JP2020502278A - 青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は治療のための医薬組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は治療のための医薬組成物に関する。本発明による青黛抽出物又はその分画物は、炎症活性指標因子の活性及び発現を減少させ、炎症性腸疾患の疾患活動性を改善する効果があるため、炎症性腸疾患の予防及び治療薬として有用である。

Description

本発明は、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は治療のための組成物に関する。
炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease、IBD)は、免疫システムの調節異常により小腸や大腸に起こる慢性再発性炎症疾患の総称である。クローン病(Crohns disease、CD)と潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis、UC)に代表される炎症性腸疾患は、免疫反応の調節異常が重要な病因であることが知られている(Braus et al.,Clin Immunol,2009,132,1−9;McGuckin et al.,Inflamm Bowel Dis,2008,15,100−113)。
炎症性腸疾患は、アジア地域では珍しい病気と認識されてきたが、次第に欧米化されていく生活習慣により、1980年代以降は東洋でもその患者数が急増する傾向にある。これにより、炎症性腸疾患の改善に関する研究が活発に行われており、最近では、炎症性腸疾患と関連のあるサイトカインや細胞が明らかになったことから、腸内の炎症に関連する特定の分子や経路を選択的に攻撃する多くの生物学的製剤が開発されている(Sandborn et al.,Gastroenterology,2002,122:521−530)。
現在、炎症性腸疾患の治療薬としては、プロスタグランジン(prostaglandins)の産生を抑制する5−アミノサリチル酸(aminosalicylic acid、5−ASA)系薬物、例えばスルファサラジンなどを使用するか、又は、ステロイド類の免疫抑制剤を使用している。
ただし、スルファサラジンは、腹部虚実、頭痛、発疹、肝疾患、白血球減少症、無顆粒球症、男性不妊などの副作用を起こす可能性がある。また、ステロイド類の免疫抑制剤は、長期的な予後を改善できない上に、誘発感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害などの副作用の恐れがあるため、急性の場合に限って使用しなければならないという限界がある。したがって、副作用のない炎症性腸疾患の治療薬の開発が依然として求められている。
一方、青黛(Indigo Pulverate Levis)は、韓国、中国、日本に自生する1年草で、草高60〜100cm前後のアイ(Persicaria tinctoria H.Gross)又はリュウキュウアイ(Baphicacanthus cusia Bremek)の葉を発酵させて得られた粉末をいう。
漢方では古くから青黛の様々な効能が知られており、特に、清熱解毒、殺虫、凉血散腫などの効能があると言われているが、炎症因子の抑制や粘液性便、血便、下痢などの臨床的症状の緩和など、炎症性腸疾患に関連する効能についてはまだ知られていない。
そこで、本発明者らは、薬用植物を用いて炎症性腸疾患の治療薬を開発するために努力した結果、青黛抽出物又はその分画物が炎症数値の減少効果を示し、特に、分画物が著しい効果を示すことを確認した。また、前記抽出物又はその分画物が生体内(in vivo)の炎症性腸疾患モデルにおいて炎症性腸疾患の疾患活動性(Disease activity index、DAI)を有意に下げたため、炎症性腸疾患の治療及び予防のための医薬組成物の有効成分として有用であることを見出し、本発明を完成した。
Braus et al.,Clin Immunol,2009,132,1−9 McGuckin et al.,Inflamm Bowel Dis,2008,15,100−113 Sandborn et al., Gastroenterology,2002,122:521−530
本発明の目的は、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は治療のための医薬組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は改善のための健康機能食品を提供することである。
本発明の他の目的は、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む医薬組成物を、これを必要とする対象に投与する段階を含む、炎症性腸疾患の予防又は治療方法を提供することである。
