JP2020196343A - 収納装置 - Google Patents

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文彦 木村
Fumihiko Kimura
文彦 木村
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Abstract

【課題】簡素な構成で、収納物を取り出しやすい収納装置を提供する。【解決手段】収納装置10は、開口部13を備えるインストルメントパネル12を備える。収納装置10は、インストルメントパネル12の開口部13に位置する開閉体18を備える。収納装置10は、開口部13を開閉可能に開閉体18をインストルメントパネル12に対しスライドしつつ回動させるように支持する支持装置25を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、収納物を収納する収納装置に関する。
従来、例えば自動車などの車両のインストルメントパネルには、助手席の前方に面して、小物などを収納する収納装置であるグローブボックスが配置される。グローブボックスは、インストルメントパネルの開口部を収納体により開閉可能に設けられている。このようなグローブボックスにおいて、収納体をインストルメントパネルに対しスライドさせて開口部を開閉可能としたもの(例えば、特許文献1参照。)、あるいは収納体をインストルメントパネルに対しリンク機構により連結して開口部を開閉可能としたもの(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
特開2002−187488号公報 (第3頁、図1) 特開2013−233912号公報 (第3−5頁、図3−5)
しかしながら、上記の特許文献1の場合、例えば収納体の奥にある収納物を取り出すときに収納体を車室側に大きく引き出す必要がある。また、乗員との干渉を回避するために高さ寸法が制限されることで、高さがある収納物を収納することが困難である。
さらに、上記の特許文献2の場合、構造が複雑であるとともに、収納体の両側でのリンク機構の動作を同期させるための構成をさらに追加する必要がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡素な構成で、収納物を取り出しやすい収納装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の収納装置は、開口部を備える本体部と、この本体部の開口部に位置する開閉体と、前記開口部を開閉可能に前記開閉体を前記本体部に対しスライドしつつ回動させるように支持する支持装置とを具備したものである。
請求項2記載の収納装置は、請求項1記載の収納装置において、支持装置は、本体部に対する開閉体のスライド方向を設定するスライド機構と、このスライド機構によるスライドに伴い前記開閉体を前記本体部に対して回動させる回動機構とを備えたものである。
請求項3記載の収納装置は、請求項2記載の収納装置において、回動機構は、開閉体に直線状に設けられた被支持部と、本体部に設けられ前記被支持部を支持する支持ローラとを有するものである。
請求項4記載の収納装置は、請求項3記載の収納装置において、回動機構は、支持ローラとともに被支持部を挟むとともに前記支持ローラを中心として回動可能な挟みローラを有するものである。
請求項5記載の収納装置は、請求項1ないし4いずれか一記載の収納装置において、スライド機構は、本体部に設けられたガイド部と、開閉体に設けられ、前記ガイド部により直線状にガイドされる被ガイド部とを有し、前記ガイド部が前記本体部に対し回動可能、または、前記被ガイド部が前記開閉体に対し回動可能、または、前記ガイド部と前記被ガイド部との一方が他方に対し回動可能であるものである。
請求項1記載の収納装置によれば、開口部を開閉可能に開閉体を支持装置によって本体部に対しスライドしつつ回動させるように支持することで、開閉体のスライド量を抑制しつつ開き量を大きく取ることが可能となり、簡素な構成で、収納物を取り出しやすくなる。
請求項2記載の収納装置によれば、請求項1記載の収納装置の効果に加えて、支持装置は、本体部に対する開閉体のスライド方向をスライド機構で設定するとともに、このスライド機構によるスライドに伴い開閉体を本体部に対して回動機構で回動させるため、開口部を開閉可能に開閉体を支持装置によって本体部に対しスライドしつつ回動させる構成を、簡素な構成で容易に実現できる。
請求項3記載の収納装置によれば、請求項2記載の収納装置の効果に加えて、回動機構は、開閉体に被支持部を直線状に設け、この被支持部を支持する支持ローラを本体部に設けることで、簡素な構成で、開閉体をスライド機構によるスライドに伴い容易に回動させることができる。
