JP2020506006A - ラチェット機構を備えた回転駆動装置 - Google Patents

ラチェット機構を備えた回転駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020506006A
JP2020506006A JP2019542589A JP2019542589A JP2020506006A JP 2020506006 A JP2020506006 A JP 2020506006A JP 2019542589 A JP2019542589 A JP 2019542589A JP 2019542589 A JP2019542589 A JP 2019542589A JP 2020506006 A JP2020506006 A JP 2020506006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
proximal
rotatable element
distal
actuator
router
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019542589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6942805B2 (ja
Inventor
フォジティク,ショーン・ピー
Original Assignee
ディスタル・アクセス・エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディスタル・アクセス・エルエルシー filed Critical ディスタル・アクセス・エルエルシー
Publication of JP2020506006A publication Critical patent/JP2020506006A/ja
Priority to JP2021146378A priority Critical patent/JP2022008351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6942805B2 publication Critical patent/JP6942805B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B15/00Screwdrivers
    • B25B15/06Screwdrivers operated by axial movement of the handle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B13/00Spanners; Wrenches
    • B25B13/46Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle
    • B25B13/461Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member
    • B25B13/466Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member the ratchet parts engaging in an axial direction
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320016Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes
    • A61B17/32002Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes with continuously rotating, oscillating or reciprocating cutting instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/3205Excision instruments
    • A61B17/32053Punch like cutting instruments, e.g. using a cylindrical or oval knife
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B2017/2901Details of shaft
    • A61B2017/2902Details of shaft characterized by features of the actuating rod
    • A61B2017/2903Details of shaft characterized by features of the actuating rod transferring rotary motion
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B17/2909Handles
    • A61B2017/2912Handles transmission of forces to actuating rod or piston
    • A61B2017/2924Translation movement of handle without rotating movement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

細長い医療デバイスの様なデバイスを回転又はスピンさせるための、その様なデバイスを回転可能に揺動するための、及び/又はその様なデバイスに前進後進長手方向運動を誘導するための、手持ち手動式装置。手持ち手動式回転駆動装置の駆動シャフトが、ラチェット機構を含んでおり、ラチェット機構は、ラチェット機構へ連結されているデバイス側の抵抗が殆ど或いは全く無いときには、当該被回転デバイスの揺動回転(反復される順方向と逆方向の回転)を有効化することができ、且つ、被回転デバイス側の抵抗が、被回転デバイス及び駆動シャフトが逆方向に回転することを妨げているときには、作動器が、駆動シャフト及び被回転デバイスの更なる順方向回転又は駆動回転を有効化することのできる位置へ戻ることを可能にすることができる。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
「ラチェット機構を備えた回転駆動装置」(ROTATIONAL DRIVE APPARATUS WITH RATCHETING MECHANISM)と題された米国仮特許出願第62/455,534号(第’534号仮出願)の出願日である2017年2月6日に対する優先権の恩典をこれにより主張するものである。これにより第’534号仮出願の開示全体をここに援用する。
本開示は、概括的には、限定するわけではないが細長い医療器具を含む様々なデバイスを回転又はスピンさせるための、その様なデバイスを回転可能に揺動するための、及び/又はその様なデバイスに前進後進長手方向運動を誘導するための、手持ち手動式装置及び方法に関する。より具体的には、本開示は、ラチェット機構を含んでいる駆動シャフトを備える手持ち手動式回転駆動装置に関しており、ラチェット機構は、ラチェット機構へ連結されているデバイス側の抵抗が殆ど若しくは全く無いときには当該被回転デバイスの揺動回転(反復される順方向と逆方向の回転)を有効化することができ、又は被回転デバイス側の抵抗が、当該被回転デバイス及び駆動シャフトが逆方向に回転することを妨げているときには、駆動シャフト及び被回転デバイスの更なる順方向回転又は駆動回転を有効化することのできる位置へ作動器が戻ることを可能にすることができる。
米国仮特許出願第62/455,534号
1つの態様では、本開示は、細長い医療器具にその長手方向軸周りに回転又はスピンするように仕向けるための装置の様々な実施形態を含んでいる。その様な装置は、ここでは「ルーター」(rooter)と呼ばれることもある。或る特定の実施形態では、ルーターは、ハウジングと、ハウジング内の回転可能要素と、回転可能要素をハウジングに対して所定位置に固定するための保持要素と、回転可能要素にハウジング内で回転するよう仕向けることのできる作動器と、を含んでいる。回転可能要素は「駆動シャフト」とも呼称されることがある。本開示による装置は、更に、回転可能要素の遠位端に連結要素(例えば、遠位端へ連結されているなど)を含んでいてもよい。
