JP2020195679A - 生体組織貼付用フィルム、転写シート、および、高分子フィルムの使用方法 - Google Patents

生体組織貼付用フィルム、転写シート、および、高分子フィルムの使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半固形剤によるべとつきの抑制と被着体の表面形状への追従性の向上とを可能とした生体組織貼付用フィルム、転写シート、および、高分子フィルムの使用方法を提供する。【解決手段】生体組織貼付用フィルム10は、0.1g/m2以上3.0g/m2以下の平均質量を有する高分子フィルム11と、高分子フィルム11が有する2つの面の一方に位置し、軟膏およびクリームの少なくとも一方から構成された半固形剤層12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、生体組織貼付用フィルム、転写シート、および、高分子フィルムの使用方法に関する。
創傷の治療や関節部の固定等のために皮膚に貼り付けられる部材として、絆創膏やドレッシング材が知られている。これらの皮膚貼付用部材には、その用途に応じて、様々な特性が望まれる。例えば、特許文献1に記載のように、関節部に対するテーピングに用いられる皮膚貼付用部材には、関節の動きに追従できる伸び性、伸びによる皮膚の拘束を抑えられる低モジュラス性、テーピングの緩みを抑えられるキックバック性等が求められる。特許文献1では、上記の各特性を良好に得られる皮膚貼付用部材として、伸縮性を有する編布と、ポリウレタンフィルムと、粘着剤層との積層構造を有する皮膚貼付用部材が提案されている。
特許第4102129号明細書
ところで、軟膏またはクリームである半固形剤を皮膚に塗った場合、その塗布領域はべとついた状態となる。その結果、使用者が不快感を覚えたり、塗布領域に触れた衣服等に半固形剤が付着したりする問題が生じる。塗布領域を皮膚貼付用部材で覆えば、こうした問題は解消されるが、皮膚のキメ、すなわち、皮膚の微小な凹凸への皮膚貼付用部材の追従性が低いと、皮膚貼付用部材の貼付部分で皮膚がつっぱるような違和感を使用者が覚えたり、貼付部分が皮膚とは異質な外観になって目立ったり、皮膚貼付用部材が剥がれやすかったりする。特許文献1に記載のように、柔軟性の高い皮膚貼付用部材が提案されてはいるものの、その柔軟性は関節の曲がりに追従できる程度であって、皮膚等の生体組織の表面の凹凸に追従するには不十分である。
本発明は、半固形剤によるべとつきの抑制と被着体の表面形状への追従性の向上とを可能とした生体組織貼付用フィルム、転写シート、および、高分子フィルムの使用方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決する生体組織貼付用フィルムは、0.1g/m以上3.0g/m以下の平均質量を有する高分子フィルムと、前記高分子フィルムが有する2つの面の一方に位置し、軟膏およびクリームの少なくとも一方から構成された半固形剤層と、を備える。
上記構成によれば、半固形剤層が被着体に接するように生体組織貼付用フィルムが被着体に貼り付けられた場合に、半固形剤層が、半固形剤の滲出を抑えられる高分子フィルムで覆われる。それゆえ、被着体上において半固形剤によるべとつきが顕在化することが抑えられる。一方、高分子フィルムは極めて薄いフィルムであるため、生体組織貼付用フィルムにおける被着体の表面形状への追従性が高く得られる。
上記構成において、前記高分子フィルムは、疎水性の高分子を含み、前記半固形剤層は、親水性の基剤を含んでもよい。
上記構成において、前記高分子フィルムは、親水性の高分子を含み、前記半固形剤層は、疎水性の基剤を含んでもよい。
上記各構成によれば、半固形剤層を構成する半固形剤が高分子フィルムに浸透することが抑えられる。その結果、生体組織貼付用フィルムの表面への半固形剤の滲出が好適に抑えられるため、半固形剤によるべとつきがより好適に抑えられる。
上記構成において、前記半固形剤層は、前記高分子フィルムの前記一方の面において、前記高分子フィルムの外縁に沿った環状の領域を除く領域に位置してもよい。
