JP2020204697A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020204697A
JP2020204697A JP2019111987A JP2019111987A JP2020204697A JP 2020204697 A JP2020204697 A JP 2020204697A JP 2019111987 A JP2019111987 A JP 2019111987A JP 2019111987 A JP2019111987 A JP 2019111987A JP 2020204697 A JP2020204697 A JP 2020204697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projector
leg
blower
dimensional screen
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2019111987A
Other languages
English (en)
Inventor
正之 奥村
Masayuki Okumura
正之 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSM Co Ltd
Original Assignee
OSM Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OSM Co Ltd filed Critical OSM Co Ltd
Priority to JP2019111987A priority Critical patent/JP2020204697A/ja
Publication of JP2020204697A publication Critical patent/JP2020204697A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】立体スクリーンを適正形状に安定して維持することが可能な映像表示装置を提供する。【解決手段】可撓性を有する素材からなり、内周面にスクリーン面が設けられた透過型ディスプレイを構成する立体スクリーン1と、前記立体スクリーン1の内周面に向けて映像を投射する投射機2と、前記立体スクリーン1内に送風する送風機3と、前記投射機2の映像投射部21及び前記送風機3の送風部30が接続されるとともに、前記立体スクリーン1に取り付けられる接続板4と、前記接続板4を支持する支持脚体7とを備え、前記支持脚体7は、前記接続板4の支持姿勢を変更可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、投射機から投射された文字や図形、写真等の映像をスクリーン面に表示する映像表示装置に関する。
従来、透過型スクリーン素材で気密の袋状に形成された球形スクリーンの内部にヘリウムガス等からなる気体を充填密封し、前記球形スクリーンには透明な窓部を気密性が保たれるよう形成するとともに回転防止ホルダで保持し、前記窓部を透過して球形スクリーンの内面に画像を投射可能であるように窓部の外側にプロジェクタを設け、このプロジェクタからの投射画像を球形スクリーン外面に表示可能に構成した球形画像表示装置が知られている(特許文献1参照)。
このような映像表示装置は、移送や収納の必要に応じて折り畳みの可能な透過型スクリーン素材からなる気密の袋状に形成された球形スクリーンとし、その内部に気体を充填密封しているので、設置場所に簡易に移送して、短時間で設置することが可能である。しかし、袋状に形成された球形スクリーンの気密性を完全に保つことは困難であるため、長期間亘って使用した場合に、球形スクリーンの内部に封入された気体が外部に漏出して適正形状に維持することができなくなり、外観が著しく損なわれるという問題があった。
特開2006−184404号公報
本発明が解決しようとする課題は、前述の状況に鑑みてなされたものであり、立体スクリーンを適正形状に安定して維持することが可能な映像表示装置を提供することにある。
本発明に係る映像表示装置は、可撓性を有する素材からなり、内周面にスクリーン面が設けられた透過型ディスプレイを構成する立体スクリーンと、前記立体スクリーンの内周面に向けて映像を投射する投射機と、前記立体スクリーン内に送風する送風機と、前記投射機の映像投射部及び前記送風機の送風部が接続されるとともに、前記立体スクリーンに取り付けられる接続板と、前記接続板を支持する支持脚体とを備え、前記支持脚体は、前記接続板の支持姿勢を変更可能に構成されたものである。
また、前記支持脚体は、前記接続板に固定された第一脚体と、前記第一脚体の上部に設けられた連結ピンを支点として回動可能に連結された第二脚体と、前記第一脚体及び前記第二脚体の側面部同士を連結する連結バーとを有し、前記連結バーの両端部は、第一脚体及び第二脚体の側面部に沿ってスライド可能に係合されるとともに、係止部材によって第一脚体及び第二脚体の側面部に係脱可能に係止されたものとしてもよい。
