JP2020532378A - フィルタリング層を使用して光不活性化接着ドレープの早期の光不活性化を軽減するシステム及び方法 - Google Patents

フィルタリング層を使用して光不活性化接着ドレープの早期の光不活性化を軽減するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

本明細書では、光不活性化接着ドレープの早期の光不活性化を軽減するシステム及び方法を提供する。一態様は、ドレープ、感光性接着剤層及び剥離剤を備えるシステムを提供し、システムは、組織部位に結合され、特定の光波長等、外部刺激にさらされると又はさらされた後に組織から剥離されるように構成される。システムは、感光性接着剤が不活性化波長に早期にさらされないようにするフィルタ層を有することができる。フィルタ層は、ドレープの上に直接印刷することができ、イソプロピルアルコール(IPA)等の溶剤にさらされた後に除去可能であり得る。フィルタ層はまたフィルタ接着剤層でもあり得る。別の態様は、フィルタ層及び/又はフィルタ接着剤層のうちの1つ又は複数を除去し、ドレープに光を照射して、感光性接着剤層を不活性化し、ドレープの容易な、清潔な且つ痛みの少ない除去を促進することにより、使用しているドレープの適用及び除去方法を提供する。【選択図】図1A

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年9月5日に出願された米国仮特許出願第62/554,307号明細書の利益を主張する。参照する出願の内容はその全体が本明細書に援用される。
本出願は、概して組織治療の分野に関し、より具体的には、組織部位へのドレープの適用及び組織部位からのドレープの除去を容易にするシステム及び方法に関する。
目下、創傷組織及び皮膚組織等の組織の治療のためのシステム及び装置がある。いくつかの現行の組織治療システムは、組織治療システムのすべて又は一部を組織部位に固定するために、接着ドレープの使用を必要とする。たとえば、接着ドレープを使用して、包帯のガーゼ部分を創傷部位に、創傷の周囲の皮膚又は他の組織に接着することによって固定することができる。陰圧創傷療法(NPWT)で使用されるように意図されたドレープは、いくつかの望ましい特性を有する。これらの特性のうちのいくつかは、ドレープが、適用が容易であり、組織への適用時に(たとえば、接着剤間で)折り重ねられた場合にそれ自体にそれほど付着せず、組織との良好なシールを達成し、組織に、且つ層状になっている又はオーバーラップされている場合は覆っているそのフィルム(たとえば、ポリウレタン)に十分に付着し、非外傷性の除去を可能にし、非常に通気性が高く、適用時に位置を変えることができ、患者の熱又は汗によって影響を受けない接着を達成する、ということである。
ドレープシステムの患者からのより容易な除去を可能にするいくつかの感光性又は光不活性化(light deactivated)接着ドレープシステムが提案されている。これらの感光性又は光不活性化接着ドレープシステムの第1世代は、可視光に対して感応性であった。これらのドレープは、可視光に曝されるまでシールを維持するのに有効であった。可視光は、ドレープシステムの接着剤の粘着性を、接着剤を架橋して接着剤組成物を粘弾性状態から弾性状態に不可逆的に変換することにより、不活性化する。この手法の明らかな限界は、早期の接着剤の架橋及びその後続する不活性化を防止するように可視光を遮断するために不透明カバー層が必要であるということであった。不都合なことに、これらの不透明カバー層は、これらのドレープシステムが医師又は看護師がドレッシングを通して創傷又は創傷周囲領域を見ることができるように特に透明ではないことを意味していた。これらの光不活性化接着ドレープシステムの別のバージョンは、接着剤を粘弾性状態から弾性状態に変換/架橋するために、長波長UV光を使用してこの問題に対処しようと試みた。しかしながら、この種のシステムでは、人工光を遮断するために不透明なカバー層は不要であるが、太陽光内のUV光スペクトルのために接着ドレープシステムを太陽光に曝すことができない。これにより、患者が屋外に行くことができることが制限され、これは、患者が、急性期から、UV太陽光に曝される可能性がより高くなる急性期後に移行する際に、特に問題である可能性がある。
光不活性化接着ドレープシステムの既存の問題を緩和するために、開示する実施形態は、光不活性化接着ドレープシステムであって、周囲光からの不活性化光波長に不注意で曝されたときに早期の不活性から光不活性化接着ドレープシステムを保護する除去可能なフィルタ層を有する、光不活性化接着ドレープシステムについて記載する。本明細書に記載する例示的な実施形態は、フィルタリング層を使用して光不活性化接着ドレープの早期の光不活性化を軽減するシステム及び方法に関する。
いくつかの実施形態では、光不活性化接着ドレープシステムは、組織に結合されるように構成され、本システムは、感光性接着剤層であって、接着剤層内に配置された少なくとも1種の剥離剤を有し、少なくとも1種の剥離剤が、複数の光波長のうちの少なくとも1つに曝されたときに組織への接着剤層の結合を弱化するように構成されている、感光性接着剤層と、可撓性フィルム層とを備えるドレープと、少なくとも1種の剥離剤を活性化する複数の光波長を遮断するように構成された除去可能フィルタ層であって、複数の光波長が、可視光スペクトルの一部を含む波長である、除去可能フィルタ層とを備え、フィルタ層は、溶剤に曝されると除去可能であるように構成されている。いくつかの実施形態では、溶剤は非水溶性溶剤である。いくつかの実施形態では、溶剤はイソプロピルアルコール(IPA)である。いくつかの実施形態では、感光性接着剤層は、接着剤剥離層と、アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数とを含む。いくつかの実施形態では、接着剤剥離層は組織と接触するように構成されている。いくつかの実施形態では、接着剤剥離層は、組織とアクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数との間に配置される。いくつかの実施形態では、アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数は、接着剤剥離層と可撓性フィルム層との間に配置されている。いくつかの実施形態では、可撓性フィルム層は、アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数と除去可能フィルタ層との間に配置されている。いくつかの実施形態では、ドレープは支持層をさらに備える。いくつかの実施形態では、除去可能フィルタ層は、可撓性フィルム層と支持層との間に配置されている。いくつかの実施形態では、アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数は薄いフィルムを含む。