上記構成によれば、生体組織貼付用フィルムの剥がれが起こりやすい外縁付近において、高分子フィルムと被着体とが直接に接するため、生体組織貼付用フィルムと被着体との密着性が高められる。したがって、生体組織貼付用フィルムが被着体から剥がれ難くなる。また、生体組織貼付用フィルムを被着体に貼り付けた場合に、生体組織貼付用フィルムの側面から半固形剤が押し出されることや半固形剤層の有効成分が蒸散することを抑えることもできる。
上記課題を解決する転写シートは、上記生体組織貼付用フィルムと、前記生体組織貼付用フィルムを支持する支持基材と、を備える。
上記構成によれば、生体組織貼付用フィルムが支持基材に支持されていることにより、生体組織貼付用フィルムの変形が抑えられるとともに、生体組織貼付用フィルムが取り扱いやすくなる。
上記課題を解決する高分子フィルムの使用方法は、半固形剤の塗布領域を保護するための高分子フィルムの使用方法であって、前記高分子フィルムは、0.1g/m以上3.0g/m以下の平均質量を有し、前記半固形剤は、軟膏およびクリームの少なくとも一方であり、生体組織の表面に位置する前記塗布領域に前記高分子フィルムを貼り付けることを含む。
上記方法によれば、半固形剤の塗布領域が、半固形剤の滲出を抑えられる高分子フィルムで覆われるため、生体組織である被着体上において半固形剤によるべとつきが顕在化することが抑えられる。一方、高分子フィルムは極めて薄いフィルムであるため、被着体の表面形状への追従性が高く得られる。
本発明によれば、生体組織貼付用フィルムにおいて、半固形剤によるべとつきの抑制と被着体の表面形状への追従性の向上とが可能である。
生体組織貼付用フィルムの一実施形態について、生体組織貼付用フィルムの断面構造を示す図。 一実施形態の生体組織貼付用フィルムの平面構造を示す図。 一実施形態の転写シートの断面構造を示す図。 一実施形態の転写シートを用いた生体組織貼付用フィルムの転写方法を示す図であって、転写シートを被着体上に配置した状態を示す図。 一実施形態の転写シートを用いた生体組織貼付用フィルムの転写方法を示す図であって、支持基材の剥離工程を示す図。
図面を参照して、生体組織貼付用フィルム、転写シート、および、高分子フィルムの使用方法の一実施形態を説明する。本実施形態の生体組織貼付用フィルムが貼り付けられる対象である被着体は、生体組織であり、例えば、皮膚である。
[生体組織貼付用フィルムの構成]
図1が示すように、生体組織貼付用フィルム10は、第1面10Fと、第1面10Fとは反対側の面である第2面10Rとを有する。第1面10Fは、被着体に貼り付けられる面である。第2面10Rは、生体組織貼付用フィルム10が被着体に貼り付けられたときに、外気に曝される面である。
生体組織貼付用フィルム10は、高分子フィルム11と、半固形剤層12とを備える。半固形剤層12は、高分子フィルム11が有する2つの面の一方に積層されている。第1面10Fは、半固形剤層12が有する面であり、第2面10Rは、高分子フィルム11が有する面である。すなわち、生体組織貼付用フィルム10が被着体に貼り付けられたとき、半固形剤層12が被着体に接する。
高分子フィルム11は、単独で被着体に対する接着性を発現する程度に薄い。例えば、高分子フィルム11の厚さは、10nm以上5000nm以下である。高分子フィルム11の厚さが上記範囲内であれば、被着体の表面形状に対する高分子フィルム11の追従性が良好に得られ、ひいては、当該表面形状に対する生体組織貼付用フィルム10の追従性が良好に得られる。皮膚の表面の凹凸への追従性をより高める観点では、高分子フィルム11の厚さは、1000nm以下であることが好ましい。また、高分子フィルム11の強度が良好に得られること、および、半固形剤の滲出が良好に抑えられることから、高分子フィルム11の厚さは、100nm以上であることが好ましい。高分子フィルム11は、単一の薄膜から構成されていてもよいし、複数の薄膜の積層体であってもよい。なお、上記厚さは、平均厚さであって、5点以上の測定点で測定された高分子フィルム11の膜厚の平均値である。
