JP2020504693A - ガラス被覆された乗物室内システム、および、その形成方法 - Google Patents

ガラス被覆された乗物室内システム、および、その形成方法 Download PDF

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Abstract

乗物室内システムの実施形態を開示する。1つ以上の実施形態において、システムは、曲面を有する基部と、取り外し自在に配置された冷間成形ガラス基板とを含み、曲面とガラス基板は、各々、他方から10%以内の曲率半径を有する。基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、または、ハンドルを含む。1つ以上の実施形態において、曲面は、表示部を含み、ガラス基板が、少なくとも部分的に、表示部の上に配置される。そのようなシステムの形成方法も開示する。

Description

関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条の下、2016年12月30日出願の米国仮特許出願第62/440,641号の優先権の利益を主張し、その内容は依拠され、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、ガラスを含む乗物室内システム、および、その形成方法に関し、特に、冷間成形されたガラス基板で被覆された曲面を含む乗物室内システム、および、その形成方法に関する。
乗物の室内は曲面を含み、そのような曲面に、表示部を組み込みうる。そのような曲面を形成するのに用いる材料は、典型的には、ポリマーに限定され、ガラスのような耐久性も光学性能も示さない。したがって、特に、表示部のカバーとして用いる場合には、湾曲したガラス基板が望ましい。熱成形など、そのような湾曲したガラス基板の既存の形成方法には、高いコスト、光学的ディストーション、および、表面マーキングを含む欠点がある。
したがって、湾曲したガラス基板を、高い費用効果で組み込むことが可能な乗物室内システムが必要である。更に、ガラスが提供する優れた仕上がり状態を保持しつつ、容易にカスタマイズ可能な乗物および乗物の室内に対する商業的需要がある。したがって、カスタマイズも、入れ替えも可能な湾曲したガラス基板を組み込みうる乗物室内システムも必要である。
本開示の第1の態様は、乗物室内システムに関し、それは、曲面を含む基部と、曲面上に取り外し自在に配置された冷間成形ガラス基板とを含み、曲面とガラス基板は、各々、他方から10%以内の曲率半径を有する。1つ以上の実施形態において、基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含む。いくつかの実施形態において、曲面は、表示部を含み、ガラス基板は、少なくとも部分的には、表示部の上に配置される。1つ以上の実施形態において、乗物室内システムは、冷間成形ガラス基板と曲面の間に、空隙を含む。
ガラス基板は、ガラス基板は、第1の主表面と、第1の主表面の反対側の第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面を結ぶ副表面と、第1の主表面と第2の主表面の間の距離として定義される厚さと、厚さに直交する第1または第2の主表面の1つの第1の寸法として定義される幅と、厚さと幅の両方に直交する第1または第2の主表面の1つの第2の寸法として定義される長さとを含みうる。いくつかの例において、ガラス基板は、約1.5mm以下の厚さを有しうる。いくつかの例において、ガラス基板は、約5cmから約250cmの範囲の幅を有する。いくつかの例において、ガラス基板は、約5cmから約250cmの範囲の長さを有する。ガラス基板は、強化されていても、強化されていなくてもよい(徐冷ガラスを含みうる)。1つ以上の実施形態において、乗物室内システムは、自動車、船舶、および、航空機のいずれか1つに配置される。
本開示の第2の態様は、ガラス被覆された乗物室内システムの形成方法に関する。1つ以上の実施形態において、方法は、ガラス基板を、基部の第1の曲率半径を有する曲面の上に配置する工程と、ガラス基板を湾曲させて、第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する湾曲したガラス基板を形成する工程と、湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程とを含む。1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、軟化点を有し、ガラス基板を湾曲させる工程、および、湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程は、ガラス基板の軟化点より低い冷間成形温度で行われる。冷間成形温度は、500℃未満でありうる。いくつかの実施形態において、冷間成形温度は、室温である。1つ以上の実施形態において、ガラス基板を湾曲させる工程は、ガラス基板の少なくとも一部に圧力を加える工程を含む。1つ以上の実施形態において、方法は、ガラス基板と曲面の間の空隙を保持する工程を含む。1つ以上の実施形態において、方法は、湾曲したガラス基板を、曲面から取り外す工程を含む。
本開示の第3の態様は、ガラス被覆された乗物室内システムのガラス基板の取替え方法に関する。1つ以上の実施形態において、方法は、基部の第1の曲率半径を有する曲面に一時的に固定された第1のガラス基板を含む第1のガラス被覆された乗物室内システムを提供する工程と、第1のガラス基板を曲面から取り外す工程と、第2のガラス基板を曲面の上に配置する工程と、第2のガラス基板を湾曲させて、第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する第2の湾曲したガラス基板を形成する工程と、第2の湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程とを含む。1つ以上の実施形態において、第2のガラス基板は、軟化点を有し、第2のガラス基板を湾曲させる工程、および、第2の湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程は、第2のガラス基板の軟化点より低い冷間成形温度で行われる。1つ以上の実施形態において、方法は、第2の湾曲したガラス基板と曲面の間の空隙を保持する工程を含む。
更なる特徴および利点を、次の詳細な記載に示し、それは、部分的には、当業者には、その記載から容易に明らかであるか、または、次の詳細な記載、請求項、および、添付の図面を含む本明細書に記載の実施形態を実施することで分かるだろう。
ここまでの概略的記載および以下の詳細な記載の両方が、例示的なものにすぎず、請求項の本質および特徴を理解するための概観または枠組みを提供することを意図すると理解すべきである。添付の図面は、更なる理解のために含められたものであり、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は、1つ以上の実施形態を示し、明細書の記載と共に、様々な実施形態の原理および動作を説明する役割を果たす。
1つ以上の実施形態による乗物室内システムを有する乗物の室内の斜視図である。 1つ以上の実施形態による乗物室内システムの前面図である。 ガラス基板を曲面上に取り外し自在に配置する前の図2の乗物室内システムを横から見た斜視図である。 ガラス基板を曲面上に取り外し自在に配置した後の図3Aの乗物室内システムを横から見た斜視図である。 1つ以上の実施形態による湾曲したガラス基板を示す図である。 図4の湾曲したガラス基板の湾曲前の状態を示す側面図である。 ガラス被覆された乗物室内システムの形成方法の1つ以上の実施形態に対応する処理フローチャートである。 ガラス被覆された乗物室内システム内のガラス基板の取替え方法の1つ以上の実施形態に対応する処理フローチャートである。
ここで、様々な実施形態を詳細に記載し、それらの例を添付の図面に示す。
本願の第1の態様は、乗物室内システムに関する。乗物室内システムの様々な実施形態を、電車、自動車(例えば、乗用車、トラック、バスなど)、船舶(ボート、船、潜水艦)、および、航空機(ドローン、飛行機、ジェット機、ヘリコプターなど)などの乗物に組み込みうる。
図1は、乗物室内システム100、200、300の3つの異なる実施形態を含む例示的な乗物の室内10を示している。乗物室内システム100は、曲面120を有する中央コンソール基部110を含み、それは、任意で表示部130を含みうる。乗物室内システム200は、曲面220を有するダッシュボード基部210を含む。ダッシュボード基部210は、典型的には、計器パネル240を含み、それも曲面を有しうる。ダッシュボード基部、および、いくつかの実施形態において、計器パネルは、表示部230を含みうる。乗物室内システム300は、曲面320を有するダッシュボードハンドル基部310、および、任意の表示部330を含む。1つ以上の実施形態において、乗物室内システムは、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、または、乗物の室内の曲面を含む任意の部分である基部を含みうる。
乗物室内システム100、200、300は、曲面上に配置された冷間成形ガラス基板を含む。1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、曲面上に取り外し自在に配置される。本明細書で用いるように、取り外し自在という用語は、ガラス基板を、曲面に、永久的には取り付けも結合もせず、したがって、その下の曲面を損傷させることなく取り外し可能なことを意味する。1つ以上の実施形態において、冷間成形ガラス基板は、ガラス基板を曲面から剥がすには、感圧性粘着テープの剥離接着試験ASTM D3330の試験方法Fで、1N/cm以上(例えば、1.5N/cm以上、2N/cm以上、2.5N/cm以上、3N/cm以上、3.5N/cm以上、4N/cm以上、4.5N/cm以上、または、5N/cm以上)の剥離力を必要とするように、曲面に一時的に固定される。1つ以上の実施形態において、ガラス基板を曲面から剥がすのに必要な剥離力は、20N/cm未満、または、約10N/cm未満である。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、冷間成形されて、曲面120、220、320の曲率に一致するような曲率を有する。1つ以上の実施形態において、曲面120、220、320は、約50mmから約500mmの範囲の曲率半径を有する。本明細書で用いるように、曲面の曲率半径が、ガラス基板が配置された領域に亘って変化する場合には、本明細書において、曲率半径は、ガラス基板が配置された曲面の最小曲率半径のことを称する。1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、冷間成形されて、曲面の曲率半径から10%以内(例えば、約10%以下、約9%以下、約8%以下、約7%以下、約6%以下、または、約5%以下)の曲率半径を示す。例えば、曲面が195mmの曲率半径を示す場合、ガラス基板は、冷間成形されて、約175.5mmから約214.5mmの範囲の曲率半径を有する。いくつかの実施形態において、曲面の曲率半径は、約50mmから約450mm、約50mmから約400mm、約50mmから約350mm、約50mmから約300mm、約50mmから約250mm、約50mmから約240mm、約50mmから約230mm、約50mmから約220mm、約50mmから約210mm、約50mmから約200mm、約50mmから約190mm、約50mmから約180mm、約50mmから約170mm、約50mmから約160mm、約50mmから約150mm、約60mmから約250mm、約70mmから約250mm、約80mmから約250mm、約90mmから約250mm、約100mmから約250mm、約110mmから約250mm、約120mmから約250mm、約130mmから約250mm、約140mmから約250mm、約150mmから約250mm、約160mmから約250mm、約170mmから約250mm、約180mmから約250mm、約190mmから約250mm、または、約200mmから約250mmの範囲でありうる。
