JP2020528457A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020528457A5 JP2020528457A5 JP2020526666A JP2020526666A JP2020528457A5 JP 2020528457 A5 JP2020528457 A5 JP 2020528457A5 JP 2020526666 A JP2020526666 A JP 2020526666A JP 2020526666 A JP2020526666 A JP 2020526666A JP 2020528457 A5 JP2020528457 A5 JP 2020528457A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endostatin
- composition
- chemotherapeutic agent
- cancer
- dna double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 206010028980 Neoplasm Diseases 0.000 claims description 79
- 108010079505 Endostatins Proteins 0.000 claims description 74
- 210000004027 cell Anatomy 0.000 claims description 48
- 102100031162 Collagen alpha-1(XVIII) chain Human genes 0.000 claims description 47
- 239000002246 antineoplastic agent Substances 0.000 claims description 40
- 229940127089 cytotoxic agent Drugs 0.000 claims description 39
- 201000011510 cancer Diseases 0.000 claims description 38
- 230000005782 double-strand break Effects 0.000 claims description 38
- 101500026378 Homo sapiens Endostatin Proteins 0.000 claims description 30
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims description 27
- AOJJSUZBOXZQNB-TZSSRYMLSA-N Doxorubicin Chemical compound O([C@H]1C[C@@](O)(CC=2C(O)=C3C(=O)C=4C=CC=C(C=4C(=O)C3=C(O)C=21)OC)C(=O)CO)[C@H]1C[C@H](N)[C@H](O)[C@H](C)O1 AOJJSUZBOXZQNB-TZSSRYMLSA-N 0.000 claims description 26
- LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N Ethylene glycol Chemical compound OCCO LYCAIKOWRPUZTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- NBBJYMSMWIIQGU-UHFFFAOYSA-N Propionic aldehyde Chemical compound CCC=O NBBJYMSMWIIQGU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- 229940079593 drug Drugs 0.000 claims description 17
- 239000003814 drug Substances 0.000 claims description 17
- 239000008194 pharmaceutical composition Substances 0.000 claims description 17
- 238000011269 treatment regimen Methods 0.000 claims description 15
- 241000588724 Escherichia coli Species 0.000 claims description 13
- 125000003172 aldehyde group Chemical group 0.000 claims description 13
- 150000001413 amino acids Chemical class 0.000 claims description 13
- ZTQSAGDEMFDKMZ-UHFFFAOYSA-N butyric aldehyde Natural products CCCC=O ZTQSAGDEMFDKMZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 229960004679 doxorubicin Drugs 0.000 claims description 13
- VJJPUSNTGOMMGY-MRVIYFEKSA-N etoposide Chemical group COC1=C(O)C(OC)=CC([C@@H]2C3=CC=4OCOC=4C=C3[C@@H](O[C@H]3[C@@H]([C@@H](O)[C@@H]4O[C@H](C)OC[C@H]4O3)O)[C@@H]3[C@@H]2C(OC3)=O)=C1 VJJPUSNTGOMMGY-MRVIYFEKSA-N 0.000 claims description 13
- 229960005420 etoposide Drugs 0.000 claims description 13
- WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N hydroxyacetaldehyde Natural products OCC=O WGCNASOHLSPBMP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 201000001441 melanoma Diseases 0.000 claims description 13
- 208000002154 non-small cell lung carcinoma Diseases 0.000 claims description 13
- 208000029729 tumor suppressor gene on chromosome 11 Diseases 0.000 claims description 13
- 238000011282 treatment Methods 0.000 claims description 11
- 210000004881 tumor cell Anatomy 0.000 claims description 11
- 238000011287 therapeutic dose Methods 0.000 claims description 8
- 238000011285 therapeutic regimen Methods 0.000 claims description 8
- 238000001959 radiotherapy Methods 0.000 claims description 5
- 230000001225 therapeutic effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000006907 apoptotic process Effects 0.000 claims description 3
- 239000012472 biological sample Substances 0.000 claims description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 3
