JP2020523366A - 改善されたリンス特性を有するヘアコンディショニング組成物 - Google Patents

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Abstract

ヘアコンディショニング組成物であって、a)コンディショニング基剤であって、前記ヘアコンディショニング組成物の総重量に対して、i)0.4〜8重量%の8〜22個の炭素を有する脂肪アルコールと、ii)0.1〜2重量%の陽イオン性界面活性剤と、を含むコンディショニング基剤と、b)疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーと、及びc)水と、を含み、前記組成物が、前記コンディショニング組成物で処理された毛髪に1〜250gの引っ張り質量を与えるヘアコンディショニング組成物;ヘアコンディショニングプロセス中のすすぎ洗い工程の間に水を節約する方法であって、前記ヘアトリートメント組成物を毛髪に塗布する工程と、前記毛髪を水ですすぎ洗いする工程とを含む方法;並びにヘアコンディショニングプロセス中に水を節約するための、前記ヘアトリートメント組成物中での疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーの使用。

Description

本発明は、使用時の水の使用量を少なくすることができる改善されたリンスオフ(rinse−off)ヘアコンディショニング組成物に関する。
毛髪の洗浄など、日常の作業や活動において使用される水の量を減らすことによって、水を処理し、家庭、企業及び地域社会に届けるために必要とされるエネルギーが低減する。次いで、これは、汚染を軽減し、燃料資源を保全するのに寄与する。家庭での廃水量を減らすことは、川と湿地に生息する野生動物を保護するのに役立つ。このため、毛髪から除去するために必要なリンスが低減したヘアトリートメント製品は、消費者の時間と労力を節約するだけでなく、生態系、エネルギー及び水を保全することもできる。
製品の毛髪又は手からのリンス特性を改善する技術が知られている。
国際公開第13/092708号(L’Oreal)は、少なくとも1つの陰イオン性又は非イオン性の会合性ポリマーと、少なくとも1つの固定ポリマーと、及び少なくとも1つの具体的に規定された非イオン性界面活性剤とを含む化粧品組成物、特に毛髪組成物を開示する。この組成物に適合するスタイリングジェルは、長時間にわたるヘアスタイルの維持を改善しており、シャンプー又は石鹸を用いずに、水で手と毛髪から容易に除去されると主張されている。
国際公開第15/001071号(L’Oreal)は、2〜60重量%の少なくとも1つの陰イオン性コポリマーと、水溶性無機塩と、及び1又は複数のアルカリ剤とを含む非着色毛髪組成物を開示している。陰イオン性コポリマーは、互いに又は他の分子と可逆的に会合することができるような、陰イオン性会合性ポリマーであり得る。これらの組成物の多数の利点が開示されており、これらの組成物は、特に、質と量の点で十分な泡を生成することができ、光沢、柔らかさ、滑らかさ、もつれの解消及び柔軟性などの満足できる美容特性を毛髪、最も具体的には乾燥した毛髪に与えることができると述べられている。さらに、これらの組成物は、従来のシャンプーより素早くすすぎ落とされ、より顕著な処理特性を有し、毛髪、特に濡れた毛髪により明るさを与えると主張されている。これらの組成物は、粘度増強物質の添加を必ずしも必要とせず、多彩な質感を与えることができ、頭皮及び目による耐容性が向上している。発泡効果及び優れた美容特性を提供すると言われている、毛髪上で使用される洗浄組成物が例示されている。
関連案件である国際公開第15/001072号(L’Oreal)は、2〜60重量%の1又は複数の陰イオン性又は非イオン性の会合性ポリマーと、界面活性剤と、及び噴霧ガスとを含む自己発泡性非着色毛髪組成物を開示している。
国際公開第09/153281号(Unilever)は、疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーを含むヘアコンディショニング組成物を開示している。界面活性剤として結晶性ろうを含めることが好ましいとされ、例示されている。このポリマーは、より優れたリンスオフ特性を与えると述べられており、実施例は、このポリマーを含まない類似の組成物と比べて、このポリマーを含む組成物においてリンスがより容易であることを開示している。
関連案件である国際公開第09/153280号(Unilever)は、シリコーンの改善された堆積を与えるために、疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーと、シリコーンと、及び脂肪酸とを含むヘアコンディショニング組成物を開示している。より優れたリンスオフ特性が言及されているが、シリコーンの堆積は例として記されている。
国際公開第13/092708号 国際公開第15/001071号 国際公開第15/001072号 国際公開第09/153281号 国際公開第09/153280号
すすぎ洗い(リンス)が容易な組成物は、リンスを行うために要する水が必ずしもより少ないとは限らない。例えば、リンスが容易な組成物は、より少ない機械的撹拌を必要とし、又は撹拌が不要な場合さえあり得るが、より長いリンス時間を必要とすることがあり得るので、必要とされる労力は減少するが、必要とされる水が減少するわけではない。技術的な進歩に関わらず、コンディショナーとしての製品の性能を損なわずに、効果的かつ素早くリンスするために低減した水を必要とする、毛髪に対して使用するためのコンディショニング組成物に対する需要がなお存在している。
我々は、驚くべきことに、コンディショニング基剤と、及び疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーとを含むコンディショニング組成物が、毛髪に対するコンディショニング効果を低減することなく、リンスをするのに必要とされる水の量を減らすために、毛髪のトリートメントにおいて使用され得ることを今見出した。我々は、消費者が自己の毛髪からコンディショナーをリンスするときに、消費者は、滑らかな感触が満足できる一定のレベルに達する(本明細書において、「リンスを施された摩擦安定状態」と称する。)と、リンスを止めることを見出した。同一の成分を含むが、疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーを有しない組成物と比較して、本発明の組成物によって、消費者は、自己のリンスを施された摩擦安定状態により早く達することができるので、消費者にリンスを止めさせ、それ故、水の消費を少なくすることができる。重要なことに、本発明者らは、組成物のコンディショニング効果、特に、濡れた状態での卓越した滑り感が含まれないことを見出した。
発明の定義
したがって、ヘアコンディショニング組成物であって、
a)コンディショニング基剤であって、前記ヘアコンディショニング組成物の総重量に対して、
i)0.4〜8重量%の8〜22個の炭素を有する脂肪アルコールと、
ii)0.1〜2重量%の陽イオン性界面活性剤と、
を含むコンディショニング基剤と、
b)疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーと、及び
c)水と、
を含み、
