JP2020201060A - 交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置 - Google Patents

交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置 Download PDF

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Abstract

【課題】交流非接地電路用の絶縁抵抗監視装置において、電路に存在する電源との干渉を避けて、対地絶縁抵抗の低下を監視する。【解決手段】整流回路7は、交流非接地電路の電圧を整流する。電圧検出手段41は、整流された直流電圧を電圧検出信号として検出する。分圧用抵抗体R1,R3は、この直流電圧を分圧する。切替手段42は、補助分圧抵抗体R6を正極側と負極側に交互に切り替えて分圧用抵抗体R1,R3の分圧比を変更する。電流検出手段43は、大地間に流れる電流を電流検出信号として検出する。演算手段47は、電流検出信号と電圧検出信号を入力し、正極側に切り替えたときの電流検出信号と負極側に切り替えたときの電流検出信号から正極側絶縁抵抗R2および負極側絶縁抵抗R4を算出し、正極側絶縁抵抗R2と負極側絶縁抵抗R4に基づいて、対地絶縁抵抗Rgを演算する。【選択図】図1

Description

本発明は、交流非接地電路における電路と大地間の絶縁を監視する技術に関する。
直流非接地電路用の絶縁抵抗監視装置としては特許文献1,2が開示されている。
一方、交流非接地電路用の絶縁抵抗監視装置としては、従来、図13に示すような信号注入型のものが用いられている。図13において、1は三相交流の電源、5は監視装置、Rgは対地絶縁抵抗、Rgu,Rgv,Rgwは各相の対地絶縁抵抗、Cgは対地静電容量、Cgu,Cgv,Cgwは各相の対地静電容量を示している。監視装置5は、検出用信号を出力する電圧源Vsと、検出用抵抗Rdと、電圧検出器Vと、を備える。電源1と電圧源Vsと間には、内部インピーダンスZoを有し、内部インピーダンスZo(高インピーダンス)は、Zo=Ro+jωLoで表される。
電路の商用周波数と異なる電圧源Vsを使用して、電路とアース間にコモンモードで検出用信号を注入し、対地インピーダンスを通ってアースから戻ってくる電流Igを利用して対地絶縁抵抗Rgを検出する。検出用信号を出力する電圧源Vsは直流を使用する場合と、交流を使用する場合がある。
特許5514842号 特許6101322号
図13に示すような交流非接地線路用の絶縁抵抗監視装置において、対地静電容量の影響を受けないよう検出用信号を出力する電圧源Vsに直流を使用した場合、対地絶縁抵抗Rgは以下の(1)式のように算出できる。
Figure 2020201060
しかし、図14に示すように、負荷にUPS(無停電電源装置)などが接続されると、内部の回路に直流があり、その直流地絡電流Iupsが監視装置5に流れ込む。その結果、検出電流がIg+Iupsとなり、誤検出の原因になる。
直流と商用周波と商用周波の高調波を避けて、検出用信号を出力する電圧源Vsに低周波の交流を使用した場合、交流を使用するため内部インピーダンスを純抵抗に変更する。交流であるため、検出用信号は対地静電容量の容量性リアクタンスにも流れ、対地絶縁抵抗Rg,対地静電容量Cg,対地インピーダンスZg,対地インピーダンスに流れる電流Izgは以下の(2)式となる。Igrは対地絶縁抵抗に流れる電流、Igcは対地静電容量に流れる電流を示す。
Figure 2020201060
図15に示すように、負荷に電動機IMなどの可変速周波数負荷などが接続されると、インバータINV内部の直流との干渉を避けられるが、低速域動作時の低周波地絡電流Iacが、監視装置5に流れ込み、検出電流がIzg+Iacとなり、誤検出の原因になる。
