JP2020199047A - 洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機 - Google Patents

洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2020199047A
JP2020199047A JP2019107628A JP2019107628A JP2020199047A JP 2020199047 A JP2020199047 A JP 2020199047A JP 2019107628 A JP2019107628 A JP 2019107628A JP 2019107628 A JP2019107628 A JP 2019107628A JP 2020199047 A JP2020199047 A JP 2020199047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
movable body
annular rigid
connecting portion
rigid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019107628A
Other languages
English (en)
Inventor
甲元 伸央
Nobuo Komoto
伸央 甲元
正訓 竹川
Masakuni Takegawa
正訓 竹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2019107628A priority Critical patent/JP2020199047A/ja
Publication of JP2020199047A publication Critical patent/JP2020199047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

【課題】従来技術では、洗濯兼脱水槽側壁に取り付ける際、ネット外周部のリングの弾性力を利用していたため、ネット中心方向への局所的な外力がリングに働くとネットが脱落するという課題があった。また、ネットを収納する上でフロートサイズを小さくする必要があるため、安定したフロートの上下動作が得られにくいという課題があった。【解決手段】通水性のある洗濯補助具の外周部に環状剛性体を設けることで、洗濯兼脱水槽側壁の凹部にセットした洗濯補助具の脱落を防止することが可能となる。また、洗濯補助具の内部に浮力で作動する可動体を設け、この可動体を一定サイズ以上とすることで、水流による可動体の不規則な動きが無くなり、安定的に上下動するため、可動体上にセットした洗濯物の布傷み抑制や洗浄性能のバラツキを抑制することが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯補助具及びこれを取り付け洗濯水中で洗濯物を洗濯する洗濯機に関する。
従来、この種の洗濯機は、洗濯兼脱水槽内で撹拌用のパルセータにて洗濯物を撹拌洗浄する以外に、パルセータを洗濯物に直接接触させずにデリケートな衣類の洗濯物を処理するための洗濯補助具を取り付けた洗濯機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された洗濯補助具を取り付けた洗濯機の縦断面図である。
図10において、洗濯兼脱水槽101は、底部にパルセータ102を回転自在に配設し、底面の裏面には取りつけ用のフランジ103を設け、水受槽104に内包されている。水受槽104の裏面には、洗濯兼脱水槽101及び/又はパルセータ102を駆動するモータ105を取り付けている。また、水受槽104は、外枠106にサスペンション107によって防振支持されている。
洗濯兼脱水槽101の上部には液体を内封した流体バランサ環108を固着している。洗濯兼脱水槽101の側面には、循環水路109が形成されており、パルセータ102の裏面に羽根110を設けている。循環水路109の上部には、散水口111が洗濯兼脱水槽101内に向けて開口している。
洗濯兼脱水槽101の内部には、パルセータ102の上方を覆うように設けられた網体のネット118を備える。ネット118は、洗濯兼脱水槽101の側壁の曲面に合わせて平面状で略円形に形成され、ネット118の外周部にはリング119が設けられている。ネット118は、リング119の弾性を利用し、洗濯兼脱水槽101の内壁の段部115に載せて、パルセータ102を覆うようにセットされる。また、ネット118は、洗濯兼脱水槽101にセットした状態にて略中央部を下方に垂らし、ネット118の上部略中央にフロート121を着脱自在に取着している。
