JP2020518281A - ヒトfgf21変異体、その製造方法、及びその使用 - Google Patents

ヒトfgf21変異体、その製造方法、及びその使用 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒトFGF21変異体、その製造方法、及びその使用。【解決手段】本発明は、ヒトFGF21変異体、その製造方法および使用に関する。具体的には、ヒト線維芽細胞増殖因子21(FGF21)変異体、それをコードする遺伝子、前記変異体を調製する方法、及び前記変異体による2型糖尿病、肥満、脂質異常症又は代謝異常症の治療方法を提供する。【選択図】無し

Description

本発明は、タンパク質工学分野に属する。具体的には、人線維芽細胞増殖因子(FGF21)変異体、当該変異体をコードする遺伝子、当該変異体の製造方法、及び当該変異体による2型糖尿病、肥満、又は脂質異常症、代謝異常症の治療方法に関する。
FGF21は線維芽細胞増殖因子(FGF)19サブファミリーに属する分泌タンパク質である。前記線維芽細胞増殖因子(FGF)サブファミリーには、FGF19、FGF21とFGF23が含まれる(非特許文献1)。FGF21は非典型的なFGFであり、ヘパリンから独立して、グルコース代謝、脂質代謝およびエネルギー代謝において機能している。FGF21は、GLUT1の表現を向上することで脂肪細胞中のグルコース吸収を促しており、そのメカニズムはインスリンとは異なる。糖尿病を患っているげっ歯類、サルと人においては、FGF21は空腹時血糖値を下げて、さらにトリグリセリド、インスリンとグルカゴンのそれぞれの空腹時の血清中濃度を下降する。また、食餌性肥満させたげっ歯類動物のモデルでは、FGF21を投与することで、累積体重量は用量依存的に減らされたことになる。実験的研究は、糖尿病、肥満、脂質異常症、代謝異常症の治療のためのFGF21の薬理学的投与を裏付ける。
ヒトFGF21は分解しやすい性質を有し、投与量が高くで、安定性と効能が低いため、患者への投与量を減らすように、野生型FGF21に対して改変を行って、ヒトFGF21の効能と安定性を上げる必要がある。
Itoh.et al.,2004,Trend Genet.20:563−69
前記課題を解決するために、本発明は、代わりのヒトFGF21変異体、それをコードする遺伝子、当該変異体の製造方法、及びその使用を提供する。
特に、本発明は、一方で、野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列における下記のアミノ酸改変を有するヒトFGF21変異体を提供する。
1)野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列において、31番目のAlaと32番目のHisの間に挿入された一つのCys、並びに43番目のGly及び44番目のAlaのいずれか1つまたは2つからCysへの変異(挿入されたCysが変異Cysと分子内ジスルフィド結合を形成)
2)野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列の171番目のProからCysへの変異、及び/又は
3)野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列の24〜31番目のアミノ酸配列フラグメント代替物としての5〜15アミノ酸、好ましくは6〜14アミノ酸、より好ましくは7〜13アミノ酸、さらに好ましくは8〜10アミノ酸、最も好ましくは8アミノ酸のフラグメント。
本発明の好ましい態様として、前記アミノ酸配列フラグメント代替物は任意のアミノ酸の組み合わせである。
本発明に用いるアミノ酸の略語は以下の通りである。
Figure 2020518281
本発明の好ましい態様として、前記アミノ酸配列フラグメント代替物は、式Xで表される8アミノ酸のフラグメントである。