- 238000000338 in vitro Methods 0.000 claims description 3
- 238000001727 in vivo Methods 0.000 claims description 3
- 102100022204 DNA-dependent protein kinase catalytic subunit Human genes 0.000 claims description 2
- 101710157074 DNA-dependent protein kinase catalytic subunit Proteins 0.000 claims description 2
- 239000003937 drug carrier Substances 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 2
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims 40
- 230000002950 deficient Effects 0.000 claims 4
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 claims 1
- 239000000890 drug combination Substances 0.000 claims 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 41
- 102000002045 Endothelin Human genes 0.000 description 10
- 108050009340 Endothelin Proteins 0.000 description 10
- ZUBDGKVDJUIMQQ-UBFCDGJISA-N endothelin-1 Chemical compound C([C@@H](C(=O)N[C@@H](CC(C)C)C(=O)N[C@@H](CC(O)=O)C(=O)N[C@@H]([C@@H](C)CC)C(=O)N[C@@H]([C@@H](C)CC)C(=O)N[C@@H](CC=1C2=CC=CC=C2NC=1)C(O)=O)NC(=O)[C@H]1NC(=O)[C@H](CC=2C=CC=CC=2)NC(=O)[C@@H](CC=2C=CC(O)=CC=2)NC(=O)[C@H](C(C)C)NC(=O)[C@H]2CSSC[C@@H](C(N[C@H](CO)C(=O)N[C@@H](CO)C(=O)N[C@H](CC(C)C)C(=O)N[C@@H](CCSC)C(=O)N[C@H](CC(O)=O)C(=O)N[C@@H](CCCCN)C(=O)N[C@@H](CCC(O)=O)C(=O)N2)=O)NC(=O)[C@@H](CO)NC(=O)[C@H](N)CSSC1)C1=CNC=N1 ZUBDGKVDJUIMQQ-UBFCDGJISA-N 0.000 description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229940044683 chemotherapy drug Drugs 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000002483 medication Methods 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Description
特に断りのない限り、本明細書で使用される方法および技術は一般に、当技術分野で周知かつ慣例の方法に従って、また、本明細書に示されるもしくは引用される種々の参照文献に記載されている様式で実施される。
本発明によれば以下の発明が提供される。
[1]エンドスタチンと化学療法薬とを含んでなり、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、医薬組成物。
[2]薬学上許容される担体をさらに含んでなる、上記[1]に記載の医薬組成物。
[3]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[1]または[2]に記載の医薬組成物。
[4]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[1]〜[3]のいずれかに記載の医薬組成物。
[5]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[4]に記載の医薬組成物。
[6]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[5]に記載の医薬組成物。
[7]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[5]または[6]に記載の医薬組成物。
[8]前記エンドスタチンが
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[1]〜[7]のいずれかに記載の医薬組成物。
[9]エンドスタチンと化学療法薬とを含み、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、薬物の組合せ。
[10]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[9]に記載の薬物の組合せ。
[11]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[9]または[10]に記載の薬物の組合せ。
[12]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[11]に記載の薬物の組合せ。
[13]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[11]に記載の薬物の組合せ。
[14]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[12]または[13]に記載の薬物の組合せ。
[15]前記エンドスタチンおよび化学療法薬が同時にまたは逐次に投与される、上記[9]〜[14]のいずれかに記載の薬物の組合せ。
[16]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[9]〜[15]のいずれかに記載の薬物の組合せ。
[17]a)エンドスタチンまたはエンドスタチンを含有する医薬組成物である第1の薬剤と;b)化学療法薬である第2の薬剤(ここで、前記化学療法薬は、DNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である)とを含んでなるキット。
[18]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[17]に記載のキット。
[19]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[17]または[18]に記載のキット。
[20]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[19]に記載のキット。
[21]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[19]に記載のキット。
[22]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[20]または[21]に記載のキット。
[23]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[17]〜[22]のいずれかに記載のキット。
[24]DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画に対して細胞の感受性を増強するための方法であって、前記細胞をエンドスタチンと接触させる工程を含んでなり、前記細胞はP53機能を欠損している、方法。