1つ以上の実施形態において、曲面120、220、320は、図1に示すような表示部130、230、330を含み、ガラス基板が、少なくとも部分的には、表示部の上に配置される。そのような実施形態において、ガラス基板は、表示部の上のカバーガラスを形成する。いくつかの実施形態において、表示部は、タッチ機能部を含み、そのような機能部には、少なくとも部分的には、表示部を覆うガラス基板を通してアクセス可能である。いくつかの実施形態において、曲面110、210、310は、表示部と関連しないタッチ機能部を含みうる。そのような実施形態において、そのような機能部には、曲面を覆うガラス基板を通してアクセス可能である。図2は、曲面部と表示部130を有する曲面120を有する中央コンソール本体110を含む乗物室内システム100を示している。冷間成形ガラス基板150は、曲面上に、取り外し自在に配置されており、曲面の曲率半径から10%以内の曲率半径を有する。
1つ以上の実施形態において、基部110は、少なくとも1つの凹部160を含む。図3Aに示すように、ガラス基板150は、曲面120上に取り外し自在に配置される前に、少なくとも部分的には、凹部160に挿入される。図3Bは、ガラス基板が湾曲されて、曲面上に取り外し自在に配置されるのを示している。ガラス基板を凹部160に挿入した後に、本明細書に記載したように、ガラス基板を冷間成形させて、曲面に一致するような曲率を有するようにする。
図4は、冷間成形ガラス基板を、本体から分離して示している。図5は、冷間成形する前の例示的なガラス基板の側面図である。図5に示したように、ガラス基板は、冷間成形される前は、平坦または平面であり、第1の主表面152、第1の主表面の反対側の第2の主表面154、および、第1の主表面と第2の主表面を結ぶ副表面156を含む。本明細書に記載の実施形態において、第2の主表面154は、曲面120に隣接する。
1つ以上の実施形態において、曲面120とガラス基板150のいずれか一方または両方が、接着剤を含む。接着剤は、感圧性接着剤でありうるもので、ガラス基板を曲面上に、取り外し自在に配置するのを容易にしうる。1つ以上の実施形態において、図4に示すように、接着剤170を、第2の主表面154と曲面120の間に配置する。1つ以上の実施形態において、接着剤を、第2の主表面154の全体の上に配置するか、または、第2の主表面全体に配置するが、表示部上の第2の主表面の部分には配置しないようにする(つまり、表示部には、実質的に接着剤がない)。1つ以上の実施形態において、第2の主表面は、副表面156から延伸してガラス基板の第2の主表面の内側部分190を囲む縁部180を含む。1つ以上の実施形態において、接着剤を、第2の主表面の縁部190の少なくとも一部に配置しうる。図4に示すように、表示部130は、少なくとも部分的には、第2の主表面の内側部分190内に配置される。
1つ以上の実施形態において、接着剤を曲面上に配置しうる。1つ以上の実施形態において、接着剤を、曲面120の全体の上に配置するか、または、曲面の全体に配置するが、表示部上には配置しないようにする(つまり、表示部には、実質的に接着剤がない)。いくつかの実施形態において、接着剤を、表示部を囲む曲面120の一部に配置する。
1つ以上の実施形態において、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方には、実質的に接着剤がない。1つ以上の実施形態において、乗物室内システムには、実質的に接着剤がない。そのような実施形態において、ガラス基板は、以下に記載するように、静電気力または機械的力によって、曲面上に取り外し自在に配置される。
示した実施形態において、ガラス基板は、略一定で、第1の主表面152と第2の主表面154の間の距離と定義される厚さ(t)を有する。本明細書で用いるように、厚さ(t)は、ガラス基板の最大の厚さのことを称する。示した実施形態において、ガラス基板は、厚さ(t)に直交する第1または第2の主表面の1つの第1の最大寸法として定義される幅(W)、および、厚さと幅の両方に直交する第1または第2の主表面の1つの第2の最大寸法として定義される長さ(L)を有する。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、約1.5mm以下の厚さ(t)を有する。例えば、厚さは、約0.1mmから約1.5mm、約0.15mmから約1.5mm、約0.2mmから約1.5mm、約0.25mmから約1.5mm、約0.3mmから約1.5mm、約0.35mmから約1.5mm、約0.4mmから約1.5mm、約0.45mmから約1.5mm、約0.5mmから約1.5mm、約0.55mmから約1.5mm、約0.6mmから約1.5mm、約0.65mmから約1.5mm、約0.7mmから約1.5mm、約0.1mmから約1.4mm、約0.1mmから約1.3mm、約0.1mmから約1.2mm、約0.1mmから約1.1mm、約0.1mmから約1.05mm、約0.1mmから約1mm、約0.1mmから約0.95mm、約0.1mmから約0.9mm、約0.1mmから約0.85mm、約0.1mmから約0.8mm、約0.1mmから約0.75mm、約0.1mmから約0.7mm、約0.1mmから約0.65mm、約0.1mmから約0.6mm、約0.1mmから約0.55mm、約0.1mmから約0.5mm、約0.1mmから約0.4mm、または、約0.3mmから約0.7mmの範囲でありうる。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、約5cmから約250cm、約10cmから約250cm、約15cmから約250cm、約20cmから約250cm、約25cmから約250cm、約30cmから約250cm、約35cmから約250cm、約40cmから約250cm、約45cmから約250cm、約50cmから約250cm、約55cmから約250cm、約60cmから約250cm、約65cmから約250cm、約70cmから約250cm、約75cmから約250cm、約80cmから約250cm、約85cmから約250cm、約90cmから約250cm、約95cmから約250cm、約100cmから約250cm、約110cmから約250cm、約120cmから約250cm、約130cmから約250cm、約140cmから約250cm、約150cmから約250cm、約5cmから約240cm、約5cmから約230cm、約5cmから約220cm、約5cmから約210cm、約5cmから約200cm、約5cmから約190cm、約5cmから約180cm、約5cmから約170cm、約5cmから約160cm、約5cmから約150cm、約5cmから約140cm、約5cmから約130cm、約5cmから約120cm、約5cmから約110cm、約5cmから約100cm、約5cmから約90cm、約5cmから約80cm、または、約5cmから約75cmの範囲の幅を有する。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、約5cmから約250cm、約10cmから約250cm、約15cmから約250cm、約20cmから約250cm、約25cmから約250cm、約30cmから約250cm、約35cmから約250cm、約40cmから約250cm、約45cmから約250cm、約50cmから約250cm、約55cmから約250cm、約60cmから約250cm、約65cmから約250cm、約70cmから約250cm、約75cmから約250cm、約80cmから約250cm、約85cmから約250cm、約90cmから約250cm、約95cmから約250cm、約100cmから約250cm、約110cmから約250cm、約120cmから約250cm、約130cmから約250cm、約140cmから約250cm、約150cmから約250cm、約5cmから約240cm、約5cmから約230cm、約5cmから約220cm、約5cmから約210cm、約5cmから約200cm、約5cmから約190cm、約5cmから約180cm、約5cmから約170cm、約5cmから約160cm、約5cmから約150cm、約5cmから約140cm、約5cmから約130cm、約5cmから約120cm、約5cmから約110cm、約5cmから約100cm、約5cmから約90cm、約5cmから約80cm、または、約5cmから約75cmの範囲の長さを有する。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、強化されていてもよい。1つ以上の実施形態において、ガラス基板は強化されて、表面から圧縮深さ(DOC)に延びる圧縮応力を有しうる。圧縮応力領域は、引張応力を示す中心部分と釣り合う。DOCにおいて、応力は、正の(圧縮)応力から、負の(引張)応力へと変わる。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、物品の部分同士の熱膨張率の不一致を用いて、圧縮応力領域と、引張応力を示す中心領域を生成することによって、機械的に強化されうる。いくつかの実施形態において、ガラス基板は、ガラスをガラス転移点より低い温度まで加熱して、次に急冷することによって、熱的に強化されうる。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板を、イオン交換によって化学的に強化しうる。イオン交換処理において、ガラス基板の表面または表面付近のイオンは、同じ原子価または酸化状態を有する、より大きいイオンと置換または交換される。ガラス基板がアルカリアルミノケイ酸塩ガラスを含む実施形態において、物品の表面層のイオン、および、より大きいイオンは、Li、Na、K、Rb、Csなどの一価のアルカリ金属陽イオンである。その代わりに、表面層の一価の陽イオンは、アルカリ金属陽イオン以外のAgなどの一価の陽イオンと置換されうる。そのような実施形態において、ガラス基板中へ交換された一価のイオン(または、陽イオン)は、応力を生じる。
