JP2020523161A - 防水通気性履物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ISO (11092,14268)14268(2012)による通気性が3mg/cm2/h未満である防水性アッパー材料(30)を含む履物物品である。アッパー材料(30)は、少なくとも1つのベント内に配置されたベントアセンブリ(31)を有する少なくとも1つのベントを含む。ベントアセンブリ(31)は、防水性で水蒸気透過性の機能層(38)と、前記ベントアセンブリ(31)を通る水蒸気の流れを提供するために、前記機能層に隣接して配置されており、互いにそして機能層から離間して配置された複数のスラット(32)とをさらに含む。

Description

発明の分野
本発明は、一般に、非通気性防水材料から作られたアッパーを含む履物物品に通気性機能を導入することに関する。特に、本発明は、ベントアセンブリがベント内に配置され、該ベントアセンブリが防水性水蒸気透過性機能層と、該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間して配置された複数のスラットとを含み、それにより、ベントアセンブリを通る水蒸気の流れを提供する、アッパーにおけるベントに関する。
発明の背景
非通気性アッパー材料を含む防水性履物物品は、作業及びスポーツを含む様々な目的に使用される。そのような履物物品は、水、泥、雪などの要素からの保護を提供すると同時に、耐久性も提供する。そのような履物物品に関する1つの問題は、アッパー材料が防水性である場合に、それは呼吸する能力、すなわち、水蒸気が履物物品から逃げる能力を失うことである。そのような低い通気性は、湿分が履物物品に閉じ込められ、着用者に不快感を引き起こすので、作業用及びスポーツ用の履物物品において問題となる。
この非通気性の問題を解決する1つのアプローチは履物物品のソールに換気機構を含めることであった。国際公開第01/10257号パンフレットは、ソールが組み込まれた下部と、該下部に結合され、着用者の足を受け入れるように形作られた上部とを含む通気性履物を教示している。上部はアーチ部分を有し、内面を備え、それを通る循環を可能にするように適合されている内面と、履物の上部のアーチ部分に位置する通気孔を備えた外面とを備えている。通気性のある防水性、耐水性又は撥水性のバリアは穴を横切る履物の上部のアーチ部分の内側表面と外側表面との間に挟まれている。さらに、インソールは好ましくは履物の中に配置される。インソールは、履物の上部のアーチ部分に隣接して配置されたアーチ部分を有する。インソールの上層は、そこを通る空気の循環を可能にするように適合されている。インソールは、インソールの周縁から内側に延在している横断交差チャネルを備えた底層を有する。チャネルの少なくとも1つは、履物の上部の外面のアーチ部分に位置する穴に隣接している。チャネルには、上層と連通する開口部が備えられている。
さらに、国際公開第05/065479号パンフレットは、直接又は間接的に靴のシャンクに接続された少なくとも1つの穿孔アウトソールからなる能動的通気性ソールを備えた靴を開示している。前記靴は、能動的に呼吸する非透水性のフィルムタイプの膜を含む。ソールの特性に悪影響を与えることなく、通常の日常の靴が効果的かつ経済的な様式で能動的に呼吸できるように、アウトソールに窓型開口部が設けられ、ソールは少なくとも1つの膜で構成されている能動呼吸ユニットで密閉されている。
これらの特許は、一般に、さもなければ低い通気性である履物物品に通気性を提供する方法を教示しているが、履物物品のアッパーに耐久性のある受動的な通気性特徴部を導入していない。したがって、防水性とアッパーの耐久性を維持しながら通気性を提供する履物が必要である。
発明の概要
幾つかの態様において、本発明は、ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である防水材料から作られ、少なくとも1つのベントを含む、アッパー、及び、該少なくとも1つのベント内に配置されたベントアセンブリを含む、防水性かつ通気性の履物物品であって、ここで、ベントアセンブリは、防水性で水蒸気透過性の機能層と、該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間されて配置された複数のスラットとをさらに含む、防水性かつ通気性の履物物品を対象とする。履物物品は、ASTM D8041(2016)に従って少なくとも0.4g/時の水蒸気透過性を有することができる。アッパーの材料及びスラットの材料は、それぞれ独立して、ポリ塩化ビニル、コポリエステル、織物アラミド、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン被覆テキスタイル、ポリウレタン被覆フォーム、発泡エチレン-酢酸ビニル、パテントレザー、処理された革(コーティングされた革を含む)、合成ゴム及び/又は天然ゴムを含むことができる。幾つかの態様において、アッパーの材料は合成ゴム、天然ゴム又はそれらの組み合わせである。機能層は、延伸ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、コポリエーテルエステル、ポリエーテル、ポリアミド、コポリエーテルアミド及びポリアクリレートのうちの少なくとも1つを含むことができる。機能性層の少なくとも1つの面は、テキスタイル、連続気泡フォーム又は網状フォームにラミネート化されうる。テキスタイルは、編布、織布、不織布又はフェルトであることができる。物品は、アッパーに隣接する内部断熱層をさらに含むことができる。幾つかの態様において、スラットは互いに平行である。スラットはフレームに取り付けることができる。幾つかの態様において、スラットはオフセットされている。ベントアセンブリは、オーバーモールドをさらに含むことができる。ベントアセンブリは、モールド成形、加硫、熱可塑性ガスケット又はテープの適用、接着剤によってアッパーに取り付けられることができ、又は、アッパーに縫い付けられることができる。ベントは、少なくとも2列のスラットを含むことができる。スラットは入れ子にすることができる。スラットは、横断方向に1mm以下で離間されることができる。スラットは機能層から少なくとも1mm離れて間隔を開けることができる。スラットはフレーム内で調整可能である。スラットと機能層の間にリンスポートが存在し、それにより、蓄積したデブリを洗い流し又は除去することができる。ベントアセンブリは、アッパーの総表面積の0.1〜50%を占めることができる。
