JP2020199875A - チャイルドシート - Google Patents

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大志 本道
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大志 本道
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Abstract

【課題】製品コストを抑制しつつ、前方への慣性力が働く座席ユニットに引っ張られることで受台が屈曲する虞を、効果的に低減可能なチャイルドシートを提供する。【解決手段】車両の座席1に取り付けられて使用されるチャイルドシート10は、車両の座席1の座面1a上に配置される底部材21を有した受台20と、受台20に支持される座席ユニット30と、底部材21に保持されて受台20から後方に延び出し、底部材21を車両の座席1に対して固定する固定ユニット100と、底部材21に接続して受台20から延び出したサポートレッグ110と、を備えている。底部材21は、少なくともサポートレッグ110に接触する位置から固定ユニット100が設けられている位置まで前後方向に延び且つリブ55によって補強されたリブ補強領域51を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、チャイルドシートに関する。
例えば、特許文献1にも開示されているように、子供(乳児、幼児、児童等の年少者)を安全に車両に乗車させることを目的として、車両の座席上に配置されるチャイルドシートが広く用いられてきた。チャイルドシートは、車両の座席の座面上に配置される受台と、受台に支持される座席ユニットと、を有する。さらに、チャイルドシートは、受台から後方に延び出して受台を車両の座席に固定する固定ユニットと、受台の前端部に接続されたサポートレッグと、を有する。サポートレッグは、車両の座席を支持する当該車両の床面まで延びて、受台の前端部を下方から支持する。
特開2002−301964号公報
このようなチャイルドシートへのニーズの一つとして、車両に前方から強い衝撃が加わる等して車両が急減速した場合に、前方への慣性力が働く座席ユニットに引っ張られることで受台が屈曲する虞を低減させることがある。このような受台の屈曲の虞を低減させるため、通常、受台は、金属パイプ等の剛性の高い補強材で補強されている。より具体的には、固定ユニットの一方とサポートレッグの上端と固定ユニットの他方とを補強材で接続することにより、固定ユニットと補強材とで受台を補強して、上記受台の屈曲を防止している。しかしながら、このような補強材は、チャイルドシートの製造コストを上昇させる原因となっている。
本件発明は、このような点を考慮してなされたものであって、製品コストを抑制しつつ、前方への慣性力が働く座席ユニットに引っ張られることで受台が屈曲する虞を、効果的に低減可能なチャイルドシートを提供することを目的とする。
本発明によるチャイルドシートは、
車両の座席に取り付けられて使用されるチャイルドシートであって、
前記車両の前記座席の座面上に配置される底部材を有した受台と、
前記受台に支持される座席ユニットと、
前記底部材に保持されて前記受台から後方に延び出し、前記底部材を前記車両の前記座席に対して固定する固定ユニットと、
前記底部材に接続して前記受台から延び出したサポートレッグと、を備え、
前記底部材は、少なくとも前記サポートレッグに接触する位置から前記固定ユニットが設けられている位置まで前後方向に延び且つリブによって補強されたリブ補強領域を有する。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記リブ補強領域の前後方向に沿った全長に亘ってリブが設けられていてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記リブは、複数の板状に形成されたリブ板部を有し、
前記前後方向に隣り合うリブ板部は、互いに接続していてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記リブ板部は、平板状であってもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記リブ板部は、前記前後方向および幅方向の両方向に直交する方向と平行な平板状であってもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記サポートレッグは、前記複数のリブ板部に含まれる一以上のリブ板部に、当該リブ板部の板面に沿った方向から接触してもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記底部材の下面には凹部が設けられており、