また、前記立体スクリーンには、前記接続板の取付孔が形成され、前記取付孔の周縁部と前記接続板の外周部とが、離脱可能に接合されたものであることが好ましい。
また、前記取付孔の周縁部と前記接続板の外周部とが、線ファスナーからなる接合部材より離脱可能に接合されたものであることが好ましい。
また、前記立体スクリーン、前記投射機及び前記送風機が載置される載置台を、さらに備え、前記載置台の下部には、搬送用のキャスタが設けられたものであることが好ましい。
さらに、前記載置台には、前記搬送用キャスタが設けられたベース板と、前記ベース板に立設された展示ステージとを有し、前記立体スクリーンと前記接続板及び前記支持脚体とが、前記展示ステージ上に位置決めされた状態で載置されたものであることが好ましい。
また、前記ベース板と前記展示ステージの上面板との間に形成された空間部内に前記送風機が収容されたものであってもよい。
また、前記投射機を保持する投射機保持台を、さらに備え、前記投射機保持台には、前記投射機が載置される載置板と、搬送用のキャスタを有する走行台車と、前記載置板を昇降変位させる昇降機構とが設けられたものであってもよい。
上述のように構成された映像表示装置によれば、必要に応じて送風機を作動させて接続板の送風孔から立体スクリーン内に空気を送風して、立体スクリーンの内部圧力を高めることにより、立体スクリーンを適正形状に安定して維持することができる。また、立体スクリーンに取り付けられた接続板を支持脚体により支持するとともに、この支持脚体による接続板の支持姿勢を変更可能に構成したため、立体スクリーンを正確に位置決めした状態で安定して支持することができる。したがって、投射機の映像投射部から照射される画像の焦点が立体スクリーンのスクリーン面からずれた状態となるのを効果的に防止することができる。しかも、立体スクリーンの直径等が変化して接続板の設置角度を変化させる必要が生じた場合には、支持脚体による接続板の支持姿勢を変更することにより、立体スクリーン及び接続板を安定して支持することができる。
また、上述のように第一脚体と第二脚体と連結バーとを有する上述の支持脚体によれば、ユーザーが、係止部材による連結バーの係止状態を解除した後、連結バーの端部を溝部に沿ってスライド変位させることにより、第一脚体と第二脚体との間隔を調節することができる。このため、立体スクリーンの直径が変化して接続板の設置角度を変化させる必要が生じた場合等に、第一脚体及び第二脚体の下端部が展示ステージから離間した状態となることを防止して、支持脚体による接続板の支持状態を安定させることができる。
さらに、立体スクリーンに形成された取付孔接続板が離脱可能に接合された構成によれば、立体スクリーンの取付孔から接続板を取り外すことにより、この接続板と、投射機の映像投射部及び送風機の送風部との接続を維持したままの状態で、傷んだ立体スクリーンを新たなものと交換したり、立体スクリーンを径の異なるものと交換したりする作業等を容易に行うことができる。
また、前記取付孔の周縁部と前記接続板の外周部とが、線ファスナーからなる接合部材より離脱可能に接合された構成によれば、ユーザーが、線ファスナーのスライダーを操作することにより、取付孔の周縁部と接続板の外周部とを接合する作業、及び両者の接合を離脱させる作業を容易に行うことができる。しかも、線ファスナーにより取付孔の周縁部と接続板の外周部とを接合した状態では、この接合部から立体スクリーンの気体が外部に漏出することが効果的に抑制され、立体スクリーンを適正形状に安定して維持することが可能である。
さらにまた、立体スクリーン、投射機及び前記送風機が載置される載置台を備え、前記載置台の下部に搬送用のキャスタが設けられた構成によれば、立体スクリーン、投射機及び送風機をそれぞれ載置台上に載置して位置決めした状態で、映像表示装置をイベント会場に搬送したり、映像表示装置の設置位置を変更したりする作業を容易に行うことができる。
さらに、載置台のベース板に立設された展示ステージ上に、立体スクリーンと接続板及び前記支持脚体とが位置決めされた状態で載置された構成によれば、載置台のベース板よりも一段高い位置に立体スクリーン等が載置されるため、この立体スクリーンに投射された映像を、より目立たせることができる。
さらにまた、載置台のベース板と展示ステージの上面板との間に形成された空間部内に送風機が収容された構成とした場合には、載置台に形成された空間部を有効に利用して、省スペース化を図ることができるとともに、送風機の作動時に発生する騒音が外部に漏れ出ることが抑制されるため、優れた防音効果が得られるという利点がある。
また、前記投射機を保持する投射機保持台を備え、前記投射機保持台には、前記投射機が載置される載置板と、搬送用のキャスタを有する走行台車と、前記載置板を昇降変位させる昇降機構とが設けられた構成によれば、ユーザーが、昇降機構を操作して載置板の設置高さを調節することにより、映像投射部と映像投射孔との上下位置を調節することができる。また、ユーザーが、走行台車を移動させることにより、立体スクリーンと投射機との設置間隔等を調節する作業を容易かつ適正に行うことができる
