JP2020510714A - 圧縮した微粒子組成物、それらを製造する方法およびそれらの使用 - Google Patents

圧縮した微粒子組成物、それらを製造する方法およびそれらの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、1〜7質量%の有機結合剤、0〜50質量%の水、およびタルク、ウォラストナイトまたはそれらの混合物から選択される無機微粒子材料を含む組成物に関する。組成物は、圧縮した組成物、例えば圧縮した造粒組成物、例えばブリック、ブリケット、ペレット、プレッシング、モールド、プリフォーム、噴霧乾燥粉末、タブレット、集合体、ロッド、顆粒もしくは凝集体、またはそれらの任意の混合物であってもよい。さらに本発明は、これらの組成物を製造する方法およびそれらの使用に関する。

Description

本発明は、圧縮した鉱物組成物およびそれらの製造の方法に関する。さらに本発明は、充填剤としての、例えばポリマー組成物用の充填剤としての、本発明による組成物の使用に関する。最後に、本発明の圧縮した組成物を含む充填剤も、本発明の一部を形成する。
微粒子鉱物組成物は、ある種の特性をポリマーに提供するために開発されている。例えば、タルク微粒子は、プラスチックにおいて剛性、またはゴムにおいてバリア性能を提供するために開発されている。例示的なタルク粒子は米国特許第6348536号に記載されている。近年、それらは例えば、タルク含有率が調合物の総含量に対して約5〜40質量%の範囲であるポリプロピレンベース調合物において使用されている。
例えば、タルクは、ポリマー組成物における機能性充填剤として、例えば、機能性組成物の1つまたは複数の電気的、物理的、機械的、熱的または光学的特性を改質、増強または調整するために使用されてもよい。タルクはまた、増量剤として、例えばインクまたは塗料において使用されてもよい。例えばプラスチック配合剤として、タルク充填剤は、剛性、耐熱性および寸法安定性を提供する。
微粒子ウォラストナイトも、塗料およびプラスチックにおいて添加剤として用いられている。プラスチックにおいて、ウォラストナイトは、引張および曲げ強さを改善し、樹脂の消費を低減し、高温での熱的および寸法安定性を改善する。
高性能プラスチックに関して、用いられるタルクおよび/またはウォラストナイト充填剤は、通常非常に微細である。これらの細かく分割された物のかさ密度およびタップ密度は低く、このことが輸送および取り扱いを難しく、経済的に困難にするのでそれらの使用は限定される。これらの問題を克服するために、圧密または脱気した微粒子組成物が、一般には市場に提供される。圧密化は、通常、水の存在下でペレット化プレスを使用して行われる。含水率が低いとかさ密度は高くなるが、最終使用者にとっては分散性が低下する。通常は、これらの要求特性間の妥協点を見つけ出さなければならない。
超微細なタルク粉末は、約0.1〜0.4g/cm3のかさ密度を有する。圧密超微細タルク粉末は、通常、約0.8〜1.2g/cm3のタップ密度を有している。圧密微粒子鉱物に対する需要が将来高まると予想されるので、より高いかさ密度、またはタップ密度が必要となる。
国際公開第2005/108506号は、タルクポリエチレンワックス、およびアミン、第四級アンモニウム塩、第四級ポリアンモニウム塩またはカルボン酸などの界面活性剤を含む熱可塑性材料で使用されるタルク含有組成物を開示している。組成物中のポリエチレンワックスの量が少ないほど、満足すべき結果を得るためには、より多くの界面活性剤を添加する必要がある。全般的に、造粒圧縮したタルク組成物は、92質量%以下の比較的低いタルク含有率を維持する。
したがって、従来技術には問題がある。
本発明は添付された特許請求の範囲に定義されている。
特に、本発明は、1〜7質量%の有機結合剤、場合によって、0〜50質量%の水;およびタルク、ウォラストナイトまたはそれらの混合物から選択される90〜99質量%の無機微粒子材料を含む、圧縮した造粒組成物によって具現化される。本発明の一実施形態によると、圧縮した造粒組成物は、ブリック、ブリケット、ペレット、プレッシング、モールド、プリフォーム、噴霧乾燥粉末、タブレット、集合体(aggregate)、ロッド、顆粒もしくは凝集体(agglomerate)、またはそれらの任意の混合物であってもよい。示される質量%は、有機結合剤および無機微粒子材料の総含量に対する。高いタルク含有率ならびに高いかさ密度およびタップ密度を有する圧縮した組成物を得ることができることがわかった。
