JP2020528330A - スペクトルコンピューター断層撮影スキャンプロトコルを決定する方法 - Google Patents

スペクトルコンピューター断層撮影スキャンプロトコルを決定する方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、CTスキャナ及び対応する装置(600)を使用してコンピュータ断層撮影(CT)画像を取得するためのスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法(500)に関する。 方法(500)は、従来のCT画像を取得するためのスキャン制限を有する従来のスキャンプロトコルを規定するステップ(510)を有する。 第1の取得モード(201)の割合及び第2の取得モードの割合(202)を有するスペクトルスキャンプロトコルを決定(520)する。ここで、スペクトルスキャンプロトコルは従来のスキャンプロトコルに類似している。従来のスキャンプロトコル制限が満たされるように、第1の取得モード(201)の割合及び第2の取得モード(202)の割合を決定する(520)。 方法(500)及び対応する装置は、スペクトルスキャンモード制限を低減する前記スペクトルスキャンプロトコルの決定を可能にする。

Description

本発明は、医用撮像の分野に関し、特に、コンピュータ断層撮影スキャナを使用してコンピュータ断層撮影画像を取得するためのスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法、及び従来のコンピュータ断層撮影画像を取得する対応する方法に関する。本発明はさらに、対応するスペクトルスキャンプロトコル決定装置及びコンピュータ断層撮影システムに関する。しかしながら、本発明は、医用イメージングにおける使用に限定されず、他の分野にも同様に適用することができる。
デュアルエネルギー又はスペクトルコンピューター断層撮影(CT)は、少なくとも2つの異なるX線ビームスペクトルを使用して一般的に複数のCT取得が実行される特別なイメージング手順である。デュアルエネルギー又はスペクトルCTにより、患者のエネルギー及び/又は材料選択的再構成を実行できる。たとえば、材料分解を介して合成単色エネルギー画像を取得できる。
評価機能には大きな利点があるが、CTユーザーは通常、スペクトルスキャンの選択を控え、代わりに従来のCT取得を選択する。ユーザーがためらう主な理由は、従来の取得と比較して、2つの取得モードのうちの1つがX線管をより低い効率で使用することにあり、スキャン制限、例えば高速取得に深刻な影響を与える可能性がある。したがって、スキャン制限によりこのようなスペクトル取得が可能になり、代わりに従来のCT画像が取得される場合でも、スペクトルCT取得のスキャンモード制限により、拡張されるスペクトル機能は活用されないことがよくある。
したがって、本発明の目的は、スペクトルCT取得のスキャンモード制限を低減するスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法及び従来のCT画像を取得する方法を提供することである。
第1の態様によれば、コンピュータ断層撮影スキャナを使用してコンピュータ断層撮影画像を取得するためのスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法が提供される。この方法は、従来のCT画像を取得するためのスキャン制限を備える従来のスキャンプロトコルを規定するステップと、第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合を有するスペクトルスキャンプロトコルを決定するステップであって、スペクトルスキャンプロトコルは従来のスキャンプロトコルに類似している、ステップと、従来のスキャンプロトコルのスキャン制限が満たされるように、第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合を決定するステップとを有する。
要約すると、本発明による解決策により、スペクトルスキャンプロトコル、すなわちコンピュータ断層撮影画像につながるプロトコルにはスペクトル分解能があるが、ユーザーは最初にスペクトルスキャンプロトコルを規定することによって示唆される制限に注意を向ける必要はない。本発明によれば、例えば、ユーザーは、従来のスキャンプロトコル、すなわち、従来のスキャンプロトコルのスキャン制限を伴う、従来のCT画像を取得するためのスキャンプロトコル規定することができる。従来のスキャンプロトコルに対して規定されるこれらのスキャン制限を考慮して、本発明による方法は、利用可能なヘッドルームを使用して、第1及び第2の取得モード間で取得を分配する。別の言い方をすれば、本発明による方法は、従来のスキャンプロトコルを妨害することなく、すなわち、従来のスキャンプロトコルのスキャン制限に準拠して、スペクトル取得を可能にすることを目的とする。
本出願の過程において、従来のスキャンプロトコルは、従来のCT画像、すなわち、スペクトル情報が取得されないCT画像を取得するためのプロトコルを指すために使用される。別の言い方をすれば、「従来の」という用語は、このようなプロトコルをスペクトル取得用に規定されるプロトコルから明確に区別するために使用される。