請求項4記載の収納装置によれば、請求項3記載の収納装置の効果に加えて、回動機構は、支持ローラとともに被支持部を挟む挟みローラを設け、この挟みローラを、支持ローラを中心として回動可能とすることで、開閉体の開閉時に被支持部を支持ローラと挟みローラとによって確実に挟んだ状態を維持でき、開閉動作時の開閉体のがたつきを防止できる。
請求項5記載の収納装置によれば、請求項1ないし4いずれか一記載の収納装置の効果に加えて、スライド機構は、本体部に設けたガイド部によって、開閉体に設けた被ガイド部を直線状にガイドするとともに、ガイド部を本体部に対し回動可能、または、被ガイド部を開閉体に対し回動可能、または、ガイド部と被ガイド部との一方を他方に対し回動可能とすることで、開閉体を本体部に対しスライドさせるスライド機構によって開閉体の回動を阻害することがない。
本発明の第1の実施の形態の収納装置の開閉体の閉状態を模式的に示す断面図である。 同上収納装置の開閉体の中間状態を模式的に示す断面図である。 同上収納装置の開閉体の全開状態を模式的に示す断面図である。 同上収納装置の回動機構の動作を模式的に示す側面図である。 (a)は同上収納装置の回動機構の一部を示す分解斜視図、(b)は同上収納装置の回動機構の一部を示す斜視図である。 (a)は同上収納装置の開閉体を示す斜視図、(b)は同上収納装置の本体部の一部を示す斜視図である。 同上収納装置を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の収納装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態の収納装置を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成について図面を参照して説明する。
図7において、10は収納装置である。収納装置10は、自動車などに用いられる車両用収納装置である。収納装置10の内部には、各種の収納物が収納可能となっている。収納装置10は、例えば車室の前席に対向して配置されるグローブボックスを例に挙げて説明する。以下、前席に着座する乗員を基準として上下方向や左右方向または両側方向を定義するとともに、この乗員から見て、乗員側つまり手前側を前側、反乗員側つまり奥側を後側として説明するが、これに限定されず、収納装置10の設置位置に応じて、上下方向や左右方向は適宜設定されるものとする。
収納装置10は、車室内の助手席に面して配置される。収納装置10は、設置部である本体部としてのインストルメントパネル12を備えている。インストルメントパネル12は、車幅方向に延びて形成されている。インストルメントパネル12には、一側に運転席用の計器などが配置されているとともに、図6(b)に示すように、他側に開口部13が形成されている。開口部13は、車室に臨んで開口されている。また、インストルメントパネル12には、開口部13の両側部を形成する本体側面部である側板部14が形成されている。すなわち、側板部14は、左右に離れて位置している。側板部14は、前後方向及び上下方向に沿う面状または板状に形成されている。さらに、インストルメントパネル12には、側板部14,14間に亘り本体端面部である上板部15が形成されている。上板部15は、開口部13の一端部、本実施の形態では上端部を形成する。側板部14,14と上板部15とにより、開口部13と連通する収納空間16がインストルメントパネル12の内部に形成されている。なお、側板部14や上板部15には、必要に応じて、開口や突起などが適宜形成されていてよい。
また、図1及び図6(a)に示すように、インストルメントパネル12には、開口部13に位置して開閉体18が取り付けられる。開閉体18は、開口部13を開閉可能となっている。開閉体18は、前側に引き出されて開口部13を開くとともに、後側に押し込まれて開口部13を閉じる。つまり、本実施の形態において、開閉体18の引き出し方向側が前側であり、開閉体18の押し込み方向側が後側である。
開閉体18は、車室側に臨むリッド部20を備えている。また、開閉体18は、リッド部20の背面側の両側部に、側面部21を備えている。本実施の形態において、開閉体18は、両側面部21,21間に亘り連結面部である後面部22を備えている。すなわち、本実施の形態において、開閉体18は、箱状となっている。なお、以下、開閉体18に形成または配置される各部の上下、左右、及び前後の位置は、特記しない限り、開閉体18が開口部13を閉じる閉状態での位置を基準として説明する。
また、開閉体18は、収納物を出入れするための出入れ開口部23を備えている。出入れ開口部23は、少なくともリッド部20及び側面部21,21により縁部が形成されている。本実施の形態において、出入れ開口部23は、リッド部20、側面部21,21、及び後面部22により囲まれている。