前記リブ板部の少なくとも一部は、前記底部材の下面の前記凹部内に設けられていてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記底部材の下面には前後方向に延びる凹部が設けられており、
前記リブ板部の少なくとも一部は、前後方向に延びて前記凹部を区画する壁部をなしていてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記固定ユニットは、前記前後方向に延びる金属フレームと、前記金属フレームの後端に設けられ前記車両の前記座席に着脱可能な連結具と、を有し、
前記リブ補強領域は、前記前後方向において前記金属フレームが位置する領域と少なくとも部分的に重なるように設けられていてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記リブ補強領域は、前記サポートレッグに接触する位置から前記底部材の後端部までに亘って前後方向に延びていてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記受台は、前記底部材に固定され前記座席ユニットが接続される保持フレーム材を更に有し、
前記リブ補強領域は、少なくとも前記サポートレッグに接触する位置から前記保持フレーム材が設けられている位置まで前後方向に延びていてもよい。
本発明によるチャイルドシートにおいて、
前記底部材は、前記リブ補強領域から幅方向の両側に離間して設けられた第2リブ補強領域および第3リブ補強領域を更に有し、
前記第2リブ補強領域および前記第3リブ補強領域は、それぞれ、前記前後方向に延び且つリブによって補強されていてもよい。
本発明によれば、製品コストを抑制しつつ、前方への慣性力が働く座席ユニットに引っ張られることで受台が屈曲する虞を、効果的に低減可能なチャイルドシートを提供することができる。
本発明によるチャイルドシートの一実施の形態を示す斜視図。 座席ユニットのリクライニング動作を説明するための図。 受台の斜視図。 受台の底部材を固定ユニット、サポートレッグ、シャフト及び座席ユニットの係合軸と共に示す斜視図。 座席ユニットの底部の側を示す斜視図。 固定ユニットの側面図。 上面側から見た底部材の斜視図。 下面側から見た底部材の斜視図。 サポートレッグの嵌合部および受台の前端部の、前後方向に沿った断面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は本発明によるチャイルドシート(チャイルドカーシート)10の一実施の形態を説明するための図である。図2は、チャイルドシート10のリクライニング動作を説明するための図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態におけるチャイルドシート10は、チャイルドシート本体11として、車両(例えば自動車)の座席1に取り付けられる受台20と、受台20にリクライニング可能に支持される座席ユニット30と、を有する。また、チャイルドシート10は、受台20の背面から後方に延び出す一対の固定ユニット100を有している。固定ユニット100が車両の座席1に設けられた図示しない固定具(例えばISOFIX方式対応のラッチ)に接続されることにより、受台20は、車両の座席1に対して固定される。また、チャイルドシート10は、チャイルドシート本体11の受台20から延び出したサポートレッグ110を有している。図1に示すように、サポートレッグ110は、車両の座席1を支持する車両の床面3まで延び、チャイルドシート本体11(受台20)の前方部分を下方から支持する。
なお、本明細書中において、チャイルドシート10およびその各部に対する「上」、「下」、「前」および「後」の用語は、特に指示がない場合、車両の通常の走行を基準とした「上」、「下」、「前」および「後」を意味するものとする。
以下において、図1乃至図6を参照して、チャイルドシート本体11の各部分についてさらに詳細に説明する。また、図3は、受台20の斜視図であり、図4は、受台20の底部材21を、固定ユニット100、サポートレッグ110、シャフト33および座席ユニット30の係合軸34と共に示す斜視図である。また、図5は座席ユニット30の底部の側を示す斜視図であり、図6は固定ユニット100の側面図である。
まず、図1乃至図4を参照して、受台20について説明する。図1に示すように、受台20は、車両の座席1の座面1a上に配置される底部材21と、底部材21を上方から覆うカバー部材22と、を有する。底部材21およびカバー部材22は、ポリプロピレン等の樹脂で形成されている。図3および図4によく示されているように、底部材21は、底部材21の幅方向の両端の一方および他方において、上記一対の固定ユニット100の一方および他方を保持している。また、底部材21の前端部には、サポートレッグ110が接続されている。