さらなる態様において、本発明は、ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である防水材料で作られ、少なくとも1つのベントを含むアッパー、及び、該少なくとも1つのベント内に配置されたベントアセンブリを含む、履物物品であって、ここで、ベントアセンブリは、防水性で水蒸気透過性の機能層と、該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間した複数のスラットと、デブリを洗い流すためのリンスポートを含む、履物物品を対象とする。履物物品は、ASTM D8041(2016)による少なくとも0.4g/hrの湿分蒸気透過性を有することができる。アッパーの材料及びスラットの材料は、それぞれ独立して、ポリ塩化ビニル、コポリエステル、織物アラミド、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン被覆テキスタイル、ポリウレタン被覆フォーム、発泡エチレン-酢酸ビニル、パテントレザー、処理された革、合成ゴム及び/又は天然ゴムを含むことができる。幾つかの態様において、アッパーの材料は合成ゴム、天然ゴム又はそれらの組み合わせである。機能層は延伸ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、コポリエーテルエステル、ポリエーテル、ポリアミド、コポリエーテルアミド及びポリアクリレートのうちの少なくとも1つを含むことができる。機能性層の少なくとも1つの面は、テキスタイル、連続気泡フォーム又は網状フォームにラミネート化されうる。テキスタイルは、編布、織布、不織布又はフェルトであることができる。物品は、アッパーに隣接する内部断熱層をさらに含むことができる。幾つかの態様において、スラットは互いに平行である。スラットはフレームに取り付けることができる。幾つかの態様において、スラットはオフセットされている。ベントアセンブリはオーバーモールドをさらに含むことができる。ベントアセンブリは、モールド成形、加硫、熱可塑性ガスケット又はテープの適用、接着剤によってアッパーに取り付けられることができ、又は、アッパーに縫い付けられることができる。スラットは入れ子にすることができる。スラットは横断方向に1mm以下で離間して配置されうる。スラットはフレーム内で調整可能である。ベントアセンブリは、アッパーの総表面積の0.1〜50%を占めていることができる。
さらに別の態様において、本発明は、ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である天然ゴム又は合成ゴムから作られ、そして少なくとも2つのベントを含むアッパーを含み、ここで、少なくとも1つのベントはアッパーのトーキャップ領域に配置され、少なくとも1つのベントはトーキャップに対してアッパー材料の上部において配置され、ベントアセンブリは少なくとも2つのベントのそれぞれの中に配置され、各ベントアセンブリは、ePTFEを含む防水性水蒸気透過性機能層、該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間されている複数のスラットを含み、さらに、アッパーの上部に配置された少なくとも1つのベントアセンブリはリンスポートを含む。ブーツは、ASTM D8041(2016)による湿分蒸気透過性が少なくとも0.4g/hrであることができる。アッパーの材料及びスラットの材料は、それぞれ独立して、ポリ塩化ビニル、コポリエステル、織物アラミド、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン被覆テキスタイル、ポリウレタン被覆フォーム、発泡エチレン-酢酸ビニル、パテントレザー、処理された革、合成ゴム及び/又は天然ゴムを含むことができる。幾つかの態様において、アッパーの材料は合成ゴム、天然ゴム又はそれらの組み合わせである。機能層は、ISO 11092(1993)による水蒸気透過数Retが150m×Pa×W−1未満であることができる。機能層は、延伸ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、コポリエーテルエステル、ポリエーテル、ポリアミド、コポリエーテルアミド及びポリアクリレートのうちの少なくとも1つを含むことができる。機能性層の少なくとも1つの面は、テキスタイル、連続気泡フォーム又は網状フォームにラミネート化されうる。テキスタイルは、編布、織布、不織布又はフェルトであることができる。物品は、アッパーに隣接する内部断熱層をさらに含むことができる。幾つかの態様において、スラットは互いに平行である。スラットはフレームに取り付けることができる。幾つかの態様において、スラットはオフセットされている。ベントアセンブリは、オーバーモールドをさらに含むことができる。ベントアセンブリは、モールド成形、加硫、熱可塑性ガスケット又はテープの適用、接着剤によってアッパーに取り付けられることができ、又は、アッパーに縫い付けられることができる。ベントは、少なくとも2列のスラットを含むことができる。スラットは、横断方向に1mm以下で離間している。スラットはフレーム内で調整可能である。ベントアセンブリはアッパーの総表面積の0.1〜50%を占めることができる。
