JP5155870B2 - 除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物および方法 - Google Patents

除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5155870B2
JP5155870B2 JP2008538162A JP2008538162A JP5155870B2 JP 5155870 B2 JP5155870 B2 JP 5155870B2 JP 2008538162 A JP2008538162 A JP 2008538162A JP 2008538162 A JP2008538162 A JP 2008538162A JP 5155870 B2 JP5155870 B2 JP 5155870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
total
composition
lysine ratio
ratio
animal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008538162A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009513149A (ja
Inventor
ヤムカ,ライアン・マイケル
フリーセン,キム・ジーン
ズィッカー,スティーヴン・カーティス
Original Assignee
ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド filed Critical ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド
Publication of JP2009513149A publication Critical patent/JP2009513149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5155870B2 publication Critical patent/JP5155870B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K50/00Feeding-stuffs specially adapted for particular animals
    • A23K50/40Feeding-stuffs specially adapted for particular animals for carnivorous animals, e.g. cats or dogs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23KFODDER
    • A23K20/00Accessory food factors for animal feeding-stuffs
    • A23K20/10Organic substances
    • A23K20/142Amino acids; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L33/00Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
    • A23L33/10Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
    • A23L33/17Amino acids, peptides or proteins
    • A23L33/175Amino acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P21/00Drugs for disorders of the muscular or neuromuscular system
    • A61P21/06Anabolic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/04Anorexiants; Antiobesity agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Fodder In General (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

発明の詳細な説明
関連出願の引照
[0001] 本出願は、米国仮特許出願No. 60/30,346(2005年10月26日出願)に基づく優先権を主張し、その開示内容を本明細書に援用する。
発明の背景
発明の分野
[0002] 本発明は、一般に除脂肪筋量(lean muscle mass)を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物、特に成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物に関する。本発明はまた、一般にそれらの組成物を調製するための方法、それらの組成物を使用するための方法、それらの組成物を含む製品、ならびにそれらの組成物、方法および製品についての情報を伝達する手段に関する。
先行技術の記述
[0003] 成長期は急速な組織成長および発育の期間であり、これは主にエネルギーおよび必須栄養素に対する要求量の増大に反映され、成長期の栄養素およびエネルギーの要求量は授乳期を除いて動物の生涯の他のいずれの時期をも上回る。たとえばイヌおよびネコにおける最も急速な成長は生涯の最初の6カ月間に起き、ネコおよび小型品種のイヌは約8〜12カ月齢までに、中型品種のイヌは約12〜18カ月齢までに、大型品種のイヌは約18〜24カ月齢までに成体サイズに達する。成熟期に達すると、多くの動物が出生時体重の40〜50倍にまで増加する。このように、著しい量の成長および発育が比較的短期間で行われる。
[0004] 成長期にバランスのとれた食事を供給することは、動物の適切な発育および正常な成体サイズの達成にとってきわめて重要である。成長期動物、特に大型品種の子犬に与えられているある食物は、動物が十分な除脂肪筋量を蓄積しないため、動物が”痩せて”または発育不良に見える。成長期動物を痩せて見えないようにするために、ある飼育者は動物に過剰給餌し、このため動物に過剰な体脂肪がつく。したがって、成長期動物を痩せさせることなく、より発育させる組成物および方法(すなわち、成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物および方法)が求められている。
