JP2020201521A - 入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】検知感度の低下を招くことなく、また意匠性を損なうことなく、パネル裏面側に配線を引き出すことができる入力装置を提供すること。【解決手段】本発明の一態様は、貫通孔が設けられた支持基材と、支持基材の上に設けられ、複数の電極部および複数の電極部のそれぞれと導通する引き出しパターンを有するセンサ部と、センサ部の上に樹脂を介して設けられ、加飾層を有し、加飾層が少なくとも引き出しパターンの一部の上から貫通孔の上まで設けられた加飾部と、加飾層に沿って設けられた第1導電パターンと、センサ部と加飾部との間に設けられ、引き出しパターンと第1導電パターンとを導通させる導通接続部と、第1導電パターンと導通し、貫通孔を介して支持基材の裏面まで引き出される外部接続用配線部と、を備えた入力装置である。【選択図】図1
Description
本発明は入力装置に関し、特に指などが接近した位置を検知するタッチセンサを備えた入力装置に関する。
入力装置として多く利用されるタッチパネルは、検知領域に指などが接近(以下、接近には接触を含むものとする。)した位置を検出するタッチセンサを備えている。例えば、相互容量方式のタッチパネルにおいては、駆動側の電極と出力側の電極とが設けられており、駆動側の電極にドライブパルスを与え、指などの接近による容量変化を出力側の電極で検知している。
このようなタッチパネルにおいて、検出用の電極との導通を得るためにパネル周縁部分などにはフレキシブル基板が接続される。また、タッチパネルの正面側からフレキシブル基板が見えないようにしたり、パネル裏面側の回路と接続したりするため、フレキシブル基板をパネル裏面側へ引き出すことも行われている。
特許文献1には、導電層を備えるセンサフィルムと、センサフィルムから延出して設けられた引き出し部と、表裏面パネルとを有する入力装置が開示される。この入力装置では、表面パネルおよび裏面パネルがセンサフィルムと一体に樹脂成形されており、表面パネルおよび裏面パネルの少なくとも一方に、引き出し部を支持する支持部が形成されている。
特許文献2には、加飾フィルムとセンサフィルムとを一体成形し、インモールド成型するタッチパネルの製造方法が開示される。このタッチパネルでは、配線引き出し部を基板の側面まで引き出し、スルーホールで裏側へ引き出すようにしている。
特許文献3、4には、樹脂部と、樹脂部内に埋め込まれたタッチセンサと、樹脂部に埋め込まれた保持部と、タッチセンサに接続され、かつ保持部に部分的に固着された外部接続部とを備えた部品モジュールが開示される。この部品モジュールにおいては、外部接続部の導出部が樹脂部から厚み方向に導出している。
特許文献5には、表面と裏面とを有するフィルム基材上において表面と裏面との少なくともいずれかに回路パターンを形成する工程と、回路パターンが形成されたフィルム基材に対して雄型を用いて前記雄型の外面に倣うようにフィルム基材を成形する工程と、回路パターンが形成されたフィルム基材に対して雄型が接する面と反対面に接する金型を用いて反対面を金型に倣うように成形する工程と、を備える静電容量センサーの製造方法が開示される。
特許文献6には、パネルの裏面上に加飾層をスクリーン印刷等で塗布形成した後、その裏面上にセンサー配線層を転写形成し、露光・エッチングによりパターン形成したタッチパネルセンサが開示される。
タッチパネルである入力装置において、タッチセンサと加飾部との間にフレキシブル基板を挟んで電極の導通を得る構成では、フレキシブル基板の厚さで段差が発生する。入力装置のパネルを樹脂で一体成形する場合、この段差によって加飾部に歪が発生し、外観に影響を及ぼす原因となる。一方、パネルの裏面側へ引き出し配線を接続しやすくするため、パネルの裏面に近い側にタッチセンサを配置することも考えられるが、タッチセンサがパネル表面から遠くなってしまい、検知感度の低下を招く。
本発明は、検知感度の低下を招くことなく、また意匠性を損なうことなく、パネル裏面側に配線を引き出すことができる入力装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、貫通孔が設けられた支持基材と、支持基材の上に設けられ、複数の電極部および複数の電極部のそれぞれと導通する引き出しパターンを有するセンサ部と、センサ部の上に樹脂を介して設けられ、加飾層を有し、加飾層が少なくとも引き出しパターンの一部の上から貫通孔の上まで設けられた加飾部と、加飾層に沿って設けられた第1導電パターンと、センサ部と加飾部との間に設けられ、引き出しパターンと第1導電パターンとを導通させる導通接続部と、第1導電パターンと導通し、貫通孔を介して支持基材の裏面まで引き出される外部接続用配線部と、を備えた入力装置である。