また、低域動作時を避けるため、検出用信号の周波数を高くすると対地静電容量の容量性リアクタンスが小さくなり、対地静電容量に流れる電流Igcが増えるため、対地インピーダンスに流れる電流Igzから対地絶縁抵抗に流れる電流Igrを取り出し難くなる。また、対地静電容量Cgが大きくなると、検出用信号の周波数を高くするのと同様の問題が発生する。
以上示したようなことから、交流非接地電路用の絶縁抵抗監視装置において、電路に存在する電源との干渉を避けて、対地絶縁抵抗の低下を監視することが課題となる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、案出されたもので、その一態様は、交流非接地電路の電圧を整流する整流回路と、整流された直流電圧を電圧検出信号として検出する電圧検出手段と、前記直流電圧を分圧する分圧用抵抗体と、補助分圧抵抗体を正極側と負極側に交互に切り替えて前記分圧用抵抗体の分圧比を変更する切替手段と、前記切替手段と大地間に設けられ、大地間に流れる電流を電流検出信号として検出する電流検出手段と、前記電流検出信号と前記電圧検出信号を入力し、正極側に切り替えたときの前記電流検出信号と負極側に切り替えたときの前記電流検出信号から正極側絶縁抵抗および負極側絶縁抵抗を算出し、前記正極側絶縁抵抗と前記負極側絶縁抵抗に基づいて、対地絶縁抵抗を演算する演算手段と、を備えたことを特徴とする。
また、その一態様として、前記対地絶縁抵抗は、前記正極側絶縁抵抗と前記負極側絶縁抵抗を並列合成して求めることを特徴とする。
また、その一態様として、前記演算手段は、前記正極側絶縁抵抗、前記負極側絶縁抵抗を以下の(21)式,(27)式により算出することを特徴とする。
Figure 2020201060
Figure 2020201060
R2:正極側絶縁抵抗
R4:負極側絶縁抵抗
V:直流電圧
R1,R3:分圧用抵抗体
R6:補助分圧抵抗体
R5:電流検出手段の検出用抵抗体
V2a=V1a+V5a
V2b=V1b+V5b
V4a=V3a―V5a
V4b=V3b−V5b
V1a:R1の電圧
V1b:R1bの電圧
V3a:R3aの電圧
V3b:R3の電圧
R1b=R1+R6
R3a=R3+R6
V5a:補助電圧抵抗体が正極側に切り替えられた時のR5の電圧
V5b:補助電圧抵抗体が負極側に切り替えられた時のR5の電圧
I5a:補助電圧抵抗体が正極側に切り替えられた時のR5に流れる電流
I5b:補助電圧抵抗体が負極側に切り替えられた時のR5に流れる電流。
また、その一態様として、前記演算手段は、前記切替手段を切り替えたときの過渡現象の前記電圧検出信号を正極側,負極側で同じ時間幅でそれぞれ複数回計測し、検出された今回の電圧検出信号と前回の電圧検出信号との電圧差を微分値で求め、前記微分値から正極側、負極側の各時定数を求め、前記各時定数から分圧比を変更した時のピーク電圧を演算し、過渡現象が終息したときの正極側の最終電圧値,負極側の最終電圧値を演算し、前記正極側の最終電圧をV5a、前記負極側の最終電圧値をV5bとすることを特徴とする。
本発明によれば、交流非接地電路用の絶縁抵抗監視装置において、電路に存在する電源との干渉を避けて、対地絶縁抵抗の低下を監視することが可能となる。
三相交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置を示す回路構成図。 三相交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置の直流等価回路図。 単相交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置を示す回路構成図。 単相交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置の直流等価回路図。 絶縁抵抗監視装置の直流等価回路図。 それぞれの電源における負極、正極の絶縁抵抗として見た場合の概略図。 特許文献2における絶縁抵抗監視装置を示す概略構成図。 特許文献2における絶縁抵抗監視装置を示す等価回路図。 正極側電路と大地間の絶縁抵抗計測時の等価回路図。 負極側電路と大地間の絶縁抵抗計測時の等価回路図。 検出用抵抗体の波形図。 過渡現象終息前の検出用抵抗体の波形図とサンプリング時刻の説明図。 従来における交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置を示す概略図。 従来の絶縁抵抗監視装置にUPSを接続した場合の概略図。 従来の絶縁抵抗監視装置に電動機を接続した場合の概略図。
