JP2020200385A - 塗膜除去工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗膜を容易に剥離・除去することができる、塗膜除去工具を提供する。【解決手段】塗膜除去工具1Aは、導電性基材101上に形成された塗膜102を電気分解により除去するための塗膜除去工具である。塗膜除去工具1Aは、電気分解用電極2と、導電性基材101と塗膜102との間に挿入可能な挿入部3と、を備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、塗膜除去工具に関する。
導電性基材上に形成された塗膜を電気分解により除去するための従来の塗膜除去工具としては、例えば、特許文献1に記載された可搬型電極がある。こうした従来の塗膜除去工具によれば、前記塗膜を電気分解より剥離させることができる。
特開2015−182024号公報
しかしながら、上記従来の塗膜除去工具の場合、前記塗膜を前記電気分解により剥離した後、他の工具(例えば、スクレーパ)を使用することにより、当該塗膜を前記導電性基材上から別途除去する必要がある。即ち、従来の塗膜除去工具では、塗膜の除去作業が煩雑であった。
本発明の目的は、塗膜を容易に剥離・除去することができる、塗膜除去工具を提供することにある。
本発明に係る塗膜除去工具は、導電性基材上に形成された塗膜を電気分解により除去するための塗膜除去工具であって、電気分解用電極と、前記導電性基材と前記塗膜との間に挿入可能な挿入部と、を備えている。
本発明に係る塗膜除去工具は、前記電気分解用電極と前記導電性基材との接触を防ぐ絶縁部をさらに備えていることが好ましい。
本発明に係る塗膜除去工具は、前記電気分解用電極と前記絶縁部との間に、隙間を有するものとすることができる。
本発明に係る塗膜除去工具は、前記電気分解用電極と前記絶縁部との間に、隙間を有しないものとすることができる。
本発明に係る塗膜除去工具において、前記挿入部は、電解液を保持可能であることが好ましい。
本発明に係る塗膜除去工具は、電解液ストッパ部をさらに備えていることが好ましい。
本発明に係る塗膜除去工具において、前記挿入部は、前記工具の進行方向に延在する2つ以上の支持部に掛け渡された線状部材で構成されているものとすることができる。
本発明に係る塗膜除去工具において、前記挿入部は、前記工具の進行方向に延在する線状部材で構成されているものとすることができる。
本発明によれば、塗膜を容易に剥離・除去することができる、塗膜除去工具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る塗膜除去工具を示す斜視図である。 図1の塗膜除去工具の平面図である。 図2のA−A断面図である。 図1の塗膜除去工具の正面図である。 図1の塗膜除去工具の底面図である。 図1の塗膜除去工具を用いて塗膜を除去する方法の一例を簡略的に説明するための断面図である。 図1の塗膜除去工具を用いて塗膜を除去する方法の一例を簡略的に説明するための他の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る塗膜除去工具を示す斜視図である。 図8の塗膜除去工具の平面図である。 図9のA−A断面図である。 図8の塗膜除去工具の正面図である。 図8の塗膜除去工具の底面図である。 図8の塗膜除去工具を用いて塗膜を除去する方法の一例を簡略的に説明するための拡大断面図である。 本発明に係る塗膜除去工具のフレームの変形例を示す概略図である。 本発明に係る塗膜除去工具のフレームの他の変形例とともに、挿入部の他の変形例を示す概略図である。 本発明に係る塗膜除去工具のフレームの他の変形例とともに、挿入部の他の変形例を示す概略図である。 本発明に係る塗膜除去工具のフレームとともに、挿入部の他の変形例を示す概略図である。 本発明に係る塗膜除去工具のフレームとともに、挿入部の他の変形例を示す概略図である。 本発明に係る塗膜除去工具の使用により、生じさせ得る電気分解反応の一例を概略的に示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明のいくつかの実施形態に係る塗膜除去工具について説明をする。なお、以下の説明において、「表側の面」とは、前記塗膜除去工具の使用の際に前記導電性基材と接触しない面をいう。また、「裏側の面」とは、前記表側の面と対向する面であって、前記塗膜除去工具の使用の際に前記導電性基材と接触可能な面をいう。更に、以下の説明において、実質的に同一の部分は、同一の符号を用いて、その説明を省略する。
