JP5757328B2 - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池モジュールに関する。特に、本発明は、固体酸化物形燃料電池モジュールに関する。
近年、新たなエネルギー源として、燃料電池モジュールに対する注目が大きくなってきている。燃料電池モジュールには、例えば下記の特許文献1に記載のような固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)モジュール、溶融塩燃料電池モジュール、リン酸型燃料電池モジュール、高分子固体電解質燃料電池モジュール等がある。これらの燃料電池モジュールの中でも、固体酸化物形燃料電池モジュールでは、液体の構成要素を用いる必要が必ずしもなく、炭化水素燃料を用いるときにも外部に改質器を設ける必要がない。このため、固体酸化物形燃料電池モジュールに対する研究開発が盛んに行われている。
特開2010−212038号公報
固体酸化物形燃料電池モジュールには、燃料電池の温度むらを小さくし、固体酸化物形燃料電池モジュールを安定的に動作させたいという要望がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、安定的に発電を行うことができる固体酸化物形燃料電池モジュールを提供することにある。
本発明に係る燃料電池モジュールは、燃焼室と、複数の発電ユニットとを備えている。複数の発電ユニットのそれぞれは、燃料電池と、燃料ガス流路と、酸化剤ガス流路と、酸化剤ガス予熱部と、燃料ガス予熱部とを有する。燃料電池は、燃焼室内に配置されている。燃料電池は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されることにより発電する。燃料電池は、第1の排気口と第2の排気口とを有する。第1の排気口は、発電に使用済みの酸化剤ガスである空気極側排気ガスを排気する。第2の排気口は、使用済みの燃料ガスである燃料極側排気ガスを排気する。燃料ガス流路は、燃料電池に燃料ガスを供給する。酸化剤ガス流路は、燃料電池に酸化剤ガスを供給する。酸化剤ガス予熱部は、燃焼室内において、酸化剤ガス流路中に設けられている。酸化剤ガス予熱部は、酸化剤ガスを予熱する。燃料ガス予熱部は、燃焼室内において、燃料ガス流路中に設けられている。燃料ガス予熱部は、燃料ガスを予熱する。複数の発電ユニットは、平面視において、複数の燃料電池が点対称軸を有するように配置されている。
本発明に係る燃料電池モジュールのある特定の局面では、複数の発電ユニットのそれぞれは、排出口と、排出流路とを有する。排出口は、燃料電池から排気された排気ガスを燃焼室外に排出する。排出流路は、第1及び第2の排気口と排出口とを接続している。複数の発電ユニットは、平面視において、複数の発電ユニットのそれぞれの排出口が点対称軸を有するように配置されている。
本発明に係る燃料電池モジュールの他の特定の局面では、複数の発電ユニットは、平面視において、複数の発電ユニットのそれぞれの燃料ガス流路、酸化剤ガス流路、酸化剤ガス予熱部及び燃料ガス予熱部が点対称軸を有するように配置されている。
本発明に係る燃料電池モジュールの別の特定の局面では、複数の発電ユニットのそれぞれは、改質器をさらに有する。改質器は、燃焼室内において、燃料ガス流路中に設けられている。改質器は、燃料ガスを改質する。複数の発電ユニットは、平面視において、複数の発電ユニットのそれぞれの改質器が点対称軸を有するように配置されている。
本発明によれば、安定的に発電を行うことができる固体酸化物形燃料電池モジュールを提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの略図的ブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの模式的平面図である。 図3は、第1の実施形態における燃料電池の発電セルの略図的分解斜視図である。 図4は、第2の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの模式的平面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
《第1の実施形態》
(固体酸化物形燃料電池モジュール1の構成)
図1は、本実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの略図的ブロック図である。図2は、本実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの模式的平面図である。
