JP2020197289A - リニアソレノイドバルブ - Google Patents

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正顕 河野
Masaaki Kono
正顕 河野
雅教 石川
Masanori Ishikawa
雅教 石川
近藤 真一
Shinichi Kondo
真一 近藤
和寛 笹尾
Kazuhiro Sasao
和寛 笹尾
元良 安藤
Motoyoshi Ando
元良 安藤
新井 雅人
Masahito Arai
雅人 新井
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Abstract

【課題】スプールの挙動不安定化を抑制するリニアソレノイドバルブを提供する。【解決手段】スリーブ21は、スプール22を軸方向に移動可能に保持している。スプリング23は、スプール22を軸方向一方に付勢している。アジャスタ40は、スプリング23に対して軸方向他方側に設けられ、スプリング23の初期荷重を調節する。ソレノイド部30は、電磁力を発生させて、スプール22を軸方向他方に押圧する。アジャスタ40は、軸方向に移動可能であるアジャスタ回り止め部42と、スリーブ21にねじ込まれているアジャスタねじ部41とを有する。アジャスタ回り止め部42は、スプール22の軸心まわりの回動が規制され、スプリング23の一端を係止している。アジャスタねじ部41は、ねじ込みによりアジャスタ回り止め部42を介してスプリング23に圧縮荷重を付加する。【選択図】図1