本発明の他の目的は、炎症性腸疾患の予防又は治療のための青黛抽出物又はその分画物の用途を提供することである。
本発明の他の目的は、炎症性腸疾患の予防又は治療効果を有する薬剤を生産するための青黛抽出物又はその分画物の使用を提供することである。
本発明者らは、炎症性腸疾患の予防及び治療効果を有する天然由来の医薬品を開発するために研究を重ねた結果、青黛抽出物又はその分画物が炎症性腸疾患の予防及び治療に優れた効果を示すことを見出し、本発明を完成した。
前記目的を達成するための一様態として、本発明は、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は治療のための医薬組成物を提供する。
本発明において、用語「炎症性腸疾患」は、消化管に炎症を起こす疾患を総称し、具体的には、免疫システムの調節異常により小腸や大腸に起こる慢性再発性炎症疾患であり得る。前記炎症性腸疾患は、潰瘍性大腸炎及びクローン病を含む。
本発明の抽出物又はその分画物の製造に用いられる青黛(Indigo Pulverate Levis)は、市販のものを購入するか又は直接製造して使用してもよい。
本発明の青黛抽出物は、青黛の乾燥重量に対して1〜30倍体積の蒸留水又は有機溶媒抽出物を何れも含んでいてもよく、具体的に、有機溶媒抽出物、粗抽出物、又はその濃縮物であってもよい。
前記有機溶媒は、炭素数1〜4の低級アルコール、ヘキサン、酢酸エチル、ジクロロメタン、エーテル、クロロホルム、及びアセトンからなる群より選択される1種以上であってもよい。前記炭素数1〜4の低級アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、及びn−ブタノールからなる群より選択される1種以上であってもよい。炭素数1〜4の低級アルコールコールは、無水又は含水アルコールを何れも含んでいてもよい。前記アルコール、例えばエタノールは、1〜100%(v/v%)、具体的には30〜100%、より具体的には30〜80%、さらに具体的には30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、又は70%アルコールであってもよい。
本発明において青黛抽出物は、水、炭素数1〜4の低級アルコール、又はこれらの混合物を溶媒として抽出することができ、前記炭素数1〜4の低級アルコールは、エタノール、メタノール、又はブタノールであってもよい。本発明の一実施様態によれば、青黛抽出物は、70%エタノールで抽出したものであってもよい。
本発明の分画物は、有機溶媒分画物であってもよく、前記有機溶媒は、ヘキサン、クロロホルム、酢酸エチル、及びブタノールからなる群より選択される一つ以上であってもよい。
本発明において青黛抽出物の分画物は、青黛抽出物を濃縮し、これに有機溶媒、具体的にはヘキサン、クロロホルム、酢酸エチル、及びブタノールを加えることにより順次に得られたヘキサン分画物、クロロホルム分画物、酢酸エチル分画物、又はブタノール分画物であってもよい。
本発明の一実施様態によれば、青黛抽出物の分画物は、青黛をエタノールで抽出してエタノール抽出物を得、前記エタノール抽出物に水を加えた後、ヘキサンで分画してヘキサン分画物層と水層に1次分離し、前記水層をクロロホルムで分画してクロロホルム分画物層と水層に2次分離し、前記水層を酢酸エチルで分画して酢酸エチル分画物層と水層に3次分離し、前記水層をブタノールで分画してブタノール分画物層を分離し、青黛のエタノール抽出物のヘキサン分画物、クロロホルム分画物、酢酸エチル分画物、及びブタノール分画物を製造することができる。
本発明の青黛抽出物又はその分画物は、医薬品原料として好適に使用できるように、残留する低級アルコール及び有機溶媒を除去するために、、減圧乾燥、噴霧乾燥、又は凍結乾燥など、通常の乾燥方法により粉末状に製造してもよい。具体的には、前記青黛抽出物は、濃縮された液状又は凍結乾燥された粉末状であってもよい。本発明の一実施様態によれば、青黛抽出物は、濃縮された液状の軟エキスであってもよい。
本発明の一実施様態において、炎症性腸疾患が誘発された動物モデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、大腸の長さが増加し、炎症活性指標因子の活性及び発現が減少し、炎症性腸疾患の疾患活動性が改善されるなどの効果を確認し、前記青黛抽出物が炎症性腸疾患の治療及び予防に有効であることが分かった。具体的には、青黛抽出物の酢酸エチル分画物が最も優れた効果を示すことが分かった。
本発明の医薬組成物は、炎症性腸疾患を予防又は治療するための通常の方法により、経口投与用剤形、例えば、錠剤、トローチ剤(troches)、薬用ドロップ(lozenge)、水溶性又は油性懸濁液、調製粉末又は顆粒、エマルジョン、ハードカプセル又はソフトカプセル、シロップ又はエリキシル剤(elixirs)などに製剤化することができる。
