JP2020520729A - 弁輪形成インプラント - Google Patents

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Abstract

弁輪形成インプラントが開示され、弁輪形成インプラントは、第一及び第二の支持リングを有し、第一及び第二の支持リングは、軸方向の周りにコイル状の形状で配置され、本来の心臓弁尖の対向する面に配置されて、弁尖を挟持するように適合される。少なくとも第一及び第二の支持リングの一部は、カーボン繊維材料から形成される。第一及び第二の支持リングは、前記軸方向に沿って、互いに対して反対の方向に弾性的に移動可能である。弁輪形成インプラントを製造する方法もまた、開示される。【選択図】図4

Description

本発明は、一般に、心臓弁置換術及び修復術の分野に関する。より詳細には、本発明は、心臓弁輪に配置するための、弁輪形成リング又は弁輪形成らせん等の弁輪形成インプラント、及び弁輪形成インプラントの製造方法に関する。
疾患のある僧帽弁及び三尖弁は、頻繁に置換及び修復の必要がある。僧帽弁尖及び三尖弁尖又は支持腱索は、変性して弱体化する場合があり、又は、弁輪が広がって弁漏れに至る場合がある。僧帽弁及び三尖弁の置換及び修復は、弁輪形成リングの補助を伴い頻繁に行われ、これは弁輪の直径を小さくするために用いられるか、又は他の任意の方法で弁輪の形状を変更するために用いられるか、又は弁置換中若しくは修復処置中に、概して支持構造として補助するために用いられる。
従来技術の弁輪形成インプラントの問題は、特定の状況におけるインプラントの柔軟性の欠如であり、それにより、動いている心臓に移植されるときの最適な機能が、又は異なる解剖学的構造に対する適応性が、妨げられる。弾性特性が重要である一方、弁輪形成インプラントは、長年に渡って機能することを意図されてもおり、そのため、長期間の安定性が重要である。それにもかかわらず、材料の疲労は材料の破断につながる可能性があり、これは予期できず、制御できない場合がある。これは患者にとってより高いリスクを伴い、したがって先行技術のデバイスのさらなる問題である。
先行技術の弁輪形成インプラントに関するさらなる問題は、その複雑な製造工程である。弁輪形成インプラントは、時間のかかるミリングプロセスによって製造する必要がある場合がある。そのような製造プロセスは、インプラントを患者特有に調整することを妨げる場合もあった。従って、弁輪形成インプラントは、特定の患者の解剖学的構造に対して最適化することが困難であった。これは、患者にとってより高いリスクを伴い、したがって先行技術のデバイスのさらなる問題である。
上記の問題は、患者と医療システムにとって悲惨な結果をもたらす可能性があり、患者のリスクが増大する。
したがって、改善された弁輪形成インプラントは利点を有するものであり、特に、上記の問題と妥協の多くを回避することを可能にし、とりわけ、心臓弁に対する改善された適合、確実な長期間の機能性、様々な解剖学的構造に対して弁輪形成インプラントを容易に製造し、調整することを可能とする。関連する製造方法もまた、利点を有するものである。
したがって、本発明の例は、好ましくは、添付の特許請求の範囲に係るデバイスを提供することにより、当技術分野の1つ又は複数の欠陥、欠点又は問題、例えば上記で特定されたようなものの単独又は任意の組み合わせを、軽減、緩和又は排除しようとする。
第一形態によれば、弁輪形成インプラントが提供され、弁輪形成インプラントは、第一及び第二の支持リングを有し、第一及び第二の支持リングは、軸方向のまわりにコイル状の形状で配置され、本来の心臓弁尖の対向する面に配置されて、前記弁尖を挟持するように適合される。前記第一及び第二の支持リングの少なくとも一部は、カーボン繊維材料から形成される。第一及び第二の支持リングは、前記軸方向に沿って、互いに対して反対の方向に弾性的に移動可能である。
第二形態によれば、弁輪形成インプラントを製造する方法が提供され、方法は、軸方向の周りにコイル状の形状に配置された第一及び第二の支持リングを形成する工程、及び、前記第一及び第二の支持リングの少なくともの一部をカーボン繊維材料から形成する工程を含む。
第三の形態によれば、弁輪形成インプラントを製造する方法が提供され、方法は、患者の医療画像データから決定される心臓弁の三次元再構成に基づいて、弁輪形成インプラントの寸法を決定する工程、前記寸法に応じて、患者特有の弁輪形成インプラントを製造するために、3Dプリントによって、軸方向の周りにコイル状の形状に配置された第一及び第二の支持リングを形成する工程を含み、前記第一及び第二の支持リングの少なくとも一部は、前記3Dプリントによる層堆積により、カーボン繊維材料を層状に堆積する工程によって形成される。
