JP2020195024A - スピーカ - Google Patents

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真仁 深田
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春祐 黒岩
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嘉人 藤本
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Atsushi Nara
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Abstract

【課題】コイルと支持部材との接合強度を維持しつつ、スピーカの音特性の調整を可能としたスピーカを提供する。【解決手段】スピーカ100は、フレーム1と、フレーム1に支持された振動板2と、矩形状に巻回され、振動板2を振動させる角筒状のコイル3と、コイル3を支持し、コイル3の振動を減衰させる一対の支持ダンパ4と、を備え、一対の支持ダンパ4は、コイル3の両側に対向配置されており、支持ダンパ4は、フレーム1に支持される基部41と、コイル3を支持する支持部45とを有し、支持部45は、コイル3の矩形状の一辺の表面に沿い支持する第一支持部と、コイル3の一辺の両隣りの辺の表面に沿いそれぞれ支持する一対の第二支持部と、を有し、一対の第二支持部は、第一支持部の端部からそれぞれ延出している。【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカに関する。
特表2018−512014号公報(特許文献1)には、音響電気信号を音響音に変換するスピーカが記載されている。このスピーカは、フレーム、メンブレン(本願の振動板)、メンブレンに接着された矩形状のコイル、及びコイルを支持する支持部材(本願の支持ダンパ)とを備えている。支持部材は、コイルの輪郭と一致する輪郭を有する中央ループ部分もしくはコイル支持部分と、矩形状のコイルのループ部分のある一辺の両端それぞれから外方に延びる一対のリード支持体とを含んでいる。中央ループ部分もしくはコイル支持部分は、コイルに接着剤で取り付けられている。一対の当該リード支持体はフレームに接着剤で取り付けられている(特許文献1の段落0036,0037及び図7、段落0043及び図10、及び、段落0047及び図12等を参照)。
特表2018−512014号公報
上記の特許文献1に記載されたようなスピーカでは、コイルと支持部材との接合強度や、スピーカの音特性を考慮した支持部材の特性(例えば、支持部材の質量)の調整について改良の余地があった。
本発明は、かかる実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、コイルと支持部材との接合強度を維持しつつ、スピーカの音特性の調整を可能としたスピーカを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るスピーカの特徴構成は、環状のフレームと、前記フレームに支持された振動板と、矩形状に巻回されて前記フレームの内周側に配置され、前記振動板を振動させる角筒状のコイルと、前記コイルを支持し、前記コイルの振動を減衰させる一対の支持ダンパと、を備え、一対の前記支持ダンパは、前記コイルの両側に対向配置されており、前記支持ダンパは、前記フレームに支持される基部と、前記コイルを支持する支持部とを有し、前記支持部は、前記矩形状の一辺の表面に沿い支持する第一支持部と、前記一辺の両隣りの辺の表面に沿いそれぞれ支持する一対の第二支持部と、を有し、一対の前記第二支持部は、前記第一支持部の端部からそれぞれ延出している点にある。
上記構成によれば、支持ダンパの支持部は、第一支持部によりコイルの一辺を支持し、当該一辺の両隣の辺の一部を第二支持部により支持するため、第一支持部で一辺のみを支持する場合に比べて強固で経時的に安定な支持が可能である。また、支持部がコイルを支持する場合、支持部をコイルに接着などの方法により支持可能に接続することを要するが、当該接続も強固になる。例えば接続が接着などによる貼付の場合、第一支持部のみ貼付する場合に比べて、第一支持部と第二支持部とを貼付けることで接着面の面積を大きくすることができるため剥離強度が向上する。このように上記構成によれば、コイルと支持部材との接合の強度を強固にし、また、これを維持することができる。
