JP2020195216A - ブランク材のプレス方法及びプレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転バランスのバラツキを低減できるブランク材のプレス方法及びプレス装置を提供する。【解決手段】本発明は、回転部材を製造するためのブランク材(W)のプレス方法であって、素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部(20)を有するブランク材を準備する準備工程と、準備工程で準備されたブランク材における被検出部を検出する検出工程と、検出工程での被検出部の検出結果に基づいて、ブランク材を位置合わせする位置合わせ工程と、位置合わせ工程の後にブランク材を加工する加工工程とを備える、プレス方法である。【選択図】図7

Description

本発明は、ブランク材のプレス方法及びプレス装置に関する。
素材圧延時のロール目方向に合わせて電極を配置する技術が知られている。
特開2002−148277号公報
ロータヨークのような回転部材は、モータに組み付けられた際に当該モータの回転バランスに影響する。また、このような回転部材を形成するためのブランク材は、素材圧延時のロール目に対して交差する方向(幅方向)で板厚偏差がある。従って、ロール目を考慮せずにブランク材をプレス加工して回転部材を形成すると、回転部材ごとのモータの回転バランスのバラツキが発生しやすくなるおそれがある。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、回転バランスのバラツキを低減できるブランク材のプレス方法及びプレス装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、回転部材を製造するためのブランク材のプレス方法であって、
素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有する前記ブランク材を準備する準備工程と、
前記準備工程で準備された前記ブランク材における前記被検出部を検出する検出工程と、
前記検出工程での前記被検出部の検出結果に基づいて、前記ブランク材を位置合わせする位置合わせ工程と、
前記位置合わせ工程の後に前記ブランク材を加工する加工工程とを備える、プレス方法が提供される。
本発明によれば、回転バランスのバラツキを低減できるブランク材のプレス方法及びプレス装置を提供できる。
本実施形態のプレス装置1の概要の説明図である。 一のワークWを概略的に示す平面図である。 ステーション10−2に設置されるロール目合わせ装置30を示す斜視図である。 図3のQ1部の拡大図である。 ローラ42の側面図である。 検出機構50を示す斜視図である。 ロール目合わせ装置30の制御系(ステーション10−2の制御系)の全体構成を示す概略図である。 処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。 ロール目合わせ装置30の制御系の動作例を説明する概略フローチャートである。 回転制御処理(ステップS106)を説明する概略フローチャートである。 第1の変形例のワークW1の説明図である。 第2の変形例のワークW2の説明図である。
以下では、添付図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について詳細に説明する。
[プレス装置の概要]
図1は、本実施形態のプレス装置1の概要の説明図である。
プレス装置1は、複数のステーション10−1〜10−Nを有し、ワークWを順次ステーション10−1〜10−N間に移送(搬入/搬出)する(矢印R1参照)ことで、所定の加工処理を行う。例えば、複数のステーション10−1〜10−Nのそれぞれは、互いに異なる処理を行い、協動して、一の所定の加工処理を実現する。なお、それぞれのステーション10−1〜10−N間での各ワークWの移送は、それぞれのステーション10−1〜10−Nで各一のワークWが並列的に処理される態様で、実現される。なお、ステーション10−1〜10−Nの数は任意であり、また、ステーション10−1〜10−N間でのワークWの移送方法も任意である。例えば、ステーション10−1〜10−N間でのワークWの移送は、ロボットアーム等により実現されてよい。
本実施形態では、ワークWは、複数のワークWが貯留されるワーク保管部10−0から1つずつ順にステーション10−1から10−Nへと移送されていく。ワーク保管部10−0に貯留される複数のワークWは、回転部材を製造するためのブランク材であり、本実施形態では、複数のワークWは、モータのロータヨーク(回転部材の一例)用のブランク材である。
ワーク保管部10−0に貯留される複数のワークWのそれぞれは、ロール状に圧延された板金素材を打ち抜くことで形成される。
[ワーク]
図2は、一のワークWを概略的に示す平面図である。
