JP2020528457A5 - - Google Patents

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JP2020528457A5
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特に断りのない限り、本明細書で使用される方法および技術は一般に、当技術分野で周知かつ慣例の方法に従って、また、本明細書に示されるもしくは引用される種々の参照文献に記載されている様式で実施される。
本発明によれば以下の発明が提供される。
[1]エンドスタチンと化学療法薬とを含んでなり、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、医薬組成物。
[2]薬学上許容される担体をさらに含んでなる、上記[1]に記載の医薬組成物。
[3]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[1]または[2]に記載の医薬組成物。
[4]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[1]〜[3]のいずれかに記載の医薬組成物。
[5]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[4]に記載の医薬組成物。
[6]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[5]に記載の医薬組成物。
[7]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[5]または[6]に記載の医薬組成物。
[8]前記エンドスタチンが
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[1]〜[7]のいずれかに記載の医薬組成物。
[9]エンドスタチンと化学療法薬とを含み、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、薬物の組合せ。
[10]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[9]に記載の薬物の組合せ。
[11]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[9]または[10]に記載の薬物の組合せ。
[12]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[11]に記載の薬物の組合せ。
[13]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[11]に記載の薬物の組合せ。
[14]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[12]または[13]に記載の薬物の組合せ。
[15]前記エンドスタチンおよび化学療法薬が同時にまたは逐次に投与される、上記[9]〜[14]のいずれかに記載の薬物の組合せ。
[16]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[9]〜[15]のいずれかに記載の薬物の組合せ。
[17]a)エンドスタチンまたはエンドスタチンを含有する医薬組成物である第1の薬剤と;b)化学療法薬である第2の薬剤(ここで、前記化学療法薬は、DNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である)とを含んでなるキット。
[18]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[17]に記載のキット。
[19]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[17]または[18]に記載のキット。
[20]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[19]に記載のキット。
[21]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[19]に記載のキット。
[22]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[20]または[21]に記載のキット。
[23]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[17]〜[22]のいずれかに記載のキット。
[24]DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画に対して細胞の感受性を増強するための方法であって、前記細胞をエンドスタチンと接触させる工程を含んでなり、前記細胞はP53機能を欠損している、方法。
[25]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[24]に記載の方法。
[26]前記腫瘍細胞または癌細胞が非小細胞肺癌細胞または黒色腫細胞である、上記[25]に記載の方法。
[27]イン・ビボまたはイン・ビトロで行われる、上記[24]〜[26]のいずれかに記載の方法。
[28]前記の細胞をエンドスタチと接触させる工程が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に行われる、上記[24]〜[27]のいずれかに記載の方法。
[29]前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前にエンドスタチンと接触される、上記[28]に記載の方法。
[30]前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後にエンドスタチンと接触される、上記[29]に記載の方法。
[31]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬の投与である、上記[24]〜[30]のいずれかに記載の方法。
[32]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[31]に記載の方法。
[33]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[24]〜[32]のいずれかに記載の方法。
[34]腫瘍または癌の治療のための、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画との併用薬の製造におけるエンドスタチンの使用。
[35]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[34]に記載の使用。
[36]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[34]に記載の使用。
[37]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、上記[36]に記載の使用。
[38]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[34]〜[37]のいずれかに記載の使用。
[39]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、上記[34]〜[38]のいずれかに記載の使用。
[40]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[39]に記載の使用。
[41]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[34]〜[40]のいずれかに記載の使用。
[42]対象において腫瘍または癌を治療する方法であって、
a)前記対象においてDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画を行うこと;および
b)前記対象にエンドスタチンを投与すること
を含んでなる、方法。
[43]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[42]に記載の方法。
[44]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[42]に記載の方法。
[45]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が、単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、上記[44]に記載の方法。
[46]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[42]〜[45]のいずれかに記載の方法。
[47]前記の細胞をエンドスタチンと接触させる工程が、前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に行われる、上記[42]〜[46]のいずれかに記載の方法。
[48]エンドスタチンが前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前に前記対象に投与される、上記[47]に記載の方法。
[49]エンドセリンがDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後に前記対象に投与される、上記[47]に記載の方法。
[50]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、上記[42]〜[49]のいずれかに記載の方法。
[51]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[50]に記載の方法。
[52]前記対象がヒトである、上記[42]〜[51]のいずれかに記載の方法。
[53]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[42]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[54]a)細胞においてDNA二本鎖切断を誘導すること;およびb)前記細胞をエンドスタチンと接触させることを含む、アポトーシスを誘導するための方法。
[55]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[54]に記載の方法。
[56]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能を欠損している、上記[55]に記載の方法。
[57]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能が正常である、上記[55]に記載の方法。
[58]細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する工程において適用される用量が、その治療計画が単独で使用される場合に適用される用量よりも少ない、上記[57]に記載の方法。
[59]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[55]〜[58]のいずれかに記載の方法。
[60]細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する工程が、前記細胞をエンドスタチンと接触させる工程と同時にまたは逐次に行われる、上記[54]〜[59]のいずれかに記載の方法。
[61]前記細胞が、前記細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する前にエンドスタチンと接触される、上記[60]に記載の方法。
[62]前記細胞が、前記細胞においてDNA二本鎖切断を誘導された後にエンドスタチンと接触される、上記[60]に記載の方法。
[63]前記DNA二本鎖切断が、前記細胞に照射を行うことまたは前記細胞を化学療法薬と接触させることにより誘導される、上記[54]〜[62]のいずれかに記載の方法。
[64]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[63]に記載の方法。
[65]イン・ビトロまたはイン・ビボで行われる、上記[54]〜[64]のいずれかに記載の方法。
[66]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[42]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[67]細胞においてアポトーシスを誘導するための薬剤の製造におけるエンドスタチンの使用であって、前記細胞はDNA二本鎖切断を生じさせられる、使用。
[68]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[67]に記載の使用。
[69]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能を欠損している、上記[68]に記載の使用。
[70]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能が正常である、上記[68]に記載の使用。
[71]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[68]〜[70]のいずれかに記載の使用。
[72]前記細胞は放射線照射または化学療法薬への曝露によりDNA二本鎖切断を生じさせられる、上記[67]〜[71]のいずれかに記載の使用。
[73]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[72]に記載の使用。
[74]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[67]〜[73]のいずれかに記載の使用。
[75]生体サンプルにおいてDNA−PKcs活性を阻害する方法であって、前記生体サンプルをエンドスタチンと接触させることを含んでなる、方法。
[76]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[75]に記載の方法。