イオン交換処理は、典型的には、ガラス基板を、ガラス基板内の小さいイオンと交換される大きいイオンを含む溶融塩浴(または、2つ以上の溶融塩浴)に浸漬させることによって行われる。但し、塩水溶液浴も利用しうる。更に、浴の組成物は、1つより多い種類のより大きいイオン(例えば、Na、および、K)、または、単一のより大きいイオンを含みうる。当業者には、限定するものではないが、浴の組成物および温度、浸漬時間、ガラス基板の塩浴(または、浴)への浸漬回数、多数の塩浴の使用、徐冷、洗浄などの更なる工程などを含むイオン交換処理のパラメータは、概して、(物品の構造、および、結晶相の存在を含む)ガラス基板の組成物、強化によって生じるガラス基板の望ましいDOCおよびCSによって決定されることが分かるだろう。例示的溶融浴の組成物は、より大きいアルカリ金属イオンである硝酸塩、硫酸塩、および、塩化物を含みうる。典型的な硝酸塩は、KNO、NaNO、LiNO、NaSO、および、それらの組合せを含む。溶融塩浴の温度は、典型的には、約380℃から約450℃までの範囲で、一方、浸漬時間の範囲は、ガラス基板の厚さ、浴の温度、および、ガラス(または、一価のイオン)の拡散率に応じて、約15分から約100時間までである。しかしながら、上記値と異なる温度および浸漬時間も用いうる。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板を、約370℃から約480℃の温度を有する100%のNaNO、100%のKNO、または、NaNOとKNOを組み合せた溶融塩浴に浸漬しうる。いくつかの実施形態において、ガラス基板を、約5%から約90%のKNO、および、約10%から約95%のNaNOを含む溶融混合塩浴に浸漬させうる。1つ以上の実施形態において、ガラス基板を、第1の浴に浸漬させた後に、第2の浴に浸漬させうる。第1と第2の浴は、互いに異なる組成物および/または温度を有しうる。第1および第2の浴での浸漬時間は、異なりうる。例えば、第1の浴での浸漬は、第2の浴での浸漬より長くてもよい。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板を、約420℃未満(例えば、約400℃または約380℃)の温度を有するNaNO、および、KNO(例えば、49%/51%、50%/50%、51%/49%)を含む溶融混合塩浴に、約5時間未満、または、約4時間以下、浸漬しうる。
イオン交換条件を、「スパイク」を提供するか、または、結果的に生じるガラス基板の表面または表面付近の応力プロファイルの勾配を高めるように調整しうる。スパイクは、より大きい表面CS値を生じうる。本明細書に記載のガラス基板で用いるガラス組成物に特有の物性により、このスパイクは、単一の浴または多数の浴によって、単一の組成物または混合組成物を有する浴を用いて、実現しうる。
1つ以上の実施形態において、1つより多い一価のイオンが、ガラス基板中へと交換された場合、異なる一価のイオンは、ガラス基板内の異なる深さへと交換されうる(更に、ガラス基板内の異なる深さで、異なる大きさの応力を生じうる)。この結果、応力を生じるイオンの相対深さが決定されて、応力プロファイルの異なる特徴を生じうる。
CSを、有限会社折原製作所(日本)が製造するFSM−6000など、市販の器具を用いて、表面応力計(FSM)などの従来から知られた手段を用いて測定する。表面応力の測定は、ガラスの複屈折に関係する応力光学係数(SOC)の正確な測定に依存する。一方、SOCは、ファイバおよび4点曲げ法、並びに、バルクシリンダー法など、従来から知られた方法によって測定され、ファイバおよび4点曲げ法は、両方共、「Standard Test Method for Measurement of Glass Stress−Optical Coefficient」という名称のASTM規格C770−98(2013)に記載されており、その内容は、全体として参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で用いるように、CSは、圧縮応力層内で測定した最高圧縮応力である「最大圧縮応力」でありうる。いくつかの実施形態において、最大圧縮応力は、ガラス基板の表面に位置する。他の実施形態において、最大圧縮応力は、表面より下方の深さで生じ、「埋まったピーク」が現れる圧縮プロファイルを生成しうる。
DOCは、強化方法および条件に応じて、FSM、または、散乱光偏光器(SCALP)(エストニア、タリンのGlasstress Ltd.から入手可能なSCALP−04散乱光偏光器など)によって測定しうる。ガラス基板を、イオン交換処理によって化学的に強化する場合には、どのイオンがガラス基板中へと交換されるかに応じて、FSMまたはSCALPを用いうる。ガラス基板内の応力が、カリウムイオンをガラス基板中へ交換することによって生じた場合には、FSMを用いて、DOCを測定する。応力が、ナトリウムイオンをガラス基板中へ交換することによって生じた場合には、SCALPを用いて、DOCを測定する。ガラス基板内の応力が、カリウムイオンとナトリウムイオンの両方をガラス中へ交換することによって生じた場合には、ナトリウムの交換深さは、DOCを示し、カリウムイオンの交換深さは、(圧縮応力から引張応力への変化ではない)圧縮応力の大きさの変化を示すと考えられるので、SCALPを用いてDOCを測定し、そのようなガラス基板のカリウムイオンの交換深さは、FSMによって測定する。中心張力またはCTは、最大引張応力であり、SCALPによって測定される。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板を強化して、(本明細書で記載したように)ガラス基板の厚さtの一部と記載されるDOCを示すようにしうる。例えば、1つ以上の実施形態において、DOCは、約0.05t以上、約0.1t以上、約0.11t以上、約0.12t以上、約0.13t以上、約0.14t以上、約0.15t以上、約0.16t以上、約0.17t以上、約0.18t以上、約0.19t以上、約0.2t以上、約0.21t以上でありうる。いくつかの実施形態において、DOCは、約0.08tから約0.25t、約0.09tから約0.25t、約0.18tから約0.25t、約0.11tから約0.25t、約0.12tから約0.25t、約0.13tから約0.25t、約0.14tから約0.25t、約0.15tから約0.25t、約0.08tから約0.24t、約0.08tから約0.23t、約0.08tから約0.22t、約0.08tから約0.21t、約0.08tから約0.2t、約0.08tから約0.19t、約0.08tから約0.18t、約0.08tから約0.17t、約0.08tから約0.16t、または、約0.08tから約0.15tの範囲でありうる。いくつかの場合、DOCは、約20μm以下でありうる。1つ以上の実施形態において、DOCは、約40μm以上(例えば、約40μmから約300μm、約50μmから約300μm、約60μmから約300μm、約70μmから約300μm、約80μmから約300μm、約90μmから約300μm、約100μmから約300μm、約110μmから約300μm、約120μmから約300μm、約140μmから約300μm、約150μmから約300μm、約40μmから約290μm、約40μmから約280μm、約40μmから約260μm、約40μmから約250μm、約40μmから約240μm、約40μmから約230μm、約40μmから約220μm、約40μmから約210μm、約40μmから約200μm、約40μmから約180μm、約40μmから約160μm、約40μmから約150μm、約40μmから約140μm、約40μmから約130μm、約40μmから約120μm、約40μmから約110μm、または、約40μmから約100μm)でありうる。
1つ以上の実施形態において、強化ガラス基板は、約200MPa以上、300MPa以上、400MPa以上、約500MPa以上、約600MPa以上、約700MPa以上、約800MPa以上、約900MPa以上、約930MPa以上、約1000MPa以上、または、約1050MPa以上の(ガラス基板の表面または深さ位置で観察されうる)CSを有しうる。
1つ以上の実施形態において、強化ガラス基板は、約20MPa以上、約30MPa以上、約40MPa以上、約45MPa以上、約50MPa以上、約60MPa以上、約70MPa以上、約75MPa以上、約80MPa以上、または、約85MPa以上の最大引張応力または中心張力(CT)を有しうる。いくつかの実施形態において、最大引張応力または中心張力(CT)は、約40MPaから約100MPaの範囲でありうる。
ガラス基板で使用するのに適したガラス組成物は、ソーダライムガラス、アルミノケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、ホウアルミノケイ酸塩ガラス、含アルカリアルミノケイ酸塩ガラス、含アルカリホウケイ酸塩ガラス、および、含アルカリホウアルミノケイ酸塩を含む。
特段の記載がない限りは、本明細書に開示するガラス組成物は、酸化物を基に分析したモルパーセント(モル%)で記載する。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、SiOを、約66モル%から約80モル%、約67モル%から約80モル%、約68モル%から約80モル%、約69モル%から約80モル%、約70モル%から約80モル%、約72モル%から約80モル%、約65モル%から約78モル%、約65モル%から約76モル%、約65モル%から約75モル%、約65モル%から約74モル%、約65モル%から約72モル%、または、約65モル%から約70モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含みうる。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、Alを、約4モル%より大きいか、または、約5モル%より大きい量で含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、Alを、約7モル%より大きく約15モル%まで、約7モル%より大きく約14モル%まで、約7モル%から約13モル%、約4モル%から約12モル%、約7モル%から約11モル%、約8モル%から約15モル%、9モル%から約15モル%、約9モル%から約15モル%、約10モル%から約15モル%、約11モル%から約15モル%、または、約12モル%から約15モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。1つ以上の実施形態において、Alの上限は、約14モル%、14.2モル%、14.4モル%、14.6モル%、または、14.8モル%でありうる。