被着体に対する接着性を発現する程度に薄いことを、厚さに代えて高分子フィルム11の質量で表すと、例えば、高分子フィルム11の密度が1g/cm以上3g/cm以下であるとき、高分子フィルム11の単位面積あたりの平均質量は、0.1g/m以上3.0g/m以下である。上記平均質量は、平面視にて1mの面積を有する部分あたりに換算した高分子フィルム11の質量である。高分子フィルム11の平均質量が、3.0g/m以下であれば、被着体の表面形状に対する高分子フィルム11の追従性が良好に得られ、ひいては、当該表面形状に対する生体組織貼付用フィルム10の追従性が良好に得られる。高分子フィルム11の平均質量が、0.1g/m以上であれば、半固形剤の滲出が良好に抑えられる。
高分子フィルム11は、生体適合性を有する高分子を主成分として含む。当該高分子は、疎水性であってもよいし、親水性であってもよい。主成分である高分子の重量平均分子量は、例えば、1万以上100万以下の範囲から選択される。なお、高分子フィルム11の主成分とは、高分子フィルム11を構成する物質の中で最も含有量(質量%)が高い物質である。
また、高分子フィルム11は、各種の添加剤を含有していてもよい。添加剤としては、例えば、各種のフィラー、色素、タンパク質、酵素、薬剤、および、美容成分等が挙げられる。高分子フィルム11は、例えば肌色等に着色されていてもよい。
半固形剤層12は、軟膏またはクリームである半固形剤からなる層である。半固形剤層12を構成する半固形剤は、基剤と有効成分とを含む。基剤は、疎水性基材であってもよいし、親水性基材であってもよい。また、半固形剤は、水を含まなくてもよいし、油と水とを含み乳化されていてもよい。例えば、半固形剤は、脂肪、脂肪油、蝋、ワセリン、グリセリン、樹脂等に有効成分として機能する化合物を練り合わせた軟膏、もしくは、油脂、蝋、グリセリン等に乳化剤を合わせて乳化させ、有効成分として機能する化合物を添加したクリームである。また、半固形剤層12は、軟膏から構成される部分と、クリームから構成される部分とを含んでいてもよい。
半固形剤が含む有効成分は、医療用途、または、美容用途において所定の機能を発揮する成分であればよく、例えば、創傷や炎症の治癒機能を有する成分、抗菌作用や鎮痛作用を有する成分、抗生物質、酵素、保湿機能等を有する美容成分等が挙げられる。なお、基剤自体が保湿機能等の所望の機能を有している場合には、半固形剤は、基剤以外の有効成分を含まなくてもよい。
半固形剤層12の厚さは特に限定されず、被着体にて所望の効果を得るために要する分量の半固形剤から半固形剤層12が構成されていればよい。例えば、半固形剤層12の厚さは、高分子フィルム11の厚さよりも大きく、500nm以上50μm以下である。なお、上記厚さは、平均厚さであって、5点以上の測定点で測定された半固形剤層12の膜厚の平均値である。また例えば、半固形剤層12の単位面積あたりの平均質量は、1g/m以上50g/m以下である。
半固形剤層12を構成する半固形剤が高分子フィルム11を浸透して第2面10Rに滲出することを抑えるためには、高分子フィルム11の主成分が疎水性である場合には、半固形剤層12の基剤は親水性であることが好ましく、高分子フィルム11の主成分が親水性である場合には、半固形剤層12の基剤は疎水性であることが好ましい。
高分子フィルム11を構成する疎水性高分子としては、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、酸化セルロース、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン、ポリヒドロキシアルカノアート、ポリアミド、ポリエーテル、および、これらの合成物のコポリマー等を使用できる。高分子フィルム11を構成する親水性高分子としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリビニルアセテート、ゼラチン、ポリグルクロン酸、ヒアルロン酸、カルボキシメチルセルロース、セルロースエーテル、キトサン、および、これらの混合物や、ポリビニルピロリドン等の水溶性樹脂を使用できる。
半固形剤層12を構成する親水性基剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリソルベート類、カルボキシメチルセルロース・ナトリウム、メチルセルロース、グアガム、アルギン酸ソーダ、カラギーナン、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール等を使用できる。半固形剤層12を構成する疎水性基剤としては、ワセリン、シリコーンエラストマー、モクロウ、カルナウバワックス、ミツロウ、ゲイロウ、キャンデリラワックス流動パラフィン、スクワラン、グリセリンの脂肪酸エステル、高級アルコールの脂肪酸エステル等を使用できる。例えば、これらの基剤がペースト状に調整されることに基づき、油性の軟膏が生成される。基剤として2種類以上の材料を混合して用いてもよい。
