JP2020200757A - 電子錠システム - Google Patents

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JP2020200757A
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佐藤 明広
Akihiro Sato
明広 佐藤
梅村 正美
Masami Umemura
正美 梅村
信彦 瀬木
Nobuhiko Seki
信彦 瀬木
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【課題】電子キーの使用履歴を確実に残すことができる電子錠システムを提供する。【解決手段】デジタルキー1と、デジタル錠を備える保管庫51と、デジタルキー1を管理するデジタルキーボックス10と、を備える電子錠システムにおいて、デジタルキー1は、デジタルキー1を識別するためのICタグ7と連結する接触式端子5及び非接触式端子3と、デジタルキー1をデジタル錠に対して使用した時の解錠時間・施錠時間の履歴を記憶する記憶手段2と、バッテリー8と、を有する。非接触式端子3は、保管庫51のデジタル錠を非接触で開閉し、接触式端子5は、デジタルキーボックス10のキー孔に挿入され、記憶手段2が記憶する履歴を、デジタルキーボックス10のコントローラに記憶させる。【選択図】図1

Description

この発明は、電子錠システムに関するものである。
グローバル化された企業において、企業内の保管庫等に保管されている情報を守るための情報セキュリティに対するニーズは大きくなっている。
情報を取るために保管庫を開閉する際、情報セキュリティ上施錠するのはもちろんである。昨今では、保管庫の施錠をする際に使用する接触式の電子キーに保管庫の開閉を履歴する発明が広く使われるようになってきている。
さらに、接触式の電子キーから履歴を取り電子キーを保管する場所として本出願人である東海理研株式会社が保有する特許文献1に関するデジタルキーボックスがある。本デジタルキーボックスを使用することで1つのオフィス内で使用する電子キーの数を削減することができた。
例えば、医薬品の製造工場、食品工場等では衛生上の観点から手で電子キーに触れることを嫌う場合がある。そのため、通信機能を持ったカード形状のカード通信キーが使用される。カード通信キーは、デジタルキーボックスではその大きさにより管理がしにくい問題があった。そのため、接触式の電子キーとカード通信キーを合体させた複合型電子キーが考えられる。
複合型電子キーとして、特許文献2に係る発明がある。当該特許の課題は施錠をする錠前を開くときに接触式キーと通信キーを併用して用いることによりセキュリティレベルを上げることにある。
従って、当社の技術では通信キーのみで錠を開くことについては考えられていない。
そのため、当該技術では医薬品の製造工場や食品工場等で使用することはできない。
特許第5274197号公報 特許第5529954号公報
しかしながら、カード型通信キーはデジタルキーボックスでは管理しにくい問題がある。さらに、人は錠の開閉においては接触式キーである鍵形状のもの及びカード型キーのものに慣れている。
さらに、特許文献2に係る発明では複合型電子キーをデジタルキーボックスから朝取り出して夕方返却した場合には後で履歴を読み取ることになる。しかし、複合型電子キーが紛失した場合には履歴を読み取ることができなくなり履歴も紛失することになる。そのため、何か保管庫における中身の紛失等のトラブルが発生した場合には事後的に履歴により問題の特定をすることができないため問題となる。
そこで、本発明は上記問題点を解決するためのものであって、保管庫に対して複合型電子キーを使用して施錠したときに記憶手段に使用者・開時間・閉時間等が記憶され、通信手段により外部のスマートフォンに記憶した履歴を同期させ、履歴を残すことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子錠システムは、次の構成を有している。
(1)電子キーと、電子錠を備える保管庫と、前記電子キーを管理するデジタルキーボックスと、を備える電子錠システムにおいて、前記電子キーは、前記電子キーを識別するためのICタグと連結する接触式端子及び非接触式端子と、前記電子キーを前記電子錠に対して使用した時の解錠時間・施錠時間の履歴を記憶する記憶手段と、バッテリーと、を有すること、
通信媒体と、サーバーと、を備えること、前記電子キーは、前記履歴を前記通信媒体にワイヤレスで通信するワイヤレス通信手段と、前記通信媒体に、前記ワイヤレス通信手段から前記履歴が送信されること、前記履歴が前記通信媒体から前記サーバーに送信されること、を特徴とする。
