JP2020532971A - 長期的なカロリー制限を再現し、動物に健康上の利益を与えるための方法 - Google Patents

長期的なカロリー制限を再現し、動物に健康上の利益を与えるための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、動物に健康上の利益を与えるために長期的なカロリー制限を再現するための、又は動物に健康上の利益を与えるために間欠的な部分的に制限された食餌を使用するための方法を提供する。かかる方法は、かかる利益を達成するために、特定の比率で異なるカロリー含有量を有する2つの異なる食餌を動物に給餌することを含むことができる。【選択図】 なし

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2017年9月12日に出願された米国仮出願第62/557,361号の優先権を主張し、この開示の全体は本参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]本発明は、一般に長期的なカロリー制限を再現することによって、及び特定の間欠的なカロリー制限食を使用することによって、動物に健康上の利益を提供するための方法に関し、特に、かかる健康上の利益を提供するための給餌パターンを使用するための方法に関する。
[0003]栄養不良を伴わない長期的なカロリー制限(CR)は、平均及び最大寿命の両方を向上させ、健康寿命(慢性疾患のない寿命)を延伸し、心血管疾患、がん、糖尿病、高血圧、脳卒中、認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病を含む多くの慢性疾患の発生を予防、遅延、又は低減することができることが証明されている。残念ながら、生涯にわたって日々のカロリー摂取量を低減する必要があるため、上述の健康上の利益のためにCRを実践することは非常に困難である。
[0004]加えて、動物の体重を管理する場合、特に体重減量を促進する場合、動物により飲食可能な食物の量を長期的に日々制限することによって、カロリー摂取量を低減することが非常に一般的である。長期的なカロリー制限は、多くの健康上の利益と関連付けられてきたが、課題が残っている。例えば、日々の食物摂取を長期的に制限することにより、動物が空腹になる。空腹は、不快な状態であり、空腹の動物により1つ以上の望ましくない行動、例えば、餌乞い、食物探し、過食などが引き起こされることが多い。加えて、長期的な日々のカロリー低減により体重減量を管理すると、身体組成に悪影響を及ぼす望ましくない結果がもたらされることがある。動物は、体重が減量すると、脂肪体重及び除脂肪体重の両方ともが減量し、日々のエネルギー消費量が減少することが多い。体重減量中の、長期的な日々のカロリー低減によって引き起こされる日々のエネルギー消費量の低減により、動物は、減量した体重が再増加しやすくなり、体重減量後に動物がその理想体重を維持するのが非常に困難になる。したがって、体重減量の際、できる限り多くの除脂肪体重を保持し、日々のエネルギー消費量を高く維持しながら、過剰な脂肪体重を減量させることが、より望ましいことが多い。
[0005]CRを再現するためのいくつかの方法は、当該技術分野において既知である。例えば、1日おきの絶食は、寿命を延ばすことができる(Goodrick et al.,Mech Ageing Dev 1990;55:69−87)。しかし、生涯にわたって1日おきに絶食することもまた、実際には非常に困難である。2週間毎に4日間連続して絶食させることにより、寿命を向上させることができる(Sogawa H,Kubo C.Mech Ageing Dev 2000;115:61〜71)が、このアプローチもまた、大半の人々及び動物にとって非常に困難である。擬絶食療法(FMD)は、老化、糖尿病、がん、及び心血管疾患のバイオマーカー及び危険因子を低減することが示されている(Wei et al.,Sci Transl.Med,2017,9:waai8700)。FMDは、カロリー、糖、及びタンパク質が低いが、不飽和脂肪は高い。また、人々は、効果を得るために、最低でも3ヶ月にわたって月に5日間連続してFMDを消費する必要がある。
[0006]体重減量及び体重を管理するための方法は、当技術分野において既知である。例えば、米国特許第8158683号は、アロニアの抽出物を用いて体重減量を促進することを開示する。米国特許第8143215号は、味覚物質を含む飽満強化組成物又は食欲抑制組成物を食物に適用することにより体重減量を促進することを開示する。米国特許第7989009号は、紅茶抽出物、白茶抽出物、ガラナ抽出物、ウーロン茶抽出物、グリーンマテ茶抽出物、チアミン、コリン及びN−アセチルシステインを用いて体重減量を促進する方法を開示する。米国特許第6204291号は、L−カルニチンを用いて過体重犬における体重減量を促進するためのプロセスを開示する。米国特許第7744930号は、大豆タンパク質及び塩又はキレート形態のクロムを用いる、除脂肪体重の減量を抑制しながら体重減量を増強するための組成物、方法及びキットを開示する。米国特許出願公開第20040077556A1号は、エピガロカテキンガレート、カフェイン、及びl−チロシンを用いて体重減量及び除脂肪筋肉量を促進する方法を開示する。米国特許第7850997号は、L−アルギニンαアミノn−ブチラートを用いて除脂肪体重及び運動能力を増強する方法を開示する。米国特許第5804596号は、除脂肪体重を促進し、気分障害を治療するためにフォルスコリンを使用する方法を開示する。米国特許出願公開第20070082026A1号は、食物繊維を用いてカロリー摂取量を低減し、体重を制御する方法を開示する。米国特許第8226973号は、雄の哺乳動物の体脂肪の蓄積を低減するためにイソフラボンを用いることを開示する。米国特許出願公開第20110281245A1号は、食物皿を管理することによってカロリー摂取量を調整するためのシステムを開示する。米国特許第20100109876A1号は、消費者行動を変更することによってカロリー摂取量を制御するための装置、システム、及び方法を開示する。米国特許出願公開第20030072846A1号は、食品のカロリー摂取量を制御するのに有用なパッケージを開示する。米国特許出願公開第20100126588A1号は、動物用のプログラムされた間欠自動給水システムを開示する。