錠剤及びカプセルなどの剤形に製剤化するためには、ラクトース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、澱粉、アミロペクチン、セルロース、又はゼラチンなどの結合剤;リン酸二カルシウムなどの賦形剤;トウモロコシ澱粉、サツマイモ澱粉などの崩壊剤;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリルフマル酸ナトリウム、又はポリエチレングリコールワックスなどの潤滑剤が含有されてもよい。カプセル剤形の場合、前述した物質の他に脂肪油などの液体担体を含有してもよい。
また、本発明の医薬組成物は、非経口投与することができ、非経口投与は、皮下注射、静脈注射、筋肉内注射、又は胸部内注射によるものであってもよい。非経口投与用の剤形に製剤化するためには、前記組成物を安定剤又は緩衝剤とともに水で混合して溶液に製造し、これをアンプル又はバイアルの単位投与型に製剤化することができる。
本発明による医薬組成物の投与量は、医薬的に有効な量でなければならない。「医薬的に有効な量」とは、医学的治療に適用可能な合理的なベネフィット/リスク比で疾患を予防又は治療するのに十分な量を意味し、有効量は、製剤化方法、患者の状態及び体重、性別、年齢、疾患の度合い、薬物の形態、投与経路及び期間、排泄速度、反応感応性などの要因に応じて当業者が適宜選択することが可能である。また、有効量は、当業者に周知の通り、処理経路、賦形剤の使用、及び他の薬剤との組み合わせによる使用有無によって変動する。
本発明による青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む医薬組成物の投与量又は服用量は、患者の年齢、身体条件、体重などによって増減することができるが、一般的には10〜100mg/kg(体重)/1日の範囲内で投与することが好ましい。そして1日の有効投与量の範囲内で、一日に一回又は複数回に分けて投与することができる。
本発明は、他の一様態において、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は改善のための健康機能食品を提供する。
本発明の青黛抽出物又はその分画物は、食品に含まれた状態で摂取すれば、炎症性腸疾患を効果的に予防又は改善することができる。
本発明の青黛抽出物又はその分画物は、そのまま添加するか又は他の食品若しくは食品成分とともに用いることができ、通常の方法により適切に使用すればよい。
前記食品の種類には、特に制限はない。前記青黛抽出物又はその分画物を添加できる食品の例としては、肉類、ソーセージ、パン、チョコレート、キャンディー類、スナック類、菓子類、ピザ、ラーメン、その他麺類、ガム類、アイスクリーム類を含む乳製品、各種スープ、飲料、お茶、ドリンク剤、アルコール飲料、及びビタミン複合剤などがあり、通常の意味での健康機能食品を全て含む。その他にも、本発明の青黛抽出物又はその分画物は、様々な栄養剤、ビタミン、電解質、風味剤、着色剤、ペクチン酸及びその塩、アルギン酸及びその塩、有機酸、保護コロイド性増粘剤、pH調整剤、安定化剤、防腐剤、グリセリン、アルコール、炭酸飲料に使用される炭酸化剤などを含有することができる。その他、本発明の青黛抽出物又はその分画物は、天然フルーツジュース、フルーツジュース飲料、及び野菜飲料の製造のための果肉を含有していてもよい。これらの成分は、独立して又は混合して使用することができる。
本発明は、他の一様態として、青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む医薬組成物を、これを必要とする対象に投与する段階を含む炎症性腸疾患の予防又は治療方法を提供する。
本発明で使われる「青黛」、「青黛抽出物」、「分画物」、「腸疾患」及び「投与」などの用語は、前述した通りである。
本発明において前記対象は、動物を指し、典型的なものとしては、本発明の抽出物を用いた治療に有益な効果を示すことのできる哺乳動物である。これらの対象の好ましい例には、ヒトのような霊長類が含まれる。また、このような対象には、炎症性腸疾患の症状を有するか又はこのような症状を有する危険性がある対象が全て含まれる。
本発明は、他の一様態として、炎症性腸疾患の予防又は治療のための青黛抽出物又はその分画物の用途を提供する。
本発明は、他の一様態として、炎症性腸疾患の予防又は治療効果を有する薬剤を製造するための青黛抽出物又はその分画物の使用を提供する。
本発明による青黛抽出物又はその分画物は、炎症活性指標因子の活性及び発現を減少させ、炎症性腸疾患の疾患活動性を改善する効果があるため、炎症性腸疾患の予防及び治療のための医薬組成物の有効成分として有用である。
ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した後の体重変化を示すグラフである。 PXCは、ピロキシカム投与群;PXC+1は、ピロキシカム+青黛の70%エタノール抽出物投与群;PXC+2は、ピロキシカム+青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物投与群;及びPXC+3は、ピロキシカム+青黛の70%エタノール抽出物のブタノール分画物投与群:は、正常群との著しい差を示し、は、疾患誘発群との著しい差を示す。以下同様。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した後の大腸の長さの変化を示す図である。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した後の大腸の長さを比較するグラフである。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸組織でMPOの発現が抑制されたことを示すグラフである。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸組織でIL−6の発現が抑制されたことを示すグラフである。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸組織でIL−1bの発現が抑制されたことを示すグラフである。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸組織でIL−17の発現が抑制されたことを示すグラフである。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、腸疾患の疾患活動性(DAI)が減少したことを示すグラフである。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、生存率が増加したことを示すグラフである。 Log−rank(Mantel−Cox)検定による統計分析 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、腸組織における病理学的な細胞の破壊が減少したことを顕微鏡で確認したことを示す図である。 ピロキシカムにより腸疾患が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、腸組織における病理学的な細胞の破壊を点数化して示したグラフである。 デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)により腸炎が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した後の体重の変化を示すグラフである。 DSSは、デキストラン硫酸ナトリウム投与群;DSS+1は、デキストラン硫酸ナトリウム+青黛の70%エタノール抽出物投与群;DSS+2は、デキストラン硫酸ナトリウム+青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物投与群;及びDSS+3は、デキストラン硫酸ナトリウム+青黛の70%エタノール抽出物のブタノール分画物投与群:は、正常群との著しい差を示し、は、疾患誘発群との著しい差を示す。以下同様。 デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)により腸炎が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸炎の疾患活動性(DAI)が減少したことを示すグラフである。 デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)により腸炎が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸組織でIL−6の発現が抑制されたことを示すグラフである。 デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)により腸炎が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸組織でIL−1bの発現が抑制されたことを示すグラフである。 デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)により腸炎が誘発されたモデルに青黛抽出物又はその分画物を投与した結果、腸組織でIL−17の発現が抑制されたことを示すグラフである。 デキストラン硫酸ナトリウムにより腸炎が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、大腸の長さが増加したことを示す図である。 デキストラン硫酸ナトリウムにより腸炎が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、大腸の長さが増加したことを示すグラフである。 デキストラン硫酸ナトリウムにより腸炎が誘発されたモデルに青黛抽出物を投与した結果、大腸組織の巨視的炎症スコアが抑制されたことを示すグラフである。 デキストラン硫酸ナトリウムにより腸炎が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、腸組織における病理学的な細胞の破壊が減少したことを顕微鏡で確認したことを示す図である。 デキストラン硫酸ナトリウムにより腸炎が誘発されたモデルに青黛の70%エタノール抽出物の酢酸エチル分画物を投与した結果、腸組織における病理学的な細胞の破壊を点数化して示したグラフである。
