JP2020522390A - 切断工具を有するジェット/ビーム切断デバイスを制御するための方法、ジェット/ビーム切断デバイスの切断工具を制御するための移動指令の自動決定および生成のためのコンピュータ実施方法、ならびに前記方法を実施するためのジェット/ビーム切断デバイス - Google Patents

切断工具を有するジェット/ビーム切断デバイスを制御するための方法、ジェット/ビーム切断デバイスの切断工具を制御するための移動指令の自動決定および生成のためのコンピュータ実施方法、ならびに前記方法を実施するためのジェット/ビーム切断デバイス Download PDF

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Abstract

ワークピース部分(18)が切断によって切断輪郭(17)に沿ってワークピース(16)から取り出され得る、切断工具(21)を備えるジェット/ビーム切断デバイス(15)の制御方法に関する。ワークピース(16)のための板取り(48)が定められ、切断によってワークピース(16)から取り出されるべきワークピース部分(18)の切断輪郭(17)を規定する。ワークピース(16)、板取り(48)、切断によって取り出されるべきワークピース部分(18)の相対位置が決定される。ワークピース支持体(30、130)上の接点(32)の相対位置が決定される。切断によって取り出されるべきワークピース部分(18)の切断輪郭(17)上のリスク区域(28)が決定され、切断によって取り出されるべきワークピース部分(18)の切断輪郭(17)に沿った切断工具(21)のための初期切断点(29)、切断遊離点(129)が決定される。

Description

本発明は、請求項1に記載の切断工具を有するビーム切断デバイスを制御するための方法に関する。本発明は、さらに、請求項21に記載のビーム切断デバイスの切断工具を制御するための移動指令を自動的に規定し、生成するためのコンピュータ実施方法、および請求項23に記載の方法を実施するためのビーム切断デバイスに関する。
工業用ビーム切断デバイス、例えば、レーザ切断デバイス、または他の流体ビーム切断デバイス、特に、フラットベッド切断デバイスでは、異なるサイズおよび形状のワークピース部分が、ワークピース、例えば、金属シートから切り抜かれる。特に、より薄いシートの場合には、ワークピース支持体上に位置決めされたワークピース部分(または被切断物)が切り離し後にしばしば傾斜し、さらなる切断プロセスにおいて切断ヘッドと衝突することになる。これは、製作くず、および切断ヘッドへの損傷を生じさせる。主として、より小さいものから中程度の寸法(長さ50〜400mm)および薄いものから中程度のワークピース厚さ(厚さ最大8mm)のワークピース部分、ならびにより大きな内部輪郭または複雑な外部輪郭を有するワークピース部分が問題となる。
ビーム切断デバイスにおける損傷の可能性を低減するために、センサシステムを用いて、傾斜したワークピース部分の、切断ヘッドとの衝突を能動的に検出し、切断ヘッドおよびビーム切断デバイスへの大きな損傷を回避するべく切断ヘッドの位置決め経路を変更するビーム切断デバイスが存在する。
この周知の解決策の不利な点は、ワークピースの移動が行われ、および/またはビーム切断デバイスのユーザの介入が必要となることである。加えて、切断ヘッドが依然として損傷を受けない可能性を排除することもできない。
下記特許文献1は、レーザビーム切断デバイスであって、ワークピースが、複数の支持点を有するワークピース支持体上に位置決めされる、レーザビーム切断デバイスを開示している。レーザ切断ヘッドのレーザビームがワークピースに対して移動され、これにより、ワークピース部分をワークピースから切り抜く。レーザビーム切断デバイスは、既知のワークピース支持体および切断すべき既知のワークピース部分を用いてワークピース部分の傾斜を評価する評価ユニットを備える。切断ヘッドの、傾斜したワークピース部分とのその後の衝突を防止するために、切断ヘッドは鉛直または水平に再位置決めされる。
この周知の解決策の不利点は、ワークピースから切断されたワークピース部分の傾斜が防止されないことである。これは、切断ヘッドが数回再位置決めされなければならず、そのために、切断ヘッドの位置決め経路、およびそれゆえ、切断プロセスの所要時間が延びるという結果を招く。
下記特許文献2は、ワークピース支持体が考慮される、ビーム切断デバイス上に配置されたワークピースのための入れ子状プランを作成するためのデバイスを開示している。この場合には、全てのワークピース部分の支持安定性ができるだけ大きくなるよう、ワークピース支持体の支持点、およびワークピース部分の重心を考慮することによって、ワークピースから切り抜かれるべきワークピース部分の幾何学的配置が反復的に規定される。
この周知の解決策の不利点は、入れ子状プランを作成する前にワークピースに対する支持点の位置が分かっていなければならないことである。これは、ワークピース支持体上のワークピースのための現在の積載システムでは不可能である。入れ子状プランの作成は長い計算時間を必要とするため、本方法は現在のシステム上では実用的でない。加えて、ワークピース部分の重心のみが、安定性を評価するために用いられ、したがって、小さな部分のみがワークピース支持体上に静的に不安定な様態で載っていることができるため、小さな部分の静的支持安定性のみが改善され得る。
下記特許文献3は、ビーム切断デバイスを用いたワークピースの分離加工のための方法を示している。加工プロセスの前に、切り抜かれるべきワークピース部分の周りの安全ゾーンが規定される。これは、分離され、傾斜したワークピース部分と、ビーム切断デバイスの切断ヘッドとの衝突を防止する。この場合には、切り抜かれるべきワークピース部分の周りの安全ゾーンを規定するために用いられる、分離したワークピース部分の傾斜の高さが計算される。さらに、ワークピース上の切断されるべきワークピース部分ごとの保持部分が選択され、保持部分を用いたワークピース部分の加工順序が規定される。
この周知の解決策の不利点は、切断されたワークピース部分が切り離し後に傾斜し、それゆえ、複雑な板取り内では切断ヘッドの加工プロセス経路が長くなることである。
下記特許文献4は、切断ビームおよび作業ガスビームを備える、ワークピース部分の分離加工のためのプロセスを開示している。ワークピースはワークピース支持体上で位置決めされ、切断ビームによって切り離される。この場合には、切断ビームのガス圧力がワークピース部分の切断輪郭に作用し、静的に安定したワークピース部分の場合でさえ、切り離し後に傾斜を生じさせるであろう。傾斜を防止するために、切断ヘッドが、2段階の移動ステップで、離れるよう選択的に位置決めされる。切断ヘッドは切断ガスビームの圧力ゾーン外へ駆動され、ノズル孔の隣のガス吸引ゾーン内へ移動される。それゆえ、切り離し点において切断ビームをオフにすることによって作用する、切断された部分に作用する圧力インパルスが最小限に抑えられ、分離されたワークピース部分の傾斜を防止する。
この周知の解決策の不利点は、ガス吸引の効果が非常に小さく、それゆえ、ワークピース支持体の支持点または支持線の間の距離が若干より大きい場合でさえ、分離したワークピース部分の傾斜が防止されないことである。
米国特許第8,455,787(B2)号明細書 米国特許第9,031,688(B2)号明細書 独国特許第102014200208(B3)号明細書 国際公開第2016/020411(A1)号
それゆえ、本発明の目的は、上述の不利点を有しない切断工具を有するビーム切断デバイスを制御するための方法を提供することであり、具体的には、ワークピース支持体上の切り抜かれるべきワークピース部分の、それらが切り離された後の傾斜を効果的に防止する方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、ビーム切断デバイスの切断工具を制御するための移動指令を自動的に規定し、生成するためのコンピュータ実施方法を提供すること、および本方法を実施するためのビーム切断デバイスを提供することである。
目的は独立請求項の特徴によって達成される。有利な発展が図および従属請求項において説明される。
少なくとも1つのワークピース部分が切断輪郭に沿ってワークピースから切り抜かれ得る切断工具を有するビーム切断デバイスを制御するための本発明に係る方法であって、ビーム切断デバイスが、ワークピースを受けるための複数の支持点を含むワークピース支持体を有する、方法は、以下のステップによって特徴付けられる:
ワークピースから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分のための少なくとも1つの切断輪郭を有するワークピースのための少なくとも1つの板取りを指定する(ステップa))。
その後、ワークピース支持体に対する、ワークピース、および板取り、および切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の相対位置および/または配向が決定される(ステップb))。
代替的に、または追加的に、ワークピース支持体に対する、ワークピース、または板取り、または切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の相対位置および/または配向が決定され、実施される(ステップb))。
さらに代替的に、または追加的に、ワークピース支持体に対する、ワークピースおよび板取りの相対位置および/または配向が決定される(ステップb))。
さらに代替的に、または追加的に、ワークピース支持体に対する、ワークピースおよび切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の相対位置および/または配向が決定される(ステップb))。
さらに代替的に、または追加的に、ワークピース支持体に対する、板取りおよび切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の相対位置および/または配向が決定される(ステップb))。
その後、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の下方における、ワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の相対位置が決定される(ステップc))。
代替的に、または追加的に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の下方におけるワークピース支持体の支持点、またはワークピース部分もしくは被切断物にあてがわれた支持点の数が決定される。
その後、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つのリスク領域が決定される。リスク領域内では、前記リスク領域内の切り抜かれるべきワークピース部分が切り離された時に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜が起こり得る(ステップd))。ここでは、分離後のワークピースの傾斜のための根本要因が考慮される。
さらに、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つの識別されたリスク領域を考慮することによって、切断工具のための少なくとも1つの切断開始点が、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上で規定される(ステップe))。
代替的に、または追加的に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つの識別されたリスク領域を考慮することによって、切断工具のための少なくとも1つの切り離し点が、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上で規定される(ステップe))。
上述された変形例の全てにおける本方法によれば、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分、すなわち、被切断物を切り離す、または切り抜いた時に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分または被切断物の傾斜が防止されるよう、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分上の切断開始点または切り離し点が選択される。少なくとも1つの規定された切断開始点または少なくとも1つの決定された切り離し点が、以前に決定された少なくとも1つのリスク領域によって決まるか、または考慮されるため、切り抜かれるべき傾斜したワークピース部分によって切断工具が損傷を受けることなく、ビーム切断デバイスの切断工具によって既定の板取りを迅速に切断することができる。当然、切り抜かれるべきワークピース部分ごとにリスク領域を規定し、それぞれの切断開始点または切り離し点を指定する際に考慮することができる。加えて、切断された切り抜かれるべきワークピース部分は、標準的な自動取り出しデバイスを用いて、切り抜かれるべきワークピース部分が損傷を受けるか、曲げを受けるか、または擦傷を受けることなく、容易に除去することができる。これは、いかなる切断プロセスでも、いかに複雑であろうとも、切り抜かれるべきワークピース部分、またはワークピース全体からの妨害および拒絶を生じずに実施することができ、したがって、コスト効率よく実施することができることを意味する。
上述の方法ステップ群において説明された諸変形例は、任意選択的に、1つの方法ステップ内で用いられるべきであり、方法ステップの間で所望に応じて組み合わせることができる。
板取りは、ビーム切断デバイスの切断工具によってワークピースから分離されるべきものである、ワークピース内の切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分を含む。切り抜かれるべきワークピース部分は切断輪郭によって囲まれている。板取りは、例えば、コンピュータ内の好適なソフトウェアアプリケーションを介して、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断の開始前にワークピース上で生成される。
ワークピース内の切り抜かれるべきワークピース部分が複数ある場合には、切り抜かれるべきワークピース部分の複数の切断順序が板取り内で可能であり、切断順序の全てを、切断工具を備えるビーム切断デバイスを制御するための方法を用いて前もって規定することができる。
切り抜かれるべきワークピース部分の切断輪郭は複数の切断輪郭点からなる。
好ましくは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の切断工具のための少なくとも1つの切断開始点および/または切り離し点の規定の前または最中に(ステップe))、少なくとも1つの特定の切断開始点および/または切り離し点の座標が記憶手段内に記憶される。
それゆえ、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上における切断工具のための切断開始点または切り離し点のより広い選択肢が存在し、それゆえ、任意選択的に決定された少なくとも1つのリスク領域を考慮することによって、ビーム切断デバイスの切断工具のための最も好都合な切断開始点または切り離し点を選択することができ、その後、それらの座標をさらなる最適化ステップのために考慮することができる。
有利に、ステップe)では、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の任意選択的に決定された少なくとも1つのリスク領域を考慮することによって、切断工具のための複数の切断開始点または複数の切り離し点が規定される。
さらに有利に、複数の切断開始点または複数の切り離し点は、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の複数の以前に規定されたリスク領域を考慮することによって規定される。