[0007]加えて、米国特許第8968804号及び同第91073426号は、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有する第1の食餌を第1の期間にわたって動物に給餌し、動物の維持エネルギー要件を満たさないカロリーを含有する第2の食餌を第2の期間にわたって動物に給餌することによって、体重減量を促進し、除脂肪体重の減量を最小限に抑える方法を開示しており、かかる期間は、数日〜数週間の範囲であり得る。
[0008]これらの方法は、多くの場合、CRを再現するため、体重減量及び/又は除脂肪体重及び関連する状態を管理するために、少なくとも部分的に有効である。しかしながら、これらの方法は、全ての所望の健康上の利益をもたらさないか、又は有害な状態をもたらすか、又は実施が非常に困難である場合がある。したがって、日常的にカロリー量を低減する必要なく、長期的なカロリー制限に関連する健康上の利益をもたらすための新たな方法が必要とされている。
[0009]動物に健康上の利益を与えるために長期的なカロリー制限を再現する方法であって、カロリー維持期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有するカロリー維持食餌を動物に給餌する工程と、カロリー低減期間中、カロリー維持食餌に含有されたカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含み、当該カロリー維持期間と当該カロリー低減期間との比が約4:3である、方法。
[0010]動物に健康上の利益を与えるために動物に給餌する方法であって、該方法が、自由給餌期間のカロリー摂取量を制限することなく、動物に食餌を給餌する工程と、カロリー低減期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含み、自由期間とカロリー低減期間との比が約4:3である、方法。
[0011]間欠的なカロリー制限食餌を介して動物に健康上の利益を与えるために動物に給餌する方法であって、カロリー維持期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有するカロリー維持食餌を動物に給餌する工程と、カロリー低減期間中、カロリー維持食餌に含有されたカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含み、当該カロリー維持期間と当該カロリー低減期間との比が約4:3又は約5:2である、方法。
[0012]間欠的なカロリー制限食餌を介して動物に健康上の利益を与えるために動物に給餌する方法であって、該方法が、自由給餌期間のカロリー摂取量を制限することなく、動物に食餌を給餌する工程と、カロリー低減期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含み、当該自由期間と当該カロリー低減期間との比が約4:3又は約5:2である、方法。
[0013]本発明の、その他の及び更なる目的、特徴並びに利点は、当業者には容易に明らかとなろう。
定義
[0014]用語「動物」とは、動物による体重減量を促進する、動物による除脂肪体重の減量を防止又は最小限に抑えながら動物による体重減量を促進する、動物によるエネルギー代謝の低下を防止する、体重減量後の動物による体重再増加のリスクを低減する、並びにカロリー摂取量の低減に関連する望ましくない動物行動を改善させるための1つ又は複数の方法の恩恵を受けることができる、ヒト、又は鳥類、ウシ、イヌ、ウマ、ネコ、ヤギ、ネズミ、ヒツジ、及びブタを含む他の動物を意味する。
[0015]用語「コンパニオンアニマル」は、ネコ、イヌ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、スナネズミ、ウマ、雌ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタなどの家畜を意味する。一態様において、コンパニオンアニマルは、イヌ及び/又はネコを指し得る。
[0016]用語「間欠期間」又は「間欠的に」とは、定められた間隔で繰り返し起こる、継続時間が同じ又は異なる第1の期間及び第2の期間を意味する。例えば、日々の間欠期間は、ある日にある行為を行い、次の日に異なる行為を行うこと、場合によっては、2日の期間のパターンを必要又は所望の回数だけ繰り返すことを含む。同様に、動物に給餌するなどの1つの行為を1週間行うことができ、異なる食餌を動物に給餌するなどの第2の行為を2週間行うことができ、このサイクルを1年間又は当該動物の一生にわたって繰り返すことができる。同じことが、複数の日、週、月、四半期、年などの期間、例えば、毎日、1日おき、3日おき、4日おき、5日おき、6日おき、毎週、1週おき、2週おき、3週おき、毎月、1ヶ月おき、四半期毎、毎年など、に適用される。
[0017]用語「〜と併せて」とは、本発明に従って、第1の期間、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有する第1の食餌を動物に給餌し、第2の期間、動物の維持エネルギー要件を満たさないカロリーを含有する第2の食餌を動物に給餌し、異なる化合物、組成物、又は他の作用物質を、(1)食餌組成物の形で一緒に、又は(2)ほぼ同時若しくは周期的に、同じ若しくは異なる投与経路を用いて、同じ若しくは異なる頻度で別々に、動物に投与することを意味する。「周期的に」とは、特定の作用物質について許容可能な投与量スケジュールで当該作用物質が投与され、食品が特定の動物にとって適切に日常的に動物に給餌されることを意味する。「ほぼ同時に」とは、一般に、食品及び作用物質が同時に又は互いに約72時間以内に投与されることを意味する。「〜と併せて」は、具体的には、作用物質を所定の期間投与し、本発明の食餌組成物を無期限に投与する投与スキームを含む。
[0018]用語「完全かつバランスのとれた」は、食品組成物について言及する際、動物栄養学分野で認められた権威の推奨に基づく全ての既知の必要な栄養素を、適切な量及び割合で含有し、したがって、補助栄養源を追加することなく、生命を維持し、又は生産を促進するための唯一の食餌摂取源としての役割を果たすことができるという意味である。例えば、米国飼料検査官協会(AAFCO)によって規定された基準に従って配合された完全かつバランスのとれた食品組成物などの、栄養バランスのとれたペットフード及び動物用食餌組成物は、当技術分野において広く知られており、広く使用されている。
