JP2020203600A - 側部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドシルの高重量化を抑制しつつ、側突時における車幅方向内側への曲げ荷重に対する曲げ剛性を高めること。【解決手段】内部に車両前後方向に延びる閉断面空間4sを有するサイドシル4を備え、サイドシル4は、車両前後方向の直交断面が車幅方向内側へ突出するハット型に形成された第1部材41と、上部が第1部材41の上部フランジ41aに接合された第2部材42と、第1部材41の下部4eと第2部材42に接合された第3部材とを有し、第1部材41、第2部材42及び第3部材43により、閉断面空間4sが構成された。【選択図】図2

Description

この発明は、内部に車両前後方向に延びる閉断面空間を有するサイドシルを備えた車両の側部車体構造に関する。
車両の側面衝突(以下、「側突」と称する)時には、車両側面に対しての衝突物の衝突位置にもよるが、サイドシルには、センターピラーから車幅方向内側(車室側)に荷重が入力されることに伴って、車幅方向内側への荷重(すなわち、サイドシルの長手方向における、センターピラーとの接合部が、車両平面視で車幅方向内側へ変位するような曲げ変形を生じさせる荷重)が入力される。
このような側突に対して、乗員を保護するため、上述したような車幅方向内側への荷重に対してサイドシルを補強したものとして例えば、下記特許文献1が提案されている。
特許文献1のサイドシルは、サイドシルレインフォースメント(以下、「サイドシルレイン」と称する。)を備え、該サイドシルレインは、サイドシルの長手方向において、基礎部材と、該基礎部材の後端部に連結された延長部材とを備えている。
延長部材は、基礎部材に固定される連結部を有しており、連結部が基礎部材の後端部に車幅方向内側から溶接等により固定されている。これにより、延長部材と基礎部材との連結部分は、延長部材の連結部と、基礎部材の後端部との重合構造により補強されている。
但し、側突時に車体の変形を抑制するには、サイドシルに局部的に加わる車幅方向内側への荷重に対する曲げ剛性を高めるために、該荷重をサイドシルの長手方向に沿って広く分散させるように該サイドシルを、その長手方向において広い範囲で補強する方が好ましい。
しかしながら、近年、燃費向上や走行性能向上のために車体の軽量化のニーズが高まることから、側突時のサイドシルの変形に対して極力重量を抑えた形で対応する必要がある。
特開2018−118697号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、サイドシルの高重量化を抑制しつつ、側突時における車幅方向内側への曲げ荷重に対する曲げ剛性を高めることができる側部車体構造の提供を目的とする。
この発明は、内部に車両前後方向に延びる閉断面空間を有するサイドシルを備えた車両の側部車体構造であって、上記サイドシルは、車両前後方向の直交断面が車幅方向内側へ突出するハット型に形成された第1部材と、上部が上記第1部材の上部フランジに接合された第2部材と、上記第1部材の下部と第2部材に接合された第3部材とを有し、上記第1部材、上記第2部材及び上記第3部材により、上記閉断面空間が構成されたものである。
上記構成によれば、側突時にサイドシルに車幅方向内側へ入力される側突荷重に対する曲げ剛性を、別途補強部材を備えずともサイドシルの構成部材のみによって高めることができ、側突荷重に対して最小限の補強にて対応することができる。
この発明の態様として、上記サイドシルの車幅方向の外壁には、車両前後方向に延びる稜線を有しており、上記第2部材と上記第3部材との接合による重合部は、上記サイドシルの車両前後方向の直交断面視で(つまりサイドシルの周方向において、)上記稜線と一致する位置又はその近傍に位置するように設けたものである。
上記構成によれば、重合部と稜線とは共に、サイドシルの車両前後方向の直交断面視における他の部位と比して、側突荷重に対する曲げ剛性が高い部位に相当するため、これら重合部および稜線を、サイドシルの車両前後方向の直交断面視で一致する位置又はその近傍に位置するように設けることで、サイドシルの曲げ剛性を効果的に高めることができる。