これに関連して、それは、実質的に同じX線スペクトルを使用する複数の角度、例えば、実質的に同じX線管動作パラメーター及び/又はフィルター設定を持つ複数の角度でのX線投影から取得される画像として、従来のCT画像に参照される。これは、たとえば、単一の取得モードを使用する画像取得として表現することもできる。それとは対照的に、スペクトル取得は、画像取得の少なくとも2つの投影のX線スペクトル間の差に優先的に依存する。
それにより、スペクトルスキャンプロトコルは、従来のスキャンプロトコルに似ている。優先的に、スペクトルスキャンプロトコルを使用して取得できるCT画像は、たとえば解像度、コントラスト、アーチファクト、又は信号対雑音比などの画質に関して、同様の画像特性を示す。しかしながら、スペクトルスキャンプロトコルは、スペクトル解像度をさらに示す、すなわち、従来のCT画像と比較して強調されるCT画像を提供する。さらに好ましくは、スペクトルスキャンプロトコルは、従来のスキャンプロトコルと比較して、患者の放射線量を増加させない。
優先的に、本発明による方法によって決定されるスペクトルスキャンプロトコルは、よく知られる周知の方法でユーザによって規定される従来のスキャンプロトコルに依存する。決定されるスペクトルスキャンプロトコル、つまりプロトコルのスペクトル性能に基づく強調は、それから、ユーザーによって規定されるプロトコルスキャンプロトコルを劣化させることなく、ユーザーがさらに入力する必要なく、本発明の方法によって決定できる。前述のように、スペクトルで取得されるCT画像は、優先的に、従来のスキャンプロトコルを使用して取得されるのと同じ画像及び画質をそれぞれ優先的にもたらし、さらにスペクトル情報を生成する。要約すると、スペクトルスキャンモードの制限は、ユーザーに従来のスキャンプロトコルのみを規定することを任せることにより実質的に低減されるため、ユーザーにとってのスペクトル取得の魅力は本発明による方法によって増加する。
第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合は、それぞれ、全スキャン時間に対する割合として理解されることが好ましい。別の言い方をすれば、割合は単一の連続時間部分を指す場合があり、すなわち、取得は、スペクトルスキャン中に、第一の取得モードから第二の取得モードに切り替えられる。優先的に、スキャンモードは、スキャン中に、例えば高速切り替え取得で第1の取得モードと第2の取得モードの間で複数回切り替えられ、割合はそれから、第2の取得モードの持続時間に対する第1の取得モードの相対持続時間、又は全体のスキャン時間に対してそれぞれ第1及び第2の取得モードが使用される期間の合計として規定される。多くの場合、両方の規定は同じ割合をもたらすが、本発明はこれに限定されない。
一実施形態では、従来のスキャンプロトコル制限は、画質、信号対雑音比、光子束、管電力利用、取得速度、及び患者線量のうちの1つ以上を有する。
画質や信号対雑音比、又は光子束や管電力の利用など、一部のプロトコル又はスキャン制限が相互に依存することは注意される。部分的には、スキャン速度又は取得速度がスペクトルCT取得の使用の制限ファクタであることが示されている。本発明による方法を使用すると、例えば、スキャン又は取得速度の条件が満たされている間、スペクトル取得が可能である。これらのスキャン制限は例であり、他の実施形態では、追加又は代替のスキャン制限を規定できることに留意される。
一実施形態では、第1の取得モード及び第2の取得モードは、異なるX線管電圧及び異なるビームフィルタリングの一つ又はそれより多くに対応する。
好ましくは、スペクトルCT撮像技術は、迅速なスペクトル切り替えを実行して、第1の取得モードと第2の取得モードとの間で画像取得のスペクトル特性を変更する。 X線管電圧を取得モード間で切り替える1つの例は、文献ではkVp切り替えとして知られている。 X線管電圧の切り替えは、X線ビームスペクトルに直接影響するため、異なるX線管電圧を使用する2つの画像取得がスペクトル情報を伝達する。同様に、第1の取得モードと第2の取得モードの間で異なるビームフィルタリングを行うと、それぞれ2つの異なるX線スペクトルが得られる。いくつかの実施形態では、3つ以上の異なる取得モード、又は交互のX線ビームスペクトルを提供するさらなる形態も意図されることに留意される。
一実施形態では、第2の取得モードは、第1の取得モードよりも効率が低いコンピュータ断層撮影スキャナのX線管の電力を使用する。
たとえば、上記で例示した異なる取得モードに関して、X線管電圧が低いとX線束が少なくなり、X線管の電力利用率が低くなり、電力の使用効率が低下する。同様に、X線ビームをフィルタリングするためのフィルターを使用すると、フィルターなしの使用と比較してX線束が減少する。この実施形態では、第2の取得モードは、X線管の電力利用効率が低い両方の取得モードのうちの1つとして規定されているが、選択はもちろん任意である。一般に、第1の取得モード及び第2の取得モードのうちの1つの取得モードはより低い効率になり、この実施形態では単に第2の取得モードと呼ばれる。電力の使用効率が低いため、たとえばスキャン速度や取得速度などの大きな制限が生じる可能性がある。したがって、本発明による方法は、それに応じて第1及び第2の取得モードの割合を調整又は決定することにより、スキャンプロトコル制限との干渉を回避する。
一実施形態では、この方法は、従来のスキャンプロトコル制限を満たすために必要な電力利用率の割合を決定するステップと、必要とされる管電力利用率を満たす第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合を決定するステップとをさらに有する。