ワークWは、図2に示すように、円形の形態であり、外周部に径方向外側に突出する突起部20を有する。突起部20は、素材圧延時のロール目に対して所定関係を有するように設けられる。すなわち、ワークWは、素材圧延時のロール目に対して所定関係で突起部20を有する。具体的には、図2に示す例では、ロール目の方向がラインL1で示される。この場合、ワークWは、ロール目の方向に対して時計方向で角度αの位置に、突起部20を有する。所定関係を決める角度αは、複数のワークWで同じである。なお、図2では、角度αは、0よりも大きいが、0であってもよいし、任意である。
本実施形態では、ワークWは、ステーション10−1ではオイルが表面に噴射され、ステーション10−2では、回転方向の位置決めがなされ、ステーション10−3では、お椀状へと絞り加工される。なお、絞り加工は、所望の形状へとステーション10−3、10−4等で段階的に実現されてもよい。
[ロール目合わせ装置の構造]
図3は、ステーション10−2に設置されるロール目合わせ装置30を示す斜視図である。図4は、図3のQ1部の拡大図である。図5は、ローラ42の側面図である。図6は、検出機構50を示す斜視図である。なお、以下では、図3に定義される上下方向(Z方向)に基づいて、上側や下側等の上下方向に関連する用語を用いる。また、適宜、図3に定義される互いに直交するX、Y方向であって、Z方向に直交するX、Y方向も説明に用いる。
ロール目合わせ装置30は、基部301を有する。基部301は、設備に固定され、各種構成要素を支持する。
ロール目合わせ装置30は、載置部31と、回転機構40と、検出機構50とを含む。
載置部31は、例えば平らな支持面を有するテーブルの形態である。載置部31には、ワークWが載置される。図3では、載置部31は、ワークWの下側表面を支持する円形のテーブルの形態である。載置部31は、シャフト31aにより基部301に対して支持される。載置部31は、上下方向に変位可能である。例えば、載置部31の上下動は、カム機構90、91を介して実現される。
回転機構40は、載置部31上に載置されたワークWを回転させる。図3では、回転機構40は、6つのローラ41〜46を含む。ローラ41〜46のそれぞれは、基本的には同じ形態であり、以下では、ローラ41〜46のうちの、ローラ42についてのみ主に説明する場合がある。
ローラ41〜43は、ローラ支持台412に支持され、ローラ44〜46は、ローラ支持台413に支持される。ローラ支持台412、413は、基部301に対してX方向に移動可能に支持される。例えば、ローラ支持台412、413は、基部301に対してX方向の摺動機構412A、413Aを介して支持される。ローラ支持台412、413は、載置部31の上下動に連動する態様で、カム機構90、91によりX方向に駆動される。
具体的には、ローラ支持台412、413は、載置部31にワークWが載置される前の状態では、互いに対して離れた退避位置に位置する。載置部31にワークWが載置されると、カム機構90、91により載置部31が下降する。これに連動して、ローラ支持台412、413は、X方向で互いに近接する側に変位し、ワークWに径方向で当接する回転駆動位置まで移動される。ローラ支持台412、413が回転駆動位置から退避位置へと移動すると、これに連動して、載置部31が上昇する。なお、このような連動を実現するカム機構90、91と載置部31のシャフト31a及びローラ支持台412、413の機械的な接続は、基部301の内部で実現される。
本実施形態では、ローラ41〜43は、ローラ支持台412に対してX方向外側に移動可能である。例えば、ローラ41〜43は、ローラ支持台412に対してX方向の摺動機構を介して支持される。図4には、ローラ42に係る摺動機構425が図示されている。この場合、ローラ42は、ローラブロック423とともにX方向に移動可能であり、ローラブロック423は、摺動機構425を介してローラ支持台412に支持される。また、ローラ42は、X方向内側(ローラ45に向かう側)にバネ等の付勢手段424(図4参照)により付勢される。付勢手段424は、例えばローラブロック423を介してローラ42を付勢する。同様に、ローラ44〜46は、ローラ支持台413に対してX方向に移動可能である。例えば、ローラ44〜46は、ローラ支持台413に対してX方向の摺動機構(図示せず)を介して支持される。また、同様に、ローラ44〜46は、X方向内側(ローラ41〜43に近づく側)に付勢される。
ローラ支持台412、413が回転駆動位置にあるとき、ローラ41〜46は、載置部31のシャフト31aまわりに同心状に配置される。ローラ41〜46は、載置部31上に載置されたワークWの外周部に、ワークWの径方向で当接する。ローラ42(ローラ41、43〜46も同様)は、図5に示すように、径方向内側に凹む外周部42aを有し、ローラ支持台412が回転駆動位置にあるとき、ローラ42は、付勢手段424の作用により外周部42aの凹状の底面42bがワークWの外周部を押圧する態様で、当該外周部に径方向で当接する。
ローラ41〜46は、それぞれ、上下方向に平行なローラ軸I1(図5参照)まわりに回転可能である。ローラ41〜46は、互いに連動する態様で回転されてもよい。例えば、ローラ41〜46は、ローラ軸I1を形成するシャフトを有し、各シャフトの下端に巻回されるベルト等を介して回転駆動されてもよい。なお、ローラ41〜46の各シャフトは、ローラ支持台412、413に対するローラ41〜46のX方向の動きを許容するための関節ジョイント(図示せず)を含む。