いくつかの実施形態では、アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数は厚いゲルを含む。いくつかの実施形態では、可撓性フィルム層は通気性層である。いくつかの実施形態では、可撓性フィルム層はポリウレタンである。いくつかの実施形態では、除去可能フィルタ層は、ドレープの上に直接配置された印刷された層である。いくつかの実施形態では、印刷された層は、IPA可溶性の非水溶性ポリマーと、少なくとも1種の光吸収色素とを含み、IPA可溶性の非水溶性ポリマーは、IPAに曝されると溶解するように構成されている。いくつかの実施形態では、ポリマーはポリ酢酸ビニル(PVAc)又はコポリマーのうちの1種又は複数種を含む。いくつかの実施形態では、印刷された層は、部分的にIPA可溶性の物質と少なくとも1種の光吸収色素とを含み、部分的にIPA可溶性の物質は、IPAに曝されると軟化するように構成されている。いくつかの実施形態では、部分的にIPA可溶性の物質は、ケトンに完全に可溶性の物質を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも1種の光吸収色素は、シアニンヨウ化物、アリザリンレッド及びイエロー並びにコンゴレッドのうちの1種又は複数種を含む。いくつかの実施形態では、複数の光波長は、可視光スペクトルの青色部分から紫色部分を含む波長を含む。いくつかの実施形態では、本システムは、少なくとも1種の剥離剤を活性化する複数の光波長に曝されると色を変化させるように構成された感光性インクの少なくとも1つの層をさらに備える。いくつかの実施形態では、除去可能フィルタ層は、少なくとも1種の剥離剤を活性化する複数の光波長の別個の範囲を遮断するように各々構成された複数のパターンコートを備え、パターンコートのうちの1つはIPAに対して不溶性である。いくつかの実施形態では、IPAに不溶性であるパターンコートは、ドレープ及びフィルタ層のうちの1つ又は複数の外面から剥離されるように構成されている。いくつかの実施形態では、除去可能フィルタ層は単一の不透明な層を含む。いくつかの実施形態では、除去可能フィルタ層は単一の部分的に透明な層を含む。いくつかの実施形態では、本システムは、フィルタ接着剤層をさらに備える。いくつかの実施形態では、除去可能フィルタ層及びフィルタ接着剤層は単一の結合された層を含む。いくつかの実施形態では、除去可能フィルタ層及びフィルタ接着剤層は単一の結合された層を含む。
いくつかの実施形態では、光不活性化接着ドレープシステムは、組織に結合されるように構成され、本システムは、感光性接着剤層であって、接着剤層内に配置された少なくとも1種の剥離剤を有し、少なくとも1種の剥離剤が、複数の光波長のうちの少なくとも1つに曝されたときに組織への接着剤層の結合を弱化するように構成されている、感光性接着剤層と、可撓性フィルム層とを備えるドレープと、フィルタ接着剤層とを備え、フィルタ接着剤層は、少なくとも1種の剥離剤を活性化する複数の光波長を遮断するように構成された少なくとも1種の着色色素を含み、複数の光波長は、可視光スペクトルの一部を含む波長である。いくつかの実施形態では、感光性接着剤層は、少なくとも1種のポリマーと、少なくとも1種の粘着付与剤と、少なくとも1種の湿潤剤とを含む。いくつかの実施形態では、感光性接着剤層は、複数の光波長のうちの少なくとも1つに曝されると、残留物なしに組織から除去されるように構成されている。いくつかの実施形態では、感光性接着剤層は、組織から剥離されるように構成されている。
いくつかの実施形態では、組織に結合されるように構成された光不活性化接着ドレープシステムのためのフィルタ接着剤層を製造する方法は、少なくとも1種のポリマーと、少なくとも1種の粘着付与剤と、少なくとも1種の湿潤剤との混合物を、あわせて、水系の溶液、懸濁液又は乳濁液、及び溶剤系の溶液、懸濁液又は乳濁液のうちの1つ又は複数内に混合して、接着剤混合物を生成するステップと、接着剤混合物を少なくとも1種の着色された光吸収色素と混合するステップとを含む。いくつかの実施形態では、少なくとも着色された光吸収色素は、シアニンヨウ化物、アリザリンレッド及びイエロー並びにコンゴレッドのうちの1種又は複数種を含む。
いくつかの実施形態では、方法は、光不活性化接着ドレープシステムを患者の組織に結合するステップと、接着剤層の結合を弱化するように構成された複数の光波長のうちの少なくとも1つに、感光性接着剤層を曝すステップと、組織からドレープを除去するステップとを含む。いくつかの実施形態では、本方法は、ドレープシステムから除去可能フィルタ層を除去するステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、ドレープシステムから除去可能フィルタ層を除去するステップは、除去可能フィルタ層に溶剤を塗布することを含む。いくつかの実施形態では、本方法は、除去可能フィルタ層に溶剤を塗布した後に除去可能フィルタ層をふき取るステップをさらに含む。いくつかの実施形態では、溶剤はIPAである。いくつかの実施形態では、複数の光波長のうちの少なくとも1つに感光性接着剤層を曝すステップは、少なくとも1つの可視光波長に感光性接着剤層を曝すことを含む。いくつかの実施形態では、1つの可視光波長は、可視光スペクトルの青色から紫色部分にある。
いくつかの実施形態では、キットは、光不活性化ドレープシステムと、除去可能フィルタ層を除去するように構成された溶剤を含有する少なくとも1つのワイプとを備える。いくつかの実施形態では、ドレープシステム及び少なくとも1つのワイプは滅菌されている。
当業者であれば、以下に説明する図面が単に例示を目的とするものであることが理解されよう。図面は、決して本教示の範囲を限定するようには意図されていない。
図1Aは、本開示の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図1Bは、本開示の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図2Aは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図2Bは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図2Cは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図3Aは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図3Bは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図3Cは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図3Dは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図4Aは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図4Bは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図4Cは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図4Dは、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムの断面図である。 