JP2020205212A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池システムのエネルギー効率を向上させるための技術を提供する。【解決手段】燃料電池システム1は、平板型の固体酸化物形燃料電池2と、固体酸化物形燃料電池2を冷却するための冷却プレート4と、を備える。冷却プレート4は、固体酸化物形燃料電池2に熱伝導可能に接続される板部22と、板部22内に設けられて、固体酸化物形燃料電池2を冷却するための冷却液Wが流れる冷媒管と、冷媒管の外周に配置されて、冷却液Wと板部22との間の熱交換を抑制する熱交換抑制空間と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池の一種として固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が知られている。SOFCは、高い発電効率を有するとともに、様々な炭化水素燃料に対応できるといったメリットを有する。一方で、SOFCは約700℃〜1000℃という高温で動作するため、構成部材の熱的劣化が生じやすい。SOFCは高効率に発電するが、その一方で発熱もするため、SOFCを備えた従来の燃料電池システムでは、SOFCに空気を送り込んで空冷していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−22709号公報
冷却するための空気の流量が少ないと、SOFCを通過する際の空気の温度変化が大きくなる。また、通過する空気の温度変化に応じてSOFC内にも大きな温度勾配が発生する。したがって、空冷によってSOFCを冷却するためには、SOFCに大量の空気を送り込む必要がある。このため、ブロワの駆動に要する動力が大きく、これが燃料電池システム全体のエネルギー効率(エクセルギー効率)を下げる要因となっていた。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料電池システムのエネルギー効率を向上させるための技術を提供することにある。
本発明のある態様は、燃料電池システムである。この燃料電池システムは、平板型の固体酸化物形燃料電池と、固体酸化物形燃料電池を冷却するための冷却プレートと、を備える。冷却プレートは、固体酸化物形燃料電池に熱伝導可能に接続される板部と、板部内に設けられて、固体酸化物形燃料電池を冷却するための冷却液が流れる冷媒管と、冷媒管の外周に配置されて、冷却液と板部との間の熱交換を抑制する熱交換抑制空間と、を有する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、燃料電池システムのエネルギー効率を向上させることができる。
実施の形態1に係る燃料電池システムの一部を模式的に示す斜視図である。 実施の形態1に係る燃料電池システムの一部を模式的に示す正面図である。 図3(A)は、従来の空冷機構を用いて燃料電池スタックを冷却した場合における電解質表面の温度分布のシミュレーション結果を示す図である。図3(B)は、実施の形態に係る冷却プレートを用いて燃料電池スタックを冷却した場合における電解質表面の温度分布のシミュレーション結果を示す図である。 実施の形態2に係る燃料電池システムの一部を模式的に示す正面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限りこの用語はいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る燃料電池システムの一部を模式的に示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る燃料電池システムの一部を模式的に示す正面図である。図1では、燃料電池システム1の一部分の内部を透視した状態を図示している。燃料電池システム1は、平板型の固体酸化物形燃料電池2(以下では適宜、単に「燃料電池2」と称する)と、固体酸化物形燃料電池2を冷却するための冷却プレート4と、を備える。
本実施の形態の燃料電池システム1は、複数の燃料電池2と少なくとも1つの冷却プレート4とが積層されたスタック構造を有する。より具体的には、燃料電池システム1は、4つの燃料電池2が積層されて1つのセルユニット6が構成され、このセルユニット6が複数積層されたスタック構造を有する。隣り合うセルユニット6の間には冷却プレート4が介在する。積層された複数の燃料電池2および冷却プレート4は、集電板とともに一対のエンドプレート(図示せず)で積層方向に挟み込まれて締結固定される。なお、燃料電池システム1の構造は特に限定されず、セルユニット6を構成する燃料電池2の数、言い換えれば1つの冷却プレート4に割り当てられる燃料電池2の数は、1つ〜3つでもよいし、5つ以上でもよい。また、積層されるセルユニット6の数も限定されない。
