本願は、2017年2月4日に中国特許庁に出願され、「SEMI-PERSISTENT SCHEDULING METHOD, NETWORK DEVICE, AND TERMINAL DEVICE」と題された中国特許出願第201710063990.7号に対する優先権を主張し、該出願はその全体を本明細書において参照により援用される。
本願は通信技術の分野に関し、特にセミパーシステントスケジューリング方法、ネットワークデバイス、及び端末デバイスに関する
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムにおいて、動的スケジューリングは非常に柔軟であり、無線帯域利用を改善し、ユーザに対するサービス品質(quality of service、QoS)を保証し、システムキャパシティを増加させることができる。したがって、動的スケジューリングは、LTEシステムにおける最も基本的なスケジューリング方式である。動的スケジューリングでは、リソースは必要に応じて割り当てられ、スケジューリング信号は各スケジューリングの間に交換される必要がある。バースト特性が明らかでなく、リアルタイム性能が非常に高いサービスについて、ネットワークデバイスは、各送信時間間隔(transmission time interval、TTI)に端末デバイスをスケジュールする必要があり、スケジューリング情報は、物理下りリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)上で伝送される。その結果、各TTIにスケジュールできる端末デバイスは、PDCCHのリソースにより制限される。
したがって、バースト特性が明らかでなく、リアルタイム性能が非常に高いサービスについて、セミパーシステントスケジューリング(semi-persistent scheduling、SPS)が使用されることが考えられる。具体的に、ネットワークデバイスは、TTI内の端末デバイスに、サービスに使用される時間周波数リソース(これは、本明細書においてSPSリソースと呼ばれる)を割り当てる。その後、端末デバイスは、各々の指定された期間の後にSPSリソースを使用することによりデータを受信又は送信する。リソースは、SPSの間に1回割り当てられればよい。したがって、SPSモードはPDCCHのリソースオーバヘッドを低減することができる。
関連技術では、SPS方式でスケジューリングを実行するプロセスにおいて、各期間にスケジュールされたSPSリソースは1つのサブフレームに対応し、該サブフレームはSPSデータのみ伝送するために使用できる。しかし、実際の適用において、SPSデータがサブフレームの形式で伝送されるとき、通常、サブフレーム内に未使用リソースが存在し、関連技術においてSPSの間に低いリソース利用率をもたらす。さらに、SPSデータが関連技術においてサブフレーム形式で伝送されるため、SPSデータの伝送遅延は1msに固定され、SPSデータの比較的大きい伝送遅延をもたらす。
本願の実施形態は、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善し、SPSデータの伝送遅延を低減するための、セミパーシステントスケジューリング方法、ネットワークデバイス、及び端末デバイスを提供する。
第1の態様によれば、本願の一実施形態はセミパーシステントスケジューリング方法を提供し、当該方法は、ネットワークデバイスにより、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定するステップであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ステップと、ネットワークデバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、ネットワークデバイスにより、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するステップと、を含む。
本願の本実施形態で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法によれば、まず、ネットワークデバイスがセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、ネットワークデバイスは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース位置を決定し、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、ネットワークデバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップは、ネットワークデバイスにより、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、ネットワークデバイスにより、SPS周期長と、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、を含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPSアクティブ化コマンドの指示に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を決定してよい。次いで、ネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム番号内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置(すなわち、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置)を決定してよい。これに基づき、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置として、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置への1つのSPS周期の各追加により決定されるリソース位置を使用する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
この具体的な実装において、シンボル情報が開始シンボル位置及びシンボル数を含むとき、ネットワークデバイスは、開始シンボル位置に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される第1のシンボルを決定してよい。これに基づき、ネットワークデバイスは、シンボル数に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるすべてのシンボルを決定してよく、シンボル数は1でもよく又は1より大きくてもよい。シンボル情報がショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含むとき、ネットワークデバイスは、ショートサブフレーム数情報に基づき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される各サブフレーム内のショートサブフレーム数を決定してよく、ショートサブフレーム番号に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるショートサブフレームを決定してよく、各サブフレーム内のショートサブフレーム数は少なくとも2であり、各サブフレーム内のショートサブフレームは同じ長さ又は異なる長さを有してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、ネットワークデバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、ネットワークデバイスにより、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含んでもよい。SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上にPDCCHが構成され、あるいはSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上で他のデータが伝送されており、あるいはネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在し、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ本願の本実施形態におけるSPSの間に決定される時間周波数リソースが1つ以上の他のSPSの間に決定された時間周波数リソースと部分的又は完全に重なるとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースは部分的又は完全に占有されている。この場合、ネットワークデバイスが、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するとき、相互干渉が存在する。したがって、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して第1のオフセットを追加してオフセット時間周波数リソースを算出し、次いで、ネットワークデバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信し、それにより、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のSPSデータの正常な伝送を保証する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で時間周波数リソースを送信又は受信してよく、それにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースの占有されていない部分が使用され、それによりリソース利用を改善する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含む。当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、ネットワークデバイスにより、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含んでもよく、SPS優先度情報はSPSデータの優先度を示すために使用される。この場合、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在するとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ複数のSPSの間に決定される時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合に、ネットワークデバイスは、SPS構成パラメータ内のSPS優先度情報に基づいてSPSデータの優先度を決定してよい。次いで、ネットワークデバイスは、各SPSデータ片の優先度に基づいて、SPSデータ片を送信又は受信する挙動を決定してよい。具体的に、最も高い優先度を有するSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用して、SPSデータを送信又は受信する。優先度が最も高くはないSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信しなくてもよく、あるいは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してもよい。ここで、SPSデータのより低い優先度は、より多くの追加の第2のオフセットを示す。次いで、ネットワークデバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。当該方法は、ネットワークデバイスにより、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報を含む。したがって、ネットワークデバイスは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定して、セミパーシステントスケジューリングが使用されるエリア範囲を決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。当該方法は、ネットワークデバイスにより、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはHARQ数をさらに含み、それにより、SPSデータの下りリンク伝送がネットワークデバイスと端末デバイスとの間で実行されるとき、ネットワークデバイスは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいてHARQ IDを決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPS無線ネットワーク一時識別子に基づいて異なるサービス情報を区別してよい。
第2の態様によれば、本願の一実施形態がセミパーシステントスケジューリング方法を提供し、当該方法は、端末デバイスにより、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信するステップであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ステップと、端末デバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、を含む。
本願の本実施形態で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法によれば、まず、端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、端末デバイスは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、端末デバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップは、端末デバイスにより、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、端末デバイスにより、SPS周期長と、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、を含む。
この具体的な実装において、端末デバイスは、SPSアクティブ化コマンドの指示に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を決定してよい。次いで、端末デバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム番号内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置(すなわち、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置)を決定してよい。これに基づき、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置として、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置への1つのSPS周期の各追加により決定されるリソース位置を使用する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
この具体的な実装において、シンボル情報が開始シンボル位置及びシンボル数を含むとき、端末デバイスは、開始シンボル位置に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される第1のシンボルを決定してよい。これに基づき、端末デバイスは、シンボル数に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるすべてのシンボルを決定してよく、シンボル数は1でもよく又は1より大きくてもよい。シンボル情報がショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含むとき、端末デバイスは、ショートサブフレーム数情報に基づき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される各サブフレーム内のショートサブフレーム数を決定してよく、ショートサブフレーム番号に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるショートサブフレームを決定してよく、各サブフレーム内のショートサブフレーム数は少なくとも2であり、各サブフレーム内のショートサブフレームは同じ長さ又は異なる長さを有してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、端末デバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、端末デバイスにより、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含んでもよい。SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上にPDCCHが構成され、あるいはSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上で他のデータが伝送されており、あるいはネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在し、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ本願の本実施形態におけるSPSの間に決定される時間周波数リソースが1つ以上の他のSPSの間に決定された時間周波数リソースと部分的又は完全に重なるとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースは部分的又は完全に占有されている。この場合、ネットワークデバイスが、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するとき、相互干渉が存在する。したがって、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して第1のオフセットを追加してオフセット時間周波数リソースを算出し、次いで、端末デバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信し、それにより、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のSPSデータの正常な伝送を保証する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、端末デバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で時間周波数リソースを送信又は受信してよく、それにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースの占有されていない部分が使用され、それによりリソース利用を改善する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含む。当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、端末デバイスにより、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含んでもよく、SPS優先度情報はSPSデータの優先度を示すために使用される。この場合、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在するとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ複数のSPSの間に決定される時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合に、ネットワークデバイスは、SPS構成パラメータ内のSPS優先度情報に基づいてSPSデータの優先度を決定してよい。次いで、ネットワークデバイスは、各SPSデータ片の優先度に基づいて、SPSデータ片を送信又は受信する挙動を決定してよい。具体的に、最も高い優先度を有するSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用して、SPSデータを送信又は受信する。優先度が最も高くはないSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信しなくてもよく、あるいは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してもよい。ここで、SPSデータのより低い優先度は、より多くの追加の第2のオフセットを示す。次いで、ネットワークデバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。当該方法は、端末デバイスにより、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、又はセルグループを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報を含む。したがって、端末デバイスは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定して、セミパーシステントスケジューリングが使用されるエリア範囲を決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含み、当該方法は、
端末デバイスにより、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはHARQ数をさらに含み、それにより、SPSデータの下りリンク伝送がネットワークデバイスと端末デバイスとの間で実行されるとき、端末デバイスは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいてHARQ IDを決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPS無線ネットワーク一時識別子に基づいて異なるサービス情報を区別してよい。
第3の態様によれば、本願の一実施形態がネットワークデバイスを提供し、当該ネットワークデバイスは、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定することであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され;SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成された処理モジュールと、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するように構成された送受信機モジュールと、を含む。
本願の本実施形態で提供されるネットワークデバイスによれば、まず、処理モジュールが、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。次いで、処理モジュールは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定し、最後、送受信機モジュールが、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュールは具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長と、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、当該ネットワークデバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュールは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュールは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュールは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
第4の態様によれば、本願の一実施形態は端末デバイスを提供し、当該端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信することであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ように構成された送受信機モジュールと、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成された処理モジュールと、を含む。
本願の本実施形態で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法によれば、まず、送受信機モジュールが、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、処理モジュールが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュールは具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長と、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュールは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュールは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュールは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