[0019]用語「単一パッケージ」とは、キットの構成要素が、物理的に1つ以上の容器内にあるか、又は1つ以上の容器と関連しており、製造、流通、販売、又は使用に当たって1単位とみなされるという意味である。容器としては、袋、箱、カートン、ボトル、任意の種類、若しくは設計、若しくは材料の包装、上包装、シュリンク包装、添付された構成要素(例えば、ホチキスで留められたもの、接着されたものなど)、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。単一パッケージは、物理的に関連した本発明の個別の食餌組成物の容器であり、製造、流通、販売、又は使用に当たって1単位とみなすことができる。
[0020]用語「仮想パッケージ」とは、キットの構成要素が、ユーザーに対して他の構成要素を得る方法を説明する1つ以上の物理的又は仮想的キット構成要素の指示と関連付けられていることを意味し、例えば、1つの構成要素と、ユーザーに対してウェブサイトを見る、録音メッセージ若しくはFAX返信サービスにコンタクトする、視覚的メッセージを見る、又は介護者若しくはインストラクターにコンタクトをとり、キットの使用方法、又はキットの1つ以上の構成要素に関する安全情報若しくは技術的情報を取得するよう指示する説明書と、を含む、袋又は他の容器である。
[0021]用語「約」は、プラスマイナス20%、好ましくはプラスマイナス10%、より好ましくはプラスマイナス5%、最も好ましくはプラスマイナス2%を意味する。
[0022]本願に表記の全ての百分率は、別途表記のない限り、組成物の総重量又は総量の重量又は量によるものである。
[0023]本明細書に記載の特定の方法論、プロトコール、及び試薬は変更できることから、本発明はこれらに限定されるものではない。更に、本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を記載することのみを目的とするものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
[0024]本明細書で使用するとき、文脈により明確に記載のない限り、単語の単数形には複数形が包含され、逆に複数形には単数形が包含される。したがって、「a」、「an]、及び「the」への言及は、一般に、それぞれの用語の複数形を包含する。同様に、「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、及び「含む(comprising)」という用語は、排他的ではなく、包含的に解釈されるべきである。同様に、「含む(include)」、「含む(including)」及び「又は」という用語は全て、そのような解釈が文脈から明らかに禁止されていない限り、包含的であると解釈されるべきである。同様に、用語「例(examples)」は、特に、後に用語の掲載が続く場合、単に例示的かつ説明のためのものであり、排他的又は包括的なものであると判断すべきではない。「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、又は「含む(comprising)」を使用する全ての実施形態は、「本質的にからなる(essentially consisting of)」又は「からなる(consisting of)」で置換され得る。
[0025]別途記載のない限り、本明細書で使用する全ての技術用語及び科学用語、並びにいかなる略語も、本発明の属する技術分野の当業者により一般に理解されるものと同様な意味を有する。本明細書に記載のものに類似又は等価の任意の組成物、方法、製品、又はその他の手法若しくは材料を本発明の実施に使用できるが、好ましい組成物、方法、製品、又はその他の手法若しくは材料が本明細書に記載される。
[0026]本明細書において引用又は参照される全ての特許、特許出願、出版物、及びその他の参考文献は、参照により、法によって許容される範囲で本明細書に援用される。これらの参照についての論考は、それらにおいてなされる主張を要約することを意図するにすぎない。このような特許、特許出願、出版物、若しくは参考文献、又はこれらの任意の部分が、本発明の関連する先行技術についてのものであるとの了解はなされず、かつこのような特許、特許出願、出版物、及びその他の参考文献の正確性及び適切性について異議申し立てをする権利は明確に保有される。
本発明
[0027]一実施形態において、動物において健康上の利益を与えるために長期的なカロリー制限を再現する方法は、カロリー維持期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有するカロリー維持食餌を動物に給餌する工程と、カロリー低減期間中、カロリー維持食餌に含有されたカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含むことができ、当該カロリー維持期間と当該カロリー低減期間との比が約4:3である、方法である。
[0028]特に、本発明者は、期間の比を4:3とし、特定のカロリー低減でもって特定の間欠的な給餌パターンで給餌された動物が、長期的なカロリー制限食を再現することを、予期せず発見した。例えば、動物には、4日間の維持食餌、及び3日間の低減食餌を給餌することができる。一般に、低減食餌は、カロリー維持食餌に含有されるカロリーの約40%〜約80%を含有する。一態様において、低減食餌は、約50%のカロリーを有することができる。
[0029]したがって、本方法によると、動物は、除脂肪体重の保持、動物による体重減量中の除脂肪体重の減量を予防又は最小限に抑えること、動物によるエネルギー代謝の低下の予防、体重減量後の動物による体重再増加リスクの低減、理想体重の維持、寿命の延伸、健康寿命の延伸、健康な代謝の維持、正常な血糖、脂質、及びコレステロールの維持、がんの発生率の低減、がんの治療、がんの予防、心血管疾患の発生率の低減、心血管疾患の治療、心血管疾患の予防、II型糖尿病の予防、糖尿病前症の予防、I型糖尿病の治療、II型糖尿病の治療、糖尿病前症の治療、IGF−1レベルの低減、正常な血圧の維持、高血圧の予防、正常な脳機能の維持、健康な脳老化の促進、アルツハイマー病を含む認知症の予防及び治療、脳卒中の予防及び治療、パーキンソン病の予防及び治療、自己免疫疾患の予防及び治療、炎症及び酸化ストレス及び損傷の低減、骨格筋の健康の促進、並びにサルコペニアの予防及び治療、骨粗鬆症の予防及び治療、変形性関節症の予防及び治療、並びにカロリー摂取量の低減に関連する望ましくない動物行動を改善させること、を含む健康上の利益を受けることができる。