(固体酸化物形燃料電池2)
図2の破線領域R1の拡大図に示すように、燃料電池2は、空気極側インターコネクタ14(セパレータ)と、燃料極側インターコネクタ16とで挟まれて直列に積層される。燃料電池2は、電解質8と、空気極10(カソード)と、燃料極12(アノード)と、が積層された構造を有する。電解質8は平板状であり、電解質8の一方の主表面に空気極10が積層され、電解質8の他方の主表面に燃料極12が積層される。燃料電池2は、図示しない枠状のガスケット(スペーサ)に嵌め込まれた状態で、空気極側インターコネクタ14および燃料極側インターコネクタ16に挟まれる。
電解質8は、酸化物イオン(O2−)の透過性が高い、イオン伝導性セラミックス等の固体電解質膜である。電解質8を構成する材料としては、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、ガドリニウムドープドセリア(GDC)、ランタンガレート等のセラミック材料が例示される。空気極10は、電子伝導性を有する多孔質材料で構成される層である。空気極10を構成する材料としては、ランタンストロンチウムフェライト(LSF)、ランタンストロンチウムコバルトフェライト(LSCF)、ランタンニッケルフェライト(LNF)、ランタンストロンチウムコバルタイト(LSC)等が例示される。燃料極12は、電子伝導性を有する多孔質材料で構成される層である。燃料極12を構成する材料としては、NiO−YSZ、NiO−ScSZ等の、酸化ニッケルとセラミックとの複合材料(サーメット)が例示される。
空気極側インターコネクタ14は、空気極10における電解質8とは反対側の主表面に積層される。燃料極側インターコネクタ16は、燃料極12における電解質8とは反対側の主表面に積層される。隣り合う2つの燃料電池2は、空気極側インターコネクタ14および燃料極側インターコネクタ16を介して電気的に接続される。空気極側インターコネクタ14および燃料極側インターコネクタ16を構成する材料としては、LaCrO系またはSrTiO系のセラミックス材料や、Fe−Cr系の耐熱合金が例示される。
空気極側インターコネクタ14における空気極10側を向く面には、空気流路18が設けられる。また、燃料極側インターコネクタ16における燃料極12側を向く面には、燃料流路20が設けられる。本実施の形態の空気流路18および燃料流路20は、各インターコネクタの表面に設けられた溝で構成されている。
空気極10には、空気流路18を介して酸化ガスである空気が供給され、下記式(1)で表される電極反応が起こる。電極反応によって空気極10で生成された酸化物イオンは、電解質8を透過して燃料極12に到達する。燃料極12には、燃料流路20を介して燃料ガスである水素や一酸化炭素が供給され、下記式(2)または(3)で表される電極反応が起こる。式(2)は燃料が水素である場合の電極反応であり、式(3)は燃料が一酸化炭素である場合の電極反応である。燃料極12において電解質8を透過した酸化物イオンと燃料とが反応することで電子が放出される。この電子は外部回路を経由して空気極10に移動し、空気極10の電極反応に供される。空気極10および燃料極12でこれらの電極反応が起こることで、燃料電池2において発電が行われる。
1/2O+2e → O2− (1)
+O2− → HO+2e (2)
CO+O2− → CO+2e (3)
燃料電池2、空気極側インターコネクタ14および燃料極側インターコネクタ16の構造や材料は特に限定されず、公知の構造や材料を任意に採用することができる。例えば、空気極側インターコネクタ14および燃料極側インターコネクタ16は、多孔質体で構成されてもよい。この場合、多孔質体の空隙が空気流路18あるいは燃料流路20として機能する。また、燃料電池2は、電解質8を支持体とする電解質支持型セルであってもよいし、空気極10または燃料極12を支持体とする電極支持型セルであってもよいし、燃料極12に積層した多孔質金属を支持体とするメタルサポートセルであってもよい。
(冷却プレート4)
図2の破線領域R2の拡大図に示すように、冷却プレート4は、板部22と、冷却管24と、を備える。板部22および冷却管24は、金属等の熱伝導率の高い材料で構成される。冷却プレート4を構成する金属としては、SUS等の鋼材、ニッケル基合金、銅、アルミニウム等が例示される。板部22は、燃料電池2に熱伝導可能に接続される。本実施の形態の板部22は、隣り合う2つの燃料電池2のうち一方の燃料電池2と空気極側インターコネクタ14を介して熱伝導可能に接続され、他方の燃料電池2と燃料極側インターコネクタ16を介して熱伝導可能に接続される。板部22と空気極側インターコネクタ14および燃料極側インターコネクタ16とは直に接している。