1つ以上の実施形態において、ガラス物品を、アルミノケイ酸塩ガラス物品として、または、アルミノケイ酸塩ガラス組成物を含むものとして記載する。そのような実施形態において、ガラス組成物、または、その組成物から形成された物品は、SiOおよびAlを含み、ソーダライムケイ酸塩ガラスではない。これについて、ガラス組成物、または、その組成物から形成された物品は、Alを、約2モル%以上、2.25モル%以上、2.5モル%以上、約2.75モル%以上、または、約3モル%以上含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、Bを、(例えば、約0.01モル%以上)含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、Bを、約0モル%から約5モル%、約0モル%から約4モル%、約0モル%から約3モル%、約0モル%から約2モル%、約0モル%から約1モル%、約0モル%から約0.5モル%、約0.1モル%から約5モル%、約0.1モル%から約4モル%、約0.1モル%から約3モル%、約0.1モル%から約2モル%、約0.1モル%から約1モル%、または、約0.1モル%から約0.5モル%の範囲、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、実質的にBを含まない。
本明細書で用いるように、組成物の成分についての「実質的に含まない」という用語は、初めにバッチ組成物を用意する間に、その成分が、積極的にも、意図的にも、組成物に加えられたものではなく、約0.001モル%未満の量で不純物として存在しうることを意味する。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、任意で、P(例えば、約0.01モル%以上)を含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、ゼロ以外の量のPを、2モル%、1.5モル%、1モル%、または、0.5モル%まで含み、それらの値を含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、実質的にPを含まない。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、ROを合計(LiO、NaO、KO、RbO、および、CsOなどのアルカリ金属酸化物の合計量)で、約8モル%以上、約10モル%以上、または、約12モル%以上含みうる。いくつかの実施形態において、ガラス組成物は、ROを合計で、約8モル%から約20モル%、約8モル%から約18モル%、約8モル%から約16モル%、約8モル%から約14モル%、約8モル%から約12モル%、約9モル%から約20モル%、約10モル%から約20モル%、約11モル%から約20モル%、約12モル%から約20モル%、約13モル%から約20モル%、約10モル%から約14モル%、11モル%から約13モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含みうる。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、RbO、CsO、または、RbOとCsOの両方を含まない。1つ以上の実施形態において、ROは、LiO、NaO、および、KOの合計量だけを含みうる。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、LiO、NaO、および、KOから選択された少なくとも1つのアルカリ金属酸化物を含み、アルカリ金属酸化物は、約8モル%以上の量で存在しうる。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、NaOを、約8モル%以上、約10モル%以上、または、約12モル%以上の量で含む。1つ以上の実施形態において、組成物は、NaOを、約8モル%から約20モル%まで、約8モル%から約18モル%まで、約8モル%から約16モル%まで、約8モル%から約14モル%まで、約8モル%から約12モル%まで、約9モル%から約20モル%まで、約10モル%から約20モル%まで、約11モル%から約20モル%まで、約12モル%から約20モル%まで、約13モル%から約20モル%まで、約10モル%から約14モル%まで、または、11モル%から約16モル%まで、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、約4モル%未満のKO、約3モル%未満のKO、または、約1モル%未満のKOを含む。いくつかの場合において、ガラス組成物は、KOを、約0モル%から約4モル%、約0モル%から約3.5モル%、約0モル%から約3モル%、約0モル%から約2.5モル%、約0モル%から約2モル%、約0モル%から約1.5モル%、約0モル%から約1モル%、約0モル%から約0.5モル%、約0モル%から約0.2モル%、約0モル%から約0.1モル%、約0.5モル%から約4モル%、約0.5モル%から約3.5モル%、約0.5モル%から約3モル%、約0.5モル%から約2.5モル%、約0.5モル%から約2モル%、約0.5モル%から約1.5モル%、または、約0.5モル%から約1モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含みうる。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、実質的にKOを含まなくてもよい。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、実質的にLiOを含まない。
1つ以上の実施形態において、組成物中のNaOの量は、LiOの量より多くてもよい。いくつかの場合において、NaOの量は、LiOとKOを合わせた量より多くてもよい。1つ以上の代わり実施形態において、組成物中のLiOの量は、NaOの量、または、NaOとKOを合わせた量より多くてもよい。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、ROを合計(CaO、MgO、BaO、ZnO、および、SrOなどのアルカリ土類金属酸化物の合計量)で、約0モル%から約2モル%の範囲で含みうる。いくつかの実施形態において、ガラス組成物は、ゼロ以外の量のROを、約2モル%まで含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、ROを、約0モル%から約1.8モル%、約0モル%から約1.6モル%、約0モル%から約1.5モル%、約0モル%から約1.4モル%、約0モル%から約1.2モル%、約0モル%から約1モル%、約0モル%から約0.8モル%、約0モル%から約0.5モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、CaOを、約1モル%未満、約0.8モル%未満、または、約0.5モル%未満の量で含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、実質的にCaOを含まない。
いくつかの実施形態において、ガラス組成物は、MgOを、約0モル%から約7モル%、約0モル%から約6モル%、約0モル%から約5モル%、約0モル%から約4モル%、約0.1モル%から約7モル%、約0.1モル%から約6モル%、約0.1モル%から約5モル%、約0.1モル%から約4モル%、約1モル%から約7モル%、約2モル%から約6モル%、または、約3モル%から約6モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、ZrOを、約0.2モル%以下、約0.18モル%以下、約0.16モル%以下、約0.15モル%以下、約0.14モル%以下、または、約0.12モル%以下含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、ZrOを、約0.01モル%から約0.2モル%、約0.01モル%から約0.18モル%、約0.01モル%から約0.16モル%、約0.01モル%から約0.15モル%、約0.01モル%から約0.14モル%、約0.01モル%から約0.12モル%、または、約0.01モル%から約0.10モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、SnOを、約0.2モル%以下、約0.18モル%以下、約0.16モル%以下、約0.15モル%以下、約0.14モル%以下、または、約0.12モル%以下含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、SnOを、約0.01モル%から約0.2モル%、約0.01モル%から約0.18モル%、約0.01モル%から約0.16モル%、約0.01モル%から約0.15モル%、約0.01モル%から約0.14モル%、約0.01モル%から約0.12モル%、または、約0.01モル%から約0.10モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、ガラス物品に、色または色合いを与える酸化物を含みうる。いくつかの実施形態において、ガラス組成物は、ガラス物品が紫外線に曝された時に、ガラス物品の変色を防ぐ酸化物を含む。そのような酸化物の例は、限定するものではないが、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ce、W、および、Moの酸化物を含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、Feで表されたFeを含み、Feは、約1モル%までの量で存在する(その値を含む)。いくつかの実施形態において、ガラス組成物は、実質的にFeを含まない。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、Feを、約0.2モル%以下、約0.18モル%以下、約0.16モル%以下、約0.15モル%以下、約0.14モル%以下、または、約0.12モル%以下含む。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、Feを、約0.01モル%から約0.2モル%、約0.01モル%から約0.18モル%、約0.01モル%から約0.16モル%、約0.01モル%から約0.15モル%、約0.01モル%から約0.14モル%、約0.01モル%から約0.12モル%、または、約0.01モル%から約0.10モル%、並びに、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲の量で含む。
ガラス組成物がTiOを含む場合には、TiOは、約5モル%以下、約2.5モル%以下、約2モル%以下、または、約1モル%以下の量で存在しうる。1つ以上の実施形態において、ガラス組成物は、実質的にTiOを含まなくてもよい。
例示的なガラス組成物は、SiOを約65モル%から約75モル%の範囲の量で、Alを約8モル%から約14モル%の範囲の量で、NaOを約12モル%から約17モル%の範囲の量で、KOを約0モル%から約0.2モル%の範囲の量で、および、MgOを約1.5モル%から約6モル%の範囲の量で含む。任意で、SnOを、本明細書で開示した他の量で含みうる。
