JP2020200635A - 建具 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本明細書において、「見付方向」とは、枠体2に納められたスライドドア3の面方向を意味し、「見込方向」とは、屋内外方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
下枠22は、枠体2の下側に配置され、上枠21に平行に左右方向(横方向)に延びる。
縦枠23は、上枠21の左右方向の他方側の端部と下枠22の左右方向の他方側の端部とを繋いで上下方向(縦方向)に延びる。縦枠23の上端部は、上枠21の左右方向の他方側の側部の側方に配置される。
前端屈曲片213は、延出部212の前端部から下方に延び且つ下端において後側に屈曲して形成される。上枠係止片214は、延出部212の前側における前端屈曲片213の後方に配置され、下方に突出し且つ下端部において前側に屈曲し、前端において上方に突出して形成される。上枠21は、前面が開放して形成される。上枠21の前面には、上枠前面カバー24が配置されている。
上枠前面カバー24は、上枠21の内部に例えばスライドドア3を吊る吊下げ構造4(図4参照)等が配置される場合に、上枠21の内部のメンテナンスを可能とするため、上枠21の前面から取り外し可能に構成される。
前面板241は、上下方向に幅を有して左右方向に延びる板状に形成される。
上側係止片242は、前面板241の裏面の上方側に形成され、左右方向に延びると共に、後方に延び且つ後端において下方に開放する係止部242aが形成される。上側係止片242の係止部242aは、上枠21の上枠係止片214に係止される。
下端片243は、前面板241の裏面の下端部に形成され、左右方向に延びると共に、後方に延び且つ後端において上方に屈曲するL字状に形成される。
一対の側面板25は、図1に示すように、それぞれ、板状に形成され、上枠21の左右方向の両端部の側部に配置される。上枠21の左右方向の一端部側の開放端部に配置される側面板25は、上枠21の側部に固定される。また、上枠21の左右方向の他端部側の閉鎖端部の側面板25は、上枠21の側部と縦枠23の上端部の内面との間に挟まれた状態で、上枠21の側部及び縦枠23の上端部の間に固定される。
上枠前面カバー24が側面板25に取り付けられる構造は、左右方向の両端部において、左右対称であるのみで、同様の構造である。そのため、本実施形態においては、上枠前面カバー24の左右方向の開放端部側の構造について説明する。
第2取付金具245は、L字状に形成され、水平方向に延びる上面板金245aと、上面板金245aの前面側の端部から下方に延びる前面板金245bと、を有する。第2取付金具245は、前面板金245bが上枠前面カバー24の下端片243にネジ固定される。
上枠レール41は、上枠21の中空部211の前面に固定され、左右方向に延びる。上枠レール41は、前側に突出すると共に左右方向に延びるガイド部411を有する。
2つの吊車ユニット42は、左右方向に移動可能に上枠レール41に配置される。
取付部材43は、左右方向の水平方向に延びるドア側取付板材431と、ドア側取付板材431の前後方向の端部から上方に延びる吊車取付板材432と、を有する。
取付用長穴431a及び締結ネジ45は、スライドドア3の上部側の位置を調整可能な上部側屋内外方向位置調整機構51を構成する。
戸尻側ガイドローラ37は、スライドドア3が閉位置に位置する場合におけるスライドドア3の戸尻側の端部側の下方に配置され、下枠22から上方に突出するように取り付けられ、スライドドア3の戸尻側の端部側の下部をガイドする。
戸先側ガイドローラ36及び戸尻側ガイドローラ37の詳細については後述する。
下芯材前面下端片312bは、下芯材前面板312aの下端部から屋内側に突出する。
