JP2020510509A - 蒸留アルコール飲料用の飲用グラス - Google Patents

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蒸留アルコール飲料を供給するための本発明の飲料グラス(1)は、底部(3)および壁(2)を含み、壁はチョーク(4)を含む。チョークでは、壁の断面積は、壁の上縁部(8)、すなわち飲用グラスの縁部での壁の断面積よりも小さい。壁(2)には、チョーク(4)と壁の上縁部(8)との間の壁の内面に、蒸留アルコール飲料用の少なくとも1つの構造(5)が設けられている。

Description

本発明は、蒸留アルコール飲料を供給するための飲用グラスに関する。
ウィスキーは世界で最も人気のある強力なアルコール飲料である。その生産には長い伝統がある。飲み物は、例えば、作られ、保管され、構成される方法においてワインとは異なる。ウィスキーの製造には蒸留が使用されるので、ウィスキーは蒸留アルコール飲料である。ジン、ラム、コニャックおよびカルバドスは、他の蒸留飲料の例である。
ウィスキーは、約40%のエタノールと60%の水を含む。他の化合物の含有量は1%未満である。しかし、この1%は、各ウィスクキーに、においと味の両方においてどのくらい快適であるかに大きく影響する特徴を与える。エタノールと水の両方は、良好な溶剤であるが、互いに異なる。これらの主要成分に加えて、ウィスキーは、1000を超える異なる化合物を含有する。
ウィスキーは、基本的な形状が幅広の下側部分と、下側部分よりも幅狭の上側部分とである飲用グラスで提供される。すなわち、飲用グラスの形状は、チューリップの形状に似ている。この構造の目的は、飲み物を持ちながら、より強い臭い体験を与え、したがって、より強い全体的な飲み物体験を与えるために、飲み物用グラス内のウィスキーによって放出されるアロマをより良好に保つことである。
臭いの感覚では、約100個の化合物が興味深く、いわゆる「テイスティング」が目指す感覚を与える。飲用グラスの形状は、これらおよび他の化合物の感知に寄与するように意図されている。ウィスキーやその他の蒸留アルコール飲料をもつ場合、女性だけでなく、めったに飲料をもたない人など、多くの人々は、強くて口を燃やすエタノール以外のものを感じることが非常に難しいという問題がある。しかし、エタノールの背後には多くの興味深い化合物があり、様々な心地よいにおい体験を提供する。
本発明の目的は、ウィスキー又は他の蒸留アルコール飲料の飲用快適性を高める飲用グラスを提供することである。この目的は、独立請求項に記載されているように達成される。従属請求項は、本発明の異なる実施形態を開示する。
本発明は、飲用グラスの使用者が、飲用グラスから来る蒸留アルコール飲料の香りを感じる前に、飲用グラス内に存在する気相中のエタノールの部分を減少させるという考えに基づいている。これは、飲料の他の化合物の香りを検出することをより容易にする。
蒸留アルコール飲料を供給することを目的とした本発明の飲料グラスは、底部および壁を備え、壁はチョークを備える。チョークでは、壁の断面積は、壁の上縁部、すなわち飲用グラスの縁部での壁の断面積よりも小さい。壁には、チョークと壁の上縁部との間の壁の内面に、蒸留アルコール飲料のための少なくとも1つの構造が設けられる。構造は、飲用グラスの壁の内面上の凹部または突起によって構成される。
飲料が飲用グラスに注がれると、飲料の一部は、構造の上面に残される。エタノールは、構造の上面に残された飲料から非常に迅速に蒸発することができ、上面に存在する飲料の他の化合物の他の香りをより明確に検出することができる。チョークの断面積は、次に、チョークの下の液相飲料のエタノールの、チョークの上の空間内の気相への蒸発を制限する。したがって、既知の解決策と比較して、飲用グラスの上部空間内の気相に含まれる飲料の他の化合物の量は、エタノールの量よりも比較的多い。これにより、飲み心地が向上する。
グラスの内面上の構造は、飲用グラスの垂直方向に対して水平に、または他の角度で延在する平面によって構成することができる。この構造は、グラスの内面上の凹面によって構成することもできる。さらに、凹部を平面の上面または下面に設けることができる。
以下、図面を参照して本発明をより詳細に説明する。