リッド部20は、開口部13を閉塞可能な大きさに形成されている。リッド部20は、開閉体18の前端部に位置している。
側面部21は、左右に離れて位置している。側面部21は、前後方向に沿う面状または板状に形成されている。側面部21は、インストルメントパネル12の側板部14とそれぞれ対向して位置する。側面部21は、開閉体18により開口部13を閉じる閉状態で収納空間16内に位置する。側面部21は、出入れ開口部23の縁部を形成する端部、本実施の形態では上端部が、リッド部20に対して前後に長く、その反対側の端部、本実施の形態では下端部が、リッド部20に対して前後に短く形成されている。すなわち、側面部21は、出入れ開口部23に向かって前後方向に徐々に拡開するように形成されている。側面部21は、例えば扇形状に形成されている。
後面部22は、両側面部21,21間及びリッド部20を連結して形成されている。後面部22は、両側面部21,21の後部とリッド部20との間を閉塞して形成されている。後面部22は、開閉体18により開口部13を閉じる閉状態で収納空間16内に位置する。後面部22は、リッド部20に対して傾斜状に延びる面状または板状に形成されている。後面部22は、出入れ開口部23に向かってリッド部20から徐々に離れるように傾斜している。そのため、開閉体18は、出入れ開口部23に向かって徐々に前後に拡大する箱状として形成されている。
そして、開閉体18は、インストルメントパネル12に対し、支持装置25により支持されている。支持装置25は、開口部13を開閉可能に開閉体18をインストルメントパネル12に対しスライドしつつ回動するように支持する。支持装置25は、インストルメントパネル12に対する開閉体18のスライド方向を設定する直動部であるスライド機構27を備える。また、支持装置25は、スライド機構27によるスライドに伴い開閉体18をインストルメントパネル12に対して回動させる回動機構28を備える。
スライド機構27は、ガイド部30と、被ガイド部31とを備える。スライド機構27は、回動機構28に対して上方に配置されている。
図1及び図6(b)に示すように、ガイド部30は、インストルメントパネル12に形成されている。ガイド部30は、インストルメントパネル12の少なくともいずれかの側板部14、本実施の形態では各側板部14にそれぞれ形成されている。本実施の形態において、ガイド部30は、前後方向に沿って直線状に形成されている。また、本実施の形態において、ガイド部30は、四角形状に形成された開口、または、四角形枠状に形成されて内部が開口された外郭部品である。ガイド部30は、開閉体18のスライド方向に対し交差する方向、本実施の形態では上下方向への動作を規制する規制部30a,30bを備える。規制部30a,30bは、前後方向に沿って直線状に延びて形成されている。規制部30a,30bは、上下に互いに離れて位置し、被ガイド部31を挟んで位置する。
また、ガイド部30は、開閉体18の位置を規制する一方及び他方のストッパ部30c,30dを備える。一方のストッパ部30cは、ガイド部30の前端部に位置し、開閉体18の最大開き位置(全開状態)を設定する開位置ストッパ部である。このため、スライド機構27は、開口部13を最大に開いた位置(全開状態)で開閉体18をインストルメントパネル12に対し保持する。また、他方のストッパ部30dは、ガイド部30の後端部に位置し、開閉体18の閉じ位置(閉状態)を設定する閉位置ストッパ部である。このため、スライド機構27により、インストルメントパネル12に対する開閉体18のスライド量(スライドストローク)が設定される。一方及び他方のストッパ部30c,30dは、規制部30a,30bの端部間を連結して形成されている。なお、規制部30b及び他方のストッパ部30dは、必須の構成ではない。
図1及び図6(a)に示すように、被ガイド部31は、開閉体18に形成されている。被ガイド部31は、開閉体18の少なくともいずれかの側面部21、本実施の形態では各側面部21に形成されている。本実施の形態において、被ガイド部31は、側面部21から、インストルメントパネル12の側板部14に向かって突出する突起である。被ガイド部31は、ガイド部30内に挿入され、ガイド部30の内部に沿って摺接するようになっている。被ガイド部31は、ガイド部30(規制部30a,30b)により直線状にガイドされるとともに、開閉体18が開口部13を最大に開いた位置及び開口部13を閉じた位置でガイド部30(一方及び他方のストッパ部30c,30d)に係止される。本実施の形態において、被ガイド部31は、円柱状に形成されており、ガイド部30に対し回動可能となっている。つまり、被ガイド部31は、インストルメントパネル12に対する開閉体18の回動に伴い、ガイド部30の規制部30a,30b間の任意の位置で回動するようになっている。また、本実施の形態において、被ガイド部31は、開口部13を閉じた状態の開閉体18の上下方向の中央部よりも上側寄りの位置に配置されている。さらに、本実施の形態において、被ガイド部31は、開閉体18の重心Gに対し後方に配置されている。