また、高分子フィルム11が、添加剤として、半固形剤層12を構成する半固形剤が高分子フィルム11を通りにくくする成分を含んでいる構成であれば、半固形剤の第2面10Rへの滲出をより好適に抑えることができる。例えば、半固形剤が油性の軟膏である場合、高分子フィルム11が、油を吸着するフィラーを含有する構成であれば、半固形剤層12から高分子フィルム11への半固形剤の浸透が生じたとしても、高分子フィルム11の内部で半固形剤がフィラーに吸着されることにより、第2面10Rへの半固形剤の滲出が抑えられる。
半固形剤層12は、高分子フィルム11の一方の面における少なくとも一部に位置していればよい。言い換えれば、半固形剤層12は、高分子フィルム11の一方の面の全体を覆っていてもよいし、一部のみを覆っていてもよい。
図2は、生体組織貼付用フィルム10を第1面10Fと対向する位置から見た図であって、高分子フィルム11の一部に半固形剤層12が位置する形態の一例を示す。図2においては、第1面10Fと対向する位置から見て、高分子フィルム11の中央部を含む領域に半固形剤層12が位置し、高分子フィルム11の外縁に沿って延びる環状の領域には、半固形剤層12が位置していない。すなわち、生体組織貼付用フィルム10の外縁に沿った環状の領域は、高分子フィルム11のみから構成される。
こうした形態であれば、生体組織貼付用フィルム10の外縁付近では、高分子フィルム11と被着体とが直接に接するため、高分子フィルム11が被着体の表面形状に沿って被着体と密着する。その結果、生体組織貼付用フィルム10の剥がれが起こりやすい外縁付近において、生体組織貼付用フィルム10と被着体との密着性が高められるため、生体組織貼付用フィルム10が被着体から剥がれ難くなる。また、生体組織貼付用フィルム10を被着体に貼り付けた場合に、半固形剤層12が潰れて生体組織貼付用フィルム10の側面から半固形剤が押し出されることや、当該側面から半固形剤層12の有効成分が蒸散することを抑えることもできる。
[転写シートの構成]
図3が示すように、転写シート20は、生体組織貼付用フィルム10と、支持基材21とを備えている。
支持基材21は、生体組織貼付用フィルム10の第2面10Rに接し、生体組織貼付用フィルム10を支持している。すなわち、支持基材21は、高分子フィルム11に接している。
支持基材21は、生体組織貼付用フィルム10の保管時や、生体組織貼付用フィルム10の使用に際して被着体上まで生体組織貼付用フィルム10を移動させるときに、生体組織貼付用フィルム10の変形を抑える機能を有する。支持基材21に支持されていることにより、生体組織貼付用フィルム10が取り扱いやすくなる。
支持基材21は、多孔質基材であることが好ましい。多孔質基材は、内部に微小な多数の間隙を有する基材であり、液体を浸透あるいは透過させることができる。支持基材21として用いることのできる多孔質基材としては、例えば、不織布、紙、編物、織物等の繊維材料からなるシート、メッシュ状のように間隙を含む構造を有する樹脂シートが挙げられる。これらの基材のなかでも、不織布が好適に用いられる。不織布を構成する繊維は、例えば、綿、麻、羊毛、パルプ等の天然繊維、レーヨン等の半合成繊維、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸等の合成繊維等である。上記の繊維のなかでも、天然繊維、特にパルプが好適に用いられる。不織布は、1類の繊維から構成されていてもよいし、2種類以上の繊維から構成されていてもよい。
なお、支持基材21は、多孔質基材に限らず、内部に間隙を有さない樹脂シートや金属箔等の基材であってもよい。また、支持基材21として、シリコーンやフッ素樹脂からなる表面を有する樹脂シートのように、離型性を有する基材が用いられてもよい。