発明の概要
[0005] したがって本発明の目的は、成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物を提供することである。
[0006] 本発明の他の目的は、成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための方法を提供することである。
[0007] 本発明の目的は、本発明組成物、ならびに場合により成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を含む、製品を提供することである。
[0008] 本発明の目的は、組み合わせると本発明組成物が得られる2以上の成分を含む製品を提供することである。この製品は場合により、成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を含むことができる。
[0009] 本発明の他の目的は、本発明の組成物、方法および製品についての情報を伝達する手段を提供することである。
[0010] これらおよび他の目的のうち1以上は、(1)約2.5〜約6 g/Mcalの総リシン:代謝エネルギー比を有し、かつ(2)(a)総アルギニン:総リシン比が約1.1〜約1.6であるアルギニン、(b)総イソロイシン:総リシン比が約0.8〜約1.3であるイソロイシン、(c)総ロイシン:総リシン比が約1.8〜約3.0であるロイシン、(d)総バリン:総リシン比が約0.8〜約1.4であるバリン、ならびに(e)総メチオニン+シスチン:総リシン比が約0.8〜約1.7であるメチオニンおよびシスチンを含む、新規組成物の使用により達成される。これらの組成物は、成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるために、予想外に有効である。
[0011] 本発明の他の目的、特色および利点は、本明細書を読むことにより当業者に明かになるであろう。
発明の詳細な記述
[0012] 1観点において本発明は、成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物を提供する。用語”動物”は、除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させることが有益となるヒトまたは他の動物を意味し、鳥類、ウシ類、イヌ類、ウマ類、ネコ類、ヤギ類、ネズミ類、ヒツジ類、およびブタ類などの動物が含まれる。好ましくは、動物はイヌ類またはネコ類である。用語”成長期動物”は、成体サイズに達していない動物を意味する。ある態様において、動物は食肉目(Carnivora)のメンバーである。そのようなある態様において動物はイヌ類であり、そのような他の態様において動物はネコ類である。ある態様において、動物は愛玩動物である。愛玩動物は、たとえばペットとして飼育されているいずれかの種の動物であってもよい。愛玩動物は、広く家畜化されてきた多様な種の動物、たとえばイヌ(家犬、Canis familiaris)およびネコ(家猫、Felis domesticus)であってもよく、その動物が専らペットとして飼育されているか否かに関係ない。したがって、愛玩動物には、ペットのイヌおよびネコのほか、たとえば作業の目的で飼育されている作業用のイヌ、ネコも含まれる。
[0013] 本発明組成物は、約2.5〜約6 g/Mcalの総リシン:代謝エネルギー比をもつ。リシンは、バランスのとれた栄養を得るために動物の食事に要求される必須アミノ酸である。リシンは一般に成長および発育を律速するアミノ酸であるので、成長期動物の食事に重要である。ある態様において、本発明組成物はアメリカ飼料検査官協会("AAFCO")が推奨する成長のための最小リシン許容量(すなわち、イヌについて乾燥物質基準で0.77%(食事のエネルギー密度は、代謝エネルギー3.5 kcal/g乾燥物質であると推定)、ネコについて乾燥物質基準で1.2%(食事のエネルギー密度は、代謝エネルギー4 kcal/g乾燥物質であると推定))と等しいか、またはそれより高い量のリシンを含む。2005 Official Publication of AAFCO Incorporatedを参照。本明細書に提示した組成物中のリシンの総量(および他のアミノ酸の総量)に関する数値は、公認分析化学者協会(Association of Official Analytical Chemists)が確立したアミノ酸分析法988.15(通常のアミノ酸および硫黄含有アミノ酸)および994.12(トリプトファン)に従って測定された。Official Methods of Analysis (1995)を参照。組成物の代謝エネルギー(metabolizable energy、”ME”)は、動物がその組成物を摂取した際に糞便および尿中に排出されたエネルギーを差し引いた後の利用できるエネルギーである。MEを測定するためのAAFCO法は、AAFCO, 2005マニュアルの160頁に示されている。本明細書に提示した代謝エネルギー値は、AAFCOのプロトコルに従って決定された。総リシン:代謝エネルギー比は、組成物の代謝エネルギー含量に対比した、組成物中に存在するリシンの総量である。ある態様、特にイヌ類に有用な態様において、本発明組成物は約2.5〜約4.5 g/Mcalの総リシン:代謝エネルギー比をもつ。他の態様、特にネコ類に有用な態様において、本発明組成物は約3.5〜約6 g/Mcalの総リシン:代謝エネルギー比をもつ。
