、吐水ノズル17,18の移動方向T5の上端から吐水ノズル17,18の内部に供給されて内部を流通し、前述の吐出孔から所定の方向に吐出される。
図3に示すように、モータ機構14は、ラックピニオン機構で構成され、モータ19を備えている。吐水ノズル17,18は、個別に、ラックピニオン機構によって移動方向T5に沿って移動する。
リモコン操作等に応じてモータ19及びピニオンが一方向に回転すると、吐水ノズル17,18がノズルカバー15から進出し、移動方向T5に沿って下降するように移動し、ノズル通過領域9を通って図1等に示す便鉢21の内側空間23に突出する。一方、リモコン操作等に応じてモータ19及びピニオンが前述の一方向とは逆の方向に回転すると、吐水ノズル17,18が移動方向T5に沿って上昇するように移動し、ノズル通過領域9を通ってノズルカバー15に収容される。つまり、吐水ノズル17,18は、ノズル通過領域9を通って内側空間23とカバーケース6の内部空間との間を移動方向T5に略沿って移動可能に構成されている。吐水ノズル17,18は、内側空間23に位置しているときに前述の吐水孔から洗浄水を吐出する。
シャッタ10は、吐水ノズル17,18の移動に応じて、ノズル通過領域9に対して移動方向T5に移動しつつ、上下方向T3に回転可能に設けられている。図1及び図2に示されたシャッタ10は、吐水ノズル17,18がノズルカバー15に覆われてカバーケース6の内部に収容されている状態において、ノズル通過領域9を塞ぎ、閉状態になっている。図3の実線で示されたシャッタ10は、ノズル通過領域9より上方に向けて回転した開状態になっている。図3の二点鎖線で示されたシャッタ10は、ノズル通過領域9より下方に向けて回転した開状態になっている。即ち、シャッタ10は、吐水ノズル17,18が通過可能に形成されたノズル通過領域9を開閉可能に設けられている。
閉状態のシャッタ10を移動方向T5に沿って見た場合、シャッタ10は、左右方向T1に延出した形状に形成されている。シャッタ10の上端又は下端の左右方向T1の大きさは、上下方向T3の中央のシャッタ10の左右方向T1の大きさより小さい。シャッタ10の上下方向T3の大きさは、略均一であり、シャッタ10の上端又は下端の左右方向T1の大きさより小さい。左右方向T1に沿って見たとき、シャッタ10は、シャッタ10の上下方向T3の中央部分がシャッタ10の上端及び下端より移動方向T5の内側空間23に近い側に位置するように屈曲している(図2参照)。
図4及び図7に示すように、シャッタ10の後面62には、取付部91,91が設けられている。取付部91,91は、左右方向T1において互いに間隔をあけて配置されている。各々の取付部91には、移動方向T5の基端側の端面から先端側に凹む凹部92が形成されている。シャッタ10の後面62には、使用者又はメンテナンスの作業者に対してシャッタ10の正しい向きを視認させるために「ウエ」、「シタ」の目印が付されている。このような目印が設けられていることによって、使用者や作業者は、シャッタアーム20を介してシャッタ10を正しい向きでカバーケース6の初期状態の位置に設置できる。
図2、図4及び図5に示すように、シャッタ取付機構30は、第1ベース本体32と、第2ベース本体34と、シャッタアーム20と、シャッタ受け40を備えている。第1ベース本体32には、ノズルカバー15の先端部、即ち移動方向T5における内側空間23に近い側の端部を挿入及び固定可能な挿入口又は挿入凹部(図示略)が形成されている。ノズルカバー15の先端部が前述の挿入口又は挿入凹部に挿入されることによって、第1ベース本体32はノズルカバー15の先端近傍に固定されている。第1ベース本体32の左右方向T1の両端には、アーム保持部36が設けられている。
図5に示すように、アーム保持部36には、移動方向T5と略平行にアーム係止孔56が形成されている。アーム係止孔56の軸線に沿う方向において、アーム係止孔56の断面積は略均一であり、両端部で縮小している。アーム係止孔56の内壁面58は、アーム係止孔56の軸線に沿う方向の両端部において、軸線の径方向の外側に向かって凸になるように湾曲し、円弧状に形成されている。
第2ベース本体34は、第1ベース本体32の前方に接続され、第1ベース本体32と所定の相対位置を保持可能に構成されている。第2ベース本体34の左右方向T1の両端には、アーム挿通孔38が設けられている。アーム挿通孔38の中心軸は、アーム係止孔56の中心軸と互いに同一線上に位置している。第2ベース本体34が第1ベース本体32に接続されている状態において、アーム挿通孔38は、アーム係止孔56に連通している。