一実施形態において、前記有機結合剤は、ステアリン酸またはその塩、パラフィン、モノステアリン酸グリセロール、ポリエチレングリコール、エチレン−酢酸ビニル(EVA)およびそれらの混合物から選択されてもよい。例えば、ステアリン酸塩は、ステアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸亜鉛から選択されてもよい。これらの有機結合剤が本発明における使用に特に適切であることがわかった。
一実施形態によれば、タルクは、微粉化タルク、二峰性タルクおよびカチオン性タルクから選択されてもよい。本発明は、これらのすべての種類のタルクに適用可能であることがわかった。
一実施形態によれば、組成物は、本質的に乾燥した組成物であってもよい。例えば、含水率は1質量%以下であってもよい。本発明による組成物は、乾燥した組成物として悪影響なしで、適切に使用されてもよいことがわかった。
さらなる一実施形態によれば、本発明による組成物中の無機微粒子材料の一部を形成するタルクおよび/またはウォラストナイト粒子は、1μm〜30μmの範囲のD50、および/または5μm〜80μmの範囲のD95を有していてもよい。例えば、本発明による組成物中の無機微粒子材料の一部としてのタルク粒子は、1μm〜10μmの範囲のD50、および/または5μm〜40μmの範囲のD95を有していてもよい。例えば、本発明による組成物中の無機微粒子材料の一部としてのタルク粒子は、3μm〜30μmの範囲のD50、および/または20μm〜80μmの範囲のD95を有していてもよい。本発明は、これらの粒径の微粒子材料の圧密に特に適切であることがわかった。
さらなる一実施形態によれば、圧縮した造粒組成物は、ISO 787/11に従って0.6〜1.4g/cm3のタップ密度を有する。密度が高いほど、組成物の貯蔵、輸送および取り扱いが効率的になる。
また、本発明の一部は、本発明の圧縮した造粒組成物を製造する方法であって、撹拌槽中で有機結合剤および微粒子無機材料を配合し、水を配合してもよいステップと、続いて得られた混合物をペレット化するステップとを含む方法である。上で挙げた成分が使用される場合、当業者に公知の標準ペレット化技法が用いられてもよいことがわかった。
一実施形態によれば、本方法は、ペレット化するステップの前または後のいずれかに、加熱により混合物を乾燥する追加のステップを含む。水の除去は、必要であれば、製造プロセスのいつでも行われてよいことがわかった。
一実施形態によれば、本方法は、有機結合剤を、水および微粒子材料と混合する前に加熱する追加のステップを含む。前記有機結合剤を加熱すると、混合ステップにおいて成分の混合を助けることができる。
本発明のさらなる一実施形態によれば、本方法において、有機結合剤は、前記微粒子材料への混合前に水と予備混合され、有機結合剤および水の混合物に界面薬剤(surface agent)が添加されてもよい。有機結合剤を水と予備混合すると、成分の容易な混合が改善され得ることがわかった。さらに、界面薬剤を添加すると、混合物の調製を助けることができる。
また、本発明の一部は、本発明の組成物またはその誘導体を含む充填ポリマーの組成物である、ポリマー組成物中の充填剤としての、本発明の圧縮した造粒組成物の使用である。本発明によれば、圧縮した造粒組成物は、ポリマー組成物中の充填剤として使用される場合、改善された取り扱いおよび輸送などのある利点を提供する。
以下の記載および言及が本発明の例示的な実施形態に関係があり、特許請求の範囲を限定するものではないことは理解される。
添付の特許請求の範囲による本発明は、微粒子タルクおよび/またはウォラストナイトを含む組成物を提供する。組成物は、圧縮した組成物の形状、例えばタブレット、ペレット、顆粒、集合体、ブリック、ブリケット、プレッシング、モールド、プリフォーム、噴霧乾燥粉末、ロッド、またはそれらの任意の混合物であってもよい。
