JP2020203538A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】局所的に剛性が弱い部分を作り出すことなく耐偏摩耗性を向上させるとともに、雪上性能を向上させる空気入りタイヤを提供するする。【解決手段】周方向主溝11とショルダー陸部40と周方向細溝41と内側ショルダー陸部42と外側ショルダー陸部50とを有し、内側ショルダー幅方向溝43と外側ショルダー幅方向溝51は周方向で交互に配置され、外側ショルダー幅方向溝51は周方向で交互に配置される外側ショルダー幅方向太溝52と外側ショルダー幅方向細溝53とからなり、外側ショルダー陸部50は、外側ショルダー幅方向細溝53と周方向細溝41との交点P1と、交点P1に隣接する内側ショルダー幅方向サイプ45と前記周方向細溝41との交点P2とを接続し、周方向細溝41の溝幅W1より広い溝幅W2の切欠き56を有することにより、耐偏摩耗性を向上させるとともに、雪上性能を向上させる空気入りタイヤを提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来の空気入りタイヤとして、タイヤのトレッド踏面部の幅方向外端部に、周方向主溝により区画されたショルダー陸部を備え、該ショルダー陸部が幅方向溝により区画されて周方向に連なった複数のショルダーブロックが設けられたものが知られている。
特開2017−210105号公報
このような空気入りタイヤでは、ショルダー陸部が、周方向に亘って形成された周方向細溝により、幅方向における内側のショルダー陸部と外側のショルダー陸部とに区画されている。さらに内側のショルダー陸部および外側のショルダー陸部は、幅方向に連続した幅方向溝によりそれぞれ区画されて、内側のショルダーブロックと外側のショルダーブロックとなっている。
このような空気入りタイヤでは、内側のショルダーブロックと外側のショルダーブロックは、幅方向に連続した幅方向溝により区画されていて、千鳥状に配置されていないので偏摩耗が生じやすいという課題があった。また、雪上性能のさらなる向上も望まれる。
本発明は、局所的に剛性が弱い部分を作り出すことなく耐偏摩耗性を向上させるとともに、雪上性能を向上させる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は前記課題を克服するもので、トレッド踏面部に、ブロックパターンを有する空気入りタイヤにおいて、
複数本の周方向主溝と、前記周方向主溝のうち幅方向最外側の最外側周方向主溝より幅方向外側に位置するショルダー陸部を有し、
前記ショルダー陸部は、幅方向を二分する周方向細溝と、前記周方向細溝により区画された内側ショルダー陸部と、外側ショルダー陸部とを有し、
前記内側ショルダー陸部は、前記周方向細溝から幅方向に延び、前記最外側周方向主溝に連通する内側ショルダー幅方向溝と、前記内側ショルダー幅方向溝により区画される内側ショルダーブロックを有し、
前記外側ショルダー陸部は、前記周方向細溝から幅方向に延び、前記トレッド踏面部の外端縁に延びる外側ショルダー幅方向溝と、前記外側ショルダー幅方向溝により区画される外側ショルダーブロックを有し、
前記内側ショルダー幅方向溝と、前記外側ショルダー幅方向溝は、周方向において交互に配置され、
前記外側ショルダー幅方向溝は、溝幅が広い外側ショルダー幅方向太溝と、溝幅が狭い外側ショルダー幅方向細溝とから構成され、
前記外側ショルダー幅方向太溝と、前記外側ショルダー幅方向細溝とは、周方向において交互に配置され、
前記内側ショルダーブロックは、前記最外側周方向主溝および前記周方向細溝に開口する複数本の内側ショルダー幅方向サイプを有し、
前記外側ショルダー陸部は、前記外側ショルダー幅方向細溝と前記周方向細溝との交点と、前記交点に隣接する前記内側ショルダー幅方向サイプと前記周方向細溝との交点とを接続し、前記周方向細溝の溝幅より広い溝幅の切欠きを有することを特徴とする空気入りタイヤである。
前記構成によれば、内側ショルダー幅方向溝と、前記外側ショルダー幅方向溝は、周方向において交互に配置され、ショルダー陸部は、周方向細溝と内側ショルダー幅方向サイプとの交点と、周方向細溝と外側ショルダー幅方向細溝との交点とを接続し、前記周方向細溝の溝幅より広い溝幅の切欠きを有しているので、内側ショルダーブロックと外側ショルダーブロックとは千鳥状に配置されてタイヤの偏摩耗を低減させるとともに、密集しているブロックの角部を切欠きとすることで、局所的に剛性が弱い部分を作り出すことなく耐偏摩耗性を向上させるとともに、切欠きにより雪柱剪断力を向上させて雪上性能を向上させることができる。