第2ベース本体34は、移動方向T5の最も先端側に配置されるカバー部55を備えている。カバー部55には、アーム挿通孔38,38が開口し、左右方向T1においてアーム挿通孔38,38の間のノズル通過領域9として吐水ノズル17,18の形状に合ったノズル通過孔69−1,69−2が形成されている。
第1ベース本体32と第2ベース本体34とは、前後方向T2において共通のネジ(図示略)によって互いに着脱可能な状態で接続されている。図2に示すように、アーム挿通孔38の上端部には、雌ネジ孔39が連通している。雌ネジ孔39に螺合するネジ(図示略)がベースプレート7に形成されているネジ挿通孔に挿通することによって、シャッタ取付機構30は、ベースプレート7の所定の位置に固定されている。
図4から図6に示すように、シャッタアーム20は、シャッタ支持部材22と、アーム部材24を備えている。シャッタ支持部材22は、シャッタ10の幅方向、即ち左右方向T1に沿って延び、シャッタ受け40を介してシャッタ10の後面62に接して設けられている。シャッタ支持部材22は、略円形の断面を有する棒状部材である。シャッタ支持部材22には、他の部分より径方向に突出する突起66が設けられている。
各取付部61−1,61−2は、後面62から後方に突出する突起63で構成されている。突起63には、被取付部65に前側から嵌まる凹部64が形成されている。
アーム部材24は、シャッタ支持部材22の左右方向(シャッタの幅方向)の端部(両端部)27,27のそれぞれから移動方向(後面に対して交差する方向)T5に概ね沿って延材している。アーム部材24の軸線49に沿った方向において、アーム部材24の内側空間23に近い先端部42は、左右方向T1から見てシャッタ支持部材22より膨出し、端部27に取り付けられている。先端部42は、凹部92に圧入して嵌まる凸部94を備えている。
先端部42から略後方に延びるアーム部43は、軸線49及び左右方向T1に直交する方向において先端部42より僅かに縮小している。アーム部43の軸線49に沿った方向の断面は、略矩形である。軸線49に沿った方向において、アーム部材24の内側空間23から遠い基端部44は、軸線49及び左右方向T1に直交する方向に凸状に湾曲しつつ、アーム部43から2つに分岐している。
基端部44は、回動周面45と、バネ接続突起46とを備えている。回動周面45は、内壁面58の湾曲している部分に当接可能となるように形成されている。バネ接続突起46は、基端部44において軸線49上、且つ軸線49及び左右方向T1に直交する方向において略中央部に配置され、左右方向T1に沿って突出している。バネ接続突起46は、アーム係止孔56の基端側に形成されている縮小部59を通る不図示のバネ部材によって、ベースプレート7の上面の所定の位置に接続されている。このことによって、シャッタアーム20は、カバーケース6の内部空間に付勢されている(図1参照)。前述のようにシャッタアーム20が付勢されると、基端部44は、ノズルカバー(吐水ノズルの収容部材)15の側方におけるアーム保持部36のアーム係止孔56の軸線49の所定の位置(接続位置)に接続された状態になる。
アーム部43がアーム挿通孔38に挿通され、基端部44がアーム係止孔56に挿入及び係止された状態で、シャッタアーム20は、第2ベース本体34に接続されている。図5に示すように、基端部44は、回動周面45が内壁面58に係止された状態で軸線49(前後方向)に沿って移動可能であり、アーム係止孔56の先端部では内壁面58の湾曲している部分に沿って左右方向T1から見て周方向に回転可能である。
図5及び図6に示すように、アーム部材24は、軸線49に沿った方向(延在方向)のアーム部43の途中の所定の位置60で、先端側アーム部材71と基端側アーム部材72に分離・接続可能に構成されている。所定の位置60は、軸線49に沿った方向においてアーム部43の中央部より先端側の位置であることが好ましいが、アーム部43の任意の位置であればよい。所定の位置60が軸線49に沿った方向においてアーム部43の中央部より先端側の位置であることによって、先端側アーム部材71を基端側アーム部材72に装着する際に、基端側アーム部材72を内側空間23に近づくように移動させて、基端側アーム部材72への先端側アーム部材71の装着位置が視認されやすい。このことによって、先端側アーム部材71が基端側アーム部材72に対して容易且つ正確に接続される。