作動器は、回転可能要素の遠位端の連結要素へ連結されている細長い医療器具の様な被回転デバイス側に閾値未満の回転抵抗が存在し、ひいては回転可能要素に閾値未満の回転抵抗が存在するときには、回転可能要素のその長手方向軸周りの回転を両方向(即ち順方向と逆方向又は時計回りと反時計回り)に有効化することができるラチェット機構を含んでいる。ラチェット機構は、更に、被回転デバイス及び/又は回転可能要素側の回転抵抗が閾値回転抵抗に等しいか又はそれを超過し、その結果、被回転デバイス及び回転可能要素が揺動することを妨げられている、又は作動器がその始動位置へ戻ることができたはずの方向(例えば逆方向など)に被回転デバイス及び回転可能要素が回転することを妨げられている場合でさえ、作動器が回転可能要素の回転を駆動することのできる始動位置へ戻ることを可能することができる。
連結要素は、或る特定の型式のデバイス又は様々な異なる型式のデバイスの何れかに係合できるようになっていてもよい。限定するわけではないが、連結要素は、1つ又はそれ以上の異なる型式の細長い医療器具、例えばドリルビット、生検針、針、トロカール、カニューレ及び/又はスタイレット、カテーテル、ワイヤ、マセレータ、又は、被術者の身体内での医療処置を可能にする又は達成するために使用され得る別の細長い器具、など、に係合できるようになっていてもよい。様々な実施形態では、装置のハウジングの遠位端にて又は遠位端からアクセス可能である連結要素の少なくとも一方の端は、回転させられるべきデバイスを受け入れ保持するように構成されていてもよい。
回転可能要素は、回転可能要素がその長手方向軸周りにスピンすることを可能にするやり方でハウジングの内部の中に配置されることができる。実質的に静止(例えば、使用者に握られた状態など)に留まっているハウジングの中で回転可能要素が回転すると、連結要素によって係合されている細長い医療器具の様なデバイスが回転するようになっていてもよい。幾つかの実施形態では、回転可能要素は、回転可能要素がその周りに回転又はスピンする長手方向軸を有する細長い部材を備えていてもよい。或るより具体的な実施形態では、回転可能要素は、回転可能要素が回転駆動されることを可能にする螺旋リッジを含んでいてもよい。
作動器は、回転可能要素に回転するよう仕向けるようなやり方で回転可能要素と関連付けられていてもよい。或る特定の実施形態では、作動器は、手動操作向けの構成の外部要素並びに回転可能要素と相互作用する内部要素を含むことができる。作動器は、回転可能要素の少なくとも一部分の周りに配置されることができる。回転可能要素が螺旋リッジを有している実施形態では、作動器の内部要素は、螺旋リッジの長手方向に隣接する場所の間に位置付けられるようになっていてもよい。他の実施形態では、作動器は、螺旋リッジと相補に構成されていて螺旋リッジと協働する1つ又はそれ以上の溝を含んでいてもよい。作動器は回転可能要素に対し長手方向(例えば、回転可能要素の回転軸に実質的に平行な方向など)に動くことができ、その間に回転可能要素並びに回転可能要素によって係合されている何れかの医療用要素に回転又はスピンするよう仕向けるべく作動器の内部要素と回転可能要素の螺旋リッジは互いと相互作用する。
作動器のハウジングに対する長手方向運動は、ハウジングを貫いてその長さの少なくとも一部分に沿って延びる1つ又はそれ以上の細長いスロットによって、及び作動器の1つ又はそれ以上の外部要素及び1つ又はそれ以上の中間要素によって、可能にされていてもよい。作動器の各中間要素は、対応する細長いスロットを通って延びていてもよい。作動器の対応する外部要素は、作動器の回転可能要素の長さに沿った運動を駆動するために細長いスロットの長さの少なくとも一部分に沿って(例えば、手動で、関連付けられているハンドルを介して、モーターを用いて、などで)動かされるようになっていてもよい。外部要素及び/又は中間要素が作動器に対して枢動する実施形態では、その様な枢動がその周りに起こることになる軸は、回転可能要素がその周りに回転する軸(例えば、回転可能要素の長手方向軸など)に垂直に向き付けられていてもよく、及び当該軸を貫いて延びていてもよい。この構成は、ルーターに安定性を与え、作動器が回転可能要素の長さに沿って前進後進運動する際の拘束を回避することができるだろう。細長いスロットは、作動器の中間要素を受け入れ、作動器が回転可能要素の長さに沿って動かされる際に作動器を所定位置に保持することができる。
作動器のラチェット機構は、連結要素へ連結されているデバイス側の回転抵抗が、被回転デバイス及び回転要素が逆方向へ揺動する又は回転するのを妨げているときでさえ、作動器が回転要素に沿って始動位置へ戻ることを可能にし、ひいては回転要素の回転を更に駆動することを可能にすることができる。幾つかの実施形態では、ラチェット機構は、作動器の遠位部材、作動器の近位部材、及び付勢部材(例えば、ばねなど)を含んでいる。遠位部材は、ハンドルの可動要素へ連結されるようになっていてもよい。遠位部材は、回転可能要素に回転するよう直接仕向けることなく回転可能要素の長さに沿って滑動可能であってもよい。遠位部材は、更に、ハンドルの可動要素が遠位部材を回転可能要素の長さに沿って近位方向に押し進めるときに近位部材に係合し近位部材を回転静止状態に保持することのできる係合特徴部を含むことができる。遠位部材によって、近位部材が回転要素に亘って回転静止状態に保持されたまま回転可能要素の長さに沿って近位方向に押し進められてゆく際に、近位部材は回転要素の回転を駆動するやり方で回転要素に係合するようになっていてもよい(例えば、回転可能要素の螺旋リッジを受け入れる又は螺旋リッジに係合するなどによる)。ハンドルの可動要素が解放されると、付勢部材が近位部材及び遠位部材を回転可能要素の長さに沿って遠位方向に押し進めることになる。付勢要素が近位部材へ及ぼす力が、連結要素へ連結されている(ひいては回転要素へ連結されている)被回転デバイス側の回転抵抗を超過していれば、近位部材は回転可能要素に亘って回転静止状態に留まり、ラチェット機構の近位部材の遠位方向運動が回転要素及び被回転デバイスを逆方向に駆動し、その結果、回転可能要素の揺動及び被回転デバイスの揺動が有効化される。被回転デバイス側の回転抵抗が、付勢部材が近位部材に及ぼす付勢力を超過していれば、ラチェット機構の近位部材の係合特徴部は遠位部材側の対応する係合特徴部を係合解除し、近位部材が回転要素に亘って回転することを可能にし、その結果、付勢部材が回転可能要素の回転を制限することも無回転にすることもなく近位部材を遠位方向に押し進めることができ(即ち、回転可能要素が遠位方向に動くときには回転可能要素ではなく近位部材がスピンすることになる)、ラチェット機構の遠位部材及びハンドルの可動部材も同じく遠位方向に押し進められることになる。
本開示は、更に、回転プロセスを達成するためのシステムを含んでいる。本開示のシステムは、ルーターに加え、ルーターの連結要素と連結できる被回転デバイス(例えば、細長い医療器具など)を含んでいる。ルーターは手動操作可能であってもよい。ルーターが作動すると、ルーターは被回転デバイスに駆動方向に回転又はスピンするよう仕向け、被回転デバイス側の回転抵抗の量に依存して、ルーターは被回転デバイスに逆方向に回転するように仕向ける(被回転デバイスの揺動を有効化することになる)。被回転デバイス側に少なくとも閾値量の回転抵抗が存在すれば、ラチェット機構は、回転要素及び被回転デバイスを静止に留まらせ、その間に作動器の近位部材及び遠位部材並びにそれと関連付けられているハンドルの何れかの可動要素が始動位置へ戻ることを可能にすることができる。
別の態様では、デバイス(例えば細長い医療器具など)を回転又はスピンさせるための方法が開示されており、同じく、被回転デバイスに、揺動(即ち時計回りと反時計回りの間で回転を交互させる)又は振動様運動、長手方向運動(例えば、前進後進槌打動作など)、及び他の型式の運動を誘導するための方法も開示されている。その様な或る方法では、細長い医療器具はルーターの連結要素と関連付けられている(例えば、係合されるなどしている)。ルーターの作動器の作動(例えば、手動式に、ハンドルの可動要素上の使用者の親指又は他の指を用いて、モーターを用いて、などによる)は、回転可能要素に、回転可能要素に対して所定位置に固定されている被回転デバイスと共に、順方向に回転又はスピンするよう仕向ける。回転可能要素は、単一方向(例えば時計回りか又は反時計回り)に継続的に回転させられるか、又は、交互式に又は揺動式に(即ち、一方の方向の次に別の方向に)回転させられることができる。
諸実施形態では、被回転デバイス側の回転抵抗が、被回転デバイスが逆方向に回転することを妨げている(例えば、回転抵抗が閾値回転抵抗に等しいか又はそれより大きい、などの)場合、ルーターのラチェット機構は作動器(即ち、その近位部材と遠位部材)が係合解除されてそれの始動位置へ戻ることを可能にすることができる。
