JP2009125538A - 靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水性が更に高く且つ蒸れ防止性にも優れた靴の提供。
【解決手段】靴2は、アッパー4と底部6とを備えている。アッパー4は、表材16と、この表材16の内側に配置された裏材18と、上記裏材18よりも硬い硬質部材28と、メッシュ材32とを有している。表材16の材質は、合成皮革、人工皮革又は天然皮革である。裏材18は、防水フィルムを有している。硬質部材28及び表材16が靴2の外面を構成している。メッシュ材32は、硬質部材28の内側に配置されている。硬質部材28は、通気孔38を有している。この靴2は、次の(a)又は(b)を満たす。
(a)通気孔38は下向きに開口している。
(b)硬質部材28は、外側に向かって突出する外突出部40を有し、この外突出部40が通気孔38の上側に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、靴に関する。より詳細には、本発明は、防水性が考慮された靴に関する。
防水性を付与する目的で、裏材に防水フィルムを設けた靴が知られている。この靴では、防水性は向上するものの、靴内部の湿気が逃げにくく、蒸れが生じやすい。
防水性と蒸れ防止とを両立しうる靴が好ましい。この観点から、実用新案登録第3112387号公報は、防水膜及び防塵膜を設けるとともに、これらの膜の外側に配置された樹脂製のベース部材に複数の透孔を設け、この透孔の上方に庇部を設けた靴を開示する。
実用新案登録第3112387号公報
防水性が更に高く且つ蒸れ防止性にも優れた靴が求められている。特に、登山靴やゴルフ靴その他の運動靴では、使用条件がより厳しい為、更なる防水性及び蒸れ防止性が要求される。
本発明の目的は、防水性が更に高く且つ蒸れ防止性にも優れた靴の提供にある。
本発明に係る靴は、アッパーと底部とを備えている。上記アッパーは、表材と、この表材の内側に配置された裏材と、上記表材よりも硬い硬質部材と、メッシュ材とを有している。上記表材の材質は、合成皮革、人工皮革又は天然皮革である。上記裏材は、防水フィルムを有している。上記硬質部材及び上記表材が靴の外面を構成している。上記メッシュ材は、上記硬質部材の内側に配置されている。上記硬質部材は、通気孔を有している。この靴は、更に、次の(a)又は(b)を満たしている。
(a)上記通気孔は下向きに開口している。
(b)上記硬質部材は、外側に向かって突出する外突出部を有し、この外突出部が上記通気孔の上側に配置されている。
上記裏材の一部が欠落した裏材欠落部が存在してもよい。好ましくは、この裏材欠落部は、上記硬質部材の内側に配置される。好ましくは、この裏材欠落部に、メッシュ材が取り付けられている。
好ましくは、上記硬質部材の内面は、外側に向かって凹んでいる内側凹面を有している。好ましくは、上記通気孔は、この内側凹面と靴の外部とを連通している。
好ましくは、上記通気孔の接地面からの高さHhは、中底表面の接地面からの最大高さH2よりも高くされている。好ましくは、上記内側凹面の下端の接地面からの高さH4は、上記中底表面の接地面からの最大高さH2以下である。好ましくは、上記内側凹面の上端の接地面からの高さH5が、上記通気孔の接地面からの高さHh以上である。
本発明に係る他の靴は、アッパーと底部とを備えている。上記アッパーは、表材と、この表材の内側に配置された裏材と、上記表材よりも硬い硬質部材とを有している。上記表材の材質は、合成皮革、人工皮革又は天然皮革である。上記裏材は、防水フィルムを有している。上記硬質部材及び上記表材が靴の外面を構成している。上記硬質部材の内面は、外側に向かって凹んでいる内側凹面を有している。上記硬質部材は、通気孔を有している。上記通気孔は、この内側凹面と靴の外部とを連通している。更に、この靴は、次の(a)又は(b)を満たす。
(a)上記通気孔は下向きに開口している。
(b)上記硬質部材は、外側に向かって突出する外突出部を有し、この外突出部が上記通気孔の上側に配置されている。
通気孔と硬質部材とにより、通気性が高くなり、蒸れが抑制されうる。また、通気孔からの浸水が発生しにくい構成としたので、防水性が向上しうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