このような構成によれば、加飾層に沿って第1導電パターンが設けられ、この第1導電パターンと導通接続部を介して外部接続用配線部が接続される。そして、外部接続用配線部は、支持基材に設けられた貫通孔を介して支持基材の裏面まで引き出される。第1導電パターンは薄膜で形成可能であり、この第1導電パターンがセンサ部と加飾部との間に挟持されていても段差の発生を抑制することができる。また、センサ部は支持基材の加飾部側に配置されるため、検知感度の低下は避けられる。
上記入力装置において、導通接続部は異方性導電接着剤であってもよい。これにより、センサ部と加飾部とを樹脂で貼り合わせ、加圧することで異方性導電接着剤によって電極と第1導電パターンとを確実に導通させることができる。この導電接続部は、引き出しパターンと第1導電パターンとの導通にも用いられていてよい。
上記入力装置において、外部接続用配線部はフレキシブル配線基板であってもよい。これにより、貫通孔を介してフレキシブル配線基板を支持基材の裏面側へ引き出し、フレキシブル配線基板の可撓性を利用して外部機器(回路)へ取り回し良く接続することができる。
上記入力装置において、外部接続用配線部は貫通孔内に配置されたコネクタであってもよい。これにより、貫通孔内に配置されたコネクタによって外部機器(回路)との接続が行われる。すなわち、支持基材の裏面側でコネクタとの接続により外部機器(回路)との接続を容易に行うことができる。
上記入力装置において、加飾層に沿って設けられた接地電極パターンと、加飾層に沿って設けられ、接地電極パターンと導通する第2導電パターンと、をさらに備え、第2導電パターンは接地電極パターンとの接続位置から貫通孔の上まで引き出され、外部接続用配線部は第2導電パターンと導通するよう設けられていてもよい。ここで、接地電極パターンは電磁シールドとしての役目を果たす。この接地電極パターンが加飾部に設けられるため、別途のシールド層を設ける必要がなくなる。
本発明によれば、検知感度の低下を招くことなく、パネル裏面側に配線を引き出すことができる入力装置を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(入力装置の構成)
図1は、本実施形態に係る入力装置を例示する分解斜視図である。
(入力装置の構成)
図1は、本実施形態に係る入力装置を例示する分解斜視図である。
図2は、本実施形態に係る入力装置のセンサ部を例示する模式平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る入力装置1は、支持基材15と、支持基材15に設けられたセンサ部10と、センサ部10と第1方向D1に重ね合わされた加飾フィルム(加飾部)20とを備える。加飾フィルム20の上には表面カバー30が設けられていてもよい。入力装置1は、例えばタッチパネルである。入力装置1は、液晶などの表示装置100の上に取り付けられる。なお、本実施形態では、入力装置1において表面カバー30側を表側(表面側)、表面カバー30と反対側を裏側(裏面側)とも言うことにする。
支持基材15は例えば成形樹脂であって、センサ部10を配置するための部材である。支持基材15には貫通孔15hが設けられている。貫通孔15hは、支持基材15における検知領域SAの外側の周辺エリアに設けられる。
センサ部10は、例えば静電容量式のタッチセンサであり、検知領域SAに指などが接近した場合の静電容量の変化によって位置検出を行う。センサ部10は、支持基材15の上に配置される。センサ部10は、支持基材15における検知領域SAに設けられた透光性電極部である第1電極11および第2電極12を備える。第1電極11および第2電極12は、後述するベースフィルム110(図4参照)の上に形成されている。
ベースフィルム110は、PET(Polyethylene Terephthalate)、COP(シクロオレフィンポリマー)、COC(環状オレフィンコポリマー)などの透光性を有する可撓性フィルム、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの硬質の透光性板材などで形成されており、このベースフィルム110に透光性電極が形成されることでセンサフィルムが構成される。
第1電極11はベースフィルム110の表面に沿った一方向(例えば、X方向)に延在し、第2電極12はベースフィルム110の表面に沿い一方向と直交する方向(例えば、Y方向)に延在する。第1電極11および第2電極12は互いに絶縁される。本実施形態では、Y方向に所定のピッチで複数の第1電極11が配置され、X方向に所定のピッチで複数の第2電極12が配置される。
第1電極11および第2電極12を構成する電極のパターンは各種あるが、本実施形態では、第1電極11および第2電極12のそれぞれは複数の島状電極部を有する。各島状電極部は例えば菱形に近い形状を有している。
