JP2020197402A - 移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法 - Google Patents

移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020197402A
JP2020197402A JP2019102236A JP2019102236A JP2020197402A JP 2020197402 A JP2020197402 A JP 2020197402A JP 2019102236 A JP2019102236 A JP 2019102236A JP 2019102236 A JP2019102236 A JP 2019102236A JP 2020197402 A JP2020197402 A JP 2020197402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor module
sensor
posture
axis
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019102236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7255364B2 (ja
Inventor
健太郎 依田
Kentaro Yoda
健太郎 依田
泰徳 日吉
Yasutoku Hiyoshi
泰徳 日吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2019102236A priority Critical patent/JP7255364B2/ja
Priority to US16/887,074 priority patent/US11692849B2/en
Priority to CN202010478250.1A priority patent/CN112013869A/zh
Publication of JP2020197402A publication Critical patent/JP2020197402A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7255364B2 publication Critical patent/JP7255364B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C25/00Manufacturing, calibrating, cleaning, or repairing instruments or devices referred to in the other groups of this subclass
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms
    • E02F3/43Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations
    • E02F3/435Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2029Controlling the position of implements in function of its load, e.g. modifying the attitude of implements in accordance to vehicle speed
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2037Coordinating the movements of the implement and of the frame
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices
    • E02F9/264Sensors and their calibration for indicating the position of the work tool
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C25/00Manufacturing, calibrating, cleaning, or repairing instruments or devices referred to in the other groups of this subclass
    • G01C25/005Manufacturing, calibrating, cleaning, or repairing instruments or devices referred to in the other groups of this subclass initial alignment, calibration or starting-up of inertial devices

Abstract

【課題】センサーモジュールの較正を容易に行うことが可能な移動体を提供すること。【解決手段】所定の軸周りに回動する可動部と、前記可動部又は前記可動部と連動する部位に設けられているセンサーモジュールと、前記可動部及び前記センサーモジュールを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記センサーモジュールが第1の姿勢となるように前記可動部を制御し、かつ、前記センサーモジュールに較正指示を行い、前記センサーモジュールは、慣性センサーと、前記較正指示に応じて、前記慣性センサーの出力信号に基づいて前記センサーモジュールの姿勢を算出し、算出した姿勢と前記第1の姿勢との差に基づいて補正情報を生成する較正部と、前記補正情報に基づいて、前記慣性センサーの出力信号を補正する補正部と、を含む、移動体。【選択図】図3