冷却管24は、板部22内に設けられる。本実施の形態では、1枚の板部22の内部に4本の冷却管24が等間隔に配列されている。冷却管24の数や配置は、設計者による実験やシミュレーションに基づき適宜設定することが可能である。冷却管24は、例えば板部22の主表面に沿って延びる貫通孔に挿通されて、板部22内に固定される。
冷却管24は、内管26と、内管26の外周に配置される外管28と、で構成される二重管構造を有する。本実施の形態では、内管26と外管28とは共に円管状であり、それぞれの中心軸が一致するように配置される。内管26と外管28とを円管状とすることで、冷却管24の周方向における冷却効率を均一化しやすくすることができる。また、内管26の耐圧性を高めることができる。なお、内管26および外管28は角管状であってもよい。内管26の外周面と外管28の内周面との間にはスペーサ(図示せず)が介在する。これにより、内管26と外管28との互いの位置関係が定められ、内管26の外周面と外管28の内周面との間の空間が確保される。
内管26には、燃料電池2を冷却するための冷却液W(液体冷媒)が流れる。したがって、内管26は、冷却液Wが流れる冷媒管を構成する。冷却液Wとしては、水、アルコール、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)、油、溶融塩等が例示される。冷却液Wは、内管26を通過する途中で気化して蒸気に相変化してもよい。本実施の形態では、冷却液Wは水である。各冷却管24の内管26には、供給管路30が接続される。供給管路30は、各冷却プレート4に対して設けられ、一端側が複数に分岐して各内管26の一端側(入口側)に接続される。各供給管路30の他端側は、集合して集合部30aを構成し、貯水部32に接続される。貯水部32には冷却液Wが収容される。集合部30aには、ポンプ34が設けられる。
各内管26の他端側(出口側)には、排出管路36が接続される。排出管路36は、各冷却プレート4に対して設けられ、一端側が複数に分岐して各内管26の他端側に接続される。各供給管路30の他端側は、集合して排熱回収システムや蒸気タービン等の系外設備(図示せず)に接続される。なお、冷却管24、供給管路30および排出管路36は、連続する管材で構成されてもよい。
ポンプ34が駆動することで、貯水部32内の冷却液Wが各供給管路30を介して各冷却プレート4の内管26に供給される。内管26に供給された冷却液Wは、板部22と、空気極側インターコネクタ14または燃料極側インターコネクタ16と、を介して燃料電池2と熱交換する。この結果、燃料電池2が冷却される。また、冷却液Wは徐々に蒸発して水蒸気となる。内管26内で生じた水蒸気は、排出管路36を介して系外に取り出されて系外設備で利用される。内管26の内径やポンプ34の出力等を調整することで、内管26での冷却液Wの圧力を任意に調整することが可能である。これにより、系外設備での水蒸気の利用態様に応じて、水蒸気の温度および圧力を自由に調整することができる。例えば、水蒸気の温度は100℃〜350℃である。
冷却管24の外管28には、冷却液Wと板部22(ひいては燃料電池2)との間の熱交換を抑制する(熱交換量を低減する)熱交換抑制ガスGが収容される。熱交換抑制ガスGは、内管26の外周面と外管28の内周面との間の空間に収容される。したがって、当該空間は、冷却液Wと板部22との間の熱交換を抑制する熱交換抑制空間(ガス収容部)を構成する。なお、外管28は、板部22と同一材料で一体的に構成されてもよい。つまり、冷媒管と熱交換抑制空間とは、二重管構造を有する冷却管24によってではなく、板部22の貫通孔と、この貫通孔に挿入される単管と、で構成されてもよい。この場合、単管が冷媒管を構成し、貫通孔の内周面と単管の外周面とで画成される空間が熱交換抑制空間を構成する。
熱交換抑制ガスGは、板部22よりも熱伝導率の低いガスである。熱交換抑制ガスGとしては、雰囲気ガスである空気、アルゴン、窒素等が例示される。本実施の形態では、熱交換抑制ガスGは空気である。内管26内の冷却液Wと板部22との間に熱交換抑制ガスGが介在することで、冷却液Wと燃料電池2との間の熱交換が抑制される。本実施の形態では、外管28の両端部が開放されており、外管28内に空気が流入することで外管28内が熱交換抑制ガスGとしての空気で満たされている。なお、この構造に限定されず、熱交換抑制空間を画成する外管28の両端部が閉塞されて、外管28内に所望の熱交換抑制ガスGが封入されてもよい。また、熱交換抑制空間は、真空であってもよい。つまり、内管26と板部22との間に真空部が設けられてもよい。これによっても、冷却液Wと板部22との間の熱交換を抑制することができる。