転写シート20は、生体組織貼付用フィルム10の第1面10Fを覆う保護層を備えていてもよい。保護層は、半固形剤層12を保護する。半固形剤層12が保護層に覆われていることによって、半固形剤層12を構成する半固形剤が外部の物品に付着することが抑えられるため、例えば、複数の転写シート20を積層して保管することや、転写シート20をロール状に巻いて保管することが可能となる。
保護層は、半固形剤層12からの剥離が容易であって、剥離時に半固形剤層12を構成する半固形剤が保護層に付着し難い材料から構成されていることが好ましい。例えば、保護層として、シリコーンやフッ素樹脂からなる表面を有する樹脂シートを使用することができる。
[生体組織貼付用フィルムおよび転写シートの製造方法]
生体組織貼付用フィルム10および転写シート20の製造方法の一例を説明する。
なお、上述した生体組織貼付用フィルム10および転写シート20の製造が可能であれば、下記とは異なる製造方法が用いられてもよい。
まず、成膜用基材の表面に、高分子フィルム11を形成する。成膜用基材は、離型性を有する基材であればよく、例えば、シリコーンやフッ素樹脂からなる表面を有するポリエチレンテレフタレートフィルムやオレフィンフィルムが好適に用いられる。
詳細には、高分子フィルム11の材料が、当該材料に応じた溶媒に溶かされ、この塗液が、成膜用基材の表面に塗布される。そして、塗膜が乾燥により固化されることによって、高分子フィルム11が形成される。
塗液の塗布方法としては、ダイレクトグラビア、リバースグラビア、小径リバースグラビア、マイヤーコート、ダイ、カーテン、スプレー、スピンコート、スクリーン印刷、コンマ、ナイフ、グラビアオフセット、ロールコート等の各種のコーティング方法が使用可能である。高分子フィルム11の厚さおよび平均質量は、塗液中の固形分の割合および塗布方法によって制御できる。
続いて、成膜用基材上の高分子フィルム11の表面に、支持基材21を接触させ、成膜用基材から支持基材21へ高分子フィルム11を転写する。転写方法としては、吸引による剥離を利用する方法や犠牲膜を利用する方法等、公知の転写方法が用いられればよい。
さらに、支持基材21上の高分子フィルム11の表面に、半固形剤を塗布することによって、半固形剤層12を形成する。これにより、生体組織貼付用フィルム10および転写シート20が形成される。半固形剤の塗布方法としては、ダイレクトグラビア、リバースグラビア、小径リバースグラビア、マイヤーコート、ダイ、カーテン、スプレー、スピンコート、スクリーン印刷、コンマ、ナイフ、グラビアオフセット、ロールコート等の各種のコーティング方法が使用可能である。なお、半固形剤の粘度が高く塗布し難い場合は、溶剤希釈や加温にて粘度を調整し塗布する。高分子フィルム11上の一部に半固形剤層12を形成する場合のように、パターニングされた半固形剤層12を形成する場合には、ダイレクトグラビア、スプレー、スクリーン印刷、グラビアオフセットの各コーティング方法を用いることが適している。
なお、成膜用基材を支持基材21として用いてもよい。この場合は、成膜用基材上の高分子フィルム11の表面に半固形剤層12を塗布形成することで、生体組織貼付用フィルム10および転写シート20を形成することができる。
保護層を備える転写シート20を形成する場合には、半固形剤層12の形成後に、半固形剤層12の表面に保護層が積層される。
[生体組織貼付用フィルムの貼付方法]
生体組織貼付用フィルム10の貼付方法、すなわち、転写シート20を用いた生体組織貼付用フィルム10の転写方法を説明する。
まず、図4が示すように、生体組織貼付用フィルム10の第1面10Fが、例えば皮膚Skである被着体の表面に接するように、転写シート20を被着体上に配置する。
続いて、図5が示すように、高分子フィルム11から支持基材21を剥離する。これにより、生体組織貼付用フィルム10が肌に転写される。半固形剤層12は、そのべとつきに起因して被着体に対する接着性を有するため、生体組織貼付用フィルム10を被着体上に残して支持基材21を剥離することができる。支持基材21が離型性を有する構成であれば、生体組織貼付用フィルム10からの支持基材21の剥離がより容易になる。
