JP2020503954A - 2つの軸の周りを枢動可能な湿式シェービングカートリッジ用に適合されたコネクタ - Google Patents

2つの軸の周りを枢動可能な湿式シェービングカートリッジ用に適合されたコネクタ Download PDF

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Abstract

カートリッジ(30)をハンドル(20)に取り付けるためのコネクタ(40)であって、該コネクタはハンドルに対して揺動軸(Z)の周りを回転するようになっていて、該コネクタはコネクタをカートリッジに取り付けるようになっている一対のアーム(46)と、コネクタをハンドルに取り付けるようになっているホルダ(48)と、コネクタから突出してコネクタ軸(Y)に対して対称に配置された少なくとも一対の弾性横方向舌状部(45)とを備え、コネクタが揺動軸の周りを第1の方向に回転すると、横方向舌状部の一方が撓むようになされ、コネクタが揺動軸の周りを第2の方向に回転すると、他方の横方向舌状部が撓むようになっている。【選択図】図12

Description

本発明の概念は、2つの枢動軸の周りを枢動可能なカートリッジを備える湿式シェーバに関し、特に、2つの軸の周りでカートリッジを枢動できるよう適合されたコネクタを備えるシェービングハンドルシステムを含むシェーバに関する。特に、本開示は、シェーバハンドル上で2つの異なる軸の周りを枢動することができるシェービングカートリッジの目的に使用可能な特殊な種類のコネクタに関する。
GB2116470Aは、細長い刃先を含むカートリッジを担持するハンドルを含む安全かみそりを開示している。カートリッジは、刃先に対して横方向であり、かつカートリッジの皮膚係合部分を含む概念的な接平面と実質的に平行である揺動軸の周りを自由に動くようにハンドルに取り付けられる。カートリッジはさらに、カートリッジを保持するように適合されたピンによって画定された刃先と平行な軸の周りに移動するように取り付けられてもよい。
GB2116470Aのハンドルは、ハンドルの弧状溝内に配置されたほぼC字形のヨーク部材およびヨーク部材を中央位置に付勢し、弾力的に変形して揺動軸の周りでカートリッジを揺動させるのに適したばねを含む。
2つの軸の周りを枢動することを可能にするカートリッジを含む湿式シェーバの概念は一般的に知られている。しかしながら、枢動運動のより円滑な操作、より快適な剃毛経験、および製品のより容易な操作を提供するために、そのようなシェーバの現在の技術的設計を適合させるためのさらなる改良が見いだされ得る。これらのおよび他の利点は、剃毛性能の品質を維持またはさらには向上させながら、設計の単純さの増大、従って製造コストの節約に焦点を合わせるなど、本発明の概念によって追求されている。特に、本開示は、とりわけ、シェービングカートリッジの滑らかで連続的な動きを達成することを可能にする。これは、シェーバの構成要素の複雑な設計を必要とせずに達成され、それによって製品の誤動作の危険性を低減し、製品の寿命ならびに信頼性を向上させる。
上述の技術的利点を達成するために、カートリッジをハンドルに取り付けるためのシェーバのコネクタが記載されており、そのコネクタは、ハンドルに対して揺動軸の周りを回転するようになっていて、そのコネクタは、コネクタをカートリッジに取り付けるようになっている少なくとも一対のアーム、コネクタをハンドルに取り付けるようになっているホルダ、およびコネクタから突出してコネクタ軸に対して対称に配置されている少なくとも一対の弾性横方向舌状部を備えている。コネクタが揺動軸の周りを第1の方向に回転するときに横方向舌状部の一方は撓むようになっていて、コネクタが揺動軸の周りを第2の方向に回転するときに横方向舌状部の少なくとも他方は、撓むようになっている。
最近の湿式シェーバの多くは、カートリッジをブレードと平行な軸の周りに容易に枢動させるためのコネクタを備えている。一部のシェーバは、カートリッジを第2の軸の周りに回転させることをさらに可能にするコネクタを提供する。第2の軸の周りのそのような回転を可能にするように適合された機構はかなり複雑でありそして製造するのが複雑であり得る。本出願は、簡単な方法でカートリッジとハンドルとを接続するコネクタを導入し、それにより、最小限のコストで短時間でシェーバを大量に製造することを可能にする。これはまた、工程内の材料の節約にもつながる。コネクタの少なくとも2つの横方向舌状部は、コネクタが揺動軸の周りを回転するときにコネクタをその非回転位置に押し戻す付勢力を発生させる。少なくとも2つの横方向舌状部が互いに独立していることは適切であり、その目的は、コネクタ(およびカートリッジ)のいずれかの側への円滑な回転を確実にすることである。
コネクタのさらなる実施形態は、以下の追加の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
− 各横方向舌状部は少なくとも湾曲部分を含み、その湾曲部分は横方向舌状部の撓曲中に直線状に伸びるようになっている。
− 横方向舌状部は実質的にU字形である。
− コネクタは、端部回転位置に達するまで第1および第2の方向に回転するようになっており、コネクタの端部回転位置では、両方の横方向舌状部が同時に弾性変形するようになっている。
− コネクタは、コネクタ軸に沿って延びる中央舌状部を含み、好ましくは、一対の弾性舌状部は中央舌状部と一体的に形成される。
− 中央舌上部は、撓むと、0Nmmから30Nmmの間の戻りトルクを発生する。
− 各横方向舌状部の湾曲部は、撓むと、コネクタ軸線と0〜30度の間の角度を形成する線に沿って延びる直線状に引き伸ばされる。
− コネクタはプラスチック製である。
− 少なくとも横方向舌状部は金属製である。
上記の実施形態のうちの1つによるコネクタを備えるシェーバは、コネクタのアームと連結されたカートリッジと、コネクタのホルダと連結されたハンドルとを備えるように設計されてもよく、任意選択で、
− コネクタが恒久的にハンドルに取り付けられている、
− コネクタが取外し可能にハンドルに取り付けられている、
− コネクタがカートリッジにしっかりと接続されている、
− コネクタがカートリッジに取り外し可能に接続されている、ように設計されてもよい。
同時に、カートリッジを保持するための新規なシェービングハンドルシステムが企図され、それは発明を実施するための形態および図11、12A、12Bに従って上述のコネクタを用いて実施され得る。
あるいは、シェービングハンドルシステムは、近位端と遠位端との間で長手方向ハンドル方向に沿って長手方向に延びるハンドルを含み得る。シェービングハンドルシステムは、ハンドルに対して揺動軸の周りに回転するようになっているコネクタを含み、コネクタは、ハンドルの近位端から前方に延びる2つの横方向舌状部を含む。ハンドルは、横方向舌状部のいずれか一方を撓ませるための偏向手段を備える。コネクタがハンドルに対して揺動軸の周りを第1の方向に回転すると、2つの横方向舌状部のうちの一方が偏向手段によって撓むように、かつコネクタがハンドル(20)に対して揺動軸の周りを第2の方向に回転すると、2つの横方向舌状片の他方が偏向手段によって撓むように、横方向舌状部は偏向手段に当接している。上記のシェービングハンドルシステムの技術的利点は、新規なコネクタに関して上述したものと同様である。
上記で規定されたシェービングハンドルシステムのさらなる実施形態は、以下の追加の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