それゆえ、好適な切断開始点および/または切り離し点が前もって選択されると、切り抜かれるべきワークピース部分の傾斜が切り抜きの間に防止される。
好ましくは、ステップe)の後に、切断工具を用いて、少なくとも1つの特定の切断開始点から開始して、切断プロセスが実施される。切断プロセスは、切断工具を用いた切断輪郭に沿った切断を含む。これは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の、前記ワークピース部分を傾斜させ、それゆえ、ワークピースのさらなる切断プロセスを乱すことのない、精密な切り抜きを確実にする。
代替的に、ステップe)の後に、切断工具を用いて、少なくとも1つの切断開始点から開始し、切断輪郭に沿って、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切り離し点まで、切断プロセスが実施される。これにより、上述された利点が適用され、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜が防止される。
好ましくは、切断は、切断工具を用いて、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭に沿って、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分がワークピースから切り離されるまで行われる。これにより、切断開始点および切り離し点は同一であり、切り抜かれるべきワークピース部分の精密な切断が可能になる。
有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断プロセスの後に、規定された切り離し点から開始して、切断ヘッドの位置決め移動が行われる。
有利に、切断工具の切断ビームの穿孔点は少なくとも1つの切断開始点から離間され、これにより、ワークピース部分は、発生し得る任意の穴開けのはねかすおよび輪郭損傷を大幅に免れる。穴開け後に、切断ビームは、切断開始輪郭に対応する切断移動で、切断輪郭へ、すなわち、切断開始点へ案内される。この場合には(網羅的なリストではないが)、切断開始輪郭は、特定の角度で切断輪郭内に併合する特定の長さの経路、または切断輪郭への移行半径が後に続く特定の長さの経路であることができる。しかし、切断開始輪郭が用いられないよう、挿入が切断開始点において直接行われることも可能である。
以下において、切断開始点の前に切断されるべき幾何学的要素としての切断開始輪郭の言及は省略される。なぜなら、これは、その後、切断されるべきワークピース部分の傾斜挙動にとって重要でないためである。
好ましくは、傾斜挙動の正確な力学的計算のため、およびそれゆえ、リスク領域を決定するために用いることができる加工力が、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点上で規定される。
切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点上で規定された加工力は、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分が切り離される時に、切断工具の切断ビームにより、切り抜かれるべきワークピース部分の切断輪郭のこの切断輪郭点に実際に作用する力である。
代替的に、または追加的に、加工力は、少なくとも、少なくとも1つの切断輪郭点に隣接した切断輪郭の切断輪郭点において、特に、これらの切断輪郭点における切断輪郭の幾可学的形状に応じて規定され、かくして、切断開始点または切り離し点の選択のより大きな柔軟性をもたらす。
有利に、加工力は、切断工具の少なくとも1つの切断パラメータに応じて規定され、これにより、例えば、ワークピースから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分が切り離された後に、切断ビームの加工力を正確に考慮することができる。
さらに有利に、加工力を規定するために用いることができる、切断工具の少なくとも1つの切断パラメータは、切断ガス圧力、ノズル間隔、ノズル直径、またはノズル形状などの、少なくとも1つの切断工具パラメータであり、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜安定性を改善された方法で規定することができる。本発明は、安定性を評価するために、静的支持安定性のみが最適化され得る、ワークピース部分の重心のみが考慮されるべきでなく、ワークピース部分の位置安定性に影響を及ぼし、周知の解決策では考慮されていない、考慮されるべき他のパラメータが存在することを見出した。それゆえ、本発明によって、プロセスガスまたは切断ガス圧力が、切り抜かれるべきワークピース部分の静的に安定した支持の場合でさえ、切断直後に傾斜を生じさせ得る相当な力をワークピース部分に加えることが見出された。本発明によれば、これらの関連切断パラメータ、特に切断ガス圧力が、リスク領域を決定する際に含まれる。
代替的に、または追加的に、加工力を規定するために用いることができる、切断工具の少なくとも1つの切断パラメータは、切り抜かれるべきワークピース部分が切り離された直後における切断ヘッドの位置決め移動に基づく、位置決め速度、位置決め加速度、位置決め方向などの、少なくとも1つの位置決めパラメータである。本発明は、ワークピース部分の切り離しの直後における位置決めパラメータは、リスク領域の決定のためにも重要になり得ることを見出した。
上述の切断工具および位置決めパラメータを用いることで、切り離し時に作用する加工力の正確な計算が可能であり、これにより、ワークピースの加工前における切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜挙動、およびそれゆえ、リスク領域を精密に規定することができる。
好ましくは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の下方におけるワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の相対位置(ステップc))が決定された後に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の少なくとも1つのワークピース部分パラメータが決定され、それゆえ、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜挙動の正確な計算がさらに可能になる。
有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の重心が、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の少なくとも1つのワークピース部分パラメータとして用いられ、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の支持安定性を容易に規定することができる。
さらに有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の少なくとも1つの重心線が、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の少なくとも1つのワークピース部分パラメータとして用いられ、これにより、より柔軟な安定性パラメータを用いることができる。
さらに有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭曲率が、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の少なくとも1つのワークピース部分パラメータとして用いられ、これにより、ワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の決定された位置と組み合わせて、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜安定性をより正確に決定することができる。
切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の少なくとも1つのワークピース部分パラメータの上述の決定の代わりに、またはそれに加えて、支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータが、切り抜かれるべきワークピース部分内で決定される。これは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の支持状況の簡略図を見ることを可能にする。
この場合には、支持多角形は、観察されている切り抜かれるべきワークピース部分内に存在する、ワークピース支持体の全ての支持点の凸状の包括的多角形として規定される。
有利に、支持多角形の支持線が支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータとして用いられ、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の支持安定性の規定が著しく容易になる。例えば、最も近い支持線、または追加的に、少なくともその後の最も近い支持線が用いられ、これにより、本方法における柔軟性の増大が可能になる。その結果、切断工具を考慮することによって、切り抜かれるべきワークピース部分の傾斜傾向の精密な力学的計算が可能になる。
さらに有利に、支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータは支持多角形の角点の数であり、これにより、少なくとも1つの多角形パラメータを規定することが著しく容易になる。
その後、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点における許容力が、少なくとも1つのワークピース部分パラメータ、およびワークピース内におけるワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の決定された位置を用いて規定される(変形例1)。
許容力は、切断輪郭の切断輪郭点に作用した時に、切り抜かれるべきワークピース部分を、それが切り離された瞬間に傾斜させる力として規定される。
代替的に、または追加的に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点における上述の許容力は、少なくとも1つの多角形パラメータ、およびワークピース内におけるワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の決定された位置を用いて規定される(変形例2または変形例3)。
さらなる代替例では、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点における上述の許容力は、少なくとも1つのワークピース部分パラメータ、および切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点からのワークピース内におけるワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の決定された位置の少なくとも1つの距離を用いて規定される(変形例4)。
上述の変形例のさらなる代替例では、またはそれに加えて、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点における上述の許容力は、少なくとも1つの多角形パラメータ、および切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点からのワークピース内におけるワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の決定された位置の少なくとも1つの距離を用いて規定される(変形例5または変形例6)。
有利に、許容力は、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の複数の切断輪郭点において規定され、これにより、例えば、切断輪郭の少なくとも1つの部分輪郭における許容力が、好ましくは、全切断輪郭上で、包括的に規定され、本方法の柔軟性が増大する。
有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点からの、切り抜かれるべきワークピース部分内におけるワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の決定された位置の少なくとも1つの距離が用いられる。
有利に、許容力は、重心、ならびに互いの間の少なくとも1つの距離、および少なくとも1つの支持線と、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点との間の少なくとも1つの距離を有する、切り抜かれるべきワークピース部分内におけるワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の決定された位置の支持多角形の少なくとも1つの支持線を用いて規定され、これにより、許容力を著しく効果的に規定することができる。
好ましくは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つのリスク領域(ステップd))が決定される間に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点上において、許容力と、少なくとも1つの以前に規定された傾斜力限界値との力の比較が行われ、これにより、ビーム切断デバイスの切断工具を用いた切断に先立って、切断輪郭上のリスク領域、すなわち、切り離しの間における傾斜に対する抵抗性を有しない切断輪郭の領域、および切断輪郭の無リスク領域、すなわち、傾斜に対する十分な抵抗性を有する領域を規定することができる。それゆえ、傾斜に対する抵抗性は、切断輪郭の切断輪郭点ごとに、許容力と以前に規定された傾斜力限界値との比を指示する。
有利に、力の比較は、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の切断輪郭点のうちの少なくとも1つの上における以前に規定された加工力に係る、傾斜力限界値に対して行われる。それゆえ、これは、ビーム切断デバイスの切断工具を用いた切断に先立って傾斜に対する抵抗性を確実にする。
さらに有利に、以前に規定された加工力に安全係数が乗算され、これにより、傾斜に対する抵抗性がさらに増大し、それゆえ、ワークピースから切り抜かれるべきワークピース部分の傾斜が確実に防止される。
切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の決定された少なくとも1つのリスク領域(ステップd))は、好ましくは、力の比較に基づいて規定される。これは、少なくとも1つのリスク領域の著しく精密な決定を実施することを可能にする。
好ましくは、最大許容力が少なくとも1つの最小傾斜力限界値を超える、切断輪郭の切断輪郭点の少なくとも1つの低リスク領域が、力の比較において規定され、これにより、1つのみが切り離しの間における低い傾斜リスクを有する、切断輪郭の領域内(切断輪郭点のサブセット)の複数の切断開始点および/または切り離し点を規定することができ、その後、複数のワークピース部分が切断される、または切り抜かれる順序を最適化することができる。この場合には、切断工具の選択された位置決めパラメータを考慮することができる。
代替的に、または追加的に、許容力が少なくとも最大傾斜力限界値を超える、切断輪郭の切断輪郭点の少なくとも1つの無リスク領域が、力の比較において規定される。これにより、切り離しの間における切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜を確実に生じさせない、切断輪郭の領域(切断輪郭点のサブセット)内の複数の切断開始点および/または切り離し点を規定することができ、それゆえ、切断工具の1つ以上の任意の位置決めパラメータを考慮することによって、切断開始点および/または切り離し点を切断輪郭のこの領域内で選択することができる。
