本発明は、端末設備技術分野に関するものであり、特にフレキシブル電子装置に関するものである。
携帯電話、パームサイズパソコン(Palmsize Personal Computer,PPC)、ノートブックなどの電子装置は、生活の中で広く使用されている。ユーザーは、一般的にタッチスクリーン又は外付けキーボードによって電子装置を操作する。ハイテクの発展に伴い、電子装置の携帯性及び多様性について、消費者の要求はますます高くなっている。従来の技術の電子装置はサイズに制限されて、携帯性が低い。
本発明は、内部空間がコンパクトであり且つ全体サイズがより小さいフレキシブル電子装置を提供する。
本発明に係わるフレキシブル電子装置は、筐体と、筐体に収容されたリールと、リールに接続されたフレキシブル電子装置本体と、駆動部を備え、駆動部はリール内に装着され、駆動部はリールを動かすとともに筐体に対して回転し、フレキシブル電子装置本体はリールの回転によって筐体内に巻き取られる。
その中において、フレキシブル電子装置は制御モジュール及びバッテリーを備え、制御モジュール、バッテリー及び駆動部はリール内に設置され、バッテリー及び駆動部は制御モジュールに電気的に接続される。
その中において、バッテリーは制御モジュールと駆動部との間に位置する。
その中において、リールは第一軸体及び第一軸体に対して着脱可能な第二軸体を備え、第一軸体は第二軸体に係合し、駆動部は第一軸体と第二軸体によって形成された収容空間内に収容され且つ第一軸体及び第二軸体に固定されている。
その中において、リールの一端には第一エンドプレートが設置されており、他端には第二エンドプレートが設置されており、第一エンドプレート及び第二エンドプレートは筐体の両端に位置し、駆動部はモーター及びモーターに装着された回転軸を備え、回転軸は前記第二エンドプレートを貫く。
その中において、第一軸体の対向する両側における制御モジュールに対応する位置には第一回避プラットフォームが形成されており、第二軸体には第一回避プラットフォームと対向する第二回避プラットフォームが形成されており、第一回避プラットフォームと第二回避プラットフォームが係合して制御モジュールの回路基板を挟める。
その中において、第一回避プラットフォームには回路基板の位置を決める位置決め部が設置されており、第二軸体における第二回避プラットフォームに隣接する箇所には制御モジュールの電子部品を収容するためのスロットが設けられている。
その中において、第一軸体は係止部を備え、第二軸体は第一軸体の係止部と係合する係合部を備える。
その中において、フレキシブル電子装置は、第一エンドカバーと、第一エンドカバーに設置されたスイッチ部と、を備え、第一エンドカバーは第一エンドプレートに固定され、スイッチ部は接触点及びボタンを備え、ボタンは第一エンドカバーの外表面に可動に取り付けられて、接触点をタッチするために用いられる。
その中において、スイッチ部は接触点を支持するフレキシブル回路基板をさらに備え、フレキシブル回路基板は前記第一エンドプレートを貫く。
その中において、第一エンドカバーはボタンを収容するための取付溝及び取付溝の反対側に設けられたスロットを備え、ボタンは押圧柱及び押圧柱にスリーブされたバネを備え、ボタンは取付溝内に可動に装着されており、押圧柱はスロットを貫いて接触点に対面する。
その中において、フレキシブル回路基板は光源及び接触点が設置された押圧端部を備え、第一エンドプレートの外表面には凸状リングが突出して設置されており、スロットは凸状リングにスリーブされ、押圧端部は凸状リングの端面に固定され、フレキシブル回路基板における押圧端部から離れた部分は凸状リングを貫いて延在されて制御モジュールに接続される。
その中において、フレキシブル電子装置は、第二エンドカバー及び第二エンドカバー内に収容されたコネクタを備え、第二エンドカバーは第二エンドプレートに固定され、コネクタの差し込み口は第二エンドカバーの外表面に位置する。
その中において、モーターはリール内に固定されており、回転軸は第二エンドカバー内に挿入され且つ第二エンドカバーに対して軸方向で位置制限され、リールがモーターの回転に連動されて回転するとき、回転軸、筐体及び第二エンドカバーは静止したままである。
その中において、第二エンドカバーは差し込み口に連通されるキャビティを備え、コネクタは回路基板及び回路基板に固定されたコネクタソケットを備え、回路基板はキャビティ内に設置され、コネクタソケットと差し込み口は対向する。
その中において、第二エンドカバーの側面にはキャビティに連通される貫通孔が設けられており、コネクタは回路基板に電気的に接続されたリセット弾性部材をさらに備え、リセット弾性部材は回路基板の一端に固定され且つ貫通孔に対向して設置される。
その中において、第二エンドカバーは差し込み口と対向して設置された取付面及びキャビティに固定された位置制限ブロックを備え、位置制限ブロックは基部及び基部から突出するスリーブを備え、スリーブには規制孔が設けられており、第二エンドカバーは取付面によって第二エンドプレートに接続され、駆動部の回転軸は第二エンドプレートを貫いて規制孔内に位置制限される。
その中において、キャビティは取付面に隣接し且つ取付面に対向して設置された内表面を備え、内表面には固定溝が設けられており、位置制限ブロックは固定溝内に収容され且つ軸方向で位置制限される。
その中において、第一軸体には第一位置制限突起が設置されており、第二軸体には第二位置制限突起が設置されており、駆動部の外周面には対向する2つの位置制限面が形成されており、第一位置制限突起及び第二位置制限突起は位置制限面を挟む。
その中において、第一軸体には第一収容溝が設けられており、第二軸体には第二収容溝が設けられており、第一収容溝の底壁には互いに離間する2つの第一突起が突出して設置されており、第二収容溝の底壁には第一突起を挿入させる第二突起が設置されており、第一収容溝と第二収容溝は収容空間を形成し、第一突起及び第二突起は収容空間を制御モジュール、バッテリー及び駆動部を収容するための3つのキャビティに分割する。
本願は駆動部をフレキシブル電子装置本体の回転軸として回転することができるリールに配置し、駆動部はリールと共に回転し、リールの回転構造を節約することができ、大きなスペースを占用しなく、筐体の全長を効果的に減少することができる。
以下、本発明の実施形態に係る技術的方案をより明確に説明するために、本発明の実施形態の説明に使用される図面について簡単に説明する。明らかに、以下説明される図面は、本発明の一部の実施形態だけのものであり、当業者であれば、これらの図面から創造的な努力なしに他の図面を得ることができる。
図1は、本発明に係わるフレキシブル電子装置の構造を示す図である。
図2は、図1に示されたフレキシブル電子装置の部分分解図である。
図3は、図2に示されたフレキシブル電子装置のリールの分解図である。
図4は、図3に示されたリールの第一軸体の構造を示す図である。
図5は、図3に示されたリールの第二軸体の構造を示す図である。
図6は、図3に示されたフレキシブル電子装置の駆動部の構造を示す図である。
図7は、図3に示されたリールの第二軸体の部分分解図である。
図8は、図2に示されたフレキシブル電子装置の第一エンドカバー及びスイッチ部の分解図であり、その中にリールを備える。
図9は、図8に示されたスイッチ部のボタン及び第一エンドカバーの別の視角の分解図である。
図10は、図2に示されたフレキシブル電子装置の第二エンドカバーの部分分解図であり、その中にリール及び駆動部を備える。
図11は、図10に示された第二エンドカバーの部分断面図である。
図12は、図2に示された第二エンドカバーをリールに取り付けた後の断面図であり、その中に第二エンドカバー内に取り付けられたコネクタを備える。
図13は、図2に示されたコネクタとリール内に位置する電子部品との間の電気的接続方式を示す分解図である。
図14は、図2に示されたコネクタとリール内に位置する電子部品との間の電気的接続方式を示す分解図である。
図15は、図13に示された導電端子の分解図である。
図16は、図13に示された電気接続方式を採用するフレキシブル電子装置の断面図である。
図17は、図1に示されたフレキシブル電子装置のコネクタとリール内に位置する電子部品との間の電気的接続方式の他の構造を示す分解図である。
図18は、図17に示されたフレキシブル電子装置の第一軸体の部分構造を示す図である。
図19は、図17に示されたフレキシブル電子装置の第二エンドカバーの1つの視角の断面図である。
図20は、図17に示されたフレキシブル電子装置の第二エンドカバー及びコネクタの断面図である。
図21は、図17に示されたフレキシブル電子装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態の添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態の技術的方案を明確且つ完全に説明する。
本発明は、フレキシブル電子装置を提供する。本発明の実施形態に係わるフレキシブル電子装置は、フレキシブルタッチパネルを有する巻き可能なタッチキーボードであることができ、フレキシブルディスプレイスクリーンであることもでき、又はフレキシブルキーボードとフレキシブルディスプレイスクリーンの組合であることもでき、携帯電話、タブレットパソコン、パームサイズパソコン(Palmsize Personal Computer,PPC)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant,PDA)又は電子リーダーに用いられるが、これらに限定されるものではなく、本発明の実施形態はこれに対して特に限定しない。
