JP2020203636A - 乗物用テーブル - Google Patents

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貴広 播田
Takahiro Harita
貴広 播田
赤池 文敏
Fumitoshi Akaike
文敏 赤池
昌也 鬼頭
Masaya Kito
昌也 鬼頭
西村 聖也
Kiyonari Nishimura
聖也 西村
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Abstract

【課題】展開状態においてテーブル機能を備えつつ、格納状態においても他の機能を備える乗物用テーブルを提供すること。【解決手段】乗物のサイドガラス5fに沿った内装部材5gに対して張り出すように備えられている乗物用テーブル10には、物品を載せ可能な載せ面25を有するテーブル本体20を備えている。テーブル本体20は、載せ面25が略水平を成す展開状態と、展開状態から乗物の前後方向を軸方向とする軸回りに引き起こされた格納状態とに切り替え可能となっている。格納状態では、サイドガラス5fのガラス面5hとテーブル本体20の載せ面25とが対向する。【選択図】図6

Description

本発明は、乗物用テーブルに関し、詳しくは、乗物のサイドガラスに沿った内装部材に対して張り出すように備えられている乗物用テーブルに関する。
従来、シートに着座した乗員(着座者)の利便性を向上させるために物品を載せ可能な載せ面を有する乗物用テーブルが既に知られている。このように乗物用テーブルを備えていると、着座者は、乗物用テーブルの載せ面に物品を載せることができるため、テーブル機能として乗物用テーブルを使用できる。ここで、下記特許文献1には、自動車のドアトリム105gに設けられたアームレスト105jの肘掛面105kに対して旋回可能に備えられている乗物用テーブル110が開示されている(図19参照)。この旋回により、乗物用テーブル110を展開状態(テーブル機能として使用可能な状態)と、この展開状態からアームレスト105jの肘掛面105kに格納した(戻した)格納状態とに切り替えることができる。したがって、この乗物用テーブル110を格納状態に切り替えると、着座者がテーブル機能として乗物用テーブル110を使用していないときでも、この乗物用テーブル110が邪魔になることを防止できる。
特開2017−71338号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、乗物用テーブル110は、展開状態にあるときのみ物品を載せるテーブルとして機能していた。そのため、着座者の利便性をさらに向上させる観点から、乗物用テーブル110の格納状態においても何らかの機能を備えることが求められていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、展開状態においてテーブル機能を備えつつ、格納状態においても他の機能を備える乗物用テーブルを提供することである。
本開示の1つの特徴によると、乗物のサイドガラスに沿った内装部材に対して張り出すように備えられている乗物用テーブルには、物品を載せ可能な載せ面を有するテーブル本体を備えている。テーブル本体は、載せ面が略水平を成す展開状態と、展開状態から乗物の前後方向を軸方向とする軸回りに引き起こされた格納状態とに切り替え可能となっている。格納状態では、サイドガラスのガラス面とテーブル本体の載せ面とが対向する。
そのため、例えば、テーブル本体にディスプレイ機能を備えていると、テーブル本体の格納状態において、乗物のシートの着座者に対してディスプレイ機能を動作させることもできる。その場合、テーブル本体の載せ面に所望する情報を表示できる。また、例えば、テーブル本体に調光機能を備えていると、テーブル本体の格納状態において、このテーブル本体を非透明な状態に切り替えることができる。そのため、この格納状態のテーブル本体がシェードとして機能する。したがって、着座者に対するシートの左または右からの視線を遮蔽できる。結果として、着座者のパーソナル性を高めつつテーブル本体を格納できる。このように格納状態におけるテーブル本体において、ディスプレイ機能およびシェードとしての機能も備えることができる。