無機微粒子は、ポリマー組成物において充填剤として長く使用されている。タルクおよびウォラストナイトは、充填剤として特に普及している。充填剤は、一般に最終使用者に乾燥形態で提供される。したがって、取り扱いを単純化しまた塵埃の形成を回避するために、無機微粒子物質を圧縮してペレットまたは他の圧縮した形態に圧縮することは有利である。圧縮した微粒子物質が占める体積を制限するために(i)高い質量含有率の活性成分、この場合タルクおよび/またはウォラストナイト、ならびに(ii)高いかさ密度およびタップ密度を有する、圧縮した無機微粒子物質を提供することが有利である。さらに好ましくは、最終使用の際、圧縮した微粒子物質は、ポリマー組成物中で良好な分散性を有し、言い換えれば、圧縮した形態の脱凝集は、達成するのが容易で効果的でなければならない。
天然鉱物は純粋な形態では見つからない。本明細書において使用される場合、用語「タルク」は、鉱物のケイ酸マグネシウムまたは鉱物の緑泥石(マグネシウムケイ酸アルミニウム)、または、その2種の混合物、場合によって、他の鉱物と関連する混合物、例えば、ドロマイトおよび/もしくはマグネサイト、またはさらに、滑石としても知られる合成タルクのいずれかを意味する。
本明細書において使用される場合、用語「ウォラストナイト」は、少量の鉄、マグネシウム、およびカルシウムに対して置換したマンガンを含有していてもよいカルシウムイノシリケート鉱物(CaSiO3)のいずれかを意味する。またそれは、ガーネット、ベスブ石、透輝石、透角閃石、緑簾石、斜長石、長石、輝石および方解石などの関連する鉱物を含有していてもよい。
本発明は、圧縮した微粒子タルクおよび/またはウォラストナイトを提供する有機結合剤の使用に基づく。特に高濃度のタルクおよび/またはウォラストナイトは、組成物中の非水性成分の合計質量に対して1〜7質量%の有機結合剤が用いられた場合、得ることができることがわかった。具体的な利点は、有機結合剤の使用が、水の存在下でまたは非存在下で用いられてもよいということである。次いで、圧縮した微粒子材料は、圧密後乾燥されてもよい。最終的に、挙げた量の有機結合剤を使用すると一方で圧密の理想的妥協点に導き、他方では分散性および機械的な性能を与える。
有機結合剤
有機結合剤は、組成物材料中の非水性成分の総量に対して1質量%〜7質量%の量で存在してもよい。例えば、本発明による組成物は、非水性成分の総量に対して約1質量%の有機結合剤、または約2質量%の有機結合剤、または約3質量%の有機結合剤、または約4質量%の有機結合剤、または約5質量%の有機結合剤、または約6質量%の有機結合剤、または約7質量%の有機結合剤、または1.5質量%〜6.0質量%の有機結合剤、または2.0質量%〜5.0質量%の有機結合剤、または2.5質量%〜4.0質量%の有機結合剤、または3.0質量%〜3.5質量%の有機結合剤、または1.5質量%〜3.0質量%の有機結合剤を含む
幾つかの実施形態において、用いられる有機結合剤は、ステアリン酸またはその塩、パラフィン、モノステアリン酸グリセロール、ポリエチレングリコール、エチレン−酢酸ビニル(EVA)およびそれらの混合物から選択されてもよい。例えば、有機結合剤がステアリン酸塩である場合、それはステアリン酸マグネシウムもしくはステアリン酸亜鉛またはそれらの混合物であってもよい。
水の添加
水は、本発明による組成物中に、非水性成分の総量に対して最大25質量%含まれていてもよい。例えば、圧縮した組成物は、非水性材料の総質量に対して約1質量%の水、または約2質量%の水、または約3質量%の水、または約4質量%の水、または約5質量%の水、または約6質量%の水、または約7質量%の水、または約8質量%の水、または約9質量%の水、または約10質量%の水、または約15質量%の水、または約20質量%の水、または約25質量%の水、または約30質量%の水、または約35質量%の水、または約40質量%の水、または約45質量%の水、または約50質量%の水を含んでいてもよい。例えば、本発明による組成物は、組成物中の非水性成分の総量に対して1質量%〜50質量%の水、または2質量%〜4質量%の水、または3質量%〜30質量%の水、または4質量%〜20質量%の水、または5質量%〜15質量%の水、または6質量%〜12質量%の水、または7質量%〜10質量%の水を含んでいてもよい。
他の実施形態において、本発明による組成物は、水を本質的に含まなくてもよい。例えば、本組成物は、通常の手段によってはもはや検出できない量の水を含んでもよいか、または、本組成物は、組成物中の非水性成分の総量に対して1質量%未満の水、または0.5質量%未満、または0.3質量%未満の水を含んでいてもよい。