[0030]加えて、本方法によると、動物は、以下の状態/疾患:高トリグリセリド血症、アテローム性動脈硬化症、心血管疾患、酸化ストレス、加齢関連疾患、がん、アルツハイマー病、パーキンソン病、神経変性疾患、組織損傷、高血圧、炎症状態、注意欠陥多動性障害(ADHD)、ラフォラ病、脆弱X症候群、鎌状赤血球症、扁平苔癬、白斑、自閉症、感染症、慢性疲労症候群、うつ病、及び/又はアスペルガー症候群の予防、処置、最小限に抑えること、及び/又はリスクの低減を含む健康上の利益を受けることができる。
[0031]別の実施形態において、動物に健康上の利益を与えるために動物に給餌するための方法は、自由期間のカロリー摂取量を制限することなく動物に食餌を給餌する工程と、カロリー低減期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含むことができる。一般に、自由期間とカロリー低減期間との比は約4:3である。加えて、一実施形態において、自由期間及びカロリー低減期間は連続していてもよい。
[0032]特に、本発明者は、期間の比を4:3とし、特定のカロリー低減でもって特定の間欠的な給餌パターンで給餌された動物に、自由期間中のカロリーを制限することなく、体重減量効果及び体重維持などの健康上の利益がもたらされたことを、予期せず発見した。例えば、動物には、4日間の任意の食餌、及び3日間の低減食餌を給餌することができる。一般に、低減食餌は、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーの約40%〜約80%を含有する。一態様において、カロリー低減食餌は、動物の日々のエネルギー維持要件を満たすのに必要とされるカロリーの約40%〜約60%を含有することができる。別の態様において、カロリー低減食餌は、動物の日々のエネルギー維持要件を満たすのに必要とされるカロリーの約50%を含有することができる。別の態様において、カロリー摂取量の低減は、低減した食餌性炭水化物からのみ可能である。
[0033]別の実施形態において、間欠的なカロリー制限食餌を介して動物に健康上の利益を与える動物の給餌方法は、カロリー維持期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有するカロリー維持食餌を動物に給餌する工程と、カロリー低減期間中、カロリー維持食餌に含有されたカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含み、当該カロリー維持期間と当該カロリー低減期間との比が約4:3又は約5:2である、方法である。一態様において、比は4:3であり得る。他の態様が本明細書で論じられている。
[0034]更に別の実施形態において、間欠的なカロリー制限食餌を介して動物に健康上の利益を与えるために動物に給餌する方法は、自由給餌期間のカロリー摂取量を制限することなく、動物に食餌を給餌する工程と、カロリー低減期間中、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を動物に給餌する工程と、を含み、当該自由期間と当該カロリー低減期間との比が約4:3又は約5:2である、方法である。一態様において、比は4:3であり得る。他の態様が本明細書で論じられている。
[0035]記載のような、カロリー低減期間、カロリー維持期間、及び/又は自由期間の給餌は十分であり得るが、本方法は、更に、少なくとも2サイクル間、数サイクル間、動物がその給餌パターンから利益を得る(例えば、所望の体重減量を達成する)限りの間、又は動物の一生の間、給餌パターンを繰り返す実施形態も含む。
[0036]本方法は、5日、7日、10日、14日などの任意の時間サイクルにわたって本方法の使用を企図しているが、サイクル内で、個々の維持期間又は自由期間及び制限期間の比が4:3である場合、一般に、カロリー維持期間又は自由期間は4日間、カロリー低減期間は3日間である。更に、個々の給餌/日は、サイクル全体にわたって、非連続的な方法(例えば、2日間の維持又は自由、次いで2日間の制限、次いで2日間の維持又は自由、次いで1日の制限を有する1週間のサイクル)で展開することができるが、一般に、個々の期間は、連続的(例えば、4日間の維持又は自由、次いで3日間の制限を有する1週間のサイクル)であり得る。したがって、一態様において、4日間及び3日間は連続的であり得、別の態様において、4日間及び3日間は非連続的であり得る。
[0037]本明細書で論じられるように、本発明の間欠的な食餌は、任意の時間及び任意のサイクル数であってよく、一実施形態において、カロリー維持期間又は自由期間の給餌及びカロリー低減期間の給餌は、少なくとも1ヶ月の組み合わせ期間にわたって繰り返される。一態様において、カロリー維持期間又は自由期間の給餌、及びカロリー低減期間の給餌は、少なくとも6ヶ月の期間にわたって繰り返すことができる。
[0038]一実施形態において、本発明の方法は、体重減量剤、又は健康上の利益を与える任意の他の作用物質の投与と併せて実施される。本発明の給餌パターンに適合する任意のかかる作用物質を本発明で使用することができる。種々の実施形態において、該作用物質は、カルニチン、イソフラボン、ピルビン酸、魚油、DHA、EPA、繊維類、カルシウム、難消化性デンプン、中鎖トリグリセライド、緑茶抽出物、フェンテルミン、ジエチルプロピオン、オルリスタット、シブトラミン、メゲストロール、フェニルプロパノールアミン、オキサンドロロン、オレオイルエタノールアミド、プロバイオティクス、エフェドラ、共役リノール酸、グルコマンナン、及びこれらの混合物であり得る。
[0039]本明細書に記載される方法は、任意の動物について本明細書に記載される関連機能及び体重減量を管理するのに有用であり得る。一態様において、かかる方法は、飼い主又は飼育者によって食餌が制御されるものを含むコンパニオンアニマルを対象とすることができる。一つの特定の態様において、該動物はイヌ及び/又はネコとすることができる。
