JP2020197055A - 水栓用パイプ支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャワーパイプの壁面に対する支持位置を適切に調整することのできる水栓用パイプ支持具を提供すること。【解決手段】水栓本体とオーバーヘッド式のシャワーヘッドとを繋ぐ高さ方向に延びるシャワーパイプ10を壁面Wに対して支持する水栓用パイプ支持具20であり、壁面Wに対して左右方向に延びる長孔21Bと長孔21Bに差し込まれて締結される固定ネジ21Cとによる差込み式の締結構造により左右方向に位置調整可能なように固定される壁側固定部21と、シャワーパイプ10の外周部に高さ方向に摺動可能なように嵌合されるパイプ側固定部22と、パイプ側固定部22と壁側固定部21とを互いの間隔Lを調整可能なように連結する送りネジ部23と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、水栓用パイプ支持具に関する。詳しくは、水栓本体とシャワーヘッドとを繋ぐ高さ方向に延びるシャワーパイプを壁面に対して支持する水栓用パイプ支持具に関する。
従来、水栓本体とシャワーヘッドとを繋ぐシャワーパイプを、支持具により壁面に固定して支持する構成が知られている(特許文献1)。上記支持具は、ネジの螺合構造により、壁面に対する締結位置とシャワーヘッドに対する取付位置との間隔を調整できる構成とされる。
特開2005−282102号公報
上記従来技術では、支持具の壁面に対する締結位置とシャワーパイプに対する取付位置との間の左右方向のズレを吸収することはできない。そこで、本発明は、シャワーパイプの壁面に対する支持位置を適切に調整することのできる水栓用パイプ支持具を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の水栓用パイプ支持具は次の手段をとる。
すなわち、本発明の水栓用パイプ支持具は、水栓本体とシャワーヘッドとを繋ぐ高さ方向に延びるシャワーパイプを壁面に対して支持する水栓用パイプ支持具である。この水栓用パイプ支持具は、壁面に対して左右方向に延びる長孔と長孔に差し込まれて締結される固定ネジとによる差込み式の締結構造により左右方向に位置調整可能なように固定される壁側固定部と、シャワーパイプの外周部に高さ方向に摺動可能なように嵌合されるパイプ側固定部と、パイプ側固定部と壁側固定部とを間隔調整可能なように連結する送りネジ部と、を有する。
上記構成によれば、水栓用パイプ支持具は、その壁面に対する壁側固定部の固定位置が左右方向に位置調整可能となる。また、水栓用パイプ支持具は、そのシャワーパイプに対するパイプ側固定部の嵌合位置が高さ方向に位置調整可能となる。また、水栓用パイプ支持具は、上記パイプ側固定部と壁側固定部との間隔が送りネジ部により調整可能となる。以上により、シャワーパイプの壁面に対する支持位置を適切に調整することができる。
また、本発明の水栓用パイプ支持具は、更に次のように構成されていてもよい。パイプ側固定部が、シャワーパイプの非真円部に嵌合されてシャワーパイプを回り止めする。
上記構成によれば、水栓用パイプ支持具によってシャワーパイプを回り止めすることにより、シャワーヘッドを左右に揺動させないように固定することができる。
また、本発明の水栓用パイプ支持具は、更に次のように構成されていてもよい。シャワーパイプが、パイプ側固定部から上方に延びる上側パイプと、パイプ側固定部から下方に延びる下側パイプと、が1本に接続された構成とされる。パイプ側固定部が、上側パイプの下端部に形成された径寸法の小さい縮径部の外周部に下方から嵌め込まれて縮径部との間の摺動摩擦抵抗力により脱落防止された状態に保持される係合部を有する。
上記構成によれば、上側パイプの縮径部にパイプ側固定部を下方から嵌め込んで脱落させないように保持した状態で、上側パイプの縮径部に下側パイプを嵌め込んで接続することができ、係る作業を簡便に行うことができる。