以下、本願発明における交流非接地電路用の絶縁抵抗監視装置の実施形態1,2を図1〜図12に基づいて詳述する。
[実施形態1]
本実施形態1では、電路に存在する電源との干渉を避けて、対地絶縁抵抗の低下を監視する。方法としては、検出用の中性点接地抵抗と対地インピーダンスから計算で求める。
交流の場合、三相と単相、結線、周波数、対地静電容量など、要素が多く複雑になる。よって、交流電路を直流化することで、交流としての影響を無くして対地絶縁抵抗を計測する。ただし、交流を整流した直流回路から交流回路を見た場合、等価的に直流電路の中性点に見えるため、直流回路の中性点の対地絶縁抵抗を計測する方法で課題解決する。
図1は、三相交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置の回路構成図である。直流回路6は、交流電圧を直流電圧に整流する整流回路7と、平滑コンデンサCと、分圧用抵抗体R1,R3と、検出用抵抗R5と、を備える。三相交流の電源1のU相−V相間電圧、V相−W相間電圧、W相−U相間電圧はそれぞれVacとなる。
分圧用抵抗体R1,R3を可変として示しているのは、後述する補助分圧抵抗体R6を接続して分圧比を変更することを模したものである。その他、図13と同様の箇所は同一符号を付してその説明を省略する。
図2は、図1の直流回路6を直流等価回路として表したものである。直流回路6を、等価回路で表すと、直流電源8p,8nと、平滑コンデンサCと、分圧用抵抗体R1,R3と、検出用抵抗R5と、で示される。直流電源8p,8nの電圧は、それぞれ√2Vac/2となる。
三相交流非接地電路の場合、対地絶縁抵抗Rgは、以下の(3)式となる。
Figure 2020201060
図3は、単相交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置の回路構成図である。単相交流電源1のU相−V相間電圧はVacとなる。また、図1と同様の直流回路6を有する。
図4は、図3の直流回路6を等価回路として表したものである。単相交流非接地電路でも三相交流非接地電路と同様の等価回路となる。
なお、単相交流非接地電路の場合、対地絶縁抵抗Rgは以下の(4)式となる。
Figure 2020201060
なお、実際の計算においては、電路が三相か単相かを見分ける必要がなく、(3)式の分母・分子をRgwで除して、Rgwのlim→∞をとると、(4)式になるため、単相でも(3)式で計算を行う。
図5は、交流非接地電路および直流回路6を直流等価回路として示した図である。図5に示すように、単相、三相とも同じ直流等価回路として表せる。直流への変換を行ったとき、直流電路は装置内部にあるため、直流電路とアース間の絶縁抵抗は数十MΩの高絶縁抵抗となり、監視対象電路の絶縁抵抗(絶縁低下)に影響を与えない。このため、図5の等価回路ではP−E間の絶縁抵抗、N−E間の絶縁抵抗を示していない。この状態では直流の中性点の絶縁低下監視であり、中性点抵抗接地方式では直流の対アース電圧が均等(√2Vac/2=Vdc/2)で平衡しているため、検出用の電流が検出用抵抗R5に流れずに絶縁抵抗を検出できない。
このため、直流の中性点絶縁低下を検出可能な直流絶縁抵抗検出方法が必要となる。そこで、特許文献1の方法を用いて、後述する正極側絶縁抵抗R2、負極側絶縁抵抗R4を計算し、対地絶縁抵抗Rgを算出する。ただし、特許文献1の技術は直流正極と大地間の正極側絶縁抵抗R2、負極と大地間の負極側絶縁抵抗R4を別々に計測する方法であるため、中性点の絶縁抵抗がどのように正極側絶縁抵抗R2,負極側絶縁抵抗R4に等価的に換算されるかを検討する。