前記組成物が、コンディショニング組成物で処理された毛髪に1〜250gの引っ張り質量を与える、ヘアコンディショニング組成物が提供される。
第二の態様において、本発明は、毛髪をすすぎ洗いするために使用される水の量を低減する方法であって、第一の態様の組成物を毛髪に塗布する工程と、毛髪を水ですすぎ洗いする工程を含む方法を提供する。
第三の態様において、本発明は、毛髪から組成物をすすぎ洗いするために必要とされる水の量を低減するための、第一の態様のヘアトリートメント組成物中での疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーの使用を提供する。
本発明の方法において、好ましくは、一定の摩擦に達するまで、毛髪を水ですすぎ洗いする。
本発明の使用は、好ましくは、一定の摩擦に達するまで毛髪からヘアトリートメント組成物をすすぎ洗いするために必要とされる水の量を低減するためである。好ましくは、本発明の使用において使用するためのヘアトリートメント組成物は、本発明の第一の態様のヘアトリートメント組成物である。
疎水性に修飾された陰イオン性ポリマー
好ましくは、疎水性に修飾されたポリマーは、アクリレート又はメタクリレートポリマーである。
好ましくは、疎水性修飾はアルキル化を含む。好ましくは、アルキル基は、6〜30個の炭素、より好ましくは16〜28個、最も好ましくは18〜24個の炭素を含む。
好ましいポリマーは、Aculynの商品名で、Rohm&Haasによって販売されており、その中で最も好ましいのは、Aculyn 28(商標)である。
ポリマーは、ヘアコンディショニング組成物の総重量に対して、0.01〜5重量%、より好ましくは0.05〜1重量%で存在する。
コンディショニング基剤
本発明の組成物は、(通例、シャンプーの後に行われる)毛髪のトリートメント及びその後のリンスのためのコンディショナーとして、好ましく調合される。
組成物は、コンディショニング組成物で処理された毛髪に、1〜250g、好ましくは2〜100g、より好ましくは2〜50g、さらに好ましくは5〜40g、最も好ましくは5〜25gの引っ張り質量を与える。
引っ張り質量(Draw Mass)とは、櫛又はブラシを通してかもじ(hair switch)を引っ張るために必要とされる質量である。このため、毛髪のもつれが大きいほど、櫛又はブラシを通してかもじを引っ張るために必要とされる質量は大きく、毛髪の状態の水準が高いほど、引っ張り質量は小さくなる。
引っ張り質量は、例えば、重さ1〜20g、長さ10〜30cm及び幅0.5〜5cmのかもじを櫛又はブラシを通して引っ張るために必要とされる質量であり、かもじの接着された末端に5〜20cmの毛髪が吊るされたままであるように、まず、かもじを櫛又はブラシ上に置き、次いで、かもじが櫛又はブラシを通して落下するまで、吊るされた末端に錘を追加することによって測定される。
好ましくは、かもじは、1〜20gの重量、より好ましくは2〜15g、最も好ましくは5〜10gの重量のものである。好ましくは、かもじは、10〜40cmの、より好ましくは10〜30cmの長さ、及び0.5〜5cm、より好ましくは1.5〜4cmの幅を有する。
最も好ましくは、引っ張り質量は、例えば、重さ10g、長さ20cm及び幅3cmのかもじを櫛又はブラシを通して引っ張るために必要とされる質量であり、かもじの接着された末端に20cmからの毛髪が吊るされたままであるように、まず、かもじを櫛又はブラシ上に置き、次いで、かもじが櫛又はブラシを通して落下するまで、吊るされた末端に錘を追加することによって測定される。
一実施形態において、組成物は、以下によって、取得可能なコンディショニングゲル相を含む。
脂肪アルコールと陽イオン成分と共融解物の総重量に対して0.1〜15重量%の水を含む第一の容器(A)中に共融解物を形成すること;
50〜60℃の水を含有する第二の容器(B)に共融解物を添加すること;及び混合すること、
ここで、第二の容器(B)中の共融解物と水の混合物の温度が、5〜60分間、好ましくは10〜40分間、より好ましくは15〜30分間、56〜65℃、好ましくは58〜62℃、より好ましくは60℃に維持されるように制御され;
脂肪アルコールが8〜22個の炭素を有し;
陽イオン成分が、陽イオン成分の総重量に対して0.1〜70重量%、より好ましくは30〜60重量%の式Nを有する陽イオン性界面活性剤を含み;並びに
式中、R、R、R及びRが、独立に(C−C30)アルキル又はベンジルである。
脂肪アルコールと陽イオン性界面活性剤の共融解は、等方相を形成する。これは、温度及び共融解物と水の混合の比率によって、構造の発達、すなわち、層状コンディショニングゲル相の形成を調節することができることを意味する。このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作られるコンディショニング組成物は、低下した引っ張り質量によって実証される優れたコンディショニング性能を有する。
好ましくは、第二の容器中の水は、好ましくは10〜40分間、より好ましくは15〜30分間、56〜60℃、より好ましくは57〜59℃に維持される。調製の過程におけるこの温度調節は、水を共融解物と混合する時点で熱エネルギーのバランスをもたらす。水が冷たすぎると、共融解物が固化し、よく混合されていない系が生じ、これは、最終的には、低い粘度の組成物を与える水の温度が高すぎると、共融解物と混合する時点でも水の温度が高すぎるので、小胞を形成する。これも、得られたコンディショニングゲル相を用いて形成されたコンディショニング組成物に、より低い粘度を生じさせる。
好ましくは、共融解物は、共融解物の重量に対して、45〜90重量%の脂肪アルコールを含む。
好ましくは、脂肪アルコールは、8〜22個の炭素原子、より好ましくは16〜22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは、典型的には、直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコール並びにこれらの混合物が含まれる。これらの物質の使用は、特に好ましい。
(コンディショニングゲル相だけではない)本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールのレベルは、一般に、組成物の0.01〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜8重量%、より好ましくは0.2重量%〜7重量%、最も好ましくは0.3重量%〜6重量%の範囲である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比は、適切には1:1〜1:10、好ましくは1:1.5〜1:8、最適には1:2〜1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比が高すぎる場合、このことが、組成物からの眼刺激性をもたらし得る。少なすぎると、そのことが、一部の消費者にとって、毛髪に軋み感を感じさせ得る。
好ましくは、共融解物は、共融解物の総重量に対して、10〜40重量%の陽イオン成分を含む。
最も好ましい実施形態において、陽イオン性界面活性剤を脂肪アルコールに加えて、85℃で撹拌することによって形成されるコンディショニングゲル相をまず調製することによって、コンディショニング組成物が作られる。