また、本発明の水栓用パイプ支持具は、更に次のように構成されていてもよい。縮径部に嵌め込まれた係合部が、縮径部に沿って縮径部よりも径の大きい上側パイプと下側パイプとの間で高さ方向に摺動可能とされる。
上記構成によれば、パイプ側固定部を、シャワーパイプに対して、一定範囲内で高さ方向に調整可能となるように嵌合させることができる。
第1の実施形態に係る水栓用パイプ支持具の概略構成を表した斜視図である。 水栓用パイプ支持具の拡大斜視図である。 図2の分解斜視図である。 図2のIV−IV線断面図である。 壁側固定部の台座を壁面に固定した状態を表した斜視図である。 図5のVI−VI線断面図である。 台座に頭部を取り付けた状態を表した斜視図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 壁側固定部に送りネジ部及びパイプ側固定部を取り付けた状態を表した斜視図である。 図9のX−X線断面図である。 支持パイプに上側パイプと下側パイプとを組み付けた状態を表した斜視図である。 図11のXII−XII線断面図である。 パイプ側固定部の高さ調整範囲の上限位置を表した図4に対応する断面図である。 同下限位置を表した図4に対応する断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(パイプ支持具20(水栓用パイプ支持具)の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係るパイプ支持具20の構成について、図1〜図14を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るパイプ支持具20は、浴室の壁面Wに取り付けられた混合水栓1から上方に延びるシャワーパイプ10を壁面Wに固定するための支持具とされる。上記混合水栓1は、上記壁面Wの裏側から供給される湯と水とを内部で混合して吐出することのできる機能を備える。具体的には、混合水栓1は、上記供給される湯水の混合割合を内部で調節する温調機能と、混合した湯水の吐止水を切り替える切替機能と、吐出する湯水の量を調節する吐出量の調節機能と、を備える。
上記湯水の混合割合の調節は、水栓本体2の向かって左側の側部に取り付けられた略円筒型の温調ハンドル2Aの操作によって行われる。また、吐止水の切り替え及び吐出量の調節は、水栓本体2の向かって右側の側部に取り付けられた略円筒型の切替ハンドル2Bの操作によって行われる。具体的には、使用者が温調ハンドル2Aを所望の回転位置に合わせることで、水栓本体2の内部で混合される湯水の混合割合が上記の回転位置に応じた設定温度に調節される。
また、使用者が切替ハンドル2Bを所定の止水位置(図示位置)から上向き又は下向きに回すことで、その回転移動量に応じた量の湯水が水栓本体2の背面部に設定された第1吐出管2C又は上面部に設定された第2吐出管2Dから選択的に吐出される。本実施形態では、切替ハンドル2Bが下向きに回されることで、背面部の第1吐出管2Cから湯水が吐出され、上向きに回されることで、上面部の第2吐出管2Dから湯水が吐出されるようになっている。
上記背面部の第1吐出管2Cには、フレキシブルなパイプ構造を持つシャワーホース4を介して、手持ち式のシャワーヘッド5が接続されている。また、上面の第2吐出管2Dには、ステンレス製のインフレキシブルなパイプ構造を持つシャワーパイプ10を介して、オーバーヘッド式のシャワーヘッド6が接続されている。ここで、オーバーヘッド式のシャワーヘッド6が、本発明の「シャワーヘッド」に相当する。前出の温調ハンドル2A及び切替ハンドル2Bは、それぞれ、水栓本体2に対して、左右方向(幅方向)に延びる軸回りに回転操作を行える状態に取り付けられている。