等の利点がある。
本発明に係る映像表示装置の実施形態を示す側面図である。 映像表示装置の設置状態を示す平面図である。 立体スクリーンの具体的構成を示す正面図である。 接続板を構成する被覆材の具体的構成を示す正面図である。 接続板の具体的構成を示す正面図である。 接続板を構成する第二プレートの具体的構成を示す正面図である。 投射機の具体的構成を示す側面図である。 送風機の具体的構成を示す側面図である。 支持脚体の具体的構成を示す側面図である。 送風機の設置位置の変形例を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
本発明に係る映像表示装置は、図1及び図2に示すように、可撓性を有する素材からなり、内周面にスクリーン面が設けられた透過型ディスプレイを構成する立体スクリーン1と、この立体スクリーン1の内周面に向けて映像を投射する投射機2と、立体スクリーン1内に送風する送風機3と、投射機2の映像投射部21及び送風機3の送風部30が接続される接続板4と、立体スクリーン1、投射機2及び送風機3が載置される載置台5とを備えている。
立体スクリーン1は、透光性と可撓性とを有するアクリル樹脂シートまたはアクリル繊維製織布、又はポリエステル繊維の織物を軟質な合成樹脂フィルムでサンドしたビニール系素材(ターポリン)等からなり、その内周面には、反射抑制材料のフッ化マグネシウムがコーティングされる等によりスクリーン面が設けられている。立体スクリーン1を製造するには、例えば球殻状体を構成する複数の分割片を上述の素材により形成した後、各分割片の周縁部を重ね合わせ、あるいは突き合わせた状態で熱融着、又は縫合する。このようにして、2m程度の直径を有する球状の立体スクリーン1が形成される。なお、この立体スクリーン1の形状は、正六面体、正十二面体、正二十面体、半球状、又は所謂ラグビーボール形等の種々の形状に形成することが可能である。
立体スクリーン1の背面部、つまり投射機2の設部側に位置する周面部には、図3に示すように、925mm程度の直径を有する円形の取付孔11が形成されている。また、立体スクリーン1に形成された取付孔11の周縁部と、接続板4の外周部とが、接合部材6、具体的には務歯(むし)またはエレメントと呼ばれる歯が一側辺部に設けられた一対のファスナーテープ61,62と、務歯を係脱する図外のスライダーとを有する線ファスナーにより離脱可能に接合されている。
すなわち、一方のファスナーテープ61が取付孔11の周縁部に逢着又は接着される等により固定されている。また、接続板4は、図4及び図5に示すように、外周部に他方のファスナーテープ62が逢着又は接着される等により固定された被覆材40を有している。そして、取付孔11側のファスナーテープ61と、接続板4側のファスナーテープ62とを互いに突き合わせた状態で、ユーザーがスライダーを操作して、両ファスナーテープ61,62の始端部から終端部側にスライド変位させることにより、取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とが互いに接合される。また、ユーザーがスライダーを操作して、両ファスナーテープ61,62の終端部から始端部側にスライド変位させることにより、立体スクリーン1と接続板4が分離されるようになっている。
立体スクリーン1の側面部には、図3に示すように、所定長さのスリット12が形成されるとともに、このスリット12を開閉可能に止着する止着部材13が設けられている。止着部材13は、上述の接合部材6と同様に一対のファスナーテープとスライダーとを有する線ファスナーからなっている。そして、立体スクリーン1の使用時には、ユーザーが止着部材13のスライダーを操作して、スリット12を閉止状態とすることにより、立体スクリーン1の気密性をある程度、保持することができる。一方、立体スクリーン1の不使用時には、ユーザーが止着部材13のスライダーを操作してスリット12を開放状態とすることにより、立体スクリーン1内の気体を容易かつ迅速に外部に排出することができる。また、スリット12を利用することにより、立体スクリーン1を容易に扁平化して、コンパクトに折り畳むことが可能である。
接続板4は、図5に示すように、825mm程度の直径を有するステンレス鋼板等からなる円盤状の第一プレート41と、この第一プレート41と略同一の外径を有するステンレス鋼板等からなるドーナツ盤状の第二プレート42(図6参照)と、布製又はプラスチック製のシート材からなる上述の被覆材40(図4参照)とを有している。そして、第一プレート41が載置台5上の投射機2側に配設されるとともに、第二プレート42が載置台5上の立体スクリーン1側に配設される。また、両プレート41,42により被覆材40の内周部が挟持された状態で、両プレート41,42が一体にビス止めされる等により、接続板4が構成される。
第一プレート41の上部には、所謂トンネル形状の開口部からなる映像投射孔43が形成され、かつ第一プレート41の下部には、円形の送風孔44が形成されている。この送風孔44の左右両側方部には、それぞれ上下方向に延びる一対のアングル材45が溶接又はビス止め等の手段で固定されている。また、各アングル材45には、接続板4を支持する後述の支持脚体7がそれぞれ取り付けられている。