本願の実施形態は、コンピュータ読取可能記憶媒体、コンピュータプログラムプロダクト、及び通信デバイスをさらに提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を含み、命令がコンピュータ上で実行すると、コンピュータは、前述の態様又は実装のうちいずれか1つに従って方法を実行することが可能となる。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で実行すると、コンピュータは、前述の態様又は実装のうちいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。通信デバイスは、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサ内で実行できるコンピュータプログラムとを含む。プロセッサは、プログラムを実行すると、前述の態様又は実装のうちいずれか1つに記載の方法を実現する。
本願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、実施形態を説明するために必要な添付の図面を簡潔に説明する。
本願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。
本願の一実施形態によるセミパーシステントスケジューリング方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースのリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースのオフセットリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースの別のオフセットリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースの別のリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構成図である。
本願の一実施形態による端末デバイスの概略構成図である。
本願の一実施形態による別の端末デバイスの概略構成図である。
本願の一実施形態による別のネットワークデバイスの概略構成図である。
本願の実施形態の適用シナリオは、添付の図面を参照して以下に説明される。図1は、本願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。端末デバイス11及びネットワークデバイス12が適用シナリオに含まれ、本願の本実施形態における適用シナリオは、4G、4.5G、又は5G通信システムなどの通信システムに適用可能である。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、端末デバイス11は、音声及び/又はデータ接続性をユーザに提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された別の処理デバイスであってもよい。端末デバイス11は、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を通じて1つ以上のコアネットワークと通信し得る。端末デバイス11は、モバイルフォン(「セルラーフォン」とも呼ばれる)などの移動端末であってもよく、移動端末を備えたコンピュータは、例えば、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換するポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、又は車載の移動装置であってもよい。例えば、端末デバイス11は、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)フォン、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などのデバイスであってもよい。端末デバイス11は、システム、加入者ユニット(subscriber unit、SU)、加入者局(subscriber station、SS)、移動局(mobile station、MS)、遠隔局(remote station、RS)、アクセスポイント(access point、AP)、遠隔端末(remote terminal、RT)、アクセス端末(access terminal、AT)、ユーザ端末(user terminal、UT)、ユーザエージェント(user agent、UA)、ユーザデバイス、又はユーザ装置(user equipment、UE)とも呼ばれ得る。ネットワークデバイス12は、基地局、拡張基地局、スケジューリング機能を有する中継器、基地局機能を有するデバイスなどであってもよく、基地局は、LTEシステム内の進化型ノードB(evolved Node B、eNB)であってもよく、あるいは別のシステム内の基地局であってもよい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
図1に示す適用シナリオにおいて、本願の実施形態は、セミパーシステントスケジューリングが関連技術において使用されるときに低いリソース利用率及びSPSデータの比較的大きい伝送遅延の問題を解決するための、セミパーシステントスケジューリング方法、ネットワークデバイス、及び端末デバイスを提供する。
本願の一実施形態において、ネットワークデバイス12は、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定する。SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化(activation)コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用される。シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。SPS周期長は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔を示すために使用される。SPS構成パラメータを決定した後、ネットワークデバイス12は、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定し得る。さらに、ネットワークデバイス12は、決定されたSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信し、それにより、端末デバイス11は、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。これに基づき、SPSデータは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で伝送される(例えば、ネットワークデバイス12が端末デバイス11にSPSデータを送信し、あるいは端末デバイス11がネットワークデバイス12にSPSデータを送信する)。
本願の本実施形態において、端末デバイス11及びネットワークデバイス12は、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され(具体的に言えば、SPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースはシンボルレベルである)、それにより、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送することができ、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。ここで、本明細書におけるシンボルは直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルであることに留意されたい。
以下、図2に示す一実施形態を用いて、端末デバイス11とネットワークデバイス12との間の相互作用プロセスについて詳細に説明する。
図2は、本願の一実施形態によるセミパーシステントスケジューリング方法のフローチャートである。本実施形態は、以下のステップを含み得る。
ステップS210.ネットワークデバイス12が、SPS構成パラメータを決定する。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ネットワークデバイスは、SPS構成パラメータを予め定義してもよい。SPSが実行される必要があるとき、予め定義されたSPS構成パラメータが呼び出される。あるいは、ネットワークデバイスは、SPSが実行される必要があるとき、SPS構成パラメータを瞬時に設定してもよい。
SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含んでよい。ここで、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、SPS周期長は、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔を示すために使用される。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、シンボル情報は、複数の表現形式を有してもよい。例えば、シンボル情報は、開始シンボル位置及びシンボル数を含んでもよい(例えば、開始シンボルが第3のシンボルであり、シンボル数が2である)。別の例として、シンボル情報は、開始スロット位置及びスロット数を含んでもよい(例えば、1つのサブフレームが6つのスロットを含み、開始スロットが第2のスロットであり、スロット数が2である)。さらに別の例として、シンボル情報は、代わりに、ショートサブフレーム(short-subframe)数情報及びショートサブフレーム番号を含んでもよく(例えば、1つのサブフレームが6つのショートサブフレームを含み、シンボル情報内のショートサブフレーム番号が3であり、あるいは、1つのサブフレームが14個のシンボルを含み、シンボル情報内のシンボル番号数が3である)、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。SPSデータを送信又は受信するために使用される時間周波数リソースにより占有されるサブフレーム内のシンボル数は、1であるか又は1より大きいが、14未満である。例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される時間周波数リソースにより占有されるサブフレーム内のシンボル数は、1、2、3、4、5、6、7などであってもよい。SPS周期長は、サブフレームで表現されてもよく(例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔が、1つのサブフレーム、2つのサブフレームなどである)、あるいはスロットで表現されてもよく(例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔が、1スロット、2スロットなどである)、あるいはシンボルで表現されてもよい(例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔が、1シンボル、2シンボルなどである)。これは、本願の本実施形態において限定されない。
さらに、本願の本実施形態におけるシンボル情報の表現形式は、前述のいくつかのタイプに限定されない。例えば、シンボル情報は、開始ショートサブフレーム位置及びショートサブフレーム数を含んでもよい(例えば、1つのサブフレームが6つのショートサブフレームを含み、開始ショートサブフレームが第2のショートサブフレームであり、ショートサブフレーム数が2である)。別の例として、シンボル情報は、代わりに、スロット数情報及びスロット番号を含んでもよい(例えば、1つのサブフレームが6つのスロットを含み、シンボル情報内のスロット番号が3である)。
ステップS220.ネットワークデバイス12が、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ステップS220は、複数の表現形式を有してもよい。例えば、本願の本実施形態の具体的な実装において、ステップS220は、
ネットワークデバイス12により、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
ネットワークデバイス12により、SPS周期長と、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
を含んでもよい。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPSアクティブ化コマンドの指示に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を決定してよい。次いで、ネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム番号内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置(すなわち、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置)を決定してよい。これに基づき、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置として、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置への1つのSPS周期の各追加により決定されるリソース位置を使用する。
別の例として、本願の本実施形態の別の具体的な実装では、ステップS220において、ネットワークデバイス12は、代わりに、予め定義された式を使用することにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出してもよい。
ステップS230.ネットワークデバイス12が、SPS構成パラメータを端末デバイス11に送信する。
本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ネットワークデバイス12は、無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージを使用することによりSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信してもよく、媒体アクセス制御(medium access control、MAC)を使用することによりSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信してもよく、あるいは物理層(physical layer)制御チャネルを通じてSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信してもよい。
特に、本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ステップS220とステップS230との間に時系列の順序がないことにここで留意されたい。
ステップS240.端末デバイス11が、ネットワークデバイス12により送信されたSPS構成パラメータを受信する。
ステップS250.端末デバイス11が、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。
ステップS220に対応して、本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ステップS250は、複数の表現形式を有してもよい。例えば、本願の本実施形態の具体的な実装において、ステップS250は、
端末デバイス11により、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
端末デバイス11により、SPS周期長と、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
を含んでもよい。
別の例として、本願の本実施形態の別の具体的な実装では、ステップS250において、端末デバイス11は、予め定義された式を使用することにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出してもよい。
理解を容易にするために、ネットワークデバイス12又は端末デバイス11により、予め定義された式を使用することにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出する方式を、具体的な実施形態を用いて以下に説明する。
具体的な実施形態1
ネットワークデバイス12がSPSデータを端末デバイス11に送信するとき、換言すれば、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間でSPSデータの下りリンク伝送が実行されるとき、ネットワークデバイス12は、式(1)を使用することにより、SPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出し、端末デバイス11は、式(1)を使用することにより、SPSデータを受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出する。式(1)は、以下のとおりである。
(10 * SFN * slot_number + subframe * slot_number + slot_id) = [(10 * slot_number * SFNstart time + slot_number * subframestart time + slot_idstart time) + N * semiPersistSchedIntervalDL] modulo 10240 * slot_number (1)
式(1)において、SFNの英語フルネームはsystem frame numberであり、システムフレーム番号(すなわち、無線フレームの番号)を表すために使用され、subframeはサブフレーム番号を表すために使用され、slot_idはサブフレーム内のショートサブフレームの番号を表すために使用される。slot_numberはシンボル情報内のショートサブフレーム数情報を表すために使用され、slot_idstart timeはSPS開始時間におけるショートサブフレーム番号を表し、換言すれば、シンボル情報内のショートサブフレーム番号に関する情報を表すために使用される。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、slot_number及びslot_idstart timeを使用することにより、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。SFNstart timeは、SPS開始時間におけるシステムフレーム番号を表し、換言すれば、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号を表すために使用される。subframestart timeは、SPS開始時間におけるサブフレーム番号を表し、換言すれば、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのサブフレーム番号を表すために使用される。semiPersistSchedIntervalDLは、下りリンクSPSリソースがsemiPersistSchedIntervalDLの長さの間隔でUEに割り当てられることを示し、SPS周期長を表すために使用される。slot_number及びslot_idstart timeはシンボル情報内に配置され、SFNstart time及びsubframestart timeはSPSアクティブ化命令内に配置される。Nは0の初期値を有し、各SPS周期長の後に1ずつ増加される。システムフレームが10ビットを使用することにより示されるため、modulo 10240が使用され、値範囲は0から1023である。1つの反転が、1024個のシステムフレームの間隔で実行される必要がある。本明細書では、10及び10240はそれぞれ、1つのシステムフレーム内の10個のサブフレームと、SFNの最大値が1023であることとを示し、10240は、1024個のシステムフレームに含まれるサブフレーム数を示すことに留意されたい。各システムフレーム内のサブフレーム数が10でないとき、式(1)中の数字が変更される。例えば、システムフレーム内のサブフレーム数が8であるとき、式(1)中の「modulo 10240」は「modulo 8*1024」に変更される。
この具体的な実施形態において、slot_numberは、各サブフレーム内のスロット数又はsTTI数であってもよい。slot_numberの値は、2、6、7などであってもよい。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが7シンボルであるとき、slot_numberの値は2である。別の例として、1つのサブフレーム内の複数のスロット又は複数のsTTIの長さが順次、2シンボル、2シンボル、3シンボル、2シンボル、2シンボル、及び3シンボルであるとき、slot_numberの値は6である。さらに別の例として、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、slot_numberの値は7である。ここで、sTTIの英語フルネームはshortened transmission time intervalであり、中国語名は短縮送信時間間隔である。sTTIは、データの送信時間間隔が1ms未満であることを示す。
この具体的な実施形態において、Nが初期値0であるとき、式(1)中の符号「=」の左側において、SFN = SFNstart time、subframe = subframestart time、及びslot_id = slot_idstart timeである。
Nの値が1であるとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、数式(1)を満たすために、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整し、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整するために使用される一方法が、以下のとおりである。slot_idがslot_idstart timeから開始して1ずつ順次増加され、slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1が最初に満たされたとき、subframeがsubframestart timeから開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、subframeは再度0から開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9が最初に満たされたとき、SFNがSFNstart timeから開始して1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNは再度0から開始して1ずつ順次増加される。数式(1)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第2の時間周波数リソースのリソースの位置である。
Nの値が2であるとき、slot_idの値は、Nの値が1であるときに取得されるslot_id、subframe、及びSFNの値に基づいて、1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加され、subframeの値は1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、SFNの値が1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNの値は再度0から開始して1ずつ順次増加される。数式(1)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第3の時間周波数リソースのリソースの位置である。残りは類推で推論可能である。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な全ての時間周波数リソースのリソース位置を決定することができる。
端末デバイス11及びネットワークデバイス12は、数式(1)を満たすために、Nの値が1ずつ増加されるとき毎回、slot_idの値を調整するだけでよい場合があり、slot_id及びsubframeの値を調整するだけでよい場合があり、あるいはslot_id、subframe、及びSFNの全ての値を調整する必要があり得ることに留意されたい。これは具体的に、semiPersistSchedIntervalDLの長さに関連する。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、SFNstart timeが2であり、subframestart timeが3であり、slot_idstart timeが1であり、semiPersistSchedIntervalDLが1つのスロット又は1つのsTTIである場合、Nが1であるときslot_idが3に調整されるだけでよく、Nが2であるときslot_idが5に調整されるだけでよい、などである。
具体的な実施形態2
端末デバイス11がSPSデータをネットワークデバイス12に送信するとき、換言すれば、SPSデータの上りリンク伝送がネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で実行されるとき、ネットワークデバイス12は、式(2)を使用することにより、SPSデータを受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出し、端末デバイス11は、式(2)を使用することにより、SPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出する。式(2)は、以下のとおりである。
(10 * SFN * slot_number + subframe * slot_number + slot_id) = [(10 * slot_number * SFNstart time + slot_number * subframestart time + slot_idstart time) + N * semiPersistSchedIntervalUL + Subframe_Offset * (N modulo 2)] modulo 10240 * slot_number (2)