[0040]更なる態様において、本発明は、本発明の方法の実施に好適なキットを提供する。キットは、キット構成要素に適切なように、単一のパッケージ内の別個の容器内に、又は仮想パッケージ内の別個の容器内に、(1)動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有する完全かつバランスのとれた第1の食品組成物と、(2)動物の維持エネルギー要件を満たさないカロリーを含有する完全かつバランスのとれた第2の食品組成物と、(3)第1の食品組成物を第1の期間にわたって動物に給餌し、第2の食品組成物を第2の期間にわたって動物に給餌することによって、動物による体重減量を促進すること、動物による除脂肪体重の減量を予防又は最小限に抑えながら動物による体重減量を促進すること、動物によるエネルギー代謝の低下の予防、体重減量後の動物による体重再増加リスクの低減、理想体重の維持、寿命の延伸、がんの発生率の低減、がんの治療、がんの予防、心血管疾患の発生率の低減、心血管疾患の治療、心血管疾患の予防、II型糖尿病の予防、糖尿病前症の予防、I型糖尿病の治療、II型糖尿病の治療、糖尿病前症の治療、IGF−1レベルの低減、及びカロリー摂取量の低減に関連する望ましくない動物行動を改善すること、のうちの少なくとも1つのための食品組成物を使用するための指示書と、を含む。特定の実施形態において、キットは、1つ以上の体重減量剤又は他の健康付与剤のうちの1つ以上を更に含む。
[0041]キットが仮想パッケージを含む場合、キットは、1つ以上の物理的なキット構成要素と仮想環境における指示との組み合わせに限定される。一般に、キットは、本発明の方法を実施するのに十分な量の食品組成物及び他の物理的構成要素を含有し、仮想パッケージは、物理的構成要素を用いて本発明の方法を実施することに関する指示を含む。
[0042]別の態様において、本発明は、動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有するカロリー維持食餌をカロリー維持期間に動物に給餌すること、及び動物の維持エネルギー要件を満たさないカロリーを含有するカロリー低減食餌をカロリー低減期間に動物に給餌すること、及び任意選択的に、体重減量剤又は他の健康付与剤により、動物による体重減量を促進すること、動物による除脂肪体重の減少を予防又は最小限に抑えながら動物による体重減量を促進すること、動物によるエネルギー代謝の低下の予防、体重減少後の動物による体重再増加リスクの低減、理想体重の維持、寿命の延伸、がんの発生率の低減、がんの治療、がんの予防、心血管疾患の発生率の低減、心血管疾患の治療、心血管疾患の予防、II型糖尿病の予防、糖尿病前症の予防、I型糖尿病の治療、II型糖尿病の治療、糖尿病前症の治療、IGF−1レベルの低減、及びカロリー摂取量の低減に関連する望ましくない動物行動を改善すること、又は本明細書で論じられている他の健康上の利益、のうちの1つ以上に関する情報又は指示を伝達する手段を提供する。この手段は、文書、デジタル記録媒体、光記録媒体、オーディオプレゼンテーション、又は情報若しくは指示を含む視覚表示を含む。特定の実施形態において、伝達手段は、表示されたウェブサイト、視覚表示、パンフレット、製品ラベル、添付文書、広告、配布資料、公示、録音テープ、ビデオテープ、DVD、CD−ROM、コンピュータにより読み取り可能なチップ、コンピュータにより読み取り可能なカード、コンピュータにより読み取り可能なディスク、コンピュータメモリ、又はこのような情報又は指示を含むこれらの組み合わせである。
[0043]有用な情報は、(1)特に動物の種及び身体状態(例えば、過体重又は肥満)に基づいた動物のための推奨給餌計画、(2)推奨される給餌パターンの使用と併せて投与が推奨される体重減量剤又は健康付与剤、並びに(3)本発明及びその使用に関する質問がある場合に使用するための、動物又はその飼育者向けの連絡先情報、のうちの1つ以上を含む。
[0044]本発明は、以下の実施例により更に例示することができるが、これらの実施例は、例示的な目的でのみ挙げられるものであり、別途記載のない限り、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
実施例1
[0045]8週齢のラットに高脂肪食を給餌して2ヶ月間体重増加を促進した後、ラットに標準AIN93M食(Research diets,Inc.から入手可能な製品D10012M)を3週間給餌して、各ラットの維持エネルギー要件(MER)を決定した。ラットを11群に無作為化した。表1に示すような6ヶ月間の体重減量を誘導するために、表2に示す食餌のうちの1つにより、ラットに体重減量レジメンを実施した。
Figure 2020532971
Figure 2020532971
[0046]本発明は、以下の実施例により更に例示することができるが、これらの実施例は、例示的な目的でのみ挙げられるものであり、別途記載のない限り、本発明の範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。
[0047]表1に示すように、11群を以下に列挙するように給餌した。
[0048]対照群:AIN−93M食を与えたラット(対照)は、6ヶ月間同じ給餌パターンを継続した。
[0049]25%カロリー制限群(CR)には、維持エネルギー要件(MER)の75%を6ヶ月間満たすように25% CR食を毎日給餌した。
[0050]週1回、25%の間欠的なカロリー制限を有する群(6:1−25CR):ラットには、1日間は25% CR食によりMERの75%を給餌し、6日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0051]週2回、25%の間欠的なカロリー制限を有する群(5:2−25CR):ラットには、2日間は25% CR食によりMERの75%を給餌し、5日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0052]週3回、25%の間欠的なカロリー制限を有する群(4:3−25CR):ラットには、3日間は25% CR食によりMERの75%を給餌し、4日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0053]週1回、50%の間欠的なカロリー制限を有する群(6:1−50CR):ラットには、1日間は50% ICR食によりMERの50%を給餌し、6日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0054]週2回、50%の間欠的なカロリー制限を有する群(5:2−50CR):ラットには、2日間は50% ICR食によりMERの50%を給餌し、5日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0055