図5は、本開示の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムを使用するプロセスを例示するフローチャートである。 図6は、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムを使用するプロセスを例示するフローチャートである。 図7は、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムを使用するプロセスを例示するフローチャートである。 図8は、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムを使用するプロセスを例示するフローチャートである。 図9は、本開示の別の例示的な実施形態による光不活性化接着ドレープシステムを使用するプロセスを例示するフローチャートである。
好ましい実施形態の以下の詳細な説明において、本明細書の一部を形成する添付図面を参照し、添付図面には、本発明を実施することができる具体的な好ましい実施形態が例示として示されている。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施することができるようにするために十分詳細に記載されており、他の実施形態を利用することができること、及び本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく論理構造的、機械的、電気的及び化学的な変更を行うことができることが理解される。当業者が本発明を実施することができるようにするために必要でない詳細を回避するために、本説明は当業者に既知の特定の情報を省略する場合がある。数値指定による特徴への言及は、必ずしも図面に示す任意の特定の実施形態のみを指すとは限らないことが理解される。したがって、以下の詳細な説明は、限定する意味で解釈されるべきではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によってのみ定義される。
以下の定義は、本発明をより適切に定義し、本発明の実施において当業者を誘導するために提供する。別段の断りのない限り、用語は、関連する技術分野における当業者による慣例的な使用に従って理解されるべきである。
減圧は、概して、治療を受けている組織部位における周囲圧力を下回る圧力を指す。大部分の場合、この減圧は、患者が位置している場所の気圧を下回る。組織部位に印加される圧力を説明するために「真空」及び「陰圧」という用語を使用することができるが、組織部位に印加される実際の圧力は、完全真空に通常関連する圧力を著しく下回る可能性がある。この名称と一貫して、減圧又は真空圧の上昇は絶対圧の相対的な低下を指し、減圧又は真空圧の低下は絶対圧の相対的な上昇を指す。
本明細書で用いる「結合され」という用語は、別個の物体を介する「間接的な結合」を含む。たとえば、ドレープ及び組織部位両方が、剥離剤又は第2接着剤層等、1つ又は複数の第3物体に結合される場合、ドレープを組織部位に結合することができる。「結合され」という用語はまた、「直接結合され」も含み、その場合、2つの物体は何らかの方法で互いに接触する。「結合され」という用語はまた、2つ以上の構成要素が、それら構成要素の各々が同じ材料片から形成されていることによって互いに連続していることも含む。また、「結合され」という用語は、化学結合を介する等の化学的結合、及び静電結合を含む。
本発明のさまざまな態様は、光不活性化接着ドレープの早期の光不活性化を軽減するシステム及び方法のためのシステム及び方法を含み、その一部を図1A〜図8の各々に示す。さまざまな実施形態は、接着剤の早期の不活性化を防止しながら、従来のドレープより患者への外傷を少なくして、組織部位からのドレープの除去を容易にすることができる。組織部位は、皮膚組織、創傷組織、骨組織又は他の任意のタイプの組織であり得る。本明細書に記載するシステム及び方法のさまざまな実施形態は、減圧又は陰圧創傷治癒技術を含み、又はそうした技術で使用することができる。
図1A及び図1Bをより具体的に参照すると、患者組織104上に配置された光不活性化接着ドレープシステム100の例示的な実施形態が示されている。システム100は、可撓性フィルム層112に結合された感光性接着剤層108を備える。いくつかの実施形態では、ドレープは、接着剤層108及び可撓性フィルム層112の両方を含む。図示する実施形態では、ドレープは、好ましくは滅菌可能である組織104の上のカバーであるように概して理解することができる。ドレープは、ポリマー、織布又は不織布材料、弾性又は非弾性材料、閉塞又は非閉塞材料、及び可撓性又は非可撓性材料等、生体適合性の薄いフィルム材料を含むことができる。ドレープは、不透過性、半透過性又は透過性材料を含むことができる。透過性の特性は、所望の水分及び気体(たとえば、酸素)の透過に従って選択することができる。いくつかの実施形態では、ドレープは、水分に対して比較的不透過性であり且つ酸素に対して比較的透過性である材料を含む。ドレープは、たとえば、通気性を調整する材料でコーティングすることができる。ドレープは、光、音、水分又は熱等、外部刺激の伝達を可能にするか又は促進する材料を含むことができる。たとえば、ドレープ材料は、可視光、紫外(UV)光又は赤外光等、電磁放射線に対して半透明であるか又は実質的に透明であり得る。ドレープは、1つ又は複数の層から構成することができる。いくつかの実施形態では、ドレープは二層ドレープであり得る。たとえば、二層ドレープは、組織又は創傷との接触に好適な任意の生体適合性の薄いフィルムを含む可撓性フィルム層112と、保護材料を含む第2層114とを含むことができる。別の例として、所望の機能に従って選択された材料の組合せで、3つ、4つ又はそれより多くのドレープ層を使用することができる。