[塗膜除去工具1A]
図1〜図5には、本発明の第1実施形態に係る塗膜除去工具1Aを示す。塗膜除去工具1Aは、導電性基材上に形成された塗膜を電気分解により剥離させつつ、当該塗膜を除去するための塗膜除去工具である。また、図6および図7は、塗膜除去工具1Aを用いて塗膜を除去する方法の一例を簡略的に説明するための断面図である。図6を参照すれば、本実施形態において、塗膜剥離剤は、電解液103である。電解液103は、例えば、導電性基材101上および当該導電性基材101と塗膜102との間の界面Bでの、電気分解反応により、ラジカルを発生させ、当該ラジカルによって、導電性基材101と塗膜102との結合を切り離す。
図6を参照すれば、本実施形態に係る塗膜除去工具1Aは、電気分解用電極2と、導電性基材101と塗膜102との間に挿入可能な挿入部3と、電気分解用電極2と導電性基材101との接触を防ぐ絶縁部4と、これらを取り付けるためのフレーム5と、を備える。
本実施形態において、電気分解用電極2は、既存の電極材料で形成することができる。前記電極材料の具体例としては、白金、銅、グラファイト、銅タングステン、アルミニウム、カーボン等が挙げられる。好ましくは、電気分解用電極2は、白金で形成する。また、電気分解用電極2の形状は、特に限定されるものではない。本実施形態では、電気分解用電極2は、プレート状またはフィルム状の矩形形状を有している。
また、図6を参照すれば、本実施形態において、電気分解用電極2は、電源装置104に接続可能である。本実施形態では、電気分解用電極2は、例えば、電極コード61を介して、電源装置104の一方の端子に接続することができる。これにより、電気分解用電極2は、アノード(陽極)またはカソード(陰極)のいずれか一方の極になることができる。本実施形態では、電気分解用電極2は、アノードとなる。なお、本実施形態では、導電性基材101は、例えば、電極コード62を介して電源装置104の他方の端子に接続することができる。これにより、導電性基材101は、アノード(陽極)またはカソード(陰極)のいずれか他方の極になることができる。本実施形態では、導電性基材101は、カソードとなる。
また、例えば、図1を参照すれば、本実施形態において、挿入部3は、線状部材である。前記線状部材の太さ(厚さ)は、例えば、基材101、塗膜102の材質、塗膜102の厚さ、基材101と塗膜102との結合部の強さ(結合力)、線状部材の材質に応じて、適宜選択することができる。前記線状部材は、様々な材料で形成することができる。挿入部3は、電解液103を保持可能であることが好ましい。こうした挿入部3としては、例えば、構造的に電解液103を保持できるものが挙げられる。こうした構造的なものとしては、例えば、多孔質構造、撚り線構造で構成されているものが挙げられる。多孔質構造を有する材料の例としては、楮、みつまた、がんぴ、多孔質セラミックスなどが挙げられる。また、撚り線構造の例としては、例えば、天然繊維および化学繊維の少なくともいずれか一方の繊維を撚り合わせた糸が挙げられる。例えば、天然繊維としては絹等が、化学繊維としてはナイロン、ポリエステル、PTFE等が挙げられる。或いは、挿入部3は、単繊維からなる糸とすることも可能である。また、挿入部3としては、例えば、材料的に電解液103を保持できるものが挙げられる。材料的に電解液103を保持できるものとしては、例えば、吸水性を有するもの、例えば、高分子吸収体で形成されたものが挙げられる。また、挿入部3は、ゴム等の弾性材料で形成することができる。この場合、挿入部3は、様々な形状に変形させることができる。ただし、挿入部3は、前記線状部材に限定されるものではない。挿入部3は、前記線状部材に代えて、例えば、界面Bに挿入可能な先端を有するブレード部材(板状部材)とすることができる。