[25]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[24]に記載の方法。
[26]前記腫瘍細胞または癌細胞が非小細胞肺癌細胞または黒色腫細胞である、上記[25]に記載の方法。
[27]イン・ビボまたはイン・ビトロで行われる、上記[24]〜[26]のいずれかに記載の方法。
[28]前記の細胞をエンドスタチと接触させる工程が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に行われる、上記[24]〜[27]のいずれかに記載の方法。
[29]前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前にエンドスタチンと接触される、上記[28]に記載の方法。
[30]前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後にエンドスタチンと接触される、上記[29]に記載の方法。
[31]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬の投与である、上記[24]〜[30]のいずれかに記載の方法。
[32]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[31]に記載の方法。
[33]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[24]〜[32]のいずれかに記載の方法。
[34]腫瘍または癌の治療のための、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画との併用薬の製造におけるエンドスタチンの使用。
[35]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[34]に記載の使用。
[36]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[34]に記載の使用。
[37]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、上記[36]に記載の使用。
[38]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[34]〜[37]のいずれかに記載の使用。
[39]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、上記[34]〜[38]のいずれかに記載の使用。
[40]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[39]に記載の使用。
[41]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[34]〜[40]のいずれかに記載の使用。
[42]対象において腫瘍または癌を治療する方法であって、
a)前記対象においてDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画を行うこと;および
b)前記対象にエンドスタチンを投与すること
を含んでなる、方法。
[43]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[42]に記載の方法。
[44]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[42]に記載の方法。
[45]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が、単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、上記[44]に記載の方法。
[46]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[42]〜[45]のいずれかに記載の方法。
[47]前記の細胞をエンドスタチンと接触させる工程が、前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に行われる、上記[42]〜[46]のいずれかに記載の方法。
[48]エンドスタチンが前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前に前記対象に投与される、上記[47]に記載の方法。
[49]エンドセリンがDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後に前記対象に投与される、上記[47]に記載の方法。
[50]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、上記[42]〜[49]のいずれかに記載の方法。
[51]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[50]に記載の方法。
[52]前記対象がヒトである、上記[42]〜[51]のいずれかに記載の方法。
[53]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[42]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[54]a)細胞においてDNA二本鎖切断を誘導すること;およびb)前記細胞をエンドスタチンと接触させることを含む、アポトーシスを誘導するための方法。
[55]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[54]に記載の方法。
[56]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能を欠損している、上記[55]に記載の方法。
[57]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能が正常である、上記[55]に記載の方法。
[58]細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する工程において適用される用量が、その治療計画が単独で使用される場合に適用される用量よりも少ない、上記[57]に記載の方法。
[59]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[55]〜[58]のいずれかに記載の方法。
[60]細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する工程が、前記細胞をエンドスタチンと接触させる工程と同時にまたは逐次に行われる、上記[54]〜[59]のいずれかに記載の方法。
[61]前記細胞が、前記細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する前にエンドスタチンと接触される、上記[60]に記載の方法。
[62]前記細胞が、前記細胞においてDNA二本鎖切断を誘導された後にエンドスタチンと接触される、上記[60]に記載の方法。
[63]前記DNA二本鎖切断が、前記細胞に照射を行うことまたは前記細胞を化学療法薬と接触させることにより誘導される、上記[54]〜[62]のいずれかに記載の方法。
[64]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[63]に記載の方法。
[65]イン・ビトロまたはイン・ビボで行われる、上記[54]〜[64]のいずれかに記載の方法。
[66]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[42]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[67]細胞においてアポトーシスを誘導するための薬剤の製造におけるエンドスタチンの使用であって、前記細胞はDNA二本鎖切断を生じさせられる、使用。
[68]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[67]に記載の使用。
