JP2020516554A - 卵のパッケージ - Google Patents

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Abstract

卵のパッケージ(2)が提供される。卵のパッケージは、卵を受け入れるキャビティ(6)を規定する本体(4)を備え、キャビティは基部(8)と開放端(10)とを備える。キャビティは、基部と開放端との間の方向で延在する長手方向軸線(A)を規定し、長手方向軸線は、使用中は垂直であるように意図される。パッケージは、長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の横方向移動に抵抗して支持するように配置された、1つまたは複数の横方向に弾性がある部分(12)、ならびに/あるいは長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分(32)を備える。

Description

本開示は、パッケージに関し、特に、ただし非排他的に、卵のパッケージに関する。
卵のパッケージ、例えば卵箱は、卵を支持または運搬するのに使用することができる。例えば、卵箱は、一般的に、小売店との間で卵を運搬するのに使用される。知られている卵箱は、紙構造体である場合が多く、卵をそれぞれ保持することができる複数のウェルを備える。
理解されるように、卵は、力による衝撃を受けた場合に特に破損しやすい。これは、輸送中の特別な関心事である。知られているプラスチック製の卵箱は、破損に対する保護をほとんど有さない。知られている紙製の卵箱は、破損に対して限られた保護しか有さない。更に、卵が破損した場合、卵の中身が卵箱の紙製パッケージに浸み込む可能性があるので、卵箱が損傷し、それ以上使用することができない。紙製の卵箱を積み重ねた場合、かかる破損によって、破損した卵の中身が隣接する卵箱の紙製パッケージにも浸み込んで、単一の卵の破損によって複数の卵箱が損傷する可能性がある。
かかる卵の破損およびそれに続く卵箱の損傷は、例えば、損傷した物品に関する売上の損失という点で、また必要な清掃という点で、コストがかかることが認識されるであろう。
本開示の目的は、知られているパッケージと関連付けられた課題を克服すること、または実質的に低減することである。
第1の態様では、本体を備える卵のパッケージが提供され、本体は卵を受け入れるキャビティを規定し、キャビティは、基部と開放端とを備えるとともに、基部と開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、長手方向軸線は使用中は垂直であるように意図され、パッケージは、長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の横方向移動に対抗して支持を提供するように配置された、1つまたは複数の横方向に弾性がある部分を備える。
卵のパッケージ、例えば卵箱は、卵を支持または運搬するのに使用することができる。卵を収容している卵のパッケージが、例えば小売店との間で移動または輸送されるとき、かかる移動によって、パッケージに収容された卵がパッケージ内でがたがた動く場合がある。かかるがたつきによって、卵ががたがた動いてパッケージに当たるときに卵が横からの力を受ける場合がある。同様に、卵のパッケージが落下した場合、パッケージ内部の卵が横からの力によって衝撃を受けることがある。換言すれば、卵に対する横からの力、つまり卵の長手方向軸線に対して横方向の力である。かかる横からの力が十分に大きいと、これらの横からの力が卵に与える衝撃によって卵が破損する場合がある。
上述したように、本明細書に記載する卵のパッケージは、卵を受け入れるキャビティと、キャビティの長手方向軸線に対するキャビティ内での卵の横方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の横方向に弾性がある部分とを備える。有利には、卵がパッケージ内でがたがた動いてパッケージに当たると、それぞれの横方向に弾性がある部分によって、少なくとも部分的に卵の運動エネルギーを吸収することができ、それによって卵が損傷または破損する可能性が低減される。結果として、卵の破損と関連付けられるコストおよび清掃が低減される。
いくつかの実施形態では、それぞれの弾性がある部分は、前記キャビティに入っている卵の表面に当接するように構成される。かかる実施形態では、それぞれの弾性がある部分が移動に対抗して卵を支持するとともに、他の場合では卵に衝撃を与えるであろう横方向の力を吸収するので、前記キャビティ内での卵のがたつきが最小限に抑えられる。
卵の形状は、端からの衝撃を受けたとき、つまり卵の長手方向軸線に対して実質的に長手方向の衝撃を受けたときには比較的強く、横からの衝撃を受けたときには比較的弱い。したがって、横方向に弾性がある部分が、キャビティの長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の横方向移動に対抗して支持する、卵のパッケージを提供することには、横からの衝撃から卵を保護し、したがって卵が損傷または破損するリスクが低減されるという利点がある。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は屈曲するように配置され、それによって長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の横方向移動に対抗して支持する。
このように、卵に衝撃を与える横からの力は、それぞれの横方向に弾性がある部分によって吸収され、それによって卵が損傷または破損する可能性が低減される。
屈曲するように構成された1つまたは複数の横方向に弾性がある部分を提供することには、より広範囲のサイズの卵をパッケージで安全に運搬できるという利点もある。比較的小さい卵をパッケージで運搬する場合、横方向に弾性がある部分は、卵が受ける横からの力を吸収するとともに、卵をキャビティ内で支持するようにも作用し、それによって卵がキャビティ内でがたつくのを防ぐかまたは実質的に低減する。比較的大きい卵をパッケージで運搬する場合、横方向に弾性がある部分は、卵をキャビティに収容するように屈曲するかまたは動く一方で、卵に衝撃を与える横からの力を吸収し卵を支持する。したがって、大きいサイズ範囲の卵を運搬するのに必要な卵箱のサイズ範囲が小さくなる。
いくつかの実施形態では、パッケージは複数の横方向に弾性がある部分を備える。
例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、または6つの横方向に弾性がある部分が設けられてもよい。あるいは、任意の適切な数の横方向に弾性がある部分を使用することができる。
いくつかの実施形態では、複数の横方向に弾性がある部分は、長手方向軸線に対して実質的に均等に離隔される。
このように、横からの力を、複数の方向から少なくとも部分的に吸収することができ、それによってキャビティ内で保持された卵の更なる保護をもたらす。例えば、複数の横方向に弾性がある部分は、長手方向軸線に対して実質的に均等な角度で離隔される。このように、横からの力を、複数の角度方向から少なくとも部分的に吸収することができる。例えば、パッケージは、長手方向軸線に対して均等に離隔された4つの横方向に弾性がある部分を備える。
いくつかの実施形態では、複数の横方向に弾性がある部分は、一対または複数対の正反対の位置で対向する横方向に弾性がある部分の形で配置される。
いくつかの実施形態では、本体は、長手方向軸線と同軸の前記キャビティに関して境界を規定し、それぞれの横方向に弾性がある部分は、境界に対して前記長手方向軸線に向かって突出する。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、前記長手方向軸線に向かって延在して、前記キャビティに入っている卵に当接する。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、長手方向軸線を横断する面内で湾曲した輪郭を備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、長手方向軸線を横断する面内で、湾曲した輪郭の頂点が前記キャビティの長手方向軸線に最も近い位置にあるように配置された、湾曲した輪郭を備える。
このように、それぞれの横方向に弾性がある部分は、ばねのような機能性を提供する、「弓状」の輪郭を備える。丸み付けられた形状は、横方向に弾性がある部分の弾性的作用を最適にし、それによって横方向に弾性がある部分の支持機能を促進することに関して、特に有益である。
他の適切な輪郭も使用できることが認識されるであろう。例えば、横方向に弾性がある部分は平坦な輪郭を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、境界は円形の境界である。いくつかの実施形態では、境界は円形断面を備える。いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、円形の境界または断面の円弧によって結びつけられる。例えば、それぞれの弾性の輪郭は、円形の境界または断面の円弧によって結びつけられる湾曲した輪郭を備える。
例えば、湾曲した輪郭は、円形の境界または断面の円弧から突出するか、または円弧と交差する。いくつかの実施形態では、横方向に弾性がある部分の湾曲した輪郭は、円形の境界または断面の円弧から延在し、円弧によって結びつけられる。いくつかの実施形態では、円弧に対する角度は、90°未満、例えば20°〜85°の範囲、例えば30°〜70°の範囲、例えば45°〜50°の範囲、例えば約50°である。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分の湾曲した輪郭は、円弧の弦を中心にして円弧の反転として形作られる。
換言すれば、横方向に弾性がある部分は、円弧の弦を中心にして反映させた円弧の鏡像として形作られる。それぞれの横方向に弾性がある部分の湾曲した輪郭は、長手方向軸線に対する前記キャビティ内での卵の横方向移動に対抗して支持するように、任意の適切な曲率半径を備えてもよいことが理解されるであろう。例えば、それぞれの横方向に弾性がある部分は、境界の曲率半径よりも大きいまたは小さい曲率半径を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は実質的に円弧の弦に沿って延在し、横方向に弾性がある部分はその弦に沿って設けられる。換言すれば、横方向に弾性がある部分は平坦な輪郭を備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、キャビティの基部から離れる方向で延在する弓状の輪郭を規定するように配置され、弓状の輪郭の頂点は長手方向軸線から最も遠くに位置する。前記弓状の輪郭は、キャビティの内部から見て凹状の輪郭と考えることができる。