計測しているのは直流電圧Vdcであるため、重ね合わせの理を使用してそれぞれの電源における絶縁抵抗を計算して合成する原理を考える。
図6(a)は直流電源8pに対して、対地絶縁抵抗Rgを負極の絶縁抵抗として見た場合の等価回路図である。この場合、正極の絶縁抵抗は∞(特許文献1の正極側絶縁抵抗R2)、負極の絶縁抵抗はR4(特許文献1の負極側絶縁抵抗R4)となる。
図6(b)は直流電源8nに対して、対地絶縁抵抗Rgを正極の絶縁抵抗として見た場合の等価回路図である。この場合、正極の絶縁抵抗はR2(特許文献1の正極側絶縁抵抗R2)、負極の絶縁抵抗は∞(特許文献1の負極側絶縁抵抗R4)となる。
対地絶縁抵抗Rgと負極側絶縁抵抗R4と正極側絶縁抵抗R2との関係は以下の(5)式となる。
Figure 2020201060
(特許文献1を利用して正極側絶縁抵抗R2、負極側絶縁抵抗R4を計算し、対地絶縁抵抗Rgを検出する際の実際の計測値)
理論計算としては、重ね合わせの理を利用して分離しそれぞれの計算結果が中性点の絶縁抵抗として計算されるが、実際には分離できない。よって、それぞれのVdc/2をまとめて計測して計算に使用するため、負極側絶縁抵抗R4と正極側絶縁抵抗R2と対地絶縁抵抗Rgとの関係は以下の(6)式となる。
Figure 2020201060
このため、対地絶縁抵抗Rgは、正極側絶縁抵抗R2,負極側絶縁抵抗R4を並列合成して、以下の(7)式のように求める。
Figure 2020201060
ここで、単純に対地絶縁抵抗Rgを負極側絶縁抵抗R4または正極側絶縁抵抗R2の1/2としないのは、実機では直流電圧Vdcが理想的に1/2ではなく、直流電圧Vdcの比率により、2Rgが1.98Rgや、2.01Rgなどとして計測されるためである。
以下のとおり、検出する電流は直流電圧の分圧比によるため、また、回路を増やして直流電圧の分圧比を計測しないで済むように、計算した抵抗値を1/2ではなく、並列合成とすることで正確に計算できる。
特許文献1の計算方法をそのまま利用して以下の様に求める。負極側絶縁抵抗R4の計算は、以下の(8)式となる。
Figure 2020201060
ここで、実際に流れている検出した電流Ig1は、以下の(9)式となる。
Figure 2020201060
(8)式に(9)式の検出した電流Ig1を代入して計算すると、負極側の絶縁抵抗R4は以下の(10)式となる。
Figure 2020201060
正極側絶縁抵抗R2も負極側絶縁抵抗R4と同様に計算する。正極側絶縁抵抗R2の計算は、以下の(11)となる。
Figure 2020201060
ここで、実際に流れている検出した電流Ig2は、以下の(12)式となる。
Figure 2020201060
(11)式に(12)式の検出した電流Ig2を代入して計算すると、正極側絶縁抵抗R2は以下の(13)式となる。
Figure 2020201060
ここで、特許文献2の絶縁抵抗監視装置を説明する。図7は特許文献2の絶縁抵抗監視装置4の構成図を示したものである。図7において、1は直流電源、2,3は直流電源1に接続されている正極及び負極側の正極電路及び負極電路、4は絶抵抗縁監視装置を示す。電圧検出手段41は電路電圧Vを取り込み電圧検出信号として検出する。分圧用抵抗体R1,R3は、電路電圧Vを分圧する。分圧比の切替手段42は、分圧用抵抗体R1とR3の分圧比を補助分圧抵抗体R6を切り替えて変更する。
43は検出用抵抗R5を有する電流検出手段で、分圧比の切替手段42と大地E間に接地線44を介して接続され、検出用抵抗R5から大地E間に流れる電流を電流検出信号として検出する。増幅回路45は電流検出手段43の電流検出信号を増幅する。A/D変換器46は増幅回路45の出力信号と電圧検出手段41で検出した電圧検出信号を入力し、これら入力信号をA/D変換器46でデジタル信号に変換して演算手段47に入力する。