好ましくは、管電力利用率は、X線管が動作する電力と比較した、有用なX線エネルギー、すなわち、 検出器で検出可能なフラックスの比率として決定される。好ましくは、必要な管電力利用率は、最小管電力利用として決定され、スキャン制限を満たすために最低限必要な最大の管出力を使用する。十分なX線光子が検出器に届かないため、この最低限に決定されるパーセンテージよりも低いパーセンテージで管出力を使用することとは、過度に多くのノイズをもたらす。前述のように、2つの取得モードのうちの1つ、たとえば第2の取得モードでは、X線管の電力の使用効率が低下する。しかしながら、最大管電力に対する管電力利用率が、第1の取得モードを使用して純粋に取得される管電力利用率のパーセンテージを下回っている場合、必要な最小管電力利用率は、取得の割合が、第二の取得モード、つまり、より低い管電力利用率を持つ取得モードを使用して行われるときに達成される。管電力利用の代わりに、スキャンプロトコルのヘッドルーム容量を導き出すために他のパラメータも決定できることに注意すべきである。
一実施形態では、方法は、スペクトル性能に関して第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合を最適化するステップをさらに有する。
機能スペクトルは、たとえば、組織の分解機能として規定できる。例えば、取得される画像の信号対雑音比は、スペクトル性能の指標としてとられ得るが、本発明はこれに限定されない。優先的に、この実施形態では、取得スペクトル性能が最適化されるが、従来のスキャンプロトコルのスキャン条件は侵害されない。好ましくは、スペクトル性能に関する最適な割合は、両方の取得の総線量がほぼ同じになる割合に対応する。
一実施形態において、方法は、最適なスペクトル性能を備える前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合として最適な割合を決定するステップと、前記最適な割合を使用する前記スペクトルスキャンプロトコルが前記スキャン制限を満たす場合、前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合をそれぞれ前記最適な割合として決定するステップとをさらに有する。
第1の取得モード又は第2の取得モードのみの取得では、スペクトル性能はまったく得られない。したがって、最大又は最適なスペクトル性能のポイントがこれらの境界のどこかにあることは明らかである。たとえば、最適なスペクトル性能ポイントは、第1の取得モード及び第2の取得モードでの相対的な取得時間の関数としての信号対雑音比の最大値の決定から導き出すことができる。しかし、もちろん、最適なスペクトル性能を備えるポイントを決定するための他のオプションも考えられる。
管電力利用、スキャン時間などの観点から、スキャンプロトコルの制限を侵害することなく、最適なスペクトル性能のポイントに到達できる場合、最適なスペクトル性能ポイントに至る割合は、それぞれ第1の取得モードと第2の取得モードの割合として直接使用することができる。したがって、この場合のヘッドルームは、スペクトル取得のための追加の電力条件に対応するのに十分な大きさである。表現方法がさらに異なるが、スペクトル取得は、プロトコルの制限にさらに影響を与えることなく、効率の低い取得モードを考慮するために管電力を増やすことによってのみ可能になる。
一実施形態では、この方法は、前記最適な割合を使用する前記スペクトルスキャンプロトコルが前記スキャン制限を満たさない場合、前記最適な割合から始めて、前記スキャン制限が満たされるまで、より高いX線管の利用率を有する前記第1の取得モード及び前記第2の取得モードの割合の一つを増やすステップをさらに有する。
この実施形態では、スキャン制限に影響を与えることなく、最適なスペクトル性能を備えるポイントにアクセスできない。したがって、最適なスペクトル性能を備えるスペクトル取得は、たとえばスキャン時間を増加させずに実行することはできない。しかしながら、スペクトル検出をまったく使用しない代わりに、この実施形態によれば、各取得モードの割合は、従来のスキャンプロトコルに影響を与えることなく最良のスペクトル性能を提供するように決定される。したがって、取得スペクトルは完全ではないが、従来のスキャンを強調する貴重な情報を提供する。
追加の態様によれば、CTスキャナを使用して従来のCT画像を取得する方法が提供される。この方法は、本発明の第1の態様に従ってスペクトルスキャンプロトコルを決定するステップと、決定されるスペクトルスキャンプロトコルを使用してスペクトル取得を実行するステップと、スペクトル取得データを従来のCT画像に融合するステップとを有する。
この方法によれば、従来のスキャンプロトコルを古典的な方法で使用して、従来のCT画像を取得することができる。しかしながら、決定されるスペクトルスキャンプロトコルを介して統合される追加のスペクトル取得により、スペクトル情報を追加で利用でき、CTデータの評価を改善するために使用できる。したがって、ユーザーは後で追加のスペクトル情報を評価に使用するかを決定できる。しかしながら、スキャンプロトコルを規定する時点で、ユーザーは従来使っていたスキャンプロトコルを規定するだけで済む。システムリソースがスペクトル取得を許容する場合、ユーザーが、スペクトル取得を特別に選定する必要なしに、データはスペクトル的に取得される。もちろん、この態様による方法は、上述の第1の態様に関して説明した実施形態の何れかと有利に組み合わせることができる。