上記構成によれば、支持ダンパの支持部とコイルとは一体の振動系(以下、単に振動系と記載する)を構成する。コイルの質量を一定とした場合、この振動系の質量は、第二支持部における、上記両隣の辺の表面に沿う延在長さや面積など、第二支持部の大きさを変更することで調整可能である。すなわち、上記構成によれば、第二支持部の大きさの変更により、振動系の質量調整が可能となる。例えば、振動系の質量を大きくすると、スピーカの低音域の音圧を上げることができる。このように、上記構成によれば、第二支持部の大きさを変更することにより、スピーカの音特性の調整を行える。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記振動板は、前記コイルの上面に対向するように配置されており、前記支持部は、前記コイルの底面を支持する点にある。
上記構成によれば、支持ダンパの支持部は少なくともコイルの底面を支持する。コイルは、支持部により、コイルの厚み方向への振動の振幅が規制される。以下では、コイルから見て振動板の側を上、その逆を下若しくは底と記載する。例えば、コイルの底面はコイルの下面と同じである。また例えば、支持部は、コイルの下面に対向している。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記支持部は、さらに前記コイルの筒の外周面と内周面のいずれか一方を支持する周支持部を有する点にある。
上記構成によれば、支持ダンパの支持部は、コイルの底面に加えて、周支持部によりコイルの筒の外周面もしくは内周面を支持する。これにより、支持部によるコイルの支持が強固になる。また、コイルと支持部材との接続の強度を強固にできる。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記基部と、前記支持部とは、前記コイルの外周面に垂直な方向に沿って見たときに、互いに平行な二平面上にそれぞれ配置されている点にある。
上記構成によれば、基部と支持部との上下方向における位置関係を、互いに異なる位置に設定できる。基部と支持部との上下方向における位置関係の調節により、コイルの振幅を調整できる。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、一対の前記支持ダンパはそれぞれ、一端が前記基部に接続され、かつ、他端が前記支持部に接続される一対の梁部を有し、一対の前記梁部の前記他端は、前記第一支持部の長手方向における内側領域にて接続されており、一対の前記梁部の前記一端は、前記基部における前記第一支持部の長手方向において、前記内側領域の外側にて接続されている点にある。
上記構成によれば、他端から一端に向かう方向を、第一支持部の長手方向と直交する向きから、当該長手方向外側に向く方向へずらすことができる。これにより、基部と第一支持部との間の最短距離(直線距離)が短い場合でも、基部と第一支持部との間に延在する梁部の長さを長くすることができる。梁部の長さを長くすることで、コイルの振幅が大きくなることを許容することができる。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記梁部は、クランク形状に形成されている点にある。
上記構成によれば、梁部をクランク形状にすることで梁部の長さを長くすることができる。これにより、コイルの振幅が大きくなることを許容することができる。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記基部は、前記第一支持部の長手方向と平行になるように配置され、少なくとも当該長手方向において、当該第一支持部の内側から外側に到る範囲に延在しており、一対の前記梁部の前記一端は、前記基部における、前記第一支持部の長手方向において前記第一支持部の両端よりも外側に接続されている点にある。
上記構成によれば、梁部の一端は第一支持部の長手方向において第一支持部の両端よりも外側に接続される。また、梁部の他端は、第一支持部の長手方向における内側領域に接続される。そのため、梁部の長さを長くすることができる。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記コイルと前記支持部との間には接着剤が配置され、それぞれ当該接着剤で接着されており、前記コイルの引出線は、前記コイルと前記支持部との間から引き出されている点にある。
引出線は、コイルに通電するための電線であり、コイルの巻線自体の端部分を延出して構成されている。上記構成によれば、引出線の少なくとも一部が接着剤の層中(コイルと支持部との間)に埋没し、引出線が接着剤によりコイルと支持部との間に固定されるので、コイルの振動等による引出線の破断を防止することができる。また、引出線の基端部が、接着剤の層中に埋没するように構成すると、基端部も接着剤で補強される。これにより、コイルの振動により引出線の基端部が断裂するような故障を防止できる。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記支持部を前記コイルの上面から底面に向く方向で見た場合、一つの閉じた線分で囲まれた領域のみで形成されている点にある。