図3および図4に示すように、底部材21は、座席ユニット30を保持する保持フレーム材23を有する。保持フレーム材23は、底部材21の後端部近傍において、底部材21の幅方向の中央に固定されている。保持フレーム材23には、保持フレーム材23を底部材21の幅方向に貫通し、底部材21の前後方向に延びる長穴23hが設けられている。長穴23hを座席ユニット30が保持するシャフト33が通過することにより、座席ユニット30は、受台20に対し、上記前後方向に移動可能に接続される。
さらに、図示された例では、受台20は、各固定ユニット100の上面に設けられた第2保持フレーム材24,24を有する。各第2保持フレーム材24には、上記シャフト33の端部を受容する有底の長穴24hが設けられている。長穴24hは、底部材21の前後方向に延びている。上記シャフト33の各端部が対応する第2保持フレーム材24の長穴24hに挿入されることによっても、座席ユニット30は、受台20に対し、上記前後方向に移動可能に接続される。
なお、底部材21の上面21aのうち座席ユニット30が摺動する部分21sは湾曲しており、座席ユニット30が前方に移動するほど後方に傾倒するようになっている。これにより、座席ユニット30は、底部材21上を前方に移動するに従ってリクライニングするようになっている(図2参照)。
さらに、底部材21には、受台20に対する座席ユニット30の上記前後方向の移動を規制する規制部25が形成されている。規制部25は、底部材21の幅方向中央に設けられている。規制部25は、前後方向に延び且つ互いから離間した一対の突条部26,26を含む。各突条部26,26には、後述する座席ユニット30の係合軸34を上方から受容可能な溝26gが設けられている。溝26gは、底部材20の前後方向に離間して複数設けられている。これにより、受台20に対する座席ユニット30の上記前後方向における位置を調節して、受台20に対する座席ユニット30のリクライニング角度を調節することができる。
カバー部材22の中央には、規制部25を露出させる開口22hが設けられている。この開口22hを通じて、規制部25の突条部26,26は、座席ユニット30の係合軸34と係合する。
次に、座席ユニット30について説明する。図1に示すように、座席ユニット30は、受台20に支持されるベース31と、ベース31に接続された座席40とを有する。
図5によく示されているように、ベース31の下部には、受台20の底部材21上を摺動する一対のレール部材32,32が設けられている。レール部材32,32は、ベース31と受台20とを接続する上記シャフト33を保持している。シャフト33は、ベース31の幅方向に延びており、レール部材32,32の間で上記保持フレーム材23の長穴23hを通過している(図4参照)。
また、ベース31は、シャフト33の前方且つレール部材32,32でベース31の幅方向に延びる係合軸34を有する。係合軸34は、受台20の突条部26,26と係合する。具体的には、係合軸34は、突条部26,26の溝26g内に収容される。図4に示すように係合軸34が受台20の突条部26,26と係合することで、ベース31の受台20に対する前後方向の移動が規制される。なお、係合軸34は、ベース31に設けられた操作手段35を操作すると、レール部材32,32に対して上方向に移動して、突条部26,26の溝26gから抜け出る。係合軸34が突条部26,26の溝26gから抜け出ることで、係合軸34と突条部26,26との係合が解除され、ベース31は、受台20に対して前後方向に移動することができる。なお、係合軸34は、図示しない付勢手段によって付勢されており、操作手段35の操作を止めると下方に移動するようになっている。
次に、固定ユニット100について説明する。図6に示すように、固定ユニット100は、受台20の前後方向に延びる金属フレーム101と、金属フレーム101の後端に設けられ車両の座席1の固定具に着脱可能な連結具102と、を有する。固定ユニット100は、さらに、金属フレーム101の前端に設けられ、連結具102と車両の座席1の固定具との連結を解除する解除操作部103を有する。
次に、サポートレッグ110について説明する。図1および図3に示すように、サポートレッグ110は、底部材21の前端部に嵌合された嵌合部111と、嵌合部111に固定された脚部112と、を有している。図1に示すように、脚部112は車両の床面3まで延びる。この結果、サポートレッグ110は、車両の座席1の座面1a上に配置される底部材21の前端部を、床面3から支持するようになる。なお、脚部112は、車両に対する汎用性を確保するため、その長さが可変となるように構成されている。
ところで、車両に前方から強い衝撃が加わる等して車両が急減速すると、前方への慣性力が働く座席ユニットに引っ張られることで受台が屈曲する虞がある。このため、通常、受台は、金属パイプ等の剛性の高い補強材で補強されている。すなわち、固定ユニットの一方とサポートレッグの上端と固定ユニットの他方とを補強材で接続することにより、上記受台の屈曲を防止している。しかしながら、このような補強材は、チャイルドシートの製造コストを上昇させる原因となっている。