図3(A)は、従来の空冷機構を用いて燃料電池スタックを冷却した場合における電解質表面の温度分布のシミュレーション結果を示す図である。図3(B)は、実施の形態に係る冷却プレート4を用いて燃料電池スタックを冷却した場合における電解質表面の温度分布のシミュレーション結果を示す図である。
シミュレーション条件は以下のように設定した。
電極有効面積:90mm×90mm
空気流路18および燃料流路20の幅および深さ:1mm×1mm
燃料極12の厚み:1mm
空気極10の厚み:0.1mm
電解質8の厚み:0.04mm
冷却管24の外径:3mm
冷却プレート4の厚み:4mm
冷却プレート4あたりの冷却管24の数:4本
圧力:101.325kPa(1気圧)
平均電流密度:9000A/m
燃料利用率:0.75
燃料組成(入口):97モル%H、3モル%H
酸化ガス組成(入口):21モル%O、79モル%N
燃料温度(入口):1123K
冷却水の温度:623K
電解質表面の最高温度:1273K
燃料電池2は、性能面だけを考えると高温であればあるほど高性能である。しかしながら、高温になり過ぎると燃料電池2を構成する材料の耐熱温度を超えてしまう。シミュレーションで設定した最高温度1273Kは、燃料電池2を構成する各部材の熱損傷を抑制することができる上限温度である。したがって、燃料電池2は、この最高温度の状態で最も発電効率が高くなる。このため、電解質表面の全体がこの最高温度となるように燃料電池2を冷却することが理想的である。
しかしながら燃料電池2を空冷すると、図3(A)に示すように、理想に反して送風方向の上流側から下流側にかけて徐々に温度が上昇する温度分布(温度勾配)が生じる。冷却後の最も温度の高い部分の温度が1273Kとなるように空冷すると、最も温度の低い部分の温度は1208Kとなり、最高温度部と最低温度部との温度差は65Kであった。したがって、燃料電池2における送風の上流側が最高温度となるように空冷すると、送風の下流側が最高温度を超えてしまい、燃料電池2の一部に熱損傷が生じるおそれがある。一方、今回のシミュレーションのように送風の下流側が最高温度となるように空冷すると、送風の上流側が冷却され過ぎてしまい、燃料電池2の発電効率が低下するおそれがある。また、燃料電池2に温度ばらつきが生じると、燃料電池2にかかる熱応力にもばらつきが生じる。この結果、燃料電池2の一部に歪みが生じて、燃料電池2ひいては燃料電池システム1の破損につながり得る。
これに対し、図3(B)に示すように、本実施の形態の冷却プレート4を用いて燃料電池2を液冷(水冷)すると、冷却液Wの流れの上流側から下流側にかけてほぼ均一な温度分布を得ることが可能となる。冷却後の最も温度の高い部分の温度が1273Kとなるように液冷すると、最も温度の低い部分の温度は1259Kとなり、最高温度部と最低温度部との温度差は14Kであった。つまり、本実施の形態の冷却プレート4を用いて燃料電池2を液冷することで、燃料電池2の全体を最高温度に近い均一な温度に維持することが可能である。これにより、燃料電池2の発電効率を高めることができ、燃料電池システム1のエネルギー効率を向上させることができる。また、燃料電池2および燃料電池システム1が熱応力の偏在によって破損することを抑制することができる。
冷却液Wの温度は、空冷で用いられる空気の温度よりもはるかに低い。このため、冷却液Wが流れる内管26と板部22との間に熱交換抑制ガスGが介在しない場合、燃料電池2には空冷の場合以上に急な温度勾配が生じ得る。また、冷却液Wと燃料電池2とに非常に大きな温度差があるため、燃料電池2が急激に冷却されて破損するおそれがある。これに対し、二重管構造の冷却管24を用いて内管26の周囲に熱交換抑制ガスGを介在させることで、冷却液Wと燃料電池2との過度の熱交換を抑制することができる。特に、燃料電池2における冷却液Wの流れの上流側部分と冷却液Wとの間の過剰な熱交換を抑制することができる。
この結果、図3(B)に示すように、燃料電池2の全体を均一な温度に維持することができる。また、急激な冷却による燃料電池2の破損を抑制することができる。なお、冷却液Wによる燃料電池2の冷却量は、内管26や外管28の外径、厚み等を変更することで調整することができる。