この発明の態様として、上記サイドシルには、上記閉断面空間を車両前後方向に仕切る節を備えており、上記第2部材と上記第3部材との接合による重合部において、上記節と上記サイドシル内面との間に、車両前後方向に連通する空間を有したものである。
上記構成によれば、上記空間を、防錆ワックス塗布用の空間として活用することができる一方で、サイドシル内面における節が接合されていない領域を重合部によって補強することができる。
この発明の態様として、上記第3部材における上記第2部材と接合する側の端部に、該第2部材と離間して車幅方向外側へ延出するフランジが形成されたものである。
上記構成によれば、上記第3部材における上記第2部材と接合する側の端部に、フランジを延出することで、該端部(すなわちフランジの基端部)に車両前後方向に延びる稜線を形成することができるため、側突時に、サイドシルに車幅方向内側へ入力される側突荷重に対する曲げ剛性をさらに高めることができる。
なお、フランジは、車幅方向外側に水平に延びる形状に限らず、斜め下方向へ延びる形状含む。
この発明によれば、サイドシルの高重量化を抑制しつつ、側突時における車幅方向内側への曲げ荷重に対する曲げ剛性を高めることができる。
本実施形態の側部車体構造を備えた車両の要部を車体右側から視た斜視図。 図1中のA−A線矢視に対応する側部車体構造の要部を示す斜視断面図。 図1中のサイドシル後部周辺の要部を示す拡大図。 サイドシルとセンターピラーとの接合部およびその周辺をサイドシルインナを取り除いて車幅内側から視た斜視図。 図4においてピラーインナを取り除いた斜視図。 図1中のB−B線に沿った要部を示す矢視断面図。 ピラー前方節を前方(a)、後方(b)から視た斜視図。 サイドシルの要部の分解斜視図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図中、矢印Fは車両前方、矢印Uは車両上方、矢印OUTは車幅方向外側(車両右方)を夫々示すものとする。また、以下の説明において車幅方向外側(車室外側)は車幅外側と称し、車幅方向内側(車室内側)は車幅内側と称する。なお、以下に述べる本実施形態の側部車体構造は、車両の左右サイドに略左右略対称に備えている。
図1に示すように、車体側部には、側部開口部2f,2rが形成されており、該側部開口部2f,2rの上辺部に沿って前後方向に延びるルーフサイドレール3が設けられるとともに、側部開口部2f,2rの下辺部に沿って前後方向に延びるサイドシル4が設けられている。
側部開口部2f,2rの車両前後方向の中間位置には、上下方向に延びるセンターピラー5を備えており、該センターピラー5は、車両前後方向に延びるルーフサイドレール3の中間部に上端が、車両前後方向に延びるサイドシル4の中間部に下端が、夫々接合されている。
これにより、側部開口部2f,2rは、センターピラー5によって車両前後各側に仕切られており、夫々乗降用開口部2f,2r(前側乗降用開口部2f、後側乗降用開口部2r)として設けられている。
車体側部には、前後各の乗降用開口部2f,2rを開閉するサイドドアを備えている。但し、図1では、サイドドアの図示を省略している。
図2に示すように、サイドシル4は、車両前後方向に延びる閉断面空間4sを有する車体剛性部材であり、該閉断面空間4sを構成する第1部材41、第2部材42および第3部材43と、該サイドシル4の最も車幅外側に取付けられる外装パネル44(図2のみ図示)とを有している。
第1部材41は、車両前後方向の直交断面が車幅内方へ突出するハット形状に形成されたサイドシルインナ4iとして、サイドシル4の車幅内側に備えている。具体的に第1部材41は、上下方向に延びる上端フランジ41aと、該上端フランジ41aの下端から車幅内方へ延びる上壁41bと、該上壁41bの車幅内端から下方向に延びる内壁41cと、該内壁41cの下端から車幅外方へ延びる下壁41dと、該下壁41dの車幅外端から下方向に延びる下端フランジ41eとで一体形成されている。