前記構成において、前記内側ショルダー幅方向サイプの溝深さを、前記内側ショルダー幅方向溝の溝深さよりも浅くすることもできる。
前記構成によれば、内側ショルダー幅方向サイプの溝深さは、内側ショルダー幅方向溝の溝深さよりも浅いので、内側ショルダーブロックの剛性を保ちつつ、切欠きにより雪柱剪断力を向上させ、耐偏摩耗および雪上性能を向上させることができる。
また、前記内側ショルダーブロック内の前記内側ショルダー幅方向サイプの溝深さが、前記内側ショルダー幅方向溝の溝深さと同じにして、前記内側ショルダー幅方向サイプを3Dサイプとすることもできる。
前記構成によれば、内側ショルダーブロック内の内側ショルダー幅方向サイプの溝深さは、内側ショルダー幅方向溝の溝深さと同じにされ、内側ショルダー幅方向サイプを3Dサイプとしているので、内側ショルダー幅方向サイプの溝深さを深くすることにより排水性を向上させるとともに、3Dサイプとすることで内側ショルダーブロックの剛性を高めることができる。
本発明によれば、局所的に剛性が弱い部分を作り出すことなく耐摩耗性を向上させるとともに、雪柱剪断力を発揮し雪上性能を向上させることができる。
タイヤの回転軸を通る径方向面における本発明の一実施の形態の空気入りタイヤの断面図である。 図1の空気入りタイヤのトレッド部のパターンの部分展開平面図である。 図2の要部拡大平面図である。 図3のIV-IVにおいて切断した他の実施の形態における空気入りタイヤの要部拡大断面図である。 本実施の形態の空気入りタイヤにおいて切欠きが設けられていない状態の参考図である。
以下、本発明に係る一実施の形態について図1ないし図3に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るトラック・バス用の重荷重用ラジアルタイヤである空気入りタイヤ1のタイヤ幅方向断面図(タイヤ回転中心軸を含む平面で切断したときの断面図)である。
空気入りタイヤ1は、金属線がリング状に巻回されて形成された左右一対のビードリング2,2に、両側縁をそれぞれ巻き付けて両側縁間をタイヤ径方向外側に膨出してトロイダル状にカーカスプライ3が形成されている。
カーカスプライ3の内表面には耐空気透過性のインナライナ部4が形成されている。
カーカスプライ3のクラウン部の外周には、ベルト6が複数重ねられるように巻き付けられてベルト層5を形成しており、そのタイヤ径方向外側にトレッド部7が覆いかぶさるように形成されている。
ベルト層5はベルト6が複数層に重ねられたもので、各ベルト6はベルトコードをベルト用ゴムにより被覆して帯状にしたものである。
カーカスプライ3の両サイド部の外表面には、サイドウォール部8が形成されている。
カーカスプライ3のビードリング2に巻き付けられて折り返された環状端部を覆うビード部9は、内側がインナライナ部4に連続し、外側がサイドウォール部8に連続する。
図2は、本実施の形態の空気入りタイヤ1のトレッド部7のトレッド踏面部10を示す平面展開図である。図3は、同トレッド踏面部10の部分拡大図である。図3では、トレッド踏面部10におけるタイヤ表面よりも凹んだ部分を、便宜的にハッチを入れて示している。
なお、トレッド踏面部10における幅方向の外端縁10aは、タイヤをJATMA YEAR BOOK(2007年度版、日本自動車タイヤ協会規格)に規定されている標準エイムに装着し、JATAMA YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大不可能力(内圧-負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大負荷能力を負荷したしたときのタイヤ幅方向最外の接地部分をさす。なお、使用地または製造地においてTRA規格、ETRTO規格が採用される場合は各々の規格に従う。
図1および図2を参照して、トレッド踏面部10には、タイヤ幅方向の中央のタイヤ赤道面CLの両側に、それぞれ2本ずつタイヤ周方向に延びる周方向主溝11i,11oが、タイヤ幅方向に略等間隔に形成されている。
4本の周方向主溝11o,11i,11i,11oは、タイヤ赤道面CLに近いタイヤ幅方向内側の内側周方向主溝11i,11iと、内側周方向主溝11iのさらにタイヤ幅方向の最も外側の最外側周方向主溝11oとからなる。
周方向主溝11i,11oは、いずれもタイヤ幅方向に振れながらタイヤ周方向にジグザグ形状に延びている。
トレッド踏面部10には、この4本の周方向主溝11o,11i,11i,11oにより区画されて5本のタイヤ周方向に延びる陸部20,30,30,40,40が形成されている。