]週3回、50%の間欠的なカロリー制限を有する群(4:3−50CR):ラットには、3日間は50% ICR食によりMERの50%を給餌し、4日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0056]週1回、75%の間欠的なカロリー制限を有する群(6:1−75CR):ラットには、1日間は75% ICR食によりMERの25%を給餌し、6日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0057]週2回、75%の間欠的なカロリー制限を有する群(5:2−75CR):ラットには、2日間は75% ICR食によりMERの25%を給餌し、5日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0058]週3回、75%の間欠的なカロリー制限を有する群(4:3−75CR):ラットには、3日間は75% ICR食によりMERの25%を給餌し、4日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0059]ラットをケージ毎に個別に12時間の明/暗サイクルで保管し、水は自由摂取とした。身体組成を、EchoMRI−700 Body Composition Analyzer(Echo Medical Systems,Houston,Texas)を使用して測定した。試験終了時の全ての群のラットから生化学的パラメータの測定のために血液を採取した(0.5mL)。6ヶ月間の食事介入後、12時間の夜間絶食後に、採血(24週目)を含む試料採取を行い、組織の解剖及び計量を実施した。血清インスリン(Mercodia,Uppsala,Sweden)及びIGF−1(R&D systems,Minneapolis,USA)レベルを、ラットELISAキットを使用して定量した。血清グルコースは、TRUE result(商標)(Florida,USA)血糖測定器を使用して測定した。インスリン及びグルコースからの値を使用して、恒常性モデル評価(HOMA)を計算した。結果を表3〜5に示す。
Figure 2020532971
Figure 2020532971
Figure 2020532971
[0060]表3〜5は、CR群のラットが、ベースライン及び対照と比較して体重及び体脂肪を著しく減量したことを示す(表3〜4)。加えて、CR群のラットは、対照群と比較して、研究の終わりに空腹時血中インスリン及びIGF−1が著しく低かった(表5)。
[0061]意外なことに、ベースラインMERからの25%低減での3つの間欠的絶食(IF)レジメン(週1回、週2回、及び週3回)は、ベースライン及び対照と比較して体重及び体脂肪を著しく低減することはできなかった(表3〜4)。これらの治療はまた、インスリン及びIGF−1を、対照と比較して著しくは低減しなかった(表5)。これらのデータは、週3日までの25% IFが、CR表現型(低体重及び低体脂肪)及びバイオマーカー(IGF−1及びインスリン)を再現するのに有効ではないことを示す。
[0062]IFがベースラインMERから50%制限で導入された場合、週1回では、ベースライン及び対照と比較して体重及び体脂肪を低減できなかった(表3〜4)。また、50%での週1回のIFは、対照と比較してインスリン及びIGF−1を低減できなかった(表3)。50%での週2回のIFは、ベースライン及び対照と比較して、体重を著しく低減することはできなかったが、体脂肪を著しく低減した(表3〜4)。50%での週2回のIFは、対照と比較して、IGF−1を低減できなかったが、インスリンを著しく低減した。50%での週3回のIFは、ベースライン及び対照と比較して体重及び体脂肪を著しく低減し(表3〜4)、対照と比較してインスリン及びIGF−1を著しく低減した(表5)。実際に、週3回のIF(すなわち、4:3−50CR)は、CR表現型(低体重及び低体脂肪)及びバイオマーカー(インスリン及びIGF−1)の両方を、これらのパラメータにおいてCRと同程度の変化を誘導することによって、完全に再現した。
[0063]IFがベースラインMERから75%制限で導入された場合、週1回では、ベースライン及び対照と比較して体重及び体脂肪を著しく低減することはできなかった(表3〜4)。また、週1回のIFは、対照と比較してインスリン及びIGF−1を低減しなかった(表5)。75%での週2回のIFは、ベースライン及び対照と比較して、体重及び体脂肪を著しく低減した(表3〜4)。週2回のIFはまた、対照と比較してIGF−1及びインスリンを著しく低減した(表5)。しかし、体脂肪、インスリン、及びIGF−1の低減は、CRによって誘導される低減と一致せず、このことは、5:2−75 CRレジメンがCRとして有効でないことを示している。
[0064]75%での週3回のIFは、ベースライン及び対照と比較して体重及び体脂肪を著しく低減し(表3〜4)、対照と比較してインスリン及びIGF−1を著しく低減した(表5)。週3回のIF(すなわち、4:3−75CR)は、CRよりも体重及び体脂肪の低減を誘導したが、75%を週3回により誘導されたバイオマーカー(インスリン及びIGF−1)は、CRによって誘導されたものと同程度だった(表5)。したがって、75%でのIFは、CRよりもより制限的であるが、より良好なインスリン又はIGF−1をもたらしはしない。
[0065]まとめると、25%でのIF(週3日まで)は、いかなるCR表現型又はバイオマーカーも再現することができなかった。75%での週2回のIFは、CR表現型を部分的に再現した。75%での週3日のIFは、同等のCRバイオマーカーを有するCRよりもより極端な表現型の変化を誘導した。週3日の頻度での50% IFは、CR表現型及びバイオマーカーを完全に再現する。
実施例2
[0066]5ヶ月齢の雄性C57BL6Jマウスに、肥満を発症させるために高脂肪食(HFD、45%脂肪)を5ヶ月間給餌した。この給餌期間の後、表6に記載されるように、マウスを群に分け、標準AIN−93M食(Research diets,Inc.から入手可能な製品D10012M)を使用して、MERの割合に基づいて、食餌を給餌した。
Figure 2020532971
[0067]マウスをケージ毎に個別に12時間の明/暗サイクルで保管し、水は自由摂取とした。身体組成を、EchoMRI−700 Body Composition Analyzer(Echo Medical Systems,Houston,Texas)を使用して、1日目及び30日毎に測定した。試料を採取し、その後、恒常性を目視検査により確認した。