式(2)において、SFNの英語フルネームはsystem frame numberであり、システムフレーム番号(すなわち、無線フレームの番号)を表すために使用され、subframeはサブフレーム番号を表すために使用され、slot_idはサブフレーム内のショートサブフレームの番号を表すために使用される。slot_numberはシンボル情報内のショートサブフレーム数情報を表すために使用され、slot_idstart timeはSPS開始時間におけるショートサブフレーム番号を表し、換言すれば、シンボル情報内のショートサブフレーム番号に関する情報を表すために使用される。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、slot_number及びslot_idstart timeを使用することにより、サブフレーム内にあり且つSPSデータを受信又は送信するために利用可能な第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。SFNstart timeは、SPS開始時間におけるシステムフレーム番号を表し、換言すれば、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号を表すために使用される。subframestart timeは、SPS開始時間におけるサブフレーム番号を表し、換言すれば、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのサブフレーム番号を表すために使用される。semiPersistSchedIntervalULは、上りリンクSPSリソースがsemiPersistSchedIntervalULの長さの間隔でUEに割り当てられることを示し、SPS周期長を表すために使用される。Subframe_Offset * (N modulo 2)は、上りリンクSPSオフセットを表す。Subframe_Offsetは時分割複信(Time Division Duplex、TDD)シナリオに適用され、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)シナリオでは0に設定され、サブフレームが切り替えられる必要があるかどうかを示すために使用される。slot_number及びslot_idstart timeはシンボル情報内に配置され、SFNstart time及びsubframestart timeはSPSアクティブ化命令内に配置される。Nは0の初期値を有し、各SPS周期長の後に1ずつ増加される。システムフレームが10ビットを使用することにより示されるため、modulo 10240が使用され、値範囲は0から1023である。1つの反転が、1024個のシステムフレームの間隔で実行される必要がある。本明細書では、10及び10240はそれぞれ、1つのシステムフレーム内の10個のサブフレームと、SFNの最大値が1023であることとを示し、10240は、1024個のシステムフレームに含まれるサブフレーム数を示すことに留意されたい。各システムフレーム内のサブフレーム数が10でないとき、式(2)中の数字が変更される。例えば、システムフレーム内のサブフレーム数が8であるとき、式(2)中の「modulo 10240」は「modulo 8*1024」に変更される。
この具体的な実施形態において、slot_numberは、各サブフレーム内のスロット数又はsTTI数であってもよい。slot_numberの値は、2、6、7などであってもよい。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが7シンボルであるとき、slot_numberの値は2である。別の例として、1つのサブフレーム内の複数のスロット又は複数のsTTIの長さが順次、2シンボル、2シンボル、3シンボル、2シンボル、2シンボル、及び3シンボルであるとき、slot_numberの値は6である。さらに別の例として、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、slot_numberの値は7である。ここで、sTTIの英語フルネームはshortened transmission time intervalであり、中国語名は短縮送信時間間隔である。sTTIは、データの送信時間間隔が1ms未満であることを示す。
この具体的な実施形態において、Nが初期値0であるとき、式(2)中の符号「=」の左側において、SFN = SFNstart time、subframe = subframestart time、及びslot_id = slot_idstart timeである。
Nの値が1であるとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、数式(2)を満たすために、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整し、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整するために使用される一方法が、以下のとおりである。slot_idが、slot_idstart timeから開始して1ずつ順次増加され、slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1が最初に満たされたとき、subframeがsubframestart timeから開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、subframeは再度0から開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9が最初に満たされたとき、SFNがSFNstart timeから開始して1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNは再度0から開始して1ずつ順次増加される。数式(2)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第2の時間周波数リソースのリソースの位置である。
Nの値が2であるとき、slot_idの値は、Nの値が1であるときに取得されるslot_id、subframe、及びSFNの値に基づいて、1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加され、subframeの値は1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、SFNの値が1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNの値は再度0から開始して1ずつ順次増加される。数式(2)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第3の時間周波数リソースのリソースの位置である。残りは類推で推論可能である。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な全ての時間周波数リソースのリソース位置を決定することができる。
端末デバイス11及びネットワークデバイス12は、数式(2)を満たすために、Nの値が1ずつ増加されるとき毎回、slot_idの値を調整するだけでよい場合があり、slot_id及びsubframeの値を調整するだけでよい場合があり、あるいはslot_id、subframe、及びSFNの全ての値を調整する必要があり得ることに留意されたい。これは具体的に、semiPersistSchedIntervalDLの長さに関連する。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、SFNstart timeが2であり、subframestart timeが3であり、slot_idstart timeが1であり、semiPersistSchedIntervalDLが1つのスロット又は1つのsTTIである場合、Nが1であるときslot_idが3に調整されるだけでよく、Nが2であるときslot_idが5に調整されるだけでよい、などである。
ネットワークデバイス12がステップS220を完了し、端末デバイスがステップS250を完了した後、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信してよい。
本願の本実施形態で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法によれば、まず、ネットワークデバイスがセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、ネットワークデバイスはSPS構成パラメータを端末デバイスに送信し、ネットワークデバイス及び端末デバイスは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されている場合、ネットワークデバイス12により、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、さらに、端末デバイス11により、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、ネットワークデバイス12及び端末デバイスにより、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含んでもよい。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されていることに関し、複数の場合が存在する。例えば、PDCCHが、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上に構成される。別の例として、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で他のデータが伝送されている。さらに別の例として、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在し、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ本願の本実施形態におけるSPSの間に決定される時間周波数リソースが、1つ以上の他のSPSの間に決定される時間周波数リソースと部分的又は完全に重なる。この場合、ネットワークデバイス12が、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するとき、相互干渉が存在する。したがって、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して第1のオフセットを追加してオフセット時間周波数リソースを算出し、次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信し、それにより、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間のSPSデータの正常な伝送を保証する。
本願の本実施形態において、第1のオフセットの値は限定されない。例えば、第1のオフセットは、1シンボル、2シンボルなどであってもよく、あるいは1スロット、2スロットなどであってもよく、あるいは1つのSPS周期、2つのSPS周期などであってもよい。この具体的な実装は、具体的な実施形態を用いて以下に記載される。
さらに、本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、第1のオフセットは、代わりに、プロトコルを使用することにより、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11上に予め構成されてもよい。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11の双方が、予め構成された第1のオフセットを使用することによりオフセット時間周波数リソースを算出し、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信してよい。
図3に示すように、1つのサブフレーム内の各スロットの長さは2シンボルであり、SPS周期長は1スロットである。図2に示す実施形態で決定される、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置は、図3の影部部分に示されている。
図3の第1の影部に対応する時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されている一例を説明のため使用する。第1のオフセットが1スロットであるとき、オフセット時間周波数リソースが図4に示される。第1のオフセットが2つのSPS周期長であるとき、オフセット時間周波数リソースが図5に示される。具体的に言えば、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な現在の時間周波数リソースのリソース位置がスキップされ、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な次の時間周波数リソースのリソース位置でSPSデータが送信又は受信される。
さらに、図2に示す実施形態の具体的な実装において、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含んでもよい。
図3の第1の影部に対応する時間周波数リソース内の前のシンボルが占有されている一例を説明のため使用する。この場合、図6に示すように、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、第1の影部に対応する時間周波数リソース内の後のシンボル上でSPSデータを送信又は受信してよい。この場合、ネットワークデバイス及び端末デバイス11は、独自の変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)に従ってSPSデータを送信又は受信する。しかし、SPSデータに対応するトランスポートデータブロックサイズ(transport block size、TBS)のサイズは半分に低減される。
この具体的な実装において、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で時間周波数リソースを送信又は受信してよく、それにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースの占有されていない部分が使用され、それによりリソース利用を改善する。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが、別のSPS時間周波数リソースと部分的又は完全に重なるとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップ
をさらに含んでもよい。
この具体的な実装において、SPS優先度情報はSPSデータの優先度を示すために使用される。この場合、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ複数のSPSの間に決定される時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合に、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPS構成パラメータ内のSPS優先度情報に基づいてSPSデータの優先度を決定してよい。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、各SPSデータ片の優先度に基づいて、SPSデータ片を送信又は受信する挙動を決定してよい。具体的に、最も高い優先度を有するSPSデータについて、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用して、SPSデータを送信又は受信する。優先度が最も高くはないSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信しなくてもよく、あるいは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してもよい。ここで、SPSデータのより低い優先度は、より多くの追加の第2のオフセットを示す。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。第2のオフセットの値は、本願の本実施形態において限定されない。例えば、第2のオフセットは、1シンボル、2シンボルなどであってもよく、あるいは1スロット、2スロットなどであってもよく、あるいは1つのSPS周期、2つのSPS周期などであってもよい。本明細書における第2のオフセットは、第1のオフセットと同じであっても又は異なってもよい。
この具体的な実装の実装プロセスにおいて、SPS優先度情報は通信物理特性(ヌメロロジ(Numerology))であってもよい。このヌメロロジは、通信システムにおいて使用される異なるパラメータのセットに対応する。異なるヌメロロジは異なるパラメータに対応し得る。ヌメロロジは、これらに限られないが以下のパラメータ:サブキャリア幅、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)長、送信時間間隔(transmission time interval、略称TTI)、シンボル(symbol)数、リソースブロック(resource block、RB)位置、スロット長、及びフレームフォーマット、のうち1つ又は任意の組み合わせのセットを含む。一例において、読者は、ヌメロロジの意味を理解するためにwww.3gpp.orgから提案R1-1613779又はR2-168012を入手してもよい。これらの提案の内容は本願の内容に含まれる。3GPP標準化機関の公平性及びオープン性のため、詳細は本明細書で説明しない。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するステップ
をさらに含んでもよい。
本明細書におけるキャリア情報はキャリアIDであってもよく、ビーム情報はビームIDであってもよく、セル情報はセルIDであってもよく、セルグループ情報はセルグループIDであってもよく、ここで、本明細書におけるIDの英語のフルネームはidentityであり、中国語の識別子、アイデンティティ、又は識別に翻訳される。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報を含む。したがって、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定して、セミパーシステントスケジューリングが使用されるエリア範囲を決定してよい。
さらに、SPS構成パラメータが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに加えて、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含むとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、論理チャネル情報などをさらに使用して、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定してよい。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat requests)HARQ数をさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
ネットワークデバイスにより、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するステップ
をさらに含んでもよい。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはHARQ数をさらに含み、それにより、SPSデータの下りリンク伝送がネットワークデバイスと端末デバイスとの間で実行されるとき、ネットワークデバイスは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいてHARQ IDを決定してよい。
以下、具体的な実施形態を用いてHARQ IDを算出する方式について説明する。
端末デバイス11が、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置でSPSデータを受信した後、図2に示す実施形態でHARQ IDが算出され始める。HARQ IDの算出については、式(3)及び(4)を参照する。
HARQ ID = [floor(CURRENT_Slot * slot_id/semiPersistSchedIntervalDL)] modulo numberOfConfSPS-Processes (3)
CURRENT_Slot = [(SFN * 10) * slot_number + subframe * slot_number + slot_id] (4)
本明細書におけるSFN、slot_number、subframe number、slot_id、及びsemiPersistSchedIntervalDLの定義は具体的な実施形態1におけるものと同じであり、詳細はここで再度説明しない。numberOfConfSPS-ProcessesはHARQ数を表す。
さらに、SPS構成パラメータが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに加えて、HARQ数をさらに含むとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、HARQ数などをさらに使用して、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子(SPS radio network temporary identity、SPS‐RNTI)をさらに含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイス12は、SPS無線ネットワーク一時識別子に基づいて異なるサービス情報を区別してよい。例えば、本願の本実施形態におけるSPS‐RNTIはSPSサービスに特有であり、他のRNTIはマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service、MBMS)などの他のサービスに特有である。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、各SPS構成パラメータが、セル情報、キャリア情報、周波数ドメイン位置情報などをさらに含んでもよい。
本明細書におけるセル情報はセル情報である。例えば、セル情報はセルID情報を含んでもよい。本明細書におけるキャリア情報は、キャリアID情報、キャリア周波数情報などを含んでもよい。本明細書における周波数ドメイン位置情報は、物理リソースブロック(physical resource block、PRB)の特定の位置を示すために使用される。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、各SPSで使用され且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置が、別個に算出される。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在し、各SPS構成パラメータがSPS優先度情報をさらに含むとき、複数のSPSについて別個に算出されたSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合、最も高い優先度を有するSPSデータについて、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用してSPSデータを送信又は受信する。より低い優先度を有するSPSデータについては、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してよく、より低いSPS優先度は、より大きい回数の第2のオフセットの追加を示す。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、各SPSのHARQ IDの算出の間、HARQ IDは、別個に算出されてもよく、あるいはオフセットを使用することにより算出されてもよい。例えば、第1のSPSについて算出されたHARQ IDがmであり、第2のHARQ ID=m+nである。nは、第1のSPSに対応するキャリア、セル、又はHARQエンティティ内のHARQ数であってもよく、あるいは固定値であってもよい。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、異なるSPSは、同じSPS‐RNTIを使用することによりアクティブ化又は非アクティブ化されてもよく、あるいは各SPSについて別個のSPS‐RNTIが使用されてもよい。
本明細書において、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間でセミパーシステントスケジューリングが実行されるとき、ネットワークデバイスがSPSデータを送信したときは端末デバイスがSPSデータを受信し、端末デバイスがSPSデータを送信したときはネットワークデバイスがSPSデータを受信することに留意されたい。
前述の方法の実施形態に対応して、本願の実施形態は、端末デバイス及びネットワークデバイスなどの装置の対応する実施形態をさらに提供する。
図7は、本願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構成図である。ネットワークデバイスは、処理モジュール710及び送受信機(transceiver)モジュール720を含んでもよい。
処理モジュール710は、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定することであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され;SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