典型的には55℃、ただし、混合物の温度が60℃であることを確保するために組成物に合わせた温度(この温度は、必要であれば外部加熱によって、好ましくは10〜40分間、より好ましくは15〜30分間維持される。)で、他の成分を含有する水に、この混合物を徐々に添加し、撹拌する。
さらなる水及び周囲温度の他の成分を加え、必要であれば外部冷却の使用によって、周囲の温度に向けてこの混合物を冷却し、撹拌する。
次いで、コンディショニング組成物の残りの成分が添加され得る。
別の実施形態では、本発明のコンディショニング組成物は、以下によって、まずコンディショニングゲル相を形成することによって取得可能である。
脂肪アルコールと陽イオン成分と共融解物の総重量に対して0.1〜15重量%の水とを含む第一の容器中に共融解物を形成すること、独立に、混合容器に共融解物と水を添加すること、及び混合すること、ここで、共融解物と水の混合物の温度が、混合容器中にあるときに、56〜65℃、好ましくは58〜62℃、より好ましくは60℃に維持され、
脂肪アルコールが8〜22個の炭素を含み、
陽イオン成分が、陽イオン成分の総重量に対して、0.1〜70重量%、より好ましくは30〜60重量%の式Nを有する陽イオン性界面活性剤を含み、並びに
式中、R、R、R及びRが、独立に(C−C30)アルキル又はベンジルである。
好ましくは、共融解物及び水性分散液は、10〜40分間、より好ましくは15〜30分間混合される。
好ましくは、このプロセスは、連続プロセスである。
本発明の共融解物は、等方相を形成し、これは、構造の発達、すなわち、層状コンディショニングゲル相の形成を調節することができることを意味する。このプロセスにおいて、共融解物と水の混合物の温度は、混合物に添加される水の温度を修正することによって調節される。水は、一度に又は段階的に添加され得る。典型的には、第一の水容器は約40℃に維持され、混合容器中に送り込まれるのに対して、第二の水容器は、水と共融解物の混合物の温度が混合容器中で必要とされる範囲内に、すなわち56〜65℃、好ましくは58〜62℃、より好ましくは60℃に収まるように水と共融解物の混合物の温度を修正するのに十分な温度に維持される。
このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作られるコンディショニング組成物は、コンディショニングゲル相が共融解物中で形成されるときには観察されない改善されたコンディショニング特性を示す。
上で論述されているように、それ故、改善は、水を共融解物と混合する時点での熱エネルギーのバランスに存する。冷たすぎると、共融解物が固化する傾向のために、よく混合されていない系に終わり、これは、最終的には、低い粘度の組成物を提供する。混合物の温度であれば、小胞が生じる。これも、最終的に形成されるコンディショニング組成物により低い粘度を生じさせる。
好ましくは、共融解物は、共融解物の重量に対して、45〜90重量%の脂肪アルコールを含む。
好ましくは、脂肪アルコールは、8〜22個の炭素原子、より好ましくは16〜22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは、典型的には、直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びこれらの混合物が含まれる。これらの物質の使用は、特に好ましい。
(コンディショニングゲル相だけではない)本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールのレベルは、一般に、組成物の0.01〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜8重量%、より好ましくは0.2重量%〜7重量%、最も好ましくは0.3重量%〜6重量%の範囲であり得る。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比は、適切には1:1〜1:10、好ましくは1:1.5〜1:8、最適には1:2〜1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比が高すぎる場合、このことが、組成物からの眼刺激性をもたらし得る。少なすぎると、そのことが、一部の消費者にとって、毛髪に軋み感を感じさせ得る。
好ましくは、脂肪アルコールに陽イオン性界面活性剤を加え、85℃で撹拌することによって、共融解物は、10〜40重量%の共融解陽イオン性界面活性剤を含む。
他の成分を含有する水流中にこの混合物を注入し、この混合物が確実に60℃の温度を有するようにするために水の温度を変化させ、混合する。
別の水流中への注入によって、この流れを周囲温度に向けて冷却し、混合する。
別の実施形態において、組成物は、以下によって取得可能なコンディショニングゲル相を含む。
陽イオン成分の水性等方性溶液を形成すること;
陽イオン性界面活性剤の水性等方性溶液を融解された脂肪アルコールと混合すること;
ここで、脂肪アルコールを等方性陽イオン性界面活性剤溶液と混合する間の温度が、好ましくは10〜60分間、より好ましくは20〜40分間、最も好ましくは15〜30分間、55℃〜65℃に維持され、及び脂肪アルコールが8〜22個の炭素を有する。
本発明のコンディショニングゲル相を用いて作られたコンディショニング組成物は、材料が水の中で、約70℃で混合される標準的な方法によって作られた組成物より優れていることが示された。優れたコンディショニングは、(より低い固体レベルを有するにも関わらず)優れたコンディショナー厚さ、翌日の清潔感、及びコンディショニング効果に現れる。優れたコンディショニング製品は、固体の過剰な堆積のために、翌日に、通常、毛髪をしおれた、油っぽい状態に保つことが予想されるので、これらは驚くべきことである。
好ましくは、水性等方性溶液と脂肪アルコールの混合物の温度は、好ましくは10〜60分間、より好ましくは20〜40分間、最も好ましくは15〜30分間、55℃〜65℃に維持されるように調節される。
好ましくは、融解された脂肪アルコールは、陽イオン性界面活性剤の水性等方性溶液に添加される。
このプロセスにおいて、混合物の温度は、温度/脂肪アルコールと陽イオン性界面活性剤溶液の混合物の比率を修正することによって調節される。正しいコンディショニングゲル相構造を達成するために、温度は注意深く調節する必要がある。それ故、改善は、脂肪アルコールを等方性混合物と混合する時点での熱エネルギーのバランスに存する。
ゲル相の形成後に、さらに、水及び追加成分が一度に又は段階的に追加され得る。好ましくは、ゲル相は、水の添加前に冷却される。
このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作られるコンディショニング組成物は、改善されたコンディショニング性能を有する。
好ましくは、脂肪アルコールと水性等方性溶液の混合物の温度は、好ましくは10〜60分間、より好ましくは20〜40分間、最も好ましくは15〜30分間、58℃〜62℃に、最も好ましくは60℃に維持される。
好ましくは、及び等方性混合物への添加の前に、脂肪アルコールは、脂肪アルコールを液相に維持するために十分な温度に維持される。好ましくは、脂肪アルコールは、80℃〜85℃に維持される。
好ましくは、得られたコンディショニングゲル相は、10〜34、好ましくは21〜27、特に好ましくは24ms−1のローター先端速度を有するミキサーを用いて混合される。