上記構成によれば、基材を打ち抜き加工で打ち抜いて形成したり、基材をレーザー切断で切り出したりして支持部を形成する場合に、支持部や基材の残りの主要部分とは独立した破片(切れ端、小片)が生じないため加工性がよい。なお、一つの閉じた線分で囲まれた領域とは、当該領域の形状が一つの閉じた線のみで描くことができる図形状であることを言う。換言すれば、支持部の周(外周)が、一筆書きで描ける形状であることを言う。
本発明に係るスピーカの更なる特徴構成は、前記基部は、前記第一支持部の長手方向における両端に、当該長手方向内側に向けて切欠いた切欠部を有し、当該切欠部を前記フレームに係合させている点にある。
上記構成によれば、支持ダンパに対して第一支持部の長手方向に交差する方向の応力が加えられた場合にも、長手方向に沿う切欠部とフレームとの係合により、当該交差する方向において位置決めされた状態を維持できる。
コイルと支持部材との接合強度を維持しつつ、スピーカの音特性の調整を可能としたスピーカを提供することができる。
は、スピーカの分解斜視図である。 は、スピーカを斜め上から見た斜視図である。 は、スピーカのIII−III断面図である。 は、スピーカを、底板を取り外して斜め下から見た図である。 は、支持ダンパを上方から見た図である。 は、第一支持部のVI−VI断面図である。 は、第二支持部のVII−VII断面図である。 は、コイルからリード線が分岐する分岐部の補強状態の説明図である。 は、支持ダンパの別の取付態様を説明する模式図である。 は、別の形態の支持ダンパ上方から見た図である。 は、さらに別の形態の支持ダンパ上方から見た図である。 は、別の形態のスピーカを、底板を取り外して斜め下から見た図である。
図面に基づいて、本発明の実施形態に係るスピーカついて説明する。
〔全体構成〕
図1には、本実施形態にかかるスピーカ100の分解斜視図を示している。図2には、スピーカ100の斜視図を示している。図3は、スピーカ100の断面図を示している。図1に示すように、スピーカ100は、その各部を支持する矩形状のフレーム1、フレーム1に支持された振動板2、振動板2の片面に接触する状態でフレーム1の内周側に配置された矩形状のコイル3、フレーム1に支持される基部41と、コイル3の辺に沿いコイル3を支持する支持部45と、を有する一対の支持ダンパ4,4、及びコイル3に磁力を作用させる磁石Mを備えている。以下では、コイル3から見て振動板2の側を上、その逆を下と定義し、コイル3と振動板2の積層方向を上下方向として記載する。(図1から図3参照)
〔各部の構成〕
フレーム1は、ポリフタルアミド樹脂などの樹脂や金属材料で形成された枠体である。フレーム1は、図1、図2に示すように、矩形の環状で板状の枠部10、枠部10の二つの長辺の両端部、且つ、環の外周部から下方に延出する四組の柱部15、枠部10の四隅、且つ、下面(上下方向で下側に位置する面)から下方に延出する柱状の四本のボス18を有する。本実施形態では、フレーム1の外周部に、スピーカ100の外部端子19が形成されている。
四組の柱部15の下端には底板71が装着される。底板71は、冷間圧延鋼鈑などの金属製の磁性材料(磁性体)で形成されている。底板71は、図3に示すように、フレーム1と底板71とで囲われた空間内に、振動板2、コイル3、支持ダンパ4,4、及び磁石Mなどが収容される。
ボス18は、柱の延出方向に交差する断面の形状が円形状である円柱状の部材である。四本のボス18には、後述するように支持ダンパ4の基部41が固定される。
振動板2は、スピーカ100に生じた振動を空気に伝達することで音波を発する薄い板状の部材である。図1、図2に示すように、振動板2は、矩形状の外周フレーム部21と、外周フレーム部21の内周側に配置され、例えば上に凸の曲面状で矩形状の可動支持部22と、可動支持部22の内周側に配置された矩形状の板面である振動面部23とを有する。
図1、図3に示すように、振動板2は、フレーム1の枠部10上に載置された矩形状の支持フレーム72上に載置されている。支持フレーム72は、ステンレスなどの金属製の非磁性材料(非磁性体)で形成されている。外周フレーム部21の下面と支持フレーム72の上面(上下方向で上側に位置する面)とは、例えば接着剤で接着されている。支持フレーム72の下面と枠部10の上面とは、例えば接着剤で接着されている。
振動面部23は、後述するコイル3から生じた振動エネルギーを空気に伝播することで音波を発する。振動面部23の上面には、振動板2の振動状態を安定化させるための矩形状の板状のバッフル29が載置されている。バッフル29は、振動板2の振動面の質量の調整や制振などの音質調整をするための部材である。