送受信機モジュール720は、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するように構成される。
本願の本実施形態で提供されるネットワークデバイスによれば、まず、処理モジュールが、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。次いで、処理モジュールは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定し、最後、送受信機モジュールが、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュール710は具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長とSPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール720は、ネットワークデバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュール710は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュール720は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール720は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュール710は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュール710は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、ハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュール710は、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、SPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
図8は、本願の一実施形態による端末デバイスの概略構成図である。端末デバイスは、送受信機モジュール810及び処理モジュール820を含んでもよい。
送受信機モジュール810は、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信するように構成され、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。
処理モジュール820は、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
本願の本実施形態で提供される端末デバイスによれば、まず、送受信機モジュールが、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。次いで、処理モジュールが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュール820は具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長とSPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は、開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレームにおけるショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール810は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュール820は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュール810は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール810は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュール820は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に別のSPS時間周波数リソースに重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュール820は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、ハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュール820は、さらに、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、SPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
図9は、本願の一実施形態による端末デバイスの概略構成図である。端末デバイスは、前述の実施形態のいずれかにおける端末デバイスであってもよく、前述の実施形態における方法のステップを実現するように構成される。
図9に示すように、端末デバイスは、プロセッサ910、メモリ920、及び送受信機モジュール930を含んでもよい。送受信機モジュール930は、受信機9301、送信機9302、及びアンテナ9303などのコンポーネントを含んでもよい。あるいは、端末デバイスは、より多くの又はより少ないコンポーネント、又はいくつかのコンポーネントの組み合わせ、又は別様に配置されたコンポーネントを含んでもよい。これは、本願において限定されない。
プロセッサ910は、端末デバイスの制御センタであり、種々のインタフェース及びラインを使用することにより端末デバイス全体の全ての部分に接続される。プロセッサ910は、メモリ920に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを作動又は実行し、メモリ920に記憶されたデータを呼び出して、端末デバイスの種々の機能を実行し、かつ/あるいはデータを処理する。プロセッサ910は、集積回路(integrated circuit、IC)を含んでもよく、例えば、単一のパッケージ化されたICを含んでもよく、あるいは、同じ機能又は異なる機能を有し且つ互いに接続された複数のパッケージ化されたICを含んでもよい。例えば、プロセッサ910は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)のみを含んでもよく、あるいは、GPU、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、及び送受信機モジュール内の制御チップ(ベースバンドチップなど)の組み合わせであってもよい。本願の種々の実装において、CPUは単一の動作コアであってもよく、あるいは複数の動作コアを含んでもよい。
送受信機モジュール930は、通信チャネルを確立するように構成され、それにより、端末デバイスは、通信チャネルを通じて受信デバイスに接続されて、端末デバイス間のデータ伝送を実現する。送受信機モジュールは、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)モジュール、Bluetoothモジュール、及びベースバンド(base band)モジュールなどの通信モジュール、並びに通信モジュールに対応する無線周波数(radio frequency、RF)回路を含み、無線ローカルエリアネットワーク通信、Bluetooth通信、赤外線通信、及び/又はセルラー通信システム通信、例えば、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)及び/又は高速下りリンクパケットアクセス(high speed downlink packet access、HSDPA)における通信を実行してもよい。送受信機モジュールは、端末デバイス内のコンポーネント間の通信を制御するように構成され、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)をサポートすることができる。
本願の異なる実装において、送受信機モジュール930内の各送受信機モジュールは、通常、集積回路チップ(integrated circuit chip)の形式で実現され、選択的に組み合わせられてもよい。すべての送受信機モジュール及び対応するアンテナグループを含める必要はない。例えば、送受信機モジュール930は、セルラ通信システムにおいて通信機能を提供するために、ベースバンドチップ、無線周波数チップ、及び対応するアンテナのみを含んでもよい。端末デバイスは、送受信機モジュールにより確立される無線通信接続、例えば、無線ローカルエリアネットワークアクセス又はWCDMAアクセスを通じて、セルラネットワーク(cellular network)又はインターネット(internet)に接続されてもよい。本願のいくつかの任意的な実装において、送受信機モジュール内の通信モジュール、例えばベースバンドモジュールは、プロセッサに統合されてもよい。典型的な一例は、クアルコム社(Qualcomm)により提供されるAPQ+MDMシリーズプラットフォームである。無線周波数回路は、通話プロセスにおいて情報を受信及び送信し、又は信号を受信及び送信するように構成される。例えば、無線周波数回路は、ネットワークデバイスから下りリンク情報を受信し、次いで、下りリンク情報を処理のためにプロセッサに送信し、上りリンク関連データをネットワークデバイスに送信する。通常、無線周波数回路は、これらの機能を実行するように構成された周知の回路を含む。周知の回路は、これらに限られないがアンテナシステム、無線周波数送受信機、1つ以上の増幅器、チューナ、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、コーデック(codec)チップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、及びメモリを含む。さらに、無線周波数回路は、無線通信を通じてネットワーク及び別のデバイスとさらに通信してもよい。任意の通信標準又はプロトコルが無線通信に使用されてもよく、これらに限られないがグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略称WCDMA)、高速上りリンクパケット接続(High Speed Uplink Packet Access、HSUPA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、及びショートメッセージングサービス(Short Messaging Service、SMS)を含む。
本願の本実施形態において、送受信機モジュール720により実現される必要のある機能は、端末デバイスの送受信機モジュール930により実現されてもよく、あるいはプロセッサ910により制御される送受信機モジュール930により実現されてもよい。処理モジュール710により実現される必要のある機能は、プロセッサ910により実現されてもよい。
図10は、本発明の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構成図である。ネットワークデバイスは、前述の実施形態のいずれかにおけるネットワークデバイスであってもよく、前述の実施形態における方法のステップを実現するように構成される。
ネットワークデバイスは、プロセッサ1010、メモリ1020、送受信機1030などを含んでもよい。
プロセッサ1010は、ネットワークデバイスの制御センタであり、種々のインタフェース及びラインを使用することによりネットワークデバイス全体の全ての部分に接続される。プロセッサ1010は、メモリに記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを作動又は実行し、メモリ1020に記憶されたデータを呼び出して、ネットワークデバイスの様々な機能を実行し、かつ/あるいはデータを処理する。プロセッサ1010は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、又はCPU及びNPの組み合わせであってもよい。プロセッサは、ハードウェアチップをさらに含んでもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device、PLD)、又はこれらの組み合わせであってもよい。PLDは、複合プログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、汎用アレイ論理(generic array logic、略称GAL)、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。
メモリ1020は、揮発性メモリ(volatile memory)、例えばランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含んでもよく、あるいは不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えばフラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、又はソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)を含んでもよい。あるいは、メモリ1020は、前述のタイプのメモリの組み合わせを含んでもよい。メモリは、プログラム又はコードを記憶してもよい。ネットワークデバイス内のプロセッサ1010は、プログラム又はコードを実行してネットワークデバイスの機能を実現する。
送受信機1030は、データを受信又は送信するように構成されてもよい。送受信機は、プロセッサの制御下にある端末デバイス又は他のネットワークデバイスにデータを送信してもよい。送受信機は、プロセッサの制御下で、端末デバイス又は他のネットワークデバイスにより送信されたデータを受信する。
本願の本実施形態において、送受信機モジュール810により実現される必要のある機能は、ネットワークデバイスの送受信機1030により実現されてもよく、あるいはプロセッサ1010により制御される送受信機1030により実現されてもよい。処理モジュール820により実現される必要のある機能は、プロセッサ1010により実現されてもよい。
具体的な実装において、本願の一実施形態はコンピュータ記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ記憶媒体はプログラムを記憶してもよく、プログラムが実行されると、本願で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法の実施形態におけるステップの一部又は全部が実行され得る。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)などであってよい。
当業者は、本願の実施形態における技術が必要な汎用ハードウェアプラットフォームに加えてソフトウェアにより実現され得ることを明確に理解し得る。このような理解に基づき、本質的に本願の実施形態における技術的解決策、又は従来技術に寄与する部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、ROM/RAM、ハードディスク、又は光ディスクなどの記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(これはパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)に本願の実施形態又は実施形態のいくつかの部分に記載される方法を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。
本明細書における実施形態はすべて漸進的に記載されている。実施形態中の同一又は同様の部分については、これらの実施形態に対し相互参照がなされてよく、各実施形態は他の実施形態との差異に焦点を当てている。特に、システム及び装置の実施形態は方法の実施形態と基本的に同様であり、したがって簡潔に説明される。関連する部分については、方法の実施形態における説明を参照する。
本願は、2017年2月4日に中国特許庁に出願され、「SEMI-PERSISTENT SCHEDULING METHOD, NETWORK DEVICE, AND TERMINAL DEVICE」と題された中国特許出願第201710063990.7号に対する優先権を主張し、該出願はその全体を本明細書において参照により援用される。
本願は通信技術の分野に関し、特にセミパーシステントスケジューリング方法、ネットワークデバイス、及び端末デバイスに関する
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムにおいて、動的スケジューリングは非常に柔軟であり、無線帯域利用を改善し、ユーザに対するサービス品質(quality of service、QoS)を保証し、システムキャパシティを増加させることができる。したがって、動的スケジューリングは、LTEシステムにおける最も基本的なスケジューリング方式である。動的スケジューリングでは、リソースは必要に応じて割り当てられ、スケジューリング信号は各スケジューリングの間に交換される必要がある。バースト特性が明らかでなく、リアルタイム性能が非常に高いサービスについて、ネットワークデバイスは、各送信時間間隔(transmission time interval、TTI)に端末デバイスをスケジュールする必要があり、スケジューリング情報は、物理下りリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)上で伝送される。その結果、各TTIにスケジュールできる端末デバイスは、PDCCHのリソースにより制限される。
したがって、バースト特性が明らかでなく、リアルタイム性能が非常に高いサービスについて、セミパーシステントスケジューリング(semi-persistent scheduling、SPS)が使用されることが考えられる。具体的に、ネットワークデバイスは、TTI内の端末デバイスに、サービスに使用される時間周波数リソース(これは、本明細書においてSPSリソースと呼ばれる)を割り当てる。その後、端末デバイスは、各々の指定された期間の後にSPSリソースを使用することによりデータを受信又は送信する。リソースは、SPSの間に1回割り当てられればよい。したがって、SPSモードはPDCCHのリソースオーバヘッドを低減することができる。
関連技術では、SPS方式でスケジューリングを実行するプロセスにおいて、各期間にスケジュールされたSPSリソースは1つのサブフレームに対応し、該サブフレームはSPSデータのみ伝送するために使用できる。しかし、実際の適用において、SPSデータがサブフレームの形式で伝送されるとき、通常、サブフレーム内に未使用リソースが存在し、関連技術においてSPSの間に低いリソース利用率をもたらす。さらに、SPSデータが関連技術においてサブフレーム形式で伝送されるため、SPSデータの伝送遅延は1msに固定され、SPSデータの比較的大きい伝送遅延をもたらす。
本願の実施形態は、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善し、SPSデータの伝送遅延を低減するための、セミパーシステントスケジューリング方法、ネットワークデバイス、及び端末デバイスを提供する。
第1の態様によれば、本願の一実施形態はセミパーシステントスケジューリング方法を提供し、当該方法は、ネットワークデバイスにより、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定するステップであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ステップと、ネットワークデバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、ネットワークデバイスにより、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するステップと、を含む。
本願の本実施形態で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法によれば、まず、ネットワークデバイスがセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、ネットワークデバイスは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース位置を決定し、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、ネットワークデバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップは、ネットワークデバイスにより、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、ネットワークデバイスにより、SPS周期長と、第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、を含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPSアクティブ化コマンドの指示に基づいて、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を決定してよい。次いで、ネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム番号に対応するサブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置(すなわち、第1の時間周波数リソースのリソース位置)を決定してよい。これに基づき、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置として、第1の時間周波数リソースのリソース位置への1つのSPS周期の各追加により決定されるリソース位置を使用する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
この具体的な実装において、シンボル情報が開始シンボル位置及びシンボル数を含むとき、ネットワークデバイスは、開始シンボル位置に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される第1のシンボルを決定してよい。これに基づき、ネットワークデバイスは、シンボル数に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるすべてのシンボルを決定してよく、シンボル数は1でもよく又は1より大きくてもよい。シンボル情報がショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含むとき、ネットワークデバイスは、ショートサブフレーム数情報に基づき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される各サブフレーム内のショートサブフレーム数を決定してよく、ショートサブフレーム番号に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるショートサブフレームを決定してよく、各サブフレーム内のショートサブフレーム数は少なくとも2であり、各サブフレーム内のショートサブフレームは同じ長さ又は異なる長さを有してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、ネットワークデバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、ネットワークデバイスにより、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含んでもよい。SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上にPDCCHが構成され、あるいはSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上で他のデータが伝送されており、あるいはネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在し、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ本願の本実施形態におけるSPSの間に決定される時間周波数リソースが1つ以上の他のSPSの間に決定された時間周波数リソースと部分的又は完全に重なるとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースは部分的又は完全に占有されている。この場合、ネットワークデバイスが、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するとき、相互干渉が存在する。したがって、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して第1のオフセットを追加してオフセット時間周波数リソースを算出し、次いで、ネットワークデバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信し、それにより、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のSPSデータの正常な伝送を保証する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で時間周波数リソースを送信又は受信してよく、それにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースの占有されていない部分が使用され、それによりリソース利用を改善する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含む。当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、ネットワークデバイスにより、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含んでもよく、SPS優先度情報はSPSデータの優先度を示すために使用される。この場合、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在するとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ複数のSPSの間に決定される時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合に、ネットワークデバイスは、SPS構成パラメータ内のSPS優先度情報に基づいてSPSデータの優先度を決定してよい。次いで、ネットワークデバイスは、各SPSデータ片の優先度に基づいて、SPSデータ片を送信又は受信する挙動を決定してよい。具体的に、最も高い優先度を有するSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用して、SPSデータを送信又は受信する。優先度が最も高くはないSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信しなくてもよく、あるいは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してもよい。ここで、SPSデータのより低い優先度は、より多くの追加の第2のオフセットを示す。次いで、ネットワークデバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。当該方法は、ネットワークデバイスにより、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報を含む。したがって、ネットワークデバイスは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定して、セミパーシステントスケジューリングが使用されるエリア範囲を決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。当該方法は、ネットワークデバイスにより、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはHARQ数をさらに含み、それにより、SPSデータの下りリンク伝送がネットワークデバイスと端末デバイスとの間で実行されるとき、ネットワークデバイスは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいてHARQ IDを決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPS無線ネットワーク一時識別子に基づいて異なるサービス情報を区別してよい。