本開示の他の特徴によると、テーブル本体は、内装部材に対して乗物の左右方向を軸方向とする軸回りに回転可能となっている。
そのため、テーブル本体をチルトさせた(傾けた)チルト状態に切り替えることができる。したがって、シートの着座者にとってテーブル本体の載せ面を見易くできる。結果として、チルト状態のテーブル本体をディスプレイ機能として使用した場合、シートの着座者にとって載せ面に表示される情報を見易くできる。
また、本開示の他の特徴によると、テーブル本体は、内装部材に対して乗物の前後方向に沿ってスライド可能となっている。
そのため、テーブル本体を前側に向けてスライドさせると、シートの着座者の前側にスペースを確保しつつ、テーブル本体をテーブル機能として使用できる。
本発明の実施形態に係る自動車の平面模式図である。 図1における自動車の車室内の助手席側の斜視図である。 図2における助手席の近傍を拡大した平面模式図である。 図2における乗物用テーブルの拡大図である。 図1における自動車の助手席側の側面模式図である。 図2における乗物用テーブルのアレンジの一例を示している。 図2における乗物用テーブルのアレンジの他例を示している。 図2における乗物用テーブルのアレンジの別の他例を示している。 図2における乗物用テーブルのアレンジの別の他例を示している。 図9における自動車の助手席側の側面模式図である。 図2における乗物用テーブルのアレンジの別の他例を示している。 図11における自動車の助手席側の側面模式図である。 図2における乗物用テーブルのアレンジの別の他例を示している。 図13における助手席の近傍を拡大した平面模式図である。 図10における乗物用テーブルのアレンジの別の他例を示している。 図12における乗物用テーブルのアレンジの別の他例を示している。 図13における助手席のアレンジの一例を示している。 図17における助手席の近傍を拡大した平面模式図である。 従来技術に係る自動車の車室内の運転席側の斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜18を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、「乗物」、「サイドガラス」、「内装部材」の例として「自動車1」、「助手席ドア5のドアガラス5f」、「助手席ドア5のドアトリム5g」を説明する。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、自動車1の進行方向を前向きとしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、本発明の実施形態に係る自動車1を説明する(図1〜2参照)。この自動車1は、手動運転と自動運転とを自由に切り替え可能なタイプのものである。この自動車1の車室1aの床フロア1bには、シェルタイプの運転席2とシェルタイプの助手席3とを備えている。この運転席2には、運転席2に着座した乗員40(着座者40、と記す)の頭部41の左右の両側を覆い可能な左右一対のシェード2aが設けられている。これにより、着座者40に対する運転席2の左右からの視線を遮蔽できる。そのため、着座者40のパーソナル性を高めることができる(パーソナルスペースを確保できる)。
一方、この助手席3にも、助手席3に着座した乗員50(着座者50、と記す)の頭部51の左右の両側を覆い可能な左右一対のシェード3aが設けられている。これにより、着座者50に対する助手席3の左右からの視線を遮蔽できる。そのため、着座者50のパーソナル性を高めることができる(パーソナルスペースを確保できる)。
また、この運転席2は、公知のスライド機構(図示しない)を介して床フロア1bに対して前後方向に沿ってスライド可能に構成されている。これにより、所望する前後位置に運転席2を配置できる。また、この運転席2は、公知の旋回機構(図示しない)を介して床フロア1bに対して上下方向を軸方向とする軸回りに旋回可能に構成されている。これにより、所望する向きに運転席2を配置できる。すなわち、運転席2のシート前後位置およびシート向きを自由にアレンジできる。