本発明の好ましい態様として、X〜Xは、それぞれ独立して、任意のアミノ酸から選択されるものであり、好ましくはXがSer又はAsp、XがGly又はAsp、XがPro又はAla、XがAla又はGln、XがGly又はGln、XがLeu又はTyr、XがSer又はHis、XがSer又はAlaである。
本発明の態様において、本発明者らはFGF21の空間構造を基づいて、FGF21のC端の第171番目のアミノ酸Pは表面に暴露して酵素で分解されやすいことを見出しており、本発明では、当該アミノ酸をGに変異させることで、FGF21の活性を損なわずにFGF21の安定性を高める(データは示さない)。さらに、本発明者らはFGF21の空間構造を基づいて、FGF21のN端の24〜31番目のアミノ残基の空間構造はループ環になっており、そのループ環の長さはFGF21の安定性に著しい影響を与え、FGF21の活性を維持することを見出した。また、FGF21の空間構造によって、本発明者らはさらに野生型FGF21の31番目と32番目のアミノ酸は、43番目と44番目のアミノ酸と三次元的に近いが、それらからなる構造は不安定であることを見出した。本発明者らが鋭意検討の結果として、23〜32番目のアミノ残基の間のループ環の長さに影響を及ぼすことなく、31番目と32番目との間に一つのシステイン(Cys)が挿入されると、当該システインが43番目又は44番目の変異されたシステインとジスルフィド結合を形成することで、その構造が安定化されたことと、また、ループ環上のアミノ酸に対して変異を行って、構造を安定化するように31〜32番目の間に挿入されたCysと、43番目又は44番目の変異されたCysとでジスルフィド結合を形成して、24〜31番目に存在するループ環のアミノ酸組成を変えることで、FGF21の活性を十分に向上できることとを予想外に見出した。FGF21の構造はすでに本実験室によって解析された。変異体のジスルフィド結合を形成した後の構造がより安定したことは、CD試験とNMR試験にて十分に証明された。本実験室は、FGF21ループ環のアミノ酸組成を変異させる前後の比較を行った結果、変異後の活性は変異前の活性より顕著に高くなる。
本発明の態様において、野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列は、31〜32番目の間に追加したCysと、43番目又は44番目のCysとの間に安定なジスルフィド結合を形成している場合に、野生型FGF21の23〜32番目の間のアミノ酸配列の長さがFGF21の安定性に影響する効果は顕著になる。そのため、当業者は本明細書に開示した内容に基づいて、前記フラグメントの長さやアミノ酸種類を任意に選択して、本発明に対して効果予期可能な変更又は改善を行こうことができる。
本発明の好ましい態様において、前記アミノ酸フラグメント代替物は、DDAQQTEA(以下、その対応する変異体はFGF21−AGとも呼ばれる)であり、当該変異体をコードする核酸配列をSEQ ID NO:3に示し、そのアミノ酸配列をSEQ ID NO:4に示す。
さらに他の好ましい態様において、前記アミノ酸フラグメント代替物は、SGPHGLSS(以下、その対応する変異体はFGF21−LGとも呼ばれる)であり、当該変異体をコードする核酸配列をSEQ ID NO:5に示し、そのアミノ酸配列をSEQ ID NO:6に示す。
本発明における「野生型FGF21」は、http://www.uniprot.org/からFGF21を検索し、得られた結果から生物種(organism)をホモサピエンス(Homo sapiens)に指定して得られたものである。ヒト由来のFGF21のuniprotの番号はQ9NSA1であり、本発明者らが得たFGF21のタンパク質配列は209残基を有する。N端にいる28アミノ酸のシグナルペプチドを除去し、得られた181残基を有するFGF21の配列は、いわゆる野生型FGF21配列とする。その核酸配列はSEQ ID NO:2であり、対応するアミノ酸配列はSEQ ID NO:1である。
したがって、本発明に記載の「野生型ヒトFGF21タンパク」とは、人体に天然に存在する成熟したFGF21タンパク(以下、FGF21とも呼ばれる)であり、典型的には、そのアミノ酸配列はSEQ ID NO:1に示されるアミノ酸配列、又はSEQ ID NO:1と90%以上、95%以上、好ましくは98%以上、より好ましくは99%以上の同一性を持つアミノ酸配列である。
