JP2020205378A - 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 Download PDF

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Abstract

【課題】偏向形状を高精度に補正する。【解決手段】本実施形態に係る荷電粒子ビーム描画装置は、荷電粒子ビームを成形する第1成形アパーチャと、前記第1成形アパーチャを通過したアパーチャ像の荷電粒子ビームが投影される第2成形アパーチャと、前記第2成形アパーチャ上における前記アパーチャ像の照射位置を制御して、前記第2成形アパーチャを通過する荷電粒子ビームの形状及びビームサイズを制御する成形偏向器と、前記荷電粒子ビームを偏向し、前記描画対象基板上でのビーム照射位置を制御する複数段の対物偏向器と、前記複数段の対物偏向器のうち、偏向量の最も大きい第1対物偏向器によるビーム偏向位置と前記ビームサイズとを用いて偏向補正量を算出し、該偏向補正量を含む偏向量で前記荷電粒子ビームを偏向するように、前記第1対物偏向器以外の対物偏向器を制御する制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法に関する。
LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、縮小投影型露光装置を用いて、石英上に形成された高精度の原画パターン(マスク、或いは特にステッパやスキャナで用いられるものはレチクルともいう。)をウェーハ上に縮小転写する手法が採用されている。高精度の原画パターンは、電子ビーム描画装置によって描画され、所謂、電子ビームリソグラフィ技術が用いられている。
電子ビームの照射位置は、複数段の偏向器によって決定される。例えば、主偏向器と副偏向器とが設けられている場合、主偏向器によって所定の副偏向領域に位置決めされ、副偏向器によって副偏向領域内での図形描画位置の位置決めが行われる。
電子ビーム描画装置では、制御回路や偏向器への電圧印加等により、偏向器の偏向領域の形状が歪み、パターンの描画位置に誤差が生じていた。そのため、偏向領域が所望の形状(例えば矩形)になるように、偏向位置を補正していた。例えば、主偏向器の偏向領域の形状を、主偏向位置の関数で補正していた。しかし、パターンの微細化に伴い、従来の補正方法では、要求される描画位置精度の実現が困難になっていた。
特開2018−148147号公報 特開平6−163376号公報 特開昭59−32128号公報 特開2017−224818号公報 特開2017−220491号公報 特開昭60−161954号公報
本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされたものであり、偏向形状を高精度に補正できる荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法を提供することを課題とする。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画装置は、描画対象基板を載置するステージと、荷電粒子ビームを放出する放出部と、前記荷電粒子ビームを成形する第1成形アパーチャと、前記第1成形アパーチャを通過したアパーチャ像の荷電粒子ビームが投影される第2成形アパーチャと、前記第1成形アパーチャと前記第2成形アパーチャとの間に設けられ、前記荷電粒子ビームを偏向し、前記第2成形アパーチャ上における前記アパーチャ像の照射位置を制御して、前記第2成形アパーチャを通過する荷電粒子ビームの形状及びビームサイズを制御する成形偏向器と、前記荷電粒子ビームを偏向し、前記描画対象基板上でのビーム照射位置を制御する複数段の対物偏向器と、前記複数段の対物偏向器のうち、偏向量の最も大きい第1対物偏向器によるビーム偏向位置と前記ビームサイズとを用いて偏向補正量を算出し、該偏向補正量を含む偏向量で前記荷電粒子ビームを偏向するように、前記第1対物偏向器以外の対物偏向器を制御する制御部と、を備えるものである。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画装置において、前記複数段の対物偏向器は、前記荷電粒子ビームを所定の第1偏向領域の基準位置に偏向させる前記第1対物偏向器と、前記荷電粒子ビームを前記第1偏向領域内の所定の第2偏向領域の基準位置に偏向させる第2対物偏向器と、前記荷電粒子ビームを前記第2偏向領域内の所定のショット位置に偏向させる第3対物偏向器と、を有し、前記制御部は、前記偏向補正量を含む偏向量で前記荷電粒子ビームを偏向するように前記第3対物偏向器を制御する。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画装置において、前記成形偏向器は、前記荷電粒子ビームの形状を制御する第1成形偏向器、及び前記ビームサイズを制御する第2成形偏向器を有する。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画装置において、前記制御部は、前記ビームサイズに基づくビーム面積を用いて前記偏向補正量を算出する。