固体酸化物形燃料電池モジュール(ホットモジュールともいう。)1は、断熱材10により包囲された燃焼室11を備えている。燃焼室11内には、図示しないヒーターが配されている。このヒーターにより燃焼室11内の昇温が可能となっている。なお、ヒーターは電気ヒーター、ガスバーナーのどちらでもよい。
固体酸化物形燃料電池モジュール1は、複数の発電ユニットをさらに備えている。本実施形態では、固体酸化物形燃料電池モジュール1が、第1及び第2の発電ユニット2a、2bを備える例について説明する。
本実施形態では、第1の発電ユニット2aと第2の発電ユニット2bとは、実質的に同様の構成を有する。
発電ユニット2a、2bは、燃料電池20、燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、酸化剤ガス予熱部17を備えている。燃料電池20は、燃焼室11内に配されている。燃料電池20は、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されることにより発電する。
燃料電池20には、燃料ガス流路12と、酸化剤ガス流路13とが接続されている。燃料ガス流路12は、燃料電池20に燃料ガスを供給するためのものである。燃料ガス流路12の少なくとも一部は、燃焼室11内に配置されている。酸化剤ガス流路13は、燃料電池20に酸化剤ガスを供給するためのものである。酸化剤ガス流路13の少なくとも一部は、燃焼室11内に配置されている。
燃料ガス流路12中には、燃料ガスを改質する改質器14が設けられている。改質器14は、燃焼室11内に配置されている。
燃料ガス流路12の改質器14よりも上流側(燃料ガスの流れる方向において燃料電池20とは反対側)の部分には、改質用水を供給するための改質用水流路15が接続されている。改質用水流路15の少なくとも一部は、燃焼室11内に配されている。
燃焼室11内において、燃料ガス流路12の改質器14よりも下流側(燃料ガスの流れる方向において燃料電池20側)の部分には、燃料ガス予熱部16が設けられている。燃料ガス予熱部16は、燃料ガスを予熱する。
燃焼室11内において、酸化剤ガス流路13中には、酸化剤ガス予熱部17が設けられている。酸化剤ガス予熱部17は、燃料電池20に供給される酸化剤ガスを予熱する。
本実施形態では、燃焼室11は、区画部材22により、第1の燃焼室11a1と第2の燃焼室11a2とに区画されている。第1の発電ユニット2aは、第1の燃焼室11a1に配置されている。第2の発電ユニット2bは、第2の燃焼室11a2に配置されている。このため、燃焼室11の第1の発電ユニット2aが設けられている領域と、燃焼室11の第2の発電ユニット2bが設けられている領域とは、区画部材22により区画されている。
なお、区画部材22は、断熱材により構成されていることが好ましい。好ましく用いられる断熱材の具体例としては、例えば、セラミックファイバー系断熱材、アルミナファイバー系断熱材、ジルコニア系の熱伝導率の低いセラミックスやレンガ、断熱性能に優れたマイクロポーラス系断熱材をレンガやセラミック板で狭持したものなど、ある程度以上の強度を有するものが挙げられる。
(燃料電池20)
図3は、本実施形態における燃料電池の発電セルの略図的分解斜視図である。次に、図3を参照しながら、燃料電池20の構成について説明する。
燃料電池20は、1または複数の発電セル21を有する。発電セル21は、第1のセパレータ50と、発電要素46と、第2のセパレータ40とを有する。発電セル21では、第1のセパレータ50と、発電要素46と、第2のセパレータ40とがこの順番で積層されている。各セパレータには発生した電気を引き出すためのビアホール電極51aが設けられている。また、最上部のセパレータの上および最下部のセパレータの下には、電気を集めて引き出すための集電棒(図示省略)が設けられている。
発電セル21は、酸化剤ガス流路13に接続されている酸化剤ガス用マニホールド45と、燃料ガス流路12に接続されている燃料ガス用マニホールド44とを有する。
(発電要素46)
発電要素46は、酸化剤ガス流路13を経由して酸化剤ガス用マニホールド45から供給される酸化剤ガスと、燃料ガス流路12を経由して燃料ガス用マニホールド44から供給される燃料とが反応し、発電が行われる部分である。
(固体酸化物電解質層47)