上記水栓本体2は、その背面部の左右2箇所に形成された不図示の湯水の供給口が、それぞれ、クランク状に折れ曲がった偏心形状を持つ給湯管3A及び給水管3Bを介して、壁面Wの左右2箇所に形成された不図示の湯水の接続口と流路接続されている。それにより、水栓本体2は、壁面Wから前方に張り出した位置で、その上面部が略水平状を成す姿勢に固定された状態とされる。
シャワーパイプ10は、上側パイプ11と下側パイプ12とから構成される。上側パイプ11は、略逆L字状に折り曲げられた丸パイプ形状の管から成る。下側パイプ12は、高さ方向にストレート状に延びる丸パイプ形状の管から成る。上記上側パイプ11は、その基端に下側パイプ12の上端が流路接続され、先端にオーバーヘッド式のシャワーヘッド6が取り付けられる構成とされる。下側パイプ12は、その下端に水栓本体2の上面部の第2吐出管2Dが流路接続される構成とされる。
上記シャワーパイプ10は、図2に示すように、その上側パイプ11と下側パイプ12との接続部11Bが、パイプ支持具20により、壁面Wに対して前方に張り出した位置にて固定される。上記パイプ支持具20は、図1で前述した混合水栓1の水栓本体2の施工位置、及び/又は同水栓本体2に接続される下側パイプ12の施工位置にズレが生じたとしても、そのズレを前後上下左右の各方向において吸収することのできる調整機構を備えている。
(パイプ支持具20の具体的な構成について)
以下、上記パイプ支持具20の具体的な構成について、詳しく説明する。図3〜図4に示すように、パイプ支持具20は、壁面Wに固定される壁側固定部21と、シャワーパイプ10に嵌合されるパイプ側固定部22と、パイプ側固定部22と壁側固定部21とを間隔調整可能なように連結する送りネジ部23と、壁側固定部21に被せられるキャップ24と、で構成される。
(壁側固定部21の構成について)
図3〜図4に示すように、壁側固定部21は、壁面Wに面当接した状態に固定される略円錐台形状の台座21Aと、同台座21Aの頭に取り付けられる頭部21Dと、を備える。上記台座21Aは、図3に示すように、その上下2箇所に、左右方向に真っ直ぐ延びる孔形状の長孔21Bを有する。上記台座21Aは、図5〜図6に示すように、上記各長孔21B内に固定ネジ21Cがそれぞれ前方から差し込まれて壁面Wに締結されることで、壁面Wに固定されている。
上記台座21Aは、図3に示すように、上記各長孔21B内で各固定ネジ21Cの通される位置を左右方向に動かせるようになっていることで、壁面Wに対する左右方向の固定位置を自由に調整できる構成とされる。そして、上記台座21Aを壁面Wに固定した後には、図7〜図8に示すように、同台座21Aの頭に頭部21Dを被せ付けるようにセットして、一対の取付ネジ21Eにより一体的に締結して固定する。
上記頭部21Dには、その中心部に、前後方向に貫通するネジ孔21D1が空けられている。上記ネジ孔21D1には、その内周面に雌ネジ加工が施されており、図9〜図10で後述する送りネジ部23の調整ネジ23Bが前方から螺合される構成とされる。
(パイプ側固定部22の構成について)
図3〜図4に示すように、パイプ側固定部22は、略円筒形状の支持パイプ22Aと、支持パイプ22Aの内周部に突出して形成された爪部22Bと、支持パイプ22Aの上記爪部22Bと対向する内周部に貫通して形成された雌ネジ加工された締結孔22Cと、で構成される。上記締結孔22Cの内周面には、雌ネジ加工が施されている。ここで、上記爪部22Bが、本発明の「係合部」に相当する。
上記支持パイプ22Aは、図11〜図12に示すように、その円筒内に上側パイプ11の基端が上方から差し込まれることにより、その円筒内に突出する爪部22Bが、上記上側パイプ11の基端から下方へと同心状に延びる六角ナット状の外周形状を成す六角面部11Aのいずれかの外周面(平坦面)上に前方から面当接した状態に当てられる構成とされる。