ローラ支持台412、413が回転駆動位置にある状態では、ローラ41〜46が回転すると、ローラ41〜46とワークWの間の摩擦によりワークWが回転する。すなわち、ワークWは、シャフト31aと略一致するワークWの中心点O1(図2参照)まわりに回転する。そして、ワークWの突起部20(図2参照)がローラ42の底面42bに当たる回転位置に至ると、ローラ42がローラ支持台412に対してX方向外側(ローラ支持台413から離れる側)に、突起部20の高さ分に対応する移動量で移動する。すなわち、ワークWの突起部20は、付勢手段424による付勢力に抗して、ローラ42をX方向外側に変位させる。以下では、このようなローラ42の移動を、「ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動」とも称する。同様に、ワークWの突起部20(図2参照)がローラ45の底面に当たる回転位置に至ると、ローラ45がローラ支持台413に対してX方向外側(ローラ支持台412から離れる側)に、突起部20の高さ分に対応する移動量で移動する。以下では、このようなローラ45の移動を、「ワークWの突起部20に起因したローラ45のX方向の移動」とも称する。
検出機構50は、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動に基づいて、ワークWの突起部20を検出する。なお、以下では、主に、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動に基づく検出機構50による突起部20の検出方法を説明するが、ワークWの突起部20に起因したローラ45のX方向の移動についても同様である。また、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動に基づく検出機構50による突起部20の検出と、ワークWの突起部20に起因したローラ45のX方向の移動に基づく検出機構50による突起部20の検出とは、いずれか一方だけが実行されてもよい。
検出機構50は、レバー51と、近接センサ52とを含む。
レバー51は、図6に示すように、ローラ支持台412に対して回転軸I2まわりに回転可能に支持される。回転軸I2は、Y方向に平行である。レバー51は、Y方向に視て、略三角形の形態であり、底辺側が回転軸I2まわりに回転可能に支持される。レバー51には、Y方向に延在する駆動軸427がY方向に挿通される。駆動軸427は、ローラブロック423(及びそれに伴いローラ42)と一体でX方向に移動可能である。
近接センサ52は、同軸ケーブルの先端にセンサヘッド(検出コイル)を有する。近接センサ52は、レバー51の先端側(三角形の形態の頂点側であり、X方向内側)に対してセンサヘッドがY方向に対向する態様で固定される。近接センサ52は、センサヘッドの近傍に検出エリアを有する。この場合、近接センサ52は、検出エリア内に入るレバー51の先端部(金属)を検出する。レバー51の先端部は、レバー51が非回転位置(初期位置)にあるときは検出エリア外に位置し、レバー51が回転位置にあるときは検出エリア内に入る。
具体的には、図6に模式的に矢印R50で示すように、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動が生じると、駆動軸427が同様にX方向に移動する(矢印R51参照)。駆動軸427がX方向に移動すると、レバー51が非回転位置(初期位置)から回転軸I2まわりに回転する(矢印R60参照)。レバー51が非回転位置(初期位置)から回転軸I2まわりに回転すると、レバー51の先端部(三角形の形態の頂点側)が近接センサ52の検知エリアに入ることで、当該先端部の動き(すなわちレバー51の回転)が近接センサ52により検出される。このようにして、近接センサ52は、レバー51を介して、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動を検出する。
なお、近接センサ52の検出エリアの位置P1(図示せず)と、回転軸I2と、駆動軸427との位置関係は、Y方向に視たとき、回転軸I2から位置P1までの距離は、回転軸I2から駆動軸427までの距離よりも、有意に大きい。これにより、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動量(すなわち突起部20の高さ)が比較的小さい場合でも、レバー51の先端部の比較的大きな動きに変換できるので、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動に関する検出精度を高めることができる。
[ロール目合わせ装置の制御系]
次に、図7を参照して、ロール目合わせ装置30の制御系について説明する。
図7は、ロール目合わせ装置30の制御系(ステーション10−2の制御系)の全体構成を示す概略図である。
ロール目合わせ装置30の制御系は、近接センサ52と、第1モータ71と、第2モータ72と、回転角センサ73と、処理装置100とを含む。