好ましくは、脂肪アルコールは、8〜22個の炭素原子、より好ましくは16〜22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは、典型的には、直鎖アルキル基を含有する化合物である。好ましい脂肪アルコールの例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びこれらの混合物が含まれる。
(コンディショニングゲル相だけでない)本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールの水準は、一般に、組成物の0.01〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜8重量%、より好ましくは0.2重量%から7重量%、最も好ましくは0.3重量%〜6重量%の範囲であろう。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比は、適切には1:1〜1:10、好ましくは1:1.5〜1:8、最適には1:2〜1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比が高すぎる場合、このことが、組成物からの眼刺激性をもたらし得る。少なすぎると、そのことが、一部の消費者にとって、毛髪に軋み感を感じさせ得る。
コンディショニング組成物を形成するために、さらなるコンディショニング組成物成分が必要に応じて添加される。
別の実施形態において、コンディショニング組成物は、脂肪アルコールとアミドアミンの水性分散液を形成すること;
水性分散液に陽イオン性界面活性剤を添加すること、及び混合すること;並びに
アミドアミンを中和すること、
によって取得可能なコンディショニングゲル相を含み、
ここで、水性分散液中の陽イオン性界面活性剤の混合物の温度は、好ましくは10〜60分間、より好ましくは20〜40分間、最も好ましくは15〜30分間、56℃〜67℃に維持される。
本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製されたコンディショニング組成物は、改善されたコンディショニング性能を有する。より具体的には、本発明のコンディショニングゲル相を用いて作製されたコンディショニング組成物は、より低水準の固体を用いた場合でさえ、より粘度が高く、翌日に改善された清潔感を与える。改善されたコンディショニングからは、翌日に脂っぽさと重苦しさをもたらす固体の増大した堆積を連想するのが通常なので、これは驚くべきことである。これと反対のものを提供することは、満たされていない消費者のニーズである。
好ましくは、水性分散液の温度は、脂肪アルコールの融解温度より高く、好ましくは脂肪アルコールの融点より少なくとも5℃高く維持される。
好ましくは、水性分散液は、加熱され、少なくとも脂肪アルコールの融点に、好ましくは脂肪アルコールの融点より少なくとも5℃高く維持された水に脂肪アルコールを添加することによって形成される。好ましくは、水性分散液は、脂肪アルコールを液相に維持するために十分な融点に維持される。
好ましくは、水性分散液の混合物の温度は、好ましくは10〜60分間、より好ましくは20〜40分間、最も好ましくは15〜30分間、56〜67℃、好ましくは58〜65℃、より好ましくは63℃に維持されるように調節される。
好ましくは、水性分散液と陽イオン性界面活性剤の混合物の温度は、56℃〜67℃に維持される。より好ましくは、水性分散液と陽イオン性界面活性剤の混合物の温度は、58℃〜65℃、最も好ましくは63℃に維持される。
脂肪アルコールと陽イオン性界面活性剤の混合物の温度を調節することは、ゲル構造の形成を調節することを意味する。このプロセスにおいて、共融解物と水の混合物の温度は、温度/脂肪アルコールとアミドアミン界面活性剤の水性混合物に対する陽イオン性界面活性剤の比率を修正することによって調節される。冷たすぎる又は熱すぎると、複数の構造の混合物を有する系が生じ、これは、より乏しいコンディショニング能を有する。
ゲル相の形成後に、さらに、水及び追加成分が一度に又は段階的に追加され得る。
好ましくは、このプロセスは、バッチプロセスである。
好ましくは、粘度変化が安定状態になったときに、必要とされる程度の会合が生じ、その後、アミドアミンが中和されるように、陽イオン性界面活性剤の水性分散液との混合は、粘度の測定によって監視される。典型的には、陽イオン性界面活性剤と水性分散液のこの混合は、20〜60分を要する。
このようなコンディショニングゲル相を用いて最終的に作られたコンディショニング組成物は、標準的な方法を用いて作られた同一の調合で作られた同一のコンディショニング組成物と比較して、改善されたコンディショニング性能を有する。
好ましくは、このプロセスは、10〜34、好ましくは21〜27、特に好ましくは24ms−1のローター先端速度を有するミキサーに、混合容器の内容物を通過させることを含む。
好ましくは、水性分散液は、総分散液の25重量%〜50重量%、より好ましくは35〜45重量%の水を含む。
好ましくは、水性分散液は、総分散液の4〜20重量%の脂肪アルコールを含む。
好ましくは、水性分散液は、総分散液の1〜5重量%のアミドアミンを含む。
好ましくは、水性分散液と陽イオン性界面活性剤に添加される中和剤は、陽イオン性界面活性剤の少なくとも90重量%、より好ましくは陽イオン性界面活性剤の少なくとも95%、最も好ましくは陽イオン性界面活性剤の少なくとも99%を中和するのに十分な中和剤を含む。
好ましくは、脂肪アルコールは、8〜22個の炭素原子、より好ましくは16〜22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは、典型的には、直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例には、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びこれらの混合物が含まれる。これらの物質の使用は、特に好ましい。
(コンディショニングゲル相だけでない)本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールの水準は、一般に、組成物の0.01〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜8重量%、より好ましくは0.2重量%から7重量%、最も好ましくは0.3重量%〜6重量%の範囲であろう。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比は、適切には1:1〜1:10、好ましくは1:1.5〜1:8、最適には1:2〜1:5である。陽イオン性界面活性剤と脂肪アルコールの重量比が高すぎる場合、このことが、組成物からの眼刺激性をもたらし得る。少なすぎると、そのことが、一部の消費者にとって、毛髪に軋み感を感じさせ得る。
好ましくは、コンディショニングゲル相は、ステアリルアミドプロピルジメチルアミンと脂肪アルコールを60℃の水に添加することよって取得することができ、外部加熱の使用によって温度を維持し、撹拌する。
陽イオン性界面活性剤、典型的にはベヘントリモニウムクロリドをこの混合物に加え、外部加熱又は冷却の使用によって温度を58〜65℃に維持し、撹拌する。
ステアリルアミドプロピルジメチルアミンをプロトン化するために乳酸を加え、外部加熱又は冷却の使用によって温度を58〜65℃に維持し、撹拌する。