本発明のチャイルドシート10は、その製品コストを抑制しつつ、上述した受台20の屈曲の虞を効果的に低減させるための工夫がなされている。より具体的には、受台20の幅方向に直交する平面内での受台20の屈曲を、効果的に抑制するための工夫がなされている。
具体的には、受台20の底部材21は、少なくともサポートレッグ110に接触する位置から固定ユニット100が設けられている位置まで前後方向に延び且つリブ55によって補強されたリブ補強領域51を有する。底部材21に前後方向に延びるリブ補強領域51が設けられていることにより、底部材21のうち上記前後方向においてリブ補強領域51と重なる領域の、底部材21の幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を、高めることができる。さらに、このようなリブ補強領域51がサポートレッグ110に接触する位置から固定ユニット100が設けられている位置まで延びていることにより、底部材21のうち上記前後方向においてリブ補強領域51および固定ユニット100と重なる領域(すなわち、底部材21のうちサポートレッグ110との接続位置から後端部に亘る領域)を、連続的に補強することができる。これにより、前方への慣性力が働いた座席ユニット30に引っ張られることで受台20が屈曲する虞を、上述した補強材を用いることなく、効果的に低減させることができる。
リブ55は、リブ補強領域51の上記前後方向に沿った全長に亘って設けられている。図示された例では、リブ55は、底部材21の上面21aおよび下面21bの両方に設けられている。リブ55は、複数の板状に形成されたリブ板部56を有している。図示された例では、リブ板部56は、平板状である。リブ板部56は、上記前後方向および幅方向の両方向に直交する方向と平行な(すなわち上下方向と平行な)平板状である。そして、上記前後方向に隣り合うリブ板部56は、互いに接続している。すなわち、リブ板部56は、上記前後方向に連続的に設けられている。
ここで、リブ板部56は、その板面に沿った平面内では、容易に屈曲しない。言い換えると、リブ板部56の、その板面に沿った平面内における曲げに対する剛性は、極めて高い。したがって、上記前後方向および幅方向の両方向に直交する方向と平行な(すなわち上下方向と平行な)リブ板部56がリブ補強領域51の前後方向に沿った全長に亘って、上記前後方向に沿って設けられていることにより、リブ補強領域51の上記幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を、効果的に高めることができる。さらに、上記前後方向に隣り合うリブ板部56が互いに接続していることにより、リブ補強領域51の上記幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を、さらに効果的に高めることができる。
なお、図示された例では、リブ板部56の少なくとも一部は、上記前後方向および幅方向の両方と交差するように設けられている。このようなリブ板部56は、リブ補強領域51の、上述した上記幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性、および、上記前後方向に直交する平面内での曲げに対する剛性の両方を高めることができる。したがって、リブ補強領域51は、座席ユニット30に前方への慣性力が加わった場合の底部材21の屈曲だけでなく、上記幅方向への慣性力が加わった場合の底部材21の屈曲、そして斜め前方への慣性力が加わった場合の底部材21の屈曲も、抑制することができる。
図示された例では、底部材21の下面21bには凹部21dが設けられており、リブ板部56の少なくとも一部は、底部材21の下面21bの凹部21d内に設けられている。底部材21の下面21bに凹部21dを設け、この凹部21d内にリブ板部56を設けることにより、底部材21の下面21bに設けられたリブ板部56と上面21aに設けられたリブ板部56とを、接続することができる。このことは、とりわけ、底部材21の設計の都合上、リブ板部56を、底部材21の一部の領域では上面21aに設け、他の領域では下面21bに設ける必要がある場合に好適である。また、受台20の外面(下面21b)上のリブ板部56を凹部21d内に設けることで、当該リブ板部56を凹部21d内に隠蔽することができる。このため、当該リブ板部56によってチャイルドシート10の外観が損なわれることが防止される。
なお、リブ板部56を底部材21の下面21bに設けた場合、上面21aに設けた場合と比較して、前方への慣性力が働いた座席ユニット30に引っ張られることで生じる底部材21の屈曲を、より効果的に抑制することができる。これは次の理由による。まず、前方への慣性力が働いた座席ユニット30に引っ張られて底部材21が屈曲する場合、底部材21の上面21aはその前後方向に圧縮され、下面21bはその前後方向に伸長する。ここで、リブ板部56は、その板面に沿った平面内では容易に伸長しない。したがって、下面21bの側にその前後方向に沿って延びるリブ板部56を設けることで、下面21bの前後方向に沿った伸長を抑制して、底板部21の上記屈曲を抑制することができる。