有機結合剤の存在下で微粒子無機材料の圧密を容易にするために、水が添加されてもよく、その後、最終材料の要件に応じて、この水は除去されてもされなくてもよい。
無機微粒子材料
本発明は、タルクおよび/またはウォラストナイトから選択される微粒子無機材料の圧縮した組成物の提供に関する。本発明によれば、本組成物は、任意の相対的な比率のタルクおよびウォラストナイトを含んでいてもよい。例えば、無機微粒子材料は、タルクからなるか、もしくは本質的にそれからなってもよく、または、無機微粒子材料は、ウォラストナイトからなるか、もしくは本質的にそれからなってもよい。他の実施形態において、無機微粒子は、タルクおよびウォラストナイトの1:1(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約1:1(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの2:1(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約2:1(質量による)混合物、タルクおよびウォラストナイトの1:2(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約1:2(質量による)混合物、タルクおよびウォラストナイトの3:1(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約3:1(質量による)混合物、タルクおよびウォラストナイトの1:3(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約1:3(質量による)混合物、タルクおよびウォラストナイトの5:1(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約5:1(質量による)混合物、タルクおよびウォラストナイトの1:5(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約1:5(質量による)混合物、タルクおよびウォラストナイトの10:1(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約10:1(質量による)混合物、タルクおよびウォラストナイトの1:10(質量による)混合物、またはタルクおよびウォラストナイトの約1:10(質量による)混合物であってもよい。
本発明によれば、タルクおよび/またはウォラストナイトの量は、組成物中の非水性成分の総量に対して90〜99質量%であってもよい。例えば、タルクおよび/またはウォラストナイトの量は、約90質量%、または約91質量%、または約92質量%、または約93質量%、または約94質量%、または約95質量%、または約96質量%、または約97質量%、または約98質量%、または約99質量%、または91質量%〜98質量%、または92質量%〜97質量%、または93質量%〜96質量%、または94質量%〜95質量%であってもよい。
理解することができるように、本発明による組成物は、組成物中の非水性成分の総量に対して1質量%〜7質量%の有機結合剤、および90質量%〜99質量%の無機微粒子物質を含む。残り(最大100質量%)は、界面活性剤および/または不純物によって構成されてもよい。しかしながら、本発明による組成物はまた、すべての非水性材料に対して、本質的に100質量%の有機結合剤および無機微粒子物質を含んでいてもよい。
本発明の一実施形態によると、タルクは微粉化タルクであってもよい。本発明の一実施形態によると、タルクは単峰性粒径分布を有していてもよく、または、タルクは、例えば二峰性粒径分布などの多峰性粒径分布を有していてもよい。本発明の一実施形態によれば、タルクはカチオン性タルクであってもよい。
同様に、本発明によれば、ウォラストナイトは細かく分割されたウォラストナイトとして存在してもよい。本発明の一実施形態によれば、ウォラストナイトは単峰性粒径分布を有していてもよく、または、ウォラストナイトは、例えば二峰性粒径分布などの多峰性粒径分布を有していてもよい。