投射機2は、図7に示すように、半導体レーザー光源モジュール等を備えた投射機本体20と、その前面に突設された筒状の映像投射部21とを有している。そして、投射機2が投射機保持台8に保持されるとともに、この投射機保持台8が載置台5上に載置されることにより、投射機2の映像投射部21が、接続板4の映像投射孔43に臨むように設置される。
接続板4の映像投射孔43と、投射機2の映像投射部21との間には、布製又はプラスチック製のシート材等からなる円錐台形状の被覆材17が設けられている。この被覆材17の前端部が、接続板4の映像投射孔43を囲繞するように設置されて、図外の面ファスナー等により接続板4に止着されている。また、被覆材17の後端部には、投射機2の映像投射部21が挿入されるとともに、この映像投射部21の外周面に被覆材17の後端部が、図外の紐材等により止着されている。このようにして接続板4の映像投射孔43と、投射機2の映像投射部21との間が被覆材17で覆われることにより、立体スクリーン1内の気体が、接続板4の映像投射孔43から外部に漏出することが抑制され、立体スクリーン1の気密性が保持されるようになっている。
投射機保持台8は、下面に搬送用のキャスタ80が設けられるとともに、後部に操作ハンドル81が立設された走行台車82と、投射機2が位置決めされた状態で載置される載置板83と、この載置板83を昇降変位させるXリンク式の昇降機構84とを有している。ユーザーが昇降機構84を操作して、載置板83の設置高さを調節することにより、映像投射孔43の位置に応じて映像投射部21の設置高さが調節される。また、ユーザーが操作ハンドル81を持って走行台車82を移動させることにより、立体スクリーン1と投射機2との設置間隔等が調節される。
送風機3は、図8に示すように、送風ボックス31内に配設された送風機本体32と、その送風口に接続された蛇腹状の送風ダクト33とを有している。そして、送風機3が載置台5上に載置されるとともに、その送風部30、具体的には送風ダクト33の先端部が、接続板4の送風孔44に臨むように設置される。
接続板4の送風孔44と、送風機3の送風ダクト33との間には、プラスチック製又は布製のシート材等からなる円筒状の被覆材18が設けられている。そして、この被覆材18の前端部が、接続板4の送風孔44を囲繞するように設置されて、図外の面ファスナー等により接続板4に止着されている。また、被覆材18には、送風機3の送風ダクト33が挿入されるとともに、この送風ダクト33の外周面に被覆材18の後端部が、図外の紐材等により止着されている。このようにして、接続板4の送風孔44と、送風機3の送風ダクト33との間が被覆材18で覆われることにより、立体スクリーン1内の気体が、送風孔44から外部に漏出することが抑制され、立体スクリーン1の気密性が保持されるようになっている。
上述の載置台5は、図1に示すように、下面に搬送用のキャスタ50が設けられたベース板51と、このベース板51に立設された展示ステージ52とを有している。そして、立体スクリーン1と、接続板4及び支持脚体7とが、展示ステージ52上に位置決めされた状態で載置され、かつ展示ステージ52の後方側には、投射機保持台8と送風機3とがそれぞれ載置されるように構成されている。
接続板4を支持する支持脚体7は、図9に示すように、固定ボルト等により接続板4のアングル材45に固定されたC形鋼等からなる第一脚体71と、この第一脚体71の上部に設けられた連結ピン70を支点として回動可能に連結されたC形鋼等からなる第二脚体72と、第一脚体71及び第二脚体72の側面部同士を連結する連結バー73とを有している。第一脚体71及び第二脚体72が、載置台5の展示ステージ52上に載置されることにより、立体スクリーン1の背面部に取り付けられた接続板4の左右両側辺部が一対の支持脚体7を介して支持されている。
連結バー73の両端部は、第一脚体71及び第二脚体72の側面部に形成された溝部74に沿ってスライド可能に係合されるとともに、蝶ナット又はクランプハンドル等を有する係止部材75によって第一脚体71及び第二脚体72の側面部に係脱可能に係止されている。そして、立体スクリーン1を直径が変化する等により、接続板4の設置角度を変化させる必要が生じた場合等には、ユーザーが、係止部材75による連結バー73の係止状態を解除した後、連結バー73の一端部又は両端部を溝部74に沿って上下にスライド変位させることにより、立体スクリーン1の直径の変化に応じて第一脚体71と第二脚体72との間隔を調節して、支持脚体7による接続板4の支持姿勢を変更し得るように構成されている。