別の態様において、本発明は、ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である防水材料から作られ、少なくとも1つのベントを含むアッパー、及び、前記少なくとも1つのベント内に配置されたベントアセンブリを含み、ここで、前記ベントアセンブリは、ポリウレタンを含む防水機能層と、該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間して配置された複数のスラットとをさらに含む、防水履物物品を対象とする。アッパーの材料及びスラットの材料は、それぞれ独立して、ポリ塩化ビニル、コポリエステル、織物アラミド、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン被覆テキスタイル、ポリウレタン被覆フォーム、発泡エチレン-酢酸ビニル、パテントレザー、処理された革、合成ゴム及び/又は天然ゴムを含むことができる。幾つかの態様において、アッパーの材料は合成ゴム、天然ゴム又はそれらの組み合わせである。機能性層の少なくとも1つの面は、テキスタイル、連続気泡フォーム又は網状フォームにラミネート化されうる。テキスタイルは、編布、織布、不織布又はフェルトであることができる。物品は、アッパーに隣接する内部断熱層をさらに含むことができる。幾つかの態様において、スラットは互いに平行である。スラットはフレームに取り付けることができる。幾つかの態様において、スラットはオフセットされている。ベントアセンブリはオーバーモールドをさらに含むことができる。ベントアセンブリは、モールド成形、加硫、熱可塑性ガスケット又はテープの適用、接着剤によってアッパーに取り付けられることができ、又は、アッパーに縫い付けられる。ベントは少なくとも2列のスラットを含むことができる。スラットは、横断方向に1mm以下で離間していることができる。スラットはフレーム内で調整可能とすることができる。ベントアセンブリはアッパーの総表面積の0.1〜50%を占めることができる。
図面の簡単な説明
本発明は、添付の非限定的な図を見てより良く理解されるであろう。
図1は本発明の実施形態による履物物品の斜視図である。
図2は、本発明の実施形態によるベントフレーム及びスラットの斜視図である。
図3は、本発明の実施形態によるベントフレーム及びスラットの斜視図である。
図4は、本発明の実施形態によるベントアセンブリの斜視図である。
図5は、本発明の実施形態によるベントアセンブリの分解図である。
図6は、本発明の実施形態によるオフセットスラットの斜視図である。
図7は、本発明の実施形態による追加のオフセットスラットの斜視図である。
図8は、本発明の実施形態によるスラットの斜視図である。
図9は、本発明の実施形態による履物物品の斜視図である。
図10は、本発明の実施形態によるベントアセンブリの表面積の関数としての履物物品の通気性のグラフである。
発明の詳細な説明
本発明は、防水性及び通気性を提供する履物物品を対象とする。本発明は、ベントアセンブリを防水材料から作られたアッパーにおけるベントに取り込む。アッパーの材料は、ISO 14268(2012)による通気性が3mg/cm/h未満であり、それは本明細書の目的で、非通気性材料と考えられる。非通気性アッパー材料を使用することには、クリーニングの容易性、耐久性、保護及び匂いの制御を含む多くの利点がある。しかしながら、非通気性による着用者の不快感のために、履物用品の有用性は低下する。したがって、上記の望ましい利点を備えたアッパー材料を維持するが、使用者の快適性は改善されている必要がある。これは、防水性で水蒸気透過性の機能層と複数のスラットを含むベントアセンブリを含めることで実現できる。複数のスラットは機能層に隣接して配置されているが、機能層とは物理的に接触していない。ベントアセンブリにスラットを取り込むことにより、物理バリアは作成され、機能層を穿孔又は摩耗から遮るが、空気流が機能層に到達することができる。スラットと機能層との間の空間はまた、ベントアセンブリからのデブリをリンスすることを可能にする。標準の格子に比べて、スラットは、デブリがベントアセンブリを閉塞させる可能性を減らし、ベントアセンブリからデブリをリンスすることを可能にする。ベントアセンブリはまた、履物物品の耐久性を有利に維持するが、通気性をアッパーに導入することにより性能を拡張する。ベントアセンブリはまた、受動通気性をアッパーに導入することを可能にし、例えば、ベントアセンブリがアッパー及び全体としての履物物品に通気性を導入するために、履物物品の動き又は使用は不要である。
ベントアセンブリをアッパーに取り込むことにより、本発明の履物物品は、非通気性アッパーによって提供される耐久性及び防水性を維持しながら、通気性が改善されている。幾つかの態様において、履物物品は、ASTM D8041(2016)による通気性が少なくとも0.4グラム/時、例えば、少なくとも0.6g/h又は少なくとも0.8g/hである。範囲に関して、履物物品は、ASTM D8041(2016)による通気性が0.4〜10g/h、例えば0.6〜8g/h又は0.8〜6g/hであることができる。履物物品は、本明細書に記載されるように、1つ以上のベントアセンブリを含むことができ、ここで、ベントアセンブリは、アッパーの表面積の0.1〜50%、例えば1〜40%又は3〜35%を占める。複数のベントアセンブリを使用するときに、パーセンテージは総表面積を参照することを理解すべきである。通気性を提供するには最小表面積が必要であり、ベントアセンブリが小さく、アッパーの表面の表面積が0.1%未満である場合に、通気性は有意に向上しないことがある。さらに、履物物品の構造的一体性を維持するために、ベントアセンブリが大きすぎて、アッパーの50%を超える表面積を有する場合に、強度に悪影響を与えることがある。さらに、ベントアセンブリの表面が大きいほど、穿刺への露出が大きくなるため、より多くのシーリングが必要になる。表面積をさらに50%を超えて増やしても、通気性の改善のリターン低下を提供しない。
履物物品は、少なくともアッパー層に使用される材料のために非通気性である靴又はブーツであることができる。例えば、パテントレザー又は別の方法で処理された革靴は、通気性が低下する。さらに、ワークブーツ、ゴムブーツ、保護ブーツ、フィールドブーツ(「ウェリントン」スタイルブーツ)、スキーブーツ、オートバイブーツ、アイススケート及びローラーブレードなどのアウトドアブーツは、通気性の低いアッパー材料を含むことができる。ベントアセンブリの設計は、主に履物物品の最終用途に基づいて選択することができる。例えば、ハンティングブーツ又はフィールドブーツは、フィギュアスケートよりも摩耗又はデブリを受ける可能性があり、ベントアセンブリはそれに応じて設計される。そのような最終用途及び審美性は、ベントアセンブリの数及びベントアセンブリの配置、ならびに、機能層の露出表面積に影響を及ぼす。