このように、それぞれの横方向に弾性がある部分は、キャビティによって支持される卵の輪郭に従うように形作られる。
いくつかの実施形態では、前記横方向に弾性がある部分の少なくとも1つは、弓状の輪郭の頂点を越えては延在しない。これによってはこの箱の積み重ねが容易になる。
いくつかの実施形態では、前記横方向に弾性がある部分の少なくとも1つは、弓状の輪郭の頂点を越えて延在して、長手方向軸線に向かって突出する。
換言すれば、少なくとも1つの横方向に弾性がある部分は、基部から離れる方向で延在しており、最初に長手方向軸線から離れる方向で延在して、弓状の輪郭を辿る。前記少なくとも1つの横方向に弾性がある部分は、弓状の輪郭の頂点を越えて弓状の輪郭を辿って延在し、それによって少なくとも1つの横方向に弾性がある部分は、長手方向軸線に向かって逆方向に突出または延在する。このように、卵がキャビティ内に位置付けられたとき、卵が更に支持される。弓状の横方向に弾性がある部分によるこの支持機能によって、卵をキャビティ内で保定することが容易になり、卵がパッケージ内で自由にがたがた動く範囲が低減される。
例えば、少なくとも1つの横方向に弾性がある部分は、例えば基部の上で、キャビティ内へと突出するように延在する。
有利には、パッケージがプラスチック材料から作られる場合、かかる弓状の輪郭を備える1つまたは複数の横方向に弾性がある部分を備えるパッケージを、特別な工作器具を何も要することなく作成することができる。例えば、横方向に弾性がある部分の少なくとも1つが、弓状の輪郭を備えるとともに、弓状の輪郭の頂点を越えてキャビティの長手方向軸線に向かって突出するように構成される場合、特別な工作器具を必要とせずにこのアンダーカットを作成することができる。横方向に弾性がある部分は、器具を取り出すとき、単純に邪魔にならないように屈曲することができる。
いくつかの実施形態では、2つ以上の横方向に弾性がある部分が、弓状の輪郭の頂点を越えて延在し、それによってこの支持機能を向上させる。例えば、頂点を越えて延在する2つ以上の横方向に弾性がある部分は正反対の位置で対向する。
例えば、いくつかの実施形態では、パッケージは、正方形または長方形の配置で構成された複数のキャビティを備える。かかる配置では、横方向に弾性がある部分は、正方形または長方形の配置の各角に隣接する位置に提供されてもよい。任意に、各角に隣接して位置付けられた前記横方向に弾性がある部分はそれぞれ、頂点を越えて延在する。これによって、容器の角への衝突に対して更に保護される。
いくつかの実施形態では、パッケージはまた、基部の上で閉じる蓋を備える。いくつかの実施形態では、本体は、隣接するキャビティ間の位置で本体から延在し、蓋が閉位置にあるときに蓋に向かって突出する、少なくとも1つの支柱を備える。かかる支柱は、蓋が閉位置にあるときに蓋に当接することによって、容器内で保持された卵を更に保護するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、前記支柱に隣接する横方向に弾性がある部分は、頂点を越えて延在する。換言すれば、前記横方向に弾性がある部分は、支柱の高さ、つまり長さに沿って延在する。
いくつかの実施形態では、本体は、基部とキャビティの開放端との間に延在する側壁を備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、側壁のそれぞれの部分によって提供される。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は側壁と一体である。
結果として、比較的単純に製造できる卵のパッケージが提供される。横方向に弾性がある部分の緩衝機能を達成するのに、更なる別個の構成要素を要しない。
いくつかの実施形態では、側壁は長手方向軸線と同軸である。いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、前記側壁に対して前記長手方向軸線に向かって突出する。
いくつかの実施形態では、側壁は環状断面を備える。いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、環状断面から離れるように長手方向軸線に向かう方向で変形したキャビティ側壁の一部分を含む。
いくつかの実施形態では、側壁は、長手方向軸線と同軸の円形の輪郭、例えば円形断面を備える。いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、円形の側壁の円弧によって結びつけられる。例えば、それぞれの横方向に弾性がある部分は、円形の側壁の円弧によって結びつけられる湾曲した輪郭を備える。
いくつかの実施形態では、横方向に弾性がある部分の湾曲した輪郭は、円形の側壁の円弧から延在し、円弧によって結びつけられる。いくつかの実施形態では、円弧に対する角度は、90°未満、例えば20°〜85°の範囲、例えば30°〜70°の範囲、例えば45°〜50°の範囲、例えば約50°である。いくつかの実施形態では、円弧に対する角度は、基部とキャビティの開放端との間を延在する側壁の高さに沿って変動する。
いくつかの実施形態では、キャビティの開放端での隣接する横方向に弾性がある部分間における側壁の円弧の長さは、30mm以下、例えば10mm〜20mmの範囲、例えば10mm未満、例えば5mm未満、例えば2〜3mmである。いくつかの実施形態では、隣接する横方向に弾性がある部分間における円弧の長さは、側壁の高さに沿って変動する。例えば、キャビティの基部に近い隣接する横方向に弾性がある部分間における円弧の長さは、キャビティの開放端よりも短くてもよく、例えば0〜20mmの範囲、例えば0〜10mmである。
いくつかの実施形態では、キャビティは実質的に卵形の形状である。かかる実施形態では、キャビティの基部に近い隣接する横方向に弾性がある部分間における側壁の円弧の長さは、はるかに短いものであることができ、例えば0〜20mmの範囲、例えば0〜10mmであることが認識されるであろう。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分の湾曲した輪郭は、円弧の弦を中心にして円弧の反転として形作られる。
換言すれば、それぞれの横方向に弾性がある部分の湾曲した輪郭は、弦を中心にして反映させた円弧の鏡像として形作られる。
それぞれの横方向に弾性がある部分の湾曲した輪郭は、長手方向軸線に対する前記キャビティ内での卵の横方向移動に対抗して支持するように、任意の適切な曲率半径を備えてもよいことが理解されるであろう。例えば、それぞれの横方向に弾性がある部分は、側壁の曲率半径よりも大きいまたは小さい曲率半径を備えてもよい。あるいは、それぞれの横方向に弾性がある部分は平坦な輪郭を備えてもよい。
いくつかの実施形態では、本体は、それぞれの横方向に弾性がある部分の屈曲を容易にするように配置された、スリットまたは開口部を備える。
スリットまたは開口部を本体に設けることによって、前記側壁によってもたらされるそれぞれの横方向に弾性がある部分の屈曲が容易になる。これは、それぞれの横方向に弾性がある部分がキャビティの側壁と一体的に形成される場合に特に有利である。いくつかの実施形態では、スリットまたは開口部は、それぞれの横方向に弾性がある部分の少なくとも一部を規定する。
いくつかの実施形態では、スリットまたは開口部は、キャビティの開放端に隣接して、ならびに/または、基部とキャビティの開放端との間に延在する側壁の長さの少なくとも一部分に沿って提供される。
かかるスリットまたは開口部によって、横方向に弾性がある部分に卵が当たることによって力を受けたときの、それぞれの横方向に弾性がある部分の屈曲が容易になる。いくつかの実施形態では、スリットまたは開口部はキャビティ基部の近くに設けられる。
任意に、前記スリットまたは開口部はキャビティ開口部の近くに設けられる。いくつかの実施形態では、前記スリットまたは開口部は、キャビティ基部よりもキャビティ開口部の近くに設けられる。このように、前記キャビティに入っている卵が破損した場合に、卵の中身がスリットまたは開口部を通って漏れにくくなる。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、キャビティの基部の近くから延在するフィンガーを備える。いくつかの実施形態では、フィンガーは、キャビティの側壁に設けられた連続するスリットによって規定される。例えば、スリットは、キャビティの開放端に向かう方向で第1の長さに沿って延在し、キャビティ開口部に隣接する側壁の一部分を横切り、キャビティの基部に向かう方向で側壁の第2の長さに沿って延在する。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、長手方向軸線に向かって突出する凸状部分を備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、ドームまたは凸状部分の頂点がキャビティの長手方向軸線に最も近い位置にあるように配置された、凸状部分またはドーム状部分を備える。例えば、凸状またはドーム状部分は、キャビティの開いた口の近くに設けられてもよい。
凸状またはドーム状部分の曲率によって、この部分が長手方向軸線から離れるように偏向することができる。したがって、卵がキャビティに導入されるとき、凸状またはドーム状部分が長手方向軸線から離れるように偏向して卵を収容する。凸状またはドーム状部分は弾性なので、卵がキャビティから除去されると、凸状部分は跳ね返って元の形状に戻る。このように、卵に衝撃を与える横方向の力を吸収することが容易になる。有利には、凸状またはドーム状部分は、卵のパッケージの本体にスリットまたは開口部を要することなく偏向するように構成される。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、キャビティの基部から離れる方向に突出する弾性のフィンガーを備える。例えば、いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、キャビティの基部から延在する弾性のフィンガーを備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、一連の弾性の下位部分を備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、前記キャビティに入っている卵の表面に当接するように構成される。このように、それぞれの弾性がある部分が移動に対抗して卵を支持するとともに、他の場合では卵に衝撃を与えるであろう横方向の力を吸収するので、前記キャビティ内での卵のがたつきが最小限に抑えられる。