[0014] 本発明組成物は、(a)総アルギニン:総リシン比が約1.1〜約1.6であるアルギニン、(b)総イソロイシン:総リシン比が約0.8〜約1.3であるイソロイシン、(c)総ロイシン:総リシン比が約1.8〜約3.0であるロイシン、(d)総バリン:総リシン比が約0.8〜約1.4であるバリン、ならびに(e)総メチオニン+シスチン:総リシン比が約0.8〜約1.7であるメチオニンおよびシスチンをも含む。アルギニン、イソロイシン、ロイシン、バリンおよびメチオニンは、バランスのとれた栄養を得るために動物の食事に要求される必須アミノ酸である。シスチンは硫黄を含有する非必須アミノ酸であり、2分子の必須アミノ酸システインから形成される。シスチンはメチオニン要求量の一部を供給できるので、メチオニンとシスチンは合わせて考慮される。ある態様において、組成物はAAFCOが推奨する成長のための最小許容量それぞれと等しいか、またはそれより高い量のアルギニン、イソロイシン、ロイシン、バリン、およびメチオニン+シスチンを含む。ある態様において、組成物はAAFCOの成長のための最小許容量それぞれより最高で約100%高い、最高で約150%高い、最高で約200%高い、最高で約250%高い、最高で約300%高い、最高で約350%高い、最高で約400%高い、または最高で約450%高い量のアルギニン、イソロイシン、ロイシン、バリン、およびメチオニン+シスチンを含む。イヌの成長のためのアルギニン、イソロイシン、ロイシン、バリン、およびメチオニン+シスチンのAAFCOの最小許容量は、それぞれ乾燥物質基準で0.62、0.45、0.72、0.48および0.53%である(食事のエネルギー密度は3.5 kcal ME/g 乾燥物質であると推定)。ネコの成長のためのアルギニン、イソロイシン、ロイシン、バリン、およびメチオニン+シスチンのAAFCOの最小許容量は、それぞれ乾燥物質基準で1.25、0.52、1.25、0.62および1.1%である(食事のエネルギー密度は4.0 kcal ME/g 乾燥物質であると推定)。総アルギニン:総リシン比は、組成物中に存在するリシンの総量に対比した、組成物中に存在するアルギニンの総量である。同様に、総メチオニン+シスチン:総リシン比は、組成物中に存在するリシンの総量に対比した、組成物中に存在するメチオニンおよびシスチンの総量である。ある態様において、組成物は(a)総アルギニン:総リシン比が約1.2〜約1.4であるアルギニン、(b)総イソロイシン:総リシン比が約0.9〜約1.1であるイソロイシン、(c)総ロイシン:総リシン比が約2.0〜約2.8であるロイシン、(d)総バリン:総リシン比が約0.8〜約1.3であるバリン、ならびに(e)総メチオニン+シスチン:総リシン比が約1.0〜約1.5であるメチオニンおよびシスチンを含む。
[0015] ある態様において、組成物はさらに、(a)総トリプトファン:総リシン比が約0.1〜約0.5であるトリプトファン、(b)総トレオニン:総リシン比が約0.65〜約1.3であるトレオニン、(c)総ヒスチジン:総リシン比が約0.3〜約0.8であるヒスチジン、ならびに(d)総フェニルアラニン+チロシン:総リシン比が約1.3〜約2.3であるフェニルアラニンおよびチロシンのうち1以上を含む。トリプトファン、トレオニン、ヒスチジンおよびフェニルアラニンは、バランスのとれた栄養を得るために動物の食事に要求される必須アミノ酸である。チロシンは非必須アミノ酸である。チロシンはフェニルアラニン要求量の一部を供給できるので、フェニルアラニンとチロシンは合わせて考慮される。ある態様において、組成物はAAFCOが推奨する成長のための最小許容量それぞれと等しいか、またはそれより高い量のトリプトファン、トレオニン、ヒスチジン、およびフェニルアラニン+チロシンを含む。
[0016] ある態様において、組成物はAAFCOの成長のための最小許容量それぞれより最高で約100%高い、最高で約150%高い、最高で約200%高い、または最高で約250%高い量のトリプトファン、トレオニン、ヒスチジン、およびフェニルアラニン+チロシンを含む。イヌの成長のためのトリプトファン、トレオニン、ヒスチジン、およびフェニルアラニン+チロシンのAAFCOの最小許容量は、それぞれ乾燥物質基準で0.20、0.58、0.22および0.89%である(食事のエネルギー密度は3.5 kcal ME/g 乾燥物質であると推定)。ネコの成長のためのトリプトファン、トレオニン、ヒスチジン、およびフェニルアラニン+チロシンンAAFCOの最小許容量は、それぞれ乾燥物質基準で0.25、0.73、0.31および0.88%である(食事のエネルギー密度は4.0 kcal ME/g 乾燥物質であると推定)。ある態様において、組成物は(a)総トリプトファン:総リシン比が約0.2〜約0.4であるトリプトファン、(b)総トレオニン:総リシン比が約0.8〜約1.1であるトレオニン、(c)総ヒスチジン:総リシン比が約0.4〜約0.7であるヒスチジン、ならびに(d)総フェニルアラニン+チロシン:総リシン比が約1.6〜約2.2であるフェニルアラニンおよびチロシンのうち1以上を含む。
[0017] ある態様において、組成物は食物組成物を含む。ある態様において、食物組成物は成長のためのAAFCOの最小栄養素レベル許容量それぞれを満たす。ある態様において、食物組成物は乾燥食物(すなわち、約3〜約11%の水を含有する食物)を含む。他の態様において、食物組成物は半湿潤食物(すなわち、約25〜約35%の水を含有する食物)を含む。ある態様において、食物組成物は湿潤食物(すなわち、約60%から約87%を超える水を含有する食物)を含む。ある態様において、食物組成物にはおやつ(褒美、treat)、スナック、サプリメント、または部分的もしくは完全に食べられる玩具が含まれる。
[0018] 本発明組成物は、1以上の食物組成物および場合により1以上の追加成分、たとえばアミノ酸を混合することにより調製できる。本発明組成物は、たとえばSmall Animal Nutrition, p.127-46 (2000)に述べられた1以上の方法によっても調製できる。
[0019] 他の態様において、本発明は、成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための方法を提供する。この方法は、前記に述べた組成物を動物に与えることを含む。ある態様においては、単一の本発明組成物を動物が成体サイズに達するまで動物に与える。他の態様においては、異なる本発明組成物を種々の間隔で、動物が成体サイズに達するまで動物に与える。
[0020] たとえば、成長期動物の筋肉が著しく発育不良である場合、動物の除脂肪筋量の増加を補助しうる1種類以上の薬剤の投与と併せて本発明組成物を動物に与えることが望ましいであろう。同様に、成長期動物が脂肪過剰である場合、動物の脂肪増加の低下を補助しうる1種類以上の薬剤の投与と併せて本発明組成物を動物に与えることが望ましいであろう。さらに、成長期動物が1以上の疾患に罹患している場合、動物の健康増進を補助しうる1種類以上の薬剤の投与と併せて本発明組成物を動物に与えることが必要となる可能性がある。