洗濯時には、洗濯物116は、ネット118の上に載せられており、直接、洗濯物116とパルセータ102が接触することはない。パルセータ102を回転させると、矢印で示すような略ハート型の水流117が発生し、この水流の力と、この水流の力によるフロート121およびネット118の上下動と、パルセータ102のポンプ作用による循環水路109の散水口111からの散水によって洗濯物116は洗浄される。
特開平8−112489号公報
前記従来の構成では、水流や衣類荷重により局所的に大きな外力が働くとネットが脱落するという課題があった。
本開示は、洗濯補助具及びこれを取り付けて洗濯動作を安定的に行うことができる洗濯機を提供する。
前記従来の課題を解決するために、本開示の洗濯補助具は、洗濯機の洗濯兼脱水槽の内部に着脱可能に取り付けられる洗濯補助具であって、略円環状に形成された環状剛性体と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体と、柔軟性及び通水性を有し、前記環状剛性体と前記可動体とを接続する接続部と、を備え、前記接続部は、前記可動体の上部と接着されているものである。
これによって、洗濯補助具に局所的に大きな力が働いても洗濯兼脱水槽から外れづらいため、洗濯補助具による洗濯動作を安定的に行うことができる。
本開示における洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機は、洗濯補助具による洗濯動作を安定的に行うことができる。
実施の形態1における洗濯補助具を取り付けた洗濯機の縦断面図 (a)同洗濯補助具の外観側面図、(b)同洗濯補助具の外観上面図 実施の形態2における洗濯補助具の外観斜視図 実施の形態3における洗濯補助具の外観側面図 実施の形態4における洗濯補助具の外観側面図 (a)実施の形態5における洗濯補助具の外観側面図、(b)同洗濯補助具の外観上面図、(c)同洗濯補助具の二つ折り過程を示した外観側面図 実施の形態6における洗濯補助具の外観上面図 (a)実施の形態7における洗濯補助具の外観上面図、(b)同洗濯補助具の可動体の取り付け・取り外し過程を示した外観側面図 (a)同洗濯補助具の外観上面図、(b)同洗濯補助具の可動体の取り付け・取り外し過程を示した外観側面図 特許文献1における洗濯補助具を取り付けた洗濯機の縦断面図
添付の図面を参照して、本発明の実施形態を以下に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯補助具を取り付けた洗濯機の縦断面図、図2(a)は、同洗濯補助具の正面図、図2(b)は、同洗濯補助具の平面図である。なお、従来の洗濯機と同じ構成、部位については、同一番号を付して、説明を省略する。
図1において、パルセータ102の上方には洗濯補助具1が着脱可能に取り付けられている。洗濯補助具1の上には、洗濯物116が載せられている。
図2(a)及び図2(b)に示すように、洗濯補助具1は、外周部に設けられた環状剛性体2と、伸縮性のある接続部7と、洗濯補助具1の略中央部に設けられ、洗濯水に対して浮力を有する可動体3により構成されている。
環状剛性体2は、硬質な樹脂や金属などで構成されており、一部が切欠けられた略円環状の板として形成されている。環状剛性体2の外周には、外径よりも短くなるように切欠けられた位置に凸部4が設けられている。凸部4は、爪状に形成され、弾性作用により洗濯兼脱水槽101の内壁面に設けられた凹部(図示せず)と着脱可能に係合する。環状剛
性体2は、剛性が高くなるように形成されており、水流や衣類荷重によりネット中心方向へ局所的に大きな外力が働いても、外周部が変形しない。また、環状剛性体2には、洗濯水の上下方向の通水性を促進させるため、小穴5が多数設けられる。
可動体3は、発泡素材や中空成形材で形成されており、洗濯水中で浮力を生ぜしめる。可動体3の取り付け位置については後述する。
接続部7は、ポリエステルやナイロンにより形成された通水性のネットである。接続部7の通水孔のサイズは、洗濯物116に付属するボタン等が引っかからないサイズとなっている。また、接続部7は、可動体3の上面と環状剛性体2の下部とに接着されており、可動体3と環状剛性体2との間で弛む長さに構成されている。接続部7は、環状剛性体2と可動体3との間から洗濯物116が落下し、洗濯物116がパルセータ102と接触することを抑止している。
以上の構成について、以下その動作を説明する。
使用者は、洗濯運転開始前に、凸部4を凹部と係合させることにより洗濯補助具1を洗濯兼脱水槽の内部に取り付ける。洗濯補助具1は、取り付け状態において、可動体3が自重により下垂している。使用者は、可動体3及び接続部7に洗濯物116を載置し、洗濯機に洗濯運転を開始させる。