なお、本願においては、特に説明した場合を除き、「上側」とは靴を単独で接地面P1上に静置した場合の鉛直方向上側を意味し、「下側」とは靴を単独で接地面P1上に静置した場合の鉛直方向下側を意味し、「高さ」とは靴を単独で接地面P1上に静置した場合の当該接地面P1からの高さ(鉛直方向距離)を意味し、「内側」とは靴の内側を意味し、「外側」とは靴の外側を意味する。接地面P1は、水平な平面である。
図1は、本発明の第一実施形態に係るゴルフ靴2が示された一部切り欠き側面図である。図1は、接地面P1上に単独で静置された靴2の側面図である。このゴルフ靴2は、アッパー4及び底部6を備えている。底部6は、インソール8、ミッドソール10及びアウトソール12を備える。インソール8は、ミッドソール10と積層されている。ミッドソール10は、アウトソール12と積層されている。アウトソール12は、その下面に、下方に向けて突出する多数の突起14を備えている。インソール8の材質及び構造は、既知のインソールのそれと同等である。ミッドソール10の材質及び構造は、既知のミッドソールのそれと同等である。アウトソール12の材質及び構造は、既知のアウトソールのそれと同等である。
なお、図1は、右足用の靴2をインサイド側からみた側面図である。図示しない左足用の靴2は、右足用の靴2が左右反転された構成を有する。
アッパー4は、表材16と、この表材の内側に配置された裏材18と、硬質部材28とを有している。表材16の材質は、皮革である。表材16の材質は、人工皮革、合成皮革又は天然皮革である。表材16には、防水加工が施されているのが好ましい。
人工皮革として、不織布をベースにした皮革材料が挙げられる。この不織布として、ナイロン繊維又はポリエステル繊維により構成され、発泡ウレタンがバインダーとされた不織布が例示される。表面にウレタン層が設けられた人工皮革であってもよい。人工皮革の具体例として、クラレ社製の商品名「クラリーノ」、帝人社製の商品名「コードレ」等が挙げられる。
合成皮革は、織布がベースとされている。合成皮革の具体例として、ビニルレザーが挙げられる。ビニルレザーは、表面が塩化ビニルよりなる。
天然皮革として、例えば、牛革、カンガルー革及び豚革が挙げられる。
なお、図示されないが、靴2のアウトサイド側にも、硬質部材28と同様の硬質部材が設けられている。以下に説明される靴2の構成は、靴2のアウトサイド側にも存在する。
裏材18は、防水フィルムを有している。この防水フィルムは、防水性と透湿性とを兼ね備えている。この防水フィルムの材質として、ポリテトラフルオロエチレン及びポリウレタンが例示される。この防水フィルムは、水蒸気は通すが、水滴は通さない。
裏材18は、インナー部材22の一部である。インナー部材22の底部24は、靴2の底部6を構成している。
図示されないが、裏材18を含め、インナー部材22は、インナー部材シートにより構成されている。インナー部材シートは複数層とされている。この複数層のうちの1層が、上記防水フィルムにより構成された防水フィルム層である。この複数層のインナー部材シートは、内層と外層と防水フィルム層とを有する。防水フィルム層は内層と外層との間に設けられている。透湿性を損なわないようにする目的で、防水フィルム層と他の層との接着は、点接着によりなされる。インナー部材シートの内層及び外層に用いられうる素材として、織物、ニット、メッシュ材、不織布、フェルト等が挙げられる。
防水フィルム層の内側に設けられた内層は、足に当接する。このため内層としては、吸水性及び吸湿性に優れたものが好ましく、例えばナイロンメッシュ材が用いられる。最内層(ナイロンメッシュ材層)と防水フィルム層との間に、ウレタン発泡スポンジ層が設けられてもよい。このウレタン発泡スポンジ層は、足当たりを良好にするのに寄与する。好ましくは、このウレタン発泡スポンジ層の厚みは、2〜3mmとされる。
防水フィルム層の外側に設けられた外層は、ナイロントリコット材層である。このナイロントリコット層は、例えば、3030ナイロントリコット層である。上記防水フィルムの機能に起因して、このインナー部材22(裏材18)は、水蒸気は通すが、水滴は通さない。このインナー部材22(裏材18)は、防水性と透湿性とを兼ね備えている。
インナー部材22は、ブーティ構造を有する。インナー部材22は、履き口以外は開口していない袋状とされている。インナー部材22は、単独で、靴のような形状を呈する。ブーティ構造のインナー部材22により、防水性が高められている。
靴内への浸水を抑制する観点から、インナー部材22の上端縁(履き口の縁)の高さHbは、4cm以上であるのが好ましい。この高さHbは、履き口の縁の高さの最小値である。