図示する実施形態では、可撓性フィルム層112は、通気性があり、及び/又はポリウレタン等の半多孔質フィルムであり得るが、他の好適な材料を使用することができる。接着剤層108は、組織104に接着し、それにより、可撓性フィルム層112を組織104に結合する。接着剤層108は、必要に応じて可撓性フィルム層112及び組織104の任意の部分を覆うことができる。接着剤層108は、単層又は多層で、組織104に接着することができる任意の材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、ドレープを組織104に適用する前に、接着剤支持層(図示せず)によって接着剤層108を覆うことも可能である。接着剤支持層は、適用の前にドレープに剛性を与えることができ、また、組織104へのドレープの実際の適用に役立つことも可能である。接着剤支持層は、組織にドレープを適用する前に接着剤層108を露出させるために、剥離するか又は他の方法で除去することができる。接着剤層108は、限定されないが、ポリウレタン、アクリル系(たとえば、シアノアクリレート)、ヒドロゲル、ケイ素又はシリコーン系材料、天然ゴム、合成ゴム、スチレンブロック共重合体、ポリビニルエーテル、ポリ(メタ)アクリレート、ポリオレフィン、親水コロイド(たとえば、ゴム系親水コロイド)又はそれらの組合せを含む、1種又は複数種の材料を含むことができる。いくつかの実施形態では、接着剤層108は、ポリマー又はコポリマーを含む。たとえば、接着剤層108は、ポリウレタン及びシリコーンのコポリマー又はさまざまなアクリル系コポリマーを含むことができる。
接着剤層108は、剥離材料を含む少なくとも1つの剥離剤116を含むことができる。図示する実施形態では、接着剤層108は、複数の剥離剤116(点で表す)を有する。剥離剤116は、ドレープと組織104との間の接着特性に物理的に又は化学的に影響を与えることができる。剥離剤116は、実施されている特定の実施形態に応じて、限定されないが、光硬化性樹脂、油粒子、気体粒子、溶剤、脂質及び/又は1つ若しくは複数の微細構造体を含む、種々の分子組成物を含むことができる。剥離剤116は、接着剤層108の中に、上に又は近くに不活性(inert)又は不活性(inactive)形態で存在することができる。たとえば、剥離剤116は、ランダムな又はパターン化された被覆範囲で接着剤の表面で、ランダムな又はパターン化された被覆範囲でドレープに結合されて、又は、これらの又は他の場所に位置する微細構造体内に含有されて、接着剤と混合することができる。剥離剤116は、放出され又は活性化すると、接着剤層108内を又は接着剤層108と組織104との間の界面に沿って移動して、組織104に取り付けられたドレープの除去を容易にすることができる。図示する実施形態では、剥離剤116は、外部刺激に曝されると接着剤層108の組織104への結合を弱化するように、未放出状態(図1Aに示す)から放出状態120(図1Bにおいて斜線で表す)に移行するように構成されている。実施されている特定の実施形態に応じて、さまざまな外部刺激を採用することができる。外部刺激の非限定的な例としては、電磁気(たとえば、UV光、可視光又は赤外光)、磁気、音、pH、圧力(たとえば、正の気圧、負の気圧、せん断力、直接力)、熱、水分又は物質が挙げられる。外部刺激はまた、剥離剤116が未放出状態から放出状態に移行するように、接着剤層108内の剥離剤116と反応することができる、物質、化合物、液体又は気体でもあり得る。図示する実施形態では、外部刺激は、複数の光波長のうちの1つ又は複数である。剥離剤116の放出の結果として発生する結合の弱化により、光不活性化接着ドレープシステム100の使用者は、矢印124によって示す力等、上向きの力を可撓性フィルム層112に加えて、組織104から可撓性フィルム層112を除去することができる。結合の弱化により、組織104からの可撓性フィルム層112の除去において組織104に加えられる応力が低減する。したがって、可撓性フィルム層112が除去されるときに患者が感じる痛み及び不快感が低減する。接着剤層108からの分子の残留物は、使用される剥離剤のタイプ等の種々の要素に応じて、可撓性フィルム層112を除去した後に組織104の上に残る可能性がある。
図1Aをより具体的に参照すると、図示する実施形態では、剥離剤116は、接着剤層108内に不活性に分散し、接着剤層108内の任意の場所とともに、接着剤層108と可撓性フィルム層112の間の界面等、接着剤層108の外面のうちの任意のものに位置することができる。いくつかの実施形態では、剥離剤116は、可撓性フィルム層112に直接接合又は結合することができ、別個のフィルム層(図1Aには図示せず)が、接着剤層108から剥離剤116を分離することができる。これらの実施形態では、外部刺激の存在により、別個のフィルム層を弱化し、破壊し、又はその透過性を増大させることができ、その結果、剥離剤116は、組織部位105からの可撓性フィルム層112の除去を容易にするように接着剤層108内に移動することができる。図1Bに示すように、剥離剤116は、外部刺激が存在するときに放出することができ、その結果、剥離剤116は、接着剤層108及び接着剤層108と組織104との間の界面内で移動することができる。図示する実施形態では、UV光源128は、可撓性フィルム層112及び接着剤108を複数の光波長132に曝す。いくつかの実施形態では、複数の光波長132に曝すことにより、剥離剤116を含有する微細構造体が破裂するか又は断裂し、それにより微細構造体の内部から剥離剤116が放出される。これらの放出された剥離剤116は、その後、接着剤層108及び接着剤層108と組織104との間の界面内に散在することができ、それにより、可撓性フィルム層112と組織104との間の結合が弱化し、組織104からの可撓性フィルム層112の除去が容易になる。複数の光波長132が接着剤108に到達すると、剥離剤116は、複数の光波長132に曝される際に(図1Aに示すような)未放出状態から(図1Bに示すような)放出状態120に移行することができる。図示する実施形態では、複数の光波長132はUV波長である。いくつかの実施形態では、UV波長は280nm〜380nmの範囲内であり得るが、UV波長が315nm〜380nmの範囲内のUVA波長であることが好ましい場合がある。
ここで図2A〜図2Dを参照すると、患者組織104の上に配置された光不活性化接着ドレープシステム200の別の例示的な実施形態が示されている。この実施形態では、光不活性化接着ドレープシステム200は、UV光の代わりに周囲の可視光に曝されると、接着剤層108を剥離するように構成されている。可視光に曝されると接着剤層108が剥離することは、所定のUV光源が不要であり、周囲光を有する任意の環境において剥離を発生させることができるという点で有利であるが、接着剤層108が早期に不活性化する可能性も増大させる可能性がある。早期の不活性化を防止するために、接着剤層108は、可視光の特定の波長に曝されたときにのみ放出する剥離剤116を含むように構成することができる。たとえば、図示する実施形態では、剥離剤116は、可視光スペクトルの青色及び紫色部分における可視光波長に曝されたときにのみ、未放出状態120に移行する。図示する実施形態では、ドレープの可撓性フィルム層112の上にフィルタ層204が配置されている。この実施形態では、フィルタ層204は、接着剤層108を剥離する可視光波長を遮断する一方で、他の可視光波長は通過させるように構成されている。たとえば、可視光に曝されると、フィルタ層204は、青色及び紫色波長は遮断するが、赤色、橙色、黄色及び/又は緑色の波長は通過させる。このように、フィルタ層204は、部分的に透明であり、接着剤層108の早期の不活性化なしに、医師又は看護師がドレープ及び創傷部位を視覚的に検査することができるようにする。いくつかの実施形態では、フィルタ層204は、接着剤層108を不活性化しない波長を有する可視光スペクトルの1つ又は複数の色(たとえば、赤色、橙色、黄色及び/又は緑色)に対応する色素又は他の着色剤を含む着色層である。