[0021] したがって、ある態様において、本発明方法はさらに、動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を、動物に投与することを含む。動物の健康とは、疾患または虚弱質がないことを表わす。健全性(wellness)とは、虚弱質がないだけでなく、動物の身体、精神および社会性が完全に良好であることを表わす。用語”併せて(in conjunction)”は、ある薬剤を動物に本発明組成物と一緒に投与するか、あるいは本発明組成物とは別個に、同一または異なる頻度で、同一または異なる投与経路により、本発明組成物とほぼ同時または周期的に投与することを意味する。”ほぼ同時に”は一般に、動物に本発明組成物を与えた時点で、または動物に本発明組成物を与えて約72時間以内に、薬剤を動物に投与することを意味する。”周期的に”は、一般に本発明組成物をその動物に適合させてルーティンに動物に与えながら、薬剤をその薬剤の投与に適切な投薬計画に従って動物に投与することを意味する。したがって用語”併せて”には、具体的には本発明組成物を動物が正常な成体サイズに達するまで動物に与えながら、薬剤を処方された期間動物に投与する状況が含まれる。動物に2種類以上の薬剤を投与する場合、各薬剤についての投薬計画および投与経路は異なってもよい。さらに、前記に述べたように、特定の薬剤を動物に投与しながら、ある本発明組成物を他の本発明組成物に置き換えてもよい。
[0022] ある態様において、除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための薬剤には、カルニチンが含まれる。カルニチン、またはL-カルニチンは、体内でリシンとメチオニンから合成されるビタミン様の化合物である。カルニチンは長鎖脂肪酸に結合してそれらを細胞ミトコンドリア内へ輸送し、そこで脂肪酸は酸化により分解されて、骨格筋、心臓および肝臓を含めたすべての組織のためのエネルギーに変換される。このプロセスにより、カルニチンは体脂肪の貯蔵および血流中の脂肪量を減少させるのを補助する。ある態様において、除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための薬剤には、クロムが含まれる。クロムは微量元素であり、タンパク質、脂肪および炭水化物の代謝を調節するインスリンに対する補因子である。クロムは体脂肪を減少させ、除脂肪筋量を保持および構築し、高い血糖を低下させ、血中コレステロール濃度を低下させるのを補助する。ピコリン酸クロムまたはポリニコチン酸クロムの形でのクロムの投与は、消化器系におけるクロムの吸収の増加を補助することができる。
[0023] 健康および健全性を増進する薬剤は、たとえば動物の認知機能または動物の被毛の外観や厚さを改善することができ、あるいは動物が罹患している疾患を改善または治療することができる。ある態様において、健康および健全性を増進する薬剤には1種類以上の抗酸化剤が含まれる。抗酸化剤は、フリーラジカルの形成を阻止し、またはフリーラジカルを消失させる、栄養素または栄養素以外の物質である。たとえばビタミンEはグルタチオンペルオキシダーゼと協同作用して、膜の多価不飽和リン脂質の酸化を開始する反応性酸素および他のフリーラジカルの有害作用に対して細胞を保護する。ビタミンEは、α-、β-、γ-もしくはδ-トコフェロール、α-、β-、γ-もしくはδ-トコトリエノール、またはこれらの異性体形のいずれかの混合物の形で投与できる。他の抗酸化剤であるビタミンCは、好中球の酸化的バーストにより誘発されるフリーラジカル損傷に対して保護し、白血球の食作用を刺激し、これにより免疫機能において役割を果たす。ビタミンC(特にL-アスコルビン酸)は、塩類またはエステルの形、たとえばナトリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩もしくは鉄(II)塩、またはステアリン酸エステルもしくはパルミチン酸エステルの形で投与することができる。ある態様において、健康又は健全性を増進する薬剤には1種類以上の必須脂肪酸、たとえばオメガ-6またはオメガ-3脂肪酸が含まれる。オメガ-6必須脂肪酸には、たとえばリノール酸およびアラキドン酸が含まれる。オメガ-3必須脂肪酸には、たとえばアルファ-リノール酸、エイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸が含まれる。必須脂肪酸は、代謝されて重要な生物活性化合物を形成することができる基質として作用する。アラキドン酸、ガンマ-リノレン酸およびエイコサペンタエン酸は、局所ホルモンおよび炎症仲介物質として機能する重要な免疫調節分子グループであるエイコサノイドの合成のための前駆物質として作用する。リノール酸は、水および他の栄養素が皮膚から失われるのを阻止する重要なバリヤー機能をもつ上皮角質外皮(epidermal cornified envelope)のセラミド中へ組み込まれる。必須脂肪酸は、多様な誘導体、たとえば無機酸および有機酸の塩類、リン脂質エステル、エーテル類、およびステロール誘導体の形で使用できる。リノール酸およびリノレン酸は、たとえばホスファチジルコリンエステル、ホスファチジルエーテル、およびシポルステロール(sipolsterol)エステルの形で使用できる。
[0024] 他の観点において、本発明は前記に述べた本発明組成物を含むキットの形の製品を提供する。ある態様において、キットはさらに、成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を含む。ある態様において、キットはさらに、(1)本発明組成物を成長期動物に与えること、(2)成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、骨密度を増大させ、体脂肪を減少させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための薬剤を本発明組成物と併せて投与することのうち少なくとも1つに関する指示を含む。