インナー部材22の製造方法は、インナー部材シートを裁断して複数枚のインナー部材シートを得る工程と、これらのインナー部材シート同士を縫合する工程とを含む。継ぎ目に段差が生じないようにするために、継ぎ目においてインナー部材シート同士は重ねられない。即ち、インナー部材シート同士は、互いに突き合わされた状態で縫合される。この縫合の形態として、例えば、千鳥縫いやオーバーロック縫いが用いられる。
インナー部材22の内部への水の侵入を抑制する観点から、インナー部材シート同士を縫合する縫い糸は、吸水性の低いのが好ましい。インナー部材22の内部への水の侵入を抑制する観点から、インナー部材シート同士の縫い目には、シーリングが施されているのが好ましい。このシーリングの方法として、加熱によるシーリング(熱シーリング)が好適である。熱シーリングには、熱可塑性ホットメルト型接着フィルムが好適に用いられ、この接着フィルムがコーティング又はラミネートされた接着テープも好適に用いられる。
インナー部材22は、履き口26の近傍でのみ表材16と縫合され、他の部分では表材16と縫合されていない。
硬質部材28は、表材16よりも硬い部材である。硬質部材28の曲げ剛性は、表材16よりも高い。硬質部材28は、表材16に比べて曲がりにくい。硬質部材28は、樹脂部材である。硬質部材28は、アッパー4の形状保持性を高める補強部材としての役割を果たしている。図1が示すように、硬質部材28は、底部6の土踏まず部30付近から斜め後方に延びている。硬質部材28は、靴の後方にいくほど上側となる形状を有している。
硬質部材28の材質として、例えば、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂が挙げられる。射出成形が可能であり生産性に優れた熱可塑性樹脂が好ましい。なお、射出成形以外に、熱圧縮成形(シート部材の熱圧縮成形等)も採用されうる。この熱可塑性樹脂として、塩化ビニル、ナイロン、シリコン、ポリエステル、ポリウレタン等が挙げられる。アッパー4の動きに追従しうる柔軟性、耐屈曲性及び耐久性の観点から、より好ましい硬質部材28の材質は熱可塑性エラストマーであり、更には好ましくは熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)がよい。本実施形態の硬質部材28の材質は、透明性を有するTPUである。
硬質部材28は、透明性を有している。この透明性に起因して、図1が示すように、硬質部材28の内側に配置されているメッシュ材32が靴の外部から視認される。
メッシュ材32として、靴に用いられる公知のメッシュ材が採用されうる。メッシュ材32は、好ましくは編み物であり、より好ましくはラッセル編みで形成された編み物である。メッシュ材32の材質として、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維及びポリプロピレン繊維が挙げられる。メッシュ材32は、多数の貫通孔を有している。メッシュ材32は、通気性に優れる。靴2の通気性を高める観点から、より好ましいメッシュ材32は、ダブルラッセルメッシュ材とされる。図示しないが、ダブルラッセルメッシュ材は、表側メッシュ層と、裏側メッシュ層と、中間層とから構成されている。中間層は、表側メッシュ層と裏側メッシュ層との間に設けられている。中間層は、表側メッシュ層と裏側メッシュ層とを連結している。典型的なダブルラッセルメッシュ材は、一体的な編み物である。即ち、表側メッシュ層と裏側メッシュ層と中間層とが一体的に編成されている。
図2は、図1のII-II線に沿った断面図であり、図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。図2及び図3の断面図において、図面の左側が靴2の外側であり、図面の右側が靴2の内側である。
図2及び図3が示すように、表材16が部分的に欠落した表材欠落部が存在し、この表材欠落部に硬質部材28が設けられている。表材16と硬質部材28とは縫合されている。硬質部材28及び表材16が靴2の外面を構成している。硬質部材28の内側にメッシュ材32が配置されている。前述したように、硬質部材28が透明性を有するため、メッシュ材32が靴の外部から視認される。メッシュ材32の内側に裏材18(インナー部材22)が配置されている。