第2の態様によれば、本願の一実施形態がセミパーシステントスケジューリング方法を提供し、当該方法は、端末デバイスにより、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信するステップであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ステップと、端末デバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、を含む。
本願の本実施形態で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法によれば、まず、端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、端末デバイスは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、端末デバイスにより、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップは、端末デバイスにより、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、端末デバイスにより、SPS周期長と、第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、を含む。
この具体的な実装において、端末デバイスは、SPSアクティブ化コマンドの指示に基づいて、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を決定してよい。次いで、端末デバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム番号に対応するサブフレームであり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置(すなわち、第1の時間周波数リソースのリソース位置)を決定してよい。これに基づき、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置として、第1の時間周波数リソースのリソース位置への1つのSPS周期の各追加により決定されるリソース位置を使用する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
この具体的な実装において、シンボル情報が開始シンボル位置及びシンボル数を含むとき、端末デバイスは、開始シンボル位置に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される第1のシンボルを決定してよい。これに基づき、端末デバイスは、シンボル数に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるすべてのシンボルを決定してよく、シンボル数は1でもよく又は1より大きくてもよい。シンボル情報がショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含むとき、端末デバイスは、ショートサブフレーム数情報に基づき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有される各サブフレーム内のショートサブフレーム数を決定してよく、ショートサブフレーム番号に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるショートサブフレームを決定してよく、各サブフレーム内のショートサブフレーム数は少なくとも2であり、各サブフレーム内のショートサブフレームは同じ長さ又は異なる長さを有してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、端末デバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、端末デバイスにより、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含んでもよい。SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上にPDCCHが構成され、あるいはSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上で他のデータが伝送されており、あるいはネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在し、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ本願の本実施形態におけるSPSの間に決定される時間周波数リソースが1つ以上の他のSPSの間に決定された時間周波数リソースと部分的又は完全に重なるとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースは部分的又は完全に占有されている。この場合、端末デバイスが、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するとき、相互干渉が存在する。したがって、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して第1のオフセットを追加してオフセット時間周波数リソースを算出し、次いで、端末デバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信し、それにより、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間のSPSデータの正常な伝送を保証する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、端末デバイスにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で時間周波数リソースを送信又は受信してよく、それにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースの占有されていない部分が使用され、それによりリソース利用を改善する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含む。当該方法は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、端末デバイスにより、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含んでもよく、SPS優先度情報はSPSデータの優先度を示すために使用される。この場合、ネットワークデバイスと端末デバイスとの間に複数のSPSが存在するとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ複数のSPSの間に決定される時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合に、端末デバイスは、SPS構成パラメータ内のSPS優先度情報に基づいてSPSデータの優先度を決定してよい。次いで、端末デバイスは、各SPSデータ片の優先度に基づいて、SPSデータ片を送信又は受信する挙動を決定してよい。具体的に、最も高い優先度を有するSPSデータについて、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用して、SPSデータを送信又は受信する。優先度が最も高くはないSPSデータについて、端末デバイスは、SPSデータを送信又は受信しなくてもよく、あるいは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してもよい。ここで、SPSデータのより低い優先度は、より多くの追加の第2のオフセットを示す。次いで、端末デバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。当該方法は、端末デバイスにより、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、又はセルグループ、又は論理チャネルを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報を含む。したがって、端末デバイスは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するために使用されるキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定して、セミパーシステントスケジューリングが使用されるエリア範囲を決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含み、当該方法は、
端末デバイスにより、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するステップをさらに含む。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはHARQ数をさらに含み、それにより、SPSデータの下りリンク伝送がネットワークデバイスと端末デバイスとの間で実行されるとき、端末デバイスは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいてHARQ IDを決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPS無線ネットワーク一時識別子に基づいて異なるサービス情報を区別してよい。
第3の態様によれば、本願の一実施形態がネットワークデバイスを提供し、当該ネットワークデバイスは、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定することであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され;SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成された処理モジュールと、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するように構成された送受信機モジュールと、を含む。
本願の本実施形態で提供されるネットワークデバイスによれば、まず、処理モジュールが、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。次いで、処理モジュールは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定し、最後、送受信機モジュールが、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュールは具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長と、第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュールは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュールは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュールは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
第4の態様によれば、本願の一実施形態は端末デバイスを提供し、当該端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信することであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ように構成された送受信機モジュールと、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成された処理モジュールと、を含む。
本願の本実施形態で提供される端末デバイスによれば、まず、送受信機モジュールが、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、処理モジュールが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュールは具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長と、第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュールは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュールは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュールは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュールは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
本願の実施形態は、コンピュータ読取可能記憶媒体、コンピュータプログラムプロダクト、及び通信デバイスをさらに提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を含み、命令がコンピュータ上で実行すると、コンピュータは、前述の態様又は実装のうちいずれか1つに従って方法を実行することが可能となる。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で実行すると、コンピュータは、前述の態様又は実装のうちいずれか1つに記載の方法を実行することを可能にされる。通信デバイスは、メモリと、プロセッサと、メモリに記憶され、プロセッサ内で実行できるコンピュータプログラムとを含む。プロセッサは、プログラムを実行すると、前述の態様又は実装のうちいずれか1つに記載の方法を実現する。
本願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、実施形態を説明するために必要な添付の図面を簡潔に説明する。
本願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。
本願の一実施形態によるセミパーシステントスケジューリング方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースのリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースのオフセットリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースの別のオフセットリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態による、SPSデータのための時間周波数リソースの別のリソース位置の概略図である。
本願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構成図である。
本願の一実施形態による端末デバイスの概略構成図である。
本願の一実施形態による別の端末デバイスの概略構成図である。
本願の一実施形態による別のネットワークデバイスの概略構成図である。
本願の実施形態の適用シナリオは、添付の図面を参照して以下に説明される。図1は、本願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。端末デバイス11及びネットワークデバイス12が適用シナリオに含まれ、本願の本実施形態における適用シナリオは、4G、4.5G、又は5G通信システムなどの通信システムに適用可能である。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、端末デバイス11は、音声及び/又はデータ接続性をユーザに提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続された別の処理デバイスであってもよい。端末デバイス11は、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を通じて1つ以上のコアネットワークと通信し得る。端末デバイス11は、モバイルフォン(「セルラーフォン」とも呼ばれる)などの移動端末であってもよく、移動端末を備えたコンピュータは、例えば、無線アクセスネットワークと音声及び/又はデータを交換するポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵、又は車載の移動装置であってもよい。例えば、端末デバイス11は、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)フォン、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などのデバイスであってもよい。端末デバイス11は、システム、加入者ユニット(subscriber unit、SU)、加入者局(subscriber station、SS)、移動局(mobile station、MS)、遠隔局(remote station、RS)、アクセスポイント(access point、AP)、遠隔端末(remote terminal、RT)、アクセス端末(access terminal、AT)、ユーザ端末(user terminal、UT)、ユーザエージェント(user agent、UA)、ユーザデバイス、又はユーザ装置(user equipment、UE)とも呼ばれ得る。ネットワークデバイス12は、基地局、拡張基地局、スケジューリング機能を有する中継器、基地局機能を有するデバイスなどであってもよく、基地局は、LTEシステム内の進化型ノードB(evolved NodeB、eNB)であってもよく、あるいは別のシステム内の基地局であってもよい。これは、本願の本実施形態において限定されない。
図1に示す適用シナリオにおいて、本願の実施形態は、セミパーシステントスケジューリングが関連技術において使用されるときに低いリソース利用率及びSPSデータの比較的大きい伝送遅延の問題を解決するための、セミパーシステントスケジューリング方法、ネットワークデバイス、及び端末デバイスを提供する。
本願の一実施形態において、ネットワークデバイス12は、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定する。SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化(activation)コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用される。シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。SPS周期長は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔を示すために使用される。SPS構成パラメータを決定した後、ネットワークデバイス12は、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定し得る。さらに、ネットワークデバイス12は、決定されたSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信し、それにより、端末デバイス11は、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。これに基づき、SPSデータは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で伝送される(例えば、ネットワークデバイス12が端末デバイス11にSPSデータを送信し、あるいは端末デバイス11がネットワークデバイス12にSPSデータを送信する)。
本願の本実施形態において、端末デバイス11及びネットワークデバイス12は、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され(具体的に言えば、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはシンボルレベルである)、それにより、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送することができ、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。ここで、本明細書におけるシンボルは直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルであることに留意されたい。
以下、図2に示す一実施形態を用いて、端末デバイス11とネットワークデバイス12との間の相互作用プロセスについて詳細に説明する。
図2は、本願の一実施形態によるセミパーシステントスケジューリング方法のフローチャートである。本実施形態は、以下のステップを含み得る。
ステップS210.ネットワークデバイス12が、SPS構成パラメータを決定する。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ネットワークデバイスは、SPS構成パラメータを予め定義してもよい。SPSが実行される必要があるとき、予め定義されたSPS構成パラメータが呼び出される。あるいは、ネットワークデバイスは、SPSが実行される必要があるとき、SPS構成パラメータを瞬時に設定してもよい。
SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含んでよい。ここで、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、SPS周期長は、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔を示すために使用される。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、シンボル情報は、複数の表現形式を有してもよい。例えば、シンボル情報は、開始シンボル位置及びシンボル数を含んでもよい(例えば、開始シンボルが第3のシンボルであり、シンボル数が2である)。別の例として、シンボル情報は、開始スロット位置及びスロット数を含んでもよい(例えば、1つのサブフレームが6つのスロットを含み、開始スロットが第2のスロットであり、スロット数が2である)。さらに別の例として、シンボル情報は、代わりに、ショートサブフレーム(short-subframe)数情報及びショートサブフレーム番号を含んでもよく(例えば、1つのサブフレームが6つのショートサブフレームを含み、シンボル情報内のショートサブフレーム番号が3であり、あるいは、1つのサブフレームが14個のショートサブフレームを含み、シンボル情報内のショートサブフレーム番号が3である)、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。SPSデータを送信又は受信するために使用される時間周波数リソースにより占有されるサブフレーム内のシンボル数は、1であるか又は1より大きいが、14未満である。例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される時間周波数リソースにより占有されるサブフレーム内のシンボル数は、1、2、3、4、5、6、7などであってもよい。SPS周期長は、サブフレームで表現されてもよく(例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔が、1つのサブフレーム、2つのサブフレームなどである)、あるいはスロットで表現されてもよく(例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔が、1スロット、2スロットなどである)、あるいはシンボルで表現されてもよい(例えば、SPSデータを送信又は受信するために使用される2つの近隣時間周波数リソースの間の時間間隔が、1シンボル、2シンボルなどである)。これは、本願の本実施形態において限定されない。