図2Bに示す実施形態では、フィルタ層204は除去可能であるように構成されている。これにより、使用者が組織104からドレープを除去したいときに接着剤層108が不活性化されるのが可能になる。図示する実施形態では、フィルタ層204は、ドレープ又は接着剤層108の上に直接印刷された印刷層である。図2Bに示す実施形態では、印刷層は溶剤に可溶性である。溶剤は、非水溶性溶剤及び/又はイソプロピルアルコール(IPA)であり得る。組織104にドレープが適用された後、現在医療目的で一般に使用されているようなワイプ208に含ませることができるIPAでフィルタ層204を除去することができる。使用者は、フィルタ層204の表面に(たとえば、矢印212によって表す1つ又は複数の方向において)IPAを塗布することができる。フィルタ層204は、IPAに曝されると溶解する。図2Cに示すように、フィルタ層204が除去されると、接着剤層108は、接着剤層108を不活性化するように構成された光波長を含む不活性化波長(たとえば、周囲光216)に曝すことができる。周囲光216に曝されると、剥離剤116は、未放出状態から放出状態120に移行することができる。そして、可撓性フィルム層112を含むドレープを組織104から除去することができる。ドレープの除去後、接着剤層108のいずれかの残留物が組織104の上に残っている場合、それを除去することができる。
いくつかの実施形態では、印刷層の印刷インクは、ポリ酢酸ビニル(PVAc)又はコポリマー等、IPA可溶性(非水溶性)ポリマーを含むことができる。いくつかの実施形態では、接着剤層108内に配置された剥離剤116の活性化波長を吸収するように、シアニンヨウ化物、アリザリンレッド及びイエロー、コンゴレッドの単品又は混合物等の光吸収色素を印刷層内に配置することができる。これらは、可視光スペクトル(すなわち、約450nm〜550nmの範囲の波長)の青色/緑色部分の光によって活性化されるIrgacure 784(Ciba)等の光開始剤であり得る。印刷されたインクは、完全に溶解する代わりにIPAによって軟化されるのみであるようにさらに精製することができる。この実施形態により、IPAに曝された後にフィルタ層204の残存物が色素を「流出しない」か又は浸出せず、代わりに軟化し、IPAワイプ208のこすり作用(矢印212によって示すもの等)によって容易に除去されるため、ドレープの境界を越える印刷された層からの色素のあり得る散らかり又は拡散を低減させることができる。いくつかの実施形態では、たとえば、フィルタ層204内に配置された色素混合物は、ケトン(たとえば、メチルエチル、ケトン又はセルロース溶剤)に完全に可溶性であり、IPAに曝されると膨潤することができる。いくつかの実施形態では、フィルタ層204内に配置された色素混合物は、ポリマー内にヒドロキシ基を含むことができ、又は1種又は複数種のアクリル樹脂であり得る。
いくつかの実施形態では、フィルタ層204の下に1種又は複数種の感光性インクを塗布して、接着剤層108の不活性化のために所望の曝露時間が達成された後に、色を変化させることにより、使用者に曝露を示すことができる。いくつかの実施形態では、印刷されたフィルタ層204は、パターンコートとして塗布することができ、複数の組合せで使用することができる。たとえば、2つのパターンの印刷インクを、一方のみが溶剤によって除去可能であるように位置合せして塗布することができる。この実施形態では、溶剤が塗布されたときに接着剤層108全体が1回分の光を受けないため、接着剤層108の不活性化の減衰を達成することができる。この実施形態により、単組成接着剤が、塗布されたパターンに応じてある範囲の剥離力を有するようにすることができ、異なる患者/創傷/治療要件にドレープの付着力が適合されるのを可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、印刷されるインクは、より高いドレープ透明性を可能にするように、単一の除去可能なパターンコートとしてドレープのいくつかの領域のみに塗布することができる。この実施形態では、光が接着剤層108の非印刷領域を通過する際、幾分かの予備的な接着剤不活性化がある可能性があるが、これは、より高い接着強度を有する接着剤を使用することによって相殺され得る。いくつかの実施形態では、パターンコートは、ドレープ全体に塗布することができ、すべての可視光を完全に遮断することができる(すなわち、不透明)。この実施形態は、太陽光における不活性化からの頑強な保護を提供することができ、使用がより単純且つ安価なオプションであり得る。いくつかの実施形態では、印刷されるインクは、感光性接着剤層108と位置合せして単一の除去可能なパターンコートとして塗布することができる。これにより、より高いドレープ透明性を可能にすることができ、不活性化光波長に対する接着剤層108の曝露が制限され、したがって、早期の不活性化が防止される。接着剤コーティング被覆率の低下による付着力のいかなる低下にも適応するために、より高い付着量を適用することができ、又はより強力な接着剤配合物を使用することができる。
ここで図3A〜図3Dを参照すると、患者組織104の上に配置される光不活性化接着ドレープシステム300の別の例示的な実施形態が示されている。図示する実施形態では、支持層304がドレープの一部として提供されている。支持層304は、患者組織104にドレープが適用されるときに除去することができ、又は、後の時点で(たとえば、矢印308によって表す力を与えることにより、剥離することにより、他の好適な除去方法により)除去することができる。支持層304が除去された後、フィルタ層204を露出させることができ、その後、接着剤層108の不活性化が望まれるときに除去することができる。図3Cに示すように、支持層304が除去されるとき、矢印308によって表す上向き又は他の方向の力を使用して、可撓性フィルム層112からフィルタ層204を除去することができる。図3Dに示すように、支持層304及びフィルタ層204が除去されるとき、接着剤層108を、接着剤層108を不活性化するように構成された光波長(たとえば、青色及び/又は紫色波長)を含む周囲の可視光216に曝露することができる。周囲光216に曝されるとき、剥離剤116は、未放出状態から放出状態120に移行することができ、可撓性フィルム層112を含むドレープを組織104から除去することができる。