近接センサ52は、上述したとおりである。近接センサ52は、ワークWの突起部20に起因したローラ42のX方向の移動時に、レバー51の回転位置への回転に応答して、ローラ42にワークWの突起部20が当たったことを表す突起検出信号を発生する。
第1モータ71は、カム機構90、91を駆動する。第1モータ71が回転すると、カム機構90、91が作動し、上述のように、載置部31の上下動と、ローラ支持台412、413のX方向の移動が実現される。
第2モータ72は、回転機構40を駆動する。第2モータ72が回転すると、回転機構40が作動し、上述のように、ローラ41〜46がそれぞれのローラ軸I1まわりに回転する。これにより、ローラ41〜46に径方向で当接するワークWの回転(ワークWの中心点O1まわりの回転)が実現される。
回転角センサ73は、第2モータ72の回転角を検出する。回転角センサ73は、例えばロータリエンコーダである。
処理装置100は、プレス装置1を制御する管理コンピュータ80と通信可能であり、管理コンピュータ80と連携して、第1モータ71及び第2モータ72を制御する。なお、処理装置100の機能の一部又は全部は管理コンピュータ80により実現されてもよい。
図8は、処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。なお、図8はあくまで一例であり、多様な変更が可能である。例えば処理装置100は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC:Programmable Logic Controller)により構成されてもよい。
図8に示す例では、処理装置100は、制御部101、主記憶部102、補助記憶部103、ドライブ装置104、ネットワークI/F部106、および入力部107を含む。
制御部101は、主記憶部102や補助記憶部103に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力部107や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、記憶装置などに出力する。
主記憶部102は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などである。主記憶部102は、制御部101が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部103は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などであり、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ドライブ装置104は、記録媒体105、例えばフレキシブルディスクからプログラムを読み出し、記憶装置にインストールする。
記録媒体105は、所定のプログラムを格納する。この記録媒体105に格納されたプログラムは、ドライブ装置104を介して処理装置100にインストールされる。インストールされた所定のプログラムは、処理装置100により実行可能となる。
ネットワークI/F部106は、有線および/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と処理装置100とのインターフェースである。
入力部107は、カーソルキー、数字入力および各種機能キー等を備えたキーボード、マウスやタッチパッド等を有する。
なお、図8に示す例において、以下で説明する処理装置100の機能は、プログラムを制御部101に実行させることで実現することができる。また、プログラムを記録媒体105に記録し、このプログラムが記録された記録媒体105を処理装置100に読み取らせて、上記の各種処理等を実現させることも可能である。なお、記録媒体105は、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。例えば、記録媒体105は、CD(Compact Disc)−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等であってよい。
ここで、図7を再度参照するに、図7には、処理装置100により実現される機能が併せて示される。
処理装置100は、図7に示すように、カム制御部152と、回転制御部154とを含む。カム制御部152及び回転制御部154は、図8に示した制御部101が主記憶部102に記憶されるプログラムを実行することで、実現できる。
カム制御部152は、図7に示すように、第1モータ71に接続される。カム制御部152は、管理コンピュータ80と連携して、第1モータ71を制御し、カム機構90、91を動作させる。
回転制御部154は、図7に示すように、第2モータ72に接続される。回転制御部154は、管理コンピュータ80と連携して、第2モータ72を制御し、回転機構40を動作させる。