また、燃料電池2を空冷する場合、燃料電池2の電極反応に必要な空気量よりもはるかに多い量の空気を送風する必要がある。例えば、空冷する場合の燃料電池システム1の空気利用率は10%〜30%程度である。空気利用率とは、実際に流した空気量に対して、電気化学反応に必要とされる空気量の比率である。このため、ブロワの駆動による消費電力が大きくなり、燃料電池システム1のエネルギー効率が低下してしまう。これに対し、液冷する際のポンプ34の駆動電力は、空冷する際のブロワの駆動電力に比べて小さくすることができる。よって、空冷に比べて燃料電池システム1のエネルギー効率を高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る燃料電池システム1は、平板型の固体酸化物形燃料電池2と、この燃料電池2を冷却するための冷却プレート4と、を備える。冷却プレート4は、燃料電池2に熱伝導可能に接続される板部22と、板部22内に設けられて、燃料電池2を冷却するための冷却液Wが流れる冷媒管(内管26)と、冷媒管の外周に配置されて、冷却液Wと板部22との間の熱交換を抑制する熱交換抑制空間(外管28あるいは板部22と内管26との隙間)と、を有する。
本実施の形態では燃料電池2を液冷しているため、ブロワの駆動に要する動力が大きい空冷に比べて、燃料電池システム1全体のエネルギー効率を向上させることができる。また、本実施の形態の冷却プレート4を燃料電池システム1に採用することで、燃料電池2に温度ばらつきが生じることを抑制できるため、これによっても燃料電池システム1のエネルギー効率を向上させることができる。また、燃料電池システム1の大型化や大出力密度化を図ることができる。なお、固体酸化物形燃料電池の冷却に液冷を採用することは、固体酸化物形燃料電池の作動温度が極めて高いという事情から当業者が今まで発想し得なかったことであり、当業者の一般的な認識と捉えてはならない。
また、本実施の形態では、冷却液Wは水である。このため、燃料電池2との熱交換で生成される水蒸気を系外設備で有効利用することができる。例えば、水蒸気はコージェネレーションシステムや、蒸気発電システム等に利用することができる。よって、燃料電池システム1のエネルギー効率をより高めることができる。また、本実施の形態では、熱交換抑制空間が熱交換抑制ガスGとしての空気を収容する。これにより、簡単且つ安価なシステム構成で燃料電池システム1を実現することができる。
また、本実施の形態に係る燃料電池システム1は、複数の燃料電池2と少なくとも1つの冷却プレート4とが積層されたスタック構造を有する。例えば、燃料電池システム1は、積層された燃料電池2の複数段毎に冷却プレート4が挿入された構造を有する。これにより、積層された燃料電池2のそれぞれを均一に冷却することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、水冷機構の構造を除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を適宜省略する。図4は、実施の形態2に係る燃料電池システムの一部を模式的に示す正面図である。なお、制御部40は、ハードウェア構成としてはコンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や回路で実現され、ソフトウェア構成としてはコンピュータプログラム等によって実現されるが、図4ではそれらの連携によって実現される機能ブロックとして描いている。この機能ブロックがハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
燃料電池システム1は、平板型の固体酸化物形燃料電池2と、固体酸化物形燃料電池2を冷却するための冷却プレート4と、を備える。本実施の形態の燃料電池システム1は、6つの燃料電池2が積層されて1つのセルユニット6が構成され、このセルユニット6が4つ積層されている。また、各セルユニット6に対して1枚の冷却プレート4が設けられている。したがって、一部の冷却プレート4は、2つのセルユニット6で挟まれている。なお、セルユニット6を構成する燃料電池2の数や積層されるセルユニット6の数は限定されない。燃料電池2は、空気極側インターコネクタ14と、燃料極側インターコネクタ16とで挟まれて直列に積層される。
燃料電池システム1は、複数の冷媒管を備える。本実施の形態では、燃料電池システム1が備える複数の冷却プレート4のそれぞれが複数の冷媒管を備えている。なお、燃料電池システム1は、一本の冷媒管を有する冷却プレート4を複数枚備えていてもよいし、複数本の冷媒管を有する冷却プレート4を一枚のみ備えていてもよい。
