JP2020194938A - 耐振ケース及びそれを備えたコンデンサ装置 - Google Patents

耐振ケース及びそれを備えたコンデンサ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】コンデンサの耐振性を向上できる耐振ケース及びコンデンサ装置を提供する。【解決手段】柱状のコンデンサ2を横置き状態で保持して配線基板30に固定される耐振ケース10において、上面を開口してコンデンサ2が載置される下ケース部11と、下ケース部11に対して開閉可能に配されるとともにコンデンサ2の上方を覆う上ケース部21とを備え、下ケース部11が下面11a上に第1係合部12aを有するとともに、上ケース部21が第1係合部12aに係合して閉じられた状態を保持する第2係合部23aを有する。【選択図】図2

Description

本発明はコンデンサを保持する耐振ケースに関する。また、本発明はコンデンサを耐振ケースにより保持したコンデンサ装置に関する。
近年、車載用途等の電解コンデンサは容量が大きく大型化しており、実装時の耐振性能が求められる。このため、電解コンデンサを横置き状態で保持するコンデンサ装置が特許文献1に開示される。このコンデンサ装置は電解コンデンサ及び耐振ケースを備えている。
電解コンデンサは一端に開口部を有した有底筒状の本体ケース内にコンデンサ素子を収納し、開口部が弾性体の封止体により封止される。コンデンサ素子のリード端子は封止体を貫通する。
耐振ケースは上面を開口して電解コンデンサを載置する下ケース部と、下ケース部の上面を開閉する半円筒状の上ケース部とを備えている。上ケース部は周壁に設けたヒンジ部によって下ケース部に枢支される。また、ヒンジ部に水平方向に対向する下ケース部の周壁上端には第1係合部が設けられ、上ケース部の周壁下端には第1係合部に係合する第2係合部が設けられる。
コンデンサ装置は上ケース部を開いて下ケース部内に軸方向を水平に配して電解コンデンサを収納した後、上ケース部を閉じられる。この時、第1、第2係合部が互いに係合して上ケース部を閉じた状態が保持される。これにより、電解コンデンサが横置き状態で耐振ケースによって保持される。
特開2016−119161号公報(第5頁−第7頁、第1図)
しかしながら、上記従来のコンデンサ装置によると、耐振ケースの周壁上に第1係合部及び第2係合部が露出して配される。このため、車載時等の振動によって第1係合部と第2係合部との係合が解除され、電解コンデンサに対する耐振性が低下する問題があった。
本発明はコンデンサの耐振性を向上できるコンデンサ装置及びそれに用いられる耐振ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、柱状のコンデンサを横置き状態で保持して配線基板に固定される耐振ケースにおいて、上面を開口してコンデンサが載置される下ケース部と、前記下ケース部に対して開閉可能に配されるとともにコンデンサの上方を覆う上ケース部とを備え、前記下ケース部が下面上に第1係合部を有するとともに、前記上ケース部が前記第1係合部に係合して閉じられた状態を保持する第2係合部を有することを特徴としている。
また本発明は上記構成の耐振ケースにおいて、前記上ケース部を閉じた際に、前記第2係合部の下端が前記下ケースの下面に対して略同一面上または上方に配されることを特徴としている。
また本発明は上記構成の耐振ケースにおいて、前記下ケース部の軸方向の一端部に配される側壁部と、前記上ケース部の軸方向の他端部に配される保持片とを備え、前記保持片は前記上ケース部の周壁から前記側壁部に向かって軸方向に延び、下方に折り曲げ可能に形成されることを特徴としている。
また本発明は上記構成の耐振ケースにおいて、前記第2係合部の少なくとも一部が前記保持片よりも前記側壁部から軸方向に離れて配されることを特徴としている。
また本発明は上記構成の耐振ケースにおいて、前記下ケース部及び前記上ケース部の少なくとも一方が、軸方向の他端部に配されるとともに周壁から径方向内側に延びる係止部を有することを特徴としている。
また本発明は上記構成の耐振ケースにおいて、前記上ケース部が前記下ケース部の軸方向の一端面を覆う端子カバー部を有することを特徴としている。
また本発明は上記構成の耐振ケースにおいて、前記端子カバー部が前記上ケース部の下端から軸方向に延びて下方に折曲可能に形成されることを特徴としている。