図1、図2及び図3を参照すると、本実施形態において、フレキシブル電子装置100は、ロールタイプであり、筐体10と、筐体10に収容されたリール40と、リール40に接続されたフレキシブル電子装置本体200と、駆動部70と、バッテリー80と、制御モジュール90と、を備える。制御モジュール90、バッテリー80及び駆動部70は、リール40内に互いに離間して設置される。バッテリー80及び駆動部70は制御モジュール90に電気的に接続されており、バッテリー80は制御モジュール90と駆動部70との間に位置する。駆動部70はリール40を動かすとともに筐体10に対して回転する。フレキシブル電子装置本体200は、リール40の回転によって筐体10内に巻き取られることができ、且つ筐体10から伸び出すことができる。本願では、駆動部70をフレキシブル電子装置本体の回転軸として回転することができるリール40に配置し、駆動部はリール40と共に回転し、リールの回転構造を節約することができ、大きなスペースを占用しなく、筐体の全長を効果的に減少することができる。
フレキシブル電子装置本体200の一端は筐体10から露出されているので、フレキシブル電子装置本体200をリール40から引き出すことができる。フレキシブル電子装置本体200の一端はリール40内に固定されており、露出された他端にはタイロッド210が設置されている。筐体10には貫通スロット(図示せず)が設けられており、プルロッド210は貫通スロットに係止される。駆動部の駆動によってリール40を回転させて、フレキシブル電子装置本体200をリール40に巻き取るか又はリール40からフレキシブル電子装置本体200を釈放する。フレキシブル電子装置本体200は、フレキシブル回路基板によって制御モジュール90に電気的に接続される。制御モジュール90は、回路基板と、回路基板上に設置された複数の電子部品と、を備える。筐体10は、両端が開口した中空の円筒体であり、一体成型されてもよく、2つの部分を係合してなってもよい。リールは端部を介して筐体10に取り付けられ、エンドプレート又はエンドカバーによって閉じられる。
図3、図4、図5を参照すると、本実施形態において、リール40は、中空の筒体であり、第一軸体50と、第一軸体50に対して着脱可能な第二軸体60と、を備える。第一軸体50は、第二軸体60に係合する。駆動部70は、第一軸体50と第二軸体60によって形成された収容空間内に収容され、且つ第一軸体50と第二軸体60に固定されている。第一軸体50と第二軸体60の横断面は半円形の構造である。第一軸体50は第一収容溝51を含み、第二軸体60は第二収容溝61を含む。第一収容溝51の底壁には互いに離間する2つの第一突起54が突出して設置されており、第二収容溝61の底壁には第一突起54を挿入させる第二突起64が設置されている。第一突起54及び第二突起64にはいずれもピン孔が設けられており、ピンは第一突起54及び第二突起64を貫いて第一突起54及び第二突起64を固定し、第一突起54及び第二突起64の挿入接続を実現する。
図4及び図5に示されたように、第一収容溝51と第二収容溝61は収容空間を形成し、第一突起54は第二突起64に挿入されて収容空間を3つのキャビティに分割し、別々に制御モジュール90、バッテリー80及び駆動部70を収容するために用いられる。制御モジュール90、バッテリー80及び駆動部70は、いずれも第一軸体50及び第二軸体60に固定される。具体的には、第一突起54は第一収容溝51を駆動部キャビティ511、バッテリーキャビティ512及び制御モジュールキャビティ513に分割し、第二突起64は第二収容溝61を駆動部キャビティ611、バッテリーキャビティ612及び制御モジュールキャビティ613に分割する。駆動部キャビティ511と駆動部キャビティ611が締結されて駆動部70を収容するためのキャビティを形成し、バッテリーキャビティ512とバッテリーキャビティ612が締結されてバッテリー80を収容するためのキャビティを形成し、制御モジュールキャビティ613と制御モジュールキャビティ513が締結されて制御モジュール90を収容するためのキャビティを形成する。バッテリー80は制御モジュール90と駆動部70との間に位置し、バッテリーの重量が最も大きいので、不均衡な重量分布を避けるために、バッテリーを中間に位置するキャビティに収容する。
本実施形態において、第一軸体50の対向する両側における制御モジュール90に対応する位置には第一回避プラットフォーム53が形成されており、第二軸体60には第一回避プラットフォーム53と対向する第二回避プラットフォーム63が形成されており、第一回避プラットフォーム53と第二回避プラットフォーム63が係合して制御モジュール90の回路基板を挟める。具体的には、第一回避プラットフォーム53は、第一収容溝51を形成する第一軸体50の対向する2つの側辺の端部に位置し、第二回避プラットフォーム63は、第二収容溝61を形成する第二軸体60の対向する2つの側辺の端部に位置する。第一回避プラットフォーム53には位置決め部532が間隔を置いて設置されている。制御モジュール90が収容空間に装着されると、第一軸体50と第二軸体60が係合して、第一回避プラットフォーム53と第二回避プラットフォーム63が回路基板の両側を挟め、且つ位置決め部532によって回路基板の位置を決める。さらに、第二軸体60における第二回避プラットフォーム63に隣接する箇所には制御モジュール90の電子部品を収容するためのスロット632及びフレキシブル電子装置本体200の回路基板を通過させる切欠き633が設けられている。第一回避プラットフォーム53及び第二回避プラットフォーム63によって回路基板をリール40に挿入することができ、従ってリールの収容スペースが占有する体積を減少し、全体構造をよりコンパクトにして、フレキシブル電子装置の体積を減少することができる。
図4及び図5に示されたように、第一軸体50は係止部を備え、第二軸体60は第一軸体50の係止部と係合する係合部を備える。本実施形態において、係止部は第一軸体50の2つの側辺の端部に設けられた係合スロット55であり、係合部は第二軸体60の2つの側辺の端部に設置されたバックル65である。第一軸体50と第二軸体60が係合する際、バックル65は係合スロット55に係合し、第一回避プラットフォーム53と第二回避プラットフォーム63が係合し、第一突起54は第二突起64に挿入し且つピンで固定して、第一軸体50と第二軸体60を固定する。他の実施形態において、係合部は係合スロットであり、係止部はバックルである。又は係合部と係止部は強力磁石である。
図6を一緒に参照すると、さらに、駆動部70は、モーター72と、モーター72の一端に回転可能に接続された回転軸71と、を備える。モーター72の他端には、制御モジュール90に電気的に接続するための導電端部74が設置されている。モーター72の外周面には対向する2つの位置制限面721が形成されており、実に位置制限面は外周面を削り取って形成された平坦面を有するスロットである。第一軸体50には第一位置制限突起52が設置されており、第二軸体60には第二位置制限突起62が設置されている。第一位置制限突起52と第二位置制限突起62は位置制限面721を挟んで、モーターをリール40内に固定する。本実施形態において、第一位置制限突起52と第二位置制限突起62は駆動部キャビティ内に位置する。第一位置制限突起52は互いに離間して設置された2つのブロックであり、第二位置制限突起62は互いに離間して設置された2つのブロックであり、別々に位置制限面721に対応する。
図7を参照すると、選択的に、第二軸体60には、第二軸体60の外表面に配置された底部カバー69が設置されている。第二軸体60の外表面には複数の係合孔が設けられており、底部カバー69には係合孔に係合して両者を固定するためのバックルが形成されている。ねじはさらに底部カバー69を貫いてから第二軸体60の外表面に係止して、両者をさらに固定する。底部カバー69は外表面とともにフレキシブル電子装置本体の一端を挟めて、それを筐体内に固定する。もちろん、実にはフレキシブルスクリーンの一端を接着剤によって筐体内に固定することができる。
図2、図4、図5を参照すると、本願の一実施形態において、リール40はエンドカバーで筐体10の両端部を固定閉じる。リールの使用性能を向上させるために、フレキシブル電子装置は2つのエンドカバーに設置されたスイッチ部及び機能部材をさらに備える。本実施形態において、第一軸体50の一端には第一エンドプレート57が設置されており、第一軸体50の他端には第二エンドプレート58が設置されており、第一エンドプレート57及び第二エンドプレート58は第一収容溝51の両端に位置する。第二軸体50の両端は開口端であり、第一エンドプレート57及び第二エンドプレート58の一部を収容することができる。フレキシブル電子装置のエンドカバーは、第一エンドカバー30及び第二エンドカバー20を備え、第一エンドカバー30はリール40の第一エンドプレート57に固定され、第二エンドカバー20は第二エンドプレート58に固定される。第一エンドカバー30及び第二エンドカバー40で筐体10の両端を閉じ且つ筐体10の両端に固定される。第一エンドカバー30には、制御モジュール90に接続されてリール40の作動及びフレキシブル電子装置本体200の機能を実現するために用いられるスイッチ部32が設置されている。第二エンドカバー20に設置された機能部材は、バッテリー80の充電及びフレキシブル電子装置本体200のデータ送信を実現するために用いられるUSBコネクタ24である。
図8と図9を一緒に参照すると、具体的には、第一エンドプレート57の外表面には凸状リング571が突出して設置されている。凸状リング571には、その軸方向に沿って第一エンドプレート57を貫通して収容空間に連通される貫通溝572が設けられている。第一エンドカバー30は、略矩形の中空ブロックであり、その外表面には取付溝311が設けられており、取付溝311とは反対側の表面にはスロット312が設けられている。凸状リング571はスロット312に伸び込んで固定されて、第一エンドカバー30とリールを固定することができる。