さらなる態様によれば、コンピュータ断層撮影スキャナを使用してコンピュータ断層撮影画像を取得するためのスペクトルスキャンプロトコルを決定するスペクトルスキャンプロトコル決定装置が提供される。前記装置は、スキャン制限を有する従来のスキャンプロトコルを規定するための従来のスキャンプロトコル提供ユニットであって、前記従来のスキャンプロトコルは従来のコンピュータ断層撮影画像の取得を記述する、従来のスキャンプロトコル提供ユニットと、第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合を有するスペクトルスキャンプロトコルを決定するためのスペクトルスキャンプロトコル決定ユニットであって、前記スペクトルスキャンプロトコルは前記従来のスキャンプロトコルに類似する、スペクトルスキャンプロトコル決定ユニットと、前記従来のスキャンプロトコルの前記スキャン制限が満たされるように、前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合を決定する割合決定ユニットとを有する。
この態様による装置は、従来のスキャンプロトコルのスキャンモード制限に基づいてスペクトルスキャンプロトコルを決定することを可能にし、したがって典型的なスペクトルスキャンプロトコル規定と比較してスキャンモード制限をより低減する。装置は、第1の態様による方法と同じ改善及び従来技術に対する利点を達成することができ、第1の態様に関して上述した実施形態の何れかとさらに有利に組み合わせることができる。
追加の態様によれば、CTシステムが提供される。 CTシステムは、本発明の一態様によるスペクトルスキャンプロトコルを決定するための装置と、CTスキャナとを備え、CTスキャナは、決定されるスペクトルスキャンプロトコルを使用してスペクトル取得を実行し、スペクトル取得データを従来のCT画像に融合するように構成される。
このシステムは、従来の方法で従来のCT画像を決定することを可能にし、ユーザは、従来のスキャンモード制限を備える従来のCTスキャンを規定する。さらに、本発明の結果として、スペクトル取得を使用して従来のCT画像を強調させるために、CTスキャナの未使用の容量又はリソースが有利に使用される。したがって、ユーザのみが、周知の方法で従来のCTスキャンを規定する必要はあるが、スペクトルスキャンモード制限による負担は、本発明によるシステムによって取り除かれる。
さらなる態様では、コンピュータ断層撮影スキャナを使用してコンピュータ断層撮影画像を取得するためのスペクトルスキャンプロトコルを決定するためのコンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムが装置上で実行されるとき、請求項10に規定される装置に請求項1に規定される方法を実行させるためのプログラムコードを有する。
請求項1に記載のスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法、請求項9に記載の従来のコンピュータ断層撮影画像を取得する方法、請求項10に記載のスペクトルスキャンプロトコル決定装置、請求項11に記載のコンピュータ断層撮影システム、及び請求項12に記載のコンピュータは、特に、従属請求項に規定されているように、類似及び/又は同一の好ましい実施形態を有することが理解される。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項又は上記の実施形態とそれぞれの独立請求項との任意の組み合わせであってもよいことを理解される。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下に説明する実施形態を参照して明らかになり、解明されるであろう。
CTスキャンシステムを概略的かつ例示的に示す。 2つの取得モードを使用する比例取得のタイミングを概略的かつ例示的に示す。 2つの取得モードにおける相対取得の割合に対する典型的な信号対雑音比を示す曲線を概略的かつ例示的に示す。 2つの取得モードにおける相対取得の割合に対する典型的な管電力利用率を示す曲線を概略的かつ例示的に示す。 本発明によるスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法のフローチャートを概略的かつ例示的に示す。 本発明によるスペクトルスキャンプロトコル決定装置を概略的かつ例示的に示している。
図1は、本発明による方法及び装置と共に使用することができる医用用途及び患者の検査のためのCT撮像システム100の一例を示している。図1に示されるCT撮像システム100は、z方向に平行に延在する回転軸Rの周りを回転することができるガントリ1を有する。放射線源2、特に例えば回転タングステン陽極を備える従来のX線管がガントリ1に取り付けられている。X線管2は、X線管2によって生成される放射線からのファン、コーンウェッジ又は任意の他の所定の形状のような、例えば成形放射ビーム4を形成するコリメータ装置3を備える。放射線は、円筒状の検査ゾーン(イメージング領域)内の関心領域において支持体5上に位置する患者などの物体(図示せず)を横切る。検査ゾーンを横断した後、X線ビーム4は、X線検出器ユニット6、この実施形態では、ガントリ1に取り付けられる複数の検出器セル61を有する二次元光子計数検出器に入射し、入射X線放射を検出信号に変換する。