以下、実施例により本発明の構成及び効果をより詳細に説明する。ただし、下記実施例は、本発明を例示するものに過ぎず、本発明の内容が下記実施例によって制限されるものではない。
青黛抽出物及びその分画物の製造
青黛と70%エタノールを攪拌して48時間抽出し、濾過して溶媒と水を蒸発させ、軟エキス(soft extract)形態の青黛抽出物を製造した。次いで、前記抽出物に水を加え、ヘキサン(Hexane)を加えて分画し、有機溶媒層と水層に1次分離した。前記1次分離された水層にクロロホルム(CHCl3)をさらに加えて分画し、有機溶媒層と水層に2次分離した。前記2次分離された水層に酢酸エチル(EtOAc)をさらに加えて、有機溶媒層と水層に3次分離した。前記3次分離された水層にブタノール(BuOH)をさらに加えて、有機溶媒層と水層に4次分離し、それぞれのヘキサン分画物、クロロホルム分画物、酢酸エチル分画物、及びブタノール分画物を回収した。以下の実験例では、下記表1の通り、青黛の70%エタノール抽出物、その酢酸エチル分画物、及びそのブタノール分画物を試料として用いた。
実験例1
青黛抽出物の大腸炎腸疾患の予防及び治療に関する実験
大腸炎腸疾患の動物モデルを用いて青黛抽出物の炎症性腸疾患の予防及び治療効果を確認した。実験に用いられた大腸炎腸疾患の動物モデルは、腸疾患の予防及び治療効果を確認するために用いられると知られているIL−10ノックアウト(knock out)マウスにピロキシカム(piroxicam)を処理して作製した(Holgersen et al,J Crohns Colitis,2014;8;147−60;Hale et al.Inflamm Bowel Dis 2005;11:1060−9)。
具体的には、IL−10が欠乏した実験用マウスにピロキシカムを混合した飼料を摂取させながら、前記実施例1により製造された表1の青黛抽出物又はその分画物を13日間、1日1回25mgそれぞれ経口投与した。13日間の実験期間中、毎日体重を測定した。実験から14日経過後に実験用マウスを犠牲死させ、大腸の長さを測定し、組織を得てELISAキットを用いて免疫活性因子を測定した。
体重を比較した結果、正常群は、一定レベルの体重を維持したが、ピロキシカム投与群は、体重が急激に減少した。しかし、青黛抽出物及びその分画物投与群は、ピロキシカム単独投与群に比べて体重減少率が低いことを確認した(図1)。
また、大腸の長さの変化を確認した結果、大腸炎腸疾患が誘発されたピロキシカム投与群は、大腸の長さが減少した。しかし、青黛抽出物及びその分画物投与群は、ピロキシカム単独投与群に比べて大腸の長さが増加し、正常群のレベルまで回復したことを確認した(図2及び図3)。
さらに、大腸炎疾患と関連する免疫因子のレベルを比較した結果、大腸炎腸疾患が誘発されたピロキシカム投与群は、MPO、IL−6、IL−1b、及びIL−17のレベルが増加した。しかし、青黛抽出物及びその分画物投与群は、ピロキシカム単独投与群に比べて前記免疫因子のレベルが減少した(図4〜図7)。
一方、青黛抽出物の酢酸エチル分画物投与群に対しては、13日間の実験期間中、体重、便の状態、及び血便有無を観察し、大腸炎腸疾患の疾患活動性(Disease activity index、DAI)を表2の基準にしたがって判定した。
また、実験から14日経過後に実験用マウスを犠牲死させ、大腸を取り出して顕微鏡で大腸の組織学的損傷有無を確認し、表3の判定方法にしたがって大腸の損傷スコアを付与した。
実験の結果、大腸炎モデルにおいて、炎症を最もよく反映していると報告された腸疾患の疾患活動性(DAI)が、大腸炎が誘発されたピロキシカム投与群に比べて有意に改善されたことを確認した(図8)。
実験期間中、動物モデルの生存率を調べた結果、酢酸エチル分画物投与群は、大腸炎が誘発されたピロキシカム投与群に比べて高い生存率を示すことを確認した(図9)。また、酢酸エチル分画物投与群において大腸の損傷度が減少し、病理学的に大腸炎を緩和させたことを確認した(図10及び図11)。
前記実験により、青黛抽出物及びその分画物は、毒性を示さずに大腸炎腸疾患の予防及び治療に優れた効果があることを確認した。
実験例2
青黛抽出物の腸炎の予防及び治療に関する実験
腸疾患の予防及び治療効果を確認するために用いられると知られているデキストラン硫酸ナトリウム(Dextran sodium sulfate)によって腸炎が誘発された動物モデルを用いて、青黛抽出物の炎症性腸疾患の予防及び治療効果を確認した(Mizoguchi et al.,Prog Mol Biol Transl Sci,2012:105;263−320;Yan et al.,PLos One,2009年:4;e6073)。