幾つかの実施形態では、ルーターの回転可能要素及びそれへ連結されている何れかの細長い医療器具の運動は、回転可能要素及び何れかの細長い医療器具の一方又はそれ以上の方向への長手方向運動によって果たされることができる。回転可能要素が揺動される場合、この長手方向運動は反復前進後進運動を含んでおり、回転可能要素及びそれへ連結されている何れかの細長い医療器具に槌打動作を誘導することができる。この槌打動作は、単独で使用されることもできるし、又は細長い医療器具を構造(例えば、動脈プラークの様な閉塞部、石灰化部、骨、など)の中へ又はその様な構造を貫いて導入することを容易にするために細長い医療器具の揺動と組み合わせて使用されることもできる。
当業者には、次の説明、添付図面、及び付随の特許請求の範囲の考察から、開示されている主題の他の態様並びに様々な態様の特徴及び利点が明らかになるであろう。
本開示のルーターの或る実施形態を描いている。 図1に示されているルーターの実施形態の分解図である。 図1及び図2によって描かれているルーターの実施形態のハウジングの底面図である。 図1及び図2によって描かれているルーターの実施形態のハウジングの遠位端面図である。 図1及び図2によって描かれているルーターの実施形態のハウジングの近位端面図である。 図1及び図2に示されているルーターの実施形態の回転可能要素の側面図である。 図1及び図2に示されているルーターの実施形態の回転可能要素の遠位端面図である。 図1及び図2に示されているルーターの実施形態の回転可能要素の近位端面図である。 図1及び図2によって例示されているルーターの実施形態のキャップの側面図である。 図1及び図2によって例示されているルーターの実施形態のキャップの後面図である。 図1及び図2によって例示されているルーターの実施形態のキャップの前面図である。 図1及び図2に示されているルーターの実施形態の近位保持要素の側面図である。 図1及び図2に示されているルーターの実施形態の近位保持要素の遠位端面図である。 図1及び図2に示されているルーターの実施形態の近位保持要素の近位端面図である。 図6Aから図6Cによって描かれている近位保持要素の長さを通って取られた断面図である。 図1及び図2によって例示されているルーターの実施形態の遠位保持要素の側面図である。 図1及び図2によって例示されているルーターの実施形態の遠位保持要素の遠位端面図である。 図1及び図2によって例示されているルーターの実施形態の遠位保持要素の近位端面図である。 互いに係合し及び係合解除する遠位部材と近位部材を含む本開示によるルーターの作動器の或る実施形態を示している分解側面図である。 図8Aに示されている作動器の実施形態の遠位部材の斜視図である。 図8Aに示されている作動器の実施形態の近位部材を通る断面図である。 図8Aに示されている作動器の実施形態の近位部材の斜視図である。 図8Aに示されている作動器の実施形態の近位部材の端面図である。 図8Aに示されている作動器の実施形態の近位部材の端面図である。 図8Aの作動器の実施形態の、当接係合位置にある遠位部材と近位部材を示している。 図8Aによって描かれている作動器の実施形態の、図1及び図2によって例示されているルーターの実施形態の回転要素の遠位端を覆って始動位置にある作動器を示している。 付勢要素が、図8Aに示されている作動器の実施形態の近位部材と関連付けられるやり方を示している。 図8に示されている作動器の実施形態の、始動位置にある作動器をハウジング又はルーターと共に例示する部分斜視破断図を提供している。
図1及び図2を参照すると、本開示の教示を組み入れたルーター10の或る実施形態が例示されている。ルーター10は、ハウジング20と、回転可能要素40と、遠位保持要素60及び近位保持要素70と、作動器90、とを含んでいる。遠位保持要素60と近位保持要素70のどちらか又は両方は、回転させられるべきデバイス(例えば、細長い医療器具など)又は「被回転デバイス」を回転可能要素40へ連結するようになっていてもよく、したがって遠位保持要素60及び近位保持要素70は「連結要素」と呼称されることもできる。
図3A−図3Cにも示されているハウジング20は、外部22と中空内部24を有する細長い要素である。描かれている実施形態では、ハウジング20は形状が円筒形であり、中心には長手方向軸21がハウジング20の長さを通って延びている。ハウジング20は遠位端26及び反対側の近位端30を含んでいる。長手方向スロット34がハウジング20の長さの一部分に沿って延びている。
ハウジング20の、ルーター10(図1及び図2)の使用時に個人から最も遠くに位置する端である遠位端26は、図3Bによって描かれている様に部分的に閉じている。或る特定の実施形態では、遠位端26は、ハウジング20を貫いてその外部22からその内部24へ延びる開口部28を画定している円周リップ27を含んでいてもよい。開口部28はハウジング20の長手方向軸21と中心合わせされていてもよい。
図3Cに見られる様に、ハウジング20の、ルーター10の作動時に個人に最も近く位置する近位端30は、ハウジング20の内部24を露出させる開口部32を含んでいてもよい。幾つかの実施形態では、ハウジング20の近位端30は、近位端30にて開口部32を少なくとも部分的に閉じるキャップ56(図5A−図5C)を受け入れるように構成されていてもよい。
図3A及び図3Cに例示されている長手方向スロット34は、ハウジング20の壁を貫いてハウジング20の外部22からハウジングの内部24へ延びている。図3Aによって描かれている実施形態では、長手方向スロット34は実質的に直線状である。長手方向スロット34の遠位端36は、ハウジング20の遠位端26に隣接して但し遠位端26から近位方向に隔たって位置している。長手方向スロット34の反対側の近位端38は、ハウジング20の近位端30に又は近位端30付近に(即ち、近位端30から遠位方向に隔たって)位置している。
図4A−図4Cによって例示されているルーター10の実施形態(図1及び図2)の回転可能要素40は、ルーター10のハウジング20(図3A−図3C)と組み立てられるように構成されている細長い要素である。幾つかの実施形態では、回転可能要素40は、管状であってもよく、ゆえにその長さの一部分又はその長さ全体を貫いて延びる導管55を含んでいてもよい。回転可能要素40の長手方向軸41は、回転可能要素40の長さを通って中心又は実質的に中心を延びている。回転可能要素40が導管55を含んでいる実施形態では、導管55と回転可能要素40の長手方向軸41は整列していてもよい(例えば、同心、などであってもよい)。
回転可能要素40が導管55を含んでいる実施形態では、導管55は、ルーター10へ連結されることになっている中空デバイス(例えば、針、カテーテル、などの様な細長い医療器具)の内部と別体の流れ促進装置(例えば、シリンジ、吸引デバイス、輸注デバイス、真空ライン、など)との間の流体連通を可能にすることができる。
幾つかの実施形態では、回転可能要素40を貫く導管55は、デバイスを受け入れるように構成されていてもよい。導管55は、デバイスの一部分が回転可能要素40の長さを部分的に又は完全に通って延びるような具合に構成されていてもよい。他の実施形態では、導管55はデバイスと流れ促進装置との間の中継チャネルの働きをすることができる。
描かれている実施形態では、回転可能要素40は、中間部分45並びに中間部分45の互いに反対側の端の遠位部分42と近位部分50を含んでいる。
形状が全体的に円筒形をしている中間部分45は、回転促進器(rotation facilitator)47を含んでいる。例示されている実施形態では、回転促進器47は、中間部分45の外面46から突き出る螺旋リッジを備えている。具体的には、螺旋リッジ47は、中間部分45を周って周方向に巻き付いていてもよい。螺旋リッジ47は、例示されている様に連続していてもよいし、又は不連続構造を備えていてもよい。螺旋リッジ47は、中間部分45の長さの少なくとも一部分に沿って延びている。幾つかの実施形態では、螺旋リッジ47の端が中間部分45の対応する端から隔てられている描かれた実施形態にある様に、螺旋リッジ47は中間部分45の一部のみに沿って延びていてもよい。