履物物品を製造し、次いでベントアセンブリを含むように修正するか、又は、アッパーを履物物品のソールに取り付ける前に又は取り付け後であるが、さらなる仕上げ工程の前に、アッパーの製造中に履物物品にベントアセンブリを統合させることができる。
履物物品はソール及びアッパーを含む。アッパーはベントを含み、ベント内にベントアセンブリがある。アッパー及びソールの両方は防水性であり、水蒸気透過性が低く、例えば非通気性である。水蒸気透過性は、本明細書でさらに記載されるように、通気性の尺度であり、「通気性」と交換可能に使用される。したがって、本発明の目的で、水蒸気透過性の低いアッパー材料は非通気性であると考えられる。しかしながら、ソールはベントアセンブリ又はその他の穿孔を含まず、そのため、非通気性であるとも考えられる。ソール内のそのようなベントアセンブリ又は穿孔は多くの理由により回避される。第一に、履物物品のソールはアッパーよりも構造的に複雑であるため、ソールにベントアセンブリを配置することはより費用がかかり、労働集約的である。第二に、ソールは地面と頻繁に接触しているため、保護材料が含まれない限り、ベントアセンブリはデブリで閉塞される可能性がある。第三に、やはりソールが地面と頻繁に接触しているため、保護材料が含まれない限り、ベントアセンブリの機能層はデブリで穿孔される可能性がある。最後に、ソールにおけるベントアセンブリは、履物物品の静止摩擦を妨げる可能性がある。
ベントアセンブリ、そして最終的には履物物品から逃れることができる水蒸気の量は、機能層の湿分蒸気透過速度(MVTR)によって制御され、MVTRは通気性及び水蒸気透過性の尺度でもある。本明細書で記載されるように、ベントアセンブリに設けられる機能層はライナー又はブーティではない。アッパー材料の後ろにラミネートライナーを含むことができる他の履物物品とは異なり、本履物物品は、水蒸気透過性の目的で環境に曝される機能層を有するベントアセンブリを含む。スラットの構成により、機能層は少なくとも部分的にスラットで覆われていることができるが、スラットは機能層に直接接触していない。具体的には、ベントアセンブリの機能層は環境にさらされているため、湿分が逃げてアッパー材料に閉じ込められるのを防ぐことができる。機能層と環境の間に複数のスラットを含めることにより、離間により履物物品内から水蒸気を逃がすことができ、また、機能層を穿刺又は摩耗から保護する目的にも役立つ。幾つかの態様において、機能層はオフセットしたスラットを使用することにより保護性が改善されうる。
履物物品におけるアッパー材料は、とりわけ、耐久性、保護、クリーニングの容易さなどの幾つかの目的に役立つように選択される。しかしながら、この目的を達成するために、材料には通気性がなく、着用者の快適性が低下する。幾つかの態様において、非通気性アッパーの材料は、ポリ塩化ビニル、コポリエステル、織物アラミド、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン被覆テキスタイル、ポリウレタン被覆フォーム、発泡エチレン-酢酸ビニル、パテントレザー、処理された革、合成ゴム及び/又は天然ゴムであることができる。1つの実施形態において、非通気性アッパーは合成ゴム及び/又は天然ゴムであることができる。さらに、これらの材料の組み合わせをアッパーで使用することができる。材料のタイプに関係なく、アッパーの材料は非通気性であり、例えば、ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である。
履物物品は、1つ以上の防水性ベントアセンブリ、例えば、少なくとも2つのベントアセンブリ、少なくとも3つのベントアセンブリ又は少なくとも4つのベントアセンブリを含む。ベントアセンブリの数は特に限定されない。ベントアセンブリは、アッパー材料及びアッパー材料における任意要素のライナー層又は断熱材の厚さと一致する厚さを有することができる。アッパー(及び任意要素の層)と同じ厚さを有するベントアセンブリは、ベントアセンブリがアッパーを超えて延在せず、着用者を摩擦しないため、着用者の快適性の向上につながることができる。さらに、ベントアセンブリがアッパーの外側表面を超えて延在していないことは、より審美的に喜ばしいであろう。しかしながら、幾つかの態様において、ベントアセンブリは、アッパーの表面を超えて、例えば0.1〜50mm超えて延在することができる。これらの態様において、ベントアセンブリはテーパ形状を有することができ、それにより、ベントアセンブリの縁はアッパーと同一平面になり、ベントアセンブリの中心はアッパーから突出している。
ベントアセンブリは、アッパーの最終用途に応じて、5〜125 mmの厚さを有することができる。ベントアセンブリのサイズ及び形状は、ベントアセンブリの所望の表面積及び水蒸気にさらされる機能層の所望の表面積に基づいて選択することができる。ベントアセンブリは露出された機能層の表面積とは異なる表面積を有することがある。というのは、機能層は、機能層の露出表面積を減少させるフレーム又はオーバーモールドに結合されうるからである。フレームは、必須ではないが、本明細書で記載されるスラットと同じ材料から形成されうる。幾つかの態様において、フレームはアッパーと同じ材料から作られることができ、そしてスラットは異なる材料から作られることができる。フレームは、例えば、防水性履物物品を維持するために、防水シールを形成するようにアッパーに取り付けられることができる。幾つかの態様において、フレームは開口部及び穴を含むことができる。そのような開口部及び穴は、ベントアセンブリが射出成形(エラストマーゴムの場合)によってアッパーに取り付けられる場合に含まれることができる。というのは、開口部及び穴は該開口部及び穴に材料を通過させ、機械的結合を形成することを可能にするからである。溶融した射出材料はフレームの表面をリフローし、そのようにして、防水シールを形成する。他の態様において、ベントアセンブリが加硫によってアッパーに取り付けられる場合などでは、フレームはそのような開口部又は穴を含む必要はない。ベントアセンブリは、熱可塑性ガスケット又はテープの適用、接着剤などの他の方法に従って取り付けることができ、又は、アッパーに縫い付ける。方法に関係なく、ベントアセンブリは、アッパーとベントアセンブリとの間に防水シールを形成するようにアッパーに取り付けられなければならない。