第2部材42と第3部材43は、車両前後方向の直交断面が車幅外方へ突出するハット形状に形成されたサイドシルアウタ4oとして、第1部材41よりも車幅外側に備えている。
具体的に第2部材42は、サイドシルアウタ4oの上部および上下方向の中間部に位置し、上下方向に延びる上端フランジ42aと、該上端フランジ42aの下端から車幅外方へ延びる上壁42bと、該上壁42bの車幅外端から下方向に延びる外壁42cと、該外壁42cの下端から車幅内方へ延びる下端フランジ42dとで一体形成されている。第3部材43は、サイドシルアウタ4oの下部に位置し、車幅内方へ延びる下壁43aと、該下壁43aの車幅内端から下方向に延びる下端フランジ43bとを有して一体形成されている。
そして、第1部材41および第2部材42の各上端フランジ41a,42aと、第1部材41および第3部材43の各下端フランジ41e,43bとが、夫々スポット溶接等により一体に接合されている。さらに、第2部材42の下端フランジ42dが第3部材43の下壁43aに、上方(閉断面空間4s側)から接合されている。
これにより、サイドシル4は、第1部材41の上壁41b、内壁41cおよび下壁41dと、第2部材42の上壁42bおよび外壁42cと、第3部材43の下壁43aとによって、内部に上記の閉断面空間4sを構成している。また、サイドシル4は、上壁42bと外壁42cとの間、外壁42cと下端フランジ42dとの間、上壁41bと内壁41cとの間および内壁41cと下壁41dとの間には、車両前後方向に延びる稜線45a,45b,45c,45dが形成されている。これら稜線45a,45b,45c,45dのうち、上壁42bと外壁42cとの間に形成された稜線45a、すなわち、外壁42cの上端に形成された稜線45aを、外上稜線45aに設定するとともに、外壁42cと下端フランジ42dとの間に形成された稜線45b、すなわち、外壁42cの下端に形成された稜線45bを、外下稜線45bに設定する。
さらにまた図2に示すように、サイドシル4の外壁42cには、上下方向中央付近に閉断面空間4s側に窪んだ外壁ビード42ccが設けられている。
さらにまた図1、図2、図8に示すように、第3部材43には、下壁43aの車幅外端から車幅外側に延びる車幅外端フランジ43cがさらに形成されており、この車幅外端フランジ43cは、第2部材42の下端フランジ42dと第3部材43の下壁43aとの重合部46の上端部から車幅外側へ延出している。
車幅外端フランジ43cは、サイドシル4の長手方向の直交断面視でサイドシル4の外壁42cと下壁43aとの間から、これら外壁42cと下壁43aとに対して屈曲するように車幅外側かつ下方へ向けて突出している。これにより車幅外端フランジ43cの基端部には、車両前後方向に延びる稜線43ccが形成されている。
この稜線43ccは、サイドシル4の長手方向の直交断面視で、上述した外下稜線45bと一致する、又は近傍に位置する。当例では、車幅外端フランジ43cの基端部に位置する稜線43ccは、外下稜線45bに対して下方近傍に位置している。
さらにまた図5に示すように、サイドシル4の第3部材43の下壁43aには、平面視で略円形状の貫通穴47が車両前後方向に沿って複数形成されている。これらの貫通穴47は、サイドシル4の閉断面空間4sに電着液等を流入させたり、サイドシル4の閉断面空間4sに面する内面に防錆剤を吹き付けるために、防錆剤吹き付け用のガン(図示省略)を閉断面空間4sに挿入するためのものである。
また図2、図5、図6に示すように、サイドシル4には、閉断面空間4sを車両前後方向に仕切る節21F,21R,22F,22Rを備えている。
節21F,21R,22F,22Rは、サイドシル4の車両前後方向に沿って複数備えており、当例では、サイドシル4の長手方向における、センターピラー配置領域4Raの前部および後部、並びにセンターピラー配置領域4Raよりも前方部位および後方部位の少なくとも4箇所に備えている。
これら節21F,21R,22F,22Rを、前方から後方へ順にピラー前方節21F、ピラー前部節22F、ピラー後部節22R、ピラー後方節21Rに設定する。