なお、本発明においてメッシュ材32が用いられる場合、メッシュ材32は、硬質部材28の内側の少なくとも一部に配置されていればよい。本発明において、メッシュ材32は、硬質部材28の内側の全体に配置されている必要はない。図1が示すように、本実施形態の靴2では、メッシュ材32は、硬質部材28の内側の全体に配置されている。なお、本発明の靴において、メッシュ材は無くてもよい。
硬質部材28の断面形状は湾曲している。硬質部材28は、外側に向かって凹んでいる凹み部33と基部34とを有している。凹み部33の外面は、表材16よりも外側に位置する部分を有する。基部34は、凹み部33の両側に位置している。硬質部材28の内面36は、外側に向かって凹んでいる内側凹面36aを有している。また硬質部材28の内面36は、内側凹面36aよりも内側に位置する基部内面36bを有している。内側凹面36aは、凹み部33の内面である。基部内面36bは基部34の内面である。
硬質部材28の基部34は、表材16の内側に位置する。この基部34と表材16とが縫合されている。メッシュ材32は、基部34の内側にまで延在している。基部34と表材16とメッシュ材32とがまとめて縫合されている。
図2及び図3が示すように、基部34の内側にメッシュ材32が存在している。このメッシュ材32の存在により、裏材18と硬質部材28との接触が妨げられている。即ち、メッシュ材32のうち、硬質部材28に縫いつけられた部分(以下、メッシュ縫合部分ともいう)が、硬質部材28と裏材18との間に介在している。このメッシュ縫合部分は、メッシュ材よりなるため、通気性がよい。メッシュ縫合部分は、靴内部と空間k1との間の通気性を向上させうる。
内側凹面36aにより、メッシュ材32と硬質部材28との間に空間k1が形成されている。この空間k1は通気路として機能しうる。
図1及び図3が示すように、硬質部材28は、通気孔38を有する。通気孔38は、硬質部材28を貫通している。通気孔38は、凹み部33に設けられている。通気孔38は、内側凹面36aと靴の外部とを連通している。通気孔38は、本実施形態の如く1個であってもよいし、複数個であってもよい。
図3が示すように、硬質部材28は、外側に向かって突出する外突出部40を有する。この外突出部40は、通気孔38の上側に配置されている。外突出部40は、通気孔38の一部を覆っている。突出部40は、外側ほど下側となるように延びている。外突出部40の端部40aは、通気孔38における最も上側の点38aよりも下側に位置する。外突出部40は、庇のような役割を果たす。外突出部40は、靴の外部からの水が通気孔38を通過することを抑制する。特に外突出部40は、雨滴の侵入を効果的に抑制しうる。
図3が示すように、硬質部材28は、内側に向かって突出する内突出部42を有する。この内突出部42は、通気孔38の下側に配置されている。内突出部42は、内側ほど上側となるように延びている。内突出部42の端部42aは、通気孔38における最も下側の点38bよりも上側に位置する。内突出部42は、靴の外部からの水が通気孔38を通過することを抑制する。特に内突出部42は、雨滴の侵入を効果的に抑制しうる。
前述したように、裏材18は、水蒸気を通すが、水滴を通さない。靴2内部の湿気は、裏材18を通過し、メッシュ材32を通過し、更に通気孔38を通過して、靴の外部に排出されうる。靴2の通気性は良好であり、蒸れ防止性能は高い。
硬質部材28の内側凹面36aは、硬質部材28の長手方向に略亘って設けられている。この内側凹面36aにより、硬質部材28の内面に沿って、通気路が形成されている。靴2の内部の湿気は、通気路を経由して、通気孔38から靴の外部に排出される。内側凹面36aの形態については、図8を参酌しつつ後述される。
図1が示すように、本実施形態では、硬質部材28は、中底表面46と同じ高さ位置に存在する。内側凹面36aも、中底表面46と同じ高さ位置に存在する。よって内側凹面36aには、中底表面46付近の湿気を効果的に取り込みうる。内側凹面36aにより、靴内の底部に滞留しやすい湿気が効果的に排出されうる。なお中底表面46は、人体の足裏と接する面である。本実施形態では、インソール8の上面が中底表面46である。
人間の動作(歩行動作等)に伴い、靴は、地面への接触と地面からの離間とを繰り返す。地面から離間する際に、中底表面46と足との間に隙間が発生しうる。地面へ接触する際(踏み込みの際)には、体重により、中底表面46と足との間の隙間に存在する空気が押圧される。この押圧により、この隙間の空気が、人体の体重により内側凹面36aへと効果的に送り出されうる。この空気は、内側凹面36aを通過して、通気孔38から排出されうる。このエア排出効果により、靴2の内部の湿気が効果的に排出されうる。