また、本実施形態において、絶縁部4は、電流を遮断する、既存の絶縁体で形成することができる。前記絶縁体としては、電気絶縁性プラスチックで形成された絶縁テープまたは絶縁フィルム、絶縁紙、導電体の周囲をプラスチック等で絶縁したもの等が挙げられる。また、絶縁部4の形状は、電気分解用電極2と導電性基材101との接触を防ぐことが可能であれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、絶縁部4は、プレート状またはフィルム状の矩形形状を有している。
更に、図1を参照すれば、本実施形態において、フレーム5は、2つのアーム部51と、連結部52と、把持部53と、を備えている。図2に示すように、2つのアーム部51は、塗膜除去工具1Aの使用時に、当該塗膜除去工具1Aの進行方向に沿うように延在している。図3に示すように、本実施形態では、アーム部51は、側面視において、塗膜除去工具1Aの裏側に向かって突出するように湾曲している。ただし、本発明によれば、アーム部51は、側面視において、直線的に延在させることもできる。また、図2に示すように、2つのアーム部51は、塗膜除去工具1Aの幅方向(本実施形態では、塗膜除去工具1Aの進行方向および表裏方向に対して直交する方向)に間隔を置いて配置されている。本実施形態において、2つのアーム部51の前端51aは、塗膜除去工具1Aの進行方向前側に向いている。これに対し、2つのアーム部51の後端は、連結部52を介して連結されている。これにより、連結部52は、2つのアーム部51を、幅方向に間隔を置いて片持ち支持する。なお、本実施形態では、フレーム5は、アーム部51、連結部52および把持部53を一体に備えている。また、本実施形態では、フレーム5は、絶縁材料で形成されている。本発明によれば、フレーム5の少なくともアーム部51が絶縁材料で形成されているものとすることができる。前記絶縁材料としては、電気絶縁性プラスチック等が挙げられる。
本実施形態において、電気分解用電極2は、フレーム5に取り付けられている。電気分解用電極2は、2つのアーム部51に掛け渡されて幅方向に延在している。詳細には、電気分解用電極2は、2つのアーム部51に固定されている。本実施形態では、電気分解用電極2は、アーム部51の表側の面51f1に固定されている。更に、本実施形態では、電気分解用電極2は、2つのアーム部51とともに連結部52に固定されている。本実施形態では、電気分解用電極2は、連結部52の表側の面52f1に固定されている。ただし、本発明によれば、電気分解用電極2は、2つのアーム部51のみに固定することができる。この場合、電気分解用電極2は、連結部52との間に開口部を形成することもできる。
また、本実施形態において、挿入部3は、フレーム5に取り付けられている。本実施形態において、挿入部3は、2つのアーム部51に掛け渡された線状部材3aである。本実施形態では、線状部材3aは、幅方向に延在している。詳細には、挿入部3は、2つのアーム部51に固定されている。図3に示すように、本実施形態では、挿入部3は、2つのアーム部51の内側面(互いに向かい合う面)51f2に固定されている。詳細には、挿入部3は、図3に示すように側面視において、アーム部51の前端51aの位置に固定されている。また、図4は、塗膜除去工具1Aの正面図である。図4に示すように、さらに、本実施形態では、挿入部3は、正面視において、当該アーム部51の裏側の面51f3と一致する位置に配置されている。即ち、本実施形態では、挿入部3は、アーム部51の裏側の面51f3に隣接(好ましくは、一致)する位置であって、当該アーム部51の前端51aの下端隅部に掛け渡されている。
また、本実施形態において、絶縁部4は、フレーム5に取り付けられている。図5を参照すれば、絶縁部4は、2つのアーム部51に掛け渡されて幅方向に延在している。詳細には、絶縁部4は、2つのアーム部51に固定されている。図5に示すように、本実施形態では、絶縁部4は、2つのアーム部51の裏側の面51f3に固定されている。更に、本実施形態では、絶縁部4は、2つのアーム部51とともに連結部52に固定されている。本実施形態では、絶縁部4は、連結部52の裏側の面52f3に固定されている。ただし、本発明によれば、絶縁部4は、2つのアーム部51のみに固定することができる。この場合、絶縁部4は、連結部52との間に開口部を形成することもできる。