発電要素46は、固体酸化物電解質層47を備えている。固体酸化物電解質層47は、イオン導電性が高いものであることが好ましい。固体酸化物電解質層47は、例えば、安定化ジルコニアや、部分安定化ジルコニアなどにより形成することができる。安定化ジルコニアの具体例としは、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)等が挙げられる。部分安定化ジルコニアの具体例としは、イットリア部分安定化ジルコニア(YPSZ)、スカンジア部分安定化ジルコニア(ScPSZ)等が挙げられる。また、固体酸化物電解質層47は、例えば、SmやGd等がドープされたセリア系酸化物や、LaGaOを母体とし、LaとGaとの一部をそれぞれSr及びMgで置換したLa0.8Sr0.2Ga0.8Mg0.2(3−δ)などのペロブスカイト型酸化物などにより形成することもできる。
固体酸化物電解質層47は、空気極層49と燃料極層48とにより挟持されている。すなわち、固体酸化物電解質層47の一主面の上に空気極層49が形成されており、他主面の上に燃料極層48が形成されている。
(空気極層49)
空気極層49は、空気極49aを有する。空気極49aは、カソードである。空気極49aにおいては、酸素が電子を取り込んで、酸素イオンが形成される。空気極49aは、多孔質で、電子伝導率が高く、かつ、高温において固体酸化物電解質層47等と固体間反応を起こしにくいものであることが好ましい。空気極49aは、例えば、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)、Snをドープした酸化インジウム、PrCoO系酸化物、LaCoO系酸化物、LaMnO系酸化物などにより形成することができる。LaMnO系酸化物の具体例としては、例えば、La0.8Sr0.2MnO(通称:LSM)や、La0.6Ca0.4MnO(通称:LCM)等が挙げられる。空気極49aは、上記材料の2種以上を混合した混合材料により構成されていてもよい。
(燃料極層48)
燃料極層48は、燃料極48aを有する。燃料極48aは、アノードである。燃料極48aにおいては、酸素イオンと燃料とが反応して電子を放出する。燃料極48aは、多孔質で、イオン伝導性が高く、かつ、高温において固体酸化物電解質層47等と固体間反応を起こしにくいものであることが好ましい。燃料極48aは、例えば、NiO、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)・ニッケル金属の多孔質サーメットや、スカンジア安定化ジルコニア(ScSZ)・ニッケル金属の多孔質サーメット等により構成することができる。燃料極層48は、上記材料の2種以上を混合した混合材料により構成されていてもよい。
(第1のセパレータ50)
発電要素46の空気極層49の下には、第1のセパレータ本体51と、第1の流路形成部材52とにより構成されている第1のセパレータ50が配置されている。第1のセパレータ50には、空気極49aに空気を供給するための酸化剤ガス供給路53が形成されている。図3に示すとおり、この酸化剤ガス供給路53は、酸化剤ガス用マニホールド45からy方向のy1側からy2側に向かって延びている。酸化剤ガス供給路53の開口は、発電に使用済みの酸化剤ガスである空気極側排気ガスを排出する複数の第1の排気口53aを構成している。図2に示すように、第1の排気口53aは、燃料電池20aのy2側の側壁に設けられている。よって、空気極側排気ガスは、燃料電池20aからy2側に向かって排出される。
第1のセパレータ50の構成材料は、特に限定されない。第1のセパレータ50は、例えば、イットリア安定化ジルコニアなどの安定化ジルコニアや、部分安定化ジルコニア等により形成することができる。
(第2のセパレータ40)
発電要素46の燃料極層48の上には、第2のセパレータ本体41と、第2の流路形成部材42とにより構成されている第2のセパレータ40が配置されている。第2のセパレータ40には、燃料極48aに燃料を供給するための燃料ガス供給路43が形成されている。図3に示すように、この燃料ガス供給路43は、燃料ガス用マニホールド44からy方向のy1側からy2側に向かって延びている。燃料ガス供給路43の開口は、発電に使用済みの燃料ガスである燃料極側排気ガスを排出する複数の第2の排気口43aを構成している。図2に示すように、第2の排気口43aは、燃料電池20aのx2側の側壁に設けられている。よって、燃料極側排気ガスは、燃料電池20aからx2側に向かって排出される。なお、本実施形態では、空気極側排気ガスの排出方向に対し90°正回転した方向を燃料極側排気ガスの排出方向としている。
第2のセパレータ40の構成材料は、特に限定されない。第2のセパレータ40は、例えば、安定化ジルコニアや、部分安定化ジルコニア等により形成することができる。
(排気経路)