参照ポリペプチド配列に対する「%同一性」は、配列をアラインメントして、保存的置換を配列同一性の一部として考慮することなく必要に応じて最大パーセントの配列同一性を達成するためにギャップを導入することによって、参照ポリペプチド配列における同一のアミノ酸残基に対する候補配列における同一のアミノ酸残基のパーセント値によって定義され得る。アミノ酸配列の%同一性を決定することを目的とするアラインメントは、本分野の技術範囲の複数の手段で果せばよい、例えば、一般公衆が取得できるコンピュータソフト、例えばBLAST、BLAST−2、ALIGN又はMegalign(DNASTAR)ソフトを用いることができる。比較する配列の全長に渡って最大アラインメントを達成するためのいかなる算法も含まれる、配列のアラインメントに用いる適切なパラメータは、当業者が決定できる。なお、本明細書では、%同一性の値は配列比較コンピュータプログラムのALIGN−2で得たものである。ALIGN−2配列比較コンピュータプログラムは、著者がGenentech,Inc.のものであり、ソースコードはすでにユーザーファイルとともに米国著作権局Washington D.C.,20559に提出され、米国著作権アクセッション番号TXU510087で登録されたものである。一般公衆はGenentech,Inc.,South San Francisco,CaliforniaからALIGN−2プログラムを取得することができ、あるいはソースコードから前記プログラムにコンパイルすることもできる。ALIGN−2プログラムは、UNIX(登録商標) オペレーティングシステム(数字UNIX(登録商標) V4.0Dも含む)に用いるものにコンパイルされるべきである。全部の配列比較パラメータはALIGN−2プログラムで設定されるものであり、変更する必要はない。
一方、本発明は、上記の変異体のいずれかをコードする核酸を提供する。
本発明はまた上記の核酸を含むベクターを提供する。好ましい態様において、前記ベクターは発現ベクターであり、より好ましくは原核発現ベクターである。
本発明はまた上記のベクターを含む宿主細胞を提供する。
好ましい態様において、前記宿主細胞は大腸菌(E.coli)細胞である。
本発明はまた、前記ヒトFGF21変異体をコードする遺伝子と前記発現ベクターとを作動可能に連結して、組換え発現ベクターを得る工程、
組換え発現ベクターを宿主細胞に形質転換する工程、
組換え宿主細胞を培養し、組換えタンパクの発現を誘導し、発現したタンパク質を回収して精製する工程
を含む、ヒトFGF21変異体を調製する方法を提供する。
好ましい態様において、前記方法は、SUMOタグ付きの遺伝子(SUMOタグ遺伝子のN端に6つのhisタグを有する)と、前記ヒトFGF21変異体をコードしうる核酸配列とを順に連結する工程、
当該遺伝子と発現ベクターとを作動可能に連結して、組換え発現ベクターを得る工程、
組換え発現ベクターにより宿主細胞を形質転換する工程、
組換え宿主細胞を培養し、組換えタンパク質の発現を誘導し、発現させたタンパク質を回収して精製する工程、
SUMO酵素でタンパク質を消化し、タンパク質を再精製する工程
を含む。
前記宿主細胞は大腸菌(E.coli)細胞である。
本発明者らは、本発明に記載の変異体についての誘導発現条件として、10〜37℃で細胞を培養して、OD600が0.2〜1.0になっている時に、最終濃度が0.1〜1mMになるようにIPTGを加えて、4〜37℃で2〜20時間誘導発現することを見出した。より好ましい態様において、前記条件として、37℃で細胞を培養して、OD600が0.8になっている時に最終濃度が1mMになるようにIPTGを加えて、25℃で6時間誘導発現する。