回転制御部154は、回転機構40を動作させている間、近接センサ52からの突起検出信号を受信すると、その受信時点から第2モータ72を一定の回転角Δαだけ回転させた後に、停止させる。すなわち、回転制御部154は、突起検出信号の受信時点での第2モータ72の回転角から、一定の回転角Δαの回転後に、ワークWの回転を停止させる。一定の回転角Δαは、一定であれば任意である。なお、一定の回転角Δαの回転は、回転角センサ73からの回転角情報に基づいて判断される。
以下、このように回転制御部154が、突起検出信号の受信時点での第2モータ72の回転角から一定の回転角Δαの回転後にワークWの回転を停止させる制御を、「突起検出信号に応じた回転停止制御」という。
ここで、突起検出信号の受信時点での第2モータ72の回転角から一定の回転角Δαだけ第2モータ72が回転すると、ワークWは、突起部20がローラ42に当たる回転位置から、第2モータ72の一定の回転角Δαに対応する分だけ回転した回転位置に至る。これにより、突起検出信号に応じた回転停止制御後に、各ワークWは、基部301の基準方向(例えばX方向)に対して突起部20がそれぞれ同一の回転位置になる態様で停止される。従って、突起検出信号に応じた回転停止制御後に、各ワークWのロール目は、基部301の基準方向(例えばX方向)に対して一定の関係となる。
例えば、上面視で、ワークWが回転機構40により時計まわりに回転される場合、各ワークWのロール目の方向とX方向(基準方向)とのなす角度を“0”とするためには、一定の回転角Δαは、Δα≒αとなる。
ところで、ロータヨークのような回転部材は、モータに組み付けられた際に当該モータの回転バランスに影響する。また、このような回転部材を形成するためのブランク材は、素材圧延時のロール目に対して交差する方向(幅方向)で板厚偏差がある。従って、ロール目を考慮せずにブランク材をプレス加工して回転部材を形成すると、回転部材ごとのモータの回転バランスのバラツキが発生しやすくなるおそれがある。
ここで、ロール状に圧延された板金素材からワークWへの打ち抜き工程を、プレス装置1の各工程と連携させることができれば、ロール目の方向を把握した状態で、ワークWをステーション10−1に搬入することは可能である。
しかしながら、ロール状に圧延された板金素材からワークWへの打ち抜き工程は、プレス装置1とは別の場所で実行される場合があり、あるいは、プレス装置1に隣接した設備で実行される場合でも一工程に要する時間が、ワークWを順次ステーション10−1〜10−N間に移送(搬入/搬出)するのに要する時間よりも、有意に短い。このため、ロール状に圧延された板金素材からワークWへの打ち抜き工程を、プレス装置1の各工程と同期させる(連携させる)ことは難しい。
このため、本実施形態では、上述のように、ロール状に圧延された板金素材からワークWへの打ち抜き工程を、プレス装置1の各工程と連携させることなく、ワークWは、一旦、例えば籠の形態のワーク保管部10−0(図1参照)に貯留される。従って、本実施形態では、ワーク保管部10−0にワークWを貯留した時点から、当該ワークWのロール目の方向は、把握されていない状態となる。
そして、本実施形態によれば、上述のように、突起部20を有するワークWを利用し、突起検出信号に応じた回転停止制御を行うことで、プレス装置1において、ロール目の方向を把握した状態を復帰させることができる。これにより、ロール状に圧延された板金素材からワークWへの打ち抜き工程を、プレス装置1の各工程と連携させることなく、プレス装置1において、ロール目の方向を把握した状態を形成できる。
すなわち、本実施形態によれば、突起検出信号に応じた回転停止制御が実行されるので、突起検出信号に応じた回転停止制御後の各ワークWは、ロール目の方向が同じとなる。従って、この時点で、ロール目の方向を把握した状態が形成されることになる。これにより、ロール目の方向を把握した状態で、各ワークWを後工程(例えばステーション10−3)に回すことで、回転バランスのバラツキが少ないロータヨークを製造できる。この結果、各ワークWから製造されたロータヨークに関して、回転バランスのバラツキを低減できる。
[ロール目合わせ装置の動作例]
次に、図9を参照して、ステーション10−2で実行される工程の説明として、ロール目合わせ装置30の制御系の動作例について説明する。
図9は、ロール目合わせ装置30の制御系の動作例を説明する概略フローチャートである。図9に示す処理は、所定の処理周期ごとに実行される。
まず、ステップS100では、処理装置100は、ステータスが“0”であるか否かを判定する。本実施形態では、ステータスは、“0”から“2”の3つの状態があり、ステータス=“0”は、載置部31から処理済のワークWが搬出された後の状態であって、載置部31に新たな処理対象のワークWが載置される前、かつ、ローラ支持台412、413が回転駆動位置まで移動する前の状態を表す。ステータス=“1”は、載置部31に新たな処理対象のワークWが載置されかつローラ支持台412、413が回転駆動位置まで移動した後の状態であって、当該新たな処理対象のワークWに対して各種の処理が完了する前の状態を表す。ステータス=“2”は、処理対象のワークWに対して各種の処理が完了した後の状態であって、当該処理済のワークWが搬出される前の状態を表す。ステータスが“0”である場合は、ステップS102に進み、ステータスが“0”以外である場合は、ステップS104に進む。