幾つかの態様において、フレームは含まれず、スラットはアッパー材料に直接統合されうる。ベントアセンブリは防水性である。ベントアセンブリの機能層は水蒸気透過性であり、それは履物物品の全体の通気性を有利に高め、防水性を維持する。
含まれる場合に、オーバーモールドはスラットと機能層の間に配置される。オーバーモールドはスラットと同じ又は異なる材料から形成されうる。
スラットはアッパーと同じ材料から作られることができ、履物物品のより簡単な製造を可能にする。これにより、ベントアセンブリが審美的に心地よく見えるようにすることができる。本明細書に記載されるように、そのような材料は、ポリ塩化ビニル、コポリエステル、織物アラミド、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン被覆テキスタイル、ポリウレタン被覆フォーム、発泡エチレン-酢酸ビニル、パテントレザー、処理された革、合成ゴム及び/又は天然ゴムであることができる。さらに、これらの材料の組み合わせをアッパーで使用することができる。材料のタイプに関係なく、アッパーにおける材料は非通気性であり、例えば、ISO 14268(2012)による通気性が3mg/cm/h未満である。他の態様において、スラットはアッパーとは異なる材料である。スラットは、より強い材料、より硬い材料又はより可撓性の材料を望むなど、多くの理由でアッパーとは異なる材料とすることができる。例えば、スラットは、60D又は95Aの硬度を有する熱可塑性ポリウレタンから形成されうる。スラットは厚さが0.1〜100mmであることができる×。
離間したスラットは互いに平行であることができる。他の態様において、スラットは、垂直又は任意の他の角度など、非平行にすることができる。スラットはすべて同じサイズ又は形状である必要はない。幾つかの態様において、ベントアセンブリは、少なくとも2つの入れ子のスラット列、例えば、少なくとも3つの入れ子のスラット列、少なくとも4つの入れ子のスラット列、又はそれ以上を含む。スラットは、正方形、矩形、台形、円形、楕円形、三角形、星形又は他の多角形を含む、あらゆる所望の断面形状で配置することができる。さらに別の態様において、スラットはオフセットされていてよく、異なる平面内であって、互いに直接重なり合っていない又はオーバーラップしていないことを意味する。1列のスラットが含まれる構成において、スラットは互いに角度形成されることができ、したがって、入れ子にされている。スタック列を有する構成において、スラットは、スラットが互いに角度をなしており、そして機能層が水蒸気透過性の目的で環境にさらされているが、デブリ及び摩耗に対して機能層を保護するためにスラットによって少なくとも部分的に遮られるように配置される。
幾つかの態様において、ベントアセンブリは、2つのレベルのオフセットされた交差しないスラット列を含む。代わりに、スラットは同心円状に配置される。ベントアセンブリはまた、スラットを円形に囲み、複数の場所でその形状の半径を横切っているフレームを含むこともできる。そのような態様において、フレームは、ベントアセンブリに支持体を提供すると同時に、スラットの1列のみ又は平行なスラットを有するベントアセンブリと比較して機能層の保護性を強化することができる。
さらに別の態様において、スラットは調整可能であることができる。例えば、スラットは、部分的な位置を含めて、開位置から閉位置まで調整可能であることができる。調節可能性により、着用者は所望の際にベントを閉じることができ、例えば、寒冷条件での保温性の向上、狩猟用途での匂い制御性の向上、及び、スキー用途での衝撃からの保護の向上などを目的とする。スラットは手で調整することも、又は、レバー又は他のデバイスでユーザーがスラットを調整できるようにすることもできる。スラットはまた、ベントアセンブリ内で回転可能であってもよく、履物物品に対してスラットの角度を変えることができる。
スラットは、1mm以下の間隔、例えば0.8mm以下、又は0.6mm以下で離間されることができる。スラットは横断方向に離間して配置されうる。本明細書で使用するときに、「横断方向」とは、アッパーの外面に沿った方向を指す。このような間隔は、機能層の保護を提供しながら、水蒸気透過性を可能にする。スラットは、機能層から少なくとも1mm間隔を開けることができる。幾つかの態様において、上面から見てスラットがオフセットしている場合には、上方面のスラットと下方面のスラットの間に少なくとも0.25mmの間隔がある。
ベントアセンブリは、スラットと機能層との間にリンスポートをさらに含むことができる。リンスポートは、泥、氷又はスラットの間に蓄積する可能性のあるその他のデブリを洗い流すか又は取り除くことができる。そのようなデブリの蓄積はスラットを閉塞し、又はさもなければブロックすることができ、その結果、ベントアセンブリの通気性も低下させる。リンスポートはフレームに含まれることができ、そしてスラット間の開口部よりも大きな表面積又は異なる形状を有することができる。幾つかの態様において、リンスポートはスラットの方向に対して垂直に走っていることができる。他の態様において、リンスポートはスラットと平行に走っていることができる。リンスポートは、スラットとフレームの間に配置し、又は、スラットの中央に配置することができる。幾つかの態様において、ベントアセンブリは、1つより多くのリンスポート、例えば2つのリンスポートを含む。