図8と図9を一緒に参照すると、スイッチ部は接触点及びボタンを備え、ボタンは第一エンドカバーの外表面に可動に取り付けられて、接触点をタッチするために用いられる。具体的には、スイッチ部32は、ボタン321と、接触点3232が設置されたフレキシブル回路基板323と、を備える。フレキシブル回路基板323は、第一エンドプレートを貫いて第一エンドカバー30及び収容空間内に収容され、ボタン321は第一エンドカバー30の外表面に装着される。ボタン321におけるその押圧面とは反対側の表面には、バネにスリーブされている押圧柱3211と、第一エンドカバー30に固定接続されたフック3212と、挿入ロッド3213と、が突出して設置されている。取付溝311の底壁には、押圧柱3211を貫かせる貫通孔313と、フック3212と協同する係合孔315と、挿入ロッド3213と協同する挿入孔314が設けられている。ボタン321は、取付溝311内に可動に装着されている。また、ボタン321と取付溝311との間には、ワッシャー322がさらに設置されており、ボタン321と第一エンドカバー30を固定してシールするために用いられる。
フレキシブル回路基板323は、光源3233及び接触点3232が設置された押圧端部3230と、折り曲げられて押圧端部3230に接続されている延在部3231と、を備える。押圧端部3230は、スロット312に収容され、且つ支持板3235によって支持され、突出リング571の端面に固定される。フレキシブル回路基板323における押圧端部3230から離れている延在部3231は突出リングの貫通溝572を貫いて延在されて制御モジュール90に接続される。ボタン321は取付溝311に可動に取り付けられ、その押圧柱3211はスロット312を貫いて接触点3232に当接するか又は分離してスイッチ機能を発揮し、バネはボタン321に弾性回復力を提供し、光源3233はボタン321にバックライトを提供する。
図10〜図14を参照すると、第二エンドカバー20は、第二エンドプレート58に固定されている。第二エンドカバー20は、略矩形の中空ブロックであり、第一側壁211と、第一側壁211と対向する第二側壁212と、第一側壁211と第二側壁212との間に位置するキャビティ213と、キャビティに固定された位置制限ブロック22と、を備える。第一側壁211には、コネクタ24の差し込み口219が設けられており、差し込み口219はキャビティ213に連通している。第二側壁212の表面は取付面であり、第二エンドカバー20は取付面によって第二エンドプレート58に接続される。モーターはリール内に固定され、回転軸71は第2のエンドカバー20に挿入され、第2のエンドカバー20に対して軸方向に拘束される。モーターはリール内に固定されており、回転軸71は第二エンドカバー20内に挿入され且つ第二エンドカバー20に相対して軸方向で位置制限され、リールがモーターの回転に連動されて回転するとき、回転軸、筐体及び第二エンドカバーは静止したままであり、リール40はモーター72に随って回転し且つ第二エンドカバー20に相対して回転する。
図13を一緒に参照すると、本実施形態において、位置制限ブロック22は、基部221と、基部221から突出するスリーブ222と、を備える。基部221は、非回転対称輪郭である。スリーブ222には貫通された規制孔224が設けられている。駆動部70の回転軸71は、第二エンドプレートを貫いてから規制孔224に固定される。また、回転軸71の外周縁には平面711(図6)が形成されており、規制孔224の内孔面には平面711に当接して回転軸71の回転を規制する平面が形成されている。キャビティ213は、取付面に隣接し且つ取付面に対向して設置された内表面を備え、内表面には固定溝217が設けられており、位置制限ブロック22は固定溝217内に収容され且つ軸方向で位置制限されている。固定溝217の輪郭は位置制限ブロックのベース221の輪郭と同じであり、ベース221の外周面には位置制限構造が設置されて固定溝217と位置制限して、固定溝217に埋め込まれたベース221が回転できないようにする。固定スロット217のスロット壁には第二側壁212を貫通する円形孔214が設けられており、スリーブ222は円形孔214に挿入される。第二側壁212は、その取付面によって第二エンドプレート58に接続される。モーター72の回転軸71は第二エンドプレート58を貫いてからスリーブ222の規制孔224に挿入されて固定される。本実施形態において、コネクタ24と制御パネルは有線接続されるか又は無線接続されて信号を送信する。
図12を参照すると、コネクタ24は、回路基板241と、回路基板241に固定されたコネクタソケット242と、リセット弾性部材243と、を備える。コネクタ24はキャビティ213内に設置され、コネクタソケット242のインタフェースと差し込み口219は対向する。コネクタソケット242及びリセット弾性部材243は回路基板241の1つの表面に固定されており、リセット弾性部材243は回路基板24の一端に位置し且つ回路基板241に垂直するように設置される。キャビティ213における位置制限ブロック22の対向する両側には、回路基板241を支持するための段差部2131がさらに設置されている。コネクタソケット242及びリセット弾性部材243は回路基板241によって覆われている。また、キャビティ213の側壁には、リセット弾性部材243と対向し且つリセット弾性部材243を制御してリセット機能を実現させるための貫通孔218が設けられている。
リール40は直接にエンドプレートで筐体10の両端を閉じることができると理解されるべきである。具体的には、第一軸体50の一端には第一エンドプレート(図示せず)が設置されており、他端には第二エンドプレートが設置されており、本実施形態において、第一エンドプレートと第二エンドプレートは平板である。リール40を筐体10に取り付けると、第一エンドプレートと第二エンドプレートは筐体10の両端に位置し、リールを筐体10内に閉鎖する。第一エンドプレートと第二エンドプレートの外表面に装飾面(図示せず)を設置することができる。第一軸体50の駆動部キャビティは第二エンドプレートに隣接し、第二エンドプレートには軸孔が設けられており、回転軸は第二エンドプレートの軸孔に固定される。
また、コネクタ24等の機能部材は導線によって制御モジュール90に電気的に接続されることを必要とするが、第二エンドカバー20内のコネクタソケット242は固定されており、リール40内のバッテリー80、制御モジュール90、モーターは回転可能であるので、直接に導線でリール40内のバッテリー80、制御モジュール90をコネクタソケット242に接続すると、導線はリール40とともに回転する。もしリール40が繰り返して回転する回数がより多い場合、導線も同じ回数だけ回転するので、導線が絡み合っているか、さらに損傷する可能性もある。上述した実施形態に基づいて、
さらに、導線の代わりに、ガイドレールと端子のスライド協同方式によって電気伝導を実現する。リール40は、機能部材が設置されているエンドカバーに接続されている。リール40がエンドカバーに対して回転することにより、フレキシブル電子装置本体200は伸長又は収縮することができる。エンドカバーには機能部材に電気的に接続された導電スライドレールが設置されており、リールには導電スライドレールに対応する導電端子が設置されており、導電端子は導電スライドレールにスライド可能に接続されて、リールの回転に伴って導電スライドレールに沿ってスライドする。具体的には、図13及び図14を参照すると、具体的な実施形態において、第二エンドカバー20は、2つの導電スライドレール25と、導電スライドレール25に対応する導電端子26と、を備える。モーター72はリール40内に固定され、回転軸71は導電スライドレール25を貫いて第二エンドカバー20に固定される。導電スライドレール25は第二エンドカバー20内に設置され、導電スライドレール25は回転軸71を囲むように設置される。コネクタ24は導電スライドレール24に電気的に接続され、導電端子26は導線によって制御モジュール90に接続される。導電端子26は、リール40の一端に固定され且つ導電スライドレール25にスライド可能に接続され、リール40の回転に伴って導電スライドレール25に沿ってスライドする。本実施形態において、2つの導電端子26のうちの一方は正極であり、他方の導電端子26は負極である。導電スライドレール25及び導電端子26の数量は2つに限定されるものではないと理解されるべきである。
第二エンドカバー20の第二側壁212の取付面には凹部215が形成されている。2つの導電スライドレール25は同心円環状であり凹部215内で互いに離間している。導電スライドレール25は、凹部215の内壁に形成されたガイドレール台座251と、ガイドレール台座251の表面に形成された導電リング252と、を備える。各ガイドレール台座251にはさらにスロット2511が設けられている。各導電リング252にはピン2521が千鳥状に設置されている。ピン2521はスロット2511に挿入されてコネクタ24に電気的に接続される。
具体的には、2つの導電スライドレール25の導電リング252は、直径が異なる2つの金属製リングであり、導電リング252の縁部にはピン2521が折り曲げて延在している。各導電リング252のピンと隣接する導電リング252のピンはずらして間隔を置いて設置され、互いに接触して導電することを免れる。凹部215は円形溝である。2つの導電スライドレール25のガイドレール台座251は、直径の異なる2つの環状段階であり、凹部215の底壁の中央から外側に向かって形成され且つ高低段差で分布されているので、2つの導電リング252は電気的に接続されていない。導電リング252はガイドレール台座251の表面に取り付けられているので、2つの導電リング252はスリーブされたリング形状を形成する。