Description

本発明は、移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法に関する。
特許文献1には、レーザー照射器を利用して生成された基準線上の複数の基準点に作業点が位置するように作業機を動作させたとき、複数の基準点での作業点位置を算出し、算出した複数の基準点での作業点の位置が基準線の一次方程式を充足し得ることを利用して、角度変換パラメーター、寸法パラメーター及び直線パラメーターの較正値を算出することにより、複数の角度センサーを較正する技術が記載されている。
特開2018−168584号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセンサーの較正手法では、基準線を生成するためにレーザー照射器が必要であるため、例えば、雨天時のようにレーザー光が上手く反射しない場合のように、レーザー照射器を使用することができない環境やレーザー照射器等の測量機を使用可能な人員が存在しないような作業現場ではセンサーの較正の実施が煩雑になってしまう。
本発明に係る移動体の一態様は、
所定の軸周りに回動する可動部と、
前記可動部又は前記可動部と連動する部位に設けられているセンサーモジュールと、
前記可動部及び前記センサーモジュールを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記センサーモジュールが第1の姿勢となるように前記可動部を制御し、かつ、前記センサーモジュールに較正指示を行い、
前記センサーモジュールは、
慣性センサーと、
前記較正指示に応じて、前記慣性センサーの出力信号に基づいて前記センサーモジュールの姿勢を算出し、算出した姿勢と前記第1の姿勢との差に基づいて補正情報を生成する較正部と、
前記補正情報に基づいて、前記慣性センサーの出力信号を補正する補正部と、を含む。
前記移動体の一態様において、
前記制御装置は、前記第1の姿勢の情報を前記センサーモジュールに送信してもよい。
前記移動体の一態様において、
前記第1の姿勢は、あらかじめ決められた姿勢であってもよい。
前記移動体の一態様において、
前記制御装置は、前記補正部が補正した前記慣性センサーの出力信号に基づいて、前記可動部を制御してもよい。
前記移動体の一態様において、
前記可動部は、ブーム、アーム、バケットのいずれかであってもよい。
本発明に係るセンサーモジュールの一態様は、
所定の軸周りに回動する可動部と、前記可動部を制御する制御装置とを備える移動体の前記可動部又は前記可動部と連動する部位に取り付けられるセンサーモジュールであって、
慣性センサーと、
前記制御装置からの較正指示に応じて、前記慣性センサーの出力信号に基づいて前記センサーモジュールの姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報を生成する較正部と、
前記補正情報に基づいて、前記慣性センサーの出力信号を補正する補正部と、を含む。
本発明に係るセンサーモジュールの較正方法の一態様は、
慣性センサーを含み、可動部又は前記可動部と連動する部位に設けられているセンサーモジュールを較正するセンサーモジュールの較正方法であって、
制御装置が、前記センサーモジュールが第1の姿勢となるように前記可動部を制御する工程と、
前記制御装置が、前記センサーモジュールに較正指示を行う工程と、
前記センサーモジュールが、前記較正指示に応じて、前記慣性センサーの出力信号に基づいて前記センサーモジュールの姿勢を算出し、算出した姿勢と前記第1の姿勢との差に基づいて補正情報を生成する工程と、
前記センサーモジュールが、前記補正情報に基づいて、前記慣性センサーの出力信号を補正する工程と、を含む。
本実施形態の移動体1の一例を示す図。 センサーモジュールと制御装置との接続例を示す図。 センサーモジュールの構成例を示す図。 第1実施形態におけるセンサーモジュールの第1の姿勢の一例を示す図。 第1実施形態における制御装置の構成例を示す図。 第1実施形態におけるセンサーモジュールの較正方法の手順の一例を示すフローチャート図。 第2実施形態における制御装置の構成例を示す図。 第2実施形態におけるセンサーモジュールの第1の姿勢の一例を示す図。 第2実施形態におけるセンサーモジュールの較正方法の手順の一例を示すフローチャート図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.第1実施形態
1−1.移動体の構成
図1は、本実施形態の移動体1の一例を示す図である。図1では、移動体1として建設機械の一例である油圧ショベルを例示している。
図1に示すように、移動体1は、車体が、下部走行体42と、下部走行体42上に旋回可能に搭載された上部旋回体41とで構成され、上部旋回体41の前部側に上下方向に回動可能な複数の部材で構成された作業機構50が設けられている。上部旋回体41には不
図示の運転席が設けられ、運転席には、作業機構50を構成する各部材を操作する不図示の操作装置が設けられている。そして、上部旋回体41には、上部旋回体41の傾斜角を検出するセンサーモジュール30が設けられている。
作業機構50は、複数の部材として、それぞれ所定の軸周りに回動する可動部である、ブーム43と、アーム44と、バケット45とを備えている。また、作業機構50は、バケットリンク46と、ブームシリンダー47と、アームシリンダー48と、バケットシリンダー49とを備えている。
ブーム43は、上部旋回体41の前部側に俯仰動可能に取付けられている。アーム44は、ブーム43の先端側に俯仰動可能に取付けられている。バケットリンク46は、アーム44の先端側に回動可能に取付けられている。バケット45は、アーム44およびバケットリンク46の先端側に回動可能に取付けられている。ブームシリンダー47は、ブーム43を駆動する。アームシリンダー48は、アーム44を駆動する。バケットシリンダー49、バケット45を、バケットリンク46を介して駆動する。
ブーム43の基端側は、上部旋回体41に上下方向に回動可能に支持され、ブームシリンダー47の伸縮によってブーム43が上部旋回体41に対して相対的に回転駆動される。そして、ブーム43には、ブーム43の動きの状態を検出するセンサーモジュール10cが設けられている。
ブーム43の先端側には、アーム44の一端側が回転可能に支持され、アームシリンダー48の伸縮によってアーム44がブーム43に対して相対的に回転駆動される。アーム44には、アーム44の動きの状態を検出するセンサーモジュール10bが設けられている。
アーム44の先端側には、バケットリンク46とバケット45とが回動可能に支持されていて、バケットシリンダー49の伸縮に応じてバケットリンク46がアーム44に対して相対的に回転駆動され、それに連動してバケット45がアーム44に対して相対的に回転駆動される。そして、バケットリンク46には、バケットリンク46の動きの状態を検出するセンサーモジュール10aが設けられている。
センサーモジュール10a,10b,10cは、着脱可能であり、それぞれ、可動部であるバケット45と連動する部位であるバケットリンク46、可動部であるアーム44、可動部であるブーム43に取り付けられている。そして、センサーモジュール10a,10b,10cは、それぞれバケットリンク46、アーム44、ブーム43に作用する角速度及び加速度を検出することができる。また、センサーモジュール30は、上部旋回体41に作用する角速度及び加速度を検出することができる。なお、本実施形態では、センサーモジュール10aは、バケット45に加わる衝撃によって受ける物理的なストレスを低減させるために、バケット45ではなくバケットリンク46に設けられている。
更に、移動体1には、上部旋回体41の傾斜角や作業機構50を構成するブーム43、アーム44、バケット45の位置及び姿勢を演算する制御装置20が設けられている。
制御装置20は、可動部であるブーム43、アーム44、バケット45、及びセンサーモジュール10a,10b,10cを制御する。具体的には、制御装置20は、センサーモジュール10a,10b,10cの出力信号に基づいて、ブーム43、アーム44、バケット45の位置及び姿勢を演算し、センサーモジュール30の出力信号に基づいて上部旋回体41の傾斜角を演算する。そして、制御装置20は、演算されたブーム43、アーム44、バケット45の位置及び姿勢や、演算された上部旋回体41の傾斜角に基づいて
、ブーム43、アーム44、バケット45及び上部旋回体41の動作を制御する。また、演算されたブーム43、アーム44、バケット45の位置及び姿勢や上部旋回体41の傾斜角は、運転席の不図示のモニター装置の表示に用いられる。
また、制御装置20は、センサーモジュール10a,10b,10cに較正指示を行い、後述するセンサーモジュール10a,10b,10cの較正処理のタイミングを制御する。
図2は、センサーモジュール10a,10b,10c,30と制御装置20との接続例を示す図である。図2に示すように、センサーモジュール10a,10b,10cは、直列的に接続され、検出信号を制御装置20に送信することができる。このように、センサーモジュール10a,10b,10cを直列接続することにより、可動領域内における検出信号を送信するための配線数を減らし、コンパクトな配線構造を得ることができる。コンパクトな配線構造により、配線の敷設方法の選択が容易となり、配線の劣化や損傷などの発生を低減させることが可能となる。
1−2.センサーモジュールの構成
本実施形態では、センサーモジュール10a,10b,10c,30のそれぞれは、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸、Z軸が定義されており、X軸、Y軸、Z軸の各軸周りの角速度及びX軸、Y軸、Z軸の各軸方向の加速度を検出する。センサーモジュール10a,10b,10c,30は、互いのX軸、Y軸、Z軸が一致している必要はない。センサーモジュール10a,10b,10cの構成は同じであるため、以下では、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれをセンサーモジュール10と称する場合がある。なお、本実施形態では、センサーモジュール30は、以下に説明するセンサーモジュール10と同じ構成である。