また、回動機構28は、被支持部40と、支持ローラ41とを備える。
被支持部40は、開閉体18に形成されている。被支持部40は、開閉体18の各側面部21に形成されている。また、被支持部40は、各側面部21の外面側、つまり出入れ開口部23よりも外側に位置する。被支持部40は、開口部13の開閉方向、つまり前後方向に沿って直線状に形成されている。被支持部40は、各側面部21から突出している。本実施の形態において、被支持部40は、各側面部21の外面に対し垂直な方向に突出している。また、被支持部40は、略一定の厚みを有する板状となっている。本実施の形態では、被支持部40は、上下方向に厚みを有する板状となっている。さらに、被支持部40は、各側面部21の前後方向の中心部を挟み前後方向に延びている。すなわち、被支持部40は、開閉体18の前後方向の中心位置に対し前後に延びて形成されている。また、被支持部40は、後端部から前端部に向かって下方に傾斜している。したがって、被支持部40は、前側に向かいガイド部30に対して離れるように傾斜している。さらに、被支持部40は、開閉体18の出入れ開口部23とは反対側の端部寄りに配置されている。本実施の形態において、被支持部40は、開口部13を閉じた状態の開閉体18の上下方向の中央部よりも下側寄りの位置に配置されている。
図1及び図6(b)に示すように、支持ローラ41は、開閉体18の回動支点となるものである。つまり、支持ローラ41と被支持部40との接触位置を中心として、開閉体18が回動するようになっている。また、支持ローラ41は、大きさまたは径寸法に応じて、開閉体18の回動角度、つまり開閉体18(出入れ開口部23)の開き量を設定するものである。支持ローラ41が小さいほど、開閉体18の回動角度(回動の曲率)、つまり開閉体18(出入れ開口部23)の開き量が大きくなるように設定される。支持ローラ41は、インストルメントパネル12に取り付けられている。支持ローラ41は、開閉体18の被支持部40を支持する。本実施の形態において、支持ローラ41は、被支持部40の下部に位置する。支持ローラ41は、インストルメントパネル12の各側板部14に回転自在に取り付けられている。支持ローラ41は、インストルメントパネル12に対する開閉体18の開閉方向に回転自在となっている。図5(a)及び図5(b)に示すように、支持ローラ41は、(一の)取付部材であるピン43(図5(a))により、インストルメントパネル12の各側板部14に回転自在に支持される。つまり、支持ローラ41は、インストルメントパネル12に対して位置が固定される固定ローラである。ピン43の位置が支持ローラ41の回転中心となる。図1に示すように、支持ローラ41の位置は、開閉体18の閉状態で、開閉体18の重心Gよりも前方にあり、図3に示すように、開閉体18の全開状態で、開閉体18の重心Gよりも後方にある。すなわち、支持ローラ41の位置は、前後方向において、開閉体18の開閉に伴い移動する開閉体18の重心Gの位置範囲内にある。
また、図1に示すように、本実施の形態において、回動機構28は、挟みローラ45を備える。挟みローラ45は、支持ローラ41とともに被支持部40を挟むとともに支持ローラ41を中心として回動可能となっている。つまり、挟みローラ45は、支持ローラ41に対して間隔を一定に保つように回動可能である。したがって、挟みローラ45は、インストルメントパネル12に対して位置が可変する可変ローラである。挟みローラ45は、被支持部40を挟んで支持ローラ41とは反対側に位置している。本実施の形態において、挟みローラ45は、支持ローラ41及び被支持部40の上部に位置する。挟みローラ45は、インストルメントパネル12に対する開閉体18の上動を規制する。また、図5(a)及び図5(b)に示すように、挟みローラ45は、連結部材であるリンク47に対し、(他の)取付部材であるピン48により、回転自在に取り付けられている。ピン48の位置が挟みローラ45の回転中心となる。
リンク47は、支持ローラ41を中心として挟みローラ45を回動可能とするものである。リンク47は、支持ローラ41に対し、挟みローラ45と一体的に回動するようになっている。リンク47は、板状に形成されている。また、リンク47は、長手状に形成されている。リンク47は、一端部に支持ローラ41が取り付けられ、他端部に挟みローラ45が取り付けられている。また、リンク47は、インストルメントパネル12の側板部14に対し、スペーサ49を挟んで重ねられているとともに、ピン43により回動自在に取り付けられている。つまり、本実施の形態において、支持ローラ41が、リンク47及びスペーサ49を介してピン43によりインストルメントパネル12の各側板部14に回転自在に取り付けられ、挟みローラ45が、リンク47に対しピン48により回転自在に取り付けられている。