本発明のさらなる例は、従属項に規定され、第二及び後続の形態の特徴は、第一形態に必要な変更を加えたものである。
本開示のいくつかの例は、材料の疲労及び破断の場合の、安全性の向上を提供する。
本開示のいくつかの例は、弁輪形成インプラントの長期的な機能及び位置の確保を提供する。
本開示のいくつかの例は、より柔軟性のあるインプラントを提供する。
本開示のいくつかの例は、様々な解剖学的構造に対する改善された適合性の弁輪形成インプラントを提供する。
本開示のいくつかの例により、患者特有の解剖学的構造に対して弁輪形成インプラントを容易に調整することが可能となる。
本開示のいくつかの例は、容易な弁輪形成インプラントの製造方法を提供する。
本開示のいくつかの例は、より低コストな弁輪形成インプラントの製造方法を提供する。
「含む/有する」という用語は、この明細書で用いられるとき、述べられた特徴、整数、ステップ又は構成要素の存在を示すために用いられるが、1つ又は複数の他の特徴、整数、ステップ、構成要素、又はそれらのグループの存在又は追加を排除するものではないことが強調されなければならない。
本発明の例における、これら及び他の態様、特徴及び利点は、添付される図面を参照して本発明の実施形態の以下の説明から明らかになり、理解されるであろう。
図1は、一例に係る弁輪形成インプラントの概略図である。 図2は、心臓弁に配置された、一例に係る弁輪形成インプラントの概略図である。 図3は、一例に係る弁輪形成インプラントの概略図である。 図4は、一例に係る弁輪形成インプラントの概略図である。 図5は、一例に係る弁輪形成インプラントの製造方法の概略図である。 図6aは、一例に係る弁輪形成インプラントの断面の概略図である。 図6bは、一例に係る弁輪形成インプラントの断面の概略図である。 図7aは、本開示の例による弁輪形成インプラントの断面の概略図である。 図7bは、本開示の例による弁輪形成インプラントの断面の概略図である。 図7cは、本開示の例による弁輪形成インプラントの断面の概略図である。 図8aは、本開示の例による弁輪形成インプラントの断面の概略図である。 図8bは、本開示の例による弁輪形成インプラントの断面の概略図である。 図9は、一例に係る弁輪形成インプラントの製造方法の概略図である。 図10aは、一例に係る弁輪形成インプラントの概略図であり、側面図である。 図10bは、一例に係る、弁輪形成インプラントの概略図であり、上面図である。 図11は、一例に係る弁輪形成インプラントの詳細の概略図である。 図12は、一例に係る弁輪形成インプラントの製造方法のフローチャートである。 図13は、一例に係る弁輪形成インプラントの製造方法のフローチャートである。
実施形態の説明
以下、本発明の具体的な実施形態について添付図面を参照して説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形態で具体化することができ、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であろうように、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるように提供されている。添付図面に示されている実施形態の詳細な説明で用いられている用語は、本発明を限定することを意図したものではない。図面において、同様の番号は同様の要素を指す。
以下の説明は、弁輪形成リング等の心臓弁インプラントに適用可能な、本発明の一実施形態に焦点を当てるものである。しかしながら、本発明はこの用途に限定されるものではなく、他の多くの弁輪形成インプラント、及び、例えば置換弁を含む心臓弁インプラント、及び他の医療用移植可能デバイスに適用可能であることが理解されよう。
図1は、第一の支持リング101及び第二の支持リング102を含む弁輪形成インプラント100を概略的に示し、これは、軸方向103の周りにコイル状の形状で配置されている。第一及び第二の支持リング102、103は、本来の心臓弁尖104の対向する面に配置され、前記弁尖を矜持するように適合される。図2は、弁尖104の各面に配置された、第一及び第二の支持リング102、103を示す。第一及び第二の支持リング102、103の少なくとも一部は、カーボン繊維材料105から形成される。図2に示すように、第一及び第二の支持リング102、103は、前記軸方向103に沿って、互いに対して反対の方向106、106'に、弾性的に移動可能である。カーボン繊維材料105から形成された第一及び第二の支持リング102、103の少なくとも一部を有することにより、方向106及び106'における第一及び第二の支持リング102、103間の柔軟な特性という利点がもらされる。