図3は、センサーモジュール10の構成例を示す図である。図3に示すように、センサーモジュール10は、慣性センサー100と、マイクロコントローラー110と、通信インターフェース回路120とを含む。慣性センサー100、マイクロコントローラー110及び通信インターフェース回路120は、不図示のパッケージに収容されている。例えば、マイクロコントローラー110及び通信インターフェース回路120は、1チップの集積回路装置に含まれており、慣性センサー100と当該集積回路装置とがパッケージに収容されていてもよい。
慣性センサー100は、X軸角速度センサー101と、Y軸角速度センサー102と、Z軸角速度センサー103と、3軸加速度センサー104とを含む。
X軸角速度センサー101は、角速度を検出する不図示の角速度検出素子と、角速度検出素子からの信号に対して、増幅、同期検波、ゲイン調整等を行ってX軸周りの角速度の向きや大きさに応じた検出信号を生成する不図示の検出回路とを含む。検出回路は、検出信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路を含む。X軸角速度センサー101は、角速度検出素子の検出軸がX軸に沿うように配置されており、A/D変換回路から出力されるデジタル信号をX軸角速度データとしてマイクロコントローラー110に送信する。
Y軸角速度センサー102は、X軸角速度センサー101と同じ構成であるが、角速度検出素子の検出軸がY軸に沿うように配置されており、A/D変換回路から出力されるデジタル信号をY軸角速度データとしてマイクロコントローラー110に送信する。
Z軸角速度センサー103は、X軸角速度センサー101及びY軸角速度センサー102と同じ構成であるが、角速度検出素子の検出軸がZ軸に沿うように配置されており、A
/D変換回路から出力されるデジタル信号をZ軸角速度データとしてマイクロコントローラー110に送信する。
3軸加速度センサー104は、3つの加速度検出素子と、各加速度検出素子からの信号に対して、増幅、同期検波、ゲイン調整等を行って各軸周りの加速度の向きや大きさに応じた検出信号を生成する不図示の検出回路とを含む。検出回路は、3軸の検出信号を3軸のデジタル信号にそれぞれ変換するA/D変換回路を含む。3軸加速度センサー104は、3つの加速度検出素子の検出軸がそれぞれX軸、Y軸、Z軸に沿うように配置されており、A/D変換回路から出力される3軸のデジタル信号をX軸加速度データ、Y軸加速度データ及びZ軸加速度データとしてマイクロコントローラー110に送信する。
なお、X軸角速度センサー101、Y軸角速度センサー102、Z軸角速度センサー103及び3軸加速度センサー104がそれぞれアナログ信号である検出信号を出力し、マイクロコントローラー110が各検出信号をデジタル信号に変換してもよい。
マイクロコントローラー110は、較正部111と、補正部112と、演算部113と、記憶部114とを含む。
較正部111は、センサーモジュール10の各軸の向きを、センサーモジュール30の対応する各軸の向きと揃えるための較正処理を行う。例えば、制御装置20が通信インターフェース回路120を介して記憶部114に含まれる不図示の所定のレジスターに所定のデータを書き込んだ場合に、較正部111が較正処理を行ってもよい。本実施形態では、センサーモジュール10の3軸とセンサーモジュール30の3軸との対応関係は任意に設定可能であり、例えば、センサーモジュール10のY軸、Z軸、X軸を、それぞれセンサーモジュール30のX軸、Y軸、Z軸と対応させてもよい。
具体的には、較正部111は、制御装置20から通信インターフェース回路120を介して受信した較正指示に応じて、慣性センサー100の出力信号に基づいてセンサーモジュール10の姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報115を生成する。例えば、較正部111は、慣性センサー100から出力されるX軸加速度データ、Y軸加速度データ及びZ軸加速度データに基づいて重力方向を特定し、X軸、Y軸及びZ軸と重力方向との関係からセンサーモジュール10の姿勢を算出することができる。
補正情報115は、例えば、算出されたセンサーモジュール10の姿勢を第1の姿勢と一致させるように、直交性を保ったままX軸、Y軸、Z軸を回転させる回転行列であってもよい。較正部111が生成した補正情報115は、記憶部114に記憶される。第1の姿勢は、センサーモジュール30の3軸で定義される座標系におけるセンサーモジュール10の基本姿勢である。
図4は、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの第1の姿勢の一例を示す図である。図4では、移動体1の一部が簡略化して図示されている。図4の例では、センサーモジュール10aはバケットリンク46に設けられ、センサーモジュール10bはアーム44の側面に設けられ、センサーモジュール10cはブーム43の側面に設けられている。そして、センサーモジュール10a,10b,10cのZ軸が同じ方向を向いている。なお、センサーモジュール30は、例えば、上部旋回体41の運転席の床面に設けられている。
本実施形態では、センサーモジュール30の姿勢は、X軸周りのロール角、Y軸周りのピッチ角及びZ軸周りのヨー角で定義される。また、図4の例では、センサーモジュール
10a,10b,10cのY軸、Z軸、X軸が、それぞれセンサーモジュール30のX軸、Y軸、Z軸と対応するように設定されており、センサーモジュール10a,10b,10cの姿勢は、Y軸周りのロール角、Z軸周りのピッチ角及びX軸周りのヨー角で定義される。較正処理においては、センサーモジュール30のロール角、ピッチ角、ヨー角はすべて0°であるものとし、センサーモジュール10a,10b,10cのY軸、Z軸、X軸が、それぞれセンサーモジュール30のX軸、Y軸、Z軸と一致するとき、センサーモジュール10a,10b,10cのロール角、ピッチ角、ヨー角はすべて0°である。
図4の例では、較正処理の実施中、ブーム43、アーム44及びバケット45は折れ曲がった状態で静止しており、センサーモジュール10aの第1の姿勢は、ロール角が0°、ピッチ角がφ1、ヨー角が0°である。また、センサーモジュール10bの第1の姿勢は、ロール角が0°、ピッチ角がφ2、ヨー角が0°である。また、センサーモジュール10cの第1の姿勢は、ロール角が0°、ピッチ角がφ3、ヨー角が0°である。例えば、φ1<φ2<0<φ3である。したがって、センサーモジュール10aの較正部111は、慣性センサー100の出力信号に基づいて算出したロール角、ピッチ角、ヨー角をそれぞれ0°、φ1、0°に補正するための補正情報115を生成する。また、センサーモジュール10bの較正部111は、慣性センサー100の出力信号に基づいて算出したロール角、ピッチ角、ヨー角をそれぞれ0°、φ2、0°に補正するための補正情報115を生成する。また、センサーモジュール10cの較正部111は、慣性センサー100の出力信号に基づいて算出したロール角、ピッチ角、ヨー角をそれぞれ0°、φ3、0°に補正するための補正情報115を生成する。
図3に戻り、補正部112は、補正情報115に基づいて、慣性センサー100の出力信号を補正する。例えば、補正部112は、補正情報115が回転行列であれば、慣性センサー100から出力されるX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データと回転行列との行列積を計算することにより、各データを補正する。
演算部113は、補正部112により補正されたX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データに基づいて所定の演算を行う。例えば、演算部113は、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データに基づいて、センサーモジュール10の位置を計算してもよい。また、例えば、演算部113は、X軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データに基づいて、センサーモジュール10の姿勢、すなわち、ロール角、ピッチ角、ヨー角を演算してもよい。また、例えば、センサーモジュール10が温度センサーを含む場合、演算部113は、当該温度センサーの出力信号に基づいて、X軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データの温度特性を補正してもよい。
記憶部114は、半導体メモリーやレジスターなどにより実現され、マイクロコントローラー110による処理に必要な各種の情報を記憶する。本実施形態では、記憶部114は、補正情報115を記憶する。また、記憶部114は、通信インターフェース回路120を介して制御装置20から受信した第1の姿勢の情報を記憶してもよい。
通信インターフェース回路120は、制御装置20とデータ通信を行うための回路である。通信インターフェース回路120は、例えば、SPI(Serial Peripheral Interface)の通信規格やI2C(Inter-Integrated Circuit)の通信規格のインターフェース処理を行ってもよい。本実施形態では、通信インターフェース回路120は、補正部112により補正されたX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データを受け取って制御装置20に送信する。ま
た、通信インターフェース回路120は、演算部113の演算により得られたデータを制御装置20に送信してもよい。また、通信インターフェース回路120は、制御装置20から較正指示や第1の姿勢の情報を受信し、マイクロコントローラー110に出力する。