ガントリ1は、モータ7により、好ましくは一定であるが調整可能な角速度で駆動される。更なるモータ8は、物体、例えば検査ゾーンの患者テーブル、すなわち図1に示すように、回転軸R又はz軸の方向に平行な支持体5に配置されている患者を移動させるために設けられている。これらのモータ7、8は、制御装置9によって制御されるので、例えば。放射源2及び検査ゾーン5がらせん軌道に沿って互いに対して移動する。しかしながら、対象物又は支持体は動かされず、X線源2のみが回転されることも可能である。
実際のスキャンを実行するとき、制御装置9は、支持体5を位置決めし、ガントリー1を検査ゾーンの周りで回転させるために、モーター7及び8に各々のコマンドを提供する。所定の位置に対して、制御装置9は、所定のパルス幅に対応する期間の間、X線源2によるビーム放射線4の対応する放出を開始する線源制御装置10に動作コマンドを発行する。制御装置9は、X線源2の開始と比較して、所定の遅延、例えば1乃至3マイクロ秒で光子検出器6の動作を開始する検出器制御装置11に各々のコマンドを同時に発行することができる。さらに、検出器制御装置11は、所定のパルス幅に対応する期間の後、光子検出器6の動作を停止することができる。例えば検出器6は、X線源2と一緒に、又はX線源2の少し前でも動作を停止する。
図1に示されるCTイメージングシステム100は、スペクトル画像取得のために構成される。以下では、投影の間の画像取得のスペクトル特性を変更するための高速スペクトル切り替えが、スペクトル画像取得の例として説明され、CTアプリケーション用のスペクトル画像取得の他の周知の例も同様に考えられる。
この例では、線源制御装置10は、X線源2又は、代替的に又は追加的にコリメータ装置3を制御して、第1の取得モードと第2の取得モードとの間で切り替える。言い換えると、X線源2のX線管電圧又はコリメータデバイス3を使用するビームフィルタリングの何れかを、2つの取得モードの間で切り替えることができる。どちらの場合も、2つの取得のうちの1つは、X線源2の電力をあまり効率的に使用しない。たとえば、kVpスイッチングでは、kVp設定を低くすると、X線束が少なくなる。この影響を補償し、スペクトル分離を最適化するために、kVp設定を低くした取得モードの取得時間を延長して、両方の設定でほぼ同じ総線量を得ることができる。しかしながら、これにより、全体の有効な管電力利用が制限され、スキャン速度やその他のプロトコルの制限に影響を与える場合がある。フィルタースイッチングアプローチでは、フィルターは束を大幅に低減する可能性があり、kVpスイッチングと同様に、不等間隔の取得時間又は第1及び第2の取得モードの割合が、スペクトル分離に対するこれらの影響を補償する場合がある。本発明は、第1及び第2の取得モードの相対的タイミングを調整して、従来規定されるスキャンプロトコルを侵害したり影響を与えたりすることなく、できるだけ多くのスペクトル解像度を提供することにより、プロトコル制限の局面に対処する。
図2は、2つの取得モード201、202を使用する比例取得の相対的なタイミングを概略的かつ例示的に示す。第1の取得モード201及び第2の取得モード202を使用する2つの連続取得は合計時間Tになる。 複数のこれらの連続的な取得201、202は、完全なスキャンをもたらす。
期間tは、2つの連続した取得201及び202の継続時間、すなわちTに対する取得モード201の割合として定義される。t = 0の場合、第2の取得モード202のみが取得に使用される。 t = T / 2又はt / T = 0.5では、両方の取得モード201、202が合計取得時間の各半分に寄与する。最後に、t = Tの場合、取得は第1の取得モード201を使用してのみ実行される。完全を期すため、この例では取得モード202の割合はT-t乃至Tの割合として簡単に表現できる。
両方の取得の総線量がスキャン速度などのプロトコル制限に副作用が発生する可能性がある。本発明の発見は、両方の取得モード201、202の割合が異なるように、すなわちスキャン制限に焦点を当てて決定されることであり、その結果、ユーザは従来規定されるスキャンプロトコルを適応させる必要はないが、ほぼ同じになるように(又はスペクトル分離が最大になるように)tが決定される場合、スキャン速度などのプロトコル制限に副作用が発生する可能性がある。本発明の発見は、両方の取得モード201、202の割合が異なるように、すなわちスキャン制限に焦点を当てて決定されることであり、その結果、ユーザは従来規定されるスキャンプロトコルを適応させる必要はないが、スペクトル強調取得を使用する従来のスキャンモードの制限を有する従来のスキャンプロトコルを使用し得る。
図3は、画質測定、例えば第1及び第2の取得モード201及び202の2つの連続した取得Tに対する第1の取得モード201の割合tにわたる縦軸上の信号対雑音比の変化を概略的かつ例示的に示す。曲線302は、例えば、T / 2より下のどこかに最大値312を有しており、すなわち、第2の取得モード202よりも低い割合を有する第1の取得モード201を有する絶対信号対雑音比を示す。
可能な限り、この曲線のピークで取得を行う必要がある。別の言い方をすると、いくつかの例では、最大312は、第1の取得モード201と第2の取得モード202の最適な比として決定される。図3は、追加の曲線304を示し、この例では、最大点312よりもさらに低い第1の取得モード201の割合で最大314の線量正規化信号対雑音比に関する。アプリケーションに応じて、第1の取得モード201と第2の取得モード202との間の最適な割合を決定するための一方又は他方の測定値を使用することができる。
