JP2020203085A - 医療用ワークステーション搭載装置 - Google Patents

Abstract

【課題】医療ワークステーション搭載装置（１０）は、前面および後面（１２ａ、１２ｂ）を有する細長い本体（１２）であって、医療ワークステーションの棚（１６）に取り付けるために構成された本体を備える。【解決手段】装置（１０）は、長さ、奥行き、および前面と後面との間の距離である厚さを有する。複数のアクセサリーレシーバ（１４）が本体（１２）から延びる。レシーバ（１４）は、それらの間の一対のアーム（２２）と、アクセサリのフック（３４）を受けるように構成されたチャネル（２８）とを含む。装置（１０）の最大の厚さは、その最大の奥行きよりも小さいため、スリムな輪郭及びコンパクトな形状を確保できる。【選択図】図１

Description

本発明は、医療機器を運ぶために使用されるモバイルワークステーションに様々な異なるアクセサリを取り外し可能に搭載することを可能にする搭載装置に関する。

医療環境では、医療機器を保持するために複数の棚を備えた車輪付きトロリーの形でモバイルワークステーションを使用するのが一般的である。たとえば、これは、電源及び光源、表示用モニタ、関連するチューブを備えた流体ポンプなどの内視鏡検査機器及び関連アクセサリであり得る。大きなアイテムは典型的には、ワークステーションの棚に置かれる。多くの場合、洗浄用液体（irrigation fluid）が入ったボトルなど、いくつかの小さいアクセサリを使用する必要もあるが、棚に十分なスペースがない場合がある。機器は通常、ワークステーションの一部や他の機器のアイテムを移動すると、誤って引っかかる可能性がある、複数のケーブルとチューブを含む。

本発明は、医療ワークステーションにアクセサリを搭載するための医療ワークステーション搭載装置であって、本装置は、前面および後面を有する細長い本体であって、医療ワークステーションの棚に取り付けるように構成され、長さ、奥行きおよび厚さを有し、厚さが前面と後面の間の距離である、細長い本体と、本体から延びる複数のアクセサリレシーバとを含み、各レシーバは、それらの間を画定する一対のアームと、アクセサリのフックを受けるように構成されたチャネルとを備え、本装置は、最大の深さよりも小さい最大の厚さを有する医療ワークステーション搭載装置を提供する。

本発明は、実行される手順に適合するように、様々な異なるアクセサリをワークステーションに搭載することを可能にする汎用搭載装置を提供する。アクセサリは便利な場所にしっかりと保持されるが、追加のツールを必要とせずに、簡単にすばやく移動または交換され得る。搭載装置自体は、洗浄及び消毒のために簡単に取り外し可能である。複数のタイプのアクセサリに対応できる標準インターフェースを提供する。搭載装置は、スリムな輪郭（profile）及びコンパクトな形状を有するため、ワークステーションの棚の端部からわずかな距離しか延びず、鋭い角や延びる部分がないため、ケーブル若しくはチューブ、さらにはユーザの衣服に引っかかるリスクを最小限にする。

好ましくは、各アームは、細長い本体の前方に延びる近位部分と、細長い本体に平行に延びる遠位部分とを備える。各アームの遠位部分は、好ましくは、対の他方のアームの遠位部分に向かって延びる。スロットは、アームの遠位端部の間に画定され、チャネルと通じる。これらの特徴は、装置のスリムな輪郭を維持し、薄い厚さを確保し、装置をコンパクトに保ち、まっすぐ突き出て引っ掛かりのリスクを形成する部分を避ける。

典型的には、細長いバーの向かい合った端部（opposite ends）に配置された２つのアクセサリレシーバが提供される。

好ましくは、装置を医療ワークステーションの棚の端部に取り付けるための機械的固定装置を受けるための細長い本体に複数の開口部がある。

細長い本体は、棚に取り付けられたときに本体の後ろに追加のチャネルを画定するように構成された突出部分を備え得る。突出部分は、装置の全体の厚さを増加させないように、アクセサリレシーバよりも前方には突出しない。

搭載装置は、一体成形品として形成され得る。

本発明はまた、少なくとも１つの棚を備えたトロリーと、棚に取り付けられた任意の先行する請求項に記載された搭載装置と、を備える医療ワークステーションを提供する。

本発明は、添付の図面を参照して、単なる例として詳細に説明されることになる。

前および下からの搭載装置の一実施形態の斜視図である。 後方および上方からの図１のレールの別の斜視図である。 図１の装置の正面図である。 図１の装置の平面図である。 ワークステーションの棚に取り付けられた、搭載装置の第２の実施形態の斜視図である。 搭載装置の別の実施形態に取り付けられたアクセサリの斜視図である。 ワークステーションに取り付けられた別のアクセサリの斜視図である。 代替的なアクセサリの背面図である。