第1電極11および第2電極12は検知領域SAと重なる位置に設けられるため、表示装置100によって表示される画像を透過できるように透光性を有している。このため、第1電極11および第2電極12には透光性導電材料(ITO(Indium Tin Oxide)、SnO2、ZnO、導電性ナノ材料、網目状に形成された金属材料など)が用いられる。
ベースフィルム110の検知領域SAの外側である周辺エリアには端子部155が設けられる。第1電極11および第2電極12と導通する引き出しパターン150は周辺エリアに延在しており、端子部155と接続される。端子部155は、後述する第1導電パターン251と接続される。
センサ部10の上(第1電極11および第2電極12が形成された側)には、加飾フィルム20が設けられる。加飾フィルム20は、透光性を有するベースフィルム21と、ベースフィルム21に設けられた加飾層22とを有する。加飾層22は検知領域SAの外側である周辺エリアに設けられる。周辺エリアを加飾層22でカバーすることにより、引き出しパターン150や端子部155が外側から視認されないようにすることができる。また、加飾層22によって外観意匠の一部を構成することができる。
加飾フィルム20は、後述する樹脂50(図4参照)によってセンサ部10の上に取り付けられる。樹脂50は接着層であり、好ましくはOCA(Optical Clear Adhesive)などの透光性接着剤が用いられる。ただし、加飾層22の下側では透光性を有していなくてもよく、着色した樹脂50を用いてもよい。加飾フィルム20の上には表面カバー30が設けられる。表面カバー30は、ガラスやプラスチックによる透光性を備えた薄板状の部材である。
なお、本実施形態では、支持基材15、センサ部10、加飾フィルム20および表面カバー30などのパネル状およびフィルム状の部材を第1方向D1に積層した構成を例示しているが、センサ部10と加飾フィルム20とを貼り合わせた部材を、樹脂と一体成形(IMD:In-mold Decoration、IML:In-Mold Laminating、TOM:Three dimension Overlay Methodなど)して、支持基材15および表面カバー30を含む樹脂でセンサ部10および加飾フィルム20を覆った積層構造体(平面型、湾曲型など)に成形してもよい。
このような入力装置1においては、加飾フィルム20の加飾層22に沿って第1導電パターン251が設けられる。第1導電パターン251は、センサ部10の第1電極11や第2電極12と導通する導電性パターンである。第1導電パターン251は加飾層22の位置から貫通孔15hの上まで配置される。
図3は、本実施形態に係る入力装置の加飾フィルムを例示する模式平面図である。
図3には、加飾フィルム20を裏面(センサ部10と対向する面)からみた平面図が示される。なお、説明の都合上、図3には加飾層22は符号のみ示しているが、加飾層22は検知領域SAの外側の周辺エリアに設けられている。
図4は、本実施形態に係る入力装置の一部の模式断面図である。
検知領域SAの外側の周辺エリアには複数の第1導電パターン251が設けられている。第1導電パターン251は、この加飾層22のセンサ部10側に設けられる。複数の第1導電パターン251のそれぞれの検知領域SAに近位な端部(一端部251a)は、加飾フィルム20をセンサ部10に重ね合わせた際にセンサ部10の端子部155と向かい合う位置となる。一方、複数の第1導電パターン251のそれぞれの検知領域SAから遠位な端部(他端部251b)は、支持基材15の貫通孔15hの上の位置となる。
センサ部10と加飾フィルム20とを重ね合わせた状態で、互いに向かい合う加飾フィルム20の第1導電パターン251と、センサ部10の端子部155との間には導通接続部40が設けられる。導通接続部40としては、異方性導電接着剤などが用いられる。導通接続部40によって、第1導電パターン251と端子部155とが導通接続される。
このような接続によって、第1電極11および第2電極12から引き出しパターン150および導通接続部40を介して第1導電パターン251まで導通経路が構成される。そして、支持基材15の貫通孔15hには、外部接続用配線部70が設けられる。外部接続用配線部70にはフレキシブル配線基板710が用いられる。
フレキシブル配線基板710は、ポリイミド等の可撓性を有する基材711と、基材711の上に形成された配線パターン712と、配線パターン712を覆う保護層713とを備える。フレキシブル配線基板710は、先端を折り曲げるようにして貫通孔15h内に配置される。貫通孔15h内で折り曲げられた部分の配線パターン712と貫通孔15hの上まで延設された第1導電パターン251とが向かい合い、導通接続部40によって接続される。