いくつかの実施形態では、本体は、前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分を備える。
このように、本体のキャビティに入っている卵は、前記長手方向軸線に対する端からの衝撃に対抗して保護され支持されて、したがって卵の損傷または破損のリスクが低減される。換言すれば、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、キャビティに入っている卵に衝撃を与える端からの力を緩衝するように作用する。
上述したように、卵のパッケージ、例えば卵箱に収容された卵を搬送または移動するとき、輸送中の移動によって卵がパッケージ内でがたがた動く場合がある。これによって、卵が端からの衝撃を受ける場合がある。同様に、卵のパッケージが落下した場合、端からの力がパッケージ内部の卵に衝撃を与えることがある。
かかる端からの力が十分に大きいと、この力によって卵が破損する場合がある。1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分を設けることによって、卵がパッケージにぶつかったときの卵の運動エネルギーの少なくとも一部分が吸収されて、卵が損傷または破損する可能性が低減される。結果として、卵の破損と関連付けられるコストおよび清掃が低減される。
第2の態様では、本体を備える卵のパッケージが提供され、本体は卵を受け入れるキャビティを規定し、キャビティは、基部と開放端とを備えるとともに、基部と開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、長手方向軸線は使用中は垂直であるように意図され、パッケージは、長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持を提供するように配置された、1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分を備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、屈曲して、長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持するように構成される。
この態様は、より広範囲のサイズの卵をパッケージで安全に運搬できるという利点を有する。比較的小さい卵をパッケージで運搬する場合、長手方向に弾性がある部分は、卵が受ける端からの力を吸収するとともに、卵をキャビティ内で支持するようにも作用し、それによって卵がキャビティ内でがたつくのを防ぐかまたは実質的に低減する。比較的大きい卵をパッケージで運搬する場合、長手方向に弾性がある部分は、卵をキャビティに収容するように屈曲するかまたは動く一方で、卵に衝撃を与える端からの力を吸収し卵を支持する。したがって、大きいサイズ範囲の卵を運搬するのに必要な卵箱のサイズ範囲が小さくなる。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分の少なくとも1つは、前記キャビティの基部によって提供され、前記キャビティに向かって突出する。
このように、卵に衝撃を与える端からの力は基部によって吸収されて、卵が損傷または破損する可能性が低減される。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は前記基部と一体である。
結果として、比較的単純に製造できる卵のパッケージが提供される。長手方向に弾性がある部分の緩衝機能を達成するのに、更なる別個の構成要素を要しない。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は実質的にドーム状であって、ドームの頂点はキャビティに最も近い位置にある。
このように、長手方向に弾性がある部分は、前記キャビティに入っている卵に向かって突出し、例えば、前記長手方向に弾性がある部分は前記卵に当接する。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、ドーム形状の頂点に、卵の一部分を受け入れるように構成された中央の窪みを備える。
このように、パッケージのキャビティ内の所定位置で卵を適切に配置することができる。例えば、卵の側面が横方向に弾性がある部分と最適に位置合わせされるように、卵を位置付けることができる。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、ドームの頂点と同心の少なくとも1つのチャネルおよび/または隆起を備える。
この配置によって基部の屈曲が容易になり、したがって、例えば卵がパッケージ内でがたがた動き、基部に衝突することによる、前記キャビティに入っている卵に衝撃を与える端からの力の吸収が容易になる。このように、卵が損傷または破損する可能性が低減される。1つまたは複数の同心のチャネルを配置することによって、長手方向に弾性がある部分の弾性的なばね作用が促進される。
いくつかの実施形態では、複数のチャネルが設けられ、チャネルはそれぞれドームの頂点と同心である。
このように、長手方向に弾性がある部分の全体的な屈曲が増大する。
いくつかの実施形態では、それぞれの実質的にドーム状の長手方向に弾性がある部分は、卵のパッケージを載せることができる足部を形成するように配置されるリングを規定する、円形の周囲を備える。例えば、基部がキャビティの側壁と交わる円形の縁部が規定される。このように、パッケージを載せることができる剛性リングが設けられる。この円形の基部は本質的に強度があるので、キャビティ内の卵が衝撃に対して更に保護される。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、前記基部に対してキャビティに向かって突出するとともに、前記キャビティ内に位置する卵の一部分に当接して、長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向の移動に対抗して支持するように構成された、複数の弾性のフィンガーを備える。例えば、複数の弾性のフィンガーは、基部から延在し、前記キャビティ内に位置する卵の一部分に当接するように構成される。
いくつかの実施形態では、卵のパッケージは、前記キャビティを有する本体と、本体に連結された蓋とを備え、それぞれの長手方向に弾性がある部分の少なくとも1つは蓋によって提供される。
このように、パッケージのキャビティに入っている卵は、パッケージの蓋の方向で端からの衝撃から保護され、したがって卵の損傷または破損のリスクが低減される。換言すれば、蓋は、キャビティ内の卵に衝撃を与える端からの力を緩衝するように作用する。
上述したように、卵を搬送するとき、輸送中の移動によって卵のパッケージ内で卵ががたがた動く場合がある。これによって端からの力が卵に衝撃を与える場合がある。同様に、卵のパッケージが落下した場合、端からの力がパッケージ内部の卵に衝撃を与えることがある。かかる力が十分に大きいと、この力によって卵が破損する場合がある。したがって、弾性で緩衝性の蓋を設けることによって、卵がパッケージの蓋にぶつかったときの卵の運動エネルギーの少なくとも一部が吸収されて、卵が損傷または破損する可能性が低減される。結果として、卵の破損と関連付けられるコストおよび清掃が低減される。
いくつかの実施形態では、容器の蓋および基部は、ヒンジを介して、例えば蓋を開位置に向かって付勢するように作用するライブ・ヒンジを介して連結される。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は前記蓋と一体である。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、蓋が閉じているときに蓋からキャビティに向かって延在する、1つまたは複数の弾性のフィンガーを備える。
例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、またはより多数の弾性のフィンガーが設けられてもよい。かかる実施形態では、蓋の外表面は、蓋の内表面から延在する弾性のフィンガーによって変更されない。したがって、平坦で中断されない蓋の外表面が提供される。これは、例えばインモールド・ラベリングによって、容器にラベリングを適用する場合に有利である。
いくつかの実施形態では、各長手方向に弾性がある部分は、二対の正反対の位置で対向するフィンガーとして配置される4つの弾性のフィンガーを備える。いくつかの実施形態では、4つの弾性のフィンガーは、蓋が閉位置にあるとき、長手方向軸線に対して均等に離隔される。換言すれば、4つセットの各弾性のフィンガーは、長手方向軸線から等距離である。
いくつかの実施形態では、各弾性のフィンガーは湾曲した輪郭を備えるので、弾性のフィンガーは、蓋が閉じているとき、長手方向軸線から離れる方向に延在する。
例えば、いくつかの実施形態では、正反対の位置で対向する弾性のフィンガーの対が互いから離れる方向に延在するように、フィンガーは湾曲している。このように、弾性のフィンガーは、蓋が閉じているとき、対応するキャビティ内の卵に当接するように配置される。あるいは、比較的小さい卵がキャビティ内にある場合、弾性のフィンガーは卵の表面に当接しないことがある。
各弾性のフィンガーの湾曲した輪郭によって、それぞれのキャビティの長手方向軸線に対する長手方向の力が加えられたとき、弾性のフィンガーが屈曲することが容易になる。