[69]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能を欠損している、上記[68]に記載の使用。
[70]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能が正常である、上記[68]に記載の使用。
[71]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[68]〜[70]のいずれかに記載の使用。
[72]前記細胞は放射線照射または化学療法薬への曝露によりDNA二本鎖切断を生じさせられる、上記[67]〜[71]のいずれかに記載の使用。
[73]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[72]に記載の使用。
[74]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[67]〜[73]のいずれかに記載の使用。
[75]生体サンプルにおいてDNA−PKcs活性を阻害する方法であって、前記生体サンプルをエンドスタチンと接触させることを含んでなる、方法。
[76]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[75]に記載の方法。
本発明によれば以下の発明が提供される。
[1]エンドスタチンと化学療法薬とを含んでなり、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、医薬組成物。
[2]薬学上許容される担体をさらに含んでなる、上記[1]に記載の医薬組成物。
[3]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[1]または[2]に記載の医薬組成物。
[4]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[1]〜[3]のいずれかに記載の医薬組成物。
[5]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[4]に記載の医薬組成物。
[6]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[5]に記載の医薬組成物。
[7]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[5]または[6]に記載の医薬組成物。
[8]前記エンドスタチンが
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[1]〜[7]のいずれかに記載の医薬組成物。
[9]エンドスタチンと化学療法薬とを含み、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、薬物の組合せ。
[10]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[9]に記載の薬物の組合せ。
[11]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[9]または[10]に記載の薬物の組合せ。
[12]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[11]に記載の薬物の組合せ。
[13]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[11]に記載の薬物の組合せ。
[14]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[12]または[13]に記載の薬物の組合せ。
[15]前記エンドスタチンおよび化学療法薬が同時にまたは逐次に投与される、上記[9]〜[14]のいずれかに記載の薬物の組合せ。
[16]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[9]〜[15]のいずれかに記載の薬物の組合せ。
[17]a)エンドスタチンまたはエンドスタチンを含有する医薬組成物である第1の薬剤と;b)化学療法薬である第2の薬剤(ここで、前記化学療法薬は、DNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である)とを含んでなるキット。
[18]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[17]に記載のキット。
[19]腫瘍または癌の治療において使用するための上記[17]または[18]に記載のキット。
[20]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[19]に記載のキット。
[21]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[19]に記載のキット。
[22]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[20]または[21]に記載のキット。
[23]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[17]〜[22]のいずれかに記載のキット。
[24]DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画に対して細胞の感受性を増強するための方法であって、前記細胞をエンドスタチンと接触させる工程を含んでなり、前記細胞はP53機能を欠損している、方法。
[25]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[24]に記載の方法。
[26]前記腫瘍細胞または癌細胞が非小細胞肺癌細胞または黒色腫細胞である、上記[25]に記載の方法。
[27]イン・ビボまたはイン・ビトロで行われる、上記[24]〜[26]のいずれかに記載の方法。
[28]前記の細胞をエンドスタチと接触させる工程が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に行われる、上記[24]〜[27]のいずれかに記載の方法。
[29]前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前にエンドスタチンと接触される、上記[28]に記載の方法。
[30]前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後にエンドスタチンと接触される、上記[29]に記載の方法。
[31]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬の投与である、上記[24]〜[30]のいずれかに記載の方法。
[32]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[31]に記載の方法。
[33]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[24]〜[32]のいずれかに記載の方法。
[34]腫瘍または癌の治療のための、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画との併用薬の製造におけるエンドスタチンの使用。
[35]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[34]に記載の使用。
[36]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[34]に記載の使用。
[37]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、上記[36]に記載の使用。
[38]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[34]〜[37]のいずれかに記載の使用。
[39]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、上記[34]〜[38]のいずれかに記載の使用。