一方、この助手席3も、運転席2と同様に、公知のスライド機構(図示しない)を介して床フロア1bに対して前後方向に沿ってスライド可能に構成されている。これにより、所望する前後位置に助手席3を配置できる。また、この助手席3も、運転席2と同様に、公知の旋回機構(図示しない)を介して床フロア1bに対して上下方向を軸方向とする軸回りに旋回可能に構成されている。これにより、所望する向きに助手席3を配置できる。すなわち、助手席3のシート前後位置およびシート向きを自由にアレンジできる。
また、この運転席2の右側には、運転席2の着座者40が乗降するために開閉可能な運転席ドア4を備えている。一方、この助手席3の左側には、助手席3の着座者50が乗降するために開閉可能な助手席ドア5を備えている。この助手席ドア5は、ドア本体5aと、このドア本体5aの上部に設けられた枠体5bとから構成されている。この枠体5bは、前側に向けて下り傾斜した前枠5cと、後枠5dと、これら前枠5cと後枠5dとを繋ぐ上枠5eとから構成されている。
また、この助手席ドア5には、ドア本体5aと枠体5bとによって形成される空間を塞ぐようにドアガラス5fを備えている。また、このドア本体5aの車室1a側の面(内面)には、断面略逆L字状に形成された剛性を有する合成樹脂製のドアトリム5gを備えている。このドアトリム5gの上面には、前後方向に沿ったスライド溝5iが形成されている。この助手席ドア5のドア本体5aには、乗物用テーブル10を備えている。
ここで、この乗物用テーブル10について詳述する(図2〜5参照)。この乗物用テーブル10は、テーブル本体20とテーブル支持体30とから構成されている。以下に、これらテーブル本体20とテーブル支持体30とを個別に説明する。
はじめに、テーブル本体20から説明する。このテーブル本体20は、4辺(後述する第1載せ面25を上向きの面とした状態における前側の辺を成す第1辺21、後側の辺を成す第2辺22、左側の辺を成す第3辺23、右側の辺を成す第4辺24)から成る略矩形状の透明な薄板状の部材から構成されている。
この第1辺21と第2辺22との2辺は、図3〜4からも明らかなように、着座者40に対向する2辺となっている。この2辺のうちの第1辺21は、凸部21aを有する形状となっている。詳しくは、この第1辺21のうちの第4辺24寄りが、前側に向けて突出する凸部21aを有する形状となっている。一方、この2辺のうちの第2辺22は、凹部22aを有する形状となっている。詳しくは、この第2辺22のうちの第4辺24寄りが、前側に向けて凹む凹部22aを有する形状となっている。
また、このテーブル本体20の一方側の面(表面)は、物品(図示しない)を載せ可能な第1載せ面25となっている。一方、このテーブル本体20の他方側の面(裏面)も、第1載せ面25と同様に、物品を載せ可能な第2載せ面26となっている。そのため、テーブル本体20は、表面と裏面とのいずれにも物品を載せ可能なテーブル機能を備えている。
この図2〜3に示す状態では、テーブル本体20は、第1載せ面25が略水平を成す展開状態となっている。この展開状態では、テーブル本体20をテーブル機能として使用可能な状態となっている。また、このテーブル本体20は、ディスプレイ機能を備えている。すなわち、テーブル本体20そのものがディスプレイ(モニタ)を兼ねている。そのため、このディスプレイ機能を動作させると、所望する情報(各種の文字情報、各種の映像情報等)をテーブル本体20の第1載せ面25および第2載せ面26のいずれかに表示できる。
また、このテーブル本体20は、調光機能を備えている。そのため、この調光機能を動作させると、テーブル本体20を非透明な状態(曇りがかった状態)に切り替えることができる。一方、この調光機能を非動作させると(調光機能の動作を解消させると)、テーブル本体20を透明な状態に切り替えることができる。テーブル本体20は、このように構成されている。
次に、テーブル支持体30を説明する(図4参照)。このテーブル支持体30は、助手席ドア5のドア本体5aにテーブル本体20を組み付けるものであり、主として、テーブル本体20を前側または後側に向けてスライド可能なスライド機構(図示しない)と、ベース31と、アーム32と、第1挟持部材34と、第2挟持部材35とから構成されている。
このスライド機構は、公知のものであり、例えば、前後方向に沿うように両端がドア本体5aに軸受けされたねじ軸(図示しない)と、このねじ軸に螺合されるナット(図示しない)と、このナットを包み込むように組み付けられたスライダ(図示しない)と、ねじ軸を回転可能なサーボモータ(図示しない)とから構成されている。そのため、このサーボモータを回転(正転または逆転)させると、ねじ軸に沿って前後にスライダをスライドさせることができる。