図1、図3に示すように、コイル3は、電線を巻いて矩形状の環(角筒状)とした部材であり、通電の方向と強弱に対応した磁界を発生させる磁界発生機構である。コイル3は、自己が生じた磁界と、後述する磁石Mから生じた磁界との相互作用により、通電された電気エネルギーを振動エネルギーに変換することで、自己を上下方向に沿う振幅で振動させる。コイル3はこの振動により振動面部23を振動させる。
コイル3は、矩形状の環部分である環部30(図1参照)と、一対のリード線39,39(引出線の一例)とを有する。環部30の環の軸心方向(厚み方向)は上下方向に沿い配置されている。なお、本実施形態において環部30の環の軸心は、環部30の環の重心と一致している。環部30の上面は振動面部23の下面に接着剤などで接着されている。コイル3が生じた振動エネルギーは、振動面部23に伝達されて音波に変換される。
リード線39,39は、本実施形態では環部30の下面であって、環部30の角部から延出している。リード線39,39は、コイル3を構成する巻線(電線)自体の端部分である。後述するように、リード線39,39のうち環部30から外れる境界部分である基端部39a(図8参照)には支持部45が、基端部39aを覆うように貼付けられている。
以下では、矩形状の環部30の内、短辺となる辺を短辺部31,31、長辺となる部分を長辺部32,32と定義する(図1参照)。つまり、一つの短辺部31の隣り合う辺は、長辺部32,32である。また、短辺部31に沿う方向と同じ方向を奥行方向と定義し、この奥行方向と同じ方向は単に奥行方向と記載する場合がある。また、長辺部32に沿う方向と同じ方向を幅方向と定義し、この幅方向と同じ方向は単に幅方向と記載する場合がある。
磁石Mは、フェライト磁石などの永久磁石である。磁石Mは、磁界をコイル3に作用させる。本実施形態では、磁石Mは、コイル3の環部30の径方向において、環部30の内側領域に配置される矩形状の板状の第一磁石51と、環部30の外側領域に配置され、矩形状の板状の一対の第二磁石61,61とを含む。図3に示すように、第一磁石51及び第二磁石61,61は、上下方向において、環部30よりも下側位置に配置されている。また、第一磁石51及び第二磁石61,61は、底板71の上面に載置されている。本実施形態では、第一磁石51及び第二磁石61,61は、底板71の上面に接着剤などで固定されている。
第一磁石51及び第二磁石61,61は、各板面が上下方向に対して交差(例えば直交)するような姿勢で配置されている。第一磁石51と第二磁石61,61とから発生する磁界の向きは逆向きになるように設定されている。例えば、第一磁石51の上面の磁極はN極である場合、第二磁石61,61の上面の磁極はS極である。この場合、第一磁石51から生ずる磁界は、上面から環部30の環の電線の束の外周を通過して、第二磁石61,61の上面へ流れるようになっている。本実施形態では、第二磁石61,61は、長辺部32,32に長軸方向を沿わせて配置されている。
第一磁石51の上面には矩形状で板状の第一ポールピース52が載置されている。第一ポールピース52は、その長手方向を第一磁石51の長手方向に沿わせて配置されている。第一ポールピース52における上下方向に交差する面(以下、水平面と記載する)の断面形状は、第一磁石51の水平面における断面形状と同じ矩形状にされている。第一ポールピース52は、環部30の径方向において、環部30の内側領域に配置されている。第一ポールピース52は環部30の内周面から内側に離間して配置されている。第一ポールピース52は、環部30の径方向視において、環部30と一部が重複するように配置されている。第一ポールピース52の上面は、上下方向において環部30の上面と下面との間に位置するように配置されている。第一ポールピース52は、磁性材料(磁性体)で形成されている。第一ポールピース52は、第一磁石51から生じた磁界を環部30に収束させる。
第二磁石61,61のそれぞれの上面には矩形状で板状の第二ポールピース62,62が載置されている。第二ポールピース62,62は、その長手方向を、第二磁石61,61の長手方向に沿わせて配置されている。換言すると、第二ポールピース62,62は、その長手方向を、長辺部32,32に沿わせて配置されている。第二ポールピース62,62は、環部30の外周面から外側に離間して配置されている。第二ポールピース62,62は、上下方向視において、第二磁石61,61と重複するように配置されている。上下方向視において、第二ポールピース62,62の外周は、第二磁石61,61の外周の内側領域に位置するようになっている。第二ポールピース62は、環部30の径方向視において、長辺部32,32(環部30)と一部が重複するように配置されている。第二ポールピース62の上面は、上下方向において環部30の上面と下面との間に位置するように配置されている。第二ポールピース62は、磁性材料(磁性体)で形成されている。第二ポールピース62は、第二磁石61が生じた磁界を環部30に収束させる。