本実施の形態の冷媒管と熱伝導抑制空間とは、冷却管24の内管26と外管28とで構成される(図2参照)。なお、冷媒管と熱伝導抑制空間とは、板部22の貫通孔と、貫通孔に挿入される単管と、で構成されてもよい。内管26には、冷却液Wが流れる。各冷却管24の内管26には、供給管路30が接続される。供給管路30は、各冷却プレート4に対して設けられ、一端側が複数に分岐して各内管26の一端側に接続される。各供給管路30の他端側は、集合して集合部30aを構成し、貯水部32に接続される。集合部30aには、ポンプ34が設けられる。また、各供給管路30には、開閉弁38が設けられる。各開閉弁38は、集合部30aよりも下流側であって、各冷却管24に接続される分岐部よりも上流側に配置される。開閉弁38は、公知の2方向電磁弁等で構成することができる。外管28には、熱交換抑制ガスGとしての空気が収容される。なお、外管28の内部は真空であってもよい。
また、燃料電池システム1は、制御部40を備える。制御部40は、ポンプ34の駆動を制御する。また、各開閉弁38は、制御部40による制御のもとでその開閉状態が切り替えられる。制御部40は、燃料電池システム1の発電量の低下に応じて冷却液Wを流す冷媒管(内管26)の数を減らす制御を実行する。例えば、使用者によって燃料電池システム1に設けられる操作パネル(図示せず)が操作され、燃料電池システム1の発電量が設定されると、制御部40は、操作パネルから発電量を示す信号を受信する。制御部40は、発電量と各開閉弁38の開閉状態とを対応付けた変換テーブルを予めメモリに保持しており、この変換テーブルを用いて各開閉弁38の開閉を制御する。
これにより、燃料電池システム1の発電量に応じて、冷却液Wを流す内管26の本数が調整される。例えば、制御部40は、燃料電池システム1の定格運転時には全ての開閉弁38を開状態にして、全ての内管26に冷却液Wを流す。一方、燃料電池システム1の部分負荷運転時には、1つの開閉弁38のみを開状態に、残りの開閉弁38を閉状態にする。これにより、開閉弁38が開状態にある供給管路30が接続された内管26のみに冷却液Wが流れる。図4では、下から2つ目の開閉弁38が開状態となっており、下から2つ目の冷却プレート4が有する4本の内管26のみに冷却液Wが流れる。
燃料電池システム1は、部分負荷運転時の方が定格運転時よりも発熱量が少ない。このため、燃料電池システム1の部分負荷運転時に定格運転時と同じ数の内管26に冷却液Wを流すと、冷却液Wによる各燃料電池2の冷却量が過剰となって、各燃料電池2に温度ばらつきが生じやすくなり、燃料電池システム1の発電効率が低下し得る。これに対し、燃料電池システム1の発電量の低下に応じて冷却液Wを流す内管26の数を減らすことで、燃料電池2の過度な温度低下を抑制することができる。この結果、燃料電池2の温度ばらつきと燃料電池システム1の発電効率の低下とを抑制することができる。
なお、本実施の形態では、冷却液Wを流す内管26の数を冷却プレート4単位で変更しているが、各冷却プレート4において冷却液Wを流す内管26の数を変更してもよい。この場合は、各内管26に対して開閉弁38が設けられる。また、本実施の形態の制御部40は、冷却液Wを流す内管26の数を制限することで、冷却液Wによる各燃料電池2の冷却量を調整している。これに対し、制御部40の制御態様には以下の変形例を挙げることができる。
(変形例)
変形例に係る燃料電池システム1が備える制御部40は、燃料電池システム1の発電量の低下に応じて冷却液Wの流量を減らす制御を実行する。例えば、使用者によって燃料電池システム1の発電量が設定されると、制御部40は、操作パネルから発電量を示す信号を受信する。制御部40は、発電量とポンプ34の出力とを対応付けた変換テーブルを予めメモリに保持しており、この変換テーブルを用いてポンプ34の出力を制御する。
これにより、燃料電池システム1の発電量に応じて、冷却液Wの流量(流速)が調整される。例えば制御部40は、燃料電池システム1の定格運転時にはポンプ34の出力を所定の第1出力に設定して冷却液Wを流す。一方、燃料電池システム1の部分負荷運転時には、ポンプ34の出力を第1出力よりも低い第2出力に設定して、定格運転時よりも冷却液Wの流量を低減する。冷却液Wの流量を減らすと、より早いタイミングで冷却液Wが気体に変化する。気体状の冷却液Wは、液体状の冷却液Wに比べて燃料電池2との熱交換量が小さい。このため、冷却液Wが気化するタイミングを早めることで、冷却液Wによる燃料電池2の冷却量を低減することができる。制御部40による内管26の数の調整と冷却液Wの流量の調整とは、組み合わせて実施されてもよい。
なお、隣り合う冷却プレート4における内管26どうしを連結して、各冷却プレート4の内管26に順に冷却液Wを流すようにしてもよい。例えば、図4に示す燃料電池システム1において、4つの冷却プレート4の積層方向に並ぶ内管26どうしが連結され、水平方向に並ぶ4本の冷媒流路が形成される。