それにより、支持パイプ22Aは、図12に示すように、その円筒内に上側パイプ11を囲い込んだ状態に嵌合させると共に、その爪部22Bの六角面部11Aの外周面(平坦面)上への面当接によって上側パイプ11を回り止めした状態に係合させるようになっている。上記六角面部11Aは、上側パイプ11よりも直径の小さい縮径部として構成され、爪部22Bよりも高さ寸法が大きい構成とされる。
上記支持パイプ22Aは、上記爪部22Bが六角面部11Aの外周面(平坦面)上に係合することによって、同外周面との間の摺動摩擦抵抗力の作用により上側パイプ11から自重によって落下しないよう保持される構成とされる。ここで、上記六角面部11Aが、本発明の「縮径部」及び「非真円部」に相当する。
また、上記支持パイプ22Aは、その円筒内に下側パイプ12の上端が下方から差し込まれることにより、その円筒内に下側パイプ12を囲い込んだ状態に嵌合させるようになっている。上記下側パイプ12の上端は、上側パイプ11の六角面部11Aから下方へと同心状に延びる円筒状の接続部11Bに下方から螺合されて、流路接続された状態に締結される。上記接続部11Bは、六角面部11Aよりも更に直径の小さい縮径部を成す。
上記下側パイプ12は、上側パイプ11と略同一の直径を成し、六角面部11Aに下方から略突き当たる位置まで接続部11Bに螺合されて締結される。同締結により、上側パイプ11と下側パイプ12とは、互いの六角面部11Aより径方向に張り出す接続側の端面同士が、六角面部11Aを間に挟んで高さ方向に対面した状態にセットされる。
それにより、支持パイプ22Aは、上記六角面部11Aの外周面(平坦面)上に面当接する爪部22Bが、上記上側パイプ11の接続側の端面と下側パイプ12の接続側の端面とに当たって係止される間の範囲(調整範囲T)内において、上側パイプ11及び下側パイプ12に対する高さ方向の組み付け位置を自由に調整できる構成とされる(図4、図13〜図14参照)。詳しくは、上記支持パイプ22Aは、上記爪部22Bが上側パイプ11の六角面部11Aの外周面上に面当接する組み付けとされていることにより、上側パイプ11を円筒内でガタ付かせない状態に保持できる構成とされる。
(送りネジ部23の構成について)
図3に示すように、送りネジ部23は、前後方向に丸棒状に延びる軸部23Aと、軸部23Aの後端に雄ネジ加工された調整ネジ23Bと、軸部23Aの前端に形成された締結ネジ23Cと、で構成される。上記送りネジ部23は、図4に示すように、上記調整ネジ23Bが壁側固定部21のネジ孔21D1に対して前後方向に位置調整を行えるように螺合され、締結ネジ23Cがパイプ側固定部22の締結孔22Cに螺合締結されて一体的に固定される構成とされる。上記送りネジ部23は、調整ネジ23Bが締結ネジ23Cよりも長い呼び長さを有する。
上記送りネジ部23は、上記調整ネジ23Bの壁側固定部21のネジ孔21D1に対する螺合位置を自由に調整できるようになっている。同調整により、送りネジ部23は、パイプ側固定部22と壁側固定部21との間の前後方向の間隔Lを自由に調整できる構成とされる。上記送りネジ部23は、図10に示すように、その締結ネジ23Cに支持パイプ22Aが嵌合固定された状態で、その調整ネジ23Bが壁側固定部21のネジ孔21D1に螺合される。このような手順で組み付けることにより、作業者が調整ネジ23Bの螺合位置を調整することによって、同調整ネジ23Bを介して連結されたパイプ側固定部22と壁側固定部21との間の前後方向の間隔Lを手間なく調整することができる。
(キャップ24の構成について)
図3に示すように、キャップ24は、天板付きの円筒形状を成し、同天板の中央部が送りネジ部23の軸部23Aに通されてセットされている。上記キャップ24は、図9〜図10に示すように、壁面Wに固定された壁側固定部21のネジ孔21D1に送りネジ部23の調整ネジ23Bを螺合する際には、これらの部位が作業者から良く見えるように、軸部23Aに沿って手前側に引かれた状態とされる。それにより、壁側固定部21に送りネジ部23を組み付ける作業を簡便に行うことができる。