図１から図４で最もよく分かるように、搭載装置またはレール１０の第１の実施形態は、細長い本体またはバー１２を含む。それは概して平坦であり、前面１２ａ、後面１２ｂを有する。後面１２ｂは、使用される材料の量およびレール１０の全体の重量を低減するために、窪んだ領域１２ｃを特徴とし得る。レール１０は、その端部１２ｄ、１２ｅの間の長さＬ、その上端部１２ｆと下端部１２ｇの間の奥行き（depth）Ｄ、および前面１２ａと後面１２ｂの間の厚さＴを有する。長さＬが水平に、奥行きＤが垂直に延びて搭載されるように意図される。厚さＴは、以下でさらに論じられるように取り付けられたときにレール１０がワークステーションの棚から延びることになる距離を表す。

バー１２は、複数のアクセサリレシーバ１４と一体的に形成される。この場合、バー１２の向かい合った端部に配置された２つのアクセサリレシーバ１４が提供されるが、必要に応じて３つ以上が提供されてもよい。典型的には、搭載するレール１２およびレシーバ１４は、実質的に固く（rigid）、プラスチックまたは他の適切な材料の単一の一体成形品として形成される。この実施形態では、奥行きＤは、レール１０の全長Ｌにわたって一定である。

レール１０は、医療ワークステーションの棚１６の端部に解放可能に固定可能である。棚１６には、１つ又は複数の開口部１８が設けられる。図５の例では、棚１６の側面に細長いスロットが設けられる。レール１０は、開口部１８を通過することができるボルトまたはフック部材などの任意の便利な手段によって棚１６に取り付け可能である。好ましくは、レール１０には、ボルト２１が通過できる一対の固定穴２０が設けられており、棚１６の下のナット（見えない）によって固定される。固定穴２０は、ワークステーションに取り付けられたときにボルトヘッドがバー１２の前面１２ｂと面一になるように面取りされていてもよい。固定穴２０は、好ましくは、バー１６の向かい合った端部に配置されて、棚１６に取り付けられたときに水平を維持することを確実にする。厚さＴは、レール１０が棚１６の端部から外に延びる距離である。

各アクセサリレシーバ１４は、いくつかの異なる形状で形成されることができるが、第１の実施形態では、バー１２から突出する２つの向かい合ったアーム２２からなる。平面図では、アーム２２は概してＬ字形であり、第１の近位部分２２ａは、バー１２に対して実質的に垂直に延び、次に直角に曲がり、第２の遠位部分２２ｂがバー１２に対して実質的に平行に延びる。アーム２２は対で配置され、それぞれの第２の部分２２ｂは、アーム２２がまっすぐ突き出ないように互いに向き合うように折り返される。このようにして、レール１０は、平面図においてスリムな輪郭、すなわち、その前面と後面との間の小さな厚さＴを有する。レール１０の全ての端部および角部は、丸みが付けられているかまたは面取りされているため、鋭利な端部または突起がない。したがって、レール１０は全体的に滑らかな外面を有し、最小限の空間エンベロープを占め、滑らかな外観を提供し、ケーブル又はチューブなどの他のアイテムに誤って引っ掛かったりまたは引っ掛かったりしてそれに当たった人に怪我をさせる可能性がある突き出る任意の特徴を避ける。

アーム２２の遠位端部２４は互いに接触しないが、それらの間にスロット２６を残して離される。この実施形態では、固定穴２０は、各アクセサリレシーバ１４のアーム２２の間に配置され、したがって、スロット２６を通してアクセス可能である。アーム２２およびバー１２は共に、アクセサリの一部を受けるために、上部および底部で開いてスロット２６と通じる垂直チャネル２８を画定する。

バー１２はまた、図１〜図４に示されるように、バー１２の隣接する領域から段々と出ている突出領域３０を含み得る。好ましくは、この領域３０は、アクセサリレシーバ１４の間の中央に位置し、レシーバ１４よりも前方に延びず、平面図でスリムな輪郭および小さな厚さＴを維持する。領域３０は、バー１２の残りの部分と実質的に平行に延びる。領域３０は、細長いバー１２を硬化および強化する。ワークステーションの棚１６に取り付けられたとき、突出領域３０はまた、後面１２ｂと棚１６との間であって突出領域３０の後ろに、別のほぼ長方形の開口部３２を画定し、これは他のアイテムをレール１０に引っ掛けるための追加の場所として機能する。