また、図1に戻って、開閉体18は、インストルメントパネル12に対し、図示しない係止機構により、開口部13を閉じた位置で係止可能となっている。係止機構は、周知の任意の構成を用いてよいが、例えばばねなどの付勢手段により付勢された爪部により開閉体18をインストルメントパネル12に係止するとともに、操作部を操作することで付勢に抗して爪部を退避させることにより開閉体18の係止を解除可能となっている。操作部は、例えば開閉体18のリッド部20など、乗員により容易に操作可能な位置に設けられる。
次に、本実施の形態の収納装置10の開閉動作を説明する。
まず、図1に示す閉状態では、支持装置25のスライド機構27において、ガイド部30に対し被ガイド部31が後端部に位置して他方のストッパ部30dと当接しているとともに、回動機構28において、被支持部40の前端部側が支持ローラ41と挟みローラ45との間に挟まれて、開閉体18のリッド部20がインストルメントパネル12の開口部13を覆っている。この状態で、挟みローラ45と支持ローラ41とは、上下に並び、開閉体18の重心Gがこれら挟みローラ45と支持ローラ41との上方、かつ、後方に位置する。また、係止機構により、開閉体18がインストルメントパネル12に対し係止されている。
図1に示す閉状態から開閉体18を開くときには、係止機構の操作部の操作により係止を解除するとともに、開閉体18を手前に引くと、図2に示すように、支持装置25のスライド機構27において、被ガイド部31が開閉体18とともにガイド部30の規制部30a,30b間に沿って前方にスライドするとともに、支持装置25の回動機構28において、被支持部40が開閉体18とともに挟みローラ45と支持ローラ41との間に挟まれつつ前方にスライドする。そして、開閉体18の重心Gが挟みローラ45及び支持ローラ41よりも前方まで移動すると、図3に示すように、開閉体18が自重によって前方にスライドしつつ下方に回動するように引き出され、出入れ開口部23が開口部13から車室側に大きく露出する。
このとき、支持装置25のスライド機構27において、被ガイド部31がガイド部30の一方のストッパ部30cと当接することで、インストルメントパネル12に対する開閉体18のスライド位置が規制される。また、図4の二点鎖線から実線に示すように、被支持部40が支持ローラ41の外周面に沿って下方に回動するにしたがい、前端部が下側、後端部が上側に移動して角度が変化する。この被支持部40の角度変化は、図1ないし図3に示す支持装置25のスライド機構27において、被ガイド部31がガイド部30の内部で回動するとともに、挟みローラ45が支持ローラ41を中心として支持ローラ41と間隔を維持しつつ回動することによって、阻害されない。
図3に示す全開状態から開閉体18を閉じるときには、上記と反対の動作となる。
本実施の形態によれば、開口部13を開閉可能に開閉体18を支持装置25によってインストルメントパネル12に対しスライドしつつ回動させるように支持することで、開閉体18のスライド量を抑制しつつ開き量を大きく取ることが可能となり、単に開閉体18を直線状にスライドさせる構成と比較して、簡素な構成で、収納物を取り出しやすくなる。
また、支持装置25は、インストルメントパネル12に対する開閉体18のスライド方向をスライド機構27で設定するとともに、このスライド機構27によるスライドに伴い開閉体18をインストルメントパネル12に対して回動機構28で回動させるため、開口部13を開閉可能に開閉体18を支持装置25によってインストルメントパネル12に対しスライドしつつ回動させる構成を、簡素な構成で容易に実現できる。
回動機構28は、開閉体18に被支持部40を直線状に設け、この被支持部40を支持する支持ローラ41をインストルメントパネル12に設けることで、簡素な構成で、開閉体18をスライド機構27によるスライドに伴い容易に回動させることができる。
また、回動機構28は、支持ローラ41とともに被支持部40を挟む挟みローラ45を設け、この挟みローラ45を、支持ローラ41を中心として回動可能とすることで、開閉体18の開閉時に被支持部40を支持ローラ41と挟みローラ45とによって確実に挟んだ状態を維持でき、開閉動作時の開閉体18のがたつきを防止できる。
さらに、スライド機構27は、ガイド部30が規制部30a,30bによって被ガイド部31の位置を規制することで、開閉動作時の開閉体18のがたつきを防止できる。
しかも、スライド機構27のスライド量、及び、回動機構28の支持ローラ41との位置関係や支持ローラ41の大きさに応じて、開閉体18の開き量や開き位置を容易に調整できるため、部品レイアウトによる制約を受けにくく、乗員との干渉を容易に回避できる。
