JP2020524583A5 - - Google Patents

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  1. 患者の血管内への経皮挿入のための血管内血液ポンプ用のカニューレ(4)を製造する方法であって、前記カニューレ(4)が、血液流入口および血液流出口を伴う細長い管状本体を有し、前記方法が、
    少なくとも1つの分注器(8)を用いて第1の液状材料を心棒(7)上に分注し、それと同時に前記心棒(7)および前記分注器(8)が、軸方向および前記心棒(7)の周方向に、互いに対して移動することによって、前記細長い管状本体の第1の軸区域(13)を形成するステップと、
    前記少なくとも1つの分注器(8)を用いて第2の液状材料を前記心棒(7)上に分注し、それと同時に前記心棒(7)および前記分注器(8)が、軸方向および前記心棒(7)の周方向に、互いに対して移動することによって、前記細長い管状本体の第2の軸区域(15)を形成するステップと、を含み、
    前記第1および第2の軸区域(13、15)が、異なる曲げ剛性を有するように形成され、前記第1および第2の液状材料が、前記第1および第2の液状材料が互いに混合して遷移領域(14)を形成するように、前記心棒(7)上に分注される、ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記第1および第2の液状材料が、それぞれ前記第1の軸区域(13)の第1の壁厚および前記第2の軸区域(15)の第2の壁厚を形成するために前記心棒(7)上に分注され、乾燥したときの前記第1の壁厚が、乾燥したときの前記第2の壁厚とは異なり、前記異なる曲げ剛性が、異なる壁厚から生じる、ことを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、前記第1および第2の液状材料が異なり、前記異なる曲げ剛性が、異なる材料から生じる、ことを特徴とする方法。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の方法であって、前記心棒(7)が、その縦軸を中心に回転される、ことを特徴とする方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の方法であって、前記分注器(8)が、前記第1および第2の液状材料を分注しながら、前記心棒(7)に沿って軸方向に移動される、ことを特徴とする方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の方法であって、第3の液状材料を前記心棒(7)上に分注することによって、前記カニューレの本体の全長に沿って延びる基層(10)を形成するステップをさらに含、ことを特徴とする方法。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の方法であって、前記心棒(7)上にらせん状の経路で第4の液状材料を分注することによって補剛構造体(16)を形成するステップをさらに含、ことを特徴とする方法。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1および第2の液状材料の少なくとも一方が、前記第1および第2の液状材料をそれぞれ分注した後に蒸発する溶媒を含み、前記溶媒の割合が、少なくとも70vol%である、ことを特徴とする方法。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1および第2の軸区域(13、15)のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2の液状材料の少なくとも5、最大20の層をそれぞれ分注することによって形成される、ことを特徴とする方法。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の方法であって、前記心棒(7)が、異なる直径を有する前記心棒(7)の2つの軸方向隣接部分(7a、7b)を相互接続する周方向ショルダ部(24)を有する、ことを特徴とする方法。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の方法であって、前記カニューレの本体上に配置される少なくとも1つの標識(17)を形成するステップをさらに含み、前記少なくとも1つの標識が、視覚的に知覚可能であるか、または放射線不透過性であ、ことを特徴とする方法。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の方法であって、細長い要素(20)を前記カニューレの本体の壁に埋め込むことによって、前記カニューレの本体の壁内に延びる管腔(19)を形成するステップをさらに含む、ことを特徴とする方法。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の方法であって、液状材料を前記心棒(7)上に分注することを、任意選択的に前記液状材料を分注する間に前記心棒(7)を回転することなく行うことによって、前記カニューレの本体内に少なくとも1つの穴を形成するステップをさらに含む、ことを特徴とする方法。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の方法であって、前記カニューレ(4)を血管内血液ポンプのポンプ装置(1)のハウジング(1a)に装着するステップをさらに含む、ことを特徴とする方法。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の方法により得ることができる血管内血液ポンプ用のカニューレ(4)であって、血液流入口および血液流出口を伴う細長い管状本体を有し、前記本体が、第1の材料を含む第1の軸区域(13)および第2の材料を含む第2の軸区域(15)を含み、前記第1および第2の軸区域(13、15)が、異なる曲げ剛性を有し、前記第1および第2の材料が、遷移領域(14)において互いに混合する、ことを特徴とするカニューレ(4)。