つまり、第一磁石51と第二磁石61,61とのそれぞれの上端から生ずる磁界は、それぞれ第一ポールピース52、第二ポールピース62,62により収束されて環部30を通過して流れる。これにより、コイル3に流れる電流が小さくてもコイル3に大きな電磁力を作用させて大きな振動を生じさせることができ、スピーカ100は、少ない電流で大きな音を発することが可能になる。
図4には、底板71を除いたスピーカ100を斜め下から見た斜視図を示している。図4に示すように、支持ダンパ4は、フレーム1に対してコイル3を支持する部材であって、コイル3の振動を吸収する制振機構でもある。支持ダンパ4は、例えば多層ポリイミドなどの高分子フィルム(例えば厚み0.1mmから0.2mm程度の薄い板、ないし膜状の材料)などの薄板を打ち抜き加工やレーザーで切り出して一体に(一枚の薄い板状)形成されている。支持ダンパ4,4は一対で用いられ、コイル3は、一対の支持ダンパ4,4によりフレーム1に支持される。支持ダンパ4,4は、コイル3の環部30に対して互いに対向配置されており、本実施形態では、支持ダンパ4,4は、主としてコイル3の短辺部31,31を支持するように配置されている。
支持ダンパ4は、図4、図5に示すように、フレーム1(図4参照)に支持される基部41、コイル3を支持する支持部45、支持部45を基部41に支持する一対の梁部43を有する。基部41、梁部43、及び支持部45は、幅方向視で重複するように配置されている。すなわち、基部41、梁部43、及び支持部45は、同一平面上にある。
基部41は、図5に示すように、フレーム1に接着固定されるための支持ダンパ4の根元部分である。基部41は一体に形成されてもよいが、本実施形態では、一対の基部片41aで構成されている。基部片41aは、矩形の本体部分の長手方向が奥行方向に沿う方向に配置されており、本実施形態では基部片41aの長手方向は奥行方向と平行である。一対の基部片41a,41aは、本体部分が、その長手方向において一直線上に沿うように配置されており、基部41の延在方向は奥行方向と平行である。基部41の奥行方向おける両端部には、薄板面を貫通する貫通孔42a,42aが形成された固定座42,42が設けられている。
基部41は、貫通孔42a,42aのそれぞれにボス18(図4参照)を一つずつ挿通(係合)されて、フレーム1の下面に位置決めされた状態で装着される。また、基部41は、貫通孔42aへのボス18の係合により、コイル3の振動に伴って支持ダンパ4に幅方向への引っ張り応力が加えられた場合にも、幅方向において位置決めされた状態を維持できる。基部41は、本実施形態では、基部41の上面をフレーム1の下面に対して接着剤などで貼付けて固定されている。
支持部45は、コイル3(図4参照)に接着などの接合により固定され、支持ダンパ4としてコイル3をフレーム1に支持する部材である。支持部45は、短辺部31に沿い環部30(図4参照)を支持する第一支持部46と、第一支持部46の両端部のそれぞれから、長辺部32,32に沿いそれぞれ延出する一対の第二支持部47,47とを有する。本実施形態において第一支持部46は、支持部45における直線状に延在している部分であり屈曲している部分を含まない。第二支持部47,47は、コイル3の環部30の形状に合わせて第一支持部46の両端から湾曲している部分を含む。
第一支持部46は、コイル3の短辺部31(図4参照)の延在方向の全範囲にわたり、短辺部31の表面に沿い、接着剤などで短辺部31に貼付けられている。第一支持部46は、短辺部31の表面に沿うため、奥行方向に沿って延在している。第一支持部46の奥行方向における両端は、基部41の奥行方向における両端よりも奥行方向内側に位置している。
第一支持部46は、図6に示すように、コイル3(図4参照)の短辺部31の下面(底面)に貼付けられている第一底支持部46aと短辺部31の内周面に貼付けられている第一周支持部46bとを含む。第一底支持部46aは、短辺部31を下面で支持する。第一周支持部46bは短辺部31を内周面で支持する。第一周支持部46bは、第一支持部46の内、第一底支持部46aを短辺部31の下面(底面)に貼付けた後、さらに第一支持部46における環部30の内側に位置する部分を上方へ折り曲げることにより短辺部31の内周面に貼付けられている。第一支持部46と短辺部31とを、第一底支持部46aと第一周支持部46bとで接着することにより、第一支持部46と短辺部31との接着ないし固定を強固なものとすることができる。
第二支持部47,47は、図5に示すように、第一支持部46の奥行方向の両端を起点として、長辺部32,32の延在方向(幅方向)の一部範囲にわたり、長辺部32,32の表面に沿い、接着剤などで貼付けられている。第二支持部47の延出端部は、他方の(対向配置されている)支持ダンパ4の第二支持部47の延出端部とは離間している。