好ましくは、許容力の力の比較は、超えた場合には、少なくとも1つの低リスク領域を示す、最小傾斜力限界値に対して行われる。この領域内では、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切り離し後に、ビーム切断デバイスの切断工具の高速3軸位置決め移動、特に、最初は水平の位置決め移動を実施することができる。
有利に、最小傾斜力限界値は、ワークピースから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切り離し後に生じる、最小加工力から導かれる。その結果、切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点上における最小加工力を超えると、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜を防止することができる。それゆえ、切り離し時、および切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分上における後続の短期間の相互作用において、最小限の加工力のみを加える、最新のビーム切断デバイス、例えば、フラットベッドビーム切断デバイスにおいて通例となっている、高速3軸位置決め移動を実施することができる。3軸は、水平駆動軸X、Yの移動と同時に鉛直駆動軸Zの移動も含む、切断ヘッドの位置決め移動を指す。
代替的に、または追加的に、許容力の力の比較は、超えた場合には、少なくとも1つの無リスク領域を示す、最大傾斜力限界値に対して行われる。この領域内では、ワークピースから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切り離し後に、ビーム切断デバイスの切断工具の単純な位置決め移動を行うこともできる。それゆえ、切り離し直後に切断ヘッドを鉛直に持ち上げることができ、たとえ、切断ビームが鉛直移動の間に最大の力をもってワークピース部分に作用しても、切り抜かれるべきワークピース部分は傾斜しない。当然、上述の3軸位置決め方法におけるもの以外の位置決めパラメータも切断ヘッドの位置決め移動のために用いられる。
有利に、最大傾斜力限界値は最大加工力から導かれ、最大加工力は切断工具パラメータおよび位置決めパラメータから計算することができる。それゆえ、切断工具が、切り離し時に、ワークピースから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分に加える最大限の力が用いられ、無リスク領域を非常に正確に決定することができる。
必然的に、上述の低リスクおよび無リスク領域内に存在しない、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の切断輪郭点が、ステップd)に係るリスク領域を形成する。当然、最小および最大傾斜力限界値に加えて、他の等級分けされた領域が決定されることを可能にし、それゆえ、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切り離し後の位置決め移動の位置決めパラメータの選択における細かい漸次移行を可能にする、さらなるより低い、およびより高い、特に中間の、限界値も可能である。
好ましくは、ステップb)の後に、支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータの位置に対する、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分パラメータの位置が決定され、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の静的支持安定性が決定される。例えば、切り抜かれるべきワークピース部分が、切り抜かれるべきさらなるワークピース部分内に配置されており、切り抜かれるべきワークピース部分が、切り抜かれるべき外部のワークピース部分より先に切り抜かれた場合には、切り抜かれるべきワークピース部分の静的支持安定性は変化する。
代替的に、または追加的に、支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータの位置に対する、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分パラメータの位置を決定する代わりに、またはそれに加えて、許容力のパリティが規定される。それゆえ、負の許容力の場合には、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の不都合な支持安定性を容易に決定し、上述された利点と組み合わせることができる。
有利に、支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータの位置に対する、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分パラメータの位置を決定する代わりに、またはそれに加えて、ステップd)において規定された少なくとも1つのリスク領域が切断輪郭の全ての切断輪郭点を含むかどうかがチェックされる。そうである場合には、ワークピースまたは切り抜かれるべきワークピース部分の再位置決めを実施することができる。
好ましくは、少なくとも1つのマイクロブリッジが、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭内に残され、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分が傾斜しないよう固定される。例えば、ステップd)において規定された少なくとも1つのリスク領域が切断輪郭の全ての切断輪郭点を含む場合、すなわち、切断輪郭のどの切断輪郭点上の最小傾斜力限界値にも許容力が達しない場合、または支持安定性が低すぎる場合に、ワークピース上のマイクロブリッジが必要になる。この場合には、少なくとも1つのマイクロブリッジは、通常、切り抜かれるべきワークピース部分の外部輪郭に適用される。
マイクロブリッジがワークピース部分の切断輪郭内に残された場合には、このワークピース部分のための切り離し点は存在せず、1つ以上の切断開始点のみが存在する。
有利に、少なくとも1つのマイクロブリッジは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の分離加工の間に、切り離し点の前の経路の少なくとも1つの区分が未加工のまま残るように設計される。その結果、ワークピース部分の切り離し、ひいては、傾斜が起きない。その結果、マイクロブリッジを用いない分離加工の場合のように、切断輪郭全体を、同じく妨害を伴わずに切断することができる。
さらに有利に、少なくとも1つのマイクロブリッジは、許容力が負の最小値に達する切断輪郭点、または切断輪郭点のサブセットにおいて生成される。これはまた、少なくとも1つのマイクロブリッジと共に2つの支持点のみを用いた、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分のための最大位置安定性をもたらす。
さらに、少なくとも1つのマイクロブリッジは、有利には、ワークピース支持体の少なくとも1つの支持点から少なくとも1つのワークピース部分パラメータ、例えば、重心への接続線の延長上に生成される。その結果、切り抜かれるべきワークピース部分はまた、1つの支持点によって、傾斜しないよう固定される。
少なくとも1つのマイクロブリッジを、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭内に残す代わりに、またはそれに加えて、ワークピースから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分が切断工具によって完全に切断される。これは、特に、傾斜のリスクがあるワークピース部分内の孔または切り抜きの場合には、切り抜かれるべき切断輪郭が、切り離し後に、切断工具と衝突することなく、ワークピース支持体を直接通って落下することを確実にする。
好ましくは、ワークピース支持体に対する、ワークピースおよび/または切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の相対位置および/または配向が決定され(ステップb))、ならびに/あるいは切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の下方における、ワークピース支持体の少なくとも1つの支持点の少なくとも相対位置が(ステップc))、少なくとも1つの検出手段を用いて決定され、少なくとも1つの検出手段はビーム切断デバイスのセンサシステムを含み、これにより、ワークピース支持体上のワークピースの相対位置および配向を自動的に決定することができる。
センサシステムは、有利には、ビーム切断デバイスの切断ヘッド上に位置する。このように、ワークピース支持体上に位置決めされたワークピース、または切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分を高い分解能で検出することができる。
好ましくは、センサシステムは、光学検出器、非接触式距離測定手段、およびカメラの群からなり、これにより、ワークピース支持体上のワークピースの相対位置を精密に決定することができる。
有利に、ワークピースの少なくとも1つの縁部がこのように検出され、これにより、ワークピースの位置および配向の測定が非常に容易になる。
代替的に、または追加的に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の縁部が検出され、これにより、切り抜かれるべきワークピースを精密に検出することができる。
少なくとも1つのワークピース部分パラメータは、好ましくは、少なくとも1つの検出手段を用いて規定され、これにより、ワークピース支持体上における切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の相対位置を決定することができる。
代替的に、支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータは、少なくとも1つの検出手段を用いて規定され、これにより、ワークピース支持体上における切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の自由選択可能な支持を容易に規定することができる。
さらに代替的に、ステップb1)における少なくとも1つのワークピース部分パラメータおよび支持多角形の少なくとも1つの多角形パラメータは、少なくとも1つの検出手段を用いて規定され、これにより、上述の2つの利点を組み合わせることができ、切断プロセスの信頼できる継続が確実にされる。
代替的に、ワークピース支持体に対するワークピースの相対位置および/または配向(ステップb))は、ワークピースのためのビーム切断デバイスの少なくとも1つの機械的ストッパを用いて決定される。その結果、検出手段を用いる必要がなく、支持点が事前に決定される。
好ましくは、ステップb)に従って相対位置を決定した後、およびステップd)に従って少なくとも1つのリスク領域を決定した後に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分が再位置決めされ、これにより、ワークピース支持体上における切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の不都合な相対位置に対応することができる。これは、特に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の全ての切断輪郭点が少なくとも1つのリスク領域内に配置されている場合に、行われる。
代替的に、ステップb)に従って相対位置を決定した後、およびステップd)に従って少なくとも1つのリスク領域を決定した後に、ワークピース全体が再位置決めされ、これにより、ワークピース支持体上におけるワークピースの不都合な相対位置に対応することができる。これは、特に、切り抜かれるべき多くのワークピース部分の切断輪郭のリスク領域が、多くの、またはほぼ全ての切断輪郭点を包含する場合に、実施することができる。
有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分は、ワークピース上の以前に作成された板取りに従って再位置決めされ、これにより、板取り上の位置に対応することができる。
有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分は、ワークピース上の以前に変更された板取りに従って再位置決めされ、これにより、再位置決めの柔軟性が増大する。
代替的に、または追加的に、少なくとも、ワークピースまたは切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の下方に存在する支持点が再位置決めされ、これにより、ワークピース支持体を用いて、都合悪く位置決めされたワークピースに対応することもできる。
好ましくは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の幾可学的形状に従って、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つのリスク領域(ステップd))が決定され、ならびに/あるいは切断工具のための少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点(ステップe))が規定され、これにより、不都合な切断輪郭領域を回避することができ、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分を切断する際に、より低い加工力を用いることができる。
特に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の切断輪郭曲率に従って、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つのリスク領域(ステップd))が決定され、ならびに/あるいは切断工具のための少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点(ステップe))が規定され、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜の可能性が低減される。
有利に、切断開始点は、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の凸状の切断輪郭区分上で選択され、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の傾斜の可能性がさらに低減される。
有利に、切断輪郭の複数の切断輪郭点にわたって平均された切断輪郭曲率に従って、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つのリスク領域(ステップd))が決定され、ならびに/あるいは切断工具のための少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点(ステップe))が規定され、これにより、切断開始点および/または切り離し点が柔軟な仕方で選択される。
有利に、切断工具パラメータ、例えば、切断ガス圧力の有効領域の半径内で平均された正および負の切断輪郭曲率に従って、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つのリスク領域が決定され(ステップd))、ならびに/あるいは切断工具のための少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点(ステップe))が規定される。その結果、切り離し点における加工力をさらに低減することができる。