[0068]6ヶ月間の食事介入後、血液及び組織試料を12時間の夜間絶食後に採取し、最終重量を測定した。得られたデータを表7に提供する。
Figure 2020532971
[0069]4:3の自由レジメン(IF2及びIF4)は両方とも、従来のCR及び前述の4:3の維持レジメン(IF1及びIF3)と比較して体重及び体脂肪率(%)の両方においてはるかにわずかな減量しかもたらさなかったものの、IF2及びIF4の両方は、体重減量をもたらし、かつ驚くべきことに多くの除脂肪体重を残した。他方、4:3の維持レジメン(IF1及びIF3)はCRを100%再現する。
実施例3
[0070]離乳後の雄性ラットに高脂肪食(HFD、45%脂肪)を14週間給餌して、ラットを過体重にした。この給餌期間の後、6ヶ月間、ラットを1群当たり12匹のラットを有する群に割付け、以下のとおり、標準AIN−93 M食(Research diets,Inc.から入手可能な製品D10012M)を使用して、MERの割合に基づいて食餌を給餌した。
[0071]対照群:AIN−93M食を与えたラット(対照)は、6ヶ月間同じ給餌パターンを継続した。
[0072]週1回、25%の間欠的なカロリー制限を有する群(6:1−25CR):ラットには、1日間は25% CR食によりMERの75%を給餌し、6日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0073]週2回、25%の間欠的なカロリー制限を有する群(5:2−25CR):ラットには、2日間は25% CR食によりMERの75%を給餌し、5日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0074]週3回、25%の間欠的なカロリー制限を有する群(4:3−25CR):ラットには、3日間は25% CR食によりMERの75%を給餌し、4日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0075]週1回、50%の間欠的なカロリー制限を有する群(6:1−50CR):ラットには、1日間は50% ICR食によりMERの50%を給餌し、6日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0076]週2回、50%の間欠的なカロリー制限を有する群(5:2−50CR):ラットには、2日間は50% ICR食によりMERの50%を給餌し、5日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0077]週3回、50%の間欠的なカロリー制限を有する群(4:3−50CR):ラットには、3日間は50% ICR食によりMERの50%を給餌し、4日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0078]週1回、75%の間欠的なカロリー制限を有する群(6:1−75CR):ラットには、1日間は75% ICR食によりMERの25%を給餌し、6日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0079]週2回、75%の間欠的なカロリー制限を有する群(5:2−75CR):ラットには、2日間は75% ICR食によりMERの25%を給餌し、5日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0080]週3回、75%の間欠的なカロリー制限を有する群(4:3−75CR):ラットには、3日間は75% ICR食によりMERの25%を給餌し、4日間は対照食によりMERの100%を給餌した。
[0081]6ヶ月間の給餌試験中、全ての試験群のラットは、対照群のラットと同じ量のタンパク質、脂肪、ビタミン、及びミネラルを摂取した。カロリーの低減は、特別配合食からの炭水化物摂取量の減少のみに由来する。試験食組成物を表8に提供する。
Figure 2020532971
[0082]ラットをケージ毎に個別に12時間の明/暗サイクルで保管し、水は自由摂取とした。試験終了時に、全ての群のラットから、血中トリグリセリド(TG)の測定及びメタボロミクス研究のために血液を採取した(0.5mL)。血清TG濃度を、Abaxis Piccolo Xpress(商標)脂質パネル試薬ディスクを使用して測定した。血中トリグリセリド濃度(TAG)の結果を表9に示す。
Figure 2020532971
[0083]結果(表9)は、食餌の炭水化物からのカロリー摂取量を週に1日だけ低減した試験群のラットは、対照ラットのものと比較して血中TGを著しく低減することができなかったことを示した。週2日間、ベースラインMERから25%低減させたものであっても、対照群と比較して血中TGを著しく低減することができなかった(表9)。週2日間、ベースラインMERから50%低減及び75%低減したものを給餌したラットは、対照ラットと比較して、血中TGが著しく低減した。ベースラインMERから25%低減、50%低減、及び75%低減したものを給餌したラットは、対照ラットと比較して、血中TGが著しく低減した。
[0084]表10に示すように、5:2 25%及び4:3 25%レジメンは、インドールアクリレート(IA)及びインドール−3−プロピオン酸(IPA)を同様のレベルまで増加させた。しかしながら、4:3 50%レジメンは、5:2 50%レジメンよりもIA及びIPAを増加させた。5:2 75%及び4:3 75%レジメンの両方がIAの増加を最大化するのに対し、4:3 75%レジメンは、5:2 75%レジメンよりもIPAを高めた。インドール−3−プロピオン酸(IPA)は、血液及びCSFを含む生体液中に存在するトリプトファンの脱アミノ化生成物であり、抗酸化剤及び有効なフリーラジカルスカベンジャーとして機能する。
Figure 2020532971
[0085]表11に示すように、4:3 50%、6:1 75%、及び4:3 75%レジメンは、13−ヒドロキシオクタデカジエン酸(13−HODE)及び9−ヒドロキシオクタデカジエン酸(9−HODE)を同様のレベルまで減少させた。4:3 25%レジメンは、13−HODE及び9−HODEをわずかに減少させた。したがって、データは、オメガ−6 PUFAの食餌摂取量が同一であっても、食餌の炭水化物を週に3日間減らすことによりMERの25%を削減した消費、又は食餌の炭水化物を週に1〜3日間減らすことによりMERの50%〜75%を削減した消費(週の残りの日数、100% MERを消費しながら)の栄養レジメンで維持すると、ラットの血中脂質炎症性メディエータ、13−HODE及び9−HODEが減少するという驚くべき発見を提供する。