本実施形態の生体組織貼付用フィルム10を用いることにより、被着体上において半固形剤層12が、半固形剤の滲出を抑えられる高分子フィルム11で覆われるため、被着体上において半固形剤によるべとつきが顕在化することが抑えられる。したがって、使用者が不快感を覚えることや、衣服等に半固形剤が付着することが抑えられる。一方、高分子フィルム11は極めて薄いフィルムであるため、生体組織貼付用フィルム10における被着体の表面形状への追従性が高く得られる。したがって、生体組織貼付用フィルム10の貼付部分がつっぱるような違和感を使用者が覚えることや、貼付部分が周囲とは異質な外観になって目立つことや、生体組織貼付用フィルム10が被着体から剥がれやすくなることが抑えられる。
また、被着体上において半固形剤層12が高分子フィルム11で覆われるため、半固形剤層12が高分子フィルム11によって保護され、半固形剤が被着体上から落ちることが抑えられる。したがって、被着体が皮膚である場合に、ストッキング等の皮膚に密着する衣類を生体組織貼付用フィルム10の上から着用することや、生体組織貼付用フィルム10の上にファンデーション等の化粧料を塗布することも可能となる。
また、本実施形態の生体組織貼付用フィルム10は、半固形剤層12として、予め定められた分量の半固形剤を備えているため、使用者が任意の分量の半固形剤を被着体に塗布する場合と比較して、被着体に対する定量的な半固形剤の供給が可能である。すなわち、半固形剤の塗りすぎや半固形剤の塗布不足を抑えることができる。
なお、高分子フィルム11を被着体上の半固形剤の塗布領域を保護するために使用してもよい。すなわち、被着体の表面に半固形剤を塗布した後、半固形剤の塗布領域に高分子フィルム11を貼り付けることによって、当該塗布領域を高分子フィルム11で覆う。これにより、図5に示した形態と同様に、半固形剤からなる層と高分子フィルム11とが被着体上に積層された状態となる。こうした高分子フィルム11の使用方法であっても、生体組織貼付用フィルム10を被着体に貼り付ける場合と同様に、被着体上における半固形剤によるべとつきが抑えられるとともに、高分子フィルム11が被着体の表面形状に追従することで、使用者の違和感や高分子フィルム11の貼付部分が目立つことを抑えることができる。
[実施例]
上述した生体組織貼付用フィルムおよび転写シートについて、具体的な実施例および比較例を用いて説明する。
(実施例1)
ポリDL乳酸(BMG社製)をメチルエチルケトンに溶解させた塗液を、グラビアコート法で、離型性を有するポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製)上に塗布し、乾燥させることによって、高分子フィルムを形成した。上記ポリエチレンテレフタレートフィルムは、成膜用基材かつ支持基材として機能する。高分子フィルムは、乾燥後の平均質量が1.5g/mになるように形成した。
上記ポリエチレンテレフタレートフィルムである支持基材上の高分子フィルムの表面に、グリセリンを塗布することによって、半固形剤層を形成した。グリセリンは、半固形剤層の平均質量が40.0g/mとなるように塗布した。その後、支持基材と高分子フィルムと半固形剤層との積層体を、平面視にて1辺が50mmの正方形状に切り取ることにより、実施例1の生体組織貼付用フィルムおよび転写シートを形成した。
実施例1の転写シートを、半固形剤層の表面である第1面が、被着体である左腕の皮膚に接するように、当該皮膚上に配置した。そして、支持基材を高分子フィルムから剥離することにより、実施例1の試料を作製した。
(実施例2)
ポリビニルアセテートをイソプロパノールに溶解させた塗液を、グラビアコート法で、離型性を有するポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製)上に塗布し、乾燥させることによって、高分子フィルムを形成した。上記ポリエチレンテレフタレートフィルムは、成膜用基材かつ支持基材として機能する。高分子フィルムは、乾燥後の平均質量が1.5g/mになるように形成した。
上記ポリエチレンテレフタレートフィルムである支持基材上の高分子フィルムの表面に、ワセリンを塗布することによって、半固形剤層を形成した。ワセリンは、半固形剤層の平均質量が40.0g/mとなるように塗布した。その後、支持基材と高分子フィルムと半固形剤層との積層体を、平面視にて1辺が50mmの正方形状に切り取ることにより、実施例2の生体組織貼付用フィルムおよび転写シートを形成した。