有利に、切断輪郭点法線に対して選択角だけ傾いた少なくとも1つの選択直線を用いて、より正確に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭上の少なくとも1つのリスク領域が決定され(ステップd))、ならびに/あるいは切断工具のための少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点が規定される(ステップe))。選択直線が、切断輪郭点に隣接したさらなる切断輪郭点と交差すると、切断輪郭点は切断開始点としては排除されるか、または切断輪郭点は切断輪郭のリスク領域に階級分けされる。この場合には、選択直線または選択角は、切断工具パラメータによって、例えば、流出円錐角(outflow cone angle)によって、または浮上位置決め(fly positioning)の場合には、ホッピング角(hopping angle)によって規定され、切断工具上の切断ノズルの種類に依存する。それゆえ、可能な切断開始点のこの選択はさらに限定され、傾斜挙動はより精密に計算される。
有利に、少なくとも1つの規定された選択直線は二等辺三角形の構成要素であり、少なくとも1つの規定された選択直線の長さは、切断工具の切断ビームの有効領域を記述する。その結果、切り離しが傾倒のリスクの増大を実際に意味する切断輪郭点のみが除かれる。
好ましくは、切り抜かれるべきワークピース部分の規定された切断開始点が、切断順序を最適化するようにワークピース上に並べられ、規定された切断開始点のうちの1つにおいて切断開始が行われる。これにより、切断プロセスの所要時間が最小限に抑えられる。
好ましくは、切り抜かれるべきワークピース部分の規定された切り離し点が、切断順序を最適化するようにワークピース上に並べられ、規定された切り離し点のうちの1つにおいて切断開始が行われる。これにより、切断プロセスの所要時間が最小限に抑えられる。
代替的に、または追加的に、切り抜かれるべきワークピース部分の規定された切断開始点が、ワークピース上の切断工具の位置決め経路を最適化するようにワークピース上に並べられ、規定された切断開始点のうちの1つにおいて切断開始が行われる。これにより、切断プロセスの所要時間が最小限に抑えられる。
代替的に、切り抜かれるべきワークピース部分の規定された切り離し点が、ワークピース上の切断工具の位置決め経路を最適化するようにワークピース上に並べられ、規定された切り離し点のうちの1つにおいて切断開始が行われる。これにより、切断プロセスの所要時間が最小限に抑えられる。
有利に、切り抜かれるべきワークピース部分の切断順序を最適化するための、ワークピース上の切り抜かれるべきワークピース部分の切断輪郭の切断輪郭点の所定の低リスク領域、およびそれらのワークピース輪郭が並べられ、最適な切断輪郭点における、切り抜かれるべき全てのワークピース部分の切断開始が、ワークピース部分の切断輪郭の最適な切断輪郭点において行われる。これは、最小限の切断プロセス所要時間を用いた非常に傾斜抵抗性の高い切断を保証する。
有利に、切り抜かれるべきワークピース部分の切断順序およびそれらのワークピース輪郭は、ワークピースからすでに切り抜かれたワークピース部分が切断工具の位置決め経路内に存在せず、これにより、切断工具が、作用する切断ガス圧力のゆえに傾斜し得るであろう、切り抜かれたワークピース部分の上を通過することができないという点において、最適化される。
さらに有利に、切断順序は、すでに切り抜かれたワークピース部分が切断工具の位置決めプロセスにおいて迂回され、これにより、すでに切り抜かれたワークピース部分が横断もされず、傾斜もしないという点において、最適化される。
さらに有利に、切断工具の切断順序は、切断ヘッドがまず鉛直に引き上げられ、次に、例えば、切断ビームをオフにして、すでに切り抜かれたワークピース部分の上方において2軸で位置決めされるという点において、最適化される。これは、対応する切り離しが、切断輪郭の無リスク領域、すなわち、傾斜のない領域内に存在する場合に、可能である。位置決め移動の間に、すでに切り抜かれたワークピース部分が上を通過されない場合には、2軸位置決めの場合にさえ、切断ビームはオフにされる必要がない。これにより、位置決め時間を低減することができる。
さらに、切断順序の上述の最適化次第で、位置決め経路が最小限に抑えられ、これにより、切断プロセスが可能な限り短時間で完了されると有利である。
好ましくは、ワークピース支持体に対するワークピースおよび/または板取りの相対位置および/または配向を決定する前に(ステップb))、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の輪郭サイズが規定され、これにより、本発明に係る手順を事前に簡略化することができる。
有利に、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分は、少なくとも1つの幾何学的図形、例えば、多角形または円によって包囲され、これにより、切り抜かれるべきワークピース部分の輪郭サイズを容易に規定することができる。
有利に、幾何学的図形は四辺形、例えば、矩形として形成され、これにより、切り抜かれるべきワークピース部分の輪郭サイズを著しく容易に規定することができる。
有利に、少なくとも1つの幾何学的図形は、ワークピース支持体の支持要素のうちの少なくとも1つと平行であるという意味で軸と平行である、軸平行矩形として形成され、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の輪郭サイズが容易に決定され、同時に、ワークピース支持体が考慮される。
加えて、ワークピース支持体に対するワークピースおよび/または板取りの相対位置および/または配向を決定する前に(ステップb))、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の決定された輪郭サイズが、少なくとも1つの以前に規定された輪郭サイズ階級に割り振られる。それゆえ、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分を容易に階級分けすることができる。
有利に、複数の輪郭サイズ階級が規定され、これにより、切り抜かれるべき異なるワークピース部分が簡単に組み合わせられる。
有利に、輪郭サイズ階級はワークピース支持体に従って規定され、ワークピース支持体の支持要素の、ワークピース支持体の少なくとも1つのさらなる支持要素からの少なくとも1つの距離が考慮される。それゆえ、支持要素の間の空間が規定され、用いられるワークピース支持体に応じて、可能な輪郭サイズ階級を前もって規定することができる。
有利に、ワークピース支持体はパラメータ化され、これにより、用いられるワークピース支持体に従って可能な輪郭サイズ階級を容易に規定することができる。
有利に、輪郭サイズ階級は、輪郭サイズ階級のうちの少なくとも1つから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分については、少なくとも1つのリスク領域が決定される必要がないように規定される。これにより、計算労力が低減される。
有利に、少なくとも1つの輪郭サイズ階級は、2つの支持要素の間の距離よりも小さい輪郭サイズを有する、切り抜かれるべきワークピース部分が輪郭サイズ階級を形成するように規定される。通常、内部輪郭ツール部分または孔または切り抜きを表す、切り抜かれるべきこれらのワークピース部分は、それらが切り離された後に、外れてワークピース支持体の支持要素の間を自由落下する。
有利に、少なくとも1つの輪郭サイズ階級は、2つの支持要素および/または支持点の間の距離の半分未満、および/または3分の1未満、または好ましくは、パラメータ化可能な割合未満の輪郭サイズ階級を形成する輪郭サイズを有する、切り抜かれるべきワークピース部分であるように規定され、それゆえ、この輪郭サイズ階級は、ワークピース支持体の支持要素の間を確実に落下する、切り抜かれるべきワークピース部分のみを有することが確実にされる。
好ましくは、切り抜かれるべきすでに階級分けされたワークピース部分はさらに階級分けされず、そのため、ワークピースの全てのワークピース部分の全ての切断輪郭は輪郭サイズ階級に一義的に割り振られる。
上述の規定および力の比較の代替例として、モーメントの規定および比較も同等に可能であり、これにより、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点において作用する力が規定されるだけでなく、切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点において作用するモーメントも規定され、比較される。例えば、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の切断輪郭の少なくとも1つの切断輪郭点において作用する力は、少なくとも1つのモーメント方程式から規定される。
好ましくは、本方法のステップおよび要素は仮想空間内で画像化され、ワークピース支持体は仮想的なものであり、少なくとも1つの板取りは、仮想ワークピースに対する仮想ワークピース支持体の位置に関する少なくとも1つの情報を含む。
代替的に、または追加的に、本方法のステップおよび要素は仮想空間内で画像化され、支持点を有するワークピース支持体は仮想的なものであり、少なくとも1つの板取りは、仮想ワークピースに対する仮想ワークピース支持体の配向に関する少なくとも1つの情報を含む。それゆえ、上述された方法を純粋に仮想的に遂行することができる。さらに、少なくとも1つの板取りを柔軟に決定または設計することができる。
好ましくは、少なくとも1つのさらなる板取りを有する板取りのセットが指定され、セットの各板取り内の仮想ワークピース支持体の位置は異なり、xおよびy方向にオフセットしている。このように、仮想ワークピース支持体および仮想支持点の位置を考慮することによってリスク領域が規定された複数の板取りを、実際の加工または切断プロセスの前に作成することができる。それゆえ、決定されたリスク領域に応じて、切断開始点および/または切り離し点が設定される。
有利な一変形例では、少なくとも1つのさらなる板取りを有する板取りのセットが指定され、セットの各板取り内の仮想ワークピース支持体の配向は異なる。それゆえ、上述の利点に加えて、若干ねじれた仮想ワークピース支持体を有する板取りを前もって計算することができ、これにより、ビーム切断デバイスのワークピース支持体上におけるワークピースの実際にあり得る支持状況ごとに、板取りを前もって仮想的に最適化することができる。
好ましくは、仮想ワークピース支持体に対する切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の位置および/または配向に関する少なくとも1つの情報と、ワークピースに対するビーム切断デバイスのワークピース支持体の実際に決定された位置および/または配向との最大一致を有する各板取りが板取りのセットから選択される。それゆえ、最大限近い一致を有するワークピース支持体上におけるワークピースの実際の状況を反映する板取りを選択することができる。
その板取りは、切断プロセスがビーム切断デバイス上で実施される直前に板取りのセットから選択され、これにより、ビーム切断デバイスは、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分の支持状況に最もよく一致した板取りを選択することができる。
好ましくは、セットの選択された板取りは、本発明に係る方法に従ってワークピースに対するワークピース支持体の実際の位置に対して最適化され、これにより、仮想ワークピース支持体の位置および/または配向に関する情報を有する板取り、ならびに切り抜かれるべきワークピース部分の、結果として生じるリスク領域を、ワークピース支持体上のワークピースの実際の条件に対してさらに調整することができる。切り離された時のワークピースの傾斜を最大の確度をもって防止することができる。
本発明の有利なさらなる発展では、連続的に切り抜かれるべき少なくとも2つのワークピース部分の切断輪郭上の1つを超える識別されたリスク領域を考慮することによって、順に連続的に切り抜かれるべき少なくとも2つのワークピース部分の切断輪郭上の切断工具のための少なくとも2つの切断開始点および/または切り離し点の順序が規定される。有利に、連続して切断されるワークピースの順序においてさえ、それゆえ、特に、順序における第2のワークピースの切断が、すでに切断されたものに影響を及ぼし得る場合に、これらのワークピースのうちの1つ以上の不所望の傾斜は生じ得ない。これは、ワークピースのうちのいずれのものも、他のものの切断に依存して傾斜することができないよう、順序を規定する際に考慮される。
好ましくは、連続的に切り抜かれるべき2つのワークピース部分は、互いに隣接して、好ましくは横に並んで配置される。ワークピース部分は、中間位置決め経路が、切断されたワークピース部分を含まないように選択され得る。これは、中間位置決め経路上では、すでに切断されたワークピース部分が上を通過されないことを意味する。
本発明に係る方法は、幾何学的要素を自動的に規定し、生成するためのコンピュータ実施方法として用いることもでき、ステップe)の後に、少なくとも、少なくとも1つの切断開始輪郭を指定する幾何学的要素を有する少なくとも1つのデータセットが自動的に生成され、記憶される。
幾何学的要素を有する少なくとも1つのデータセットの自動生成および記憶の代わりに、またはそれに加えて、少なくとも、少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点への切断工具の移動を指定する少なくとも1つの移動指令が自動的に生成され、記憶される。
このコンピュータ実施方法を用いることで、ワークピースから切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分が切断される板取りを、ビーム切断デバイスのコンピュータ上、またはビーム切断デバイスとは独立したコンピュータ上で作成することができる。分離されるべきワークピース部分が傾斜せず、それゆえ、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分と切断ヘッドとのの衝突が生じ得ず、ワークピース部分が自動取り出しの間に擦傷を受けるか、曲げを受けるか、または損傷を受け得ないよう、ならびに全位置決め経路または全位置決め時間が最小限となるよう、切断工具の切断プロセス順序および/または位置決め経路を最適化することができる。
有利に、幾何学的要素を有する複数のデータセット、ならびに/あるいは少なくとも、少なくとも1つの切断開始輪郭を指定し、および/または少なくとも、少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点への切断工具の移動を指定する複数の移動指令が自動的に生成され、記憶される。このように、ワークピースの全てのワークピース部分のために切断工具の位置決め移動を確実に制御することができる。
好ましくは、幾何学的要素を有する記憶されたデータセット、ならびに/あるいは少なくとも、少なくとも1つの切断開始輪郭、および/または少なくとも、少なくとも1つの切断開始点および/または少なくとも1つの切り離し点への切断工具の移動を指定する、記憶された移動指令は、ビーム切断デバイスの制御手段へ伝送される。それゆえ、その後、切断プロセスを直ちに開始することができる。
好ましくは、幾何学的要素を有する少なくとも1つのデータセット、および/または少なくとも1つの記憶された移動指令、有利には、幾何学的要素を有する複数のデータセット、および/または複数の移動指令は、ワークピースの板取りの変形として記憶手段内に記憶され、これにより、全ての規定された切断開始輪郭、ならびに/あるいは規定された切断開始点、および/または規定された切り離し点を含む板取り全体が記憶され、その後、切断工具によって切り抜かれるべき全てのワークピース部分のために、切断プロセスを、妨害を生じることなく単一パスで実施することができる。
本発明によれば、切断工具、ワークピース支持体、制御手段、および少なくとも1つの記憶手段、ならびに上述の検出手段、および/または上述の機械的ストッパを備えるビーム切断デバイスが、以上において開示された方法のうちの1つを実施するように適合される。