− シェービングハンドルシステムは、細長い支持体と一対のフックとをさらに含み、細長い支持体および一対のフックは、コネクタをハンドルに移動可能に取り付けるためにハンドルの近位端から延びる。コネクタとハンドルが互いにどのように接続されるかによって、ハンドルに対するコネクタのスライド移動の質が向上する。そのような移動を妨げるために存在する部品が少なくなるほど、その移動はより滑らかに見える。また、シェーバの分野から知られているより複雑な構造上の選択肢では、製品のいくつかの部分に毛の破片および水が集まる可能性が高い。これは、シェーバを適切にすすぐことを可能にするという点で、上述のシェービングハンドルシステムの構造上の単純さによって概ね回避される。したがって、剃毛経験の質を犠牲にすることなく、当技術分野で知られているより複雑でより高価な設計に代わるものが提供される。それどころか、剃毛の質をさらに高めるための新しい代替解決策が提案されている。
− ハンドルは上面と下面を有し、上面は下面とは反対側にあり、細長い支持体は下面から延び、フックは上面から延びる。このシェービングハンドルシステムでは、細長い支持体および一対のフックは、コネクタを確実に定位置に保持し、それが妨げられないように回転することを可能にするように適合されている。ハンドルの下面にある細長い支持体およびハンドルの上面にある一対のフックの特に好ましい位置は、一方でハンドルに対するコネクタの安定した位置、および他方でハンドルに対するコネクタの円滑な回転を保証する。本発明の概念の1つの目的は、中立位置からおよび中立位置への軸の周りのカートリッジのスムーズで妨害されない回転運動を確実にすることである。これら両方の目的は単純な構造的特徴によって達成される。
− コネクタは一対の細長いアームを含み、各アームは端部を有し、枢動軸はアームの端部を結ぶ線に平行であり、揺動軸はアームの端部を結ぶ線に対して横方向である。コネクタは揺動軸に沿ってハンドルに移動可能に取り付けられている。カートリッジが移動する2つの軸のこの構成では、ハンドルへのコネクタの上記の取り付けが特に効果的である。枢動軸の周りのカートリッジの移動はシェルベアリングを使用することによって達成することができ、一方、揺動軸の周りのカートリッジの移動はコネクタを回転させることによって達成することができる。それによって、2つの回転運動は互いに無関係であり、したがってより複雑ではない。このように構造の複雑さを減らすことは、より滑らかな動きをもたらす。
− コネクタは、揺動軸に沿って第1の端部位置と第2の端部位置との間で移動可能である。
− 各アームはベアリング構造を含む。
− 枢動軸と揺動軸とは互いに交差している。このような軸の相互の向きは、他の向きに比べてより快適な剃毛を提供する。
− ハンドルの近位端は楕円形のくぼみを含み、コネクタには楕円形のくぼみの形状と左右に一致する弧状面が設けられ、コネクタの弧状面はアームの端部を結ぶ線に対して横方向の揺動軸の周りをハンドルの楕円形の凹部に沿って揺動するようになっている。ハンドルの楕円形のくぼみとコネクタの弧状面は、互いに一定の接触を維持するようになっているので、剃毛プロセス中に個々の構成要素の適切な整列を確実にする。
− アームは実質的に共通の平面内に延在し、コネクタは2つのアームと実質的に同じ平面内に延在する可撓性中央舌状部を含む。
− 中央舌状部と横方向舌状部のそれぞれは分離しており、互いに独立している。
− 細長い支持体は、ハンドルの近位端の幅の中央から前方に延びており、コネクタをハンドルに固定するための上方に突出したブロックと、その細長い支持体の端部を形成し、上方に湾曲している偏向器の形態の偏向手段とを備える。
− シェービングハンドルシステムは、ハンドルの近位端の各側から前方に延びる2つの細長い支持体を含み、その細長い支持体はそれぞれ、細長い支持体の全幅に沿って延び、コネクタをハンドルに固定するように適合される上方に突出する段部と、細長い支持体の端部に配置され、上方に突出するピンの形態の変更手段とを備える。
− コネクタは、アームの長さに沿ってコネクタの中心に向かって延びる補強リブをさらに備え、補強リブは細長い支持体の段部と係合するようになっており、それによってコネクタをハンドルに固定する。
− シェービングハンドルシステムは、コネクタから上方に突出するスタッドを含み、コネクタは、静止位置から第1の端部位置または第2の端部位置まで揺動するようになっている。第1の端部位置では、コネクタの揺動は、スタッドが一対のフックのうちの第1のフックと接触することによって止められ、第2の端部位置では、コネクタの揺動は、スタッドが一対のフックのうちの第2のフックと接触することによって止められる。
− アームの端部を結ぶ線に沿った細長い支持体の幅は、アームの端部を結ぶ線に沿ったハンドルの近位端の幅の3分の1以下である。この特徴は、ハンドルに対するコネクタの妨害されない動きのために可能な限り多くの空間を残しながら、ハンドルに対するコネクタの取り付けの有効性および信頼性を増大させることを目的とする。より少ない材料を使用することは、製造におけるより少ないコスト、およびコネクタとハンドルとの間の潜在的な摩擦がより少ないことを意味し、そうでなければ回転運動を妨げる可能性がある。プラスチック材料などの様々な材料を用いて摩擦を低減することができる。
上記のようなシェービングハンドルシステムは、ブレードエッジ軸に沿って延びるブレードエッジを有する少なくとも1つのブレードを含むカートリッジを有するシェービングカミソリでの使用に適しており、いくつかの有利な実施形態によれば、シェービングカミソリは、以下の特徴の1つ以上を含み得る。
− シェービングハンドルシステムのコネクタは一対の細長いアームを含み、各アームは端部を有し、枢動軸はアームの端部を結ぶ線と平行であり、揺動軸はアームの端部を結ぶ線に対して横方向である。コネクタは揺動軸に沿ってハンドルに移動可能に取り付けられている。
− ブレードエッジ軸は枢動軸と平行である。
− カートリッジとコネクタが揺動軸の周りを同時に回転するように、カートリッジとコネクタが互いに取り付けられる。
− カートリッジは、枢動軸に沿ってコネクタに枢動可能に取り付けられている。
図1は、本発明の概念によるシェーバの全体図である。 図2は、図1のシェーバに含まれる構成要素の部分分解図である。 図3は、図1のシェーバのハンドルの近位部の部分図を示す。 図4Aは、コネクタが中立位置にある、本発明の概念の第1の実施形態によるハンドルの近位部の部分上面図を示す。 図4Bは、コネクタが端部回転位置にある、本発明の概念の第1の実施形態によるハンドルの近位部分の部分上面図を示す。 図5Aは、コネクタが中立位置にある、本発明の概念の第2の実施形態によるハンドルの近位部の部分上面図を示す。 図5Bは、コネクタが端部回転位置にある、本発明の概念の第2の実施形態によるハンドルの近位部の部分上面図を示す。 図6は、ブレードエッジ軸(B)に対する本発明の概念によるシェーバの2つの旋回軸の可能な位置の部分斜視図である。 図7は、図4AのVII線に沿った断面図である。 図8は、図4AのVIII線に沿った断面図である。 図9は、本特許出願で使用される剃毛面Sという用語を定義する説明図である。 図10A〜図10Cは、本発明の概念の様々な実施形態による、カートリッジの非枢動位置およびカートリッジの極限位置における揺動軸Zと剃毛面との相対位置を示す。 同上。
図11は、カートリッジが2つの軸の周りを枢動するシェーバに適したコネクタの代替品を示す。
図12Aは、コネクタが中立位置にある、図11のコネクタのシェーバハンドルへの実装を示す。
図12Bは、コネクタが端部回転位置にある、図11のコネクタのシェーバハンドルへの実装を示す。
本発明の概念の主な実施形態の以下の説明は、添付の図面を参照して行われ、同じ参照番号は、同一または類似の要素を示す。