また、このベース31は、助手席ドア5のドアトリム5gのスライド溝5iをスライド可能にスライド機構のスライダに組み付けられている。また、このアーム32の基端32aは、基端33aがベース31に組み付けられた一対の枢着カバー33の先端33bによって前側と後側とが挟み込まれる格好でベース31に組み付けられている。このとき、この一対の枢着カバー33の先端33bの内面には、回動軸33cが形成されている。
この回動軸33cは、アーム32の基端32aに形成されている回動穴(図示しない)に対して回転可能となっている。そのため、このベース31に対して一対の枢着カバー33を介して前後方向を軸方向とする軸回りにアーム32を上側または下側に向けて回転させることができる。すなわち、テーブル支持体30は、テーブル本体20を上側または下側に向けて回転可能な回転機構を備えている。
また、アーム32の先端32bには、チルト軸36を介して略コ字状の第1挟持部材34が組み付けられている。そのため、このアーム32に対して左右方向を軸方向とする軸回りに第1挟持部材34を回転させることができる。すなわち、テーブル支持体30は、テーブル本体20の第1載せ面25が着座者50を向くようにチルト可能(傾け可能)なチルト機構を備えている。なお、このチルト機構によって、テーブル本体20を反転(180°回転)させることもできる。
また、第1挟持部材34には、旋回軸37を介して略コ字状の第2挟持部材35が挟み込まれる格好で組み付けられている。そのため、この第1挟持部材34に対して上下方向(鉛直方向)を軸方向とする軸回りに第2挟持部材35を回転させることができる。すなわち、テーブル支持体30は、テーブル本体20を前側または後側に向けて旋回可能な旋回機構を備えている。
なお、この第2挟持部材35には、上述したテーブル本体20の第3辺23が挟み込まれている。そのため、助手席ドア5に対してスライド機構を介してテーブル本体20を前側または後側に向けてスライドさせることができる。また、助手席ドア5に対して回転機構を介してテーブル本体20を上側または下側に向けて回転させることができる。また、助手席ドア5に対してチルト機構を介してテーブル本体20をチルトさせることができる。
また、助手席ドア5に対して旋回機構を介してテーブル本体20を前側または後側に向けて旋回させることができる。これらスライド機構、回転機構、チルト機構、旋回機構は、互いが独立した構造となっている。そのため、このテーブル本体20のスライドと、回転と、チルトと、旋回とは、任意に組み合わせて行うことができる。テーブル支持体30は、このように構成されている。
これらテーブル本体20とテーブル支持体30とから乗物用テーブル10は構成されている。このように構成されているため、図2からも明らかなように、乗物用テーブル10は助手席ドア5のドアトリム5gに対して張り出す格好となる。
続いて、図2、6〜18を参照して、上述した乗物用テーブル10の動作を説明する。この説明にあたって、テーブル本体20が展開状態あるときから説明する(図2参照)。この展開状態では、テーブル本体20をテーブル機能として使用できる。このテーブル本体20の展開状態からテーブル本体20を回動軸33cの軸回りに略90°引き起こすことができる(テーブル本体20を上側に向けて回転させることもできる)。すなわち、テーブル本体20を格納した格納状態に切り替えることができる(図6参照)。このようにテーブル本体20を格納状態に切り替えることができると、助手席3の着座者50がテーブル機能としてテーブル本体20を使用していないときでも、このテーブル本体20が邪魔になることを防止できる。
このテーブル本体20の格納状態において、図6からも明らかなように、助手席ドア5のドアガラス5fのガラス面5hとテーブル本体20の第1載せ面25とは対向した状態となっている。そのため、テーブル本体20の調光機能を非動作させると、着座者50の車外への視界を妨げることなくテーブル本体20を格納できる。また、このテーブル本体20の格納状態において、助手席3の着座者50に対してディスプレイ機能を動作させることもできる。その場合、テーブル本体20の第2載せ面26に所望する情報を表示できる。