なお、本実施の形態の空気入りタイヤ1では、4本の周方向主溝11により5つの陸部が形成されているが、少なくとも3本の周方向主溝11により、少なくとも4つの陸部が形成されていればよい。
トレッド踏面部10のタイヤ赤道面CLを中心とした幅方向中央には、内側周方向主溝1i,11iにより、センター陸部20が区画されている。
トレッド踏面部10のセンター陸部20の幅方の両側には、内側周方向主溝11iと、最外側周方向主溝11oとによりセカンド陸部30が区画されている。
トレッド踏面部10のセカンド陸部30の幅方向両側には、最外側周方向主溝11oよりタイヤ幅方向外側に位置して、ショルダー陸部40が区画されている。
センター陸部20には、左右の内側周方向主溝11iまで延び、内側周方向主溝11iに開口するセンター幅方向溝21が、タイヤ周方向に等間隔に設けられている。センター陸部20は、センター幅方向溝21により、周方向に連なる複数のセンターブロック22に区画されている。それぞれのセンターブロック22には、左右の内側周方向主溝11iまで延び、内側周方向主溝11iに開口するセンター幅方向サイプ23が、センターブロック22の周方向の端縁22aに対して略平行に2本形成されている。
セカンド陸部30には、隣接する内側周方向主溝11iおよび最外側周方向主溝11oまで延び、内側周方向主溝11iおよび最外側周方向主溝11oに開口するセカンド幅方向溝31が、タイヤ周方向に等間隔に設けられている。セカンド陸部30は、セカンド幅方向溝31により、周方向に連なる複数のセカンドブロック32に分割されている。それぞれのセカンドブロック32には、隣接する内側周方向主溝11iおよび最外側周方向主溝11oまで延び、内側周方向主溝11iおよび最外側周方向主溝11oに開口するセカンド幅方向サイプ33が、セカンドブロック32の周方向の端縁32aに略平行に2本形成されている。
センター幅方向溝21とセカンド幅方向溝31は、周方向において交互に配設されており、センターブロック22およびセカンドブロック32は千鳥状に配置されている。センターブロック22およびセカンドブロック32は、略同形状に形成されている。
ショルダー陸部40は、幅方向をニ分する周方向細溝41により、幅方向の内側に位置する内側ショルダー陸部42と、幅方向の外側に位置する外側ショルダー陸部50とに区画されている。周方向細溝41は、ショルダー陸部40の幅方向における略中央に設けられている。
内側ショルダー陸部42には、最外側周方向主溝11oおよび周方向細溝41まで延び、最外側周方向主溝11oおよび周方向細溝41に開口する内側ショルダー幅方向溝43が、タイヤ周方向に等間隔に複数設けられている。内側ショルダー陸部42は、内側ショルダー幅方向溝43により、複数の内側ショルダーブロック44に区画されている。
内側ショルダーブロック44には、最外側周方向主溝11oおよび周方向細溝41まで延び、最外側周方向主溝11oおよび周方向細溝41に開口する内側ショルダー幅方向サイプ45が、2本形成されている。本実施の形態では内側ショルダー幅方向サイプ45は2本設けられているが、複数本設けられて入れば多くてもよい。内側ショルダー幅方向サイプ45は、内側ショルダーブロック44の幅方向端縁44aと略平行に等間隔に形成されている。内側ショルダー幅方向サイプ45の溝深さd1は、内側ショルダー幅方向溝43の溝深さd2よりも浅く設定されている。
内側ショルダー幅方向サイプ45の変形例として、図4に示すような3D形状の内側ショルダー幅方向サイプ60を用いることもできる。図4に示した内側ショルダー幅方向サイプ60は、図3においてIV-IV矢視線で示した位置で切断した要部拡大縦断面図である。内側ショルダー幅方向サイプに対して直角な向きに切断している。
変形例の内側ショルダー幅方向サイプ60は、深さ方向に屈曲した3Dサイプとなっており、この内側ショルダー幅方向サイプ60は、深さ方向に向かってジグザグに屈曲された形状に形成されている。内側ショルダー幅方向サイプ45の深さ45dは、内側ショルダー幅方向溝43の深さ43dよりも浅くなっている。
外側ショルダー陸部50には、周方向細溝41およびトレッド踏面部10の外端縁10aまで延びて開口する外側ショルダー幅方向溝51が複数等間隔に設けられている。
外側ショルダー陸部50は、外側ショルダー幅方向溝51により、周方向に連なる複数の外側ショルダーブロック54に分割されている。
内側ショルダー幅方向溝43と外側ショルダー幅方向溝51とは、周方向において交互に配置されている。内側ショルダーブロック44の周方向長さを略二等分する位置に、外側ショルダー幅方向溝51が配設されている。外側ショルダーブロック54の周方向長さを略二等分する位置に、内側ショルダー幅方向溝43が配設されている。内側ショルダーブロック44と外側ショルダーブロック54とは、周方向に交互に千鳥状に配設されている。