本発明の一態様による荷電粒子ビーム描画方法は、荷電粒子ビームを放出する工程と、第1成形アパーチャ及び第2成形アパーチャを通過させて前記荷電粒子ビームを成形する工程と、成形偏向器を用いて、前記第2成形アパーチャを通過する荷電粒子ビームの形状及びビームサイズを制御する工程と、複数段の対物偏向器を用いて、基板上でのビーム照射位置を制御し、前記基板にパターンを描画する工程と、を備え、前記複数段の対物偏向器のうち、偏向量の最も大きい第1対物偏向器によるビーム偏向位置と前記ビームサイズとを用いて偏向補正量を算出し、該偏向補正量を含む偏向量で前記荷電粒子ビームを偏向するように、前記第1対物偏向器以外の対物偏向器を制御することを特徴とする。
本発明によれば、偏向形状を高精度に補正できる。
本発明の実施形態に係る電子ビーム描画装置の概略図である。 ビーム成形を説明する概略図である。 描画領域を説明するための概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは電子ビームに限るものでなく、イオンビーム等でもよい。
図1は本発明の実施形態に係る電子ビーム描画装置の概略図である。図1に示す電子ビーム描画装置100は、描画部150と制御部160を備えた可変成形型の描画装置である。
描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、ブランカ212、ブランキングアパーチャ214、第1成形アパーチャ203、投影レンズ204、第1成形偏向器220、第2成形偏向器222、第2成形アパーチャ206、対物レンズ207、主偏向器232(第1対物偏向器)、副偏向器230(第2対物偏向器)、及び副副偏向器234(第3対物偏向器)が配置されている。
第1成形偏向器220及び第2成形偏向器222は、円周状に等間隔に配置された8対(16個)の電極を備えており、対向する電極間に電圧を印加することにより電子ビームを偏向させるように構成されている。
描画室103内には、XYステージ105が配置されている。XYステージ105上には、描画対象の基板101が配置される。基板101は、例えば、石英基板上にクロム等の金属遮光膜を設け、金属遮光膜上にレジストを塗布したマスク基板である。
制御部160は、制御計算機110、偏向制御回路120、ステージ位置検出器130、磁気ディスク装置等の記憶装置140及び142を有している。
制御計算機110は、補正位置計算部112及び描画データ処理部114を有する。補正位置計算部112及び描画データ処理部114は、ハードウェアで構成してもよく、ソフトウェアで構成してもよい。
偏向制御回路120は、ブランカ212、第1成形偏向器220、第2成形偏向器222、主偏向器232、副偏向器230、及び副副偏向器234の偏向量を制御する。
ステージ位置検出器130は、レーザ測長計等を有し、XYステージ105の位置を検出する。
記憶装置140(記憶部)には、複数の図形パターンから構成される描画データ(レイアウトデータ)が外部から入力され、格納されている。記憶装置142には、基板101に照射される電子ビーム200の位置ずれを補正するための補正係数が格納されている。補正係数については後述する。描画部150の動作を制御する他の制御回路については説明を省略する。
電子鏡筒102内に設けられた電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、ブランカ212(ブランキング偏向器)内を通過する際にブランカ212によって、ビームオンの状態では、ブランキングアパーチャ214を通過するように制御され、ビームオフの状態では、ビーム全体がブランキングアパーチャ214で遮蔽されるように偏向される。ビームオフの状態からビームオンとなり、その後ビームオフになるまでにブランキングアパーチャ214を通過した電子ビーム200が1回の電子ビームのショットとなる。
ブランカ212は、通過する電子ビーム200の向きを制御して、ビームオンの状態とビームオフの状態とを交互に生成させる。例えば、ビームオンの状態ではブランカ212に偏向電圧が印加されず、ビームオフの際にブランカ212に偏向電圧が印加される。各ショットの照射時間により、基板101に照射される電子ビーム200のショットあたりの照射量が調整されることになる。