本明細書で用いるように、「冷間成形され」、または、「冷間成形」という用語は、ガラス基板を、(本明細書で記載したように)ガラスの軟化点より低い冷間温度で湾曲させることを称する。冷間成形ガラス基板の特徴は、第1の主表面152と第2の主表面154で、非対称に表面圧縮されることである。1つ以上の実施形態において、冷間成形処理、または、冷間成形される前に、ガラス基板の第1の主表面152と第2の主表面154の各々の圧縮応力は略等しい。ガラス基板が強化されていない1つ以上の実施形態において、第1の主表面152と第2の主表面154は、冷間成形前には、分かるような圧縮応力を示さない。(本明細書で記載したように)ガラス基板が強化された1つ以上の実施形態において、第1の主表面152と第2の主表面154は、冷間成形前に、互いに略等しい圧縮応力を示す。1つ以上の実施形態において、冷間成形後に、第1の主表面152上の圧縮応力は増加する(つまり、第1の主表面152上の圧縮応力は、冷間成形前より冷間成形後の方が大きい)。理論に縛られるものではないが、冷間成形処理は、形成されているガラス基板の圧縮応力を増加させて、曲げ、および/または、形成動作中に与えられる引張応力を相殺する。1つ以上の実施形態において、冷間形成処理は、第1の主表面152には圧縮応力を与え、その間に、第2の主表面154は、引張応力を与えられる。
強化ガラス基板を用いた場合、第1の主表面および第2の主表面(152、154)は、既に圧縮応力を受けており、したがって、第2の主表面は、破損リスクなく、より大きい引張応力を受けうる。このことにより、強化ガラス基板は、より厳しく湾曲した曲面に沿うようになる。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板の厚さを調節し、ガラス基板の可撓性を高めて、曲面120の形状に沿うようにさせる。更に、ガラス基板150が薄いほど、より容易に変形して、曲面120の形状によって生じた形状の不一致と間隙を埋め合わせうる。1つ以上の実施形態において、薄い強化ガラス基板150は、特に、冷間成形中に、より高い可撓性を示す。1つ以上の実施形態において、ガラス基板150は、曲面120に沿うようになり、第2の主表面152と曲面120の間の(任意で、接着剤が充填されていてもよい)距離を、略均一にさせる。
1つ以上の実施形態において、冷間成形ガラス基板と曲面は、長半径と交差曲率を有する複合湾曲部を含む。1つ以上の実施形態による複雑に湾曲した冷間成形ガラス基板および曲面は、2つの独立した方向に異なる曲率半径を有しうる。したがって、1つ以上の実施形態によれば、複雑に湾曲した冷間成形ガラス基板および曲面は、「交差曲率」を有することを特徴としうるもので、冷間成形ガラス基板と曲面は、所定の寸法に平行な軸(つまり、第1の軸)に沿って湾曲し、更に、同じ寸法に垂直な軸(つまり、第2の軸)に沿っても湾曲している。重要な最小半径が、重要な交差曲率および/または曲げ深さと組み合わさる場合には、冷間成形ガラス基板および曲面の曲率は、更に複雑でありうる。
1つ以上の実施形態において、第1の主表面と第2の主表面のいずれか一方または両方は、表面処理部を含む。表面処理部は、第1の主表面および第2の主表面の少なくとも一部を覆いうる。例示的な表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および、顔料デザイン部を含む。1つ以上の実施形態において、第1の主表面および/または第2の主表面の少なくとも一部は、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および、顔料デザイン部の任意の1つ、任意の2つまたは任意の3つ、若しくは、全てを含みうる。例えば、第1の主表面は、グレア防止面を含み、第2の主表面は、反射防止面を含みうる。他の例において、第1の主表面は、反射防止面を含み、第2の主表面は、グレア防止面を含む。更に他の例において、第1の主表面は、グレア防止面と反射防止面のいずれか一方または両方を含み、第2の主表面は、顔料デザイン部を含む。1つ以上の実施形態において、第1の主表面は、グレア防止面、反射防止面、および、触覚表面の1つ以上を含む。本明細書で用いるように、触覚表面とは、表面の隆起部分、または、ざらつき部分のことを称し、ユーザの指に、タッチ機能部または何か他の印を示す接触感覚のフィードバックを与える。
顔料デザイン部は、顔料(例えば、インク、塗料など)で形成された任意の美的デザイン部を含み、木目調デザイン部、非光沢金属デザイン部、グラフィックデザイン部、ポートレート部、または、ロゴ部を含みうる。顔料デザイン部は、ガラス基板上に印刷されうる。1つ以上の実施形態において、グレア防止面は、エッチングされた面を含む。1つ以上の実施形態において、反射防止面は、多層被膜部を含む。
1つ以上の実施形態において、表面処理部(つまり、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および/または、顔料デザイン部)は、縁部180の少なくとも一部に配置されて、内側部分190には、実質的に表面処理部がない。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、開口部195を含みうる。図4に示すように、開口部は、その下の曲面に配置されたボタン、ノブ、および/または、通気孔へのアクセスを可能にする。1つ以上の実施形態において、表示部は、開口部(不図示)を通して視認可能である。1つ以上の実施形態において、表示部は、ガラス基板を通して視認可能である。
本開示の第2の態様は、図6に示したようなガラス被覆された乗物室内システムの形成方法1000に関する。1つ以上の実施形態において、方法は、ガラス基板を、基部の(第1の曲率半径を有する)曲面の上に配置する工程1100と、ガラス基板を湾曲させて、(第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する)湾曲したガラス基板を形成する工程1200と、湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程1300とを含む。その方法の様々な実施形態を、基部が、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含む場合に、用いうる。曲面は、表示部を含みうるものであり、ガラス基板を曲面の上に配置する工程は、ガラス基板を、少なくとも部分的には、表示部の上に配置する工程を含む。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、軟化点を有し、ガラス基板を湾曲させる工程1200、および、湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程1300は、ガラス基板の軟化点より低い冷間成形温度で行われる。例えば、冷間成形温度は、500℃未満である。他の例において、冷間成形温度は、室温である。1つ以上の実施形態において、冷間成形温度は、約15℃から約500℃、約20℃から約500℃、約25℃から約500℃、約30℃から約500℃、約40℃から約500℃、約50℃から約500℃、約60℃から約500℃、約70℃から約500℃、約80℃から約500℃、約90℃から約500℃、約100℃から約500℃、約15℃から約400℃、約15℃から約300℃、約15℃から約200℃、約15℃から約100℃、約15℃から約70℃、または、約15℃から約50℃の範囲である。
ガラス基板は、第1の主表面と、第1の主表面の反対側の第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面を結ぶ副表面とを含む。ガラス基板は、本明細書に記載の乗物室内システムの実施形態について記載したような厚さ(t)、幅(W)、および、長さ(L)を有しうる。1つ以上の実施形態において、ガラス基板は、本明細書で記載したように強化される。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板を湾曲させる工程1200は、ガラス基板の少なくとも一部に圧力を加える工程を含みうる。例えば、その方法は、図3A、3BにXで示したように、第1の主表面の一部に、第2の主表面が曲面に隣接または接触するまで、圧力を加える工程を含む。1つ以上の実施形態において、一時的に固定する工程1300は、ガラス基板を曲面に、ガラス基板を曲面から剥がすには、感圧性粘着テープの剥離接着試験ASTM D3330の試験方法Fで、1N/cm以上の力を必要とするように、固定する工程を含む。例えば、剥離力は、感圧性粘着テープの剥離接着試験ASTM D3330の試験方法Fで測定した約1.5N/cm以上、2N/cm以上、2.5N/cm以上、3N/cm以上、3.5N/cm以上、4N/cm以上、4.5N/cm以上、または、5N/cm以上でありうる。1つ以上の実施形態において、ガラス基板を曲面から剥がすのに必要とする剥離力は、20N/cm未満、または、約10N/cm未満である。
1つ以上の実施形態において、ガラス基板を曲面に一時的に固定する工程1300は、解除自在な機械的力を、第1の主表面の少なくとも一部に加える工程を含む。例えば、ガラス基板を一時的に固定する工程は、ガラス基板を曲面の凹部160に挿入する工程、および、解除自在な機械的力を、第1の主表面の少なくとも一部に加える工程を含む。1つ以上の実施形態において、解除自在な機械的力は、クランプによって加えられる。クランプは、凹部160を形成し、次に、第1の主表面に対して、接触するか、または、力を加えて、第2の主表面を曲面に向けて押圧しうる。1つ以上の実施形態において、クランプは、第1の主表面に接触するか、または、力を加えながら、ガラス基板の一部を把持する。
1つ以上の実施形態において、方法は、ガラス基板を湾曲させる工程1200と、湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程1300とを含み、それらの工程は同時に行われる。1つ以上の実施形態において、方法は、まず、ガラス基板を湾曲させる工程1200、次に、湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程1300を含み、それらの工程は、順に行われる。
1つ以上の実施形態において、曲面とガラス基板(具体的には、第2の主表面)のいずれか一方または両方は、乗物室内システムの実施形態について本明細書で記載したように、接着剤を含む。1つ以上の実施形態において、湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程は、解除自在な結合部を、接着剤を用いて、湾曲したガラス基板と曲面の間に生成する工程を含む。接着剤を、第2の主表面と曲面の間に配置しうる。1つ以上の実施形態において、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方には、実質的に接着剤がない。
乗物室内システムの実施形態について本明細書で記載したように、1つ以上の実施形態において、第1の主表面と第2の主表面のいずれか一方または両方は、表面処理部を含む。本明細書で記載したように、表面処理部は、ガラス基板の第1の主表面および/または第2の主表面の少なくとも一部を覆う。1つ以上の実施形態の方法は、ガラス基板の第1の主表面および/または第2の主表面の少なくとも一部に、表面処理部を形成する工程を含みうる。
1つ以上の実施形態において、方法は、湾曲したガラス基板を曲面から取り外す工程1400を含む。そのような実施形態において、湾曲したガラス基板を取り外す工程は、解除自在な機械的力を解除する工程を含みうる。いくつかの実施形態において、湾曲したガラス基板を取り外す工程は、湾曲したガラス基板を曲面から、手で剥がす工程を含みうる。1つ以上の実施形態において、方法は、湾曲したガラス基板を第2のガラス基板と取り替える工程を含む。