さらなる水及び周囲温度の他の成分を加え、必要であれば外部冷却を使用することによって、周囲の温度に向けてこれを冷却し、撹拌する。
次いで、コンディショニング組成物を形成するために、さらなる成分が添加される。
適切なコンディショニング界面活性剤には、陽イオン性界面活性剤から選択されるものが含まれ、単独で又は混合して用いられる。好ましくは、陽イオン性界面活性剤は、式Nを有し、式中、R、R、R及びRは、独立に、(C−C30)アルキル又はベンジルである。好ましくは、R、R、R及びRの1つ、2つ又は3つは、独立に、(C−C30)アルキルであり、残りの1又は複数のR、R、R及びR基は、(C−C)アルキル又はベンジルである。より好ましくは、R、R、R及びRの1つ又は2つは、独立に、(C−C30)アルキルであり、残りのR、R、R及びR基は、(C−C)アルキル又はベンジル基である。所望により、アルキル基は、1もしくは複数のエステル(−OCO−又は−COO−)及び/又はエーテル(−O−)結合をアルキル鎖内に含んでもよい。アルキル基は、1又は複数のヒドロキシル基で所望により置換されてもよい。アルキル基は、直鎖又は分岐であり得、3以上の炭素原子を有するアルキル基については、環状であり得る。アルキル基は、飽和であり得、又は1つもしくは複数の炭素−炭素二重結合を含有し得る(例えば、オレイル)。アルキル基は、1又は複数のエチレンオキシ基で、アルキル鎖上において、所望によりエトキシ化されていてもよい。
本発明において使用するための適切な陽イオン性界面活性剤には、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド,オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロウトリメチルアンモニウムクロリド、二水素化タロウジメチルアンモニウムクロリド(例えば、Akzo NobelのArquad2HT/75)、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2−オレアンモニウムクロリド及び対応するこれらの水酸化物が含まれる。さらなる適切な陽イオン性界面活性剤には、CTFA表記、Quaternium−5、Quaternium−31及びQuaternium−18を有する物質が含まれる。前述した物質のいずれの混合物も適切であり得る。本発明のコンディショナーにおいて使用するための特に有用な陽イオン性界面活性剤はセチルトリメチルアンモニウムクロリドであり、例えば、Hoechst CelaneseからGENAMIN CTACとして市販されている。本発明のコンディショナーにおいて使用するための別の特に有用な陽イオン性界面活性剤は、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドであり、例えば、ClariantからGENAMIN KDMPとして市販されている。
好ましくは、共融解物の陽イオン性界面活性剤は、0〜70%の上記式Nを有する陽イオン性界面活性剤、より好ましくは30〜60重量%の陽イオン性界面活性剤を含む。
単独で又は1もしくは複数の他の陽イオン性界面活性剤と一緒に本発明において使用するための適切な陽イオン性界面活性剤のクラスの別の例は、以下の(i)と(ii)の組み合わせである。
(i)一般式(I):
(I)R1CONH(CH2)mN(R2)R3
(式中、Rは、10以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、R及びRは、1〜10個の炭素原子のヒドロカルビル鎖から独立に選択され、mは1〜約10の整数である。)
に対応するアミドアミンと
(ii)酸。
本明細書において使用されるヒドロカルビル鎖という用語は、アルキル又はアルケニル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、
が、約11〜約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、
及びRが、各々独立に、ヒドロカルビル残基、好ましくは、1〜約4個の炭素原子を有するアルキル基であり、mが1〜約4の整数である式(I)に対応するアミドアミン化合物である。
好ましくは、R及びRは、メチル又はエチル基である。
好ましくは、mは2又は3、すなわち、エチレン又はプロピレン基である。
ここで有用な好ましいアミドアミンには、ステアラミド−プロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジエチルミン(behenamidopropyldiethylmine)、ベヘナミドエチルジエチル−アミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジエチルアミン、アラキダミドエチルジエチルアミン、アラキダミドエチルジメチルアミン及びこれらの混合物が含まれる。
ここで有用な特に好ましいアミドアミンは、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン及びこれらの混合物である。
ここで有用な市販のアミドアミンには、LEXAMINE S−13の商品名でInolex(フィラデルフィアペンシルバニア、アメリカ)から入手可能な及びAMIDOAMINE MSPの商品名でNikko(東京、日本)から入手可能なステアラミドプロピルジメチルアミン、商品名AMIDOAMINE SでNikkoから入手可能なステアラミドエチルジエチルアミン、INCROMINE BBの商品名でCroda(North Humberside,England)から入手可能なベヘナミドプロピルジメチルアミン、及びSCHERCODINEシリーズの商品名でScher(クリフトン ニュージャージー、アメリカ)から入手可能な様々なアミドアミンが含まれる。
酸は、コンディショナー組成物中のアミドアミンをプロトン化することができるいずれの有機酸又は鉱酸でもあり得る。ここで有用な適切な酸には、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸及びこれらの混合物が含まれる。好ましくは、酸は、酢酸、酒石酸、塩酸、フマル酸、乳酸及びこれらの混合物からなる群から選択される。
酸の主な役割は、ヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化し、これにより、ヘアトリートメント組成物中において、その場で第三級アミン塩(TAS)を形成することである。TASは、実際には、非恒常的な第四級アンモニウム又は疑似第四級アンモニウムの陽イオン性界面活性剤である。
適切には、酸は、存在するアミドアミンの95モル%超(293K)をプロトン化するのに十分な量で含まれる。
ここに記載されている種類のアミドアミンが存在する場合には、対応する酸成分は共融解物中に存在しないであろう。代わりに、対応する酸成分は水の中に存在するであろう。好ましくは、水は、0.01〜3重量%のプロトン化成分を含む。
したがって、本発明が10〜40重量%の共融解された陽イオン性界面活性剤を必要とする場合には、陽イオン性界面活性剤は、プロトン化されていないアミドアミンを含み得る、すなわち、陽イオン性界面活性剤は、陽イオン荷電されてないが、水に添加されるとプロトン化された状態となり、したがって、プロトン化物質は水の中に含有される。