ステップS102では、処理装置100は、新たな処理対象のワークWが載置部31に載置されると、ローラ支持台412、413を回転駆動位置まで移動させるとともに、載置部31を下降させる回転準備処理をカム制御部152により実行する。当該回転準備処理が完了すると、処理装置100は、ステータスを“0”から“1”に変更する。
ステップS104では、処理装置100は、ステータスが“1”であるか否かを判定する。ステータスが“1”である場合は、ステップS106に進み、ステータスが“1”でない場合、すなわちステータスが“2”である場合は、ステップS108に進む。
ステップS106では、処理装置100は、突起検出信号に応じた回転停止制御のための回転制御処理を回転制御部154により実行する。回転制御処理は、図10を参照して説明する。
ステップS108では、処理装置100は、処理済のワークWを搬出するために、ローラ支持台412、413を退避位置まで移動させるとともに、載置部31を上昇させる搬出準備処理をカム制御部152により実行する。当該搬出準備処理が完了すると、処理装置100は、ステータスを“2”から“0”に変更する。
図10は、回転制御処理(ステップS106)を説明する概略フローチャートである。
まず、ステップS200では、回転制御部154は、今回周期の回転角センサ73からの回転角情報を取得する。
ステップS202では、回転制御部154は、回転機構40によるワークWの非回転状態であるか否かを判定する。すなわち、回転制御部154は、第2モータ72の非回転状態であるか否かを判定する。ワークWの非回転状態である場合は、ステップS204に進み、ワークWの回転状態である場合は、ステップS206に進む。
ステップS204では、回転制御部154は、第2モータ72の回転を開始させて、ワークWの回転状態を形成する。
ステップS206では、回転制御部154は、突起検出フラグが初期値“0”であるか否かを判定する。突起検出フラグは、初期値が“0”であり、突起検出フラグが“1”である状態は、突起検出信号が発生した時点以後の状態を表す。突起検出フラグが初期値“0”の場合は、ステップS208に進み、突起検出フラグが“1”である場合は、ステップS214に進む。
ステップS208では、回転制御部154は、近接センサ52の出力に基づいて、突起検出信号が発生したか否かを判定する。突起検出信号が発生した場合は、ステップS210に進み、突起検出信号が発生しない場合は、今回周期の処理を終了する。
ステップS210では、回転制御部154は、突起検出フラグを“1”にセットする。
ステップS212では、回転制御部154は、今回周期のステップS200で得た回転角センサ73からの回転角情報に基づいて、現時点の第2モータ72の回転角を“0点”として設定する。
ステップS214では、回転制御部154は、今回周期のステップS200で得た回転角センサ73からの回転角情報に基づいて、第2モータ72の回転角であってステップS212で設定した“0点”からの回転角が、回転角Δαとなったか否かを判定する。“0点”からの回転角は、例えば回転角センサ73からのパルスをカウントすることで導出できる。“0点”からの第2モータ72の回転角が回転角Δαとなった場合は、ステップS216に進み、回転角Δα未満の場合は、ステップS222に進む。
ステップS216では、回転制御部154は、第2モータ72の回転を停止させる。すなわち、ワークWの回転を停止させる。
ステップS218では、回転制御部154は、突起検出フラグを“0”にリセットする。
ステップS220では、回転制御部154は、ステータスを“1”から“2”に変更する。
ステップS222では、回転制御部154は、第2モータ72の回転を継続させる。すなわち、ワークWの回転状態を維持する。
以上説明した動作例によれば、回転制御部154は、各ワークWに対して、突起検出信号が発生した処理周期の第2モータ72の回転角を“0点”として、当該“0点”からの第2モータ72の回転角が回転角Δαとなった処理周期で、第2モータ72の回転が停止される。これにより、各ワークWを、それぞれの突起部20の角度位置を基準(“0点”)として、当該基準に対して一定の回転角Δαだけ回転した回転位置で停止させることができる。このようにして、ステーション10−2にて、基準方向(例えばX方向)に対して各ワークWのロール目の方向をそれぞれ同じに揃えることができる。
なお、ステーション10−2からステーション10−3へのワークWの移送は、例えばロボットアーム等を用いて、ワークWが回転されることなく実現されてもよいし、ワークWが一定の角度だけ回転される態様で実現されてもよい。いずれの場合でも、ステーション10−3に搬入される各ワークWは、ステーション10−2から搬出されることで、基準方向(例えばX方向)に対してロール目の方向を一定にすることができる。これにより、ステーション10−3の成形加工を経て得られるロータヨークは、回転バランスのバラツキが少ないものとなる。