図7において、切替制御手段48は演算手段47からの指令により分圧比の切替手段42内の接点を切り替える。この切り替えは、正極P側の分圧用抵抗体R1に接続される接点をa側接点、負極N側の分圧用抵抗体R3に接続される接点をb側接点とし、一方がオンのとき他方がオフとなって所定の時間間隔でオン・オフ制御される。補助分圧抵抗体R6は、a側接点がオンのとき分圧用抵抗体R3と直列に接続されて、分圧比はR1/(R3+R6)となって分圧比が変更される。b側接点オンのときも同様に(R1+R6)/R3に変更される。
R2は検出監視しようとする正極側電路2(正極P)と大地E間の正極側絶縁抵抗、R4は負極側電路3(負極N)と大地E間の負極側絶縁抵抗で、C2は正極側電路2と大地E間の正極側対地静電容量、C4は負極側電路3と大地E間の負極側対地静電容量である。この正極側絶縁抵抗R2、負極側絶縁抵抗R4は電路が正常の状態では無限大に近く、電路と大地間の絶縁が劣化することにより抵抗値に変化が現れる。
今、正極側電路2と大地E間の絶縁が劣化して正極側絶縁抵抗R2が発生すると、分圧比の切替手段42の接点a側がオン、b側がオフ状態のときは、分圧用抵抗体R3に補助分圧抵抗体R6が加わり、分圧比はR1/(R3+R6)となって分圧された電流は電流検出手段43から大地Eに流れる。接点b側がオン、接点a側がオフのときには、分圧比は(R1+R6)/R3となり、分圧された電流は電流検出手段43から大地Eに流れる。
電流検出手段43は、切替手段42で分圧比を切り替えたときに流れる電流をそれぞれ検出し、電流検出信号を増幅回路45、A/D変換器46を介して演算手段47に入力する。演算手段47は、それぞれの電流検出信号と電圧検出手段41からの電圧検出信号を基に正極側絶縁抵抗R2,負極側絶縁抵抗R4を算出する。演算手段47での演算結果は、計測表示手段49において可視可能な状態で数字やグラフなどで表示する。また、警報手段50で、絶縁抵抗値が予め設定した値以下となったとき音や光によって警報を発する。
図8は、演算手段47による演算説明用の等価回路図を示したものである。また、図9は、図8における分圧比の切替手段42のa側接点がオン、b側接点がオフの場合を示し、図10は、a側接点がオフ、b側接点がオンの場合をそれぞれ示したものである。
以下、これら各等価回路によって正極側絶縁抵抗R2,負極側絶縁抵抗R4の抵抗値の算出について説明する。なお、式中での記号a,bの符号は、a側接点及びb側接点がそれぞれオンの状態を示し、I1〜I5及びV1〜V5はそれぞれ分圧用抵抗体R1,R3、検出用抵抗R5、正負極側絶縁抵抗R2,R4に流れる電流およびその抵抗間の電圧を示す。また、R3aはR3+R6、R1bはR1+R6を示している。
すなわち、V:電路電圧(PN間電圧),R1,R3:分圧用抵抗体,R2:正極側絶縁抵抗,R4:正極側絶縁抵抗,R6:補助分圧抵抗体,R5:電流検出手段の検出用抵抗体,V2a=V1a+V5a,V2b=V1b+V5b,V4a=V3a―V5a,V4b=V3b−V5b,V1a:R1の電圧,V1b:R1bの電圧,V3a:R3aの電圧,V3b:R3の電圧,R1b=R1+R6,R3a=R3+R6,V5a:補助電圧抵抗体が正極側に切り替えられた時のR5の電圧,V5b:補助電圧抵抗体が負極側に切り替えられた時のR5の電圧,I5a:補助電圧抵抗体が正極側に切り替えられた時のR5に流れる電流,I5b:補助電圧抵抗体が負極側に切り替えられた時のR5に流れる電流を示す。
<a側接点オン、b側接点オフのとき>
最初に電路電圧Vと検出用抵抗R5の電圧V5aを計測する。この電圧V5aからそこに流れる電流I5aをV5a/R5で求め、次に(14)式から分圧用抵抗体R1に流れる電流I1aを求める。
Figure 2020201060
そして、分圧用抵抗体R1の電圧V1aは、V1a=I1a×R1で求める。
次に、抵抗R3aに流れる電流I3aは、I3a=I1a≡I5aで求まり、その電圧V3aはI3a×R3aで求まる。次に、正極側絶縁抵抗R2の電圧V2aは、V2a=V1a+V5aで求め、負極側絶縁抵抗R4の電圧V4aは、V3a−V5aで求まる。正極側絶縁抵抗R2に流れる電流I2aは(15)式で求まり、また、正極側絶縁抵抗R2は(16)式で求まる。