それゆえ、ビーム切断デバイスの切断工具を用いて、既定の板取りを、切り抜かれるべきワークピース部分が傾斜することなく、および切断工具が、切り抜かれるべき傾斜したワークピース部分によって損傷を受けることなく、迅速に、妨害を生じることなく実施することができる。切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分を、完全自動切断プロセスにおいてワークピースから迅速に、安価に切り抜くことができる。
本発明のさらなる利点、特徴、および詳細が、本発明の例示的な諸実施形態が図面を参照して説明される以下の説明から浮かび上がる。
参照符号のリストは、請求項および図の技術内容とともに、本開示の一部である。図は首尾一貫して包括的に説明されている。同じ参照符号は同じ構成要素を示し、異なる指数を有する参照符号は機能的に同一または同様の構成要素を指示する。
本発明に係る方法が実施され得る、ビーム切断デバイスの斜視図を示す。 図1に係るビーム切断デバイスのワークピース支持体の斜視図を示す。 図1および図2に係る、ワークピースおよびワークピース部分と併せた、ビーム切断デバイスの切断ヘッドおよび切断デバイスのワークピース支持体の詳細図を示す。 図3に係る、ワークピースおよびワークピース部分と併せた、ビーム切断デバイスの切断ヘッドおよびワークピース支持体の斜視図を示す。 ワークピース支持体上の異なる輪郭サイズを有する切り抜かれるべきワークピース部分を有するワークピースの板取りの詳細平面図を示す。 先行する図に係る、ワークピースから切り抜かれるべきワークピース部分の切断輪郭の幾可学的形状の詳細平面図を示す。 切断輪郭のリスク領域および低リスクもしくは無リスク領域を有する、図3に係るワークピース支持体上の複数のワークピース部分を有するワークピースの詳細平面図を示す。 本発明に係る方法の第1の実施形態のフローチャートを示す。 第2の実施形態としての本発明に係るコンピュータ実施方法の単純なグラフィック表現を示す。 コンピュータ実施方法を実施するための図9に係るコンピュータを示す図である。 本発明に係るコンピュータ実施方法に係る仮想ワークピース支持体を有する板取りのセットのうちの2つの板取りを示す図である。 本発明に係る方法の第3の簡略化された実施形態のフローチャートを示す。 本方法の簡略化された実施形態を示すための複数のワークピース部分および単純な探索領域を有するワークピースを示す図である。
ワークピース16からワークピース部分18を切り抜くための図1〜図4に示されるビーム切断デバイス15は、切断ヘッド20上の切断工具21と、ワークピース支持体30とを備える。切断ヘッド20およびワークピース支持体30はビーム切断デバイス15のラック22によって支持されており、互いに対して移動可能である。切断ヘッド20は、ビーム切断デバイス15のブリッジ23上に駆動軸Y、Zに沿って移動可能に装着されている。ブリッジ23を今度は駆動軸Xに沿って移動させることができる。この目的のために必要とされる駆動装置25は制御手段60の駆動制御装置26によって制御され、これにより、切断ヘッド20は、ワークピース部分18を切り抜くための切断輪郭17のための精密な移動経路に加えて、精密な位置決めパラメータを用いて高速な位置決め移動を遂行することもできる。
上述の位置決めパラメータは、ワークピース部分18が切り離された直後における切断ヘッド20の位置決め移動のための基礎を形成する、とりわけ、位置決め速度、位置決め加速度、位置決め方向を含まない。
ワークピース支持体30は、複数の支持要素31を有する支持面を含み、前記支持要素31の各々は、上に載せられたワークピース16を担持する複数の支持点32を有する。ワークピース支持体30はフレーム24を有する。これは、ラック22上で変位可能となるよう、ローラ35上に載っていることができる。駆動軸X、Yのゼロ点に対するワークピース支持体30の位置、および駆動軸X、Yのゼロ点に対する支持要素31の支持点32の各々の位置が制御手段60の記憶手段50内に記憶される。
切断工具21は、切断ビーム34が切断工具21から出てくる切断ノズル36を含む。切断ビーム34を用いて、切り抜かれるべきワークピース部分18がワークピース16から切り抜かれる。レーザ切断の場合には、切断ビーム34は、レーザビーム、およびレーザビームを包囲するプロセスガスビーム、例えば、窒素からなる。レーザビームは加工ゾーンまたは切断輪郭17内のワークピース16を溶融し、プロセスガスビームは、溶融した材料を追い出す。切り抜かれるべきワークピース部分18ごとに、ワークピース16は切断輪郭17を有する。切断輪郭17は、いずれの場合にも、切断輪郭17に属する切り抜かれるべきワークピース部分18を区切るワークピース16上の領域によって形成される。切断輪郭17は切断輪郭点19のセットによって形成される。切断ビーム34は切断ビーム制御装置33によって調整可能であり、これにより、その切断工具パラメータを調整することができる。特に、レーザ切断の場合には、レーザビームは、切断開始輪郭39の出発点において、または切断開始点29において極めて正確にオンにすることができ、切断輪郭17を切断した後に、切り離し点において極めて正確に再びオフにすることができる。プロセスガスビームはレーザビームよりも先に前もってオンにされ、それは、さもなければ通常必要とされる減衰時間のゆえに、切断輪郭17の間の位置決め移動の間、オフにされない。切断プロセスによって必要とされるプロセスガスビームの、例えば、10バール以上の、高いガス圧力ゆえに、切断ビーム34によって、切り抜かれるべきワークピース16のワークピース部分18の切断輪郭17に対して及ぼされる加工力Fが生じる。プロセスガスビームは、溶融した材料を追い出すだけでなく、切断ノズル36の出口軸の周りの − ノズル間隔およびノズル形状に依存して − 数ミリメートルの半径内において、切り抜かれるべきワークピース部分18およびワークピース16にも作用し、特に、そこに力を及ぼす。ワークピース16からワークピース部分18を切り抜く際に、切断ビーム34は切断輪郭17の切断輪郭点19に沿って案内され、切断輪郭点19の領域内においてワークピース16からワークピース部分18を分離する。切断プロセスでは、それゆえ、切り抜かれるべきワークピース部分18とワークピース16との間で切断輪郭17に沿って切断間隙が生じる。切断間隙はおよそ切断ビーム34の幅を有する。切り離し点129において、切断輪郭17は閉じ、上述の加工力Fは、今や切り離されたワークピース部分18に対して、直後の位置決め移動に依存して、より強く、または弱く、ならびにより長く、またはより短く作用する。その結果、これは、支持安定性または傾斜安定性に依存して、傾斜し得る。
上述の切断工具パラメータは、切断ガス圧力、ノズル間隔、ノズル直径、およびノズル形状を含まない。
ビーム切断デバイス15は、切断ビーム制御装置33および駆動制御装置26を含む制御手段60を備える。さらに、ビーム切断デバイス15は、少なくとも、少なくとも1つの切断開始点(29)の座標(x,y)を記憶する記憶手段(50)を備える。代替的に、または追加的に、記憶手段(50)は、少なくとも、少なくとも1つの切り離し点(129)の座標(x,y)を記憶する。
ビーム切断デバイス15は、有利には、ワークピース16に対するワークピース支持体30の位置を決定するための、ワークピース16、ワークピース部分18、および/またはワークピース支持体30を検出するための検出手段27を有することができ、好ましい実施形態では、光学検出器、例えば、カメラまたは単純な光検出器である。代替または追加の実施形態(図示せず)では、検出手段27はまた、非接触式距離測定手段であるか、またはワークピース16をXおよび/またはY方向に突き当てることができるワークピース16のための少なくとも1つの機械的ストッパ(図示せず)によって置き換えることができる。
この場合には、処理されるべきワークピース16または被切断物は、大部分板状であり、金属で作製されており、ワークピース16はまた、異なる形状を有することもでき、プラスチックまたは合金などの、別の材料からなることができる。ワークピース16および切り抜かれるべきワークピース部分18は、点ごとに、または区分ごとに、切断工具21と反対側の表面が支持要素31の支持点32上に載っている。切り抜かれるべきワークピース部分18は、切り抜かれるべきワークピース部分18内に配列された支持点32と接触している。切り抜かれるべきワークピース部分18内の支持点32の位置に依存して、ワークピース支持体30上における切り抜かれるべきワークピース部分18の支持安定性が規定される。支持安定性は、切り抜かれるべきワークピース部分18の重心Sおよびそれに作用する重量力Fにさらに依存する。切り抜かれるべきワークピース部分18の切断輪郭17の最も近くに存在する支持点32の仮想接続によって、切り抜かれるべきワークピース部分18の傾斜が起こる軸となるであろう支持線38を形成する辺の線を有する凸状の支持多角形37が規定され得る。(図4)。
図5〜図7は、切断工具21を用いて切り抜かれるべき複数のワークピース部分18を有するワークピース16を示す。この場合には、切り抜かれるべきワークピース部分18は異なるサイズを有し、板取り48を規定する。切り抜かれるべきワークピース部分18は切断輪郭17を各々有し、ビーム切断デバイス15のワークピース要素31の支持点32上に横たわっている。当然、簡単にするために、例示されているワークピース部分18の切断輪郭17は非常に単純な形状のみを有する。本発明に係る方法は任意のワークピース部分または切断輪郭形状に適用することができる。具体的には、任意のサイズおよび形状の1つ以上の孔または切り抜きを有するワークピース部分18も可能であり、これらの孔または切り抜き自体の切断開始または切り離し点(29、129)も、この場合も先と同様に、本発明に係る方法を用いて最適化され、傾斜しないように選択することができる。切断輪郭17は、切り抜かれるべきワークピース部分18を切り離す際に存在する傾斜安定性に依存して、異なる傾斜リスクの領域に分割することができる。例えば、リスク領域28、低リスク領域75、および無リスク領域80が切断輪郭17内に存在し得る。リスク領域28内では、ワークピースがこのリスク領域30内で切り離された場合には、ほぼ100パーセント傾斜するリスクがある。他方、無リスク領域80内では、ワークピース部分18がこの無リスク領域80内で切り離された時に、ワークピース部分18が傾斜することになるリスクがない。
支持要素31は1つの次元において距離Δxをもって離間配置されている。支持点32はさらなる次元において支持要素31に沿って距離Δyをもって離間配置されている。切り抜かれるべきワークピース部分18はそれらの輪郭サイズに従って階級に階級分けすることができる。切り抜かれるべきワークピース部分18は、軸と平行であるか、または軸と平行でない、最小の可能な矩形によって包囲される。矩形の表面積は、それらの辺長SxおよびSyを用いて規定される。辺長SxおよびSyを有する最小の矩形によって包囲され得る切り抜かれるべきワークピース部分18は、輪郭サイズ階級Iに割り振られる。この場合には、2つの寸法または辺長SxおよびSyにおいて、ワークピース支持体の格子寸法、すなわち、距離ΔxおよびΔyの、規定された、またはパラメータ化可能な割合よりも小さい、切り抜かれるべきワークピース部分18は、輪郭サイズ階級Iに割り振られる。辺長SxおよびSyを有する最小の矩形によって包囲され得ない、切り抜かれるべきワークピース部分18は、より大きな表面積の矩形によって包囲され、それゆえ、次のより大きな輪郭サイズ階級IIに割り振られる。辺長SxIIおよびSyIIは、この場合も先と同様に、距離ΔxおよびΔyのパラメータ化可能な割合によって規定される。2つの以前に規定された矩形によって包囲され得ない切り抜かれるべきワークピース部分18は、辺長SxIIIおよびSyIIIを有する次の最大輪郭サイズ階級IIIに割り振られる。任意の数の輪郭サイズ階級が想定可能である。加えて、輪郭サイズ階級内において、例えば、軸と平行な矩形IIIaおよびIIIbによって包囲された切り抜かれるべきワークピース部分18、および軸と平行でない矩形IIIcによって包囲された切り抜かれるべきワークピース部分18が区別されなければならない。これは、本発明に係る方法のさらなるステップを用いることなく、具体的には、実際の支持状況の知識およびリスク領域の決定を用いることなく、傾斜挙動をヒューリスティックに推定することを可能にする。輪郭サイズ階級に依存して、自動マイクロブリッジ43を切断輪郭17内に設定すること、またはより大きな孔もしくは切り抜きの切断を実施することも可能である。有利に、切り離された後に確実にワークピース支持体を通って落下する輪郭サイズ階級Iに階級分けされた全てのワークピース部分18は、本発明に係る方法ステップb)〜e)から除外され、これにより、必要とされる計算時間が大幅に低減される。
図6に示されるように、切り抜かれるべきワークピース部分18の切断輪郭17上における切断工具21のための切断開始点29または切り離し点129の選択は切断輪郭17の幾可学的形状に依存し、切断輪郭点法線42に対して選択角βだけ傾いた選択直線40および41を用いて決定される。この場合には、選択直線41が、切断輪郭点19に隣接したさらなる切断輪郭点19と交差すると、切断輪郭点は切断開始点29または切り離し点129としては排除される。この場合には、選択直線40および41あるいは選択角βは、切断工具パラメータによって、例えば、流出円錐角(outflow cone angle)によって、または浮上位置決め(fly positioning)の場合には、ホッピング角(hopping angle)によって決定され、切断工具21上の切断ノズルの種類に依存する。図示されている選択直線40および41は二等辺三角形の部分であり、選択直線40および41の長さLは切断工具21の切断ビーム34の有効領域を表す。
本発明に係る方法の第1の実施形態が、図7を参照して説明され、およびビーム切断デバイス15の上述の切断工具21を用いてワークピース16内で切り抜かれるべき、中心に配置されたワークピース部分18の支持状況が、図8におけるフローチャートに示される。さらに、ワークピース部分18の異なる支持状況の例が図11によって示される。
第1のステップ101において、ワークピース16から切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分18のための少なくとも1つの切断輪郭17を有するワークピース16のための少なくとも1つの板取り48が(ステップa)に従って)指定される。
その後、第2のステップ102において、ワークピース支持体30に対する、ワークピース16または切り抜かれるべきワークピース部分18の相対位置x、yおよび/または配向αが(ステップb)に従って)決定される。ワークピース支持体30に対する、ワークピース16または切り抜かれるべきワークピース部分18の相対位置は、検出手段27を用いて決定される。検出手段27は、例えば、ワークピース16の縁部を検出する。代替的に、または追加的に、ステップ102は、ワークピース支持体30上の少なくとも1つの機械的ストッパを用いて行われる。
その後、ステップ103において、切り抜かれるべき第1のワークピース部分18の輪郭サイズが規定される。切り抜かれるべきワークピース部分18は、いずれの場合にも、軸と平行な矩形、または面積が最小であり、軸と平行でない矩形によって囲まれる。
その後、ステップ104において、ワークピース部分18は、切り抜かれるべきワークピース部分18の以前に規定された輪郭サイズを用いて、以前に規定された、パラメータ化可能な輪郭サイズ階級I〜IIIに割り振られる。以前に規定された輪郭サイズ階級I〜IIIは、切り抜かれるべきワークピース部分18を、以下のリスク領域の決定において考慮されなければならないワークピース部分18(輪郭サイズ階級II〜III)、および以下のリスク領域の決定によって無視されるもの(輪郭サイズ階級I)に細分する。それゆえ、それらのワークピース部分18のサイズのため、切り離された時に支持要素31の間の空間を通って自動的に落下する切り抜かれるべきワークピース部分は考慮されない。板取り48次第では、他の輪郭サイズ階級、例えば、輪郭サイズ階級IVも除外されない。