また、スライド機構27は、インストルメントパネル12に設けたガイド部30によって、開閉体18に設けた被ガイド部31を直線状にガイドするとともに、ガイド部30に対し被ガイド部31を回動可能とすることで、開閉体18をインストルメントパネル12に対しスライドさせるスライド機構27によって開閉体18の回動を阻害することがない。
さらに、スライド機構27は、被ガイド部31の位置をガイド部30によって規制することで開閉体18の全開位置及び閉位置に保持するので、開閉体18を全開位置及び閉位置に保持する機構を別途設ける必要がなく、構成をより簡素化できる。
さらに、支持ローラ41の位置が、開閉体18を開くにしたがい開閉体18の重心Gに対し前方から後方となることで、開閉体18を所定の位置まで引き出すまでは、開閉体18が自重により開こうとすることがなく、開閉体18を所定の位置まで引き出すと、残りは自重により開くため、使い勝手が良好である。
なお、上記の第1の実施の形態において、挟みローラ45は必須の構成ではなく、図8に示す第2の実施の形態のように、支持装置25の回動機構28は、被支持部40と支持ローラ41とにより構成されていてもよい。この場合、リンク47やピン48、スペーサ49なども不要となる。
また、スライド機構27は、ガイド部30と被ガイド部31との形状を入れ替えて、ガイド部30が被ガイド部31に対し回動可能となるようにしてもよい。
さらに、スライド機構27は、上記の各実施の形態の構成に限られず、図9に示す第3の実施の形態のように、直線状のガイド部30をガイドする直線状の被ガイド部31を備えるスライドレールとしてもよい。この場合には、ガイド部30の後端部をインストルメントパネル12に対して回動可能、または、被ガイド部31の前端部を開閉体18に対して回動可能に支持することで、上記の各実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記の各実施の形態において、開閉体18の後面部22は、必須の構成ではなく、インストルメントパネル12の収納空間16と開閉体18との間に収納物を収納するようにしてもよい。
さらに、スライド機構27としては、例えば伸縮可能なシリンダを用いてもよい。
そして、ガイド部30に一方及び他方のストッパ部30c,30dを形成してスライド機構27により開閉体18の全開位置及び閉位置を規制する構成としたが、これに限られず、別途の規制部を設けてもよい。
収納装置10は、車両用のグローブボックスに限られず、車両用のその他の収納装置としてもよいし、車両用に限られず、他の任意の収納装置として使用してもよい。
本発明は、例えば自動車の前席に臨んで配置されるグローブボックスとして好適に用いることができる。
10 収納装置
12 本体部であるインストルメントパネル
13 開口部
18 開閉体
25 支持装置
27 スライド機構
28 回動機構
30 ガイド部
31 被ガイド部
40 被支持部
41 支持ローラ
45 挟みローラ

Claims (5)

  1. 開口部を備える本体部と、
    この本体部の開口部に位置する開閉体と、
    前記開口部を開閉可能に前記開閉体を前記本体部に対しスライドしつつ回動させるように支持する支持装置と
    を具備したことを特徴とする収納装置。
  2. 支持装置は、
    本体部に対する開閉体のスライド方向を設定するスライド機構と、
    このスライド機構によるスライドに伴い前記開閉体を前記本体部に対して回動させる回動機構とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の収納装置。
  3. 回動機構は、
    開閉体に直線状に設けられた被支持部と、
    本体部に設けられ前記被支持部を支持する支持ローラとを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の収納装置。
  4. 回動機構は、支持ローラとともに被支持部を挟むとともに前記支持ローラを中心として回動可能な挟みローラを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の収納装置。
  5. スライド機構は、
    本体部に設けられたガイド部と、
    開閉体に設けられ、前記ガイド部により直線状にガイドされる被ガイド部とを有し、
    前記ガイド部が前記本体部に対し回動可能、または、前記被ガイド部が前記開閉体に対し回動可能、または、前記ガイド部と前記被ガイド部との一方が他方に対し回動可能である
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の収納装置。
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