螺旋リッジ47のピッチは、ルーター10に、ストローク(即ち、作動器190の回転可能要素40の長さに沿った完全運動)毎の所望回転数を与えるように構成されていてもよい。例えば、比較的に広いピッチを有する螺旋リッジ47は、比較的狭いピッチを有する螺旋リッジ47と比べ、より大きなトルクとより少ない回転数毎ストローク(revolutions per stroke)(例えば、約1と1/2回転毎ストローク、約1回転毎ストローク、など)で回転可能要素40により低速で回転するよう仕向けることであろう。より高速な回転又は回転数毎ストロークの増加(例えば、5回転毎ストローク又はそれ以上など)が所望されるなら、螺旋リッジ47のピッチは狭くされてもよい。
螺旋リッジ47は、回転可能要素40の製造時の特定の諸工程の使用を容易にするやり方で構成されていてもよい。例えば、回転可能要素40を製造するために射出成形プロセスの使用を容易にするよう、螺旋リッジの1つ又はそれ以上の表面が扁平化されていてもよい。
回転可能要素40の遠位部分42も形状は円筒形をしていてもよい。図4A−図4Cに示されている実施形態では、回転可能要素40の遠位部分42は、回転可能要素40の中間部分45より小さい直径を有している。ゆえに円周レッジ44が、遠位部分42と中間部分45の間の境界に存在している。遠位部分42は、更に、ハウジング20の遠位端30の開口部28(図3A及び図3C)を通り抜け、遠位端30から突き出るように構成されていてもよい。遠位部分42は、遠位保持要素60(図7A−図7C)に係合するように又は遠位保持要素60によって係合されるように構成されていてもよい。これに関し、ルーター10の回転可能要素40の幾つかの実施形態の遠位部分42は、図4Aに示されている螺旋ねじ部の様な1つ又はそれ以上の保持特徴部43を含んでいてもよい。
回転可能要素40の近位部分50は同じく円筒形の形状を有していてもよい。幾つかの実施形態では、近位部分50は、ルーター10のハウジング20の近位端30を越えて突き出るように構成されていてもよい。近位部分50は、近位保持要素70(図6A−図6D)に係合するように又は近位保持要素70によって係合されるように構成されていてもよい。その様な係合は、幾つかの実施形態では、少なくとも一部には、図4Aによって例示されている螺旋ねじ部の様な少なくとも1つの保持特徴部52によって可能にされていてもよい。
回転可能要素40の外面46を周って延びていて当該外面46から突き出ている円周リム54が、回転可能要素40の中間部分45と回転可能要素40の近位部分50を区切る又は境界を画定していてもよい。円周リム54は、回転可能要素40と協働する作動器190(図8A−図8D)であって回転可能要素40にその長手方向軸41周りに回転するよう仕向けるよう構成されている作動器190の近位部材120のためのストッパを提供することができる。
幾つかの実施形態では、ルーター10(図1及び図2)は、回転可能要素40をハウジング20の内部に中に保持するべく円周リム54と協働するように構成されているキャップ56を含んでいてもよい。ルーター10(図1及び図2)の一部として使用され得るキャップ56の或る実施形態が図5A−図5Cに示されている。キャップ56は、ハウジング20の近位端30の開口部32(図3A及び図3C)を覆って配置されるように構成されていてもよい。或る特定の実施形態では、キャップ56は、ハウジング20の近位端30を受け入れる受け器57を含んでいてもよい。キャップ56の端58の内部表面が回転可能要素40の円周リム54(図4A及び図4C)及びハウジング20の近位端30の縁に当接するように構成され、尚且つキャップ56の端58を貫く穴59が回転可能要素40の近位部分50を受け入れるように構成されていてもよい。
キャップ56は、幾つかの実施形態では、ハウジング20の近位端30上の所定位置に近位保持要素70を介して保持されていてもよく、近位保持要素70の実施形態が図6A−図6Dに描かれている。近位保持要素70は、回転可能要素40の近位部分50(図4A及び図4C)と連結されるように構成されている。より具体的には、近位保持要素70は、開いている遠位端72と、回転可能要素40の近位部分50を受け入れる構成の受け器74と、を有するキャップの外観を有していてもよい。加えて、近位保持要素70は、受け器74の、開いている遠位端72とは反対の端に、実質的に閉じた近位端78を有していてもよい。
受け器74は、回転可能要素40の近位部分50(図4A及び図4C)に係合するように又は近位部分50によって係合されるように構成されていてもよい。特定の実施形態では、受け器74は、受け器74の内部表面75に、回転可能要素40の近位部分50の対応する保持特徴部52と相互に係合する構成の螺旋ねじ部の様な少なくとも1つの保持特徴部(図示せず)を含んでいてもよい。
開口部79が近位保持要素70の近位端78を貫いて延びていてもよい。図6A−図6Dによって例示されている様な幾つかの実施形態では、近位保持要素70及び或る特定の実施形態では近位保持要素70の開口部79は、回転させられるべきデバイスを受け入れ、それに係合するように構成されていてもよい。例示されている実施形態では、近位保持要素70の近位端78を貫く開口部79は、雄型部材80の導管82と連通している。雄型部材80は、近位保持要素70の受け器74を貫いて延びている。導管55を含んでいる回転可能要素40の実施形態(図4A−図4C)と共に使用される場合、近位保持要素70の雄型部材80は導管55の中へ挿入されるように構成されていてもよい。
幾つかの実施形態では、近位保持要素70は、近位保持要素70が回転する際に細長い医療器具の様な回転させられるべきデバイスに回転するよう仕向けるやり方で、デバイスに係合するように構成されていてもよい。例えば、本開示の範囲を限定することなく、近位保持要素70の近位端78を貫く開口部79を画定している表面は、デバイスの表面へ係止し、表面を把持し、又は表面に係合するように構成されていてもよい。別の非限定的な実施例として、細長い保持要素70は、回転させられるべきデバイスの表面への選択的な係止、把持、又は他の係合を有効化するために、近位端78を貫く開口部79と連通しているか又はそれ以外のやり方で関連付けられている1つ又はそれ以上の特徴部(例えば、保持スロット、係止特徴部など)を含んでいてもよい。更に別の非限定的な実施例では、近位保持要素70は、回転させられるべきデバイスの表面へ係止し、表面を把持し、又はそれ以外のやり方で表面に係合する別体のデバイス(図示せず)と連結するように構成されていてもよい。
遠位保持要素60の或る実施形態が図7A−図7Cによって例示されており、遠位保持要素60も同じく、開いている近位端62、近位端62と連通する内部受け器64、及び実質的に閉じた遠位端68、を有するキャップの全体的外観を有していてもよい。近位端62と受け器64は、回転可能要素40の遠位部分42(図4A及び図4B)を受け入れるように構成されていてもよい。幾つかの実施形態では、受け器64は、描かれている受け器64の表面65によって担持される螺旋ねじ部の様な、回転可能要素40の遠位部分の対応する保持特徴部43と相互に係合するように構成されている1つ又はそれ以上の保持特徴部(図示せず)を含んでいてもよい。
遠位保持要素60の遠位端68は、細長い医療器具の様な、回転させられるべきデバイスを受け入れるように構成されている開口部69を含んでいてもよい。その様な遠位保持要素60が、貫通延在する導管55を含んでいる回転可能要素40の実施形態(図4A−図4C)と共に組み立てられるように構成されている場合、遠位保持部の遠位端68を貫く開口部69は、導管55と整列するように及び/又は導管55と連通するように構成されていてもよい。
遠位保持要素60の幾つかの実施形態は、回転させられるべきデバイスを受け入れるように構成されていることに加え、回転させられるべきデバイスへ係止するように、デバイスを把持するように、又はそれ以外のやり方でデバイスに係合する又は少なくとも部分的に係合するように、構成されていてもよい。本開示の範囲を限定することなく、遠位保持要素60は、その遠位端68の係止要素(図示せず)、外ねじ部又は内(即ち、遠位端68の開口部69内の)ねじ部、デバイスの外面へ係止し、外面を把持し、又はそれ以外のやり方で外面に係合する内部特徴部(例えば、リブなど)、又は他の係止特徴部を含んでいてもよいし、又は遠位保持要素60は、回転させられるべきデバイスの表面へ係止する、表面を把持する、又はそれ以外のやり方で表面に係合する別体のデバイス(図示せず)と連結するように構成されていてもよい。
次に図8A及び図8Gを見ると、ハウジング20及び図4A−図4Cに示されている回転可能要素40の実施形態と共に使用され得る作動器190の或る実施形態が例示されている。具体的には、作動器190は遠位部材90と近位部材120を含むことができる。