1−3.制御装置の構成
図5は、制御装置20の構成例を示す図である。図5に示すように、制御装置20は、マイクロコントローラー210と、通信インターフェース回路220とを含む。
マイクロコントローラー210は、較正指示部211と、姿勢設定部212と、演算部213と、記憶部214とを含む。
較正指示部211は、通信インターフェース回路220を介して、センサーモジュール10に較正指示を行う。例えば、不図示の外部装置が記憶部214に含まれる不図示の所定のレジスターに所定のデータを書き込んだ場合に、較正指示部211がセンサーモジュール10に較正指示を行ってもよい。
姿勢設定部212は、通信インターフェース回路220を介して、第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10に送信する。例えば、不図示の外部装置が記憶部214に含まれる不図示の所定のレジスターに第1の姿勢の情報を書き込んだ場合に、姿勢設定部212が当該第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10に送信してもよい。なお、第1の姿勢の情報を較正指示として兼用してもよい。すなわち、姿勢設定部212が較正指示部211として機能してもよい。
演算部213は、センサーモジュール10から通信インターフェース回路220を介して各種のデータを受信し、当該各種のデータと記憶部214に記憶されている作業情報215とに基づいて所定の演算を行う。特に、本実施形態では、演算部213は、センサーモジュール10において補正部112が補正した慣性センサー100の出力信号であるX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データに基づいて、可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御する。例えば、演算部213は、X軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ及びZ軸加速度データに基づいて、ブーム43、アーム44及びバケット45の位置や姿勢を演算し、演算結果に基づいて、作業情報215で指定される作業が実施されるようにブーム43、アーム44及びバケット45の位置や姿勢を制御する。これにより、バケット45の刃先の位置が制御され、作業情報215で指定される作業がセミオートで実施される。なお、センサーモジュール10が自身の位置や姿勢を演算して制御装置20に送信する場合には、演算部213は、当該位置や姿勢を用いてブーム43、アーム44及びバケット45の位置や姿勢を制御してもよい。
また、演算部213は、センサーモジュール30から出力されるX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ及びZ軸加速度データに基づいて、上部旋回体41の傾斜角を演算し、演算結果に基づいて上部旋回体41の動作を制御する。例えば、演算部213は、ブーム43、アーム44及びバケット45の位置や姿勢とともに上部旋回体41の傾斜角に基づいて、作業情報215で指定される作業が実施されるようにブーム43、アーム44、バケット45及び上部旋回体41の位置や姿勢を制御してもよい。
また、演算部213は、較正指示部211によるセンサーモジュール10への較正指示の前に、センサーモジュール10が第1の姿勢となるように可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御する。例えば、作業者が、センサーモジュール10が第
1の姿勢となるように操作装置を操作し、演算部213は、当該操作に従ってブーム43、アーム44及びバケット45が所定の状態で静止するように制御してもよい。また、例えば、作業者によらず、演算部213が、自動的にセンサーモジュール10が第1の姿勢となるように、ブーム43、アーム44及びバケット45が所定の状態で静止するように制御してもよい。
記憶部214は、半導体メモリーやレジスターなどにより実現され、マイクロコントローラー210による処理に必要な各種の情報を記憶する。本実施形態では、記憶部214は、移動体1が実施すべき作業が規定された作業情報215を記憶する。また、記憶部214は、通信インターフェース回路120を介して制御装置20から受信した各種のデータを記憶してもよい。
通信インターフェース回路220は、センサーモジュール10とデータ通信を行うための回路である。通信インターフェース回路220は、例えば、SPIの通信規格やI2Cの通信規格のインターフェース処理を行ってもよい。本実施形態では、通信インターフェース回路220は、センサーモジュール10からX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データを受信してマイクロコントローラー210に出力する。また、通信インターフェース回路220は、マイクロコントローラー210から較正指示や第1の姿勢の情報を受け取ってセンサーモジュール10に送信する。
1−4.センサーモジュールの較正方法
図6は、センサーモジュール10の較正方法の手順の一例を示すフローチャート図である。
図6に示すように、まず、工程S1において、制御装置20が、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが第1の姿勢となるように可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御する。
次に、工程S2において、制御装置20が、第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれに送信する。
次に、工程S3において、制御装置20が、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれに較正指示を行う。
次に、工程S4において、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが、較正指示に応じて、慣性センサー100の出力信号に基づいてセンサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報115を生成する。
最後に、工程S5において、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが、補正情報115に基づいて、慣性センサー100の出力信号を補正する。
1−5.作用効果
以上に説明したように、第1実施形態では、制御装置20は、センサーモジュール10a,10b,10cが第1の姿勢となるように可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御し、かつ、センサーモジュール10a,10b,10cに較正指示を行う。そして、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれは、較正指示に応じて、慣性センサー100の出力信号に基づいてセンサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報1
15を生成し、補正情報115に基づいて、慣性センサー100の出力信号を補正する。したがって、第1実施形態によれば、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが、制御装置20から送信された第1の姿勢の情報に基づいて自身で較正を行うので、レーザー照射器等の測量機を用いる必要がなく、センサーモジュール10a,10b,10cの較正を容易に行うことができる。
また、第1実施形態によれば、制御装置20は、第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10a,10b,10cに送信するので、可動部の配置や構造に応じて第1の姿勢を任意に設定することができ、高い利便性を実現することができる。
また、第1実施形態によれば、制御装置20は、補正した慣性センサー100の出力信号に基づいて可動部を制御するので、可動部を高精度に制御することができる。
2.第2実施形態
以下、第2実施形態の移動体1について、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、第1実施形態と同様の説明は省略又は簡略し、主として第1実施形態と異なる内容について説明する。以下では、第2実施形態の移動体1として、第1実施形態と同様、図1に示した油圧ショベルを例に挙げて説明する。
図7は、第2実施形態における制御装置20の構成例を示す図である。図7に示すように、第2実施形態における制御装置20は、第1実施形態と同様、慣性センサー100と、マイクロコントローラー210と、通信インターフェース回路220とを含む。
マイクロコントローラー210は、第1実施形態と同様、較正指示部211と、演算部213と、記憶部214とを含む。
較正指示部211は、第1実施形態と同様、通信インターフェース回路220を介して、センサーモジュール10に較正指示を行う。
演算部213は、第1実施形態と同様、センサーモジュール10において補正部112が補正した慣性センサー100の出力信号であるX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データに基づいて、可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御する。また、演算部213は、第1実施形態と同様、較正指示部211によるセンサーモジュール10への較正指示の前に、センサーモジュール10が第1の姿勢となるように可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御する。