具体的には、一番下の冷却プレート4の各内管26における紙面手前側の端部と、下から2番目の冷却プレート4の各内管26における紙面手前側の端部とがU字管(図示せず)等で連結される。また、下から2番目の冷却プレート4の各内管26における紙面奥側の端部と、上から2番目の冷却プレート4の各内管26における紙面奥側の端部とが連結される。さらに、上から2番目の冷却プレート4の各内管26における紙面手前側の端部と、一番上の冷却プレート4の各内管26における紙面手前側の端部とが連結される。これにより、それぞれが4つの内管26を含んでジグザグに延びる4つの冷媒流路が形成される。一番下の冷却プレート4の各内管26における紙面奥側の端部には、供給管路30が接続される。一番上の冷却プレート4の各内管26における紙面奥側の端部には、排出管路36が接続される。
ポンプ34が駆動すると、貯水部32内の冷却液Wが供給管路30を介して一番下の冷却プレート4の各内管26に供給される。冷却液Wは、一番下の冷却プレート4の各内管26を通過すると、一段上の冷却プレート4の各内管26を通過し、続いてもう一段上の冷却プレート4の各内管26を通過して、一番上の冷却プレート4の各内管26に到達する。一番上の冷却プレート4の各内管26を通過した冷却液Wは、排出管路36を介して系外設備に送られる。
一例として、冷却液Wは、一番下の冷却プレート4の各内管26を通過する過程で徐々に気化していき、2段目以降の冷却プレート4の各内管26を気体の状態で通過する。これにより、液体状の冷却液Wが4段全ての冷却プレート4の各内管26を通過する場合に比べて、冷却液Wによる燃料電池2の冷却量を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明した。前述した実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施の形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。設計変更が加えられた新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形それぞれの効果をあわせもつ。前述の実施の形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「本実施の形態の」、「本実施の形態では」等の表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
水蒸気を系外設備で利用することは必須でなく、例えば排出管路36を貯水部32に接続して冷却液Wを循環させる構成としてもよい。また、開閉弁38の開閉状態は、手動により切り替えてもよい。
1 燃料電池システム、 2 燃料電池、 4 冷却プレート、 22 板部、 24 冷却管、 26 内管、 28 外管、 40 制御部。

Claims (6)

  1. 平板型の固体酸化物形燃料電池と、
    前記固体酸化物形燃料電池を冷却するための冷却プレートと、を備え、
    前記冷却プレートは、
    前記固体酸化物形燃料電池に熱伝導可能に接続される板部と、
    前記板部内に設けられて、前記固体酸化物形燃料電池を冷却するための冷却液が流れる冷媒管と、
    前記冷媒管の外周に配置されて、前記冷却液と前記板部との間の熱交換を抑制する熱交換抑制空間と、
    を有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記冷却液は水である請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記熱交換抑制空間は、熱交換抑制ガスを収容し、
    前記熱交換抑制ガスは空気である請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池システムは、複数の前記固体酸化物形燃料電池と少なくとも1つの冷却プレートとが積層されたスタック構造を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池システムは、
    複数の前記冷媒管と、
    前記燃料電池システムの発電量の低下に応じて前記冷却液を流す前記冷媒管の数を減らす制御部と、
    を備える請求項1乃至4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃料電池システムは、その発電量の低下に応じて前記冷却液の流量を減らす制御部を備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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