具体的には、実験用マウス(C57BL6)に、前記実施例1によって製造された表1の青黛抽出物又はその分画物を、各グループに合わせて1日1回経口投与した。試料投与から2日後、食水又は4%のデキストラン硫酸ナトリウムが含まれた食水を7日間提供し、実験期間中に毎日、体重、便の状態、及び血便有無を観察し、実験例1と同様に前記表2の基準にしたがって腸炎の疾患活動性(Disease activity index、DAI)を判定した。そして、実験から8日経過後に実験用マウスを犠牲死させて大腸組織を得、ELISAキットを用いて免疫活性因子を測定した。
実験の結果、正常群は徐々に体重が増加したのに対し、デキストラン硫酸ナトリウム投与群は、体重が急激に減少し、青黛抽出物又はその分画物投与群は、体重減少幅がこれに比べて有意に減少することを確認した(図12)。
また、デキストラン硫酸ナトリウム投与群は、腸炎の疾患活動性(DAI)が増加して炎症性腸疾患モデルの特性が表れたのに対し、青黛抽出物及びその分画物投与群は、デキストラン硫酸ナトリウム投与群に比べて疾患活動性が減少することを確認した(図13)。
さらに、炎症性腸疾患に関連する免疫因子のレベルを比較した結果、炎症性腸疾患が誘発されたデキストラン硫酸ナトリウム投与群は、IL−6、IL−1b、及びIL−17のレベルが増加した。しかし、青黛抽出物及びその分画物投与群は、デキストラン硫酸ナトリウム単独投与群に比べて、前記免疫因子のレベルが減少した(図14〜図16)。
一方、青黛抽出物の酢酸エチル分画物投与群は、濃度を変えて投与した後、実験から8日経過後に実験用マウスを犠牲死させ、大腸の長さを測定し、表4の基準にしたがって直腸と盲腸の巨視的(顕微鏡を使わずに腸粘膜の表面を見て判断する方法)炎症スコアを判定した。また、顕微鏡を使って大腸の組織学的損傷有無を確認し、表5の基準にしたがってスコアを判定した。
実験の結果、デキストラン硫酸ナトリウム投与群は、正常群に比べて大腸の長さが有意に減少したのに対し、酢酸エチル分画物投与群は、デキストラン硫酸ナトリウム投与群に比べて大腸の長さが有意に増加したことを確認した(図17及び図18)。また、デキストラン硫酸ナトリウム投与群は、組織学的炎症スコアが増加し、炎症性腸疾患モデルの特性が表れたのに対し、酢酸エチル分画物投与群は、デキストラン硫酸ナトリウム投与群に比べて組織学的炎症スコアが減少したことを確認した(図19)。また、酢酸エチル分画物投与群において大腸の損傷度が減少し、病理学的に大腸炎を緩和させたことを確認した(図20、図21)。
前記実験により、青黛抽出物及びその分画物は、毒性を示さずに炎症性腸疾患の予防及び治療に優れた効果があることを確認した。
以上、本発明について詳細に述べたが、当業界の通常の知識を有する者にとって、これらの具体的な記述は、単なる好ましい実施形態に過ぎず、これによって本発明の範囲が限定されるものではないということは明らかである。
したがって、本発明の実質的な範囲は、添付の請求項及びその等価物によって定義されると言える。

Claims (11)

  1. 青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は治療のための医薬組成物。
  2. 前記青黛抽出物は、水、炭素数1〜4の低級アルコール、又はこれらの混合物を溶媒として抽出する、請求項1に記載の炎症性腸疾患の医薬組成物。
  3. 前記低級アルコールは、エタノール、メタノール、又はブタノールである、請求項2に記載の炎症性腸疾患の医薬組成物。
  4. 前記低級アルコールは、エタノールである、請求項3に記載の炎症性腸疾患の医薬組成物。
  5. 前記分画物は、有機溶媒分画物である、請求項1に記載の炎症性腸疾患の医薬組成物。
  6. 前記有機溶媒は、クロロホルム、ヘキサン、酢酸エチル、及びブタノールからなる群より選択される一つ以上のものである、請求項4に記載の炎症性腸疾患の医薬組成物。
  7. 前記分画物は、ヘキサン、クロロホルム、酢酸エチル、ブタノールで順次分画して得られたヘキサン分画物、クロロホルム分画物、酢酸エチル分画物、又はブタノール分画物である、請求項1に記載の炎症性腸疾患の医薬組成物。
  8. 青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む炎症性腸疾患の予防又は改善のための健康機能食品。
  9. 青黛抽出物又はその分画物を有効成分として含む医薬組成物を、これを必要とする対象に投与する段階を含む、炎症性腸疾患の予防又は治療方法。
  10. 炎症性腸疾患の予防又は治療のための青黛抽出物又はその分画物の用途。
  11. 炎症性腸疾患の予防又は治療効果を有する薬剤を生産するための青黛抽出物又はその分画物の使用。
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