実施例2の転写シートを、半固形剤層の表面である第1面が、被着体である左腕の皮膚に接するように、当該皮膚上に配置した。そして、支持基材を高分子フィルムから剥離することにより、実施例2の試料を作製した。
(実施例3)
高分子フィルムを、乾燥後の平均質量が0.1g/mになるように形成したこと以外は、実施例2と同様の材料および工程によって、実施例3の生体組織貼付用フィルムおよび転写シートを形成し、実施例3の試料を作製した。
(実施例4)
高分子フィルムを、乾燥後の平均質量が3.0g/mになるように形成したこと以外は、実施例2と同様の材料および工程によって、実施例4の生体組織貼付用フィルムおよび転写シートを形成し、実施例4の試料を作製した。
(比較例1)
0.1gのワセリンを、左腕の皮膚上における1辺が50mmの正方形状の領域に塗布することにより、比較例1の試料を作製した。
(比較例2)
ポリDL乳酸(BMG社製)をメチルエチルケトンに溶解させた塗液を、グラビアコート法で、離型性を有するポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡社製)上に塗布し、乾燥させることによって、高分子フィルムを形成した。上記ポリエチレンテレフタレートフィルムは、成膜用基材かつ支持基材として機能する。高分子フィルムは、乾燥後の平均質量が3.5g/mになるように形成した。
上記ポリエチレンテレフタレートフィルムである支持基材上の高分子フィルムの表面に、グリセリンを塗布することによって、半固形剤層を形成した。グリセリンは、半固形剤層の平均質量が40.0g/mとなるように塗布した。その後、支持基材と高分子フィルムと半固形剤層との積層体を、平面視にて1辺が50mmの正方形状に切り取ることにより、比較例2の生体組織貼付用フィルムおよび転写シートを形成した。
比較例2の転写シートを、半固形剤層の表面である第1面が、被着体である左腕の皮膚に接するように、当該皮膚上に配置した。そして、支持基材を高分子フィルムから剥離することにより、比較例2の試料を作製した。
(比較例3)
高分子フィルムを、乾燥後の平均質量が0.05g/mになるように形成したこと以外は、比較例2と同様の材料および工程によって、比較例3の生体組織貼付用フィルムおよび転写シートを形成し、比較例3の試料を作製した。
(評価方法)
<べとつき抑制>
各実施例および各比較例の試料の作製後、試料を30分間放置した後に、生体組織貼付用フィルムの第2面を指で触ってべとつきの状態を三段階で評価した。比較例1の試料については、ワセリンの塗布領域の表面を指で触ることによって、べとつきの状態を評価した。べとつきが感じられない場合を「〇」、ややべとつく感触があるが、半固形剤の指への付着は観察されない場合を「△」、べとつきが感じられ、半固形剤の指への付着が観察される場合を「×」とした。
<肌密着性>
皮膚の表面形状への生体組織貼付用フィルムの追従性の評価として、肌への生体組織貼付用フィルムの密着性を三段階で評価した。具体的には、各実施例および比較例2,3の試料の作製後、試料を30分間放置した後に、生体組織貼付用フィルムの貼付領域が、生体組織貼付用フィルムの貼られていない領域と比較して外観上の差異を有するか、および、生体組織貼付用フィルムの端部における剥がれが生じているかを観察した。外観上の差異および端部の剥がれがない場合を「〇」、外観上の差異および端部の剥がれの少なくとも一方が少量観察される場合を「△」、外観上の差異および端部の剥がれが明らかに観察される場合を「×」とした。
(評価結果)
各実施例および各比較例におけるべとつき抑制と肌密着性との評価結果を表1に示す。
Figure 2020195679
表1が示すように、半固形剤の塗布領域が高分子フィルムで覆われていない比較例1では、べとつきが顕著である。また、高分子フィルムの平均質量が0.1g/m未満である比較例3では、半固形剤層を構成する半固形剤が高分子フィルムを浸透して生体組織貼付用フィルムの第2面に滲出しており、べとつきの抑制が不十分である。
これに対し、高分子フィルムの平均質量が0.1g/m以上である実施例1〜4では、第2面への半固形剤の滲出が抑えられることにより、べとつきが好適に抑制されている。