本開示の第3の態様は、ガラス被覆された乗物室内システムのガラス基板の取替え方法2000に関する。1つ以上の実施形態において、方法は、本明細書で記載したように、(例えば、基部の第1の曲率半径を有する曲面に一時的に固定された第1のガラス基板を含む)第1のガラス被覆された乗物室内システムを提供する工程2100と、第1のガラス基板を曲面から取り外す工程2200と、第2のガラス基板を曲面の上に配置する工程2300と、第2のガラス基板を湾曲させて、(第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する)第2の湾曲したガラス基板を形成する工程2400と、第2の湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程2500とを含む。1つ以上の実施形態において、曲面は、表示部を含み、第2のガラス基板を曲面の上に配置する工程は、第2のガラス基板は、少なくとも部分的に、表示部の上に配置する工程を含む。
1つ以上の実施形態において、取り外した第1のガラス基板は、湾曲して、第1の曲率半径から10%以内の曲率半径を有する。
1つ以上の実施形態において、第2のガラス基板は、軟化点を有し、第2のガラス基板を湾曲させる工程2400、および、第2の湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程2500は、(本明細書で記載したような)冷間成形温度で行われる。1つ以上の実施形態において、第2のガラス基板を湾曲させる工程2400、および、第2の湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程2500は、本明細書で、ガラス基板を湾曲させる工程1200、および、湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程1300の実施形態に記載したように行いうる。1つ以上の実施形態において、方法は、第2のガラス基板を湾曲させる工程2400と、第2の湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程2500を含み、それらの工程は、同時に行われる。1つ以上の実施形態において、方法は、まず、第2のガラス基板を湾曲させる工程2400、次に、第2の湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程2500を含み、それらの工程は、順に行われる。
第2のガラス基板は、第1の主表面と、第1の主表面の反対側の第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面を結ぶ副表面とを含む。第2のガラス基板は、本明細書に記載の乗物室内システムの実施形態について本明細書で記載したように、厚さ(t)、幅(W)、および、長さ(L)を有しうる。1つ以上の実施形態において、第2のガラス基板は、本明細書で記載したように強化される。1つ以上の実施形態において、方法は、第2の湾曲したガラス基板を曲面から取り外す工程を含む。1つ以上の実施形態において、第2の湾曲したガラス基板を、解除自在な機械的力を解除することによって取り外しうる。他の例において、ガラス基板を取り外す工程は、湾曲したガラス基板を曲面から、手で剥がす工程を含む。
1つ以上の実施形態において、曲面と第2のガラス基板(具体的には、第2の主表面)のいずれか一方または両方が、本明細書で乗物室内システムの実施形態について記載したように、接着剤を含む。1つ以上の実施形態において、第2の湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程は、湾曲したガラス基板と曲面との間で、解除自在な結合部を、本明細書で方法1000について記載したように、接着剤を用いて生成する工程を含む。接着剤を、第2の主表面と曲面の間に配置しうる。1つ以上の実施形態において、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方に、実質的に接着剤がない。
1つ以上の実施形態において、第2のガラス基板の第1の主表面と第2の主表面のいずれか一方または両方は、乗物室内システムの実施形態について本明細書で記載したように、表面処理部を含む。本明細書で記載したように、表面処理部は、ガラス基板の第1の主表面および/または第2の主表面の少なくとも一部を覆う。1つ以上の実施形態の方法は、表面処理部を、ガラス基板の第1の主表面および/または第2の主表面の少なくとも一部に形成する工程を含みうる。
本開示の態様(1)は、乗物室内システムに関し、それは、曲面を含む基部と、曲面上に取り外し自在に配置された冷間成形ガラス基板とを含み、曲面とガラス基板は、各々、他方から10%以内の曲率半径を有するものである。
態様(2)は、態様(1)の乗物室内システムに関し、基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含むものである。
態様(3)は、態様(1)または(2)の乗物室内システムに関し、曲面は表示部を含み、ガラス基板は、少なくとも部分的には、表示部の上に配置されたものである。
態様(4)は、態様(1)から(3)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、ガラス基板は、第1の主表面と、第1の主表面の反対側の第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面を結ぶ副表面と、第1の主表面と第2の主表面の間の距離として定義される厚さと、厚さに直交する第1または第2の主表面の1つの第1の寸法として定義される幅と、厚さと幅の両方に直交する第1または第2の主表面の1つの第2の寸法として定義される長さとを含み、厚さは、1.5mm以下である。
態様(5)は、態様(4)の乗物室内システムに関し、幅は、約5cmから約250cmの範囲であり、長さは、約5cmから約250cmの範囲である。
態様(6)は、態様(1)から(5)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、ガラス基板は、強化されたものである。
態様(7)は、態様(1)から(6)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、基部は少なくとも1つの凹部を含み、冷間成形ガラス基板は凹部に部分的に挿入されて、曲面上に取り外し自在に配置されたものである。
態様(8)は、態様(1)から(7)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方が接着剤を含むものである。
態様(9)は、態様(8)の乗物室内システムに関し、接着剤は、感圧性である。
態様(10)は、態様(8)または(9)の乗物室内システムに関し、接着剤は、第2の主表面と曲面の間に配置されたものである。
態様(11)は、態様(8)から(10)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、表示部に、実質的に接着剤がないものである。
態様(12)は、態様(8)から(11)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、接着剤は、表示部を囲む曲面上に配置されたものである。
態様(13)は、態様(8)から(12)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、第2の主表面は、副表面に隣接した縁部を含み、接着剤は、第2の主表面の縁部と曲面の間に配置されたものである。
態様(14)は、態様(13)の乗物室内システムに関し、縁部は、第2の主表面の内側部分を囲み、表示部は、少なくとも部分的には、第2の主表面の内側部分の中に位置するものである。
態様(15)は、態様(1)から(7)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方に、実質的に接着剤がないものである。
態様(16)は、態様(1)から(15)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、第1の主表面と第2の主表面のいずれか一方または両方に、表面処理部を含むものである。
態様(17)は、態様(16)の乗物室内システムに関し、表面処理部は、第1の主表面および第2の主表面の少なくとも一部を覆うものである。
態様(18)は、態様(16)または(17)の乗物室内システムに関し、表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および、顔料デザイン部のいずれか1つを含むものである。
態様(19)は、態様(18)の乗物室内システムに関し、表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および、顔料デザイン部のいずれか1つを少なくとも2つ含むものである。
態様(20)は、態様(19)の乗物室内システムに関し、第1の主表面は、グレア防止面を含み、第2の主表面は、反射防止面を含むものである。
態様(21)は、態様(19)の乗物室内システムに関し、第1の主表面は、反射防止面を含み、第2の主表面は、グレア防止面を含むものである。
態様(22)は、態様(19)の乗物室内システムに関し、第1の主表面は、グレア防止面と反射防止面のいずれか一方または両方を含むものである。
態様(23)は、態様(19)の乗物室内システムに関し、顔料デザイン部は、縁部の少なくとも一部に配置され、内側部分には、実質的に顔料デザイン部がないものである。
態様(24)は、態様(18)から(23)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、顔料デザイン部は、木目調デザイン、非光沢金属デザイン、グラフィックデザイン、ポートレート、および、ロゴのいずれか1つを含むものである。
態様(25)は、態様(18)から(24)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、グレア防止面は、エッチングされた面を含み、反射防止面は、多層被膜部を含むものである。
態様(26)は、態様(1)から(25)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、タッチ機能部を、更に含むものである。
態様(27)は、態様(1)から(26)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、ガラス基板は、開口部を含むものである。
態様(28)は、態様(27)の乗物室内システムに関し、表示部は、開口部を通して視認可能なものである。
態様(29)は、態様(27)の乗物室内システムに関し、曲面は、開口部を通してアクセス可能なボタン、ノブ、および、通気孔のいずれか1つを含むものである。
態様(30)は、態様(1)から(29)のいずれか1つの乗物室内システムに関し、乗物は、自動車、船舶、および、航空機のいずれか1つである。