本発明による飲用グラスの一例を示す。 図1の例の上面図である。 本発明による飲用グラスの第2の例を示す。 本発明による飲用グラスの第3の例を示す。 本発明による飲用グラスの第4の例を示す。 本発明による飲用グラスの第5の例を示す。 本発明による飲用グラスの第6の例を示す。
図1は、本発明による蒸留アルコール飲料を供給するための飲用グラス1の一例を示す。図2は、図1の飲用グラスの上面図である。
飲用グラス1は、底部3と壁部2とを備える。壁は、壁の断面積が壁の上縁部8における壁の断面積よりも小さいチョーク4を含む。ここで、断面積とは、壁が飲用グラス上の所与の点でその垂直方向に画定する面積を指す。図2は、チョークの断面積が、グラスのリム8(上縁)における壁の断面積よりも小さいことを明確に示している。したがって、チョークから見ると、飲用グラスは、その上縁に向かって広がる。図において、チョーク、すなわち飲用グラスの断面積が最小である点は、破線で示されている。
壁には、チョーク4と壁の上縁部8との間で、壁2の内面21上に、蒸留アルコール飲料用の少なくとも1つの構造5が設けられている。構造は、飲用グラスの内面上の凹部または突起によって構成することができ、すなわち、構造は、壁の内面21から延在する突起、または壁の内部に向かって延在する凹部のいずれかである。凹部の形成は、特に、グラスの壁2がかなり厚い場合、または、例えば、それらの間に空の空間を有する2つの壁からなる場合に考えることができる。図1および図2は、突起によって構成された構造を示す。図4は、凹部によって構成された構造5Bを示す。図3に示す実施形態は、1つの構造5Aを含むが、本発明の飲用グラスは、他の図に示す実施形態から明らかなように、いくつかの構造を含むこともできる。
図3〜6は、飲用グラス1A、1B、1C、1D、1Eの内面21に設けられた異なる構造を示す。図4から明らかなように、構造は、飲用グラスの垂直方向に対して水平に延びる平面5Bによって構成することができ、垂直方向は、グラスの底部3からグラスの上縁8までの直線を指す。この平面は、図5から明らかなように、飲用グラスの垂直方向に対して他の角度で延在し、グラスの内面上に設けられた平面5Cであってもよく、この平面がグラスの内面の周りに延びるような長さを有するならば、角度付き平面5Cは、グラスの内面上に螺旋を形成してもよい。平面5Dは、かなり短くてもよい。図5は、一例として、様々な構造が同じグラス上にどのように提供されるかを示す。このグラスは、使用中の実際のグラスに必ずしも対応しないが、同じグラス上に異なる構造を設けることが可能であることを理解されたい。しかしながら、飲用グラスの製造のためには、飲用グラスの内面に1つのタイプの構造のみを設けることが好都合であり得る。
この構造は、図5に示すように、グラスの内面上の凹面5Eによって構成することもでき、また、必要に応じてグラスの内面21上に配置することもできる。飲用グラスの垂直方向において、少なくとも2つの構造を異なる高さに配置することが可能である。さらに、異なる高さの構造は、飲用グラスの垂直方向に、互いに同一線上に、または異なる線上に配置することができる。さらに、異なる高さおよび異なる垂直線に配置された構造は、飲用グラスの垂直方向に重なり合ってもよく、すなわち、部分的に互いの上に延在してもよい。
さらに、図1、図6および図7に示すように、凹部10を平面の上面に設けることができる。図4に示すように、壁の内部に向かう凹部で構成されている場合、面の凹部は、その下面にも設けることができ、この凹部は、飲み物を面上に保つのに役立つ。凹部の容積は、所望の寸法にすることができる。構造の上面の凹部の容積は、例えば0.1mlとすることができる。
構造は、必要に応じて、飲用グラスの内面に配置することができる。一例として、図2に示すように、構造は飲用グラスの片側にのみ配置することができ、図2(および図1)に示す例は、グラスの内面に3つの構造5を含む。各構造は、異なる高さで、垂直方向に異なる線に沿って延在する。さらに、飲用グラスの中心軸から見ると、3つの構成は、180度の扇形内に位置する。構造が設けられた飲用グラスの側面は、飲料の香りを楽しむために使用される。飲用グラスの反対側は、使用者が飲用によいと判断した場合に、飲用グラスを飲むために使用することができる。図1および図2に示された実施形態は、異なる高さに配置された構造も高さ方向に重なり合うことができることも示している。