ブランカ212とブランキングアパーチャ214を通過することによって生成された各ショットの電子ビーム200は、照明レンズ202により、矩形の開口32(図2参照)を有する第1成形アパーチャ203全体に照射される。第1成形アパーチャ203の開口32を通過することで、電子ビーム200は矩形に成形される。
第1成形アパーチャ203を通過した第1アパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により、開口34(図2参照)を有した第2成形アパーチャ206上に投影される。その際、第1成形偏向器220及び第2成形偏向器222によって、第2成形アパーチャ206上に投影される第1アパーチャ像は偏向制御され、開口34を通過する電子ビームの形状と寸法を変化させる(可変成形を行う)ことができる。
第2成形アパーチャ206の開口34を通過した第2アパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、主偏向器232、副偏向器230、及び副副偏向器234によって3段偏向され、XYステージ105上に配置された基板101の目標位置に照射される。
図2は、第1成形アパーチャ203及び第2成形アパーチャ206によるビーム成形を説明するための概略的な斜視図である。第1成形アパーチャ203には、電子ビーム200を成形するための矩形(長方形又は正方形)の開口32が形成されている。
また、第2成形アパーチャ206には、第1成形アパーチャ203の開口32を通過した電子ビーム200を所望の形状に成形するための開口34が形成されている。開口34は、六角形状部と、該六角形状部に連なる四角形状部とを共有した八角形状である。
電子銃201から照射され、第1成形アパーチャ203の開口32を通過した電子ビーム200は、第1成形偏向器220及び第2成形偏向器222により偏向され、開口34を通過し、所望の寸法及び形状の電子ビームとなる。第2成形アパーチャ206の開口34の一部を通過した所望の寸法及び形状のショットビーム36が、所定の一方向(例えば、x方向とする)に連続的に移動するXYステージ105上に搭載された基板101に照射される。すなわち、第1成形アパーチャ203の開口32と第2成形アパーチャ206の開口34との両方を通過できるビーム形状が、x方向に連続的に移動するXYステージ105上に搭載された基板101の描画領域に描画される。
図2の例では、電子ビーム200は、第1成形アパーチャ203の開口32を通過することでまず矩形に成形され、次いで、第2成形アパーチャ206の開口34を通過することで、ビーム軸心方向と垂直な断面形状が直角二等辺三角形となるように成形される。本実施形態では、第1成形偏向器220によりショット形状が制御され、第2成形偏向器222によりショットサイズが制御される。
第2成形偏向器222は、第1成形偏向器220よりも偏向量が小さく、印加電圧が小さい。第2成形偏向器222に電圧を印加する第2アンプ(図示略)は、第1成形偏向器220に電圧を印加する第1アンプ(図示略)よりも出力電圧が小さいため、セトリング時間が短く、高速に動作する。
図3は、描画領域を説明するための概略図である。図3において、基板101の描画領域10は、主偏向器232の偏向可能幅で、例えばy方向に向かって短冊状に複数のストライプ領域20に仮想分割される。また、各ストライプ領域20は、副偏向器230の偏向可能サイズで、メッシュ状に複数のサブフィールド(SF、副偏向領域(第1偏向領域))30に仮想分割される。そして、各SF30は、副副偏向器234の偏向可能サイズで、メッシュ状に複数のターシャリフィールド(TF:Tertiary Field、副副偏向領域(第2偏向領域))40に仮想分割される。そして、各TF40の各ショット位置42にショット図形が描画される。各SF内のTF分割数は、TFの熱拡散計算によって描画動作が律速しない程度の数が望ましい。例えば、縦横10個以下が好ましく、より好ましくは縦横5個以下である。
成形された電子ビーム200で基板101に描画する際、まず、主偏向器232が、ショットされるSF30の基準位置に、成形された電子ビーム200を偏向する。XYステージ105が移動している場合、主偏向器232はXYステージ105の移動に追従するように電子ビーム200を偏向する。そして、副偏向器230が当該SF30の基準位置から、当該SF30内のショットされるTF40の基準位置に、成形された電子ビーム200を偏向する。そして、副副偏向器234により偏向された電子ビーム200が、TF40内の各位置に照射される。
主偏向器232、副偏向器230、副副偏向器234のうち、主偏向器232の偏向量が最も大きく、副副偏向器234の偏向量が最も小さい。主偏向器232に電圧を印加する第3アンプ(図示略)は、副偏向器230に電圧を印加する第4アンプ(図示略)及び副副偏向器234に電圧を印加する第5アンプ(図示略)よりも出力電圧が大きいため、セトリング時間が長く、動作は低速になる。一方、第5アンプは、第3アンプ及び第4アンプよりも出力電圧が小さいため、セトリング時間が短く、高速に動作する。