  16. 請求項15に記載のカニューレであって、前記第1の軸区域(13)が、第1の壁厚を有し、前記第2の軸区域(15)が、第2の壁厚を有し、前記第1および第2の軸区域(13、15)が、前記材料および前記壁厚のうちの少なくとも一方において異なり、前記異なる曲げ剛性が、異なる材料または異なる壁厚のうちの少なくとも一方から生じる、ことを特徴とするカニューレ。
  17. 請求項15または16に記載のカニューレであって、前記第1および第2の材料が異なり、前記遷移領域(14)において軸方向に重複する、ことを特徴とするカニューレ。
  18. 請求項15から17のいずれか1項に記載のカニューレであって、前記第1の軸区域(13)が、前記カニューレの本体の最近位区域または最遠位区域であり、前記第2の軸区域(15)または前記細長い管状本体の残部よりも大きい曲げ剛性を有する、ことを特徴とするカニューレ。
  19. 請求項15から18のいずれか1項に記載のカニューレであって、前記細長い管状本体が、塑性材料製の埋め込み型補剛構造体(16)を含む、ことを特徴とするカニューレ。
  20. 請求項15から19のいずれか1項に記載のカニューレであって、前記細長い管状本体が、らせん状ワイヤを含む、ことを特徴とするカニューレ。
  21. 請求項15から20のいずれか1項に記載のカニューレであって、前記細長い管状本体上に延びる、または前記細長い管状本体に埋め込まれる少なくとも1つの標識(17)を含み、前記少なくとも1つの標識(17)が、視覚的に知覚可能であるか、または放射線不透過性である、ことを特徴とするカニューレ。
  22. 請求項15から21のいずれか1項に記載のカニューレであって、前記細長い管状本体が、異なる直径を有する前記細長い管状本体の2つの軸方向隣接区域を相互接続する周方向ショルダ部(18)を有する、ことを特徴とするカニューレ。
  23. 請求項15から22のいずれか1項に記載のカニューレであって、前記細長い管状本体が、前記細長い管状本体の壁内に延びる少なくとも1つの管腔(19)を含む、ことを特徴とするカニューレ。
  24. 請求項15から23のいずれか1項に記載のカニューレであって、前記細長い管状本体が、約50μm〜約500μmの範囲の壁厚を有する、ことを特徴とするカニューレ。
  25. 請求項15から24のいずれか1項に記載のカニューレであって、血管内血液ポンプのポンプ装置(1)のハウジング(1a)に装着される、ことを特徴とするカニューレ。
  26. 請求項15から25のいずれか1項に記載のカニューレを備える、患者の血管内への経皮挿入のための血管内血液ポンプ。
  27. 請求項4に記載の方法であって、
    前記心棒(7)が、約10〜15rpmの速度で回転される、ことを特徴とする方法。
  28. 請求項4に記載の方法であって、
    前記心棒(7)が、約12rpmの速度で回転される、ことを特徴とする方法。
  29. 請求項6に記載の方法であって、
    前記基層(10)が、前記心棒(7)の長さに対して実質的に均一な量の前記第3の液状材料を分注することによって形成される、ことを特徴とする方法。
  30. 請求項6から29のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記基層(10)が、乾燥したときに約50μm〜100μmの厚さを有する、ことを特徴とする方法。
  31. 請求項7に記載の方法であって、
    前記第1および第2の液状材料が、前記補剛構造体(16)を前記カニューレの本体に埋め込むように、前記第4の材料を分注する前および後の両方に分注される、ことを特徴とする方法。
  32. 請求項8に記載の方法であって、
    前記溶媒の割合が、少なくとも80vol%である、ことを特徴とする方法。
  33. 請求項8に記載の方法であって、
    前記溶媒の割合が、少なくとも90vol%である、ことを特徴とする方法。
  34. 請求項1から8のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1および第2の軸区域(13、15)のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2の液状材料の少なくとも10、最大20の層をそれぞれ分注することによって形成される、ことを特徴とする方法。
  35. 請求項10に記載の方法であって、
    前記心棒(7)の前記2つの軸方向隣接部分(7a、7b)が、前記カニューレ(4)を前記心棒(7)から除去するために互いから分離される、ことを特徴とする方法。
  36. 請求項11に記載の方法であって、
    前記少なくとも1つの標識(17)が、前記分注器(8)を用いて液状材料を分注することによって形成される、ことを特徴とする方法。
  37. 請求項20に記載のカニューレであって、
    前記細長い管状本体が、金属製である、ことを特徴とするカニューレ。
  38. 請求項20に記載のカニューレであって、
    前記細長い管状本体が、ニチノール製である、ことを特徴とするカニューレ。
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