図3を参照すれば、本実施形態に係る塗膜除去工具1Aは、電気分解用電極2と絶縁部4との間に隙間Cを有している。本実施形態では、隙間Cは、フレーム5とともに、バケット部(容器状の部分)を形成している。詳細には、前記バケット部は、電気分解用電極2、絶縁部4、並びに、フレーム5の2つのアーム部51および連結部52によって形成された空間である。更に詳細には、前記バケット部は、当該バケット部の前側に開口部Aを有している。これによって、前記バケット部は、塗膜除去工具1Aを進行方向前側に進行させたとき、導電性基材101上の電解液103を取り込むことができる。
次に、図6および図7を参照して、塗膜除去工具1Aの基本的な使用方法について説明をする。
本発明によれば、塗膜102に電解液103含浸させることなく、導電性基材101上に電解液103を供給することによって、当該電解液103を界面Bの側面から直接供給することができる。また、図6に示すように、少なくとも塗膜102上に、予め電解液103を供給しておくこともできる。電解液103の供給方法としては、例えば、塗膜102に電解液103を接触させることにより、当該電解液103を塗膜102に含浸させることができる。具体例としては、電解液103は予め、塗膜102上に塗布しておくことにより、塗膜102に含浸させることができる。ただし、電解液103の供給方法は、特に限定されるものではなく、導電性基材101の形状等に応じて、適宜選択することができる。その場合、図6に示すように、界面Bの端(界面Bの延在方向端)が露出するように、予め欠損部分を形成しておくことが好ましい。この場合、塗膜102から含浸させた電解液103とともに、導電性基材101上の電解液103も併せて、界面Bに十分に供給することができる。また、予め欠損部を形成して界面Bの端を露出させなくてもよい。
[電源接続工程]
図6は、導電性基材101上に形成された塗膜102とともに、塗膜除去工具1Aを概略的に示している。塗膜除去工具1Aを使用する際には初めに、電解液103に電気を流すための回路を形成する。本実施形態では、塗膜除去工具1Aの電気分解用電極2を電源装置104の一方の端子に接続するとともに、導電性基材101を電源装置104の他方の端子に接続する。これにより、塗膜除去工具1Aの電気分解用電極2と導電性基材101との間に電位差を生じさせることができる。
[工具送り工程]
電源装置104に接続した後、塗膜除去工具1Aを導電性基材101に沿って進行方向前側に送る。このとき、使用者は、把持部53を把持することにより、図6の矢印で示すように、塗膜除去工具1Aを進行方向前側に送ることができる。具体的には、使用者は、塗膜除去工具1Aの挿入部3を導電性基材101の塗膜形成面101fに接触させ、そのまま、当該塗膜形成面101fに沿って、塗膜除去工具1Aを進行させる。これにより、塗膜除去工具1Aは、当該塗膜除去工具1Aの挿入部3が導電性基材101と塗膜102との間に挿入されるように進行方向前側に送られる。このとき、電気分解用電極2は、絶縁部4によって、導電性基材101と電気的に絶縁されている。
この例では、塗膜除去工具1Aが進行方向前側に送られると、導電性基材101上の電解液103はまず、塗膜除去工具1Aの挿入部3に接触する。次いで、導電性基材101上の電解液103は、塗膜除去工具1Aの電気分解用電極2と接触する。このとき、導電性基材101上の電解液103には、電気分解用電極2と導電性基材101との間に生じた電位差によって電流が流れる。この電流の流れによって、界面Bに浸透した電解液103および当該界面Bに隣接する導電性基材101上の電解液103には、当該電解液103の電気分解によってラジカルが発生する。当該ラジカルは、界面Bにおける導電性基材101と塗膜102との結合を切り離す。これにより、塗膜除去工具1Aを用いれば、塗膜除去工具1Aを進行方向前側に送るだけの操作によって、塗膜102を導電性基材101から剥離させることができる。また、塗膜除去工具1Aの挿入部3は、導電性基材101と塗膜102との間に挿入可能である。挿入部3は、導電性基材101と塗膜102との間に挿入されることによって、導電性基材101と塗膜102とを分離する。これにより、塗膜除去工具1Aを用いれば、塗膜除去工具1Aを進行方向前側に送るだけの操作によって、塗膜102を導電性基材101から確実に除去することができる。即ち、図7に示すように、塗膜除去工具1Aの挿入部3は、電解液103の電気分解と同時に、または、当該電気分解に引き続いて連続的に、塗膜102を導電性基材101から確実に除去することができる。