(1)電子キーと、電子錠を備える保管庫と、前記電子キーを管理するデジタルキーボックスと、を備える電子錠システムにおいて、前記電子キーは、前記電子キーを識別するためのICタグと連結する接触式端子及び非接触式端子と、前記電子キーを前記電子錠に対して使用した時の解錠時間・施錠時間の履歴を記憶する記憶手段と、バッテリーと、を有すること、を特徴とすることにより、医薬品の製造工場、食品工場等で手を触れずに施錠解錠をすることができるため衛生上有利である。また、電子キーは接触式キーの鍵形状であるため非接触式の電子キーに慣れていない年配の人であっても管理することができる。
特に従前のデジタルキーボックスをそのまま利用することができ退社時に電子キーをデジタルキーボックスに格納することにより、その日の履歴を確実に収納することができる。
(2)通信媒体と、サーバーと、を備えること、前記電子キーは、前記履歴を前記通信媒体である例えばスマートフォンにワイヤレスで通信するワイヤレス通信手段と、前記通信媒体起動時に、前記ワイヤレス通信手段から前記履歴が自動送信されること、前記履歴が前記通信媒体から前記サーバーに自動送信されることにより、電子キーが紛失した場合には履歴を読み取ることができなくなり履歴も紛失することになる。そのため、何か保管庫における中身の紛失等のトラブルが発生した場合には事後的に履歴により問題の特定をすることができる。
本発明の電子錠システムの概念図を示す。 本発明に係るデジタルキーボックス10の開閉扉11が開いた状態の正面図である。 本発明に係るデジタルキーボックス10のコントローラ20の構成のブロック図である。 本発明に係るデジタルキー1のICタグ7の構成のブロック図である。 本発明に係る保管庫51の扉54が開いた状態の外観斜視図である。 本発明に係る保管庫51の扉54が閉じた状態の外観斜視図である。 本発明に係る保管庫51の制御装置57の構成のブロック図である。 本発明に係るデジタルキーボックス10の制御プログラムをフローチャートで示す。 本発明に係る保管庫51の制御プログラムをフローチャートで示す。
以下に、本発明に係る電子錠システムの一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<電子錠システムの全体構成>
図1は、本発明の実施形態にかかる電子錠システムの概念図である。
図1に示すように電子錠システムは、電子キー1と、電子錠56を備える保管庫51と、電子キー1を管理するデジタルキーボックス10と、通信媒体であるスマートフォン80と、サーバー85と、を有する。
次に、本発明に係るデジタルキーシステムの一実施の形態について図面を参照して説明する。
<デジタルキーボックスの構成>
デジタルキーボックスの全体構成について説明する。図2にデジタルキーボックス10の開閉扉11が開いた正面図を示す。
デジタルキーボックス10は、保管庫51の扉54を解錠するために使用されるデジタルキー1を集中して保管管理するためのものである。デジタルキーボックス10は、開閉扉11が付設され、通常、開閉扉11は閉じられている。
デジタルキーボックス10の開閉扉11の内側には、10個のデジタルキー1を保持するキー孔ユニット18(18Aから18Jまで)が付設されている。本実施形態においては、10個のデジタルキー1を保持するものであるが、デジタルキーの保管できる数を増やすことができる。
デジタルキーボックスの開閉扉11の右側の表面には、ICカード読取部12、指紋認証装置13、液晶表示部14が付設されている。キー孔ユニット18は、デジタルキー1が装着されるキー孔15、LED13、ネームプレート17を有している。キー孔15には、キー抜け阻止手段であるロック手段31(図3参照)により、通常デジタルキー1を抜くことができない状態となっている。
次に、デジタルキーボックス10のコントローラ20について説明する。図3にコントローラ20の構成をブロック図で示す。
コントローラ20は、CPU21、ROM22、有効時間データ設定部23、履歴記憶部24、履歴読取手段25、キーボックスタイマ26、個人認証手段27、充電選別機能36を備えている。ROM22は、制御プログラム28、デジタルキーID記憶部29、アクセス権記憶部30を備えている。