好ましくは、共融解物の陽イオン性界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤の総重量に対して、0〜70%、より好ましくは30〜60重量%の式(I)に対応するアミドアミンを含む。
(コンディショニングゲル相だけでない)本発明のコンディショニング組成物において、陽イオン性界面活性剤の水準は、一般に、組成物の0.01重量%〜10重量%、より好ましくは0.05重量%〜7.5重量%、最も好ましくは0.1重量%〜5重量%の範囲であろう。
好ましくは、共融解物が使用される場合、共融解物は、脂肪アルコールを液相に維持するのに十分な融点に維持される。好ましくは、共融解物は、80〜85℃に維持される。
好ましくは、混合の間に56〜65℃、好ましくは58〜62℃、より好ましくは60℃に維持されるように、共融解物と水の混合物の温度は調節される。
好ましくは、混合物容器の内容物は、10〜34、好ましくは21〜27、特に好ましくは24ms−1のローター先端速度を有するミキサーを通過した。
さらなる態様において、上記のようにして得られたコンディショニングゲル相を形成し、次いで、全ての残りの成分を添加することによってコンディショニング組成物を製造するための方法が提供される。典型的な残りの成分には、芳香剤、シリコーン、繊維活性成分又はその他の有益物質が含まれる。
好ましくは、コンディショニング組成物は、残りの成分が添加された後にもう一回、10〜34、好ましくは21〜27、特に好ましくは24ms−1のローター先端速度を有するミキサーに通される。
コンディショニング相は層状構造を有し、これは、上記の調製方法の間に形成される。
シリコーン
本発明のコンディショニング組成物又は本発明のコンディショニングゲル相を使用することは、従来方式で作られたコンディショニング組成物よりよくシリコーンも堆積する。
したがって、本発明の組成物は、コンディショニング性能を強化するために、シリコーンコンディショニング剤の乳化された液滴を含有し得る。
適切なシリコーンには、ポリジオルガノシロキサン、特にCTFA表示ジメチコンを有するポリジメチルシロキサンが含まれる。同じく本発明の組成物(特に、シャンプー及びコンディショナー)で使用するのに適しているのは、CTFA表示ジメチコノールを有するヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンである。同じく本発明の組成物で使用するのに適しているのは、例えば国際公開第96/31188号に記載されているような、わずかな程度の架橋を有するシリコーンゴムである。
乳化されたシリコーン自体(エマルジョン又は最終のヘアコンディショニング組成物ではない。)の粘度は、通例、25℃で少なくとも10,000cstであり、シリコーン自体の粘度は、好ましくは少なくとも60,000cst、最も好ましくは少なくとも500,000cst、理想的には少なくとも1,000,000cstである。好ましくは、粘度は、調合を容易にするため、109cstを超えない。
本発明のシャンプー組成物において使用するための乳化されたシリコーンは、典型的には、30ミクロン未満、好ましくは20ミクロン未満、より好ましくは10ミクロン未満、理想的には0.01〜1ミクロンの、組成物中での平均シリコーン液滴径を有し得る。0.15μmの平均シリコーン液滴径を有するシリコーンエマルジョンは、一般に、マイクロエマルジョンと呼ばれている。
本発明のコンディショナー組成物において使用するための乳化されたシリコーンは、典型的には、30未満、好ましくは20未満、より好ましくは15未満の、組成物中でのサイズを有し得る。好ましくは、平均シリコーン液滴は、0.5ミクロンより大きい、より好ましくは1ミクロンより大きい、理想的には2〜8ミクロンである。
シリコーン粒径は、レーザー光散乱技術によって、例えば、Malvern Instrumentsの2600D Particle Sizerを用いて測定され得る。
適切な予め形成されたエマルジョンの例には、Dow Corningから入手可能なXiameter MEM 1785及びマイクロエマルジョンDC2−1865が含まれる。これらは、ジメチコノールのエマルジョン/マイクロエマルジョンである。架橋されたシリコーンゴムは、予め乳化された形態でも入手可能であり、これは、調合の容易さのために有利である。
本発明のシャンプー及びコンディショナー中に含めるためのシリコーンのさらなる好ましいクラスは、アミノ官能性シリコーンである。「アミノ官能性シリコーン」は、少なくとも1つの、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン基又は第四級アンモニウム基を含有するシリコーンを意味する。適切なアミノ官能性シリコーンの例には、CTFA表示「アモジメチコン」を有するポリシロキサンが含まれる。
本発明において使用するのに適したアミノ官能性シリコーンの具体例は、アミノシリコーン油DC2−8220、DC2−8166及びDC2−8566(全て、Dow Corningより)である。
適切な第四級シリコーンポリマーは、欧州特許出願第0530974号明細書に記載されている。好ましい第四級シリコーンポリマーは、GoldschmidtのK3474,である。
同じく適しているのは、非イオン性及び/又は陽イオン性界面活性剤を加えたアミノ官能性シリコーン油のエマルジョンである。
アミノ官能性シリコーンの予め形成されたエマルジョンは、Dow Corning及びGeneral Electricなどのシリコーン油の供給業者からも入手することが可能である。具体例には、DC939陽イオン性エマルジョン並びに非イオン性エマルジョンDC2−7224、DC2−8467、DC2−8177及びDC2−8154(全てDow Corningより)が含まれる。
シリコーンの総量は、総組成物の0.01重量%〜10重量%であり、より好ましくは約0.1重量%〜5重量%、最も好ましくは0.5重量%〜3重量%が適切な水準である。
さらなる成分
本発明の組成物は、コンディショニング組成物に一般的な多数の成分のいずれをも含み得る。
他の成分には、粘度調整剤、防腐剤、着色剤、グリセリン及びポリプロピレングリコールなどのポリオール、EDTAなどのキレート剤、酢酸ビタミンEなどの抗酸化剤、芳香剤、抗菌剤及び日焼け止め剤が含まれ得る。これらの成分の各々は、その目的を達成するのに有効な量で存在し得る。一般に、所望により含まれてもよいこれらの成分は、個別に総組成物の最大約5重量%のレベルで含まれる。
好ましくは、本発明の組成物は、ヘアケアに適した佐剤も含有する。一般に、このような成分は、個別に総組成物の最大2重量%、好ましくは最大1重量%のレベルで含まれる。
適切なヘアケア佐剤に属するのは、以下のものである。
(i)アミノ酸及び糖などの天然の毛根栄養素。適切なアミノ酸の例には、アルギニン、システイン、グルタミン、グルタミン酸、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、セリン及びバリン並びに/又はこれらの前駆体及び誘導体が含まれる。アミノ酸は、単独で、混合物で、又はペプチド、例えば、ジペプチド及びトリペプチドの形態で添加され得る。アミノ酸は、ケラチン又はコラーゲン加水分解物などのタンパク質加水分解物の形態でも添加され得る。適切な糖は、グルコース、デキストロース及びフルクトースである。これらは、単独で、又は、例えば果実抽出物の形態で添加され得る。
(ii)毛髪繊維効果剤 例は、以下のものである。