描かれている実施形態では、更に図8を参照すると、作動器190の遠位部材90は、それの長さを貫いて延びる穴94を有する円筒形要素92を備えている。穴94は、回転可能要素40(図4A−図4C)を受け入れるように、より具体的には回転可能要素40の中間部分45を受け入れるように構成されていて、遠位部材90の円筒形要素92が、回転可能要素40の回転促進器47に係合することなく回転可能要素40の長さに沿って滑動する又は動くことを可能にする。
作動器190の遠位部材90は、円筒形要素92の互いに反対側の側面から突き出る一対の中間要素98及び中間要素98の端の外部要素97を含んでいる。遠位部材90の中間要素98は、ハウジング20(図3A)を貫く長手方向スロット34によって受け入れられることができる。外部要素98は、ハウジング20から突き出て、ルーター10のハンドル100の可動要素102(図1及び図2)側の対応する特徴部によって受け入れられ、それと連結することができる。こうして、作動器190の遠位部材90の中間要素98と外部要素97は、作動器190の遠位部材90の、回転可能要素40(図4A−図4C)の長さに沿った運動を可能にする。
作動器190の遠位部材90は、その近位端91に、整列特徴部99と、歯96を備える係合特徴部と、を含んでいる。整列特徴部は、遠位部材90の近位端91を越えて突き出ていて、離間されていて、作動器190の近位部材120を受け入れて遠位部材90と整列させる構成(例えば、テーパー、など)である。遠位部材90の近位縁に形成されている歯96は、近位部材120の対応する係合特徴部に係合するように構成されている。
図8A及び図8Gに加え図8C−図8Fによって例示されている様に、作動器190の近位部材120の対応する係合特徴部は、近位部材120の遠位縁129に形成されている歯126を備えている。近位部材120は、歯126に加えて、円筒形本体122と、円筒形本体122を貫いて延びる穴124と、穴124の表面に形成されている1つ又はそれ以上の駆動特徴部125と、を含んでいる。図8Bに示されている特定の実施形態では、駆動特徴部125は、回転可能要素40(図4A−図4C)の中間部分45の対応する回転促進器47に係合するように構成されていてもよい。より具体的には、駆動特徴部125は、回転可能要素40の中間部分45の螺旋リッジ47に係合するようになっていてもよい。
近位部材120の歯126と遠位部材90の歯96は、遠位部材90が近位方向に押し進められ、回転可能要素45に第1の方向又は順方向(例えば時計回り)に回転するよう仕向ける際には、遠位部材90の歯96が近位部材120の歯126に係合しようとするようなやり方で、但し、近位部材120が(例えば、戻し要素101(図1及び図10)によって)遠位方向に押し進められ、反対の第2の方向又は逆方向(反時計回り)に回転する際、例えば回転可能要素45へ連結されているデバイス側の抵抗が第2の方向への回転に抵抗している場合などには、遠位部材90の歯96が近位部材120の歯126を係合解除することを可能にするやり方で、構成されていてもよい。例示されている実施形態では、各歯96、126は、半径方向に向き付けられている駆動面と、1つの駆動面の基底から次の駆動面の頂部へと外方にテーパしているどちらかというと周方向に向き付けられている滑り面と、を含んでいてもよい。
図1によって描かれている様な幾つかの実施形態では、教示を組み入れているルーター10は、更に、作動器190及びハンドル100の可動要素102に初期位置へ戻るよう又は実質的に戻るよう仕向ける戻し要素101を含んでいてもよく、戻し要素101はここでは「付勢要素」(例えば、ばねなど)とも呼称される。可動要素102が第1の方向(例えば、近位方向など)に動かされたとき、エネルギーが戻し要素101に蓄えられることになる。可動要素102が解放されると、戻し要素101の弾性及び戻し要素101内に蓄えられたエネルギーが、作動器190及びハンドル100の可動要素102に、ハウジング20の長さ及びルーター10の回転可能要素40の長さに沿って反対の第2の方向(例えば、遠位方向など)に動くよう仕向けることができる。図10によって例示されている様に、戻し要素101は内部圧縮ばねを備えていてもよく、内部圧縮ばねは、描かれている実施形態では、可動要素102及びひいては近位部材120の円筒形要素122が回転可能要素40及びハウジング20に沿って近位方向に押し進められる際に作動器190の近位部材120の円筒形要素122の近位縁121とキャップ56の端58の内部表面の間で圧縮される。戻し要素101の遠位端は作動器190の近位部材120の円筒形要素122の近位縁121に当接しており、一方、戻し要素101の近位端はキャップ56の端58の内部表面に押し当てて所定位置に保持されている。戻し要素101は、ルーター10の回転可能要素40を同心に取り巻いている。
図1及び図10に示されている戻し要素101の圧縮ばねの実施形態の様な、回転可能要素40を周って中心合わせされている戻し要素は、作動器190の近位部材120の円筒形要素122が回転可能要素40の軸41と同心又は実質的に同心に留まることを可能にする。ゆえに、その様な戻し要素は、作動器190が回転可能要素40の長さに沿って動いてゆく際に、作動器190の回転可能要素40に対するコッキングを防ぎ平滑なストロークを促す。当然ながら、他の型式の内部ばね、外部ばね(例えば、図1によって描かれている実施形態では可動要素102と細長い持ち手110又は同等の特徴部などの間に配置され得るねじりばね)、及び作動器190にその位置へ自動的に逆進するよう仕向けようとする他の装置を含め、戻し要素101の他の実施形態も考えられる。
連結要素60へ連結されているデバイス側の何らかの回転抵抗が戻し要素101の付勢力を打ち負かすに足らないのであれば、作動器190のその初期位置への自動復帰は、更に、回転可能要素40にその反対の方向に回転するよう仕向けることができる。デバイス側の回転抵抗が戻し要素101の付勢力を打ち負かすに足る場合には、作動器190の近位部材120が作動器190の遠位部材90を係合解除し、遠位部材90が回転可能要素40に沿って遠位方向に滑動することを、及び近位部材120が回転可能要素40に対して自由に回転することを、可能にする。
再び図2を参照して、上述の諸要素を含んでいるルーター10の組み立ては、回転可能要素40と作動器190を組み立てることによって果たされることができる。回転可能要素40の遠位部分42は、作動器190の遠位部材90及び近位部材120の円筒形要素92及び122の穴94及び124の中へ及びそれら穴を通って導入される。回転可能要素40が近位部材120の円筒形要素122の穴124を通って遠位方向に押し出さる際に、近位部材120の駆動特徴部125が回転可能要素40の中間部分45の外面46から突き出る螺旋リッジ47に係合することができる。
ハウジング50と作動器190の組み立ては、作動器190の遠位部材90の円筒形要素92(図8A及び図8G)及び近位部材120の円筒形要素122(図8A及び図8G)をハウジングの近位端30の開口部32の中へ導入し、作動器190の遠位部材90の(単数又は複数の)中間部分98がハウジング20を貫く(単数又は複数の)長手方向スロット34内に位置付けられた状態にすることを含むことができる。ハンドル100の可動要素102は、当然ながら、ハウジング20の外に位置し、ハウジング20から突き出ている。
回転可能要素40をハウジング20と一体に組み立てるために、回転可能要素40の遠位部分42はハウジング20の近位端30の開口部32の中へ導入されることができる。次いで、回転可能要素40の遠位部分42は、遠位部分42がハウジング20の遠位端26に達するまで、ハウジング20の内部24を通って遠位方向に動かされる。次いで、回転可能要素40の遠位部分42は、ハウジング20の遠位端26の開口部28の中へ導入され、回転可能要素40の遠位部分42がハウジング20の遠位端26から突き出るまで開口部28を通されてゆく。
回転可能要素40の遠位部分42がハウジング20の遠位端26から突き出たら、遠位保持要素60を回転可能要素40の遠位部分42へ連結することによって、ハウジング20の内部24の中での回転可能要素40の長手方向位置は固定され又は実質的に固定されることができる。
ハウジング20及び回転可能要素40が組み立てられたとき、回転可能要素40の近位部分50はハウジング20の近位端30を越えて突き出ている。回転可能要素40と作動器190をハウジング20の内部24の中に保持するために、次いでキャップ56がハウジング20の近位端30を覆って設置されることになる。より具体的には、キャップ56の受け器57がハウジング20の近位端30を覆って位置付けられることになる。加えて、回転可能要素40の近位部分50はキャップ56の端58を貫く開口部59と整列されることができる。キャップ56がハウジング20及び回転可能要素40に対して遠位方向に動くと、回転可能要素40の近位部分50は、回転可能要素40の近位部分50の周りに位置付けられることができる。