[0025] 他の観点において本発明は、2以上の成分を含み、それらを互いに、場合によりキットの一部ではない追加成分と共に組み合わせた際に本発明組成物が得られる、キットの形の製品を提供する。ある態様において、キットはさらに、成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を含む。ある態様において、キットはさらに、(1)2以上の成分および場合によりキットの一部ではない追加成分を組み合わせることにより本発明組成物を調製すること、(2)該組成物を成長期動物に与えること、ならびに(3)成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、骨密度を増大させ、体脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を、本発明組成物と併せて投与することのうち少なくとも1つに関する指示を含む。
[0026] ある態様において、キットは、適宜、単一パッケージ内の別個の容器中または仮想パッケージ内の別個の容器中に、本発明組成物、または組み合わせた際に本発明組成物が得られる2以上の成分、ならびに(1)該組成物を成長期動物に与えるための指示、(2)2以上の成分を組み合わせることにより本発明組成物を調製するための指示、(3)成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤、ならびに(4)該薬剤を本発明組成物と併せて投与するための指示のうち少なくとも1つを含む。用語”単一パッケージ”は一般に、キットの構成要素が1以上の容器内に、または容器により、物理的にまとめられており、製造、流通、販売または使用の単位とみなされることを意味する。容器にはバッグ、ボックス、ボトル、収縮ラップパッケージ、ホチキス留めその他の形で固定された構成要素、またはその組合わせが含まれるが、これらに限定されない。単一パッケージは、たとえば容器または個々の食物組成物が製造、流通、販売または使用のための単位とみなされる状態で物理的にまとめられたものであってもよい。用語”仮想パッケージ”は一般に、キットの構成要素が、1以上の物理的または仮想のキット構成要素に関して他の構成要素を入手する方法を利用者に指令する指示によりまとめられていることを意味する;たとえば下記のものを収容したバッグ:1つの構成要素、およびキットの使用方法に関する指令を得るために、ウェブサイトを訪れる、記録されたメッセージに接触する、ビジュアルメッセージを見る、または医療関係者と連絡をとるように利用者に指令する指示。キットが仮想パッケージを含む場合、キットは1以上の物理的キット構成要素を伴う仮想環境における指示に限定される。
[0027] 他の観点において、本発明は(1)本発明組成物を成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるために使用すること、(2)成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤と、本発明組成物を併せて使用すること、ならびに(3)本発明のキットを成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるために使用することのうち1以上に関する情報または指示を伝達するための手段であって、これらの情報または指示を収容した文書、ディジタル記憶媒体、光学記憶媒体、オーディオプレゼンテーションまたはビジュアルディスプレーを含む手段を提供する。ある態様において、伝達手段は、これらの情報または指示を収容した文書、ディジタル記憶媒体、光学記憶媒体、オーディオプレゼンテーションまたはビジュアルディスプレーを含む。好ましくは、伝達手段は、これらの情報または指示を含む表示されたウェブサイト、またはパンフレット、製品ラベル、パッケージ挿入物、広告、もしくはビジュアルディスプレーである。有用な情報または指示には、たとえば(1)本発明の組成物、方法またはキットの使用方法に関する情報および指示、ならびに(2)動物の介護者に本発明およびそれの使用に関する質問がある場合のための連絡情報が含まれる。
[0028] 本明細書に記載する特定の方法、プロトコルおよび試薬は変更することができるので、本発明はそれらに限定されない。さらに、本明細書中で用いた用語は特定の態様を記述するためのものにすぎず、本発明の範囲を限定するためものではない。本明細書および特許請求の範囲で用いる単数形には、そうではないことが状況から明示されない限り、複数表示が含まれる。用語”含む(comprise、comprises、comprising)”は除外ではなく包括と解釈すべきである。
[0029] 別途定義しない限り、本明細書中で用いるすべての技術用語および科学用語および頭字語は、本発明の分野の当業者が一般に理解しているものと同じ意味をもつ。本明細書に記載したものと類似または均等な方法および材料をいずれも本発明の実施に使用できるが、好ましい方法、装置および材料を本明細書に記載する。
[0030] 本明細書中に報告した本発明により使用できる組成物、配合物、方法およびこれらに類する情報を記載および開示するために、本明細書中で述べたすべての特許、特許出願および刊行物を、法律が許す範囲で本明細書に援用する。ただし、本明細書中のいずれも、本発明が先の発明によるそのような開示に先行する資格がないと認めるものと解釈すべきでない。
実施例
[0031] 以下の本発明の好ましい態様により本発明をさらに説明することができるが、これらの例は説明のために含まれるにすぎず、別途明示しない限り、本発明の範囲を限定するためのものではないことは理解されるであろう。
実施例1
[0032] 大型品種の子犬21匹を離乳時(すなわち2カ月齢目)に食物Aに切り替え、18カ月齢になるまで食物Aを与えた。同様に大型品種の子犬14匹を離乳時に食物Bに切り替え、18カ月齢になるまで食物Bを与えた。食物Aと食物Bは両方ともAAFCOの成長のための最小栄養素許容量を満たしていた。両方の食物の栄養素分析で得た結果を表1に示す。
Figure 0005155870
DMB=乾燥物質基準
[0033] 離乳時および子犬が5カ月齢になった時点で、すべての子犬の除脂肪(lean)
組織および脂肪組織の測定を二重エネルギーX線吸収測定法により実施した。結果を表2に示す(最初の成分(食物Aまたは食物Bについて0日目)を統計モデルにおける共分散値として用いた)。すなわち、食物Aを与えた子犬の方が食物Bを与えた子犬より多量の除脂肪組織を得たが、脂肪組織はより少なかった。
Figure 0005155870