下芯材上面板312cは、下芯材前面板312aの上端部から屋内側に水平に延びる。
下芯材背面L字板312dは、下芯材上面板312cの屋内側の端部から下方に延び、かつ、下端部において屋外側に屈曲するL字状に形成される。
前面係止片332は、枠本体331の前側の下端部から前側に突出する。前面係止片332には、下芯材312の下芯材前面下端片312bが係止される。
ドア側嵌合部333は、スライドドア3の下部に固定された下部ガイド枠33の屋内側の側面に設けられ、ドア側嵌合部333には、パッキン部材34が嵌合により取り付けられている。ドア側嵌合部333は、上側嵌合溝部334と、下側嵌合溝部335と、を有する。
下側嵌合溝部335は、上側嵌合溝部334の下方に並んで形成され、屋内側の側方に開放し、上側嵌合溝部334の溝よりも上下方向に大きな幅を有する溝状に形成される。下側嵌合溝部335には、パッキン部材34の下側突出嵌合部346が嵌合する。
パッキン側嵌合部344は、上側突出嵌合部345と、下側突出嵌合部346と、を有する。
下側突出嵌合部346は、上側突出嵌合部345の下方に並んで形成され、中空部341から屋外側の側方にL字状に突出する2つのL字突出片(上方にL字状に突出した上側突出片、下方にL字状に突出した下側突出片)を有する。下側突出嵌合部346の上下方向の幅は、上側突出嵌合部345の上下方向の幅よりも大きく形成される。下側突出嵌合部346には、ドア側嵌合部333の下側嵌合溝部335に嵌合する。
屋外側面材323の表面には、複数の屋外側化粧材324が配置される。複数の屋外側化粧材324は、左右方向に幅を有して上下方向に延びて形成され、ガラス38が配置される部分を避けて、左右方向に並べられている。複数の屋外側化粧材35は、左右方向に並べられた状態で、全体として、スライドドア3の左右方向の両端部側から中央側に向けて滑らかに膨出するように形成されている。
ローラ部361は、戸先側ガイドローラ36の先端部分に設けられ、左右方向にスライド移動可能に、側方ガイド26の内部に配置される。
取付板362は、上下方向に延びて形成され、スライドドア3の戸先側の端部に取り付け可能である。
延在取付片265は、ラバー固定枠27の下部と下枠上面カバー222との間に配置された状態で、下枠22の上面に固定される。
戸先側ガイドローラ位置調整機構6は、スライドドア3の戸先側に取り付られる。
戸先側ガイドローラ位置調整機構6は、図16及び図17に示すように、4つの横長孔613が設けられた戸先側縦芯材61(縦材)と、裏板部材62と、4つの横長孔631が設けられた中間カバー部材63と、2つの縦長孔362aが設けられた戸先側ガイドローラ36と、4つの締結ネジ64と、を備える。
引っ掛け片621は、裏板部材62の上端部に配置され、戸先側縦芯材61側に突出すると共に、下方が開放する逆U字状に形成される。引っ掛け片621は、戸先側縦芯材61の内部側から、戸先側縦芯材61の引っ掛け開口612及び中間カバー部材63の引っ掛け開口632に引っ掛けることが可能である。
戸尻側ガイドローラ位置調整機構7は、スライド移動可能なスライドドア3の下部に配置された下部ガイド枠33をガイドする戸尻側ガイドローラ37の屋内外方向の位置を調整可能である。
また、収容部材72は、裏板部材71が第2位置P2に位置する場合に、裏板部材71の屋内外方向の両端部の外側には裏板部材71の屋内外方向の移動が許容される位置に一対の外壁723が形成されており、裏板部材71の屋内外方向への移動が許容される。
本実施形態の建具1は、枠体2と、枠体2内にスライド可能に配置されるスライドドア3と、スライドドア3に取り付けられる戸先側ガイドローラ36と、戸先側ガイドローラ36をスライド方向に移動可能にガイドする側方ガイド26と、戸先側ガイドローラ36の屋内外方向の位置を調整可能な戸先側ガイドローラ位置調整機構6と、を備える。