ワークピース16から切り抜かれるべきワークピース部分18が輪郭サイズ階級Iに割り振られた場合には、輪郭サイズ階級II以上に割り振られた切り抜かれるべきワークピース部分18が板取り48上で選択されるまで、ステップ103および104が繰り返される(ステップ105)。
その後、ステップ106において、切り抜かれるべきワークピース部分18の下方におけるワークピース支持体30の支持点32の相対位置が(ステップc)に従って)決定される。
その後、ステップ107において、切り抜かれるべきワークピース部分18の切断輪郭17上のリスク領域28が決定される。これらのリスク領域28においては、ワークピース部分が切り離された時に、切り抜かれるべきワークピース部分18の傾斜が起こる可能性が非常に高い(ステップd)による)。
リスク領域28を決定するために、以下のサブステップ108〜113において説明されるとおりの力学的計算を実施することができるか、または代替的に、以下において、図12を参照して本発明に係る方法の第3の実施形態において実施される単純な探索方法を実施することができる。力学的計算は、実際の予想傾斜挙動の非常に正確な決定を可能にする。
力学的計算に基づいてリスク領域28を決定するために、第1のサブステップ108において、切断工具21の切断パラメータに依存する少なくとも1つの加工力Fが決定される。切断パラメータは、1つ以上の切断工具パラメータおよび/または位置決めパラメータを含む。有利に、少なくとも1つの切断パラメータ、特に、位置決めパラメータに依存して、切断パラメータの調整値に依存して、切り離し時にワークピース部分18に作用し得る、少なくとも1つの最小および1つの最大加工力FB,min、FB,maxが規定される。
代替的に、加工力Fは、切断輪郭点19に隣接した切断輪郭17の切断輪郭点において追加的に規定される。
その後、サブステップ109において、切り抜かれるべきワークピース部分18の重心Sがワークピース部分パラメータとして決定される。代替的に、1つ以上の重心線Sを決定することができるであろう。
さらなるサブステップ110において、その後、支持多角形37の支持線38が、切り抜かれるべきワークピース部分18内の多角形パラメータとして規定され、支持多角形37の角点の数が多角形パラメータとして規定される。本プロセスにおいて、切り抜かれるべきワークピース部分18内の、切断輪郭17の最も近くにある支持点32が互いに仮想的に接続されるか、または考慮されている切り抜かれるべきワークピース部分18内に存在する全ての支持点32の凸状の包括的多角形37が形成される。
さらなるサブステップ111において、切り抜かれるべきワークピース部分18の切断輪郭17の複数の切断輪郭点19における許容力Fが規定される。許容力Fは、対応する切断輪郭点19に及ぼされた場合に、関連支持線38を中心としたワークピース部分18の傾斜を生じさせるであろう力である。有利に、許容力は、例えば、2つ1組で互いに近接した、切断輪郭17の切断輪郭点19の均等に離間したサブセットのために計算される。許容力Fは、この切断輪郭点19のために規定された支持線38の各々について、静モーメント方程式から以下のように規定される:
Figure 2020522390

ここで、Fは、切り抜かれるべきワークピース部分18の重心Sにおける重量力であり、hは、支持線38から重心Sまでの距離であり、hは、支持線38から切断輪郭17の切断輪郭点19までの距離である。後者の距離hはロッカアームKとも称される。切断輪郭点19において有効な最終的な許容力Fは、異なる支持線38を用いて計算された全ての許容力Fのうちの最小値として規定される。
その後、切断輪郭17の切断輪郭点19のためのさらなるサブステップ112において、許容力Fと、切り抜かれるべきワークピース部分18の切断輪郭17の切断輪郭点19における以前に規定された加工力Fとの力の比較が行われる。力の比較において、切断輪郭17の切断輪郭点19のサブセット、例えば、許容力Fが少なくとも最小傾斜力限界値、例えば、最小加工力FB,minを超える低リスク領域75、および/または許容力が少なくとも最大傾斜力限界値、例えば、最大加工力FB,maxを超える切断輪郭の切断輪郭点の無リスク領域80が選択される。許容力F自体が最小傾斜力限界値を超えない切断輪郭点19は、切り離し点129が後に規定され得ないか、または切り離しが行われ得ないリスク領域または領域群28を形成する。
さらなるサブステップ113において、切断輪郭点19の以前に規定された低リスク領域75、および/または無リスク領域80が、不都合な輪郭の幾可学的形状のゆえに特定の輪郭領域を除外することによって、さらに限定される。不都合な輪郭領域は、例えば、狭い凹状の輪郭領域の場合、または切断輪郭17が切断ビーム34の有効領域内で明確に凹状である場合に存在する。概して、位置決め移動の結果として、切り離されたワークピース部分18が、直線輪郭領域の場合よりも切断ビーム34の相互作用領域内に著しく長くとどまる場合には、輪郭領域は切断開始または切り離し点の配置のために不都合である。不都合な輪郭領域は、図6に係る方法(選択直線40、41)を用いて、あるいは切断輪郭17の複数の切断輪郭点19にわたって平均された切断輪郭曲率を用いて、あるいは切断工具パラメータ、例えば、切断ガス圧力の有効領域34の半径内で平均された正および負の切断輪郭曲率を用いて除外することができる。
これらの今や限定された領域の各切断輪郭点19において、切断開始点29または切り離し点129を後に規定することができ、限定された無リスク領域内においては、最大加工力FB,maxを生み出すこのような切断パラメータまたは位置決めパラメータを有することを含む、切断パラメータ、特に、位置決めパラメータのためのいかなる条件も有しない切り離し点129または切断開始点29、限定された低リスク領域内においては、最小加工力FB,min、または少なくとも、最大加工力FB,maxよりも著しく低い加工力を生み出す切断工具の位置決めパラメータを有する切り離し点129または切断開始点29を後に規定することができる。
さらなるステップ114において、傾斜を生じることなくワークピース部分18をワークピース16から切り抜くことができるかどうかがチェックされる。
特に、(図11における上の板取り内の左端のワークピース部分によって示されるように)リスク領域28が切断輪郭17全体を包含しているため、上記のことが当てはまらない場合には、さらなるステップ115において、ワークピース部分18の再位置決めが企てられ、後に、(直後に、またはワークピース16の全ての他のワークピース部分18の以前の処理の後に)その再位置決めステップ106〜113が繰り返されるか、あるいは(図11における上の板取り内の左のワークピース部分によって示されるように)マイクロブリッジ43が、切り抜かれるべきワークピース部分18上に設定される。ステップ115におけるどちらの方策も、後に、ワークピース部分18の無傾斜の切断を可能にする。代替的に、ワークピース16が再位置決めされ得るか、またはワークピース16内に存在する支持点32のうちの少なくとも1つが再位置決めされる。
その後、ステップ116において、全ての今や規定された可能な切断開始点29の座標x、y、または切り抜かれるべきワークピース部分18の規定された可能な切り離し点129の座標x、yが切断デバイス15の記憶手段50または外部記憶手段250内に記憶される。好ましくは、切り抜かれるべきワークピース部分18の、ステップ113において限定された全ての低リスク領域75、および全ての限定された無リスク領域80が記憶される。
ステップ103〜116は、ワークピース16の全てのワークピース部分18が処理されるまで繰り返される(ステップ117)。
その後、ステップ118(ステップe))において、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分18の切断輪郭17上の少なくとも1つの識別されたリスク領域28を考慮することによって、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分18の切断輪郭17上の切断工具21のための1つまたは少なくとも1つの切断開始点29および/または1つの切り離し点129が規定される。好ましくは、連続的に切り抜かれるべき少なくとも2つのワークピース部分18の切断輪郭17上の1つを超える識別されたリスク領域28を考慮することによって、順序で連続的に切り抜かれるべき少なくとも2つのワークピース部分18の切断輪郭17上の切断工具21のための少なくとも2つの切断開始点29および/または切り離し点129の順序が規定される。連続的に切り抜かれるべきワークピースは、好ましくは、互いに隣接して、または横に並んで配置される。ワークピース部分18は、中間位置決め経路が、切断されたワークピース部分を含まないように選択される。これは、すでに切断されたワークピース部分18は中間位置決め経路上で通過されないことを意味する。
好ましくは、切り抜かれるべきワークピース部分18の記憶された切断開始点29または切り離し点129の全てが、ワークピース16上の切断工具21の切断順序および位置決め経路を最適化するようにワークピース16上に並べられ、最適な切断開始点および/または切り離し点が、以下において説明されるとおり、識別されたリスク領域に対して選択される。本プロセスにおいて、切り抜かれるべきワークピース部分18のこれらの規定された切断開始点29または切り離し点129は、以下の切断プロセスにおいて、ワークピース16からすでに切り抜かれたワークピース部分が切断工具21の位置決め経路内に配置されず、位置決め経路が低減される様態で、ワークピース16上に並べられる。
それゆえ、本ステップ118においては、各ワークピース部分18の切断輪郭17ごとの、場合により限定された、低リスクおよび無リスク領域75、80の全ての切断輪郭領域からの切断順序および位置決め経路のための最適化ルーチンが、ワークピース部分が、切り離された時、またはその後の位置決め移動の間に直ちに傾斜することのない、最適な切断順序および最小限の位置決め経路を可能にすることができるよう、規定された切断開始点29を選択することができる(ステップe))。
その後、ステップ119において、切断工具21を用い、加工されるべきワークピース16のための適切な切断工具パラメータを用いて、切断プロセスが実施される。切断プロセスは、切り抜かれるべき第1のワークピース部分の今や規定された切断開始点29において開始するか、または始まり、切断輪郭17に沿って案内され、傾斜安定性がない理由でマイクロブリッジ43が設けられない場合には、対応して同一の切断輪郭点、切り離し点129において終了する。
その後、ステップ120において、ワークピース部分18が切り離された直後に、切断ヘッド20を切り離し点129から離し、位置決め移動が実施される。切り離しが低リスク切断輪郭領域75内で行われた場合には、対応する穏やかな3軸位置決め方法が、対応する位置決めパラメータを用いて実施される。切り離しが無リスク切断輪郭領域80内で行われた場合には、2軸位置決め方法を実施することもできる。切り離し点129からの制御手段60による適切な位置決めパラメータを用いた適切な位置決め方法の選定は、ステップ108において計算された加工力Fまたは最小加工力FB,minまたは最大加工力FB,maxを超えないことを保証する。
ワークピース16が、切り抜かれるべき複数のワークピース部分18を有する場合には、さらなるステップ121において、一列に並んだ次の切断開始点29、およびそれゆえ、一列に並んだ次のワークピース部分18が切断ヘッド20によって接近される。
ステップ119〜121は、切り抜かれるべき全てのワークピース部分18がワークピース16から切り抜かれるまで繰り返される(ステップ122)。
第2の実施形態において、以前に開示された方法ステップおよび要素は仮想空間内で画像化され、例えば、全ての支持点32を有するワークピース支持体30は仮想的なものであり、少なくとも1つの板取り48は、仮想ワークピース216に対する仮想ワークピース支持体130の位置および/または配向に関する少なくとも1つの情報を有し、後に用いられるべき実際のワークピース16の寸法は、板取り48において示される、ワークピースパネルの寸法と同一である、仮想ワークピース216によって理解される。
それゆえ、図9〜図11に示されるように、本発明に係る以前に開示された方法は、ビーム切断デバイス15の切断工具21および切断ヘッド20を制御するための幾何学的要素および/または移動指令を自動的に規定し、生成するためのコンピュータ実施方法として表し、実施することができる。この目的のために、入力手段211およびコンピュータプロセッサ219を有するコンピュータ210が提供される。コンピュータ210はビーム切断デバイス15上に直接配置されているか、またはそれから離間配置されており、それに接続され得る。具体的には、コンピュータ210をビーム切断デバイス15と統合することができるか、または制御手段60の1つ以上の構成要素の制御ソフトウェアをコンピュータ210と部分的に統合することができる。しかし、コンピュータ210はまた、コンピュータ実施方法をビーム切断デバイスとは独立して実施することもできる。
コンピュータ210は、コンピュータプロセッサ219内で実行される複数のソフトウェアアプリケーション260および自動化ソフトウェア261を有するソフトウェアパッケージ212を含む。代替的に、図9に示されるように、自動化ソフトウェア261はクラウドサービスとして実行され得る。本発明に係る方法の仮想ステップは自動化ソフトウェア261においてコンピュータ実施方法として実施される。この場合には、切断開始輪郭39の幾何学的要素を生成し、および/または移動させることによって、ワークピース16、216のワークピース部分18および板取り48の切断開始点29および切断順序を最適化するための仮想ステップを純粋に幾可平面上で実施することができるか、あるいは同時に、切断工具21のための移動指令を生成することができる。
ステップa)によれば、ユーザ205は、切断工具21のための幾何学的要素および/または移動指令を有する板取り48を作成することができる。この目的のために、ユーザ205は、好適なソフトウェアアプリケーション260、例えば、コンピュータ支援設計(computer−aided design、CAD)プログラムを用いる。板取り48は、コンピュータ210内、およびその内部に配置された記憶手段250内、あるいは外部記憶手段250内に記憶される。代替的に、板取り48は、ユーザ205がそれを明示的に作成することなく、外部記憶手段250からロードすることができる。
第1段階において、自動化ソフトウェアにおいて実施される1つ以上の板取りを最適化するための本発明に係る方法は、ステップb)およびc)に従って以下のように進行する:
コンピュータ210内の自動化ソフトウェア261が、コンピュータ210のワークピース支持体ライブラリ255内に記憶された仮想ワークピース支持体130を受け取る。仮想ワークピース支持体130は、実際のワークピース支持体30を有する、複数の支持点132を規定する。加えて、自動化ソフトウェア261は、板取り48に属する相対位置x、yおよび/または配向αについての情報を受け取る。この情報は制御手段60から到来し、これは、この場合には、現実のワークピース16上の検出手段27を用いて検出されたもの、すなわち、実際の相対位置x、yおよび/または配向αであるか、あるいは仮想的な場合には、この情報は、それ自体、自動化ソフトウェア261によって初期零点位置として指定される。
任意選択的に、自動化ソフトウェアは、少なくとも1つのさらなる板取り49を有する板取り48、49のセットを初期化する。セットの各板取り48、49における仮想ワークピース支持体130の相対位置x、yおよび/または配向αは異なり、xおよびy方向にオフセットしており、また、配向がねじれていることができる。好ましくは、セットの板取り49は、任意選択的に、仮想ワークピースに対する仮想ワークピース支持体の変更された位置から生じる任意のリスク領域を考慮することによって、板取り48と同じワークピース部分18、特に、同様に、ワークピース部分18の同じ配置を包含する。