図5、図6に示すように、ピラー前方節21Fとピラー後方節21R、ピラー前部節22Fとピラー後部節22Rは夫々、センターピラー5の上下方向に延びる中心軸に対して略対称形状に配設されている。このため、各節21F,21R,22F,22Rの構成、およびサイドシル4等に対する接合については、ピラー前方節21Fおよびピラー前部節22Fに基づいて説明する。
同図に示すように、ピラー前部節22Fは、サイドシル4の閉断面空間4sの車幅外側、すなわち、サイドシルアウタ4oとサイドシルインナ4iのうちサイドシルアウタ4o(第2部材42および第3部材43)の側にのみ配設され、閉断面空間4sを車両前後方向に仕切る縦壁22aと、該縦壁22aの車幅外端から後方に延出する外端フランジ22bと、該縦壁22aの車幅内端から前方に延出する内端フランジ22cと、該縦壁22aの上端から後方に延出する上端フランジ22d(図5参照)とで一体形成されている。
そして図5、図6に示すように、ピラー前部節22Fは、外端フランジ22bが、サイドシル4の第2部材42の外壁42cにおける外壁ビード42ccに接合され、上端フランジ22d(図5参照)が、サイドシル4の第2部材42の上壁42b(図2参照)に接合され、内端フランジ22c(図6参照)が、後述するピラーインナ51の下部(すなわち後述する延出部55)に夫々接合されている。
図2、図5、図6、図7(a)(b)に示すように、ピラー前方節21Fは、車幅外側に位置するアウタ側節構成部材23と、車幅内側に位置するインナ側節構成部材24とで構成している。
アウタ側節構成部材23は、車両前後方向に離間して配設される前壁23aおよび後壁23bと、これら前壁23aと後壁23bとの各車幅外端同士を車両前後方向に連結する内壁23cとで平面視で門形となる二重壁構造に一体形成されている。さらに、前壁23aには、上端から前方へ延出する前壁上端フランジ23dが、車幅方向外端から前方へ延出する前壁外端フランジ23gが夫々一体形成されるとともに、後壁23bには、上端から後方へ延出する後壁上端フランジ23fが、車幅方向外端から後方へ延出する後壁外端フランジ23iが、夫々一体形成されている。さらに、内壁23cには、上端から上方へ延出する上端フランジ23hと、下端から下方へ延出する下端フランジ23jとが夫々一体に形成されている。
同図に示すように、インナ側節構成部材24は、上下方向および車幅方向に延びる縦壁24aと、縦壁24aの車幅内端から後方へ延出する車幅内端フランジ24bと、縦壁24aの車幅外端から前方へ延出する車幅外端フランジ24cと、縦壁24aの上端から後方へ延出する上端フランジ24dと、縦壁24aの下端から後方へ延出する下端フランジ24eとで一体形成されている。
そして、ピラー前方節21Fは、アウタ側節構成部材23の内壁23cとインナ側節構成部材24の車幅外端フランジ24cとが溶接等により一体に接合されている。
このように、ピラー前方節21Fおよびピラー後方節21Rは、平面視で二重壁構造に形成されたアウタ側節構成部材23を備えているため、センターピラー5に向けての車幅内方への荷重の入力に伴うサイドシル4の断面崩れに対する剛性が、ピラー前部節22Fおよびピラー後部節22Rよりも高くなるように設けられている。
図2、図5、図6に示すように、ピラー前方節21Fは、サイドシル4の第2部材42の上壁42b(図2参照)に、アウタ側節構成部材23の上端フランジ23d,23fが接合されるとともに、サイドシル4の第2部材42の外壁42cにおける外壁ビード42ccに、アウタ側節構成部材23の前壁外端フランジ23gおよび後壁外端フランジ23hが接合される(図6参照)。さらに、サイドシル4の第1部材41の上壁41b(図2参照)にインナ側節構成部材24の上端フランジ24d(図6参照)が接合されるとともに、内壁41c(図2参照)に、インナ側節構成部材24の車幅内端フランジ24b(図6参照)が、下壁41dに、インナ側節構成部材24の下端フランジ24e(図7(a)(b)参照)が接合される。
さらに図4に示すように、ピラー前方節21Fは、サイドシル4のアウタ側節構成部材23に有する舌片状の上端フランジ23iが、第1部材41と第2部材42との各上端フランジ41a,42aの間に挟み込むようにしてこれら上端フランジ41a,42aに一体に接合されている。