図4は、第二実施形態の靴における通気孔を示す断面図である。この靴の硬質部材48は、通気孔50を有する。この硬質部材48は、前述した外突出部を有さない。この硬質部材48は、前述した内突出部を有さない。この通気孔50は、下向きに開口している。即ち通気孔50の中心軸線z1は、外側ほど下側となるように傾斜している。通気孔50が下向きとされることにより、靴外部からの水の通過が抑制されうる。特に、通気孔50が下向きとされることにより、雨滴の侵入が効果的に抑制されうる。
通気孔50の外側上端50aは、通気孔50の内側下端50bよりも上側に位置している。
図4において両矢印D2で示されているのは、上記外側上端50aと上記内側下端50bとの距離である。この距離は、水平面である接地面P1上に静置された靴において、鉛直方向に沿って測定される。硬質部材48の成形容易性の観点から、距離D2は、0mmを超えるのが好ましく、0.2mm以上がより好ましい。成形容易性が良好である場合、成形された硬質部材48が金型から取り出されやすく、且つ金型作製が容易である。靴外部からの水の侵入を抑制する観点から、距離D2は、2mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましい。
図5は、第三実施形態に係る靴の断面図である。この図5は、通気孔が存在しない位置における断面図である。この靴は、裏材52の一部が欠落した裏材欠落部54が存在し、この裏材欠落部54が硬質部材28の内側に配置され、この裏材欠落部54にメッシュ材56が取り付けられている他は、前述した靴2と同じである。裏材欠落部54とメッシュ材56とは、突き合わせられつつ縫合されている。よって、裏材欠落部54とメッシュ材56との境界b1に段差は生じない。この縫合は、前述した千鳥縫い又はオーバーロック縫いとされる。
本実施形態では、硬質部材28の内側にメッシュ材32が存在し、さらにその内側にメッシュ材56が存在する。以下において、裏材欠落部54に設けられたメッシュ材56を、裏材置換メッシュ材ともいう。また以下において、裏材置換メッシュ材の外側で且つ硬質部材の内側に配置されたメッシュ材が、外側メッシュ材とも称される。
この第三実施形態に係る靴では、内側凹面36aの内側の少なくとも一部において、内側凹面36aにより形成された空間k1と靴内部との間にメッシュ材32,56のみが存在する。メッシュ材は通気性に極めて優れるため、靴内の湿気は空間k1(通気路)に移動しやすい。この実施形態の靴は、蒸れ防止性が高い。
図6は、第四実施形態に係る靴の断面図である。この図6は、通気孔が存在しない位置における断面図である。この靴は、メッシュ材32が存在しない他は、前述した第三実施形態の靴と同じである。この第四実施形態の靴でも、裏材置換メッシュ材56が設けられている。
この第四実施形態に係る靴では、内側凹面36aの内側の少なくとも一部において、内側凹面36aにより形成された空間k1と靴内部との間にメッシュ材56(裏材置換メッシュ材)のみが存在する。メッシュ材は通気性に極めて優れるため、靴内の湿気は空間k1(通気路)に移動しやすい。この実施形態の靴は、蒸れ防止性が高い。
図7は、第五実施形態に係る靴60の側面図である。この靴60は、アッパー61と底部6とを有する。底部6の構造は、前述した靴2と同じである。靴2と靴60との相違は、硬質部材28の内側に設けられているメッシュ材の構成のみである。靴60では、図6の実施形態と同様に、裏材置換メッシュ材62を有している。図7においては、透明な硬質部材28を通して、裏材置換メッシュ材62が視認されている。裏材置換メッシュ材62は、硬質部材28の内側の全体に設けられていない。図7が示すように、裏材置換メッシュ材62は、硬質部材28の内側の一部にのみ設けられている。即ち図7が示すように、裏材置換メッシュ材62は、硬質部材28の上部近傍のみに設けられている。本発明では、このような構成も可能である。図7の構成は、前述した図5の実施形態又は図6の実施形態において採用されうる。
なお、図7の実施形態において、前述した外側メッシュ材は、設けられてもよいし、設けられなくてもよい。図7の実施形態において外側メッシュ材が設けられる場合、この外側メッシュ材の設置範囲は、裏材置換メッシュ材62と同じであってもよいし、裏材置換メッシュ材62と異なっていてもよいし、裏材置換メッシュ材62と部分的に重複していてもよい。