また、エンドカバーにはリセット導電リングが設置されており、リールにはさらにリセット導電リングに対向する導電端子が設置されており、凹部にはさらにリセット導電リングを搭載するガイドレールが形成されており、ガイドレールと導電スライドレールは同軸に離間して設置される。具体的には、以下の実施形態の説明を参照すると、第二エンドカバー20は、リセット導電リング271と、リセット導電リング271に対向する導電端子26と、をさらに備える。リセット導電リング271と導電スライドレール25は同軸に離間して設置される。導電端子26は、リール40の一端に固定されており且つリセット導電リング271にスライド可能に接続され、リール40の回転に伴って導電スライドレール25に沿ってスライドすることにより、リセット機能を実現する。具体的には、凹部215内の2つのガイドレール台座251の内側リングには、リセット導電リング271を支持するためのガイドレール台座216がさらに形成されている。ガイドレール台座216と2つのガイドレール台座251は直径が異なり、且つ同軸に配置されている。本実施形態の2つのガイドレール台座251及びガイドレール台座216の直径は順次縮小され、これに対応して2つの導電リング252及びリセット導電リング271の直径は順次縮小される。リセット導電リング271は、ガイドレール台座216に取り付けられ且つ導電リング252内に位置する。
図15を参照すると、本実施形態において、導電端子26とは、上述した3つの導電端子である。導電端子26は、スリーブ261と、スリーブ261に固定された導電柱262と、を備える。導電柱262は、テールエンド2623と、ヘッドエンド2621と、導電柱262の外周縁に突出して設置されたリング2622と、を備える。テールエンド2623は、制御モジュールに接続された導線に接続されている。ヘッドエンド2621の端面は、導電スライドレール25にスライド可能に接触するように球状に形成されている。テールエンド2623を固定し且つヘッドエンド2621と導電リング252との摺動の滑らかさを改善するために、テールエンド2623の直径はヘッドエンド2621の直径よりも大きい。
スリーブ261は、外側シリンダ2611と、外側シリンダ2611の端部から突出し且つ外側シリンダ2611と同軸である内側シリンダ2612と、を備える。スリーブ261には、スリーブ261を貫通する収容溝2613がさらに設けられる。収容溝2613は外側シリンダ2611と内側シリンダ2612を貫通し、導電柱262のテールエンド2623は収容溝2613に挿入される。リング2622は収容溝2613内に位置制限され、ヘッドエンド2621は収納溝2613から伸び出す。さらに、収容溝2613内に段差2614が形成され、リング2623は段差2614に当接する。3つの導電端子26は同じ構造を有する。
第二エンドプレート58の表面には、導電端子26に対応する端子スロット59が設けられており、3つの端子スロット59は離間している。端子スロット59は、外側スロット591と、外側スロット591の底壁に凹んで設置された内側スロット592と、を備える。内側スロット592の直径は、外側スロット591の直径より小さい。スリーブ261は、端子スロット59内に固定される。外側シリンダ2611は外側スロット591に収容され、内側シリンダ2612は内側スロット592に収容される。
また、内側シリンダ2612の外周面は面取りされており、内側スロット592の内周面には、内側シリンダ2612の外周面と協働するように面取りされている。さらに、外側スロット591の内周壁には止め面593が形成されており、スリーブの外側シリンダ2611の外表面には平面2615が形成されており、止め面593と平面2615が貼り合せて外側シリンダ591の回転を位置制限する。
図16を参照すると、第二エンドカバー20が第二エンドプレート58に装着されると、回転軸71は凹部215の円形孔214を通過し且つ位置制限ブロック22と位置制限され、導電端子26のヘッドエンドは別々に2つの導電リング252及び導電リング271に当接されて、コネクタ24と制御モジュール90との間の電気的接続を実現する。バッテリー80及び制御モジュール90がリール40とともに回転するとき、第二エンドカバー及び第二エンドカバー内に位置制限された回転軸は回転せず、モーターは回転軸に相対して回転するので、リール及びリール内部の各電子部品を回転するようにする。同時に、導電端子26のヘッドエンドは導電リングに沿ってスライドして、これはリールの回転を影響しなく、コネクタ24と制御モジュール90との電気的接続も影響しなく、導線損傷の問題を心配しなくてもよい。
再び図1を参照すると、本願のフレキシブル電子装置の駆動部70は、フレキシブル電子装置本体の回転軸とする回転可能なリール40内に配置され、駆動部のモーターはリール40とともに回転し、大きなスペースを占有しない。第一エンドカバー30及び第二エンドカバー20にスイッチ部及びコネクタを設置することにより、フレキシブル電子装置の操作性が向上し、導電端子とガイドレールとのスライド接続方式により、コネクタと制御モジュールとの間の電気的接続は導線を必要としなく、導線が損害されてフレキシブル電子装置の性能を影響することを免れる。
図17及び図18を参照すると、本願の他の実施形態において、導電スライドレール及び導線端子を設置しなく、コネクタ24と制御モジュール90を導線で接続する。リール40は回転軸によってエンドカバーに対して回転し、エンドカバーには機能モジュールが設置されており、制御モジュール90はリール40内に設置され、導線は制御モジュール及び機能モジュールに電気的に接続される。フレキシブル電子装置本体200が収縮する際、導線は第一方向に沿って回転軸に巻き取られる。フレキシブル電子機器本体が伸展する際、導線は第二方向に沿って回転軸に巻き取られ、第二方向は第一方向と反対である。
エンドプレートには収容空間に連通されるポートが設けられており、エンドカバー本体の一側にはキャビティに連通される導線孔が設けられており、導線は導線孔及びポートによって制御モジュールに電気的に接続される。
具体的には、回転軸はモーターに対して回転する駆動部70の回転軸71である。なお、回転軸71にスリーブされたスリーブ73をさらに備え、導線はスリーブ73の周りに巻かれている。スリーブ73は可動に回転軸71にスリーブされている。具体的には、スリーブ73は回転軸71に回転可能にスリーブされている。モーター72が回転軸71に対して回転すると、スリーブ73は同時にモーター72に対して回転する。スリーブ73は、モーター72とエンドプレートとの間に位置する。
具体的な実施形態において、USBコネクタ24の導線245は、第二エンドカバー20を貫いてスリーブ73に予め巻き付けられ、且つ制御モジュール90に電気的に接続されている。スリーブ73及びモーター72は、回転軸71に対して回転する。そして、モーター72が回転すると、導線245は回転展開されるか又は再び巻き付けられる。位置制限ブロック28と第二エンドプレート58にはいずれも導線孔が設けられている。
図21を一緒に参照すると、導線245の一端は制御モジュール90に接続され、他端はコネクタ24に接続され、導線245はスリーブ73の周りに予め巻き付けられている。導線245が巻き付けられる第一方向は、フレキシブル電子装置本体200が伸展するときのリール40の回転方向と同じであり、フレキシブル電子装置本体220が収縮するときの方向と反対である。フレキシブル電子装置本体が筐体10から完全に伸び出すと、導線245は時計方向に沿って完全に展開される。フレキシブル電子装置本体200がリール40に収縮されると、導線245は反時計回りに再びスリーブ73に巻き取られる。導線が第一方向に沿って回転軸に巻き付けられる巻き数は、導線が第二方向に沿って回転軸に巻き付けられる巻き数と同じである。従って導線の巻き取り効果は最良であり、もちろん異なってもよい。逆方向に沿って予め巻き付けることにより、フレキシブル電子装置本体が展開されてから導線が巻き取られる巻き数を減少することができ、さらに過剰な巻き数による導線の損傷を減少することができる。また、導線245を直接に回転軸71に巻き付けることができ、スリーブ73を必要としない。しかしながら、可動スリーブは、導線が回転軸に過度に緊密に巻き取られて損傷を招くことを防止することができる。
図18及び図19を一緒に参照すると、具体的には、第二エンドプレート58は貫通された開口584及びポート585が設けられている。第二エンドカバー20の一側には貫通された導線孔29及び貫通孔291が設けられている。本実施形態の位置制限ブロック28には、スリーブが設置されていなく、基部281のみが設置されている。位置制限ブロック28には、基部281を貫通して導線孔29と連通される貫通孔282と、貫通孔291と対向して互いに連通される位置制限孔283とが設けられており、位置制限ブロック28はキャビティ213内の位置制限スロット(図示せず)に収容されている。第二エンドプレート58とモーターとの間にはスリーブ73を収容するための空間を有し、モーター72の回転軸71の一端は開口部584から伸び出して位置制限孔283に固定され、導線245は導線孔29及びポート585を通過しては制御モジュール90に接続されている。
図18を参照すると、さらに、第一軸体50の第一収容溝の溝壁にはポート585の両側に位置する位置制限突起586が設置されており、2つの位置制限突起586は位置制限スロット585を形成し、収容空間に伸び込む導線245に対して位置制限するために用いられる。
図20を参照すると、本実施形態において、第二エンドカバー20のキャビティ213には支持柱2131が設置されており、支持柱2131の軸方向に沿って外界とキャビティを貫通する貫通孔2132が設けられている。コネクタ24のリセット弾性部材246は、接続部2461と、接続部2461に折り曲げて接続された当接部2462と、を備える。当接部2462は支持柱2131で支持し且つ貫通孔2132と対向し、針本体が貫通孔2132を貫いてリセット弾性部材246を押すことに便利を提供する。
本実施形態における第二エンドカバー20のコネクタとリール40は導線で接続されており、導線は逆方向で予め巻き付ける方式を採用するので、フレキシブル電子装置本体が展開されてから導線の巻き数を減少することができ、巻き数が多すぎることによる導線の損傷を減少することができる。
上述したのは本発明の好ましい実施形態であり、当業者であれば、本発明の原理を逸脱しない範囲内で同等の改良及び修正が行われたとしても、本発明の範囲に属するものである。
本発明は、端末設備技術分野に関するものであり、特にフレキシブル電子装置に関するものである。