本開示の態様(31)は、ガラス被覆された乗物室内システムの形成方法に関し、ガラス基板を、基部の第1の曲率半径を有する曲面の上に配置する工程と、ガラス基板を湾曲させて、第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する湾曲したガラス基板を形成する工程と、湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程とを含む。
態様(32)は、態様(31)の方法に関し、ガラス基板は、軟化点を有し、ガラス基板を湾曲させる工程、および、湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程は、ガラス基板の軟化点より低い冷間成形温度で行われるものである。
態様(33)は、態様(32)の方法に関し、冷間成形温度は、500℃未満である。
態様(34)は、態様(32)または(33)の方法に関し、冷間成形温度は、室温である。
態様(35)は、態様(31)から(34)のいずれか1つの方法に関し、ガラス基板を湾曲させる工程は、ガラス基板の少なくとも一部に圧力を加える工程を含むものである。
態様(36)は、態様(35)の方法に関し、ガラス基板は、第1の主表面と、第1の主表面の反対側の第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面を結ぶ副表面と、第1の主表面と第2の主表面の間の距離として定義される厚さと、厚さに直交する第1または第2の主表面の1つの第1の寸法として定義される幅と、厚さと幅の両方に直交する第1または第2の主表面の1つの第2の寸法として定義される長さとを含み、圧力は、第1の主表面に、第2の主表面が曲面に隣接または接触するまで加えられるものである。
態様(37)は、態様(31)から(36)のいずれか1つの方法に関し、一時的に固定する工程は、ガラス基板を曲面から剥がすには、感圧性粘着テープの剥離接着試験ASTM D3330の試験方法Fを用いて1N/cm以上の力を必要とするように、ガラス基板を曲面に固定する工程を含むものである。
態様(38)は、態様(37)の方法に関し、力は、20N/cm未満である。
態様(39)は、態様(37)または(38)の方法に関し、ガラス基板を一時的に固定する工程は、解除自在な機械的力を、第1の主表面の少なくとも一部に加える工程を含むものである。
態様(40)は、態様(39)の方法に関し、ガラス基板を一時的に固定する工程は、ガラス基板を曲面の凹部に挿入する工程と、解除自在な機械的力を、第1の主表面の少なくとも一部に加える工程とを含むものである。
態様(41)は、態様(39)または(40)の方法に関し、解除自在な機械的力は、クランプによって加えられるものである。
態様(42)は、態様(31)から(41)のいずれか1つの方法に関し、湾曲したガラス基板を曲面から取り外す工程を、更に含むものである。
態様(43)は、態様(42)の方法に関し、湾曲したガラス基板を取り外す工程は、解除自在な機械的力を解除する工程を含むものである。
態様(44)は、態様(42)の方法に関し、湾曲したガラス基板を取り外す工程は、湾曲したガラス基板を曲面から手で剥がす工程を含むものである。
態様(45)は、態様(31)から(44)のいずれか1つの方法に関し、基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含むものである。
態様(46)は、態様(31)から(45)のいずれか1つの方法に関し、曲面は表示部を含み、ガラス基板を曲面の上に配置する工程は、ガラス基板を、少なくとも部分的には、表示部の上に配置する工程を含むものである。
態様(47)は、態様(31)から(46)のいずれか1つの方法に関し、厚さは、1.5mm以下である。
態様(48)は、態様(31)から(47)のいずれか1つの方法に関し、幅は、約5cmから約250cmの範囲であり、長さは、約5cmから約250cmの範囲である。
態様(49)は、態様(31)から(48)のいずれか1つの方法に関し、ガラス基板は、強化されたものである。
態様(50)は、態様(31)から(49)のいずれか1つの方法に関し、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方が、接着剤を含むものである。
態様(51)は、態様(50)の方法に関し、湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程は、解除自在な結合部を、接着剤を用いて、湾曲したガラス基板と曲面の間に生成する工程を含むものである。
態様(52)は、態様(50)または(51)の方法に関し、接着剤は、第2の主表面と曲面の間に配置されたものである。
態様(53)は、態様(31)から(49)のいずれか1つの方法に関し、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方に、実質的に接着剤がないものである。
態様(54)は、態様(31)から(53)のいずれか1つの方法に関し、第1の主表面と第2の主表面のいずれか一方または両方が、表面処理部を含むものである。
態様(55)は、態様(54)の方法に関し、表面処理部は、第1の主表面と第2の主表面の少なくとも一部を覆うものである。
態様(56)は、態様(54)または(55)の方法に関し、表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、および、印刷デザイン部のいずれか1つを含むものである、実施形態29に記載の方法。
態様(57)は、態様(31)から(56)のいずれか1つの方法に関し、乗物は、自動車、船舶、および、航空機のいずれか1つである。
態様(58)は、態様(31)から(57)のいずれか1つの方法に関し、湾曲したガラス基板を、第2のガラス基板と取り替える工程を、更に含むものである。
本開示の態様(59)は、ガラス被覆された乗物室内システムのガラス基板の取替え方法に関し、基部の第1の曲率半径を有する曲面に一時的に固定された第1のガラス基板を含む第1のガラス被覆された乗物室内システムを提供する工程と、第1のガラス基板を曲面から取り外す工程と、第2のガラス基板を曲面の上に配置する工程と、第2のガラス基板を湾曲させて、第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する第2の湾曲したガラス基板を形成する工程と、第2の湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程とを含む。
態様(60)は、態様(59)の方法に関し、第1のガラス基板は湾曲して、第1の曲率半径から10%以内の曲率半径を有するものである。
態様(61)は、態様(59)または(60)の方法に関し、第2のガラス基板は、軟化点を有し、第2のガラス基板を湾曲させる工程、および、第2の湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程は、第2のガラス基板の軟化点より低い冷間成形温度で行われるものである。
態様(62)は、態様(61)の方法に関し、冷間成形温度は、500℃未満である。
態様(63)は、態様(61)または(62)の方法に関し、冷間成形温度は、室温である。
態様(64)は、態様(59)から(63)のいずれか1つの方法に関し、第2のガラス基板を湾曲させる工程は、第2のガラス基板の少なくとも一部に圧力を加える工程を含むものである。
態様(65)は、態様(59)から(64)のいずれか1つの方法に関し、第2のガラス基板は、第1の主表面と、第1の主表面の反対側の第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面を結ぶ副表面と、第1の主表面と第2の主表面の間の距離として定義される厚さと、厚さに直交する第1または第2の主表面の1つの第1の寸法として定義される幅と、厚さと幅の両方に直交する第1または第2の主表面の1つの第2の寸法として定義される長さとを含み、圧力は、第1の主表面に、第2の主表面が曲面に隣接または接触するまで加えられるものである。
態様(66)は、態様(59)から(65)のいずれか1つの方法に関し、一時的に固定する工程は、静的力を第2のガラス基板と曲面の間に生成する工程を含むものである。
態様(67)は、態様(59)から(65)のいずれか1つの方法に関し、一時的に固定する工程は、第2のガラス基板を曲面から分離するには、2N以上の力を必要とするように、第2のガラス基板を曲面に固定する工程を含むものである。
態様(68)は、態様(67)の方法に関し、第2のガラス基板を固定する工程は、解除自在な機械的力を、第1の主表面の一部に加える工程を含むものである。
態様(69)は、態様(67)の方法に関し、第2のガラス基板を固定する工程は、第2のガラス基板を、曲面の凹部に挿入する工程と、解除自在な機械的力を第1の主表面の一部に加える工程とを含むものである。
態様(70)は、態様(68)または(69)の方法に関し、解除自在な機械的力は、クランプによって加えられるものである。
態様(71)は、態様(59)から(70)のいずれか1つの方法に関し、第2の湾曲したガラス基板を曲面から取り外す工程を、更に含むものである。
態様(72)は、態様(71)の方法に関し、第2の湾曲したガラス基板を取り外す工程は、解除自在な機械的力を解除する工程を含むものである。
態様(73)は、態様(71)の方法に関し、第2の湾曲したガラス基板を取り外す工程は、湾曲したガラス基板を曲面から手で剥がす工程を含むものである。
態様(74)は、態様(59)から(73)のいずれか1つの方法に関し、基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含むものである。
態様(75)は、態様(59)から(74)のいずれか1つの方法に関し、曲面は、表示部を含み、第2のガラス基板を曲面の上に配置する工程は、第2のガラス基板を、少なくとも部分的には、表示部の上に配置する工程を含むものである。
態様(76)は、態様(59)から(75)のいずれか1つの方法に関し、厚さは、1.5mm以下である。
態様(77)は、態様(59)から(76)のいずれか1つの方法に関し、幅は、約5cmから約250cmの範囲であり、長さは、約5cmから約250cmである。
態様(78)は、態様(59)から(77)のいずれか1つの方法に関し、第2のガラス基板は、強化されたものである。
態様(79)は、態様(59)から(78)のいずれか1つの方法に関し、曲面と第2のガラス基板のいずれか一方または両方が、接着剤を含むものである。
態様(80)は、態様(79)の方法に関し、第2の湾曲したガラス基板を曲面に一時的に固定する工程は、解除自在な結合部を、接着剤を用いて、第2の湾曲したガラス基板と曲面の間に生成する工程を含むものである。
態様(81)は、態様(79)または(80)の方法に関し、接着剤は、第2の主表面と曲面の間に配置されるものである。
態様(82)は、態様(79)から(81)のいずれか1つの方法に関し、曲面とガラス基板のいずれか一方または両方に、実質的に接着剤がないものである。