参考のために、線306は、二重層検出器を使用する信号対雑音比、すなわち常にスペクトル情報を使用してスキャンを取得する検出器を示し、オンにする必要のある特別な取得モードはなく、すべての取得についてスペクトル結果を減らすか否かを後で決定できる。しかしながら、スペクトル検出器は常にアクセス可能であるとは限らず、本発明を使用するスペクトル取得は、二重層又はスペクトル検出器を持たないスペクトルCTスキャナーを使用して実行することもできる。
図4は、図3に示すように、水平軸上の同じ相対取得時間にわたって、垂直軸上の例示的なパーセンテージ値で典型的な管電力利用率を示す曲線402を概略的かつ例示的に示す。曲線402は、この例では直線的に描かれているが、相対的な取得時間との管電力利用の逸脱した依存性も可能である。見て分かるように、管電力利用は、第1の取得モード201での取得の相対的な割合で、すなわちtがTに近づくにつれて増加する。
両方の取得で信号対雑音比がほぼ等しい場合、つまり、第1の取得モード201を使用する取得及び第2の取得モード202を使用する取得について同じである場合、スペクトル性能は概して最大になる。
図3及び図4を組み合わせると、ピーク値312又は314は、曲線402上のかなり低い管電力利用に対応することが分かる。ピーク312又は314にそれぞれ対応する相対割合を使用して取得を実行する場合、これらの割合での管電力利用率が低いため、スキャン速度などのスキャンモード制限に干渉する可能性は高くなる。この場合、本発明の鍵は、第1の取得モード201と第2の取得モード202の割合を決定することなので、たとえば、管電力利用率はスキャンモードの条件に準拠する。
より具体的には、例えば、ピーク値312又は314がプロトコル制限を課す場合、割合は図3又は4の右側でより決定され、第1の取得モード201の割合が高くなるので、プロトコルの制限は満たされる。
いくつかの非限定的な例を挙げると、必要な管電力の利用率が15%に過ぎない場合、ピーク値312又は314を選択することはプロトコルに問題を課さないため、利用可能な追加の電力容量により、ピーク値312又は314に対応する割合を使用して影響を与えることなくスペクトル取得を実行できる。
しかしながら、プロトコルで必要な管電力利用率が35%の場合、最大の画質が得られる割合を使用する取得、つまりピーク値312又は314は、管電力利用率が非常に低いため不可能である。図4を参照すると、一部のスキャンスペクトルは不可能であり、この例では、t = T / 2又は第1及び第2の取得モード201、202の等しい割合を使用する。しかしながら、この取得では最適なスペクトル分離又はスペクトル結果は得られないが、2つの異なる取得モードを使用する取得により、追加のスペクトル情報で従来の画像を強調する。同時に、従来のスキャンプロトコルの制限は常に満たされている。
図5は、本発明によるスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法500のフローチャートを概略的かつ例示的に示している。
第1のステップ510において、この方法は、従来のCT画像を取得するためのスキャン制限を有する従来のスキャンプロトコルを規定するステップを有する。従来のスキャンプロトコルは、ユーザーがスペクトル取得を有効にしないプロトコルである。別の言い方をすれば、ユーザーは従来のスキャンプロトコルの規定に精通しており、スペクトルスキャンモードの制限に対処する必要はない。
ステップ520では、従来のスキャンプロトコルに基づいて、スペクトルスキャンプロトコルが決定される。スペクトルスキャンプロトコルは、第1の取得モード201と第2の取得モード202の割合を含み、スペクトルスキャンプロトコルは従来のスキャンプロトコルに類似する。
ステップ520において、第1の取得モード201と第2の取得モード202との割合は、従来のスキャンプロトコル制限が満たされるように特定の方法で決定される。決定される割合に基づいてスキャン又はプロトコルの制限が課される、スペクトルスキャンプロトコルを取得するための既知の方法とは異なり、本発明によれば、プロトコルの制限が最初に決定され、それから第1及び第2の取得モードの割合がそれぞれ決定され、次に、第2ステージで提供されたスキャン制限に基づいて、それぞれ第1及び第2の取得モードの割合が決定される。これは、スペクトル取得によってユーザーにスキャンモードの制限が課せられないことを意味し、スペクトル取得の魅力が高まる。
ステップ520は、一例では、以下で説明される複数のサブステップを有することができる。ステップ520は、この例ではサブステップ522乃至528を有する。
第1に、ステップ522において、取得が最適なスペクトル性能を有する第1の取得モード201と第2の取得モード202の最適な割合が決定される。一例では、信号対雑音比が第1の取得モード201及び第2の取得モード202の両方の取得に等しい場合に最適なスペクトル性能が存在する。
次に、ステップ524で、最適な割合がステップ510で規定される従来のスキャンプロトコルのスキャン制限を満たすかが決定される。最適な割合がスキャン制限を満たすかは、決定された最適な割合での取得を使用して可能になる、可能なビーム電力利用パーセンテージを用いて、ビーム電力利用パーセンテージを評価することにより決定できる。