携帯電話、パームサイズパソコン(Palmsize Personal Computer,PPC)、ノートブックなどの電子装置は、生活の中で広く使用されている。ユーザーは、一般的にタッチスクリーン又は外付けキーボードによって電子装置を操作する。ハイテクの発展に伴い、電子装置の携帯性及び多様性について、消費者の要求はますます高くなっている。従来の技術の電子装置はサイズに制限されて、携帯性が低い。
本発明は、内部空間がコンパクトであり且つ全体サイズがより小さいフレキシブル電子装置を提供する。
本発明に係わるフレキシブル電子装置は、筐体と、筐体に収容されたリールと、リールに接続されたフレキシブル電子装置本体と、駆動部を備え、駆動部はリール内に装着され、駆動部はリールを動かすとともに筐体に対して回転し、フレキシブル電子装置本体はリールの回転によって筐体内に巻き取られる。
その中において、フレキシブル電子装置は制御モジュール及びバッテリーを備え、制御モジュール、バッテリー及び駆動部はリール内に設置され、バッテリー及び駆動部は制御モジュールに電気的に接続される。
その中において、バッテリーは制御モジュールと駆動部との間に位置する。
その中において、リールは第一軸体及び第一軸体に対して着脱可能な第二軸体を備え、第一軸体は第二軸体に係合し、駆動部は第一軸体と第二軸体によって形成された収容空間内に収容され且つ第一軸体及び第二軸体に固定されている。
その中において、リールの一端には第一エンドプレートが設置されており、他端には第二エンドプレートが設置されており、第一エンドプレート及び第二エンドプレートは筐体の両端に位置し、駆動部はモーター及びモーターに装着された回転軸を備え、回転軸は前記第二エンドプレートを貫く。
その中において、第一軸体の対向する両側における制御モジュールに対応する位置には第一回避プラットフォームが形成されており、第二軸体には第一回避プラットフォームと対向する第二回避プラットフォームが形成されており、第一回避プラットフォームと第二回避プラットフォームが係合して制御モジュールの回路基板を挟める。
その中において、第一回避プラットフォームには回路基板の位置を決める位置決め部が設置されており、第二軸体における第二回避プラットフォームに隣接する箇所には制御モジュールの電子部品を収容するためのスロットが設けられている。
その中において、第一軸体は係止部を備え、第二軸体は第一軸体の係止部と係合する係合部を備える。
その中において、フレキシブル電子装置は、第一エンドカバーと、第一エンドカバーに設置されたスイッチ部と、を備え、第一エンドカバーは第一エンドプレートに固定され、スイッチ部は接触点及びボタンを備え、ボタンは第一エンドカバーの外表面に可動に取り付けられて、接触点をタッチするために用いられる。
その中において、スイッチ部は接触点を支持するフレキシブル回路基板をさらに備え、フレキシブル回路基板は前記第一エンドプレートを貫く。
その中において、第一エンドカバーはボタンを収容するための取付溝及び取付溝の反対側に設けられたスロットを備え、ボタンは押圧柱及び押圧柱にスリーブされたバネを備え、ボタンは取付溝内に可動に装着されており、押圧柱はスロットを貫いて接触点に対面する。
その中において、フレキシブル回路基板は光源及び接触点が設置された押圧端部を備え、第一エンドプレートの外表面には凸状リングが突出して設置されており、スロットは凸状リングにスリーブされ、押圧端部は凸状リングの端面に固定され、フレキシブル回路基板における押圧端部から離れた部分は凸状リングを貫いて延在されて制御モジュールに接続される。
その中において、フレキシブル電子装置は、第二エンドカバー及び第二エンドカバー内に収容されたコネクタを備え、第二エンドカバーは第二エンドプレートに固定され、コネクタの差し込み口は第二エンドカバーの外表面に位置する。
その中において、モーターはリール内に固定されており、回転軸は第二エンドカバー内に挿入され且つ第二エンドカバーに対して軸方向で位置制限され、リールがモーターの回転に連動されて回転するとき、回転軸、筐体及び第二エンドカバーは静止したままである。
その中において、第二エンドカバーは差し込み口に連通されるキャビティを備え、コネクタは回路基板及び回路基板に固定されたコネクタソケットを備え、回路基板はキャビティ内に設置され、コネクタソケットと差し込み口は対向する。
その中において、第二エンドカバーの側面にはキャビティに連通される貫通孔が設けられており、コネクタは回路基板に電気的に接続されたリセット弾性部材をさらに備え、リセット弾性部材は回路基板の一端に固定され且つ貫通孔に対向して設置される。
その中において、第二エンドカバーは差し込み口と対向して設置された取付面及びキャビティに固定された位置制限ブロックを備え、位置制限ブロックは基部及び基部から突出するスリーブを備え、スリーブには規制孔が設けられており、第二エンドカバーは取付面によって第二エンドプレートに接続され、駆動部の回転軸は第二エンドプレートを貫いて規制孔内に位置制限される。
その中において、キャビティは取付面に隣接し且つ取付面に対向して設置された内表面を備え、内表面には固定溝が設けられており、位置制限ブロックは固定溝内に収容され且つ軸方向で位置制限される。
その中において、第一軸体には第一位置制限突起が設置されており、第二軸体には第二位置制限突起が設置されており、駆動部の外周面には対向する2つの位置制限面が形成されており、第一位置制限突起及び第二位置制限突起は位置制限面を挟む。
その中において、第一軸体には第一収容溝が設けられており、第二軸体には第二収容溝が設けられており、第一収容溝の底壁には互いに離間する2つの第一突起が突出して設置されており、第二収容溝の底壁には第一突起を挿入させる第二突起が設置されており、第一収容溝と第二収容溝は収容空間を形成し、第一突起及び第二突起は収容空間を制御モジュール、バッテリー及び駆動部を収容するための3つのキャビティに分割する。
本願は駆動部をフレキシブル電子装置本体の回転軸として回転することができるリールに配置し、駆動部はリールと共に回転し、リールの回転構造を節約することができ、大きなスペースを占用しなく、筐体の全長を効果的に減少することができる。
以下、本発明の実施形態に係る技術的方案をより明確に説明するために、本発明の実施形態の説明に使用される図面について簡単に説明する。明らかに、以下説明される図面は、本発明の一部の実施形態だけのものであり、当業者であれば、これらの図面から創造的な努力なしに他の図面を得ることができる。
図1は、本発明に係わるフレキシブル電子装置の構造を示す図である。
図2は、図1に示されたフレキシブル電子装置の部分分解図である。
図3は、図2に示されたフレキシブル電子装置のリールの分解図である。
図4は、図3に示されたリールの第一軸体の構造を示す図である。
図5は、図3に示されたリールの第二軸体の構造を示す図である。
図6は、図3に示されたフレキシブル電子装置の駆動部の構造を示す図である。
図7は、図3に示されたリールの第二軸体の部分分解図である。
図8は、図2に示されたフレキシブル電子装置の第一エンドカバー及びスイッチ部の分解図であり、その中にリールを備える。
図9は、図8に示されたスイッチ部のボタン及び第一エンドカバーの別の視角の分解図である。
図10は、図2に示されたフレキシブル電子装置の第二エンドカバーの部分分解図であり、その中にリール及び駆動部を備える。
図11は、図10に示された第二エンドカバーの部分断面図である。
図12は、図2に示された第二エンドカバーをリールに取り付けた後の断面図であり、その中に第二エンドカバー内に取り付けられたコネクタを備える。
図13は、図12に示されたコネクタとリール内に位置する電子部品との間の電気的接続方式を示す分解図である。
図14は、図12に示されたコネクタとリール内に位置する電子部品との間の電気的接続方式を示す分解図である。
図15は、図13に示された導電端子の分解図である。
図16は、図13に示された電気接続方式を採用するフレキシブル電子装置の断面図である。
図17は、図1に示されたフレキシブル電子装置のコネクタとリール内に位置する電子部品との間の電気的接続方式の他の構造を示す分解図である。
図18は、図17に示されたフレキシブル電子装置の第一軸体の部分構造を示す図である。
図19は、図17に示されたフレキシブル電子装置の第二エンドカバーの1つの視角の断面図である。
図20は、図17に示されたフレキシブル電子装置の第二エンドカバー及びコネクタの断面図である。
図21は、図17に示されたフレキシブル電子装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態の添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態の技術的方案を明確且つ完全に説明する。
本発明は、フレキシブル電子装置を提供する。本発明の実施形態に係わるフレキシブル電子装置は、フレキシブルタッチパネルを有する巻き可能なタッチキーボードであることができ、フレキシブルディスプレイスクリーンであることもでき、又はフレキシブルキーボードとフレキシブルディスプレイスクリーンの組合であることもでき、携帯電話、タブレットパソコン、パームサイズパソコン(Palmsize Personal Computer,PPC)、携帯情報端末(Personal Digital Assistant,PDA)又は電子リーダーに用いられるが、これらに限定されるものではなく、本発明の実施形態はこれに対して特に限定しない。