また、テーブル本体20の格納状態において、調光機能を動作させると、このテーブル本体20を非透明な状態に切り替えることができる。そのため、この格納状態のテーブル本体20がシェードとして機能する。したがって、着座者50に対する助手席3の左からの視線を遮蔽できる。結果として、着座者50のパーソナル性を高めつつテーブル本体20を格納できる。なお、このテーブル本体20の格納状態からテーブル本体20を回動軸33cの軸回りに90°押し倒す作業を行うと、このテーブル本体20を展開状態に戻すことができる(図2参照)。
また、このテーブル本体20の展開状態からテーブル本体20を前側に向けてスライドさせることができる。すなわち、テーブル本体20を前側にスライドした前スライド状態に切り替えることができる(図7参照)。このようにテーブル本体20を前スライド状態に切り替えることができると、図7からも明らかなように、助手席3の着座者50の前側にスペースを確保しつつ、テーブル本体20をテーブル機能として使用できる。また、助手席3のシート前後位置のアレンジに応じて、テーブル本体20の前後位置も追従(スライド)させることができる。
また、このテーブル本体20の前スライド状態からテーブル本体20の第1載せ面25が着座者50を向くようにチルトさせることができる。すなわち、テーブル本体20をチルトした(傾けた)チルト状態に切り替えることができる(図8参照)。このようにテーブル本体20をチルト状態に切り替えることができると、図8からも明らかなように、助手席3の着座者50にとってテーブル本体20の第1載せ面25を見易くできる。そのため、チルト状態のテーブル本体20をディスプレイ機能として使用した場合、助手席3の着座者50にとって第1載せ面25に表示される情報を見易くできる。
また、このテーブル本体20の前スライド状態からテーブル本体20を回動軸33cの軸回りに略90°引き起こすことができる(テーブル本体20を上側に向けて回転させることができる)。すなわち、テーブル本体20を前側に格納した前スライド格納状態に切り替えることができる(図9〜10参照)。この前スライド格納状態において、ディスプレイ機能を動作させることもできる。その場合、テーブル本体20の第2載せ面26に所望する情報を表示できる。この所望する情報として、カメラ(図示しない)で撮影した自動車1の左側後方の映像でも構わない。その場合、運転席2の着座者40にとってテーブル本体20の第2載せ面26を自動車1の左のサイドミラーとして使用できる。
このとき、図10からも明らかなように、自動車1の左側の側面視において、引き起こされたテーブル本体20の第1辺21の凸部21aを形成する傾斜部21bと助手席ドア5の前枠5cの内側ライン5c1とが線接触した状態となっている。そのため、この助手席ドア5の前枠5cが前側に向けて下り傾斜していても、テーブル本体20の前側に向けたスライド量を大きく確保できる。すなわち、できるだけテーブル本体20を前側に向けてスライドさせることができる。
また、テーブル本体20の格納状態からテーブル本体20を後側に向けてスライドさせることができる。すなわち、テーブル本体20を後側にスライドした後スライド格納状態に切り替えることができる(図11〜12参照)。このようにテーブル本体20を後スライド格納状態に切り替えることができると、図11〜12からも明らかなように、テーブル本体20が着座者50の頭部51に隣り合う。そのため、テーブル本体20の調光機能を動作させると、この後スライド格納状態のテーブル本体20がシェードとして機能する。したがって、着座者50に対する助手席3の左からの視線をより遮蔽できる。結果として、着座者50のパーソナル性をより高めつつテーブル本体20を格納できる。
このとき、図12からも明らかなように、自動車1の左側の側面視において、着座者50の頭部51に隣り合うテーブル本体20の第2辺22の凹部22aに助手席3の左側のシェード3aが入り込んだ状態となっている。そのため、テーブル本体20とシェード3aとの間に生じる隙間を抑えることができる。したがって、着座者50に対する助手席3の左からの視線をさらに遮蔽できる。結果として、着座者50のパーソナル性をさらに高めることができつつテーブル本体20を格納できる。