また本発明は上記構成の耐振ケースにおいて、前記上ケース部及び前記下ケース部が樹脂成形品により薄肉のヒンジ部を介して一体に形成されることを特徴としている。
また本発明のコンデンサ装置は、上記各構成の耐振ケースと、コンデンサ素子を収納した筒状の本体ケースの一端を弾性体の封止体により封止されるコンデンサとを備えたことを特徴としている。
また本発明は上記構成のコンデンサ装置において、前記封止体が前記本体ケースから軸方向外側に突出することを特徴としている。
本発明によると、耐振ケースの下ケース部が下面上に第1係合部を有し、上ケース部が第1係合部に係合して閉じられた状態を保持する第2係合部を有する。このため、耐振ケースによりコンデンサを保持したコンデンサ装置を配線基板に実装した際に、第1係合部に係合する第2係合部が下ケース部と配線基板との間に挟まれる。このため、コンデンサ装置の車載時等の振動による第1、第2係合部の係合解除を防止することができ、コンデンサの耐振性を高くすることができる。
本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す斜視図 本発明の実施形態のコンデンサ装置の耐振ケースを開いた状態を示す斜視図 本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す正面図 本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す背面図 本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す右側面図 本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す左側面図 本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す底面図 本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す正面断面図 本発明の実施形態のコンデンサ装置を示す側面断面図 本発明の実施形態のコンデンサ装置の耐振ケースを示す斜視図 本発明の実施形態の他のコンデンサを備えたコンデンサ装置を示す斜視図 本発明の実施形態の他のコンデンサを備えたコンデンサ装置を示す正面断面図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は一実施形態のコンデンサ装置1を示す斜視図であり、図2はコンデンサ装置1の上ケース部21を開いた状態を示す斜視図である。また、図3〜図9はそれぞれコンデンサ装置1の正面図、背面図、右側面図、左側面図、底面図、正面断面図及び側面断面図を示している。
コンデンサ装置1は電解コンデンサ2及び耐振ケース10を備え、横置き状態の電解コンデンサ2を耐振ケース10により保持する。
電解コンデンサ2はアルミニウム等の有底筒状の本体ケース3内にコンデンサ素子(不図示)を収納し、円柱部分を有した柱状に形成される。本体ケース3の一端の開口部3aはゴム等の弾性体の封止体4により封止される。
コンデンサ素子は誘電体被膜を有した帯状の陽極(不図示)と帯状の陰極(不図示)とを絶縁体のセパレータ(不図示)を介して巻回して形成される。陽極及び陰極には封止体4を貫通する一対のリード端子5が接続される。コンデンサ素子は電解液を充填した本体ケース3内に収納される。
図10は耐振ケース10の斜視図を示している。耐振ケース10はPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の絶縁体の樹脂成形品により形成され、下ケース部11と上ケース部21とを備えている。上ケース部21及び下ケース部11は薄肉のヒンジ部20によりに連結して一体に形成される。
下ケース部11は電解コンデンサ2の周面を覆う周壁12及び軸方向の一端部に配される側壁部14を有している。周壁12は上面を開口する断面略C字状に形成され、周壁12の内面12bは電解コンデンサ2の本体ケース3と同じ曲率の円筒面に形成される。周壁12の上面は円筒面の内面12bの中心軸を通る水平面により形成され、周壁12の上面の径方向の一端にヒンジ部20が接続される。
周壁12の下面から成る下ケース部11の下面11aは平面に形成される。下ケース部11の下面11aにはヒンジ部20と径方向に対向する面の下端に、凹部から成る第1係合部12aが凹設される。第1係合部12aは下方及び径方向外側に向かって開放され、軸方向の両端部の2箇所に設けられる。第1係合部12aを軸方向の3箇所以上に並設してもよい。