本発明によると、タルクは、1μm〜10μmの範囲のメジアン粒径(D50)を有していてもよく、例えばタルクのD50は、約1μm、または約2μm、または約3μm、または約4μm、または約5μm、または約6μm、または約7μm、または約8μm、または約9μm、または約10μm、または2μm〜9μm、または3μm〜8μm、または4μm〜7μm、または3.5μm〜6μmであってもよい。
本発明によると、タルクは、5μm〜40μmの範囲のD95粒径を有していてもよく、例えばタルクのD95は、約5μm、または約10μm、または約15μm、または約20μm、または約25μm、または約30μm、または約35μm、または約40μm、または7μm〜35μm、または10μm〜30μm、または12μm〜25μm、または15μm〜20μm、または8μm〜18μmであってもよい。
本発明によれば、ウォラストナイトは、3μm〜30μmの範囲のメジアン粒径(D50)を有していてもよく、例えばウォラストナイトのD50は、約3μm、または約5μm、または約10μm、または約15μm、または約20μm、または約25μm、または約30μm、または5μm〜25μm、または8μm〜22μm、または10μm〜20μm、または12μm〜18μm、または8μm〜15μmであってもよい。
本発明によれば、ウォラストナイトは、20μm〜80μmの範囲のD95粒径を有していてもよく、例えばウォラストナイトのD95は、約20μm、または約30μm、または約40μm、または約50μm、または約60μm、または約70μm、または約80μm、または25μm〜75μm、または35μm〜65μm、または45μm〜55μm、または30μm〜50μm、または22μm〜40μmであってもよい。
他に明示しない限り、無機微粒子材料に関して本明細書において言及されるタルクについての粒径特性は、Micromeritics Instruments Corporation、Norcross、Georgia、USA(www.micromeritics.com)によって提供され、本明細書において「Micromeritics Sedigraph 5100ユニット」と称されるSedigraph 5100機を使用し、ISO 13317−3に従って測定して水性媒体中に完全に分散した条件で微粒子材料の沈降によって周知の方式で測定される通りである。そのような機器は、当業界で「等価球の直径」(e.s.d)と称される、所与のe.s.d値未満の大きさを有する粒子の測定および質量による累積率のプロットを提供する。平均粒径D50は、この方法で求められた粒子e.s.dの値であり、そのD50値未満の等価球の直径を有する粒子が50質量%ある。D95値は、粒子の95質量%がそのD95値未満のesdを有する値である。
本発明による圧縮した微粒子組成物は、0.6g/cm3以上、または1.4g/cm3以下のタップ密度を有していてもよい。例えば、タップ密度は、0.6g/cm3〜1.4g/cm3、または0.7g/cm3〜1.3g/cm3、0.8g/cm3〜1.2g/cm3、0.9g/cm3〜1.1g/cm3、1.0g/cm3〜1.4g/cm3、例えば約0.6g/cm3、または約0.7g/cm3、または約0.8g/cm3、または約0.9g/cm3、または約1.0g/cm3、または約1.1g/cm3、または約1.2g/cm3、または約1.3g/cm3、または約1.4g/cm3などであってもよい。本明細書において使用する場合、圧縮した微粒子組成物のタップ密度は、ISO 787/11に従って測定される。
圧縮した材料を製造する方法
本発明は、また、本発明による組成物を製造する方法、すなわち、それぞれの原料から圧縮した造粒組成物を得る方法に関する。
本発明によれば、組成物は(i)有機結合剤ならびにタルクおよび/またはウォラストナイトから選択される無機微粒子材料を混合し、水を混合してもよいステップと、(ii)前記配合された混合物を圧縮するステップとによって得ることができる。
本発明によれば、圧縮ステップは、タブレット、ペレット、顆粒、集合体、ブリック、ブリケット、プレッシング、モールド、プリフォーム、噴霧乾燥粉末、ロッド、またはそれらの任意の混合物などの、取り扱いに関して実用的である形状に、無機微粒子物質を有機結合剤および場合によって水を用いて成形する役目をすることができる。これらの圧縮方法は当業界で公知である。例えば、ペレットは、KAHLプレスまたはCalifornia Pellet Mill、またはAlexanderwerkプレスを使用して得ることができる。