Description

本発明は、リニアソレノイドバルブに関する。
従来、油圧を制御するためのリニアソレノイドバルブでは、弁体を微振動させることにより、弁体の動作時における摩擦を低減し制御精度および応答性を向上させている。このときソレノイドの電流に加えられる微小振幅の信号はディザと呼ばれる。
しかし、バルブが全開・全閉に近い状態では、制御特性に変化が生じてしまい、制御精度が低下する。これに対して、特許文献1には、バルブが全開・全閉に近い状態での供給電流が所定値以上である場合に、ディザの周波数を高めるリニアソレノイドバルブが記載されている。
特開平11−287351号公報
しかしながら、ディザによる制御では、いくら周波数を高めてもストローク方向の切り替わりに静止タイミングがある。そのタイミングでは静止摩擦力が作用するため、高い動き出しエネルギーが必要であり、動作が安定しない。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、スプールの挙動不安定化を抑制するリニアソレノイドバルブを提供することである。
本発明は、ソレノイドの電磁力とスプリングの付勢力とスプールに作用する油圧力とのつり合いによりスプールのストロークを制御するリニアソレノイドバルブである。本発明は、スプール(22)、スリーブ(21)、スプリング(23)、アジャスタ(40)およびソレノイド部(30)を備える。スリーブは、スプールを軸方向に移動可能に保持している。スプリングは、スプールを軸方向一方に付勢している。アジャスタは、スプリングに対して軸方向他方側に設けられ、スプリングの初期荷重を調節する。ソレノイド部は、電磁力を発生させて、スプールを軸方向他方に押圧する。アジャスタは、軸方向に移動可能であるアジャスタ回り止め部(42)と、スリーブにねじ込まれているアジャスタねじ部(41)とを有する。アジャスタ回り止め部は、スプールの軸心まわりの回動が規制され、スプリングの一端を係止している。アジャスタねじ部は、ねじ込みによりアジャスタ回り止め部を介してスプリングに圧縮荷重を付加する。
本発明によれば、圧縮荷重付加時にねじ部をねじ込み回転させても、回り止め部は回動せずに軸方向へ移動する。そのため、スプリングを所定の位置に回り止めしたまま圧縮することができる。これにより、スプールに働く油圧力による偏荷重と、スプリングの付勢力の傾きによる横力とが相殺するようにスプリングを設定することができる。そのため、スプールとスリーブとの金属接触等によるスプールの挙動不安定化を抑制することが可能となる。
一実施形態のリニアソレノイドバルブの断面図。 図1のアジャスタねじ部の拡大図。 図1のアジャスタ回り止め部の拡大図。 図3の矢印IV方向から見た矢視図。 図1のスプリングの側面図。 図5のスプリングを矢印VI方向から見た矢視図。 図1のスリーブのVII部分拡大図。 図7のスリーブの矢印VIII方向から見た矢視図。
以下、リニアソレノイドバルブの実施形態を図面に基づき説明する。
[一実施形態]
一実施形態のリニアソレノイドバルブは、自動車用ドライブトレインの油圧を制御するために用いられる。先ず、リニアソレノイドバルブの基本構成について説明する。図1に示すようにリニアソレノイドバルブ10は、スプール弁部20およびソレノイド部30を備える。
スプール弁部20は、各種ポート24〜27を有するスリーブ21と、スリーブ21内で軸方向へ移動可能なスプール22と、スプール22に軸方向に作用するバネ力を発生させ、スプール22を軸方向の一方へ付勢する「スプリング」としてのコイルばね23とを有する。供給圧ポート24には、図示しないオイルポンプから圧送された作動油が流入する。制御圧ポート25は油圧制御対象に接続される。フィードバックポート26には、制御圧ポート25から出力された作動油の一部が流入する。排出ポート27はドレン空間に接続される。供給圧ポート24、制御圧ポート25、および、排出ポート27における油圧力により、スプール22は偏荷重P1を受けている。このうち、供給圧ポート24における油圧力からの偏荷重が最も大きい。一実施形態では、偏荷重P1は、供給圧ポート24が位置するスリーブ21側からスプール22の方に作用する。以下の説明において、スプール22の軸方向の一方、すなわちコイルばね23がスプール22を付勢する方を「軸方向一方」と記載する。また、スプール22の軸方向の他方を「軸方向他方」と記載する。
ソレノイド部30は、スプール22の軸心AX1上であってスプール22に対して軸方向一方側に設けられているプランジャ31と、プランジャ31とスプール22との間に設けられているシャフト32と、プランジャ31に作用する電磁力を発生させるソレノイド33とを有する。ソレノイド33は、電磁力によりプランジャ31を軸方向他方へ移動させ、シャフト32を介してスプール22に軸方向の押圧力を作用させて、スプール22を軸方向他方へ押圧する。電磁力は、ソレノイド33の電流に応じて変わる。
スプール22は、プランジャ31およびシャフト32と共に軸方向へ移動して、供給圧ポート24と制御圧ポート25との連通度合い、および、排出ポート27と制御圧ポート25との連通度合いを変化させる。供給圧ポート24は、スプール22のINランド28に開閉される。排出ポート27は、スプール22のEXランド29に開閉される。出力油圧は、スプール22のストロークに応じて変化する。
スプール22のストロークは、シャフト32の押圧力(すなわちソレノイド33の電磁力)と、コイルばね23の付勢力(すなわちコイルばね23のバネ力)と、フィードバックポート26に流入する作動油によりスプール22に作用するフィードバック力(すなわち油圧力)とが釣り合う位置になる。油圧制御対象には、スプール22のストロークに応じた油圧が供給される。リニアソレノイドバルブ10は、上記の力の釣り合いによりスプール22のストロークを制御し、供給圧力を制御する。
次に、リニアソレノイドバルブ10の特徴構成について説明する。図1に示すように、リニアソレノイドバルブ10は、軸方向他方側にアジャスタ40を備える。アジャスタ40は、コイルばね23の初期荷重を調整している。アジャスタ40は、アジャスタ回り止め部42およびアジャスタねじ部41を有する。アジャスタねじ部41は、スリーブ21の軸方向他方側の端部に設けられている。アジャスタ回り止め部42は、コイルばね23とアジャスタねじ部41との間に設けられている。
図3および図4に示すように、アジャスタ回り止め部42は、外周にスライド突起43を二つ有する。二つのスライド突起43は軸心AX1に対して軸対称に備えられている。スライド突起43は、スリーブ21の内周に設けられている2本のスリーブスライド溝44にはまり、当該溝内をスライドする。図7および図8に示すように、スリーブスライド溝44は、スリーブ21の軸方向に延び、軸心AX1に対して軸対称に備えられている。したがって、アジャスタ回り止め部42は、スプール22の軸方向に移動可能である一方、軸心AXまわりに回動規制される。
図1に示すように、アジャスタ回り止め部42は、スプール22との間にコイルばね23を有する。図3および図4に示すように、アジャスタ回り止め部42は、軸心AX1に対して径方向に離れた位置に、スプール22の軸方向に貫通する一つの回り止め孔45を有する。図5および図6に示すように、コイルばね23は、アジャスタ回り止め部42側にスプリングピン46を有する。スプリングピン46は、コイルばね23の一端部であり、アジャスタ回り止め部42に向かって軸方向に延びる突起形状部分である。スプリングピン46は、回り止め孔45に挿入され、軸心AX1まわりにおいて回り止め孔45に係止する。スプリングピン46は、アジャスタ回り止め部42に対して、所定の位置で回動係止している。
図2に示すように、アジャスタねじ部41は、外周に雄ねじ部47を有する。雄ねじ部47は、スリーブ21の内周の雌ねじ部48にねじ込まれる。このように雄ねじ部47がねじ込まれることによって、アジャスタねじ部41は、アジャスタ回り止め部42を同時に押しこみながら軸方向一方へ移動する。つまり、アジャスタねじ部41は、ねじ込みによりアジャスタ回り止め部42を介してコイルばね23に圧縮荷重を付加する。
コイルばね23の付勢力は、コイルばね23の端面形状や巻き方により、スプール22の軸方向に対して傾きを生じる。言い換えると、コイルばね23の横力が生じる。コイルばね23の横力をP2とする。アジャスタ回り止め部42に対して、所定の位置で回動係止するコイルばね23により、横力P2は一方向に制御されている。横力P2は、偏荷重P1と向かい合い、スプールに作用する。つまり、一方向に制御された横力P2は、油圧力からの偏荷重P1を相殺している。
(効果)
以上説明したように、一実施形態では、スリーブ21は、スプール22を軸方向に移動可能に保持している。スプリング23は、スプール22を軸方向一方に付勢している。アジャスタ40は、スプリング23に対して軸方向他方側に設けられ、スプリング23の初期荷重を調節する。ソレノイド部30は、電磁力を発生させて、スプール22を軸方向他方に押圧する。アジャスタ40は、軸方向に移動可能であるアジャスタ回り止め部42とスリーブ21にねじ込まれているアジャスタねじ部41とを有する。アジャスタ回り止め部42は、スプール22の軸心まわりの回動が規制され、スプリング23の一端を係止している。アジャスタねじ部41は、ねじ込みによりアジャスタ回り止め部42を介してスプリング23に圧縮荷重を付加する。
このように、アジャスタ回り止め部42が、スプール22の軸方向に移動可能である一方、軸心AXまわりに回動規制されるので、初期荷重付加時にアジャスタねじ部41をねじ込み回転させても、アジャスタ回り止め部42は回動せずにスプール22の軸方向へ移動する。そのため、コイルばね23を所定の位置に回り止めしたまま、圧縮することができる。
ところで、供給圧ポート24、制御圧ポート25、および、排出ポート27における油圧力により、スプール22は偏荷重P1を受けている。このようなリニアソレノイドバルブ10作動時の油圧力による荷重で、スプール22は、スリーブ21の内壁に押し付けられる。そして、スプール22とスリーブ21との金属接触等で摩擦力が変化するため、スプール22の挙動が不安定になる。
また、コイルばね23の付勢力は、コイルばねの端面形状や巻き方により、スプール22の軸方向に対して傾きを生じてしまう。こうしたばね横力P2のため、スプール22はスリーブ21の内壁に押し付けられる。そして、スプール22とスリーブ21との金属接触等で摩擦力が変化することで、スプール22の挙動は不安定になる。
[1]このような偏荷重P1とばね横力P2とは、コイルばね23の回動方向の位置決めが可能となり、ばね横力P2の方向を設定できることで、相殺可能となる。そのため、スプール22がスリーブ21の内壁に押し付けられ、スプール22とスリーブ21との金属接触等で摩擦力が変化することを抑制でき、スプール22の挙動が不安定になることを抑えられる。
[2]スリーブ21は、軸方向に延びるスライド溝44を有し、アジャスタ回り止め部42は、スライド溝44と係合しているスライド突起43を有する。そのため、アジャスタねじ部41のねじ込み回動に関わらず、アジャスタ回り止め部42は回動せずに軸方向へ移動することができる。
[3]アジャスタ回り止め部42は、回り止め孔45を有し、コイルばね23は、回り止め孔45に係止しているスプリングピン46を有する。したがって、コイルばね23の回動方向の位置決めが可能となる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、スライド突起およびスライド溝は、二つに限らず、例えば、一つでもよいし、三つ以上でもよい。要するに、アジャスタ回り止め部が、スリーブの周方向に対して係止する構成であればよい。
他の実施形態では、アジャスタ回り止め部の回り止め孔は、スプールの軸方向に貫通している孔に限らず、例えば、窪みでもよい。また、アジャスタ回り止め部が突起を有し、コイルばねの先端が当該突起に係止するように構成されてもよい。要するに、スプリングの一端が、アジャスタ回り止め部に対して係止する構成であればよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
21:スリーブ、22:スプール、23:スプリング、30:ソレノイド部、
40:アジャスタ、41:アジャスタねじ部、42:アジャスタ回り止め部。