コントローラ20には、各キー孔ユニット18に対応して付設されているデジタルキー1をロックして抜けないようにするロック手段31A〜31J、デジタルキー1が装着されたときに、デジタルキー1に内蔵されたICタグ7に記憶されているデータを読み取るためのICタグデータ読取手段32A〜32J、有効時間データをデジタルキー1に書き込むための有効時間データ書込手段35A〜35J、使用者を識別するための個人ID番号や使用者が解錠許可を有している保管庫の扉を特定する扉特定データなどのデータをデジタルキー1に書き込む保管庫データ書込手段33〜33J、LED34A〜34Jが接続されている。
また、コントローラ20には、液晶表示部14、指紋認証装置13、ICカード読取部12が接続されている。
<デジタルキーの構成>
デジタルキー1(請求項中の「電子キー」)の構成について説明する。
図1に示すように、デジタルキー1は、デジタルキーを識別するためのICタグ7と連結する接触式端子5及び非接触式端子3を有する。
また、デジタルキー1をデジタル錠55(請求項中の「電子錠」)に対して使用した時の解錠時間・施錠時間の履歴を記憶する履歴記憶メモリ42(請求項中の「記憶手段」)を有する。履歴を通信媒体にワイヤレスで通信するワイヤレス通信手段2を有する。また、充電式電池8(請求項中「バッテリー」)を有する。
次に、デジタルキー1のICタグ7について説明する。図4にICタグ7の構成をブロック図で示す。
ICタグ7は、データを加工・演算するCPU40、ROM41、履歴記憶メモリ42、履歴読取手段43、キータイマ44を備えている。ROM41は、制御プログラム45、アクセス権記憶部46、使用者記憶部47を備えている。
また、ICタグ7には、充電式電池8が接続されている。
<保管庫の構成>
保管庫の構成について説明する。図5は、保管庫51の外観斜視図であって、扉54を開いた状態を示す。図6は、図5に示す保管庫51の外観斜視図であって、扉54を閉じた状態を示す。
図5及び図6に示すように、保管庫51は、2個の収納ボックス52を積み上げて固定したものである。保管庫51は、同一構造の収納ボックス52,52を使用するが、引き出し式など別構造の収納ボックスを使用していても良い。
図5に示すように、収納ボックス52は、一方に開口する箱状に形成した本体53を備える。本体53の開口部は、観音開き式の扉54,54によって開閉される。各収納ボックス52は、デジタル錠55が扉54に取り付けられ、デジタル錠55が解錠されているときに開閉が許可される。各収納ボックス52の本体53には、複数の棚58が水平に架設されている。各棚58には第1保管庫用ユニット59や第2保管庫用ユニット60がそれぞれ並べて配置されている。本実施形態においては、棚58に第1保管庫用ユニット59や第2保管庫用ユニット60を設置しているが、設置せずに棚58を通常通りの棚として使用することもできる。
図6に示すように、保管庫51は、収納ボックス52に、デジタルキー1を挿入する保管庫キー孔561を有するデジタル錠前56が取り付けられている。デジタル錠前56と各収納ボックス52のデジタル錠55は、制御装置57に接続されている。
次に、保管庫51の制御装置57について説明する。図7に制御装置57の構成をブロック図で示す。
制御装置57は、CPU61、ROM62、履歴記憶部63、及び錠前タイマ64を備えている。ROM62は、制御プログラム65、デジタルキーID記憶部66、アクセス権記憶部67を備えている。
制御装置57には、デジタル錠55、及びデジタル錠前56が接続されている。
デジタル錠前56は、保管庫キー孔561、及びロック手段562を備える。ロック手段562は、保管庫キー孔562にデジタルキー1が挿入された場合に、挿入されたデジタルキー1がアクセス権を有する場合にのみロックを解除し、デジタルキー1を回転可能な状態とする。ロックは電子制御により行われる。
<デジタルキーシステムの使用形態>
次に、実施例のデジタルキーシステムの使用形態について説明する。
(デジタルキーボックスからデジタルキーを取出す工程)
図8に、デジタルキーボックス10の制御プログラムをフローチャートで示す。
使用者は、デジタルキーボックス10の所に行き、所持しているICカードをICカード読取部12に読み取らせる(S30;YES)。そして、使用者は指紋認証装置13に指を触れさせ指紋を認証する(S31)。コントローラ20のデジタルキーID記憶部29は、ICカード読取部12が読み取ったICカードと対応する指紋を記憶しており、入力された指紋を照合する(S32)。そして、正しい指紋が入力されたときのみ(S32;YES)、開閉扉11を開放する。本実施例では、指紋認証装置13を用いているが、静脈認証装置、テンキー操作装置等により個人認証を行っても良い。個人認証を行うのは、他人のICカードを使用して不正行為が行われるのを防止するためである。