水を添加すると、無機微粒子材料の凝集を助け得るが、しかし、それが絶対に必要とは限らない。例えば、水は、混合物に添加されなくてもよく、または若干の水が混合物に添加されてもよい。水が混合物に添加された場合、この水は、圧縮ステップの前または後に加熱により除去されてもよい。
ポリマー材料中の充填剤としての組成物の使用
本発明は、また、ポリマー材料中の充填剤としての圧縮した組成物の使用に関する。例えば、本発明による圧縮した組成物中に含まれる微粒子タルクおよび/またはウォラストナイトは、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエステルベースブレンドなどのポリマー材料中の充填剤として用いられてもよい。
圧縮した組成物は、配合することによってポリマー材料に導入されてもよい。
本発明が、相互に排他的となるような特色の組合せ以外、本明細書において言及される特色および/または制約の任意の組合せを含んでもよいことは留意されるべきである。前述の記載は、それを例証する目的で本発明の具体的な実施形態を対象とする。しかしながら、本明細書において記載される実施形態に対する、多くの修正および変形が可能であることは、当業者には明白であろう。そのような修正および変形はすべて、添付された特許請求の範囲に定義されるように本発明の範囲内となるように意図される。
試験シリーズ1:様々な結合剤を使用するタルクの圧密
微粉化タルク(Steamic T1−Imerys;かさ密度:1.00g/cm3;D50:1.8μm;D95:6.2μm)を、有機結合剤(モノステアリン酸グリセロールGMS、ステアリン酸亜鉛ZS、パラフィン、ポリエチレングリコールPEG、ステアリン酸マグネシウムMgS、ステアリン酸SN d、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン、水性分散液SEBS、およびエチレン−酢酸ビニルEVA)を用いて、ならびにそれを用いないで試験した。微粉化タルク(95質量%以上)および有機結合剤(最大5質量%)を、10質量%の水の存在下でペレットに圧縮し、乾燥し、ペレットの輸送をシミュレートすることを意図するTurbula試験にかけた。使用した試料は表Iに示す通りであった:
Figure 2020510714
様々な試料のタップ密度(d)を、Turbula試験の前(0)、Turbula試験の後(T)、セラミックビーズを試料に導入した厳しいTurbula試験の後(Ts)に測定した。Turbula試験は、Turbula(登録商標)T2F混合装置(Willy Bachoffen)を使用して実行した。それは、その圧密レベルを低減させるように無機微粒子材料を振盪するために使用する。用いた方法は、1Lのプラスチック容器中で試験する、200gの圧密粉末の導入からなっていた。容器を閉じた後、それをTurbulaかごに導入しクランプする。次いで、Turbulaを10分間全出力に設定し、その後、容器を開け粉末試料を取り戻す。タップ密度はISO 787/11に従って測定した。結果を表IIに示す:
Figure 2020510714

通常条件および厳しい条件下での輸送のシミュレーションの後、有機結合剤の使用が無添加の(そのままの)材料で改善を示すようには見えないが、モノステアリン酸グリセロールおよびステアリン酸亜鉛を用いて処理した物のタップ密度は、明確に改善されたタップ密度を示し、使用時点で圧密無機材料の取り扱いがより容易になる。
Turbula試験の前(0)および後(T)のペレットの様々なメッシュサイズでのふるい残渣(SR)もまた測定した。結果を表IIIに示す:
Figure 2020510714

有機結合剤を使用して得られた圧密粒子がすべて、輸送試験条件下に、より安定であることは明白である。
試験シリーズ2:圧密タルクの分散
上記表Iに示す幾つかの圧密タルクを200μmポリプロピレンフィルムへの分散によって試験した。