さらに、本願の本実施形態におけるシンボル情報の表現形式は、前述のいくつかのタイプに限定されない。例えば、シンボル情報は、開始ショートサブフレーム位置及びショートサブフレーム数を含んでもよい(例えば、1つのサブフレームが6つのショートサブフレームを含み、開始ショートサブフレームが第2のショートサブフレームであり、ショートサブフレーム数が2である)。別の例として、シンボル情報は、代わりに、スロット数情報及びスロット番号を含んでもよい(例えば、1つのサブフレームが6つのスロットを含み、シンボル情報内のスロット番号が3である)。
ステップS220.ネットワークデバイス12が、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ステップS220は、複数の表現形式を有してもよい。例えば、本願の本実施形態の具体的な実装において、ステップS220は、
ネットワークデバイス12により、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
ネットワークデバイス12により、SPS周期長と、第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
を含んでもよい。
この具体的な実装において、ネットワークデバイスは、SPSアクティブ化コマンドの指示に基づいて、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を決定してよい。次いで、ネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム番号に対応するサブフレームであり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置(すなわち、第1の時間周波数リソースのリソース位置)を決定してよい。これに基づき、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置として、第1の時間周波数リソースのリソース位置への1つのSPS周期の各追加により決定されるリソース位置を使用する。
別の例として、本願の本実施形態の別の具体的な実装では、ステップS220において、ネットワークデバイス12は、代わりに、予め定義された式を使用することにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出してもよい。
ステップS230.ネットワークデバイス12が、SPS構成パラメータを端末デバイス11に送信する。
本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ネットワークデバイス12は、無線リソース制御(radio resource control、RRC)メッセージを使用することによりSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信してもよく、媒体アクセス制御(media access control、MAC)シグナリングを使用することによりSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信してもよく、あるいは物理層(physical layer)制御チャネルを通じてSPS構成パラメータを端末デバイス11に送信してもよい。
特に、本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ステップS220とステップS230との間に時系列の順序がないことにここで留意されたい。
ステップS240.端末デバイス11が、ネットワークデバイス12により送信されたSPS構成パラメータを受信する。
ステップS250.端末デバイス11が、SPS構成パラメータ内のSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。
ステップS220に対応して、本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、ステップS250は、複数の表現形式を有してもよい。例えば、本願の本実施形態の具体的な実装において、ステップS250は、
端末デバイス11により、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
端末デバイス11により、SPS周期長と、第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
を含んでもよい。
別の例として、本願の本実施形態の別の具体的な実装では、ステップS250において、端末デバイス11は、予め定義された式を使用することにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出してもよい。
理解を容易にするために、ネットワークデバイス12又は端末デバイス11により、予め定義された式を使用することにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出する方式を、具体的な実施形態を用いて以下に説明する。
具体的な実施形態1
ネットワークデバイス12がSPSデータを端末デバイス11に送信するとき、換言すれば、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間でSPSデータの下りリンク伝送が実行されるとき、ネットワークデバイス12は、式(1)を使用することにより、SPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出し、端末デバイス11は、式(1)を使用することにより、SPSデータを受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出する。式(1)は、以下のとおりである。
(10 * SFN * slot_number + subframe * slot_number + slot_id) = [(10 * slot_number * SFNstart time + slot_number * subframestart time + slot_idstart time) + N * semiPersistSchedIntervalDL] modulo 10240 * slot_number (1)
式(1)において、SFNの英語フルネームはsystem frame numberであり、システムフレーム番号(すなわち、無線フレームの番号)を表すために使用され、subframeはサブフレーム番号を表すために使用され、slot_idはサブフレーム内のショートサブフレームの番号を表すために使用される。slot_numberはシンボル情報内のショートサブフレーム数情報を表すために使用され、slot_idstart timeはSPS開始時間におけるショートサブフレーム番号を表し、換言すれば、シンボル情報内のショートサブフレーム番号に関する情報を表すために使用される。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、slot_number及びslot_idstart timeを使用することにより、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。SFNstart timeは、SPS開始時間におけるシステムフレーム番号を表し、換言すれば、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号を表すために使用される。subframestart timeは、SPS開始時間におけるサブフレーム番号を表し、換言すれば、第1の時間周波数リソースのサブフレーム番号を表すために使用される。semiPersistSchedIntervalDLは、下りリンクSPSリソースがsemiPersistSchedIntervalDLの長さの間隔でUEに割り当てられることを示し、SPS周期長を表すために使用される。slot_number及びslot_idstart timeはシンボル情報内に配置され、SFNstart time及びsubframestart timeはSPSアクティブ化コマンド内に配置される。Nは0の初期値を有し、各SPS周期長の後に1ずつ増加される。システムフレームが10ビットを使用することにより示されるため、modulo 10240が使用され、システムフレーム番号の値範囲は0から1023である。1つの反転が、1024個のシステムフレームの間隔で実行される必要がある。本明細書では、10及び10240はそれぞれ、1つのシステムフレーム内の10個のサブフレームと、SFNの最大値が1023であることとを示し、10240は、1024個のシステムフレームに含まれるサブフレーム数を示すことに留意されたい。各システムフレーム内のサブフレーム数が10でないとき、式(1)中の数字が変更される。例えば、システムフレーム内のサブフレーム数が8であるとき、式(1)中の「modulo 10240」は「modulo 8*1024」に変更される。
この具体的な実施形態において、slot_numberは、各サブフレーム内のスロット数又はsTTI数であってもよい。slot_numberの値は、2、6、7などであってもよい。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが7シンボルであるとき、slot_numberの値は2である。別の例として、1つのサブフレーム内の複数のスロット又は複数のsTTIの長さが順次、2シンボル、2シンボル、3シンボル、2シンボル、2シンボル、及び3シンボルであるとき、slot_numberの値は6である。さらに別の例として、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、slot_numberの値は7である。ここで、sTTIの英語フルネームはshortened transmission time intervalである。sTTIは、データの送信時間間隔が1ms未満であることを示す。
この具体的な実施形態において、Nが初期値0であるとき、式(1)中の符号「=」の左側において、SFN = SFNstart time、subframe = subframestart time、及びslot_id = slot_idstart timeである。
Nの値が1であるとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、式(1)を満たすために、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整し、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整するために使用される一方法が、以下のとおりである。slot_idがslot_idstart timeから開始して1ずつ順次増加され、slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1が最初に満たされたとき、subframeがsubframestart timeから開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、subframeは再度0から開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9が最初に満たされたとき、SFNがSFNstart timeから開始して1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNは再度0から開始して1ずつ順次増加される。式(1)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第2の時間周波数リソースのリソースの位置である。
Nの値が2であるとき、slot_idの値は、Nの値が1であるときに取得されるslot_id、subframe、及びSFNの値に基づいて、1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加され、subframeの値は1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、SFNの値が1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNの値は再度0から開始して1ずつ順次増加される。式(1)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第3の時間周波数リソースのリソースの位置である。残りは類推で推論可能である。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な全ての時間周波数リソースのリソース位置を決定することができる。
端末デバイス11及びネットワークデバイス12は、式(1)を満たすために、Nの値が1ずつ増加されるとき毎回、slot_idの値を調整するだけでよい場合があり、slot_id及びsubframeの値を調整するだけでよい場合があり、あるいはslot_id、subframe、及びSFNの全ての値を調整する必要があり得ることに留意されたい。これは具体的に、semiPersistSchedIntervalDLの長さに関連する。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、SFNstart timeが2であり、subframestart timeが3であり、slot_idstart timeが1であり、semiPersistSchedIntervalDLが1つのスロット又は1つのsTTIである場合、Nが1であるときslot_idが3に調整されるだけでよく、Nが2であるときslot_idが5に調整されるだけでよい、などである。
具体的な実施形態2
端末デバイス11がSPSデータをネットワークデバイス12に送信するとき、換言すれば、SPSデータの上りリンク伝送がネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で実行されるとき、ネットワークデバイス12は、式(2)を使用することにより、SPSデータを受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出し、端末デバイス11は、式(2)を使用することにより、SPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を算出する。式(2)は、以下のとおりである。
(10 * SFN * slot_number + subframe * slot_number + slot_id) = [(10 * slot_number * SFNstart time + slot_number * subframestart time + slot_idstart time) + N * semiPersistSchedIntervalUL + Subframe_Offset * (N modulo 2)] modulo 10240 * slot_number (2)
式(2)において、SFNの英語フルネームはsystem frame numberであり、システムフレーム番号(すなわち、無線フレームの番号)を表すために使用され、subframeはサブフレーム番号を表すために使用され、slot_idはサブフレーム内のショートサブフレームの番号を表すために使用される。slot_numberはシンボル情報内のショートサブフレーム数情報を表すために使用され、slot_idstart timeはSPS開始時間におけるショートサブフレーム番号を表し、換言すれば、シンボル情報内のショートサブフレーム番号に関する情報を表すために使用される。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、slot_number及びslot_idstart timeを使用することにより、サブフレーム内にあり且つSPSデータを受信又は送信するために利用可能な第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。SFNstart timeは、SPS開始時間におけるシステムフレーム番号を表し、換言すれば、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号を表すために使用される。subframestart timeは、SPS開始時間におけるサブフレーム番号を表し、換言すれば、第1の時間周波数リソースのサブフレーム番号を表すために使用される。semiPersistSchedIntervalULは、上りリンクSPSリソースがsemiPersistSchedIntervalULの長さの間隔でUEに割り当てられることを示し、SPS周期長を表すために使用される。Subframe_Offset * (N modulo 2)は、上りリンクSPSオフセットを表す。Subframe_Offsetは時分割複信(Time Division Duplex、TDD)シナリオに適用され、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)シナリオでは0に設定され、サブフレームが切り替えられる必要があるかどうかを示すために使用される。slot_number及びslot_idstart timeはシンボル情報内に配置され、SFNstart time及びsubframestart timeはSPSアクティブ化コマンド内に配置される。Nは0の初期値を有し、各SPS周期長の後に1ずつ増加される。システムフレームが10ビットを使用することにより示されるため、modulo 10240が使用され、システムフレーム番号の値範囲は0から1023である。1つの反転が、1024個のシステムフレームの間隔で実行される必要がある。本明細書では、10及び10240はそれぞれ、1つのシステムフレーム内の10個のサブフレームと、SFNの最大値が1023であることとを示し、10240は、1024個のシステムフレームに含まれるサブフレーム数を示すことに留意されたい。各システムフレーム内のサブフレーム数が10でないとき、式(2)中の数字が変更される。例えば、システムフレーム内のサブフレーム数が8であるとき、式(2)中の「modulo 10240」は「modulo 8*1024」に変更される。
この具体的な実施形態において、slot_numberは、各サブフレーム内のスロット数又はsTTI数であってもよい。slot_numberの値は、2、6、7などであってもよい。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが7シンボルであるとき、slot_numberの値は2である。別の例として、1つのサブフレーム内の複数のスロット又は複数のsTTIの長さが順次、2シンボル、2シンボル、3シンボル、2シンボル、2シンボル、及び3シンボルであるとき、slot_numberの値は6である。さらに別の例として、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、slot_numberの値は7である。ここで、sTTIの英語フルネームはshortened transmission time intervalである。sTTIは、データの送信時間間隔が1ms未満であることを示す。
この具体的な実施形態において、Nが初期値0であるとき、式(2)中の符号「=」の左側において、SFN = SFNstart time、subframe = subframestart time、及びslot_id = slot_idstart timeである。
Nの値が1であるとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、式(2)を満たすために、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整し、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、slot_id、subframe、及びSFNの値を順次調整するために使用される一方法が、以下のとおりである。slot_idが、slot_idstart timeから開始して1ずつ順次増加され、slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1が最初に満たされたとき、subframeがsubframestart timeから開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、subframeは再度0から開始して1ずつ順次増加される。subframe = 9が最初に満たされたとき、SFNがSFNstart timeから開始して1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNは再度0から開始して1ずつ順次増加される。式(2)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第2の時間周波数リソースのリソースの位置である。
Nの値が2であるとき、slot_idの値は、Nの値が1であるときに取得されるslot_id、subframe、及びSFNの値に基づいて、1ずつ順次増加される。slot_id = slot_number-1のとき毎回、slot_idは再度0から開始して1ずつ順次増加され、subframeの値は1ずつ順次増加される。subframe = 9のとき毎回、SFNの値が1ずつ順次増加される。SFN = 1023のとき毎回、SFNの値は再度0から開始して1ずつ順次増加される。式(2)が満たされたとき、slot_id、subframe、及びSFNの値に対応する時間周波数リソースの位置は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第3の時間周波数リソースのリソースの位置である。残りは類推で推論可能である。ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な全ての時間周波数リソースのリソース位置を決定することができる。
端末デバイス11及びネットワークデバイス12は、式(2)を満たすために、Nの値が1ずつ増加されるとき毎回、slot_idの値を調整するだけでよい場合があり、slot_id及びsubframeの値を調整するだけでよい場合があり、あるいはslot_id、subframe、及びSFNの全ての値を調整する必要があり得ることに留意されたい。これは具体的に、semiPersistSchedIntervalULの長さに関連する。例えば、1つのサブフレーム内の各スロット又は各sTTIの長さが2シンボルであるとき、SFNstart timeが2であり、subframestart timeが3であり、slot_idstart timeが1であり、semiPersistSchedIntervalULが1つのスロット又は1つのsTTIである場合、Nが1であるときslot_idが3に調整されるだけでよく、Nが2であるときslot_idが5に調整されるだけでよい、などである。
ネットワークデバイス12がステップS220を完了し、端末デバイスがステップS250を完了した後、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信してよい。
本願の本実施形態で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法によれば、まず、ネットワークデバイスがセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され、次いで、ネットワークデバイスはSPS構成パラメータを端末デバイスに送信し、ネットワークデバイス及び端末デバイスは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されている場合、ネットワークデバイス12により、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、さらに、端末デバイス11により、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、ネットワークデバイス12及び端末デバイスにより、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含んでもよい。
本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されていることに関し、複数の場合が存在する。例えば、PDCCHが、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上に構成される。別の例として、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間で他のデータが伝送されている。さらに別の例として、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在し、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ本願の本実施形態におけるSPSの間に決定される時間周波数リソースが、1つ以上の他のSPSの間に決定される時間周波数リソースと部分的又は完全に重なる。この場合、ネットワークデバイス12が、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するとき、相互干渉が存在する。したがって、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して第1のオフセットを追加してオフセット時間周波数リソースを算出し、次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信し、それにより、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間のSPSデータの正常な伝送を保証する。