図7において両矢印H6で示されているのは、裏材置換メッシュ材62の下端の高さである。高さH6が高くされると、防水性が更に向上しうる。なぜなら、裏材置換メッシュ材62の下端位置にまで、防水フィルムを有する裏材が存在するからである。本実施形態において、高さH6は、ブーティ構造のインナー部材の最低高さでもある。防水性をより高める観点から、高さH6は、40mm以上が好ましく、45mm以上がより好ましく、50mm以上が更に好ましい。靴の大きさを考慮すると、高さH6は、80mm以下が好ましく、70mm以下がより好ましい。通気孔38からの湿気の排出を容易とする観点から、通気孔38の内側に裏材置換メッシュ材62が存在するのが好ましい。
図8は、本発明に係る各部の高さを説明するための図である。この図8では、図1で示された第一実施形態に係る靴2を用いて説明がなされる。理解しやすい図面とするため、図8には、図1のうち、接地面P1及び硬質部材28のみが示されており、他の部分の記載が省略されている。また図8では、後述される輪郭線E1を明示する目的で、メッシュ材32の記載が省略されている。
図8において両矢印H1で示されるのは、硬質部材28の下端の接地面P1からの高さである。図8において両矢印H2で示されるのは、中底表面46の接地面P1からの最大高さH2である。図8において両矢印Hhで示されるのは、通気孔38の接地面P1からの高さである。図8において両矢印H4で示されるのは、内側凹面36aの下端の接地面P1からの高さである。図8において両矢印H5で示されるのは、内側凹面36aの上端の接地面P1からの高さである。
なお、図1及び図8において図示されていないが、中底表面46の高さは一定でなく、その高さは、土踏まず付近において最大となっている。高さH2は、中底表面46の最大高さを示している
図8において波線で示されているのは、内側凹面36aの輪郭線E1である。この輪郭線E1については、図2及び図3においても示されている。この輪郭線E1は、通気路となりうる空間k1の存在範囲をも示している。即ち、輪郭線E1で囲まれた範囲に、空間k1が存在している。図8が示すように、中底表面付近の空気は、空間k1を経由して、通気孔38から排出されうる。
前述したように、人間の動作(歩行動作等)に伴い、靴は、地面への接触と地面からの離間とを繰り返す。地面から離間する際に、中底表面46と足との間に隙間S1が発生しうる。硬質部材28が底部6付近まで延在している場合、アッパー4の形状を保持する保持効果が高くなり、上記隙間S1が確保されやすい。上記隙間S1が確保されることにより、前述したエア排出効果が奏されやすい。この観点から、高さH1は、最大高さH2以下であるのが好ましい。
アッパー4の形状の保持効果を高める観点から、硬質部材28の厚みは、1.5mm以上が好ましい。アッパー4に適度な柔軟性を付与して履き心地をよくする観点から、硬質部材28の厚みは、5mm以下が好ましく、3mm以下がより好ましい。
通気孔38からの水の流入を抑制する観点から、通気孔38の接地面P1からの高さHhは、上記最大高さH2よりも高くされているのが好ましい。
通気孔38からの水の流入を抑制する観点から、高さHhは、4cm以上が好ましく、5cm以上がより好ましく、6cm以上が更に好ましい。標準的な靴の大きさを考慮すると、高さHhは、通常、9cm以下とされる。
中底表面46付近には、湿気が滞留しやすい。中底表面46付近の空気を排出しやすくする観点から、上記高さH4は、上記最大高さH2以下であるのが好ましい。
中底表面46付近の空気を排出しやすくする観点から、上記高さH4は、5cm以下であるのが好ましく、4cm以下であるのがより好ましく、3cm以下であるのがより好ましい。底部6の厚みを考慮すると、高さH4は、通常、1.5cm以上とされる。
中底表面46付近におけるアッパー4の形状の保持効果を高め、中底表面46付近の空気を排出しやすくする観点から、高さH1は、高さH2以下であるのが好ましい。
空間k1の長さを長くして排気性を高める観点から、上記高さH5は、上記高さHh以上であるのが好ましい。
空間k1の長さを長くして排気性を高める観点から、上記高さH5は、5cm以上がより好ましく、6cm以上がより好ましく、7cm以上が更に好ましい。標準的な靴の大きさを考慮すると、高さH5は、通常、9cm以下とされる。