外側ショルダー幅方向溝51は、溝幅の広い外側ショルダー幅方向太溝52と、溝幅の狭い外側ショルダー幅方向細溝53とにより構成されている。外側ショルダー幅方向太溝52と、外側ショルダー幅方向細溝53は、タイヤ周方向において交互に配置されている。
外側ショルダー幅方向太溝52および外側ショルダー幅方向細溝53は、周方向において、1つの内側ショルダーブロック44内に形成された一対の内側ショルダー幅方向サイプ45の間に位置するように、設けられている。
外側ショルダーブロック54には、外側ショルダーブロック54の周方向の端縁54aと略平行に、外側ショルダー幅方向サイプ55が2本設けられている。外側ショルダー幅方向サイプ55は、トレッド踏面部10における幅方向の外端縁10aから幅方向内側に延びている。外側ショルダー幅方向サイプ55は、トレッド踏面部10における幅方向の外端縁10aに開口しているが、外側ショルダーブロック54の幅方向の中央より少し幅方向内側まで形成されており、周方向細溝41には開口していない。
外側ショルダー陸部50には、周方向細溝41と外側ショルダー幅方向細溝53との交点P1近傍に、周方向細溝41の溝幅W1よりも広い溝幅W2にされた切欠き56が、形成されている。切欠き56の溝深さは、周方向細溝41および外側ショルダー幅方向細溝53の溝深さよりも浅く形成されている。
切欠き56は、外側ショルダー幅方向細溝53の交点P1と、周方向において隣接する内側ショルダー幅方向サイプ45の周方向細溝41との交点P2,P2とを接続するように形成されている。本実施の形態における切欠き56では、周方向細溝よりも溝幅が広く、溝長さはP1とP2の距離と略同じにされた矩形状に形成されている。
図5に、本実施の形態の切欠き56を設けていない状態の空気入りタイヤ1の要部平面図を参考として示す。切欠き56が設けられていない状態では、外側ショルダーブロック54の、外側ショルダー幅方向細溝53および周方向細溝41により区画された両方の角部54bと、角部54bに接する内側ショルダーブロック44との近傍は、ブロックが密集した状態となっており、偏摩耗を生じやすい。
本実施の形態の空気入りタイヤ1は、角部54bを切り欠くように切欠き56が設けられているので、局所的に剛性の弱い部分を作り出すことなく偏摩耗性を向上させることができる。
本発明の実施の形態は前記したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
本発明の実施の形態の空気入りタイヤ1は、トレッド踏面部10に、ブロックパターンを有する空気入りタイヤであって、複数本の周方向主溝11と、周方向主溝11のうち幅方向最外側の最外側周方向主溝11oより幅方向外側に位置するショルダー陸部40を有している。ショルダー陸部40は、幅方向を二分する周方向細溝41を有し、周方向細溝41から幅方向に延び、最外側周方向主溝11oに連通する内側ショルダー幅方向溝43と、周方向細溝41から幅方向に延び、トレッド踏面部10の前記外端縁10aに延びる外側ショルダー幅方向溝51を有している。内側ショルダー幅方向溝43と、外側ショルダー幅方向溝51は、周方向において、交互に配置されている。外側ショルダー幅方向溝51は、溝幅が広い外側ショルダー幅方向太溝52と、溝幅が狭い外側ショルダー幅方向細溝53とを有している。最外側周方向主溝11oと、内側ショルダー幅方向溝43と、周方向細溝41とで囲まれる内側ショルダーブロック44内に、複数本の内側ショルダー幅方向サイプ45を有している。
外側ショルダー陸部50は、外側ショルダー幅方向細溝53と周方向細溝41との交点P1と、交点P1に隣接する両方の内側ショルダー幅方向サイプ45と周方向細溝41との交点P2、P2とを接続し、周方向細溝41の溝幅W1より広い溝幅W2の切欠き56を有するものである。
空気入りタイヤ1はこのように構成され、内側ショルダー幅方向溝43と、外側ショルダー幅方向溝51は、周方向において、交互に配置されているので、内側ショルダーブロック44と外側ショルダーブロック54とは千鳥状に配置されて偏摩耗を低減させることができる。さらに、ショルダー陸部40は、周方向細溝41と内側ショルダー幅方向サイプ45との交点P1と、周方向細溝41と外側ショルダー幅方向細溝53との交点P2とを接続し、周方向細溝41の溝幅W1より広い溝幅W2の切欠き56を有しているので、陸部が密集している領域における外側ショルダーブロック54の角部を切り欠くような切欠き56を設けることで、空気入りタイヤ1の偏摩耗を減少させるとともに、切欠き56により雪柱剪断力を向上させ、耐偏摩耗性能および雪上性能を向上させることができる。