構造の上面(または下面)は、構造の端部への溝11を含むことができる。溝は、構造の上面または下面に存在する液体が構造から流れ出るのを助け、その後、液体は、飲用グラスの内壁21に沿って流れ落ち、場合によっては、より低い高さの構造上に流れ落ちる。これは、特に飲用グラスが動かされた場合に、1つの構造から別の構造への飲料の目に見える流れをもたらす。この流れは、また、飲み心地と、におうことによる飲み物の異なる化合物の検出とを高めることができる。図6は、形成物の上面に溝11と凹部10の両方を有する例示的な構造5Fを示す。すなわち、溝は、液体を移動させることができるので、視覚的効果だけでなく、物理的効果も有し、したがって、より速い蒸発を促進する。
図3はまた、飲用グラスの上縁部8の近傍における飲用グラスの壁2の異なる実施形態を示す。壁2は、真っ直ぐ上向きに延在してもよく、または外側2Aに曲がってもよく、または内側2Cに曲がってもよい。上縁8の近傍の壁の形状は、飲用グラスの外観に影響を及ぼす。全ての実施例において、断面積は、チョーク4におけるよりも壁の上縁8における方が大きい。また、上縁の形状は、飲用体験に何らかの影響を及ぼすことがある。
飲用グラスの底部3とチョーク4の下側との間の飲用グラスの容積7、7Aは、液相用に寸法決めされている。チョーク4の上方の容積6、6Aは、気相のためのものである。図1および図7は、飲料の液相の上面9を示す。飲用グラスの底部とチョークの下側との間の飲用グラスの体積は、少なくとも4〜5clであることが実用的であるが、体積は、より大きくてもよく、場合によってはより小さくてもよい。しかしながら、例えば、4〜5clは、いわゆるテイスト目的のための便利な容積である。
図1〜図6に示す例から明らかなように、チョークの面積4は、底部3の内面の面積よりも小さい。換言すれば、チョークから見ると、飲用グラスは底部に向かって広がっている。しかしながら、飲用グラスの下側部分のこの形状は、便利なものではあるが、実施の唯一の方法ではない。一例として、チョークの面積4は、図7に示す例によれば、飲用グラスの底部の内面の面積と同じ大きさであってもよく、より重要なことは、下部7、7Aの容積が飲料の液相に十分であることである。
蒸留アルコール飲料の高いエタノール含有量は、臭覚の臭い受容体に、他の香りを検出する能力を部分的に失わせる可能性がある。本発明は、飲み物の香りを感知する前に、エタノールが分散する、すなわち他の化合物から分離することを可能にする。この分離は、飲料を溶液空間、すなわち、飲用グラスの下部の空間7、7A内にアイスキューブによって閉じ込め、飲用グラスの内面21に設けられた構造5、5A、5B、5C、5D、5E、5Fによって飲料からエタノールを蒸発させることによって高めることができる。すなわち、アイスキューブはチョーク4に位置している。アイスキューブは、半球形であってもよい。アイスキューブが溶融し始めると、アイスキューブは、氷と飲用グラスの壁21との間に水層を形成する。これは、一種のシールとして機能し、エタノールがグラスの上部区域内の気相に移動するのを防止する。アイスキューブは、10分未満で溶融するように好都合に寸法決めされるべきである。アイスキューブの容積は、その溶融中に2 clの水を生成するように寸法決めされる。この量の水を2 clのウィスキーに加えると、飲料は20%まで希釈される。これは、まさに、推奨され、しばしば使用される「テイスティング」希釈である。したがって、チョーク4は、飲用グラスの高さ方向において、薄い直線状の特徴よりも幅広くなるように設計することもできる。
チョーク4は、開放領域が液相の直上で開きすぎるのを防止する。そうでなければ、より大きな面積は、液体から気相へのエタノールのより高い/より速い移動を可能にする。したがって、本発明の飲用グラスは、上向きに広がるチョーク形状であり、液相空間の上方にチョークを備える。チョークの直径は、例えば3cmが適当である。このサイズの開口は、液体が両方向に自由に移動することを可能にする。グラスの上縁の直径は、例えば6cmとすることができる。