これによって、必要に応じて拍動する心臓の動きに適合するのに十分な柔軟性を持ち、それにより周囲の組織との有害な干渉を最小限に抑えながら、リング102、103の間の組織を、それらの確実な固定のために、確実に挟持することが可能となる。したがって、組織又は弁輪形成インプラント100自体に対する損傷のリスクを最小限に抑えて、長期的な機能を改善することができる。カーボン繊維材料105から形成された第一及び第二の支持リング102、103の少なくとも一部を有することはまた、重量が減少した弁輪形成インプラント100をも提供し、それにより慣性が減少し、結果として、弁と心臓にかかる力が減少し、周囲の組織の動きのダイナミクスとの適合の改善がもたらされる。心臓への有害な干渉を最小限に抑えることに加えて、軽量化によって、心臓弁に対して弁輪形成インプラント100を確実に固定することが容易にもなり、これは、弁に固定されているとき、弁輪形成インプラント100の動きに関連する力が減少するためである。よって、少なくとも部分的にカーボン繊維材料105から形成されたコイル形状又はらせん形状の弁輪形成インプラント100を有することにより、改善された矜持効果及び軽量化を介した安全な固定、心臓における改善された動的適合、及び長時間の安定性を提供することについて、特に相乗的な効果がもたらされる。カーボン繊維材料105、105'は形状記憶特性を有すると想定され、そのため、第一及び第二の支持体102、103は、カテーテルで送達されるとき、細長い形状を取ることができ、その後、第一及び第二の支持体102、103は、送達カテーテルから排出されると、コイル状の形状をとることができる。
図1に概略的に示すように、カーボン繊維材料105は、第一の複数のカーボン繊維105を含み、これは、実質的に、第一及び/又は第二の支持リング102、103の長手方向107に、その環状周囲部114に沿って、延在する。第一及び第二の支持リング102、103は、カーボン繊維105の長手方向107に垂直な方向に弾性的に移動可能であるように適合されている。すなわち、カーボン繊維105は、長手方向107を横断する方向に曲がることができる。したがって、カーボン繊維105を長手方向107に延在させることにより、例えば、長手方向107に実質的に垂直な軸方向103に沿う、反対の方向106、106'における、弁輪形成インプラント100の弾性及び可撓性の特性をさらに改善することができる。第一の複数のカーボン繊維105は、第一及び第二の支持リング102、103の両方、又は、第一及び第二の支持リング102、103のうちの一方のみの長手方向107に実質的に延在することができる。前者の場合は、上記のような利点を備えた改善された特性を提供することができる。
図4に概略的に示すように、カーボン繊維材料105は、カーボン繊維の織物109を含むことができ、それにより、第二の複数のカーボン繊維105'は、長手方向107に垂直である半径方向108に実質的に延在する。カーボン繊維105、105'の織物109を有することにより、弁輪形成インプラント100の機械的特性をさらに改善することができる。例えば、弁輪形成インプラントの剛性は、第一及び第二の複数のカーボン繊維105、105'が、織り交ぜられるため、向上させることができる。あるいは、図3に模式的に示すように、第二の複数のカーボン繊維105'は、第一の複数のカーボン繊維105と共に織られずに、実質的に半径方向108に延在する。すなわち、長手方向に延在する繊維105の第一の層と、半径方向に延在する繊維105'の第二の層とを有するカーボン繊維の層状構造を提供する。織物109又はカーボン繊維105、105'の層状構造は、第一及び第二の支持リング102、103の両方に、又は第一及び第二の支持リング102、103の一方のみに設けることができる。
カーボン繊維材料105は、第一及び第二の支持リング102、103に沿って延在するカーボン繊維の管状編組110を含むことができる。編組110の管状形態は、第一及び第二の支持リング102、103の構造的一体性を提供するのに特に有利である場合がある。編組110は、複数の管状編組が、連続的に減少する直径の中に同心円状に配置される層状形状に形成することもできる。管状編組110の層の数は、特定の用途へのカスタマイズのために、弁輪形成インプラント100の所望の機械的特性を達成するように変更することができる。