図2において両矢印D1で示されているのは、内側凹面36aの凹み量である。通気効果を高める観点から、凹み量D1は、1mm以上が好ましく、2mm以上がより好ましく、3mm以上が更に好ましい。硬質部材28の過度な質量を抑制する観点及び外観上の観点から、凹み量D1は、6mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましく、4mm以下が更に好ましい。
図8において両矢印Wkで示されているのは、内側凹面36aの幅である。通気効果を高める観点から、幅Wkは、2mm以上が好ましく、3mm以上がより好ましく、5mm以上が更に好ましい。硬質部材28の過度な質量を抑制する観点及び外観上の観点から、幅Wkは、10mm以下が好ましく、9mm以下がより好ましく、8mm以下が更に好ましい。
図8において両矢印H3で示されるのは、硬質部材28の上端の接地面P1からの高さである。アッパー4の形状を保持する保持効果を高める観点から、硬質部材28の上下方向における長さは長いほうが好ましい。この観点から、差(H3−H1)は、2cm以上が好ましく、3cm以上がより好ましく、4cm以上が更に好ましい。硬質部材28の質量の過剰を抑制する観点から、差(H3−H1)は、8cm以下が好ましく、7cm以下がより好ましい。
なお、高さH1及び高さH3に関し、硬質部材28の上端及び下端は、靴外部に露出した部分の上端及び下端ではなく、硬質部材28自体の上端及び下端である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1等で示される上記第一実施形態の靴2と同じ靴を作製した。メッシュ材の材料として、ポリエステル繊維が用いられた。メッシュ材の表面は銀色に着色され、この銀色のメッシュ材が、透明な硬質部材を通して靴の外部から視認された。表材として、防水加工が施された人工皮革が使用された。インナー部材シートの防水フィルムの材質は、テトラフルオロエチレンとされた。この防水フィルムとして、JIS L 1099Bに準拠して測定された透湿性が約10000g/m・24h以上の防水フィルムが用いられた。JIS L 1092に準拠して測定されたこの防水フィルムの耐水圧は、100000mm以上であった。インナー部材シートの内層として、JIS L 1018のバイレック法で測定された吸水性が60mm以上であるナイロンメッシュ材が用いられた。インナー部材の外層は、3030ナイロントリコット材とされた。透湿性が損なわれないようにする観点から、外層と防水フィルムとは点接着で張り合わされ、内層と防水フィルムとは点接着で張り合わされた。
インナー部材シートは裁断され、互いに突き合わされつつ縫合された。この縫合により、ブーティ構造のインナー部材を得た。この縫合は、千鳥縫いによりなされた。この縫合の縫い目には、シーリングが施された。このシーリングには、ウレタン系ホットメルトタイプ接着シートがラミネートされたナイロントリコット製接着テープが用いられた。このナイロントリコット製接着テープを熱プレスすることにより、シーリングが形成された。
通気孔を有する硬質部材は、透明なTPUを射出成形することにより得た。メッシュ材は、硬質部材の輪郭形状に対応した形状に裁断された。このメッシュ材の上に硬質部材を重ね合わせ、更に硬質部材の基部の上に表材の縁部を重ね合わせ、これらを図2及び図3で示されるようにまとめて縫合して、アッパー用縫合部材を得た。このアッパー用縫合部材と、ブーティ構造の上記インナー部材とを、履き口部分で裏合わせに縫合した。次に、インナー部材を裏返し、このインナー部材にラストを挿入し、インナー部材の底部に中底を装着し、アッパー用縫合部材の縁部を釣り込み、ミッドソールとアウトソールとが予め接着されてなる部材を接着剤で貼り合わせた。その後、ラストを抜き取り、靴の中にインソールを挿入し、靴紐を装着して、実施例1に係る右足用の靴を得た。靴のサイズは25インチとされた。
なお、上記中底は、ミッドソールの上側に配置されている。上記中底は、インナー部材の下側に配置されている。アッパーの端部は、中底とミッドソールとの間に配置される。
[比較例]
硬質部材が通気孔を有さない他は実施例1と同様にして、比較例に係る靴を得た。
[通気性試験]