第二支持部47は、図7に示すように、長辺部32の下面(底面)に貼付けられている第二底支持部47aと長辺部32の内周面に貼付けられている第二周支持部47bとを含む。第二底支持部47aは、長辺部32を下面で支持する。第二周支持部47bは長辺部32を内周面で支持する。
第二周支持部47bは、第二支持部47の内、第二底支持部47aを長辺部32の下面(底面)に貼付けた後、さらに第二支持部47における環部30の内側に位置する部分を上方へ折り曲げることにより長辺部32の内周面に貼付けられている。第二支持部47と長辺部32とを、第二底支持部47aと第二周支持部47bとで接着することにより、第二支持部47と長辺部32との接着ないし固定を強固なものとすることができる。
第二支持部47が幅方向に延在する長さを長くしたり短くすることで、コイル3(図3参照)及び支持部45の合計重量を大きくしたり小さくしたりする調整が可能となる。コイル3及び支持部45の合計重量を調整することで、コイル3及び支持部45の固有振動数を調整し、スピーカ100の音特性を調節できる。
上述のごとく、図8に示すように、リード線39が環部30から外れる境界部分である基端部39aには支持部45が基端部39aを覆うように貼付けられている。本実施形態では、たとえば、基端部39aを、第二底支持部47aと長辺部32との間に配置して、第二底支持部47aと長辺部32とを貼付ける接着剤Cの層中に埋没させている。これにより基端部39aが接着剤で補強されため、例えばコイル3の振動により基端部39aが断裂するような故障を防止できる。
図5に示すように、梁部43は、一端P1がフレーム1に接着固定されている基部片41a(基部41)と連続しており(接続されており)、他端P2が第一支持部46と連続して(接続されて)いる。梁部43は、一端P1を固定端とし、他端P2自由端として、支持部45を弾性支持することで、支持ダンパ4で支持されたコイル3の振動を吸収する。
本実施形態の梁部43はクランク形状に形成されており、基部片41aと連続する矩形状の第一辺43a、第一支持部46と連続する矩形状の第三辺43c、及び、第一辺43aと第三辺43cとに連続する矩形状の第二辺43bを含む。第一辺43aは、基部片41aを起点として、少なくとも幅方向におけるコイル3に近接する側へ延出している。第三辺43cは、第一支持部46を起点として、少なくとも幅方向におけるコイル3から離間する側へ延出している。本実施形態において、第二辺43bの延在方向は、奥行方向と平行に形成されている。
梁部43の一端P1(第一辺43aの基部片41a側の端部)は、奥行方向において、第一支持部46の両端よりも基部41の外側において基部片41aと接続されている。梁部43の他端P2(第三辺43cの第一支持部46側の端部)は、奥行方向における第一支持部46の内側領域、すなわち、奥行方向における第一支持部46の両端部を除く、第一支持部46の中央部と接続されている。これにより、梁部43の一端P1から他端P2までの梁部43上の距離L1は、基部41から第一支持部46までの幅方向における最短の距離L2よりも十分に長くすることができる。したがって、コイル3の上下方向における振幅を大きくすることを可能とすることができる。これにより、スピーカ100の音特性を調節できる。
なお、本実実施形態では、梁部43をクランク形状とすることで、梁部43を一端P1から他端P2まで直線状に延在させた場合の距離L3よりもさらに距離L1を長く確保している。
以上のようにして、コイルと支持部材との接合強度を維持しつつ、スピーカの音特性の調整を可能としたスピーカを提供することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、支持部45は、短辺部31に沿い環部30を支持する第一支持部46と、第一支持部46の両端部のそれぞれから、長辺部32,32に沿いそれぞれ延出する一対の第二支持部47,47とを有する場合を説明した。そして、第一支持部46は、短辺部31の下面に貼付けられている第一底支持部46aを含む場合を説明した。また、第二支持部47は、長辺部32の下面に貼付けられている第二底支持部47aを含む場合を説明した。さらに、第一底支持部46aは、短辺部31を下面で支持すること、及び、第二底支持部47aは、長辺部32を下面で支持することを説明した。しかし支持部45の環部30の支持態様は上記例示に限られない。本実施形態では、支持部45は、短辺部31に加えて、少なくとも長辺部32,32の一部を支持すればよい。
たとえば、支持部45は、第一底支持部46aと第二底支持部47aに代えて、短辺部31や長辺部32,32の上面からそれぞれを支持してもよい。この場合、支持部45を短辺部31や長辺部32,32の上面に貼付けることができる。