図1に示すように、第1及び第2の発電ユニット2a、2bのそれぞれは、燃焼室11a1,11a2に設けられた排出口11cを備えている。この排出口11cは、燃料電池20から排出された空気極側排気ガス及び燃料極側排気ガスを含む排気ガスを燃焼室11a1,11a2外に排出するためのものである。排出口11cから排出された排気ガスは、燃焼室11a1,11a2の外部に設けられた燃焼室外部熱交換器54を経由して固体酸化物形燃料電池モジュール1外に排出される。
図2に示すように、第1及び第2の発電ユニット2a、2bのそれぞれにおいて、排出口11c1,11c2は、燃料電池20a,20bを平面視したときに(z方向から視たときに)、燃料電池20a,20bの第2の排気口43aの排気ガスの排出方向と反対側(x1側)に向かって開口している。
燃焼室11a1,11a2には、燃料電池20の第1の排気口53a及び第2の排気口43aと、排出口11cを連通している排出流路11bが形成されている。排出流路11bは、第1の燃焼室11a1,11a2の一部の空間が通路となって構成されている。
排出流路11bは、酸化剤ガス予熱部17の少なくとも一部が、排出流路11b上に位置するか、または排出流路11bに面するように設けられている。本実施形態では、具体的には、排出流路11bは、酸化剤ガス予熱部17の少なくとも一部が、排出流路11b上に位置するように設けられている。
(第1及び第2の発電ユニット2a、2bの配置)
次に、図2を主として参照しながら、第1及び第2の発電ユニット2a、2bの配置について説明する。
第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において(z方向から視た際に)、複数の燃料電池20a,20bがz方向に延びる点対称軸Aを有するように配置されている。すなわち、第1の発電ユニット2aの燃料電池20aと、第2の発電ユニット2bの燃料電池20bとは、点対称軸Aを中心として点対称である。第1の発電ユニット2aの燃料電池20aの第1及び第2の排気口53a、43aと、第2の発電ユニット2bの燃料電池20bの第1及び第2の排気口53a、43aとも、点対称軸Aを中心として点対称である。
また、第1の発電ユニット2aの燃料電池20aの空気極側排気ガスおよび燃料極側排気ガスの排出方向と、第2の発電ユニット2bの燃料電池20bの空気極側排気ガスおよび燃料極側排気ガスの排出方向とは、点対称軸Aを中心として点対称である。
第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において、第1の発電ユニット2aの排出口11c1と、第2の発電ユニット2bの排出口11c2とも、点対称軸Aを中心として点対称である。
第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において、第1の発電ユニット2aの燃料ガス流路12a、酸化剤ガス流路13a、酸化剤ガス予熱部17a及び燃料ガス予熱部16aと、第2の発電ユニット2bの燃料ガス流路12b、酸化剤ガス流路13b、酸化剤ガス予熱部17b及び燃料ガス予熱部16bとも、点対称軸Aを中心として点対称である。
第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において、第1の発電ユニット2aの改質器14aと、第2の発電ユニット2bの改質器14bとも、点対称軸Aを中心として点対称である。
区画部材22は、点対称軸Aを中心に点対称形状に設けられている。
(固体酸化物形燃料電池モジュール1における発電の態様)
次に、本実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュール1における発電の態様について説明する。
図1に示すように、燃料ガス流路12には、改質前の原燃料ガスが供給される。一方、改質用水流路15には、改質用の水が供給される。改質用の水は、改質用水流路15の燃焼室11a1,11a2内に位置している気化器55で気化し、水蒸気となる。この水蒸気と、原燃料ガスとが改質器14に供給される。
改質器14では、水蒸気により原燃料ガスが改質され改質燃料ガスが生成される。改質燃料ガスはさらに、燃料ガス予熱部16により加熱される。加熱された改質燃料ガスは、燃料電池20に供給される。
なお、本発明においては、「燃料ガス」は、原燃料ガス、改質燃料ガスの総称である。すなわち、燃料ガスには、原燃料ガスと改質燃料ガスとが含まれる。
酸化剤ガス流路13には、酸素や空気などの酸化剤ガスが供給される。酸化剤ガスは、燃焼室外部熱交換器54、酸化剤ガス予熱部17において加熱された後に、燃料電池20に供給される。