いくつかの実施形態では、弾性のフィンガーは、長手方向軸線から離れる方向に屈曲するように構成される。換言すれば、弾性のフィンガーは、正反対の位置で対向する対の各弾性のフィンガーが対のうち他方の弾性のフィンガーから離れる方向で屈曲するように構成されるようにして、屈曲するように構成される。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は実質的にドーム状であって、ドームの頂点はキャビティに最も近い位置にある。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、ドーム形状の頂点に、卵の一部分を前記キャビティに受け入れるように構成された中央の窪みを備える。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、ドームの頂点と同心の少なくとも1つのチャネルおよび/または隆起を備える。
いくつかの実施形態では、複数のチャネルが設けられ、チャネルはそれぞれドームの頂点と同心である。
いくつかの実施形態では、第1の長手方向に弾性がある部分は基部によって提供され、第2の長手方向に弾性がある部分は蓋によって提供される。
いくつかの実施形態では、単一の長手方向に弾性がある部分が基部および/または蓋によって提供される。例えば、単一の長手方向に弾性がある部分が、パッケージのキャビティごとに基部および/または蓋によって提供される。
いくつかの実施形態では、卵のパッケージは、キャビティを有する本体と、本体に連結された蓋とを備える。
いくつかの実施形態では、本体は卵を受け入れる複数のキャビティを備え、各キャビティは基部と開放端とを備え、各キャビティは、基部と開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、長手方向軸線は使用中は垂直であるように意図される。
いくつかの実施形態では、基部は、卵のパッケージを載せることができる足部を形成するように配置された、本体から突出するリングを備える。
いくつかの実施形態では、基部は円形の周囲を備え、リングは基部の円形の周囲から突出する。
いくつかの実施形態では、卵のパッケージはプラスチック材料で形成される。
プラスチック材料は、従来の紙の卵箱と比べて汚れを拭き取るのが簡単である。したがって、卵の破損が起こった場合、プラスチック構造体の卵のパッケージの汚れを拭き取り、再使用することができる。それに加えて、破損した卵はパッケージ内に残ってパッケージから浸み出さない可能性が高いので、従来の紙の卵箱の場合にあり得るように、隣のパッケージに損害を与える可能性がある。
例えば紙ベースの材料の代わりに、プラスチック材料を使用することは、使用される材料の厚さを低減できるという点で特に有利である。これには、卵のパッケージをより密に積み重ねることができるという利益があり、結果として、所与の空間体積で、例えば車両でより多数の卵箱を搬送することができる。
いくつかの実施形態では、容器はポリプロピレンで形成される。
いくつかの実施形態では、卵のパッケージは、発泡プラスチック、紙、厚紙、混疑紙、または他の任意の適切な材料から形成することができる。
いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分の少なくとも一部分は、卵のパッケージの残りの少なくとも一部分と比べて、低減された厚さを備える。
それぞれの長手方向に弾性がある部分の少なくとも一部分の厚さを低減することによって、それぞれの長手方向に弾性がある部分の屈曲が容易になる。いくつかの実施形態では、それぞれの長手方向に弾性がある部分は、パッケージの残りの少なくとも一部分、例えばキャビティの側壁と比べて、低減された厚さを有する。例えば、それぞれの長手方向に弾性がある部分の最も狭い部分の厚さは、0.2mm〜1mmの範囲、例えば0.2mm〜0.7mmの範囲、例えば0.mm〜0.5mmの範囲、例えば0.25〜0.4mmの範囲、例えば0.25〜0.3mmの範囲である。
いくつかの実施形態では、長手方向に弾性がある部分の厚さは徐々に低減されるので、最も低減された厚さの領域は長手方向軸線に近い位置にある。
いくつかの実施形態では、長手方向に弾性がある部分の少なくとも一部分、および卵のパッケージの残りの少なくとも一部分、例えば側壁は、同じ厚さを有する。
いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分の少なくとも一部分は、卵のパッケージの残りの少なくとも一部分と比べて、低減された厚さを備える。
それぞれの横方向に弾性がある部分の少なくとも一部分の厚さを低減することによって、それぞれの横方向に弾性がある部分の屈曲が容易になる。いくつかの実施形態では、それぞれの横方向に弾性がある部分は、パッケージの残りの少なくとも一部分、例えばキャビティの側壁と比べて、低減された厚さを有する。例えば、それぞれの横方向に弾性がある部分の厚さは、0.2mm〜1.0mmの範囲、例えば0.2mm〜0.7mmの範囲、例えば0.2mm〜0.5mmの範囲、例えば0.25mm〜0.4mmの範囲、例えば0.25mm〜0.3mmの範囲である。
第3の態様では、本体を備える卵のパッケージが提供され、本体は卵を支持するキャビティを規定し、キャビティは、基部と開放端とを備えるとともに、基部と開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、長手方向軸線は使用中は垂直であるように意図され、パッケージは、長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の横方向移動に対抗して支持を提供するように配置された、1つまたは複数の横方向に弾性がある部分を備える。
第4の態様では、本体を備える卵のパッケージが提供され、本体は卵を支持するキャビティを規定し、キャビティは、基部と開放端とを備えるとともに、基部と開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、長手方向軸線は使用中は垂直であるように意図され、パッケージは、長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持を提供するように配置された、1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分を備える。
記載する任意の特徴が、本明細書に開示するいずれの態様にも当てはまり得ることが認識されるであろう。簡潔にするため、想起される全ての組み合わせが明示的に列挙されるわけではない。
以下、本明細書に開示する実施形態について、添付図面を参照して記載する。
本明細書に開示する卵のパッケージを示す斜視図である。 図1に示される卵のパッケージの本体を示す斜視図である。 図1の卵のパッケージの本体を示す代替斜視図である。 図1の卵のパッケージの本体を示す断面斜視図である。 図1の卵のパッケージにおける一連のキャビティを示す平面図である。 図5に示される一連のキャビティを示す斜視図である。 図1の卵のパッケージを示す断面斜視図である。 パッケージのキャビティそれぞれの基部に設けられた代替の長手方向に弾性がある部分を備える、本明細書に開示する卵のパッケージの第2の実施形態を示す図である。 パッケージのキャビティそれぞれの基部に設けられた代替の長手方向に弾性がある部分を備える、本明細書に開示する卵のパッケージの第3の実施形態を示す図である。 蓋が追加の長手方向に弾性がある部分を備える、本明細書に開示する卵のパッケージの第4の実施形態における蓋を示す斜視図である。 図10の蓋および図9の本体部分を備える、卵のパッケージの第4の実施形態を示す断面斜視図である。 代替の更なる長手方向に弾性がある部分を有する蓋と図9に示される本体部分とを備える、本明細書に開示する卵のパッケージの第5の実施形態を示す図である。 本明細書に開示する卵のパッケージの第6の実施形態を示す斜視図である。 代替の横方向に弾性がある部分を有する、本明細書に開示する卵のパッケージの第7の実施形態を示す斜視図である。 代替の横方向に弾性がある部分を有する、本明細書に開示する卵のパッケージの第8の実施形態を示す斜視図である。 代替の横方向に弾性がある部分を有する、本明細書に開示する卵のパッケージの第9の実施形態を示す斜視図である。 代替の横方向に弾性がある部分を有する、本明細書に開示する卵のパッケージの第10の実施形態を示す斜視図である。 図17の実施形態の断面斜視図である。
図1を参照すると、卵のパッケージ、例えば卵箱が、参照番号2で全体的に示されている。卵のパッケージ2は、ヒンジ5によって本体4に連結された蓋3を備える。例えば、ヒンジ5はライブ・ヒンジであってもよい。いくつかの実施形態では、ヒンジ5は、蓋が開いているときは蓋3および本体4を実質的に平らに置くことができ、それによって卵箱2の積み重ねが容易になるように構成される。
本体4は、卵を受け入れるようにそれぞれ配置される、複数のキャビティ6を規定する。図示される実施形態では、本体4は、長方形の配置で設けられた6つのキャビティ6を規定している。任意の数のキャビティ6を本体4に設けることができ、例えば、1つ、2つ、4つ、6つ、8つ、10、12、18、24、またはより多数のキャビティが設けられてもよいことが理解されるであろう。
蓋3は、キャビティ6に入っている卵にアクセスすることができる(図1に示されるような)開位置と、蓋3がパッケージ2の本体4全体に延在して卵を覆い、それによって卵を保護する閉位置との間で動かされるように構成される。
図3および4で分かるように、各キャビティ6は、基部8と、開放端10と、基部8と開放端10との間の方向で延在する長手方向軸線Aとを備える。卵のパッケージ2が使用中のとき、換言すれば卵が複数のキャビティ6のうち1つまたは複数に保持されているとき、長手方向軸線Aは実質的に垂直であるように意図される。
卵のパッケージ2は、キャビティ6に入っている卵の横方向移動に対抗して支持するように構成された、複数の横方向に弾性がある部分12を備える。前記横方向移動は、長手方向軸線Aに対して横方向である。換言すれば、横方向に弾性がある部分12は、前記キャビティ6内の卵の実質的に横向きの移動に対抗して支持する。
図示される実施形態では、各キャビティ6は4つの横方向に弾性がある部分12を備える。所与のキャビティ6に関して、横方向に弾性がある部分12はそれぞれ、長手方向軸線Aに対するキャビティ6内の卵の横方向移動に対抗して支持するために、屈曲するように構成される。横方向に弾性がある部分12はそれぞれ、例えばキャビティ6内の卵によって、横方向の力が部分12に加えられたときに屈曲して、横方向に弾性がある部分12をキャビティ6から離れる方向に、即ち長手方向軸線Aから離れる方向に動かすように構成される。このように、横方向の力は横方向に弾性がある部分12によって吸収される。