図1は、シェーバ10を示す。シェーバ10は、遠位端20Aおよび近位端20Bを有する、好ましくは細長い形状を有するハンドル20を備える。したがって、ハンドル20は、遠位端20Aと近位端20Bとの間で長手方向ハンドル方向Lに沿って長手方向に延びる。ハンドル20は、下面20Dと上面20Cとをさらに含む。上面20Cは下面20Dの反対側にある。ハンドル20は、当該技術分野において既知の任意の適切な形状を有することができ、かつ任意の材料、例えば金属またはプラスチックから作製することができる。使用中のハンドル20のグリップを改善するために、ハンドル20上に追加の材料を使用することができる。ハンドル20、特にハンドル20の近位端20Bは、図4Aおよび図4Bに示すように、その2つの側面間で測定された幅WHを有することができる。その遠位端20Aにおけるハンドル20の幅は異なっていてもよく、またハンドル20の長さに沿って変化してもよい。シェーバ10はさらに、細長い形状を有し、カートリッジ30の長手方向に沿って延びる1つまたは複数の細長いブレード35を含むカートリッジ30を備える。1つまたは複数のブレード35のそれぞれは、図6に示すように、ブレードエッジ軸Bに沿って延びるブレードエッジ35Aを有する。カートリッジ30の長手方向は、ブレードエッジ軸Bと同一視することができる。カートリッジ30の長手方向とブレードエッジ軸Bとは、互いにほぼ平行である。
図6にも見られるように、カートリッジ30は、皮膚係合面を形成するガード33およびキャップ34を含み得る。ガード33の上面およびキャップ34の上面は、剃毛面を画定するための一般的な基準として使用される。したがって、剃毛面は、ブレードエッジ35Aが配置されているカートリッジ30の前面の輪郭によって完全に画定される。より明確には、剃毛面は図9に示すように定義することができ、すなわち剃毛面はガード33の表面およびキャップ34の表面に接する平面である。したがって、剃毛面は、ガード33またはキャップ34のいずれとも交差しないが、それらの表面のちょうど1点でガード33およびキャップ34の両方に接触する。1つまたは複数のブレード35は、剃毛面の上、中、または下に延びることができ、あるいは露出を増減するなど、他の任意の適切な構成を有することができる。露出は、剃毛面からブレード35のブレードエッジ35Aまでの距離に等しい。シェーバ10は、図2を参照してより詳細に説明されるコネクタ40をさらに備える。
図2に見られるように、カートリッジ30は、シェルベアリング46Aと係合してカートリッジ30の枢動を可能にするようになっている一対のループ状フック32を含む。ループ状フック32およびシェルベアリング46Aは、ピンおよび穴などの他の適切なベアリング構造によって代替的に置き換えることができる。カートリッジ30は、1つまたは複数のブレード35、特に1つまたは複数のブレードエッジ軸Bと平行にすることができる枢動軸Xの周りを回転するようになっていることが好ましい。枢動軸Xの周りのカートリッジ30の回転の方向は、図1の二重矢印F’で示されている。実施形態に応じて、カートリッジ30は、矢印F’によって示される一方向または両方向に回転するように適合させることができる。図2に最もよく見られるように、シェーバ10は、カートリッジ30、ハンドル20、およびコネクタ40を含む。コネクタ40はハンドルの一部であり、カートリッジ30とハンドル20Bの近位端との間に配置されている。カートリッジ30、ハンドル20、およびコネクタ40は、一緒に組み立てられる、シェーバ10の3つの別々の要素を形成する。好ましくは、カートリッジ30はコネクタ40に取り外し不能に取り付けられ、コネクタ40はハンドル20に取り外し不能に取り付けられる。しかしながら、カートリッジ30が交換可能/取り外し可能にコネクタ40に取り付けられている構成、および/またはコネクタ40が交換可能/取り外し可能にハンドル20に接続されている構成も可能である。概して、本発明を実施するための形態でさらに説明されるように、カートリッジ30はコネクタ40に対して移動可能であり、コネクタ40はハンドル20に対して移動可能である。ハンドル20およびコネクタ40は一般にシェービングハンドルシステムと呼ばれる。本願に記載されているように、このシェービングハンドルシステムは、カートリッジ30を保持するようになっている。シェービングハンドルシステムはさらに、カートリッジ30が2つの異なる軸の周りを動くこと、すなわちハンドル20に対して枢動運動および/または回転運動を実行することを可能にするように適合されている。
図2をさらに参照すると、ハンドル20は、その近位端20Bに、細長い支持体22、24および一対のフック21Aを備える。細長い支持体22、24の2つの例、梁状支持体22およびプラットフォーム状支持体24が開示されている。図2、図3、図4A〜図4Bは、梁状支持体22を備えた実施形態を示し、図5A〜図5Bは、プラットフォーム状支持体24を備えた実施形態を示す。細長い支持体22、24は、好ましくはハンドル20の下面20Dに位置決めされてそこから延びる。一方、一対のフック21Aは、好ましくはハンドル20の近位端20Bの上面20Cに配置され、そこから延びる。好ましくは、フック21Aは、ハンドル20の近位端20Bの各側に設けられる。いくつかの代替の実施形態では、ハンドル20の近位端20Bの上縁に沿って2つより多い、例えば3つまたは4つのフック21Aを設けることができる。
コネクタ40は、カートリッジ30をハンドル20の近位端20Bに取り付けるようになっている。この目的のために、コネクタ40は一対のアーム46によって形成されている。アーム46は、実質的にハンドル20とカートリッジ30との間に延びる。各アーム46は端部46Aを有し、これはシェルベアリングとして、すなわち丸い表面を有するホルダとして構成することができる。アーム46の端部46Aは、仮想線Pを画定するように見ることができる。線Pは、アーム46の端部46Aの間に広がり、アーム46の2つの端部46Aの間に仮想接続を形成する。好ましい実施形態では、枢動軸Xは、アーム46の端部46Aを結ぶ線Pに平行な軸として定義される。ハンドルシステムは、コネクタ40がハンドル20へ揺動軸Zに沿って移動可能に取り付けられるように(図1、2で最もよく分かる。または6で最もよく分かる)、アーム46の端部46Aを結ぶ線Pに対して横方向である揺動軸Zをさらに含んでもよい。揺動軸Zの周りのコネクタ40の回転方向は、図1に示す二重矢印Fで示されている。コネクタ40は、矢印Fで示す2つの方向のそれぞれに回転するようになっている。
コネクタ40は、線Pとコネクタ軸Yとによって画定される平面PY内に延びる。線Pは、アーム46の端部46Aを接続する。コネクタ40が中立の非回転位置にあるとき、コネクタ軸Yは長手方向ハンドル方向Lと同一である。コネクタ40が揺動軸Zの周りを矢印Fの方向に回転すると、コネクタ軸Yは長手方向ハンドル方向Lを有する角度Rを形成する。これは、図4Bおよび図5Bに示されている。長手方向ハンドル方向Lとコネクタ軸Yとの交点が、揺動軸Zが位置する点である(図4B、図5B参照)。一対のアーム46は、図4A、図4B、図5Aおよび図5Bに示すように共通平面PY内に延びることができる。
好ましい実施形態では、カートリッジ30は、非枢動位置から極限枢動位置までの動きを実行するようになっている。カートリッジ30の極限枢動位置は、最大40°の枢動角度Aの周りの回転に対応し得る(例えば、20°、または30°に等しくなり得る)。枢動角度Aは、枢動軸X周りの回転に対応する、カートリッジ30の非枢動位置と極限枢動位置との間の差角度である。
枢動軸Xの上記の定義は、枢動軸Xの様々な可能な位置を含む。枢動軸は、カートリッジ30の内側と交差するように配置することができ、または剃毛中は実質的に皮膚の表面内にあるようにブレードエッジ35Aの前でカートリッジ本体の外側にあることができる。枢動軸Xは、剃毛面と平行であり得る。好ましくは、枢動軸線Xは、剃毛面の近くにあるか、または剃毛面の一部である。枢動軸Xは、ブレードエッジ軸Bと同一であってもよい。揺動軸Zは、枢動軸Xに対して垂直であることが好ましい。