先端側アーム部材71の基端部87は、軸線49に沿って基端側アーム部材72の先端部88に圧入可能に構成されている。図5及び図7に示すように、軸線49に沿って見ると、基端部87の端面(基端側端面)81の中央部分には、外周部分85より軸線49に沿って凹む円柱状の凹部82が形成されている。図5及び図8に示すように、軸線49に沿って見ると、基端側アーム部材72の先端部88の端面(先端側端面)83の中央部分には、外周部分86より軸線49に沿って突出する円柱状の突起84が形成されている。突起84は、凹部82に圧入可能に形成され、凹部82と同じ大きさで又は僅かに大きく形成されている。突起84の大きさは、アーム部材24の素材の特性によって決められる。
シャッタ構造90は、上述のシャッタ10及びシャッタアーム20で構成されている。
図4及び図7に示すように、シャッタ受け40は、移動方向T5から見て矩形状に形成されている。シャッタ受け40には、突起66に係止可能に形成された凹部67が形成されている。
シャッタ受け40の移動方向T5の先端側の端面97は、左右方向T1に沿って見ると、シャッタ10の形状に応じて、上端及び下端より移動方向T5の内側空間23に近い側に位置するように屈曲している。端面97の上下方向T3の中央部には、左右方向T1に沿って、移動方向T5の基端側即ち後側に凹む凹部95が形成されている。凹部95は、移動方向T5の基端側からシャッタ支持部材22に圧入して嵌まるように形成されている。突起66が凹部67に係止され、シャッタ支持部材22が凹部95に嵌まることによって、シャッタ受け40は、シャッタ支持部材22に取り付けられ、且つシャッタ支持部材22の回転軸102を中心に回転可能になっている。
図5に示すように、シャッタ受け40の移動方向T5の基端側の端面98は、左右方向T1に沿って見ると、軸線49及び左右方向T1に直交する方向に沿っている。端面98には、張出部99が設けられている。張出部99の上下方向T3の中央部よりやや下側の部分は、上端及び下端より移動方向T5の内側空間23に近い側に位置するように屈曲し、シャッタ10を支持している。
上述の構成によって、局部洗浄時に吐水ノズル17,18がカバーケース6の内部空間から内側空間23へ進出する動作に応じて、シャッタアーム20が移動方向T5に沿って移動し、上下方向T3に回転することによって、シャッタ10は、シャッタ受け40と共にノズル通過領域9を開閉する(図2参照)。
図2に示すように、乾燥機構12は、局部を乾燥させるための温風を温風供給ノズル又は便器100の所定の構成要素に供給する、或いは温風を便器100の所定の温風供給口から内側空間23に直接供給する。
脱臭機構13は、不図示の脱臭カートリッジを備え、内側空間23の空気を吸引し、脱臭カートリッジにより脱臭する。
以上説明した本実施形態のシャッタ構造90によれば、アーム部材24が所定の位置60で先端側アーム部材71と基端側アーム部材72に分離でき、先端側アーム部材71と基端側アーム部材72とを接続できる。このような構成によって、図5等に示すように、シャッタ10とシャッタ支持部材22及び先端側アーム部材71とを互いに分離することなく取り扱い可能になる。そのため、シャッタ支持部材22に対するシャッタ10の取り付け姿勢が所定の姿勢からずれにくくなり、シャッタ支持部材22に想定外の外力が加わった場合やメンテナンスを行った場合等であっても、シャッタ10の開閉やシャッタアーム20の動きに不具合が生じるのを防止できる。そのため、シャッタ10の開閉及び吐水ノズル17,18の移動の不具合の発生を防止できる。
また、本実施形態のシャッタ構造90によれば、基端部87に先端部88を圧入可能であるため、先端側アーム部材71と基端側アーム部材72とを簡易な構成によって且つ容易に接続・分離できる。具体的には、軸線49に沿った方向から見て、端面81の中央部分に凹部82が形成され、端面83の中央部分に突起84が形成されているので、突起84を凹部82に圧入することによって、先端側アーム部材71と基端側アーム部材72とを容易に接続できる。
また、本実施形態のシャッタ構造90では、シャッタ10はノズル通過領域9に対して上下方向T3に回転可能に設けられているため、例えばシャッタ10が上側のみに回転可能である場合に比べてシャッタ10の回転移動量が大きくなる。上述のようにシャッタアーム20に対するシャッタ10の取り付け姿勢が所定の姿勢からずれにくいので、シャッタ構造90を安定して作動させることができる。