燃料電池20は、これら供給された改質燃料ガスと酸化剤ガスとにより発電を行う。燃料電池20において発電に使用された改質燃料ガスである燃料極側排気ガスは、燃料電池20のそれぞれの第2の排気口43aから燃料電池20外に排気される。一方、燃料電池20において発電に使用された酸化剤ガスである空気極側排気ガスは、燃料電池20のそれぞれの第1の排気口53aから燃料電池20外に排気される。
これら燃料極側排気ガス及び空気極側排気ガスは、排出流路11bを経由して燃焼室11a1,11a2外に排出され、さらに燃焼室外部熱交換器54を経由して固体酸化物形燃料電池モジュール1外に排出される。
ここで、燃料極側排気ガスには、一酸化炭素等が含まれている。また、空気極側排気ガスには、酸素が含まれている。このため、燃料極側排気ガスと空気極側排気ガスとが、高温である燃焼室11a1,11a2内においてそれぞれ混合されると、燃料極側排気ガスが完全燃焼する。これによりそれぞれ燃焼ガスが生じる。よって、排出流路11bを経由して燃焼室11a1,11a2外に排出される排出ガスは、燃焼ガスと、空気極側排気ガスの燃焼ガスの生成に用いられなかった部分とを含む。
なお、「排気ガス」は、燃料極側排気ガスと空気極側排気ガスと燃焼ガスを含むものとする。
以上説明したように、本実施形態の固体酸化物形燃料電池モジュール1では、第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において(z方向から視た際に)、複数の燃料電池20がz方向に延びる点対称軸Aを有するように配置されている。このため、高温の燃料電池20が点対称に配置されると共に、高温の排気ガスの流路も点対称に近くすることができる。よって、固体酸化物形燃料電池モジュール1内に温度むらが発生することを抑制することができる。従って、固体酸化物形燃料電池モジュール1は、安定的に発電を行うことができる。
また、第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において、発電ユニット2a、2bのそれぞれの排出口11cが点対称軸Aを有するように配置されている。このため、固体酸化物形燃料電池モジュール1内の温度分布をより均一化することができる。従って、固体酸化物形燃料電池モジュール1の発電のさらなる安定化を図ることができる。
また、第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において、発電ユニット2a、2bのそれぞれの第1の発電ユニット2aの燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、酸化剤ガス予熱部17及び燃料ガス予熱部16が点対称軸Aを有するように配置されている。このため、固体酸化物形燃料電池モジュール1内の温度分布をより均一化することができる。従って、固体酸化物形燃料電池モジュール1の発電のさらなる安定化を図ることができる。
また、第1及び第2の発電ユニット2a、2bは、平面視において、発電ユニット2a、2bのそれぞれの改質器14が点対称軸Aを有するように配置されている。このため、固体酸化物形燃料電池モジュール1内の温度分布をより均一化することができる。従って、固体酸化物形燃料電池モジュール1の発電のさらなる安定化を図ることができる。
また、第1の発電ユニット2aの燃料電池20の空気極側排気ガスおよび燃料極側排気ガスの排出方向と、第2の発電ユニット2bの燃料電池20の空気極側排気ガスおよび燃料極側排気ガスの排出方向とは、点対称軸Aを中心として点対称である。排気ガスの排出が全周方向でなく偏りのある方向を持つ燃料電池であっても、本実施形態のように排出方向が点対称となる配置とすることにより、固体酸化物形燃料電池モジュール1内に温度むらが発生することを抑制することができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の他の例について説明する。以下の説明において、第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る固体酸化物形燃料電池モジュールの模式的平面図である。
図4に示すように、本実施形態では、発電ユニットが4つ設けられている。すなわち、本実施形態の固体酸化物形燃料電池モジュールは、第1〜第4の発電ユニット2a、2b、2c、2dを備えている。第1〜第4の発電ユニット2a、2b、2c、2dは、すべて実質的に同様の構成を有する。第1〜第4の発電ユニット2a、2b、2c、2dは、点対称軸Aを中心に点対称に設けられている。具体的には、本実施形態においても、第1〜第4の発電ユニット2a、2b、2c、2dは、平面視において、複数の燃料電池20がz方向に延びる点対称軸Aを有するように配置されている。