[40]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[39]に記載の使用。
[41]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[34]〜[40]のいずれかに記載の使用。
[42]対象において腫瘍または癌を治療する方法であって、
a)前記対象においてDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画を行うこと;および
b)前記対象にエンドスタチンを投与すること
を含んでなる、方法。
[43]前記腫瘍または癌はP53機能を欠損している、上記[42]に記載の方法。
[44]前記腫瘍または癌はP53機能が正常である、上記[42]に記載の方法。
[45]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が、単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、上記[44]に記載の方法。
[46]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[42]〜[45]のいずれかに記載の方法。
[47]前記の細胞をエンドスタチンと接触させる工程が、前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に行われる、上記[42]〜[46]のいずれかに記載の方法。
[48]エンドスタチンが前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前に前記対象に投与される、上記[47]に記載の方法。
[49]エンドセリンがDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後に前記対象に投与される、上記[47]に記載の方法。
[50]前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、上記[42]〜[49]のいずれかに記載の方法。
[51]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[50]に記載の方法。
[52]前記対象がヒトである、上記[42]〜[51]のいずれかに記載の方法。
[53]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[42]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[54]a)細胞においてDNA二本鎖切断を誘導すること;およびb)前記細胞をエンドスタチンと接触させることを含む、アポトーシスを誘導するための方法。
[55]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[54]に記載の方法。
[56]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能を欠損している、上記[55]に記載の方法。
[57]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能が正常である、上記[55]に記載の方法。
[58]細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する工程において適用される用量が、その治療計画が単独で使用される場合に適用される用量よりも少ない、上記[57]に記載の方法。
[59]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[55]〜[58]のいずれかに記載の方法。
[60]細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する工程が、前記細胞をエンドスタチンと接触させる工程と同時にまたは逐次に行われる、上記[54]〜[59]のいずれかに記載の方法。
[61]前記細胞が、前記細胞においてDNA二本鎖切断を誘導する前にエンドスタチンと接触される、上記[60]に記載の方法。
[62]前記細胞が、前記細胞においてDNA二本鎖切断を誘導された後にエンドスタチンと接触される、上記[60]に記載の方法。
[63]前記DNA二本鎖切断が、前記細胞に照射を行うことまたは前記細胞を化学療法薬と接触させることにより誘導される、上記[54]〜[62]のいずれかに記載の方法。
[64]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[63]に記載の方法。
[65]イン・ビトロまたはイン・ビボで行われる、上記[54]〜[64]のいずれかに記載の方法。
[66]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[42]〜[52]のいずれかに記載の方法。
[67]細胞においてアポトーシスを誘導するための薬剤の製造におけるエンドスタチンの使用であって、前記細胞はDNA二本鎖切断を生じさせられる、使用。
[68]前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、上記[67]に記載の使用。
[69]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能を欠損している、上記[68]に記載の使用。
[70]前記腫瘍細胞または癌細胞はP53機能が正常である、上記[68]に記載の使用。
[71]前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、上記[68]〜[70]のいずれかに記載の使用。
[72]前記細胞は放射線照射または化学療法薬への曝露によりDNA二本鎖切断を生じさせられる、上記[67]〜[71]のいずれかに記載の使用。
[73]前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、上記[72]に記載の使用。
[74]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[67]〜[73]のいずれかに記載の使用。
[75]生体サンプルにおいてDNA−PKcs活性を阻害する方法であって、前記生体サンプルをエンドスタチンと接触させることを含んでなる、方法。
[76]前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、上記[75]に記載の方法。
Claims (44)
- エンドスタチンと化学療法薬とを含んでなり、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、医薬組成物。
- 薬学上許容される担体をさらに含んでなる、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項1または2に記載の医薬組成物。
- 腫瘍または癌の治療において使用するための請求項1〜3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記腫瘍または癌は、P53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項4に記載の医薬組成物。
- 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項5に記載の医薬組成物。
- 前記エンドスタチンが
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - エンドスタチンと化学療法薬とを含み、前記化学療法薬がDNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である、薬物の組合せ。
- 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項8に記載の薬物の組合せ。
- 腫瘍または癌の治療において使用するための請求項8または9に記載の薬物の組合せ。
- 前記腫瘍または癌は、P53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項10に記載の薬物の組合せ。