すなわち、立体スクリーン1の直径が変化した場合、又は立体スクリーン1の形状が変化した場合には、これに対応させて接続板4の設置角度を変化させる必要がある。この場合に、第一脚体71と第二脚体72とが常に一定間隔に保持されていると、第一脚体71及び第二脚体72の一方の下端部が展示ステージ52から離間した状態となり、支持脚体7による接続板4の支持状態が不安定になることが避けられない。これに対して、上述のように第一脚体71と第二脚体72との間隔を調節することにより、支持脚体7による接続板4の支持姿勢を変更可能に構成した場合には、第一脚体71及び第二脚体72の下端部が展示ステージ52から離間した状態となるのを防止して、支持脚体7による接続板4の支持状態を安定させることが可能である。
なお、第一脚体71と第二脚体72との間隔を調節し得るようにした上述の構成に代え、第一脚体71及び第二脚体72の少なくとも一方を伸縮可能とし、第一脚体71又は第二脚体72の上下寸法を変化させることにより、支持脚体7による接続板4の支持姿勢を変更可能に構成した場合においても、第一脚体71及び第二脚体72の下端部を展示ステージ52にそれぞれ常に当接させることが可能である。しかし、この構成では、支持脚体7の構造が複雑になるとともに、軽い衝撃で第一脚体71又は第二脚体72の上下寸法が変化し易いという問題がある。したがって、上述のように第一脚体71と第二脚体72との間隔を調節可能に構成することが望ましい。
上述の構成を有する映像表示装置を使用する際には、まず図7に示すように、投射機2の映像投射部21を映像投射孔43に臨ませるとともに、この接続部を被覆材17で被覆することにより、映像投射部21を接続板4に接続する。また、図8に示すように、送風機3の送風部30を送風孔44に望ませるとともに、この接続部を被覆材18で被覆することにより、送風部30を接続板4に接続する。
次いで、立体スクリーン1に形成された取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とを、線ファスナーからなる接合部材6より一体に接合した後、イベント会場等に設置された載置台5の展示ステージ52上に、立体スクリーン1、接続板4及び支持脚体7を位置決めした状態でそれぞれ載置する。また、展示ステージ52の後方側に位置するベース板51上に投射機保持台8と送風機をそれぞれ載置する。
そして、送風機3を作動させて接続板4の送風孔44から立体スクリーン1内に空気を送風することにより、立体スクリーン1の内部圧力を外気より高くして、立体スクリーン1を球形等に膨らませる。また、投射機2の焦点を、立体スクリーン1の内周面に設けられたスクリーン面に合わせるように投射機2を位置決めした状態で、図1及び図2に示すように、投射機2の映像投射部21から、立体スクリーン1のスクリーン面に向けて、文字や図形、写真等からなる映像を投射する。このようにして立体スクリーン1の所定範囲(例えば図1及び図2のハッチングで示す範囲)Eに映像が写し出され、この映像が、イベント会場の聴衆Tにより視認されることになる。
なお、送風機3は常時作動させるようにしてもよいが、立体スクリーン1の内部圧力が低下したことが確認された時点で、ユーザーが送風機3を作動させて立体スクリーン1内に送風するようにしてもよく、あるいは定期的に送風機3を作動させることにより立体スクリーン1を適正形状に維持するようにしてもよい。
映像表示装置をイベント会場等から撤去する際には、ユーザーが、立体スクリーン1の側面部に設けられた線ファスナーからなる止着部材13のスライダーを操作して、スリット12を開放することにより、立体スクリーン1の気体を外部に放出する。また、ユーザーが、線ファスナーからなる接合部材6のスライダーを操作して、立体スクリーン1と接続板4とを分離した状態で、立体スクリーン1をコンパクトに折り畳むようにすれば、搬送及び保管等を容易に行うことができる。
また、立体スクリーン1が傷んだ場合にこれを新たなものと交換する際、又は立体スクリーン1を径や形状が異なるものと交換する際には、立体スクリーン1の取付孔11から接続板4を取り外すことにより、この接続板4と投射機2の映像投射部21及び送風機3の送風部との接続を維持したままの状態で、立体スクリーン1の交換作業を容易に行うことができる。
上述のように可撓性を有する素材からなり、内周面にスクリーン面が設けられた透過型ディスプレイを構成する立体スクリーン1と、その内周面に向けて映像を投射する投射機2と、立体スクリーン1内に送風する送風機3と、投射機2の映像投射部21及び送風機3の送風部30が接続されるとともに、立体スクリーン1に取り付けられる接続板4と、この接続板4を支持する支持脚体7とを備え、この支持脚体7による接続板4の支持姿勢を変更可能に構成してなる映像表示装置によれば、送風機3を作動させて接続板4の送風孔44から立体スクリーン1内に空気を送風し、立体スクリーン1の内部圧力を高めることにより、立体スクリーン1を適正形状に安定して維持することができる。
また、立体スクリーン1に取り付けられた接続板4を支持脚体7により支持するとともに、この支持脚体7による接続板4の支持姿勢を変更可能に構成したため、立体スクリーン1を正確に位置決めした状態で安定して支持することができる。したがって、立体スクリーン1の支持位置が、その前後又は左右に変化することに起因して、投射機2の映像投射部21から照射される画像の焦点が立体スクリーン1のスクリーン面からずれた状態となるのを効果的に防止することができる。しかも、立体スクリーン1の直径等が変化して接続板4の設置角度を変化させる必要が生じた場合には、支持脚体7による接続板4の支持姿勢を変更することにより、立体スクリーン1及び接続板4を安定して支持することができる。