Figure 2020532971
[0086]明細書では、本発明の典型的な好ましい実施形態を開示してきた。具体的な用語が使用されるが、これらは一般的に、かつ説明目的でのみ使用されるものであり、限定を意図するものではない。本発明の範囲は、「特許請求の範囲」において規定される。明らかなことではあるが、上記教示に照らして、本発明には多くの改変及び変形が可能である。したがって、具体的に記載のもの以外であっても、添付の特許請求の範囲内で、本発明が実施可能であると理解するものとする。

Claims (15)

  1. 間欠的なカロリー制限食餌を介して動物に健康上の利益を与えるために前記動物に給餌するための方法であって、前記方法が、
    カロリー維持期間中、前記動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーを含有するカロリー維持食餌を前記動物に給餌する工程と、
    カロリー低減期間中、前記カロリー維持食餌に含有されたカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を前記動物に給餌する工程と、を含み、
    前記カロリー維持期間と前記カロリー低減期間との比が約4:3又は約5:2である、方法。
  2. 前記カロリー維持期間が4日間であり、カロリー低減期間が3日間である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記4日間及び前記3日間が連続している、請求項2に記載の方法。
  4. 前記4日間及び前記3日間が非連続的である、請求項2に記載の方法。
  5. 前記カロリー維持期間の給餌及び前記カロリー低減期間の給餌が、少なくとも1ヶ月の期間にわたって繰り返される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記カロリー維持期間の給餌及び前記カロリー低減期間の給餌が、少なくとも6ヶ月の期間にわたって繰り返される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記カロリー低減食餌が、前記動物の日々のエネルギー維持要求量を満たすのに必要なカロリーの約50%を含有する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記健康上の利益が、高トリグリセリド血症の予防、高トリグリセリド血症の治療、アテローム性動脈硬化症の予防、アテローム性動脈硬化症の治療、心血管疾患の予防、心血管疾患の治療、酸化ストレスの最小化、加齢関連疾患の予防、加齢関連疾患の治療、がんの予防、がんの治療、アルツハイマー病の予防、アルツハイマー病の治療、パーキンソン病の予防、パーキンソン病の治療、神経変性疾患の予防、神経変性疾患の治療、組織損傷の予防、組織損傷の治療、高血圧の予防、高血圧の治療、炎症状態の予防、炎症状態の治療、注意欠陥多動性障害(ADHD)の予防、注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療、ラフォラ病の予防、ラフォラ病の治療、脆弱X症候群の予防、脆弱X症候群の治療、鎌状赤血球症の治療、扁平苔癬の予防、扁平苔癬の治療、白斑の予防、白斑の治療、自閉症の予防、自閉症の治療、感染症の予防、感染症の治療、慢性疲労症候群の予防、慢性疲労症候群の治療、うつ病の予防、うつ病の治療、アスペルガー症候群の予防、及びアスペルガー症候群の治療からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
  9. 間欠的なカロリー制限食餌を介して動物に健康上の利益を与えるために前記動物に給餌するための方法であって、前記方法が、
    自由給餌期間のカロリー摂取量を制限することなく、前記動物に食餌を給餌する工程と、
    カロリー低減期間中、前記動物の維持エネルギー要件を満たすカロリーの約40%〜約80%を含有するカロリー低減食餌を前記動物に給餌する工程と、を含み、
    前記自由給餌期間と前記カロリー低減期間との比が約4:3又は約5:2である、方法。
  10. 前記自由期間が4日間であり、カロリー低減期間が3日間である、請求項9に記載の方法。
  11. 前記自由給餌期間及び前記カロリー低減期間が連続している、請求項9に記載の方法。
  12. 前記自由期間の前記給餌及び前記カロリー低減期間の前記給餌が、少なくとも1ヶ月の期間にわたって繰り返される、請求項9に記載の方法。
  13. 前記自由期間の前記給餌及び前記カロリー低減期間の前記給餌が、少なくとも6ヶ月の期間にわたって繰り返される、請求項9に記載の方法。
  14. 前記カロリー低減食餌が、前記動物の日々のエネルギー維持要求量を満たすのに必要なカロリーの約50%を含有する、請求項9に記載の方法。
  15. 前記健康上の利益が、高トリグリセリド血症の予防、高トリグリセリド血症の治療、アテローム性動脈硬化症の予防、アテローム性動脈硬化症の治療、心血管疾患の予防、心血管疾患の治療、酸化ストレスの最小化、加齢関連疾患の予防、加齢関連疾患の治療、がんの予防、がんの治療、アルツハイマー病の予防、アルツハイマー病の治療、パーキンソン病の予防、パーキンソン病の治療、神経変性疾患の予防、神経変性疾患の治療、組織損傷の予防、組織損傷の治療、高血圧の予防、高血圧の治療、炎症状態の予防、炎症状態の治療、注意欠陥多動性障害(ADHD)の予防、注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療、ラフォラ病の予防、ラフォラ病の治療、脆弱X症候群の予防、脆弱X症候群の治療、鎌状赤血球症の治療、扁平苔癬の予防、扁平苔癬の治療、白斑の予防、白斑の治療、自閉症の予防、自閉症の治療、感染症の予防、感染症の治療、慢性疲労症候群の予防、慢性疲労症候群の治療、うつ病の予防、うつ病の治療、アスペルガー症候群の予防、及びアスペルガー症候群の治療からなる群から選択される、請求項9に記載の方法。
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