さらに、図示された例では、上記凹部21dは前後方向に延び、リブ板部56の少なくとも一部は、前後方向に延びて上記凹部21dを区画する壁部をなす。この場合、凹部21dの壁部によって、上記幅方向に直交する平面内での底部材21の屈曲を、効果的に防止することができる。
図示された例では、リブ補強領域51は、前後方向において固定ユニット100の金属フレーム101が位置する領域と少なくとも部分的に重なるように設けられている。これにより、底部材21のうち上記前後方向においてリブ補強領域51および金属フレーム101と重なる領域(すなわち、底部材21のうちサポートレッグ110との接続位置から後端部に亘る領域)の、底部材21の幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を、当該領域の前後方向に沿った全長に亘って、非常に効果的に高めることができる。
また、図示された例では、リブ補強領域51は、少なくともサポートレッグ110に接触する位置から保持フレーム材23が設けられている位置まで前後方向に延びている。これにより、底部材21のうち上記前後方向においてリブ補強領域51および保持フレーム材23と重なる領域(すなわち、底部材21のうちサポートレッグ110との接続位置から後端部近傍に亘る領域)の、底部材21の幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を、当該領域の前後方向に沿った全長に亘って、非常に効果的に高めることができる。なお、底部材21のうち、とりわけサポートレッグ110との接続位置から座席ユニット30を保持する保持フレーム材23の設置位置に亘る領域は、前方への慣性力が働いた座席ユニット30によって底部材21が引っ張られた際に屈曲する虞の高い領域である。このような領域の上記幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を高めることにより、前方への慣性力が働いた座席ユニット30に引っ張られることで底部材21が屈曲する虞を、非常に効果的に低減させることができる。
また、図示された例では、リブ補強領域51は、サポートレッグ110に接触する位置から底部材21の後端部までに亘って前後方向に延びている。これにより、リブ補強領域51は、底部材21のうち、保持フレーム材23の底部材21への固定位置(たとえば保持フレーム材23の底部材21への締結位置)を含む領域を、補強することができる。
さらに、図示された例では、サポートレッグ110は、複数のリブ板部56に含まれる一以上のリブ板部56に、当該リブ板部56の板面に沿った方向から接触する。より具体的には、嵌合部111は、図9に示すように、受台20の底部材21の前端部に接続された基部113と、基部113から後方に延び出す延出部114と、を有している。そして、上記一以上のリブ板部56は、サポートレッグ110の嵌合部111の延出部114に、下方から接触する。言い換えると、延出部114は、上記リブ板部56に上方から接触する。延出部114が受台20のリブ補強領域51に上方から接することによって、底部材21は、そのサポートレッグ110との接触位置から後端部に亘って、車両の座席1に効果的に押し当てられる。したがって、慣性力が働く座席ユニット30によって受台20が引っ張られた際、受台20の一部が車両の座席1の座面1aから離れることが、効果的に抑制される。さらに、延出部114がリブ板部56に当該リブ板部56の板面に沿った方向から接触することにより、底部材21は、そのサポートレッグ110との接触位置から後端部に亘って、非常に効果的に車両の座席1に押し当てられる。したがって、慣性力が働く座席ユニット30によって受台20が引っ張られた際、受台20の一部が車両の座席1の座面1aから離れることが、非常に効果的に抑制される。
図示された例では、底部材21は、リブ補強領域51から上記幅方向の両側に離間して設けられた第2リブ補強領域52および第3リブ補強領域53を更に有している。第2リブ補強領域52および第3リブ補強領域53は、それぞれ、リブ補強領域51と同様に、上記前後方向に延び且つリブ55によって補強されている。これにより、底部材21の曲げに対する剛性を更に向上させることができる。