履物物品におけるベントアセンブリのサイズ及び配置に応じて、リンスポートを含める代わりに、フレームの内端を面取りし、例えば角度を付けて、ベントアセンブリからデブリを容易に洗い流すことができる。
ベントアセンブリは機能層をさらに含む。機能層は、150mPaW−1未満の水蒸気透過数Retを有する任意のタイプの層であることができる。水蒸気透過性は、Hohenstein皮膚モデルに従って試験される。この試験方法は、DIN EN 31092(02/94)又はISO 11092(1993)に記載されている。さらに、機能層は防水性である。機能層は、少なくとも1×10Paの水浸入圧力を保証するならば防水性と考えられる。機能層材料は、好ましくは1.×10Paを超える水浸入圧力を保証する。水浸入圧は、100cmの機能層のサンプルに圧力を増加させながら20+2℃の蒸留水を適用する試験方法に従って測定されるべきである。水の圧力上昇は60+3cmHO/分である。水浸入圧力は、そこで、サンプルの反対側に最初に水が現れる圧力に対応する。手順の詳細は、1981年のISO標準0811に規定されている。
機能層は、膜又は材料の他の層又はラミネートを含むことができる。幾つかの態様において、機能層は、延伸ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、ポリウレタン、発泡ポリエチレン、コポリエーテルエステル、ポリエーテル、ポリアミド、コポリエーテルアミド及びポリアクリレートのうちの少なくとも1つを含む。他の適切な熱可塑性及びエラストマーフィルムも同様に使用されうる。機能層材料は、ベントアセンブリとの適合性のために選択されうる。例えば、熱可塑性ポリウレタンフレーム又はオーバーモールドは、ポリウレタン膜との適合性があり、ポリウレタン膜との良好な化学的及び機械的結合を実現することができる。
本発明の1つの態様において、防水性水蒸気透過性膜は、フルオロポリマーから作られることができ、特に微孔質延伸ポリテラフルオロエチレン(ePTFE)から作られることができる。微孔質ポリテトラフルオロエチレン膜は、米国特許第3,953,566号及び同第4,187,390号明細書に教示されているように、延伸ポリテトラフルオロエチレンであり、その全体は参照により本明細書に取り込まれる。延伸ポリテトラフルオロエチレンのそのような膜は、商品名GORE-TEX(登録商標)布帛でW. L. Gore and Associatesから市販されている布帛に存在する。水蒸気透過性でかつ防水性の膜は、実質的にElkton, MdのW. L. Gore and Associatesに譲渡された米国特許第4,194,041号及び同第4,942,214号明細書(その全体が参照により本明細書に組み込まれる)の教示に実質的に従って作られたポリウレタン被覆微孔質延伸ポリテトラフルオロエチレン膜で構成されることができる。幾つかの態様において、膜は単層構成を有してもよく、又は、多層構成などの、より複雑な構成を有してもよい。
機能層は、それぞれ膜の第一及び/又は第二の面にラミネート化された支持層、バッキング層又はカバー層を含むことができ、又はそれぞれ追加のコーティング又はフィラーを含むことができる。支持層、バッキング層及び/又はカバー層は以下に記載するテキスタイル層であることができる。ラミネートの特定の実施形態において、第一及び第二の膜は、中間テキスタイル層に直接、すなわち追加の層を介在させることなくラミネート化される。次に、中間テキスタイル層は補強層の機能を発揮しうる。ラミネート化は、本明細書で使用されるときに、一般に、典型的には適切な接着剤又は他の結合手段の使用による、2つ以上の層の相互の重ね合わせを指す。
幾つかの態様において、機能層の少なくとも1つの面は、テキスタイル、連続気泡フォーム又は網状フォームにラミネート化されている。テキスタイルは、編布、織布、不織布又はフェルトであることができる。用語「織布」は、横糸又はフィラメント及び縦糸又はフィラメントから作られた任意のテキスタイル構造を含むことができる。用語「編布」は広く理解されるべきであり、特に任意の形態の縦編み及び丸編みを含むが、ループを形成するように1つ以上の糸又はフィラメントをラッピングすることによってテキスタイル構造が生成される他の構成も網羅する。したがって、編布は、本明細書で使用されるときに、編組構造と呼ばれうる構成も網羅することができる。テキスタイル層は、天然又は合成繊維、特にポリエステル、ポリアミド又はそれらの混合物から作られることができる。例えば、ナイロンの縦編み又はフェルトを使用してもよい。機能層の1つの面がテキスタイル又はフォームにラミネート化される場合に、テキスタイル又はフォームは着用者と接触するようにブーツの内面に配置され、それにより、着用者に対する機能層の摩擦を防ぐ。幾つかの態様において、連続気泡発泡ポリウレタン構造上に防水材料の薄層を取り付けることができる。機能層の両面は、ベントアセンブリが本明細書に記載されているように少なくとも0.4g/hの通気性を満たしている限り、テキスタイルにラミネート化される。
履物物品は、さらに、ライナー及び/又は内部断熱層などの従来の履物構成要素をアッパーに隣接して含むことができる。そのような構成要素が含まれる場合に、ベントアセンブリもこれらの材料を通して配置される、すなわち、ライナーは、ベントアセンブリが履物物品の壁全体を貫通できるようにする穴を有することになる。断熱層が含まれる場合に、本発明の履物物品の通気性は、そのような内部断熱層を含まない履物物品と比較して低下しうる。例えば、断熱層を備え、ベントアセンブリを含む履物物品は、少なくとも0.4g/h、例えば0.6g/h、0.8g/h又は1.0g/hの通気性を有することができるが、非断熱履物物品は、少なくとも1.6g/h、例えば少なくとも1.8g/h又は少なくとも2.0g/hの通気性を有するように設計されうる。履物物品はまた、抗菌処理剤又は匂い制御のための他の既知の手段を有してもよい。そのような処理剤は履物物品に使用されてもよいが、それらはベントアセンブリには適用されない。