第一及び/又は第二の支持リング102、103は、ポリマー材料又は金属合金のコア材料111を含むことができる。次いで、図8aに模式的に示すように、カーボン繊維材料105を、コア材料111の周囲112の周りに少なくとも部分的に配置することができる。カーボン繊維材料105は、長手方向に延在する繊維105、又は半径方向に延在する繊維105'、又はカーボン繊維の織物109、又はカーボン繊維の管状編組110を含むことができる。ポリマー材料又は金属合金等の第二の材料のコア111を有することにより、弁輪形成インプラント100の機械的特性を、特定の用途に適合するよう、所望のように、さらに最適化することができる。第二の材料のコア111を有することにより、例えば、弁輪形成インプラント100の構造的一体性及び剛性を向上することができる。コア材料111はまた、カーボン繊維材料105よりも柔らかく及び/又はしなやかなものとすることができ、カーボン繊維材料105を用いて、コア111を強化して所望の特性を達成することができる。第一及び第二の支持体102、103が、カテーテル内で送達されるときに細長い形状をとることができ、その後、第一及び第二の支持体102、103が、送達カテーテルから排出されるとコイル状の形状をとることができるように、コア材料111は、形状記憶特性を有するものとできる。カーボン繊維材料105は、第一及び第二の支持体102、103の両方に沿って、又は第一及び第二の支持体102、103のうちの一方のみに沿って、周囲部112の周りに周方向に配置することができる。カーボン繊維材料105は、周囲部112の一部のみの周りにのみ配置する場合があるとも考えられる。カーボン繊維材料105は、
図8bに示すように、第一及び/又は第二の支持リング102、103は、カーボン繊維材料のカーボンコア105、105'、109、110を含むことができる。第二の材料111'は、ポリマー材料及び/又は金属合金を含み、少なくとも部分的にカーボンコア材料の周囲部112の周囲に配置することができる。したがって、カーボン材料105は、長手方向に延在する繊維105、又は半径方向に延在する繊維105'、又はカーボン繊維の織物109、又はカーボン繊維の管状編組110を含むことができ、支持コア111として構成することができ、その上に第二の材料111'が配置される。第二の材料111'は、生分解性材料とすることができ、一時的なコーティング等の、ある程度の時間の後体内に吸収されるものと想定できる。第二の材料111'は、弁輪形成インプラント100を組織に対して留めるために、多孔性ものであるか、又はそうでなければ、縫合糸又はクリップ等が貫通するように構成することもでき、例えば、織物又はポリマー材料等が挙げられる。第二の材料111'は、テフロン(登録商標)のような材料等の、特に低い摩擦係数を有し、カテーテルを通る送達を容易にするように構成することもできる。第二の材料111'は、ダクロン(登録商標)又は類似の材料を含むことができる。第二の材料111'は、支持リング102、103の中心に対して半径方向内側及び/又は外側に延在するフランジ又はカラーを有することができ、インプラント100を位置に縫合するために用いることができる面を提供し、及び/又は、インプラント100と組織との間のシールを提供し、及び/又は、上記したように半径方向内側に延在する場合において、弁尖に対する支持フランジを提供する。
弁輪形成インプラント100の一部を示す図11に模式的に示すように、カーボン繊維材料105は、ポリマー材料又は金属合金の第二の繊維115と共に織り込まれてもよい。すなわち、弁輪形成インプラント100の織られた部分の一部は、カーボン繊維105と第二の繊維115とが織り合わされている。第二の繊維115は、NiTinolストランド又は他の生体適合材料とすることができる。カーボン繊維105と第二の材料115の組み合わせは、耐久性と柔軟性の点で、弁輪形成インプラント100の有利な特性をもたらす。
カーボン繊維材料105は、複数のカーボン層113、113'の3Dプリントによって形成された層状カーボン構造を含むことができる。図5は、3Dプリントユニット400による3Dプリントプロセスを模式的に示しており、カーボン層113、113'は互いの上に堆積する。カーボン層113、113'は、図6aに模式的に示されており、弁輪形成リング100の形状を徐々に構築している。第一及び第二の支持体102、103を形成する層状カーボン構造の3Dプリントによって、様々な解剖学的構造に容易に適合でき、要望に応じて容易に製造できる、高度にカスタマイズ可能な弁輪形成インプラント100の達成がもたらされる。弁輪形成インプラント100を形成するカーボン層113、113'は、様々な形状で堆積し、配置することができる。図5は、各層113、113'の周囲を規定する弁輪形成インプラント100の断面が、支持リング102の長手方向に対して特定の角度で位置合わせされた一例を示しているにすぎない。この場合、断面は、支持リング102の長手方向の幅と比較して、比較的小さい。他の極端な場合、各層113、113'が支持リング102の長手方向の幅の実質的な部分に沿って延在するように、断面が長手方向107と実質的に平行な角度で位置合わせされることが考えられる。図7aは、層113、113'の面内において、異なる向きにカーボン繊維105、105'を堆積することにより、層113、113'が形成され得る一例を示す。図7aは、層113を形成するために、カーボン繊維材料105を同心環状パターンで堆積する一例を示し、一方、図7cは、堆積が、図7bに示す同心パターンからずれた例を示す。これらは、カーボン堆積パターンの単なる例であり、カーボン材料105は、様々な形状で堆積させて、弁輪形成インプラント100の層113、113'を構築することができると想定される。