[0034] 本明細書には、本発明の代表的な好ましい態様を開示し、特定の用語を用いたが、それらは一般的に説明の意味で用いたにすぎず、限定のためのものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲に述べられている。明らかに、以上の教示からみて本発明の多数の改変および変更が可能である。したがって、特許請求の範囲の記載の範囲内で、具体的に記載した以外の形で本発明を実施できることを理解すべきである。

Claims (20)

  1. 成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための方法であって、約2.5〜約6 g/Mcalの総リシン:代謝エネルギー比を有し、かつ
    a.総アルギニン:総リシン比が約1.1〜約1.6であるアルギニン;
    b.総イソロイシン:総リシン比が約0.8〜約1.3であるイソロイシン;
    c.総ロイシン:総リシン比が約1.8〜約3.0であるロイシン;
    d.総バリン:総リシン比が約0.8〜約1.4であるバリン;ならびに
    e.総メチオニン+シスチン:総リシン比が約0.8〜約1.7であるメチオニンおよびシスチン
    を含む組成物を、動物に与えることを含む方法。
  2. 組成物はさらに、総トリプトファン:総リシン比が約0.1〜約0.5であるトリプトファンを含む、請求項1の方法。
  3. 組成物はさらに、総トレオニン:総リシン比が約0.65〜約1.3であるトレオニンを含む、請求項1の方法。
  4. 組成物はさらに、総ヒスチジン:総リシン比が約0.3〜約0.8であるヒスチジンを含む、請求項1の方法。
  5. 組成物はさらに、総フェニルアラニン+チロシン:総リシン比が約1.3〜約2.3であるフェニルアラニンおよびチロシンを含む、請求項1の方法。
  6. 組成物はさらに、
    a.総トリプトファン:総リシン比が約0.1〜約0.5であるトリプトファン;
    b.総トレオニン:総リシン比が約0.65〜約1.3であるトレオニン;
    c.総ヒスチジン:総リシン比が約0.3〜約0.8であるヒスチジン;ならびに
    d.総フェニルアラニン+チロシン:総リシン比が約1.3〜約2.3であるフェニルアラニンおよびチロシン
    を含む、請求項1の方法。
  7. さらに、動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を、動物に投与することを含む、請求項1の方法。
  8. 動物が愛玩動物である、請求項1の方法。
  9. 動物がイヌ類である、請求項1の方法。
  10. 動物がネコ類である、請求項1の方法。
  11. 組成物が食物組成物である、請求項1の方法。
  12. 成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または体脂肪を減少させるための組成物であって、約2.5〜約6 g/Mcalの総リシン:代謝エネルギー比を有し、かつ
    a.総アルギニン:総リシン比が約1.1〜約1.6であるアルギニン;
    b.総イソロイシン:総リシン比が約0.8〜約1.3であるイソロイシン;
    c.総ロイシン:総リシン比が約1.8〜約3.0であるロイシン;
    d.総バリン:総リシン比が約0.8〜約1.4であるバリン;ならびに
    d.総メチオニン+シスチン:総リシン比が約0.8〜約1.7であるメチオニンおよびシスチン
    を含む組成物。
  13. 組成物がさらに、
    a.総トリプトファン:総リシン比が約0.1〜約0.5であるトリプトファン;
    b.総トレオニン:総リシン比が約0.65〜約1.3であるトレオニン;
    c.総ヒスチジン:総リシン比が約0.3〜約0.8であるヒスチジン;ならびに
    d.総フェニルアラニン+チロシン:総リシン比が約1.3〜約2.3であるフェニルアラニンおよびチロシン
    を含む、請求項12の組成物。
  14. 成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるためのキットであって、2以上の成分を含み、それらを互いに、場合によりキットの一部ではない追加成分と共に組み合わせた際に、約2.5〜約6 g/Mcalの総リシン:代謝エネルギー比を有し、かつ
    a.総アルギニン:総リシン比が約1.1〜約1.6であるアルギニン;
    b.総イソロイシン:総リシン比が約0.8〜約1.3であるイソロイシン;
    c.総ロイシン:総リシン比が約1.8〜約3.0であるロイシン;
    d.総バリン:総リシン比が約0.8〜約1.4であるバリン;ならびに
    d.総メチオニン+シスチン:総リシン比が約0.8〜約1.7であるメチオニンおよびシスチン
    を含む組成物が得られるキット。
  15. キットがさらに、成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤、ならびに場合により(1)2以上の成分および場合によりキットの一部ではない追加成分を組み合わせることにより本発明組成物を調製するための指示、(2)該組成物を該動物に与えるための指示、ならびに(3)該薬剤を該組成物と併せて投与するための指示のうち1以上を含む、請求項14のキット。
  16. 成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるためのキットであって、適宜、単一パッケージ内の別個の容器中または仮想パッケージ内の別個の容器中に、請求項12の組成物、または場合によりキットの一部ではない追加成分と共に互いに組み合わせた際に請求項12の組成物が得られる2以上の成分、ならびに(1)該組成物を動物に与えるための指示、(2)2以上の成分を組み合わせることにより本発明組成物を調製するための指示、(3)成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤、ならびに(4)該薬剤を該組成物と併せて投与するための指示のうち1以上を含むキット。
  17. (1)請求項12の組成物を成長期動物において除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるために使用すること、あるいは(2)成長期動物の除脂肪筋量を増加させ、脂肪増加を低下させ、および/または健康もしくは健全性を増進するための1種類以上の薬剤を請求項12の組成物と併せて使用することに関する情報または指示を伝達するための手段であって、これらの情報または指示を収容した文書、ディジタル記憶媒体、オーディオプレゼンテーションまたはビジュアルディスプレーを含む手段。