幾つかの態様において、履物物品は、ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である天然ゴム又は合成ゴムから作られたアッパー、及び、少なくとも2つのベントを含む防水性かつ通気性のゴムブーツである。少なくとも1つのベントはアッパーのトーキャップ領域に配置され、そして少なくとも1つのベントはトーキャップに対してアッパー材料の上部に配置される。ゴムブーツは、少なくとも2つのベントのそれぞれの内部に配置されたベントアセンブリを含み、ここで、各ベントアセンブリは、防水性で水蒸気透過性の機能層と、該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間されている複数のスラットを含み、それにより、ベントアセンブリを通る水蒸気の流れを提供する。アッパーの上部に配置された少なくとも1つのベントアセンブリはリンスポートを含む。アッパー材料のトーキャップ部分に配置された少なくとも1つのベントアセンブリは、リンスポートを含む必要はなく、代わりに、面取りされた縁部を有するフレームを含むことができる。
幾つかの態様において、履物物品は、ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である防水材料から作られそして少なくとも1つのベントを含むアッパーを含む防水履物物品である。履物物品は、少なくとも1つのベント内に配置されたベントアセンブリを含み、ここで、ベントアセンブリは、ポリウレタンを含む防水機能層と、該機能層に隣接して配置されており、互いにそして機能層から離間して配置された複数のスラットとをさらに含む。ポリウレタンを含む防水機能層の通気性は様々であってよく、非通気性であることができ、単に審美的な目的のために存在することができる。
図1に示すように、履物物品10はソール20及びアッパー30を含む。アッパー30はベントを含み、ベント内にはベントアセンブリ31が存在する。
図2は、離間して、フレーム33に取り付けられたスラット32を含むベントアセンブリ31を示す。離間しているスラットは互いに平行であることができる。他の態様(図示せず)において、スラットは、垂直又は他の任意の角度など、非平行にすることができる。
図3は、図2のようなベントアセンブリであるが、フレーム33が開口部34及び穴35を含むベントアセンブリを示している。本明細書で記載されるように、ベントアセンブリが射出成形によってアッパーに固定されるときに、開口部及び穴はフレームに含まれることができる。ベントアセンブリがアッパーに取り込まれると、開口部及び穴はもはや見えなくなる。
図4に示されるように、スラットはすべて同じサイズである必要はない。スラット32’は、スラット32”とはサイズ及び形状が異なる。さらに、図4に示すように、ベントアセンブリ31はオーバーモールド36を含むことができる。オーバーモールド36は、スラットと機能層(図示せず)との間に配置される。オーバーモールド36はスラットと同じ又は異なる材料から形成されうる。ベントアセンブリは、スラットと機能層との間にリンスポート37をさらに含むことができる。
図5は、図4のベントアセンブリ31の分解図を提供する。ベントアセンブリ31は、スラット32、フレーム33、オーバーモールド36、リンスポート37及び機能層38を含む。
図6に示されるように、ベントアセンブリは、互いに直接重なり合わない、又はオーバーラップしない異なる平面内にあるスラットである、オフセットされたスラットを含む。
図7は図6の拡大図を示し、スラット32がオフセットされており、また、形状及び長さ32’及び32”も異なることを示している。
図8に示されるベントアセンブリは、オフセットされた、交差しないスラットの2つの列を含む。代わりに、スラット32は同心円状に配置される。図8におけるベントアセンブリは、円形のスラットを囲んでおり、また、複数の位置で形状の半径を横切っているフレーム33も示している。そのような態様において、フレームは、ベントアセンブリに支持体を提供できると同時に、1列のみのスラット又は平行なスラットを有するベントアセンブリと比較して機能層の保護が強化される。
図8は、履物物品10がソール20及びアッパー30を含むことを示す。アッパー30はベントを含み、ベント内に、第一のベントアセンブリ31及び第二のベントアセンブリ31’が存在する。

全ブーツの湿分蒸気透過性試験
各サンプルの全ブーツの湿分蒸気透過性は、国防総省陸軍戦闘ブーツの温和な天候仕様に従って決定した。仕様は次のとおりである。
全ブーツ通気性
ブーツ通気性試験は、内部環境と外部環境との間の湿分蒸気濃度の差によって、試験サンプルを通る湿分蒸気透過速度(MVTR)を示すように設計されるべきである。
装置
a.
外部試験環境制御システムは、試験期間中を通して23(±1)℃及び50%±2%相対湿度を維持することができるべきである。
b.
質量計は、水で満たされた試験サンプルの質量を(±0.01)グラムの精度で測定できるべきである。
c.
保水バッグは、試験サンプルに挿入でき、内部輪郭に適合するように可撓性であるべきである。折り目がエアギャップを作らないように十分に薄くなければならない。試験される履物製品よりもはるかに高いMVTRを有しなければならない。また、液体の水ではなく、湿分蒸気のみが履物製品の内部に接触するように防水でなければならない。
d.
試験サンプルの内部ヒータは、試験サンプル中の液体水の温度を35(±1)℃に均一に制御できるべきである。
e.
試験サンプルのカラーの周りのシール方法は、液体の水と水蒸気の両方に対して不浸透性であるべきである。
手順
a.
サンプルを試験環境に置き、少なくとも12時間条件調整する。
b.
加熱デバイスを保水バッグに挿入し、次いで、アセンブリ全体を試験サンプルの開口部に入れ、内側ソールから測定して5cmの高さまで水を満たす。
c.
履物の上部の周囲をプラスチックで覆い、カラーの周りで開口部をシールし、包装テープを使用してテープで留める。
d.
試験サンプル中の水を35℃に加熱する。
e.
試験サンプルの質量計量し、Wiとして記録する。
f.
最低4時間計量後に、試験サンプルの温度を保持する。
g.少なくとも4時間後に、試験サンプルを再計量する。質量をWfとして記録し、試験時間をTdとして記録する。
h.