図6bに示すように、弁輪形成インプラント100は、前記複数のカーボン層113、113'の間に挟まれた、複数の第二の層116、116'を有する積層構造を含むことができる。積層構造は、3Dプリント又は他の層堆積プロセスによって供され得る。積層構造により、弁輪形成インプラント100の強度の改善がもたらされ、弁輪形成インプラント100に対し異なる材料の有利な特性を組み合わせることができるようになる。第二の層116、116'は、ポリマー材料又は金属合金から形成することができる。
上記の弁輪形成インプラント100は、主に、コイル状の形状の第一及び第二の支持リング102、103を含むものとして説明してきたが、カーボン材料105によってもたらされる有利な特性及び効果は、D形状のリング等の閉じた単一ループリング、又はC形状の弁輪形成リング等の開いた単一ループリングを含む弁輪形成リングにおいても、有用であると考えられる。カーボン繊維材料105を含む支持リング101を有する単一ループリング100'は、それぞれ側面図及び上面図で、図10a−bに模式的に示されている。第一及び第二の支持リング102、103を含む弁輪形成インプラント100に関する上述した特徴は、単一のループリング100'にも適用される。例えば、リング100'は、長手方向に配置されたカーボン繊維105、又は半径方向に配置されたカーボン繊維105'、又はカーボン繊維の織物109、又はカーボン繊維の管状編組110、第二の材料100のコア111、又は第二の材料の外側カバー111'、3Dプリントによって堆積することができる複数の層113、113'、複数のカーボン層の間に挟まれた第二の層116、116'等を含むことができる。
図12は、弁輪形成インプラント100を製造する方法200を示している。方法200のステップが示される順序は、限定するものとして解釈されるべきではなく、方法200のステップが実行される順序は変更され得ると考えられる。方法200は、軸方向103の周りにコイル状の形状に配置された第一の101及び第二の102の支持リングを形成する工程201、及び前記第一と第二の支持リング102、103の少なくとも一部をカーボン繊維材料105、105'から形成する工程202を含む。したがって、方法200は、図1〜図10に関して上記で説明した有利な効果を有する弁輪形成インプラント100を提供する。
第一及び第二の支持リング102、103を形成する工程は、上述のように、3Dプリントによる層堆積によって、材料を層状に堆積する工程203を含むことができる。したがって、上記でさらに説明したように、効率的な高度にカスタマイズ可能な方法で、弁輪形成インプラント100を製造することができる。材料を堆積する工程は、上記の有利な効果を提供するために、前記カーボン繊維材料105の層113、113'を堆積する工程204を含むことができる。図6bに関連して説明したように、材料を堆積する工程は、カーボン繊維材料の層間に第二の材料116、116'を堆積させる工程205を含むことができる。第二の材料116、116'は、ポリマー材料又は合金を含むことができる。
方法200は、上記の図8bに関連して説明したように、カーボン繊維材料のカーボンコア105、105'、109、110の第一及び第二の支持リング102、103を形成する工程206と、第二の材料の前記コアの外側に層111'を形成する工程207とを含むことができる。第二の材料は、ポリマー又は金属合金とすることができる。
方法200は、第二の材料のコア111の第一及び第二の支持リング102、103を形成する工程208、及びカーボン繊維材料のコアの外側にカーボン層105、105'、109、110を形成する工程209を含むことができる。上述のように、第二の材料はポリマー又は金属合金とすることができ、カーボン層は、長手方向107に、縦に延在するカーボン繊維105、又は半径方向108に延在するカーボン繊維105'、又はカーボン繊維の織物109、又はカーボン繊維の管状編組110を含んでもよい。
第一及び第二の支持リング102、103を形成する工程は、カーボン繊維材料の細長い部材を提供する工程210と、金型(図示せず)上に第一及び第二の支持リング102、103を有するコイル状形状を形成する工程211とを含むことができる。この方法は、続いて、硬化プロセス等によってコイル状形状を固定する工程212、及び金型を取り外す工程213を含むことができる。