上述のとおり、塗膜除去工具1Aによれば、塗膜102を剥離させるための電気分解処理と、剥離させた塗膜102を除去するための塗膜除去処理と、を同時または連続的に行うことができる。このため、本実施形態に係る塗膜除去工具1Aによれば、当該塗膜除去工具1Aを進行方向前側に送るだけの簡単な操作によって、導電性基材101上に形成された塗膜102を一度に剥離・除去することができる。したがって、本実施形態に係る塗膜除去工具1Aによれば、塗膜102を容易に剥離・除去することができる、塗膜除去工具を提供することができる。
また、塗膜除去工具1Aは、電気分解用電極2と導電性基材101との接触を防ぐ絶縁部4をさらに備えている。この場合、電解液103に電気を流したときも、当該電気を漏電させるような余計な回路が形成されない。また、電気分解用電極2が導電性基材101と接触することによる短絡を防止することができる。したがって、塗膜除去工具1Aが絶縁部4を備えれば、塗膜102を除去する作業時において、電気分解用電極2と導電性基材101との間が確実に絶縁されるため、作業性に優れる。
また、塗膜除去工具1Aは、電気分解用電極2と絶縁部4との間に、隙間Cを有している。当該隙間Cには、図7に示すように、開口部Aを通して電解液103を含んでおくことができる。この場合、隙間Cに含まれた電解液103を、電気分解用電極2の裏側の面2f3において電気分解できる。これにより、電気分解用電極2の表側の面2f1にて行うことと併せることにより、界面Bには、導電性基材101上の電解液103および塗膜102に含浸させた電解液103を通して、より多くのラジカルが得られる。したがって、本実施形態によれば、導電性基材101からの塗膜102の剥離を促進させることができる。
ところで、本発明によれば、塗膜除去工具1Aは、隙間Cのみを備えるものとすることも可能であるが、本実施形態において、塗膜除去工具1Aは、電解液ストッパ部をさらに備えている。本実施形態において、前記電解液ストッパ部は、フレーム5を構成するアーム部51および連結部52である。本実施形態では、連結部52が前記電解液ストッパ部であることから、図7に示すように、連結部52は、塗膜除去工具1Aの送り(前側への進行)に伴う、隙間Cからの電解液103の後側への流出を抑えることができる。この場合、隙間Cに含まれた電解液103は、塗膜除去工具1Aとともに、界面Bに向かって移動する。このため、界面Bには、電気分解用電極2の裏側の面2f3で電気分解された電解液103が効率的に供給される。このように、電解液ストッパ部としてのフレーム5の連結部52が隙間Cに含まれた電解液103の後側への流出を抑制すれば、余分な回路が形成されず、導電性基材101からの塗膜102の剥離を促進させることができる。また、前記電解液ストッパ部の効果により電解液103の流出を防ぐことができ、塗膜102を除去する際に要する電解液103が少量で済む。また、この場合、フレーム5の連結部52によって電解液103の流出が抑えられる分、当該電解液103が挿入部3に供給されることになる。このため、挿入部3と接する界面Bからの塗膜102の除去も容易となる。さらに、本実施形態では、アーム部51が前記電解液ストッパ部であることから、アーム部51は、塗膜除去工具1Aの送りに伴う、隙間Cからの電解液103の幅方向への流出を抑えることができる。このため、界面Bには、電気分解用電極2の裏側の面2f3で電気分解された電解液103がさらに効率的に供給される。このように、電解液ストッパ部としてのフレーム5のアーム部51が隙間Cに含まれた電解液103の幅方向への流出を抑制すれば、導電性基材101からの塗膜102の剥離をさらに促進させることができる。また、この場合、フレーム5のアーム部51によって電解液103の流出がさらに抑えられる分、当該電解液103がさらに挿入部3に供給されることになる。このため、挿入部3と接する界面Bからの塗膜102の除去もさらに容易となる。