S33の後、2つのルートに分かれて制御される。コントローラ20が、使用者が現在デジタルキー1を借りていないと判断した場合には(S33;NO)、S34へ進む。一方、コントローラ20が、使用者が現在デジタルキー1を借りていると判断した場合には(S33;YES)、S42へ進む。
先に、使用者が現在デジタルキー1を借りていない場合(S33;NO)について説明する。
この場合には、液晶表示部14に、使用者が必要とする保管庫51の番号を入力させる(S34)。この場合に、液晶表示部14の特性を生かして、図示表示等を行い、使用者が容易に保管庫の番号を特定できるようにするとよい。
使用者が保管庫の番号を入力すると(S34)、番号入力が完了したか否か、液晶表示部14に表示を行い確認する(S35)。使用者は、複数の保管庫を解錠したい場合には、全ての保管庫の番号を入力する(S34,S35)。
コントローラ20は、入力された保管庫の番号を、保管庫を解錠して保管物にアクセスできるアクセス権を使用者毎に記憶するアクセス権記憶部30に照合し、個人認証に成功した使用者が入力した番号の保管庫全てにアクセス可能であるならば、保管庫データ書込手段33により入力された保管庫の番号を扉特定データとして、デジタルキーボックス10に現在収納されている図4に示すデジタルキー1のICタグ7のアクセス権記憶部46に書き込む(S36)。
デジタルキー1のICタグ13のアクセス権記憶部46に書き込みを行う際には、図4に示す充電式電池8の充電量が多いデジタルキー1を充電選別機能36により選別する(S37)。選別されたデジタルキー1のICタグ7のアクセス権記憶部46に対して、書き込みを行う。充電選別機能36により、充電量が多いデジタルキー1を使用することができるため、キータイマ44の時刻が遅れることなく正確な時刻を保つことができる。そのためデジタルキー1の充電式電池8の電池残量が少ないことによりキータイマ44の時刻が遅れることがないため、デジタルキー1の使用履歴を正確な時刻で記録することができ使用者の責任の所在を追及することができる。
また、充電式電池8の充電量が多いデジタルキー1を選別して使用しているため、充電が満タンになる前の状態で充電式電池8を頻繁に使用することがない。そのため、充電式電池8の電池寿命が長くなり、電池の交換頻度が少なくなる。
同時に、ICタグ7に、有効時間データ設定部23が設定した有効時間データと、使用者を識別するための個人のID番号(使用者識別情報の一例)を書き込む(S36)。これにより、共通のデジタルキー1が、当該使用者専用の鍵となる。もし、当該使用者がアクセス権を有しない保管庫の番号が入力されているときは、その旨、液晶表示部14に表示する。
次に、コントローラ20は、開閉扉11を開放すると同時に、データを書き込んだ任意のデジタルキー1が装着されているキー孔ユニット18のロック手段31を解除する(S38)。ロック手段31は、デジタルキー1の凹部4dを利用して、図示しないロック部材をソレノイドで駆動させて係合・解除を行っている。また、解除したキー孔ユニット18のLED34を点灯する(S38)。使用者は、LED34の点灯により、専用鍵となったデジタルキー1を簡単に抜き取ることができる。コントローラ20は、ICタグデータ読取手段32がデジタルキー1を検出しなくなったときに、デジタルキー1がキー孔15から抜き取られたと判断して(S39;YES)、認証した個人、取り出されたデジタルキー1、取り出された時間を履歴記憶部24に記憶する(S40)。その後、開閉扉11を閉じることを液晶表示部14に表示して指示する(S41)。開閉扉11が閉じられたことを確認して(S42;YES)、S30へ戻る。
本デジタルキーボックス10では、デジタルキー1を直接、キー孔15に装着させているので、キー孔ユニット18に付設されたICタグデータ読取手段32により、装着されたデジタルキー1のICタグデータを読み取って、デジタルキー1が正規の鍵であるか否かを確実に管理することができる。
(デジタルキーにより保管庫を使用する工程)
図9に、保管庫51の制御プログラムをフローチャートで示す。
取出されたデジタルキー1を保持して、アクセス権を有する保管庫1の所に行く。保管庫1のデジタル錠前56の保管庫キー孔561に、デジタルキー1を挿入する(T41;YES)。デジタルキー1には、保管庫1に対するアクセスする権利であるアクセス権がアクセス権記憶部46に記憶されている。そのため、アクセス権があることをアクセス権記憶部67で照会し、確認をする(T42)。アクセス権が確認されると(T42;YES)、ロック手段562は、ロックを解除し、デジタルキー1を回転可能な状態とする。