一方、高分子フィルムの平均質量が3.0g/mを超える比較例2では、肌への密着性が不十分である。これに対し、高分子フィルムの平均質量が3.0g/m以下である実施例1〜4では、肌への良好な密着性が得られている。
以上の結果により、0.1g/m以上3.0g/m以下の平均質量を有する高分子フィルムと半固形剤層との積層体である生体組織貼付用フィルムであれば、半固形剤によるべとつきの抑制、および、肌への密着性、すなわち、被着体の表面形状への追従性の向上が可能であることが確認された。
以上、実施形態および実施例にて説明したように、上記生体組織貼付用フィルムおよび転写シートによれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)生体組織貼付用フィルム10が、0.1g/m以上3.0g/m以下の平均質量を有する高分子フィルム11と、軟膏およびクリームの少なくとも一方から構成された半固形剤層12とを備える。上記構成によれば、半固形剤によるべとつきの抑制、および、被着体の表面形状への追従性の向上が可能である。
(2)高分子フィルム11を構成する高分子が疎水性であり、半固形剤層12の基剤が親水性である形態、もしくは、高分子フィルム11を構成する高分子が親水性であり、半固形剤層12の基剤が疎水性である形態であれば、半固形剤層12を構成する半固形剤が高分子フィルム11に浸透することが抑えられる。その結果、生体組織貼付用フィルム10の第2面10Rへの半固形剤の滲出が好適に抑えられるため、半固形剤によるべとつきがより好適に抑えられる。
(3)半固形剤層12が、高分子フィルム11の一方の面において、高分子フィルム11の外縁に沿った環状の領域を除く領域に位置する形態であれば、生体組織貼付用フィルム10の剥がれが起こりやすい外縁付近において、高分子フィルム11と被着体とが直接に接することにより、生体組織貼付用フィルム10と被着体との密着性が高められる。したがって、生体組織貼付用フィルム10が被着体から剥がれ難くなる。また、生体組織貼付用フィルム10を被着体に貼り付けた場合に、生体組織貼付用フィルム10の側面から半固形剤が押し出されることや半固形剤層12の有効成分が蒸散することを抑えることもできる。
(4)転写シート20において、生体組織貼付用フィルム10が支持基材21に支持されていることにより、生体組織貼付用フィルム10の変形が抑えられるとともに、生体組織貼付用フィルム10が取り扱いやすくなる。
10…生体組織貼付用フィルム、10F…第1面、10R…第2面、11…高分子フィルム、12…半固形剤層、20…転写シート、21…支持基材。

Claims (6)

  1. 0.1g/m以上3.0g/m以下の平均質量を有する高分子フィルムと、
    前記高分子フィルムが有する2つの面の一方に位置し、軟膏およびクリームの少なくとも一方から構成された半固形剤層と、
    を備える生体組織貼付用フィルム。
  2. 前記高分子フィルムは、疎水性の高分子を含み、
    前記半固形剤層は、親水性の基剤を含む
    請求項1に記載の生体組織貼付用フィルム。
  3. 前記高分子フィルムは、親水性の高分子を含み、
    前記半固形剤層は、疎水性の基剤を含む
    請求項1に記載の生体組織貼付用フィルム。
  4. 前記半固形剤層は、前記高分子フィルムの前記一方の面において、前記高分子フィルムの外縁に沿った環状の領域を除く領域に位置する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体組織貼付用フィルム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体組織貼付用フィルムと、
    前記生体組織貼付用フィルムを支持する支持基材と、
    を備える転写シート。
  6. 半固形剤の塗布領域を保護するための高分子フィルムの使用方法であって、
    前記高分子フィルムは、0.1g/m以上3.0g/m以下の平均質量を有し、
    前記半固形剤は、軟膏およびクリームの少なくとも一方であり、
    生体組織の表面に位置する前記塗布領域に前記高分子フィルムを貼り付けることを含む
    高分子フィルムの使用方法。
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