40gの高粘度ポリプロピレン樹脂、タイプATO PPC 2660等級0,8を、混合機(2つの円筒状ローターを備えるMixer50を装備したBrabender Plastograph EC plus)に導入し、70rpm170℃に設定した。ポリマーが溶融し、トルクが10N/mに到達したら、混合機の速度を100rpmに増大した。10gの圧密鉱物を導入し、時間カウントを始めた。8分混合後、または10分混合後、化合物の5gの試料を取り出し冷却した。
得られた試料は、プレス板間で200μm厚100mm直径の型を用いて200℃でGibitre Pressを使用してフィルムにプレスした。2.5gの配合物を下側金属板に置き、2枚のアルミ箔の間に挟んだ。上側プレス板を配合物に接して置いて9分間それを加熱し、次いで板を配合物上で200バールで5秒間プレスした。プレスを開けて100mm直径200μm厚のフィルムを取り出し、次いで、3分間冷却してからアルミ箔を取り除いた。
50μmを超える凝集体の数を、8分および10分の分散継続期間の後に光学的検査によって計数した。これは、Nikon両眼型SMZ−10を使用して位置1(視野44mm)の倍率で行った。鉱物凝集体は、フィルム照明を反射および透過と交互に替えることにより特定した。反射で白色に見え透過で黒色の粒子は、鉱物凝集体であると考えられた。観察は、100mm直径のフィルムの全体にわたって実行した。50μmより大きい凝集体をすべて計数した。結果は表IVに示す。
Figure 2020510714

ほとんどの有機結合剤の使用は、有機結合剤を含まないタルクの使用より良好な結果を与えた。
試験シリーズ3:タルク充填ポリプロピレンの機械的性能
本発明による圧密タルクを20質量%の装填率でポリプロピレン組成物に装填した。押出機は、強制的なサイドフィーダによって鉱物または鉱物組成物を添加することによりサイドフィードした。上記比較例1および上記実施例による圧密タルクに加えて、充填していないポリプロピレン、および非圧密タルクで充填したポリプロピレンを試験した。得られたポリプロピレンを、曲げ弾性率(ISO 178)、耐衝撃性(ISO 179−1eA)および熱たわみ温度(ISO 75/A)について試験した。さらに50μmを超える凝集体の数を光学的検査によって計数した。結果の妥当性および再現性は得られた標準偏差(σ)によって示される。結果を表Vに示す:
Figure 2020510714

比較例からの圧密タルクはよく分散しておらず(凝集体>200)、補強が不十分で耐衝撃性が低い。2〜5質量%で添加剤を使用すると、はるかに良好な再分散および良好な補強が確実になり、さらに純粋なタルク粉末に非常に近い。
試験シリーズ4:タルク/ウォラストナイトを充填したポリプロピレンの機械的性能
様々なタルクおよびタルク/ウォラストナイト組成物を圧密、ペレット化し、次に、約20.0質量%の装填率でポリプロピレン組成物に装填した。微粉化タルク(Luzenac A3−Imerys Austria;D50:1.2μm;D95:3.5μm)およびウォラストナイト(Nyglos 4W−NYCO;直径:7μm;平均長:63μm)を試験シリーズ3のように試験した。用いた有機結合剤は、モノステアリン酸グリセロール(GMS;Atmer 1013−Croda Polymer Additives)であった。
タルク/ウォラストナイト混合物を、約70℃で水にGMSを溶解することにより得られたGMS/水混合物を用いて処理した。500gのタルク/ウォラストナイト混合物をHenschel混合機中で750rpm2分間混合した。適切な量のGMS/水混合物を注意深く添加した。GMS/水混合物の75%を添加した後、混合速度を350rpmに低減し、残る25%のGMS/水混合物を添加した。混合を停止し、含まれていたものの側面に付着するあらゆる材料をスパチュラを使用してかき落とし、次いで、混合物は1000rpmで合計10分間混合し、5分後に停止して含まれていたものの側面に付着するあらゆる材料をかき落とした。
処理したタルク/ウォラストナイト混合物を、低速のローラーを用いてKahlプレス(2.5の圧密比、ダイ6/15)を使用して圧密した。得られたペレットを80℃で18時間乾燥した。表VIに示すような調合物をペレット化した:
Figure 2020510714

ペレット化組成物中の正確な量の水は、たとえ測定されていなくても、80℃で18時間の乾燥プロセスを実行し、それにより0.5質量%以下まで含水率を下げたので、導入された水の量よりかなり少ないと考えられる。