例えば、第5アンプのセトリング時間は、上述の第2成形偏向器222に電圧を印加する第2アンプのセトリング時間と同程度である。また、第4アンプのセトリング時間は、第1成形偏向器220に電圧を印加する第1アンプのセトリング時間と同程度である。
描画データ処理部114は、記憶装置140から描画データ(パターンデータ)を読み出し、複数段のデータ変換処理を行って装置固有のショットデータを生成する。ショットデータは、ショット位置、ビームサイズ(ショットサイズ)、ショット形状、ショット時間等を含む。
次に、記憶装置142に格納される補正係数について説明する。電子ビーム描画装置では、様々な物理現象に起因して、主偏向器232による偏向領域の形状(主偏向形状)が歪み、描画位置にずれが生じることがある。そのため、主偏向形状が所望の形状(例えば矩形)になるように補正する必要がある。
本発明者は、主偏向形状の変化がビームサイズに対する依存性を持つことを見出した。ビームサイズを制御する第2成形偏向器222は高速に動作するため、同程度の速度で動作可能な副副偏向器234を用いて主偏向形状を補正することが好ましい。記憶装置142には、副副偏向器234を用いて主偏向形状を補正するための補正式の係数が格納される。
この補正式は、描画データから求まる副副偏向器234による偏向位置(副副偏向位置)に、主偏向器232による偏向位置(主偏向位置)とビームサイズとに基づく主偏向形状を補正するための偏向補正量を加算するものである。
例えば、補正後のx方向、y方向それぞれの副副偏向位置TDX、TDYは以下の補正式によって算出される。
TDX=(c1*mx+c2*my)*bx+(d1*mx+d2*my)*by+a0+a1*tx+a2*ty
TDY=(e1*mx+e2*my)*bx+(f1*mx+f2*my)*by+b0+b1*tx+b2*ty
上記数式において、bx,byはビームサイズ、mx,myは主偏向位置、tx,tyは補正前の副副偏向位置である。各係数のx、yはそれぞれx方向、y方向を示す。a0〜a2,b0〜b2は副偏向歪補正係数であり、c1,c2,d1,d2,e1,e2,f1,f2はビームサイズ依存の主偏向歪補正係数である。
補正位置計算部112は、ステージ位置検出器130が検出したステージ位置から主偏向位置mx、myを演算する。補正位置計算部112は、描画データから、副副偏向位置tx、tyを演算する。補正位置計算部112は、ショットデータからビームサイズbx、byを取得する。
補正位置計算部112は、記憶装置142から補正係数を読み出し、補正式にmx、my、bx、by、tx、tyを代入して、主偏向形状を補正する補正量を含む副副偏向位置TDX、TDYを算出する。
偏向制御回路120は、ショットデータを制御計算機110から受け取ると、ブランカ212、第1成形偏向器220、第2成形偏向器222、主偏向器232、副偏向器230における偏向量を演算し、各偏向器に制御信号を出力する。また、偏向制御回路120は、副副偏向位置TDX、TDYを制御計算機110から受け取ると、副副偏向器234における偏向量を演算し、副副偏向器234に制御信号を出力する。これにより、ビームサイズによって変化する主偏向形状を所望の形状に精度良く補正し、描画位置精度を向上させることができる。
上記実施形態では、ビームサイズに依存する主偏向形状歪みを補正する手法について説明したが、副偏向器230の偏向領域の形状(副偏向形状)や副副偏向器234の偏向領域の形状(副副偏向形状)もビームサイズによって変化し得る。そのため、主偏向形状に加えて副偏向形状及び副副偏向形状を補正するようにしてもよい。この場合の補正式は以下のようになる。
TDX=(c1*mx+c2*my+c3*sx+c4*sy+c5*tx+c6*ty)*bx+(d1*mx+d2*my+d3*sx+d5*sy+c5*tx+c6*ty)*by+a0+a1*tx+a2*ty
TDY=(e1*mx+e2*my+e3*sx+e4*sy+e5*tx+e6*ty)*bx+(f1*mx+f2*my+f3*sx+f4*sy+f5*tx+f6*ty)*by+b0+b1*tx+b2*ty
上記数式において、sx,syは副偏向位置である。c3,c4,d3,d4,e3,e4,f3,f4はビームサイズ依存の副偏向歪補正係数である。c5,c6,d5,d6,e5,e6,f5,f6はビームサイズ依存の副副偏向歪補正係数である。
上記実施形態ではx方向及びy方向のビームサイズによって副副偏向位置を補正する例について説明したが、ビーム面積を用いて補正してもよい。この場合、補正式は以下のようになる。以下の数式のbx*byがビーム面積を示す。
TDX=(c1*mx+c2*my+c3*sx+c4*sy+c5*tx+c6*ty)*bx*by+a0+a1*tx+a2*ty