横方向に弾性がある部分12が横方向の力を受けなくなると、部分12はキャビティ6に向かって、即ち長手方向軸線Aに向かって跳ね返って、元の位置に戻る。
図5および6で明らかに分かるように、所与のキャビティ6の横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線Aに対してキャビティ6の周りで実質的に均等に離隔される。更に、横方向に弾性がある部分12は、各対の横方向に弾性がある部分12が正反対の位置で対向するようにして、対になって配置される。
図示される実施形態では、本体4の各キャビティ6は、キャビティ6の基部8と開放端10との間に延在する側壁16を含む。換言すれば、各キャビティ6は、キャビティ6の基部8と開放端10との間に延在する側壁16によって部分的に規定される。
図5に示されるように、各キャビティ6の側壁16は、キャビティ6に対する境界14を規定する。前記境界14は長手方向軸線Aと同軸である。所与のキャビティ6の横方向に弾性がある部分12はそれぞれ、境界14に対して長手方向軸線Aに向かって突出するように配置される。代替実施形態では、境界14はキャビティ側壁16以外の手段によって規定されてもよい。
図5および6を特に参照すると、各横方向に弾性がある部分12は、それぞれのキャビティ6の長手方向軸線Aを横断する面内に、例えば長手方向軸線Aに対して垂直な面内に、湾曲した輪郭18を含む。各横方向に弾性がある部分12の前記湾曲した輪郭18は、湾曲した輪郭18の頂点18aがそれぞれのキャビティ6の長手方向軸線Aに最も近い位置に設けられるようにして、位置付けられる。換言すれば、横方向に弾性がある部分12の湾曲した輪郭は、頂点18aが湾曲した輪郭18の残りの部分よりも長手方向軸線Aの近くに設けられるように、それぞれのキャビティ6に向かって湾曲している。特に図5および6で分かるように、この配置は、横方向に弾性がある部分12がばねのような機能性を有するように、「弓状」の輪郭を提供する。
図5を更に参照すると、所与のキャビティ6に関して、側壁16によって規定される境界14は、長手方向軸線Aと同軸である実質的に円形の境界14である。キャビティ6の横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線Aに向かう方向で円形の境界14から離れる方向に変形された、キャビティ側壁16の一部分から形成される。換言すれば、側壁16は実質的に円形の断面を備え、横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線Aに向かってこの円形の断面から離れる方向で変形される。
横方向に弾性がある部分12それぞれの湾曲した輪郭18は、円形の境界14の円弧20によって結びつけられる。更に、横方向に弾性がある部分12の湾曲した輪郭18は、弦22を中心にした円弧20の鏡像の反転として形作られる。図5および6に示される実施形態では、キャビティの開放端10に近い円弧20に対する角度は約50°である。しかしながら、他の適切な角度が使用されてもよいことが理解されるであろう。キャビティ6の形状により、キャビティ6の基部8に近い円弧に対する角度は異なることがあることが認識されるであろう。
キャビティ6の開放端10での隣接する横方向に弾性がある部分12間における側壁16の円弧の長さは、10mm〜20mmの範囲である。しかしながら、他の適切な円弧の長さが使用されてもよいことが理解されるであろう。キャビティ6の形状により、キャビティ6の基部8に近い隣接する横方向に弾性がある部分12間における側壁16の円弧の長さは、はるかに短いものであることができ、例えば0〜20mmの範囲、例えば0〜10mmであることが認識されるであろう。
図4を参照すると、所与のキャビティ6の横方向に弾性がある部分12は、キャビティ6の基部8から離れる方向で延在する、弓状の輪郭24を規定するように配置される。各横方向に弾性がある部分12の弓状の輪郭24は、弓状の輪郭24の頂点24aが長手方向軸線Aから最も遠くに位置するように配置される。換言すれば、弓状の輪郭24は、頂点24aが弓状の輪郭24の残りの部分よりも長手方向軸線Aから離れて位置するようにして延在する。このように、実質的に卵形のキャビティ6が提供される。換言すれば、キャビティ6は卵の形状にほぼ対応するように形作られる。
図1で分かるように、蓋3はカバー部分48と側壁50とを備える。側壁50は、蓋3が閉止構成のとき、カバー部分48から卵のパッケージ2の本体4に向かって延在するように配置される。蓋3の側壁50の一部分は、ヒンジ5によって本体4に連結される。
カバー部分48は、蓋3が閉じているときに本体4に面するカバー内表面52と、蓋3が閉じているときに本体4から離れる方向に面するカバー外表面54とを有する。
図示される実施形態のパッケージ2は、長方形の配置で構成された6つのキャビティ6を備えるので、パッケージ本体4は4つの角28を有する。図1〜3に示されるように、本体4は、隣接するキャビティ6間の位置で本体4から延在する、例えば4つのキャビティ6群の間の中央位置から延在する、一対の支柱26を含む。支柱26は、蓋3が閉じられたとき、蓋3のカバー内表面52に当接するように構成される。このように、パッケージ2の蓋3への衝撃に対抗する更なる強度および支持がもたらされて、パッケージ2に収容された卵を損傷する可能性が低減される。
図1〜3を参照すると、本体4の角28に隣接して設けられる横方向に弾性がある部分12はそれぞれ、弓状の輪郭24の頂点24aを超える高さまで延在するように配置される。このように、本体の角28に設けられる横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線Aに向かって、換言すればキャビティ6に向かって突出する。
同様に、支柱26に隣接して設けられる横方向に弾性がある部分12は、支柱26に沿った高さまで延在するように配置されるので、横方向に弾性がある部分12は弓状の輪郭24の頂点24aを超えて延在する。このように、支柱26に隣接して設けられる横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線Aに向かって、換言すればキャビティ6に向かって突出する。
結果として、本体4の角28および支柱26に隣接して設けられる横方向に弾性がある部分は、「把持」動作を提供することによって、例えば卵の最も幅広の部分にわたって突出することによって、それぞれのキャビティ6に収容された卵を保定するように作用する。
残りの横方向に弾性がある部分12、即ち本体4の角28または支柱26に隣接しない部分は、部分12が弓状の輪郭24の頂点24aを超えて基部から延在しないようにして設けられる。換言すれば、角または支柱に隣接しない横方向に弾性がある部分の領域におけるキャビティ開口部10は、弓状の輪郭24の頂点24aを超えない範囲で弓状の輪郭に沿って位置付けられる場所に設けられる。
代替実施形態では、本体4は、横方向に弾性がある部分12全てが弓状の輪郭24の頂点24aを超えない範囲で基部から延在するように配置された、横方向に弾性がある部分12を備えてもよい。あるいは、様々な高さを有する横方向に弾性がある部分12の他の組み合わせを使用することができる。
図1〜4に示されるように、各横方向に弾性がある部分12に隣接し、本体4の上面70でキャビティ6の開放端10に近接して、スリット30が本体4に設けられる。スリット30をパッケージ2の本体4に設けることによって、横方向に弾性がある部分12の屈曲が容易になる。いくつかの実施形態では、スリット30はキャビティ6の基部の近くにも設けられて、やはり横方向に弾性がある部分12の屈曲が容易になる。これは図13に示されている。
卵のパッケージ2は、プラスチック材料、例えばポリプロピレンから形成される。代替実施形態では、卵のパッケージは、発泡プラスチック、紙、厚紙、混疑紙、または他の任意の適切な材料から形成することができる。
卵のパッケージが形成されるプラスチック材料の厚さは、一般的に、0.4〜1.0mmの範囲、例えば0.4〜0.7mm、例えば0.4〜0.5mmである。したがって、それぞれのキャビティの側壁16は、0.4〜1.0mm、例えば0.4〜0.7mm、例えば0.4〜0.5mmの範囲の厚さを有する。
例えば紙ベースの材料の代わりに、プラスチック材料を使用することは、使用される材料の厚さを低減できるという点で特に有利である。これには、卵のパッケージをより密に積み重ねることができるという利益があり、結果として、所与の空間体積で、例えば車両でより多数の卵箱を搬送することができる。
各横方向に弾性がある部分12の少なくとも一部分は、卵のパッケージの残りの少なくとも一部分と比べて、低減された厚さを備える。図示される実施形態では、各横方向に弾性がある部分12は、それぞれのキャビティ6の側壁16と比べて、低減された厚さを備える。横方向に弾性がある部分12の厚さを低減することによって、横方向に弾性がある部分12の屈曲が容易になる。例えば、それぞれの横方向に弾性がある部分の厚さは、0.2mm〜1.0mmの範囲、例えば0.2mm〜0.7mmの範囲、例えば0.2mm〜0.5mmの範囲、例えば0.25〜0.4mmの範囲、例えば0.25〜0.3mmの範囲である。
いくつかの実施形態では、横方向に弾性がある部分12、および卵のパッケージの残りの少なくとも一部分、例えば側壁16は、同じ厚さを有する。
図示される実施形態では、各キャビティ6の基部8は、前記長手方向軸線Aに対するキャビティ6に入っている卵の長手方向移動に対抗して支持するように配置された、長手方向に弾性がある部分32を備える。更に詳細に後述するように、長手方向に弾性がある部分32は、キャビティ6内の長手方向移動に対抗して卵を支持するために、屈曲するように構成される。長手方向に弾性がある部分32は、基部8と一体的に形成され、前記キャビティ6に向かって突出するように配置される。
図示される実施形態の長手方向に弾性がある部分32は、実質的にドーム状であって、ドームの頂点はキャビティ6に最も近い位置にある。図7で分かるように、ドーム状部分32の頂点は、卵68の端部部分を受け入れるように形作られた中央の窪み36を含む。長手方向に弾性がある部分32はまた、(キャビティ6の内部から見て)チャネル38と対応する隆起40とを含み、チャネル38および隆起40はドーム状部分32の頂点に対して同心である。