これにより、第1導電パターン251とフレキシブル配線基板710の配線パターン712とが導通し、配線パターン712がフレキシブル配線基板710によって支持基材15の裏面側へ引き出されることになる。支持基材15の裏面側へ引き出されたフレキシブル配線基板710は、外部機器(回路)との接続を行うための引き出し用部材として利用される。フレキシブル配線基板710の可撓性を利用することで、入力装置1と外部機器(回路)との接続を取り回し良く行うことができる。
第1導電パターン251は加飾層22の上にスクリーン印刷などによって形成されるため、非常に薄膜に形成可能である。例えば、第1導電パターン251の厚さは4μmである。このため、第1導電パターン251がセンサ部10と加飾フィルム20との間に挟持されていても、第1導電パターン251の厚さによる段差はほとんど発生しない。
図5は、参考例を示す模式断面図である。
参考例に示す入力装置2では、引き出しパターン150との接続にフレキシブル配線基板80が用いられる。フレキシブル配線基板80は、センサ部10と加飾フィルム20との間で挟持される。フレキシブル配線基板80を挟んでいる位置において、フレキシブル配線基板80の導電パターン82と、センサ部10の引き出しパターン150とが導通接続部40によって接続される。
フレキシブル配線基板80は、ポリイミド等の可撓性基材81に導電パターン82と、導電パターン82を覆うカバーフィルム83とが設けられた構成を有する。可撓性基材81の厚さは20μm程度であり、フレキシブル配線基板80の全体の厚さは65μm程度となる。このような厚さを有するフレキシブル配線基板80をセンサ部10と加飾フィルム20との間で挟持すると、厚さの影響で加飾フィルム20に段差dが発生する。このような段差dによって加飾フィルム20に歪が発生し、外観に影響を及ぼすことになる。
一方、本実施形態に係る入力装置1では、フレキシブル配線基板80のような厚さを有する基材を挟持しないため、加飾フィルム20に段差は発生しない。外部への引き出し配線部材として、加飾層22に沿って設けられた第1導電パターン251と、貫通孔15hから支持基材15の裏面側へ引き出されるフレキシブル配線基板710を用いるため、加飾フィルム20にはほとんど段差は発生しないことになる。特に、入力装置1の表面カバー30などをセンサ部10および加飾フィルム20と一体成形する場合であっても、加飾フィルム20に段差による歪が発生せず、意匠性に影響を及ぼすことはない。
また、センサ部10は支持基材15の加飾フィルム20側に配置されるため、センサ部10を支持基材15の裏面側や裏面と近い位置に設ける場合に比べて検知感度の低下を回避することができる。
本実施形態に係る入力装置1において、加飾層22に沿って接地電極パターン60(図3参照)が設けられていてもよい。接地電極パターン60は、例えば検知領域SAの周辺エリアにおける加飾層22と重なる位置に設けられる。接地電極パターン60は、例えばメッシュ状のパターンを有する。加飾フィルム20には第2導電パターン252が設けられており、この第2導電パターン252と接地電極パターン60とが導通している。第2導電パターン252は、貫通孔15hに配置されたフレキシブル配線基板710の配線パターン712と導通接続部40によって導通接続される。
第2導電パターン252は接地電位となっている。これにより接地電極パターン60は電磁シールドとしての役目を果たす。この接地電極パターン60が加飾フィルム20に設けられるため、別途のシールド層を設ける必要がなくなる。
図6は、樹脂50を例示する模式平面図である。
樹脂50はセンサ部10と加飾フィルム20との間に設けられ、両者を貼り合わせるための接着層となる。樹脂50はシート状になっており、樹脂50を加熱加圧することによってセンサ部10と加飾フィルム20とが貼り合わされる。加熱加圧する前のシート状において、樹脂50には孔50hが設けられている。孔50hは例えば矩形状に設けられる。
樹脂50によってセンサ部10と加飾フィルム20とを貼り合わせる際、先ず、センサ部10の上にシート状の樹脂50を載置する。この際、孔50hの内側に引き出しパターン150の端子部155が配置される。次に、孔50h内の端子部155に導通接続部40である例えば異方性導電接着剤を塗布する。次いで、この状態で加飾フィルム20を樹脂50の上に載置する。これにより、孔50h内において加飾フィルム20の第1導電パターン251の一端部251aと、端子部155とが導通接続部40によって接続される。また、第1導電パターン251の他端部251bは孔50hの上に位置する。