本段落を通して、中立の非枢動位置にあるカートリッジ30を参照する。この場合、揺動軸Zは剃毛面Sと平行であってもよく、剃毛面Sに含まれていてもよい。代替として、揺動軸Zは、剃毛面Sと角度を形成してもよい。カートリッジが、枢動軸Xの周りを枢動しないとき、揺動軸Zは、2つ以上のブレード35がカートリッジ30に設けられている場合には、2つ以上のブレードエッジ軸Bと交差することができる。枢動軸Xと揺動軸Zとは互いに交差してもよい。枢動軸Xと揺動軸Zとのこの交点は、剃毛面S内にあり得る。いくつかの実施形態では、枢動軸Xと揺動軸Zとの交点は、ブレードエッジ軸B上に位置し得る。他の実施形態では、枢動軸Xと揺動軸Zとの交点は、剃毛面S(図9に画定されている剃毛面)の上または下にあり得る。いくつかの実施形態では、揺動軸Zは、カートリッジ30の本体を貫通することができ、またはブレードエッジ35Aの前でカートリッジ本体の外側にあることができる。2つ以上のブレード35がカートリッジ30に設けられている場合、揺動軸Zは2つ以上のブレードエッジ軸線Bと交差してもよい。揺動軸Zは、代替として、ガード33とキャップ34とによって形成される平面内にあってもよい。揺動軸Zは、アーム46が延在する共通平面PYに対して垂直である。
しかし、揺動軸Zはまた、揺動軸Zの位置のわずかな許容変動を考慮して、平面PYと角度を成してもよい。例えば、揺動軸Zと平面PYとの間の直角は、GD&T規格の軸配置のための真の位置許容範囲に適用されるため、約2°、4°、6°、または8°だけ変化してもよい。
図10A〜図10Cに示されるように、剃毛面Sに対する揺動軸Zの3つの可能な構成があり、それらは本発明の概念と両立する。
図10Aは、カートリッジ30が非枢動位置にあるとき、揺動軸Zが剃毛面S内にある構成を示す。カートリッジ30は、20°、30°または40°とすることができる枢動角度Aに沿って枢動軸Xの周りに回転することができる。この実施形態では、極限枢動位置にあるカートリッジ30の揺動軸Zおよび剃毛面Sは、枢動角度A(カートリッジ30をその周りで枢動させることができる最大角度)に等しい角度を形成する。また、この実施形態では、揺動軸Zが平面PYに対して垂直であるので、剃毛面Sは、非枢動位置において平面PYに対して垂直である。次に、枢動角度Aが40°に等しい場合、カートリッジ30°が極限枢動位置にあるとき、剃毛面Sは平面PYと50°の角度をなして形成される。
図10Bは、揺動軸Zと剃毛面Sとの間の代替の配置を示す。ここで、カートリッジ30が極限枢動位置にあるとき、揺動軸Zは剃毛面S内にある。したがって、カートリッジ30の極限枢動位置では、剃毛面Sと平面PYとは直角を形成する。枢動角度Aが40°に等しい場合、カートリッジ30の非枢動位置では、剃毛面Sは平面PYと130°の角度を形成する。
図10Aおよび図10Bの両方の実施形態は、ハンドル20の様々な形状と共に使用することができる。これらの配置は良い剃毛結果を示す。
図10Cは、揺動軸Zが、カートリッジ30の非枢動位置と極限枢動位置とに対応する剃毛面Sの位置の間にある実施形態を示す。非枢動位置にある剃毛面Sと揺動軸Zとの間には、第1の角度A1が形成されている。極限枢動位置にある剃毛面Sと揺動軸Zとの間には、第2の角度A2が形成されている。定義により、A1+A2=Aである。好ましくは、揺動軸Zは、非枢動位置と極限枢動位置との間の角度のちょうど中間にある、すなわちA1=A2である。第1の角度A1と第2の角度A2との合計は、例えば40°であり得る。好ましい実施形態では、したがって、第1の角度A1および第2の角度A2は両方とも20°である。しかしながら、第2の角度A2が0°からA/2°の間のどこかにあるような構成、例えば第2の角度A2が5°、10°または15°である場合にも好ましい結果が得られた。
カートリッジ30は、中央弾性舌状部44と協働するようになっている1つまたは2つのカム31またはカム面をさらに含む。カートリッジ30が枢動軸Xの周りに枢動されると、中央弾性舌状部44がカートリッジ30に作用する付勢力を発生させ、それによってカートリッジ30を非枢動位置に復帰させる。非枢動位置は、カートリッジ30が中立状態にあるように、剃毛力が加えられておらず、かつカートリッジ30が枢動軸Xに対して枢動されていないカートリッジ30のそのような位置に対応する。非枢動位置にあるカートリッジ30は、例えば図6に示されている。
図2に見られるように、コネクタ40は、2つのアーム46を相互接続する弧状面42をさらに含む。弧状面42は、ハンドル20の近位端20Bの幅WHに実質的に沿って延びており、ハンドル20との接触を維持するようになっている。弧状面42は、2つのアーム46と実質的に同じ共通平面PY内にある。各アーム46は、コネクタ40の一方の側に配置されており、ハンドル20に隣接する側からカートリッジ30に向かって前方に延びている。アーム46はまっすぐであってもなくてもよい。例えば、アーム46は、コネクタ40の中央に向かって湾曲していてもよい。あるいは、アーム46は、ハンドル20の全体形状を反映するために、下方または上方に湾曲していてもよい。各アーム46の端部46Aには、カートリッジ30に配置された一対のループ状フック32を介してカートリッジ30をコネクタ40に取り付けるためのシェルベアリングが配置されている。
弧状面42の中央部からカートリッジ30に向かって前方に中央舌状部44が延びている。中央舌状部44は、2本のアーム46とほぼ平行に延びており、2本のアーム46の間の中央に位置している。中央舌状部44に隣接して、2つの横方向舌状部45が延びている。中央舌状部44は、2つのアーム46と同じ平面PY内にあることが好ましい。それはまた、この平面PYの上または下にあってもよく、この平面PYと実質的に平行である。横方向舌状部45は、中央舌状部44と対応するアーム46との間に配置されている。各横方向舌状部45は、コネクタ40の弧状面からカートリッジ30に向かって前方に延びる。したがって、横方向舌状部45は、2つのアーム46および中央舌状部とほぼ同じ方向に延びる。横方向舌状部45は、中央舌状部44より短くてもよい。好ましくは、横方向舌状部45の長さは、中央舌状部44の長さの50〜90%の範囲である。横方向舌状部45は、アーム46と同じ平面PY内に配置されても、平面PYの下に延びる平面内に配置されてもよい。各横方向舌状部45は、横方向舌状部45の撓みが可能であるように弾性材料から作られる。弾性材料は、例えばプラスチックであり得る。
コネクタ40は、弾性舌状部44、45が配置されているコネクタ40の中心に向かって各アーム46から突出する補強リブ46Bを含むことができる。補強リブ46Bは、アーム46の長さの大部分に沿って延びることができる。補強リブ46Bは、アーム46の長さの30〜90%に沿って広がることが好ましい。補強リブ46Bは、横方向舌状部45と同じ長さを有することが好ましい。例えば、補強リブ46Bは、アーム46の長さの半分であり得る。コネクタ40はまた、弧状面42の中央部分から上方に突出するスタッド43を含み得る。コネクタ40の側面は、中央舌状部44を通る対称面に対して対称であり得る。この対称面は、平面PYに対して横方向であり得る。
図3を参照すると、ハンドル20の近位端20Bは、ハンドル20の幅WHを横切って延びる楕円形のくぼみ23をさらに含む。楕円形のくぼみ23は、ハンドル20の近位端20B内に内向きに湾曲する円形の凹形状を有する。楕円形のくぼみ23は、コネクタ40の弧状面42の形状と相補的な形状を有し、その結果、楕円形のくぼみ23は弧状面42に密接に嵌合する。言い換えれば、弧状面42は、楕円形のくぼみ23の形状と左右に一致する。この特徴は、図2、図4および図5から最も明らかであり、図7および図8の断面図からも同様である。楕円形のくぼみ23および弧状面42は、互いに対して滑動するように適合されており、したがって、図1、図2、または図6に最もよく示されている揺動軸Zの周りにコネクタ40の回転運動を生じさせる。カートリッジ30とコネクタ40とは、剃毛力がカートリッジ30に加えられるときに揺動軸Zの周りに同時に回転するように互いに取り付けられてもよい。コネクタ40は、一方の側の第1の端部位置に、または他方の側の第2の端部位置に回転するようになっているのが好ましい。同様に、カートリッジ30はまた、第1の端部位置と第2の端部位置との間で回転し得る。