同様にピラー前方節21Fは、サイドシル4のアウタ側節構成部材23に有する舌片状の下端フランジ23jが、第1部材41と第3部材43との各下端フランジ41e,43bの間に挟み込むようにしてこれら下端フランジ41e,43bに一体に接合されている。
図6に示すように、上述したピラー前部節22Fとピラー後部節22Rとは共に、縦壁22aによって閉断面空間4sの車幅外側を仕切っている。また、ピラー前方節21Fとピラー後方節21Rとは共に、アウタ側節構成部材23に備えた前壁23aおよび後壁23bによって閉断面空間4sの車幅外側を仕切るとともに、インナ側節構成部材24に備えた縦壁22aによって閉断面空間4sの車幅内側を仕切っている。
但し図2、図5、図7(a)(b)に示すように、節21F,21R,22F,22Rには夫々サイドシル4の閉断面空間4sにおいて、車両前後方向の直交断面視でサイドシル4の対向する内面に対して凹状の逃げ部25が形成されている。
当例では逃げ部25は、サイドシル4の第2部材42の外壁42cと第3部材43の下壁43aとのコーナー部に対して離間するように、ピラー前部節22Fとピラー後部節22Rについては縦壁22aに、ピラー前方節21Fとピラー後方節21Rについてはアウタ側節構成部材23の前壁23aおよび後壁23bに、夫々車両前後方向の直交断面視で凹状に形成されている。
そして、節21F,21R,22F,22Rに形成した逃げ部25と、該逃げ部25が対向するサイドシル4の内面との間には、閉断面空間4sにおける、各節21F,21R,22F,22Rに対して前方側の空間と、後方側の空間とを連通する連通部25H(空間)が形成されている。
これにより、連通部25Hを通じて節21F,21R,22F,22Rに対して一方側の空間と他方側の空間との間で電着液の行き来が可能とするとともに、サイドシル4の下壁43aに設けた貫通穴47から閉断面空間4sに差し込んだ不図示の防錆剤吹付け用のガンによって、該吹付け用のガンを差し込んだ側の空間から所定の節21F,21R,22F,22Rを隔てて向こう側の空間へ連通部25Hを通じて防錆剤の吹き付けを可能としている。
また図2、図5、図6に示すように、第2部材42および第3部材43によって構成されるサイドシルアウタ4oには、車幅内方への荷重に対する曲げ剛性を補強する第1補強部材30U,30Dおよび第2補強部材31を設けている。
第1補強部材30U,30Dは、サイドシル4の上部に位置する第1上側補強部材30Uと、サイドシル4の下部に位置する第1下側補強部材30Dとを有している。
第1上側補強部材30Uは、サイドシル4における、センターピラー接合部4Aの高さ位置に接合されている。
図2、図5に示すように、第1下側補強部材30Dは、サイドシル4におけるセンターピラー接合部4Aの高さ位置よりも下方に接合されている。
図5に示すように、これら第1上側補強部材30Uと第1下側補強部材30Dとは、共にサイドシル4の長手方向に沿って、センターピラー5よりも前方位置から上記サイドシル4の後部に亘ってセンターピラー5を跨ぐように車両前後方向に連続して延びている。
図1に示すように、上述した第2補強部材31は、サイドシル4の後部に備え、サイドシル4の後部からリヤホイールハウス90に沿って上方に延びている。
図1、図4、図5に示すように、上述したセンターピラー5は、ピラーインナ51とピラーアウタ52とを備え、これらの下部をサイドシル4に接合することで、サイドシル4に立設されている。センターピラー5の下部(サイドシル4への付け根領域)は、該下部の上端付近(すなわち後述する境界部52a(図1、図5参照)付近)からサイドシル4の上端に至るまで下方程徐々に車両前後方向に幅広に形成されている。
図4に示すように、ピラーインナ51は、上下方向の略全体に亘って車幅方向に延びる縦壁状(略平板状)に形成しており、その前後各側にはフランジ51dを形成している。
図1、図4、図5に示すように、ピラーアウタ52は、上下方向および車幅方向に延びる外壁52bと、外壁52bの前後両端から車幅内方へ延びる前後各縦壁52cと、該縦壁52cに沿って形成した前後各側のフランジ52dとで上下方向の略全体を、該上下方向の直交断面視で車幅内方へ開口する断面ハット形状で一体形成されている。