図1、図2及び図3を参照すると、本実施形態において、フレキシブル電子装置100は、ロールタイプであり、筐体10と、筐体10に収容されたリール40と、リール40に接続されたフレキシブル電子装置本体200と、駆動部70と、バッテリー80と、制御モジュール90と、を備える。制御モジュール90、バッテリー80及び駆動部70は、リール40内に互いに離間して設置される。バッテリー80及び駆動部70は制御モジュール90に電気的に接続されており、バッテリー80は制御モジュール90と駆動部70との間に位置する。駆動部70はリール40を動かすとともに筐体10に対して回転する。フレキシブル電子装置本体200は、リール40の回転によって筐体10内に巻き取られることができ、且つ筐体10から伸び出すことができる。本願では、駆動部70をフレキシブル電子装置本体200の回転軸として回転することができるリール40に配置し、駆動部70はリール40と共に回転し、リール40の回転構造を節約することができ、大きなスペースを占用しなく、筐体10の全長を効果的に減少することができる。
フレキシブル電子装置本体200の一端は筐体10から露出されているので、フレキシブル電子装置本体200をリール40から引き出すことができる。フレキシブル電子装置本体200の一端はリール40内に固定されており、露出された他端にはタイロッド210が設置されている。筐体10には貫通スロット(図示せず)が設けられており、プルロッド210は貫通スロットに係止される。駆動部70の駆動によってリール40を回転させて、フレキシブル電子装置本体200をリール40に巻き取るか又はリール40からフレキシブル電子装置本体200を釈放する。フレキシブル電子装置本体200は、フレキシブル回路基板によって制御モジュール90に電気的に接続される。制御モジュール90は、回路基板と、回路基板上に設置された複数の電子部品と、を備える。筐体10は、両端が開口した中空の円筒体であり、一体成型されてもよく、2つの部分を係合してなってもよい。リール40は端部を介して筐体10に取り付けられ、エンドプレート又はエンドカバーによって閉じられる。
図3、図4、図5を参照すると、本実施形態において、リール40は、中空の筒体であり、第一軸体50と、第一軸体50に対して着脱可能な第二軸体60と、を備える。第一軸体50は、第二軸体60に係合する。駆動部70は、第一軸体50と第二軸体60によって形成された収容空間内に収容され、且つ第一軸体50と第二軸体60に固定されている。第一軸体50と第二軸体60の横断面は半円形の構造である。第一軸体50は第一収容溝51を含み、第二軸体60は第二収容溝61を含む。第一収容溝51の底壁には互いに離間する2つの第一突起54が突出して設置されており、第二収容溝61の底壁には第一突起54を挿入させる第二突起64が設置されている。第一突起54及び第二突起64にはいずれもピン孔が設けられており、ピンは第一突起54及び第二突起64を貫いて第一突起54及び第二突起64を固定し、第一突起54及び第二突起64の挿入接続を実現する。
図4及び図5に示されたように、第一収容溝51と第二収容溝61は収容空間を形成し、第一突起54は第二突起64に挿入されて収容空間を3つのキャビティに分割し、別々に制御モジュール90、バッテリー80及び駆動部70を収容するために用いられる。制御モジュール90、バッテリー80及び駆動部70は、いずれも第一軸体50及び第二軸体60に固定される。具体的には、第一突起54は第一収容溝51を駆動部キャビティ511、バッテリーキャビティ512及び制御モジュールキャビティ513に分割し、第二突起64は第二収容溝61を駆動部キャビティ611、バッテリーキャビティ612及び制御モジュールキャビティ613に分割する。駆動部キャビティ511と駆動部キャビティ611が締結されて駆動部70を収容するためのキャビティを形成し、バッテリーキャビティ512とバッテリーキャビティ612が締結されてバッテリー80を収容するためのキャビティを形成し、制御モジュールキャビティ613と制御モジュールキャビティ513が締結されて制御モジュール90を収容するためのキャビティを形成する。バッテリー80は制御モジュール90と駆動部70との間に位置し、バッテリー80の重量が最も大きいので、不均衡な重量分布を避けるために、バッテリー80を中間に位置するキャビティに収容する。
本実施形態において、第一軸体50の対向する両側における制御モジュール90に対応する位置には第一回避プラットフォーム53が形成されており、第二軸体60には第一回避プラットフォーム53と対向する第二回避プラットフォーム63が形成されており、第一回避プラットフォーム53と第二回避プラットフォーム63が係合して制御モジュール90の回路基板を挟める。具体的には、第一回避プラットフォーム53は、第一収容溝51を形成する第一軸体50の対向する2つの側辺の端部に位置し、第二回避プラットフォーム63は、第二収容溝61を形成する第二軸体60の対向する2つの側辺の端部に位置する。第一回避プラットフォーム53には位置決め部532が間隔を置いて設置されている。制御モジュール90が収容空間に装着されると、第一軸体50と第二軸体60が係合して、第一回避プラットフォーム53と第二回避プラットフォーム63が回路基板の両側を挟め、且つ位置決め部532によって回路基板の位置を決める。さらに、第二軸体60における第二回避プラットフォーム63に隣接する箇所には制御モジュール90の電子部品を収容するためのスロット632及びフレキシブル電子装置本体200の回路基板を通過させる切欠き633が設けられている。第一回避プラットフォーム53及び第二回避プラットフォーム63によって回路基板をリール40に挿入することができ、従ってリールの収容スペースが占有する体積を減少し、全体構造をよりコンパクトにして、フレキシブル電子装置の体積を減少することができる。
図4及び図5に示されたように、第一軸体50は係止部を備え、第二軸体60は第一軸体50の係止部と係合する係合部を備える。本実施形態において、係止部は第一軸体50の2つの側辺の端部に設けられた係合スロット55であり、係合部は第二軸体60の2つの側辺の端部に設置されたバックル65である。第一軸体50と第二軸体60が係合する際、バックル65は係合スロット55に係合し、第一回避プラットフォーム53と第二回避プラットフォーム63が係合し、第一突起54は第二突起64に挿入し且つピンで固定して、第一軸体50と第二軸体60を固定する。他の実施形態において、係合部は係合スロットであり、係止部はバックルである。又は係合部と係止部は強力磁石である。
図6を一緒に参照すると、さらに、駆動部70は、モーター72と、モーター72の一端に回転可能に接続された回転軸71と、を備える。モーター72の他端には、制御モジュール90に電気的に接続するための導電端部74が設置されている。モーター72の外周面には対向する2つの位置制限面721が形成されており、実に位置制限面は外周面を削り取って形成された平坦面を有するスロットである。第一軸体50には第一位置制限突起52が設置されており、第二軸体60には第二位置制限突起62が設置されている。第一位置制限突起52と第二位置制限突起62は位置制限面721を挟んで、モーター72をリール40内に固定する。本実施形態において、第一位置制限突起52と第二位置制限突起62は駆動部キャビティ611内に位置する。第一位置制限突起52は互いに離間して設置された2つのブロックであり、第二位置制限突起62は互いに離間して設置された2つのブロックであり、別々に位置制限面721に対応する。
図7を参照すると、選択的に、第二軸体60には、第二軸体60の外表面に配置された底部カバー69が設置されている。第二軸体60の外表面には複数の係合孔が設けられており、底部カバー69には係合孔に係合して両者を固定するためのバックルが形成されている。ねじはさらに底部カバー69を貫いてから第二軸体60の外表面に係止して、両者をさらに固定する。底部カバー69は第二軸体60の外表面とともにフレキシブル電子装置本体200の一端を挟めて、それを筐体内に固定する。もちろん、実にはフレキシブルスクリーンの一端を接着剤によって筐体内に固定することができる。
図2、図4、図5を参照すると、本願の一実施形態において、リール40はエンドカバーで筐体10の両端部を閉じる。リール40の使用性能を向上させるために、フレキシブル電子装置は2つのエンドカバーに設置されたスイッチ部及び機能部材をさらに備える。本実施形態において、第一軸体50の一端には第一エンドプレート57が設置されており、第一軸体50の他端には第二エンドプレート58が設置されており、第一エンドプレート57及び第二エンドプレート58は第一収容溝51の両端に位置する。第二軸体60の両端は開口端であり、第一エンドプレート57及び第二エンドプレート58の一部を収容することができる。フレキシブル電子装置のエンドカバーは、第一エンドカバー30及び第二エンドカバー20を備え、第一エンドカバー30はリール40の第一エンドプレート57に固定され、第二エンドカバー20は第二エンドプレート58に固定される。第一エンドカバー30及び第二エンドカバー20で筐体10の両端を閉じ且つ筐体10の両端に固定される。第一エンドカバー30には、制御モジュール90に接続されてリール40の作動及びフレキシブル電子装置本体200の機能を実現するために用いられるスイッチ部32が設置されている。第二エンドカバー20に設置された機能部材は、バッテリー80の充電及びフレキシブル電子装置本体200のデータ送信を実現するために用いられるUSBコネクタ24である。
図8と図9を一緒に参照すると、具体的には、第一エンドプレート57の外表面には凸状リング571が突出して設置されている。凸状リング571には、その軸方向に沿って第一エンドプレート57を貫通して収容空間に連通される貫通溝572が設けられている。第一エンドカバー30は、略矩形の中空ブロックであり、その外表面には取付溝311が設けられており、取付溝311とは反対側の表面にはスロット312が設けられている。凸状リング571はスロット312に伸び込んで固定されて、第一エンドカバー30とリール40を固定することができる。