(2)上記実施形態では、支持部45は、短辺部31に沿い環部30を支持する第一支持部46と、第一支持部46の両端部のそれぞれから、長辺部32,32に沿いそれぞれ延出する一対の第二支持部47,47とを有する場合を説明した。そして、第一支持部46は、短辺部31の下面に貼付けられている第一底支持部46aと、短辺部31の内周面に貼付けられている第一周支持部46bを含む場合を説明した。また、第二支持部47は、長辺部32の下面に貼付けられている第二底支持部47aと、長辺部32の内周面に貼付けられている第二周支持部47bとを含む場合を説明した。そして、第一周支持部46bは短辺部31を内周面で支持しており、第二周支持部47bは長辺部32を内周面で支持していることを説明した。しかし、支持部45の構成は上記態様に限られない。
たとえば、支持部45は、第一周支持部46bや第二周支持部47bで環部30の内周面を支持するのに代えて、環部30の外周面を支持してもよい。この場合、第一周支持部46bや第二周支持部47bを短辺部31や長辺部32,32の外周面に貼付けることができる。
また、支持部45は、第一周支持部46bと第二周支持部47bとのいずれか一方、もしくは両方が省略されてもよい。
(3)上記実施形態では、支持ダンパ4は、基部41と支持部45とを有し、基部41と支持部45とは、幅方向視で重複するように配置されている場合を説明したが、支持部45の態様はこれに限られない。基部41と支持部45とは、環部30の外周面に垂直な方向視(例えば、幅方向視や奥行方向視)で見たときに、互いに平行な二平面上にそれぞれ配置されていてもよい。すなわち、基部41と支持部45とが、上下方向において異なる位置に配置されてもよい。図9には、基部41と支持部45とが互いに平行な二平面上にそれぞれ配置されており、上下方向において基部41が支持部45よりも下方に位置する場合の支持ダンパ4及びその周囲を奥行方向視で見た場合の模式図を示している。このように基部41と支持部45との上下方向における位置関係を変更することで、コイル3の振幅を調整できる。
(4)上記実施形態では、梁部43の一端P1は、奥行方向において、第一支持部46の両端よりも基部41の外側において基部片41aと連続している場合を説明した。しかし梁部43の一端P1は、奥行方向における、第一支持部46の両端よりも内側、かつ、第一支持部46と他端P2との接続部分の外側と連続していてもよい。
(5)上記実施形態では、梁部43はクランク形状に形成されている場合を説明した。しかし、梁部43は一端P1から他端P2まで直線状に延在させてもよいし、一つ以上の湾曲部を持たせて曲線状に延在させてもよい。
(6)上記実施形態では、梁部43はクランク形状に形成されており、基部片41aと連続する矩形状の第一辺43a、第一支持部46と連続する矩形状の第三辺43c、及び、第一辺43aと第三辺43cとに連続する矩形状の第二辺43bを含み、第二辺43bの延在方向は、奥行方向と平行に形成されている場合を説明した。しかし、梁部43のクランク形状は上記態様に限られない。梁部43は、図10に示すように、第二辺43bの延在方向が、第一辺43aから第三辺43cに向けて、第一支持部46から離間するように形成してもよい。このようにすれば、さらに距離L1を長くすることができる。
(7)上記実施形態では、基部41の奥行方向おける両端部には、薄板面を貫通する貫通孔42a,42aが形成された固定座42,42が設けられており、基部41は、貫通孔42a,42aのそれぞれにボス18を一つずつ挿通されて、フレーム1の下面に位置決めされた状態で装着される場合を例示した。しかし、フレーム1の下面における基部41の位置決めは、基部41の薄板面を貫通する貫通孔42aにフレーム1のボス18のような突起部分を貫通(係合)させる場合に限られない。
例えば、図10、図11に示すように、基部41の薄板面を貫通する貫通孔42aに代えて、基部41の奥行方向おける両端部に、奥行方向内側に向けて切欠いた切欠部42bを設けてもよい。この場合、切欠部42bには、フレーム1のボス18(図4参照)のような突起部分を嵌める(係合させる)ことができる。この場合でも、基部41は、奥行方向に沿う切欠部42bへのボス18の係合により、コイル3の振動に伴って支持ダンパ4に幅方向への引っ張り応力が加えられた場合にも、幅方向において位置決めされた状態を維持できる。
貫通孔42aに代えて奥行方向内側に凹む切欠部42bを設ける場合、これに加えて、図12に示すように、フレーム1のボス18に代えてリブ18aを設けてもよい。すなわち、フレーム1の柱部15の奥行方向の内壁面から、奥行方向に向けて延出するリブ18aを設けてフレーム1の構造的な強度を補強しつつ、このリブ18aを切欠部42b(図11参照)に挿入して(嵌めて)係合させてもよい。この場合でも、基部41は、切欠部42bへのリブ18aの係合により、コイル3の振動に伴って支持ダンパ4に幅方向への引っ張り応力が加えられた場合にも、幅方向において位置決めされた状態を維持できる。