洗濯運転において、洗濯機は、パルセータ102を回転させながら洗い工程や濯ぎ工程を行う。洗い工程や濯ぎ工程では、洗濯兼脱水槽101の内部には洗濯水が貯められており、パルセータ102が間欠的に回転駆動される。パルセータ102が回転している時、洗濯兼脱水槽101に貯められた洗濯水は、遠心力により水面が逆円錐台形状となっている。すると、洗濯兼脱水槽101の回転軸近傍の水面が下がり、可動体3は洗濯水に浸漬しなくなるため、自重により下垂する。
一方、パルセータ102の回転速度が小さくなると、洗濯水が接続部7を通過し、水面が水平面へと戻る。すると、可動体3は洗濯水に浸漬し、可動体3の浮力により上昇する。
このように、洗濯機は、パルセータ102を間欠的に回転駆動させることで、洗濯補助具1の可動体3を上下動作させる。なお、可動体3の上下動作は、パルセータ102の回転時のポンプ作用によって、洗濯兼脱水槽101の側壁に設けた循環水路(図示せず)の上方にある散水口111から放出される洗濯水の落下でより促進される。洗濯補助具1に載置された洗濯物116は、上下運動に伴って洗濯水が繊維を通過することにより汚れを取り除かれる。上下動作する洗濯補助具1に洗濯物116を載置することにより、パルセータ102の機械力により洗濯物116の布が傷むことを抑止し、効率的な洗濯を行うことができる。
以上の構成について、以下その作用を説明する。
実施の形態1における洗濯補助具1は、凹部と凸部4との係合により洗濯兼脱水槽101の内壁に固定されているため、洗濯運転時に外力が加わったとしても外れづらくなっている。
また、実施の形態1における洗濯補助具1は、接続部7の下面に可動体3が接着されているため、洗濯物116はほぼ接続部7とのみ接触するように構成されている。これにより、洗濯補助具1の上下運動の際に、洗濯補助具1と洗濯物116が引っかかり、洗濯物
116の繊維が傷むことを抑止できる。また、可動体3を接続部7の下方にしたことにより、洗濯補助具1に載置できる洗濯物116の容量が大きくなっている。
また、実施の形態1における洗濯補助具1は、環状剛性体2が剛性体であるため、水流や洗濯物116の荷重により局所的に大きな外力が働いても、外周部が変形しない。従って、洗濯兼脱水槽101の内壁に設けた凹部から洗濯補助具が脱落しづらい構成となっている。
また、実施の形態1における可動体3は、接続部7を介して環状剛性体2と接続され、接続部7により動きが制約されているため、激しい水流下での可動体の反転や飛上がりを抑止することができる。また、可動体3の直径を大きく設けることにより、水流による可動体3の不規則な動きを抑止できる。
また、実施の形態1における接続部7は通水性のネットであるため、接続部7の上部に載置された洗濯物116に洗濯水が浸透し、洗濯を可能とする。
以上のように、実施の形態1における洗濯補助具1は、洗濯機の洗濯兼脱水槽101の内部に着脱可能に取り付けられる洗濯補助具1である。洗濯補助具1は、略円環状に形成された環状剛性体2と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体3と、柔軟性及び通水性を有し、環状剛性体2と可動体3とを接続する接続部7と、を備える。接続部7は、可動体3の上部と接着されている。
これにより、可動体3が接続部7の下方に配置されているため、接続部7の上方を洗濯物116を載置する空間として効率よく利用できる。そのため、洗濯補助具1の載置できる洗濯物116の容量を大きくすることができる。
また、実施の形態1における洗濯機は、有底円筒形状に形成され、洗濯物116を収容する洗濯兼脱水槽101と、前記洗濯兼脱水槽101の内底部に回転可能に設けられたパルセータ102と、前記パルセータを回転駆動させるモータ105と、洗濯補助具1と、を備える。洗濯機は、洗濯兼脱水槽101の内壁面には凹部が形成されており、環状剛性体2には凸部4が形成されており、環状剛性体2は洗濯兼脱水槽101に対して、凹部と凸部4の係合により着脱可能に取り付けられている。
これにより、洗濯補助具1に局所的に大きな力が働いても洗濯兼脱水槽101から外れづらい。そのため、洗濯補助具1による洗濯動作を安定的に行うことができる。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2における洗濯補助具の外観斜視図である。実施の形態2における洗濯機は、実施の形態1における洗濯補助具1の代わりに、洗濯補助具21を備える。なお、実施の形態1と同じ部位については、同一番号を付して、説明を省略する。
図3に示すように、実施の形態2における洗濯補助具21は、上部が開口する有底円筒形状に構成されている。洗濯補助具21は、実施の形態1と同様に環状剛性体2を備え、環状剛性体2の下部には筒状に形成された接続部27が接着されている。