Figure 2020201060
Figure 2020201060
<b側接点オン、a側接点オフのとき>
最初に電路電圧Vと検出用抵抗R5の電圧V5bを計測する。この電圧V5bからそこに流れる電流I5bをV5b/R5で求め、次に(17)式から分圧用抵抗体R1に流れる電流I1bを求める。
Figure 2020201060
そして、抵抗R1bの電圧V1bは、V1b=I1b×R1bで求める。次に、分圧用抵抗体R3に流れる電流I3bは、I3b=I1b≡I5bで求まり、その電圧V3bはI3b×R3で求まる。次に、正極側絶縁抵抗R2の電圧V2bはV2b=V1b+V5bで求め、負極側絶縁抵抗R4の電圧V4bはV3b−V5bで求まる。正極側絶縁抵抗R2に流れる電流I2bは(18)式で求まり、また、正極側絶縁抵抗R2は(18)式より(19)式で求まる。
Figure 2020201060
Figure 2020201060
(16)式と(19)式による計算結果から、(20)式となる。
Figure 2020201060
よって、負極側絶縁抵抗R4は、(21)式となる。
Figure 2020201060
同様に、(22)式〜(25)式となる。
Figure 2020201060
Figure 2020201060
Figure 2020201060
Figure 2020201060
(23),(25)式の両計算結果から(26)式が成り立つ。
Figure 2020201060
これから正極側絶縁抵抗R2は、(27)式となる。
Figure 2020201060
以上が特許文献2の説明である。本実施形態1では、三相交流、または、単相交流の電路に図1,図3に示すような整流回路7、平滑コンデンサCを接続して整流し、整流された直流回路のP,Nに、図7の絶縁抵抗監視装置4を設けたものである。
本実施形態1では、特許文献2と同様に、電流検出手段43において切替手段42で分圧比を切り替えた時の電流を検出し、電流検出信号を増幅回路45、A/D変換器46を介して演算手段47に入力する。演算手段47は、分圧比を切り替えた時のそれぞれの電流検出信号と電圧検出信号に基づいて、(21)式、(27)式で正極側絶縁抵抗R2,負極側絶縁抵抗R4を求め、(7)式により正極側絶縁抵抗R2,負極側絶縁抵抗R4から対地絶縁抵抗Rgを求める。なお、本実施形態1では、電路電圧VをPN間の直流電圧Vとする。
以上示したように、本実施形態1における受動方式の交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置によれば、電路に存在する電源との干渉を避けて、対地絶縁抵抗の低下を監視することが可能となる。
また、本実施形態1は、機器構成は特許文献2と同様で、P,N入力の前段にダイオード三相全波整流回路を付加し、交流入力とする。また、交流非接地電路と対地間の絶縁抵抗を一括計測し、計測表示手段49で表示することが可能となる。また、警報閾値を設け、対地絶縁抵抗が閾値を下回った時に警報手段50で警報を発することが可能となる。
[実施形態2]
次に、特許文献2を利用して対地静電容量の影響を除去する方法を説明する。
従来の絶縁抵抗監視装置では、監視する電路と大地間に対地静電容量がないか、あってもその値が小さいため、電流検出手段43で検出する電流検出信号に対地静電容量の影響がないものとして演算している。しかし、実施形態1の検出方法は、分圧用抵抗体R1,R3の分圧比を、補助分圧抵抗体R6を正極側と負極側に交互に切り替えて変更するため、電路と大地間に大きな対地静電容量が存在すると電流検出手段43が有する検出用抵抗R5に過渡電流が流れ電圧が安定するまでに時間がかかり、切替時間が短いと正確な電圧が計測できない。このため、電圧が安定するまで切替時間を長くすると検出に時間が掛かり過ぎるという問題があった。また、切替時間を長くするとこの間に電路電圧が大きく変動してしまうことがあり、演算結果に誤差が生じて正確な絶縁抵抗の検出ができなくなる課題があった。