図8と図9を一緒に参照すると、スイッチ部は接触点及びボタンを備え、ボタンは第一エンドカバーの外表面に可動に取り付けられて、接触点をタッチするために用いられる。具体的には、スイッチ部32は、ボタン321と、接触点3232が設置されたフレキシブル回路基板323と、を備える。フレキシブル回路基板323は、第一エンドプレート57を貫いて第一エンドカバー30及び収容空間内に収容され、ボタン321は第一エンドカバー30の外表面に装着される。ボタン321におけるその押圧面とは反対側の表面には、バネにスリーブされている押圧柱3211と、第一エンドカバー30に固定接続されたフック3212と、挿入ロッド3213と、が突出して設置されている。取付溝311の底壁には、押圧柱3211を貫かせる貫通孔313と、フック3212と協同する係合孔315と、挿入ロッド3213と協同する挿入孔314が設けられている。ボタン321は、取付溝311内に可動に装着されている。また、ボタン321と取付溝311との間には、ワッシャー322がさらに設置されており、ボタン321と第一エンドカバー30を固定してシールするために用いられる。
フレキシブル回路基板323は、光源3233及び接触点3232が設置された押圧端部3230と、折り曲げられて押圧端部3230に接続されている延在部3231と、を備える。押圧端部3230は、スロット312に収容され、且つ支持板3235によって支持され、突出リング571の端面に固定される。フレキシブル回路基板323における押圧端部3230から離れている延在部3231は突出リング571の貫通溝572を貫いて延在されて制御モジュール90に接続される。ボタン321は取付溝311に可動に取り付けられ、その押圧柱3211はスロット312を貫いて接触点3232に当接するか又は分離してスイッチ機能を発揮し、バネはボタン321に弾性回復力を提供し、光源3233はボタン321にバックライトを提供する。
図10〜図14を参照すると、第二エンドカバー20は、第二エンドプレート58に固定されている。第二エンドカバー20は、略矩形の中空ブロックであり、第一側壁211と、第一側壁211と対向する第二側壁212と、第一側壁211と第二側壁212との間に位置するキャビティ213と、キャビティ213に固定された位置制限ブロック22と、を備える。第一側壁211には、コネクタ24の差し込み口219が設けられており、差し込み口219はキャビティ213に連通している。第二側壁212の表面は取付面であり、第二エンドカバー20は取付面によって第二エンドプレート58に接続される。モーターはリール内に固定され、回転軸71は第2のエンドカバー20に挿入され、第2のエンドカバー20に対して軸方向に拘束される。モーター72はリール40内に固定されており、回転軸71は第二エンドカバー20内に挿入され且つ第二エンドカバー20に相対して軸方向で位置制限され、リール40がモーター72の回転に連動されて回転するとき、回転軸71、筐体10及び第二エンドカバー20は静止したままであり、リール40はモーター72に随って回転し且つ第二エンドカバー20に相対して回転する。
図13を一緒に参照すると、本実施形態において、位置制限ブロック22は、基部221と、基部221から突出するスリーブ222と、を備える。基部221は、非回転対称輪郭である。スリーブ222には貫通された規制孔224が設けられている。駆動部70の回転軸71は、第二エンドプレート58を貫いてから規制孔224に固定される。また、回転軸71の外周縁には平面711(図6)が形成されており、規制孔224の内孔面には平面711に当接して回転軸71の回転を規制する平面が形成されている。キャビティ213は、取付面に隣接し且つ取付面に対向して設置された内表面を備え、内表面には固定溝217が設けられており、位置制限ブロック22は固定溝217内に収容され且つ軸方向で位置制限されている。固定溝217の輪郭は位置制限ブロック22のベース221の輪郭と同じであり、ベース221の外周面には位置制限構造が設置されて固定溝217と位置制限して、固定溝217に埋め込まれたベース221が回転できないようにする。固定スロット217のスロット壁には第二側壁212を貫通する円形孔214が設けられており、スリーブ222は円形孔214に挿入される。第二側壁212は、その取付面によって第二エンドプレート58に接続される。モーター72の回転軸71は第二エンドプレート58を貫いてからスリーブ222の規制孔224に挿入されて固定される。本実施形態において、コネクタ24と制御パネルは有線接続されるか又は無線接続されて信号を送信する。
図12を参照すると、コネクタ24は、回路基板241と、回路基板241に固定されたコネクタソケット242と、リセット弾性部材243と、を備える。コネクタ24はキャビティ213内に設置され、コネクタソケット242のインタフェースと差し込み口219は対向する。コネクタソケット242及びリセット弾性部材243は回路基板241の1つの表面に固定されており、リセット弾性部材243は回路基板24の一端に位置し且つ回路基板241に垂直するように設置される。キャビティ213における位置制限ブロック22の対向する両側には、回路基板241を支持するための段差部2131がさらに設置されている。コネクタソケット242及びリセット弾性部材243は回路基板241によって覆われている。また、キャビティ213の側壁には、リセット弾性部材243と対向し且つリセット弾性部材243を制御してリセット機能を実現させるための貫通孔218が設けられている。
リール40は直接にエンドプレートで筐体10の両端を閉じることができると理解されるべきである。具体的には、第一軸体50の一端には第一エンドプレート(図示せず)が設置されており、他端には第二エンドプレートが設置されており、本実施形態において、第一エンドプレートと第二エンドプレートは平板である。リール40を筐体10に取り付けると、第一エンドプレートと第二エンドプレートは筐体10の両端に位置し、リール40を筐体10内に閉鎖する。第一エンドプレートと第二エンドプレートの外表面に装飾面(図示せず)を設置することができる。第一軸体50の駆動部キャビティは第二エンドプレートに隣接し、第二エンドプレートには軸孔が設けられており、回転軸は第二エンドプレートの軸孔に固定される。
また、コネクタ24等の機能部材は導線によって制御モジュール90に電気的に接続されることを必要とするが、第二エンドカバー20内のコネクタソケット242は固定されており、リール40内のバッテリー80、制御モジュール90、モーター72は回転可能であるので、直接に導線でリール40内のバッテリー80、制御モジュール90をコネクタソケット242に接続すると、導線はリール40とともに回転する。もしリール40が繰り返して回転する回数がより多い場合、導線も同じ回数だけ回転するので、導線が絡み合っているか、さらに損傷する可能性もある。
さらに、導線の代わりに、ガイドレールと端子のスライド協同方式によって電気伝導を実現する。リール40は、機能部材が設置されているエンドカバーに接続されている。リール40がエンドカバーに対して回転することにより、フレキシブル電子装置本体200は伸長又は収縮することができる。エンドカバーには機能部材に電気的に接続された導電スライドレールが設置されており、リール40には導電スライドレールに対応する導電端子が設置されており、導電端子は導電スライドレールにスライド可能に接続されて、リール40の回転に伴って導電スライドレールに沿ってスライドする。具体的には、図13及び図14を参照すると、具体的な実施形態において、第二エンドカバー20は、2つの導電スライドレール25と、導電スライドレール25に対応する導電端子26と、を備える。モーター72はリール40内に固定され、回転軸71は導電スライドレール25を貫いて第二エンドカバー20に固定される。導電スライドレール25は第二エンドカバー20内に設置され、導電スライドレール25は回転軸71を囲むように設置される。コネクタ24は導電スライドレール25に電気的に接続され、導電端子26は導線によって制御モジュール90に接続される。導電端子26は、リール40の一端に固定され且つ導電スライドレール25にスライド可能に接続され、リール40の回転に伴って導電スライドレール25に沿ってスライドする。本実施形態において、2つの導電端子26のうちの一方は正極であり、他方の導電端子26は負極である。導電スライドレール25及び導電端子26の数量は2つに限定されるものではないと理解されるべきである。
第二エンドカバー20の第二側壁212の取付面には凹部215が形成されている。2つの導電スライドレール25は同心円環状であり凹部215内で互いに離間している。導電スライドレール25は、凹部215の内壁に形成されたガイドレール台座251と、ガイドレール台座251の表面に形成された導電リング252と、を備える。各ガイドレール台座251にはさらにスロット2511が設けられている。各導電リング252にはピン2521が千鳥状に設置されている。ピン2521はスロット2511に挿入されてコネクタ24に電気的に接続される。
具体的には、2つの導電スライドレール25の導電リング252は、直径が異なる2つの金属製リングであり、導電リング252の縁部にはピン2521が折り曲げて延在している。各導電リング252のピンと隣接する導電リング252のピンはずらして間隔を置いて設置され、互いに接触して導電することを免れる。凹部215は円形溝である。2つの導電スライドレール25のガイドレール台座251は、直径の異なる2つの環状段階であり、凹部215の底壁の中央から外側に向かって形成され且つ高低段差で分布されているので、2つの導電リング252は電気的に接続されていない。導電リング252はガイドレール台座251の表面に取り付けられているので、2つの導電リング252はスリーブされたリング形状を形成する。