本発明の精製方法は、回収した菌体を、溶解バッファー(20Mm Tris−HCl、100Mm NaCl、pH8.0)で再懸濁し、細胞を粉砕し、遠心分離で上清液を回収し、上清液と精製充填剤を混合し、0.1〜10時間でインキュベートし、混合物をクロマトグラフィーカラムに移してタンパク質の精製を行って、得られたSUMO融合ヒトFGF21変異体タンパクをSUMO酵素で酵素消化するものである。酵素消化条件は、温度が0〜37℃であり、バッファーが20Mm Tris−HCl、100mM NaCl、pH8.0、PBS、Tris−HClであり、pH値は6.8〜8.0であり、0〜24時間で消化し、Niメタロキレートアフィニティークロマトグラフィーを用いてヒトFGF21変異体を得ることを含む。さらに分子排除クロマトグラフィーにて、FGF21変異体タンパクを再精製する。
一方、本発明は、2型糖尿病、肥満、脂質異常症又はメタボリックシンドロームの治療のための医薬品の製造における前記変異体の使用を提供する。
一方、本発明は本発明に記載の変異体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。「医薬的に許容される担体」という用語は、製剤の他の成分と相溶する担体、又は補助物質、例えば、希釈剤、賦形剤である。「医薬組成物」という用語には、指定量又は割合で特定成分を含む製品、及び特定量の特定成分を組み合わせることで直接的に又は間接的に得られる製品が含まれる。好ましくは、1種又は複数種の活性成分を含み、場合によっては不活性成分を含む担体を含んでもよい製品や、任意の2種以上の成分の組み合わせ、組成物もしくは凝集体、または1種または複数の成分の分解、または他のタイプの1種または複数の成分の反応もしくは相互作用から直接的または間接的に得られる任意の製品が含まれる。本発明に記載の「変異」には、アミノ酸の置換、欠失、及び付加が含まれる。
以上説明したように、本発明の変異体は野生型FGF21よりも多くの利点を有する。これらの利点には、改善された薬理学效能及び/又は改善された医薬安定性が含まれる。本発明のFGF21変異体タンパクは、体内により顕著な薬物効力及びより大きい体内熱安定性を含む1つ以上の有益な生理学的特徴を有する。また、本発明のFGF21バリアントは、2型糖尿病、肥満、異常脂血症又はメタボリックシンドローム又はその中のいずれの治療において潜在的な効果を有する。
SUMO−FGF21変異体の発現ベクターを示す模式図である。 精製後のSUMO−FGF21−LG核酸の電気泳動写真であり、MはDL5000DNAマーカーであり、1はSUMO−FGF21−LG遺伝子の精製した生成物である。 精製後のSUMO−FGF21−AG核酸の電気泳動写真であり、MはDL5000DNAマーカーであり、1はSUMO−FGF21−AG遺伝子の精製した生成物。 精製後のpET22b(DE3)SUMO−FGF21−LGタンパクのSDS−PAGEの結果を示す図である。 精製後のFGF21−LGタンパクのSDS−PAGEの結果を示す図であり、Mはタンパク分子量基準を表し、1はFGF21−LGを表す。 精製後のFGF21−AGタンパクのSDS−PAGEの結果を示す図であり、Mはタンパク分子量基準を表し、1はFGF21−AGを表す。 FGF21−LGタンパクの動物薬効試験(血糖を下げる)結果を示す図である。 FGF21−AGタンパクの動物薬効試験(血糖を下げる)結果を示す図。 FGF21−LGタンパクの動物薬効試験(体重への影響)結果を示す図である。 FGF21−AGタンパクの動物薬効試験(体重への影響)結果を示す図である。 FGF21−LGタンパクの熱安定性試験を示す。
以下、具体的な実施例により本発明をさらに説明する。本発明の利点と特徴は、説明することでより明らかになる。これらの実施例は例示にすぎないものであり、本発明の範囲を何ら限定することを意図するものではない。当業者が分かるように、本発明の精神と範囲から逸脱しない範囲で本発明の技術構成の詳細とその形式に対して補正又は置換を行うことができる。これら補正又は置換はいずれも本発明の保護範囲内にある。
発明を実施するための試験用主な試薬、用品および機器:
クローニングに用いるプライマーは、全て上海生工で合成したものである。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)に用いるDNAポリメラーゼ(primer star)、制限エンドヌクレアーゼ、リガーゼ、Dpn Iは、全てTakara会社から購入した。DNAマーカーはThermoから購入したものである。通常のDNA生成物回収キットや、アガロースゲル回収キットはTIANGEN会社から購入した。E.coliDH5α菌株、E.coliBL21菌株、pET22b−SUMO−FGF21プラスミド、SUMOプロテアーゼは北京Solarbio(索莱宝)テクノロジー有限会社から購入したものである。Tris、イミダゾールは上海生工から、他の塩類は国薬から、濃縮チューブはミリポアから購入したものである。FPLC機器には、GE会社のKTAシステムを使っており、用いたNi−セファロースクロマトグラフィーカラムと、分子排除クロマトグラフィーカラムであるHiload16/60Superdex75pgは、GE会社から購入したものである。BCAキットはThermoから購入したものである。
Figure 2020518281
1〜8番目は保護用塩基であり、9〜14番目は制限エンドヌクレアーゼサイトである。
1〜3番目は保護用塩基であり、4〜9番目は制限エンドヌクレアーゼサイトである。
実施例1:組換えFGF21変異体の発現ベクターの構築
pET22b−SUMO−FGF21プラスミドを鋳型とする一度目の変異には、上流プライマー171G−Fと下流プライマー171G−Rを用いてPCR部位特異的変異を行って、FGF21−P171G変異体が得られた。二度目の変異には、FGF21−P171G変異体を鋳型とし、43C−Fを上流プライマー、43C−Rを下流プライマーとしてPCR部位特異的変異を行って、FGF21−G43C−P171G変異体が得られた。三度目の変異には、FGF21−G43C−P171G変異体を鋳型とし、31−32C−Fを上流プライマー、31−32C−Rを下流プライマーとしてPCR部位特異的変異を行って、FGF21−AG変異体が得られた。四度目の変異は、FGF21−AGを鋳型とし、FGF21−LG−Fを上流プライマー、FGF21−LG−Rを下流プライマーとして変異を行った。FGF21−LG変異体が得られた。PCR反応条件は以下のようにする。PCR反応系および反応プログラムにて上記変異過程を行った。
PCR反応系:2×Prime STAR HS(Premix)25μl、上流プライマー(10μm)1μl、下流プライマー(10μm)1μl、鋳型1μl、ddHO22μl、総体積50μl。
PCR反応工程:
ステップ1、予備変性温度98℃で10分;
ステップ2、変性温度98℃で10秒;
ステップ3、アニーリング温度57℃で5秒;
ステップ4、伸長温度72℃で1分。
ステップ2〜ステップ4からなるサイクルを30回繰り返した。
毎回変異した生成物はDpn I酵素により37℃で1h酵素消化した。酵素消化した生成物は、アガロースゲル電気泳動に付し、その後ジェル回収キットでプラスミドを回収し、コンピテント細胞100ulにプラスミド1ulを加えてその細胞を氷上に30分間置き、42℃で90秒間熱ショックし、400ul LB培地を加え、37℃で45分間振とう培養後、平板に接種し、倒置して37℃で一晩培養した。鋳型としてモノクローンを取り出し、SUMO−Fを上流プライマー、FGF21−Rを下流プライマーとしてPCR同定を行った。FGF21−LGの同定した結果は図2に示し、FGF21−AGの同定した結果は図3に示す。初歩的同定で確認されたFGF21変異体は、遺伝子についてのシークエンサーと結果の分析を行った。サンプルは、生工バイオ工程(上海)有限会社によって配列を測定した。配列はDNAMANソフトで分析した。配列シークエンサーの結果:変異体FGF21−AGの核酸配列はSEQ ID NO.3に示し、対応するアミノ酸配列はSEQ ID NO.4に示す。変異体FGF21−LGの核酸配列はSEQ ID NO.5に示し、対応するアミノ酸配列はSEQ ID NO.6に示す。図1はその構築ベクターを示す模式図である。
シークエンサーにより確認されたFGF21変異体をコードする核酸配列を含むプラスミドは、BL21(DE3)菌株に形質転換し、モノクローナル菌株を採取して拡大培養を行い、そしてその菌株は−80℃の冷蔵庫に保存した。