本発明によれば、隙間Cは、上述のように、前記電解液ストッパ部のみで区画することが可能であるが、特に、本実施形態では、上述のとおり、隙間Cは、フレーム5とともに、電気分解用電極2および絶縁部4によってバケット部を形成している。この場合、隙間Cからの電解液103の流出をさらに一層抑えることができる。このため、本実施形態によれば、導電性基材101からの塗膜102の剥離をさらに一層促進させることができる。また、挿入部3と接する界面Bからの塗膜102の除去もさらに一層容易となる。
ところで、電気分解による剥離処理は、電解液103の浸透が重要である。しかしながら、当該浸透の程度は、塗膜102の膜厚(厚み)によって変動する可能性がある。具体的には、電解液103を塗膜102に対して同じ時間だけ含浸させても、塗膜102に含浸させた電解液103が界面Bに達している部分は、塗膜102の膜厚の違いによって異なる。このため、剥離によって塗膜102の除去が容易な部分も、膜厚の違いによって異なることがある。これに対して、上述のとおり、塗膜除去工具1Aの挿入部3は、電解液103を保持することができる。このため、塗膜除去工具1Aの挿入部3は、当該挿入部3に保持された電解液103への通電によって、ラジカルを発生させることができる。このように、挿入部3近傍からもラジカルを発生させれば、導電性基材101と塗膜102との間の結合を切り離す剥離力を向上させることができる。このように、塗膜除去工具1Aによれば、塗膜102の膜厚の変動に伴う塗膜102の除去し難さが抑えられる。これにより、当該塗膜除去工具1Aの送り操作が容易になる。したがって、本実施形態によれば、導電性基材101上に形成された塗膜102を、スムーズな操作で除去することができる。
[塗膜除去工具1B]
図8〜図12には、本発明の第2実施形態に係る塗膜除去工具1Bを示す。また、図13は、塗膜除去工具1Bを用いて塗膜を除去する方法の一例を簡略的に説明するための拡大断面図である。塗膜除去工具1Bは、塗膜除去工具1Aの変形例である。
図8を参照すれば、本実施形態に係る塗膜除去工具1Bは、塗膜除去工具1Aと同様、電気分解用電極2と、挿入部3と、絶縁部4と、フレーム5と、を備える。
塗膜除去工具1Bは、塗膜除去工具1Aと異なり、電気分解用電極2と絶縁部4との間に、隙間Cを有しない。図9を参照すれば、本実施形態において、電気分解用電極2は、幅方向に延在する電気分解用電極である。さらに、図10を参照すれば、本実施形態において、電気分解用電極2は、絶縁部4に取り付けられている。詳細には、電気分解用電極2の裏側の面2f3と、絶縁部4の表側の面4f1とが、隙間なく密着している。即ち、塗膜除去工具1Bは、塗膜除去工具1Aと異なり、電気分解用電極2と、当該電気分解用電極2の裏側の面2f3に配置された絶縁部4との間には、隙間Cを有しない。この場合、隙間Cを有しない分、塗膜除去工具1Bのコンパクト化を図ることができる。また、電気分解用電極2と絶縁部4との間に隙間Cを設定する工程が不要となる分、製造が容易になる。さらに、絶縁部4から掬い取った電解液103を電気分解用電極2の表側の面2f1上で電気分解できるため、塗膜102を除去する際に使用する電解液103の少量化を図ることができる。なお、図11を参照すれば、塗膜除去工具1Bは、フレーム5の表側の領域のうち、アーム部51と連結部52とで区画された領域が外部に開放されている。また、図12を参照すれば、電気分解用電極2は、アーム部51の内側面51f2に固定されている。これにより、本実施形態では、電気分解用電極2は、2つのアーム部51に掛け渡されて幅方向に延在している。
塗膜除去工具1Bの基本的な使用方法は、塗膜除去工具1Aの使用方法と同様である。図7に示すように、塗膜除去工具1Aによれば、電解液103の電気分解は、電気分解用電極2の裏側の面2f3にて行うことができるとともに、当該電気分解用電極2の表側の面2f1にても行うことができる。一方、図13に示すように、塗膜除去工具1Bによれば、電解液103の電気分解は、電気分解用電極2の表側の面2f1にて行うことができる。
ところで、本発明に係る塗膜除去工具によれば、当該塗膜除去工具は、上述の各実施形態のように、塗膜除去工具の進行方向に延在する2つ以上の支持部に掛け渡された線状部材で構成されているものとすることができる。この場合、広い範囲の塗膜102を、複数の支持部の間に線状部材を掛け渡しただけの簡易な構成で除去することができる。