第2段階において、その後、切断セットの板取り48またはさらなる板取り49のための自動化ソフトウェア261は、(図8に係る)ステップ103〜118によって例として示される、本発明に係るステップを純粋に仮想的な仕方で実施する。この場合には、最終的に最適化された板取り48または最終的に最適化された板取り48、49のセットは記憶手段250内に記憶され、直後に、または後に記憶手段50へ転送される。これで、コンピュータ実施方法の完了となる。
第3の段階において、次に、現実の加工プロセスがビーム切断デバイス15上で行われ、1つの最適化された板取り48が制御手段60によって直接処理されるか、あるいは、最適化された板取りのセットの場合には、まず、ワークピース支持体30に対するワークピース16の実際の相対位置x、yおよび/または配向αが検出手段27を用いて検出され、次に、好適な板取り49が選択され、次に、加工プロセスが、選択された板取り49および対応する移動指令に従ってビーム切断デバイス15上で遂行される。
本プロセスでは、仮想ワークピース支持体130に対する切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分(18)の位置x、yおよび/または配向αに関する少なくとも1つの情報と、ビーム切断デバイス15のワークピース支持体30の実際の位置x、yおよび/または実際の配向αとの最大一致を有する板取り48、49が板取り48、49のセットから選択される。少なくともリスク領域28が、自動化ソフトウェア261を用いて再び規定され、それらが異なる場合には、切断開始点および/または切り離し点が再設定されるという点において、板取り48は、ワークピース16に対するワークピース支持体30の実際の位置x、yおよび/または実際の配向αに対してさらに最適化することができる。
本発明に係る方法の第3の実施形態が、図13、および図12に係るフローチャートに示されている。第1の実施形態との主な相違は、少なくとも1つのワークピース部分18の切断輪郭17のリスク領域28が単純な探索方法を用いて規定されることである。その結果、必要とされる計算動作がより少なくなる。
(ステップa)に係る)第1のステップ301において、ワークピース16から切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分18のための少なくとも1つの板取り48が指定される。
その後、(ステップb)に係る)ステップ302において、ワークピース支持体30に対するワークピース16の相対位置x、yおよび/または配向αが決定される。相対位置および配向は、検出手段27、および/またはワークピース支持体30上の少なくとも機械的ストッパを用いて決定される。
その後、(ステップc)に係る)ステップ303において、少なくとも1つのワークピース部分18の下方に配列されたワークピース支持体30の支持点32の各々およびそれらの相対位置が決定される。
(ステップd)に係る)さらなるステップ304において、切り抜かれるべきワークピース部分18の切断輪郭17上のリスク領域28が決定される。これらのリスク領域28においては、切り離しの間に、切り抜かれるべきワークピース部分18の傾斜が起こる可能性が非常に高い。
第1のサブステップ305において、ワークピース18の下方に位置する支持点32の近傍における切断輪郭17の切断輪郭点19の単純な探索が実施される(図13aに示される)。切断輪郭点17が、半径Rを有する円内に存在する場合には、それらは、無条件で、すなわち、任意の位置決め移動、特に、最大加工力FB,maxを伴う2軸位置決め移動を用いて切り離しが行われ得る、後に切断開始点29または切り離し点129が規定され得る、無リスク切断輪郭領域80に階級分けされる。さらなる切断輪郭点19が、半径Rを有する円内に存在する場合には、これらは、条件付きで、すなわち、特に、最小加工力FB,minを伴う3軸位置決め移動を用いて切り離しが行われる、切断開始点29または切り離し点129が後に規定され得る、低リスク切断輪郭領域75に階級分けされる。切り離し後における加工力の漸次移行、または他の位置決めパラメータを用いた位置決め移動を表すか、またはそれを可能にするさらなる中間切断輪郭領域を形成するために、R〜Rの半径を有するさらなる円を規定することができる。依然として階級分けされていない切断輪郭17の全ての切断輪郭点19は、切断開始点29または切り離し点129が後に規定されることを可能とされないリスク領域28もしくはリスク領域群28に属する。
代替的に、第1のサブステップ306において、支持多角形37が、考慮されている切り抜かれるべきワークピース部分18内に存在する全ての支持点32の凸状の包括的多角形として規定される。この場合、支持多角形37は、複数の支持線38を支持多角形37の角点の接続区分として有し、切り離し後には、これらの支持線38の周りにワークピース18の傾斜が生じ得るであろう。
その後、サブステップ307において、サブステップ305の代替として、以前に規定された支持線38の近傍における切断輪郭17の切断輪郭点19の単純な探索が実施される(図13bに示される)。切断輪郭点が、支持多角形37を半径Rだけ広げることによって作り出された輪郭内に存在する場合には、これらは無リスク切断輪郭領域80に階級分けされる。切断輪郭点19が、支持多角形37を半径Rだけ広げることによって作り出された輪郭内に存在する場合には、これらは低リスク切断輪郭領域75に階級分けされる。サブステップ305の場合と同じことが、さらなる中間切断輪郭領域を規定すること、ならびに決定された切断輪郭領域を考慮することによる切断開始点29または切り離し点129の、対応するその後の規定のために適用される。依然として階級分けされていない切断輪郭17の全ての切断輪郭点19は、切断開始点29または切り離し点129が後に規定されることを可能とされないリスク領域28もしくはリスク領域群28に属する。
このステップ304において決定された切断輪郭領域は、加工力が規定されることも、ワークピース部分18の切断輪郭17上の許容力の計算も必要とせず、これにより、本方法が非常に簡単に実施されることが可能になる。
その後、ステップ308において、全ての今や規定された可能な切断開始点29の座標x、y、または切り抜かれるべきワークピース部分18の決定された可能な切り離し点129の座標x、yが切断デバイス15の記憶手段50または外部記憶手段250内に記憶される。これらは全て、切断輪郭17の以前に規定された低リスクおよび無リスク切断輪郭領域75、80内の可能な切断開始点29または切り離し点129である。
ステップ303〜308は、ワークピース16の全てのワークピース部分18が処理されるまで繰り返される(ステップ309)。
その後、ステップ310(ステップe))において、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分18の切断輪郭17上の少なくとも1つの識別されたリスク領域28を考慮することによって、切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分18の切断輪郭17上の切断工具21のための1つまたは少なくとも1つの切断開始点29および/または1つの切り離し点129が規定される。好ましくは、切り抜かれるべきワークピース部分18の記憶された切断開始点29または切り離し点129の全てが、ワークピース16上の切断工具21の切断順序および位置決め経路を最適化するようにワークピース16上に並べられ、最適な切断開始点および/または切り離し点が、以下において説明されるとおり、識別されたリスク領域に対して選択される。それゆえ、本ステップにおいては、各ワークピース部分18の切断輪郭17ごとの低リスクおよび無リスク領域75、80の全ての切断輪郭領域からの切断順序および位置決め経路のための最適化ルーチンが、ワークピース部分が、切り離された時、またはその後の位置決め移動の間に直ちに傾斜することのない、最適な切断順序および最小限の位置決めが可能にされるよう、規定された切断開始点29を選択することができる(ステップe))。
その後、ステップ311において、切断工具21を用いて切断プロセスが実施される。切断プロセスは、切り抜かれるべき第1のワークピース部分の今や規定された切断開始点29において開始するか、または始まり、切断輪郭17に沿って案内され、対応して同一の切断輪郭点、切り離し点129において終了する。
その後、ステップ312において、ワークピース部分18が切り離された直後に、切り離し点129から離れた切断ヘッド20を用いて位置決め移動が実施される。切り離し点129が低リスク切断輪郭領域75内にあるのか、それとも1つの無リスク切断輪郭区域80内にあるのかに依存して、好適な位置決めパラメータが切り離しの直後の位置決め移動のために用いられる。これは、切り離されたワークピース部分18が傾斜しないこと確実にすることができる。
ワークピース16が、切り抜かれるべき複数のワークピース部分18を有する場合には、さらなるステップ313において、一列に並んだ次の切断開始点29、およびそれゆえ、一列に並んだ次のワークピース部分18が切断ヘッド20によって接近される。
ステップ311〜313は、切り抜かれるべき全てのワークピース部分18がワークピース16から切り抜かれるまで繰り返される(ステップ314)。
当然、本発明に係る方法の第3の実施形態も、図9および図11に係るコンピュータ実施方法として表し、実施することができ、図12に係る第3の実施形態のステップは、実際の加工プロセスの前、またはその最中に仮想的に行われる。具体的には、板取り48、49のセットを事前に最適化することができ、それが後にビーム切断デバイス15へ転送される。実際の切断プロセスの開始前に、まず、ステップb)が実施される。すなわち、ワークピース支持体30に対するワークピース16の実際の位置x、yおよび/または配向αが決定される。
15 ビーム切断デバイス、 16 ワークピース、 17 切断輪郭、 18 切り抜かれるべきワークピース部分、 19 切断輪郭点、 20 切断ヘッド、 21 切断工具、 22 15のラック、 23 15のブリッジ、 24 30のフレーム、 25 駆動装置、 26 駆動制御装置、 27 検出手段、 28 リスク領域(単数または複数)、 29 切断開始点(単数または複数)、 30 ワークピース支持体、 31 支持要素(単数または複数)、 32 支持点(単数または複数)、 33 切断ビーム制御装置、 34 円錐形有効領域を有する切断ビーム、 35 ローラ、 36 切断ノズル、 37 支持多角形、 38 支持線、 39 切断開始輪郭、 40 選択直線、 41 選択直線、 42 切断輪郭点法線、 43 マイクロブリッジ、 48 板取り、 49 さらなる板取り、 50 15の記憶手段、 60 制御手段、 75 切断輪郭の低リスク領域、 80 切断輪郭の無リスク領域、 101〜122 第1の実施形態の方法ステップ、 301〜314 第3の実施形態の方法ステップ、 129 切り離し点、 130 仮想ワークピース支持体、 132 仮想支持点、 205 ユーザ、 210 コンピュータ、 211 入力手段、 212 ソフトウェアパッケージ、 216 仮想ワークピース、 219 コンピュータプロセッサ、 250 外部記憶手段、 255 ワークピース支持体ライブラリ、 260 ソフトウェアアプリケーション、 261 自動化ソフトウェア、 F 許容力、 F 加工力、 FB,min 最小加工力、 FB,max 最大加工力、 F 重量力、 h 38から19までの距離、 S 重心、 S 重心線、 h 38からSまでの距離、 K ロッカアーム、 M 傾斜モーメント、 L 40、41の長さ、 X、Y、Z 15の駆動軸、 β 選択角、 Sx 周囲の矩形の第1の辺長、 Sy 周囲の矩形の第2の辺長、 Δx 支持要素31の間の距離、 Δy 支持点32の間の距離、 x、y 切断開始点の座標、 x、y 切り離し点の座標、 I〜III 輪郭サイズ階級、 x、y 16の実際の位置、 α 16の実際の配向、 x,y 16の仮想位置、 α 16の仮想配向、 R 80のための半径、 R 75のための半径。

Claims (28)

  1. 少なくとも1つのワークピース部分(18)が切断輪郭(17)に沿ってワークピース(16)から切り抜かれ得る切断工具(21)を有するビーム切断デバイス(15)を制御するための方法であって、前記ビーム切断デバイス(15)が、ワークピース(16)を受けるための複数の支持点(32)を含むワークピース支持体(30、130)を有し、前記方法が、
    前記ワークピース(16)から切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分(18)のための少なくとも1つの切断輪郭(17)を有する前記ワークピース(16)のための少なくとも1つの板取り(48)を指定するステップと、
    前記ワークピース支持体(30、130)に対する、前記ワークピース(16)、および/または、前記板取り(48)、および/または切り抜かれるべき少なくとも1つのワークピース部分(18)の相対位置および/または配向を決定するステップと、
    少なくとも、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の下方における、前記ワークピース支持体(30、130)の前記少なくとも1つの支持点(32)の相対位置を決定するステップと、
    切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)上の少なくとも1つのリスク領域(28)を決定するステップであって、前記リスク領域(28)における切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の切り離しの間に、前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の傾斜が起こり得る、決定するステップと、
    切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)上の前記少なくとも1つの識別されたリスク領域(28)を考慮することによって、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)上の前記切断工具(21)のための少なくとも1つの切断開始点(29)および/または1つの切り離し点(129)を規定するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、遅くともステップe)において、前記少なくとも1つの規定された切断開始点(29)の座標(x,y)および/または前記少なくとも1つの規定された切り離し点(129)の座標(x,y)が記憶手段(50、250)内に記憶されることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、ステップe)の後に、前記少なくとも1つの規定された切断開始点(29)から開始し、および/または切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記少なくとも1つの規定された切り離し点(129)において終了する前記切断工具(21)を用いた切断プロセスが実施され、有利には、それに続き、前記規定された切り離し点(129)から開始する、前記切断ヘッド(20)の位置決め移動が実施されることを特徴とする方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法であって、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)の少なくとも1つの切断輪郭点(19)、および/または少なくとも、前記切断輪郭点(19)に隣接した前記切断輪郭(17)の切断輪郭点において、前記切断工具(21)によって、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)に対して及ぼされる加工力(F)が決定され、有利には、前記加工力(F)が、前記切断工具(21)の少なくとも1つの切断パラメータに応じて決定され、さらに有利には、前記切断工具(21)の前記少なくとも1つの切断パラメータが、切断ガス圧力、ノズル間隔、ノズル直径、ノズル形状などの、少なくとも1つの切断工具パラメータであり、および/または前記少なくとも1つの切断パラメータが、前記切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)が切り離された後の前記切断工具(21)の前記位置決め移動のための基礎となる、位置決め速度、位置決め加速度、位置決め方向などの少なくとも1つの位置決めパラメータであることを特徴とする方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法であって、ステップc)の後に、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の少なくとも1つのワークピース部分パラメータ、有利には、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の重心(S)または少なくとも1つの重心線(S)が決定され、ならびに/あるいは切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)内において、支持多角形(37)の少なくとも1つの多角形パラメータ、有利には、前記支持多角形(37)の支持線(38)が、決定され、次に、