実施例2:ヒト組換えFGF21変異体の発現
FGF21変異体菌株は、2%の植菌量で5ml LB培地(100μg/mlアンピシリンを含む)に植菌し、220rpm、37℃で一晩振盪培養した。一晩培養した菌液は、2%の量で、500ml LB培地(100μg/mlアンピシリンを含む)を入れた2000ml三角ボトルに植菌した。OD600が0.8になる時点で1.0M IPTG500ulを加えて、25℃で4時間誘導発現した。4℃、8000r/minで10分間遠心分離し、上清を捨て、菌体を回収して−80℃に凍結保存した。
実施例3:組換えヒトFGF21変異体の精製
(1)組換えヒトFGF21変異体の初精製
発現により得られた菌体は、溶解バッファー(50mM Tris、300mM NaCl、pH8.5)に再懸濁した後、超音波粉砕(30%出力、2秒間作動+5秒間停止で、トータル時間は45分間)を行った。4℃、14000rpmで40分間遠心分離し、上清液を回収した。あらかじめバッファーでバランスされたNi−セファロースクロマトグラフィーカラムには、上清液を加えて、4℃で30分間ロータリーミキシングした。溶液がカラムに通液された後、カラムの体積の5倍に相当するバッファーで洗浄して、結合しなかったタンパク質と不純物を除去し、さらにカラムの体積の5倍に相当する30mMイミダゾールを含むバッファー(50mM Tris、300mM NaCl、pH8.5)で非特異性の目的外のタンパク質を溶出させた後、もう一度カラムの体積の5倍に相当する300mMイミダゾールを含むバッファー(50mM Tris、300mM NaCl、pH8.5)を用いて目的タンパク質を溶出して、SDS−PAGEにて精製の結果を検出した(結果は図4に示す)。
(2)組換えヒトFGF21変異体酵素消化の精製
透析後の融合タンパク質の検出:分子モル比が0.1%の割合でSUMO酵素を加え、4℃で2h酵素消化し、酵素消化したタンパク質溶液に終濃度が20mMであるイミダゾールを加えて、そしてその液体をあらかじめバッファー(50mM Tris、300mM NaCl、pH8.5)でバランスされたNi−セファロースクロマトグラフィーカラムに加えて、4℃で30分間ロータリーミキシングした。通液した溶液を回収し、サンプルは濃縮チューブで10mg/mlに濃縮し、さらに分子排除クロマトグラフィーバッファー(20mM PBS、100mM NaCl、pH7.2)によりSuperdex75分子排除クロマトグラフィーカラムで精製した。得られたタンパク質は、つまりFGF21変異体タンパクである。本発明の試験において、FGF21及び変異体であるFGF21−LG、FGF21−AGタンパクは、いずれも上に述べた方法で精製し、さらに12%SDS−PAGE電気泳動で検出したものである。なお、FGF21−LGタンパクのSDS−PAGEゲル電気泳動の結果は図5に示し、FGF21−AGタンパクのSDS−PAGEゲル電気泳動の結果は図6に示す。
実施例4:FGF21変異体による血糖を下げる試験
変異体タンパクを用いて動物血糖を下げる試験を行った。ob/obマウス(南京大学動物パターン所から購入した)モデルは、3グループ各8匹に分けて、それぞれ、ベクター対照グループ(すなわち、生理食塩水を注射した)、FGF21グループ、FGF21−LGグループとする。実施方法は、背中に皮下注射で0.1mg/kg/日で7日間連続投与して、毎日投与前の血糖の値を記録した。図7に示すように、野生型FGF21タンパクと比較して、FGF21−LGグループ(図7)はより強い薬効を示した。同様に、FGF21−AGを用いて同じように試験した。実施方法は、0.6mg/kg/日で、毎日投与前の血糖の値を記録した。この試験により、FGF21−AGは同様に顕著な血糖を下げる作用を有することを証明した。その結果は図8に示す。
実施例5:FGF21変異体による体重を下げる試験