ここで図4A〜図4Dを参照すると、患者組織104の上に配置された光不活性化接着ドレープシステム400の別の例示的な実施形態が示されている。先行する実施形態と同様に、除去可能な支持層404を設けることができる。図示する実施形態では、フィルタ接着剤層412の上に透明可撓性層408を設けることができる。いくつかの実施形態では、透明可撓性層408は、通気性層(すなわち、少なくとも半多孔質層)である。いくつかの実施形態では、フィルタ接着剤層412は、ポリマー(たとえば、アクリル樹脂又はポリウレタン)、粘着付与剤及び湿潤剤の混合物等、さまざまな標準的な接着剤から作製することができる。いくつかの実施形態では、フィルタ接着剤層412は、ホットメルト(すなわち、溶剤なし/低溶剤)水若しくは溶剤系の溶液又は懸濁液又は乳濁液として、ドレープに塗布することができる。フィルタ接着剤層412における接着剤成分は、さまざまな混合容器に追加し、接着剤層108を不活性化する特定の光波長を遮断するように構成された1種又は複数種の着色色素と混合することができる。これらの着色色素のいくつかの例は、シアニンヨウ化物、アリザリンレッド及びイエロー並びにコンゴレッドである。
接着剤層108の不活性化が望まれるとき、透明可撓性層408及びフィルタ接着剤層412を除去することができる。図4C及び図4Dに示すように、透明可撓性層408が除去されるとき、矢印308によって表す上向きの又は他の方向の力を使用して、可撓性フィルム層112からフィルタ接着剤層412を除去することができる。透明可撓性層408及びフィルタ接着剤層412が除去されるとき、接着剤層108を不活性化するように構成された光波長(たとえば、青色及び/又は紫色波長)を含む周囲の可視光216に、接着剤層108を曝すことができる。周囲光216に曝されると、剥離剤116は、未放出状態から放出状態120に移行することができ、可撓性フィルム層112を含むドレープを組織104から除去することができる。
図5は、本開示の例示的な実施形態による、組織104からの光不活性化接着ドレープシステムの除去を容易にする全体的なプロセス500を例示するフローチャートを示す。図5に例示するプロセスは、減圧又は陰圧治療システムの使用者によって実施することができる。プロセスは、組織104にドレープを適用することによって開始する(ステップ505)。このステップにおいて、組織104に接着剤層108を結合することができる。またこのステップにおいて、減圧又は陰圧治療システムを使用して、組織104に減圧又は陰圧を印加することができる。プロセスは、組織104からドレープを除去すべきか否かを判断する(ステップ510)。プロセスは、組織104からドレープを除去するべきではないと判断した場合、ステップ510に戻る。プロセスは、組織104からドレープを除去するべきであると判断した場合、ドレープに結合されている接着剤層108を含めて、ドレープに外部刺激を加える(ステップ515)。このステップにおいて、組織104からのドレープの除去を容易にする上述した例示的な実施形態のうちの任意のものに従って、剥離剤116を放出することができる。そして、プロセスは、組織104からドレープを除去する(ステップ520)。
図6〜図9は、本開示の例示的な実施形態による、組織104から光不活性化接着ドレープシステムの除去を容易にするプロセス600、700、800、900を例示するフローチャートを示す。図6を参照すると、プロセス600は、組織にドレープを結合することによって開始する(ステップ604)。この実施形態では、ドレープは、溶剤に対して反応性である印刷されたフィルタ層を有することができる。プロセス600は、ドレープが除去されることが望まれるとき、印刷されたフィルタ層に溶剤が塗布されて、印刷されたフィルタ層を溶解又は軟化させる(ステップ608)ことによって続く。プロセス600は、印刷されたフィルタ層を除去し(ステップ612)、感光性接着剤層に特定の不活性化光波長を照射して接着剤を不活性化する(ステップ612)ことによって続く。そして、プロセスは、組織からのドレープの除去を可能にする(ステップ616)。
図7を参照すると、プロセス700は、組織104にドレープを結合することによって開始する(ステップ704)。この実施形態では、ドレープは、図3A及び図3Bに示す実施形態と同様のドレープに結合された支持層304を有することができる。プロセス700は、ドレープが除去されることが望まれるとき、印刷されたフィルタ層に溶剤が塗布されて、印刷されたフィルタ層を溶解又は軟化させる(ステップ712)ことによって続く。プロセス700は、印刷されたフィルタ層を除去し(716)、感光性接着剤層に特定の不活性化光波長を照射して接着剤を不活性化する(ステップ720)ことによって続く。そして、プロセスは、組織からのドレープの除去を可能にする(ステップ724)。
図8を参照すると、プロセス800は、組織104にドレープを結合することによって開始する(ステップ804)。この実施形態では、ドレープは、通気性のある透明可撓性層404と、図4A〜図4Dに示す実施形態と同様のドレープに結合されたフィルタ接着剤層408とを有することができる。プロセス800は、透明可撓性層を除去し(ステップ808)、フィルタ接着剤層を除去し(ステップ812)、感光性接着剤層に特定の不活性化光波長を照射して接着剤を不活性化する(ステップ816)ことによって続く。そして、プロセスは、組織からのドレープの除去を可能にする(ステップ820)。
図9を参照すると、プロセス800は、組織104にドレープを結合することによって開始する(ステップ904)。この実施形態では、ドレープは、支持層304と、通気性のある透明可撓性層404と、ドレープに結合されたフィルタ接着剤層408とを有することができる。プロセス900は、支持層を除去し(ステップ908)、透明可撓性層を除去し(ステップ912)、フィルタ接着剤層を除去し(ステップ916)、感光性接着剤層に特定の不活性化光波長を照射して接着剤を不活性化する(ステップ920)ことによって続く。そして、プロセスは、組織からのドレープの除去を可能にする(ステップ924)。
異なる示した実施形態におけるフローチャート及びブロック図は、装置及び方法のいくつかのあり得る実施態様のアーキテクチャ、機能性及び動作を例示する。いくつかの代替実施態様では、ブロックに示した1つ又は複数の機能は、その図に示す順序で行うことができる。たとえば、場合により、連続して示す2つのブロックは、実質的に同時に実行することができ、又は、それらのブロックは、関与する機能性に応じて、逆の順序で実行することができる場合がある。