方法200は、MRI又はCTスキャン医療画像データ等の患者の医療画像データから決定される、僧帽弁等の心臓弁の三次元再構成に基づいて、弁輪形成インプラント100の寸法を決定する工程214を含むことができる。次いで、方法200は、前記寸法に応じて、患者特有の弁輪形成インプラント100を製造するために、3Dプリントによって、第一及び第二のリング101、102を形成する工程215をさらに含むことができる。したがって、方法200は、上記で説明した利点を有する、高度にカスタマイズ可能な弁輪形成インプラント100を個々の患者に提供する迅速なプロセスを提供する。
したがって、図13に模式的に示された方法300もまた提供され、方法300は、患者の医療画像データから決定された心臓弁の三次元再構成に基づいて弁輪形成インプラント100の寸法を決定する工程301、及び前記寸法に応じて、患者特有の弁輪形成インプラント100を製造するために、3Dプリントによって、軸方向103の周りにコイル状の形状に配置された第一の101及び第二の102の支持リングを形成する工程302を含む。前記第一及び第二の支持リング101、102の少なくとも一部は、前記3Dプリントによる層堆積によって、層状にカーボン繊維材料105、105を堆積する工程303により形成される。したがって、インプラント100を製造する高度にカスタマイズ可能な方法300を達成しながら、上述のカーボン繊維材料を有する利点をもたらすことができる。図5及び9は、方法200又は300のいずれかに従って製造されている弁輪形成インプラントの概略図である。
本発明は、特定の実施形態について上記に説明した。しかしながら、発明の範囲内で、上記以外の他の実施形態も同様に可能である。発明のさまざまな特徴と手順は、説明したもの以外の、他の組み合わせで組み合わせることが可能である。発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ制限される。
より一般的には、当業者は、本明細書に記載のすべてのパラメータ、寸法、材料、及び構成が例示的なものを意味すること、及び、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は、特定の用途、又は本発明の教示が用いられるための用途に応じるものであることを容易に理解するであろう。

Claims (18)

  1. 弁輪形成インプラント(100)であって、
    前記弁輪形成インプラントは、第一(101)及び第二(102)の支持リングを有し、
    前記第一及び第二の支持リングは、
    軸方向(103)の周りにコイル状の形状で配置され、
    本来の心臓弁尖(104)の対向する面に配置されて、前記心臓弁尖を挟持するように適合され、
    少なくとも前記第一及び第二の支持リングの一部は、カーボン繊維材料(105)から形成され、
    前記第一及び第二の支持リングは、前記軸方向に沿って、互いに対して反対の方向(106、106')に弾性的に移動可能である、
    弁輪形成インプラント。
  2. 請求項1に記載の弁輪形成インプラントであって、前記カーボン繊維材料は、第一の複数のカーボン繊維(105)を含み、前記第一の複数のカーボン繊維は、前記第一及び/又は第二の支持リングの、その環状周囲部(114)に沿って、長手方向(107)に実質的に延在し、それによって、前記第一及び第二の支持リングは、前記カーボン繊維の前記長手方向に対して垂直な方向に弾性的に移動可能である、弁輪形成インプラント。
  3. 請求項2に記載の弁輪形成インプラントであって、前記カーボン繊維材料は、カーボン繊維の織物(109)を含み、それによって、第二の複数のカーボン繊維(105')は、前記長手方向に対して垂直な半径方向(108)に実質的に延在する、弁輪形成インプラント。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の弁輪形成インプラントであって、前記カーボン繊維材料は、前記第一及び第二の支持リングに沿って延在するカーボン繊維の管状編組(110)を含む、弁輪形成インプラント。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の弁輪形成インプラントであって、前記第一及び/又は第二の支持リングは、ポリマー材料又は金属合金のコア材料(111)を含み、前記カーボン繊維材料は、前記コア材料の周りの周囲部(112)に少なくとも部分的に配置される、弁輪形成インプラント。