近位保持要素70を回転可能要素50の突き出ている近位部分50へ連結することによって、キャップ56はハウジング20の近位端30に対して所定位置に保持されることができる。
本開示によるルーターの、細長い医療器具の様なデバイスを回転させるための使用及び医療処置を含む様々な処理を遂行するための使用の幾つかの実施形態が開示されている。ルーター10は複数の異なる型式のデバイスと共に使用されるように構成されることができるので、ルーター10は使用者が或る特定の処置を遂行するうえで用いることを好む特定のデバイスを選択する場合の多大な融通性を使用者に提供する。
使用時は、回転させられるべきデバイスの近位端がルーター10の遠位保持要素60の遠位端68の開口部69の中へ導入されることになる。デバイスが比較的短尺のデバイスを備えている場合、デバイスの近位端を開口部69の中へ挿入すれば、デバイスを更にルーター10の中まで挿入しなくても、少なくとも部分的にデバイスはルーター10へ連結されることができる。デバイスがより長尺のデバイスを備えている実施形態では、その近位端が遠位保持要素60の遠位端68の開口部69の中までしか挿入されないこともあれば、デバイスの近位端が更にルーター10の中へと挿入されることもある。本開示の範囲を限定することなく、デバイスの近位端は更に、ルーター10の回転可能要素40の導管55を通りルーター10の近位保持要素70の近位端78を貫く開口部79を通って近位方向に押し出されてもよい。
デバイスは、所定位置に入った状態で、ルーター10へ回転式に連結されることができる。ルーター10の遠位保持要素60及び/又は近位保持要素70が、回転させられるべきデバイスの表面へ係止する、表面を把持する、又はそれ以外のやり方で表面に係合する特徴部を含んでいる実施形態では、デバイスのルーター10への回転連結は、デバイスとルーター10の組み立て中に起こる。他の実施形態では、少なくとも1つの別体の係止用デバイスが、回転させられるべきデバイスと組み立てられ、当該デバイスの表面へ係止し、表面を把持し、又はそれ以外のやり方で表面に係合するようになっていてもよく、各係止用デバイスはルーター10の遠位保持要素60又は近位保持要素70へ連結されるようになっていてもよい。デバイスの遠位保持要素60への又は近位保持要素70への回転連結は、遠位保持要素60及び/又は近位保持要素70が回転する際にデバイスに回転するよう仕向けるやり方で達成されることができる。
デバイスの(例えば、その長手方向軸周りなどの)回転は、回転可能要素40並びに遠位保持要素60及び/又は近位保持要素70に(例えば、長手方向軸41周りなどに)回転するよう仕向けることによって達成されることができる。例示されている実施形態では、その様な回転は、ルーター10のハンドル100の可動要素102をルーター10のハウジング20の長さに沿って動かすことによって生じさせることができる。可動要素102がハウジング20の長さに沿って動かされると、作動器190の遠位部材90の中間要素98がハウジング20の長手方向スロット34を通って動いてゆき、ハウジングの内部24の中の作動器190の遠位部材90の円筒形要素92に回転可能要素40の長さに沿って動くよう仕向ける。円筒形要素92は、回転可能要素40の長さに沿って近位方向に動くことで、作動器190の近位部材120の円筒形要素122に回転可能要素40の長さに沿って近位方向に動くよう強いる。円筒形要素122が近位方向に動いてゆくと、円筒形要素122の穴124の内部表面上又は内部表面内の駆動特徴部125(図8C)が、回転可能要素40の相補的構成の回転促進器47(例えば、描かれている螺旋リッジなど)に係合することができる。長手方向スロット34の構成及び作動器190(具体的には、遠位部材90の(単数又は複数の)中間要素98)の構成は、ハウジング20の内部24の中の遠位部材90の円筒形要素92の回転を防止することができ、又は少なくとも回転可能要素40がハウジング20に対して回転することを可能にすることができる。回転可能要素40の回転中に、遠位保持要素60と近位保持要素70のうちの一方又は両方がハウジング20に対して回転すると、その回転は、更に、回転させられるべきデバイスにルーター10のハウジング20に対してスピンするよう仕向ける。ルーター10が静止に又は少なくとも実質的に静止に保持されているなら、ルーター10のハンドル100の可動要素102の運動は、デバイスに回転又はスピンするよう仕向けることができる。他の実施形態では、ルーター10は、デバイスを回転揺動するために使用されることもでき、デバイスの性能を強化することができる。一例として、デバイスの揺動はデバイス使用中の摩擦を軽減し得るデバイスの何らかの振動又は震動を生じさせることができる。
デバイスの回転又は揺動は、デバイスの長手方向運動(例えば、遠位方向運動、近位方向運動、前進後進運動、など)又は槌打運動の間に達成されてもよいし又はそれらの運動とは別々に達成されてもよい。逆に言えば、デバイスの槌打運動は、デバイスの回転又はデバイスの揺動と共に達成されることもできるし、デバイスの回転又はデバイスの揺動無しに達成されることもできるということだ。
管状デバイスの近位端がルーター10の近位端からアクセス可能か又はルーター10の近位端より向こう(例えば、ルーター10の近位保持要素70の近位78、などより向こう)の近位側でアクセス可能である場合、他の動作(例えば、吸引、輸注、他の細長い医療器具の導入、など)が、ルーター10と組み立てられた状態にある管状デバイスを通して達成されることができ、一部の実施形態では、当該管状デバイスを回転、スピン、又は振動させながら達成されることができる。
以上の説明は多くの明細事項を包含しているが、これらは、付随の特許請求の範囲の請求項の何れかの範囲を限定するものと解釈されるのではなく、付随の特許請求の範囲の開示されている主題の範囲内に入り得る幾つかの特定の実施形態に関連する情報を提供しているにすぎないと解釈されるべきである。特許請求の範囲の請求項の範囲内に含まれる他の実施形態も考案される余地がある。異なる実施形態からの特徴同士が組合せとして採用されることもできるだろう。したがって、特許請求の範囲の各請求項の範囲は、その平易な言葉遣いと、特許請求の範囲の諸要素に対する法的等価物とによってのみ限定される。特許請求の範囲の諸請求項の意味及び範囲の内に入る開示されている主題に対する全ての付加、削除、及び修正は、特許請求の範囲によって網羅されるものとする。
10 ルーター
20 ハウジング
21 長手方向軸
22 外部
24 中空内部
26 遠位端
27 円周リップ
28 開口部
30 近位端
32 開口部
34 長手方向スロット
36 遠位端
38 近位端
40 回転可能要素
41 長手方向軸
42 遠位部分
43 保持特徴部
44 円周レッジ
45 中間部分
46 外面
47 回転促進器、螺旋リッジ
50 近位部分
52 保持特徴部
54 円周リム
55 導管
56 キャップ
57 受け器
58 キャップの端
59 穴
60 遠位保持要素
62 近位端
64 内部受け器
65 受け器の表面
68 遠位端
69 開口部
70 近位保持要素
72 遠位端
74 受け器
78 近位端
79 開口部
80 雄型部材
82 導管
90 遠位部材
91 近位端
92 円筒形要素
94 穴
96 歯
97 外部要素
98 中間要素
99 整列特徴部
100 ハンドル
101 戻し要素
102 可動要素
110 持ち手
120 近位部材
121 近位縁
122 円筒形要素
124 穴
125 駆動特徴部
126 歯
129 遠位縁
190 作動器

Claims (11)

  1. 回転可能要素と、
    前記回転可能要素を回転させるための作動器であって、当該作動器は、
    前記回転可能要素に亘って滑動することのできる遠位部材であって、係合特徴部をその近位面に含んでいる遠位部材、及び、
    前記回転可能要素を第1の方向に駆動することのできる近位部材であって、前記遠位部材の前記係合特徴部に係合すること及び係合解除することのできる係合特徴部をその遠位面に含んでいる近位部材、を備え、
    前記遠位部材の前記係合特徴部は、前記遠位部材が近位方向に押し進められると、前記近位部材を回転静止状態に保持するように、及び前記近位部材が、前記回転可能要素を第1の方向に回転させるやり方で前記回転可能要素に係合することを可能にするように、前記近位部材の前記係合特徴部に係合することができ、