デジタルキー1がアクセス権照会をされ確認されたかどうかについての履歴、解錠した時間はデジタルキー1の履歴記憶メモリ42に記憶される。履歴記憶メモリ42に記憶された履歴はワイヤレス通信手段2を使って通信媒体80に送信され通信媒体記憶メモリ81に記憶される。さらに、履歴は通信媒体80からサーバー85へ送信される。サーバー85から自動でデジタルキーボックス10へと履歴を送信することもできる(T43−2)。履歴が通信媒体80からサーバー85に自動送信されることにより、デジタルキー1が紛失した場合でも履歴が残る。そのため、何か保管庫51における中身の紛失等のトラブルが発生した場合には事後的に履歴により問題の特定をすることができる。
アクセス権が確認された後に(T42;YES)、デジタルキーボックス10のキーボックスタイマ26の時間、及びデジタルキー1のキータイマ44の時間と、保管庫1の錠前タイマ64の時間を合わせるために、錠前タイマ64の時間を、キータイマ44の時間に書き換える(T43)。
錠前タイマ64の時刻を書き換えることにより、錠前タイマ64の時刻をキーボックスタイマ26の時刻にすることができる。錠前タイマ64の時刻を書き換えることにより、キーボックスタイマ26、キータイマ44、及び錠前タイマ64の時刻が全て統一されるため、保管庫51の錠前56が開けられた時刻を確実に認識することができる。錠前56が開けられた時刻を確実に認識することができることで、錠前56が解錠され、その間に保管庫51内の保管物等が盗難された等の問題があった場合において、その時刻に保管庫1を使用していた使用者を特定することができるため、使用者の責任の所在を追及することができる。
また、従来錠前56は電池式であったため、電池残量が少なくなることにより錠前タイマ64の時刻が遅れることがあった。しかし、本実施形態のように錠前タイマ64の時刻がデジタルキー1に挿入されるたびに常にキーボックスタイマ26と同じ時刻のキータイマ44の時刻に書き換えられることにより、錠前タイマ64の時刻を正確な時刻として保つことができる。
デジタルキー1のアクセス権があることが確認でき(T42;YES)、錠前タイマ64の時刻の書き換え後(T43)、デジタルキー1を錠前56の保管庫キー孔561に対して回転させることで、デジタル錠55のロックが解除される(T44)。デジタル錠55を解錠した解錠時間、及びデジタルキー1を使用する使用者のID情報を錠前57の履歴記憶部63に記憶する。デジタル錠55が解錠されることにより(T44)、扉54を開くことができる(T46)。扉54が開いた後に、使用者は、保管庫51に内部に収納された保管物にアクセスすることができる。保管物にアクセスした後に、使用者は扉54を閉める(T47)。使用者は、デジタルキー1を、保管庫キー孔561に対して最初の位置に戻るように回転させることで、デジタル錠55が施錠される(T48)。デジタルキー1が回転され最初の位置に戻り、デジタル錠55が施錠され、ロック手段562が錠前56をロックしたときに、デジタル錠55を施錠した解錠時間、及びデジタルキー1を使用する使用者のID情報を錠前57の履歴記憶部63に記憶する(T49)。
記憶された履歴記憶部63の履歴はサーバー85へ送信される。サーバー85から自動でデジタルキーボックス10へと履歴を送信することもできる(T49−2)。履歴がサーバー85に自動送信されることにより、履歴が残る。そのため、保管庫51における中身の紛失等のトラブルが発生した場合、保管庫51が壊れた場合などには事後的に履歴により問題の特定をすることができる。
さらに、今回解錠・施錠した履歴以外の過去分の解錠・施錠時間、使用者IDを記憶する(T50)。過去分の履歴を記憶することにより、過去に保管庫が何者かにより開かれ、内部の保管物が逸失したような場合の問題を把握することができる。
その後デジタルキー1を保管庫キー孔561から抜出ことにより(T51;YES)、デジタルキー1により保管庫51を使用する工程は終了する。
(デジタルキーボックスへデジタルキーを戻す工程)
次に、図8に示す、デジタルキーボックス10へデジタルキー1を戻す工程(S33;YES)について説明する。
この場合には、コントローラ20は、開閉扉11を開放すると同時に、デジタルキー1が装着されていないキー孔ユニット18のロック手段31を解除状態とする(S43)。