以上説明した本実施形態の局部洗浄装置4によれば、上述のシャッタ構造90と、吐水ノズル17,18とを備えている。そのため、ノズル通過領域9より移動方向T5の先端側で左右方向T1に沿って延材する構成要素であるシャッタ10及びシャッタ受け40とシャッタアーム20において前述の構成要素に移動方向T5において最も先端側で接続している先端側アーム部材71とをまとめて取り扱い、これらの構成要素を基端側アーム部材72に対して装着又は分離できる。このような局部洗浄装置4によって、シャッタ支持部材22に対するシャッタ10の取り付け姿勢を所定の姿勢にすると共に、シャッタ10の開閉やシャッタアーム20の動きを良好にし、シャッタ10の開閉及び吐水ノズル17,18の移動の不具合の発生を防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。本発明は、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、変更可能である。
例えば、上述の実施形態では、先端側アーム部材71の端面81に凹部82が形成され、基端側アーム部材72の端面83に突起84が形成されているが、端面81に突起が形成され、端面83に前述の突起に圧入可能な凹部が形成されていてもよい。
また、上述の実施形態において、先端側アーム部材71と基端側アーム部材72とを接続・分離するための互いに圧入可能な構造として凹部82と突起84が開示されているが、先端側アーム部材71及び基端側アーム部材72に形成される圧入構造は凹部82及び突起84に限定されない。先端側アーム部材71及び基端側アーム部材72に形成される圧入構造は、互いに圧入された状態で先端側アーム部材71と基端側アーム部材72との接続状態を保持できれば、特に限定されない。例えば、先端部88に左右方向T1に沿った軸線を有する被係止部が形成され、基端部87に被係止部の外周面に当接して被係止部に上下方向T3にわたり圧入係止可能な係止部が設けられていてもよい。また、基端部87に前述の被係止部が設けられ、先端部88に前述の係止部が設けられていてもよい。
また、上述の実施形態において、シャッタ取付機構30は、シャッタアーム20に加え、第1ベース本体32と、第2ベース本体34と、シャッタ受け40とを備えている。しかしながら、第1ベース本体32、第2ベース本体34、シャッタ受け40の各形状及びこれらに相当する構成は、シャッタ10、シャッタアーム20、ベースプレート7を含むカバーケース6の内部の形状に合わせて適宜変更される。
4 局部洗浄装置
6 カバーケース
9 ノズル通過領域
10 シャッタ
17,18 吐水ノズル
20 シャッタアーム
21 便鉢
22 シャッタ支持部材
23 内側空間
24 アーム部材
60 所定の位置
62 後面
71 先端側アーム部材
72 基端側アーム部材
77,78 先端部
81 端面(基端側端面、他方の端面)
82 凹部
83 端面(先端側端面、一方の端面)
84 突起
87 基端部
88 先端部
90 シャッタ構造
T5 移動方向(後面に対して交差する方向)

Claims (5)

  1. 吐水ノズルが通過可能に形成されたノズル通過領域を開閉可能に設けられたシャッタと、
    前記シャッタの後面に設けられたシャッタ支持部材と、前記シャッタ支持部材の前記後面に対して交差する方向に沿って延在するアーム部材と、を有するシャッタアームと、
    を備え、
    前記アーム部材の延在方向の途中の所定の位置で、前記アーム部材を、先端側アーム部材と基端側アーム部材に分離・接続可能に構成されている、
    シャッタ構造。
  2. 前記先端側アーム部材の基端部は前記基端側アーム部材の先端部に圧入可能に構成されている、
    請求項1に記載のシャッタ構造。
  3. 前記延在方向から見たときに、前記先端側アーム部材の基端側端面及び前記基端側アーム部材の先端側端面の何れか一方の端面の中央部分には外周部分より前記延在方向に沿って突出する突起が形成され、他方の端面の中央部分には外周部分より前記延在方向に沿って凹み且つ前記突起を圧入可能に形成された凹部が形成されている、
    請求項2に記載のシャッタ構造。
  4. 前記シャッタは前記ノズル通過領域に対して上下方向に回転可能に設けられている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のシャッタ構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のシャッタ構造と、
    前記ノズル通過領域を通過して便鉢の内側空間とカバーケースとの間を移動可能に構成され、先端部から洗浄水を吐出する吐水ノズルと、
    を備える、
    局部洗浄装置。
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