なお、図10、図11に示すように、貫通孔42aに代えて、切欠部42bを設ける場合は、支持ダンパ4を上方から見た場合、支持ダンパ4は一つの閉じた線分で囲まれた領域のみで形成することができる。この場合、支持ダンパ4を、基材を打ち抜き加工で打ち抜いて形成したり、基材をレーザー切断で切り出したりして支持ダンパ4を形成する場合に、支持ダンパ4や基材の残りの主要部分とは独立した破片(切れ端、小片)が生じないため加工性がよい。たとえば、形成後の支持ダンパ4に破片が付着した場合、エアブローなどによりその破片を除去することを要するため連続生産の障害(スループットの低下)となる場合もある。しかし、破片が生じない場合は、破片を除去する工程を要せず、連続生産のスループットが向上する。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、スピーカに適用できる。
1 :フレーム
2 :振動板
3 :コイル
4 :支持ダンパ
10 :枠部
15 :柱部
18 :ボス
30 :環部
31 :短辺部
32 :長辺部
39 :リード線(引出線)
39a :分岐部
41 :基部
42 :固定座
42a :貫通孔
43 :梁部
45 :支持部
46 :第一支持部
46a :第一底支持部
46b :第一周支持部
47 :第二支持部
47a :第二底支持部
47b :第二周支持部
100 :スピーカ
M :磁石
P1 :一端
P2 :他端

Claims (10)

  1. 環状のフレームと、
    前記フレームに支持された振動板と、
    矩形状に巻回されて前記フレームの内周側に配置され、前記振動板を振動させる角筒状のコイルと、
    前記コイルを支持し、前記コイルの振動を減衰させる一対の支持ダンパと、を備え、
    一対の前記支持ダンパは、前記コイルの両側に対向配置されており、
    前記支持ダンパは、前記フレームに支持される基部と、前記コイルを支持する支持部とを有し、
    前記支持部は、
    前記矩形状の一辺の表面に沿い支持する第一支持部と、
    前記一辺の両隣りの辺の表面に沿いそれぞれ支持する一対の第二支持部と、を有し、
    一対の前記第二支持部は、前記第一支持部の端部からそれぞれ延出しているスピーカ。
  2. 前記振動板は、前記コイルの上面に対向するように配置されており、
    前記支持部は、前記コイルの底面を支持する請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記支持部は、さらに前記コイルの筒の外周面と内周面のいずれか一方を支持する周支持部を有する請求項2に記載のスピーカ。
  4. 前記基部と、前記支持部とは、前記コイルの外周面に垂直な方向に沿って見たときに、互いに平行な二平面上にそれぞれ配置されている請求項2又は3に記載のスピーカ。
  5. 一対の前記支持ダンパはそれぞれ、一端が前記基部に接続され、かつ、他端が前記支持部に接続される一対の梁部を有し、
    一対の前記梁部の前記他端は、前記第一支持部の長手方向における内側領域にて接続されており、
    一対の前記梁部の前記一端は、前記基部における前記第一支持部の長手方向において、前記内側領域の外側にて接続されている請求項1から4のいずれか一項に記載のスピーカ。
  6. 前記梁部は、クランク形状に形成されている請求項5に記載のスピーカ。
  7. 前記基部は、前記第一支持部の長手方向と平行になるように配置され、少なくとも当該長手方向において、当該第一支持部の内側から外側に到る範囲に延在しており、
    一対の前記梁部の前記一端は、前記基部における、前記第一支持部の長手方向において前記第一支持部の両端よりも外側に接続されている請求項5又は6に記載のスピーカ。
  8. 前記コイルと前記支持部との間には接着剤が配置され、それぞれ当該接着剤で接着されており、
    前記コイルの引出線は、前記コイルと前記支持部との間から引き出されている請求項1から7のいずれか一項に記載のスピーカ。
  9. 前記支持部を前記コイルの上面から底面に向く方向で見た場合、一つの閉じた線分で囲まれた領域のみで形成されている請求項1から8のいずれか一項に記載のスピーカ。
  10. 前記基部は、前記第一支持部の長手方向における両端に、当該長手方向内側に向けて切欠いた切欠部を有し、当該切欠部を前記フレームに係合させている請求項1から9のいずれか一項に記載のスピーカ。
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