上記キャップ24は、壁側固定部21に送りネジ部23を組み付けた後、軸部23Aに沿って壁側固定部21に被せられるように動かされることで、図2及び図4に示すようにその円筒内に壁側固定部21をすっぽり覆った状態となる。上記キャップ24は、上記壁側固定部21に被せられることで、その内周面と台座21Aの外周面との嵌合に伴う摺動摩擦抵抗力の作用により、壁側固定部21を覆った状態に保持される。
(まとめ)
以上をまとめると、第1の実施形態に係るパイプ支持具20は次のような構成となっている。すなわち、水栓本体(2)とシャワーヘッド(6)とを繋ぐ高さ方向に延びるシャワーパイプ(10)を壁面(W)に対して支持する水栓用パイプ支持具(20)である。
この水栓用パイプ支持具(20)は、壁面(W)に対して左右方向に延びる長孔(21B)と長孔(21B)に差し込まれて締結される固定ネジ(21C)とによる差込み式の締結構造により左右方向に位置調整可能なように固定される壁側固定部(21)と、シャワーパイプ(10)の外周部に高さ方向に摺動可能なように嵌合されるパイプ側固定部(22)と、パイプ側固定部(22)と壁側固定部(21)とを互いの間隔(L)を調整可能なように連結する送りネジ部(23)と、を有する。
上記構成によれば、水栓用パイプ支持具(20)は、その壁面(W)に対する壁側固定部(21)の固定位置が左右方向に位置調整可能となる。また、水栓用パイプ支持具(20)は、そのシャワーパイプ(10)に対するパイプ側固定部(22)の嵌合位置が高さ方向に位置調整可能となる。また、水栓用パイプ支持具(20)は、上記パイプ側固定部(22)と壁側固定部(21)との間隔(L)が送りネジ部(23)により調整可能となる。以上により、シャワーパイプ(10)の壁面(W)に対する支持位置を適切に調整することができる。
また、パイプ側固定部(22)が、シャワーパイプ(10)の非真円部(11A)に嵌合されてシャワーパイプ(10)を回り止めする。上記構成によれば、水栓用パイプ支持具(20)によってシャワーパイプ(10)を回り止めすることにより、シャワーヘッド(6)を左右に揺動させないように固定することができる。
また、シャワーパイプ(10)が、パイプ側固定部(22)から上方に延びる上側パイプ(11)と、パイプ側固定部(22)から下方に延びる下側パイプ(12)と、が1本に接続された構成とされる。パイプ側固定部(22)が、上側パイプ(11)の下端部に形成された径寸法の小さい縮径部(11A)の外周部に下方から嵌め込まれて縮径部(11A)との間の摺動摩擦抵抗力により脱落防止された状態に保持される係合部(22B)を有する。
上記構成によれば、上側パイプ(11)の縮径部(11A)にパイプ側固定部(22)を下方から嵌め込んで脱落させないように保持した状態で、上側パイプ(11)の縮径部(11A)に下側パイプ(12)を嵌め込んで接続することができ、係る作業を簡便に行うことができる。
また、縮径部(11A)に嵌め込まれた係合部(22B)が、縮径部(11A)に沿って縮径部(11A)よりも径の大きい上側パイプ(11)と下側パイプ(12)との間で高さ方向に摺動可能とされる。上記構成によれば、パイプ側固定部(22)を、シャワーパイプ(10)に対して、一定範囲(調整範囲T)内で高さ方向に調整可能となるように嵌合させることができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明の水栓用パイプ支持具は、シャワーパイプを水栓本体の背裏側の壁面ではなく、水栓本体の側方側の壁面に対して支持する構成であっても良い。水栓用パイプ支持具が取り付けられる壁面は、傾斜した壁面から成る構成であっても良い。そのような構成であっても、水栓用パイプ支持具は、壁側固定部と、パイプ側固定部と、送りネジ部と、を有する構成により、シャワーパイプの壁面に対する支持位置を適切に調整することができる。