従来のスキャン条件を満たす決定される最適割合を使用して取得する場合、ステップ526で、第1の取得モード201及び第2の取得モード202の割合が、ステップ522で決定されるそれぞれの最適割合として決定される。
ステップ522で決定される最適割合がスキャン制限を満たさない場合、ステップ528で、スキャン制限が満たされるまで最適割合から逸脱する。具体的には、一例では、高いX線管利用率を有する、第1の取得モード201及び第2の取得モード202の一方の割合は、スキャン制限が満たされるまで増加する。したがって、ステップ520の後、典型的にはステップ520の例示的実施形態におけるステップ528又は526の後に、第1の取得モード201及び第2の取得モード202の割合がそれぞれ組み合わせて決定され、従来のスキャンプロトコルのスキャン条件を満たすスペクトルスキャンプロトコルが可能になる。
方法500の結果として決定されるスペクトルスキャンプロトコルは、一例では、従来のCT画像を取得するために使用でき、この決定されるスペクトルスキャンプロトコルを使用するスペクトル取得が実行され、スペクトル取得データが後のステップで従来のCT画像に統合される。さらに、強調されるスペクトル分解データは、たとえばスキャンされる組織のさらなる評価に使用できる。
最後に、図6は、本発明によるスペクトルスキャンプロトコル決定装置600を概略的かつ例示的に示している。スペクトルスキャンプロトコル決定装置600は、コンピュータ断層撮影システム100のCTスキャナなどのCTスキャナを使用してCT画像を取得するために、例えば上記の方法500に従ってスペクトルスキャンプロトコルを決定するように構成される。装置600は、従来のスキャンプロトコル提供ユニット610、スペクトルスキャンプロトコル決定ユニット620、及び比例決定ユニット630を有する。
装置600は、その全体又は一部を処理手段、例えば、当技術分野で知られている汎用処理ユニットとして実装することができる。一例では、装置600は、図1に示されるように制御装置9に統合され得る。従来のスキャンプロトコル提供ユニット610、スペクトルスキャンプロトコル決定ユニット620、及びユニット決定比630のそれぞれは、同様に、プロセッサ形成装置600の一部として、又は別個のそれぞれ相互接続される通信処理ユニットとして実装できる。もちろん、1つ、複数、又はすべての要素を分散コンピューティングデバイス、たとえばサーバーに実装し、インターネットなどのネットワークを通じて通信することもできる。
従来のスキャンプロトコル提供ユニット610は、スキャン制限を有する従来のスキャンプロトコルを規定するように構成され、従来のスキャンプロトコルは、従来のCT画像の取得を記述する。
スペクトルスキャンプロトコル決定ユニット620は、図2に示されるような第1の取得モード201の割合及び第2の取得モード202の割合を有するスペクトルスキャンプロトコルを決定するように構成され、スペクトルスキャンプロトコルは、従来のスキャンプロトコルに類似している。
最後に、割合決定ユニット630は、従来のスキャンプロトコルのスキャン制限が満たされるように、第1の取得モード201の割合と第2の取得モード202の割合を決定するように構成される。したがって、スペクトルスキャンプロトコル決定装置600は、スペクトルスキャンのスキャンモード制限を心配する必要なく、ユーザーが画像をスペクトル的に取得することを可能にする。したがって、スペクトル取得の魅力は、スペクトルスキャンプロトコル決定装置600の使用を通じて増加する。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアとともに又は他のハードウェアの一部として提供される、光学記憶媒体又はソリッドステート媒体などの適切な媒体に格納/配布できるが、インターネット又はその他の有線又は無線の通信システムなどを介して他の形式で配布することもできる。
本発明は、図面及び前述の説明において詳細に図示及び説明されるが、そのような図示及び説明は、限定的ではなく、例示的又は例証的であると見なされるべきである。本発明は、開示される実施形態に限定されない。開示される実施形態に対する他の変形は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、請求される発明を実施する際に当業者によって理解及び達成され得る。請求項において、「有する」という語は他の要素又はステップを除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は複数を除外しない。特定の手段が相互に異なる請求項に記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用できないことを示すものではない。請求項中の参照符号は、範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

Claims (12)

  1. コンピュータ断層撮影スキャナを使用してコンピュータ断層撮影画像を取得するためのスペクトルスキャンプロトコルを決定する方法であって、前記方法は、
    従来のコンピュータ断層撮影画像を取得するためのスキャン制限を有する従来のスキャンプロトコルを規定するステップと、