この状態で樹脂50を間に挟んだセンサ部10と加飾フィルム20とを加熱加圧すると、両者が樹脂50で貼り合わされた積層構造体が構成される。樹脂50に孔50hを設けておくことで、樹脂50によって遮られることなく導通接続部40によって第1導電パターン251の一端部251aと端子部155とを確実に導通接続させることができる。ここで、加飾フィルム20における加飾層22の形成領域と非形成領域との全体にわたって樹脂50が形成される場合には、樹脂50として透光性樹脂を用いることが好ましい。ただし、加飾フィルム20における加飾層22の形成領域では着色された遮光性の樹脂50を用いてもよい。この場合は、加飾フィルム20の加飾層22の非形成領域には透光性樹脂、加飾層22の形成領域には着色樹脂を用いることができる。さらに、加飾フィルム20の全体にわたり加飾層22が形成されている場合には、樹脂50として透光性樹脂または着色樹脂のどちらを使用してもよい。
その後、貫通孔15hにフレキシブル配線基板710を差し込み、フレキシブル配線基板710の配線パターン712と第1導電パターン251の他端部251bとを導通接続部40によって接続する。なお、フレキシブル配線基板710は、センサ部10と加飾フィルム20とを貼り合わせる前に、予め加飾フィルム20の第1導電パターン251の他端部251bに接続しておき、センサ部10と加飾フィルム20とを樹脂50によって貼り合わせる際に、フレキシブル配線基板710の端部を貫通孔15hに通した後、貼り合わせを行うようにしてもよい。
図7は、他の外部接続用配線部を例示する模式断面図である。
図7に示す外部接続用配線部70には、コネクタ720が用いられる。コネクタ720は支持基材15の貫通孔15h内に配置される。コネクタ720の端子721は、貫通孔15h内において第1導電パターン251や第2導電パターン252と導通接続部40によって接続される。
コネクタ720は、支持基材15を構成した後に貫通孔15hに挿入するようにしてもよいし、支持基材15を成形する際にインサート成形によって組み込むようにしてもよい。
コネクタ720には、外部(回路)と導通する配線に取り付けられた相手方コネクタ750が接続される。これにより、支持基材15の裏面側でコネクタ720および相手方コネクタ750との接続により外部機器(回路)との接続を容易に行うことができる。また、コネクタ720を用いることで、相手方コネクタ750との着脱を自在に行うことができる。さらに、支持基材15の裏面側から引き出し用の部材を延出させずに済む。
(他の実施形態)
図8は、他の実施形態を例示する分解斜視図である。
(他の実施形態)
図8は、他の実施形態を例示する分解斜視図である。
図8に示す入力装置1Bでは、加飾フィルム20のほぼ全面に加飾層22が設けられている。加飾層22の一部には、ボタン表示部221が設けられる。ボタン表示部221は、加飾層22の光透過率を調整した部分でもよいし、他の部分と色や形状(模様)を変えた部分でもよいし、加飾層22が設けられていない透光(例えば、透明)部分でもよい。
センサ部10の加飾フィルム20とは反対側には、表示装置100および光源200の少なくともいずれかが設けられる。例えば、ボタン表示部221が加飾層22の光透過率を調整した部分であったり、他の部分と色や形状(模様)を変えた部分であったりした場合には光源200が用いられる。すなわち、光源200をバックライトとして利用して、ボタン表示部221を他の部分と変えて表示させる。また、ボタン表示部221が透光部分である場合には、表示装置100が用いられる。これにより、表示装置100の表示画像をボタン表示部221に映し出すことができる。なお、ボタン表示部221が透光部分である場合に光源200を用いてもよい。この場合、光源200から放出される光をボタン表示部221から透過させることができる。
(適用例)
図9は、入力装置の適用例を示す模式図である。
(適用例)
図9は、入力装置の適用例を示す模式図である。
図9には、自動車等の移動体VのインストルメントパネルPおよびフロアコンソールCに本実施形態の入力装置1、1Bを適用した例が示される。
入力装置1、1Bのセンサ部10は、インストルメントパネルPからフロアコンソールCにかけて連続して設けられていてもよいし、インストルメントパネルPの部分と、フロアコンソールCの部分とに分割されていてもよい。分割されている場合には、加飾フィルム20の延出部25によって分割されたセンサ部10の導通を得るようにしてもよい。
例えば、インストルメントパネルPには加飾フィルム20の加飾層22が設けられていない部分(非形成領域22b)があり、ここに表示装置100が配置される。表示装置100の上にはセンサ部10が設けられ、タッチパネルとして機能する。図10に示される例では、インストルメントパネルPやフロアコンソールCには加飾層22によるボタン表示部221が設けられ、これらのボタン表示部221の裏面側にセンサ部10および表示装置100または光源200が設けられている。これにより、加飾層22のボタン表示部221に所望の意匠を表示することが実現され、そのボタン表示部221をタッチすることで各種の操作を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、検知感度の低下を招くことなく、また意匠性を損なうことなく、支持基材15の裏面側に配線を引き出すことができる入力装置1を提供することが可能となる。