以下の式から、グラム/時間で試験サンプルのMVTRを計算する:MVTR=(Wi−Wf)/Td。
この試験はASTM D8041(2016)による。
履物物品遠心分離防水性試験
各履物物品の防水性は、米国特許第5,329,807号明細書に記載されている遠心分離試験の使用により決定し、参照によりその全体が本明細書に取り込まれる。遠心分離試験を30分間行なった。30分後に漏れが見られなかった場合に、履物物品は防水性であると考えられた。
アッパー及び機能層の防水性試験
DIN EN 343(2010)で指定された要件が満たされている場合に、すなわち、EN 20 811(1992)による静水圧に対する液体耐水性の試験が8000Pa以上の液体耐水性Wpを生じる場合に、アッパー及び機能層は防水特性を有するものと考えられる。
アッパー材料の通気性の試験
4つの異なるアッパー材料の水蒸気透過性をISO 14268(2012)により試験した。試験の結果を以下の表1に示す。
上記に示したように、処理されたテキスタイル及びフルグレインレザー材料の水蒸気透過性は非通気性であり、例えば、ISO 14268(2012)により試験したときに、3mg/cm/h未満であった。
比較例A
上記のアッパーd)をゴムブーツに加工した。ゴムブーツはまた、ゴムソールを有した。ゴムブーツは、ASTM D8041(2016)によって試験したときの通気性が0g/hであった。
例1
アッパーd)はベントを含むように変更され、該ベント中に、機能層及びスラット列を含むベントアセンブリを配置した。ベントアセンブリは、防水シールを形成するようにアッパーにシールされた。ベントアセンブリは、29.4平方インチ(約189.7平方センチメートル)の総通気性表面積を備えた。ブーツを、本明細書に記載されているように防水性について試験し、防水性であることがわかった。ブーツのMVTRを、ASTM D8041によって本明細書に記載されるように試験し、4.7〜4.8g/hの通気性を有していた。
ゴムブーツは初期通気性(ベントアセンブリなし)が0g/hであったため、本発明のゴムブーツの通気性はベントアセンブリの通気性に等しかった。
例2
同一の材料及び形状の5つのベントアセンブリを調製し、唯一の違いは露出機能層の表面積である。各ベントアセンブリを防水性をもってゴムアッパーに取り付け、ゴムアッパーを比較例Aのようにゴムソール付きブーツに加工した。次に、各履物物品のMVTRをASTM D8041よって試験した。露出した機能層の表面積をMVTRに対してプロットした。結果を図8に示す。図8の第一のデータポイントの8.0g/h MVTR及び0表面積は、ベントアセンブリが含まれていない比較例Aで報告された結果を反映している。
図10の結果は、MVTRと機能層の露出表面積との間の関係が線形であることを示す。表面積が大きいほど、MVTRが大きい。
本出願の発明は、一般的に、そして特定の実施形態に関して上記で説明されてきた。本発明は、特定の好ましい実施形態を含むと考えられるものについて示されてきたが、当業者に知られている様々な代替形態は一般的な開示内にあるように選択されうる。本発明は、下記の特許請求の範囲の列挙を除いて、他に限定されない。

Claims (17)

  1. ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である防水材料から作られそして少なくとも1つのベントを含む、アッパー、及び、
    前記少なくとも1つのベント内に配置されたベントアセンブリであって、
    防水性で水蒸気透過性の機能層、及び、
    該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間して配置された複数のスラットを含む、ベントアセンブリ、
    を含む、防水性でかつ通気性の履物物品。
  2. 前記履物物品はASTM D8041(2016)による湿分蒸気透過性が少なくとも0.4g/hrである、請求項1記載の物品。
  3. 前記アッパーの材料及び前記スラットの材料は、それぞれ独立して、ポリ塩化ビニル、コポリエステル、織物アラミド、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン被覆テキスタイル、ポリウレタン被覆フォーム、発泡エチレン-酢酸ビニル、パテントレザー、処理された革、合成ゴム及び/又は天然ゴムを含む、請求項1又は2記載の物品。
  4. 前記機能層は、延伸ポリテトラフルオロエチレン、ポリエステル、コポリエーテルエステル、ポリエーテル、ポリウレタン、発泡ポリエチレン、ポリアミド、コポリエーテルアミド及びポリアクリレートのうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の物品。
  5. 前記機能層の少なくとも1つの面は、テキスタイル、連続気泡フォーム又は網状フォームにラミネート化されている、請求項1〜4のいずれか1項記載の物品。
  6. 前記物品は前記アッパーに隣接している内部断熱層をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項記載の物品。
  7. 前記スラットはオフセットされている、請求項1〜6のいずれか1項記載の物品。
  8. 前記スラットはフレームに取り付けられている、請求項1〜7のいずれ1項記載の物品。
  9. スラットは入れ子になっている、請求項1〜8のいずれか1項記載の物品。
  10. 前記ベントアセンブリはオーバーモールドをさらに含む、請求項1〜9のいずれか1項記載の物品。
  11. 前記ベントアセンブリは、モールド成形、加硫、熱可塑性ガスケット又はテープの適用、接着剤によって前記アッパーに取り付けられるか、又は、前記アッパーに縫い付けられる、請求項1〜10のいずれか1項記載の物品。
  12. 前記スラットは横断方向に1mm以下で離間されている、請求項1〜11のいずれか1項記載の物品。
  13. 前記スラットは前記フレーム内で調整可能である、請求項1〜12のいずれか1項記載の物品。
  14. 前記ベントアセンブリはリンスポートを含む、請求項1〜13のいずれか1項記載の物品。
  15. 前記少なくとも1つのベントアセンブリは前記アッパーの総表面積の0.1〜50%を占める、請求項1〜14のいずれか1項記載の物品。
  16. ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満である天然ゴム又は合成ゴム又はそれらの組み合わせから作られ、そして少なくとも2つのベントを含む、アッパー、
    ここで、少なくとも1つのベントはトーキャップ領域に配置され、少なくとも1つのベントは前記トーキャップに対してアッパー材料の上部に配置される、及び、
    前記少なくとも2つのベントのそれぞれの内部に配置されたベントアセンブリであって、各ベントアセンブリは、ePTFEを含む防水性で水蒸気透過性の機能層、該機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間して配置されている複数のスラットを含み、さらに、前記アッパーの上部に配置された少なくとも1つのベントアセンブリはリンスポートを含む、ベントアセンブリ、
    を含む、防水性でかつ通気性のゴムブーツ。
  17. ISO 14268(2012)による水蒸気透過率が3mg/cm/h未満であるの防水材料から作られ、そして少なくとも1つのベントを含むアッパー、及び、
    前記少なくとも1つのベント内に配置されたベントアセンブリであって、
    ポリウレタンを含む防水機能層、及び、
    前記機能層に隣接して配置され、互いにそして機能層から離間して配置された複数のスラットをさらに含む、ベントアセンブリ、
    を含む、防水性履物物品。
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