本願の本実施形態において、第1のオフセットの値は限定されない。例えば、第1のオフセットは、1シンボル、2シンボルなどであってもよく、あるいは1スロット、2スロットなどであってもよく、あるいは1つのSPS周期、2つのSPS周期などであってもよい。この具体的な実装は、具体的な実施形態を用いて以下に記載される。
さらに、本願の本実施形態の具体的な実装プロセスにおいて、第1のオフセットは、代わりに、プロトコルを使用することにより、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11上に予め構成されてもよい。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11の双方が、予め構成された第1のオフセットを使用することによりオフセット時間周波数リソースを算出し、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信してよい。
図3に示すように、1つのサブフレーム内の各スロットの長さは2シンボルであり、SPS周期長は1スロットである。図2に示す実施形態で決定される、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置は、図3の影部部分に示されている。
図3の第1の影部に対応する時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されている一例を説明のため使用する。第1のオフセットが1スロットであるとき、オフセット時間周波数リソースが図4に示される。第1のオフセットが2つのSPS周期長であるとき、オフセット時間周波数リソースが図5に示される。具体的に言えば、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な現在の時間周波数リソースのリソース位置がスキップされ、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な次の時間周波数リソースのリソース位置でSPSデータが送信又は受信される。
さらに、図2に示す実施形態の具体的な実装において、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含んでもよい。
図3の第1の影部に対応する時間周波数リソース内の前のシンボルが占有されている一例を説明のため使用する。この場合、図6に示すように、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、第1の影部に対応する時間周波数リソース内の後のシンボル上でSPSデータを送信又は受信してよい。この場合、ネットワークデバイス及び端末デバイス11は、独自の変調及び符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)に従ってSPSデータを送信又は受信する。しかし、SPSデータに対応するトランスポートブロックサイズ(transport block size、TBS)は半分に低減される。
この具体的な実装において、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で時間周波数リソースを送信又は受信してよく、それにより、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースの占有されていない部分が使用され、それによりリソース利用を改善する。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが、別のSPS時間周波数リソースと部分的又は完全に重なるとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップ
をさらに含んでもよい。
この具体的な実装において、SPS優先度情報はSPSデータの優先度を示すために使用される。この場合、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ複数のSPSの間に決定される時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合に、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPS構成パラメータ内のSPS優先度情報に基づいてSPSデータの優先度を決定してよい。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、各SPSデータ片の優先度に基づいて、SPSデータ片を送信又は受信する挙動を決定してよい。具体的に、最も高い優先度を有するSPSデータについて、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用して、SPSデータを送信又は受信する。優先度が最も高くはないSPSデータについて、ネットワークデバイスは、SPSデータを送信又は受信しなくてもよく、あるいは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してもよい。ここで、SPSデータのより低い優先度は、より多くの追加の第2のオフセットを示す。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイスは、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。第2のオフセットの値は、本願の本実施形態において限定されない。例えば、第2のオフセットは、1シンボル、2シンボルなどであってもよく、あるいは1スロット、2スロットなどであってもよく、あるいは1つのSPS周期、2つのSPS周期などであってもよい。本明細書における第2のオフセットは、第1のオフセットと同じであっても又は異なってもよい。
この具体的な実装の実装プロセスにおいて、SPS優先度情報は通信物理特性(ヌメロロジ(Numerology))であってもよい。このヌメロロジは、通信システムにおいて使用される異なるパラメータのセットに対応する。異なるヌメロロジは異なるパラメータに対応し得る。ヌメロロジは、これらに限られないが以下のパラメータ:サブキャリア幅、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)長、送信時間間隔(transmission time interval、略称TTI)、シンボル(symbol)数、リソースブロック(resource block、RB)位置、スロット長、及びフレームフォーマット、のうち1つ又は任意の組み合わせを含む。一例において、読者は、ヌメロロジの意味を理解するためにwww.3gpp.orgから提案R1-1613779又はR2-168012を入手してもよい。これらの提案の内容は本願の内容に含まれる。3GPP標準化機関の公平性及びオープン性のため、詳細は本明細書で説明しない。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
ネットワークデバイス12及び端末デバイス11により、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するステップ
をさらに含んでもよい。
本明細書におけるキャリア情報はキャリアIDであってもよく、ビーム情報はビームIDであってもよく、セル情報はセルIDであってもよく、セルグループ情報はセルグループIDであってもよく、ここで、本明細書におけるIDの英語のフルネームはidentityであり、中国語の識別子、アイデンティティ、又は識別に翻訳される。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報を含む。したがって、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定して、セミパーシステントスケジューリングが使用されるエリア範囲を決定してよい。
さらに、SPS構成パラメータが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに加えて、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含むとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、論理チャネル情報などをさらに使用して、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定してよい。
任意で、図2に示す実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat requests)HARQ数をさらに含んでもよく、図2に示すセミパーシステントスケジューリング方法は、
ネットワークデバイスにより、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するステップ
をさらに含んでもよい。
この具体的な実装において、SPS構成パラメータはHARQ数をさらに含み、それにより、SPSデータの下りリンク伝送がネットワークデバイスと端末デバイスとの間で実行されるとき、ネットワークデバイスは、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいてHARQ IDを決定してよい。
以下、具体的な実施形態を用いてHARQ IDを算出する方式について説明する。
端末デバイス11が、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置でSPSデータを受信した後、図2に示す実施形態でHARQ IDが算出され始める。HARQ IDの算出については、式(3)及び(4)を参照する。
HARQ ID = [floor(CURRENT_Slot * slot_id/semiPersistSchedIntervalDL)] modulo numberOfConfSPS-Processes (3)
CURRENT_Slot = [(SFN * 10) * slot_number + subframe * slot_number + slot_id] (4)
本明細書におけるSFN、slot_number、subframe number、slot_id、及びsemiPersistSchedIntervalDLの定義は具体的な実施形態1におけるものと同じであり、詳細はここで再度説明しない。numberOfConfSPS-ProcessesはHARQ数を表す。
さらに、SPS構成パラメータが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに加えて、HARQ数をさらに含むとき、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、HARQ数などをさらに使用して、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定してよい。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS無線ネットワーク一時識別子(SPS radio network temporary identifier、SPS‐RNTI)をさらに含む。
この具体的な実装において、ネットワークデバイス12は、SPS無線ネットワーク一時識別子に基づいて異なるサービス情報を区別してよい。例えば、本願の本実施形態におけるSPS‐RNTIはSPSサービスに特有であり、他のRNTIはマルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(multimedia broadcast multicast service、MBMS)などの他のサービスに特有である。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、各SPS構成パラメータが、セル情報、キャリア情報、周波数ドメイン位置情報などをさらに含んでもよい。
本明細書におけるセル情報はセル情報である。例えば、セル情報はセルID情報を含んでもよい。本明細書におけるキャリア情報は、キャリアID情報、キャリア周波数情報などを含んでもよい。本明細書における周波数ドメイン位置情報は、物理リソースブロック(physical resource block、PRB)の特定の位置を示すために使用される。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、各SPSで使用され且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置が、別個に算出される。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在し、各SPS構成パラメータがSPS優先度情報をさらに含むとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能であり且つ複数のSPSについてリソース位置が別個に算出された時間周波数リソースが部分的又は完全に重なる場合、最も高い優先度を有するSPSデータについて、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースを使用してSPSデータを送信又は受信する。より低い優先度を有するSPSデータについては、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置に対して1つ以上の第2のオフセットを追加してよく、より低いSPS優先度は、より大きい回数の第2のオフセットの追加を示す。次いで、ネットワークデバイス12及び端末デバイス11は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信する。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、各SPSのHARQ IDの算出の間、HARQ IDは、別個に算出されてもよく、あるいはオフセットを使用することにより算出されてもよい。例えば、第1のSPSについて算出されたHARQ IDがmであり、第2のSPSについて算出されたHARQ IDがm+nである。nは、第1のSPSに対応するキャリア、セル、又はHARQエンティティ内のHARQ数であってもよく、あるいは固定値であってもよい。
任意で、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間に複数のSPSが存在するとき、異なるSPSは、同じSPS‐RNTIを使用することによりアクティブ化又は非アクティブ化されてもよく、あるいは各SPSについて別個のSPS‐RNTIが使用されてもよい。
本明細書において、ネットワークデバイス12と端末デバイス11との間でセミパーシステントスケジューリングが実行されるとき、ネットワークデバイスがSPSデータを送信したときは端末デバイスがSPSデータを受信し、端末デバイスがSPSデータを送信したときはネットワークデバイスがSPSデータを受信することに留意されたい。
前述の方法の実施形態に対応して、本願の実施形態は、端末デバイス及びネットワークデバイスなどの装置の対応する実施形態をさらに提供する。
図7は、本願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構成図である。ネットワークデバイスは、処理モジュール710及び送受信機(transceiver)モジュール720を含んでもよい。
処理モジュール710は、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定することであり、SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され;SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
送受信機モジュール720は、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するように構成される。
本願の本実施形態で提供されるネットワークデバイスによれば、まず、処理モジュールが、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。次いで、処理モジュールは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定し、最後、送受信機モジュールが、SPS構成パラメータを端末デバイスに送信する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュール710は具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長と第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール720は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュール710は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュール720は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール720は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュール710は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュール710は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、ハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュール710は、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、SPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
図8は、本願の一実施形態による端末デバイスの概略構成図である。端末デバイスは、送受信機モジュール810及び処理モジュール820を含んでもよい。
送受信機モジュール810は、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信するように構成され、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。
処理モジュール820は、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
本願の本実施形態で提供される端末デバイスによれば、まず、送受信機モジュールが、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信し、SPS構成パラメータは、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、SPSアクティブ化コマンドは、第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ第1の時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される。次いで、処理モジュールが、SPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定する。本願の本実施形態において、端末デバイス及びネットワークデバイスは、シンボル情報の指示に基づいて、サブフレーム内にあり且つSPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を決定してよい。したがって、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースはサブフレーム内の1つ以上のシンボルに制限され、それにより、ネットワークデバイス及び端末デバイスは同じサブフレーム内の残りのシンボルリソース上で他のデータを伝送でき、それにより、セミパーシステントスケジューリングの間のリソース利用を改善する。さらに、本願の本実施形態において、SPSデータがネットワークデバイスと端末デバイスとの間で伝送されるとき、使用される時間周波数リソースはシンボルレベルである。したがって、本願の本実施形態における技術的解決策では、SPSデータの伝送遅延は1ms未満であり、それにより、SPSデータの伝送遅延が低減できる。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、処理モジュール820は具体的に、シンボル情報及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、SPS周期長と第1の時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、シンボル情報は、開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、ショートサブフレーム数情報は、各サブフレームにおけるショートサブフレーム数を示すために使用される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール810は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、処理モジュール820は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、送受信機モジュール810は、オフセット時間周波数リソース上でSPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、送受信機モジュール810は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上でSPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、処理モジュール820は、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースが部分的又は完全に別のSPS時間周波数リソースに重なるとき、SPS優先度情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報をさらに含む。処理モジュール820は、キャリア情報、ビーム情報、セル情報、セルグループ情報、又は論理チャネル情報に基づいて、SPSデータを送信又は受信するためのキャリア、ビーム、セル、セルグループ、又は論理チャネルを決定するようにさらに構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、ハイブリッド自動再送要求HARQ数をさらに含む。処理モジュール820は、さらに、HARQ数とSPSデータを送信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置とに基づいて、HARQ IDを決定するように構成される。
任意で、本願の本実施形態の具体的な実装において、SPS構成パラメータは、SPS無線ネットワーク一時識別子をさらに含む。
図9は、本願の一実施形態による端末デバイスの概略構成図である。端末デバイスは、前述の実施形態のいずれかにおける端末デバイスであってもよく、前述の実施形態における方法のステップを実現するように構成される。
図9に示すように、端末デバイスは、プロセッサ910、メモリ920、及び送受信機モジュール930を含んでもよい。送受信機モジュール930は、受信機9301、送信機9302、及びアンテナ9303などのコンポーネントを含んでもよい。あるいは、端末デバイスは、より多くの又はより少ないコンポーネント、又はいくつかのコンポーネントの組み合わせ、又は別様に配置されたコンポーネントを含んでもよい。これは、本願において限定されない。
プロセッサ910は、端末デバイスの制御センタであり、種々のインタフェース及びラインを使用することにより端末デバイス全体の全ての部分に接続される。プロセッサ910は、メモリ920に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを作動又は実行し、メモリ920に記憶されたデータを呼び出して、端末デバイスの種々の機能を実行し、かつ/あるいはデータを処理する。プロセッサ910は、集積回路(integrated circuit、IC)を含んでもよく、例えば、単一のパッケージ化されたICを含んでもよく、あるいは、同じ機能又は異なる機能を有し且つ互いに接続された複数のパッケージ化されたICを含んでもよい。例えば、プロセッサ910は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)のみを含んでもよく、あるいは、GPU、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、及び送受信機モジュール内の制御チップ(ベースバンドチップなど)の組み合わせであってもよい。本願の種々の実装において、CPUは単一の動作コアであってもよく、あるいは複数の動作コアを含んでもよい。
送受信機モジュール930は、通信チャネルを確立するように構成され、それにより、端末デバイスは、通信チャネルを通じて受信デバイスに接続されて、端末デバイス間のデータ伝送を実現する。送受信機モジュールは、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)モジュール、Bluetoothモジュール、及びベースバンド(base band)モジュールなどの通信モジュール、並びに通信モジュールに対応する無線周波数(radio frequency、RF)回路を含み、無線ローカルエリアネットワーク通信、Bluetooth通信、赤外線通信、及び/又はセルラー通信システム通信、例えば、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)及び/又は高速下りリンクパケットアクセス(high speed downlink packet access、HSDPA)における通信を実行してもよい。送受信機モジュールは、端末デバイス内のコンポーネント間の通信を制御するように構成され、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)をサポートすることができる。