記憶部214は、第1実施形態と同様、マイクロコントローラー210による処理に必要な各種の情報、例えば、作業情報215や通信インターフェース回路120を介して制御装置20から受信した各種のデータを記憶する。
通信インターフェース回路220は、第1実施形態と同様、通信インターフェース回路220は、センサーモジュール10からX軸角速度データ、Y軸角速度データ、Z軸角速度データ、X軸加速度データ、Y軸加速度データ、Z軸加速度データを受信してマイクロコントローラー210に出力する。
第2実施形態では、マイクロコントローラー210は、第1実施形態と異なり、姿勢設定部212を含まない。したがって、通信インターフェース回路220は、マイクロコントローラー210から較正指示を受け取ってセンサーモジュール10に送信するが、第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10に送信しない。
第2実施形態におけるセンサーモジュール10の構成例は図3と同様であるため、その図示を省略するが、センサーモジュール10は、第1実施形態と同様、慣性センサー100と、マイクロコントローラー110と、通信インターフェース回路120とを含む。慣性センサー100の構成及び機能は第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
マイクロコントローラー110は、第1実施形態と同様、較正部111と、補正部112と、演算部113と、記憶部114とを含む。補正部112、演算部113及び記憶部114の機能は第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
較正部111は、第1実施形態と同様、センサーモジュール10の各軸の向きを、センサーモジュール30の対応する各軸の向きと揃えるための較正処理を行う。具体的には、較正部111は、制御装置20から通信インターフェース回路120を介して受信した較正指示に応じて、慣性センサー100の出力信号に基づいてセンサーモジュール10の姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報115を生成する。
第1実施形態と同様、第1の姿勢は、センサーモジュール30の3軸で定義される座標系におけるセンサーモジュール10の基本姿勢である。ただし、第2実施形態では、第1の姿勢はあらかじめ決められた姿勢であり、較正部111は第1の姿勢を認識している。したがって、第1実施形態では、制御装置20が第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10に送信するが、第2実施形態では、制御装置20は第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10に送信しない。
図8は、第2実施形態における、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの第1の姿勢の一例を示す図である。図8では、移動体1の一部が簡略化して図示されている。図8の例では、センサーモジュール10aはバケットリンク46に設けられ、センサーモジュール10bはアーム44の側面に設けられ、センサーモジュール10cはブーム43の側面に設けられている。そして、センサーモジュール10a,10b,10cのX軸、Y軸、Z軸がそれぞれ同じ方向を向いている。なお、センサーモジュール30は、例えば、上部旋回体41の運転席の床面に設けられている。
第2実施形態でも、センサーモジュール30の姿勢は、X軸周りのロール角、Y軸周りのピッチ角及びZ軸周りのヨー角で定義される。また、図8の例では、センサーモジュール10a,10b,10cのY軸、Z軸、X軸が、それぞれセンサーモジュール30のX軸、Y軸、Z軸と対応するように設定されており、センサーモジュール10a,10b,10cの姿勢は、Y軸周りのロール角、Z軸周りのピッチ角及びX軸周りのヨー角で定義される。図8の例では、較正処理の実施中、ブーム43、アーム44及びバケット45は直線状に伸びた状態で静止しており、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの第1の姿勢は、ロール角が0°、ピッチ角が0°、ヨー角が0°である。したがって、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの較正部111は、慣性センサー100の出力信号に基づいて算出したロール角、ピッチ角、ヨー角をすべて0°に補正するための補正情報115を生成する。
図9は、第2実施形態におけるセンサーモジュール10の較正方法の手順の一例を示すフローチャート図である。
図9に示すように、まず、工程S11において、制御装置20が、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが第1の姿勢となるように可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御する。
次に、工程S12において、制御装置20が、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれに較正指示を行う。
次に、工程S13において、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが、較正指示に応じて、慣性センサー100の出力信号に基づいてセンサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報115を生成する。
最後に、工程S14において、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが、補正情報115に基づいて、慣性センサー100の出力信号を補正する。
以上に説明したように、第2実施形態では、制御装置20は、センサーモジュール10a,10b,10cが第1の姿勢となるように可動部であるブーム43、アーム44及びバケット45を制御し、かつ、センサーモジュール10a,10b,10cに較正指示を行う。そして、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれは、較正指示に応じて、慣性センサー100の出力信号に基づいてセンサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれの姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報115を生成し、補正情報115に基づいて、慣性センサー100の出力信号を補正する。したがって、第2実施形態によれば、センサーモジュール10a,10b,10cのそれぞれが、制御装置20から送信された第1の姿勢の情報に基づいて自身で較正を行うので、レーザー照射器等の測量機を用いる必要がなく、センサーモジュール10a,10b,10cの較正を容易に行うことができる。
また、第2実施形態によれば、第1の姿勢は、あらかじめ決められた姿勢であるので、制御装置20が第1の姿勢の情報をセンサーモジュール10a,10b,10cに送信する必要がなく、第1実施形態よりも、制御装置20の処理負荷が軽減され、較正処理に要する時間が短縮される。
また、第2実施形態によれば、制御装置20は、補正した慣性センサー100の出力信号に基づいて可動部を制御するので、可動部を高精度に制御することができる。
3.変形例
上記の各実施形態では、センサーモジュール10に含まれる慣性センサー100は、3軸の角速度及び3軸の加速度を検出しているが、1軸、2軸又は4軸以上の角速度を検出してもよいし、1軸、2軸又は4軸以上の加速度を検出してもよい。また、慣性センサー100は、角速度センサー又は加速度センサー以外のセンサー、例えば、温度センサー等を有していてもよい。
また、上記の各実施形態では、センサーモジュール10aはバケット45と連動する部位であるバケットリンク46に設けられているが、バケット45に設けられていてもよい。また、センサーモジュール10bはアーム44に設けられているが、アーム44と連動する部位であるアームシリンダー48に設けられていてもよい。同様に、センサーモジュール10cはブーム43に設けられているが、ブーム43と連動する部位であるブームシリンダー47に設けられていてもよい。
また、上記の各実施形態では、センサーモジュール10が設けられる可動部又は可動部と連動する部位がブーム43、アーム44及びバケットリンク46の3つである移動体1を例に挙げたが、移動体1において、センサーモジュール10が設けられる可動部又は可動部と連動する部位は1つでもよいし、2つでもよいし、4つ以上であってもよい。
上記の各実施形態では、移動体1として油圧ショベルを例に挙げたが、移動体1は、所定の軸周りに回転する可動部を有するものであればよく、例えば、ラフテレーンクレーン、ブルドーザー、ホイールローダー等の建設機械、農業機械、あるいはロボットであってもよい。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…移動体、10,10a,10b,10c…センサーモジュール、20…制御装置、30…センサーモジュール、41…上部旋回体、42…下部走行体、43…ブーム、44…アーム、45…バケット、46…バケットリンク、47…ブームシリンダー、48…アームシリンダー、49…バケットシリンダー、50…作業機構、100…慣性センサー、101…X軸角速度センサー、102…Y軸角速度センサー、103…Z軸角速度センサー、104…3軸加速度センサー、110…マイクロコントローラー、111…較正部、112…補正部、113…演算部、114…記憶部、115…補正情報、120…通信インターフェース回路、210…マイクロコントローラー、211…較正指示部、212…姿勢設定部、213…演算部、214…記憶部、215…作業情報、220…通信インターフェース回路