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、移動体Vは自動車以外であってもよく、航空機、船舶、バイクなどが例示される。また、入力装置は携帯端末、パーソナルコンピュータ、家電品、工作機械などの各種機器の入力部として用いることが可能である。
1,1B,2…入力装置
10…センサ部
11…第1電極
12…第2電極
15…支持基材
15h…貫通孔
20…加飾フィルム
21…ベースフィルム
22…加飾層
22b…非形成領域
30…表面カバー
40…導通接続部
50…樹脂
50h…孔
60…接地電極パターン
70…外部接続用配線部
80…フレキシブル配線基板
81…可撓性基材
82…導電パターン
83…カバーフィルム
100…表示装置
110…ベースフィルム
150…引き出しパターン
155…端子部
200…光源
221…ボタン表示部
251…第1導電パターン
251a…一端部
251b…他端部
252…第2導電パターン
710…フレキシブル配線基板
711…基材
712…配線パターン
713…保護層
720…コネクタ
721…端子
750…相手方コネクタ
C…フロアコンソール
D1…第1方向
P…インストルメントパネル
SA…検知領域
V…移動体
d…段差
10…センサ部
11…第1電極
12…第2電極
15…支持基材
15h…貫通孔
20…加飾フィルム
21…ベースフィルム
22…加飾層
22b…非形成領域
30…表面カバー
40…導通接続部
50…樹脂
50h…孔
60…接地電極パターン
70…外部接続用配線部
80…フレキシブル配線基板
81…可撓性基材
82…導電パターン
83…カバーフィルム
100…表示装置
110…ベースフィルム
150…引き出しパターン
155…端子部
200…光源
221…ボタン表示部
251…第1導電パターン
251a…一端部
251b…他端部
252…第2導電パターン
710…フレキシブル配線基板
711…基材
712…配線パターン
713…保護層
720…コネクタ
721…端子
750…相手方コネクタ
C…フロアコンソール
D1…第1方向
P…インストルメントパネル
SA…検知領域
V…移動体
d…段差
Claims (5)
- 貫通孔が設けられた支持基材と、
前記支持基材の上に設けられ、複数の電極部および前記複数の電極部のそれぞれと導通する引き出しパターンを有するセンサ部と、
前記センサ部の上に樹脂を介して設けられ、加飾層を有し、前記加飾層が少なくとも前記引き出しパターンの一部の上から前記貫通孔の上まで設けられた加飾部と、
前記加飾層に沿って設けられた第1導電パターンと、
前記センサ部と前記加飾部との間に設けられ、前記引き出しパターンと前記第1導電パターンとを導通させる導通接続部と、
前記第1導電パターンと導通し、前記貫通孔を介して前記支持基材の裏面まで引き出される外部接続用配線部と、
を備えた入力装置。 - 前記導通接続部は異方性導電接着剤である、請求項1記載の入力装置。
- 前記外部接続用配線部はフレキシブル配線基板である、請求項1または2に記載の入力装置。
- 前記外部接続用配線部は前記貫通孔内に配置されたコネクタである、請求項1または2に記載の入力装置。
- 前記加飾層に沿って設けられた接地電極パターンと、
前記加飾層に沿って設けられ、前記接地電極パターンと導通する第2導電パターンと、
をさらに備え、
前記第2導電パターンは前記接地電極パターンとの接続位置から前記貫通孔の上まで引き出され、
前記外部接続用配線部は前記第2導電パターンと導通する、請求項1から4のいずれか1項に記載の入力装置。
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JP2017159058A JP2020201521A (ja) | 2017-08-22 | 2017-08-22 | 入力装置 |
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-
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- 2017-08-22 JP JP2017159058A patent/JP2020201521A/ja active Pending
-
2018
- 2018-06-15 WO PCT/JP2018/022898 patent/WO2019039057A1/ja active Application Filing
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