- 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項11に記載の薬物の組合せ。
- 前記エンドスタチンおよび化学療法薬が同時にまたは逐次に投与される、請求項8〜12のいずれか一項に記載の薬物の組合せ。
- 前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、請求項8〜13のいずれか一項に記載の薬物の組合せ。 - a)エンドスタチンまたはエンドスタチンを含有する医薬組成物である第1の薬剤と;
b)化学療法薬である第2の薬剤(ここで、前記化学療法薬は、DNA二本鎖切断を誘導する化学療法薬である)とを含んでなるキット。 - 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項15に記載のキット。
- 腫瘍または癌の治療において使用するための請求項15または16に記載のキット。
- 前記腫瘍または癌は、P53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項17に記載のキット。
- 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項18に記載のキット。
- 前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、請求項15〜19のいずれか一項に記載のキット。 - DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画に対して細胞の感受性を増強するための組成物であって、前記組成物はエンドスタチンを含み、前記組成物は細胞と接触させられ、かつ、前記細胞はP53機能を欠損している、組成物。
- アポトーシスを誘導するための組成物であって、前記組成物がエンドスタチンを含み、かつ、細胞におけるDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と併用して前記組成物が前記細胞と接触させられる、組成物。
- 前記細胞が腫瘍細胞または癌細胞である、請求項21または22に記載の組成物。
- 前記腫瘍細胞または癌細胞は、P53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項22に従属する請求項23に記載の組成物。
- 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が、単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、請求項24に記載の組成物。
- 前記腫瘍細胞または癌細胞が非小細胞肺癌細胞または黒色腫細胞である、請求項23または24に記載の組成物。
- 前記組成物がイン・ビボまたはイン・ビトロで前記細胞と接触させられる、請求項21〜26のいずれか一項に記載の組成物。
- DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に、前記細胞が前記組成物と接触させられる、請求項21〜27のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前に前記組成物と接触させられる、請求項28に記載の組成物。
- 前記細胞が、DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後に前記組成物と接触させられる、請求項28に記載の組成物。
- 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬の投与である、請求項21〜30のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項31に記載の組成物。
- 対象において腫瘍または癌を治療するための組成物であって、前記組成物はエンドスタチンを含み、かつ、前記組成物はDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と併用して対象に投与される、組成物。
- 前記腫瘍または癌は、P53機能を欠損している、あるいは、P53機能が正常である、請求項33に記載の組成物。
- 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の治療用量が、単独で使用される場合の治療計画の治療用量よりも少ない、請求項34に記載の組成物。
- 前記腫瘍または癌が非小細胞肺癌または黒色腫である、請求項33〜35のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記組成物が、前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画と同時にまたは逐次に投与される、請求項33〜36のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記組成物が前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の前に前記対象に投与される、請求項37に記載の組成物。
- 前記組成物がDNA二本鎖切断を誘導するための治療計画の後に前記対象に投与される、請求項37に記載の組成物。
- 前記DNA二本鎖切断を誘導するための治療計画が放射線療法および/または化学療法薬である、請求項33〜39のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記化学療法薬がエトポシドまたはドキソルビシンである、請求項40に記載の組成物。
- 前記対象がヒトである、請求項33〜41のいずれか一項に記載の組成物。
- 生体サンプルにおいてDNA−PKcs活性を阻害するための組成物であって、前記組成物がエンドスタチンを含む、組成物。
- 前記エンドスタチンが、
天然ヒトエンドスタチン;
天然ヒトエンドスタチンのN末端に9個の付加的アミノ酸MGGSHHHHH(配列番号1)を付加することにより得られるエンドスタチン変異体(ここで、前記エンドセリン変異体のN末端のMetは、大腸菌により発現される場合、部分的に欠失されていることがある);または
天然ヒトエンドスタチンを分子量20kDaのモノメトキシポリエチレングリコールプロピオンアルデヒド(mPEG−ALD)で修飾することにより得られる産物(ここで、それらの結合部位は活性化されたmPEG−ALDアルデヒド基と天然ヒトエンドスタチンのN末端α−アミノ基である)、
である、請求項21〜43のいずれか一項に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201710638033 | 2017-07-30 | ||
CN201710638033.2 | 2017-07-30 | ||
CN201710733900.0 | 2017-08-24 | ||
CN201710733900 | 2017-08-24 | ||
PCT/CN2018/097609 WO2019024814A1 (zh) | 2017-07-30 | 2018-07-27 | 抑制dna依赖蛋白激酶催化亚基的药物 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020528457A JP2020528457A (ja) | 2020-09-24 |
JP2020528457A5 true JP2020528457A5 (ja) | 2021-09-09 |
JP7492687B2 JP7492687B2 (ja) | 2024-05-30 |
Family
ID=65233426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020526666A Active JP7492687B2 (ja) | 2017-07-30 | 2018-07-27 | Dna-pkcsを阻害するための薬物治療 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US20200237796A1 (ja) |