図7は、単一のチャネル38と対応する隆起40とを備える、長手方向に弾性がある部分32の第1の実施形態を示している。図8は、単一のチャネル38と対応する隆起40とをやはり備える、長手方向に弾性がある部分32の第2の実施形態を示している。図8は、2つのチャネル38と2つの対応する隆起40とを含む、長手方向に弾性がある部分32の第3の実施形態を示している。任意の数の、例えば1つ、2つ、3つ、もしくは4つの、チャネル58および/または隆起60が使用されてもよい。
各キャビティ6の長手方向に弾性がある部分32は、例えばキャビティ6内の卵68によって、長手方向の力が部分32に加えられたときに屈曲して、長手方向に弾性がある部分32をキャビティ6から離れる方向に動かすように構成される。このように、長手方向の力は長手方向に弾性がある部分32によって吸収される。同心のチャネル38および対応する隆起40の配置によって、この屈曲が容易になる。
長手方向に弾性がある部分32が長手方向の力を受けなくなると、部分32はキャビティ6に向かって、即ち長手方向軸線Aに向かって跳ね返って、元の位置に戻る。
チャネル38および隆起40の数を増加させることによって、長手方向に弾性がある部分32における屈曲全体が増加すると考えられる。
図7〜9に示される実施形態それぞれにおいて、ドーム状部分32は、リング42を規定する円形の周囲を含む。ドーム状部分32の円形の周囲は、基部8がキャビティ6の側壁16と交わるところに設けられる。これによって、本質的に強いため、キャビティ6内の卵68への衝撃に対して更に保護をもたらす、剛性のリング42が提供される。リング42はまた、卵のパッケージ2を載せることができる足部を形成するように配置される。
長手方向に弾性がある部分32の少なくとも一部分は、卵のパッケージ2の残りの少なくとも一部分と比べて、低減された厚さを備える。図示される実施形態では、長手方向に弾性がある部分32の少なくとも一部分は、キャビティ6の側壁16と比べて、低減された厚さを備える。図示される実施形態では、長手方向に弾性がある部分32の厚さは、円形の周囲42と頂点との間で徐々に低減されて、最も厚さが低減された領域は頂点にある。これは図7〜9に示されている。
長手方向に弾性がある部分32の少なくとも一部分の厚さを低減することによって、長手方向に弾性がある部分32の屈曲が容易になる。例えば、長手方向に弾性がある部分の最も狭い部分の厚さは、0.2mm〜1.0mmの範囲、例えば0.2mm〜0.7mmの範囲、例えば0.2mm〜0.5mmの範囲、例えば0.25〜0.4mmの範囲、例えば0.25〜0.3mmの範囲である。
いくつかの実施形態では、長手方向に弾性がある部分32の少なくとも一部分、および卵のパッケージの残りの少なくとも一部分、例えば側壁16は、同じ厚さを有する。
卵のパッケージ2が使用中のとき、卵68はキャビティ6の少なくとも1つに導入される。卵が十分に大きい場合、卵がキャビティ6に導入されると、卵68の表面がキャビティ6の横方向に弾性がある部分12と接触する。卵68がキャビティ6内へと入るにつれて、横方向に弾性がある部分12はキャビティ6から離れる方向に屈曲し、それによって卵68を収容する。
卵68は、キャビティ6の基部に設けられたドーム状の長手方向に弾性がある部分32の中央の窪み36に卵68の端部が載るようにして、キャビティ6内に位置する。
図7〜9で分かるように、卵68がキャビティ6内の定位置にあるとき、横方向に弾性がある部分12は卵の表面に当接する。あるいは、卵が比較的小さい場合、横方向に弾性がある部分12のいずれも卵の表面に当接しないか、横方向に弾性がある部分12のいくつかのみが卵の表面に当接することがある。このように、卵のパッケージ2は、一連のサイズ範囲の卵を収容するように構成される。
卵が卵のパッケージのキャビティ内に位置付けられると、蓋3が閉じられて本体4に被さり、したがって卵に被さる。
卵のパッケージ2が運搬されるかまたは別の形で移動もしくは搬送される際、卵68は、横方向に弾性がある部分12によってキャビティ6内の横方向移動に対抗して支持される。卵のパッケージ2が横方向の力によって衝撃を受けたとき、卵のパッケージ2が保持している卵は、横方向に弾性がある部分12によって横方向移動に対抗して支持される。
卵のパッケージ2が横方向の力を受けると、キャビティ6の1つの中にある卵68が、キャビティ6の側面に押し付けられることがある。このように、卵68は、キャビティ6の横方向に弾性がある部分12に対して横方向の力を加える。上述したように、横方向に弾性がある部分12はそれぞれ、卵68が横方向に弾性がある部分12に対して横方向の力を加えたときに屈曲して、横方向に弾性がある部分12をキャビティ6から離れる方向に、即ち長手方向軸線Aから離れる方向に動かすように構成される。このように、横方向の力は、横方向に弾性がある部分12によって少なくとも部分的に吸収される。横方向に弾性がある部分12が横方向の力を受けなくなると、部分12はキャビティ6に向かって、即ち長手方向軸線Aに向かって跳ね返って、元の位置に戻る。
したがって、横からの力は、横方向に弾性がある部分12を屈曲させることによってそれらの部分によって少なくとも部分的に吸収されるので、横からの衝撃によって卵が破損する可能性が低減される。
それに加えて、卵68は、基部8の長手方向に弾性がある部分32によって、キャビティ6内での長手方向移動に対抗して支持される。卵のパッケージ2が長手方向の力を受けると、キャビティ6内の卵68が、キャビティ6の基部8に押し付けられることがある。このように、卵68は、キャビティ6の長手方向に弾性がある部分32に長手方向の力を加える。上述したように、長手方向に弾性がある部分32はそれぞれ、卵68が部分32に対して長手方向の力を加えたときに屈曲して、長手方向に弾性がある部分32をキャビティ6から離れる方向に動かすように構成される。このように、長手方向の力は、長手方向に弾性がある部分32によって少なくとも部分的に吸収される。
長手方向に弾性がある部分32が長手方向の力を受けなくなると、部分32はキャビティ6に向かって跳ね返って元の位置に戻る。
したがって、端からの力は、長手方向に弾性がある部分32が屈曲することによってこの部分32によって吸収されるので、端からの衝撃によって卵が破損する可能性が低減される。
卵68がキャビティ6から取り出されるとき、横方向に弾性がある部分12がキャビティ6から離れる方向に屈曲して、卵68を取り出すことができるようになる。あるいは、卵68が比較的小さい場合、横方向に弾性がある部分12のいずれも卵の表面に当接していないことがあるので、単純に卵68を取り出すことができる。
いくつかの実施形態では、蓋28は、一連の追加のまたは第2の長手方向に弾性がある部分44を備え、それによって、各キャビティ6が基部8に第1の長手方向に弾性がある部分32を備え、対応する第2の長手方向に弾性がある部分44が蓋3によって提供される。各第2の長手方向に弾性がある部分44は、蓋3のカバー48と一体的に設けられる。図10の実施形態では、各第2の長手方向に弾性がある部分44は複数の弾性のフィンガー46の形態である。
複数の弾性のフィンガー46は蓋3のカバー内表面52から延在する。図示される実施形態では、各第2の長手方向に弾性がある部分44は、二対の正反対の位置で対向するフィンガー46として配置される4つの弾性のフィンガー46を含む。4つの弾性のフィンガー46の各組は、蓋が閉位置にあるとき、それぞれのキャビティ6の長手方向軸線Aに対して均等に離隔される。換言すれば、4つセットの各弾性のフィンガー46は、長手方向軸線Aから等距離である。
図11から分かるように、複数の弾性のフィンガー46は、カバー外表面54が平坦なままであるようにして、カバー内表面52から延在する。このように、例えばインモールド・ラベリングによって、容器にラベリングを適用することが容易になる。
各弾性のフィンガー46は、正反対の位置で対向する弾性のフィンガー46の対が互いから離れる方向に延在するように、湾曲している。換言すれば、各弾性のフィンガー46は、長手方向軸線Aから離れる方向に延在するように湾曲している。このように、弾性のフィンガー46は、蓋3が閉じているとき、対応するキャビティ6内の卵68に当接するように配置される。これは図11に示されている。あるいは、比較的小さい卵がキャビティ6内にある場合、弾性のフィンガー46は卵の表面に当接しないことがある。
各弾性のフィンガー46の湾曲した輪郭によって、それぞれのキャビティ6の長手方向軸線Aに対する長手方向の力が加えられたとき、弾性のフィンガー46が屈曲することが容易になる。弾性のフィンガー46は、長手方向軸線Aから離れる方向に屈曲するように構成される。換言すれば、弾性のフィンガー46は、正反対の位置で対向する対の各弾性のフィンガー46が対のうち他方の弾性のフィンガー46から離れる方向で屈曲するように構成されるようにして、屈曲するように構成される。
使用中、卵のパッケージが長手方向の力を受けると、キャビティ6内の卵68が、キャビティ6の蓋3に押し付けられることがある。このように、卵68は、卵68が中に位置するキャビティ6に対応する蓋3の長手方向に弾性がある部分44に対して、即ちキャビティ6に対応する4つの弾性のフィンガー46に対して、長手方向の力を加える。上述したように、弾性のフィンガー46は、卵68が弾性のフィンガー46に対して長手方向の力を加えたときに屈曲して、弾性のフィンガー46が長手方向軸線Aから離れる方向に屈曲するように構成される。このように、長手方向の力は、弾性のフィンガー46によって少なくとも部分的に吸収される。
弾性のフィンガー46が長手方向の力を受けなくなると、フィンガー46は長手方向軸線Aに向かって跳ね返って元の位置に戻る。
したがって、各キャビティ6に対して、第1の長手方向に弾性がある部分32を基部8に、第2の長手方向に弾性がある部分44を蓋に設けることによって、キャビティ6内の卵68が、蓋3の方向および基部8の方向両方の長手方向移動に対抗して支持される。
図12は、蓋3に設けられる長手方向に弾性がある部分44の代替実施形態を示している。この実施形態では、第2の長手方向に弾性がある部分44は蓋28と一体的に提供される。図12から認識されるように、第2の長手方向に弾性がある部分44は、第1の長手方向に弾性がある部分32と実質的に同じである。
第1の長手方向に弾性がある部分32と同じく、第2の長手方向に弾性がある部分44は、実質的にドーム状であって、ドームの頂点は対応するキャビティ6に最も近い位置に設けられる。第2の長手方向に弾性がある部分44はそれぞれ、蓋3が閉位置にあるとき、キャビティ6内に位置付けられた卵68の端部部分を受け入れるように形作られた、中央の窪み56を含む。