  18. パンフレット、製品ラベル、パッケージ挿入物、広告、表示されたウェブサイト、およびビジュアルディスプレーよりなる群から選択される、請求項17の手段。
  19. 請求項16のキットを使用することに関する情報または指示を伝達するための手段であって、これらの情報または指示を収容した文書、ディジタル記憶媒体、オーディオプレゼンテーションまたはビジュアルディスプレーを含む手段。
  20. パンフレット、製品ラベル、パッケージ挿入物、広告、表示されたウェブサイト、およびビジュアルディスプレーよりなる群から選択される、請求項19の手段。
JP2008538162A 2005-10-26 2006-10-26 除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物および方法 Active JP5155870B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US73034605P 2005-10-26 2005-10-26
US60/730,346 2005-10-26
PCT/US2006/060249 WO2007051134A2 (en) 2005-10-26 2006-10-26 Compositions and methods for increasing lean muscle mass and/or reducing fat gain

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009513149A JP2009513149A (ja) 2009-04-02
JP5155870B2 true JP5155870B2 (ja) 2013-03-06

Family

ID=37813786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008538162A Active JP5155870B2 (ja) 2005-10-26 2006-10-26 除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物および方法

Country Status (14)

Country Link
US (2) US8071122B2 (ja)
EP (1) EP1945044B1 (ja)
JP (1) JP5155870B2 (ja)
CN (1) CN101316518B (ja)
AT (1) ATE428308T1 (ja)
AU (1) AU2006305808B2 (ja)
BR (1) BRPI0617831B1 (ja)
CA (1) CA2625967C (ja)
DE (1) DE602006006332D1 (ja)
DK (1) DK1945044T3 (ja)
ES (1) ES2324893T3 (ja)
RU (1) RU2383209C2 (ja)
WO (1) WO2007051134A2 (ja)
ZA (1) ZA200803349B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008103179A1 (en) * 2007-02-23 2008-08-28 Hill's Pet Nutrition, Inc. Compositions and methods for controlling the weight of animals
US20080268038A1 (en) * 2007-04-26 2008-10-30 Wolfe Robert R Compositions and Approaches for Increasing Diet Induced Thermogenesis, Inducing Weight Loss and Maintaining Muscle Mass and Strength
CA2819676C (en) * 2007-12-21 2016-08-02 Hill's Pet Nutrition, Inc. Pet food composition
JP5260101B2 (ja) * 2008-03-25 2013-08-14 国立大学法人 新潟大学 食肉中の遊離グルタミン酸の増加及び食肉の酸味の抑制方法
BR112013002972A2 (pt) * 2010-08-06 2016-06-07 Icm Inc método, bio-óleo, e, sistema para recuperar bio-óleo
RU2454227C1 (ru) * 2011-04-05 2012-06-27 Федеральное государственное учреждение "Российский научный центр "Восстановительная травматология и ортопедия" имени академика Г.А. Илизарова" Министерства здравоохранения и социального развития Российской Федерации Композиция для восстановления скелетных мышц и кости при скелетной травме
CA2845829A1 (en) * 2011-08-19 2013-02-28 Musclepharm Corporation Compositions and methods for use in promoting lean body mass
WO2013058229A1 (ja) 2011-10-17 2013-04-25 花王株式会社 筋量増加剤
CA2868522A1 (en) 2012-03-26 2013-10-03 Pronutria, Inc. Charged nutritive proteins and methods
WO2013148328A1 (en) 2012-03-26 2013-10-03 Pronutria, Inc. Nutritive proteins and methods
MX2014011600A (es) 2012-03-26 2015-02-04 Pronutria Inc Proteínas nutritivas, fragmentos y métodos.