そのため、戸先側ガイドローラ位置調整機構6により、戸先側ガイドローラ36の屋内外方向の位置を容易に調整できる。
そのため、締結ネジ64を緩めて、戸先側ガイドローラ36及び裏板部材62を横長孔613に沿って移動させるだけで、戸先側ガイドローラ36の屋内外方向の位置を容易に調整できる。
そのため、締結ネジ641を緩めて、戸先側ガイドローラ36を縦長孔362aに沿って移動させるだけで、戸先側ガイドローラ36の上下方向の位置を容易に調整できる。
これにより、戸先側ガイドローラ36の屋内外方向及び上下方向の両方の調整を、共通の締結ネジ641を緩めて行うことで、容易に行うことができる。
例えば、上記実施形態では、横長孔631を戸先側縦芯材61に設けたが、これに限定されない。例えば、横長孔631を戸先側ガイドローラ36等の他の部材に設けてもよい。また、縦長孔362aを戸先側ガイドローラ36に設けたが、これに限定されない。例えば、縦長孔362a等の他の部材に設けてもよい。
2 枠体
3 スライドドア(戸体)
6 戸先側ガイドローラ位置調整機構(屋内外方向調整機構、上下方向調整機構)
26 側方ガイド(ガイドレール)
36 戸先側ガイドローラ(ガイド部材)
62 裏板部材
362a 縦長孔
631 横長孔
64 締結ネジ
61 戸先側縦芯材(縦材)
622 突出平板(突出片)
614 水平保持ガイド溝(ガイド溝)
621 引っ掛け部
613 横長孔
641 締結ネジ
Claims (7)
- 枠体と、
前記枠体の内にスライド可能に配置される戸体と、
前記戸体に取り付けられるガイド部材と、
前記ガイド部材をスライド方向に移動可能にガイドするガイドレールと、
前記ガイド部材の屋内外方向の位置を調整可能な屋内外方向調整機構と、を備える、建具。 - 前記屋内外方向調整機構は、前記戸体の見付方向の一端部の内部に配置され屋内外方向に移動可能な裏板部材と、屋内外方向に延びる横長孔と、前記横長孔を貫通した状態で前記ガイド部材と前記裏板部材とを締結する締結ネジと、を更に有する請求項1に記載の建具。
- 前記戸体は、見付方向の一端部に配置され上下方向に延びる縦材を有し、
前記裏板部材は、前記縦材の内側に配置され、
前記裏板部材には、屋内外方向に水平に延びる突出片が形成され、
前記縦材には、前記突出片を屋内外方向に水平にガイドするガイド溝が形成される、請求項2に記載の建具。 - 前記戸体は、見付方向の一端部に配置され上下方向に延びる縦材を有し、
前記裏板部材は、前記縦材の内側に配置され、
前記裏板部材には、前記縦材に引っ掛けることが可能な引っ掛け部が形成される、請求項2又は3に記載の建具。 - 前記ガイド部材の上下方向の取り付け位置を調整可能な上下方向調整機構を更に備える、請求項1〜4のいずれかに記載の建具。
- 前記上下方向調整機構は、上下方向に延びる縦長孔と、前記縦長孔を貫通した状態で前記ガイド部材と前記戸体とを締結する締結ネジと、を有する、請求項5に記載の建具。
- 枠体と、
前記枠体の内にスライド可能に配置される戸体と、
前記戸体に取り付けられるガイド部材と、
前記ガイド部材をスライド方向に移動可能にガイドするガイドレールと、
前記ガイド部材の屋内外方向の位置を調整可能な屋内外方向調整機構と、
前記ガイド部材の上下方向の取り付け位置を調整可能な上下方向調整機構と、を備え、
前記屋内外方向調整機構は、屋内外方向に延びる横長孔を有し、
前記上下方向調整機構は、上下方向に延びる縦長孔を有し、
前記横長孔と前記縦長孔とは、一部が重なって配置され、
前記屋内外方向調整機構及び前記上下方向調整機構は、前記戸体の見付方向の一端部の内部に配置される裏板部材と、前記縦長孔及び前記横長孔を貫通した状態で前記ガイド部材と前記裏板部材とを締結する締結ネジと、を更に有する建具。
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