    前記近位部材の前記係合特徴部は、前記回転可能要素が前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転することができるとき、当該近位部材を前記回転可能要素に対して回転静止状態に保持するやり方で、前記遠位部材の前記係合特徴部に係合することができ、
    前記近位部材の前記係合特徴部は、前記回転可能要素が前記第2の方向に回転することができないとき、当該近位部材が前記回転可能要素周りに回転することを可能にするように前記遠位部材の前記係合特徴部を係合解除することができる、
    作動器と、
    前記遠位部材へ連結されているハンドルの可動要素であって、前記遠位部材を前記回転可能要素に亘って近位方向に押し進めることができ、前記回転要素を回転させるために、前記遠位部材を前記近位部材に係合させ前記近位部材を前記回転可能要素に亘って近位方向に押し進めさせることができる可動要素と、
    前記近位部材を前記回転可能要素に沿って遠位方向に付勢するための付勢部材と、
    を備えているルーター。
  2. 請求項1に記載のルーターにおいて、前記作動器の前記遠位部材の前記係合特徴部と前記作動器の前記近位部材の前記係合特徴部は協働する歯を備えている、ルーター。
  3. 請求項2に記載のルーターにおいて、
    前記作動器の前記遠位部材の歯は当該遠位部材の近位端側に円状に配列されており、
    前記作動器の前記近位部材の歯は当該近位部材の遠位端側に円状に配列されている、ルーター。
  4. 請求項3に記載のルーターにおいて、前記協働する歯の各歯が、
    前記遠位部材が前記回転可能要素を前記第1の方向に回転させるべく前記近位部材を前記回転可能要素に沿って近位方向に押し進めるときに、前記作動器の前記近位部材を回転静止状態に保持するように半径方向に向き付けられている駆動面と、
    前記回転可能要素が前記第2の方向への回転に抵抗するときに、前記近位部材の前記回転可能要素周りの回転及び前記近位部材の遠位方向への運動を可能にするべく、前記近位部材の前記歯が前記遠位部材の前記歯を係合解除することを可能にする、前記駆動面の基底から外方にテーパしている滑り面と、を含んでいる、ルーター。
  5. 請求項1に記載のルーターにおいて、前記付勢部材は、前記作動器の前記近位部材の近位端に当接する遠位端と、前記近位部材の前記近位端より近位側に位置する前記回転可能要素の所定部分を取り囲んでいる中間部分と、固定された場所に保持されている近位端と、を有するコイルばねを備えている、ルーター。
  6. 請求項1に記載のルーターであって、
    前記回転可能要素を担持するハウジング、
    を更に備えているルーター。
  7. 請求項6に記載のルーターにおいて、前記ハウジングと前記作動器の前記遠位部材は、前記遠位部材の前記回転可能要素に対する回転を防止するが、前記遠位部材が前記回転可能要素の長さに沿い且つ前記ハウジングの長さに亘って運動することを可能にするようなやり方で協働する、請求項6に記載のルーター。
  8. 細長い医療デバイスを回転させるための方法であって、
    前記細長い医療デバイスの近位端を手動操作可能なルーターの連結要素へ固定する段階と、
    前記手動操作可能なルーターの作動器の遠位部材を当該手動操作可能なルーターの回転可能要素に亘って近位方向に押し進める段階であって、当該遠位部材が当該回転可能要素を回転駆動することなしに、押し進める段階と、
    前記作動器の前記遠位部材を前記手動操作可能なルーターの前記作動器の近位部材に係合させる段階であって、前記近位部材が前記回転可能要素に対して回転するのを防止し且つ前記回転可能要素の回転及び前記細長い医療デバイスの回転を第1の回転方向へ駆動するやり方で前記近位部材が前記回転可能要素に係合することを可能にする、というやり方で係合させる段階と、
    を備えている方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    前記作動器の前記遠位部材への近位方向の向きの力を解放する段階と、
    前記作動器の前記近位部材へ遠位方向の向きの力を加える段階と、
    を更に備えている方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、
    前記作動器の前記遠位部材への前記近位方向の向きの力を解放する段階に際し、前記細長い医療デバイスが前記第1の回転方向とは反対の第2の回転方向への回転に抵抗する場合は、前記作動器の前記近位部材を前記作動器の前記遠位部材から係合解除し、前記近位部材が前記回転可能要素周りに回転すること及び前記回転可能要素に沿って遠位方向に動くことを可能にする段階、
    を更に備えている方法。
  11. 請求項9に記載の方法であって、
    前記作動器の前記遠位部材への前記近位方向の向きの力を解放する段階に際し、前記細長い医療デバイスが前記第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転することができる場合は、前記作動器の前記近位部材と前記作動器の前記遠位部材の間の係合を維持し、前記近位部材を前記回転可能要素に対して回転静止状態に保持し、前記近位部材に前記回転可能要素を前記第2の回転方向へ回転駆動させる段階、
    を更に備えている方法。
JP2019542589A 2017-02-06 2018-02-06 ラチェット機構を備えた回転駆動装置 Active JP6942805B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021146378A JP2022008351A (ja) 2017-02-06 2021-09-08 ラチェット機構を備えた回転駆動装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201762455534P 2017-02-06 2017-02-06
US62/455,534 2017-02-06
PCT/US2018/017117 WO2018145116A1 (en) 2017-02-06 2018-02-06 Rotational drive apparatus with ratcheting mechanism

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021146378A Division JP2022008351A (ja) 2017-02-06 2021-09-08 ラチェット機構を備えた回転駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020506006A true JP2020506006A (ja) 2020-02-27
JP6942805B2 JP6942805B2 (ja) 2021-09-29

Family

ID=63040110

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019542589A Active JP6942805B2 (ja) 2017-02-06 2018-02-06 ラチェット機構を備えた回転駆動装置
JP2021146378A Pending JP2022008351A (ja) 2017-02-06 2021-09-08 ラチェット機構を備えた回転駆動装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021146378A Pending JP2022008351A (ja) 2017-02-06 2021-09-08 ラチェット機構を備えた回転駆動装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3576649B1 (ja)
JP (2) JP6942805B2 (ja)
WO (1) WO2018145116A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022008351A (ja) * 2017-02-06 2022-01-13 ディスタル・アクセス・エルエルシー ラチェット機構を備えた回転駆動装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4233772A3 (en) 2018-04-11 2023-09-27 Stryker Corporation Curable material dispensing system