上述の実施形態では、支持脚体7が、接続板4に固定された第一脚体71と、第一脚体71の上部に設けられた連結ピン70を支点として回動可能に連結された第二脚体72と、第一脚体71及び第二脚体72の側面部同士を連結する連結バー73とを有し、連結バー73の両端部が、第一脚体71及び第二脚体72の側面部に沿ってスライド可能に係合されるとともに、係止部材75によって第一脚体71及び第二脚体72の側面部に係脱可能に係止された構成としたため、ユーザーが、係止部材75による連結バー73の係止状態を解除した後、連結バー73の端部を溝部74に沿ってスライド変位させることにより、第一脚体71と第二脚体72との間隔を調節することができる。これにより、立体スクリーン1の直径が変化して接続板4の設置角度を変化させる必要が生じた場合に、第一脚体71及び第二脚体72の下端部が展示ステージ52から離間した状態となるのを防止して、支持脚体7による接続板4の支持状態を安定させることができる。
また、上述の実施形態ように、立体スクリーン1には、接続板4の取付孔11が形成され、この取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とが離脱可能に接合された構成とした場合には、立体スクリーン1の取付孔11から接続板4を取り外すことにより、この接続板4と投射機2の映像投射部21及び送風機3の送風部との接続を維持したままの状態で、傷んだ立体スクリーン1を新たなものと交換したり、立体スクリーン1を形状や大きさが異なるものと交換したりする作業等を容易に行うことができる。
また、上述の実施形態では、立体スクリーン1に設けられた取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とを、線ファスナーからなる接合部材6により離脱可能に接合するように構成したため、ユーザーが、線ファスナーからなる接合部材6のスライダーを操作することにより、取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とを接合する作業、及び両者の接合を離脱させる作業を容易に行うことができる。しかも、線ファスナーからなる接合部材6により取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とを接合した状態では、この接合部から立体スクリーン1の気体が外部に漏出するのを効果的に抑制することができるため、立体スクリーンを適正形状に安定して維持できるという利点がある。
なお、線ファスナーからなる接合部材6を設けてなる上述の実施形態に代え、面ファスナー又はスナップボタン等からなる接合部材により、立体スクリーン1の取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とを離脱可能に接合することも可能である。しかし、面ファスナー又はスナップボタン等からなる接合部材を用いた場合には、取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とを接合させ、あるいは両者の接合を離脱させる際の作業性と、立体スクリーン1内の気体が外部に漏出を抑制する効果とを両立させることが困難である。したがって、上述のように立体スクリーン1に設けられた取付孔11の周縁部と接続板4の外周部とを、線ファスナーからなる接合部材6により離脱可能に接合した構成を採用することが好ましい。
上述の実施形態では、映像表示装置が、立体スクリーン1、投射機2及び送風機3が載置される載置台5を備えるとともに、この載置台5の下部に、キャスタ50が設けられた構成としたため、立体スクリーン1、投射機2及び送風機3をそれぞれ載置台5上に載置して位置決めした状態で、映像表示装置をイベント会場に搬送したり、映像表示装置の設置位置を変更したりする作業等を容易に行うことができる。
また、上述のように、載置台5のベース板51に立設された展示ステージ52上に、立体スクリーン1と接続板4及び支持脚体7とが位置決めされた状態で載置された構成によれば、載置台5のベース板51よりも一段高い位置に立体スクリーン1等が載置されるため、この立体スクリーン1に投射された映像を、より目立たせることができる。
なお、上述の実施形態では、展示ステージ52の後方側に送風機3を載置しているが、この構成に代えて、図10に示すように、載置台5のベース板51と展示ステージ52の上面板53との間に形成された空間部54内に送風機3を収容した構成としてもよい。この構成によれば、載置台5に形成された空間部54を有効に利用して、省スペース化を図ることができるとともに、送風機3の作動時に発生する騒音が空間部54外に漏れ出ることが抑制されるため、優れた防音効果が得られるという利点がある。