Claims (7)

  1. 所定の軸周りに回動する可動部と、
    前記可動部又は前記可動部と連動する部位に設けられているセンサーモジュールと、
    前記可動部及び前記センサーモジュールを制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記センサーモジュールが第1の姿勢となるように前記可動部を制御し、かつ、前記センサーモジュールに較正指示を行い、
    前記センサーモジュールは、
    慣性センサーと、
    前記較正指示に応じて、前記慣性センサーの出力信号に基づいて前記センサーモジュールの姿勢を算出し、算出した姿勢と前記第1の姿勢との差に基づいて補正情報を生成する較正部と、
    前記補正情報に基づいて、前記慣性センサーの出力信号を補正する補正部と、を含む、移動体。
  2. 前記制御装置は、前記第1の姿勢の情報を前記センサーモジュールに送信する、請求項1に記載の移動体。
  3. 前記第1の姿勢は、あらかじめ決められた姿勢である、請求項1に記載の移動体。
  4. 前記制御装置は、前記補正部が補正した前記慣性センサーの出力信号に基づいて、前記可動部を制御する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の移動体。
  5. 前記可動部は、ブーム、アーム、バケットのいずれかである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の移動体。
  6. 所定の軸周りに回動する可動部と、前記可動部を制御する制御装置とを備える移動体の前記可動部又は前記可動部と連動する部位に取り付けられるセンサーモジュールであって、
    慣性センサーと、
    前記制御装置からの較正指示に応じて、前記慣性センサーの出力信号に基づいて前記センサーモジュールの姿勢を算出し、算出した姿勢と第1の姿勢との差に基づいて補正情報を生成する較正部と、
    前記補正情報に基づいて、前記慣性センサーの出力信号を補正する補正部と、を含む、センサーモジュール。
  7. 慣性センサーを含み、可動部又は前記可動部と連動する部位に設けられているセンサーモジュールを較正するセンサーモジュールの較正方法であって、
    制御装置が、前記センサーモジュールが第1の姿勢となるように前記可動部を制御する工程と、
    前記制御装置が、前記センサーモジュールに較正指示を行う工程と、
    前記センサーモジュールが、前記較正指示に応じて、前記慣性センサーの出力信号に基づいて前記センサーモジュールの姿勢を算出し、算出した姿勢と前記第1の姿勢との差に基づいて補正情報を生成する工程と、
    前記センサーモジュールが、前記補正情報に基づいて、前記慣性センサーの出力信号を補正する工程と、を含む、センサーモジュールの較正方法。
JP2019102236A 2019-05-31 2019-05-31 移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法 Active JP7255364B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019102236A JP7255364B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法
US16/887,074 US11692849B2 (en) 2019-05-31 2020-05-29 Movable structure, sensor module, and method for calibrating sensor module
CN202010478250.1A CN112013869A (zh) 2019-05-31 2020-05-29 移动体、传感器模块以及传感器模块的校准方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019102236A JP7255364B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020197402A true JP2020197402A (ja) 2020-12-10
JP7255364B2 JP7255364B2 (ja) 2023-04-11