交流電路の対地静電容量Cgも、対地絶縁抵抗Rgと同様に直流電圧の中性点として見えるため、正極側絶縁抵抗R2,負極側絶縁抵抗R4と同様に考えられ、直流等価回路から見た場合に正負極と大地間に交流電路の対地静電容量が存在するように見える。このため、特許文献2の計算を利用して、過渡応答が終わる前に最終値を推定し検出する。
今、図7で示した対地静電容量C2,C4が有る状態での検出用抵抗R5の波形は図11(a)のようになり、過渡現象が終息したときの検出用抵抗R5の電圧V5a=V5ar,V5b=V5brは、過渡現象が終息するまで待たないと計測できない。本実施形態2は、この電圧V5a及びV5bを過渡現象の終息を待たずに演算手段47により、電流検出手段43に生じる電圧変化量から最終の検出電圧を演算するものである。以下、演算手段47による演算を具体的に説明する。
切替手段42で正極側、負極側の分圧用抵抗体R1,R3に補助分圧抵抗体R6を交互に接続して分圧比を変更したときに、P,Nと大地間の対地静電容量と絶縁抵抗および分圧用抵抗体と補助分圧抵抗体で電流検出手段43に生じる電圧変化量から正極側の時定数τaと負極側の時定数τbを求め、この時定数τa,τbから過渡現象が終息したときの電流検出手段43における検出信号V5a,V5bを下記により演算する。
先ず、図12で示すように切替手段42によりa接点オンで分圧比を変更したときの時間t0からt1、t2、t3、t4時間が経過したときの検出用抵抗R5の各電圧値V5a(t1)、V5a(t2)、V5a(t3)、V5a(t4)を計測し、時間t2−t1の時間差と電圧V5a(t2)−V5a(t1)の電圧差から(28)式で電圧V5a(t2)の微分値V5a(t2)’を求める。
Figure 2020201060
同様に時間t4−t3の時間差と電圧V5a(t4)−V5a(t3)の電圧差から(29)式で電圧V5a(t4)の微分値V5a(t4)’を求める。
Figure 2020201060
ただし、同じ時間幅の微分値とするため、(t2−t1)=(t4−t3)とする。次に、(28)、(29)式で求めた微分値V5a(t2)’、V5a(t4)’から(30)式により時定数τaを求める。
Figure 2020201060
ただし、lnは自然対数。
次に、時定数τaからa接点オンで分圧比を変更したときの時間t0でのピーク電圧V5acを(31)式により求める。
Figure 2020201060
次に、過渡現象が終息したときの最終電圧値V5arを(32)式により求める。
Figure 2020201060
ただし、txは過渡現象が終息するまでの任意の時間で、V5a(tx)はその時の電圧計測値とする。
切替手段42によりb接点オンで分圧比を変更したときの時間t5からt6、t7、t8、t9時間が経過したときの検出用抵抗R5の各電圧値V5b(t6)、V5b(t7)、V5b(t8)、V5b(t9)を計測し、時間t7−t6の時間差と電圧V5b(t7)−V5b(t6)の電圧差から(33)式で電圧V5b(t7)の微分値V5b(t7)’を求める。
Figure 2020201060
同様に時間t9−t8の時間差と電圧V5b(t9)−V5b(t8)の電圧差から(34)式で電圧V5b(t9)の微分値V5b(t9)’を求める。
Figure 2020201060
ただし、同じ時間幅の微分値とするため、(t7−t6)=(t9−t8)とする。次に、(33)、(34)式で求めた微分値V5b(t9)’、V5b(t7)’から(35)式により時定数τbを求める。
Figure 2020201060
ただし、lnは自然対数。
次に、時定数τbからb接点オンで分圧比を変更したときの時間t5でのピーク電圧V5bcを(36)式により求める。
Figure 2020201060
次に、過渡現象が終息したときの最終電圧値V5brを(37)式により求める。
Figure 2020201060
ただし、txは過渡現象が終息するまでの任意の時間で、V5b(tx)はその時の電圧計測値とする。
なお、上記では計測点を4点として説明したが、V5a(tx)またはV5b(tx)を計測する時間を等間隔とすることで任意の3点でも構わない。