また、上述の実施形態に示すように、映像表示装置が、投射機2を保持する投射機保持台8を備え、この投射機保持台8には、投射機2が載置される載置板83と、搬送用のキャスタ80を有する走行台車82と、載置板83を昇降変位させる昇降機構84とが設けられた構成とした場合には、ユーザーが昇降機構84を操作して載置板83の設置高さを調節することにより、映像投射部21と映像投射孔43との上下位置を調節することができる。また、ユーザーが走行台車82を移動させることにより、立体スクリーン1と投射機2との設置間隔等を調節する作業を容易かつ適正に行うことができる。
1 立体スクリーン 2 投射機
3 送風機 4 接続板
5 載置台 6 接合部材
7 支持脚体 8 投射機保持台
11 取付孔 12 スリット
13 止着部材 17 被覆材
18 被覆材 20 投射器本体
21 映像投射部 30 送風部
31 送風ボックス 32 送風機本体
33 送風ダクト 40 被覆材
41 第一プレート 42 第二プレート
43 映像投射孔 44 送風孔
45 アングル材 50 キャスタ
51 ベース板 52 展示ステージ
53 上面板 54 空間部
61,62 ファスナーテープ 70 連結ピン
71 第一脚体 72 第二脚体
73 連結バー 74 スライド溝
75 係止部材 80 キャスタ
81 操作ハンドル 82 走行台車
83 載置板 84 昇降機構

Claims (8)

  1. 可撓性を有する素材からなり、内周面にスクリーン面が設けられた透過型ディスプレイを構成する立体スクリーンと、
    前記立体スクリーンの内周面に向けて映像を投射する投射機と、
    前記立体スクリーン内に送風する送風機と、
    前記投射機の映像投射部及び前記送風機の送風部が接続されるとともに、前記立体スクリーンに取り付けられる接続板と、
    前記接続板を支持する支持脚体とを備え、
    前記支持脚体は、前記接続板の支持姿勢を変更可能に構成されている映像表示装置。
  2. 前記支持脚体は、前記接続板に固定された第一脚体と、前記第一脚体の上部に設けられた連結ピンを支点として回動可能に連結された第二脚体と、前記第一脚体及び前記第二脚体の側面部同士を連結する連結バーとを有し、
    前記連結バーの両端部は、第一脚体及び第二脚体の側面部に沿ってスライド可能に係合されるとともに、係止部材によって第一脚体及び第二脚体の側面部に係脱可能に係止されている請求項1記載の映像表示装置。
  3. 前記立体スクリーンには、前記接続板の取付孔が形成され、
    前記取付孔の周縁部と前記接続板の外周部とが離脱可能に接合されている請求項1又は2記載の映像表示装置。
  4. 前記取付孔の周縁部と前記接続板の外周部とが、線ファスナーからなる接合部材より離脱可能に接合されている請求項3記載の映像表示装置。
  5. 前記立体スクリーン、前記投射機、前記支持脚体及び前記送風機が載置される載置台を、さらに備え、
    前記載置台の下部には、搬送用のキャスタが設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の映像表示装置。
  6. 前記載置台には、前記搬送用キャスタが設けられたベース板と、前記ベース板に立設された展示ステージとを有し、前記立体スクリーンと前記接続板及び前記支持脚体とが、前記展示ステージ上に位置決めされた状態で載置されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の映像表示装置。
  7. 前記ベース板と前記展示ステージの上面板との間に形成された空間部内に前記送風機が収容されている請求項6記載の映像表示装置。
  8. 前記投射機を保持する投射機保持台を、さらに備え、
    前記投射機保持台には、前記投射機が載置される載置板と、搬送用のキャスタを有する走行台車と、前記載置板を昇降変位させる昇降機構とが設けられている請求項1乃至7の何れか1項記載の映像表示装置。
JP2019111987A 2019-06-17 2019-06-17 映像表示装置 Ceased JP2020204697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111987A JP2020204697A (ja) 2019-06-17 2019-06-17 映像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019111987A JP2020204697A (ja) 2019-06-17 2019-06-17 映像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020204697A true JP2020204697A (ja) 2020-12-24

Family