EP2831102A4 (en) 2012-03-26 2015-12-02 Pronutria Inc NUTRIENT FRAGMENTS, NUTRIENT PROTEINS AND METHODS
WO2015048333A2 (en) 2013-09-25 2015-04-02 Pronutria, Inc. Nutritive polypeptides and formulations thereof, and methods of production and use thereof
WO2017159741A1 (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 味の素株式会社 行動体力向上剤
US12070481B2 (en) 2017-10-16 2024-08-27 Laila Nutraceuticals Compositions for improving lean body mass, brown adipose tissue and for inhibiting advanced glycation ends product

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3242501C1 (de) * 1982-11-18 1984-03-29 Degussa Ag, 6000 Frankfurt Verwendung von waessrigen L-Lysin-Loesungen zur Supplementierung von Futtermitteln mit L-Lysin
JPH03219838A (ja) * 1989-11-06 1991-09-27 Itochu Shiryo Kk 体脂肪の蓄積量を減少させる飼料
WO1996008169A2 (fr) * 1994-09-12 1996-03-21 Ajinomoto Co., Inc. Methode d'elevage de bovins par alimentation a elements nutritifs hautement condenses
MY128092A (en) * 1996-07-10 2007-01-31 Manda Fermentation Co Ltd Fermented composition, method for manufacturing same, and applications thereof
US6221836B1 (en) * 1996-07-26 2001-04-24 Paxton King Beale Composition of pyruvate and anabolic protein and method for increasing fat loss in a mammal
US7083954B2 (en) * 1999-02-11 2006-08-01 Renessen Llc Method of producing fermentation-based products from corn
GB0207830D0 (en) * 2002-04-04 2002-05-15 Mars Uk Ltd Animal composition
US7547450B2 (en) * 2002-10-24 2009-06-16 Nestec Ltd. Senior feline food
US7288570B2 (en) * 2002-12-20 2007-10-30 Nutricia N.V. Stimulation of in vivo production of proteins
WO2006105112A2 (en) 2005-03-29 2006-10-05 Ajinomoto Co., Inc. Amino acid-containing composition for preventing or remedying in the skeletal muscle of aged people

Also Published As

Publication number Publication date
RU2383209C2 (ru) 2010-03-10
CA2625967A1 (en) 2007-05-03
BRPI0617831A2 (pt) 2013-01-08
CN101316518B (zh) 2012-07-11
RU2008120605A (ru) 2009-12-10
DE602006006332D1 (de) 2009-05-28
US9420808B2 (en) 2016-08-23
BRPI0617831B1 (pt) 2015-02-24
US20120031785A1 (en) 2012-02-09
EP1945044A2 (en) 2008-07-23
WO2007051134A3 (en) 2007-06-21
WO2007051134A2 (en) 2007-05-03
ZA200803349B (en) 2011-08-31
EP1945044B1 (en) 2009-04-15
ES2324893T3 (es) 2009-08-18
JP2009513149A (ja) 2009-04-02
AU2006305808B2 (en) 2011-01-20
AU2006305808A1 (en) 2007-05-03
CA2625967C (en) 2013-08-13
US8071122B2 (en) 2011-12-06
US20090012142A1 (en) 2009-01-08
DK1945044T3 (da) 2009-08-03
CN101316518A (zh) 2008-12-03
ATE428308T1 (de) 2009-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5155870B2 (ja) 除脂肪筋量を増加させ、および/または脂肪増加を低下させるための組成物および方法
JP5138380B2 (ja) 動物における免疫応答を増大させる方法
JP2013151505A (ja) 動物の抗酸化的な状態を増強する組成物および方法
US8557869B2 (en) Compositions and methods for promoting fat loss
CA2613788C (en) Methods and compositions for the prevention and treatment of kidney disease
US8388999B2 (en) Methods and compositions for the prevention and treatment of inflammatory diseases
RU2521315C2 (ru) Способы и композиции для лечения гипертиреоза у кошачьих
JP2008525529A (ja) 腎臓機能を改善する組成物および方法
ES2432145T3 (es) Métodos para predecir el ph de la orina

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5155870

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250