接続部27は、ポリエステルやナイロンにより形成された通水性のネットであり、有底円筒形状に形成されている。接続部27の下面には、可動体3が接着されている。接続部27の側面部は、可動体3の底面が洗濯兼脱水槽101内部のパルセータ102に接触しない高さとなっている。
以上のように、実施の形態2における洗濯補助具21は、略円環状に形成された環状剛性体2と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体3と、柔軟性及び通水性を有し、環状剛性体2と可動体3とを接続する接続部27と、を備える。接続部27は、可動体3の上部と接着されている。また、接続部27は、上部が開口する有底円筒形状とし、接続部27の上部に環状剛性体2、接続部27の下部に可動体3を配設している。
これにより、接続部27の側面部の高さを増やすにつれて、洗濯できる洗濯物116の容量と可動体3の上下動作域の両方を拡大できる。
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3における洗濯補助具の外観側面図である。実施の形態3における洗濯機は、実施の形態1における洗濯補助具1の代わりに、洗濯補助具31を備える。なお、実施の形態1〜2と同じ部位については、同一番号を付して、説明を省略する。
図4に示すように、実施の形態3における洗濯補助具31は、略円筒形状に形成された接続部27の底面外周部に、形状保持部材8を配設したものである。
形状保持部材8は、線径がφ3〜φ7程度の硬質樹脂や鋼線などにより構成されている。また、形状保持部材8の直径は、環状剛性体2の内周と略同等となっている。
以上のように、実施の形態3における洗濯補助具31は、略円環状に形成された環状剛性体2と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体3と、柔軟性及び通水性を有し、環状剛性体2と可動体3とを接続する接続部27と、を備える。接続部27は、可動体3の上部と接着されている。また、接続部27の底面外周部には、形状保持部材8を配設している。
これにより、環状剛性体2の内周に対して可動体3の外周が小さくても、接続部27を略円筒状に保持することができる。そのため、洗濯物116を収容する空間の容積効率が向上する。
(実施の形態4)
図5は、実施の形態4における洗濯補助具の外観側面図である。実施の形態4における洗濯機は、実施の形態1における洗濯補助具1の代わりに、洗濯補助具41を備える。なお、実施の形態1〜3と同じ部位については、同一番号を付して、説明を省略する。
図5に示すように、実施の形態4における可動体3の直径Aは、環状剛性体2と可動体3の高低差Bより大きく、洗濯兼脱水槽101の内径、すなわち環状剛性体2の最大径Cより小さい。
以上の構成について、以下その動作、作用を説明する。
環状剛性体2と可動体3の高低差、すなわち略円筒形状をした接続部27の側面部高さが小さい場合は、可動体3の上下動作域が少なく激しい水流下においても可動体3の不規則な動きは見られないが、環状剛性体2と可動体3の高低差が大きくなるにつれて可動体3の反転や飛び上がりといった不都合な現象が発生するリスクが高まる。実施の形態4では、可動体3の直径Aを環状剛性体2と可動体3の高低差Bより大きくすることで、このようなリスクを回避している。
また、可動体3の直径が大きいほど、洗濯物116を載置できる面積が増えるため、洗濯補助具41の容量拡大を図ることができる。
以上のように、実施の形態4における洗濯補助具41は、略円環状に形成された環状剛性体2と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体3と、柔軟性及び通水性を有し、環状剛性体2と可動体3とを接続する接続部27と、を備える。接続部27は、可動体3の上部と接着されている。また、可動体3の直径は、環状剛性体2と可動体3の高低差より大きく、洗濯兼脱水槽101の内径、すなわち環状剛性体2の最大径Cより小さくしている。
これにより、激しい水流下において、可動体3の反転や飛び上がりが発生することを抑制できる。
(実施の形態5)
図6(a)は、実施の形態5における洗濯補助具の外観側面図、図6(b)は、同洗濯補助具の外観上面図、図6(c)は、同洗濯補助具の二つ折り過程を示した外観側面図である。実施の形態5における洗濯機は、実施の形態1における洗濯補助具1の代わりに、洗濯補助具51を備える。なお、実施の形態1〜4と同じ部位については、同一番号を付して、説明を省略する。