上記詳述及び例は、例示的な実施形態の構造及び使用の完全な説明を提供する。いくつかの実施形態について、ある程度の特定性で、又は1つ若しくは複数の個々の実施形態を参照して上述したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、開示した実施形態に対して多くの改変を行うことができる。したがって、開示した方法、装置及びシステムのさまざまな例示的な実施形態は、開示した特定の形態に限定されるようには意図されていない。むしろ、それらは、請求項の範囲内にあるすべての変更形態及び改変形態を含み、示したもの以外の実施形態は、表した実施形態の特徴のうちのいくつか又はすべてを含むことができる。たとえば、構成要素は、一体構造として結合することができ、及び/又は、接続を置き換えることができる。さらに、適切である場合、上述した例のうちの任意のものの態様は、類似の又は異なる特性を有し同じか又は異なる問題に対処するさらなる例を形成するように、記載された他の例のうちの任意のものの態様と組み合わせることができる。同様に、上述した利益及び利点は、1つの実施形態に関連する場合があり、又はいくつかの実施形態に関連する場合があることが理解されよう。
特許請求の範囲は、所与の請求項においてミーンズプラスファンクション(means−plus−function)又はステッププラスファンクション(step−plus−function)の限定がそれぞれ、「〜手段」又は「〜ステップ」という語句を使用して明示的に記載されていない限り、これらの限定を包含するように意図されておらず、且つ包含するように解釈されるべきではない。

Claims (44)

  1. 組織に結合されるように構成された光不活性化接着ドレープシステムにおいて、
    ドレープであって、
    感光性接着剤層であって、前記接着剤層内に配置された少なくとも1種の剥離剤を有し、前記少なくとも1種の剥離剤が、複数の光波長のうちの少なくとも1つに曝されたときに前記組織への前記接着剤層の結合を弱化するように構成されている、感光性接着剤層と、
    可撓性フィルム層と、
    を備えるドレープと、
    前記少なくとも1種の剥離剤を活性化する前記複数の光波長を遮断するように構成された除去可能フィルタ層であって、前記複数の光波長が、可視光スペクトルの一部を含む波長である、除去可能フィルタ層と、
    を備え、
    前記フィルタ層が、溶剤に曝されると除去可能であるように構成されていることを特徴とするシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記溶剤が非水溶性溶剤であることを特徴とするシステム。
  3. 請求項1に記載のシステムにおいて、前記溶剤がイソプロピルアルコール(IPA)であることを特徴とするシステム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記感光性接着剤層が、接着剤剥離層と、アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数とを含むことを特徴とするシステム。
  5. 請求項4に記載のシステムにおいて、前記接着剤剥離層が前記組織と接触するように構成されていることを特徴とするシステム。
  6. 請求項4又は5に記載のシステムにおいて、前記接着剤剥離層が、前記組織と前記アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数との間に配置されることを特徴とするシステム。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数が、前記接着剤剥離層と前記可撓性フィルム層との間に配置されていることを特徴とするシステム。
  8. 請求項4〜7のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記可撓性フィルム層が、前記アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数と前記除去可能フィルタ層との間に配置されていることを特徴とするシステム。
  9. 請求項4〜8のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記ドレープが支持層をさらに備えることを特徴とするシステム。
  10. 請求項9に記載のシステムにおいて、前記除去可能フィルタ層が、前記可撓性フィルム層と前記支持層との間に配置されていることを特徴とするシステム。
  11. 請求項9〜10のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数が薄いフィルムを含むことを特徴とするシステム。
  12. 請求項4〜8のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記アクリル及びポリウレタン接着剤層の1つ又は複数が厚いゲルを含むことを特徴とするシステム。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記可撓性フィルム層が通気性層であることを特徴とするシステム。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記可撓性フィルム層がポリウレタンであることを特徴とするシステム。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記除去可能フィルタ層が、前記ドレープの上に直接配置された印刷された層であることを特徴とするシステム。
  16. 請求項15に記載のシステムにおいて、前記印刷された層が、IPA可溶性の非水溶性ポリマーと、少なくとも1種の光吸収色素とを含み、IPA可溶性の非水溶性ポリマーが、IPAに曝されると溶解するように構成されていることを特徴とするシステム。
  17. 請求項16に記載のシステムにおいて、前記ポリマーがポリ酢酸ビニル(PVAc)又はコポリマーのうちの1種又は複数種を含むことを特徴とするシステム。
  18. 請求項15に記載のシステムにおいて、前記印刷された層が、部分的にIPA可溶性の物質と少なくとも1種の光吸収色素とを含み、前記部分的にIPA可溶性の物質が、IPAに曝されると軟化するように構成されていることを特徴とするシステム。
  19. 請求項18に記載のシステムにおいて、前記部分的にIPA可溶性の物質が、ケトンに完全に可溶性の物質を含むことを特徴とするシステム。
  20. 請求項16〜19のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記少なくとも1種の光吸収色素が、シアニンヨウ化物、アリザリンレッド及びイエロー並びにコンゴレッドのうちの1種又は複数種を含むことを特徴とするシステム。