WO2021158965A1 (en) 2020-02-07 2021-08-12 2Mg, Inc. Devices and methods for removal of material in a vasculature

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5911722A (en) * 1998-07-23 1999-06-15 Millenium Devices Llc Leban/Gordon surgical hand driver
JP2008272488A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Tyco Healthcare Group Lp 単発式のタッカ器具
US20090270862A1 (en) * 2008-04-25 2009-10-29 Greg Arcenio Medical device with one-way rotary drive mechanism
JP2009539567A (ja) * 2006-06-13 2009-11-19 ノバレ サージカル システムズ, インコーポレイテッド 回転ロック部を有するツール
JP2010505519A (ja) * 2006-10-05 2010-02-25 タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ 可撓性の内視鏡的縫合装置
JP2014500738A (ja) * 2010-10-19 2014-01-16 ディスタル・アクセス・エルエルシー 医療デバイスを回転させるための装置、当該装置を含むシステム、および、関連する方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1061773A (en) * 1912-12-18 1913-05-13 John Nahlinger Driving mechanism for spiral-tool drivers.
US1290489A (en) * 1918-11-19 1919-01-07 Bauer Tool Company Spiral tool-driver.
US5609601A (en) * 1994-09-23 1997-03-11 United States Surgical Corporation Endoscopic surgical apparatus with rotation lock
US8562640B2 (en) * 2007-04-16 2013-10-22 Intuitive Surgical Operations, Inc. Tool with multi-state ratcheted end effector
US8845621B2 (en) * 2010-10-19 2014-09-30 Distal Access, Llc Apparatus for rotating medical devices, systems including the apparatus, and associated methods
JP6942805B2 (ja) * 2017-02-06 2021-09-29 ディスタル・アクセス・エルエルシー ラチェット機構を備えた回転駆動装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5911722A (en) * 1998-07-23 1999-06-15 Millenium Devices Llc Leban/Gordon surgical hand driver
JP2009539567A (ja) * 2006-06-13 2009-11-19 ノバレ サージカル システムズ, インコーポレイテッド 回転ロック部を有するツール
JP2010505519A (ja) * 2006-10-05 2010-02-25 タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ 可撓性の内視鏡的縫合装置
JP2008272488A (ja) * 2007-05-07 2008-11-13 Tyco Healthcare Group Lp 単発式のタッカ器具
US20090270862A1 (en) * 2008-04-25 2009-10-29 Greg Arcenio Medical device with one-way rotary drive mechanism
JP2014500738A (ja) * 2010-10-19 2014-01-16 ディスタル・アクセス・エルエルシー 医療デバイスを回転させるための装置、当該装置を含むシステム、および、関連する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022008351A (ja) * 2017-02-06 2022-01-13 ディスタル・アクセス・エルエルシー ラチェット機構を備えた回転駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3576649B1 (en) 2024-04-10
EP3576649A1 (en) 2019-12-11
EP3576649A4 (en) 2020-12-09
WO2018145116A1 (en) 2018-08-09
JP6942805B2 (ja) 2021-09-29
JP2022008351A (ja) 2022-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022008351A (ja) ラチェット機構を備えた回転駆動装置
JP5736050B2 (ja) 医療デバイスを回転させるための装置、当該装置を含むシステム、および、関連する方法
US8845621B2 (en) Apparatus for rotating medical devices, systems including the apparatus, and associated methods
US20210236159A1 (en) Apparatus for rotating medical devices, systems including the apparatus, and associated methods
CN106413596B (zh) 具有关节运动式端部执行器的外科装置
JP4418236B2 (ja) 調節式結石バスケット
CA2599129C (en) Rotating curved cutter stapler
US10352411B2 (en) Rotational drive apparatus with ratcheting mechanism
JP2011500269A (ja) 回転可能要素を有するシリンジ、そのシリンジを備える吸引システムおよびそれに付随した方法
JP6486993B2 (ja) 手術器具内部におけるファスナのハンドリング
CA2599131A1 (en) Articulating curved cutter stapler
JP5343102B2 (ja) 内視鏡用処置具
JP5461023B2 (ja) 縄跳び
US20210332872A1 (en) Rotational drive apparatus with ratcheting mechanism
US20080082106A1 (en) Screwdriver For Handling A Screw In The Body Of A Person Or An Animal
JP5360912B2 (ja) 回転カッターを具備する外科用ステイプラーヘッド機構部
KR102434214B1 (ko) 캐뉼러형 t-핸들 드라이버
JP6145212B2 (ja) 手術器具内部におけるファスナのハンドリング
JP7317950B2 (ja) カニューレ状tハンドルドライバーおよびダブルラッチカニューレオブチュレータ
CN109788966A (zh) 处置器具用旋转机构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210713

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6942805

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150