一般に、細長い支持体22、24は、ハンドル20の近位端20Bの一部分から延びて、それが下方からコネクタ40を支持し、一方、一対のフック21Aが上方からコネクタ40を支持する。細長い支持体22、24は、ハンドル20の近位端20Bの下面20Dから延びる。細長い支持体22は梁状の形状を有していてもよく、これは図2、図3、または図4A〜図4Bに見ることができる。細長い支持体22はさらにブロック22Bを備えることができる。ブロック22Bは、コネクタ40をハンドル20に固定し、緩んだ動きを防止する。より具体的には、ブロック22Bは、コネクタ40の弧状面42が前方に(すなわち、ハンドル20の近位端20Bから離れるように)滑るのを防ぎ、したがって弧状面42が楕円形のくぼみ23との接触を維持することを可能にする。1つの可能な実施形態によれば、梁状支持体22はさらに、偏向器22Aを含み、それは細長い支持体22の先端を形成しそして上方に湾曲する。フック21Aは、フック21Aから下方に延びる突起部21Cを含む。ブロック22Bの機能と同様に、突出部21Cも、コネクタ40、特にコネクタ40の弧状面42をハンドル20の近位端20Bに固定するようになっている。
代替の実施形態では、細長い支持体24は、図5A〜図5Bのようなプラットフォーム状の形状を有することができる。細長い支持体24は、それぞれがハンドル20の近位端20Bの一方の側からカートリッジ30に向かって前方に突出するように対で提供され得る。細長い支持体24の各々は、上向きのピン25を含み得る。ピンは、細長い支持体24の端部に配置されるのが好ましい。横方向舌状部45の長さに応じて、ピン25は、細長い支持体の長さの端部と中央部との間のどこにでも配置することができる。ピン25はまた、単一の細長い支持体22がハンドルの近位端部20Bの幅WHの中央から延びる実施形態においても使用され得る。各細長い支持体24の長さのほぼ中央に段部24Bを設けることもできる。段部24Bはプラットフォームを2つの部分に分割し、一方の部分は他方の部分の表面の下にその表面を有し、両方の表面は実質的に平行である。各段部24Bは、コネクタ40を所定位置に固定するように対応する補強リブ46Bと係合して、ハンドル20に対するコネクタ40の旋回運動のみを可能にするように適合させることができる。補強リブ46Bと係合する各細長い支持体24の段部24Bは、弧状面42と係合する梁状支持体22のブロック22Bと同様の機能を果たす。
梁状支持体22およびプラットフォーム状支持体24の上記の外観は一例にすぎず変更することができ、あるいは1つの種類の支持体に関する特徴を他の種類の細長い支持体に見ることができ、その他の特徴と組み合わせることができる。例えば、梁状支持体22の偏向器22Aは、プラットフォーム状支持体24のピン25と交換することができる。それらは同様の機能を果たすからである。梁状支持体22は、対をなして設けられてもよく、中央部分から延びるのではなく、ハンドル20の側面から延びることができる。同様に、単一のプラットフォーム状支持体24が近位端20Bの中央部分から延びていてもよい。同様に、段部24Bと協働する補強リブ46B、または弧状面42と協働するブロック22Bは、どちらのタイプの細長い支持体にも現れることができる。いくつかの実施形態では、細長い支持体の数は3つ(側面からおよび中心から延びる)以上であり得る。
細長い支持体22、24は幅WB、WPを有することができる。細長い支持体22の幅WB、細長い支持体24の幅WPは、好ましくは、ハンドル20の近位端20Bの幅WHの3分の1以下である。ハンドルの近位端20Bの幅WHは、アーム46の端部を結ぶ線Pに沿ってとられている。線Pはコネクタ40と一緒に回転することができるので、コネクタが非回転位置にあるとき、幅WHは線Pに沿って取られる。例えば、支持体22の幅WB、支持体24の幅WPは、近位端20Bの幅WHの4分の1であり得る。フック21Aの幅(図示せず)に関しても同様の配置が可能である。フック21Aは、好ましくは近位端20Bの幅WHの3分の1よりも広くないべきであり、例えば近位端20Bの幅WHの約4分の1の幅を有することができる。
本発明の概念は、単純な機械的構成要素を使用することによってカートリッジ30を2つの枢動軸の周りに回転させるための手段を提供する。本発明の概念は、滑らかさを増すことによって動きの質を保証し、それによってより良い剃毛体験をもたらす。2つの異なる枢動運動は、互いに独立しているのが好ましい。これは、カートリッジ30が非枢動位置(枢動軸Xの周りの枢動を参照)および/または非回転位置(揺動軸Zの周りの回転を参照)に戻るときに加えられる付勢力にも当てはまる。言い換えれば、これらの付勢力もまた互いに独立していることが好ましい。
コネクタ40の弧状面42は、剃毛力がカートリッジ30に加えられると、コネクタ40が揺動軸Zの周りでハンドル20に対して回転するように、ハンドル20の楕円形のくぼみに沿って回転するようになっている。一般に、細長い支持体22、24は偏向手段を含む。コネクタ40は、枢動軸Xと揺動軸Zの両方に実質的に垂直な方向に延びる2つの横方向舌状部45を備える。横方向舌状部45は、カートリッジ30が第1の方向に揺動軸の周りを回転するときに、2つの横方向舌状部45のうちの一方が偏向手段によって撓むように、かつコネクタ40が第2の方向に揺動軸Zの周りを回転するとき、2つの横方向舌状部45のうちの他方が偏向手段によって撓むように、偏向手段に当接する。横方向舌状部45の各々の屈曲は、回転コネクタ40を非回転位置に戻す付勢力を発生させる。カートリッジ30とコネクタ40とは互いに取り付けられているので、コネクタ40の回転はそれぞれカートリッジ30の対応する回転を伴う。好ましくは、中央舌状部44および各横方向舌状部45は互いに分離し独立している。
次の段落では、図4A〜図4Bに対応して、ハンドル20に、ハンドル20の近位端20Bの幅WHの中央から延びる細長い支持体22を設けたときの、揺動軸Zの周りのコネクタ40の回転運動について説明する。
図4A〜図4Bの細長い支持体22は、コネクタ40をハンドル20に固定するための上方に突出するブロック22Bを備える。この場合、偏向手段は、細長い支持体22の端部を形成する偏向器22Aの形をしており、この端部は上方向に湾曲している。明確にするために、カートリッジ30は図4A〜図4Bには示されていない。元の位置では、カートリッジ30に剃毛力が加えられていないとき、互いに対する個々の要素の相互構成は図4Aに示す通りである。図4Aの左側横方向舌状部45は、左から偏向器22Aに密接に当接する。図4Aの右側横方向舌状部45は、右から偏向器に密接に当接する。剃毛力が現れて、コネクタ40がハンドル20に対して矢印Fで示された方向のうちの1つに回転し始めると、横方向舌状片45のうちの1つが撓む、すなわち元の方向から偏向器22Aによって偏向されたことが分かる。各横方向舌状部45の機能は、図4Aに示すようにコネクタ40をその元の回転していない位置に押し戻すために、偏向器22Aを通してハンドル20に付勢力を及ぼすことである。非回転位置とは、コネクタ40が揺動軸Zの周りを回転していないときの位置をいう。非回転位置では、相互接続によって、コネクタ40もカートリッジ30も揺動軸Zの回りを回転しない。