センターピラー5は、ピラーインナ51とピラーアウタ52の各前縁フランジ51d,52d同士と各後縁フランジ同士とを互いに接合することで、これらの間に、上下方向に延びる閉断面空間5sを有して構成している。
図1に示すように、ピラーアウタ52の下部は、サイドシル4の第2部材42に接合されおり、この接合構造について説明する。
図1、図6に示すように、ピラーアウタ52の下部には、外壁52bの下端から下方へ延びる下端フランジ52eが形成されるとともに、この下端フランジ52eがサイドシル4の第2部材42の外壁42cに接合されている。これにより図1に示すように、センターピラー5の外壁52bとサイドシル4の外壁42cとが車幅方向において略面一になるように配置される。また、ピラーアウタ52の前後各フランジ52dとピラーインナ51の前後各フランジ51dとは、上述したように一体に接合されているが、これら前後各フランジ51d,52dの下部については、図4に示すように、サイドシルアウタ4o側の第2部材42の上端フランジ42aを車幅方向の内外両側から挟み込んだ状態で一体に接合されている。これにより、センターピラー5の前後各フランジ51d,52dとサイドシル4の上端フランジ42aとが車幅方向において略面一になるように配置される。
この状態においてピラーアウタ52の前後各側の縦壁52cは、図1に示すように、その下端がサイドシル4の第2部材42の上壁42bに接地した状態となり、上下方向に延びる前後各側の縦壁52cと、前後方向に延びるサイドシル4の第2部材42の上壁42bとは、車両側面視でこれらのコーナー部において連続して滑らかに延びている。
図1、図5に示すように、ピラーアウタ52は、上部および中間部に位置するピラーアウタアッパ53と、下部に位置するピラーアウタロア54との2部材を備えて成り、公知のテーラードウェルドブランク工法等により、ピラーアウタロア54の上端とピラーアウタアッパ53の下端とを、互いの端面同士を突合せて溶接することで一体に接合している。
なお、ピラーアウタアッパ53とピラーアウタロア54との境界部52aは、サイドシル4の上端よりも上方位置であって、ピラーアウタ52の上部および上下方向の中間部に対して、下方に向けて幅広となる下部の上端部分(車両側面視で直線部分と幅広部分との境界部)又はその近傍に位置する。
センターピラー5は、該センターピラー5の上下方向における、サイドシル4の直上に位置する直上部54uに比して、当該直上部54uよりも上方に位置する直上上方部53dの方が、センターピラー5に車幅内方に向けて作用する荷重に対して剛性が高くなるように形成されている。
換言すると、センターピラー5に車幅内方に向けて作用する荷重に対して直上部54uが直上上方部53dよりも相対的に剛性が低くなる(圧潰し易い)ように形成している。
当例では、ピラーアウタ52は、センターピラー5の直上上方部53dに相当する高さに位置するピラーアウタアッパ53を、センターピラー5の直上部54uに相当する高さに位置するピラーアウタロア54と比して板厚が厚くなるように形成することによって、直上部54uに比して直上上方部53dの方が車幅内方への荷重に対して剛性を高く形成している。
なお、側突時にセンターピラー5に車幅内側に向かう荷重が作用したときに直上部54uの圧潰を促進する構成は、上述したように、ピラーアウタロア54と比してピラーアウタアッパ53の板厚を厚くすることで相対的にピラーアウタロア54の剛性が低くなるように形成するに限らず、特開2010−173562号公報に記載のような手法によって行うこともできる。
ピラーインナ51は、下部を、ピラーアウタ52の下部に対応させて車両前後方向に幅広に形成するとともに、サイドシル4の上端位置よりも下方に延出する延出部55を形成している。