飲用グラスの形状および寸法は、飲用の快適さに影響を及ぼす。図1に示すように、飲用グラスの上部、その内面に3つの平面が設けられている場合、従来の飲用グラスよりもかなり多くの飲用快適性を提供することができることが観察されている。図1から明らかなように、平面は互いに重なるように配置されるが、それらはグラスの高さ方向に整列されない。平面は、180度の領域内、すなわち、グラスの片側のみに配置される。実際には、使用者が、におったり、グラスから飲んだりするときに鼻を置く側である。平面は、形状が「三日月」であり、グラスの内面に沿う。平面の最大幅は、例えば0.5cmである。0.1mlの容積を有する凹部が、平面の中央、その上面に設けられている。これは、約2滴に等しい。これらの平面は、飲用グラスの高さ方向に5度の重なりを有して、互いの上に延在し、すなわち、各平面の長さは65度である。1つの平面の上面に設けられた凹部は、グラスが傾けられたときに液体が通過することを可能にする溝として、別の平面に向かって続くことができる。グラスが直立位置にあるとき、走行は起こらない。全部で約0.3mlの飲料を平面上に含むこの実施形態は、飲用グラスの上部区画の容積の寸法決めと組み合わせて、良好に機能するアセンブリであることが見出されている。
例えば、伝統的なウィスキーテイスティングでは、評価は、色、外観、背景情報、香り及びフレーバーに基づく。通常、飲料は、全ての利用可能な情報を得るために、特定の形状を有するグラスの中で旋回される。しかしながら、高いエタノール含有量は妨げとなるが、本発明はこの効果を減少させる。
従来のテイスティングと比較して、本発明は、全ての同じことを実施することを可能にする。本発明は、より包括的な感知経験と、その中の他の蒸発化合物によるウィスキーについての非常に新しい情報とを提供する。本発明は、高含有量のエタノールの気相が飲用グラスの上部に生成されるのを防ぎ、他の香り化合物が時間に従って蒸発することを可能にすることを目的とする。
また、飲用グラスの使用者は、自分の好みにより、自分の感覚(味・臭い)を制御することが可能となる。また、本発明の技術的解決策は、味及び臭いの感覚を互いに分離することを可能にする。さらに、この技術的解決策は、香り分子の区別された評価を可能にする。
本発明の飲用グラスから飲み始めるとき、4〜5clであり、図1によれば、2 clの飲料がその中に注がれ、次いで、飲料は、グラスの内面に設けられた平面上を流れ落ちる。これにより、全部で0.3mlのウィスキーが平面上に残る。残りの部分は、飲用グラスの底部まで、飲用グラスの下側部分まで流れ落ちる。これは、伝統的な方法で、希釈せずに飲むことが可能である状況を表す。
第2の使用方法は、ユーザが異なる感覚を有することを可能にし、香り化合物が従来の方法よりも明確に感知されるという事実に関連して、臭い感覚から味覚を分離することを可能にする。第2の使用方法では、飲料が注がれた後、アイスキューブがグラス内に挿入されて、上側部に対して下側部をブロックする。平面の上方の飲料は蒸発させられ、すなわち、エタノールは混合物から除去される。これには、例えば、グラスが指によってどのように温められるか、およびグラスがどのように旋回させられるかに応じて、2〜3分かかる。言い換えれば、ユーザは、自分の飲用体験を制御することができる。
蒸発時間の後、使用者は、口にグラスを置くが、飲む代わりに、最初に臭いを嗅ぐ。次に、彼はグラスを下ろす。この臭いを嗅ぐ間、例えば、花または果実の印象を与える軽い香りのある分子を感知することが可能である。1分後、ユーザは、次の臭いを嗅ぎ、新しいにおい感覚を有することができる。これは、蒸発する化合物が明確に検出可能であることが見出されるまでに、10分まで続くことができる。この時間の後、ほとんどの化合物を検出することはより困難であり、アイスキューブはグラスの下部に落下している。この時点で、以前の臭いは、ユーザのメモリに記憶され、ユーザは、液体自体を好むことができる。使用者は、20%の飲料(例えば、アイスキューブで希釈されたウィスキー)を、まず、味覚を、次に、呼気時に臭い感を、逆行的に知覚する。ここで、ユーザは、これら両方の感覚を組み合わせる。
臭いは、飲み物の全体的な快適さの大部分である。例えば、食べたり飲んだりするとき、人間のにおいの感覚は、食品や飲み物の味わいに関する情報の80%までを伝えることができる。したがって、快適さは、臭いと味の感覚の組合せから生じる。既知の解決策と比較して、本発明による飲用グラスの上部の気相では、飲料の他の化合物の量はエタノールの量よりも多い。これにより、飲み心地が向上する。