なお、以上説明した動作例においては、例えば、ステーション10−2よりも上流側での処理やステップS102が特許請求の範囲の「準備工程」の一例に対応し、ステップS208が特許請求の範囲の「検出工程」の一例に対応し、ステップS214、ステップS216が特許請求の範囲の「位置合わせ工程」の一例に対応する。また、ステーション10−3以降の工程が特許請求の範囲の「加工工程」の一例に対応する。
[各種の変形例]
上述した実施形態では、ワークWは、素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有し、当該被検出部は、突起部20であるが、これに限られない。ワークWは、素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有し、当該被検出部が、機械的、光学的、又は磁気的に検出可能である限り、多様な構成であることができる。
例えば、図11には、第1の変形例によるワークW1が示される。ワークW1は、ワークWに対して、突起部20に代えて、被検出部としての凹部20Aが設けられる点が異なる。なお、ワークW1の場合も、凹部20Aがロータ目の方向に対して所定関係で形成される。凹部20Aは、例えば、ワークW1の外周部の径の変化を磁気的に又は光学的に検出するセンサを用いて検出できる。
また、図12には、第2の変形例によるワークW2が示される。ワークW2は、ワークWに対して、突起部20に代えて、被検出部としてのマーカ部20Bが設けられる点が異なる。マーカ部20Bは、プリント等により形成されてもよい。なお、ワークW2の場合も、マーカ部20Bがロータ目の方向に対して所定関係で形成される。マーカ部20Bは、例えば、ワークW2を撮像するイメージセンサ(画像処理装置を含む)を用いて検出できる。なお、上述のように、ワークWには、ステーション10−1にて上側表面にオイルが噴射される。このため、マーカ部20Bを用いるよりも、突起部20のような機械的な特徴部に基づいて、ロータ目の方向を把握する方が本実施形態のプレス装置1では有利となる。
以上、各実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施形態の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した構成では、ワークWの回転はローラ41〜46の回転(自転)により実現されているが、これに限られない。例えば、載置部31に回転機構を設定してもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
回転部材を製造するためのブランク材(例えばワークW)のプレス方法であって、
素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部(例えば突起部20)を有する前記ブランク材を準備する準備工程と、
前記準備工程で準備された前記ブランク材における前記被検出部を検出する検出工程と、
前記検出工程での前記被検出部の検出結果に基づいて、前記ブランク材を位置合わせする位置合わせ工程と、
前記位置合わせ工程の後に前記ブランク材を加工する加工工程とを備える、プレス方法。
付記1によれば、素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有するブランク材を準備し、被検出部の検出結果に基づいてブランク材を位置合わせすることで、ロール目に合わせた位置合わせが可能となる。このように位置合わせされたブランク材を利用して加工工程を行うことで、回転バランスのバラツキを低減できる。
[付記2]
前記位置合わせ工程では、前記ブランク材は、前記検出工程での前記被検出部の検出結果に応じた回転位置まで、回転機構(例えば回転機構40)により回転される、付記1に記載のプレス方法。
付記2によれば、ブランク材を回転方向で位置合わせすることで、板厚偏差に起因した回転バランスのバラツキを低減できる。
[付記3]
回転部材を製造するためのブランク材用のプレス装置(例えばプレス装置1)であって、
素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有する前記ブランク材が載置される載置部(例えば載置部31)と、
前記載置部に載置された前記ブランク材を、軸まわりに回転させる回転機構(例えば回転機構40)と、
前記載置部に載置された前記ブランク材における前記被検出部を検出する検出機構(例えば検出機構50)と、
前記検出機構による前記被検出部の検出結果に応じた回転位置まで、前記載置部に載置された前記ブランク材を前記回転機構により回転させる回転制御部(例えば回転制御部154)とを備える、プレス装置。
付記3によれば、素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有するブランク材を、被検出部の検出結果に応じた回転位置まで回転機構により回転させることで、ロール目に合わせた回転方向の位置合わせが可能となる。このように回転方向で位置合わせされたブランク材を利用することで、回転バランスのバラツキを低減できる。
[付記4]
前記ブランク材は、外形が円形であり、