過渡現象が終息したときの正極側の最終電圧値V5ar、負極側の最終電圧値V5brをV5a,V5bとして、演算手段47により正極側絶縁抵抗R2と負極側絶縁抵抗R4の演算を行う。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
4…絶縁抵抗監視装置
7…整流回路
41…電圧検出手段
42…切替手段
43…電流検出手段
44…接地線
45…増幅回路
46…A/D変換器
47…演算手段
48…切替制御手段
49…計測表示手段
50…警報手段
R1,R3…分圧用抵抗体
R2…正極側絶縁抵抗
R4…負極側絶縁抵抗
R5…検出用抵抗
R6…補助分圧抵抗体
Rg…対地絶縁抵抗
Cg…対地静電容量

Claims (4)

  1. 交流非接地電路の電圧を整流する整流回路と、
    整流された直流電圧を電圧検出信号として検出する電圧検出手段と、
    前記直流電圧を分圧する分圧用抵抗体と、
    補助分圧抵抗体を正極側と負極側に交互に切り替えて前記分圧用抵抗体の分圧比を変更する切替手段と、
    前記切替手段と大地間に設けられ、大地間に流れる電流を電流検出信号として検出する電流検出手段と、
    前記電流検出信号と前記電圧検出信号を入力し、正極側に切り替えたときの前記電流検出信号と負極側に切り替えたときの前記電流検出信号から正極側絶縁抵抗および負極側絶縁抵抗を算出し、前記正極側絶縁抵抗と前記負極側絶縁抵抗に基づいて、対地絶縁抵抗を演算する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置。
  2. 前記対地絶縁抵抗は、前記正極側絶縁抵抗と前記負極側絶縁抵抗を並列合成して求めることを特徴とする請求項1記載の交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置。
  3. 前記演算手段は、
    前記正極側絶縁抵抗、前記負極側絶縁抵抗を以下の(21)式,(27)式により算出することを特徴とする請求項1または2記載の交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置。
    Figure 2020201060
    Figure 2020201060
    R2:正極側絶縁抵抗
    R4:負極側絶縁抵抗
    V:直流電圧
    R1,R3:分圧用抵抗体
    R6:補助分圧抵抗体
    R5:電流検出手段の検出用抵抗体
    V2a=V1a+V5a
    V2b=V1b+V5b
    V4a=V3a―V5a
    V4b=V3b−V5b
    V1a:R1の電圧
    V1b:R1bの電圧
    V3a:R3aの電圧
    V3b:R3の電圧
    R1b=R1+R6
    R3a=R3+R6
    V5a:補助電圧抵抗体が正極側に切り替えられた時のR5の電圧
    V5b:補助電圧抵抗体が負極側に切り替えられた時のR5の電圧
    I5a:補助電圧抵抗体が正極側に切り替えられた時のR5に流れる電流
    I5b:補助電圧抵抗体が負極側に切り替えられた時のR5に流れる電流
  4. 前記演算手段は、
    前記切替手段を切り替えたときの過渡現象の前記電圧検出信号を正極側,負極側で同じ時間幅でそれぞれ複数回計測し、
    検出された今回の電圧検出信号と前回の電圧検出信号との電圧差を微分値で求め、
    前記微分値から正極側、負極側の各時定数を求め、
    前記各時定数から分圧比を変更した時のピーク電圧を演算し、過渡現象が終息したときの正極側の最終電圧値,負極側の最終電圧値を演算し、
    前記正極側の最終電圧をV5a、前記負極側の最終電圧値をV5bとすることを特徴とする請求項3記載の交流非接地電路の絶縁抵抗監視装置。
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