図12に示される第2の長手方向に弾性がある部分44は、(キャビティ6の内部から見て)一対のチャネル58と対応する一対の隆起60とを含み、チャネル58および隆起60は、第2の長手方向に弾性がある部分44のドーム形状の頂点と同心である。第1の長手方向に弾性がある部分32と同じく、多数の異なる輪郭が可能である。いくつかの実施形態では、単一のチャネル58および隆起60が設けられてもよい。例えば、図7、8、および9に示したものと同様の輪郭を使用することができる。第2の長手方向に弾性がある部分44を提供するのに任意の適切な輪郭が使用されてもよく、例えば、任意の数のチャネル58および/または隆起60、例えば1つ、2つ、3つ、または4つが使用されてもよいことが理解されるであろう。
第2の長手方向に弾性がある部分44の少なくとも一部分は、卵のパッケージの残りの少なくとも一部分と比べて、低減された厚さを備える。図示される実施形態では、第2の長手方向に弾性がある部分44は、蓋3のカバー部分48と比べて、低減された厚さを備える。図示される実施形態では、第2の長手方向に弾性がある部分44の厚さは、ドーム形状の周囲と頂点との間で徐々に低減されて、最も厚さが低減された領域は頂点にある。
第2の長手方向に弾性がある部分44の少なくとも一部分の厚さを低減することによって、第2の長手方向に弾性がある部分44の屈曲が容易になる。例えば、第2の長手方向に弾性がある部分の最も狭い部分の厚さは、0.2mm〜1.0mmの範囲、例えば0.2mm〜0.7mmの範囲、例えば0.2mm〜0.5mmの範囲、例えば0.25〜0.4mmの範囲、例えば0.25〜0.3mmの範囲である。
いくつかの実施形態では、第2の長手方向に弾性がある部分44の少なくとも一部分、および卵のパッケージの残りの少なくとも一部分、例えば蓋3のカバー部分48は、同じ厚さを有する。
基部8に設けられた第1の長手方向に弾性がある部分32と同じく、蓋3の第2の長手方向に弾性がある部分44は、例えば対応するキャビティ6内の卵68によって、長手方向の力が部分44に加えられたときに屈曲して、第2の長手方向に弾性がある部分44をキャビティ6から離れる方向に動かすように構成される。このように、長手方向の力は第2の長手方向に弾性がある部分44によって吸収される。同心のチャネル58および対応する隆起60の配置によって、この屈曲が容易になる。第2の長手方向に弾性がある部分44が長手方向の力を受けなくなると、部分44はキャビティ6に向かって跳ね返って元の位置に戻る。
したがって、卵のパッケージ2が長手方向の力を受けると、キャビティ6内の卵68が、キャビティ6の蓋3に押し付けられることがある。このように、卵68は、蓋3の第2長手方向に弾性がある部分44に長手方向の力を加える。上述したように、第2の長手方向に弾性がある部分44はそれぞれ、卵68が部分44に対して長手方向の力を加えたときに屈曲して、長手方向に弾性がある部分44をキャビティから離れる方向に動かすように構成される。このように、長手方向の力は、第2の長手方向に弾性がある部分44によって少なくとも部分的に吸収される。
第2の長手方向に弾性がある部分44が長手方向の力を受けなくなると、部分44はキャビティ6に向かって跳ね返って元の位置に戻る。
このように、卵のパッケージ2のキャビティ6に入っている卵は、キャビティ6の基部8の方向および蓋3の方向の、長手方向軸線Aに対する長手方向移動に対抗して支持される。
したがって、端からの力は、基部および蓋の長手方向に弾性がある部分32、44を屈曲させることによってそれらの部分によって少なくとも部分的に吸収されるので、端からの衝撃によって卵68が破損する可能性が低減される。
1つまたは複数の実施形態を参照して本発明を上記に記載してきたが、添付の特許請求の範囲で定義されるような本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更または修正が行われてもよいことが認識されるであろう。例えば、代替実施形態では、長手方向に弾性がある部分は蓋のみによって提供され、換言すれば、基部によって提供される長手方向に弾性がある部分は存在しない。
横方向に弾性がある部分に関して、他の適切な輪郭も使用できることが認識されるであろう。例えば、横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線Aを横断する面内で、湾曲した輪郭18ではなく、図14に示されるような平坦な輪郭62を備えてもよい。横方向に弾性がある部分12の屈曲は、キャビティ開口部10に隣接して設けられるスリット30によって容易になる。図1〜6の横方向に弾性がある部分12に関連して記載した残りの特徴は、図14に示される横方向に弾性がある部分12にも当てはまることが認識されるであろう。
あるいは、図15に示されるように、横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線Aを横断する面内で、一対の頂点18aを有する湾曲した輪郭18を備えてもよい。各頂点18aは、長手方向軸線Aに最も近い位置に設けられる。図1〜6の横方向に弾性がある部分12に関連して記載した残りの特徴は、図15に示される横方向に弾性がある部分12にも当てはまることが認識されるであろう。
図15に示されるような横方向に弾性がある部分12は、図1〜6の横方向に弾性がある部分12と同様の形で、キャビティ6から離れる方向に屈曲するように配置される。1つのキャビティ6につき4つの横方向に弾性がある部分12が存在する場合、キャビティ内の卵が、卵の側面の周りの最大8つの接触点で、即ち各頂点18aで、横方向に弾性がある部分12に接触するという利点がある。したがって、卵の側面に対するあらゆる衝撃荷重を8つの接触点に拡散することができる。
図16は、各横方向に弾性がある部分12が、キャビティ6の基部8から離れる方向でキャビティ6の側壁16から延在する、弾性のフィンガー64として形成される、更なる代替実施形態を示している。各弾性のフィンガー64は、図1〜6に関連して記載した横方向に弾性がある部分12と同じ特徴を備える。それに加えて、各弾性のフィンガー64は、フィンガー64のいずれかの側に沿って、キャビティ開口部10に隣接する位置で頂部を横切って延在する、スリット66によって規定される。換言すれば、スリット66は、フィンガー64を規定するように実質的にU字形である。スリット66は、キャビティ側壁16に沿って延在する2つの平行なスリット66aと、キャビティ開口部10において2つの平行なスリット66aの間に延在する第3のスリット66bとで形成される。第3のスリット66bは、本体4の上面70に形成される。図16から分かるように、各弾性のフィンガー64は、キャビティ側壁16の残りの部分を越えてキャビティ6内へと突出する。
各弾性のフィンガー64は、卵が弾性のフィンガー64に対して横方向の力を加えたときに屈曲して、フィンガー64をキャビティ6から離れる方向に、即ち長手方向軸線Aから離れる方向に動かすように構成される。このように、横方向の力は弾性のフィンガー64によって吸収される。弾性のフィンガー64が横方向の力を受けなくなると、フィンガー64はキャビティ6に向かって、即ち長手方向軸線Aに向かって跳ね返って、元の位置に戻る。
横方向に弾性がある部分の更なる実施形態が図17および18に示されている。この実施形態では、各横方向に弾性がある部分12は、図1〜6に関連して記載したものと同じである。特に、横方向に弾性がある部分12は、長手方向軸線を横断する面内で湾曲した輪郭18を含む。横方向に弾性がある部分12はまた、実質的に卵形のキャビティ6が提供されるように、キャビティ6の基部8から離れる方向に延在する弓状の輪郭24を含む。
図17および18の実施形態の横方向に弾性がある部分12は、各横方向に弾性がある部分12の弓状の輪郭24がキャビティ6の全長に延在しないという点で、図1〜6とは異なる。弓状の輪郭24は、キャビティ6の高さに沿って部分的に延在する。横方向に弾性がある部分12はキャビティ6の開いた口に向かって延在するので、凸状の輪郭と考えることができる弓状の輪郭24は、キャビティ6から離れる方向に延在する湾曲した輪郭72へと移行する。凸状の湾曲した輪郭72は、横方向に弾性がある部分12が卵のパッケージ本体4の上面70に連結される、キャビティ6の開放端8で終端する。
横方向に弾性がある部分12の湾曲した輪郭18が長手方向軸線Aを横断する面内にあり、横方向に弾性がある部分12の湾曲した輪郭72が長手方向軸線Aに沿った面内にあることにより、長手方向軸線Aに向かって膨張または突出した凸状部分74が形成される。凸状部分74は、長手方向軸線Aに最も近い位置に頂点を有する、ドーム状部分と考えることができる。
凸状部分74の曲率によって、このドーム状部分が長手方向軸線Aから離れるように偏向することができる。したがって、卵がキャビティ6に導入されるとき、凸状部分74が長手方向軸線Aから離れるように偏向して卵を収容する。凸状部分74は弾性なので、卵がキャビティ6から取り出されると、凸状部分74は跳ね返って元の形状に戻る。このように、卵に衝撃を与える横方向の力を吸収することが容易になる。
凸状部分74は、キャビティ6内の卵の表面に当接するように配置される。このように、凸状部分74が卵の表面に対して「把持」動作を提供することによって、卵をキャビティ6内で保定することが容易になる。
凸状部分74または横方向に弾性がある部分12全体が偏向できるようにするのに、キャビティ側壁16および/または本体上壁70にスリットもしくは開口部は不要であることに注目されたい。
凸状部分74はまた、上記に詳述した横方向に弾性がある部分12全体と同じく、パッケージの残りの部分に対して低減された厚さを備える。例えば、凸状部分74の厚さは、0.2mm〜1.0mmの範囲、例えば0.2mm〜0.7mmの範囲、例えば0.2mm〜0.5mmの範囲、例えば0.25〜0.4mmの範囲、例えば0.25〜0.3mmの範囲である。
いくつかの実施形態では、凸状部分74、および卵のパッケージの残りの少なくとも一部分、例えば側壁16は、同じ厚さを有する。

Claims (20)