また、下ケース部11の下面11aには軸方向の両端にそれぞれ切欠き部16及び切欠き部17(図4参照)が設けられる。切欠き部16は下方、軸方向の一方(側壁部14の方向)及び径方向の両方に開放される。切欠き部17は下方、軸方向の一方(側壁部14の反対方向)及び径方向の一方(ヒンジ部20の方向)に開放される。
切欠き部16、17にはそれぞれ一対の金属片から成る固定部18が配される。固定部18は周壁12の下端部から軸方向に延びて下方に屈曲する。固定部18を配線基板30(図3参照)に半田付けしてコンデンサ装置1が固定される。
側壁部14は周壁12の軸方向の一方を覆い、側壁部14の上面は周壁12の上面と面一に形成される。側壁部14の上面及び軸方向外面上にはリード端子5(図1参照)が配される半円筒状の一対の溝部14aが凹設される。側壁部14には後述する端子カバー部27を係止する一対の係止爪14bが設けられる。
また、下ケース部11の側壁部14の反対側の端面には周壁12から径方向内側に延びる係止部15が設けられる。
上ケース部21は電解コンデンサ2の周面を覆う周壁22、周壁22から下方に延びる延設部23及び軸方向の一端部に配される側壁部24を有している。周壁22は下面を開口する断面略C字状に形成され、周壁22の内面22bは電解コンデンサ2の本体ケース3と同じ曲率の円筒面に形成される。周壁22の下面は内面22bを形成する円筒面の中心軸を通る水平面により形成され、周壁22の下面の径方向の一端にヒンジ部20が接続される。ヒンジ部20によって上ケース部21は回動して下ケース部11の上面を開閉することができる。
延設部23は周壁22のヒンジ部20と径方向に対向する端部から下方に延び、下端に爪状の第2係合部23aが設けられる。第2係合部23aは軸方向の両端部の2箇所に設けられ、下ケース部11の第1係合部12aに係合可能に形成される。第2係合部23aを第1係合部12aに対応して軸方向の3箇所以上に並設してもよい。
側壁部24は周壁22の軸方向の一方を覆い、側壁部24の下面は周壁22の下面と面一に形成される。側壁部24の軸方向の外面上には薄肉のヒンジ部27bを介して端子カバー部27が設けられる。ヒンジ部27bにより端子カバー部27は下方に折り曲げ可能になっている。
側壁部24の下面には半円筒状の一対の溝部24aが凹設され、端子カバー部27には溝部24aに連続する半円筒状の一対の溝部27aが凹設される。溝部24a及び溝部27a内にはリード端子5(図1参照)が配される。
また、上ケース部21の側壁部24の反対側の端面には周壁22から径方向内側に延びる係止部25が設けられる。周壁22の上端部には側壁部24の反対側の端部から側壁部24に向かって軸方向に延びる保持片26が設けられる。保持片26は下方に折り曲げ可能に形成される。
図1〜図9において、電解コンデンサ2は上ケース部21を開いた状態で軸方向を水平に配して下ケース部11内に載置される。リード端子5は側壁部14の溝部14aに沿って下方に折曲される。
次に、上ケース部21を回動して電解コンデンサ2の上方が上ケース部21により覆われ、第2係合部23aが第1係合部12aに係合する。これにより、上ケース部21を閉じた状態が保持される。この時、第2係合部23aの下端は下ケース部11の下面11aに対して略同一面上に配される。
また、電解コンデンサ2の本体ケース3の軸方向の一端が側壁部14及び側壁部24に当接し、他端が係止部15及び係止部25に当接する。このため、電解コンデンサ2が側壁部14、24及び係止部15、25により挟持され、電解コンデンサ2の軸方向の移動が防止される。尚、係止部15及び係止部25の一方を省いてもよい。
弾性体の封止体4は、本体ケース3から軸方向外側に突出してもよい。これにより、封止体4が側壁部14及び側壁部24に当接し、電解コンデンサ2が封止体4を介して軸方向に弾性支持される。このため、本体ケース3の軸方向の長さが製造公差により短くなった場合でも、弾性変形する封止体4を介して電解コンデンサ2を確実に支持することができる。
次に、端子カバー部27が下方に折曲され、リード端子5が溝部24a、27a内に配される。端子カバー部27は係止爪14bにより係止され、下方に折曲した状態が保持される。これにより、コンデンサ装置1が完成する。溝部14a、溝部24a及び溝部27aによりリード端子5が位置決めされる。また、端子カバー部27によりリード端子5が保護される。