図6(a)及び図6(b)に示すように、洗濯補助具51は、二つ折り線9近傍において二つ折り可能な構成としたものである。環状剛性体52は、ほぼ線対称となる中心線で二分割されており、中心線近傍である二箇所には回転軸10がそれぞれ設けられている。回転軸10は、二分割された環状剛性体52を回動自在に接続している。
接続部57は、ポリエステルやナイロンにより形成されたネットであり、一対の略半円筒状に構成されている。また、可動体53も二つ折可能とするため、一対の半円形状に形成され、接続部57の下面にそれぞれ接着されている。
以上の構成について、図6(c)を用いて、以下その動作、作用を説明する。
破線矢印Aは開き方向、実線矢印Bは折り曲げ方向を表している。
洗濯兼脱水槽101に洗濯補助具51を取り付ける時、まずは、洗濯補助具51を実線矢印B向きに折り曲げ、洗濯兼脱水槽101の内部に入れる。次に、二つ折りされた片側の環状剛性体52の外周面部に設けられた凸部4を洗濯兼脱水槽の凹部へ嵌合させ、嵌合していない側の環状剛性体52を破線矢印A方向に開く。環状剛性体52を開き切ると、外周面部に設けられた凸部4を洗濯兼脱水槽の凹部へ係合させる。
洗濯兼脱水槽101の上部にはその径より小さな径の流体バランサ環108が配設されるが、このような場合においても、環状剛性体52と可動体53を同時にまとめて二つ折りすることで、洗濯補助具51の着脱が可能となる。
また、洗濯兼脱水槽101に対して洗濯補助具51を取り外す時は、まず、洗濯補助具1の片側の環状剛性体52に設けられた投入穴11に指先を入れて上方に引き、凸部4と凹部による係合を外す。次に、実線方向Aに折り畳みながら洗濯兼脱水槽から取り出すことで、洗濯補助具51を取り外すことができる。
以上のように、実施の形態5における洗濯補助具51は、略円環状に形成された環状剛性体52と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体53と、柔軟性及び通水性を有し、環状剛性体52と可動体53とを接続する接続部57と、を備える。接続部57は、可動体53の上部と接着されている。また、環状剛性体52は略線対称となる中心線となる位
置で二分割されており、二分割された環状剛性体52を回動可能に接続する回転軸10を備えている。
これにより、洗濯兼脱水槽101の上部にはその径より小さな径の流体バランサ環108が配設されるが、環状剛性体2の直径が流体バランサ環108より大きい場合であっても洗濯補助具51の着脱が可能となる。
また、実施の形態5のように、可動体53は略線対称となる中心線となる位置で二分割され、接続部57と接着されているようにしてもよい。
(実施の形態6)
図7は、実施の形態6における洗濯補助具の外観上面図である。実施の形態6における洗濯機は、実施の形態1における洗濯補助具1の代わりに、洗濯補助具61を備える。なお、実施の形態1〜5と同じ部位については、同一番号を付して、説明を省略する。
図7に示すように、洗濯補助具61の可動体63には、複数の通水孔12が回転軸10を挟んで対称的に設けられている。なお、通水孔12の形状は円形に限定しないが、可動体63が上昇する時に通水孔12へ洗濯物116が吸い込まれないように、円形であればφ10程度のサイズとする。
以上の構成について、以下その作用を説明する。
可動体63が下方向に動く際に、可動体63の下部にある洗濯水が通水孔12を通って上方に流れるため、可動体63の上部に載置した洗濯物116が浸水され、洗浄性能が向上する。
(実施の形態7)
図8(a)は、実施の形態7における洗濯補助具の外観上面図、図8(b)は、同洗濯補助具の可動体の取り付け・取り外し過程を示した外観側面図、図9(a)は、同洗濯補助具の外観上面図、図9(b)は、同洗濯補助具の可動体の取り付け・取り外し過程を示した外観側面図である。実施の形態7における洗濯機は、実施の形態1における洗濯補助具1の代わりに、洗濯補助具71A又は71Bを備える。なお、実施の形態1〜6と同じ部位については、同一番号を付して、説明を省略する。
実施の形態7における洗濯補助具71A又は71Bは、可動体73部分を着脱可能とし、浮力の異なる可動体73に着け替え可能に構成したものである。
図8〜9に示すように、接続部77は、回転軸10を中心線とした一対の略半円筒状に形成されており、接続部77の底面外周部には形状保持部材8が設けてある。
図8における洗濯補助具71Aは、接続部77の略半円筒状部の底部に略円形の袋状の部屋が形成されている。袋状の部屋は、接続部77底面の略中心線上に設けられたファスナー13により開閉可能となっている。略半円に形成された可動体73は、ファスナー13により開かれた開口部から、部屋内部の左右にそれぞれ挿入され、ファスナー13が閉められることで取り付け状態となる。ファスナー13を開けて浮力の異なる可動体73に入れ替えることで、洗濯対象の衣類に合わせて上下動作域を調整することができる。