ID=73837406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019111987A Ceased JP2020204697A (ja) 2019-06-17 2019-06-17 映像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020204697A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08314401A (ja) * 1995-05-16 1996-11-29 Sony Corp ディスプレイ装置
JP2005017398A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Sony Corp ドーム形スクリーン装置
JP2006184404A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nomura Co Ltd 球形画像表示装置
JP2015062076A (ja) * 2014-12-03 2015-04-02 セイコーエプソン株式会社 プロンプター
CN206021594U (zh) * 2016-08-13 2017-03-15 陕西学前师范学院 一种多媒体教学用投影仪

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08314401A (ja) * 1995-05-16 1996-11-29 Sony Corp ディスプレイ装置
JP2005017398A (ja) * 2003-06-23 2005-01-20 Sony Corp ドーム形スクリーン装置
JP2006184404A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nomura Co Ltd 球形画像表示装置
JP2015062076A (ja) * 2014-12-03 2015-04-02 セイコーエプソン株式会社 プロンプター
CN206021594U (zh) * 2016-08-13 2017-03-15 陕西学前师范学院 一种多媒体教学用投影仪

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7413312B2 (en) Projection device and screen
US11487195B2 (en) Dome screen, dome screen projection apparatus, and method for fabricating the same
US7090354B2 (en) Projection device and screen
US7490426B2 (en) Display system and method of using same
US20020171927A1 (en) Aerial image illumination system
US9857674B2 (en) Spontaneous pop-up display device
EP2891012B1 (en) Photographic light diffusion box and apparatus for mounting the box to various light sources.
US20040233394A1 (en) Wide angle projection lens
US6981350B1 (en) Projection screen apparatus
WO2005083658A1 (ja) 表示装置
US9144330B2 (en) Display device
JP2020204697A (ja) 映像表示装置
JP6527496B2 (ja) ドーム状スクリーン、ドーム状スクリーン投影装置及びこれの組立て方法
JP2015132748A (ja) プロジェクター支持装置
JP2009133879A (ja) プロジェクタ・スタンド
JP4886413B2 (ja) 携帯型スクリーン及び携帯型スクリーン装置
US20230039016A1 (en) Spontaneous Pop-Up Display Device With Attached Screen
JP2006292907A (ja) スクリーンスタンド
US20150107139A1 (en) Displaying Device and Method for Using the Same
JP2008046183A (ja) 携帯型スクリーン及び携帯型スクリーン装置
JP5417677B2 (ja) 組み立て式球面スクリーン
JP3119961U (ja) スクリーン
JP2012058679A (ja) 光学映像投影用半球スクリーン
JP2015161833A (ja) 画像投射装置
JP2006195186A (ja) キャリングバッグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221025

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20230228