Family

ID=73507124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019102236A Active JP7255364B2 (ja) 2019-05-31 2019-05-31 移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11692849B2 (ja)
JP (1) JP7255364B2 (ja)
CN (1) CN112013869A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7161796B1 (ja) 2021-10-01 2022-10-27 Totalmasters株式会社 角度センサの較正方法、建設機械の制御方法、建設機械の制御システムおよび建設機械の制御プログラム
WO2023145484A1 (ja) * 2022-01-28 2023-08-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御システム及び慣性センサ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3206264C (en) * 2021-05-13 2024-02-13 Peder Olsen A system for tuning hydraulic components of a production digger
JP2023042084A (ja) * 2021-09-14 2023-03-27 セイコーエプソン株式会社 慣性センサーモジュール
JP2023042129A (ja) * 2021-09-14 2023-03-27 セイコーエプソン株式会社 慣性センサーモジュール
JP2023050622A (ja) * 2021-09-30 2023-04-11 セイコーエプソン株式会社 慣性センサーモジュール

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62155317U (ja) * 1986-03-26 1987-10-02
JP2018155027A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 日立建機株式会社 建設機械
JP2019056247A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 日立建機株式会社 建設機械
JP2019060734A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 セイコーエプソン株式会社 制御回路、物理量検出装置、慣性計測装置、移動体測位装置、携帯型電子機器、電子機器及び移動体