具体的には図4、図6に示すように、サイドシル4の車両前後方向におけるセンターピラー配置領域4Raにおいて、延出部55は、閉断面空間4sを車幅方向の内外各側に仕切るように該閉断面空間4sに配設されている。図4に示すように、延出部55の上端55uは、サイドシル4の第1部材41および第2部材42の各上端フランジ41a,42a間に介在し、これら上端フランジ41a,42aと一体に接合されている。さらに延出部55の下端55dは、サイドシル4の第1部材41および第3部材43の各下端フランジ41e,43b間に介在し、これら下端フランジ41e,43bと一体に接合されている。
なお、ピラーインナ51の下部は、延出部55も含めて上述したように、車両前後方向に幅広に形成している。
また図4、図6に示すように、ピラーインナ51は、ピラーインナアッパ56と、該ピラーインナアッパ56の下方に有するピラーインナロア57との2部材を有している。ピラーインナアッパ56の下部とピラーインナロア57の上部とは、サイドシル4の閉断面空間4sにおいて車両側面視で(つまり車幅方向に)重合している。すなわち、ピラーインナアッパ56の下部とピラーインナロア57の上部との重合部58は、上述した延出部55に設けられており、該延出部55の車両前後方向に沿ってピラーインナアッパ56の下部とピラーインナロア57の上部がスポット溶接等により複数箇所にて接合されている(図4中の「×」参照)。
図6に示すように、上述したピラー前部節22Fとピラー後部節22Rとは、何れもサイドシル4の閉断面空間4sにおいて延出部55に対して車幅外側に備えており、ピラー前部節22Fは延出部55の前端側に、ピラー後部節22Rは、延出部55の後端側に夫々車両前後方向に離間して備えている。
すなわち、ピラー前部節22とピラー後部節22Rとの各外端フランジ22b,22bは、サイドシル4の外壁42cの側壁ビード42ccにおける閉断面空間4sに面する内面に接合されている。一方、ピラー前部節22とピラー後部節22Rとの各内端フランジ22c,22cは、延出部55に接合されている。
但し、各内端フランジ22c,22cは、延出部55における、少なくとも重合部58に接合されている。そして重合部58は、上述したように、ピラーインナアッパ56とピラーインナロア57とのうち、ピラーインナロア57を車幅外側に位置するように配置することで、該ピラーインナロア57のみがピラー前部節22とピラー後部節22Rとの各内端フランジ22c,22cに接合されている。
図1、図2に示すように、上述した本実施形態の側部車体構造は、内部に車両前後方向に延びる閉断面空間4sを有するサイドシル4を備えた車両の側部車体構造であって、図2、図8に示すように、サイドシル4は、車両前後方向の直交断面が車幅内方へ突出するハット型に形成された第1部材41と、上端フランジ42a(上部)が第1部材41の上端フランジ41a(上部フランジ)に接合された第2部材42と、第1部材41の下端フランジ41e(下部)および第2部材42に接合された第3部材43とを有し、第1部材41、第2部材42および第3部材43により、閉断面空間4sが構成されたものである。
上記構成によれば、サイドシル4を第1部材41、第2部材42および第3部材43の3つの部材により、閉断面空間4sを構成することで、例えば、サイドシルアウタパネルとサイドシルインナパネルとの2部材により閉断面空間4sを構成する従来のサイドシルと比して車両前後方向の断面視で隣接する部材同士が接合することによる重合部46(当例では、第2部材42の下端フランジ42dと第3部材43の下壁43aとの重合部46(図2参照))を増やすことができる。
従って、側突時にサイドシル4に車幅内方向へ入力される側突荷重に対する曲げ剛性を、別途補強部材を備えずともサイドシル4の構成部材のみによって高めることができ、側突荷重に対して最小限の補強にて対応することができる。
この発明の態様として、サイドシル4の車幅方向の外壁42cの下端には、車両前後方向に延びる外下稜線45b(稜線)を有しており、第2部材42と第3部材43との接合による重合部46は、サイドシル4の車両前後方向の直交断面視で、すなわちサイドシル4の周方向において、外下稜線45bの近傍に位置するように設けたものである(図2参照)。