例えば、図2を参照すれば、塗膜除去工具1Aは、2つのアーム部51(支持部)を互いに幅方向に間隔を置いて備えている。また、塗膜除去工具1Aにおいて、挿入部3は、2つのアーム部51に掛け渡されて幅方向に延在している線状部材3aである。また、例えば、図9に示すように、塗膜除去工具1Bも、線状部材3aの挿入部3を有し、アーム部51の構成も塗膜除去工具1Aと同様である。これらの各実施形態は、主として、導電性基材101の塗膜形成面101fが平面である場合を想定している。この場合、線状部材3aは、2つのアーム部51の間に線状部材を掛け渡しただけの簡易な構成で、幅方向の広い範囲で、塗膜102を除去することができる。
図14には、本発明に係る塗膜除去工具のフレーム5の変形例を示す。このフレーム5は、上述の各実施形態と同様、導電性基材101の塗膜形成面101fが平面である場合を想定している。このフレーム5は、2つのアーム部51の後端を直結させている。このため、図14のフレーム5は、連結部52が省略された簡易な構成となる。なお、このフレーム5において、前記電解液ストッパ部は、2つのアーム部51で構成されることとなる。
図15には、本発明に係る塗膜除去工具のフレーム5の他の変形例とともに、挿入部3の他の変形例を示す。このフレーム5は、導電性基材101の塗膜形成面101fが曲面である場合を想定している。このフレーム5は、3つのアーム部51を備える。3つのアーム部51は、連結部52を介して把持部53に連結されている。挿入部3は、円弧状に延在している線状部材3bである。この例では、線状部材3bは、3つのアーム部51に掛け渡されている。線状部材3bは、導電性基材101の塗膜形成面101fが円弧断面である場合に有効である。
図16には、本発明に係る塗膜除去工具のフレーム5の他の変形例とともに、挿入部3の他の変形例を示す。このフレーム5は、導電性基材101の塗膜形成面101fが円筒面である場合を想定している。このフレーム5は、4つのアーム部51を備える。4つのアーム部51は、環状の連結部52に連結されている。連結部52の内径は、導電性基材101の塗膜形成面101fが円筒形の場合、当該塗膜形成面101fの外径と同径以上、好ましくは、導電性基材101の塗膜形成面101fの外径よりも大きな内径である。挿入部3は、環状に延在している線状部材3cである。この例では、線状部材3cは、4つのアーム部51に掛け渡されている。線状部材3cは、導電性基材101の塗膜形成面101fが円筒面である場合に有効である。なお、線状部材3cは、2以上のアーム部51に掛け渡された線状部材とすることができる。
また、本発明に係る塗膜除去工具によれば、挿入部3は、当該塗膜除去工具の進行方向に延在する線状部材で構成されているものとすることもできる。この場合、細かい部分の塗膜102を、前記線状部材を当該塗膜除去工具の進行方向に延在させただけの簡易な構成で除去することができる。
図17には、本発明に係る塗膜除去工具のフレーム5の他の変形例とともに、挿入部3の他の変形例を示す。このフレーム5は、塗膜除去工具1Aおよび1Bと同様のフレームである。挿入部3は、アーム部51の延在方向に沿って延在する線状部材3dである。この例では、挿入部3は、複数の線状部材3dを含んでいる。線状部材3dは、導電性基材101の塗膜形成面101fが凹凸面である場合に有効である。また、線状部材3dは、導電性基材101の塗膜形成面101fが凹凸面である場合の他に、ボルト・ナット等の隅部に形成された塗膜102を除去する際にも有効である。なお、本発明によれば、アーム部51は省略することができる。
図18は、本発明に係る塗膜除去工具のフレーム5とともに、挿入部3の他の変形例を示す。この例においても、挿入部3は、複数の挿入部を含んでいる。この例では、複数の挿入部3には、線状部材3aと、線状部材3dとが含まれる。詳細には、複数の挿入部3には、1つの線状部材3aと、複数の線状部材3dとが含まれる。図18において、フレーム5は、図17と同様のフレームである。この例では、複数の線状部材3dが導電性基材101の塗膜形成面101fの細かい部分(例えば、上述の凹凸面の部分)の塗膜102を除去する。また、この例では、1つの線状部材3aが、広い範囲の塗膜102を除去する。