−セラミド、繊維に水分を与え、キューティクルの完全性を維持するため。セラミドは、天然源からの抽出によって、又は合成のセラミド及び疑似セラミドとして取得可能である。好ましいセラミドは、QuestのCeramide II、である。Laboratoires SerobiologiquesのCeramides LSなどの、セラミドの混合物も適切であり得る。
−遊離脂肪酸、キューティクルの修復及び損傷予防のため。例は、18−メチルエイコサン酸及びこの系列のその他の相同体などの分岐鎖脂肪酸、ステアリン酸、ミリスチン酸及びパルミチン酸などの直鎖脂肪酸、並びにオレイン酸、リノール酸、リノレン酸及びアラキドン酸などの不飽和脂肪酸である。好ましい脂肪酸は、オレイン酸である。脂肪酸は、単独で、混合物として、又は例えばラノリンの抽出物に由来する混合物の形態で添加され得る。
上記活性成分のいずれの混合物も使用し得る。
第二の態様では、第一の態様に係るコンディショニング組成物の製造のための方法が提供される。該方法は、陽イオン性界面活性剤と脂肪物質とを含むコンディショニングゲル相を形成すること、及び、存在する場合には最初に水に添加される陽イオン性界面活性剤を所望により有してもよい、疎水性に修飾されたポリマーの溶液を別個に形成することを含む。
次いで、2つの混合物は、コンディショニング組成物を形成するために残りの成分が添加される前に、互いに添加される
好ましくは、追加の成分には、香料、増粘剤、防腐剤、顔料及びコンディショニングシリコーンが含まれる。
[実施例1]
本発明の組成物1並びに比較組成物A、B及びC
以下の組成物を調製した。
Figure 2020523366
コンディショナーA及びBは、以下の方法を用いて調製した。
1.水を適切な容器に加え、乳酸とコポリマーを加え、容器を80℃まで加熱した。
2.次いで、第三級アミン塩(ステアラミドプロピルジメチルアミン)と一緒に、セテアリルアルコールを調合物に加えた。
3.80℃で、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)を加え、不透明で粘度が高くなるまで、得られた混合物を混合した。
4.次いで、加熱を止め、急冷水を加えた。
5.次いで、40℃を下回るまで混合物を冷却し、芳香剤を含む残りの材料を加えた。
6.最後に、5000rpmで5分間、Silversonミキサー上において、高剪断で、調合物を混合した。
コンディショナー1及びCは、以下の方法を用いて調製した。
1.水を適切な容器に加え、乳酸とコポリマーを加え、容器を63℃まで加熱した。
2.次いで、第三級アミン塩(ステアラミドプロピルジメチルアミン)と一緒に、セテアリルアルコールを調合物に加えた。これらを融解させた。
3.水相の温度が元の温度に戻った時点で、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド(BTAC)を調合物に加え、得られた混合物を30分間混合した。
4.次いで、加熱を止め、急冷をゆっくり加えた。
5.次いで、40℃を下回るまで混合物を冷却し、芳香剤を含む残りの材料を加え、5000rpmで5分間、Silversonミキサーを用いて、混合物を完全に混合した。
[実施例2]
組成物A〜C及び1による毛髪のトリートメント
使用された毛髪は、重量2.5g及び長さ6インチのかもじ(switch)中の、こげ茶色のヨーロッパ人の毛髪であった。
まず、以下の方法を用いて、クレンジングシャンプーによって毛髪を処理した。
30秒間、流水下に毛髪繊維を保持し、毛髪1g当たり0.1mLのシャンプーの用量でシャンプーを塗布し、毛髪中に30秒間塗り込んだ。流水下に30秒間保持することによって、過剰な泡を除去し、シャンプー段階を繰り返した。1分間、流水下で、毛髪をリンスした。
次いで、以下の方法を用いて、コンディショナーA〜C又は1で濡れた毛髪を処理した。
20、40、80及び160部の水でコンディショナーを予め希釈されたコンディショナーを、毛髪1g当たり1mLのコンディショナー溶液の用量(総量2.5mL)で塗布し、1分間毛髪に櫛をかけた。次いで、TA器上に毛髪をしっかり置き、以下のように摩擦分析を行った。
[実施例3]
組成物A及び1で処理された毛髪の摩擦測定
以下のような装置及び本発明の方法を用いて、摩擦を測定した。
摩擦は、イギリス、サリーのStable Micro Systemsによって供給されているTA.XT2i Texture Analyser及びゴム材料で被覆され、錘が装着されたステンレス鋼円柱の形状の摩擦プローブを用いて測定した。摩擦プローブは、その外側(接触)表面上に界面活性剤を有していた。摩擦接触への荷重は、約138gであった。使用時には、約1.0cmの、摩擦プローブの外側表面と毛髪間の接触面積が達成された。
以下のように、界面活性剤をプローブに加えた。
まず、総水性界面活性剤組成物の重量に対して、14重量%の濃度のラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)の水性組成物でプローブを洗浄し、水で濯いだ。次いで、14ppmの濃度を有するSLESの希薄溶液中にプローブを2分間浸し、その後、2時間乾燥した。
コンディショナーA〜C及び1で処理された毛髪の摩擦特性を評価するために使用された方法は、以下のとおりであった。
毛髪のかもじを、テクスチャー分析器上にしっかり置き、平坦な配置で固定される前に櫛を入れることによって、毛髪の繊維を整列させた。毛髪を水槽中に浸漬した。毛髪上に摩擦プローブを置き、プローブと毛髪間の摩擦を測定するために、10mms−1の速度で毛髪に沿って移動させた。測定を30回繰り返した。
以下に報告されている摩擦値は、キューティクルの順及び逆方向にプローブが移動した総距離に対して測定された総摩擦力を積算することによって得られた、gfmmの単位で表した摩擦ヒステリシスの値である。
20、40、80及び160部の水でコンディショナーを予め希釈し、上述された方法を用いて毛髪を処理するために使用した。次いで、摩擦の測定を行った。
コンディショナーA〜C及び1で処理されたかもじに対して測定した浸漬された摩擦が下表に記されている。
[実施例4]
組成物A〜C及び1で処理された毛髪の摩擦測定
Figure 2020523366
比較組成物で処理された毛髪より、本発明の組成物で処理された毛髪の方が、より早くリンスを施された摩擦安定状態に達することが分かるであろう。
[実施例5]
本発明の組成物2及び比較組成物D
実施例1及びCについて上述したものと同じ方法を用いて、以下の組成物を調製した。
Figure 2020523366
[実施例6]
希釈下の組成物2及びDの粘度
洗浄/手入れプロセスの間に、コンディショニングゲル相組成物を毛髪に塗布すると、毛髪表面上にゲル相が堆積される。堆積されたゲル相が(リンス工程の間に)水と接触したときに、毛髪からゲル相が効率的に除去されるために、ゲル相の構造は崩壊されなければならない。ゲル相への崩壊が大きくなるほど、ゲル相は、より容易に、より早く除去され、事実上、リンスを完了するために、より少ない水が必要とされる。組成物ゲル相への崩壊は、水で希釈した際のその粘度の低下によって示され得る。
どのような水の量に対しても、粘度低下の程度は、毛髪からどれだけ素早く、容易に除去されるかの指標となる。これは、コンディショニング組成物を毛髪からリンスするために使用される水の量と相関する。
以下の実施例では、無溶媒組成物(組成物2及びD)の水性希釈物に対して、粘度測定を行った。