  1. 本体を備え、前記本体が卵を受け入れるキャビティを規定し、前記キャビティが、基部と開放端とを備えるとともに、前記基部と前記開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、前記長手方向軸線が使用中は垂直であるように意図され、パッケージが、前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の横方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の横方向に弾性がある部分を備える、卵のパッケージ。
  2. 1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分が屈曲するように配置され、それによって前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の横方向移動に対抗して支持する、請求項1に記載の卵のパッケージ。
  3. 前記パッケージが複数の横方向に弾性がある部分を備え、任意に、前記複数の横方向に弾性がある部分が前記長手方向軸線に対して実質的に均等に離隔され、任意に、前記複数の横方向に弾性がある部分が一対または複数対の正反対の位置で対向する横方向に弾性がある部分の形で配置される、請求項1または2に記載の卵のパッケージ。
  4. 前記本体が、前記長手方向軸線と同軸の前記キャビティに対して境界を規定し、1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分が、前記境界に対して前記長手方向軸線に向かって突出し、任意に、1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分が、湾曲した輪郭の頂点が前記キャビティの前記長手方向軸線に最も近い位置に設けられるようにして、前記長手方向軸線を横断する面内で湾曲した輪郭を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  5. 前記境界が円形の境界であり、1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分が湾曲した輪郭を備え、前記湾曲した輪郭が前記円形の境界の円弧によって結びつけられ、任意に、1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分の前記湾曲した輪郭が弦を中心にして円弧の反転として形作られる、請求項4に記載の卵のパッケージ。
  6. 1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分が、前記キャビティの前記基部から離れる方向で延在する弓状の輪郭を規定するように配置され、前記弓状の輪郭の頂点が前記長手方向軸線から最も遠くに位置し、任意に、前記横方向に弾性がある部分の少なくとも1つが、前記弓状の輪郭の前記頂点よりも遠くには延在せず、任意に、前記横方向に弾性がある部分の少なくとも1つが、前記弓状の輪郭の前記頂点を越えて延在して、前記長手方向軸線に向かって突出する、請求項1から5のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  7. 前記本体が、前記キャビティの前記基部と前記開放端との間に延在する側壁を備え、任意に、1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分が前記側壁のそれぞれの部分によって提供され、任意に、1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分が前記側壁と一体である、請求項1から6のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  8. 前記本体が、1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分の屈曲を容易にするように配置された、スリットまたは開口部を備え、任意に、前記スリットまたは開口部が、前記キャビティの前記開放端に隣接して、ならびに/あるいは、前記キャビティの前記基部と前記開放端との間に延在する前記側壁の長さの少なくとも一部分に沿って提供される、請求項7に記載の卵のパッケージ。
  9. 前記本体が、前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分を備える、請求項1から8のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  10. 本体を備え、前記本体が卵を受け入れるキャビティを規定し、前記キャビティが、基部と開放端とを備えるとともに、前記基部と前記開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、前記長手方向軸線が使用中は垂直であるように意図され、パッケージが、前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分を備える、卵のパッケージ。
  11. 1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が屈曲して、前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の卵の長手方向移動に対抗して支持する、請求項9または10に記載の卵のパッケージ。
  12. 1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分の少なくとも1つが、前記キャビティの前記基部によって提供されるとともに、前記キャビティに向かって突出し、任意に、1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が前記基部と一体である、請求項9から11のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  13. 1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が実質的にドーム状であって、前記ドームの頂点が前記キャビティに最も近い位置にあり、任意に、1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が、前記ドーム形状の前記頂点に、卵の一部分を受け入れるように構成された中央の窪みを備え、任意に、1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が、前記ドームの前記頂点と同心の少なくとも1つのチャネルおよび/または隆起を備え、任意に、前記ドームの前記頂点とそれぞれ同心である複数のチャネルが提供される、請求項12に記載の卵のパッケージ。
  14. 実質的にドーム状の1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が、前記卵のパッケージを載せることができる足部を形成するように配置されるリングを規定する、円形の周囲を備える、請求項13に記載の卵のパッケージ。
  15. 前記卵のパッケージが、前記キャビティを有する前記本体と、前記本体に連結された蓋とを備え、1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分の少なくとも1つが前記蓋によって提供され、任意に、1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が前記蓋と一体である、請求項9から14のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  16. 1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が、前記蓋が閉じているときに前記蓋から前記キャビティに向かって延在する、1つまたは複数の弾性のフィンガーを備え、任意に、各長手方向に弾性がある部分が、二対の正反対の位置で対向するフィンガーとして配置される4つの弾性のフィンガーを備え、任意に、各弾性のフィンガーが、前記蓋が閉じているとき、前記弾性のフィンガーが前記長手方向軸線から離れる方向に延在するような、湾曲した輪郭を備える、請求項15に記載の卵のパッケージ。
  17. 1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が実質的にドーム状であって、前記ドームの頂点が前記キャビティに最も近い位置にあり、任意に、1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が、前記ドーム形状の前記頂点に、卵の一部分を前記キャビティに受け入れるように構成された中央の窪みを備え、任意に、1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分が、前記ドームの前記頂点と同心の少なくとも1つのチャネルおよび/または隆起を備え、任意に、前記ドームの前記頂点とそれぞれ同心である複数のチャネルが提供される、請求項15に記載の卵のパッケージ。
  18. 第1の長手方向に弾性がある部分が前記基部によって提供され、第2の長手方向に弾性がある部分が前記蓋によって提供される、請求項15から17のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  19. 1つまたは複数の前記横方向に弾性がある部分および/または1つまたは複数の前記長手方向に弾性がある部分の少なくとも一部分が、前記卵のパッケージの残りの少なくとも一部分と比べて、低減された厚さを備える、請求項1から18のいずれか一項に記載の卵のパッケージ。
  20. 本体を備え、前記本体が卵を支持するキャビティを規定し、前記キャビティが、基部と開放端とを備えるとともに、前記基部と前記開放端との間の方向で延在する長手方向軸線を規定し、前記長手方向軸線が使用中は垂直であるように意図され、パッケージが、前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の前記卵の横方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の横方向に弾性がある部分と、前記長手方向軸線に対する前記キャビティ内の前記卵の長手方向移動に対抗して支持するように配置された、1つまたは複数の長手方向に弾性がある部分とを備える、卵のパッケージ。
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