Claims (44)

  1. エンドスタチンと化学療法薬とを含んでなり、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、医薬組成物。
  2. 薬学上許容される担体をさらに含んでなる、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項1または2に記載の医薬組成物。
  4. 腫瘍または癌の治療において使用するための請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  5. 前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項4に記載の医薬組成物。
  6. 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項に記載の医薬組成物。
  7. 前記エンドスタチンが
    天然ヒトエンドスタチン;
    天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
    天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
    である、請求項1〜のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  8. エンドスタチンと化学療法薬とを含み、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、薬物の組合せ。
  9. 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項に記載の薬物の組合せ。
  10. 腫瘍または癌の治療において使用するための請求項またはに記載の薬物の組合せ。
  11. 前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項10に記載の薬物の組合せ。
  12. 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項11に記載の薬物の組合せ。
  13. 前記エンドスタチンおよび化学療法薬が同時にまたは逐次に投与される、請求項12のいずれか一項に記載の薬物の組合せ。
  14. 前記エンドスタチンが、
    天然ヒトエンドスタチン;
    天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
    天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
    である、請求項13のいずれか一項に記載の薬物の組合せ。
  15. a)エンドスタチンまたはエンドスタチンを含有する医薬組成物である第1の薬剤と;
    b)化学療法薬である第2の薬剤(ここで、前記化学療法薬は、DNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である)とを含んでなるキット。
  16. 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項15に記載のキット。
  17. 腫瘍または癌の治療において使用するための請求項15または16に記載のキット。
  18. 前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項17に記載のキット。
  19. 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項18に記載のキット。
  20. 前記エンドスタチンが、
    天然ヒトエンドスタチン;
    天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
    天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
    である、請求項1519のいずれか一項に記載のキット。
  21. DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画に対して細胞の感受性を増強するための組成物であって、前記組成物はエンドスタチンを含み前記組成物は細胞と接触させられ、かつ、前記細胞はP53機能を欠損している、組成物
  22. アポトーシスを誘導するための組成物であって、前記組成物がエンドスタチンを含み、かつ、細胞におけるDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と併用して前記組成物が前記細胞と接触させられる、組成物。
  23. 前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、請求項21または22に記載の組成物
  24. 前記腫瘍細胞または癌細胞は、P53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項22に従属する請求項23に記載の組成物。
  25. 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が、単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、請求項24に記載の組成物。
  26. 前記腫瘍細胞または癌細胞が非小細胞肺癌細胞または黒色腫細胞である、請求項23または24に記載の組成物
  27. 前記組成物がイン・ビボまたはイン・ビトロで前記細胞と接触させられる、請求項21〜26のいずれか一項に記載の組成物
  28. NA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に、前記細胞が前記組成物と接触させられる、請求項21〜27のいずれか一項に記載の組成物
  29. 前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前に前記組成物と接触させられる、請求項28に記載の組成物
  30. 前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後に前記組成物と接触させられる、請求項28に記載の組成物
  31. 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬の投与である、請求項21〜30のいずれか一項に記載の組成物
  32. 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項31に記載の組成物
  33. 対象において腫瘍または癌を治療するための組成物であって、前記組成物はエンドスタチンを含み、かつ、前記組成物はDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と併用して対象に投与される、組成物
  34. 前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項33に記載の組成物
  35. 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が、単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、請求項34に記載の組成物
  36. 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項3335のいずれか一項に記載の組成物
  37. 前記組成物が、前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に投与される、請求項3336のいずれか一項に記載の組成物
  38. 前記組成物が前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前に前記対象に投与される、請求項37に記載の組成物
  39. 前記組成物がDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後に前記対象に投与される、請求項37に記載の組成物
  40. 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、請求項3339のいずれか一項に記載の組成物
  41. 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項40に記載の組成物
  42. 前記対象がヒトである、請求項3341のいずれか一項に記載の組成物
  43. 生体サンプルにおいてDNA−PKcs活性を阻害するための組成物であって、前記組成物がエンドスタチンを含む、組成物。
  44. 前記エンドスタチンが、
    天然ヒトエンドスタチン;
    天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
    天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
    である、請求項2143のいずれか一項に記載の組成物
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