図4Bは、コネクタ40が左側に回転され(すなわち、コネクタ40の弧状面42がハンドル20の楕円形のくぼみ23に対して左側にスライドする)、その結果、右側弾性舌状部45が右に撓むことを示す。この状況では、剃毛力が消滅するとすぐに、右側弾性舌状部がゼロでない力を偏向器22Aに及ぼし、コネクタ40が右に逆回転する。コネクタは、図4Bに示すように矢印Fの方向に回転する。適用された剃毛力によって、コネクタ40が右に回転させられたときにも同様の状況が生じる。この場合、剃毛力が消滅するとすぐに、左側横方向舌状部45が撓み、コネクタ40を非回転位置に戻す。図4Bは、非回転位置(破線)と比較して、部分的に回転した位置(実線)にあるコネクタ40を示す。図4Bはまた、端部回転位置(一点鎖線)にあるコネクタ40を示す。端部回転位置において、コネクタ40は、スタッド43が2つのフック21Aのうちの一方に接触するような角度まで回転される。図4Bはスタッド43を示しており、スタッド43は弧状面42の中央部分から上方に突出し、コネクタ40がそれ以上回転するのを防止している。コネクタ40は、休止位置から第1の端部位置または第2の端部位置まで揺動するようになっている。第1の端部位置では、スタッドが一対のフック21Aのうちの第1のフック21Aと接触することによって、コネクタ40の揺動が停止される。第2の端部位置では、スタッド43が一対のフック41Aのうちの第2のフック41Aと接触することによって、コネクタ40の揺動が停止される。図2に示されている停止部42の機能も同様である。停止部41は、コネクタ40の弧状面42の底部に配置されてもよい。停止部41は、弧状面42の両端に配置されてもよい。停止部41は弧状面42から下方に突出していてもよい。コネクタ40が左または右のいずれかに回転すると、一方の停止部41がハンドル20の近位端20Bの幅WHの中央で細長い支持体22に接触し、コネクタ40がそれ以上回転しないようにする。細長い支持体が近位端20Bの中央とは異なる場所に配置されている場合、停止部41は使用されなくてもよい。しかしながら、スタッド43の使用はそれらの場合でも依然として可能である。
図4Bに示すように、コネクタ40が端部回転位置にあり、スタッド43がフック21Aの1つに接触すると、コネクタ40は一方向にしか回転することができない。この方向は一重矢印Fで示されている。
非回転位置では、コネクタ軸Yと長手方向ハンドル方向Lとの間の角度Rはゼロに等しい(上面図から見て)。実施形態に応じて、端部回転位置における角度Rは、10°から45°の範囲であり得る。例えば、端部回転位置に対応する角度Rの値は、20°または30°である。
図5Aは別の実施形態を示しており、ここでは2つのプラットフォーム状支持体24がハンドル20の近位端20Bの各側から前方に延びている。細長い支持体24はそれぞれ、細長い支持体24の全幅に沿って延び、各アーム46の一部と係合することによってコネクタ40をハンドル20に固定するようになっている上方に突出する段部24Bを備える。段部24Bは対応する補強リブ46Bと係合することができる。偏向手段は、各細長い支持体24の端部に配置されたピン25の形態とすることができる。ピン25は上方に突出している。また、図5Aは、コネクタ40、カートリッジ30および横方向舌状部45の初期位置を示している。明確にするために、中央舌状部44は図5A〜図5Bから省略されている。初期位置において、剃毛力が加えられていないとき、横方向舌状部45は弛緩位置にあり(すなわち、張力がない状態)、コネクタ40は非回転位置にある。左側横方向舌状部45は、右側から左側の細長い支持体24のピン25に当接する。同様に、右側横方向舌状部45は、左側から右側の細長い支持体24のピン25に当接する。
図5Aの非回転位置では、コネクタ40は、二重矢印Fで示す方向のいずれにも回転することができる。
図5Bは、剃毛力の存在のためにコネクタ40が左側に向かって回転しているときの状況を示す。この回転により、左側横方向舌状部45は、左側の細長い支持体24の対応するピン25によって右側に曲げられるので、撓む。剃毛力が消えると、張力を受けている左側の弾性舌状部45が対応するピン25に付勢力を及ぼし、それによってコネクタ40を非回転位置に戻す。コネクタ40の回転運動中、補強リブ46Bは細長い支持体24の対応する段部24Bと係合することが好ましい。図5Bから明らかなように、コネクタ40が完全に回転すると、補強リブ46Bのうちの1つが対応する段部24Bとの接触を失い、したがって段部24Bから外れる可能性がある。次に、コネクタ40をハンドル20にしっかりと取り付けることは、他方の補強リブ46Bが図5Bの他方の細長い支持体24の対応する段部24Bと完全に係合することによって保証される。したがって、単一の支持体がハンドル20の近位端20Bの中央に使用される場合、アーム46の補強リブ46Bおよび細長い支持体上の段部24Bのみによってコネクタ40をハンドル20に取り付けることは適切ではない。なぜなら、ハンドル20に対するコネクタ40の回転は、ハンドル20からのコネクタ40の完全な離脱を引き起こすからである。
図5Bは、端部回転位置にあるコネクタ40を示す。この状況は、アーム46のうちの1つがプラットフォーム状支持体24の対応する部分と交わるときに起こる。そして、コネクタ40の回転を停止させる。その後、コネクタ40は、図5Bに矢印Fで示す一方向にのみ回転することができる。コネクタ40が(ハンドル20に対して)端部回転位置にあるとき、コネクタ軸Yと長手方向ハンドル方向Lとは角度Rを形成する。角度Rは、ハンドルに対するコネクタ40の最大回転に対応し、10〜40°の間のどこかにあり、たとえば角度は20°または30°である。
図4A〜図4Bおよび図5A〜図5Bの両方の実施形態において、横方向舌状部45は、コネクタ40に戻りトルクを及ぼすようになっている。より具体的には、図4A〜図4Bの実施形態では、偏向器22Aに作用することによって戻りトルクがコネクタ40に及ぼされる。図5A〜図5Bの実施形態では、戻りトルクは対応するピン25に作用することによってコネクタ40に及ぼされる。各横方向舌状部25によって発生される戻りトルクは、0〜30Nmmの間、好ましくは10〜30Nmmの間、さらにより好ましくは15〜25Nmmの間である。コネクタ40がいずれかの側に回転するにつれて、横方向舌状部45によって及ぼされる戻りトルクが減少する。戻りトルクの増加は、角度Rに線形的にも非線形的にも依存し得る。1度当たりの戻りトルクの増加は、0.5Nmm〜2Nmmの間、好ましくは0.67Nmm〜2Nmmの間、さらにより好ましくは1〜1.67Nmmの間であり得る。
図4A〜図4Bおよび図5A〜図5Bの両方の実施形態において、コネクタ40は、枢動軸Xおよび揺動軸Zの両方に実質的に垂直な方向に延びる中央舌状部44を備えることが好ましく、それにより、中央舌状部44の先端は、カートリッジ30の裏側のカム面31に接触する。カートリッジ30が枢動軸Xの周りに枢動されたときに中央舌状部44が付勢力をカートリッジ30に及ぼすように、カートリッジ30が枢動軸線Xの周りに枢動されると、中央舌部44は撓むようになされ、したがって、カートリッジ30を非枢動位置に戻す。2つの回転運動は互いに独立しているように設計されているので、枢動軸Xの存在なしに揺動軸Zのみを有する代替実施形態も可能である。
図7および図8は、コネクタ40およびハンドル20の近位端20Bを通る2つの断面図を示す。図7は、コネクタ40が細長い支持体22によって下方からどのように支持されているか、およびコネクタ40がブロック22Bによってどのように定位置に固定されているかを示している。対照的に、図8は、コネクタ40がフック21Aによって上方から所定位置にロックされる様子を示す。図8は、中央舌状部44がアーム46によって形成された平面PYの上方に位置する実施形態を示す。
本発明の概念のさらなる実施形態は、以下のように企図され実現される。この実施形態は、図11、12Aおよび12Bを参照して説明される。この実施形態は、代替のコネクタ40、より具体的には横方向舌状部45の特別な配置および形状を特徴とする。これにより、ハンドル20およびコネクタ40全体の構造的特徴にいくつかの好ましい修正がもたらされ、これは以下の段落で十分に説明される。
図11は、シェービングカートリッジ30を2つの軸の周りに回転させることを可能にするシェーバ10において使用されるコネクタ40を示す。図11のようなコネクタ40は、カートリッジ30のそのような移動を容易にする。既に上述した実施形態との相違点のみを以下に述べる。前の本文で説明したハンドル20、カートリッジ30、およびコネクタ40のすべての特徴は、以下に異なる手段を説明しない限り、図11、図12A、図12Bの実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
コネクタ40が、カートリッジ30をハンドル20の近位端20Bに取り付けて保持するための少なくとも2つのアーム46を含み得ることが繰り返される。各アーム46は、シェルベアリング46Aまたは任意の代替の保持手段として構成され得る端部を有する。