なお、図示された例では、隣り合うリブ補強領域51,52および51,53のリブ板部56は、上記幅方向に延びる副リブ板部57によって接続されている。これにより、底部材21のうち、リブ補強領域51,52,53が設けられた部分の、上記前後方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を高めることができる。これにより、座席ユニット30に上記幅方向への慣性力が加わった場合および斜め前方への慣性力が加わった場合の底部材21の屈曲も、効果的に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、車両の座席1に取り付けられて使用されるチャイルドシート10は、車両の座席1の座面1a上に配置される底部材21を有した受台20と、受台20に支持される座席ユニット30と、底部材21に保持されて受台20から後方に延び出し、底部材21を車両の座席1に対して固定する固定ユニット100と、底部材21に接続して受台20から延び出したサポートレッグ110と、を備えている。そして、底部材21は、少なくともサポートレッグ110に接触する位置から固定ユニット100が設けられている位置まで前後方向に延び且つリブ55によって補強されたリブ補強領域51を有する。
このようなチャイルドシート10によれば、底部材21のうち上記前後方向においてリブ補強領域51および固定ユニット100と重なる領域(すなわち、底部材21のうちサポートレッグ110との接続位置から後端部に亘る領域)を、補強することができる。これにより、前方への慣性力が働いた座席ユニット30に引っ張られることで受台20が屈曲する虞を、上述した補強材を用いることなく(すなわち、チャイルドシート10の製品コストを抑制しつつ)、効果的に低減させることができる。
本実施の形態において、リブ補強領域51の前後方向に沿った全長に亘ってリブ55が設けられている。これにより、リブ補強領域51の(したがって底部材21の)上記幅方向に直交する平面内での屈曲を、効果的に抑制することができる。
本実施の形態において、リブ55は、複数の板状に形成されたリブ板部56を有し、上記前後方向に隣り合うリブ板部56は、互いに接続している。リブ55がこのようなリブ板部56を有することにより、上記幅方向に直交する平面内におけるリブ補強領域51の曲げに対する剛性を、効果的に高めることができる。
本実施の形態において、リブ板部56は平板状である。より具体的には、リブ板部56は、上記前後方向および幅方向の両方向に直交する方向と平行な平板状である。
本実施の形態において、サポートレッグ110は、複数のリブ板部56に含まれる一以上のリブ板部56に、当該リブ板部56の板面に沿った方向から接触する。これにより、底部材21は、そのサポートレッグ110との接触位置から後端部に亘って、非常に効果的に車両の座席1に押し当てられる。したがって、慣性力が働く座席ユニット30によって受台20が引っ張られた際、受台20の一部が車両の座席1の座面1aから離れることが、非常に効果的に抑制される。
本実施の形態において、底部材21の下面21aには凹部21dが設けられている。そして、リブ板部56の少なくとも一部は、底部材21の下面21aの凹部21d内に設けられている。底部材21の下面21aに凹部21dを設け、この凹部21d内にリブ板部56を設けることにより、底部材21の下面21bに設けられたリブ板部56と上面21aに設けられたリブ板部56とを、接続することができる。また、受台20の外面(底部材21の下面21b)に設けられるリブ板部56を凹部21d内に隠蔽することができるため、当該リブ板部56によってチャイルドシート10の外観が損なわれることが防止される。
本実施の形態において、底部材21の下面21aには前後方向に延びる凹部21dが設けられており、リブ板部56の少なくとも一部は、前後方向に延びて上記凹部21dを区画する壁部をなす。この場合、凹部21dの壁部によって、上記幅方向に直交する平面内での底部材21の屈曲を、効果的に防止することができる。
本実施の形態において、固定ユニット100は、前後方向に延びる金属フレーム101と、金属フレーム101の後端に設けられ車両の座席1に着脱可能な連結具102と、を有する。そして、リブ補強領域51は、上記前後方向において金属フレーム101が位置する領域と少なくとも部分的に重なるように設けられている。これにより、底部材21のうち上記前後方向においてリブ補強領域51および金属フレーム101と重なる領域(すなわち、底部材21のうちサポートレッグ110との接続位置から後端部に亘る領域)の、底部材21の幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を、当該領域の前後方向に沿った全長に亘って、非常に効果的に高めることができる。
本実施の形態において、リブ補強領域51は、サポートレッグ110に接触する位置から底部材21の後端部までに亘って前後方向に延びている。これにより、底部材21は、リブ補強領域51によって、サポートレッグ110との接続位置から底部材21の後端部に亘って連続的に補強される。