第1〜第4の発電ユニット2a、2b、2c、2dは、平面視において、発電ユニット2a、2bのそれぞれの排出口11cが点対称軸Aを有するように配置されている。
第1〜第4の発電ユニット2a、2b、2c、2dは、平面視において、発電ユニット2a、2bのそれぞれの第1の発電ユニット2aの燃料ガス流路12、酸化剤ガス流路13、酸化剤ガス予熱部17及び燃料ガス予熱部16が点対称軸Aを有するように配置されている。
第1〜第4の発電ユニット2a、2b、2c、2dは、平面視において、発電ユニット2a、2bのそれぞれの改質器14が点対称軸Aを有するように配置されている。
区画部材22は、平面視において点対称軸Aを有する形状に設けられている。
従って、本実施形態の固体酸化物形燃料電池モジュールも、第1の実施形態の固体酸化物形燃料電池モジュール1と同様に、安定して発電を行うことができるものである。
なお、本発明の固体酸化物形燃料電池モジュールは、3つの発電ユニットを有するものであってもよいし、5つ以上の発電ユニットを有するものであってもよい。
1…固体酸化物形燃料電池モジュール
2a…第1の発電ユニット
2b…第2の発電ユニット
10…断熱材
11…燃焼室
11a1…第1の燃焼室
11a2…第2の燃焼室
11b…排出流路
11c…排出口
12…燃料ガス流路
13…酸化剤ガス流路
14…改質器
15…改質用水流路
16…燃料ガス予熱部
17…酸化剤ガス予熱部
20…燃料電池
21…発電セル
22…区画部材
40…第2のセパレータ
41…第2のセパレータ本体
42…第2の流路形成部材
43…燃料ガス供給路
43a…第2の排気口
44…燃料ガス用マニホールド
45…酸化剤ガス用マニホールド
46…発電要素
47…固体酸化物電解質層
48…燃料極層
48a…燃料極
49…空気極層
49a…空気極
50…第1のセパレータ
51…第1のセパレータ本体
51a…ビアホール電極
52…第1の流路形成部材
53…酸化剤ガス供給路
53a…第1の排気口
54…燃焼室外部熱交換器
55…気化器

Claims (3)

  1. 燃焼室と、
    複数の発電ユニットと、
    を備え、
    前記複数の発電ユニットのそれぞれは、
    前記燃焼室内に配置されており、燃料ガスと酸化剤ガスとが供給されることにより発電し、発電に使用済みの酸化剤ガスである空気極側排気ガスを排気する第1の排気口と発電に使用済みの燃料ガスである燃料極側排気ガスを排気する第2の排気口とを有する燃料電池と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス流路と、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路と、
    前記燃焼室内において、前記酸化剤ガス流路中に設けられており、前記酸化剤ガスを予熱する酸化剤ガス予熱部と、
    前記燃焼室内において、前記燃料ガス流路中に設けられており、前記燃料ガスを予熱する燃料ガス予熱部と、
    を有し、
    前記酸化剤ガス流路は、当該酸化剤ガス流路が酸化剤ガスを供給する燃料電池とは別の燃料電池の側方を通って、酸化剤ガスを供給する前記燃料電池に至っており、
    前記複数の発電ユニットは、平面視において、前記複数の燃料電池が点対称軸を有するように配置されており、平面視において、前記複数の発電ユニットのそれぞれの前記燃料ガス流路、前記酸化剤ガス流路、前記酸化剤ガス予熱部及び前記燃料ガス予熱部が点対称軸を有するように配置されている、燃料電池モジュール。
  2. 前記複数の発電ユニットのそれぞれは、
    前記燃料電池から排気された排気ガスを前記燃焼室外に排出する排出口と、
    前記第1及び第2の排気口と前記排出口とを接続している排出流路と、
    を有し、
    前記複数の発電ユニットは、平面視において、前記複数の発電ユニットのそれぞれの前記排出口が点対称軸を有するように配置されている、請求項1に記載の燃料電池モジュール。
  3. 前記複数の発電ユニットのそれぞれは、
    前記燃焼室内において、前記燃料ガス流路中に設けられており、前記燃料ガスを改質する改質器をさらに有し、
    前記複数の発電ユニットは、平面視において、前記複数の発電ユニットのそれぞれの前記改質器が点対称軸を有するように配置されている、請求項1または2に記載の燃料電池モジュール。
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