EP (1) | EP3662922A4 (ja) |
JP (1) | JP7492687B2 (ja) |
CN (1) | CN110913884B (ja) |
AU (1) | AU2018310410A1 (ja) |
CA (1) | CA3103035A1 (ja) |
WO (1) | WO2019024814A1 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1087785A2 (en) | 1998-06-15 | 2001-04-04 | Arch Development Corporation | Combination of radiotherapy and anti-angiogenic factors |
ATE362994T1 (de) | 1998-06-30 | 2007-06-15 | Sloan Kettering Inst Cancer | Verwendung von dna-pk |
US7078485B2 (en) | 2002-12-05 | 2006-07-18 | Yantai Medgenn Ltd. | N-terminal modified recombinant human endostatin and its production |
CN1891717A (zh) * | 2005-07-08 | 2007-01-10 | 南京大学 | 内皮抑素的化学修饰方法及其应用 |
CN100475270C (zh) | 2006-01-20 | 2009-04-08 | 清华大学 | 一种治疗肿瘤的药物及其应用 |
CN102698270B (zh) | 2011-03-28 | 2016-02-03 | 清华大学 | 一种增强靶细胞摄取治疗剂的方法和药物组合物 |
AU2012306826B2 (en) | 2011-09-09 | 2018-01-04 | Beijing Protgen Ltd. | Endostatin mutants with mutations at ATP binding sites |
-
2018
- 2018-07-27 WO PCT/CN2018/097609 patent/WO2019024814A1/zh unknown
- 2018-07-27 JP JP2020526666A patent/JP7492687B2/ja active Active
- 2018-07-27 AU AU2018310410A patent/AU2018310410A1/en active Pending
- 2018-07-27 CN CN201880046593.1A patent/CN110913884B/zh active Active
- 2018-07-27 EP EP18840639.1A patent/EP3662922A4/en active Pending
- 2018-07-27 CA CA3103035A patent/CA3103035A1/en active Pending
- 2018-07-27 US US16/635,006 patent/US20200237796A1/en not_active Abandoned
-
2023
- 2023-11-17 US US18/512,519 patent/US20240165140A1/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20210340190A1 (en) | Flagellin compositions and uses | |
Michael et al. | Nanotechnology for treatment of glioblastoma multiforme | |
Kager et al. | Review of mifamurtide in the treatment of patients with osteosarcoma | |
ES2764396T3 (es) | Vector de ARN bicatenario dirigido a EGFR para tratamiento sistémico del cáncer | |
ES2368963A1 (es) | Procedimiento de identificación de agentes terapéuticos contra el melanoma y uso de agente identificado. | |
McCall et al. | Pathogen-inspired drug delivery to the central nervous system | |
TW201300107A (zh) | 組合療法 | |
CN106511971A (zh) | 神经调节蛋白在治疗外周神经损伤中的应用 | |
Zhang et al. | Hyaluronate-based self-stabilized nanoparticles for immunosuppression reversion and immunochemotherapy in osteosarcoma treatment | |
JP2022527412A (ja) | がんの治療にセネカバレーウイルス(svv)を使用する組成物および方法 | |
Jiang et al. | Spotlight on Ideal Target Antigens and Resistance in Antibody-Drug Conjugates: Strategies for Competitive Advancement | |
JP2020528457A5 (ja) | ||
Chen et al. | An auristatin-based peptide-drug conjugate targeting Kita-Kyushu lung cancer antigen 1 for precision chemoradiotherapy in gastric cancer | |
WO2016014899A1 (en) | Flagellin derivatives and uses | |
JP2005508875A5 (ja) | ||
JP2022545429A (ja) | がん治療のための化学療法剤とα-ラクトグロブリン-オレイン酸複合体との組合せ | |
JP2023503797A (ja) | 分子ガイドシステムペプチド及びその使用 | |
Mali et al. | EVALUATION OF IN VITRO CYTOTOXIC POTENTIAL OF DIFFERENT CARMUSTINE FORMULATIONS AGAINST U-87 MG HUMAN GLIOBLASTOMA CELL LINE. | |
CN110672855A (zh) | 肌动蛋白结合蛋白2筛选平滑肌功能障碍疾病治疗药物的用途 | |
KR20200140794A (ko) | 방법 | |
KR102137391B1 (ko) | 암 치료를 위한 Colicin D 단편의 용도 | |
US20240148765A1 (en) | Compositions and methods for treating and/or preventing therapy-related cardiomyopathy associated with neutrophil infiltration | |
JPWO2019140271A5 (ja) | ||
Nagpal et al. | Comparison of concurrent chemoradiation with daily gefitinib versus daily erlotinib in locally advanced oropharyngeal cancers. | |
Gawande et al. | Early Detection of Potential Cannibalistic Cells Before Any Morphological Evidence of Cannibalism Using CD68 and Lysozyme in Oral Squamous Cell Carcinoma |