  21. 請求項1〜20のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記複数の光波長が、前記可視光スペクトルの青色部分から紫色部分を含む波長を含むことを特徴とするシステム。
  22. 請求項1〜21のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記少なくとも1種の剥離剤を活性化する前記複数の光波長に曝されると色を変化させるように構成された感光性インクの少なくとも1つの層をさらに備えることを特徴とするシステム。
  23. 請求項1〜22のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記除去可能フィルタ層が、前記少なくとも1種の剥離剤を活性化する前記複数の光波長の別個の範囲を遮断するように各々構成された複数のパターンコートを備え、前記パターンコートのうちの1つがIPAに対して不溶性であることを特徴とするシステム。
  24. 請求項23に記載のシステムにおいて、IPAに不溶性である前記パターンコートが、前記ドレープ及び前記フィルタ層のうちの1つ又は複数の外面から剥離されるように構成されていることを特徴とするシステム。
  25. 請求項1〜24のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記除去可能フィルタ層が単一の不透明な層を含むことを特徴とするシステム。
  26. 請求項1〜25のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記除去可能フィルタ層が単一の部分的に透明な層を含むことを特徴とするシステム。
  27. 請求項1〜26のいずれか一項に記載のシステムにおいて、フィルタ接着剤層をさらに備えることを特徴とするシステム。
  28. 請求項27に記載のシステムにおいて、前記除去可能フィルタ層及び前記フィルタ接着剤層が単一の結合された層を含むことを特徴とするシステム。
  29. 請求項1〜28のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記除去可能フィルタ層及び前記フィルタ接着剤層が単一の結合された層を含むことを特徴とするシステム。
  30. 組織に結合されるように構成された光不活性化接着ドレープシステムにおいて、
    ドレープであって、
    感光性接着剤層であって、前記接着剤層内に配置された少なくとも1種の剥離剤を有し、前記少なくとも1種の剥離剤が、複数の光波長のうちの少なくとも1つに曝されたときに前記組織への前記接着剤層の結合を弱化するように構成されている、感光性接着剤層と、
    可撓性フィルム層と、
    を備えるドレープと、
    フィルタ接着剤層と、
    を備え、
    前記フィルタ接着剤層が、前記少なくとも1種の剥離剤を活性化する前記複数の光波長を遮断するように構成された少なくとも1種の着色色素を含み、前記複数の光波長が、可視光スペクトルの一部を含む波長であることを特徴とするシステム。
  31. 請求項30に記載のシステムにおいて、前記感光性接着剤層が、少なくとも1種のポリマーと、少なくとも1種の粘着付与剤と、少なくとも1種の湿潤剤とを含むことを特徴とするシステム。
  32. 請求項30又は31に記載のシステムにおいて、前記感光性接着剤層が、前記複数の光波長のうちの少なくとも1つに曝されると、残留物なしに前記組織から除去されるように構成されていることを特徴とするシステム。
  33. 請求項30〜32のいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記感光性接着剤層が、前記組織から剥離されるように構成されていることを特徴とするシステム。
  34. 組織に結合されるように構成された光不活性化接着ドレープシステムのためのフィルタ接着剤層を製造する方法において、
    少なくとも1種のポリマーと、少なくとも1種の粘着付与剤と、少なくとも1種の湿潤剤との混合物を、あわせて、水系の溶液、懸濁液又は乳濁液及び溶剤系の溶液、懸濁液又は乳濁液のうちの1つ又は複数内に混合して、接着剤混合物を生成するステップと、
    前記接着剤混合物を少なくとも1種の着色された光吸収色素と混合するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  35. 請求項34に記載の方法において、前記少なくとも着色された光吸収色素が、シアニンヨウ化物、アリザリンレッド及びイエロー並びにコンゴレッドのうちの1種又は複数種を含むことを特徴とする方法。
  36. 請求項1〜33のいずれか一項に記載の前記光不活性化接着ドレープシステムを患者の組織に結合するステップと、
    前記接着剤層の結合を弱化するように構成された前記複数の光波長のうちの少なくとも1つに、前記感光性接着剤層を曝すステップと、
    前記組織から前記ドレープを除去するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  37. 請求項36に記載の方法において、前記ドレープシステムから前記除去可能フィルタ層を除去するステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  38. 請求項37に記載の方法において、前記ドレープシステムから前記除去可能フィルタ層を除去するステップが、前記除去可能フィルタ層に溶剤を塗布することを含むことを特徴とする方法。
  39. 請求項38に記載の方法において、前記除去可能フィルタ層に前記溶剤を塗布した後に前記除去可能フィルタ層をふき取るステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  40. 請求項38又は39に記載の方法において、前記溶剤がIPAであることを特徴とする方法。
  41. 請求項36〜40のいずれか一項に記載の方法において、前記複数の光波長のうちの少なくとも1つに前記感光性接着剤層を曝すステップが、少なくとも1つの可視光波長に前記感光性接着剤層を曝すことを含むことを特徴とする方法。
  42. 請求項41に記載の方法において、前記1つの可視光波長が、前記可視光スペクトルの青色〜紫色部分にあることを特徴とする方法。
  43. 請求項1〜33のいずれか一項に記載のドレープシステムと、
    溶剤を含有する少なくとも1つのワイプと、
    を備えることを特徴とするキット。
  44. 請求項43に記載のキットにおいて、前記ドレープシステム及び前記少なくとも1つのワイプが滅菌されていることを特徴とするキット。
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