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005121437A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Hitachi Constr Mach Co Ltd 角度センサの校正装置
EP2370644A4 (en) * 2008-11-26 2014-03-05 Volvo Constr Equip Ab METHOD FOR CALIBRATING ANGLE SENSOR AND VEHICLE WITH ANGLE SENSOR
JP5321532B2 (ja) * 2010-04-28 2013-10-23 株式会社安川電機 ロボットキャリブレーション装置及びキャリブレーション方法
JP6721291B2 (ja) * 2015-03-19 2020-07-15 住友建機株式会社 ショベル
US9481984B2 (en) * 2015-03-27 2016-11-01 Komatsu Ltd. Calibration device for work machine and calibration method of working equipment parameter for work machine
DE112015000031B4 (de) * 2015-03-27 2017-03-02 Komatsu Ltd. Kalibrierungsvorrichtung für eine Baumaschine und Verfahren zum Kalibrieren eines Arbeitsausrüstungs-Parameters für eine Baumaschine
AR104232A1 (es) * 2015-04-13 2017-07-05 Leica Geosystems Pty Ltd Compensación dinámica del movimiento en maquinarias
KR101859263B1 (ko) * 2015-06-29 2018-05-18 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 작업 기계의 제어 시스템 및 작업 기계의 제어 방법
JP6701224B2 (ja) * 2015-10-28 2020-05-27 株式会社小松製作所 作業機械の校正装置、作業機械及び作業機械の校正方法
JP6068730B2 (ja) * 2015-10-30 2017-01-25 株式会社小松製作所 作業機械、及び作業機械の作業機パラメータ補正方法
JP6487385B2 (ja) * 2016-07-20 2019-03-20 ファナック株式会社 ロボットの原点位置較正装置および方法
JP6714534B2 (ja) * 2017-03-29 2020-06-24 日立建機株式会社 建設機械
JP6970581B2 (ja) * 2017-10-04 2021-11-24 株式会社小松製作所 作業機械、作業機械を含むシステムおよび作業機械の制御方法
US10900778B2 (en) * 2018-08-22 2021-01-26 Caterpillar Inc. Systems and methods for implement position measurement
US20200128717A1 (en) * 2018-10-31 2020-04-30 Deere & Company Windrower header sensing and control method
JP7182458B2 (ja) * 2018-12-27 2022-12-02 日立建機株式会社 作業機械
CN117468520A (zh) * 2019-03-28 2024-01-30 住友建机株式会社 挖土机及施工系统
JP7326428B2 (ja) * 2019-03-29 2023-08-15 住友建機株式会社 ショベル及びショベルの制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62155317U (ja) * 1986-03-26 1987-10-02
JP2018155027A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 日立建機株式会社 建設機械
JP2019056247A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 日立建機株式会社 建設機械
JP2019060734A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 セイコーエプソン株式会社 制御回路、物理量検出装置、慣性計測装置、移動体測位装置、携帯型電子機器、電子機器及び移動体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7161796B1 (ja) 2021-10-01 2022-10-27 Totalmasters株式会社 角度センサの較正方法、建設機械の制御方法、建設機械の制御システムおよび建設機械の制御プログラム
JP2023053504A (ja) * 2021-10-01 2023-04-13 Totalmasters株式会社 角度センサの較正方法、建設機械の制御方法、建設機械の制御システムおよび建設機械の制御プログラム
WO2023145484A1 (ja) * 2022-01-28 2023-08-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御システム及び慣性センサ

Also Published As

Publication number Publication date
US11692849B2 (en) 2023-07-04
US20200378794A1 (en) 2020-12-03
CN112013869A (zh) 2020-12-01
JP7255364B2 (ja) 2023-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7255364B2 (ja) 移動体、センサーモジュール及びセンサーモジュールの較正方法
JP5823046B1 (ja) 油圧ショベルの較正システム及び較正方法
CN107905275B (zh) 一种挖掘机数字化辅助施工系统及其辅助施工方法
JP6068730B2 (ja) 作業機械、及び作業機械の作業機パラメータ補正方法
CN107406237B (zh) 臂架末端的位置控制
US8731720B1 (en) Remotely controlled self-balancing robot including kinematic image stabilization
JP5841300B1 (ja) 作業機械の較正装置、及び作業機械の作業機パラメータの較正方法
CN109605372B (zh) 一种用于测量工程机械臂的位姿的方法和系统
US11508091B2 (en) Calibration device for imaging device, monitoring device, work machine and calibration method
JP2017181340A (ja) 建設機械及び建設機械の較正方法
KR20160115675A (ko) 작업 기계의 교정 장치 및 작업 기계의 작업기 파라미터의 교정 방법
JP2015042437A (ja) ロボットシステム及びロボットシステムの校正方法
JP2010228905A (ja) 作業機の遠隔操作装置及び遠隔操作方法
US20220267999A1 (en) Position Detection Device and Method for Detecting the Position of a Bucket of an Excavator
JP6966108B2 (ja) 建設作業機械の測位較正方法及びその測位較正コントローラ
CN113366401A (zh) 位置和取向跟踪系统
CN109073408A (zh) 利用倾角传感器的陀螺仪传感器的校准方法
KR102479701B1 (ko) 작업 기계
JP7000132B2 (ja) 穿孔支援装置
JP7424960B2 (ja) 情報取得システムおよび情報取得方法
JP2001247300A (ja) ブーム付き作業機の制御装置
JP2022072338A (ja) 慣性計測装置
JP7301937B2 (ja) ショベル及びショベル用地形検知システム
JP2017042850A (ja) モータにより駆動されるロボットを制御するロボット制御装置
JP2015089607A (ja) ツール先端点情報補正プログラム、ツール先端点情報補正装置、及び、ツール先端点情報補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230313

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7255364

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150