態様(83)は、態様(59)から(82)のいずれか1つの方法に関し、第1の主表面と第2の主表面のいずれか一方または両方が、表面処理部を含むものである。
態様(84)は、態様(83)の方法に関し、表面処理部は、第1の主表面および第2の主表面の少なくとも一部を覆うものである。
態様(85)は、態様(83)または(84)の方法に関し、表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、および、印刷デザイン部のいずれか1つを含むものである。
態様(86)は、態様(59)から(85)のいずれか1つの方法に関し、乗物は、自動車、船舶、および、航空機のいずれか1つである。
当業者には、本発明の精神も範囲も逸脱することなく、様々な変更および変形が可能なことが明らかだろう。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
乗物室内システムにおいて、
曲面を含む基部と、
前記曲面上に取り外し自在に配置た冷間成形ガラス基板と
を含み、
前記曲面と前記ガラス基板は、各々、他方から10%以内の曲率半径を有するものであるシステム。
実施形態2
前記基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含むものである、実施形態1に記載の乗物室内システム。
実施形態3
前記曲面は表示部を含み、前記ガラス基板は、少なくとも部分的には、前記表示部の上に配置されたものである、実施形態1または2に記載の乗物室内システム。
実施形態4
前記ガラス基板は、第1の主表面と、前記第1の主表面の反対側の第2の主表面と、該第1の主表面と前記第2の主表面を結ぶ副表面と、該第1の主表面と該第2の主表面の間の距離として定義される厚さと、前記厚さに直交する該第1または第2の主表面の1つの第1の寸法として定義される幅と、該厚さと前記幅の両方に直交する該第1または第2の主表面の1つの第2の寸法として定義される長さとを含み、
前記厚さは、1.5mm以下である、実施形態1から3のいずれか1つに記載の乗物室内システム。
実施形態5
前記幅は、約5cmから約250cmの範囲であり、
前記長さは、約5cmから約250cmの範囲である、実施形態4に記載の乗物室内システム。
実施形態6
ガラス基板は、強化されたものである、実施形態1から5のいずれか1つに記載の乗物室内システム。
実施形態7
前記基部は少なくとも1つの凹部を含み、前記冷間成形ガラス基板は前記凹部に部分的に挿入されて、前記曲面上に取り外し自在に配置されたものである、実施形態1から6のいずれか1つに記載の乗物室内システム。
実施形態8
前記曲面と前記ガラス基板のいずれか一方または両方が接着剤を含むものである、実施形態1から7のいずれか1つに記載の乗物室内システム。
実施形態9
前記接着剤は、感圧性である、実施形態8に記載の乗物室内システム。
実施形態10
前記接着剤は、前記第2の主表面と前記曲面の間に配置されたものである、実施形態8または9に記載の乗物室内システム。
実施形態11
前記第1の主表面と前記第2の主表面のいずれか一方または両方が、表面処理部を含み、前記表面処理部は、該第1の主表面および該第2の主表面の少なくとも一部を覆い、該表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および、顔料デザイン部のいずれか1つを含むものである、実施形態1から10のいずれか1つに記載の乗物室内システム。
実施形態12
タッチ機能部を、
更に含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載の乗物室内システム。
実施形態13
前記ガラス基板は、開口部を含むものである、実施形態1から12のいずれか1つに記載の乗物室内システム。
実施形態14
前記表示部は、前記開口部を通して視認可能であり、
前記曲面は、前記開口部を通してアクセス可能であるボタン、ノブ、および、通気孔のいずれか1つを含むものである、実施形態13に記載の乗物室内システム。
実施形態15
ガラス被覆された乗物室内システムの形成方法において、
ガラス基板を、基部の第1の曲率半径を有する曲面の上に配置する工程と、
前記ガラス基板を湾曲させて、前記第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する湾曲したガラス基板を形成する工程と、
前記湾曲したガラス基板を前記曲面に一時的に固定する工程と
を含む方法。
実施形態16
前記ガラス基板は、軟化点を有し、前記ガラス基板を湾曲させる工程、および、該湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程は、該ガラス基板の前記軟化点より低い冷間成形温度で行われるものである、実施形態15に記載の方法。
実施形態17
前記冷間成形温度は、500℃未満である、実施形態16に記載の方法。
実施形態18
前記ガラス基板を湾曲させる工程は、該ガラス基板の少なくとも一部に圧力を加える工程を含むものである、実施形態15から17のいずれか1つに記載の方法。
実施形態19
前記ガラス基板は、第1の主表面と、前記第1の主表面の反対側の第2の主表面と、該第1の主表面と前記第2の主表面を結ぶ副表面と、該第1の主表面と該第2の主表面の間の距離として定義される厚さと、前記厚さに直交する該第1または第2の主表面の1つの第1の寸法として定義される幅と、該厚さと前記幅の両方に直交する該第1または第2の主表面の1つの第2の寸法として定義される長さとを含み、
前記圧力は、前記第1の主表面に、前記第2の主表面が前記曲面に隣接または接触するまで加えられるものである、実施形態18に記載の方法。
実施形態20
前記一時的に固定する工程は、前記ガラス基板を前記曲面から剥がすには、感圧性粘着テープの剥離接着試験ASTM D3330の試験方法Fを用いて1N/cm以上の力を必要とするように、該ガラス基板を該曲面に固定する工程を含むものである、実施形態15から19のいずれか1つに記載の方法。
実施形態21
前記力は、20N/cm未満である、実施形態20に記載の方法。
実施形態22
前記ガラス基板を一時的に固定する工程は、解除自在な機械的力を、前記第1の主表面の少なくとも一部に加える工程を含むものである、実施形態20または21に記載の方法。
実施形態23
前記ガラス基板を一時的に固定する工程は、該ガラス基板を前記曲面の凹部に挿入する工程と、前記解除自在な機械的力を、前記第1の主表面の少なくとも一部に加える工程とを含むものである、実施形態22に記載の方法。
実施形態24
前記解除自在な機械的力は、クランプによって加えられるものである、実施形態22または23に記載の方法。
実施形態25
前記基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含むものである、実施形態15から24のいずれか1つに記載の方法。
実施形態26
前記曲面は表示部を含み、前記ガラス基板を該曲面の上に配置する工程は、該ガラス基板を、少なくとも部分的には、前記表示部の上に配置する工程を含むものである、実施形態15から25のいずれか1つに記載の方法。
実施形態27
前記厚さは、1.5mm以下であり、前記幅は、約5cmから約250cmの範囲であり、前記長さは、約5cmから約250cmの範囲である、実施形態15から26のいずれか1つに記載の方法。
実施形態28
前記第1の主表面と前記第2の主表面のいずれか一方または両方が、表面処理部を含むものである、実施形態15から27のいずれか1つに記載の方法。
実施形態29
前記表面処理部は、該第1の主表面と該第2の主表面の少なくとも一部を覆い、該表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および、印刷デザイン部のいずれか1つを含むものである、実施形態28に記載の方法。
実施形態30
前記湾曲したガラス基板を、第2のガラス基板と取り替える工程を、
更に含むものである、実施形態15から29のいずれか1つに記載の方法。
120、220、320 曲面
130、230、330 表示部
150 ガラス基板
152 第1の主表面
154 第2の主表面
156 副表面
160 凹部
170 接着剤
180 縁部
190 内側部分
195 開口部

Claims (10)

  1. 乗物室内システムにおいて、
    曲面を含む基部と、
    前記曲面上に取り外し自在に配置た冷間成形ガラス基板と
    を含み、
    前記曲面と前記ガラス基板は、各々、他方から10%以内の曲率半径を有するものであるシステム。
  2. 前記基部は、中央コンソール、ダッシュボード、アームレスト、ピラー、背もたれ、床板、ヘッドレスト、ドアパネル、および、ハンドルのいずれか1つを含むものである、請求項1に記載の乗物室内システム。
  3. 前記曲面は表示部を含み、前記ガラス基板は、少なくとも部分的には、前記表示部の上に配置されたものである、請求項1または2に記載の乗物室内システム。
  4. 前記ガラス基板は、第1の主表面と、前記第1の主表面の反対側の第2の主表面と、該第1の主表面と前記第2の主表面を結ぶ副表面と、該第1の主表面と該第2の主表面の間の距離として定義される厚さと、前記厚さに直交する該第1または第2の主表面の1つの第1の寸法として定義される幅と、該厚さと前記幅の両方に直交する該第1または第2の主表面の1つの第2の寸法として定義される長さとを含み、
    前記厚さは、1.5mm以下であり、前記幅は、約5cmから約250cmの範囲であり、前記長さは、約5cmから約250cmの範囲である、請求項1から3のいずれか1項に記載の乗物室内システム。
  5. ガラス基板は、強化されたものである、請求項1から4のいずれか1項に記載の乗物室内システム。
  6. 前記基部は少なくとも1つの凹部を含み、前記冷間成形ガラス基板は前記凹部に部分的に挿入されて、前記曲面上に取り外し自在に配置されたものである、請求項1から5のいずれか1項に記載の乗物室内システム。
  7. 前記曲面と前記ガラス基板のいずれか一方または両方が接着剤を含むものである、請求項1から6のいずれか1項に記載の乗物室内システム。
  8. 前記第1の主表面と前記第2の主表面のいずれか一方または両方が、表面処理部を含み、前記表面処理部は、該第1の主表面および該第2の主表面の少なくとも一部を覆い、該表面処理部は、グレア防止面、反射防止面、触覚表面、および、顔料デザイン部のいずれか1つを含むものである、請求項1から7のいずれか1項に記載の乗物室内システム。
  9. ガラス被覆された乗物室内システムの形成方法において、
    ガラス基板を、基部の第1の曲率半径を有する曲面の上に配置する工程と、
    前記ガラス基板を湾曲させて、前記第1の曲率半径から10%以内の第2の曲率半径を有する湾曲したガラス基板を形成する工程と、
    前記湾曲したガラス基板を前記曲面に一時的に固定する工程と
    を含む方法。
  10. 前記ガラス基板は、軟化点を有し、前記ガラス基板を湾曲させる工程、および、該湾曲したガラス基板を一時的に固定する工程は、該ガラス基板の前記軟化点より低い冷間成形温度で行われるものである、請求項9に記載の方法。
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