また、内側ショルダー幅方向サイプ45の溝深さd1は、内側ショルダー幅方向溝43の溝深さd2よりも浅くされているので、内側ショルダーブロック44の剛性を保つことができ、耐偏摩耗性能をより向上させることができる。
さらに、変形例の内側ショルダー幅方向サイプ60では、内側ショルダーブロック44内の内側ショルダー幅方向サイプ60の溝深さd3が、内側ショルダー幅方向溝43の溝深さd2と同じであり、内側ショルダー幅方向サイプ(45)を3Dサイプとしているので、内側ショルダー幅方向サイプ60の深さを深くして、排水性を向上させるとともに、3Dサイプとすることで、内側ショルダーブロック44の剛性を高めることができる。
1…空気入りタイヤ、
10…トレッド踏面部、11…周方向主溝、11i…内側周方向主溝、11o…最外側周方向主溝、
20…センター陸部、21…センター幅方向溝、22…センターブロック、23…センター幅方向サイプ、
30…セカンド陸部、31…セカンド幅方向溝、32…セカンドブロック、33…セカンド幅方向サイプ、
40…ショルダー陸部、41…周方向細溝、42…内側ショルダー陸部、43…内側ショルダー幅方向溝、44…内側ショルダーブロック、45…内側ショルダー幅方向サイプ、
50…外側ショルダー陸部、51…外側ショルダー幅方向溝、52…外側ショルダー幅方向太溝、53…外側ショルダー幅方向細溝、54…外側ショルダーブロック、55…外側ショルダー幅方向サイプ、56…切欠き、60…内側ショルダー幅方向サイプ。

Claims (3)

  1. トレッド踏面部(10)に、ブロックパターンを有する空気入りタイヤにおいて、
    複数本の周方向主溝(11)と、前記周方向主溝(11)のうち幅方向最外側の最外側周方向主溝(11o)より幅方向外側に位置するショルダー陸部(40)を有し、
    前記ショルダー陸部(40)は、幅方向を二分する周方向細溝(41)と、前記周方向細溝(41)により区画された内側ショルダー陸部(42)と、外側ショルダー陸部(50)とを有し、
    前記内側ショルダー陸部(42)は、前記周方向細溝(41)から幅方向に延び、前記最外側周方向主溝(11o)に連通する内側ショルダー幅方向溝(43)と、前記内側ショルダー幅方向溝(43)により区画される内側ショルダーブロック(44)を有し、
    前記外側ショルダー陸部(50)は、前記周方向細溝(41)から幅方向に延び、前記トレッド踏面部(10)の外端縁(10a)に延びる外側ショルダー幅方向溝(51)と、前記外側ショルダー幅方向溝(51)により区画される外側ショルダーブロック(54)を有し、
    前記内側ショルダー幅方向溝(43)と、前記外側ショルダー幅方向溝(51)は、周方向において交互に配置され、
    前記外側ショルダー幅方向溝(51)は、溝幅が広い外側ショルダー幅方向太溝(52)と、溝幅が狭い外側ショルダー幅方向細溝(53)とから構成され、
    前記外側ショルダー幅方向太溝(52)と、前記外側ショルダー幅方向細溝(53)とは、周方向において交互に配置され、
    前記内側ショルダーブロック(44)は、前記最外側周方向主溝(11o)および前記周方向細溝(41)に開口する複数本の内側ショルダー幅方向サイプ(45)を有し、
    前記外側ショルダー陸部(50)は、前記外側ショルダー幅方向細溝(53)と前記周方向細溝(41)との交点(P1)と、前記交点(P1)に隣接する前記内側ショルダー幅方向サイプ(45)と前記周方向細溝(41)との交点(P2)とを接続し、前記周方向細溝(41)の溝幅(W1)より広い溝幅(W2)の切欠き(56)を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記内側ショルダー幅方向サイプ(45)の溝深さ(d1)は、前記内側ショルダー幅方向溝(43)の溝深さ(d2)よりも浅いことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記内側ショルダーブロック(44)内の前記内側ショルダー幅方向サイプ(60)の溝深さ(d3)は、前記内側ショルダー幅方向溝(43)の溝深さ(d2)と同じであり、
    前記内側ショルダー幅方向サイプ(60)は、3Dサイプであることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
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