使用者は、デジタルキー1が装着されていない任意のキー孔15に、デジタルキー1を返却する(S44)。デジタルキー1がデジタルキーボックス10に返却されたときに、ICタグデータ読取手段32は、デジタルキー1のデジタルキーIDを読み取り、個人認証した特定の個人が借りていたデジタルキー1が返却されたことを確認し(S45;YES)、返却時間を履歴記憶部24に記憶する(S46)。次に、コントローラ20のICタグデータ読取手段32がデジタルキー1から読み取った使用履歴データが、履歴記憶部24に、個人用デジタルキー1の使用履歴として記憶される(S47)。
これにより、履歴記憶部24は、各デジタルキー1について、デジタルキーボックス10から取り出された日時、返却された日時、保管庫での使用履歴を全て記憶する。
後で、保管庫内の保管物の紛失等のトラブルが発生したときに、使用履歴をチェックすることにより、責任の所在を追及することができる。また、全ての過去分の履歴を管理していることを使用者に知らせることにより、使用者がデジタルキーボックス10からデジタルキー1を取り出した後、すばやく保管庫の利用を行うことが期待できるため、デジタルキー1が机の上に長時間置きっぱなしになるような事態を回避することができる。
その後、キーボックスタイマ26の時間をキータイマ44の時間に書き換える(S48)。デジタルキー1がデジタルキーボックス10に保管管理されたとき、キータイマ44の時刻が、キーボックスタイマ26の時刻に書き換えられることにより、デジタルキー1が持つキータイマ44の時刻を正確にすることができる。
デジタルキーボックス10は、固定された備品であり、常設的にインターネットに接続しているため、従来の電池により時刻を計るデジタルキーボックスの時計と異なりキーボックスタイマ26の時刻が遅れることがない。他方で、デジタルキー1は電池式であるため、キータイマ44の時刻が遅れることがある。しかし、キータイマ44の時刻がデジタルキーボックス10に保管されるたびに常に正確なキーボックスタイマ26に書き換えられることにより、キータイマ44の時刻を正確な時刻として保つことができる。それにより、キータイマ44の時刻が正確になり、デジタルキー1の使用した時刻が正確に記憶されるため使用履歴が正確になる。したがって、保管庫51が何者かにより開かれ、内部の保管物が逸失したような場合の問題が生じた場合の使用者の責任の所在を追及することができる。
その後、返却されたデジタルキー1の充電式電池8を充電する(S49)。デジタルキー1がデジタルキーボックス10に保管管理されているとき、充電式電池8が充電されることにより、キータイマ44の時刻が電池残量の減少により遅れることがない。
したがって、キータイマ44の時刻が遅れることなく正確な時刻を保つことができるため、デジタルキー44の使用履歴が正確になるため、問題が生じた場合の責任の所在を追及することができる。
また、充電式電池であることにより、電池の交換頻度が少なくなる。
充電式電池8を充電開始後、開閉扉11を閉じることを液晶表示部14に表示して指示する(S41)。
開閉扉11が閉じられたことを確認して(S42;YES)、S30へ戻る。
デジタルキー1は非接触式端子3を有する。そのため、保管庫51が非接触式端子に対応するものである場合には、デジタルキー1を手に持たずに施錠・解錠することができる。そのため、医薬品の製造工場、食品工場等で手を触れずに施錠解錠をすることができるため衛生上有利である。
また、デジタルキーは接触式キーの鍵形状でもあるため非接触式の電子キーに慣れていない年配の人であっても管理することができる。
さらに、本実施形態においては、特に従前のデジタルキーボックスをそのまま利用することができ退社時にデジタルキーをデジタルキーボックス10に格納することにより、その日の履歴を確実に収納することができる。
1 デジタルキー
10 デジタルキーボックス
51 保管庫
80 通信媒体
85 サーバー

Claims (1)

  1. 電子キーと、電子錠を備える保管庫と、前記電子キーを管理するデジタルキーボックスと、を備える電子錠システムにおいて、
    前記電子キーは、
    前記電子キーを識別するためのICタグと連結する接触式端子及び非接触式端子と、
    前記電子キーを前記電子錠に対して使用した時の解錠時間・施錠時間の履歴を記憶する記憶手段と、
    バッテリーと、を有すること、
    前記非接触式端子は、前記保管庫の前記電子錠を非接触で開閉すること、
    前記接触式端子は、前記デジタルキーボックスのキー孔に挿入され、前記記憶手段が記憶する前記履歴を、前記デジタルキーボックスのコントローラに記憶させること、
    を特徴とする電子錠システム。
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