シェルベアリング46Aは、枢動軸Xの周りのカートリッジ30の枢動運動を容易にする。シェルベアリング46Aを結ぶアーム46間の線は、線Pを画定する。同時に、以下により詳細に説明するように、コネクタ40は、揺動軸Zの周りの回転運動に適合する。コネクタは平面PY内に延び、ここでY軸はコネクタ軸であり、コネクタ40が中立位置にあるときの長手方向ハンドル方向と同一である。コネクタ軸Yは、コネクタ40の中央を通って延び、図11のようにコネクタ40の対称軸を表す。それにもかかわらず、本開示は、いくつかの用途の必要性が生じた場合にコネクタ40が厳密に対称的な形状から逸脱する可能性があることを考慮に入れている。軸X、YP、Z間の可能な方向と相互関係は、上記の説明と同じである。同様に、カートリッジ30は、カートリッジ30の長手方向に沿って延びる1つまたは複数の細長いブレード35を含む。各ブレード35は、ブレードエッジ軸Bに沿って延びるブレードエッジ35Aを有する。
図11によれば、アーム46は、コネクタ軸Yに対して実質的に平行かつ対称的に延びることができる。アーム46は、両方のアーム46に共通の支持であるコネクタ本体42から突出することができる。コネクタ本体42は、ハンドル20に向かって湾曲する実質的に丸い形状を有してもよい。コネクタ本体42の曲率は、コネクタ40が揺動軸Zに沿って回転するときにコネクタ本体42が沿って移動する半円の曲率に対応し得る。したがって、コネクタ本体42は、ハンドル20の近位端20Bに面し得る。ハンドル20の近位端20Bの対応する面は、コネクタ本体42がハンドル20の近位端20Bの面に沿って摺動することができるように、コネクタ本体42と同じ曲率を有することができる。
ハンドル20に面する端部に、コネクタ40はホルダ48を備えるのが好ましい。ホルダ48は、コネクタ本体42からハンドル20に向かって対称的に突出する2つの側壁として構成することができ、2つの側壁の間に延びる後壁によって接続される。各側壁は、コネクタ軸Yと平行であることが好ましい。ホルダ48の各側壁には突起49を設けることができ、各突起49はハンドル20との回転可能な接続を容易にする。各突起49は、ホルダ48の下のハンドル20の近位端20Bに配置された溝26に摺動可能に嵌合することができる。図11では、突起49は透視図でスケッチされている。突起49は、コネクタ平面PYにほぼ垂直にコネクタ平面PYから外側に突出している。溝26は、揺動軸Zが円の中心と交差し、かつ円がコネクタ平面PY内にあるかまたはそれと平行になるように、円の円周に沿って延びることができる。剃毛力がカートリッジ30に加えられると、カートリッジ30およびコネクタ40は動き始める。溝26と突起49との間の接続が制限されているため、揺動軸Zの周りの回転運動のみが可能である。
ホルダ48の技術的利点の1つは以下の通りである。コネクタ40の全体構造は、本体42とアーム46とが実質的にハンドル本体の外側に比較的小さなコンパクトなユニットを形成するようになっている。ハンドル20とコネクタ40との間の接続を容易にするために、ホルダ48は、ハンドル本体の内側に突出するコネクタ40の唯一の構成要素であり得る。これにより構造が簡単になり、製造中の不良品の発生または使用中のシェーバ10の破損の危険性が減少する。また、ホルダ48は、ハンドル20への接続を容易にするだけでなく、中央舌状部44も保持する。中央舌状部44はホルダ48の後壁から遠くまで突出することができ、したがって中央舌状部44をより長くすることができる。より長い中央舌状部44は、カートリッジ30に加えられる剃毛力に対してより敏感であり、より快適な剃毛をもたらす。横方向舌状部45(これについては後でさらに説明する)および中央舌状部44の両方は、したがって、コネクタ40の同じ部分、すなわちホルダ48から突出することが好ましい。これはまた、中央舌状部44および横方向舌状部45が一体の部品またはユニットとして形成されることを可能にする。
図11によれば、ホルダ48の側壁から延びる2つの横方向舌状部45がある。例えば、横方向舌状部45は、ホルダ48の側壁がホルダ48の後壁を接続する点から延在してもよい。横方向舌状部45は、ホルダ48と同じ材料から作られてもよく、両方とも一体として成形されてもよい。また、コネクタ40全体を単一品として成形することができる。あるいは、横方向舌状部45は、接着剤またはスナップ嵌めなどの適切な取り付け手段によってホルダ48に取り付けられてもよい。一対の横方向舌状部45は、コネクタ軸線Yに対して対称的な位置および構造を有することが好ましい。横方向舌状部45は、プラスチックなどの適切な材料から作られ、弾性舌状部45の撓みおよび曲げを可能にし、少なくとも舌状部の長さの一部をなす。したがって、横方向舌状部45の主な特徴は、それらが弾性的であるということである。
実施形態では、各横方向舌状部45は、図11に示すように、少なくとも4つの異なる部分、すなわち固定部分45A、U字形部分45B、湾曲部分45Cおよび先端部分45Dをそれぞれ含む。
固定部分45Aは、例えばホルダ48の側壁と後壁とが接続する縁部など、ホルダ48に固着されていてもよい。固定部分45Aは、ホルダ48の側壁と平行におよび/または実質的にアーム46に向かう方向(カートリッジ30に向かう方向)に延びてもよい。横方向舌状部45全体のより良好な安定性を容易にするために、固定部分45Aは剛性の非弾性材料から作られ得ることが好ましい。その場合、U字形部分45Bおよび/または湾曲部分45Cのみを弾性にすることができる。
U字形部分45Bは、U字形の底部がアーム46の方を向くように湾曲している。U字形部分45Bはプラスチックのような弾性復元性材料から作られるのが好ましい。U字形状の端部は、それぞれ固定部分45Aおよび湾曲部分45Cに隣接している。したがって、湾曲部分45Cは、固定部分45Aとは反対方向、すなわちアーム46から離れる方向に延びることが好ましい。U字形部分45Bのために、横方向舌状部45は全体として文字Uの全体形状を有する。
湾曲部分45Cは、コネクタ軸Yに次第に収束するように湾曲していることが好ましく、その結果、先端部分45Dに隣接する湾曲部分の端部は、U字型部分45Bに隣接する湾曲部分の端部よりもコネクタ軸Yに近い。湾曲部分45Cは、ゼロではない曲率を有する、すなわち、それらは両方ともコネクタ軸Yに向かって湾曲しかつ収束する。湾曲部分45Cは好ましくは対称的であり、それらの曲率は同じである。湾曲部分45Cはプラスチックのような弾性復元性材料から作られる。
横方向舌状部45のより良好な成形性および横方向舌状部45の形状のより滑らかな変化を達成するために、湾曲部分45Cは、U字形部分45Bよりも低い弾性率を有することができる。すなわち、U字形部分45Bは、湾曲部分45Cと比較して硬くてもよい。
先端部分45Dは、好ましくは直線状、すなわち湾曲していない。先端部分45Dは、各湾曲部分45Cと連続的に接続してコネクタ軸Yに向かって収束し続ける(ただし、湾曲部分45Cの場合とは異なり、この収束は次第に増加しなくなる)。コネクタ40の中立位置では、それぞれの先端部45Dは支柱27を圧迫する。支柱27は、ハンドル20の近位端20Bの基部から直立して突出しており、長手方向ハンドル軸に対して実質的に対称的に配置されている。固定部分45Aと同様に、先端部分45Dは、U字形部分45Bおよび湾曲部分45Cとは対照的に好ましくは剛性かつ非弾性であり、それによって回転するカートリッジ30からの横方向舌状部45の変形部分への剃毛力の円滑な伝達をもたらす。いくつかの実施形態では、U字形部分45Bでさえも剛性であり得、横方向舌状部45の弾性は完全に湾曲部分45C内にあり得る。