T−Aスピンドル及びRV5が付いたBrookfield粘度計を用いて、試料を測定した。
試料は、150g希釈物として、以下のように調製した。
組成物(例えば、2倍希釈の場合75g)をビーカーに加えた。次いで、均一になるまで、混合しながら、水(2倍希釈の場合75g)を少量加えた。
Brookfield粘度計による測定の前に、平衡状態になるまで、試料を1時間放置した。
このように、(全体を通じて、混合及び水の添加速度が一貫するようにしながら)希釈系列を調製した。
以下の条件で、Brookfield RVDV−II+粘度計を用いて、試料を測定した。
T−Aバースピンドル:0.5rpm;60秒測定;試料当たり5回反復。
結果は、以下の表に記されている。
Figure 2020523366
本発明の組成物の粘度は、比較例の粘度より、大幅に早く低下し、コンディショニングプロセスのリンス工程中に水が確実に節約されることが分かるであろう。

Claims (15)

  1. ヘアコンディショニング組成物であって、
    a)コンディショニング基剤であって、前記ヘアコンディショニング組成物の総重量に対して、
    i)0.4〜8重量%の8〜22個の炭素を有する脂肪アルコールと、
    ii)0.1〜2重量%の陽イオン性界面活性剤と、
    を含むコンディショニング基剤と、
    b)疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーと、及び
    c)水と、
    を含み、
    前記組成物が、前記コンディショニング組成物で処理された毛髪に1〜250gの引っ張り質量を与える、ヘアコンディショニング組成物。
  2. 前記ポリマーがアクリレートポリマーである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記ポリマーがメタクリレートポリマーである、請求項1〜2のいずれかに記載の組成物。
  4. 前記疎水性修飾がアルキル基を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 前記アルキル基が6〜30個の炭素を含む、請求項4に記載の組成物。
  6. 0.01〜5重量%のポリマーを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 前記陽イオン性界面活性剤が、式N(R)(R)(R)(R)を有し、式中、R、R、R及びRが、独立に、(C−C30)アルキル又はベンジルである、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物。
  8. 、R、R及びRの1つ、2つ又は3つが、独立に、(C−C30)アルキルであり、並びに残りの1又は複数のR、R、R及びR基が、(C−C)アルキル又はベンジルである、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記陽イオン性コンディショニング界面活性剤が、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 以下から選択される方法から取得可能なコンディショニング基剤を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物であって、
    i)脂肪アルコールと陽イオン成分と共融解物の総重量に対して0.1〜15重量%の水とを含む第一の容器(A)中に共融解物を形成させること;
    50〜60℃の水を含有する第二の容器(B)に前記共融解物を添加すること;及び混合すること、
    ここで、前記第二の容器(B)中の前記共融解物と前記水の混合物の温度が、5〜60分間、好ましくは10〜40分間、より好ましくは15〜30分間、56〜65℃、好ましくは58〜62℃、より好ましくは60℃に維持されるように調節され;
    前記脂肪アルコールが8〜22個の炭素を有し;
    前記陽イオン成分が、前記陽イオン成分の総重量に対して、0.1〜70重量%、より好ましくは30〜60重量%の、式Nを有する陽イオン性界面活性剤を含み;及び、
    式中、R、R、R及びRが、独立に、(C−C30)アルキル又はベンジルである;
    ii)脂肪アルコールと陽イオン成分と共融解物の総重量に対して0.1〜15重量%の水とを含む第一の容器中で共融解物を形成すること、混合容器に前記共融解物と水を独立に添加すること、及び混合すること、
    ここで、前記共融解物と前記水の混合物の温度が、5〜60分間、好ましくは10〜40分間、より好ましくは15〜30分間、前記混合容器中にあるときに、56〜65℃、好ましくは58〜62℃、より好ましくは60℃に維持され;
    前記脂肪アルコールが8〜22個の炭素を含み、
    前記陽イオン成分が、前記陽イオン成分の総重量に対して、0.1〜70重量%、より好ましくは30〜60重量%の、式Nを有する陽イオン性界面活性剤を含み、及び、
    式中、R、R、R及びRが、独立に、(C−C30)アルキル又はベンジルである;
    iii)陽イオン成分の水性等方性溶液を形成すること;陽イオン性界面活性剤の前記水性等方性溶液を融解された脂肪アルコールと混合すること、
    ここで、前記脂肪アルコールを前記等方性陽イオン性界面活性剤溶液と混合する間の温度が、好ましくは10〜60分間、より好ましくは20〜40分間、最も好ましくは15〜30分間、55℃〜65℃に維持され、及び前記脂肪アルコールが8〜22個の炭素を有する;
    iv)脂肪アルコールとアミドアミンの水性分散液を形成すること、陽イオン性界面活性剤を前記水性分散液に添加すること、及び混合すること;並びに前記アミドアミンを中和すること、
    ここで、前記水性分散液中の陽イオン性界面活性剤の混合物の温度が、好ましくは10〜60分間、より好ましくは20〜40分間、最も好ましくは15〜30分間、56℃〜67℃に維持される、組成物。
  11. コンディショニングプロセス中に水を節約する方法であって、
    組成物であって、
    a)コンディショニング基剤であって、前記ヘアコンディショニング組成物の総重量に対して、
    i)0.4〜8重量%の8〜22個の炭素を有する脂肪アルコールと、
    ii)0.1〜2重量%の陽イオン性界面活性剤と、
    を含むコンディショニング基剤と、
    b)疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーと、及び
    c)水と、
    を含み、
    前記組成物が、前記コンディショニング組成物で処理された毛髪に1〜250gの引っ張り質量を与える、組成物を毛髪に塗布する工程と、並びに前記毛髪をすすぎ洗いする工程とを含む、方法。
  12. 前記組成物が請求項2〜10のいずれか一項に定義されている、請求項10に記載の方法。
  13. 一定の摩擦に達するまで、前記毛髪をすすぎ洗いする、請求項11に記載された記載の方法。
  14. コンディショニングプロセスのすすぎ洗い工程中に水を節約するための、請求項1〜10のいずれか一項に記載のヘアトリートメント組成物中での疎水性に修飾された陰イオン性ポリマーの使用。
  15. 一定の摩擦に達するまで、前記毛髪をすすぎ洗いする、請求項14に記載の使用。
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