また、エンドカバーにはリセット導電リングが設置されており、リールにはさらにリセット導電リングに対向する導電端子が設置されており、凹部にはさらにリセット導電リングを搭載するガイドレールが形成されており、ガイドレールと導電スライドレールは同軸に離間して設置される。具体的には、以下の実施形態の説明を参照すると、第二エンドカバー20は、リセット導電リング271と、リセット導電リング271に対向する導電端子26と、をさらに備える。リセット導電リング271と導電スライドレール25は同軸に離間して設置される。導電端子26は、リール40の一端に固定されており且つリセット導電リング271にスライド可能に接続され、リール40の回転に伴ってリセット導電リング271に沿ってスライドすることにより、リセット機能を実現する。具体的には、凹部215内の2つのガイドレール台座251の内側リングには、リセット導電リング271を支持するためのガイドレール台座216がさらに形成されている。ガイドレール台座216と2つのガイドレール台座251は直径が異なり、且つ同軸に配置されている。本実施形態の2つのガイドレール台座251及びガイドレール台座216の直径は順次縮小され、これに対応して2つの導電リング252及びリセット導電リング271の直径は順次縮小される。リセット導電リング271は、ガイドレール台座216に取り付けられ且つ導電リング252内に位置する。
図15を参照すると、本実施形態において、導電端子26とは、上述した3つの導電端子である。導電端子26は、スリーブ261と、スリーブ261に固定された導電柱262と、を備える。導電柱262は、テールエンド2623と、ヘッドエンド2621と、導電柱262の外周縁に突出して設置されたリング2622と、を備える。テールエンド2623は、制御モジュールに接続された導線に接続されている。ヘッドエンド2621の端面は、導電スライドレール25にスライド可能に接触するように球状に形成されている。テールエンド2623を固定し且つヘッドエンド2621と導電リング252との摺動の滑らかさを改善するために、テールエンド2623の直径はヘッドエンド2621の直径よりも大きい。
スリーブ261は、外側シリンダ2611と、外側シリンダ2611の端部から突出し且つ外側シリンダ2611と同軸である内側シリンダ2612と、を備える。スリーブ261には、スリーブ261を貫通する収容溝2613がさらに設けられる。収容溝2613は外側シリンダ2611と内側シリンダ2612を貫通し、導電柱262のテールエンド2623は収容溝2613に挿入される。リング2622は収容溝2613内に位置制限され、ヘッドエンド2621は収納溝2613から伸び出す。さらに、収容溝2613内に段差2614が形成され、リング2622は段差2614に当接する。3つの導電端子26は同じ構造を有する。
第二エンドプレート58の表面には、導電端子26に対応する端子スロット59が設けられており、3つの端子スロット59は離間している。端子スロット59は、外側スロット591と、外側スロット591の底壁に凹んで設置された内側スロット592と、を備える。内側スロット592の直径は、外側スロット591の直径より小さい。スリーブ261は、端子スロット59内に固定される。外側シリンダ2611は外側スロット591に収容され、内側シリンダ2612は内側スロット592に収容される。
また、内側シリンダ2612の外周面は面取りされており、内側スロット592の内周面には、内側シリンダ2612の外周面と協働するように面取りされている。さらに、外側スロット591の内周壁には止め面593が形成されており、スリーブ261の外側シリンダ2611の外表面には平面2615が形成されており、止め面593と平面2615が貼り合せて外側シリンダ2611の回転を位置制限する。
図16を参照すると、第二エンドカバー20が第二エンドプレート58に装着されると、回転軸71は凹部215の円形孔214を通過し且つ位置制限ブロック22と位置制限され、導電端子26のヘッドエンド2621は別々に2つの導電リング252及びリセット導電リング271に当接されて、コネクタ24と制御モジュール90との間の電気的接続を実現する。バッテリー80及び制御モジュール90がリール40とともに回転するとき、第二エンドカバー20及び第二エンドカバー20内に位置制限された回転軸71は回転せず、モーター72は回転軸71に相対して回転するので、リール40及びリール40内部の各電子部品を回転するようにする。同時に、導電端子26のヘッドエンド2621は導電リングに沿ってスライドして、これはリール40の回転を影響しなく、コネクタ24と制御モジュール90との電気的接続も影響しなく、導線損傷の問題を心配しなくてもよい。
再び図1を参照すると、本願のフレキシブル電子装置の駆動部70は、フレキシブル電子装置本体200の回転軸とする回転可能なリール40内に配置され、駆動部70のモーター72はリール40とともに回転し、大きなスペースを占有しない。第一エンドカバー30及び第二エンドカバー20にスイッチ部及びコネクタを設置することにより、フレキシブル電子装置の操作性が向上し、導電端子とガイドレールとのスライド接続方式により、コネクタと制御モジュールとの間の電気的接続は導線を必要としなく、導線が損害されてフレキシブル電子装置の性能を影響することを免れる。
図17及び図18を参照すると、本願の他の実施形態において、導電スライドレール及び導線端子を設置しなく、コネクタ24と制御モジュール90を導線で接続する。リール40は回転軸によってエンドカバーに対して回転し、エンドカバーには機能モジュールが設置されており、制御モジュール90はリール40内に設置され、導線は制御モジュール及び機能モジュールに電気的に接続される。フレキシブル電子装置本体200が収縮する際、導線は第一方向に沿って回転軸に巻き取られる。フレキシブル電子機器本体200が伸展する際、導線は第二方向に沿って回転軸に巻き取られ、第二方向は第一方向と反対である。
エンドプレートには収容空間に連通されるポートが設けられており、エンドカバー本体の一側にはキャビティに連通される導線孔が設けられており、導線は導線孔及びポートによって制御モジュールに電気的に接続される。
具体的には、回転軸はモーターに対して回転する駆動部70の回転軸71である。なお、回転軸71にスリーブされたスリーブ73をさらに備え、導線はスリーブ73の周りに巻かれている。スリーブ73は可動に回転軸71にスリーブされている。具体的には、スリーブ73は回転軸71に回転可能にスリーブされている。モーター72が回転軸71に対して回転すると、スリーブ73は同時にモーター72に対して回転する。スリーブ73は、モーター72とエンドプレートとの間に位置する。
具体的な実施形態において、USBコネクタ24の導線245は、第二エンドカバー20を貫いてスリーブ73に予め巻き付けられ、且つ制御モジュール90に電気的に接続されている。スリーブ73及びモーター72は、回転軸71に対して回転する。そして、モーター72が回転すると、導線245は回転展開されるか又は再び巻き付けられる。位置制限ブロック28と第二エンドプレート58にはいずれも導線孔が設けられている。
図21を一緒に参照すると、導線245の一端は制御モジュール90に接続され、他端はコネクタ24に接続され、導線245はスリーブ73の周りに予め巻き付けられている。導線245が巻き付けられる第一方向は、フレキシブル電子装置本体200が伸展するときのリール40の回転方向と同じであり、フレキシブル電子装置本体200が収縮するときのリールの回転方向と反対である。フレキシブル電子装置本体200が筐体10から完全に伸び出すと、導線245は時計方向に沿って完全に展開される。フレキシブル電子装置本体200がリール40に収縮されると、導線245は反時計回りに再びスリーブ73に巻き取られる。導線が第一方向に沿って回転軸に巻き付けられる巻き数は、導線が第二方向に沿って回転軸に巻き付けられる巻き数と同じである。従って導線の巻き取り効果は最良であり、もちろん異なってもよい。逆方向に沿って予め巻き付けることにより、フレキシブル電子装置本体が展開されてから導線が巻き取られる巻き数を減少することができ、さらに過剰な巻き数による導線の損傷を減少することができる。また、導線245を直接に回転軸71に巻き付けることができ、スリーブ73を必要としない。しかしながら、可動スリーブは、導線が回転軸に過度に緊密に巻き取られて損傷を招くことを防止することができる。
図18及び図19を一緒に参照すると、具体的には、第二エンドプレート58は貫通された開口584及びポート585が設けられている。第二エンドカバー20の一側には貫通された導線孔29及び貫通孔291が設けられている。本実施形態の位置制限ブロック28には、スリーブが設置されていなく、基部281のみが設置されている。位置制限ブロック28には、基部281を貫通して導線孔29と連通される貫通孔282と、貫通孔291と対向して互いに連通される位置制限孔283とが設けられており、位置制限ブロック28はキャビティ213内の位置制限スロット(図示せず)に収容されている。第二エンドプレート58とモーター72との間にはスリーブ73を収容するための空間を有し、モーター72の回転軸71の一端は開口部584から伸び出して位置制限孔283に固定され、導線245は導線孔29及びポート585を通過しては制御モジュール90に接続されている。
図18を参照すると、さらに、第一軸体50の第一収容溝51の溝壁にはポート585の両側に位置する位置制限突起586が設置されており、2つの位置制限突起586は位置制限スロット585を形成し、収容空間に伸び込む導線245に対して位置制限するために用いられる。
図20を参照すると、本実施形態において、第二エンドカバー20のキャビティ213には支持柱2131が設置されており、支持柱2131の軸方向に沿って外界とキャビティを貫通する貫通孔2132が設けられている。コネクタ24のリセット弾性部材246は、接続部2461と、接続部2461に折り曲げて接続された当接部2462と、を備える。当接部2462は支持柱2131で支持し且つ貫通孔2132と対向し、針本体が貫通孔2132を貫いてリセット弾性部材246を押すことに便利を提供する。
本実施形態における第二エンドカバー20のコネクタとリール40は導線で接続されており、導線は逆方向で予め巻き付ける方式を採用するので、フレキシブル電子装置本体が展開されてから導線の巻き数を減少することができ、巻き数が多すぎることによる導線の損傷を減少することができる。
上述したのは本発明の好ましい実施形態であり、当業者であれば、本発明の原理を逸脱しない範囲内で同等の改良及び修正が行われたとしても、本発明の範囲に属するものである。