前記被検出部は、前記ブランク材の外周部に設けられる特徴部(例えば突起部20)である、付記3に記載のプレス装置。
付記4によれば、ブランク材の外周部に設けられる特徴部を利用して、被検出部の検出精度を高めることができる。
[付記5]
前記特徴部は、径方向外側に突出する突起部(例えば突起部20)であり、
前記回転機構は、前記ブランク材の外周部に径方向に当接可能なローラ(例えばローラ41〜46)であって、前記軸に平行なローラ軸(例えばローラ軸I1)まわりに回転可能でありかつ前記ローラ軸に交差する方向に移動可能なローラ(例えばローラ41〜46)を含み、
前記検出機構は、前記ローラの移動に基づいて前記突起部を検出する、付記4に記載のプレス装置。
付記5によれば、特徴部としての突起部を利用して、被検出部の検出精度を高めることができる。また、突起部に起因したローラの移動に基づいて、当該突起部を機械的に検出できるので、例えばブランク材の表面にオイル等が噴射される環境(突起部等の光学的な検出が難しい環境)下においても、突起部を精度良く検出できる。
[付記6]
前記検出機構は、
前記ローラ軸に交差しかつ前記ローラの移動の方向に交差する回転軸まわりに回転可能であるレバー(例えばレバー51)であって、前記ローラの移動に応じて前記回転軸まわりに回転するレバーと、
前記レバーの回転を検出するセンサ(例えば近接センサ52)とを含む、付記5に記載のプレス装置。
付記6によれば、突起部に起因したローラの移動をレバーの動きに連動させ、レバーを介してローラの移動を検出することで、比較的小さいローラの移動量(すなわち比較的小さい突起部)であっても、突起部を精度良く検出できる。
1 プレス装置
10−0 ワーク保管部
10−1 ステーション
10−2 ステーション
10−3 ステーション
10−4 ステーション
10−N ステーション
20 突起部(被検出部、特徴部の例)
20A 凹部(被検出部、特徴部の例)
20B マーカ部(被検出部、特徴部の例)
30 ロール目合わせ装置
31 載置部
31a シャフト
40 回転機構
41 ローラ
42 ローラ
42a 外周部
42b 底面
43 ローラ
44 ローラ
45 ローラ
46 ローラ
50 検出機構
51 レバー
52 近接センサ
71 第1モータ
72 第2モータ
73 回転角センサ
80 管理コンピュータ
90 カム機構
91 カム機構
100 処理装置
101 制御部
102 主記憶部
103 補助記憶部
104 ドライブ装置
105 記録媒体
106 ネットワークI/F部
107 入力部
152 カム制御部
154 回転制御部
300 制御系
301 基部
412 ローラ支持台
413 ローラ支持台
423 ローラブロック
425 摺動機構
427 駆動軸

Claims (6)

  1. 回転部材を製造するためのブランク材のプレス方法であって、
    素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有する前記ブランク材を準備する準備工程と、
    前記準備工程で準備された前記ブランク材における前記被検出部を検出する検出工程と、
    前記検出工程での前記被検出部の検出結果に基づいて、前記ブランク材を位置合わせする位置合わせ工程と、
    前記位置合わせ工程の後に前記ブランク材を加工する加工工程とを備える、プレス方法。
  2. 前記位置合わせ工程では、前記ブランク材は、前記検出工程での前記被検出部の検出結果に応じた回転位置まで、回転機構により回転される、請求項1に記載のプレス方法。
  3. 回転部材を製造するためのブランク材用のプレス装置であって、
    素材圧延時のロール目に対して所定関係で被検出部を有する前記ブランク材が載置される載置部と、
    前記載置部に載置された前記ブランク材を、軸まわりに回転させる回転機構と、
    前記載置部に載置された前記ブランク材における前記被検出部を検出する検出機構と、
    前記検出機構による前記被検出部の検出結果に応じた回転位置まで、前記載置部に載置された前記ブランク材を前記回転機構により回転させる回転制御部とを備える、プレス装置。
  4. 前記ブランク材は、外形が円形であり、
    前記被検出部は、前記ブランク材の外周部に設けられる特徴部である、請求項3に記載のプレス装置。
  5. 前記特徴部は、径方向外側に突出する突起部であり、
    前記回転機構は、前記ブランク材の外周部に径方向に当接可能なローラであって、前記軸に平行なローラ軸まわりに回転可能であり、かつ、前記ローラ軸に交差する方向に移動可能なローラを含み、
    前記検出機構は、前記ローラの移動に基づいて前記突起部を検出する、請求項4に記載のプレス装置。
  6. 前記検出機構は、
    前記ローラ軸に交差しかつ前記ローラの移動の方向に交差する回転軸まわりに回転可能であるレバーであって、前記ローラの移動に応じて前記回転軸まわりに回転するレバーと、
    前記レバーの回転を検出するセンサとを含む、請求項5に記載のプレス装置。
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