一方、図9における洗濯補助具71Bは、ファスナー13を二つ設けている。略半円に形成された二つの可動体73は、それぞれのファスナー13により開かれた袋状の部屋の内部にそれぞれ挿入され、ファスナー13を二つとも閉めることで取り付け状態となる。
なお、図8及び9の一点鎖線Dは、接続部77とファスナー13のテープ部の縫い目を、破線Eは、可動体3の上側と下側の接続部7の縫い目を示している。激しい水流下においても、袋の中で、可動体73の水平方向の位置ずれが小さい場合は、図9の構造が望ましい。図8の構造とすることで、製造原価を低減することができる。また、袋の中で、可動体73の水平方向の位置ずれが大きい場合は、図9の構造とすることで位置ずれを抑制できる。
以上のように、実施の形態7における洗濯補助具71A又は71Bは、略円環状に形成された環状剛性体52と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体73と、柔軟性及び通水性を有し、環状剛性体52と可動体73とを接続する接続部77と、を備える。また、接続部77は、有底筒状に形成されるとともに底部を袋状の部屋とすることで、可動体73は、袋状の部屋の内部に出し入れ可能に構成されている。
これにより、載置した洗濯対象衣類の負荷量に応じて適切な浮力となる可動体73を使用することができる。そのため、洗濯補助具71A及び洗濯補助具71Bによる上下動作を安定的に行うことができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜7を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されない。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1〜7では、洗濯機の洗濯兼脱水槽の内部に洗濯補助具を着脱可能に取り付ける構造の一例として、洗濯兼脱水槽101に凹部を設け、洗濯補助具1に形成された凸部4と係合させる構造を説明した。取り付ける構造は、上記構成に限定されず、洗濯兼脱水槽101に凸部4を設け、洗濯補助具1に凹部を設ける構成にしてもよい。ただし、洗濯兼脱水槽101側を凹部とすることで、洗濯補助具を使用しない時に、洗濯物116が凸部4に引っかかり布痛みが発生することを抑止できる。
実施の形態1〜7では、略円環状に形成された環状剛性体の一例として、一部が切欠けられた略円環状の板として構成された環状剛性体2、環状剛性体52を説明した。環状剛性体の形状は、略円環状であればよいので、一部が切欠けられた略円環に限定されない。環状剛性体の形状は、円形、楕円、多角環などであってもよいし、その外周の一部が切り欠けられた形状であってもよい。
実施の形態1〜7では、凸部が形成される位置の一例として、環状剛性体2の切欠け部分に凸部4が形成された構成を説明した。凸部4は、凹部と係合すればよいので、切欠け部分の代わりに外縁部に形成されていてもよい。
実施の形態5〜6では、二つ折りできる可動体の一例として、二分割された可動体53、可動体63を説明した。可動体は、洗濯補助具を二つ折にする際に二つ折にできる構成であればよいので、二分割された可動体に限定しない。また、二分割された可動体を回動軸で接続しても良い。
実施の形態1〜5、7では、可動体の上面について言及しなかったが、可動体の上面に剛性の板部材を設けてもよい。また、剛性の板部材を二分割し、これを回動軸で接続しても良い。
実施の形態1〜7における接続部は、伸縮性のある素材で構成されてもよい。これにより、水流による可動体の不規則な動作を抑制できる。
実施の形態1〜7では、接続部と可動体との接着の一例として、接続部の下面と可動体の上面とを接着する構成を説明した。可動体と接続部の接着面は、可動体の端部のみであってもよい。また、接着は、接着剤による接着に限定されず、糸による縫合や、可動体に形成された孔に糸を結ぶ構成等であってもよい。
実施の形態7では、接続部に形成された二重構造の袋を開閉する手段の一例として、ファスナー13を説明した。袋を開閉する手段は、ファスナーに限定されず、開口を閉じる係合部であればよい。従って、マジックテープ(登録商標)やボタンによる係合を用いてもよい。
本開示は、パルセータを備えた洗濯機に適用可能である。具体的には、縦型洗濯機に本開示は適用可能である。
1 洗濯補助具
2 環状剛性体
3 可動体
7 接続部
8 形状保持部材
10 回転軸
12 通水孔
13 ファスナー
21 洗濯補助具
27 接続部
31 洗濯補助具
41 洗濯補助具
51 洗濯補助具