図19は、本発明に係る塗膜除去工具の使用により、生じさせ得る電気分解反応の一例を概略的に示す。図19を参照すれば、一例としての電解液103は、その電気分解反応により、導電性基材101と塗膜102との間の界面Bの付近に、ヒロドキシラジカルを発生させ、当該ヒロドキシラジカルによって、導電性基材101と塗膜102との結合を切り離す。こうした電解液103としては、例えば、水溶性高分子化合物と、電解質と、水と、を含み、0.1S-1における粘度が、20Pa・s以上5000Pa・s以下であり、100S-1における粘度が、0.0001Pa・s以上40Pa・s以下であるものが挙げられる。なお、膜厚200μmの塗膜102を除去する場合、電源装置104の電圧は、例えば、20Vとすることができる。
上述した各実施形態に係る塗膜除去工具は、例えば、橋、タンク等の大型構造物、タンカー等の船舶において、耐食性等を付与する目的で、導電性基材101に形成された塗膜102を除去するために使用することができる。また、自動車、鉄道車両などの車両、航空機、船舶、建築物、家具、建具、電化製品等の導電性基材をリサイクルする目的で導電性基材101に形成された塗膜102を除去するために使用することができる。導電性基材101の材料は、電力の供給により電流が流れるものであれば、特に限定されるものではない。具体例としては、金属、導電性樹脂によって形成されたものが挙げられる。
上述したところは、本発明のいくつかの実施形態について説明を行ったにすぎず、特許請求の範囲に従えば、様々な変更が可能となる。例えば、上述の各実施形態において、絶縁部4は省略することができる。また、上述した各実施形態に係る塗膜除去工具は、手動工具として説明したが、産業用ロボット等の自動制御装置に採用することができる。また、本発明によれば塗膜除去工具は、電源装置104とともに、塗膜除去装置を構成することができる。前記塗膜除去装置は、本発明に係る塗膜除去工具と、当該塗膜除去工具の電気分解用電極2と導電性基材101とに接続可能な電源装置104と、を備えるものとすることができる。この場合、本発明に係る塗膜除去工具は、電気分解用電極2と挿入部3とを備えるものとすることができる。上述した各実施形態に採用された様々な構成は、互いに組み合わせて使用することができる。また、上述した各実施形態に採用された様々な構成は、相互に適宜、置き換えることができる。
1A:塗膜除去工具(第1実施形態), 1B:塗膜除去工具(第2実施形態), 2:電気分解用電極, 3:挿入部, 3a:線状部材, 3b:線状部材, 3c:線状部材, 3d:線状部材, 4:絶縁部, 5:フレーム, 51:アーム部(支持部:電解液ストッパ部), 52:連結部(電解液ストッパ部), 53:把持部, 101:導電性基材, 102:塗膜, 103:電解液, 104:電源装置

Claims (8)

  1. 導電性基材上に形成された塗膜を電気分解により除去するための塗膜除去工具であって、
    電気分解用電極と、
    前記導電性基材と前記塗膜との間に挿入可能な挿入部と、
    を備えた、塗膜除去工具。
  2. 前記電気分解用電極と前記導電性基材との接触を防ぐ絶縁部をさらに備えた、請求項1に記載の塗膜除去工具。
  3. 前記電気分解用電極と前記絶縁部との間に、隙間を有する、請求項2に記載の塗膜除去工具。
  4. 前記電気分解用電極と前記絶縁部との間に、隙間を有しない、請求項2に記載の塗膜除去工具。
  5. 前記挿入部は、電解液を保持可能である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗膜除去工具。
  6. 電解液ストッパ部をさらに備えた、請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗膜除去工具。
  7. 前記挿入部は、前記工具の進行方向に延在する2つ以上の支持部に掛け渡された線状部材で構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗膜除去工具。
  8. 前記挿入部は、前記工具の進行方向に延在する線状部材で構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の塗膜除去工具。
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