Claims (3)

  1. スプール(22)と、
    前記スプールを軸方向に移動可能に保持しているスリーブ(21)と、
    前記スプールを軸方向一方に付勢しているスプリング(23)と、
    前記スプリングに対して軸方向他方側に設けられ、前記スプリングの初期荷重を調節するアジャスタ(40)と、
    電磁力を発生させて、前記スプールを軸方向他方に押圧するソレノイド部(30)と、
    を備え、前記ソレノイドの電磁力と前記スプリングの付勢力と前記スプールに作用する油圧力とのつり合いにより前記スプールのストロークを制御するリニアソレノイドバルブであって、
    前記アジャスタは、アジャスタ回り止め部(42)とアジャスタねじ部(41)とを有し、
    前記アジャスタ回り止め部は、軸方向に移動可能であり、前記スプールの軸心まわりの回動が規制され、前記スプリングの一端を係止し、
    前記アジャスタねじ部は、前記スリーブにねじ込まれ、前記ねじ込みにより前記アジャスタ回り止め部を介して前記スプリングに圧縮荷重を付加するリニアソレノイドバルブ。
  2. 前記スリーブは、軸方向に延びるスライド溝(44)を有し、
    前記アジャスタ回り止め部は、前記スライド溝と係合しているスライド突起(43)を有する請求項1に記載のリニアソレノイドバルブ。
  3. 前記アジャスタ回り止め部は、回り止め孔(45)を有し、
    前記スプリングは、前記回り止め孔に係止しているスプリングピン(46)を有する請求項1または2に記載のリニアソレノイドバルブ。
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