本実施の形態において、受台20は、底部材21に固定され座席ユニット30が接続される保持フレーム材23を更に有している。そして、リブ補強領域51は、少なくともサポートレッグ110に接触する位置から保持フレーム材23が設けられている位置まで前後方向に延びている。これにより、底部材21のうち上記前後方向においてリブ補強領域51および保持フレーム材23と重なる領域(すなわち、底部材21のうちサポートレッグ110との接続位置から後端部近傍に亘る領域)の、底部材21の幅方向に直交する平面内での曲げに対する剛性を、当該領域の前後方向に沿った全長に亘って、非常に効果的に高めることができる。
本実施の形態において、底部材21は、リブ補強領域51から幅方向の両側に離間して設けられた第2リブ補強領域52および第3リブ補強領域53を更に有し、第2リブ補強領域52および第3リブ補強領域53は、それぞれ、上記前後方向に延び且つリブによって補強されている。これにより、底部材21の曲げに対する剛性を更に向上させることができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 車両の座席
10 チャイルドシート
20 受台
21 底部材
23 保持フレーム材
30 座席ユニット
40 座席
51 リブ補強領域
55 リブ
56 リブ板部

Claims (12)

  1. 車両の座席に取り付けられて使用されるチャイルドシートであって、
    前記車両の前記座席の座面上に配置される底部材を有した受台と、
    前記受台に支持される座席ユニットと、
    前記底部材に保持されて前記受台から後方に延び出し、前記底部材を前記車両の前記座席に対して固定する固定ユニットと、
    前記底部材に接続して前記受台から延び出したサポートレッグと、を備え、
    前記底部材は、少なくとも前記サポートレッグに接触する位置から前記固定ユニットが設けられている位置まで前後方向に延び且つリブによって補強されたリブ補強領域を有する、チャイルドシート。
  2. 前記リブ補強領域の前後方向に沿った全長に亘ってリブが設けられている、請求項1に記載のチャイルドシート。
  3. 前記リブは、複数の板状に形成されたリブ板部を有し、
    前記前後方向に隣り合うリブ板部は、互いに接続している、請求項1又は2に記載のチャイルドシート。
  4. 前記リブ板部は、平板状である、請求項3に記載のチャイルドシート。
  5. 前記リブ板部は、前記前後方向および幅方向の両方向に直交する方向と平行な平板状である、請求項3に記載のチャイルドシート。
  6. 前記サポートレッグは、前記複数のリブ板部に含まれる一以上のリブ板部に、当該リブ板部の板面に沿った方向から接触する、請求項3〜5のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  7. 前記底部材の下面には凹部が設けられており、
    前記リブ板部の少なくとも一部は、前記底部材の下面の前記凹部内に設けられている、請求項3〜6のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  8. 前記底部材の下面には前後方向に延びる凹部が設けられており、
    前記リブ板部の少なくとも一部は、前後方向に延びて前記凹部を区画する壁部をなす、請求項3〜7のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  9. 前記固定ユニットは、前記前後方向に延びる金属フレームと、前記金属フレームの後端に設けられ前記車両の前記座席に着脱可能な連結具と、を有し、
    前記リブ補強領域は、前記前後方向において前記金属フレームが位置する領域と少なくとも部分的に重なるように設けられている、請求項1〜8のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  10. 前記リブ補強領域は、前記サポートレッグに接触する位置から前記底部材の後端部までに亘って前後方向に延びている、請求項1〜9のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  11. 前記受台は、前記底部材に固定され前記座席ユニットが接続される保持フレーム材を更に有し、
    前記リブ補強領域は、少なくとも前記サポートレッグに接触する位置から前記保持フレーム材が設けられている位置まで前後方向に延びている、請求項1〜10のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
  12. 前記底部材は、前記リブ補強領域から幅方向の両側に離間して設けられた第2リブ補強領域および第3リブ補強領域を更に有し、
    前記第2リブ補強領域および前記第3リブ補強領域は、それぞれ、前記前後方向に延び且つリブによって補強されている、請求項1〜11のいずれか一項に記載のチャイルドシート。
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