本願の異なる実装において、送受信機モジュール930内の各送受信機モジュールは、通常、集積回路チップ(integrated circuit chip)の形式で実現され、選択的に組み合わせられてもよい。すべての送受信機モジュール及び対応するアンテナグループを含める必要はない。例えば、送受信機モジュール930は、セルラ通信システムにおいて通信機能を提供するために、ベースバンドチップ、無線周波数チップ、及び対応するアンテナのみを含んでもよい。端末デバイスは、送受信機モジュールにより確立される無線通信接続、例えば、無線ローカルエリアネットワークアクセス又はWCDMAアクセスを通じて、セルラネットワーク(cellular network)又はインターネット(internet)に接続されてもよい。本願のいくつかの任意的な実装において、送受信機モジュール内の通信モジュール、例えばベースバンドモジュールは、プロセッサに統合されてもよい。典型的な一例は、クアルコム社(Qualcomm)により提供されるAPQ+MDMシリーズプラットフォームである。無線周波数回路は、通話プロセスにおいて情報を受信及び送信し、又は信号を受信及び送信するように構成される。例えば、無線周波数回路は、ネットワークデバイスから下りリンク情報を受信し、次いで、下りリンク情報を処理のためにプロセッサに送信し、上りリンク関連データをネットワークデバイスに送信する。通常、無線周波数回路は、これらの機能を実行するように構成された周知の回路を含む。周知の回路は、これらに限られないがアンテナシステム、無線周波数送受信機、1つ以上の増幅器、チューナ、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、コーデック(codec)チップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、及びメモリを含む。さらに、無線周波数回路は、無線通信を通じてネットワーク及び別のデバイスとさらに通信してもよい。任意の通信標準又はプロトコルが無線通信に使用されてもよく、これらに限られないがグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile communication、GSM)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、略称WCDMA)、高速上りリンクパケット接続(High Speed Uplink Packet Access、HSUPA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、及びショートメッセージングサービス(Short Messaging Service、SMS)を含む。
本願の本実施形態において、送受信機モジュール720により実現される必要のある機能は、端末デバイスの送受信機モジュール930により実現されてもよく、あるいはプロセッサ910により制御される送受信機モジュール930により実現されてもよい。処理モジュール710により実現される必要のある機能は、プロセッサ910により実現されてもよい。
図10は、本願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構成図である。ネットワークデバイスは、前述の実施形態のいずれかにおけるネットワークデバイスであってもよく、前述の実施形態における方法のステップを実現するように構成される。
ネットワークデバイスは、プロセッサ1010、メモリ1020、送受信機1030などを含んでもよい。
プロセッサ1010は、ネットワークデバイスの制御センタであり、種々のインタフェース及びラインを使用することによりネットワークデバイス全体の全ての部分に接続される。プロセッサ1010は、メモリに記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを作動又は実行し、メモリ1020に記憶されたデータを呼び出して、ネットワークデバイスの様々な機能を実行し、かつ/あるいはデータを処理する。プロセッサ1010は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、又はCPU及びNPの組み合わせであってもよい。プロセッサは、ハードウェアチップをさらに含んでもよい。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device、PLD)、又はこれらの組み合わせであってもよい。PLDは、複合プログラマブル論理デバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、汎用アレイ論理(generic array logic、略称GAL)、又はこれらの任意の組み合わせであってもよい。
メモリ1020は、揮発性メモリ(volatile memory)、例えばランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)を含んでもよく、あるいは不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えばフラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、又はソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)を含んでもよい。あるいは、メモリ1020は、前述のタイプのメモリの組み合わせを含んでもよい。メモリは、プログラム又はコードを記憶してもよい。ネットワークデバイス内のプロセッサ1010は、プログラム又はコードを実行してネットワークデバイスの機能を実現する。
送受信機1030は、データを受信又は送信するように構成されてもよい。送受信機は、プロセッサの制御下にある端末デバイス又は他のネットワークデバイスにデータを送信してもよい。送受信機は、プロセッサの制御下で、端末デバイス又は他のネットワークデバイスにより送信されたデータを受信する。
本願の本実施形態において、送受信機モジュール810により実現される必要のある機能は、ネットワークデバイスの送受信機1030により実現されてもよく、あるいはプロセッサ1010により制御される送受信機1030により実現されてもよい。処理モジュール820により実現される必要のある機能は、プロセッサ1010により実現されてもよい。
具体的な実装において、本願の一実施形態はコンピュータ記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ記憶媒体はプログラムを記憶してもよく、プログラムが実行されると、本願で提供されるセミパーシステントスケジューリング方法の実施形態におけるステップの一部又は全部が実行され得る。記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)などであってよい。
当業者は、本願の実施形態における技術が必要な汎用ハードウェアプラットフォームに加えてソフトウェアにより実現され得ることを明確に理解し得る。このような理解に基づき、本質的に本願の実施形態における技術的解決策、又は従来技術に寄与する部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、ROM/RAM、ハードディスク、又は光ディスクなどの記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(これはパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであってもよい)に本願の実施形態又は実施形態のいくつかの部分に記載される方法を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。
本明細書における実施形態はすべて漸進的に記載されている。実施形態中の同一又は同様の部分については、これらの実施形態に対し相互参照がなされてよく、各実施形態は他の実施形態との差異に焦点を当てている。特に、システム及び装置の実施形態は方法の実施形態と基本的に同様であり、したがって簡潔に説明される。関連する部分については、方法の実施形態における説明を参照する。
本発明の一例に従って、本願は以下の実施形態を更に提供する。
実施形態1:
セミパーシステントスケジューリング方法であって、
ネットワークデバイスにより、セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定するステップであり、前記SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、前記SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、前記シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ前記SPSデータを送信又は受信するための前記時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ステップと、
前記ネットワークデバイスにより、前記SPS周期長、前記シンボル情報、及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
前記ネットワークデバイスにより、前記SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するステップと、
を含む方法。
実施形態2:
前記ネットワークデバイスにより、前記SPS周期長、前記シンボル情報、及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するための時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップは、
前記ネットワークデバイスにより、前記シンボル情報及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
前記ネットワークデバイスにより、前記SPS周期長と、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースの前記リソース位置とに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
を含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3:
前記シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、前記ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される、実施形態1に記載の方法。
実施形態4:
当該方法は、
前記ネットワークデバイスにより、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含む実施形態1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態5:
前記SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、当該方法は、
前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、前記ネットワークデバイスにより、前記第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、前記オフセット時間周波数リソース上で前記SPSデータを受信又は送信するステップ
をさらに含む実施形態1乃至3のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態6:
当該方法は、
前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、前記ネットワークデバイスにより、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含む実施形態4に記載の方法。
実施形態7:
前記SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、当該方法は、
前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、前記ネットワークデバイスにより、前記SPS優先度情報に基づいて、前記SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップ
をさらに含む実施形態1乃至6のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態8:
セミパーシステントスケジューリング方法であって、
端末デバイスにより、ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信するステップであり、前記SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、前記SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、前記シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ前記SPSデータを送信又は受信するための前記時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ステップと、
前記端末デバイスにより、前記SPS周期長、前記シンボル情報、及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
を含む方法。
実施形態9:
前記端末デバイスにより、前記SPS周期長、前記シンボル情報、及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップは、
前記端末デバイスにより、前記シンボル情報及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
前記端末デバイスにより、前記SPS周期長と、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースの前記リソース位置とに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するステップと、
を含む、実施形態8に記載の方法。
実施形態10:
前記シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、前記ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される、実施形態8に記載の方法。
実施形態11:
当該方法は、
前記端末デバイスにより、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含む実施形態8乃至10のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態12:
前記SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、当該方法は、
前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、前記端末デバイスにより、前記第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出し、前記オフセット時間周波数リソース上で前記SPSデータを受信又は送信するステップ
をさらに含む実施形態8乃至10のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態13:
当該方法は、
前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、前記端末デバイスにより、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するステップ
をさらに含む実施形態11に記載の方法。
実施形態14:
前記SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、当該方法は、
前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、前記端末デバイスにより、前記SPS優先度情報に基づいて、前記SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するステップ
をさらに含む実施形態8乃至13のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態15:
ネットワークデバイスであって、
セミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを決定することであり、前記SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、前記SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、前記シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ前記SPSデータを送信又は受信するための前記時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用され;前記SPS周期長、前記シンボル情報、及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成された処理モジュールと、
前記SPS構成パラメータを端末デバイスに送信するように構成された送受信機モジュールと、
を含むネットワークデバイス。
実施形態16:
前記処理モジュールは具体的に、前記シンボル情報及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、前記SPS周期長と、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースの前記リソース位置とに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される、実施形態15に記載のネットワークデバイス。
実施形態17:
前記シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、前記ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される、実施形態15に記載のネットワークデバイス。
実施形態18:
前記送受信機モジュールは、当該ネットワークデバイスにより、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される、実施形態15乃至17のうちいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
実施形態19:
前記SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、前記処理モジュールは、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、前記第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、前記送受信機モジュールは、前記オフセット時間周波数リソース上で前記SPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される、実施形態15乃至17のうちいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
実施形態20:
前記送受信機モジュールは、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される、実施形態18に記載のネットワークデバイス。
実施形態21:
前記SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、前記処理モジュールは、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、前記SPS優先度情報に基づいて、前記SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される、実施形態15乃至20のうちいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
実施形態22:
端末デバイスであって、
ネットワークデバイスにより送信されたセミパーシステントスケジューリングSPS構成パラメータを受信することであり、前記SPS構成パラメータはSPS周期長、シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドを含み、前記SPSアクティブ化コマンドは、SPSデータを送信又は受信するために利用可能な第1の時間周波数リソースのシステムフレーム番号及びサブフレーム番号を示すために使用され、前記シンボル情報は、サブフレーム内にあり且つ前記SPSデータを送信又は受信するための前記時間周波数リソースにより占有されるシンボルの位置を示すために使用される、ように構成された送受信機モジュールと、
前記SPS周期長、前記シンボル情報、及びSPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成された処理モジュールと、
を含む端末デバイス。
実施形態23:
前記処理モジュールは具体的に、前記シンボル情報及び前記SPSアクティブ化コマンドに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースのリソース位置を決定し、前記SPS周期長と、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記第1の時間周波数リソースの前記リソース位置とに基づいて、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な後の時間周波数リソースのリソース位置を決定するように構成される、実施形態22に記載の端末デバイス。
実施形態24:
前記シンボル情報は開始シンボル位置及びシンボル数を含み、あるいはショートサブフレーム数情報及びショートサブフレーム番号を含み、前記ショートサブフレーム数情報は、各サブフレーム内のショートサブフレーム数を示すために使用される、実施形態22に記載の端末デバイス。
実施形態25:
前記送受信機モジュールは、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される、実施形態22乃至24のうちいずれか1項に記載の端末デバイス。
実施形態26:
前記SPS構成パラメータは第1のオフセットをさらに含み、前記処理モジュールは、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的又は完全に占有されているとき、前記第1のオフセットに基づいてオフセット時間周波数リソースを算出するようにさらに構成され、前記送受信機モジュールは、前記オフセット時間周波数リソース上で前記SPSデータを受信又は送信するようにさらに構成される、実施形態22乃至24のうちいずれか1項に記載の端末デバイス。
実施形態27:
前記送受信機モジュールは、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが部分的に占有されているとき、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な占有されていない時間周波数リソース上で前記SPSデータを送信又は受信するようにさらに構成される、実施形態25に記載の端末デバイス。
実施形態28:
前記SPS構成パラメータはSPS優先度情報をさらに含み、前記処理モジュールは、前記SPSデータを送信又は受信するために利用可能な前記時間周波数リソースが別のSPS時間周波数リソースに部分的又は完全に重なるとき、前記SPS優先度情報に基づいて、前記SPSデータを送信又は受信する挙動を決定するようにさらに構成される、実施形態22乃至27のうちいずれか1項に記載の端末デバイス。
実施形態29:
命令を含むコンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記命令がコンピュータ上で実行すると、前記コンピュータは実施形態1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にされ、あるいは前記コンピュータは実施形態8乃至14のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータ読取可能記憶媒体。
実施形態30:
コンピュータプログラムプロダクトであって、コンピュータ上で実行すると、前記コンピュータは実施形態1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にされ、あるいは前記コンピュータは実施形態8乃至14のうちいずれか1項に記載の方法を実行することを可能にされる、コンピュータプログラムプロダクト。
実施形態31:
メモリ、プロセッサ、及びコンピュータプログラムを含む通信デバイスであって、前記コンピュータプログラムは前記メモリに記憶され、前記プロセッサ上で実行でき、前記プロセッサは前記プログラムを実行すると、実施形態1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法を実現し、あるいは実施形態8乃至14のうちいずれか1項に記載の方法を実現する、通信デバイス。
実施形態32:
プロセッサを含む装置であって、前記プロセッサは、メモリに結合され、前記メモリ内の命令を読み出し、前記命令に従って実施形態1乃至14のうちいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、装置。