また、テーブル本体20の展開状態からテーブル本体20を前側に向けて旋回させることができる。すなわち、テーブル本体20を前側に向けて旋回した前旋回状態に切り替えることができる(図13〜14参照)。このようにテーブル本体20を前旋回状態に切り替えることができると、図13〜14からも明らかなように、テーブル本体20が着座者50に対して斜め向いた状態(テーブル本体20の第4辺24が前側に向けて張り出し、テーブル本体20の第3辺23が後側に向けて張り出した状態)となる。このようにテーブル本体20が着座者50に対して斜め向いた状態となると、助手席3の着座者50の前側にスペースを確保しつつ、テーブル本体20をテーブル機能として使用できる。
なお、このテーブル本体20の旋回は、既に説明したように、旋回軸37によって行われる。そのため、テーブル本体20の前スライド格納状態からテーブル本体20を旋回軸37によって前倒しさせることができる。すなわち、テーブル本体20を前傾姿勢とした前傾格納状態に切り替えることができる(図15参照)。このようにテーブル本体20を前傾格納状態に切り替えることができると、図15からも明らかなように、テーブル本体20をより前側に配置できる。そのため、テーブル本体20の第2載せ面26を自動車1の左のサイドミラーとして使用する場合、運転席2の着座者40における前方からの視線移動を少なくできる。したがって、カメラで撮影した自動車1の左側後方の映像を見易くできる。
また、これとは逆に、テーブル本体20の後スライド格納状態からテーブル本体20を旋回軸37によって後倒しさせることができる。すなわち、テーブル本体20を後傾姿勢とした後傾格納状態に切り替えることができる(図16参照)。このようにテーブル本体20を後傾格納状態に切り替えることができると、図16からも明らかなように、自動車1の左側の側面視において、着座者50の頭部51に隣り合うテーブル本体20と助手席3の左側のシェード3aとの間に形成される隙間を完全に塞ぐことができる。そのため、着座者50に対する助手席3の左からの視線を完全に遮蔽できる。結果として、着座者50のパーソナル性をさらに多く高めることができつつテーブル本体20を格納できる。
また、テーブル本体20が展開状態のままでシート向きが外側を向くように助手席3を旋回させることができる。すなわち、着座者50が外側を向くように助手席3を外旋回状態にアレンジできる(図17〜18参照)。このように助手席3を外旋回状態にアレンジできると、図17〜18からも明らかなように、外側を向いた助手席3の着座者50にとってのテーブル本体20の第1載せ面25の使用可能領域における右側奥スペースS1をテーブル本体20の第1辺21の凸部21aによって確保できる。
これと同様に、外側を向いた助手席3の着座者50にとってのテーブル本体20の第1載せ面25における左側手前スペースS2をテーブル本体20の第2辺22の凹部22aによって確保できる。そのため、着座者50が外側を向いてしまっても、この外側を向いた着座者50にとっての乗物用テーブル10の第1載せ面25の使用可能領域が狭くなることがない。したがって、テーブル機能の使い勝手が悪くなることがない。
また、テーブル本体20の第2辺22には凹部22aが形成されているため、上述したようにテーブル本体20が展開状態のままでシート向きが外側前方を向くように助手席3を旋回させても、テーブル本体20の第2辺22に対する助手席3の着座者50の腹部の干渉も抑制できる。
なお、助手席3が図1に示される状態から助手席3のシート前後位置を前側にスライドさせ、さらに、このスライドさせた助手席3を180°旋回(シート向きが後側を向くように助手席3を旋回状態にアレンジした場合)させた場合がある。この場合でも、テーブル本体20を180°反転(チルト)させ、上述した説明と同様に、助手席3を外側後方に向けた外旋回状態にアレンジさせると、この助手席3の着座者50にとってのテーブル本体20の第2載せ面26の使用可能領域における左右の奥行長を十分に確保できる。