52 環状剛性体
53 可動体
57 接続部
61 洗濯補助具
63 可動体
71A、71B 洗濯補助具
73 可動体
77 接続部
101 洗濯兼脱水槽
102 パルセータ
104 水受槽
105 モータ
106 外枠
108 流体バランサ環
111 散水口
116 洗濯物

Claims (9)

  1. 洗濯機の洗濯兼脱水槽の内部に着脱可能に取り付けられる洗濯補助具であって、
    略円環状に形成された環状剛性体と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体と、柔軟性及び通水性を有し、前記環状剛性体と前記可動体とを接続する接続部と、を備え、前記接続部は、前記可動体の上部と接着されている洗濯補助具。
  2. 前記接続部は、上部が開口する有底円筒形状とし、前記接続部の上部に前記環状剛性体、前記接続部の下部に前記可動体を配設している請求項1に記載の洗濯補助具。
  3. 前記接続部の底面外周部に形状保持部材を配設した請求項2に記載の洗濯補助具。
  4. 前記可動体の直径は、前記環状剛性体と前記可動体の高低差より大きく、前記洗濯兼脱水槽の内径より小さくした請求項2又は3に記載の洗濯補助具。
  5. 前記環状剛性体は略線対称となる中心線となる位置で二分割されており、二分割された前記環状剛性体を回動可能に接続する回動軸を備えた請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗濯補助具。
  6. 前記可動体は略線対称となる中心線となる位置で二分割され、前記接続部と接着されている請求項5に記載の洗濯補助具。
  7. 前記接続部は略線対称となる中心線となる位置で二分割されており、それぞれの前記接続部は上部が開口する略半円筒形状に形成された請求項5に記載の洗濯補助具。
  8. 洗濯機の洗濯兼脱水槽の内部に着脱可能に取り付けられる洗濯補助具であって、
    略円環状に形成された環状剛性体と、洗濯水に対して浮力を生じさせる可動体と、柔軟性及び通水性を有し、前記環状剛性体と前記可動体とを接続する接続部と、を備え、前記接続部は、有底筒状に形成されるとともに底部に袋状の部屋を有し、前記可動体は、前記袋状の部屋の内部に出し入れ可能に構成された洗濯補助具。
  9. 有底円筒形状に形成され、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、
    前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転可能に設けられたパルセータと、
    前記パルセータを回転駆動させるモータと、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗濯補助具と、を備え、
    前記洗濯兼脱水槽の内壁面には凹部が形成されており、前記環状剛性体には凸部が形成されており、前記環状剛性体は前記洗濯兼脱水槽に対して、前記凹部と前記凸部の係合により着脱可能に取り付けられている洗濯機。
JP2019107628A 2019-06-10 2019-06-10 洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機 Pending JP2020199047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019107628A JP2020199047A (ja) 2019-06-10 2019-06-10 洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019107628A JP2020199047A (ja) 2019-06-10 2019-06-10 洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020199047A true JP2020199047A (ja) 2020-12-17

Family

ID=73742958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019107628A Pending JP2020199047A (ja) 2019-06-10 2019-06-10 洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020199047A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04135285U (ja) * 1990-04-18 1992-12-16 株式会社サンアイ 洗濯用ネツト