上記構成によれば、重合部46と外下稜線45bとは共に、サイドシル4の車両前後方向の直交断面視における他の部位と比して、側突荷重に対する曲げ剛性が高い部位に相当するため、これら重合部46と外下稜線45bを、サイドシル4の車両前後方向の直交断面視で互いに近傍に位置するように設けることで、サイドシル4の曲げ剛性を効果的に高めることができる。
図2、図4、図5、図6、図7(a)(b)に示すように、この発明の態様として、サイドシル4には、閉断面空間4sを車両前後方向に仕切る節21F,21R,22F,22Rを備えており、第2部材42と第3部材43との接合による重合部46において、節21F,21R,22F,22Rとサイドシル4内面との間に、車両前後方向に連通する空間としての連通部25Hを有したものである(図2、図5参照)。
上記構成によれば、車両前後方向に延びる閉断面空間4sのうち、節21F,21R,22F,22Rによって仕切られた一方側の閉断面空間4sから他方側の閉断面空間4sに面するサイドシル4内面へと、連通部25Hを通じて防錆剤を吹き付けることが可能となる。
よって、上記連通部25Hを、防錆剤を吹付け用の空間として活用することができつつ、サイドシル4内面のうち、節21F,21R,22F,22Rが接合されていない状態の連通部25Hに面する領域を重合部46によって補強することができる。
この発明の態様として、第3部材43における第2部材42と接合する側の端部に、該第2部材42と離間して車幅外側へ延出する車幅外端フランジ43c(フランジ)が形成されたものである(図2、図3参照)。
上記構成によれば、サイドシル4の外壁42cの下端部に有する外下稜線45bや、第2部材42と第3部材43との重合部46の近傍に、上述したフランジ43cの基端部に有する稜線43ccを設けることで、これらによって協働してサイドシル4の曲げ剛性を効果的に高めることができる。
なお、フランジ43cは図2に示すように、サイドシル4の最も車幅外側に取付けられる外装パネル44を下側から支持する機能も兼ねることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
4…サイドシル
4s…閉断面空間
21F,21R,22F,22R…節
25H…連通部(車両前後方向に連通する空間)
41…第1部材
41a…上端フランジ(第1部材の上部フランジ)
41e…下端フランジ(第1部材の下部)
42…第2部材
42c…外壁(サイドシルの車幅方向の外壁)
43…第3部材
43c…車幅外端フランジ(フランジ)
45b…外下稜線(稜線)
46…第2部材と第3部材との接合による重合部

Claims (4)

  1. 内部に車両前後方向に延びる閉断面空間を有するサイドシルを備えた車両の側部車体構造であって、
    上記サイドシルは、車両前後方向の直交断面が車幅方向内側へ突出するハット型に形成された第1部材と、
    上部が上記第1部材の上部フランジに接合された第2部材と、
    上記第1部材の下部と上記第2部材に接合された第3部材とを有し、
    上記第1部材、上記第2部材及び上記第3部材により、上記閉断面空間が構成された
    側部車体構造。
  2. 上記サイドシルの車幅方向の外壁には、車両前後方向に延びる稜線を有しており、
    上記第2部材と上記第3部材との接合による重合部は、上記サイドシルの車両前後方向の直交断面視で上記稜線と一致する位置又はその近傍に位置するように設けた
    請求項1に記載の側部車体構造。
  3. 上記サイドシルには、上記閉断面空間を車両前後方向に仕切る節を備えており、
    上記第2部材と上記第3部材との接合による重合部において、上記節と上記サイドシルの内面との間に、車両前後方向に連通する空間を有した
    請求項1又は2に記載の側部車体構造。
  4. 上記第3部材における上記第2部材と接合する側の端部に、該第2部材と離間して車幅方向外側へ延出するフランジが形成された
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の側部車体構造。
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