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の弁輪形成インプラントであって、前記第一及び/又は第二の支持リングは、カーボン繊維材料のカーボンコア(105、105'、109、110)を含み、第二の材料(111')は、ポリマー材料及び/又は金属合金を含み、前記第二の材料は、前記カーボンコア材料の周りの周囲部(112)に少なくとも部分的に配置される、弁輪形成インプラント。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の弁輪形成インプラントであって、前記カーボン繊維材料は、ポリマー材料又は金属合金の第二の繊維(115)と共に織り込まれている、弁輪形成インプラント。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の弁輪形成インプラントであって、前記カーボン繊維材料は、複数のカーボン層(113、113')の3Dプリントによって形成される層状カーボン構造を含む、弁輪形成インプラント。
  9. 請求項8に記載の弁輪形成インプラントであって、前記複数のカーボン層の間に挟まれた複数の第二の層(116、116')を有する積層構造を含む、弁輪形成インプラント。
  10. 弁輪形成インプラントを製造する方法(200)であって、
    軸方向(103)の周りにコイル状の形状で配置された第一(101)及び第二(102)支持リングを形成する工程(201)、及び、
    前記第一及び第二の支持リングの少なくとも一部をカーボン繊維材料(105、105')から形成する工程(202)
    を含む、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記第一及び第二の支持リングを形成する工程は、
    3Dプリントによる層堆積によって、材料を層状に堆積する工程(203)を含む、
    方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記材料を堆積する工程は、前記カーボン繊維材料の層(113、113')を堆積する工程(204)を含む、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、前記材料を堆積する工程は、カーボン繊維材料の前記層の間に、第二の材料(116、116')を堆積する工程(205)を含む、方法。
  14. 請求項10〜13のいずれかに記載の方法であって、
    カーボン繊維材料のカーボンコア(105、105'、109、110)の前記第一及び第二の支持リングを形成する工程(206)、及び、
    第二の材料のコアの外側に層(111')を形成する工程(207)
    を含む、方法。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載の方法であって、
    第二の材料のコア(111)の前記第一及び第二の支持リングを形成する工程(208)、及び、
    前記カーボン繊維材料のコアの外側に、カーボン層(105、105'、109、110)を形成する工程(209)
    を含む、方法。
  16. 請求項10〜15のいずれかに記載の方法であって、
    前記第一及び第二の支持リングを形成する工程は、
    前記カーボン繊維材料の細長い部材を提供する工程(210)、
    金型上に第一及び第二の支持リングを有するコイル状形状を形成する工程(211)、
    前記コイル状形状を固定する工程(212)、及び、
    前記金型を取り外す工程(213)、
    を含む、方法。
  17. 請求項10〜16のいずれかに記載の方法であって、
    患者の医療画像データから決定される心臓弁の三次元再構成に基づいて、前記弁輪形成インプラントの寸法を決定する工程(214)、及び、
    前記寸法に応じて、患者特有の弁輪形成インプラントを製造するために、3Dプリントによって、前記第一及び第二のリングを形成する工程(215)、
    を含む、方法。
  18. 方法(300)であって、
    患者の医療画像データから決定された心臓弁の三次元再構成に基づいて弁輪形成インプラントの寸法を決定する工程(301)、及び、
    前記寸法に応じて、前記寸法に応じて患者特有に弁輪形成インプラントを製造するために、3Dプリントによって、軸方向(103)の周りにコイル状の形状に配置された第一(101)及び第二(102)の支持リングを形成する工程(302)
    を含み、
    前記第一及び第二の支持リングの少なくとも一部は、前記3Dプリントによる層堆積により、カーボン繊維材料(105、105')を層状に堆積する工程(303)によって形成される、方法。
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