    前記少なくとも1つのワークピース部分パラメータおよび/または前記少なくとも1つの多角形パラメータ、ならびに前記ワークピース(16)の下方、または切り抜かれるべき前記ワークピース部分(18)の下方における前記ワークピース支持体(30)の前記少なくとも1つの支持点(32)の前記決定された位置を用いて、あるいは
    前記少なくとも1つのワークピース部分パラメータおよび/または前記少なくとも1つの多角形パラメータ、ならびに前記ワークピース(16)の下方、または切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の下方における前記ワークピース支持体(30)の前記少なくとも1つの支持点(32)の前記決定された位置の、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)の前記少なくとも1つの切断輪郭点(19)までの少なくとも1つの距離(h,h)を用いて、
    切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)の少なくとも1つの切断輪郭点(19)、有利には、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)の複数の切断輪郭点(19)において、許容力(F)が規定されることを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、ステップd)において、前記許容力(F)と、少なくとも1つの以前に規定された傾斜力限界値、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)の少なくとも前記1つの切断輪郭点(19)との力の比較が行われ、有利には、前記力の比較が、前記以前に規定された加工力(F)、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)の前記切断輪郭点(19)のうちの少なくとも1つに従って行われ、より有利には、前記以前に規定された加工力(F)に安全係数が乗算されることを特徴とする方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、ステップd)において、前記力の比較に基づいて、前記少なくとも1つのリスク領域(28)が規定されることを特徴とする方法。
  8. 請求項6または7に記載の方法であって、前記力の比較において、前記許容力(F)が少なくとも最小傾斜力限界値を超える、前記切断輪郭(17)の前記切断輪郭点(19)の少なくとも1つの低リスク領域(75)が規定され、および/または前記力の比較において、前記許容力(F)が少なくとも最大傾斜力限界値を超える、前記切断輪郭(17)の切断輪郭点(19)の少なくとも1つの無リスク領域(80)が規定されることを特徴とする方法。
  9. 請求項7または8に記載の方法であって、前記力の比較が最小および/または最大傾斜力限界値に対して実施され、有利には、これが最小および/または最大加工力(F)から導かれることを特徴とする方法。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項に記載の方法であって、ステップb)の後に、前記支持多角形(37)の前記少なくとも1つの多角形パラメータの位置に対する、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分パラメータの位置が決定され、および/または前記許容力(F)のパリティが規定され、および/または有利には、ステップd)において決定された前記少なくとも1つのリスク領域(28)が、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)の全ての切断輪郭点(19)を含むかどうかがチェックされることを特徴とする方法。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法であって、少なくとも1つのマイクロブリッジ(43)が、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)内に残され、および/または切り抜かれるべき少なくとも別のワークピース部分が前記切断工具によって完全に切断されることを特徴とする方法。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法であって、前記ワークピース支持体(30)に対する、前記ワークピース(16)および/または切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記相対位置および/または配向が決定され(ステップb))、ならびに/あるいは切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の下方における、前記ワークピース支持体(30)の前記少なくとも1つの支持点(32)の少なくとも前記相対位置が(ステップc))、少なくとも1つの検出手段(27)を用いて決定され、前記少なくとも1つの検出手段(27)が、有利には、前記ビーム切断デバイス(15)の前記切断ヘッド(20)上に位置する、前記ビーム切断デバイス(15)のセンサシステムを含むことを特徴とする方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、前記センサシステムが、光学検出器、非接触式距離測定手段、およびカメラの群からなり、これにより、有利には、前記ワークピース(16)の少なくとも1つの縁部および/または切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の縁部が検出されることを特徴とする方法。
  14. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法であって、前記ワークピース支持体(30)に対する前記ワークピース(16)の前記相対位置および/または配向が、前記ワークピース(16)のための前記ビーム切断デバイス(15)の少なくとも1つの機械的ストッパを用いて決定されること(ステップb))を特徴とする方法。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法であって、(ステップb)に従う)ワークピース支持体(30)上における前記ワークピース(16)の前記相対位置および/または配向の決定後、および(ステップd)に従う)前記少なくとも1つのリスク領域(28)の決定後に、有利には、前記ワークピース(16)上の以前に作成または変更された板取り(48)に従って、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)または前記ワークピース(16)が再位置決めされ、ならびに/あるいは、有利には、前記ワークピース(16)または切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の下方に横たわる少なくとも前記支持点(32)が再位置決めされることを特徴とする方法。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法であって、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)上の前記少なくとも1つのリスク領域(28)の決定(ステップd))、ならびに/あるいは前記切断工具(21)のための前記少なくとも1つの切断開始点(29)および/または切り離し点(129)の前記規定(ステップe))が、前記切断輪郭(17)の幾可学的形状、特に、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の切断輪郭の曲率に依存し、有利には、前記切断開始点(29)が、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の凸状切断輪郭区分上で選択され、および/または有利には、切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)のための前記切断輪郭(17)上の前記切断工具(21)のための前記切断開始点(29)の前記選択が、切断輪郭点法線(42)に対して選択角(β)だけ傾いた少なくとも1つの選択直線(40、41)を用いて規定されることを特徴とする方法。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法であって、切り抜かれるべき前記ワークピース部分(18)の前記規定された切断開始点(29)または規定された切り取り点(129)が、前記ワークピース(16)上における前記切断工具(21)の切断順序および/または位置決め経路を最適化するように前記ワークピース(16)上に並べられ、前記切断プロセスが、前記規定された切断開始点(29)または切り離し点(129)のうちの1つにおいて実施されることを特徴とする方法。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法であって、ステップb)の前に、切り抜かれるべき前記ワークピース部分(18)の輪郭サイズが規定され、有利には、以前に規定された輪郭サイズ階級が付与されることを特徴とする方法。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法であって、前記方法のステップおよび要素が仮想空間内で画像化され、前記ワークピース支持体(30)が仮想的なものであり、前記少なくとも1つの板取り(48)が、仮想ワークピース(216)に対する仮想ワークピース支持体(130)の位置および/または配向に関する少なくとも1つの情報を有することを特徴とする方法。
  20. 請求項19に記載の方法であって、少なくとも1つのさらなる板取り(49)を有する板取り(48、49)のセットが指定され、前記セットの各板取り(48、49)内における前記仮想ワークピース支持体(130)の前記位置および/または配向が異なり、xおよびy方向にオフセットしていることを特徴とする方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、各板取り(48、49)が、前記仮想ワークピース支持体(130)に対する切り抜かれるべき前記少なくとも1つのワークピース部分(18)の前記位置および/または配向に関する前記少なくとも1つの情報と、前記ワークピース(16)に対する前記ビーム切断デバイス(15)の前記ワークピース支持体(30)の実際に決定された位置および/または配向との最大一致を有する板取り(48、49)の前記セットから選択されることを特徴とする方法。
  22. 請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法であって、前記ワークピース(16)に対する前記ワークピース支持体(30)の前記実際の位置に対する前記板取り(48)が最適化されることを特徴とする方法。
  23. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の方法であって、連続的に切り抜かれるべき少なくとも2つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)上の1つを超える識別されたリスク領域(28)を考慮することによる、順序で連続的に切り抜かれるべき前記少なくとも2つのワークピース部分(18)の前記切断輪郭(17)上における前記切断工具(21)のための少なくとも2つの切断開始点(29)および/または切り離し点(129)の前記順序の規定を特徴とする方法。
  24. 請求項1または23に記載の方法であって、連続的に切り抜かれるべき前記2つのワークピース部分(18)が、互いに隣接して、好ましくは横に並んで配置されることを特徴とする方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、前記ワークピース部分(18)が、中間位置決め経路が、切断されたワークピース部分を含まないように選択されることを特徴とする方法。
  26. 請求項19〜22または19〜25のいずれか1項に記載の方法を遂行するビーム切断デバイス(15)の切断工具(21)を制御するための幾何学的要素および/または移動指令を自動的に規定し、生成するためのコンピュータ実施方法であって、ステップe)の後に、幾何学的要素を含む少なくとも1つのデータセット、ならびに/あるいは少なくとも、前記少なくとも1つの切断開始輪郭(39)を指定し、および/または前記1つの切断開始点(29)もしくは前記少なくとも1つの切り離し点(129)への前記切断工具(21)の少なくとも前記移動を指定する少なくとも1つの移動指令、有利には、幾何学的要素を含む複数のデータセットおよび/または複数の移動指令が自動的に生成され、記憶されることを特徴とするコンピュータ実施方法。
  27. 請求項26に記載のコンピュータ実施方法であって、幾何学的要素を含む前記記憶されたデータセット、ならびに/あるいは少なくとも、前記少なくとも1つの切断開始輪郭(39)、および/または少なくとも、前記少なくとも1つの切断開始点(29)および/または前記少なくとも1つの切り離し点(129)への前記切断工具(21)の前記移動を指定する前記記憶された移動指令が、前記ビーム切断デバイス(15)の前記制御手段(60)へ伝送されることを特徴とするコンピュータ実施方法。
  28. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法を実施するためのビーム切断デバイス(15)であって、切断工具(21)、ワークピース支持体(30)、制御手段(60)および少なくとも1つの記憶手段(50、250)、ならびに検出手段(27)であって、前記少なくとも1つの検出手段(27)が、前記ワークピース支持体(30)に対する前記ワークピース(16)の前記相対位置および/または配向を決定するための、有利には、前記ビーム切断デバイス(15)の切断ヘッド(20)上に位置する、前記ビーム切断デバイス(15)のセンサシステム、および/または前記ワークピースのための機械的ストッパを含む、検出手段(27)、ならびに/あるいは請求項26または27に記載の方法を実施するためのコンピュータを備えることを特徴とするビーム切断デバイス(15)。
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