また、水栓用パイプ支持具は、単水栓の水栓本体とシャワーヘッドとを繋ぐ高さ方向に延びるシャワーパイプを壁面に対して支持する構成であっても良い。上記シャワーパイプは、フレキシブルなパイプ構造を持つ構成であっても構わない。
2.パイプ側固定部は、シャワーパイプを回転フリーなように嵌合させる構成であっても良い。また、パイプ側固定部は、シャワーパイプの上側パイプと下側パイプとの接続部の他、シャワーパイプの寸胴状に延びる部分の外周部に高さ方向に摺動可能なように嵌合される構成であっても良い。
3.送りネジ部は、パイプ側固定部に対する螺合位置の調整により、パイプ側固定部と壁側固定部との間隔を調整する構成であっても良い。また、送りネジ部は、壁側固定部及びパイプ側固定部に対するそれぞれの螺合位置を調整できる構成とされて、パイプ側固定部と壁側固定部との間隔を調整する構成であっても良い。
その場合、送りネジ部は、壁側固定部に対する螺合とパイプ側固定部に対する螺合とが逆ネジの関係となるターンバックル構造の適用により、パイプ側固定部と壁側固定部との間隔を簡便かつ効率的に調整できる構成としても良い。
4.縮径部及び非真円部は、六角面部以外の多角形状の面部や異形状の面部から成るものであっても良い。
1 混合水栓
2 水栓本体
2A 温調ハンドル
2B 切替ハンドル
2C 第1吐出管
2D 第2吐出管
3A 給湯管
3B 給水管
4 シャワーホース
5 手持ち式のシャワーヘッド
6 オーバーヘッド式のシャワーヘッド(シャワーヘッド)
10 シャワーパイプ
11 上側パイプ
11A 六角面部(縮径部、非真円部)
11B 接続部
12 下側パイプ
20 パイプ支持具(水栓用パイプ支持具)
21 壁側固定部
21A 台座
21B 長孔
21C 固定ネジ
21D 頭部
21D1 ネジ孔
21E 取付ネジ
22 パイプ側固定部
22A 支持パイプ
22B 爪部(係合部)
22C 締結孔
23 送りネジ部
23A 軸部
23B 調整ネジ
23C 締結ネジ
24 キャップ
W 壁面
L 間隔
T 調整範囲

Claims (4)

  1. 水栓本体とシャワーヘッドとを繋ぐ高さ方向に延びるシャワーパイプを壁面に対して支持する水栓用パイプ支持具であって、
    前記壁面に対して左右方向に延びる長孔と該長孔に差し込まれて締結される固定ネジとによる差込み式の締結構造により左右方向に位置調整可能なように固定される壁側固定部と、
    前記シャワーパイプの外周部に高さ方向に摺動可能なように嵌合されるパイプ側固定部と、
    該パイプ側固定部と前記壁側固定部とを間隔調整可能なように連結する送りネジ部と、を有する水栓用パイプ支持具。
  2. 請求項1に記載の水栓用パイプ支持具であって、
    前記パイプ側固定部が、前記シャワーパイプの非真円部に嵌合されて前記シャワーパイプを回り止めする水栓用パイプ支持具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の水栓用パイプ支持具であって、
    前記シャワーパイプが、前記パイプ側固定部から上方に延びる上側パイプと、前記パイプ側固定部から下方に延びる下側パイプと、が1本に接続された構成とされ、
    前記パイプ側固定部が、前記上側パイプの下端部に形成された径寸法の小さい縮径部の外周部に下方から嵌め込まれて該縮径部との間の摺動摩擦抵抗力により脱落防止された状態に保持される係合部を有する水栓用パイプ支持具。
  4. 請求項3に記載の水栓用パイプ支持具であって、
    前記縮径部に嵌め込まれた前記係合部が、前記縮径部に沿って該縮径部よりも径の大きい前記上側パイプと前記下側パイプとの間で高さ方向に摺動可能とされる水栓用パイプ支持具。
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