本発明の実施形態に係る助手席ドア5の乗物用テーブル10は、上述したように構成されている。この構成によれば、テーブル本体20は、第1載せ面25が略水平を成す展開状態と、この展開状態からテーブル本体20を回動軸33cの軸回りに略90°引き起こした格納状態とに切り替え可能となっている。このように格納状態に切り替えると、助手席ドア5のドアガラス5fのガラス面5hとテーブル本体20の第1載せ面25とは対向した状態となっている。そのため、テーブル本体20の格納状態において、助手席3の着座者50に対してディスプレイ機能を動作させることもできる。その場合、テーブル本体20の第2載せ面26に所望する情報を表示できる。また、テーブル本体20の格納状態において、調光機能を動作させると、このテーブル本体20を非透明な状態に切り替えることができる。そのため、この格納状態のテーブル本体20がシェードとして機能する。
したがって、着座者50に対する助手席3の左からの視線を遮蔽できる。結果として、着座者50のパーソナル性を高めつつテーブル本体20を格納できる。このように格納状態におけるテーブル本体20において、ディスプレイ機能およびシェードとしての機能も備えることができる。
また、この構成によれば、テーブル支持体30は、テーブル本体20の第1載せ面25が着座者50を向くようにチルト可能(傾け可能)なチルト機構を備えている。そのため、テーブル本体20をチルトさせた(傾けた)チルト状態に切り替えることができる。したがって、助手席3の着座者50にとってテーブル本体20の第1載せ面25を見易くできる。結果として、チルト状態のテーブル本体20をディスプレイ機能として使用した場合、助手席3の着座者50にとって第1載せ面25に表示される情報を見易くできる。
また、この構成によれば、テーブル支持体30は、テーブル本体20を前側または後側に向けてスライド可能なスライド機構を備えている。そのため、テーブル本体20を前側に向けてスライドさせると、助手席3の着座者50の前側にスペースを確保しつつ、テーブル本体20をテーブル機能として使用できる。
なお、本発明の実施形態に係る助手席ドア5の乗物用テーブル10は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、次のように適宜個所を変更しても構わない。
第1辺21と第2辺22とにおける凸部21aと凹部22aとの組み合わせは逆でも構わない。すなわち、第1辺21に凹部22aが形成され、第2辺22に凸部21aが形成されても構わない。
乗物用テーブル10を運転席2側に設けても構わない。
着座者50に外側を向かせるために、助手席3を外旋回状態にアレンジすることなく、
着座者50そのものを外側に向かせても構わない。
テーブル支持体30をドア本体5aでなくドアトリム5gに組み付けても構わない。
乗物が、自動車1でなくトラック、バス、飛行機、船、電車等であっても構わない。
サイドガラスが助手席ドア5のドアガラス5fでなく乗物の側面のガラスであっても構わない。
内装部材がドアトリム5gでなく乗物の側面に設けられているトリム、ピラー、ガーニッシュ等であっても構わない。そのため、内装部材としてシートのシールド等は除かれる。
テーブル支持体30のスライド機構の駆動源がサーボモータでなく着座者50の手動による操作であっても構わない。また、回転機構、チルト機構、旋回機構の駆動源がサーボモータまたは手動による操作であっても構わない。
1 自動車(乗物)
5f ドアガラス(サイドガラス)
5h ガラス面
5g ドアトリム(内装部材)
10 乗物用テーブル
20 テーブル本体
25 第1載せ面(載せ面)

Claims (3)

  1. 乗物のサイドガラスに沿った内装部材に対して張り出すように備えられている乗物用テーブルであって、
    物品を載せ可能な載せ面を有するテーブル本体を備えており、
    前記テーブル本体は、前記載せ面が略水平を成す展開状態と、前記展開状態から前記乗物の前後方向を軸方向とする軸回りに引き起こされた格納状態と、に切り替え可能となっており、
    前記格納状態では、前記サイドガラスのガラス面と前記テーブル本体の前記載せ面とが対向する乗物用テーブル。
  2. 請求項1に記載の乗物用テーブルであって、
    前記テーブル本体は、前記内装部材に対して前記乗物の左右方向を軸方向とする軸回りに回転可能となっている乗物用テーブル。
  3. 請求項1〜2のいずれかに記載の乗物用テーブルであって、
    前記テーブル本体は、前記内装部材に対して前記乗物の前後方向に沿ってスライド可能となっている乗物用テーブル。
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