JIS L 1099Bに準拠して測定された透湿性が約10000g/m・24hである防水フィルムを袋状とし、この中に200ccの水を入れて密封し、水袋を得た。この水袋を、靴の内部に挿入し、更に、履き口から鳩目にかけての靴の開口部分を塩化ビニル製フィルムで密封して、試験体を得た。この試験体を35℃の恒温槽に入れ、4時間放置した。恒温槽に入れてから1時間経過後の試験体の総質量W1と、恒温槽に入れてから4時間経過後の試験体の総質量W2とが測定された。総質量の差(W1−W2)は、実施例の靴が1.8gであったのに対して、比較例の靴は1.2gであった。差(W1−W2)は、3時間の間に靴の内部から放出された水分量である。このように、実施例は、比較例よりも通気性に優れていた。
このように、実施例は、比較例に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、登山靴、トレッキングシューズ、ゴルフ靴等の運動靴をはじめ、あらゆる靴に適用されうる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る靴の側面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、図1のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、第二実施形態における通気孔付近の断面図である。 図5は、第三実施形態における硬質部材付近の断面図である。 図6は、第四実施形態における硬質部材付近の断面図である。 図7は、第五実施形態に係る靴の側面図である。。 図8は、図1の一部を示す図である。
符号の説明
2、60・・・靴
4、61・・・アッパー
6・・・底部
8・・・インソール
10・・・ミッドソール
12・・・アウトソール
14・・・突起
16・・・表材
18・・・裏材
22・・・インナー部材
28、48、・・・硬質部材
32・・・メッシュ材
36・・・硬質部材の内面
36a・・・内側凹面
38、50・・・通気孔
40・・・外突出部
42・・・内突出部
56、62・・・メッシュ材(裏材置換メッシュ材)
k1・・・空間
E1・・・内側凹面の輪郭線

Claims (5)

  1. アッパーと底部とを備えており、
    上記アッパーが、表材と、この表材の内側に配置された裏材と、上記表材よりも硬い硬質部材と、メッシュ材とを有しており、
    上記表材の材質が、合成皮革、人工皮革又は天然皮革であり、
    上記裏材が、防水フィルムを有しており、
    上記硬質部材及び上記表材が靴の外面を構成しており、
    上記メッシュ材が、上記硬質部材の内側に配置されており、
    上記硬質部材が、通気孔を有しており、
    更に、次の(a)又は(b)を満たす靴。
    (a)上記通気孔は下向きに開口している。
    (b)上記硬質部材は、外側に向かって突出する外突出部を有し、この外突出部が上記通気孔の上側に配置されている。
  2. 上記裏材の一部が欠落した裏材欠落部が存在し、
    この裏材欠落部が、上記硬質部材の内側に配置され、
    この裏材欠落部に、メッシュ材が取り付けられている請求項1に記載の靴。
  3. 上記硬質部材の内面が、外側に向かって凹んでいる内側凹面を有し、
    上記通気孔が、この内側凹面と靴の外部とを連通している請求項1又は2に記載の靴。
  4. 上記通気孔の接地面からの高さHhが、中底表面の接地面からの最大高さH2よりも高くされており、
    上記内側凹面の下端の接地面からの高さH4が、上記中底表面の接地面からの最大高さH2以下であり、
    上記内側凹面の上端の接地面からの高さH5が、上記通気孔の接地面からの高さHh以上である請求項3に記載の靴。
  5. アッパーと底部とを備えており、
    上記アッパーが、表材と、この表材の内側に配置された裏材と、上記表材よりも硬い硬質部材とを有しており、
    上記表材の材質が、合成皮革、人工皮革又は天然皮革であり、
    上記裏材が、防水フィルムを有しており、
    上記硬質部材及び上記表材が靴の外面を構成しており、
    上記硬質部材の内面が、外側に向かって凹んでいる内側凹面を有し、
    上記硬質部材が、通気孔を有しており、
    上記通気孔が、この内側凹面と靴の外部とを連通しており、
    更に、次の(a)又は(b)を満たす靴。
    (a)上記通気孔は下向きに開口している。
    (b)上記硬質部材は、外側に向かって突出する外突出部を有し、この外突出部が上記通気孔の上側に配置されている。
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