FGF21変異体タンパクを用いて動物体重を下げる試験を行った。ob/obマウスは4グループ各8匹に分けて、それぞれ、ベクター対照グループ(すなわち生理食塩水を注射した)、FGF21グループ、ヒトFGF21−LGグループ、FGF21−AGグループとする。精製後のタンパクは0.6mg/kg/日で6日間連続投与して、6日後の体重の変動を記録した。この試験により、野生型FGF21タンパクと比較して、FGF21−LG(図9)とFGF21−AG(図10)グループは顕著な体重減少作用を有し、より強い薬効を有することを実証した。
実施例6:熱安定性試験
試験にはヒトFGF21変異タンパクを用いており、FGF21とFGF21−LGに対して円偏光二色性(CD)にて温度改変試験を行い、20〜95℃の範囲において5℃間隔で一つ試験点を取って試験を行った。試験の結果は、FGF21の転化温度が69℃であり、FGF21−LGの転化温度が98℃であった。この試験より、野生型FGF21と比較して、ヒトFGF21−LGはより強い熱安定性(図11)を有することを実証した。同様に、FGF21−AGを用いた試験では類似したCD結果を得た。
以上の結果より、本発明に記載の変異体は、野生型よりも強い熱安定性を有することが示された。

Claims (10)

  1. 野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列への下記のアミノ酸改変:
    1)野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列の31番目のAlaと32番目のHisの間に挿入された一つのCys、ならびに43番目のGly及び/又は44番目のAlaからCysへの変異、
    2)野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列の171番目のProからCysへの変異、及び/又は
    3)野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列の24〜31番目のアミノ酸フラグメント代替物としての5〜15アミノ酸、好ましくは6〜14アミノ酸、より好ましくは7〜13アミノ酸、さらに好ましくは8〜10アミノ酸、最も好ましくは8アミノ酸のフラグメント
    を含む、ヒトFGF21変異体。
  2. 前記アミノ酸フラグメント代替物は、式Xで表される8つのアミノ酸のフラグメントであり、X〜Xは、それぞれ独立して、任意のアミノ酸から選択されるものであり、好ましくはXがSer又はAsp、XがGly又はAsp、XがPro又はAla、XがAla又はGln、XがGly又はGln、XがLeu又はTyr、XがSer又はHis、及び/又はXがSer又はAlaである、請求項1に記載の変異体。
  3. 前記アミノ酸フラグメント代替物のアミノ酸配列は、DDAQQTEA又はSGPHGLSSである、請求項2に記載の変異体。
  4. 前記変異体のアミノ酸配列はSEQ ID NO:4又はSEQ ID NO:6に記載のものである、請求項3に記載の変異体。
  5. 前記野生型ヒトFGF21タンパクのアミノ酸配列は、SEQ ID NO:1に記載のもの、又はSEQ ID NO:1と90%以上、95%以上、好ましくは98%以上、より好ましくは99%以上の同一性を有するものである、請求項1に記載の変異体。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の変異体をコードする核酸。
  7. 請求項6に記載の核酸を含むベクターであって、好ましくは発現ベクターであり、より好ましくは原核発現ベクターであるベクター。
  8. 請求項7に記載のベクターを含む宿主細胞。
  9. 請求項1〜5のいずれかに記載の変異体と、医薬的に許容される担体とを含む医薬組成物。
  10. 2型糖尿病、肥満、脂質異常症又はメタボリックシンドロームの治療のための医薬品の製造における、請求項1〜5のいずれかに記載の変異体、請求項6に記載の核酸、請求項7に記載のベクター、又は請求項8に記載の宿主細胞の使用。
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