横方向舌状部45の動作に移り、図12Aを参照すると、中立位置では、両方の横方向舌状部45が対応する支柱27に当接する。支柱27は、図1〜図10の実施形態に関して説明した偏向手段と同じ機能を有する。したがって支柱27は、既に説明した偏向器22Aおよびピン25と同様の偏向手段の別の例である。支柱27は、コネクタ40が回転したときに横方向舌状部45を撓ませる。上述したように、U字形部分45Bおよび湾曲部分45Cの少なくとも一方は弾性を有することが必要である。両方の部分が弾性である実施形態を以下に説明する。コネクタ40が中立位置にあるとき、弾性U字形部分45Bと弾性湾曲部分45Cとは中立状態にある。図12Aの二重矢印Fは、コネクタが2方向に回転可能であることを表している。
図12Bを参照すると、カートリッジ30に剃毛力が加えられると、その力によってカートリッジ30およびコネクタ40が回転する。図12Bでは、コネクタ40はハンドル20の左側に向かって移動している。この時点で、右側の湾曲部分45Cは、その過程で真っ直ぐになるように引き伸ばされ、それによってコネクタ40を中立位置に向かって付勢する付勢力を発生させる。同時に、右側のU字形部分45Bもまた、その過程で伸びて広がるように引き伸ばされる。一方、コネクタ40が回転すると、左側の横方向舌状部45がハンドル20の左側部28Aに近づく。図12Bに示すように端部回転位置では、右側の湾曲部分45Cは完全に真っ直ぐになり、最大の付勢力を生じさせてコネクタ40を中立位置に戻す。また、左側のU字形部分45Bは完全に伸張した状態(最大に広がった状態)にあり、コネクタ40を中立位置に戻す。同時に、左側の湾曲部分45Cは、ハンドル20の左側28Aにもたれ掛かるのが好ましく、そして対応する湾曲部分45Cは(反対側のものと同様に)伸張される(すなわち弾性変形する)。しかし、必ずしも湾曲部分45Cが完全に真っ直ぐになるようなものではない。その場合、左側部28Aによる湾曲部分45Cの変形は、その中立状態に対して湾曲部分45Cの曲率の減少をもたらし、したがって弾性力を発生させる。側壁28Aに対する湾曲部分45Cの傾斜はまた、対応するU字形部分を圧縮させる、すなわちU字形が収縮し狭くなり、これもまたさらなる弾力を発生させる。この場合、側壁28Aは(支柱27に加えて)追加の偏向手段として機能することができ、他の側壁28Bについても同じことが当てはまる。したがって、支柱27は第1の偏向手段と見なすことができ、側壁28A、28Bは第2の偏向手段と見なすことができ、両方とも横方向舌状部45の撓みおよび弾性変形を引き起こす。
側壁28Aにもたれかかって、右側の横方向舌状部によって既に生じた弾性力に加えてそれ自体の弾性力を生じさせるようになっている左側の横方向舌状部45を設けることは、特に端部回転位置においてコネクタ40の回転過程を改善する。剃毛力が発生した直後に、右側の横方向舌状部が伸びて付勢力を発生する。端部回転位置がコネクタ40によって接近されるとすぐに、回転は滑らかに減速され、そして最後に側壁28Aにもたれかかっている左側横方向舌状部45によって停止される。この機構により、端部回転位置でのコネクタ40の停止は突然ではないので、ユーザは端部位置に到達したことを感知しない。代わりに、ユーザは、急激な動きの変化を経験することなく皮膚に沿って流れるカートリッジ30の感覚を提供される。したがって、全体の剃毛経験が改善され、特にカートリッジ30の動きが滑らかになる。これは、カートリッジ30がユーザの皮膚の形状に複雑に順応するときに、カートリッジ30が2つの軸の周りを回転することを許容されるときに特に関係がある。ユーザは、カートリッジ30の動きの急激な変化を経験することはなく、シェーバ10の制御はより優れている。
上述の利点は、特に、左右の横方向舌状部45が両方ともコネクタ40の回転中に弾性的に変形するようになっており、両方ともコネクタ40を中立位置に戻す付勢効果に寄与するという事実に起因して可能である。そのため、一対の横方向舌状部の一方のみで付勢力が発生するわけではなく、付勢力がより良く分散され、コネクタ40の回転の滑らかさが増す。
特に、湾曲部分45Cを有する例示的な実施形態の役割は、湾曲部分45Cが支柱27による伸張とハンドル20の左側部28Aによる変形の両方によって変形することができるので有利であると考えられる。ここで、図12Aおよび図12Bを参照して説明したような機構の全体の動作は、コネクタ40が反対側(すなわち、右側)に回転させられたときに類似していることに留意されたい。

Claims (14)

  1. カートリッジ(30)をハンドル(20)に取り付けるためのコネクタ(40)であって、前記コネクタは、前記ハンドルに対して揺動軸(Z)の周りを回転するようになっていて、
    − 前記コネクタ(40)を前記カートリッジ(30)に取り付けるようになっている少なくとも一対のアーム(46)と、
    − 前記コネクタ(40)を前記ハンドル(20)に取り付けるようになっているホルダ(48)と、を備え、
    前記コネクタは、
    前記コネクタから突出し、コネクタ軸(Y)に対して対称に配置される少なくとも1対の弾性横方向舌状部(45)であって、前記横方向舌状部の一方は、前記コネクタ(40)が前記揺動軸(Z)の周りを第1の方向に回転したときに撓むようになっていて、かつ前記横方向舌状部の少なくとも他方は、前記コネクタ(40)が前記揺動軸(Z)の周りを第2の方向に回転すると撓むようになっている、少なくとも1対の弾性横方向舌状部(45)をさらに含むことを特徴とする、コネクタ(40)。
  2. 各横方向舌状部(45)が少なくとも湾曲部分(45C)を含み、前記湾曲部分が前記横方向舌状部の撓曲中に直線状に伸びるようになっている、請求項1に記載のコネクタ(40)。
  3. 前記横方向舌状部は、実質的にU字形である、請求項1または2に記載のコネクタ(40)。
  4. 前記コネクタは、端部回転位置に達するまで前記第1および第2の方向に回転するようになっていて、前記コネクタの前記端部回転位置では両方の横方向舌状部(45)が同時に弾性変形するようになっている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ(40)。
  5. 前記コネクタが、前記コネクタ軸(Y)に沿って延びる中央舌状部(44)を含み、前記横方向舌状部(45)が前記中央舌状部(44)と一体的に形成されることが好ましい、請求項1に記載のコネクタ(40)。
  6. 前記中央舌状部(44)は、撓むと、0Nmmから30Nmmの間の戻りトルクを発生する、請求項5に記載のコネクタ(40)。
  7. 各横方向舌状部(45)の前記湾曲部分(45C)は、撓むと、前記コネクタ軸(Y)と0〜30度の間の角度を形成する線に沿って延びる直線形状に引き伸ばされる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のコネクタ(40)。
  8. 前記コネクタがプラスチック製である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のコネクタ(40)。
  9. 少なくとも前記横方向舌状部(45)が金属製である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のコネクタ(40)。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の前記コネクタ(40)と、
    前記コネクタのアーム(46)に連結されたカートリッジ(30)と、
    前記コネクタのホルダ(48)に連結されたハンドル(20)と、を備えるシェーバ(10)。
  11. 前記コネクタ(40)が恒久的に前記ハンドル(20)に取り付けられている、請求項10に記載のシェーバ(10)。
  12. 前記コネクタ(40)が前記ハンドル(20)に取り外し可能に取り付けられている、請求項10に記載のシェーバ(10)。
  13. 前記コネクタ(40)が前記カートリッジ(30)に固定的に接続されている、請求項10に記載のシェーバ。
  14. 前記コネクタ(40)が前記カートリッジ(30)に取り外し可能に接続されている、請求項10に記載のシェーバ(10)。
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