JPH08112489A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JPH09778A (ja) * 1995-06-16 1997-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JPH09239191A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Lg Electronics Inc 全自動洗濯機の分離洗濯装置
JPH1170291A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Dia Corp:Kk 浮き体付き洗濯ネット
JP2001120884A (ja) * 1999-10-29 2001-05-08 Kao Corp 洗濯方法および洗濯用補助具
JP3154982U (ja) * 2009-08-21 2009-10-29 賀謡子 内海 洗濯ネット
JP2014233518A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 パナソニック株式会社 洗濯機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04135285U (ja) * 1990-04-18 1992-12-16 株式会社サンアイ 洗濯用ネツト
JPH08112489A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JPH09778A (ja) * 1995-06-16 1997-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JPH09239191A (ja) * 1996-03-07 1997-09-16 Lg Electronics Inc 全自動洗濯機の分離洗濯装置
JPH1170291A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Dia Corp:Kk 浮き体付き洗濯ネット
JP2001120884A (ja) * 1999-10-29 2001-05-08 Kao Corp 洗濯方法および洗濯用補助具
JP3154982U (ja) * 2009-08-21 2009-10-29 賀謡子 内海 洗濯ネット
JP2014233518A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 パナソニック株式会社 洗濯機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6117871B2 (ja) 衣類処理装置
KR102464105B1 (ko) 세탁장치
JP6860673B2 (ja) パルセータ構造及び洗濯機
JP2016202444A (ja) 洗濯機
KR20150077264A (ko) 세탁기
US4193275A (en) Agitator mechanism for clothes washing machine
JP2020199047A (ja) 洗濯補助具及びこれを取り付けた洗濯機
TWI421388B (zh) Drum washing machine
CN209741474U (zh) 一种振动式洗衣机
JP2014226176A (ja) 洗濯機用ろ過装置及びこれを取り付けた洗濯機
JP3233148B2 (ja) 全自動洗濯機
EP3620568A1 (en) Washing machine
KR20020036379A (ko) 이물질 걸름장치를 갖는 드럼세탁기
JP7394281B2 (ja) 洗濯器具、及びそれを備えた洗濯機
JP6807698B2 (ja) ドラム式洗濯機及びドラム式洗濯乾燥機
KR101041802B1 (ko) 드럼 세탁기
WO2018221365A1 (ja) 押し洗い機、洗濯機および洗濯装置
JPS5818865Y2 (ja) 撹拌式洗濯機のリント捕集装置
WO2016143266A1 (ja) 洗濯機
EP0989223A1 (en) Fabric support device for an automatic washer
KR20130142528A (ko) 드라이클리닝 장치
JP2018201642A (ja) 洗濯機
JP2015062627A (ja) 洗濯機
JP2017164255A (ja) 洗濯機
JPH08112489A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221025