TDY=(e1*mx+e2*my+e3*sx+e4*sy+e5*tx+e6*ty)*bx*by+b0+b1*tx+b2*ty
ビーム面積に比例した値となるビーム電流を用いて副副偏向位置を補正してもよい。
上記実施形態では、対物偏向器が主偏向器232、副偏向器230、及び副副偏向器234の3段からなる構成について説明したが、副副偏向器234を省略した2段構成であってもよい。2段構成の場合は、副偏向器230を用いて主偏向形状を補正する。
電子ビーム描画装置は可変成形型に限定されない。例えば、第2成形アパーチャ206に異なる複数の大きさの矩形の開口が設けられ、基板101に矩形のビームを照射する描画装置であってもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10 描画領域
20 ストライプ領域
30 サブフィールド
32、34 開口
36 ショットビーム
40 ターシャリフィールド
100 電子ビーム描画装置
101 基板
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 補正位置計算部
114 描画データ処理部
120 偏向制御回路
140、142 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 第1成形アパーチャ
204 投影レンズ
206 第2成形アパーチャ
207 対物レンズ
212 ブランカ
214 ブランキングアパーチャ
220 第1成形偏向器
222 第2成形偏向器
230 副偏向器
232 主偏向器
234 副副偏向器

Claims (5)

  1. 描画対象基板を載置するステージと、
    荷電粒子ビームを放出する放出部と、
    前記荷電粒子ビームを成形する第1成形アパーチャと、
    前記第1成形アパーチャを通過したアパーチャ像の荷電粒子ビームが投影される第2成形アパーチャと、
    前記第1成形アパーチャと前記第2成形アパーチャとの間に設けられ、前記荷電粒子ビームを偏向し、前記第2成形アパーチャ上における前記アパーチャ像の照射位置を制御して、前記第2成形アパーチャを通過する荷電粒子ビームの形状及びビームサイズを制御する成形偏向器と、
    前記荷電粒子ビームを偏向し、前記描画対象基板上でのビーム照射位置を制御する複数段の対物偏向器と、
    前記複数段の対物偏向器のうち、偏向量の最も大きい第1対物偏向器によるビーム偏向位置と前記ビームサイズとを用いて偏向補正量を算出し、該偏向補正量を含む偏向量で前記荷電粒子ビームを偏向するように、前記第1対物偏向器以外の対物偏向器を制御する制御部と、
    を備える荷電粒子ビーム描画装置。
  2. 前記複数段の対物偏向器は、前記荷電粒子ビームを所定の第1偏向領域の基準位置に偏向させる前記第1対物偏向器と、前記荷電粒子ビームを前記第1偏向領域内の所定の第2偏向領域の基準位置に偏向させる第2対物偏向器と、前記荷電粒子ビームを前記第2偏向領域内の所定のショット位置に偏向させる第3対物偏向器と、
    を有し、
    前記制御部は、前記偏向補正量を含む偏向量で前記荷電粒子ビームを偏向するように前記第3対物偏向器を制御することを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  3. 前記成形偏向器は、前記荷電粒子ビームの形状を制御する第1成形偏向器、及び前記ビームサイズを制御する第2成形偏向器を有することを特徴とする請求項2に記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  4. 前記制御部は、前記ビームサイズに基づくビーム面積を用いて前記偏向補正量を算出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 荷電粒子ビームを放出する工程と、
    第1成形アパーチャ及び第2成形アパーチャを通過させて前記荷電粒子ビームを成形する工程と、
    成形偏向器を用いて、前記第2成形アパーチャを通過する荷電粒子ビームの形状及びビームサイズを制御する工程と、
    複数段の対物偏向器を用いて、基板上でのビーム照射位置を制御し、前記基板にパターンを描画する工程と、
    を備え、
    前記複数段の対物偏向器のうち、偏向量の最も大きい第1対物偏向器によるビーム偏向位置と前記ビームサイズとを用いて偏向補正量を算出し、該偏向補正量を含む偏向量で前記荷電粒子ビームを偏向するように、前記第1対物偏向器以外の対物偏向器を制御することを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
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