本発明による飲用グラスは、ウイスキー、ジン、ラム、コニャックおよびカルバドスなどの蒸留アルコール飲料を対象とする。上述の発明は、独立請求項の範囲内で様々な方法で実施することができることは明らかである。

Claims (14)

  1. 蒸留アルコール飲料を供給するための飲用グラス(1、1A、1B、1C、1D、1E)であって、底部(3)と壁(2)とを含み、前記壁は、壁の断面積が壁の上縁(8)における壁の断面積よりも小さいチョーク(4)を含み、前記壁は、壁の内面(21)で、前記チョーク(4)と前記壁の上縁(8)との間に蒸留アルコール飲料のための少なくとも1つの構造(5、5A、5B、5C、5D、5E、5F)を有し、前記少なくとも1つの構造は、前記飲用グラスの壁の内面上の凹部または突起であり、飲用グラスの底部(3)とチョーク(4)の下側との間に、蒸留アルコール飲料の液相のために寸法決めされた飲用グラスの体積を含み、前記チョークは、チョークの下の液相飲料のエタノールがチョークの上の気相への蒸発を制限するように配置されており、飲料グラスは前記チョーク(4)と前記上縁(8)との間に第2の容積をさらに含み、前記第2の容積は蒸留アルコール飲料の気相のために配置され、前記少なくとも1つの構造は、飲料を構造上に保持するための凹部(10)を含み、前記飲料グラスの第2の容積は、前記飲料グラスの底部(3)とチョーク(4)の下側との間の容積よりも大きく、上縁(8)と前記チョークとの間の飲料グラスの高さは、前記チョーク(4)と前記底部(5)との間の飲料グラスの高さよりも大きい、飲用グラス。
  2. 前記構造は、飲用グラスの内面(21)上に水平に、または飲用グラスの垂直方向に対して所定の角度で延在する平面(5A、5B、5C、5D、5F)であることを特徴とする請求項1に記載の飲用グラス。
  3. 前記構造(5E)が、前記飲用グラスの内面(21)上の凹面であることを特徴とする請求項1に記載の飲用グラス。
  4. 前記平面の上面または下面に凹部(10)があることを特徴とする請求項2に記載の飲用グラス。
  5. 少なくとも2つの構造(5、5A、5B、5C、5D、5E、5F)が、飲用グラスの垂直方向において異なる高さに配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の飲用グラス。
  6. 異なる高さの構成(5、5A、5B、5C、5D、5E、5F)が、飲用グラスの垂直方向に同一線上に延在することを特徴とする請求項5に記載の飲用グラス。
  7. 異なる高さの構成(5、5A、5B、5C、5D、5E、5F)が、飲用グラスの垂直方向に異なる線上に延在することを特徴とする請求項5に記載の飲用グラス。
  8. 前記構造(5、5A、5B、5C、5D、5E、5F)の上面又は下面が、前記構造の一端に溝(11)を備えることを特徴とする請求項7に記載の飲用グラス。
  9. 前記構造の上面の凹部の容積(5、5A、5B、5C、5D、5E、5F)が0.1mlであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の飲用グラス。
  10. 前記構造(5、5A、5B、5C、5D、5E、5F)は、それぞれ異なる高さで、垂直方向に異なる線上で、数が3つであり、前記3つの構造は、前記飲用グラスの中心軸から見て、180度の扇形内に配置されることを特徴とする請求項9に記載の飲用グラス。
  11. 前記飲用グラスの底部(3)とチョーク(4)の下側との間の体積が少なくとも4〜5clであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の飲用グラス。
  12. 前記チョーク(4)の領域は、前記飲用グラスの底部(3)の内面の領域よりも小さいことを特徴とする請求項11に記載の飲用グラス。
  13. 前記チョーク(4)の領域は、前記飲用グラスの底部(3)の内面の領域に等しいことを特徴とする請求項1に記載の飲用グラス。
  14. 前記チョーク(4)に配置されたアイスキューブが設けられていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の飲用グラス。
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