尚、下ケース部11の溝部14aをリード端子5の直径よりも深く形成し、上ケース部21の溝部24a、27aを省いてもよい。また、上ケース部21の溝部24a、27aをリード端子5の直径よりも深く形成し、下ケース部11の溝部14aを省いてもよい。
コンデンサ装置1は配線基板30に設けた貫通孔(不図示)に固定部18及びリード端子5を挿通し、固定部18及びリード端子5を半田付けして実装される。この時、第2係合部23aが下ケース部11と配線基板30との間に挟まれる。このため、コンデンサ装置1の車載時等の振動による第1係合部12aと第2係合部23aとの係合解除を防止することができる。
また、第2係合部23aの下端が下ケース部11の下面11aに対して略同一面上に配されるため、コンデンサ装置1は下面11a上でフラットな状態になっている。このため、下ケース部11の下面11aを配線基板30に密接してコンデンサ装置1を容易に実装することができる。尚、第2係合部23aの下端が下ケース部11の下面11aに対して上方に配されてもよい。
次に、図11、図12は前述の図1〜図9の電解コンデンサ2と異なる電解コンデンサ2’を備えたコンデンサ装置1の斜視図及び正面断面図を示している。電解コンデンサ2’は図1〜図9に示す電解コンデンサ2よりも軸方向に短くなっている。
電解コンデンサ2’は軸方向に短いため、係止部15、25が本体ケース3の端面に接触しない。このため、保持片26が下方に折曲され、本体ケース3の端面に当接する。これにより、電解コンデンサ2’が側壁部14、24及び保持片26により挟持され、電解コンデンサ2’の軸方向の移動を防止することができる。
この時、側壁部14から遠い側(軸方向他方側)の第2係合部23aが保持片26よりも側壁部14から軸方向に離れて配される。該第2係合部23aが保持片26よりも側壁部14に近いと、上ケース部21は電解コンデンサ2’に押される保持片26が電解コンデンサ2’から離れる方向に変形し易い。このため、電解コンデンサ2’を挟持する力が低下する。
これに対して、該第2係合部23aが保持片26よりも側壁部14から離れると、第1係合部12aに係合する該第2係合部23aによって保持片26を押される方向に支えることができる。このため、保持片26が電解コンデンサ2’から離れる方向の上ケース部21の変形を低減し、電解コンデンサ2’の軸方向の移動をより確実に防止することができる。尚、第2係合部23aの少なくとも一部が保持片26よりも側壁部14から軸方向に離れて配されていればよい。
本実施形態によると、耐振ケース10の下ケース部11が下面11a上に第1係合部12aを有する。また、上ケース部21が第1係合部12aに係合して閉じられた状態を保持する第2係合部23aを有する。このため、耐振ケース10により電解コンデンサ2を保持したコンデンサ装置1を配線基板30に実装した際に、第1係合部12aに係合する第2係合部23aが下ケース部11と配線基板30との間に挟まれる。このため、コンデンサ装置1の車載時等の振動による第1係合部12aと第2係合部23aとの係合解除を防止することができ、電解コンデンサ2の耐振性を高くすることができる。
また、第1係合部12aが下ケース部11の下面11aに凹設される凹部により形成され、第2係合部23aが第1係合部12aに係合する爪状に形成される。これにより、下面11aで係合する第1、第2係合部12a、23aを容易に実現することができる。尚、第1係合部12aを爪状や突起状に形成し、第2係合部23aを第1係合部12aに係合する孔を有した鉤状に形成してもよい。
また、上ケース部21を閉じた際に、第2係合部23aの下端が下ケース部11の下面11aに対して略同一面上または上方に配される。このため、下ケース部11の下面11aを配線基板30に密接してコンデンサ装置1を容易に実装することができる。
また、下ケース部11の軸方向の一端部に側壁部14が設けられ、上ケース部21の周壁22から側壁部14に向かって軸方向に延びて下方に折り曲げ可能な保持片26が設けられる。これにより、軸方向に短い電解コンデンサ2’を側壁部14及び保持片26により挟持し、電解コンデンサ2’の軸方向の移動を防止することができる。
また、第2係合部23aの少なくとも一部が保持片26よりも側壁部14から軸方向に離れて配される。これにより、保持片26が電解コンデンサ2’から離れる方向の上ケース部21の変形を低減し、電解コンデンサ2’の軸方向の移動をより確実に防止することができる。