得られたポリプロピレンを、曲げ弾性率(ISO 178)、耐衝撃性(ISO 179−1eA)および熱変形温度(ISO 75/A)について試験した。さらに光学的検査によって50μmを超える凝集体の数を計数した。結果の妥当性および再現性は得られた標準偏差(σ)によって示される。結果を表VIIに示す:
Figure 2020510714
本発明による組成物は、充填したポリプロピレンに、比較の組成物と同等またはそれより改善された特性を提供することができることがわかった。

Claims (13)

  1. 1〜7質量%の有機結合剤、
    0〜50質量%の水、および
    タルク、ウォラストナイトまたはそれらの混合物から選択される、90〜99質量%の無機微粒子材料、
    を含む組成物であって、
    前記組成物は、圧縮した造粒組成物、例えばブリック、ブリケット、ペレット、プレッシング、モールド、プリフォーム、噴霧乾燥粉末、タブレット、集合体、ロッド、顆粒、もしくは凝集体、またはそれらの任意の混合物であり、
    質量%は組成物中の非水性成分の総含量に対して表わされる、組成物。
  2. 前記有機結合剤が、ステアリン酸またはその塩、パラフィン、モノステアリン酸グリセロール、ポリエチレングリコール、エチレン−酢酸ビニル(EVA)およびそれらの混合物から選択され、例えば、前記ステアリン酸塩が、ステアリン酸マグネシウムまたはステアリン酸亜鉛から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記タルクが、微粉化タルク、二峰性タルクおよびカチオン性タルクから選択される、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 本質的に乾燥した組成物であり、例えば1質量%以下の含水率を有する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の組成物。
  5. 前記タルクおよび/もしくはウォラストナイトが1μm〜30μmの範囲のメジアン粒径(D50)を有し、ならびに/または前記タルクおよび/もしくはウォラストナイトが5μm〜80μmの範囲のD95を有する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の組成物。
  6. 前記圧縮した造粒組成物が、ブリック、ブリケット、ペレット、プレッシング、モールド、プリフォーム、噴霧乾燥粉末、タブレット、集合体、ロッド、顆粒もしくは凝集体、またはそれらの任意の混合物から選択される、請求項1から5までのいずれか1項に記載の組成物。
  7. 前記圧縮した造粒組成物が、ISO 787/11に従って0.6〜1.4g/cm3のタップ密度を有する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の組成物。
  8. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の組成物を製造する方法であって、撹拌槽中で有機結合剤および無機微粒子材料を混合し、水を混合してもよいステップと、得られた混合物をペレット化するステップとを含む、方法。
  9. ペレット化するステップの前または後のいずれかに、加熱により混合物を乾燥する追加のステップを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 有機結合剤を、水および微粒子材料と混合する前に加熱する追加のステップを含む、請求項8または9に記載の方法。
  11. 有機結合剤が、前記微粒子材料と混合する前に水と予備混合され、有機結合剤および水の混合物に界面薬剤が添加されてもよい、請求項8から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. ポリマー組成物中の充填剤としての、請求項1から7までのいずれか1項に記載の組成物の使用。
  13. 請求項1から7までのいずれか1項に記載の組成物またはその誘導体を含む、充填されたポリマー。
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