使用中、アクセサリレシーバ１４は、医療アクセサリ３６に提供されたフック３４を受ける。典型的には、そのようなフック３４は、アーム２２およびレール１２によって画定されるチャネル２８において受けられることになる（図６および８に見られる）メインタブ３８を有することになる。しばしば、アクセサリは、アクセサリの本体と垂直タブ３８（図８に見られる）との間に垂直強化リブ４０を含み得る。このリブ４０が存在する場合、それはアーム２２の自由端２４の間のスロット２６に配置されることになる。

アクセサリ３４は、搭載レール１０が２つのアクセサリ３４を並べて収容することができるように、１つのアクセサリレシーバ１４のみに係合し得る。これは、図６に示すように、アクセサリが水または他の洗浄用流体のためのコンテナなどの小さいアイテムを含む場合に適し得る。

代替的には、図７および図８に示されるような収納ビンなどのより大きくより広いアクセサリ３６は、レール１０上の両方のアクセサリレシーバ１４に係合するための２つのフック３４を有することができ、その結果、それは水平構成でしっかりと搭載され得る。

搭載レール１０の長さＬ、およびアクセサリレシーバ１４の間隔は、少なくとも２つのアクセサリを並べて、または２つ以上のフックを備えた単一のより広いアクセサリを収容するのに十分であろう。滑らかな輪郭及び小さな厚さＴにより、レール１０がコンパクトになり、アクセサリをワークステーションの近くに搭載したままにできる。

図から明らかなように、本発明の範囲から逸脱することなく、搭載レール１０の正確な形状が変更され得る。例えば、図５に示される実施形態では、バー１２は、一対のアクセサリレシーバ１４の間の領域においてより小さな奥行きＤを有する。アクセサリレシーバ１４のアーム２２の遠位端部２４はまた、上部がより広く、下部が狭い部分を有するスロット２６を提供するように形作られている。図６に示す実施形態では、レール１０をワークステーションに搭載するための固定穴２０は、アクセサリレシーバ１４内ではなく、アクセサリレシーバ１４に隣接して設けられているため、穴へのアクセスが容易である。図５および図６の両方の実施形態では、バー１２は平坦であり、中央の突出領域３０が形成されていない。

Claims (11)

1. 医療ワークステーションにアクセサリを搭載するための医療ワークステーション搭載装置であって、前記装置は、前面および後面を有する細長い本体であって、医療ワークステーションの棚に取り付けるように構成され、長さ、奥行きおよび厚さを有し、前記厚さが前記前面と前記後面と間の距離である、細長い本体と、前記本体から延びる複数のアクセサリレシーバとを含み、各レシーバは、それらの間を画定する一対のアームと、アクセサリのフックを受けるように構成されたチャネルとを備え、前記装置は、最大の深さよりも小さい最大の厚さを有する、医療ワークステーション搭載装置。
2. 各アームは、前記本体の前方に延びる近位部分と、前記本体に平行に延びる遠位部分とを含む、請求項１に記載の医療ワークステーション搭載装置。
3. 各アームの前記遠位部分は、対の他方のアームの前記遠位部分に向かって延びる、請求項２に記載の医療ワークステーション搭載装置。
4. スロットは、前記アームの遠位端部の間に画定され、前記チャネルと通じる、請求項３に記載の医療ワークステーション搭載装置。
5. 前記装置の全ての端部及び角部は丸みが付けられているか又は面取りされている、請求項１から４のいずれか１項に記載の搭載装置。
6. 前記細長い本体の向かい合った端部に配置された２つのアクセサリレシーバが提供される、請求項１から５のいずれか１項に記載の搭載装置。
7. 機械的固定装置を受けるための前記細長い本体の複数の開口部を備える、請求項１から６のいずれか１項に記載の搭載装置。
8. 前記細長い本体は、前記装置が棚に取り付けられたときに前記本体の後ろに追加のチャネルを画定するように構成された突出部分を備える、請求項１から７のいずれか１項に記載の搭載装置。
9. 前記突出部分は、前記アクセサリレシーバよりも前方に突出しない、請求項８に記載の搭載装置。
10. 一体成形品として形成される、請求項１から９のいずれか１項に記載の搭載装置。
11. 少なくとも１つの棚を備えたトロリーと、前記棚に取り付けられた請求項１から１０のいずれか１項に記載の搭載装置とを備える、医療ワークステーション。

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