また、下ケース部11及び上ケース部21の少なくとも一方が、軸方向の他端部に配されるとともに周壁12、22から径方向内側に延びる係止部15、25を有する。これにより、軸方向に長い電解コンデンサ2を側壁部14及び係止部15、25により挟持し、電解コンデンサ2の軸方向の移動を防止することができる。
また、上ケース部21が下ケース部11の軸方向の一端面を覆う端子カバー部27を有するので、リード端子5を保護することができる。
また、端子カバー部27が上ケース部21の下端から軸方向に延びて下方に折曲可能に形成されるので、端子カバー部27を折曲して容易にリード端子5を覆うことができる。
また、下ケース部11及び上ケース部21が樹脂成形品により薄肉のヒンジ部20を介して一体に形成されるので、コンデンサ装置1を容易に組み立てることができる。
また、電解コンデンサ2の弾性体の封止体4が本体ケース3から軸方向外側に突出すると、本体ケース3が軸方向に短くなった場合でも、弾性変形する封止体4を介して電解コンデンサ2を確実に支持することができる。
尚、本実施形態において、コンデンサ装置1が電解コンデンサ2を備えているが、他のコンデンサを備えたコンデンサ装置1であってもよい。
本発明は、コンデンサを搭載する自動車、電子機器等に利用することができる。
1 コンデンサ装置
2、2’ 電解コンデンサ
3 本体ケース
3a 開口部
4 封止体
5 リード端子
10 耐振ケース
11 下ケース部
11a 下面
12、22 周壁
12a 第1係合部
14、24 側壁部
14a、24a、27a 溝部
14b 係止爪
15、25 係止部
16、17 切欠き部
18 固定部
20、27b ヒンジ部
21 上ケース部
23 延設部
23a 第2係合部
26 保持片
27 端子カバー部
30 配線基板

Claims (10)

  1. 柱状のコンデンサを横置き状態で保持して配線基板に固定される耐振ケースにおいて、上面を開口してコンデンサが載置される下ケース部と、前記下ケース部に対して開閉可能に配されるとともにコンデンサの上方を覆う上ケース部とを備え、前記下ケース部が下面上に第1係合部を有するとともに、前記上ケース部が前記第1係合部に係合して閉じられた状態を保持する第2係合部を有することを特徴とする耐振ケース。
  2. 前記上ケース部を閉じた際に、前記第2係合部の下端が前記下ケース部の下面に対して略同一面上または上方に配されることを特徴とする請求項1に記載の耐振ケース。
  3. 前記下ケース部の軸方向の一端部に配される側壁部と、前記上ケース部の軸方向の他端部に配される保持片とを備え、前記保持片は前記上ケース部の周壁から前記側壁部に向かって軸方向に延び、下方に折り曲げ可能に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐振ケース。
  4. 前記第2係合部の少なくとも一部が前記保持片よりも前記側壁部から軸方向に離れて配されることを特徴とする請求項3に記載の耐振ケース。
  5. 前記下ケース部及び前記上ケース部の少なくとも一方が、軸方向の他端部に配されるとともに周壁から径方向内側に延びる係止部を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の耐振ケース。
  6. 前記上ケース部が前記下ケース部の軸方向の一端面を覆う端子カバー部を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の耐振ケース。
  7. 前記端子カバー部が前記上ケース部の下端から軸方向に延びて下方に折曲可能に形成されることを特徴とする請求項6に記載の耐振ケース。
  8. 前記下ケース部及び前記上ケース部が樹脂成形品により薄肉のヒンジ部を介して一体に形成されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の耐振ケース。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の耐振ケースと、コンデンサ素子を収納した筒状の本体ケースの一端を弾性体の封止体により封止されるコンデンサとを備えたことを特徴とするコンデンサ装置。
  10. 前記封止体が前記本体ケースから軸方向外側に突出することを特徴とする請求項9に記載のコンデンサ装置。
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