    第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合を有するスペクトルスキャンプロトコルを決定するステップであって、前記スペクトルスキャンプロトコルは前記従来のスキャンプロトコルに類似する、ステップと、
    前記従来のスキャンプロトコルの前記スキャン制限が満たされるように、前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合を決定するステップと
    を有する、方法。
  2. 前記従来のスキャンプロトコルの前記スキャン制限は、画質、信号対雑音比、光子束、管電力利用、取得速度、及び患者線量のうちの一つ又はそれより多くを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の取得モード及び前記第2の取得モードは、一つ又はそれより多くの異なるX線管電圧及び異なるビームフィルタリングに対応する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2の取得モードは、前記第1の取得モードより効率が低い前記コンピュータ断層撮影スキャナのX線管の電力を使用する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記従来のスキャンプロトコルの前記スキャン制限を満たすために必要な管電力利用率を決定するステップと、
    前記必要な管電力利用率を満たすために、前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合を決定するステップと
    をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  6. スペクトル性能に関して、前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合を最適化するステップ
    をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  7. 最適なスペクトル性能を備える前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合として最適な割合を決定するステップと、
    前記最適な割合を使用する前記スペクトルスキャンプロトコルが前記スキャン制限を満たす場合、前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合をそれぞれ前記最適な割合として決定するステップと
    をさらに有する、請求項1に記載の方法。
  8. 前記最適な割合を使用する前記スペクトルスキャンプロトコルが前記スキャン制限を満たさない場合、
    前記最適な割合から始めて、前記スキャン制限が満たされるまで、より高いX線管利用率を有する前記第1の取得モード及び前記第2の取得モードの割合を増やすステップ
    をさらに有する、請求項7に記載の方法。
  9. コンピュータ断層撮影スキャナを使用して従来のコンピュータ断層撮影画像を取得する方法であって、
    請求項1乃至8の何れか一項に記載のスペクトルスキャンプロトコルを決定するステップと、
    前記決定されるスペクトルスキャンプロトコルを使用してスペクトル取得を実行するステップと、
    前記スペクトルで取得されるデータを従来のコンピュータ断層撮影画像に融合するステップと
    を有する、方法。
  10. コンピュータ断層撮影スキャナを使用してコンピュータ断層撮影画像を取得するためのスペクトルスキャンプロトコルを決定するスペクトルスキャンプロトコル決定装置であって、前記装置は、
    スキャン制限を有する従来のスキャンプロトコルを規定するための従来のスキャンプロトコル提供ユニットであって、前記従来のスキャンプロトコルは従来のコンピュータ断層撮影画像の取得を記述する、従来のスキャンプロトコル提供ユニットと、
    第1の取得モードの割合及び第2の取得モードの割合を有するスペクトルスキャンプロトコルを決定するためのスペクトルスキャンプロトコル決定ユニットであって、前記スペクトルスキャンプロトコルは前記従来のスキャンプロトコルに類似する、スペクトルスキャンプロトコル決定ユニットと、
    前記従来のスキャンプロトコルの前記スキャン制限が満たされるように、前記第1の取得モードの割合及び前記第2の取得モードの割合を決定する割合決定ユニットと
    を有する、装置。
  11. 請求項10に記載のスペクトルスキャンプロトコルを決定するための装置と、
    コンピュータ断層撮影スキャナであって、前記決定されるスペクトルスキャンプロトコルを使用してスペクトル取得を実行し、前記スペクトル取得されるデータを従来のコンピュータ断層撮影画像に融合するように構成される、コンピュータ断層撮影スキャナと
    を有する、コンピュータ断層撮影システム。
  12. コンピュータ断層撮影スキャナを使用してコンピュータ断層撮影画像を取得するためにスペクトルスキャンプロトコルを決定するコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータプログラムが前記装置で実行されるとき、請求項10に記載の装置に、請求項1に記載の方法を実行させるプログラムコード手段を有する、コンピュータプログラム。
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